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はてなキーワード: 正規雇用とは

2024-11-20

弱者男性弱者女性も「知」か「達」の「障」だ

非正規雇用弱者であり経済的に困っているのだ、という前提がおかしい。

まず年収300万円一人暮らしをしている正社員男女と、年収150万円非正規実家暮らしをしているこどおじ/おばでは、後者のほうが経済的には豊かな暮らしをしている。

前者を「正社員から強者だ」と雑に認定して社保をより多くぶん取るということだけは絶対にしてはならない。ただ正社員肩書を持っているだけで、実態ギリギリ暮らしであるからだ。

それに非正規雇用率が高いか女性弱者なのだという主張も的外れで、彼女たちのなかには「子供というデバフを抱えたことにより低収入化している健常者」が大勢いることを認識しないといけない。

妊娠中、乳幼児保育期、保育園児、小学校低学年までは子供存在がかなりのデバフになり、デバフのうち8割は母親側にかかる。

「障」を抱えていない物わかりの良い子供だった場合は、小学校高学年になると留守番もできて家事協力ができるなど戦力になる子供も出てくる。

ただ低学年まではどんなに早熟な出来た子でも、親の賃労働にとってはデバフだ。賃労働より妊活や保育を優先して、優秀な正社員だった母親非正規化するケースは多い。

彼女たちは社会的弱者ではないし、先天的資質問題解決能力にも恵まれているし、経済的にも困ってない。一時的非正規から弱者?いやいや…。

非正規弱者(「知」か「達」の「障」)率が高いのは男性だ。そもそも男性女性と比べると正規雇用を得やす性別だし、出産で脱落・育児で脱落といった出来事男性には起こりにくい。

親を頼れずに貧困一人暮らしをしているのなら問題だろう。彼らは救わねばならない。しかし、親元で養われているのであれば低収入でも困っていないのだから放置で良いのでは?

もっと年収300万円一人暮らしをしている正社員男女について取り上げるべきだ。少子化対策だってこの層の20代に対して集中してアプローチすべきであり、困ってない層や35歳以上なんかもうどうでも良い。

そして弱者に多い属性として男性場合非正規雇用を使っても良いが、女性場合的外れになる。子供が高学年・中学生まで育てば、子供デバフが大いに軽減され健常者らしく生きられるからだ。

弱者女性の率が明らかに多いのは夜の仕事である特に性風俗店には知的障害者が多く、おばさんになっても頭を使うような他の仕事をすることができない。

2024-11-18

anond:20241117235536

でも被害者女性ですし、日本社会システム自体が男女別定員制度で成り立ってますよね

その事には言及しないんですか?

あなたの主張は都合のいい言い訳ですよね

女性貧困率や進学率、正規雇用率など須く男性より不遇な立場にあります

それを無視して女性差別がないと誤魔化すことこそが女性差別の象徴ですよ

その上で女性に稼ぎを求めたり、少子化責任転嫁するのは厚顔無恥恥知らずだと思いませんか?

少子化問題が取り沙汰されてから何十年、男性は何が変わったんですか?家事育児分担しない、労働時間は減る、稼ぎも減る、堕落する方向にしか行っていないですよね

反面女性たちは社会に出て、今の社会共働き世代が7割以上に達しています

家事仕事もしながら子育てをしています

本当に働いていないのは男性ではないですか?少子化にさせてるのは男性ではないですか?変わる努力必要なのは男性なのではないですか?

男性はこの数十年間で何が変わったんですか?

何もしてないですよね

その上で女性責任転嫁する男ってどう思いますか?カスですよね

2024-11-17

anond:20241117162155

では何故女性のみを対象に減点したんですか?

しか大学側は女性合格すると人材不足になることを理由女性負担押し付ける形で解決を測ったと不正入試理由を答えていますよね。

本来大人解決するべき雇用問題解決子どもしか女性だけに押し付けたんですよね

これは日本社会全体にも通じる傾向です

から平均年収正規雇用の男女比には大きな開きがあるんですよね

この状況で女性が働かないとはどういうことでしょうか

男性自身下駄を履いていることに無自覚なんです

下駄を履いたまま、女性に稼ぎや出生率を求めるのは滑稽だと思いませんか?そういう姿勢昭和から平成、令和まで掛けて続いてきました

その間、少子化が少しでも解決できたんですか?

働いている筈の男性は何をしているんでしょうか

私には女性負担押し付け責任転嫁しかしない醜い男性の姿しか見えませんね

2024-11-12

自信がなくなる

選考落ちまくってメンタルやばい

この世から消えたくなる。

だめなのか。自分ではだめなのか。

正規雇用経験が少ないのは悪なのか。

自分なりにがんばってやってきた人生なのに。

なんの価値もないって言われているようで泣けてくる。

anond:20241108161059

なんかすごい壮大な勘違いをしてると思った。

子供がいるとエラいのは「子供がいると 大変だから エラい」だし

既婚が偉いのは「他人と暮らすのは 大変だから」 えらいだよ

女性保護されるのは「非正規も、正規雇用も、女性の方が平均年収が低くて 大変だから」だよ

同じ仕事してるのに男だから女より年収減らすって言われたらむかつかない?むかつくって感情だけならともかく、金が減るのは生活物理ダメージだよね?

独身子なし税とやらは女性独身も払ってるわけだけど、そこに「給料100万ほど少ない、女ってだけで」が乗っかってるんですよ。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/dl/06.pdf

みてね、働いてても同じ年齢でだいたい100万低いね。すごくない?既婚と未婚の税金の誤差とか10万もないよね。

生き方が違うだけで対等であって上下の差はないはず

金銭的には対等じゃないということをわかってないよね。お前のほうが圧倒的に有利なんだよ。有利な方が譲るのは当たり前だろ。


あと、仕事や付き合いで仕方無く行った飲み会の延長で10歳上の男に性行為要求されたこともないよね?死ぬまで無いよね?断って左遷されたこともないよね?

男に生まれるだけで一生悩まなくていいんだよ、楽だよね。


増田は「大変な状況になれないのが辛い、ムカつく」って言ってるようなもん。

意味不明でしょ?

周りが理解しないのも当然じゃない?

それでも世の中があなたにつくと思う??

独り身楽でしょ。悩みが極端に少ないでしょ。稼いだ金も100%自分に使えるよね。楽なんですよ君は。

から税金多く取られるの。すごく当然のこと。

2024-11-09

anond:20241109110946

バイトで回してる安いチェーン店ってこれから崩壊していくと思うよ

ちゃん正規雇用して教育してそのコストに見合うだけの値段で高付加価値提供する飲食グループ

個人店のオーナーの基本ワンオペに賄い目当てのお気楽知り合いバイトがいてピークの一時間だけ皿洗ってくれればそれでいいみたいな体制

どっちかの店になると思う

2024-11-07

anond:20241107114651

1. 地方過疎化シャッター商店街問題

集積の経済考慮したモデルを用いて説明します。都市生産関数を以下のように定義します:

Y = A * L^α * K^β * N^γ

ここで、Y は総生産、A は技術水準、L は労働投入、K は資本投入、N は都市人口規模を表します。α, β, γ はそれぞれの弾力性を示します。

γ > 0 の場合規模の経済が働きます人口 N が減少すると、総生産 Y は比例以上に減少し、一人当たり生産性も低下します。

臨界点 N* を下回ると、急激な経済活動の縮小が起こります

dY/dN = γ * A * L^α * K^β * N^(γ-1)

N < N* のとき、dY/dN が急激に大きくなり、小さな人口減少が大きな経済縮小をもたらします。

2. 企業内部留保問題

不確実性下での投資決定モデルを考えます企業の期待利潤関数を以下のように定義します:

E[π] = p * f(K) - r * K - C(I)

ここで、p は製品価格、f(K) は資本 K の生産関数、r は資本コスト、C(I) は投資 I のコスト関数です。

不確実性を導入するため、価格 p を確率変数とし、平均 μ、分散 σ^2 の正規分布に従うとします。

リスク回避的な企業効用関数を U(π) = -e^(-λπ) とすると(λ はリスク回避度)、企業最適化問題は:

max E[U(π)] = -E[e^(-λπ)]

この問題を解くと、最適投資量 I* は以下の条件を満たします:

f'(K) = r / p + λσ^2 * f(K) / 2

右辺第二項はリスクプレミアムを表し、不確実性 σ^2 が大きいほど、最適投資量 I* は小さくなります

3. 労働市場の硬直性と非正規雇用の増加

効率賃金モデルを用いて説明します。労働者の努力関数を e = e(w, u) とし、w は賃金、u は失業率します。

企業利潤最大化問題は:

max π = p * F(e * L) - w * L

一階条件より:

p * F'(e * L) * (∂e/∂w * L + e) = L

これを解くと、最適賃金 w* は市場清算賃金よりも高くなり、非自発的失業が発生します。

非正規雇用を導入するため、労働正規雇用 L_r と非正規雇用 L_n に分けます

max π = p * F(e_r * L_r + e_n * L_n) - w_r * L_r - w_n * L_n

ここで、e_r > e_n, w_r > w_n となります企業正規雇用非正規雇用バランスを調整することで、柔軟な雇用管理を行います

 

よって、ミクロ経済学教科書知識で完全に説明可能です。

2024-11-03

バイトなんてバカバカしくてやらないに決まってるだろ!

非正規雇用より闇正規雇用にしてくれよ!社保完備でな!😟

2024-10-29

いとうあさこ 40歳にして処女

っていう本?ポスター?の画像を見たけど

人生何周もできる金があるんだから処女であることがそれがどうしたんだ?って感じだし

そもそも女の処女って安売りしない証拠から全然価値が高い

増田 40歳にして童貞

ってなると童貞から正規雇用もできず貯金もないくだらない人間なんだろうな

女との出会いだって40年まったくなかったんだろうなって誰だって想像する

2024-10-27

anond:20241027205036

就職氷河期世代への支援

就職氷河期時代学校卒業し、不本意ながら非正規雇用社会人としてのスタートを切り、その後も正規雇用への道が閉ざされている世代に対して、各種の積極的労働市場施策を講じ、正規雇用化・無期転換の促進を図ります

・「就職氷河期世代支援基本法」の制定を目指します。

・「就職氷河期世代支援プログラム」を拡充した上で継続的に取り組みます

2024-10-25

日本が失われた30年でダメだったのって、別に政治のせいじゃなくて、大企業経営者がアホだったからだよね

コストカットしかできないアホが経営ごっこしてきたかダメだったんだよ

生産者下請けに無理な値下げ要求したり、技能実習生非正規労働者使って人件費を安く抑えたうえに正規雇用昇給させず低賃金したり、とにかく人に金を使わなかった

その結果、消費者が金持ってなくて、商品売れないし、売れないから値上げできないし、値上げできないか賃上げもできないしで、デフレまっしぐら

で、結局円安とか世界情勢の影響でコスト上がったからどうしようもなくなって値上げしてんの

で、物価上がったか賃金上げるしかなくて、余裕ないけど賃上げせざるを得なくなってんの

アホじゃん

平時ギリギリまでコスト削ってるから、もうどうしようもないの

賃上げする体力ないところは潰れるしかないの

バカじゃん

もっと早くにちゃんと値上げして、その分ちゃん人件費に使ってれば、普通に経済成長したのに

戦犯政治家じゃないよ

大企業経営者だよ

2024-10-21

女が一人で生きていけるから結婚できるんだよ

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20241021142012

相変わらず、「女から経済力を奪えば少子化解消」という趣旨の、現実離れした米が散見される。

でもそれを実行したらますます未婚率は上がるし少子化も加速するぞ、賭けてもいい。


https://www.p-a.jp/sp/word/2020-3-9.html

最初仕事正規雇用だった女性結婚率が約71%だったのに対し、非正規雇用であった女性結婚率はわずか27%になっていることがわかったのです。この調査以外にも、厚生労働省が行った「第1021世紀成年者縦断調査」でも同様の結果が出ています結婚前の就業形態正規雇用であった女性結婚率は約69%であるのに対し、非正規雇用であった女性結婚率はそれを大幅に下回る約22%という結果でした。

まり一人で生きていける女は結婚している。一人で生きていく事もままならない弱者女性結婚出来ていないんだよ。

現実的に考えてくれ。女に収入がなくてどうやって結婚相手を見付けるんだ?貧困な女は見た目を美しく整えるお金時間精神の余裕も、マッチングアプリに使う時間も、デートに着ていく服や時間もないんだけど?

これは見合いだろうと同じ。見合いの話が舞い込んでくるのは、それなりの家柄があって器量がよくて、嫁に出しても恥ずかしくない女だけだよ。

だって家柄も器量も悪い女には、見合いの話も来なかった。

芸能人を見ろよ、大体結婚してるし産んでるだろ。女に経済的余裕があれば結婚しないなんて事は全くなく、現実はその反対。経済的に自立しているか安心して結婚できるし子供も産める。

女に求められる容姿能力ハードルが際限なく上がり、一人で生きていくのが困難な女が増えたか少子化しているのが現実なんだよ。

何故か自称フェミニストも、「女が一人で子供を産んで育てられる」(婚外子を産むにも相手の男が必要なんですが…?)事にばかり

その前段階となる「女が一人で生きていける」事には全然無関心だから本当に不思議だよ。

まあエリート女性には世の大多数である底辺女の現実が見えていないからだろうけれど。

2024-10-20

anond:20241020011915

これって結局は正規雇用以外は無視する事に決めた自民党のせいでもあるんだよね

適当なやり方を放置しすぎたからそこに犯罪組織が入ってきた

2024-10-15

anond:20241015173523

お前のAI時代遅れのようだな

Qなぜ日本の平均収入他国比較して上がらなかったのでしょうか。

経済停滞とデフレ

1990年代に始まったバブル経済崩壊以降、日本は「失われた10年」と呼ばれる長期的な経済停滞に突入しました。この停滞は2000年代にも続き、デフレ長期間にわたって持続しました。デフレ環境では企業収益が伸び悩み、賃金の上昇も抑制されました。

生産性の伸び悩み

日本労働生産性の伸びは他の先進国に比べて低く、特にサービス業非製造業の分野でその傾向が強いです。生産性の低迷は、賃金が上昇しにくい要因の一つです。

労働市場構造問題

非正規雇用の増加が賃金の停滞に影響を与えています1990年代以降、非正規労働者パートタイム派遣社員など)の割合が増加し、彼らの賃金正規労働者に比べて低い傾向にあります。このため、平均賃金の上昇が抑制されています

高齢化労働力の縮小

日本世界でも最も高齢化が進んだ国の一つで、労働人口が減少しています高齢化経済成長の抑制要因であり、労働力の減少も賃金の上昇を妨げる要因です。

企業賃金抑制政策

日本企業内部留保を増やす一方で、賃金の引き上げに消極的です。これは、経済不透明感や競争の激化に対応するためにコスト抑制し、安定的経営を維持するための一環とされています

国際競争力の変化

日本企業はかつて世界市場で大きなシェアを持っていましたが、中国韓国などのアジア諸国の台頭により、競争力が相対的に低下しています。この競争激化は、企業賃金を上げる余力を失う一因となっています

改善施策

これらの問題改善するためには、以下のような施策が考えられます

1. 生産性向上の推進

デジタル化と自動化の促進

 労働生産性を向上させるためには、企業におけるデジタル技術の導入と効率化が不可欠です。特にIT技術の導入やAIロボット活用が、労働者負担を軽減し、業務効率を向上させることが期待されます。これにより企業収益が増加し、賃金引き上げに繋がる可能性があります

教育スキルアップ支援

 労働者が新しい技術スキル習得することで、生産性が向上し、賃金の上昇が見込めます特にIT技術デジタルスキルデータ分析能力など、将来性のあるスキルに対する再教育プログラムを強化することが重要です。

2. 非正規雇用改善

非正規労働者待遇改善

 非正規労働者賃金待遇改善し、正規雇用に近づけることが求められています。これには、最低賃金の引き上げや、非正規雇用に対する労働条件の整備が含まれます非正規労働者が増え続けると、全体の賃金上昇が抑えられるため、この問題解決喫緊課題です。

正規雇用への移行支援

 非正規雇用者が正規雇用に移行できるよう、企業に対してインセンティブを与え、労働市場流動性を高める施策必要です。例えば、税制優遇補助金提供などが考えられます

3. 賃金引き上げのインセンティブ

企業への賃上げ奨励

 政府は、企業賃金を引き上げるためのインセンティブ提供することが効果的です。具体的には、賃金一定以上引き上げた企業に対する税制優遇措置や、賃金上昇に取り組む企業への補助金制度を導入することで、企業積極的賃金を上げるよう促すことが可能です。

最低賃金の引き上げ

 政府最低賃金を段階的に引き上げることで、底辺賃金改善を図ることができます最低賃金を適切な水準に引き上げることは、低賃金労働者生活を向上させ、全体的な賃金上昇に寄与します。

4. 労働環境改善

ワークライフバランスの推進

 過労や長時間労働を減らし、労働環境改善することで、労働者生産性を向上させるとともに、従業員モチベーションを高めることが重要です。柔軟な働き方の推進や労働時間の短縮が、労働者パフォーマンス向上に繋がります

多様な働き方の支援

 リモートワークやフレックス制度など、労働者が柔軟に働ける環境を整えることで、特に子育て介護と両立する労働者の参加を促進し、全体の労働力を拡大できます

5. 高齢者女性労働参加促進

女性就業支援キャリアアップ

 女性が働き続けやす環境を整えることが重要です。保育所の拡充や、育児休業制度の充実、職場でのジェンダー平等の推進により、女性労働参加率やキャリアアップ支援することが、労働力の増加と賃金向上に貢献します。

高齢者再雇用支援

 高齢者が働き続けられる環境を整備し、定年後の再雇用や年齢に応じた柔軟な労働形態提供を推進することで、労働力不足を補い、経済活性化寄与します。

6. 経済成長戦略の強化

新興産業の育成

 成長が期待される新興産業(例えば、グリーンテクノロジーバイオテクノロジーなど)への投資を強化し、経済全体の活性化を図ることが求められます。新たな産業分野の発展は、新たな雇用機会を生み出し、賃金の上昇に寄与します。

イノベーション支援

 新技術ビジネスモデル革新支援する政策が、企業競争力を高め、賃金上昇を後押しする可能性があります政府スタートアップ企業への支援や、研究開発への投資を促進する必要があります

なぜ日本の平均収入他国比較して上がらなかったのでしょうか。

日本収入他国と比べて相対的に上がらなかった理由には、複数の要因が関係しています。以下に主な要因を挙げ、それぞれについて説明します。

1. 経済成長の停滞

1990年代の「失われた10年」に代表されるバブル経済崩壊以降、日本経済は長期的なデフレと低成長に直面しました。この期間中他国ITバブル金融サービスの発展を通じて経済を成長させたのに対し、日本構造的な問題デフレに苦しんでいました。経済成長が鈍化すると、賃金の上昇も抑えられやすくなります

2. 賃金体系の硬直性

日本雇用システムは、年功序列終身雇用といった伝統的な慣行依存しています。これらのシステムは、長期的な安定を提供する反面、労働市場の柔軟性を低下させ、成果に基づいた賃金上昇を阻害しています他国では成果主義が広がり、労働者生産性向上に応じた賃金上昇が進んだのに対し、日本ではこの変化が比較的遅れていました。

3. 非正規雇用の増加

1990年代以降、日本では非正規雇用派遣社員パートアルバイトなど)の割合が増加しました。非正規雇用者は正規雇用者に比べて賃金が低く、労働条件も悪いため、全体の賃金水準を引き下げる要因となっています。このトレンドにより、企業人件費抑制する一方で、個々の労働者収入増加は限定的になりました。

4. デフレの影響

デフレ経済では、物価の下落が続く中で企業価格競争さらされ、コスト削減を優先する傾向があります。その結果、企業従業員賃金を引き上げる余地が少なくなり、結果的に国全体の収入の増加が抑制されました。

5. 技術革新労働生産性の停滞

日本1980年代には技術革新リーダーであり、高度成長を遂げましたが、2000年代以降、ITデジタル化などの新たな技術革新に遅れを取りました。この遅れにより、労働生産性の向上が他国に比べて低く、賃金上昇に結びつく経済効果限定されました。

6. 企業利益配分問題

日本企業内部留保利益の蓄積)を増やし、従業員への利益配分抑制する傾向があります。これにより、企業一定経済的余裕を持ちながらも、賃金の引き上げを積極的に行わないことが一般的です。これは、経済不透明感やグローバル競争の激化に対するリスクヘッジとして行われている側面があります

改善施策

これらの問題改善するためには、以下のような施策が考えられます

1. 労働市場改革

年功序列終身雇用から成果主義スキルに応じた賃金体系への移行を推進する。

非正規雇用者の待遇改善と、正規雇用への転換を支援する制度の強化。

2. 生産性向上への投資

ITAIデジタル技術への積極的投資を促進し、労働生産性を向上させる。

教育と再教育を通じて、労働者が新しい技術対応できるようにする。

3. 賃金政策見直し

企業に対して、利益従業員賃金として還元するインセンティブ提供する。

労働組合の強化や政府の介入により、賃金交渉効果的に行える環境を整備する。

4. デフレ脱却政策の推進

積極的金融緩和政策財政政策継続し、物価上昇と賃金上昇の好循環を作り出す。

日本収入他国と比べて上がらなかった背景には、経済成長の停滞、雇用体系の硬直性、非正規雇用の増加など、複数の要因が絡み合っています。これらの問題対処するための政策が進展すれば、収入の向上に繋がる可能性があります

2024-10-12

https://anond.hatelabo.jp/20241009195017

氷河期非正規の悲願である正社員解雇規制撤廃

いや、それは君と君の同志だけで、さすがに多数派ではないと思うよ。

小泉政権時代民営化すればすべてうまくいく(そんなことはなかったのは周知の通り)と同様、解雇規制撤廃すれば使えない正規雇用解雇されて、非正規正規雇用されやすくなる、なんてことにはならない。

そもそも日本法律的には解雇規制そこまで厳しいわけでもない(米国例外的にゆるゆるなだけ)

仮に解雇規制が融和されたとしても、今の日本雇用者レベルだと、有能だけど気に入らないやつを解雇して立ち回らなくなる会社が増えるだけ

2024-10-10

anond:20241010112918

わいは正規雇用新卒なんかとっくに過ぎたけど未だに名刺は受け取ったこしかないやで

2024-10-09

アイドルオタクを辞められなかった

数日前にアイドルオタクを辞めたいなんてブログ投稿しておきながら、結局現場に行き楽しく態度の悪いスタッフイライラしながら特典会を終わらせてて本当にバカだな自分はと思った。

両親がアイドルオタクな、純血アイドルオタクアイドルオタクやめられるわけがなかった。

が、やっぱり前より粗を見てしまうようになった。

にしても本当にスタッフの態度が悪い。バイトとか業務委託しかいないって噂を聞いたけど実際はどうなんだろう。罰金制度があるとかなんやら。

そもそもちゃん正規雇用してやれよ。

2024-09-24

進次郎の解雇規制。早く成立すればいいのに。

詳しいことは知らないが、正社員解雇やすく出来るんでしょ?

あいつらもっと首切りやすくすればいい。オレは40前半だけど、社会に出てから、ずっと非正規で働いてきた。別に、お前らと大して能力が変わらない気はしてるけれども、生まれ場所や今で言う親ガチャ、周囲の人間関係タイミングや運などが違うだけで、今この環境下に置かれてると思っている。

状況好転させるために、色々な努力もしたし、今現在だって読書を続けて、もう5年ぐらいになるが、一度レールから外れると戻ることは、非常に難しい。

正規雇用の連中は、正規雇用ってだけで特に努力もせず、休憩時間スマホばっかりいじってんじゃねーよ。

業務中なのに旅行の話や、プライベートの話ばっかりしてんじゃねーよ。

そんなんばっかりしてんだったら、俺に正規雇用の枠譲れや。

お前の枠欲しい奴なんていっぱいいるぜ。

詳しいことは分からないけど、解雇規制が成立して、世の中がもっと混乱すればいい。

そうすれば着実に努力をしてきた自分が勝つ気がする。

2024-09-23

弱者男性弱者女性マッチングして6年が経った

失われた時間

夜9時、カズキが眠りについた後、家の中には静寂が訪れた。

しかし、その静けさの中で、リビングにはスマホの画面をタップする音が断続的に響いている。

夫はソファに横たわり、スマホ操作している。妻もまた、ダイニングテーブル椅子に座り、同じようにスマホ凝視していた。

彼女視線は画面の中のSNSに釘付けだ。友人たちの投稿コメント、次々と流れる他人生活に触れ、時間を忘れてスクロールし続ける。

そこで彼女現実の不満や孤独一時的に忘れられるのだ。

母親として、妻としての役割を一旦棚に上げ、ただ画面の中で過ぎ去る時間に身を任せる。育児という責任はすでに頭の片隅に追いやられ、彼女虚構世界に浸る。

カズキが泣き声をあげても、彼女は反応が鈍い。夜中に子どもが寝室からさな足音を立ててやってきたときも、彼女スマホの画面から目を離さない。

父親は、ちらりと子どもを見ただけで、何も言わずにまた画面に目を戻す。結局、カズキは二人の間に挟まれ、静かにソファに座って彼らの顔を見上げたが、誰も何も声をかけることはなかった。

家族としての絆はもはや形骸化しており、親子の間には実際の対話交流ほとんど存在しない。

ただ、スマホの明かりに照らされる無言の時間が過ぎていく。それはまるで、彼らが現実から逃げるために自ら作り出した、無感情牢獄のようだった。

弱者マッチングの始まり

数年前、彼らが「マッチング」された日のことを思い出す。

政府主導の新たな社会政策が大々的に発表された時、孤立し、結婚を諦めていた弱者男性と女性が、一度に大量にマッチングされ、結婚を促進されるというプログラムだった。

そこには理想未来が描かれ、少子化対策経済的な安定・社会全体の調和を目指すという美辞麗句が並べられていた。

彼女はその時、仕事に追われ、将来の見通しに不安を抱いていた。

孤独生活の中で、社会の期待や周囲からの無言のプレッシャーに押されるようにして、参加を決めた。

彼もまた、社会的に疎外され、職場での孤立感に耐えきれず、希望が薄れていく中でこのプログラムに乗り込んだ。

彼らが最初出会ったのは、淡々としたマッチングイベントの会場だった。まるで品定めされるように、テーブル越しに数分間だけの会話を交わした。

しかし、そこでのやり取りは極めて表面的なものだった。互いに特別な印象を持つこともなく、ただ社会的な期待に応えるための形式的時間が流れた。

彼女は彼に対して特別な魅力を感じることはなかったが、経済的な安定や社会的な孤立を避けるためには「結婚」が必要だという思いに駆られていた。

彼も同様に自分未来に対する不安孤立から、この結婚が何かの救いになるかもしれないと考えていた。

結婚という名の契約

彼らの結婚は、愛情感情的なつながりを伴わないまま始まった。

結婚式は小規模なものだったが、それでも形式的に行われ、家族や親しい友人たちが集まった。

笑顔を作り、記念写真を撮り、社会的には「成功」と見なされた。しかし、二人の間にはほとんど会話がなく、結婚という大きな決断に対する感情曖昧なままだった。

彼らは新婚生活を始めたもの感情的な絆は深まることなく、時間が経つごとにお互いの存在が重荷になっていった。

子どもが生まれることで何かが変わるかもしれないという淡い期待もあったが、実際には彼らの関係さらに複雑にするだけだった。

子どもは彼らの生活に新たな責任をもたらしたもののその責任を共有する意識希薄だった。

互いに育児負担押し付け合い、疲れ切った日々の中で、二人とも現実逃避にスマホ世界に没頭するようになっていった。

崩れかけた家族

こうして、建前だけで作られた家族の絆は、日に日に薄れていった。

子どもが何を感じているのか、何を求めているのかに対して、二人は気づこうとしない。

育児という責任あくまで「社会的な役割」であり、愛情を注ぐことはなく、ただ義務感だけが残っていた。

カズキは、そんな家庭の中で日々を過ごしながら、両親の愛情を感じることなく成長していく。

無言の時間と無関心の中で、彼の心の中に小さな孤独の種が静かに芽吹いていた。

孤独クラスルーム

カズキは5歳になり、ついに小さなランドセルを背負って学校に通い始めた。

彼が通う学校は、政府弱者マッチング政策によって生まれ子どもたちが集まる場所でもあった。

同じように、家庭の中で愛情や関心を受けることなく育った子どもたちが大勢まり学校教室には独特の空気が漂っていた。

教室一見すると普通小学校と変わらない。先生が黒板に向かい子どもたちは机に座り、ランドセルを下ろして教科書を開く。

しかし、そこにあるのは静かな孤独空気だった。クラスメートの多くは、家庭での愛情ケアを十分に受けておらず、どこか無感情で無表情。誰も他人積極的に話すことはなく、ただ時間が過ぎるのを待っているような雰囲気が漂っている。

カズキもまた、その一人だった。教室の隅に座り、他の子どもたちとあまり目を合わせることなく、無表情で机に向かっている。

先生が何かを質問しても彼はただ小さくうなずくか、返事をすることな視線を落とすだけだった。彼にとって学校もまた家と同じように、感情のない無機質な場所になっていた。

クラスの子どもたち

クラスメートたちも同様に、家庭での愛情を知らず、感情を抑圧されたまま育った子どもたちだった。

友達同士の会話はほとんどなく、遊び時間ですら誰かが楽しそうに笑うことはほとんどない。まるで、大勢の子どもたちがそれぞれの小さな殻に閉じこもっているかのようだ。

授業中、カズキ先生の話をぼんやりと聞いているが、心の中では何かが欠けていることを感じていた。

家では両親から十分な会話や接触を受けていないため、彼にとって他人との交流信頼関係の築き方がわからない。クラスメートもまた、同じように孤独存在であり、互いに心を開くことができないため、自然と静寂が教室支配していた。

休みになっても、誰かと遊ぼうとする子は少ない。カズキは、ランドセルの中に入っているお弁当を一人で静かに食べる。誰も彼に話しかけず、彼もまた、誰かに声をかけることはない。彼の周りでは、他の子どもたちも同じように無言で食事をしている。カズキはその無表情な顔のまま、スプーン一口ずつ弁当を口に運んでいく。

カズキの心の中

家でも学校でも、カズキ孤独を感じているが、それを言葉にすることはできない。

彼の心の中には常に空虚さがあり、何かが足りないという感覚が消えることはない。しかし、彼にはその感情表現する手段がなく、ただそれを胸の奥に押し込めるだけだ。

学校友達を作る方法も知らず家では両親と感情的なつながりがないまま育ったカズキにとって、周囲の世界はどこか冷たく、無意味に感じられることが多い。

クラスメートも同様に自分たちの孤独を抱えており、互いに心を開くことができない。

それは、家庭の中での愛情不足が原因となり、感情表現信頼関係の築き方を学べなかった子どもたちに共通する問題だった。

放課後になると、カズキランドセルを背負って黙って帰り道を歩く。

家に帰っても両親との交流は期待できず、ただまた同じ日々が繰り返されるだけだ。

彼の頭の中には、誰とも交わらない日々が続き、心の中にある小さな孤独の種が、静かに大きく育っていくのだった。

カズキ学校では彼のような子どもたちが多数を占めているため、クラス全体がどこか感情のない機械的集団のように見える。

彼らは互いに関心を持つことなく、先生が指示するままに動き、誰も積極的自分意思表現しようとはしない。

孤独感や無力感が漂う教室では、笑顔や楽しさ、友情といった感情希薄で、日常淡々と過ぎ去る。

成長したカズキ未来

カズキは15歳になり中学卒業して高校に進学するか、あるいは早々に働きに出るかという選択を迫られる年齢に差し掛かっていた。

しかし彼の中には将来に対する明確なビジョン目標ほとんどなく、家族との感情的な疎遠さや学校での無感情な日々が彼の意欲をすっかり失わせていた。

家庭環境も依然として冷え切ったままで、両親から進路についてのアドバイスや励ましがあるわけでもない。

父親は今も不定期な仕事を続け、母親も相変わらずパート仕事を掛け持ちしている。

彼らの生活経済的に安定しておらず毎月ギリギリ生活費でやりくりしている。

家族全体が経済的な困難に直面していることは、カズキにとっても避けられない現実だった。

働くことへの不安

カズキ学校での成績も特に優秀ではなく、勉強に対する興味を持つこともなかった。

周囲の同級生たちも同じように、家庭や社会からサポートほとんど受けることなく育ってきたため、将来について真剣に考える者は少なかった。

クラスほとんどの生徒は、進学よりも早く働いて家計を助けることを選ぶか、非正規仕事に流れていくのが現実だった。

カズキもその例外ではなく社会に出ることに対する不安と無関心が入り混じった状態だった。

彼の家族は彼がすぐに働きに出ることを期待していたが、それは経済的理由からであって、カズキの将来を心配してのことではなかった。

両親は息子がどのような仕事に就くかに関心を示すことはなく、ただ「家計の足しになるならそれで良い」という態度だった。

カズキ自身も、将来の夢や目標がないまま、やがては自分も両親と同じように、不安定な職に就いて日々をやり過ごす未来ぼんやりと受け入れていた。彼の心には「どうせ自分は何も変えられない」という諦めの感情が根強く存在していた。

経済的問題現実

成長したカズキ社会に出たとき、彼が直面する最も大きな問題は、まさに経済的不安定さだった。

彼は学校卒業してすぐに安定した職に就くことができず、非正規雇用やアルバイト転々とする生活が始まった。

日本全体では弱者男性や女性社会の周縁に押しやられ、正規雇用に就くことが難しい状況が続いており、カズキもその波に飲み込まれていた。

カズキ収入は低く生活費を賄うのがやっとで、将来的な貯蓄や投資などは夢のまた夢だった。

家賃光熱費、食費、そして時には両親から経済的支援を求められることもあり、彼の手元にはほとんど何も残らない。

彼の労働は、社会必要とされるが正当に報われることのない単純作業が多く、心身の疲労が募る一方だった。

また、カズキ家族から社会からも十分なサポートを受けることなく育ったため、将来に対する不安経済的問題対処する力を持っていなかった。

彼は、経済的問題だけでなく、感情的な孤独自己肯定感の欠如にも苦しみ続け、ストレスが重なっていく。

社会との断絶と孤立

カズキが直面するもう一つの大きな問題は、社会との断絶感だった。

彼は家庭でも学校でも十分な愛情支援を受けられなかったため、人間関係の構築やコミュニケーションに対して強い抵抗感を抱いていた。

仕事でも職場人間関係にうまく溶け込めず、孤立したまま日々を過ごしていた。

こうした孤立感はカズキにとって大きなストレスとなり、結果として職場でのモチベーションパフォーマンスにも悪影響を及ぼしていた。

彼は仕事に対する満足感を得られず、ただ生きるために働くという消極的姿勢に陥っていた。

彼のような若者たち社会全体に増え続けており、同じように家庭環境経済的な困難、そして社会的なサポート不足に苦しんでいる。

多くの人々が非正規雇用に追いやられ、低賃金で働くことを余儀なくされ、将来に希望を見出すことができないまま、現実と戦い続けている。

カズキの早期結婚――無感情未来

カズキは、社会との断絶感に押しつぶされながらも、弱者男性と弱者女性マッチング政策によって20代前半でユウコという女性結婚した。

両者とも愛情幸福を求めることなく、ただ社会の仕組みに従い自分たちの未来に対して諦めを抱いていた。

彼らの結婚生活形式的感情的なつながりは希薄で、ただ「結婚している」という事実けが彼らを繋ぎ止めていた。

ユウコカズキと同様に愛情のない家庭で育ち、社会との接点をほとんど持たない女性だった。

彼女もまた孤独を抱えたまま仕事に就き、カズキとともに経済的不安を分かち合うことなくただそれぞれが生きるために必死で働いていた。

カズキ低賃金非正規雇用に押し込まれユウコもまたパートタイムの仕事を掛け持ちする日々。二人の間に交わされる会話は少なく、家の中には沈黙が漂っていた。

カズキの子ども――犯罪の縁で生きる

カズキユウコの間に早くも子どもが生まれ、彼らはその子を「タケル」と名付けた。

しかカズキ自身経験した孤立経済的困難は、さらに厳しい形でタケルに受け継がれることになった。

タケルは幼少期から十分な食事も満足な環境も与えられずに育った。

家には物が溢れ乱雑なままで整理されることはなく、学校では友達を作ることもできなかった。

カズキユウコはどちらも仕事に追われタケルの世話をする時間がなく、彼は放任されるように育っていった。

タケルが中学卒業する頃にはすでに家庭での居場所を見失い、社会からも完全に疎外された存在となっていた。

彼は学校卒業しても就職先が見つからず、社会の隅に追いやられるようにして犯罪スレスレ生活に足を踏み入れていた。

タケルのような若者はこの時代には増え続けており、彼らは生き延びるために小さな詐欺や盗み闇市場での売買に手を染めていたが、それらすらもうまくいかないことが多かった。

犯罪の失敗と絶望

タケルは盗みや詐欺を何度か試みたが、成功することはほとんどなかった。

彼が属する社会底辺は同じような境遇の人々で溢れており、競争は激化していた。

彼が盗もうとした小さな金品はすでに別の誰かに奪われていたり、詐欺を試みる相手もまた騙され慣れていたりするためうまくいかず、むしろ危険さらされることの方が多かった。

ある日、タケルは仲間とともにコンビニ強盗計画したが、あっけなく警察に察知され失敗に終わる。

彼の仲間の一人は逮捕されタケル自身はかろうじて逃れたものの、失敗の連続で心身ともに疲れ果てていた。

彼は犯罪ですら成功しない自分の無力さに絶望し、社会の中で何の価値も持たない存在だと感じていた。

社会に溢れる「タケルたち」

タケルのような若者は、もはや社会の一部を構成する主要な層となっていた。

経済的な困難や家庭崩壊教育の欠如がもたらす無気力若者たち犯罪に手を染め、失敗を重ねながらもその場しのぎで生き延びていた。

街には、そうした「タケルたち」が溢れ、どこに行っても犯罪が起こりそうな張り詰めた空気が漂っているが、実際には成功する犯罪すら少ない。

仕事の機会は減り、低賃金非正規雇用や闇市場での労働を強いられる若者たち

犯罪に走るがすべてがうまくいかず、どんどん貧困の深みにはまり込んでいく。彼らは家庭でも社会でも愛情を受けることなく、常に孤独無力感に苛まれながら、社会底辺で苦しみ続けていた。

タケルはその典型的な一人であり彼もまた未来希望を持てず、犯罪の失敗と絶望の中で、ただ何とかその日を生き延びるだけの生活を続ける。

カズキが直面した孤立感や経済的困難は、さら悪化し、次世代にわたって連鎖的に続いていた。

弱者男性・弱者女性マッチングの再導入

タケルが20代に入った頃、彼が育った社会には新たな「弱者男性・弱者女性マッチング」の仕組みが再び広まっていた。

この制度は表面的には自由意志による選択として進められていたが、実際には経済的不安社会的な孤立に直面する多くの若者にとって、結婚を通じて「安定」を得る以外の選択肢がほとんど残されていなかった。

政府はこのマッチングを「未来への一歩」「パートナーと共に新たな人生を切り開くためのチャンス」として宣伝し、若者たち積極的に参加を促した。

制度のもの強制ではなく形式的には自由参加であったが、現実的には低賃金非正規雇用や Permalink | 記事への反応(1) | 01:21

2024-09-19

解雇規制の緩和は雇用の促進なんだが

企業解雇規制があるから雇用を増やすことが難しくて

その結果として派遣だとか業務委託になってる

派遣はまだしも業務委託は完全に無法地帯になっていて労働者側が全然守られていない

なので11月から法改正が入るんだけど、結局これってイタチごっこなのでまた別の雇用形態に変わっていく

そもそも企業側としては法律の抜け穴を探したいわけじゃないので

解雇規制が緩和されたら正規雇用を増やすことができるってのが今の議論

解雇濫用!」「転職には困ってないが?」

とか言ってる人は論点がズレてます

2024-09-18

anond:20240918010238

ちな新卒正規雇用の男女比は8:2やぞ

一般枠は基本的男性枠と同義なんだよなあ

 

お前の周りにスペックの悪い女しかおらんのは、お前が大学入試をサボっただけとも言える

2024-09-14

アメリカみたいに「今から2時間以内に荷物をまとめて出て行ってくれ」

言われるんじゃないかと思ってビクビクしてる正社員とか想像するだけでメシウマ。俺もう正規雇用なんて無理だしどんどんやって欲しい anond:20240914135606

2024-09-11

日本解雇規制は厳しくて緩い

またまた解雇規制緩和の話が盛り上がっている。

日本解雇規制については、そもそも現状認識に論争が起きることが多い。

一方が「規制が厳しすぎる」と言えば、他方は「OECD指標はそうではない」と反論するのがお決まりになっているが、これはどちらも正しくてどちらも間違っている。

日本解雇規制の特徴は「厳しい」と「緩い」の二層構造になっていることである

大企業公務員では、コンプラがしっかりとしているところほど、厳しい解雇規制を遵守している。

一方で、コンプラ意識の低い中小企業や、非正規雇用においては、何の補償もない安易解雇がまかり通っている。

から金銭解決解雇容認すれば、これは前者にとって規制緩和になる一方、後者にとっては規制強化になりうる。

(現状の判例から成り立っている漠然とした規制に対し、払った/払っていないは明確に判断できる話なので労働者としては訴えを起こしやすくなる。)

解雇規制緩和に反対する立場からよく引き合いに出されるOECDEPL指標だが、内訳を見れば正規雇用に関連する要素は値が高い一方、非正規雇用が要因となって低い値となっている。

また、当のOECDもこの二層構造問題視しており、社会保障非正規雇用に拡大する一方、正規雇用への雇用保護を弱めるべきだと主張している。

この二層構造理解なくして、自分身の回り経験だけで解雇規制論に口を出すと、木を見て森を見ずになってしまう。

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