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はてなキーワード: 選挙カーとは

2017-02-26

http://anond.hatelabo.jp/20170226142348

ずいぶん前に、そのネタホッテントリはいった増田があったような・・・過去ブクマ検索したらあったわ。

選挙カーがはた迷惑な大声で名前連呼する理由を知った時のこと 」http://anond.hatelabo.jp/20151030200437

現場ではだいぶ効果あるらしいよ。

選挙カーって意味あるの?

増田達も不要だと思うなら俺はいつでも選挙カーを爆破してやるぜ?

2017-02-20

http://anond.hatelabo.jp/20170220115309

選挙カーしろ街頭とかでの大声名前連呼しろ

老人はそれで頑張ってるとみなして、評価を上げるから政治家的にもなかなか辞めれないって話は合った気がする。

騒音子供が起きるとか、そういう世代いくら嫌われても老人票のが大事なわけだし。

anond:20170220114641

はてなー大好き山本一郎先生記事があったから貼っとく

選挙カー」ってウザいけど意味あるの?【お前らの知らない選挙の実情】http://sirabee.com/2015/04/28/28307/

http://anond.hatelabo.jp/20170220114641

選挙カーって、変なんだよ。

法律上選挙カー政策説明してはいけないことになっているらしい。

候補者名の連呼禁止

結果として、「お願いします」みたいな無意味な呼びかけを大音量で鳴らすしかなくなってる。

一応、何デシベル高以上の音量を出すと(公職選挙法上じゃなく、騒音防止条例とかそのあたりに引っかかって)違反なるみたいだけど、スピーカーの出力自体規制はないし。

あれは、選挙運動としての効率から言っても政治活動という点からいってもほぼ無意味じゃないかと思う。

というか、何十年もむかしから、誰もが「無意味だ」って言ってるのに、それを変えると議員自身が損するから議会で変えられない。

http://anond.hatelabo.jp/20170220112914

賛成。選挙カー全面的廃止する法律を作って欲しい。

まだ子どもが小さくて生後間もないころ、なかなか寝なくてすごく大変だったのに、選挙カーのせいで寝かしつけの苦労が水の泡になった恨みは忘れない。

選挙カーという公害どうにかなんないの?保育園騒音より酷いよね。

保育園騒音なんかより何倍も騒がしいと思わない?

センター試験は終わったけど私立受験はまだこれからだよ。

なのに20時近くまで家の中まで聞こえてくる音量で名前連呼するのって騒音公害以外の何物でもないでしょ。

こういう政治屋さんは市民のことも県民のことも国民のことも何にも考えてなさすぎだし、こんな人に投票なんて絶対にしたくない。

21世紀も四半世紀を迎えようとしているのに、大きなスピーカーのついた古めかしい車にタコ乗りして大音量騒音を巻き散らすなんて文明国のやることかい

街宣車色違いなだけでやってることは大差がない。

とにかく選挙カーという公害をどうにかしてほしい。

から晩まで、全然知らない人の名前大音量で聞かされてノイローゼになりそうだわ。

2016-12-15

鈴木宗男TVに出てるんだけど

とくに嫌いな理由はないはずなのに、すごく鬱陶しい。

なんでだろうと思ったら、思い出した。ゴールデンウィークだか、お盆だかに札幌大通公園のんびり寝転がっていたら、鈴木宗男選挙カーみたいなやつでやってきて、なんだか知らないけどうるさくまくし立てて行った。休日台無しだった。

嫌いな理由はあった。

2016-07-14

志位ルズ・奥田ヤフー記事wwww

"党員ではない有権者はずっと思っていたはずです。「絶対当選しないと分かっているのに、なんで共産党は全ての選挙区候補者を立てるのだろう」って。それに、同じ野党から出馬落選した候補者は、絶対に心の中で「あの票があれば当選したのに」って、愚痴こぼしてます(笑)。"

"いまの政治は、あくまで「党員」のためのものであって、普通市民には開かれていないように感じました。"

"日本での呼びかけって「選挙に行きましょう」っていうのがほとんどじゃないですか。「選挙行こう」と呼びかけるというのは、意味ないとは思いませんけど、一方で、誰に入れて欲しいのか、何で投票して欲しいのかってことを、もっと有権者主体的に呼びかけてもいいと思うんです。"

"例えば、みんな街宣カーが名前連呼するのを不思議がるのですが、あれって、候補者がいない場合は、走行中の選挙カー基本的名前連呼しかできないんですよ。こんなの完全に日本だけのカルチャーです。名前連呼してもそんなに意味ないでしょう。法定ビラに政策や推薦人名を載せることはできても、候補者名前を載せることは禁止されています。いやもうこれとか訳分かんないでしょう? もらった人は誰のビラだかパッとみても分からない。実際、これ何のビラですかって聞かれたこともあります。"

"他にも、公示日を前に候補者実名が入ったものは配れないので、候補者名前じゃなくて「本人」って書いたタスキをつけてたりね。なんで実名じゃダメなの?って。それから、昔は30日あった選挙期間ですが、今では12日間になっていて、あっという間に終わってしまます。ほんと不思議なことばかりです。"

"今回の選挙投票率こそ低かったですが、それでもはっきりしたことは、与党に比べて野党は、若者にとって魅力的っていうか、ちょっとここに懸けてみたいなっていう政党になり得なかった。"

"人に対して向き合おうとする姿勢みたいなものが、人間っていうもの相手にしようとしてるっていう意味では自民党はすごい。ただ正しいことを言おうって感じじゃない。例えば、1人でも手を振ってくれる人がいたら車を降りてあいさつに行くとか、そういう選挙作法野党より、徹底されていると思う。"

"組織の足し算だったら結局組織が大きい所が勝ちますから。それだけやってても野党政権を取ることはないでしょう。そもそも、自民党公明党民進党共産党も、党員高齢化ハンパないんですよ。そもそも国会議員の平均年齢はものすごく高いけど、あと20年たったら現役の国会議員ほとんどいないはず。50代でさえ青年部ですから(笑)。"

"今の日本選挙は本当に50〜60代の人が支えているようなものなんです。このままいけば、ノウハウを引き継がれないままに突然バトンを渡されるような気もします。"

わりとまとも

2016-07-10

初めて選挙いってきたよ

選挙権もらった18歳だけど今日初めて選挙行ったよ

あたしはジジババが嫌いだから少しでも若者投票率上げようと思って行ったクチだけど、あたしなりに思った事を書きます

正直、選挙って名前売ってなんぼじゃん!?どんなに素晴らしい演説してもどんなに素敵な公約を掲げてても、名前と結びつか無かったら意味無いじゃないですか。あたしの学校では新聞が掲示されたりしてたけど、18歳って言っても受験だし受験じゃないにしても就職?だし。受験生とかまじで目先の事で精一杯なわけ。だから全然情報入ってこないし名前公約が結びつく事とか超稀だし。

18歳は大人が思ってるより忙しくて、しか大人だってきっと目先の事で手一杯な人達ばっかりだと思う。

そんな時に、明確に日本あるいは自分達の生活が劇的に変化するとも言えない自分関係ないと思いがちな選挙に参加するって、相当エネルギー使う。公約とか調べるのも正直面倒だったしその間に英単語覚える方がいいなって思った。だって政治家よりも行く大学の方があたしの人生変えると思うもん。

あと、あたしが田舎に住んでるのもあるかもしれないけど、若者公約伝える気ある!?とも思う。今の演説って昼間選挙カー走らせたりするけど昼間そんなん聞くのジジババしかいないでしょ!忙しい若者はわざわざ新聞も読まないし演説も聞かないんだからLINEニュースとかTwitterとかあたしたちにもっと公約伝える努力して欲しい。上から目線だけど。

あと今見てるけど18歳はもっと賢い人も多いんだから代表って感じでニコルん出されると違和感。あたしはまだ子供っておもうし携帯没収されるよーなあほだけど、毎日8時間授業受けてニコルんと一緒にされたらやじゃない!?底辺進学校からあたしより頭いい人も腐るほど居るでしょ!マスコミは頭いい18歳に媚びうるべきじゃん!?

2016-07-04

塵も積もれば山だけど、俺の一票は塵より軽く、政治ゴミの山

★9行でこの増田を短縮したものはこちら→ http://anond.hatelabo.jp/20160706230838

ああ、選挙カーとか名前連呼してうるさいだけだし。

駅でしゃべってる政治家も、本心なのか、口だけかわからんし。

ニュースは表面的なことばかりで、何も深まっていかないし。

あなたの一票で日本は変わる!」とか聞くけど、一票で結果は変わらないよ。村の選挙みたく人口が少なければ「一票差で落選」ってありうるけど、国の選挙からね。

投票へ行こう!」とか言うけど、投票だけ行きゃいいの?考えずに雰囲気投票するヤツが増えてもいいの?

なんか浅いよね、投げかけが。だからテンション下がるし投票にも行きたくなくなる。

そりゃさ、「民主主義で選ばれた」といって多数派がやりたい放題やる口実を与えてるのはシャクだよ。その一票分の責任は俺にあるよ。

けど、だからって選挙行かない人を目の敵にするヤツに対しては、「もっと前向きな提案できないの?」って思うよ。

一票じゃ何も変わらない、

行かなきゃ文句言われる、

考えずに行くのもいいと思わない、

でも時間かけて考えて投票しても影響力ないから消耗する、

それがわかってるから行かない、

そんな状況わかってて「国民に選ばれた」とか政府が言うのもシャク、

でもこの悩みをわからずに「選挙行け」と上から言われるのもシャク、

そんな状況に文句ばかり言ってる自分クズ

そんな、クズだらけの選挙

自分の一票は塵より軽いし、政治ゴミ山のようだ。

で、シラける奴が増え、投票率が年々下がってるんだろう。

そして、政治家不正しても、変な法律つくっても、選挙で落ちない。

だって政治が俺らの命や暮らしを大きく左右するってことも、何やら色々進んでるってこともわかる。「ヤバい」って言うヤツもいる。

でも何が進んでるかよくわからないし、政治ヤバいのか、そいつヤバいのかも判断つかない。気持ちいい状況ではない。

から、八方ふさがりに見える現状で、何か針の穴ほどでも希望が見えないか考えつつ、この選挙についても調べてみたりした。

そして、俺なりに答えが見えてきた。

■消耗しない選挙とのつきあい

結論を言うと、

大事なのは知るのを楽しむこと。投票はそのきっかけ』


そう。知らないことを知るって、楽しいことのはずだ。

なのに、なんで「苦痛」になるんだ?

それは「投票へ行こう!」って投票する(させる)ことが「目的」になるから

自分ベースになる意見がないまま、候補者のちまちました情報とか、コピペしたような政策とか知っても、違いがわからないしつまらない。

それよりも、「自分がいるのはどんな国で、どこへ向かおうとしてるのか」を知ることは、自分生き方を左右する。政治を知ることは、自分のためになる。

俺にとって投票は、そういうことをちょっとでも勉強する「いいきっかけ」にすぎない。

候補者についてはせいぜい、「与党野党か」「そいつが競ってるかどうか」だけでいい気がする。

「一票で変わる?」変わらねえし! 「一票の重み?」限りなく軽いし!

からこそ、勉強の機会として、勉強を形で示す場として、気軽に投票を利用すりゃいい。

勉強が楽しくなれば、選挙が終わっても勝手勉強するからな。

勉強を楽しむには、知りたいことに「選択と集中」するのはアリ。勉強対象を絞って深めれば、自分の血となり肉となる。

ここからは、じゃあ今回の選挙で何に「選択と集中」するかって話だ。俺は「自民党改憲案」を知るのがコスパ高いと思う。

■この選挙の争点は「改憲」だ、と数字証明してみた

自民党は今の憲法を変えたくて、4年前の2012年日本国憲法改正草案改憲案)を発表した。で、この参院選で大勝ちしたら、その改憲案を国会で通そうとしてるらしい。

今回、俺はアベノミクスより保育園より「改憲」がぶっちぎり最重要テーマだと思う。なぜなら今回の選挙によって「憲法」が変わることはあっても、今回の選挙によって「政策」が変わる可能性はほぼないからだ。

というのも、ざっくり説明すると、憲法を変えるには議席の「3分の2」が必要で、法律をつくるには議席の「2分の1」が必要。そんで、今回は与党自民公明)+与党寄りの党(維新など)あわせて「3分の2」に届くかどうかの勢いだ。ってことは「2分の1」は余裕で超えるから、どっちみち政策(=法律つくる必要がある)は与党の望むように通る。

から今回は「自民党改憲案でいいですか?」って選挙、そう言っていいと思う。

まあ勉強したいこと勉強すりゃいいんだけど、俺は「改憲」に注目する。

■それで、「憲法」ってなんだ?

俺、「憲法」って単なるお飾りかと思ってた。でもさ、全ての法律の上にあって、法律がつくられるベースになるのが憲法なんだってね。しかも、自民党改憲案には、安倍首相最高顧問の一人として関わっている。

国づくりのベースになる文書だし、自民党はそれを通したがってるから自民党のホンネの部分が出やすい。改憲案が通ったら「憲法」と「政府のやりたいこと」が一致するから、もう「お飾り」じゃなくて、その方向に一気に進むよね。

から、「俺の生きる国はどんな場所で、どこへ向かうのか」、改憲案を知ることで見えてくる部分は大きい。

その改憲案、自民党公式サイトに載ってる。

自民党日本国憲法改正草案

http://constitution.jimin.jp/draft/

開いてみた第一印象は「文字が多くて難しそう!」だ。

でも、右とか左とか○○党支持者とか、他人が言う意見に流されず、元の情報自分で見て判断できる、という充実感ある。

それに、このPDF文書、見ればわかるけどすげえ親切設計だ。「自民党改憲案」と「今の日本国憲法」とを上下に並べて対照させて、「変更する部分」にだけ線が引いてあるから、どこがどう変わるか一目瞭然。パソコンが見やすいけど、スマホでも読めなくはない。

■読んでみると、超面白いし、かなりコスパ高い。

さらに読んでみると・・・これ、掘り出し物じゃないか!?

「へえー、自民党こんなこと考えてたんだ!」って発見が次々とある

テレビとかでなかなか聞かない、かなり踏み込んだことが書いてある。

たとえるなら、歴史小説と、近未来SF小説と、暗号もの推理小説と、ノンフィクションを同時に読んでるみたいで、身震いがする。

憲法が変わればもちろん、憲法が変わらなくても自民党政権である限り、そっち方向に少しずつ動く。

そして、もし国会3分の2の「賛成」を得たら、改憲案は国民投票にかけられて、投票した人の半分以上が賛成すれば、新憲法は成立する。そのとき俺たち一人ひとりに問われる「改憲案」。どうせなら、この選挙のうちに勉強すれば、一石二鳥だ。

まとめると、改憲案よめば次のようなメリットがある。コスパ高し。

(1)かたよった意見じゃなく、客観的判断できる

(2)今の自民党安倍首相の「やりたい方向」が見える

(3)参院選もっと大事ポイントである改憲」がわかる

(4)今後もし改憲国民投票が行われたときに、判断できる自分になる

(5)もし改憲案が成立したとき日本が舵を切る方向をあらかじめ知れる

(6)日本人の基礎知識「日本国憲法もついでに見れる

しかも、難しいの全部読む必要ない。

とりあえず、変更する場所(線が引いてある)だけ見ればいいと思う。

ちなみに俺がびっくりしたところ、意外だったところを挙げると、

上段(=改憲案)の第一条第三条の2、第十二条、第二十四条、第二十五条の二、第三十六条、第百二条20分あれば見れる。

太字のところだけなら1時間くらいあれば見れる。

意見ができたら、意見の合う党や候補者投票すればいい

まず直接見てみるってことが大事。見てわからなければ、解釈してる色んなサイトがあるから自民党 改憲案」とかでググるとかね。

そんで、あるていど自分意見ができたら、意見が合う政党候補者投票すればいい。意見のないまま「誰にしようかな」って選ぶことに時間を使うより、意見をつくるために知ることに時間を使えば、消耗しない。

選挙はあと数日で終わる。一夜漬けでもいい。今が旬だ。

自民党日本国憲法改正草案

http://constitution.jimin.jp/draft/


★9行でこの増田を短縮したものはこちら→ http://anond.hatelabo.jp/20160706230838

2016-06-28

http://anond.hatelabo.jp/20160628093015

そもそも男女問わず住宅街選挙カーで乗り込んできたり事務所前だからって民家ばかりの所で街頭演説始めるような小市民感情理解できないバカが「庶民感覚」とか草しか生えないんだけどな。

2016-03-05

選挙カーを撲滅するにはどうすればいいんだろう

どうすることもできないね

日本人だもん。

2015-11-02

http://anond.hatelabo.jp/20151030200437

いや、あの、そもそも動いている選挙カーの上では「連呼行為しかできないんだが(公職選挙法141条)。

選挙カーを待ちわびる老人(のような人)はいなくならないと思う理由

先日、『選挙カーがはた迷惑な大声で名前を連呼する理由を知った時のこと』という文章を書いた。

予想外の反響を得て、驚くとともに、うれしくも思う。

そもそも記事を書くきっかけとなったサイバーメガネさんも、さっそく内容をフォローするように

『無党派層はコスパが悪くて当てにならない』というエントリを書いてくださった。

なぜ、反響があったかといえば、おそらく、あの頃の自分と同じように選挙現場を見たことがなく、

「なぜ、反感を買うだけなのに、選挙カー騒音をまき散らしているのだろう」と疑問に思っていた人が多かったのだろう。

中には、「ああいうばあさんは、もうすぐいなくなるだろう」という趣旨コメントもあったが、僕はそうは思わない。

そもそも、あれはまだ橋本龍太郎総理大臣をやっていた頃の話だ。

まり、かれこれ20年近く前の話なのだが、その後も状況にさほど大きな変化はなかったことは、いくつかのブコメを見るだけでも分かる。

次の20年で変わるかといえば、そうでもないだろう。なぜそう思うかを、書いていこうと思う。

あの頃、「無党派層」という言葉はすでにメディアに登場していた。

wikiによれば、大阪府知事横山ノック東京都知事青島幸男当選するという「珍事」が起きた時に注目され、流行語大賞をとったそうである

その前に「日本新党ブーム」を経て、細川内閣誕生したころには、まだメディアではメジャー言葉ではなかったのか)。

無党派層に心情が近かった当時の僕も、「ああいうばあさんみたいなタイプの人は、いずれいなくなるのだろう」と思っていた。

だが、少なくとも20年程度では、いなくならなかった。

思い起こしてみれば、あの当時から、「応援しているのに、なぜウチのほうに選挙カーがこないのか」と苦情をいうのは、必ずしも年寄とは限らなかったのだ。


その渦中に身を投じてみれば分かるが、選挙というのは一種の「お祭りである

であれば、選挙カーという「神輿」は、自分の家の近所に来てくれたほうが楽しかろう。

お祭りというのは、参加する者にとっては楽しかろうが、部外者にとっては迷惑で騒々しいだけだ。ハロウィンを見ればわかる。

最近高知県では、新住民からの「よさこい祭りの練習の騒音がうるさい」という苦情が増えて、祭り伝統を守りたい人々は対応に苦慮しているらしい。

祭に参加して騒ぎたい人々と、外側にいて「うるさい」と感じる人とは、どうしても対立する。

それは、祭りルーツがどうとか、そんなこととは、おそらく関係がない。


僕はあの頃、お祭りに参加して盛り上がるのは年寄りのやることだと思っていた。

だが、実際にはそうでもなかった。

臭い祭りにはそっぽを向いても、なにか面白そうな新しいお祭りあれば、こぞって参加するという人たちが、世の中には相当程度いるのだ。

既成政党による「ドブ板選挙祭り」にはそっぽを向いている若者が、国会議事堂前SEALDs祭に参加したって、なんの不思議もない。

お祭りといえば、あの選挙事務所バイトをしていたとき幹部にわかに、ちょっとしたお祭り騒ぎになったことがあった。

総裁が応援演説に来てくれることになった」というのである

総裁とは誰のことなのか、僕はにわかに判じかねたが、それは当時、自民党総裁にして総理大臣でもあった橋本龍太郎のことであった。

事務所関係者は「総理」でも「首相」でも、ましてや「ハシリュウ」でもなく、「総裁」と呼んでいた。


総裁が応援しに来てくれるということは、つまり、その候補者選挙区を党本部が重視している証拠なのだが、、

事務所幹部が喜んだ理由は、それだけではない。

橋本龍太郎という人は日本の歴代総理には珍しく、その端正なルックス女性人気がきわめて高かった。

慶応大学在学中に第一期東宝ニューフェイスに誘われたこともあるというから、「政治家にしてはイケてる」というレベルではない。

当然、「集客力」も高く、事務所としては、願ってもない応援弁士なのである

今でいえば、小泉進次郎の人気が、近いものがあるのかもしれない。


当日は、それはもう「お祭り騒ぎ」だった。バイトも支持者も大勢駆り出された。

事務所幹部警察官やSPと打ち合わせに余念がなく、事務所の司令塔たる候補者の長女は、誇らしげな顔をしていた。

実際、当時の橋本龍太郎は、「本日、○時に、橋本龍太郎総裁が、応援演説に来られます!!」と呼びかければ、

制服女子高生までもが

「エッ、うそ!? マジ? こんなトコにハシモトソーリがくるの? じゃ、ちょっと見ていこうかな」

などと騒ぐほどの人気があった。


「もし、総裁演説している最中暴漢が襲いかかって、それをウチの先生が体を張って守って、ケガして運ばれたりしたら、明日新聞の一面になりますかね?」

「ああ。そうなったら先生は、もう当選確実だな。お前、いっちょやってみるか?」

僕らは、大分親しくなった事務所の下っ端幹部と、そんな軽口をたたいたりした。

定刻になると、ちょうどライブ最前列でファンを押さえるスタッフのように、バイト運動員群衆を抑えている前に、黒塗りの車列が到着した。

SPに囲まれながら降り立った橋本龍太郎は、思った以上に背が低かったが、確かに二枚目だった。

そして、さすがに、演説は「ウチの先生」より数段上手かった

「世の中には、選挙になると、消費税率は下げて福祉の水準は上げるなどと、夢のようなことを訴える政党もありますが、

私には、そんな魔法使いのようなお約束をすることはできません」

などと語りかけるイヤミ調子には、好き好きがあっただろうけれど。

当日、街頭には大勢の支持者が動員されていたけれど、それを上回る人々が足を止めた。

その人たちのうち、何人が実際に投票たかは分からないが、

たまたま橋本龍太郎握手する幸運に恵まれた人の中には、

それがきっかけで自民党候補者に投票したひともいるのではないだろうか?

だが、なにより、事務所に集う人々は、「総裁が来てくれた」「予想以上に人が集まった」という事実に興奮し、

ますます選挙運動にまい進するエネルギーを高めていた。

例のばあさんは、街頭には来ていなかっただろうが、

自分の支持する先生のために、橋本さんが応援に来てくれた」という事実に喜びを感じ、

ますます「近所の人に、投票してくれるように頼む」という彼女なりの方法で、お祭りを楽しんだことだろう。

お祭りには、共同体を盛り上げるエネルギーが、確実にある。


お祭りだなんて、とんでもない。選挙というのは、冷静に過去の実績や提示された政策比較検討して、適切な候補者投票すべきだ」

という人もいるだろう。それは、おそらく正論だ。

だが、そういう正論を唱える人たちが、政策とやらにどの程度つうじているのか。

数多ある課題の、すべての軽重を判断して、どれが適切な政策判断することが、果たして可能なのか。

それに、どんなに「政策」が素晴らしかったとて、口先だけでは何とでもいえる。

政策はもちろんのこと、きちんと有権者に呼びかけ、汗を流している人を選ぶべきではないのか、という話にもなる。

そもそも政策など判断しかねるという大多数の人は、「難しいことは分からないけれど、あの人ならば大丈夫」という人に、判断を託すことになろう。

そして、「あの人=政策作成判断し、実行する人」というのは、つまり権力者」だ。

かつての世の中では、文字通り血で血を洗う抗争をくぐり抜け、数多の屍の上に生き残った者が権力を握ったのだろうが、

そんなことで無闇に人の命が奪われるのはよろしくないということで、選挙というお祭り権力者を選ぶようになったというのが、つまり民主政治なのだと思う。

権力者自分が選ぶ。ワクワクするようなお祭りだ。

「あの、お偉い先生も、私の一票があるから、大きな顔をしていられる」「私の一票のために、頭を下げてくれる」

そのことに喜びを感じられる人が、選挙というお祭りに参加する。

選挙カーを待ちわびる老人(のような人)とは、そういう人たちではないかと思うのだ。

そして、「お祭り」を利用して権力上りつめようとする人間は、冷めた傍観者たちに参加を促すよりも、

お祭り気質」な人たちを盛り上げることに注力した方が、効率が良いことを知っている。


時に、「権力者」という個人ではなくて、「戦争法案をつぶす」とか、そういう思想だが理念だか、そんなようなものを「ご神体」にしてお祭りが催されることもあろう。

多分、それがSEALDsだ。

彼らは初期の目的を達することはできなかったが、多分、世の中を意図的に動かそうと思えば、お祭りのような手段を使ってエネルギー結集することが必要なのだと思う。

そんなこととは関係なしに、僕らから全く見えないどこかで、いつのまにか物事が決まっていく世の中は、多分、今の世より住みにくかろう。

僕はそんな世の中に住みたくないし、世の多くの人が、そう望んでいると思う。

から僕は、「選挙カーを待ちわびる老人(のような人)」は、そう簡単に消えないと思うのだ。

消えるべきではない、といえるかもしれない。


選挙のやり方は変わっていけば、騒音をまき散らす選挙カーのような方法は使われなくもなるだろう。

しかし、それはたぶん、「場所形態を変える」だけのことだ。

物理的な騒音は減るだろうが。


選挙ではないけれど、今もネットでは、「炎上」という名のお祭り騒ぎが日夜開催され、それに参加する人もいれば、眉を顰める人もいる。

僕の粗末な頭では具体的に想像できないけれど、仮にネット選挙が今より進化したとしても、

選挙カー連呼とは違う種類の「騒音」に悩まされ、うっとうしくなる日がくるのだろう。



ところで、僕はハロウィン仮装して参加したことがない。今後もたぶん、参加することはないだろう。

だが、心の片隅に、あの、屈託なく仮装して楽しんでいる人たちを羨ましく思う気持ちがないかと聞かれると、全くないとは言い切れない。

追記

選挙カー名前連呼する事象について言及すると「そもそも公職選挙法規定されているから、それしかできないのだ」とブコメトラバでご教示くださる方がいる。

親切には感謝するが、ことの本質はそこにはない。

仮に、連呼以外のことが認められ、選挙カー政策を訴えだしても、「うるさい」と思う人は「うるさい」と思うだろうし、

走り回る選挙カーから、「政策に興味のある意識が高い有権者」の判断材料になるほど意義のある複雑な内容が訴えられるとも思えない。

それでも、少なくとも現状では、支持者にアピールするために、選挙カー騒音を挙げて走り回ることだろう。

2015-10-31

anond:20151030200437

日本選挙年寄りの集会化してるので年寄り投票率が高い、で年寄り選挙カー駅前演説政治家努力度や政治家学歴経歴を測り投票する。

日本だけだよ、市民公約を重く見ずに投票する国は。

2015-10-30

選挙カーがはた迷惑な大声で名前連呼する理由を知った時のこと

サイバーメガネさんの「政治・選挙業界の闇の用語集」 というエントリを目にして、学生時代東京都議選候補者事務所で働いた時のことを思い出したので、つらつら書いてみる。

その自民党候補者の事務所で働き始めたのは、べつに支持者だったからではない。

しろ、当時の若者の常で「それほど政治に興味はないが、しいて言えば左寄り」だったと思う。

なのに、なぜ働いたかといえば、単に友人から「とっぱらいの、面白いバイトがある」と紹介されただけの話である

9時から18時まで日給1万円、延長の時は時給1000円、半日しか来れないときはそれでも良い、しかも昼食付きという条件に魅力を感じて、

選挙公示日の2週間前くらいから、そのバイトはいることになった。

なお、現在選挙事務所が、ウグイス嬢などの特殊技能を持っていない単純な運動員バイトとして雇うのは、公職選挙法で禁じられている筈である

当時の規定がどうだったのかは、よく知らない。

ただ、バイトにいった初日、「外で何か聞かれたら、○○事務所ボランティアですと答えるように」という注意があった。

あと、昼食は無料弁当が出たのだが、なにか帳面のようなものに、弁当と金額が書いてあって、サインをさせられたが、

あれがどういう書類だったのか、記憶が定かでない。

それでいて、とっぱらいの一万円をもらうにあたって、なにかにサインしたり、書類をもらったりすることはなかった。

仕事は、荷物を運んだり、連日どこかの体育館集会場で行われている個人演説会の会場設営や後片付けをしたり、街頭演説交通整理やビラ配りをしたり、

要するに雑用だった。

応援にきた時の首相に道を開けるため、群衆を抑える、みたいなこともあった。

あと、選挙カーの通れない細い路地を、候補者を先頭に自転車で走り抜けながら支持を訴えて走り回ったこともあった。


候補者のあとを、背中候補者名や政党名を書いた「のぼり」をたてて路地を練り歩いたりもした。これは、内部で「桃太郎」と呼ばれていた。

桃太郎」には「先発隊」が出されることもあった。

あらかじめ、候補者の一群が来る前に、支持者の家に声をかけて、表に出て先生に声をかけてくれるように頼んでおくのだ。

候補者が自ら支持者の家にいったら、公選法で禁じられている「戸別訪問」だが、あらかじめ支持者が公道に出ていれば、そうはならない。


告示日がすぎて、ドタバタと忙しくなっていたある日、印を付けられた地図を渡されて「ここのお宅にいって、先生ポスター剥がしてきて」と頼まれた。



普段も街中で政治家政党ポスターを見かけるが、選挙期間中は指定された掲示板以外にポスターを掲示してはならず、

そのほかのもの剥がしておかなければならない。

実は、告示日が来る前のバイトの主な仕事として、選挙区自転車で走り回ってポスターをはがして回る、というのがあったのだが、

それでも「見落とし」というのは当然ある。

そのまま、掲示をしていると、その筋(たぶん、選挙管理委員会から警告のファックスがくるらしく、

その時は、大急ぎでバイトポスター剥がしに駆けつけるのである


指定された場所は、ゴミゴミとした「アパート」というより「長屋」とでもいったほうが似合うような、古びた木造集合住宅が密集した地域であった。

今でも、東京東部には案外そういう建物が残っているが、当時は今以上に、そういう地域が多かった。

その雰囲気は、サラリーマン家庭が圧倒的多数を占める、いわゆる「ベッドタウン」で育った大学生にとって、

物珍しさと一抹の不安を呼び覚まさせるに十分だった。


問題ポスターは、その木造長屋の二階の雨戸の戸袋に貼ってあった。

から乗り出さなければ、張ることも剥がすことも不可能場所だ。

マッチ箱のような大きさの昔ながらのドアチャイムを押すと、引き戸を開けて出てきたのは

絵に描いたような「下町のばあさん」だった。腰がかなり曲がっていた。

来意を告げると、「ああ、そう。剥がさなきゃいけないのは知っていたけれど、あの場所じゃ自分でできなくてねえ」と言われた。

以前、事務所人間が貼りにきたものらしい。


二階の窓から身を乗り出して、ポスター剥がし終えると、ばあさんが冷たい麦茶を出してくれた。

ありがたくいただいていると、ばあさんがこんなことを言った。

「お宅の先生、ちゃんと頑張ってるの? こっちの方、まだ全然選挙カー来ないじゃないのよ。KM党とKS党ばっかりよ」

僕は思わず、ばあさんの方をじっと見た。選挙カーが来るのを待ちわびている人を、人生で初めて見て、いささか驚いたからだ。


「あたしゃね、SK学会とか、KS党とか、大っ嫌いなのよ。だからお宅の先生にも頑張ってもらわなきゃ。あたしも知り合いに投票してくれるように頼んでんだからさ」

ばあさんの言うことは、政策がどうとか、そんなこととは関係ない次元ではあったけれど、でも十分筋が通っていた。


あんな騒々しく名前連呼して支持者の獲得なんてできるのだろうか、むしろ逆効果じゃないのか、と、それまでは漠然と思っていた。

だが、選挙カー目的は、そんなところにはなかったのだ。

世の中には選挙カーがこないと「先生、ちゃんと頑張ってるの?」と心配する支持者がいるのだ。

そして、その支持者が、さらなる支持者を獲得するために動いてくれるのだ。

もともと、候補者ことなどろくに興味がなく、選挙カーが来たら「うるせえなあ」としか反応しない層の反感によるデメリットよりも、

「ああ、先生、頑張っているなあ。あたしも頑張らなきゃ」というばあさんの意識に呼びかける効果のほうが、大きいのであろう。

世の中の仕組みをもう一つ知れた気分になって、いささか感心しながら事務所に戻ると、事務所の司令塔でもある候補者の長女に「ごくろうさま」と声をかけられた。

そして、彼女は、笑いながらこんなことをいった。

「あのあたり、ゴミゴミしてほんと汚いでしょう? いっそ地震でも起こって全部燃えちゃえば、再開発でもできるんでしょうけどねぇ」

彼女の父親の地位は、その「ゴミゴミしてほんと汚い」ところに住んでいるばあさんたちに支えられている筈であるのだが、

彼女にとってそこは、さっさと燃えしまえばいい場所のようであった。

もともと冷めた目でこのバイトをしていた上に、さらに「軽蔑」の気持ちが加わったのだが、それはそれとして、バイト代は魅力的だったので、僕はその事務所に通い詰めた。


そういえば、投票日当日、事務所の整理などの仕事があったので、やはりバイトにいったのだが、

そのとき事務所の「コールセンター」で、女性たちが支持者名簿を片手に電話をかけまくっていた。

女性たちは、「○○事務所のものですが、本日選挙投票にいかれましたか? 大事選挙ですので、ぜひ投票なさってくださいね」などと呼びかけていた。

「○○候補への投票をお願いします」と当日に電話で呼びかけてしまうと、公選法違反になるということだった。

事務所幹部たちは、1時間ごとにだされる投票所ごとの投票者数が記された紙を見て、「○○地区の出足がおそいなあ」などと言いながら、

女性たちに「○○のほうを強化して」などと、電話をかける先を指示していた。


結局、その候補者当選した。開票速報が流れたときにも事務所にいたのだが、それはもう大層な盛り上がりようだった。

関係の深い人々はもちろんのこと、つい一か月ほど前に縁をもったばかりのバイトの大半も、それなりに興奮していた。

一月の間、同じ目標に向かって働くことによって生まれる一体感が、その興奮を生み出すエネルギーの源泉となっていたのだろうが、

先の一件で事務所軽蔑の念をもっていたので、心の中ではかなり冷めた目でその光景を見ていた。

表向きは、その歓喜の輪に加わって、翌日に行われた祝賀会でも、随分ご相伴にあずかって、ビールやら桶の寿司やらをしこたまいただいたけれども。


このとき、結局、一月で20万近くを稼いだ僕は、その資金海外へと貧乏旅行に出た。

インドで、現地で知り合った人に

「この国は世界最大の民主主義国なんだけれど、まだまだ文字が読めない人も多いので、

選挙投票用紙には政党マーク印刷してあって、それに印をつけるんだ」という話を聞いて、

選挙ってなんだろう」と考えたりもした。


あれ以来、選挙現場に直接かかわったことはないが、選挙の季節が来て、候補者名前連呼する声が聞こえると、

ああ、この辺りに、あの候補者支援者が住んでいるのだろうか、などと考える。

選挙は一度も棄権したことはないが、選挙カーによる名前連呼は、僕の投票行動はいささかも影響を与えていない。

追記

選挙カー名前連呼する事象について言及すると「そもそも公職選挙法規定されているから、それしかできないのだ」とブコメトラバでご教示くださる方がいる。

親切には感謝するが、ことの本質はそこにはない。

仮に、連呼以外のことが認められ、選挙カー政策を訴えだしても、「うるさい」と思う人は「うるさい」と思うだろうし、

走り回る選挙カーから、「政策に興味のある意識が高い有権者」の判断材料になるほど意義のある複雑な内容が訴えられるとも思えない。

それでも、少なくとも現状では、支持者にアピールするために、選挙カー騒音を挙げて走り回ることだろう。

なお、この文章に続く考察は、以下に記しておいた。

「選挙カーを待ちわびる老人(のような人)はいなくならないと思う理由」

2015-09-16



最近家の周りに選挙カーみたいなので演説してるシールズかぶれみたいなの多いんだけど

うるさいからちょっとイライラするっちゃするんだけど運動としてそれはいいとして

なんであの人たち一国の首相呼び捨てにするのに、自分組織人間にはさん付けするのか

自分と考えがちがうひとだったり、自分の敵でも自分意見を通したいなら礼儀は一番大切だと思う

自分言葉を伝えたいんじゃなくてただのうさばらしや自己陶酔暴言に見える

昔のそういう学生運動は頭がいい人がやってたのに、今はそうじゃないってよく聞くしよく見る

学生運動とかするひとって、私が思うに「自分の思ってることが100%正しいと思っている人」がやることだとおもう

昔は、頭のいい人が動かないと世間が回らなかったんだと思う。頭のいい人は柔軟性があるからいいけど

頭悪い人がそういうのやったら人の意見に全く耳を傾けないのに自分意見だけ通したいってことになるから、そういうの向いてないとおもう

いまやってる人たちからは、そういうにおいがするから、きっとあたまわるいんだとおもう

2015-08-31

テレビ新聞に勝ちたいのなら、煽り方のレベルを上げて欲しい

選挙カー名前連呼した方が、票が多く入るようになるらしい。

民衆はまだまだ愚かだから有効手段として使おう、というのはまだ判る。

安全保障関連法案に関して、国会前のデモを観たけど、煽り方が低レベルだった。

もはや、有効手段にすらなっていない、内向きで、残念な煽り方だった。

戦争法案」というお題目の次がない

戦争法案」という名前に噛み付くワケじゃない。

別にお題目なんだから、判りやすキャッチー造語で良いと思う。

内閣も「平和安全法制」って呼んでるし、まあ五十歩百歩だろう)

ただ、次がない。

9条破壊する戦争法案」というのはキャッチーだ。

スローガンとしてはアリだろう。つかみはオッケーだ。

だが、デモ参加者がそれ以上の理解をしているように見えない。

最初理解できていなくて当たり前だ。不安とか不満とか、漠然としたことでも行動するのは立派だ。

そこから、隣の国とどう揉めてて、誰と揉めてて、この法案は誰が後ろにいて、どういう法案なのか。

その理解を促すヒトが居ない。

公正中立とは言わなくても、ゴリゴリ偏向した洗脳するような教育ですら出来ていない。

次がない。単発。2chの大規模オフと同じ。せっかく集めて何もしない。夏休みの思い出レベル

意味なく人数を盛る

人が集まることには意味がある。

数が揃って不満の声を上げることはプレッシャーになるし、過去デモ世界を変えてきた。

キング牧師のかの有名な演説、「I Have a Dream」は、人種差別撤廃を求めるデモでの出来事だ(ワシントン大行進)

失業率に抗議するデモから政権への批判デモ、数百人のデモが数千人となり、結果政権転覆したことすらある(ジャスミン革命

ただし、運動が盛り上がった結果人数が増えることに意味があるのであって、逆ではない。

成績が良い家庭に本がたくさんあるからといって、自宅の本の数を水増ししても賢くはならない。

ジャスミン革命と呼ばれる事になったチュニジアで起こったデモは、最初はごく少数の規模で始まった。

インターネットでゆるく連携しながら、着実に考え方を広げ、数百名のデモ警官隊が出る騒ぎになっている。

ワシントン記念塔広場を完全に埋め尽くしたワシントン大行進の記録映像は衝撃的だ。

そのテレビの放映は、公民権運動が、一部の黒人だけのものではないアメリカ問題だと雄弁に物語った。

アメリカ国民誰もが当事者であると突きつけたあの映像に残るデモには「20万人」以上が集まったと言われている。

3万人が集まった運動は、チュニジア政府転覆に繋がるデモの、数十倍の規模だ。

だが、主催者発表の累計35万人という数字は、ワシントン大行進の映像を観た後では、ひどく滑稽だ。

60年安保参加者だって居ただろう。岸打倒のデモで30万人(警察発表で13万人)だぞ。バカにされたとは思わんのか。

なぜ、わざわざ自らを貶めるような発表をするのか。誰も止めないのか。

なぜ民衆バカだと仮定するのか

最初に言っとくと、俺は安倍さんは嫌いだ。昔っから嫌いだった。

だが、現在第三次安倍内閣は、政権としてアリだと思ってる。

個人としての安倍さんはまだ嫌いだ。だが、安倍晋三内閣総理大臣は、失敗も多いが無難外交をこなしてる。

安倍内閣国民バカ扱いしてるのかもしれんが、テレビ新聞コントロールは現政権のほうが上だ。

海外報道までコントロールできているか判らんが、概ね好意的な声が大きい。

結果を出すのに嘘も方便でやるのであれば、現政権には勝てない。

民衆煽り方は、世界規模でも安倍内閣のほうが上だ。

からテレビ新聞に勝てるような煽り方をしないといけない。

誠実に真摯データと向き合えとは言わない。

所詮意向に基づいたデータの取捨選択だ。陣営が違うだけで科学者ですらタマにはやってる。

情緒で煽った後に、データを並べて、理路を広げて、説得していくフェーズに移らないといけない。

いつまでもシュプレヒコールを上げるだけじゃ、バカ扱いされてるんじゃなくて単なる馬鹿だ。

憲法学者が反対しているのはなぜか。自衛隊にも反対しているのはなぜか。

軍隊を持たないことを理想とするのか、折衷案として自衛軍は許容するのか。

警察なら良いのか、災害派遣ならどうなのか、海上保安庁はどう扱うのか。

海外からどう言われてもどんな理由でも軍隊は国の外に出さないのか。

金で他国兵士の命を買うのか。

全てに答えを出せなくても良いが、せめて想定問答を議論する会合くらいは持てないのか。

反対と大声を出すだけなら、イベントしか無い

キッカケや、最初の入口としては、良いと思う。

そのキッカケから、何を学ぶのか。どう動くのか。それが全く見えない。

情理を尽くせば外交でもうまくいくという主張も、一つの主張だとは思う。

なぜそれを、国内実践できないのか。

安倍首相を説得するのの数百倍は、朴槿恵大統領を説得するの大変だぞ。

たぶん、オバマ大統領を説得するのは数千倍、アメリカ合衆国を説得するのは数億倍大変だ。

それに比べたら、日弁連学者の会とSEALDsミュージシャン声かけて回って、Youtube講義を載せてCS冠番組作って、次のニコニコ超会議を乗っ取るくらい大したことないだろう。

それが出来そうもないと感じるなら、たぶんもっとスタートラインを下げて、地道に始めるべきだと思う。

モンストイベントですら、炎天下の中5万人以上集まったんだぞ。資金力でも動員数でも必死さでも負けている。

意義が違うというならその意義をスローガンから掘り下げて広げてくれ。

バカにしてくる素人すら説得できないなら、現政権の考え方は絶対に変わらないぞ。

ソシャゲ並に国民を惹きつける煽りから始めて欲しい。

2015-06-11

http://anond.hatelabo.jp/20150610211220

日本はうるさすぎる、騒音にあまりに鈍感すぎる。

車もない木造建築時代じゃないんだから騒音規制してほしい。まるで発展途上国並みの意識の低さ。

地下鉄の「かけこまないでくださーーーーーーーーーーい!!!」とか、深夜の救急車はい右曲がります救急車通ります右曲がります救急車通りま(ryピーポーピーポーウーーーー!!!」、オツムのよわいDQNの一人神輿みたいに音ならしてる車、耳が遠い年寄りでも乗ってんのかっていうぐらいうるさいバイク

「○○に一票をよろしくお願いします!!」選挙カー。耳が腐りそうなJpopのわきでコロッケ販促歌などたれ流しのスーパー

テレビを付ければバカ笑い

声がでかければデカいほどいいっていう脳も神経もスカスカな連中は滅びるべき。

日本騒音に平気な貧乏で小便くさい品性からどうやっても進化できないようだ。

2015-05-28

民主主義をやめよう

 

 政治家養成大学院大学校)を作って2,3年政治学経済学法学歴史英語演説法なんかをみっちり勉強

せる。卒業したら何年か地方議会ドサ回りさせて実績を上げたやつだけが国会議員になれるようにする。それ

で1年か2年に一回国民投票実施してやめさせたほうがいい議員を選ぶ。こうすれば法律の基礎もわからんよう

なアホが政治家になることもないし(多分)、なによりうるさい選挙カーもなくなるetc...から一石n鳥である

2015-05-19

http://anond.hatelabo.jp/20150519082643

俺ならそんなサイトが出来たら即座に攻撃してサイト改ざんなりして、みんなの個人情報を抜き取るな。

そして、事態を重く見た政府によって出来たかと思えたネット選挙は即座に廃止、また紙の投票に戻る。

老人はあらゆることで有利なんだよ。老人の誰かにお金まれハッカーがやったら日本セキュリティなんてちょちょいのちょいじゃねえか。

未だにフィッシングサイトに釣られる国だし。

からネット選挙はすることができない。

上みたいな反論が既に昔から何度も上がっているから未だに採用されないんだろ。

若者の考えとしては、1 賛成→選挙にいく 2 反対→選挙にいく 3 興味ない→選挙にいかない ってかんじ

それだけ大阪未来なんてどうでもいいと思っている若者が多いってことさ。

なんせ、選挙にいくなんてダサいからな。自分身の回りに「日曜どこいってた?」って聞かれて「選挙w」なんて言ったら「は?おっさんやんwだっさw」とか言われる。

ダサいと思われるのは、賛成派も反対派も過激すぎるからだ。

どっちも呼び込みに必死毎日毎日選挙カー出すもんだから、そんなんに手を出すのは彼らにとってはダサいことなのさ

2015-05-17

今日、都構想投票日だったんだけど

入口や裏門前に屯ってる反対派と賛成派の誘導ホント迷惑なんだけど、

地元小学校体育館でその旨を報告して注意して貰おうとしたら、

「今回に限り問題ありません」ってさ

ちょっと酷い対応なんじゃないの?

今回の投票選挙カーでもうくどい位朝から晩まで反対票を!賛成票を!って

宣伝しまくってて騒音被害こうむったというのに

投票日当日までこちらの気持ちを阻害するのか。

維新の会大阪をどうしたいんだろ。

公示からずっとこれだけ騒音まき散らす連中を何故野放しにするのか、

そして維新自身も便乗して連中と時を争うように喧伝する。

これほど民度の低い投票はないと感じた。

腹立ったから当然の如く白票を投じてやった。

2015-05-15

政治メリットと基礎研究メリットとの類似

衆愚向けの政治だが、負ければ元も子もない

http://anond.hatelabo.jp/20150515014847

で言っている内容はよく分かる。

正直、大阪都構想は賛成反対両方が「民衆(悪く言えば衆愚)」チューンナップされすぎててイマイチだ。

選挙カー名前連呼した方が、当選やすくなる、という例のアレと同じだ。

絶対反対」と街宣車連呼したほうが、具体的にデメリットを伝えるよりも、

(おそらく疫学的に根拠のある)「勝因」に繋がるのだろう。

医者さんなら判ると思うが、風邪栄養とって寝ときゃ治る。

でも、お薬出しときます、するだろう?

本当は言葉を尽くしてきちんと説明して、風邪のガキ連れ来た親だの、

毎度毎度やってくる爺婆だのにお引取り願うのが正しいハズだ。

でも、ちょろっと咳止めでも出しときゃ納得する。

今の選挙はそういう状況だ。

基礎研究メリット

医者さんには、2種類いる。

元増田には釈迦に説法だろうが、臨床医基礎研究医だ。

臨床は、いわば街のお医者さんだ。

人体実験ダメなので、基本的には「前例のある処置をする」エキスパートだ。

基礎研究は、医学進歩させる研究者だ。

病気の新しい診断法や、治療法を発明する。治験と呼ばれる人体実験もする。

もっと言えば、より基礎の研究として、神経細胞構造を調べたりネズミの皮膚を弄ったりする。

このうち、臨床は、当然患者に対して説明をする。

わかりやすメリットデメリットを伝え、決断を促し、場合によってはセカンドオピニオンも勧める。

手をつくして現場で頑張っておられるのだろう。尊敬する。

ただ、基礎研究メリットは、一般人には理解し難い。

マウスの皮膚組織にある線維芽細胞への遺伝子導入法」のメリットを語るのは難しい。

すると、「これは、肺をシャーレで複製して本人の臓器を移植できるような再生医療に繋がるんです!」と資金を勝ち取る必要がある。

結果、iPS細胞が生まれノーベル賞までとったが、肺の複製は盛り過ぎじゃね?と言われればきっとそうだろう。

政治メリットの伝え方

たぶん、元増田の言う、「政治庶民生活へのメリットを判りやすく」は筋が悪いと思う。

その筋を進めていくと「反対!反対!」と街宣カーで叫ぶ情報伝達に繋がる。

たぶん、「どんなに判り難くても良いから、きちんと情報開示して欲しい」じゃないだろうか。

しかも、たぶん一枚レイヤーが足りない。

「線維芽細胞への遺伝子導入法」の予算獲得のために「将来の再生医療」を謳うのは仕方が無い。

でも、具体的に何をするか、その結果がどうなるかは、医学者にはある程度目安がつく。

現在の直接投票は、基礎研究医予算獲得や、基礎研究方向性を、(医学の知識が無い)病院出資者が決めている状況じゃないだろうか。

こういう時、金を出す出資者医学者と同じ知識や、研究メリットを語っても、恐ろしく遠回りになるだろう。

大抵こういう時は、適切な経験を積んだ医学者のアドバイスがあるはずだ。

たぶん、以下の流れが、必要なことだと思う。

  1. 政策に詳しい人が理解できる、詳細な政策内容」を詳らかにすること
  2. 政治に詳しい人が、「詳細な政策内容を、砕いて比較して、伝える」アドバイスをすること
  3. 政治に疎い人が、「アドバイザーオススメや、可能性を聞いて」その中からチョイスすること

現状、2番がホトンド居ないのが問題なんじゃないんだろうか。

1番と3番(つまり政策立案者と、民衆)とを直接繋げるのは、双方にとって負荷が高すぎるか、飛躍させすぎないと届かないだろう。

まとめ

「線維芽細胞への遺伝子導入法(≒ある政策)」に賛成して欲しい時に、

それを「出資者(≒投票者)の直接のメリット」で伝えるというのは難しいのではないか。

それの方向性では、「肺が複製できて、再生医療出来ます!(≒無駄が減って財政破綻しなくなる!)」と言うしか無い。

そしてそれは、確認しようがないし確からしさも確認できない、エビデンス妥当性が判断できない飛躍になるだろう。

そして、飛躍無く詳細に判りやすくどんなに噛み砕いても、素人医療の基礎研究妥当性は判断できない。

そこに必要なのは医学(≒政治)の知識を持ったアドバイザーじゃないだろうか。

最先端医学者が出資者の前でプレゼンするのは、なんか違うような気がするんだよなー

どうやっても真摯研究者は「絶対」を口にしないし、それを約束する山師プレゼンでは負けちゃう

そして今の政治は、この「判りやすく伝えろよ」プレッシャーで、山師跋扈してる気がする。

蛇足現状維持バイアス

「良くわからないから反対」というヤツだが、コレかなり強力な「迷信」だと思う。

世の中の物事はたいてい予想通りには行かない。

まり、「やってみて予想通りに行かない」は、普通のことだ。

すると、「やってみても失敗しそうだから反対」は凄く言いやすい。

この意見のものは正しいことが多い。だってたいていは予想通りに行かないもの

でも実は、その賛成反対というのは、次の2択だ。

  1. ある手段を取るという選択
  2. 現状を維持するという選択

こう置き換えて考えるとわかりやすいだろう。

  1. 30歳から付き合って3年になる彼女と、結婚する。
  2. 現状を維持する。

ここまで明確だと先行きがある程度予想できるので想像やすいだろうが、

結婚メリットデメリット色々言うヤツがいて正直良くわからん」という質問者

「明確に自分生活に対するメリットが見いだせないなら、とりあえず止めたら?」とは言わないだろう。

時間は不可逆だし、「とりあえず現状維持」に根拠が無い。

「よく判らんから、線維芽細胞への遺伝子導入法に予算付けるの無しな」してたら永遠に再生医療進化しない。

でも、とりあえず何でも賛成してトンデモ研究予算をつけるのも違うところが難しいんだよねー

池上彰IBMのWatsonに取り込んで複製して欲しいよなー

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