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はてなキーワード: 規則とは

2022-09-01

最近よく海に行く

最近気分転換を兼ねて海に行くことが多い。

海のような規模感の大きい景色を見ると、胸の内が軽くなるようなフッとした感覚になる。

体の中の空気が入れ換えられたような、少し疲れたときにする体操のノビをしたような気持ちよさがある。

自分がよく行く時間帯は夕方から夜にかけて、周りが暗くなるような時間帯だ。

海は周りが開けており、視界が広くなるように感じる。

光が少ないため天気が良い日だと、星がよく見える。

顔を上げて空を見なくても、自然と視界に星が見えるような感じだ。

何回か海に行くたびに、気がついたこともある。

まず、何匹か猫が近くで住んでいるらしい。

海に行くたびに、見覚えのある猫がいる。

数匹の猫同士で遊んでいる様子を見ることもできた。

また、海の向こうで、雷が光っているらしい様子を確認することができた日もある。

音は聞こえないが、海の向こうで光り、夜の雲が照らされていた。

海が見える場所は、いくつかあるのだが場所によって風の強さが違うらしい。

ある場所では、あまり風の強さはなく凪に近い状態なのだが、ある場所では、風の音がはっきり聞こえるくらい風が強い所もある。

その日によって、僅かに違う景色状態を何回か行くことで知ることができた。

個人的に、海の向こうで点滅する光を見るのが好きだ。

自分がよく行く場所は、湾のようになっており、遠くには島がある。

なので点滅する鉄塔ライトなど、点滅する光を見ることができる。

それを見るのが好きだ。

海の景色は、そこまで動きのある景色ではない。

その中で点滅する光というのは動きがあるもので、規則的に点滅している様子を見ると、どこか落ち着く。

たき火の炎をみているような無心で落ち着く気持ちになる。

2022-08-30

正社員にならないかって言われてる


社員の数だと数百人の会社に勤めている。非正社員だ。俺は専門学校新卒カード就職することができず、派遣労働者としての日々を過ごし、それでどうにか今の会社採用された。

不動産仕事なんだが、慎重なチェック能力が求められる仕事をしている。アルバイトでもできそうな仕事なんだけど、失敗した時に組織の損害が大きいタイプ仕事だ。不動産登記申請関係になる。

タイトルなんだが、正社員に誘われてる。でも、止めた方がいいんじゃないかという思いもあって、ちょっと難しい状況だ。

それなりの役職の人(以下Bさん)から直接誘われてる。可能性は期待していいと思うんだが、踏み切れないでいる。きっかけになった出来事を言ってみたい。

うちの会社土地を買ったり売ったり開発したり、建物とかの解体も、とにかく不動産だったら手広くやっている。で、そこまで手広くやってるものから一般地域住民会社に恨みをもってる人がたまにいる。

そういう人は、何度も会社の窓口にやってきて応対を求める。年数回の人もいれば、月に1回の人もいる。ある時だった。75才前後の爺さんが妻子(※当然高齢)を連れだってうちに来た。詳しくはいえないが、うちの会社が二十年前に損害を与えたらしい。損害賠償をして何もかも元に戻してくれ、ということだった。正直どうしようもない案件だったし、法的にする必要もなかった。

遠く離れたデスク仕事をしながら、その爺さんの主張をたまに聞いていた。正直言って、主張以前に痴呆が進んでいるみたいで、ぜんぜん内容が伝わってこない。でも、最初あんなことになるなんて思ってもみなかった。

その人を見たのが午前九時頃だ。それで、いつの間にやら定時になって帰り支度をしていると、なんとまだその3人が窓口にいるではないか

息も絶え絶えといったらあれだけど、ずっと主張を続けている。すでに何人も交代で対応にあたっているようだ。その時はBさんが対応してたけど、ついに根負けして自分から席を離れて俺の方にきた。

で、帰り支度の俺に「増田君。対応してもらえるか」と言った。

定時だったけど、でも爺さんのことが気になって窓口に向かった。それで、訳の分からない話をだいぶ聞かされた。ずっと相槌を打ったり「そうですね」と返事をしていた。

で、夜になった。これあかんやろと思った。爺さんの呼吸も変だったし、婆さんや息子さんもどう見てもぐったりしている。でも、爺さんは主張をやめない。

俺は、Bさんとほかの管理職の人に離席を促された。で、言われたのだ。「やってくれ」と。気は進まなかったが、自身も疲れで脳がどうにかなっていた。行動に出た。

「○○さん。このままでは埒があきませんから。体調も心配です。帰っていただきます」と言って、爺さんを椅子ごと持ち上げて、そのままエレベーターまで歩いて行った。

途中、爺さんは無理やり抵抗してきたから、椅子だけ蹴り落として、バックドロップになりかけみたいな形で二人でエレベーターに乗り込んだ。

Bさんがヘルプに入ってくれ、無事に爺さんを外まで出すことができた。タクシー会社が徒歩一分のところにある。これで大丈夫だ。爺さんは妻と息子に連れられて、片足を引きずるようにしてBさんが呼んだタクシーに乗り込んだ……。



それが半年上前の話になる。翌日だった。「昨日はお疲れさん」とBさんが言ってくれた。「お前いい体格だけど、あんなに頼りになるなんてな」と褒めてくれた。

以後、役職の流れなど吹っ飛ばしてBさんからの依頼が増えた。簡単仕事もあったが、ほとんどは相応の難易度のものだった。だが、中にはどう見てもグレーな案件があった。会社規則上はまともに処理できないそれらを、登記申請の実務に通じた俺に依頼して、限りなくブラックに近い墨色を、せめてブルーブラック程度に薄めることをしていた。法務局を騙すようなことはしたくなかったが仕方ない。

で、冒頭の話になる。

Bさんから社員になってくれ」と言われた。来年の4月採用新卒に混ぜてやるとのことだった。俺はまだ一応若い。見た目はおっさんだが。

年収は、日本サラリーマンの平均より△30%ほどを提示された。地方都市若者としてはいい方だ。有給だって年に5日以上もあった。好待遇といえる。

しか就職してもいいのだろうか。今の仕事は嫌いではない。通常の人間にとっては死ぬほど面倒くさいことを、チマチマと片付けていけるのが俺のいいところだ。

でも、正社員になったら違う仕事になってしまうんじゃないか。Bさんの下に付けられて、黒いことをやらされるんじゃないだろうか。

それが気になって、まだ返事ができないでいる。どうしよう。迷っていても仕方がないので、増田で書いてみることにした。最近の人気エントリで、相談的な内容のやつが上がっているのを何件か見た。このエントリにも助言が寄せられていたら嬉しい。

anond:20220830095420

それが分かっているならみんなより早く買い向かい、みんなより早く売り抜ければいいだけ

相場には一定期間ごとに上昇と下落のサイクルがあり、その期間に限れば早い者勝ちねずみ講ゲームである

上昇、下落に明確な規則性はないが、株式上昇を決めるもの金利企業業績である以上それらの推移を観察することが

マーケットを乗りこなすための大きな指針となる

別れる決断ができない

別れたいと思う点
別れたくないと思う点

2022-08-28

https://news.yahoo.co.jp/articles/678ff51c2598babfee23361d6dfe193914278bd9?page=3

こういうのさあ、予防法の中に必ずと言っていいほど「思い悩まない」だの、ストレスを溜めないだのと書いてあるけれど

そんなの無理じゃない?

こうやって記事ネットに上げて、病気かもしれないとか急激に進行するとか放置したらよくないとか脅されたら嫌でも思い悩むようになるに決まってるじゃん

それ自体が強いストレスになるし、こういう情報が発病の引き金になっている可能性すらあると思うんだが。

私たち普段から規則正しい生活を送りたいとは思ってはいものの、なかなか意識がそこへ向かず、つい暴飲暴食、睡眠不足ストレス生活を送りがちです。

今回の湯川先生提案してくださった健康法を常に頭に置いて、関節リウマチだけではなく、病を寄せ付けない体作りをしたいですね。」

じゃねーよ!この記事自体ストレス源なんだよ!!健康法どころかその逆だっつーの!

2022-08-25

経験採用大賛成

俺は高校大学も半分くらいで転編入した 留年はなし

義務教育はいいとして高校3年大学4年同じところに通うって個々としてそれがベストとは限らんよな

俺はその高校入りたくて(俺基準地元商業科入って資格も何個もとったけど受験考えるとやっぱ普通科の方がええわって思った

高校3年とか特に高校の授業要るか?って感じの平々凡々な授業だから高2の冬に受験を見据え転校した

それが見事に当たって志望大学(俺基準)に入学した。んで世間体サークル活動のために3年次編入した

サークルは充実していたが大学からパワハラで1年で中退

1つ1つ見ればインテリチー牛よりもどう考えても経験は積んでいるが学歴社会のせいですべて蔑ろにされてる

自分学歴社会ミスマッチングであるが故にどうしても下に見られ実際に下の立場になるしかない

自分では怠けても無ければ成果を出していないわけでもない。現状維持を嫌い果敢にチャレンジしたと思う。

から経験採用に変わってもいい。学校社会適応するための場であることは否定しないし自分は別段そこを蔑ろにしていたわけじゃない。しか学校という決まった期間、規則適応する必要性はあるのだろうか?ギフテッドを引き合いに出すと自慢に聞こえるが、ギフテッドがわざと周りに合わせて手加減するような状況と同じようなことが起こっているのではないだろうか?

まぁ経験採用採用者側が経験と認める範囲疑念を感じる。普通科転入サークル活動は主に自分ではなく世間へのアピールも兼ねていたからだ。もしそういった事をすることな経験としての採用が認められるなら大賛成だね。

文系学生大学4年間で何をしているかっていったらほとんど路上で酒飲んでぶっ倒れるくらいだよ。だから学歴社会はクソ。クソじゃないと想うやつはそういった自堕落生活学生生活の一部だと就活で胸を張って言えるか?と胸に手を当てて考えろ。

2022-08-22

いつも「ここにいちゃいけない」気がする

なんでかわからないのだけれど、いつも「ここにいちゃいけない」気がする。

本当は私はここにいてはいけないし、みんな早く出ていかいかなあと思っているのだけれど、まあなんか色々理由があってどうにかここにいさせてもらっている気がする。

職場は「上司採用しちゃったから仕方なく」「辞めさせたら自分仕事が増えるから仕方なく」ここにいさせてもらっている気がする。

スーパーコンビニは「買い物客だから」いてもいいのだと思う。

自宅は、賃貸一人暮らしなんだけど、「家賃を払っているから」部屋の中にいていいのだと思う。

常に強くここにいちゃいけないと思っているわけでもない。

でも、疲れているのかなんなのか、調子が悪い時は自宅だって家賃払ってるし、入居規則だって守っている。例えば騒音も出してないんだから、ここに居ていいはず!」と金銭と契約を引き合いに出さないと自分がそこに居ていい自信が持てない。

子供の頃からこんな感じだ。

家は「産んだ責任があって両親は追い出せないから」家にいていいのだろうと思っていた。

困ったのが学校で「義務教育から?」くらいしか自分教室にいていい理由が思いつかなくて、そしてあまり根拠としては頼りなくて、いつも「ほんとうはここにいちゃいけないんだろうなあ」と思っていた。

みんな、さっさといなくなったらいいと思っているんだろうなあ。このクラスに配属になっちゃってごめんなさい。どうせすぐ転校するので、ちょっと我慢してね。

実際、親の仕事の都合で二年毎に転校していた。どの学校も二年間だけの「間借り」だったので、ここにいちゃいけない、出ていかなくちゃいけないと思うようになったのかもしれないし、先にここにいちゃいけないがあって、二年で所属から抜け出すことができたのでむしろ救われていたのかもしれない。

どっちなのかはよくわからない。

ずっと「ここにいちゃいけない」「さっさと出て行って別の人が来てくれないかなあとみんなが思っている」のだと感じる。

今の職場は三年目なのだけれど、メールの宛先から漏れてたとか、会議に呼ばれなかったとか、そんな些細なことで「やっぱりここにいちゃいけなくて、早くここは辞めて別の場所に行かなきゃいけないんだ」なんて思ってしまう。

思ってしまうというか、私にとってこの閃きは直感的にはとても正しいことで、感覚的にぜったい正しいことを黙って自分一人で否定しなきゃいけないのが、なんだかとっても大変だ。

まあ、実は自分アスペルガーで、たぶん…というかほぼ確定的に「自分集団の中の一員だと感じるアンテナ」がぼっきり折れていて、なのでまあ、たぶん会社にも学校にも歓迎ムード的なものちゃん普通の濃度であって、でも私が感じ取れていないだけなので、みんなにもっとわかりやすくここにいていい感じのアピールをしてほしいな、なんて思うのはお門違いで、お給料でも雇用契約でもなんでも、自分でここにいていい理由を探してどうにかするしかないんだけど

なんの不安もなくここに居ていいとずーっと思えるとか、逆に、ここにいちゃいけないと思う時は私の気のせいじゃなくて本当にそこにいちゃいけない時だったりとか、そういうのだったらよかったなあ。

いまの会社、居ていいのかなあ。

なんかもう疲れちゃったなあ

2022-08-19

anond:20220819201216

俺の場合アルゴリズムや数理よりプログラミングの方がつらい。

人間が無理矢理作った雑多で膨大な規則の集合を記憶できない(IDE使えとかそういう話ではなく)。

現金化決まりそうだけどお前らどうすんの?

徴用訴訟問題韓国最高裁が異例の判断延期したらしい(規則では本日中に判断しなければならなかった)

https://news.v.daum.net/v/20220819114141247

以下機械翻訳

外交的状況が複雑に絡み合っているが、裁判所内部では最高裁判所が三菱の再抗告棄却する可能性が大きいと見ている。ある在経地法部長判事は「日本が反発し、外交的に草問題と言って大法院がこれを考慮して法理を現実に合わせて判決する可能性はない」とした。現職他の判事も「最高裁ですでに強制徴用に対する損害賠償判決を下した状況で、この判決を履行しない合理的理由がないと判断するだろう」と展望した。今回の事件主審を引き受けた最高裁3部のキム・ジェヒョン最高裁が来月5日に退任し、8月末までに結論を下す可能性が高い。現在日本企業を相手訴訟を進めている強制徴用被害者と遺族は1000人余りと推算され、全体強制徴用被害者場合21万8639人に達する。

マジで日韓関係完全破壊まで秒読み状態なんだけど、今度はどういう屁理屈で向こうの肩を持つんだ?数年前のレーダー照射事件とは桁違いのインパクトになるぞ?

2022-08-18

業スでランチョンミート買って失敗した

数年前まで、庭でゴーヤを育ててたこともあって、

業スの野菜売り場で売られているゴーヤに惹かれてしまった

上手くもないけど、なんか夏の風物詩という感じで

カゴに入れ、ゴーヤチャンプルレシピを調べる

後で気づいたが、買うべき豆腐は絹ではなく木綿だったようだ

豚肉レシピもあるが、食べたいのはスパム入り

玉子買って、缶詰売り場に行く

残念ながら、スパムは売ってなかった

仕方がないので豚肉代用

知ってのとおり、業スは結構陳列に癖がある

うちの通ってるところは、冷凍ケースの上(と通路への陳列)が不規則

念のため冷凍ケース周辺を一周する(それ以外はスナック菓子コーナー、飲料コーナー、酒類コーナーなので陳列してる商品の基本は把握してる。冷凍まわりは何回行っても覚えられない)

そしたら、ランチョンミート缶が売ってた

サイズ感はまさにスパムで、廉価代用品って感じ

実際、100円ぐらい安かったか

それで、夕飯作った

なんちゃってゴーヤチャンプル

ちょっと味が薄かったし、スパムイメージで使ったランチョンミート仕事をしなかった

やっぱり多少高くてもスパムがいいのか

業スの限界を感じた

夜食で余ったランチョンミートを焼いたらスパムとおんなじ味がした

うまい

調理問題だったみたい(増田カリカリに焼いたのが好き)

それがわかったので、今後は業スのランチョンミートを買って、あらかじめカリカリに焼く下準備をしようと思う

2022-08-17

戦争希望見出し丸山眞男をひっぱたきたかったフリーターは今どうしてるんだろうな

と思って検索したら、その投稿をしたのって赤木智弘氏だったのか。

息災なようで何より。

しかしそうなると次の疑問が出てくる。

赤木氏の投稿共感していた2007年当時に30代だったフリーター達はどうしてるんだろう?

彼らにとって今も戦争希望なのだろうか?

彼らは今アラフィフ(45~54歳)である

年齢的にも肉体的な全盛期は過ぎ、長年のブラック労働と不規則で不摂生生活によって体は若いころのように動かないだろう。

仮に徴兵されたとしても若い人間から使えない奴扱いをされるのは明らかだ。

となると、戦争は彼らにとって現状をひっくり返す一手ではない。

では彼らにとっての希望とは?

個人個人によって異なるだろう。

一つはなろう小説現実はどうしようもないので空想世界一時的に逃げ込む。

一つはギャンブル統計上の外れ値になれば大きなプラスとなる。

一つは自〇。これには無敵の人と化し、拡大自〇となることも含む。

他にもあるだろうけどまあ、このくらいで。

後書いていて飽きてきた。

まあようするに、まともな希望はないってことだな。

anond:20220816164542

2022-08-16

anond:20220816014148

まあ、どんな考え方を持つの自由だろう。

だが、うちの会社には来てほしくないねぇ。

会社規則とかを「社長エゴ自由な働き方を認めないのは横暴だ!」とか言い出してトラブル起こす未来しか見えない。

リスク対策のために、面談では絶対にこの持論を披露してほしい。

2022-08-13

anond:20220813153204

いやそういうことじゃなくて、「推論規則」というのはテクニカルタームだよ。https://wiis.info/math/logic/propositional-logic/inference-rule/

今の場合命題論理じゃなくて述語論理になるかな?この辺詳しくなくてよくわからないんだけど。

anond:20220813152748

なんというか論理というか推論規則みたいなものが一切通じないのかなり厳しいな

2022-08-12

anond:20220812233452

映画館でうるさい時点でもう

「私は規則モラルに縛られませんよ」っていう宣言であって

そんなやつに注意するのは警察官北斗神拳伝承者だけやろ…

ふと思い出すあのとき笑顔

動きをはじめてしばらく経ったころ、規則正しい喘ぎ声を聞きながらふと思った。

外人ってアンアンいう人あんまりいないような気がする」

そういうと女はいきなり音声スイッチを切ったかのように真顔になった。

しばらく沈黙ストロークが続いたあと、

「いや。ゴメン。演技にダメ出ししたわけじゃないんだ。」

「そうだ、外人みたいに喘いでみてよ」と聞いてみた。

女は、んー、こんな感じ?と前置きして、そして張りのある声で、

はい大ーきく息を吸ってー、

吐いてー。

はい吸ってー。

吐いて―。

ラジオ体操をはじめながら、ウォーミングアップしたあと、

シィィィとわざとらしく息を吸う音を出しながら、

オーイェー、オオ、イエー、

と始めたので、面白おかしく、二人とも爆笑してしまった。

すると女は、ヤバいちょっと待って、と言いながら動きを制止にかかった。

止めずに動き続けていたら、油断したかのように逝った。

今まで自分が知っていた絶頂メカニズムと違ったので、とても驚いた。

こんな逝かせ方は初めてだったし、あれから何度もセックスしたけれど、同じことは起きなかった。笑う門には福来る。

あれから何年もたつけれど、心に残る楽しかったセックス第1位。

2022-08-09

清水晶子先生の講演を読んで見る (1) 「学問の自由」の定義ってなんだろう

前置きの前置き

この文書で何が批判されているか知りたいだけの人は、一番下の節「まとめ」までジャンプ

前置き

清水先生の講演についてここ一週間くらい悪口Twitterで書いてた江口先生に、それブログに纏めてよと言ったら気が乗らないと断られてしまったので

代わりにそれっぽいものを書いてみる練習

具体的には江口先生

うまい人びとは、前に書いた辞書定義約定定義明確化定義理論定義なんかを縦横に駆使して説得にかかってきます

と最新のブログで書かれているのを、清水先生の講演を題材に自分なりにスケッチしてみる。

続き、というか中間にあたるのだが「(2) ポリティカル・コレクトネスってなんだろう」「(3)キャンセルカルチャーってなんだろう」を書くかは未定。

まり、この記事は書き起こしで言う「Part1 〜学問の自由とその濫用〜 」の検討が中心だが

最後の方で全体を対象にする前に他のPartの検討を書くべきところ、途中で力尽きている。

とはいえだいたいPart1の検討とほぼ同じものを繰り返すだけ


前提

を先に見ていることが前提。

特に江口先生ブログに書かれている5つの定義

説明はほぼ書かないので、分からなければブログを参照するように。



学問の自由辞書定義

まず、清水先生スライド提示するのが

1998年 国際大学協会(IAU)声明学問の自由大学自治社会的責任」による定義です。

学術コミュニティ構成員、すなわち、研究者教員学生が、倫理的規則国際的水準に関して学術コミュニティが定めた枠組みの中で、そして外部から圧力を受けることなく、学術活動を追求する自由

これは明らかに 辞書定義 ですね。

人びとがその言葉をどう使っているか国語辞典の載っているような形で説明している。

そして次に清水先生は、

一般的には、〜〜、というふうに考えることができる。」

「従来はそして一般的には、〜〜、というふうに理解されています。」

自分言葉でも「学問の自由」を定義します。

世間一般用法という文脈なわけですから、当然、スライド引用の言い換えに相当する語釈が、聴衆には予期される、

同じく 辞書定義 が与えられようとしているもの解釈されます

実際に与えられた定義を見てみましょう。

ある種の公の定義であるIAU声明に対する言い換えとして、清水先生による定義を読んでみると一つ気にかかるところがあります

IAU声明では「外部から圧力」となっているところが、

と非常に具体的な形になっています

世間一般用法として紹介される割には、議論のあり得るところで

「こういうのは多数派も少数派もない、学問独立って話なんですが、多数派から圧力特に抵抗しにくいので」

というふうに説明するほうが世間認識とあっているように思える。

とはいえ、ここまでならば、代表的な「外部から圧力」を並べただけ、ただの例示ゆえに言い換えの範疇であり、辞書定義のままだと受け取ることもできる。

学問の自由」の濫用としての「学問の自由侵害」への説得的定義

次に清水先生は「学問の自由」の濫用の話を始めます

ただ、ここで私が書きにくくて困ってしまうのが、清水先生が「具体的に」何を批判されているのかさっぱりわからないことです。詳しくは後の節でも取り扱います

今は、とりあえず定義の話をしましょう。

現代の誰かが主張している「学問の自由侵害」とは、〜〜だ」と、清水先生定義していると読める箇所を、少し文言修正の上、抜き出します。

見事にすべて 説得的定義 ですね。江口先生ブログで挙がっている

中絶とは、罪のない子供の容赦ない殺人である

中絶とは、女性を望まない負担から解放する安全外科処置である

などと同じ形式となっている。

ただ、読みながら何を論じているのかわからなくなって辛くなってしまうのは、

中絶の例ならば、中絶辞書定義 は共有されているという前提のもとで、 説得的定義 を用いているのに対し、

清水先生は、この文脈での「学問の自由侵害」とは 辞書定義 学問の自由侵害とは全く異なるものだと論じていることです。


(下の2節は「どう論じているのか」という細かいレトリック解説なので

批判の要点が掴みたいだけの忙しい人は飛ばしても良い。

どう辛いのかについては、「批判対象曖昧さ、具体性の欠如」でページ内検索してジャンプ。)


辞書定義明確化定義として使用することを目的とした約定定義へのすり替え

最初の節辞書定義から

これらは学問の自由侵害定義として読むことができるものであり、

先に導入された説得的定義社会的少数派の側からなされる批判や異議申し立て」とは対義の関係にある。よって等号で結ばれることはありえない。

ゆえに、「従来から論じられてきた一般的な節(辞書定義)」学問の自由ではない、という論証。

しかし、これはIAU声明にはなく清水先生が付け加えた箇所のはずですね。

先程はただの例示と見ればという限定をつけて辞書定義と認めました。

逆に言えば、「そうでなかったら学問の自由でない」というふうに使うならば、もはや例示ではなく、清水先生独自見解です。

すなわち、この時点で辞書定義として導入された学問の自由という概念

学問の自由を〜と私は定義します!」という約定定義へとすり替えられているのです。

一旦まとめると、

「よくわからないものを」「なんか悪そうに定義して(説得的定義)」、

「その悪そうな要素にぴったり当てはまらない要素を、一般的定義の中に紛れこませる(定義すり替え)」

これが清水先生レトリックです。

定義を縦横に駆使するレトリック

付け加えていえば、ここですり替えられた約定定義根拠

学問の自由とは

「力のある人たちとか多数派にとって都合が悪い、あるいはそこにとって利益にならないというだけの理由で、 研究教育を抑圧したり不当に妨げたりすることを困難にするはずのもの

という説得的定義の導入も行っています

まさに、

うまい人びとは、前に書いた辞書定義約定定義明確化定義理論定義なんかを縦横に駆使して説得にかかってきます

のものですね。

じゃあ、5つの分類の最後理論定義はどうか、

憲法23条保障する学問の自由

この一節は憲法学理論を援用しているため、少し強引ですが理論定義を示したものとも言えるでしょう。

実際、この定義根拠に「学問の自由侵害」を「なんか悪そうに定義した」説得的定義に対し

これは日本国憲法保障される学問の自由からはかなりかけ離れたもので、何を言ってるんだというふうに思われるかもしれません。

否定しています

なぜかけ離れているのかというのは詳しく述べられていませんが、

要は憲法学理論憲法原則としては国家権力監督するものであり、私人間効力の議論私人相互に大きな権力差がある場合の話である」という話でしょう。

権力差をどう捉えるか、例えば「学界から事実上キャンセルできたというのは、権力差があったといえるのではないか」というのが憲法上の論点になるわけですが、

そこを 説得的定義 から導かれる「抑圧側 VS 被抑圧側における抑圧側が学問の自由を主張している」という構図でクリアするわけです。

批判対象曖昧さ、具体性の欠如

ここまでいろんな種類の定義を用いたレトリックが使われてきましたが、

正直なところ、説得的定義から導かれる「抑圧側 VS 被抑圧側における抑圧側が学問の自由を主張している」という構図を用いた時点で

直感的にはそれは学問の自由ではないでしょうという話になります

ゆえに最も問題になるのは、そう定義されるのが具体的になんなのかです。


清水先生は「こういった言説が具体的にどう現れてきたのかご説明したい」と30分近く説明してくださっているのですが、

書き起こしを全文検索してもらえればわかるのですが「学問の自由」を直接的に濫用している例として挙げられているといえるのは、

Horowitzによる、Academic Bill of Rights (ABOR) のみです。

ほか間接的な繋がりとしては「ポリティカル・コレクトネス」「キャンセルカルチャー」の事例が話されているのですが

これも抽象的な定義操作時間を割いていて、具体的な文脈はほぼない。学問の自由とどう関係するかも全くと言っていいほど書かれない。

詳しくはそれぞれをどう定義しているのか、という点を検討する必要がありますが、

これは別の記事「(2) ポリティカル・コレクトネスってなんだろう」「(3)キャンセルカルチャーってなんだろう」に譲り、

記事「(1) 学問の自由ってなんだろう」では、直接的な例、ABORに絞ります

議論余地はない」ほど明らかなものだけ議論される

清水先生はABORを曲解して参照しているのではないか、という指摘もあるのですが、

とりあえずここは論点にせず、清水先生解説をそのまま採用します。

ABORの主張は、

ナチス政治哲学擁護であるとか、あるいは進化論否定であるとか、 そういうもの学術的に正当な主張の一つとして教えるべき」

「実際にそういうような授業になっているかどうかを、 授業内容を調査する仕組みっていうのを大学は作るべき」

学問の自由とはそういった環境で成立する。

ぶっとんでますよね。これ肯定する自由主義者いるんですか?

ナチス肯定論文を学問の自由擁護することはできない(マルコ・ポーロ事件)」じゃないですよ?

しろ、何が相手だろうと自由である肯定する、過激自由論者ほど否定する内容です。

大学ナチス擁護を正当な主張の一つとして教えるべき」、自由でもなんでもないじゃないですか

まとめると、

最終的には、そして本質的には、清水先生は「学問の自由」について議論余地のないことしか言っていません。

じゃあなんで議論になるのか。

清水先生立場からすれば、「学問の自由」の濫用だと当然問題視しているであろう例が

ある意味辞書定義のように暗黙に共有されているからです。

千田有紀と呉座勇一

清水先生にとって非常に身近な例であるはずのそれは2例あります

このちょうどいい2人については講演では全く触れない。

特に後者の呉座先生については質疑応答で「学問の自由」を求めている人として名前が挙がったにもかかわらず、

ちょっとからない」「詳しくない」「法律専門家ではない」「裁判をはっきりきちんと見ているわけではない」「労働争議であって学問の自由ではないんじゃないかなぁ」

との返事。

「そうです。呉座さんの事例こそが私が批判した「学問の自由」の濫用です」ではなく「詳しくない」。

訴訟原告の1人であるからには詳しくないわけはないのですが、文字通り解釈するならば

この「学問の自由」の濫用批判において、呉座先生の事例は検討すらされていない、ということになる。


たこの回答の続きとして、呉座のことを言っているわけではないという注釈付きで、「学問の自由では擁護できない」例が出されました。

理論物理学者の性暴力学問の自由擁護することはできない」

何を当たり前の話をしているのでしょうか。関係ありますか?

せめて多少は「学問の自由」と文脈がつながるように「酷いセクハラパワハラを長年犯してきた超一流哲学者大学から追放されたことを、学問の自由擁護はできない(ジョン・サール事件)」くらいにしましょうよ。

まとめ

文脈がわかるくらい解説をつける具体的な例については、当たり前を超えてもはや関係のない例しかさない。

それでいて、批判対象に対して一般に共有されるような辞書定義には触れないで、

何を批判しているのかも厳密には不明確なまま、説得的定義に対する抽象的な定義操作を元に議論を行う。

暗黙の辞書定義説得的定義の関連は、聴衆が勝手勘違いしてくれることに任せる。

これが、学問の自由についての、清水先生の講演の構造です。

2022-08-08

下の家から騒音振動がすごくてイライラしてる

二階建ての2DKのアパートに住んでる。

下の家がとにかくうるさいというか、毎日騒音振動を起こされる。

しか五人家族で、一番上が小学生。一番下が保育園ぐらいの兄弟がいるっぽいんだけど、毎日規則結構大きめのドン!っていう騒音振動が起きて、家が揺れる。三人目が生まれて3歳ぐらいになってから本当に毎日音がひどい。夜9時ぐらいに走り回る音と声が聞こえる。

そのたびにこちらも嫌な気分になって5回に一回は床ドンしてしまう。

管理会社に連絡したくても、住んでいるアパートは一軒家を1階、2階に分けているタイプなので、うちが連絡したのはすぐバレる。

引越し以外で、どうしたらいいかなあ。

2022-08-07

anond:20220807015330

行政法学において、許可、認可などは明確に別のものとして定義されてるけど、実際の法律では許可、認許、特許免許承認認証などなどの語が出てきて、厳密に使い分けられてはいいか勘違いしちゃったのかな?

(この辺は塩野行政法でも、藤田行政法でも触れられてるよね?今手元にないか確認できないけど。)

 勘違いしてない。党派性もまったく入っていない。行政手続法立法経緯の議論と極めて分断化された建付けをちゃん確認していないのは皆さんの方でしょう。(あなたが一番知識がありそうなので、代表してあなたに回答しておきます

 処分とは、公権力主体たる国・地方公共団体が行う行為のうち、その行為によって直接国民権利義務形成し、またはその範囲を確定することが法律上認められているものをいう。法令上、許可、認可、免許その他名称の如何を問わない実質概念である

 ただし、この先が細かい。今回の議論関係しそうな部分だけ指摘すると、

  1.  法は申請に対する処分不利益処分で扱いを異にしている(法2条2号、4号)。不利益処分については、一般的に(抗告訴訟対象性としての)処分性が認められる行為でも、申請に対する拒否処分行政上強制執行、即時執行行政調査などは明文で適用対象外とされている(法2条4号イ、ロ)。
  2.  申請もそれのみを一般的対象とはしておらず、国民に対し何らかの利益付与する処分を求める場合に行うもののみが対象となる(法2条3号)。
  3.  地方公共団体が行う行為について、処分、届出は条例規則根拠があるもの適用対象外で、行政指導はすべて適用対象外とされている(法3条3項)(註1)。

 要するに行政手続法行政手続一般法ではない。対象を極めて限定している。もっとも、一般原則としての適正手続要請配慮して、行政主体自発的審査基準(法5条)や標準処理期間(法6条)を事前に定めることが禁止されるわけではない。したがって、実務の運用審査基準、標準処理期間を定めている例があるから行政手続法対象になるはずという逆推知は機能しない。(長野県のくだりに対する回答)

 これらを踏まえて、宗教法人法について考える。申請はそれに続く認証利益付与する処分としての性格が認められなければ、行政手続法にいう「申請」には該当しない。そこで規則認証性格問題となる。認証それ自体は、一定行為文書の成立・記載が正当な手続によってなされたこと(事実)を行政確認する行為に過ぎない。直接国民権利義務形成し、またはその範囲を確定するわけではない。したがって、原則として処分には該当しない。

 もっと設立手続認証宗教法人法12条1項)は、法人として権利能力が認められるのに事実必須手続といえるから、直接権利形成すると評価し得るかもしれない。一方、名称の変更の認証宗教法人法26条1項)は、宗教法人権利義務を直接形成するわけではない。また、いずれも処分性があると評価し得るとしても、申請に対する拒否処分に過ぎないと考えるなら、適用対象外とされる。

 以上より、宗教法人名称変更の認証が、行政手続法にいう処分に該当するとは考えにくい。もちろん終局的には裁判所判断を仰がなければ、誰にも断定できないわけですが。(註2)

でも、君に足りないのはこういった細かい知識じゃなくて、「リーガルマインド」だと思うよ。

 行政手続の透明性という利益だけに着目すれば、文化庁のやり方が好ましいものとはいえない。実際、1997年の時点で統一教会が不受理違法として裁判を起こしていたら、(抗告訴訟国賠訴訟かという問題もあるが)国の不受理違法判断された可能性もあると思う。そこを強調するのもひとつの「リーガルマインド」だろう。

 しかし、悪徳商法まがいの献金集めで多数のトラブルを起こしている宗教法人が、その悪名を隠すために名称変更をしようとしている場合国民さらなる被害の拡大から守る必要性がある。名称変更申請の不受理一義的違法とまではいえず、他に阻止する手段存在しない。このような必要性と許容性が認められる条件下で、統一教会名称変更の利益国民霊感商法から守られる利益比較衡量して考える。これだってひとつの「リーガルマインド」じゃないかな。

 以上、細かい知識は大切だと思います。「リーガルマインド」などという薄いマジックワードに頼る論証では、学部定期試験すら厳しいのではないだろうか。頑張ってね。

脚注

註1 適用除外場合でも、行政運営における公正の確保と透明性の向上を図るため必要措置を講ずる努力義務規定されている(法46条)。しかし、法が適用除外とした趣旨から、法を下回るレベル手続条例が定められても、当然に違法となるわけではない。その意味手続法は、いわゆるナショナルミニマムを定めたものではない。(塩野宏

註2 仮に違法判断されるとしても、その根拠が、行政手続法憲法、法の一般原理いずれに違反すると考えるかは論点となる。元官僚を名乗る元増田は、行政手続法違反と主張している。

2022-08-05

清水晶子(東京大学)「学問の自由キャンセルカルチャー」Part1 〜学問の自由とその濫用

前置き

2022.7.24 一般公開シンポジウムフェミ科研と学問の自由

https://www.youtube.com/watch?v=FP8rL7KfisI

より、清水晶子氏発言部の文字起こしである

長いため講演部Part1~Part5+質疑応答の6部に分割する。

分割の境界スライドにある番号に従うが、副題は増田判断である

スライドはすべて図表のない文字ベースのものであったため、引用記法を用いて本文に組み込んだ。

講演部については、「女性スペースを守る会」が公開している文字起こしベースに、

増田が誤字の修正や、句読点の変更、改行の追加などの編集を行った。

質疑応答部、スライド部の文字起こしはすべて増田が行った。


批判記事の紹介

まず、江口先生による、8/9のブログ記事は必読だと考える。

加えて、講演に対する批判として書かれたものではないが、一般論として「キャンセルカルチャー批判」的な立場で書かれたベンジャミン・クリッツァー先生記事

なども参考になる。これら2記事は、江口先生も講演に欠いている「ミルタイプ言論の自由擁護」として紹介されている。

また、あまり整理がされていないが、この講演に対するTwitter上の批判的な反応を一覧できるものとして、

他、法学専門家による分析という点で他になく注目に値するものとして、

(あと、この書き起こしを編集している私自身も手前味噌ながら批判記事を書いている。「清水晶子先生の講演を読んで見る (1) 「学問の自由」の定義ってなんだろう」anond:20220809001101 )

目次

anond:20220805225632 Part1 〜学問の自由とその濫用

anond:20220805225835 Part2 〜ポリティカル・コレクトネスという言説戦略

anond:20220805230017 Part3 〜Academic Bill of RightsとProfessor Watch List〜

anond:20220805230307 Part4 〜キャンセルカルチャー批判

anond:20220805230534 Part5 〜Ahmedが見立てキャンセルカルチャー批判メカニズム

anond:20220805230705 Part6 〜質疑応答

学問の自由キャンセルカルチャー」Part1 〜学問の自由とその濫用

https://www.youtube.com/watch?v=FP8rL7KfisI&t=2457s

40:57~48:23

2022/7/24

学問の自由キャンセルカルチャー

清水晶子(東京大学

菅野優香

はい、お二人目は清水晶子さんです。

清水さんは東京大学大学院総合文化研究科で教鞭を執られています

フェミニズム・クィア理論をご専門とされ、

研究関心としては非規範的な身体と性の政治、とりわけ身体他者性、自己表象生存戦略可視性を巡る問題などがあります

最近英語圏フェミニズムおよびクィア理論史を改めて辿ることにも興味があるとのことです。

主な著作に、

Lying Bodies: Survival and Subversion in the Field of Vision英語の本です、2008年

「埋没した棘――現れないかもしれない複数性のクィアポリティクスのために」、2019年

フェミニズムの思想と「女」をめぐる政治」、2020年

フェミニズムってなんですか?』、2020年、などがあります

清水さん、どうぞよろしくお願いいたします。



清水晶子:

はい、ご紹介ありがとうございます清水晶子です。もうそのまま入っていきますが、

本日は「学問の自由キャンセルカルチャー」というタイトルで報告をしたいと思います

少し方向性が違うかもしれないんですが、よろしくお願いします。

学問の自由とは

学問の自由という原則は、学術コミュニティ構成員、すなわち、研究者、教員学生が、倫理的規則国際的水準に関して学術コミュニティが定めた枠組みの中で、そして外部から圧力を受けることなく、学術活動を追求する自由定義できる」

1998年 国際大学協会声明学問の自由大学自治社会的責任

学問の自由というところからいきたいんですが、学問の自由とは何を指すのか。

一般的には、大学だったり研究機関とかっていうものが、

政府なり場合によっては非常に強力な宗教だったり経済的権力だったりというところから圧力を受けることなく、

さらに言えば個々の研究者が、大学当局だったりとか大学経営陣あるいは多数派社会的通念・経済的要請などから

不当な干渉や抑圧を受けることなく、学問良心手続きとに従って真理を探究する自由、というふうに考えることができる。

例えば、1998年国際大学協会声明学問の自由大学自治社会的責任」という文書があるんですが、これによると

学問の自由という原則は、学術コミュニティ構成員、すなわち、研究者・教員学生が、

倫理的規則国際的水準に関して学術コミュニティが定めた枠組みの中で、

そして外部から圧力を受けることなく、学術活動を追求する自由定義できる」というふうにされています

学問の自由というものの基本がここにあるというふうに考えると、フェミ科研裁判文脈における学問の自由の主張というのは、

ある意味まさにここに相当するもの王道の部分というふうに言うことができるというふうに思います

2000年代前半:ジェンダーバックラッシュ

過激性教育ジェンダーフリー教育調査プロジェクトチーム

2014年広島大学でのいわゆる「従軍慰安婦」に関する講義

産経新聞による吊し上げ↑ 日本科学者会議広島支部幹事会による抗議

2020年日本学術会議会員任命拒否

日本学術会議会員任命拒否違法状態是正を求める意見書」提出(日弁連

残念ながら、日本フェミニズムとかマイノリティ政治に関わる研究者にとって、

今言ったような意味での学問の自由というのは、必ずしも安定して保障されてきたものではない。

からこそ、その必要性というのはしばしば痛感もされてきましたし、主張もされてきました。

今世紀に入ってから過去20年に限定しても、

2000年代前半のフェミニズム女性運動へのいわゆる「バックラッシュ」いうのがありまして、

ここでは与党自民党プロジェクトチームにおいて、ジェンダーという語それ自体使用疑義提示されたりしている。

2014年には、いわゆる「従軍慰安婦」問題を取り上げた広島大学研究者の授業というのが、

先ほども産経新聞出てきましたけど、ここでも産経新聞ですが、産経新聞によって吊し上げにあって、

批判や抗議が大学殺到し、日本科学者会議広島支部幹事会が学問の自由侵害であるというふうにして、

産経新聞に抗議をする、声明を出すという事態になったりもする。

もちろんさら記憶に新しいのは、2020年日本学術会議の会員任命拒否ですね。つまり当時の菅内閣総理大臣が、

日本学術会議が会員候補者として推薦した内の6名の任命を拒否した、というかしなかった件ですよね。

この任命拒否については、憲法23条保障する学問の自由を脅かすものであるというふうにして、

2011年11月に、日弁連が「日本学術会議会員任命拒否違法状態是正を求める意見書」というもの総理大臣に提出をしていると。

これらの事例での学問の自由というのは、この重要性、

この意味での学問の自由重要性というのは、本日シンポジウムのいわば前提になっているものだというふうに考えます

学問の自由」の濫用

差別的・抑圧的な言説に対して政治的・経済的に力のない側、社会的少数派の側からなされる批判や異議申し立てを「学問の自由侵害」とする言説

その前提をご確認いただいた上で、私の報告は少し角度を変えて、学問の自由という主張や枠組みがどう利用されているのか、

もう少し強く言うと、どう濫用されているのかでもいいかもしれないんですが、それを考えたいと思います

今申し上げたように、従来はそして一般的には、学問の自由というのは、

国家とか、強力な宗教団体、経済団体多数派社会通念や経済的要請、などなどの圧力を受けることなく、

研究者の社会的通念と研究手続きに則って真理を探究する自由を指す、というふうに理解されています

その意味では学問の自由という枠組みは、

力のある人たちとか多数派にとって都合が悪い、あるいはそこにとって利益にならないというだけの理由で、

研究教育を抑圧したり不当に妨げたりすることを困難にするはずのものです。

ところがこの学問の自由の主張が、全く逆のベクトルで利用されることがある。

すなわち差別的・抑圧的な考察や言説に対して、政治的・経済的に力のない側、社会的少数派の側からなされる批判や異議申し立てを、

これは「学問の自由侵害であるというふうにする言説、というのが見られるようになっている。

これは日本国憲法で保障される学問の自由からはかなりかけ離れたもので、何を言ってるんだというふうに思われるかもしれません。

けれども法的な解釈とは別のところで、こういう言説上の戦略というのが一定の効果を持ってきているのも事実です。

二面での闘い

国家による学問の自由の明白な侵害

②現状を追認し被抑圧側の異議申し立てを封じるための口実としての学問の自由の動員

結果として、フェミニストとして学問の自由を考えるにあたって、

私たちは一方では、フェミ科研裁判のように国家による学問の自由の明白な侵害というものと闘わなくてはいけない。

けれども同時にもう一方で、学問の自由というのが、差別的あるいは抑圧的な現状を追認し、

抑圧されてきた側からの異議申し立てを封じる目的で動員されるということに対して警戒をしなくてはならない。

学問の自由を巡っては、フェミニストには現在ういういわば両面での闘いというもの要請されている。

この現状は忘れるべきではないと思います

実は今日、私からお伝えすべき論点はそこに尽いているので、ここで報告終わってもあんまり問題ないっていう感じなんですが、

ちょっとさすがにそれでは簡便過ぎるので、この後の時間を使って、

こういうタイプの、マイノリティ権利主張を抑圧する目的で動員される「学問の自由侵害」という枠組み、

この言説というのが具体的にどう現れてきたのか、

これが非常に大きな論点になってきた英語圏の動きというのを中心に、簡単にまとめてご説明したいと思います

anond:20220805225835 Part2 〜ポリティカル・コレクトネスという言説戦略

2022-08-04

anond:20220804144243

ワイ、社会人経験を積んでから

そういうオバンってすごいな、偉いなと思うようになってきた。

 

誰にでも他人から「優しい人」に見られたい欲はある。

波風立てずに「しょうがないなぁ。今回だけ特別ね。」の方が誰だって楽なんだよな。

でもそういうことを繰り返すと相手堕落するし、組織堕落する。

規則通りに罰を与えるのって、与える側も大変なんだよ。

 

ちな、ワイの部下は部下に厳しいこと言えなくて、部下の尻拭いを自分でやっとる。

その尻拭いのさらなるしわ寄せがワイに来るのでワイも死ぬ

許せねえ!!

そもそも正規雇用」という考え方からおかしいよね?

雇用正規非正規もないだろ。

ちょっとぐぐる

正規雇用正社員)とは一般的に、フルタイム勤務(1日8時間で週5日など)で雇用期間に期限がない無期雇用の働き方のこと。

なんて書いてあるけど、

なんでフルタイムであることが「正式規則」で、

さら雇用期間に期限がないことが「正式規則なのだろうか。

 

こういう考えがあるから

パートタイムで有期の雇用契約が、フルタイムで無期の雇用契約よりも劣ったものと見なされやすい。

別にパートタイムで有期の雇用契約の人が、フルタイムで働く人よりも高待遇であっていいんですよ。

な?

みんなもそういう考えで行こうぜ。

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