はてなキーワード: 退職とは
65歳以上……
思ったより普通。認知症の方が間違って二重予約したり、耳が遠い方に説明するのがしんどい時もあるが。寂しさからなのか無理やり電話を引き延ばそうとするかたもたまにいらっしゃるが。想像より普通。特に75歳以上の方はむしろ穏やか。ありがたい。でも接種券は忘れないでくれ。長生きしてくれよジジババ共。
64歳以下……
現時点ではまだ予約が始まっていないのだが、上記の娘か息子が電話をかけてくる。地獄。マジで地獄。もちろん良い人もいるが、今日俺が電話で受け取ったやつはとにかく地獄。
「優先的に接種させろ」→規定に沿ってたらできるけど沿ってないとダメに決まってんだろ
「どうして職員が廃棄分を打つのか?」→キャンセル分捨てろってのか
「だとしてもキャンセル分をすぐ別の予約に回せばいいだろ」→使用期限あるし、むしろワクチン打ってないやつが受付とか補助とかするけどええんか?
「会場狭すぎんだろ」→おまえらが時間守らねえで早く来るからだよ。あと送迎の人は中まで入るな
「車椅子通れない。狭い」→原則付添一人で後は職員に事前通達って言ってんのに3人も抱えてくるな
「接種券忘れたくらいなんだ」→二度打ちミスしてもええか?
「どうして時間希望が通らないんだ」→そういうクレームいっぱい来たからなくなりましたー。こっちで勝手に決めますー
「他の市町村では…」→引っ越せ
「諸外国では…」→引っ越せ
「職員が冷たい」→お前以外には超優しいよ
マジでこれ。こんなんばっか。個人情報にひっかかる内容ではもっとある。
百歩譲って、親が大事だから過敏になっているのはわかる。わかるけどこっちももういっぱいいっぱい。
頼むからHP見て広報読んでハガキ熟読して困ったらすぐ連絡して。
これから64歳以下の接種が始まる。
超高時給で雇った派遣さんは速攻でバイバイしてしまった。そらそうよ。
つられて非正規職員の人もバイバイ。今すぐ正職にするって話を持ちかけられたらしいけど、それが懸命な判断だと思うよ。
そんで今は何も知らずに入ってきた派遣さんと一緒にてんやわんや。ほんまにごめん。
窓口なので現場のやらかしも謎の問い合わせの引き継ぎもぜーんぶここ。馬鹿じゃねえの
自分も良い年。
こんな大人にはなりたくないと思いながらこんな大人になるんだろうなと確信してしまう。
いっそコロナで死んでくれないかな死にたいなって思いながらする仕事すごい病む
オリンピックほんまにすんの?俺も元スポーツ選手だから気持ちはわかるけどもうしんどいよー
有給全部使って「宗教活動に専念します」って言って強引に辞める。逃げる
もうだめ
ほんとだめ
ふぁっきんコロナ
「謝れば済むとおもってんだろ」→でも謝らないと引かねえじゃん
「検討中って言えばいいと思ってんの?」→実際検討中だしお前昨日も同じ質問してきたな?
「市民をなんだと思ってるんだ」→税収源
「なんでそんなに段取り悪いんだよ」→少なくとも今はスムーズに言ってますし回線の混み具合はクレームをわざわざ予約ダイヤルに回してくるお前
「やる気あんのか」→お前のせいで今無くなった
「この税金泥棒!!」→残業で発生するお賃金は税収っすね〜。あ〜こんなクソクレーム無ければ残業いらんのになー
全国の真面目な辞めたい職員は「このままだと接種当日にクレームしてきた人がきたら何するか自分でも分かりません」て言おうね
僕はワクチン受付始まって窓口受付になってから定時どころか休日ない上に出社と同時に腹痛&下痢RTAで常に微脱水状態になったおかげで随分スリムになりました
このご時世に脚気寸前て逆にすごくない?お医者さんもびっくりだよ
なる前に死んじゃおうね
寝たいもー寝たいイライラして寝れん
私のお父さんすぎて笑ってしまった。
下手な車がいると、何やってんだよボケ、早く行かねぇからだろ、何考えてるんですかねぇ、(クラクションブーッッッ!)、あれ(運転してる人)絶対バカ女だよ、などなど言います。
言葉悪いよ、など言った日には1日無言です。
もちろん私の運転にも口を出してきます。指示というより暴言です。
父は退職して自由の身になって、高齢者になって、地位というプライドも社会性も失って、増田彼氏みたいになったので、まだ若い増田彼氏が今から父に似ているのはやばいと思います
別れた方が懸命だと思います。
会社からパワハラ認定されたとか、部下を退職に追い込んでしまったとか。
最近ネットではパワハラを受けた側の手記はよく見かけるけど、している側の記事って見たことないので。
そういうことする側の人はネットなんか見ないのかなあ。
あるいは本当に無自覚で、おいおい俺はむしろ被害者であの部下がいたら誰だって同じことするよ、とか思っているんだろうか。
ちなみに自分の上司(社長)は超パワハラ人間で、どんな些細なミスでもまず人格否定から入る。えこ贔屓もすごい。
口癖は「俺がいつも言っている通り」。
自分ではないけど部下に「考え方が幼稚なんだよ」と怒鳴りつけてるのを聞いた時にはマジでびびった。
以前に転職口コミサイトに悪口が書かれたことがあったが、「あれは転職サイトのサクラが有料で削除するために書き込んだんだ」と言っていて、こいつのメンタルすげーなと思った。
・映画鑑賞...7年くらい
バイト先で知り合った友達とミニシアター系はしごしてたりした。
映画好きが高じてシナリオライターを目指すも、半年くらいかけて書いた作品がゴミのように捨てられるのを目の当たりにして挫折。
・カメラ...5年くらい
シナリオライターに挫折した反動で、シャッターを押すだけで写真が撮れるなんていいなあと思って始めた。
街歩きしながら写真撮るのサイコー。現像にまで手を出してヨドバシの兄ちゃんに教えてもらいながら暗室機材一式揃えた。
写真のワークショップにも通い始めてあまりにも自分の才能の無さに気づいて挫折。
・カラオケ...3年くらい
テレビの採点番組見ているうちにどうしても挑戦したくなり、毎週末ヒトカラに通い詰めて歌いまくる。
ボイトレにも通い始めるも先生とウマが合わず、ちょうどコロナの来たタイミングでフェードアウト。
どの趣味もはまっているときは本当に楽しいし、今でも好きなのには変わらないんだけど、一回飽きちゃうと不思議ともう一度チャレンジしようという気が無くなっちゃうんだよなあ。
よく子供の頃から鉄オタで、とか、プラモデル作って何十年、という話を聞くと、すごいなあと思っちゃう。
ずっと同じことやってて飽きたり、他のあっちの方が楽しそうだとよそ見したりないんだろうか。
趣味を長く続けるコツはなに?
自分は毎回こんな感じなので、友達には「あーあ、また始まったよ」と呆れられているし、最近では自分も「まあいつかは飽きるんだろうな」と思ってたりする。
ちなみに仕事はちょこちょこ職場は変わりつつも同じ業種で続けています。仕事LOVE。
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【以下追記】
思ってもみなかったほどたくさんのコメントついてびっくりした。
すごく参考になったし、逆に改めて考えると趣味って何なのかなとわからなくなったりした。
とりあえず趣味で3年とかは別に短くないと知ってちょっとホッとしてます。
結構指摘が多かったけど、承認欲求が強いのは自分でもそうなのかなあと思う。
でも趣味なんだから何でもありなわけだし、承認欲求のためとか探究心のために趣味をやったってそれもありなわけでしょ。
それでもし自分自身も含めての誰からもどんなかたちの何の評価も無かったらそれってやってて楽しい?
40年プラモ作り続けている人だってきっと「今回のはなかなかいい出来だ」と思って嬉しかったりするんだろうし。
あと自分の場合は趣味を長く続けるって言うのもまた他人に認めて欲しい承認欲求の一つになってしまうんだよなあ。
趣味にどんどんはまっていくうちに途中からもう趣味では無い何かに変わってしまっているっていうの、本当にそうだと思う。
考えてみたらもう前みたいにフルスロットルで突っ込んでなくても、映画鑑賞は普通に好きだし、写真はそれまで興味がなかった写真展とかに行くようになったし、たまにスマホで写真撮ってインスタにアップするぐらいはするし。
カラオケだってコロナが落ち着いたら前ほどじゃなくても時々は行くだろうし。
あの熱量で飽きずに今でも続けていたら、それなりの何かになれたんじゃないかと思わなくもないけど、継続が必ずしも力になるわけではないみたいだと今回のコメみて学んだ。
映画は当時まだ仕事が不安定だったこともあって、シナリオ書いたりしてたころは何ならこの業界で食ってこうと半分本気で思ってたし、そんなこともあって7年続いたんだと思う。これはもう趣味とは言えないか。
前に話題になった「カメラを止めるな」を見たときは制作側の映画愛に圧倒されて、あーーやっぱり続けてれば良かったと一瞬思った。
人生長いし、もしかしたらどこかでワンチャンあるかもと今でも心のどこかで思っている。
仕事が趣味と言うコメントもあったけど、どんなに仕事が好きでも仕事100%にはなれないんだよなあ。
脳がそういうつくりなんだろうか。
何かをやりながらまた別の何かをやりたくなってしまう。
歳取って退職したらきっと今仕事でやってるようなことが趣味になるのかも。
それでそもそもこのスレを投稿したのって、実は新しい趣味が始まりそうだからなんだ。
NHKでやってる「ソーイングビー」という番組が面白くて、男の人もソーイングとかやってるのを見てへーーと思っているうちにすっかりはまってしまった。
でもどうせまた飽きるだろうし金ばっかつぎ込んでも、とちょっと躊躇してたんだけど、今回のコメ見たりしていろいろ考えてやっぱり挑戦することにした。
それでも何とか職業ミシンを買うのは思いとどまって、初心者用の安いやつにした。
で、例によってさっそく近所の洋裁教室もリサーチしてコロナが落ち着いたら通ってみようと思ってたんだけど、これはしばらく様子みることにした。
いきなりトップギアではなく、ゆっくりやって長く楽しむようにしようと思う。
まずはマスクでもぼちぼち作ろうかな。
まあ基本暇なのかもね。
この人は読書を趣味にしたら小説を書くのかと書いた人、爆笑しました。それは俺だ。
そう言えば小説書いてた時期もあったわ。いいなと思って突き詰めていくと、どうしても作る側に回りたくなってしまう。
今の仕事も転職もしんどい。どっちもちょろちょろやってるけどしんどい。
ぬるく働くための転職ってどうやればいいんだろう。
転職サイト、エージェントって「素晴らしいあなたの能力を発揮できる職場を!」みたいなポジティブなやつばっかり・・・。
やる気ない人間なんて転職補助したところでいいところに転職できないし、成功率も低いだろうし当然なんだけど。
求人情報も、前向きにXXに取り組める方!とか。仕事なんて仕方なくやるのに。
寿命があと5年くらいだったらいいのに。
今の職場ほんとに苦しいが、次の仕事が見つかる前に退職はだめだとかバイトは将来苦しいからやめておけとか知り合いが何度も言ってきて手詰まり感がやばい。
どうしたら普通に生きれるんだろう。
おっすオイラ20代後半の会社員、1歳の息子が居る子持ちだぜ。
これがなんかもう物量がすごい。
こんな量本業でもやったことない。ツールも初めて使うやつだし。
でもなんとか乗り切った。
で、追加の発注もらった。
これに味をしめて他の副業も始めた。
いま5個ぐらい並行でやってる。
でもなんかもう疲れてきてな、最初の一ヶ月は力押しで行けたけど段々体力が無くなってきた。
2時に寝て7時に起きるみたいな毎日過ごしてたら風邪を引いた。もう一ヶ月ずっと風邪を引いてる。咳が止まらん。コロナを疑って病院も行った。コロナじゃなかった。
もっと頑張れると思ってたのにな。なんかもう面倒くさくなってきた。働きたくね〜〜〜〜。
そうだよ阿呆だよ。
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■ぐりとぐらのメガソーラー開発 anond:20201229162144
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■とある地方書店員のリストラ話 anond:20210212152601
■あの日、浜松町で君と出会った anond:20210312170624
■あまりイキってないコンサルと一緒に仕事をしたときの話 anond:20210323163551
■あえぎ声を書くバイト anond:20210408000218
■中国韓国との競争に敗れ衰退が続く日本の造船業について anond:20210518071533
"デリヘル増田"というあだ名は増田内では使われていないのでその名称で増田内をググっても無駄。"デリヘル増田"はブクマカによる呼び名のようだ。しかしブクマをググっても疑心暗鬼なっているだけのブクマカが引っかかることも多く、リスト化するのは困難だ。
「勤務先が精算となり……」で既にいつもの人扱いされている。
(2021/05/22)トラバで指摘されて「はてなスター研修」を下のリストに移す。確信はない。
■はてなを始めて変わったこと ttps://anond.hatelabo.jp/20150305205332
■風俗ってやっぱり怖いと思った ttps://anond.hatelabo.jp/20170503151209
■初めてデリヘルを呼んだ。けど何もされなかった話 ttps://anond.hatelabo.jp/20210412085701
■高専卒業してデリヘルスタッフになった(2018/12/7追記しました) ttps://anond.hatelabo.jp/20171012235300
■人生初高級ソープランドに行った ttps://anond.hatelabo.jp/20180620212934
■デリヘル待機 ttps://anond.hatelabo.jp/20180912000548
■風俗は人に正直であれ ttps://anond.hatelabo.jp/20180831225654
■風俗狂い卒業セット ttps://anond.hatelabo.jp/20181001213032
■風俗狂い卒業できなかった。 ttps://anond.hatelabo.jp/20181008231324
■大阪出張記録4日目~デリヘル編~ ttps://anond.hatelabo.jp/20181121204805
■ヤケクソでプロ「年下のお姉さん」に責められて絶叫絶頂しちゃった件 ttps://anond.hatelabo.jp/20190323001905
■8か月ぶりのデリヘルSちゃん ttps://anond.hatelabo.jp/20190411095546
■50人に振られても恋人は作れた ttps://anond.hatelabo.jp/20190424153033
■女装オフパコレポ ttps://anond.hatelabo.jp/20200105155501
■初めてデリヘル呼んだ ttps://anond.hatelabo.jp/20190925015219
■デリヘル嬢に説教されるから生き方を変えたい ttps://anond.hatelabo.jp/20190924223545
■お父さんはお家でお留守番しててくださいっ! ttps://anond.hatelabo.jp/20200208181956
■出張先でデリヘル呼んだ話 ttps://anond.hatelabo.jp/20200218090643
■デリヘル経験(計4人)での本番行為について ttps://anond.hatelabo.jp/20200309173449
■今もデリヘルを週イチで呼んでる私からの現場報告 ttps://anond.hatelabo.jp/20200509134252
■鳥取でデリヘル呼んだらクソだった話 ttps://anond.hatelabo.jp/20201229025846
■2年間かけてコンジローマを治した ttps://anond.hatelabo.jp/20200713153331
■はてなスター研修 anond:20200914214630
を見つけてしまった。
https://ikasamak503.hatenablog.com/entry/2019-06-retire-from-mrso-inc
内状はお察しだった。
かつては世界最大の船舶建造国であった日本だが、今では中国韓国に追い抜かれ衰退の一歩を辿っている。
少し前まで造船所で設計業務を行っていた中の人として立場から、日本の造船業界の現状と苦境の原因について説明したい。
造船大手サノヤスHDは新造船事業を新来島どっくへ譲渡し不動産賃貸業に特化、三井造船も造船事業を常石造船へ譲渡することを決定済み。
その他中小造船所についても新造船事業から撤退表明が相次いでおり、業種転換や修繕事業への特化に取り組む先が増えている。
余談ではあるがサノヤスHDから新来島どっくへの事業譲渡価格はたったの100万円。人員と設備、40億円超の銀行借入を引き受けてもらうとはいえ実質は無償譲渡。
この譲渡価格を見れば、今の日本国内の造船事業にはその程度の価値しかないということが分かって頂けると思う。
造船所は一般的に最低でも2年分の手持ち工事を確保する必要があると言われている。
(契約から船舶の引渡しまで2~3年なので、手持ち工事量が2年を切ると設計のリードタイムが確保出来ない)
ところが現時点で手持ち工事量が1年を切ってしまっている造船所が国内には多数存在している。仮に今すぐ市況が回復して受注出来たとしても設計作業が追いつかない状態。
まあそんな状況でも「弊社なら年内竣工も可能です!」と安請け合いして現場を大混乱に陥れる営業担当がどこの造船所にもいるはず、多分。
新型コロナの影響も当初は確かにあった。昨年春頃は世界的に物流が停滞するとの見方から用船料が暴落し、ハンディマックスサイズ(DWT60,000トン)のバルクキャリア(ばら積み船)で7,000ドル/day程度まで落ち込み完全に採算割れとなっていた。
しかし今足元では同船型の用船料は25,000ドル/dayとリーマンショック前の水準まで急回復している。
普通ならここまで用船料が上昇すれば新造船を発注する動きが出てくるはず。ではなぜ誰も発注に走らないのだろう。
船舶は世界中を航海するので世界共通の環境規制が定められている。NOx(窒素酸化物)排出についても段階的に規制が強化されており、2016年以降に建造される船には三次規制(従来の排出量から80%削減)が適用される。
各造船所は規制強化間際に駆け込みで契約を進めた(2015年末までに契約した船は少し緩めの二次規制仕様での建造が可能)ので、2016年以降も二次規制対応船の建造を続けられた。
だが昨年くらいで二次規制の契約船の手持ちが尽きてしまった。ちなみに三次規制対応の船は二次規制と比較して建造コストが10%ほど上がる。
このコスト増加分を誰が負担するかが明確になっていないため、誰も発注に踏み切れないのである。
(本質的にはこのコストは当然荷主が負担(用船料へ上乗せ)すべきなのだが、船主・オペレーターが要請しても荷主の方が圧倒的に立場が強いため有耶無耶にされてきた)
また、リーマンショック前に用船料が急騰し、それを受けて2009~2012年頃に大量の新造船が建造された。その後船舶需要が低下したのちも造船所が設備稼働維持を目的としてストックボート(発注が無いまま船舶を建造し、造船所が自社グループ内で船主として船を保有する)の建造を行ったため、供給過剰な状態が続いた。
ストックボートは市況が回復したときには中古船として売却されるわけだが、単なる需要の先食いでしかない。結果として新規受注が伸び悩むこととなっている。
私自身は上記に挙げたような大手造船所ではなく、年間で数隻程度しか建造していない中小造船所で設計部員として働いていた。
現場は1年を通して屋外で作業をするので3Kかと言われれば間違いなく3K。
納期厳守で納期を守るためなら深夜残業や土日出勤も当たり前という反面、色々な面でゆるい職場でもあった。
船舶が完成したあとは引渡し前に必ず海上での試運転を行う。各担当が船舶に乗り込み丸一日かけて運航データを取るのだが、気象条件によってはこれが一日では終わらない。
契約書上では「船速は○ノット以上とする。下回った場合0.1ノット毎に○百万円のペナルティが発生する」となっているので、試運転では必ず契約速度をクリアする必要がある。
風もなく海面もクリアなら特段問題ないのだが、季節によっては荒天続きでまともな運航データが取れないときもある。その場合、延々と条件の良い海面を探し続けることになる。
一日で試運転を終える予定でピクニック気分で酒と食料を積み込んで宴会を開いたものの、翌日も翌々日も天候に恵まれず二日酔い状態で航海を続けたこともあった。
またあるときは台風の接近により、建造中の船舶を岸壁につけたままでは損傷する可能性があるからとタグボートで沖合いまで曳いて行ったこともあった。
万が一に備えて船中泊をする人員を残して私たちは岸壁へと戻ったのだが、事件はそこで起きた。
係船用の岸壁まであと少しというところで急にエンストを起こしタグボートが止まってしまったのだ。なんとか手動でエンジンを再起動するも全く動く気配がない。
9月になっていたとはいえまだうだるような暑さの中で、私たちは仕方なく全員でボート内にあったパイプやら板やらをパドル代わりにして必死に漕ぎ続けた。
なんとか岸壁に到着したときには皆が皆疲労困憊、脱水症状寸前となっていた。
地面に倒れ込みスポーツドリンクを飲みながら、「こんなことなら最初から手漕ぎの方が楽だったな」と冗談を言って笑いあったこともあった。
話が横道へ逸れてしまっていたので、本題に戻ろう。韓国や中国の造船所に対し日本の造船所は価格競争力において圧倒的に劣勢である。
ハンディマックスサイズのバルクキャリアを建造するとして、日本と中国ではUSD2mil~3milの価格差が発生するといわれている。
従来からこの価格差は「中国や韓国は政府が国策として造船を支援しているから」「中国は安い人件費を背景に人海戦術で建造しているから」と説明されていた。
また、価格面では日本は劣るが、品質においては日本が優位だとも言われてきた。
私に言わせればこれはどちらも正しくない。昔はそうだったのかもしれないが、今では中国建造船のクオリティは日本建造と大差ないくらいにまで向上している。
一方で日本の造船所は熟練工の退職による人手不足を外国人実習生で埋めている惨状なので、過去との比較では技術レベルは数段落ちている。
日本と中国の人件費比較においても以前ほどの差はない。ではなぜ日本の造船所の建造コストは高止まりしているのだろう。
私は「設計システムの共通化」「部品規格の共通化」という2つの点で中国に大きく差をつけられているのだと考えている。
日本の造船所は大手から中堅どころまで各造船所がそれぞれに設計部隊を抱えている。造船業は仕事量の山谷が激しいので、自前で設計を抱えると設計コストが高くつく。
更に日本の場合、設計システムについても三菱製、IHI製、日立製などなど各社が自前のソフトでの作業を行っているので、使い勝手は良いがコストは非常に高い。
日本製の設計ソフトを使うのは日本企業だけ、しかもそんな狭い市場に3社も4社も自前ソフトを投入しているので維持管理や改良にかかるコストが高くなってしまう。
翻って中国や韓国は世界トップシェアの英国AVEVA社のソフトを使用しているところが大半なので、システムの維持更新にかかるコストも日本と比べれば格段に安い。
日本の自前主義がガラパゴス化を招き、結果としてそれが衰退の原因となってしまっているのである。
「部品規格の共通化」についても同じことが言える。自動車メーカーはコスト削減のため、異なる車種間の部品共通化を進めコスト削減を図った。
中国の造船所は建造と設計が分離されており、各造船所は決まった設計会社から図面を購入してくるので造船所間の部品規格の共通化が図られている。
日本の場合、同じところに使う部品でも造船所毎に微妙にカスタマイズされているので、部品メーカーは多品種小ロットの製造を余儀なくされ、それがコスト増に繋がっている。
規格共通化を図るため、国内首位の今治造船と第2位のJMUが共同の設計会社「日本シップヤード」を設立したが、今からではすでに手遅れではないかという気さえする。
トヨタに代表される日本の自動車メーカーは地道なカイゼン活動でコスト削減を少しづつ少しづつ積み上げて今の体制を作り上げた。
それに対し日本の造船所は「船価は為替や用船料市況次第で数億円単位で動くので多少のコスト削減は無意味」などと言い訳しながら丼勘定を続けてきた。
アメリカの自動車メーカーがトヨタに駆逐されてしまったのと同様に、経営改善を怠ってきた日本の造船所は淘汰されてしかるべきなのだろう。
他業種と違って造船業界は新型コロナ対策の無利息融資を受けることが出来なかった。コロナ特別融資は「売上高が前年同期比で減少していること」が要件となっている。
造船業界は2年程度の手持ち工事量を確保しているため、コロナの影響はすぐには出ない。各社の売上が減少するのはコロナ前に確保していた手持ち工事が枯渇する2022年以降であるが、その頃にはコロナ特別融資制度は終了してしまっている。
かくいう私の勤務先も手持ち工事量が大幅に減少し、仕事のなくなった一部職種の人たちは近隣の自動車メーカーや半導体工場などに期間限定で出向することとなった。
新規受注が無いので設計人員も約半数がリストラされることとなり、私を含め大勢の設計部員が建築系などの設計会社へ転職することとなった。
退職が間近に迫った日の夜、私は仲のよかった同僚たちと居酒屋で最後の送別会を行った。「昔みたいに一気に船の市況が回復して、またみんなで船を造れたらいいね」と言いながら
でも絶対にそんなことは起きないと頭では分かっていながら、4人で楽しかった頃の思い出を語り合った。
閉店時間まで飲み会は続き、終電を逃してしまった私は一緒にタクシーで帰ろうという同僚たちの誘いを断り、一人で駅前のビジネスホテルに泊まることにした。
妻には今日は帰宅が遅くなるとあらかじめ伝えてある、折角なので今日は久しぶりに遊んで帰ろうと決めた私はすぐにスマホで検索をはじめた。
相応の料金を払うと一定の時間女性を派遣してくれて更に手厚いサービスが受けられるというお店に電話をかけると、私は部屋で一人女性の到着を待った。
やってきたのは、見た目はまあ普通なのだが愛想もなく非常に態度の悪い女性であった。営業トークも無くほぼ無言で体を洗われた私は「やることを済ませてすぐに寝よう」と決めた。
女性の側も同じ考えであったようで、適当に前戯を済ませたあとで「いれてもいいですよ」とぶっきらぼうに言うと身体を投げ出して仰向けになった。
それならばと私も上にまたがり身体を動かしたのだが、態度の悪さに加えアルコールを過度に摂取していたこともあり、一向に気持ちよくならない。
好きな女優の顔を思い浮かべつつ全力で腰を振り続けること数十分、なんとか制限時間ぎりぎりで放出することに成功した。
ぜいぜいと肩で息をする私を尻目に彼女はさっさとシャワーを浴びるとすぐに着替えを済ませ去っていった。
ベッドに寝転がり額の汗を手で拭いながら私は遠い昔の夏の日のことを思い出していた。「こんなことなら最初から手こきの方が楽だったな」
メンタル弱いからあらかじめ退職理由空欄にした退職届け用意してて
2日目でミスしたときやる気あるのみたいな態度とられたから、その場で退職理由に職場の不親切と記入、退職届け出した
バックレよりは全然いいよな
週5、平日勤務、残業もなければ休日出勤もなく、ホワイトな中小企業に勤めていた。
帰属意識も、向上心も無い俺は、惰性で通い続けて、物覚えの悪い頭で仕事を少しずつ覚えながら業務に従事していたが、ある朝、身体が動かなかった。起き上がらなくなってしまった。体を起こそうとする頭に対して、体と心が拒否してしまった。
俺は人と話すのが苦手で、口頭でのやり取りだとすぐに頭が真っ白になってパニックになってしまう。こういう状態だと相手が何を言ってるのか意図を組むことさえままならない。仕事から帰ると精神的に疲れきってしまいずっと寝ていた。
そういう自分の特性は自分ではわかっていて、慣れて行くし無いと自分に言い聞かせながら3年従事したが、とうとう身体が拒否反応を起こした。
職場が急に怖くなってしまい、退職届を郵送で出した。電話に出ることが出来なくなってしまった。良くしてもらった上司からメールが届いた。仕事を辞めずに休職して貰いたいけど、どうしても辞めたいなら引き止めることはできないので、その時は退職手続きに必要な書類を書いて返送してほしい。落ち着いたら電話が欲しい。そんな感じの内容だった。俺は電話をかけることがどうしても出来ず、申し訳ない気持ちで頭が裂けそうになりながら退職手続きの書類を書いた。
その後、ずっと寝ていた。退職の通知と離職票が届いた。それから3日ぐらい寝ていたら、段々と気力が戻ってきた。菓子パンやカップ麺をやめて。簡単な和食を作った。暖かい味噌汁に、焼いた鮭に、炊いた白米と納豆。ぬか漬けも、添えた。
引きっぱなしだった布団を畳んだ。布団を干して、カバーを洗濯した。
部屋の掃除もした。
段々と身体が軽くなってきたので、俺は家を引き払って、実家に帰った。
今は実家で無職をしながら家の手伝いをしている。貯金は少しあるので、そこから毎月5万、家に入れて、のんびりと生活をしている。
朝早く起きて、5kmランニングした後、親の朝食を作ったり、母の作る食事を食べたりしている。
昼間は積読してた本を消化したり、プログラミングの勉強を初めてみたり、部屋の掃除をしたり、雨樋の清掃や、ガタついたドアノブの修理、壊れたコンセントの交換、エアコンのフィン洗浄など、やりたい事をやってのびのびと過ごしている。
夜も、食事を作ったり、母が作る食事を食べたり、買い出しに付き合ったりしている。
親は言わないが、普通に働いて欲しいんだと思う。俺も三十路だし、転職に有利なキャリアなんて何一つないし、この先たぶんお先真っ暗なんだろうけど、のんびりこうして過ごして生きていけるだけで、とても幸せを感じられるせいか、不思議と不安はない。ただ、若さが全てを楽にしてくれているだけだろうか。