はてなキーワード: 予告編とは
「この世界の片隅に」観てきました。
内容に関しては期待通りとてもよかったんだけど、上映前の予告が少し引っかかった。
例に漏れず他の映画の予告編が流れたんだけど、紹介されているタイトルが「好きになるその瞬間を」とか「ポッピンQ」とかいわゆる萌え系の作品だったわけ。
(その2作品に関しては観てないので間違ってたら申し訳ないけど、萌え要素はあるよね?)
で、俺は「この世界の片隅に」を戦争ものという知識しか持たずに観に行ったから
「え、片隅ってそっち系なの?イメージと違うな??」と思いながら本編に突入したんだ。
観終わったあとね、
「違うじゃん、そうじゃなかったじゃん、本当に予告はそれでよかったの??」
って思った。
作品の内容や表現の違いを理解せず、ただアニメだという理由だけで同じ分類にされてる感じ。
誰が決めたかは知らないけど、アニメなら全部同じに見える人が決めたんじゃないかなって思っちゃうよな。
本人は遠回しな表現をしてだいぶボカしてるつもりなのかも知れないけど。
直近では、
>すずちゃんの右手がなくなる、失われる、というのはすごく分かりやすく象徴的で
とか言いやがって、え、おい、マジか、そうなんか!?ってなった。
>でも三葉は瀧くんの3歳上ってことなんだよな……
とか言いやがって、俺は結構情報遮断してたんだけど入れ替わるらしいってことぐらいは予告編とかで知ってたから、
え、あ~……つまり入れ替わってる二人の生きてる時間軸が3年ズレてってことね、じゃあそういうスレ違いとか誤認とかがあるんだね……
上映が終わるくらいの頃か、せめて公開3,4週程度してからならしょうがないかなって気にもなるけど、公開したその週とか、公開から2,3日ぐらいでそういう話をしだす。マジでムカってなる。
「この世界の片隅で」
戦争モノなんだよね? で、最後に原爆落ちるって観客が知りながら見るんだよね?
武蔵とか青葉とか、つけ麺屋っぽい軍艦が寄港するんだよね、そうそう呉。
呉と広島って距離的に結構離れているから、のんちゃんも原爆とはあんまり関係ないって感じになるんだよね?
予告編見たけど、こりゃ泣くわ~と思った。いかにも泣きそうな感じ。やっぱ見に行くのやめとくわー。
「君の名は。」
これ分かんないんだけど、彗星が出てくるんだよね?72年に一度の。
小林聡美がオッパイ出してた映画のアニメ版って解釈で合ってる?
男と女が入れ替わったら、当然「あれ、チンポがない!」ってシーンも出てくるんだろうね。
そのあたりはコミカルなの?泣けるのかなあ?
あと。すごく絵が良いらしいねえ。いやあ正直、アニメ知らないから比べようがないんだけどw
「シン・ゴジラ」
見たほうがいいってみんな言うよねー。京急壊すんだよね?
そんで羽田空港あたりから立川あたりまで歩くんだよね、ゴジラが。
あ、ゴジラじゃなくてガッジーラ?
会議のシーンの描写が細かいんだよね確か。オタクが会議やるらしいじゃん。
ていうかほとんど会議のシーンばかりで寝ちゃうっていうのもホント?
「この世界の片隅に」を昨日観た。昨日は感想を言える状態ではなかった。
まだ自分の心をまったく整理できる状態ではないけれど、感想を書く。
この感想が人の目に留まる可能性は少ないと思うが、もし未見の方がおられたら、この感想を見ずにまず映画を観ていただきたい。ストーリーのネタバレはほとんどしていないが、これから私の書く情報がない状態で、この映画を体験してほしいので。
また、この文章自体興奮冷めやらぬ中書いているので、改めて落ち着いたり再見して考えの変わることもあると思うが、整理されていない最初の印象というのも重要だと考え、勘違いなどがある可能性を承知の上で書き残したい。
「この世界の片隅に」は「ものすごい映画」だった。「良い映画」「泣ける映画」ではなく、「ものすごい」のだ。
私もいい年なので、良い映画、泣ける映画を観て涙ぐんだ経験はある。しかし、映画の印象的なシーン一つ一つ思い出す毎に涙がこぼれる映画が、この世に存在するとは思わなかった。
この映画を「観た」というのは正しくない。この映画は「体験する」映画だ。映像・音声の中にちりばめられた何かが作用して、主人公すずの人生を観客が「体験させられる」のだ。だから、後でいくつかの印象的なシーンを思い出すだけで、何かしら感情が「あふれざるを得ない」のだ。
ストーリー自体は、複雑でも何でもない。あらすじだけ読んでも、たいして感動するポイントがあるわけではない(まあ、あらすじとはそうしたものだが)。戦時中の設定であり、ましてやあの広島を題材に採っているから、何かしら悲しいシーンが入ってくることは予想できるし、邪推して「お涙頂戴映画だろ」と言うことはできる。そして、実際にそういうシーンはある。しかし、この映画のすごさは、私が思うに、そういう大枠のストーリーそのものではない。
観客は、主人公すずの人生を、バーチャル・リアリティのように(と書くと厳密には間違っていると思うが、他に言葉が浮かばない)「体験させられる」のだ。広島と呉の人々の営み、嫁入りした先での苦労、鳴り響く対空砲、町と軍艦を焼く敵機の容赦ない爆撃、無慈悲な時限式爆弾の爆発、そして原爆のかがやきと衝撃波。楽しいこと、嬉しいこと、誰かをいとおしいと思うこと、不安、悲しいこと、喪失感、悔しさ、怒りも、観客は「体験」させられる。それも、普通の映画とは違う、もっと深いレベルで、だ。
そのような「疑似体験」が観客側にあればこそ、一見物語上盛り上がりのないシーン、いわゆる「泣き所」ではないシーンの一つ一つを思い出して、涙がこぼれる。だからこの映画は、映画を観ている時だけでなく、印象的なシーンを(喜劇的なものであっても)思い出すだけで胸に迫るものがあるのだ。
昨日、家に帰って虎の子の古備前徳利で酒を飲みながら、「この世界の片隅に」に関する映像や片淵監督、主演ののん氏のコメントなどを読み漁った。当然、いくつかのシーンを思い出す。そうするともう、ただもう「思い出す」だけで涙がこぼれるのだ。
「体験させる」仕組み・仕掛けについて、私には残念ながら分析する能力も知識も不足している。ただ、映像や音楽にちりばめられた何事か(例えば入念な取材に基づく非常に精緻な映像や音声など)が、言い方は悪いが催眠術やサブリミナルのように観客に「効いて」来るのだ。
非常に限定的な例えで悪いが、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくる登場人物である岸辺露伴のスタンド能力「ヘブンズドアー」。露伴の漫画を読んだ人を本に変え、その人の記憶を読んだり、書き込みをすることで人を操ることができる能力。私にとって、この映画は、そのうちの「書き込みをすることで人を操る」に近い影響力を発揮した。しかし、それは何らかの超能力によって発現したのではない、片渕監督が、資金のめどすら立たない6年前から、おそらくある確信をもって様々なものを積み重ね、それに対してスタッフやキャストが力を発揮した結果なのだ。私は、その事実に身震いする。こんな「効果」を持った映画が「ものすごい映画」でなくて何なのだろう。
私は昨日youtubeに挙げられた公式の「予告編」の、すずと周作のキスシーンだけでも何度も泣いた。話の展開的に、このシーンが、いわゆる何らかの悲劇の「フラグ」というわけでも何でもないのにも関わらず。普通の「泣ける映画」であれば、、この後周作には何らかの不幸が起こらねばならない。しかし、この映画ではそうはならない。しかし、それでもこのシーンが私には泣ける。
なぜ、私はこのシーンで泣いてしまうのだろう、と私は酒を飲みながら考え、そして気が付いた。この映画で得た「体験」は、それほどに強く主人公すずの人生を私の心に焼き付けてしまったのだ。それは、「すずの人生が我々71年後の日本人と地続きである」というレベルを超えている。これは、私の人生の中では「異常」な体験だ。
大げさなことを書いてしまうが、私は上記のことをもって、この映画が、人類が到達可能なある限界点に到達したか、少なくとも片足をかけている世界最初の映像作品ではないだろうか、とすら考える。少なくとも私は、このレベルに達している映画を他に知らない。
(もしかしたらごく短い映像作品では世界のどこかに存在するかもしれないと想像はする)
実は、わたしはこの映画の原作は未読である。私が体験した要素が、どれだけ原作から来ているか現時点ではわからない(原作はもちろん今後読むつもりだけど)。
この映画も一回観ただけで、いろいろ取りこぼしや考え違いもある可能性は高い。特に、ストーリーに対する評価がまるでできていない(これも重要なはずなのだ)。
また、万人に私と同じような「体験」を保証することもできない(そもそも万人向けの作品など存在し得ない)。
それでも、このアニメ映画が「ものすごい」作品であることは、疑いない。そしてこの映画はその「ものすごさ」ゆえに「尊い」。まさしく、神の技に到達した、少なくとも手をかけた奇跡的な映画なのだ。
第一報からそんな気はしていたけど、いざ観てみると思った以上に邦画の続編って感じの現状維持・縮小生産な作りだった。
予告で拡げた風呂敷が開始30分経たずに風で飛んでった感じ。
冷静に考えると映画一本の企画で6冊ルール持ち出すとか企画者はただのファンだわ。
まぁバトルロイヤル要素に加えて夜神月関連でほぼ台詞のみの謎設定あったし、元々はプラス映画二本or連ドラぐらいの企画規模だった可能性もある。
(活かす気ないのにポコポコ謎設定を突っ込む感じもいかにも邦画っって雰囲気出てたからおそらくわざとなんだろうけど。)
けど、海砂(戸田恵梨香)を出すためだけに設定に矛盾が生じてたのはいただけない。
そりゃ記憶戻らなきゃただの一般人だけど、戻っちゃったら前作で2冊ともノートを焼却って設定とアンマッチになる。(所持していたノートに触れないと記憶は戻らない)
予告編観て「どうフォローするんだろ」と思ってたら、本編で一切フォロー無かったよ!(「実は残ってた」と一言台詞があればスッキリするのに……)
恋愛要素っぽく戸田恵梨香の迫真の演技入れられてもそもそも設定破綻してるから感動もへったくれもなかった。
まぁ映画は映画だし、きっと今回はその辺のルールの設定が違うんだと自分を納得させていたら、終盤でこのルールをトリックに使ってたよ!
そりゃ流石にないだろう……
他にも「デスノート持ちのサイバーテロリストが個人情報収集してるって散々説明台詞あったのに、警察に突入されたら現場指揮者〜命令出した総理は殺さずに隊員を一人ずつ殺す→負ける」とか小ネタは色々あったけど、全体的に死に設定が多すぎたので、勿体無かったなぁ。
というかもともとは
なんでマスコミで宣伝されないのか→予告編からして一般受けしなそうだから、宣伝する価値が無いと判断された
って話じゃん
本編が面白いかどうかって話じゃないじゃん
何かブコメで原作ファンと思われる人たちがテンション上がっちゃってるけど。
その理路で罵れるのは
本編がつまらないと断じることはできないだろ
鼻息荒いのはいいけどもうちょっと論理的に喋ってくれよチンカス蛆虫
のーねんれなが出てることしかしらん
テンション上がっちゃった人達が発生してたので、わざわざ予告見に行っちゃった。
https://www.youtube.com/watch?v=kczb7IJJg0g
こんな見栄えがしない映画、君の名は。と同列に宣伝出来る訳ないだろw
【偏向報道】高評価のアニメ映画『この世界の片隅に』がマスコミからの圧力工作で潰される
http://togetter.com/li/1041183
この映画な、予告編だけで見る気が失せるんだわ。こんな暗い映画見たくない。
昭和の戦争は悲惨でした、昭和の人は人情深くて偉かったです、昔を思い出してまっとうに生きましょうってか?
説教臭すぎてヘドが出る。ジジババの自己正当化は聞き飽きたんだよ。
戦争の話が聞きたければ中東やアフリカの人呼んで、現代のリアルな話聞けばいいだろ。
もう二度と再現されない、過去の総力戦を振り返って、一般人にどんな良い事が有るんだ?
くっさい自己満足とジジババに媚びて金もらう能無しが作った映画なんて見たくない。
ジジババが昔を懐かしんで見るのを止めはしないが、宣伝する価値が無いと感じたから宣伝されないんだよ。
そのくらいわかれよ。
君の名は。の予告PVも貼っとくから、ちっとは見比べてから言えや。
https://www.youtube.com/watch?v=k4xGqY5IDBE
追記
何かブコメで原作ファンと思われる人たちがテンション上がっちゃってるけど。
まずさ、予告編だけで判断するな本編見てから言えって人、本当のバカなの?
ナメクジ並の脳みそなのはお前だよ?予告編って何の為に有るのか考えろよ。
本編を見たくなるように作るのが予告編なの。その程度もわからないって頭沸いてるの?
そしてあの予告編は三丁目の夕日感アリアリだろ。「そういう層」を取り込もうとしているスケベ心すら感じられるわ。
特定の層にウケるかもしれない事は否定しないが、興行成績では君の名は。は当然の事、聲の形すら抜けないよ。
映画館であの予告流れるの見て、誰が見に行きたいと思うよ?少なくとも僕は説教臭いから見る気ゼロになるわ。
ちなみにこうの史代は夕凪の街を途中まで読んで投げた。劣化サザエさんみたいな作風が合わない。
少なくとも、この作品が一般ウケしない事はメディアの人には明らかで、だからこそ宣伝されないのだろうと腑に落ちる予告編だったよ。
特定の限られたサークル内で楽しむのは勝手だけど、陰謀論とかやめてくれませんかね。
原作ファンもエンターテイメント性の低さは自覚している様子で何よりです。
この映画が宣伝されない理由は、予告編のつまらなさと、内容の古臭さや説教臭さ、そして一般ウケ皆無な内容によるものです。
興行収入的には失敗に終わるでしょうから、マスコミの皆さんは無視した訳ですよ。
追記の追記
そもそもこのエントリーも、僕の個人的な意見ですから、僕の勝手であるのと同じようにね。
陰謀論を述べる人達が居て、そこまでのものなのか?と疑問に思ったのがはじまり。
その後予告編を見て、昭和をテーマにした古臭い映画だと感じた事をそのまま書きました。
「この作品は面白い、批判する者はクソ雑魚ナメクジだ、マスコミは宣伝するべきだ」というようなファンがついている作品だとわかって有用でした。
メジャー作品ならともかく、ドマイナー作品でこの調子では、内容も推して知るべしでしょう。
個人的に楽しむのは勝手だし、クラウドファンディングでお金集めて作るのも勝手だし、僕のエントリーに文句言うのも勝手ですけど
マスコミに宣伝するべきまで言っちゃうのはイッちゃってる感アリアリですよ。
熱心なファンの方々は、ブコメでも少しいらっしゃる大人の対応を学んだ方が良いんじゃないですかね?
原作好きだし、作者のファンだし、この映画も応援してるけど、エンターテイメント性が『君の名は。』と比べて低いことは認める。ただ説教臭さはないし、昭和賛美でもないし、トラウマ系でもないので安心してほしい。
もしもこのブコメみたいな意見が大半なら、僕は見に行ったと思うんですよね。
人ってそういうものでしょ。
11/15追記
何か別の増田のブコメで言及されてたけど、あれは僕じゃないです。
マーケティング予算が尽きて、匿名の釣り記事に頼るようになっちゃったのでしょうか?
予想通り初登場低位置スタートでこのまま消えていきそうですね。
iTunesの配信も2500円とかアホな価格つけてるの、本当にマーケティング担当が居ないのだなと思います。
あまりに初動が悪いので、回収を焦った誰かが居るのでしょうね。
上映中に配信するくらいなら、ガンダムUC方式で劇場でもDVDやBlu-ray売ればいいのですよ。まぁそんな予算無いでしょうけど。
極狭いマニアの間で、せいぜい盛り上がって下さい。
年明けには誰も話題にすらしなくなっている事でしょう。
*観に行った当日に書いたものです。極力他人の感想等を見ない・聞かない努力をしています。
*とはいうものの記憶は薄れてしまっているので、読まれる方の混乱を防ぐためWikipediaなどのによりあらすじ・登場人物名確認を行った上で投稿されたものです。
*自省的なものです。レビューは他のかたの記事をお当たりください。
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映画を見なくて久しい友達が、ハリーポッターくらいしかまともな(?)映画を見たことのない僕に「観に行かへんか」と誘われ数々の選択肢から導かれて「聲の形」を観に行くことになった。
コミック未読の身としては、予告編の限りでは「普通によさそう」だと思い前向きだったが、相方はヒューマンドラマ的すぎて醒めてしまうのではないか、と消極的。結局後々の話題性(新学期の話のネタ)を考慮した結果がこれだったんですが。
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昼過ぎ集合、東宝の某劇場で別の映画を観るも機材のトラブルでサイレントに。7割は観たけど全額返金で謎のオトク感をかみしめ、軽食をとり松竹にうつる。
スクリーンにつく。若い人が多い印象。ぼくらみたいに男だけで来てる集団もかなり多かったような・・・
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主人公・石田が責任を負う形にはなるが、西宮に対するいやがらせは根本的には植野(黒髪の女子)から始まったように描写されている。
そもそもこの「いやがらせ」から「いじめ」への変遷で最も大きなものは、攻撃人数の増加・攻撃者の集団化だと思う。
集団化とは、ときに思わぬ人を巻き込むこと。川井(クリーム色の髪の女子)は集団化の被害者であり西宮への加害者である。
また、極端な描写とはいえ、教師の配慮の無さも事態をエスカレートさせている印象があった。
加害者追及(石田が全責任を負う)の場面は自分の小学生時代の記憶がフラッシュバックした・・・(加害者ではなかった分とても不愉快な記憶)
どれもこれも、人の未熟さゆえの出来事であり、高校生になった今、未だ未熟でありながらも、子どもたちはあの時の集団性を見返すのです。
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なんといっても、主要人物全員が橋の上で集まるシーンがこの作品の中核をなしていると思う。
広義的ないじめ加害者・観測者はすべてあの人物中にカテゴライズできる、と言っても過言ではないかもしれない。
そしてその一人ひとりに対し「主要な」いじめ加害者・石田が吐き捨てる言葉は的確であり、「こんなやつおるよなあ」と感心したくらい。
永束のキャラ性は決して浮きすぎず、むしろ重くなりがちな展開を緩和してくれてありがたい。
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途中に入れようとしたけど入れられない書きたかったところ。
すぐ「ごめんなさい」と伝える傾向にある西宮に対し、怒りを爆発させる植野の心情。
いじめは攻撃のある場にいるだけで参加しているようなものだ、と思う(陳腐ですが)。これを自覚できずただ流されるままの人間にはなりたくない。
たとえ偽善者と言われようと、嫌悪感を抱いたら行動は起こすほうがいい(身の上のためにも)。
島田(金髪男子・遊園地のバイト)はともかく、広瀬はWikipediaみるまで覚えてなかったんですが、なぜ彼らが石田の命を救ったのか。
・永束の扱い
記憶が正しければ劇場においてはいわゆる「正義の味方」役にとどまっていたはず(Wikipediaに載っているようなバックグラウンドは描写されていない)。ただこの一面だけであっても、実に典型的で現実的ないじめの観測者になっている。
・美也子(将也の母)の人物像
綺麗事を並べているわけでもないが、将也をはじめとした多くの人物に一言で影響を与えるとてもいい役をしている。画面にいるだけで安心する(?)。
劇場では厳格で冷たい人物であるように事故前まで描かれていた。館内で配られたSpecialBookでバックグラウンドが補完されている(ことにあとで気づいた)。
・そして、結弦
・石田・西宮が立ち寄った現代美術的モニュメント群は一体・・・?
はじめは金沢美術館あたりかなあと思ったんですが、舞台である岐阜の大垣市は結構名古屋寄り・・・今度調べなければ。
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全体的な感想としては、久々に映画を観るからか、とても楽しめましたし、精神的収穫もありました。
これが「日本映画の典型的なお涙頂戴」とは違う感慨であってほしい・・・
とりあえず自分の思ってたことはかけたので、他の人のレビューを見ていって補完していきたい所存。
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以下オタク雑感。
アニメをみてたのはほんの一時期だったので全話見て知ってるのは俺妹のあやせたんくらいなのですが(すでにうまい)、某動画サイトで異能バトルなる作品での名演が残されています。5分間しゃべりっぱなし・・・
エヴァにハマったある年の夏、アニメ映画を見まくっていた中オススメされていた「秒速5センチメートル」は当時の自分には輝きすぎてて予告編だけで辛かったし、何より現実路線の恋愛話なんだろうと思って距離を置こうとしていた。それでも調べてみれば聖地巡礼というまだ聖地巡礼という行為がそこまで一般化していなかったあの時代にそういう事をしている人が居るという事はそれなりに面白いのとリアリティがあるのだと感じ、見た。まず出た感想が「絵が凄い」だった。それからは考察や聖地巡礼を通じて「秒速5センチメートル」は遠距離恋愛という距離と恋愛で構成されている事を理解したし、小説版で補完もした。何度見直したか覚えていない。その後、「ほしのこえ」「雲の向こう、約束の場所」と見た自分はいつの間にか新海誠作品のファンとなっていた。秒速もあってアニメ業界では有名だったけど一般人にはまだまだ有名では無かったからこの人の作品は凄いんだよと周りに言いまくった。
でも「星を追う子ども」で流れが変わったと自分は感じた。追っかけていた自分はまずあれをジブリに似た何かだと。それからは思考が停止したかのようにあの描写はジブリのアレ、これはあれ、みたいな感じで多くの描写を他の作品で出てきた物と捉えた。もちろん今でもそう言ってる人は居るし、初見であればあの光る石を見て飛行石だと感じる人も少なくないと思う。
それでも先日の配信で、2度目の「星を追う子ども」を見て自分はある事に気付いた。それは新海誠作品のテーマの1つに「生と死」がある事だ。自分が入った「秒速5センチメートル」では死というものはほとんど描かれず、生きるの辛いって言いながら生き続ける人の物語だったとも言えるので、これに気付かなかったのも仕方がない気はする。距離・恋愛という先入観から前の2作品ともこの状況下の恋愛はなぁ・・・みたいなのが無意識にあった事で、受け取る感情が制限されていたのかもしれない。ほしのこえは宇宙戦争、雲の向こうは昏睡状態(と戦争)が描かれ、星を追う子どもでは家族の生死が描かれている。だから自分にとって今まで新海誠作品というものは距離・恋愛・心理描写がテーマになっているものという意識をしていたけど、星を追う子どもを見たことで生と死というテーマもあるのだと気付かされた。また、星を追う子どもは公開が2011年とあの東日本大震災から間もない頃で正直な所、生と死なんてテーマを扱った時期が悪すぎたというか運が悪かった感じがあるのだと思う。自分にとってはあの出来事もあってそういった部分をシャットアウトしていたのかもしれない。断言しておくが被災者ではない。だから先日見た時は家族(または親友)を抱きしめたいという気持ちに一瞬駆られた。
自分にとって「星を追う子ども」はターニングポイントであると感じていたがそれは全く違くて、ただ「生と死」というテーマを強く出した新海誠作品以外の何物でもないという事になるし、その後の「言の葉の庭」も考えてみればいじめの様な生死の関わる話が入ってきたりエンディングで距離が生まれるという事は、テーマに沿っていた訳でやっぱり新海誠作品は最高だという事が分かった。このテーマは建設会社やZ会のCMにも出てきている様に自分は感じるし、どういったコンテンツであってもポリシーを貫いている監督は素晴らしいと素直に思う。
今回の新作「君の名は。」には予告編を見る限り、恋愛や距離、そして生死という新海誠が描くテーマが備わっているように見えた。自分にとって最高の作品になっている事に間違いない。だからこそ新海誠作品に描かれるテーマを今更分かった自分が、見に行って自我を保てるか不安でならない。(隙あれば自分語り 執筆時間30分)
君の名は。見た。
ネタバレはないとおもうですよ。
結論から言うと、見ても見なくてもいい映画だった。毒にも薬にもならないかんじ。
あと個人的には「恋愛映画としては共感できる(感情移入する)フェーズが足りなくて、エンタメ映画としては盛り上がりがいまひとつ足りない」という印象。おびにみじかしたすきになんちゃら。
時かけとかの他の青春エンタメに比べて力強さがないというか、薄い気がする。スパートかけるところで妙にサラーッとしてる。もっと焦らせたりドキドキさせたりして欲しいところで綺麗な映像です〜美しいやろ〜って感じになるから拍子抜け。
Yahoo!映画で評価4.6と高いし、友人におすすめされたので見てみたけど、正直真新しさはなかった。
相変わらず美しい背景(パワーアップしてる)と心象映像?はものすごくて結構楽しめるけど、夢中になったりワクワクドキドキする感じはほぼない。若い子ががんばってんなーって感想になる。
あんまり映画見てない人や中高生なら十分楽しめるだろうなーというのもわかる。でも残念ながらこのパターンなんべんも見てるから、うまく乗せてくれないと乗れないんだよアラサーは…。予告編見たときから大体の展開は読めているんだよ…。
ピクサーの、展開がある程度わかっていてもうまく乗せてくれる上、テーマ性も毎度バッチリな脚本演出は凄まじいものがあるなと再確認。あとシンゴジラはそうきたか!って切り口の新しさやパワーがあってワクワクした。
なんで君の名は。はあんな評価高いんだろ?3/5点くらいでは…。おもしろいけどそれなりの恋愛映画、それなりのエンタメ映画といった雰囲気でした。迷ってる人はBD待ちでいいんじゃないかな…大画面で素晴らしい美術や動画が見たい人は行ったほうがよいと思うけど。
新海誠監督の最新作『君の名は。』が公開から2日で59万人動員だ興行収入7億だ、最終的に60億円見込みだと話題になってて、はてダ時代から棲息しているボンクラな古参はてなーどもが「誰にそんなにウケてんだ」と驚愕してる。
http://b.hatena.ne.jp/entry/eiga.com/news/20160828/8/
Hoodedcrow1 なんかブコメ見てると把握してない人多いけど、この映画のボリュームゾーンは中高生女子(オタに限らず)ですよ。新海誠だから見ている訳じゃないっす。小説は既に50万部売れてて、主題歌でさらにブーストかけてます。
raitu 新海誠の新作アニメ映画「2日間で観客動員約59万人、興行収入約7億7000万円(26日が約3億4800万円、27日が約4億2200万円)を記録」今回は「君の名は。」という中高女子向けの人気原作であることも寄与してるっぽい
まーこのあたりのブコメが正解だよね。タイムラインを追うとはっきりわかる。
2015.12.10 製作発表・公式サイト開設。2016年8月に東宝配給で全国公開、神木隆之介・上白石萌音の主演が明らかに
4.6 予告PV公開。主題歌と劇伴をRADWIMPSが担当することが明らかに。キャッチフレーズは「この夏、日本中が恋をする。」
6.18 新海監督書き下ろし原作小説刊行(角川文庫)。3日で売り上げ10万部を超える
どう見ても「勝ってから戦ってる」でしょ。最初から、神木隆之介だRADWIMPSだ、やれ「日本中が恋をする」だという要素に惹かれる層を相手どってる。
4月時点で、プリクラをtwitterアイコンにしてる地方の大学生が予告編を観てこんなツイートをしてた。
上映予定の君の名はっていうの
めっちゃ見に行きたい🙄
これ泣くやつや
https://twitter.com/youtyan731/status/725877277683159041
昔ボンクラどものカリスマ?だった新海誠が、こういう人々相手の商売に成功しようとしてるわけ。
しかし、言うほどボンクラどものカリスマだったか?という疑問があるのよね。
新海作品は初期から知ってるけど、ボンクラどもが『秒速五センチメートル』でひっかかりまくっていた「女々しさ」(敢えて言う)が、『ほしのこえ』『雲の向こう、約束の場所』あたりでは逆に若い女性にウケて話題になってた記憶がある。
14年前、『ほしのこえ』が初めて公開されたのが下北沢のトリウッドとゆーミニシアター。『雲の向こう~』も今は亡き渋谷シネマライズ。女性客多かったよ。
新海誠作品は元々そういう文脈でウケてて、扱う主題的にも、こういうふうに勝ってから戦える可能性はバリバリ秘めてた。『秒速~』がむしろ例外的に、当時のはてな村の非モテ文脈に乗せられてたことでヘンな誤読を招いてたんじゃないかと思うけどどうよ?
昔、淀川長治が、マルクス兄弟について、「映画のコメディではなく、舞台のコメディ」っていったけど、「シンゴジラ」も映画である前に、シミュレーションの映像化。この監督が撮ろうとしているのは、「ゴジラ」という生物が出現したとき、対抗措置として作動するメカニズム。人間ドラマとか、入る余地はないよ。
戦車やミサイルだけではなく、大型未確認生物の日本上陸という非常事態に対処する官邸を中心とした官僚組織もメカ(機構)として扱われる。テロップではいる「内閣官房副長官秘書官」という肩書と「こんごう型護衛艦「きりしま」」という艦名は、その機能を現すうえで等価であるということ。劇中、ヒロイックな面もあるけど「内閣官房副長官」がたまたま「矢口」という人物だったのであって、「矢口」という人物の固有性は、ここでは意味を持たない。そこで俳優が演じるのは、固有の人物ではなくて、出世欲も含めて、その役職についている人物の類型を出ないが、それがシミュレーションを超えて「映画」であるうえで問題とも思えない。
ストーリーを進めるにあたり、言葉で説明し過ぎるのがこの映画の欠点だけど、前述した理由からストーリーの展開上、あまり大事ではない演者の振る舞いやセリフこそ、見るべき。市川実日子のあまり感情を見せないが、ないわけではない理系女子のもっさり感。高橋一生の一流大学院-研究機関と等質な環境で馬齢を重ねた人間特有のいい歳をしたおとこの学生気分の抜けなさ加減。ピエール瀧の、市川とはまた違った感情を表に出さない鈍重な顔をはじめ、自衛官役おしなべての顔の良さ。アメリカからの通告を聞くシーンで、撚れて「かっこ悪い」竹之内豊のかっこよさ、等。
映画として、大傑作かと言われると疑問だけど、自衛隊や官邸の組織について詳しく調べて、特撮映画としての「ゴジラ」に喰らいついてくるオタク、マニアが何を好むか、よく考えている。
あらゆる映画は、ジャンル映画であり、個々のジャンル映画は、固有の観客層を持つ。結局、大ヒット作もコアとなる観客層にターゲットを絞って、それを土台に観客を増やしていくほかないと思うのだが、テレビ・ドラマをそのまま映画館のスクリーンに映しただけで、そのドラマのファンが映画館に来た一時期のバブルのせいでそれが忘れられていたのではないか、と思った。ただ、そんななかても、固有の観客層に向きあう映画もあり成功事例もいくつかあった。今回はそのなかでも評判がひときわよかったものではないか。実際、小説やマンガの映画化の際、原作を念頭において見にくる客を当てこんでいるはずなのに、原作も読まずに撮っている監督もいるからね。それなら、はじめからオリジナルの脚本で創ればいいのにね。いったい誰が見るのかさえ考えずに、作っているとしか思えない映画が多いなかで、いい映画だと思うが、この規模での成功を納める後続する作品が出てくるのかな、とも思う。
***
無料で見られるテレビですら視聴率を稼げないのに、身内でウケたちゃちなアイディアをもとにして金のとれる映画をつくろうとする無謀なテレビ屋。制作委員会に名をつらね、誰でも思いつきそうな注文を並べるだけで、金を抜こうとする広告代理店。うすい内容をさらに前後編に分けて薄めてしまおうとする映画会社。本編とはまるで関係のない歌詞のサビを大音量で歌いあげる予告編。練りこみが足りず、登場人物が性格破たん者にしかみえないばかりでなく、物語自体も前半と終わりで話のつじつまがあわない脚本。そこそこ良質な映画でも、評判の立ち方が気に食わないとワースト映画に挙げたがるポーズだけの評論家。
矢口蘭堂の目のまえに、がれきの山が拡がっていた。遠い昔であるが、ハリウッドに次ぐ映画大国であったこの国が、いまでは見る影もなかった。
言えてる。
キャラメル掛けとか足元に落ちてたら臭いは残るしもう最悪だよなw
この間なんんか予告編の間中ポリポリポリポリやっててさ、お前ら砂ネズミかなんかかって思ったね。
んで静かになった時にカサカサ、シュワァーごくごくっ「え? これって前にやったのの続き?」ゲフッ「うん? あー違うよこれマットボマーじゃん、ほら、チャックに出てたやつ」ボソボソッモショッ「あー、なんかハッカーのやつ」カサカサ、ポキッ「あー、これちょっとおもしろそう」「うーん」ポリポリポリ
そんなん15分も聞かされてるこっちの身にもなってみろっつーんだよ。
ずーっとやってれば睨むやつもいるかしんねーけどそれが微妙に要所要所は抑えて周囲見ながら暫く黙るんだよ。
それから忘れたころにまたポリポリ始めて女が話し掛ける。明るければ俺が隣の背もたれに肘掛けてちょっと目ぇ合わせるだけで黙るんだろうけど表情まで見えないんだよな。
んでまたムカツクのが本編にかけて少しづつ声のトーンが落ちて行ってささやき声みたくなってくんだよ。
「あ、そろそろかな?」ポリ。「いや次、次もういっこ」シュワァァア
見たのかよテメェ一度!
んで暗幕広がるだろ? そしたらこれ見よがしに気ぃ使ってますよアピールか?
「あ。しー!」「うん、マナー入れた?」ポリ「当たり前じゃん」
うっぜぇ、マジウッゼェ!!
んで後は本編でお笑いのシーンでは忍び笑い、サスペンスシーンでは息をのむ声って寸法だよ。
もうな? 実は半年以上映画館とか行ってないから3行目から全部創作だけどこいつらは何に該当すんの? オタクじゃなくてバカップルになるの? キョロ充? テメーらほんっとーにラベリングして生贄作ってくスタイルが何時まで経っても変わりませんねクソなんですか? っとぉ。
こ、これは凄い。そして面白い。
「少年以外CG」というふれこみを見たときに(その宣伝文句はいかがなもんか)と思ったんだけど……
見終わったあと、その宣伝に納得した。
何故ならそう言ってもらわないと、とてもそうは見えないからだ。
自然も毛並みもなにもかもリアル…動きも本物としか思わない。ジャングルで撮影したのではないのか?嘘だろ?あの川は本物なんだろ!?
むしろリアリティが無いのは主演のモーグリ役の男の子の目のキラキラ感だろう。人間はいつからあの目をしなくなるのか。
今回3Dで見たのだが、それが正解だった。細部までこだわられて作られていて、バルーのモッフモフの毛に奥行が生まれている。
モーグリが走って走って走りまくって、飛んで吹っ飛ばされて、落ち着いている時間はゼロ。
と思えば、愉快に熊と猿が歌いだすのだ。本家ジャングル・ブックをしっかり継承している。流石っすねディズニー。
ド迫力すぎて、蛇と猿には実際に襲われる感覚を感じることができる。ぜひ4Dで見るべきだ。
大蛇にペロペロされる感覚を初めて味わった。思わず3D眼鏡を隠した。
ストーリーもしっかり、安心安定。小動物たちがコミカルで可愛すぎる。
メッセージ性も秘められており、大人から子供まで楽しめる。ここまで全世代で楽しめる作品もなかなか無い。(子供びっくりしちゃうかも。じいちゃん心臓に悪いかも)
一本のアトラクションを楽しんでいる気分になれるぞ。
そしてなによりエンドロール!もうこれだけに1800円払うわ!
「人間になり街を歩いてみたい。もう猿の暮らしには飽き飽きしたのさ」このフレーズにピンとくるひとは、全員映画館へ直行!
もう一度言うがモーグリ可愛すぎるしバルー可愛すぎるし、モッフモフで癒された。
追記