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はてなキーワード: 殲滅とは

2019-09-22

謝罪して改心したら許してくれますか?

例えば私が謝罪して改心して、

私を許さな100人の内50人が私を許し、

残り50人が私を許さな場合

私が謝罪して改心する意味はあると言えるでしょうか?

一人でも許さない人が残った場合、彼または彼らは私の罪を断罪

積極的消極的わず私が死ぬように行動するのではないでしょうか。

であれば人生において謝罪も改心も意味がなく、敵も獲物も徹底的に殲滅するしかないのではないでしょうか。

どうすれば体裁を取り繕いつつ当たり障りなく生きていけるのか。

そもそもそんなことする必要があるのか。

無知ゆえの生きづらさを感じます

どうか照らして欲しい。

リテラシーが欲しい。

どうか・・・

2019-09-14

anond:20190914190953

・人には伝染らない

日本も一時期はワクチンつかって殲滅できてたけどイノシシに広まってしまった

発症してからワクチンでは手遅れ

2019-09-13

anond:20190913132229

なんでこの人が、表現の自由侵害する事ばかり考えてる野党所属なのか謎。

イザンベール擁立ちゃうトップや、オタク殲滅血道をあげたり「ヘイト認定一所懸命支持層とまるであってない。

この人の言ってることはすごく真っ当で指示できるが、日本人表現の自由を奪うことに積極的野党に力を与えたくないから入れられない。

2019-08-28

anond:20190828104105

ナシ。

その敵国を滅ぼそうと殲滅戦仕掛けてるんだぞ、フェミは。

2019-08-27

anond:20190827144937

殲滅するって明確な目的意識があって、激情がその手段ならバケモノではなく理性ある嗜虐者だからカテゴリでセーフ

妹の将来が心配

今年21歳になったJDの妹は気が強くて性格が悪い。

寝てるとき以外は世の中の全てにイライラしているような感じに見える。

クレーマー気質というか。

この前俺の運転で一緒に近所のスーパーへ行ったとき駐車場が満車で入れないとわかるやいなや警備員おっさんに対して助手席から激怒説教をずーっとかましてた。

からのこの性格は変わらないんだなあと思った。

小学生の頃は塾の先生を何人も自主退職に追い込んでたし。

「私は目の前の敵を殲滅できる人だから」って決然としてたな。

身内の俺はそんな妹のことを狂人モンスターだなんて思ってなかった。アニメ漫画なんかでたまにいる激情型のヒロインになぞらえて、あくまで1つのキャラの形に過ぎないという認識でいた。

こういう性格でも同性の友達はやたら多いタイプ彼女たちと電話してるときだけは例外的にいつもの不機嫌は完全に鳴りを潜めていかにも女の子しかった。

顔も悪くない。歌手DAOKO似で結構男にモテる

仲間がいて、恋愛できていて、社会生活を順調に遅れているから、妹の性格も数ある個性一種として捉えていた。ずーっと。

だが、そういう楽観的認識は俺が就職したことを契機に完全に変わってしまった。妹の性格を深刻視するようになったのだ。

俺が配属された部署に妹と全く同じタイプ激情型の中年女性がいたのだ。彼女も常に怒りまくっていた。相手新人でも、上司でも、同性でも、取引先の社員でもお構いなし。男性社員彼女を疎み、女性社員はよく彼女からの異常な叱責で泣いていた。

まるで憎しみや怒りが服を着て歩いているかのような人だった。

毎日近くにいるのにもかかわらず、俺は彼女笑顔を見たことがない。

この中年女性結婚していて子供もいる。

年齢の割にスタイルも良く綺麗で「昔は美人だったんだろうなあ」と思わせるだけの見てくれではあった。それなのに彼女に対して俺が抱くイメージは『バケモノ』。

細身で足が長く色気が漂う美熟女で、課長代理にまで昇進していて、夫と子供がいて、ベイエリアに住んでいて……それでも『バケモノ』としか思えない。

なぜ妹は『個性的な女』で彼女は『バケモノ』なのか。

理由は年齢だ。

涼宮ハルヒ俺妹の桐乃があの性格攻撃性で40歳だったら一発アウトだろう。

まり性格が悪くても人間として受け入れてもらえるのは若さゆえの特権なんだと思う。

俺は職場中年女性に妹の未来を見た気がしてゾッとした。

妹はあの性格を治さないと確実にキチガイしか見なされなくなる。大学女友達歴代彼氏達のような、そんな妹のことも肯定して付き合ってくれた少なくない数の仲間は消え失せてしまうだろう。

会社中年女性の仲間はいない。もしも彼女が辞めたら職場のみんなは本気で感動するはず。

結婚セーフティネットにならない気がする。近所付き合い、父母会などなど家庭外の人間関係はどうしても発生する。そのとき激情型でクレーマー気質の妹が受け入れてもらえるとは思えない。

実際、俺がまだ子供だったころそういう性格同級生母は親たちのあいだで『変な人』として軽蔑され、距離を置かれていた。俺の母親も渋い顔をして、たまにその人の協調性のなさをやんわりと愚痴るのを耳にしたことがある。

旦那社会的信用のある人間だとか、本人がキャリアウーマン美人だとかは周りの人間に心を開かせる材料にはなりえない。

兄として妹の幸福を願っている。

そうなるために妹は変わるしかない。

あの性格のままだとあと何年で妹は孤独になるのだろう。あと何年で禍々しいヤバい人としか見なされなくなるのだろう。

もし幼少期からのあの性格を変えるとしたら一体どれくらいの歳月必要となるのだろう。

妹の将来がとにかく心配だ。

2019-08-14

anond:20190814001520

2のあらすじ

ジャパリパーク惨劇からの唯一の生存者、かばんの乗った脱出艇は、地球周回軌道付近の宙域で偶然発見、救助される。

宇宙ステーション内の病院長期間ハイパースリープから目覚めたかばんは、カドンゴ社の社員沼田から、57年間も宇宙を漂っていた事、そして共にハイパースリープであったサーバルが2年前に自分より先に他界した事を告げられる。

会社の査問会でジャパリパークで大騒ぎした責任を問われたかばんは、けものとの遭遇を主張するが、証拠不足のため信用されず、精神異常を疑われた上に航海士資格剥奪されてしまう。

実はかばんが漂着した「ジャパリパーク」は、20年前からテラフォーミングが行われており、すでに多くの入植者たちが居住していた。

かばんは倉庫作業員として働くことになったが、毎晩トキ自分の脇で歌を歌う悪夢にうなされる。

やがてジャパリパークからの連絡が途絶え、入植民157人が消息を絶った。調査のため植民海兵隊派遣されることとなり、かばんには航海士資格の再付与を条件に戦略アドバイザーとして沼田と共に同行して欲しいと持ちかけられる。

当初は断ったかばんだったが、毎晩繰り返される悪夢、そして己のトラウマに決着を付けるべく「けものフレンズになったり研究や持ち帰りはせず、殲滅させるのみ」の条件を確認し同行を決意する。

炎上原因は、紙面が尽きた。

2019-08-13

3大なろう必殺技

氷砕重牙

包囲殲滅

あと一つは?

次の世界大戦なんて本当に起こるのか?

開戦と同時に持てるミサイルを全弾発射し飽和攻撃を行い、ミサイル迎撃しつつ空母を退避。

中露が同じに攻めてきたとしても、自衛隊米軍が準備できるまで隠れ、島確保された後に奪還とか。

仮に日本降伏する場合、どこまで進軍されたら降伏なのかがよくわからない。

核なんて軍艦には役に立たないし、人に使うにしろ広島みたいに山で囲まれてないと効果的ではない。

日本中を殲滅したとして得られるモノがあまりないように思える。海洋資源くらいか


ドイツは陸海空とも軍備は減っていて再軍備もできるか怪しいほど。

イギリスも十分な戦力はなし。

ロシアちょっかいは出せるが数ヶ月の全面戦争なんて耐えられそうにない。


そもそも今勝って何を取れるのか

2019-08-07

憎悪を煽る人の最終目標ってなんなの?

韓国への(韓国国内なら日本への)憎悪を煽っている人達ネット上にはたくさん見受けられるけど、その人達の最終目標ってなんなんだろう。

国交断絶相手国民殲滅

憎悪と断絶の先には何の希望もない気がして、大変かもしれないけど話し合いを続けていくしかないと思うんだけど、憎悪を煽る人は何を希望にしているのか知りたい。

2019-08-02

親友が癌になった話

高校生の時、僕には親友がいた。

彼と僕は三年間とも同じクラスに属し、同じ部活に入っていた。部員数はとても少なかったため、必然的に僕達は仲良くなった。授業が終わったら部活が始まるまで、二人で教室に残って宿題をした。部活が終わったら、夕暮れの中、自転車を押して二人で他愛もない話をしながら帰っていた。

高校二年の冬、彼は肩が痛いと言い出した。僕達は皆、ただどこかでぶつけただけの軽い打撲だろうと思っていたが、その痛みは次の年の夏まで続いていた。さすがに何かおかしいと思った彼が病院に行き、検査をうけると、骨の癌だということがわかった。

彼は、一言でいえば、人望があった。筋骨逞しく文武両道で、理知的だった。それでいてユーモア冗談が好きで、いつも周りの人々を笑わせていた。何よりも、彼は優しく、思い遣りのある人だった。だから、彼の周りにはいつも人が集ってきた。それは彼の入院中もそうだった。抗癌剤副作用にもめげずに、面会に来た友人達に気丈にふるまい、退院した後はどうしようかなど、将来の希望を語っていた。実際、彼は退院し、志望していた大学に入って大学生活を楽しんでいた。彼女もできたようだった。

しかし、子供の癌は進行が早い。化学療法殲滅できなかった癌細胞が他の組織転移し、彼の癌は再発した。癌切除手術、抗癌剤退院、再発して入院、手術、抗癌剤退院入院、その繰り返し。筋骨隆々だった彼の体は段々と痩せ細り、頬もこけていった。抗癌剤副作用は彼の精神をも蝕み、面会をする度にぽつぽつとネガティブ言葉を吐くようになっていった。誰が見ても、彼の予後絶望的だった。

僕にできることは何もなかった。衰弱していく彼を真横で見ていてもなお、死相の出てきた顔を間近に見ていてもなお、僕にできることは一切なかった。そのことが僕はとても悔しかった。だから何か僕ができることを探して、考えついたのが、生命科学研究者になることだった。

馬鹿馬鹿しいと思われるかもしれないが、僕は死後の世界について考えていた。人が死ぬとどうなるか、僕達は知りえない。だからこそ、死後に天国のような世界があり、そこに彼がいる、そんな可能性が存在する。死んだ後、無に帰すならばそれでいい。だが、天国のような世界があった場合、僕は生前こんな風に頑張ったと、彼に報告したい。生命科学の発達は、かつては治療する術のなかったような病気に対する治療法を確立させてきた。だから僕は生命科学の発達に貢献し、それを彼に報告したいと考えた。今振り返ってみると、なんて馬鹿馬鹿しい考えなんだろうと自分でも思う。

博士課程を卒業し、がむしゃらに研究活動を行い、数年が経った。どうやら研究者の道で成功するには、情熱、実力、コネ、運の全てが必要らしい。生命科学の発達に貢献したい、という漠然とした動機でやっていけるほど甘い業界ではない。それに最近、ある致命的なことに気づいてしまった。

僕は彼のことが好きだった。片思いだった。高校生の時にはただの憧れだと思っていたが、大学生になり、自分同性愛者だと気づいてから、彼への想いを認識した。もちろんそのことは彼には伝えていない。伝えないまま、彼は数年前に死んでしまった。しかし、死んでもなお、彼を慕う気持ちは変わらない。僕は、死後の世界で彼と逢えるという一粒の可能性に賭けて、辛い研究生活を送ってきた。

しかし、最近致命的なことに気づいてしまった。なんで今まで気づかなかったのだろう。

それは、もし死後の世界で彼に報告できたとしても、彼は僕のことを気味悪く思うだろうということだ。彼は彼女と一緒にいる方が楽しいに違いない。

彼への想いは今も変わらない。ただ、目的を失った僕は、宙ぶらりんのまま、見えなくなった将来を悲観している。

読んでくれた人へ最も伝えたいことは、大切な人には定期的な検診や人間ドックを受けさせた方が良いということだ。特に子供には。

2019-07-28

オタク向けエロヘイトスピーチから左派表現規制に反対できない

長くなったので要約

左派 → マイノリティ権利擁護尊重 → ヘイトスピーチ法規制に賛成 → オタク向け作品ヘイトスピーチっぽいのたくさんある → 左派としてそれらの作品法規制は受け入れざるを得ない → 左派表現規制反対は不可能

山田太郎議員当選きっかけに、「左派表現規制反対のオタク」を自称する人たちが「自分たち右派オタクとは違う立場表現規制に反対していく」などと主張しているのを見たけど、「左派」かつ「オタク向け作品への表現規制反対」という立場不可能だろう。

左派というのはすごく大雑把な括りだけど、おおむねマイノリティ(少数派・弱者)の権利擁護を重視する立場だよね?

マイノリティ権利擁護を重視するということは、マイノリティ集団として攻撃して侮辱して「尊厳とかアイデンティティとかを傷つける表現ヘイトスピーチ)」の「法規制」に賛成するよね?

マイノリティ尊厳を傷つける表現ヘイトスピーチ)」って、オタク向け作品特にエロで引っ掛かりそうな作品いっぱいあると思わない?

例えば「小生意気なメスガキに同人誌みたいな酷いこといっぱいしてアヘ顔ダブルピース出産させるエロ漫画」が好きなオタクなんてありふれてるけど(自己紹介)、こういう「オタク向け少女凌辱ポルノは「女性・こども」というマイノリティ侮辱するヘイトスピーチには当てはまらない」と主張するのはかなり苦しくないかな?

常識的に考えてこういうエロ漫画ヘイトスピーチなのだから法規制やむなし、だよね?

エロじゃなくても、マイノリティ民族宗教・性指向アイデンティティ侮辱して傷つけているオタク向け作品っていっぱいあるよね?

世界最高民族が最強のテコンドーで劣等民族チョッパリ殲滅するあの漫画とか、日本では少数派の宗教で崇められている女神破廉恥恰好の「サーヴァント召使い)」としてキャラ化してヒンドゥー教警察に叱られた世界的にオタク大人気のあのソシャゲとか、そもそも大部分がノンケ作家消費者LGBTオモチャにして遊んでいるBLやおい)・GL百合)とか。

左派表現規制反対のオタク」の人は、この辺、どう考えてるの?

街頭でデモやって「〇〇人はゴキブリ、国に帰れ」と叫ぶのは「法規制」されるべきヘイトスピーチだが、オタクオカズにするための「女性・こどもという弱者無茶苦茶な扱いされるエロ漫画」はヘイトスピーチにあたらないから「法規制」されるべきではなく、その悪は「法規制」ではなく自由な「対抗言論」で批判するのみにとどめるべきだ、

みたいな(私の目には)摩訶不思議理論武装を完成させているのかな?

だったら、煽りでも、踏み絵を迫るわけでもなく、その理論武装を私にも教えて使わせてもらえると、とてもありがたい。

法務省ヘイトスピーチに焦点を当てた啓発活動

http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00108.htm

ヘイトスピーチって何なの?

(中略)

 例えば,

(中略)

 (3)特定の国や地域出身である人を,著しく見下すような内容のもの   

特定の国の出身者を,差別的意味合い昆虫動物に例えるものなど)                                             

などは,それを見聞きした方々に,悲しみや恐怖,絶望感などを抱かせるものであり,決してあってはならないものです。

特定の国や地域出身である人」を「女性」や「こども」に置き換えたら、

「小生意気なメス(動物扱い)ガキに同人誌みたいな酷いこといっぱいしてアヘ顔ダブルピース出産させる(著しく見下している)エロ漫画

はやっぱりヘイトスピーチだね!

山田太郎氏は「右派オタク代表」としての自覚を持ってほしい

https://anond.hatelabo.jp/20190722182852

2019-07-20

anond:20190720121222

全員 殲滅させたはずだが? 生きていると宣言して大丈夫か?

とにかくワイに近づかないほうがええで

2019-07-18

anond:20190718171645

実際のところは明白。「フェミ自称リベラル」の先制攻撃への抵抗があるだけ」。

そしてフェミ自称リベラル」は個人ではなく集団で、集団の愛好者がいるもの攻撃し続けている。

あちらが殲滅戦を挑んでくるのに、こちらだけが行方正でなければならない理由は?

2019-07-05

anond:20190705032312

中国トップは頭が良いのが恐ろしい。新疆ウイグル香港のように明晰な思考をもって特定国民殲滅対象にされる怖さがある。

日本トップの恐ろしさは、主にその愚かさにある。チンパンジー幼稚園児に核ミサイルの発射ボタンを磨かせるような怖さだ。

2019-07-01

喜多川右府薨去の事

天下布武を唱え、腹心であった飯島摂津守及び家臣団五人衆、すなわち中居弾正、木村内匠、稲垣五郎右衛門、香取金吾、草薙武蔵らの離反も、その強大な力により押し潰し、今や鳥を落とす勢いであった喜多川右府が、突如、京にて薨去されたとの噂が、日の本じゅうを駆け巡った。

ある者は流行病によるものと噂し、またある者は家臣による毒殺とも噂しあったが、果たしてその真相は、右府の生死も含めて杳として判らなかった。

マスメディアが十分に発達した現代とは違い、当時は、重大な事件は全て人々の口伝えに頼らざるをえない。戦国武将達は、不確かな状況の中で自らの去就を決めねばならず、その対応如何によって、ある家は栄え、ある家は滅びるといった悲喜劇が、絶えず繰り返されたのであった。

ところで、右府のもとには、二人の有力家臣がいた。木村内匠と滝沢左近である

木村内匠については、飯島の乱において仲間の謀議を主君へ密告した功により取り立てられ、右府からの覚えもめでたく、非常に権勢を振るったことは、既に述べた。(https://anond.hatelabo.jp/20160119162624

もう一人の重臣滝沢左近は、元は一介の素浪人であったが、右府に仕官すると俄に頭角を現し、今や右府の最側近として大いに活躍していた。

さて、両者ともに、この悲報に接したのは、京から遠く離れた土地であった。

その時、木村内匠は、右府の命を受けて城攻めを行っていた。梅雨空の下、城の周囲に幾重にも堤を築き上げ、増水した川の水を中へ流し込む「水攻め」を行うこと約1ヶ月、もはや天守は湖の中の孤島と化していた。

「ってゆーかさぁ、もうそろそろ落ちるんじゃね?」

そんなある晩のこと、勝ち戦への楽観が広がりつつあった木村陣営に、突如、右府逝去の激震が走った。京からも離れていたため情報錯綜し、いつしか町奉行である東山越前守により弑逆されたとの誤報にすり替わっていたのだった。

突然の悲報に接し、大声を上げて悲嘆する木村内匠に、その妻、静御前冷徹言葉を投げかけた。

「殿さま!今すぐ京へ引き返して、逆賊越前守を討ち滅ぼし、御館様の無念を晴らすのです!」

「よく言うた。それでこそ我が妻よ!」

木村は電撃を受けたように飛び上がると、すぐさま敵方講和を取りまとめ、全軍を京へ向けて引き返し始めた。

一方、滝沢左近は、遠く関東にてこの悲報に接した。ただし、右府の側近中の側近であったことが幸いし、在京東山越前から直接、正確な情報書簡で受け取ることとなった。滝沢左近は、俄に活発化した敵勢と対峙しつつも、手堅く京へ軍勢を引き返した。

実際のところ、この時点では右府はまだ逝去してはいなかったが、今で言うところのクモ膜下出血により、ほぼ危篤状態であったらしいので、死へ向かいつつあったというのが真相であろう。だが、意識を失う直前、右府は「余の影武者を立てて、死を三年間、隠すように」との遺言を、側近の東山越前守へ伝えていたため、先のような虚実入り混じった噂話を生む結果となってしまったのだった。こうして、両者が接した情報の確度の違いが、やがて両家の命運を全く違うものにしてゆく。

まずは木村内匠であるが、弔い合戦のつもりで軍勢摂津山城国境山崎まで進めたところで、東山越前守の軍勢対峙することとなった。

東山越前守は単騎で進み出ると、大音声を上げた。

「やれ、賊軍ども、なにゆえ京へ攻め上った!御館様に楯突くものは、尽く成敗してくれる!」

木村内匠、答えて曰く、

「傍ら痛いわっ!お前こそ、御館様の亡き後、政を私しようとする賊軍であろう!」

「何をたわけたことを!ここに、御館様はおわすぞっ!」

銅鑼の合図とともに東山軍が左右に割れると、その間から見覚えのある輿が進み出てきた。そう、それは右府の豪奢な輿であった。

「やばっ!御館様!」

突然の状況に、木村軍は戦わずして敗走を始めた。更に間が悪いことに、関東より引き上げてきた滝沢軍が退路を断つ形になり、木村軍は徹底的に殲滅されることとなった。

ちなみに、東山越前守の機転によって引き出された輿であったが、その中には、既に意識のない主人が乗っていようとは、木村内匠は知る由もなかった。

こして敗退した木村内匠は、ひとり戦場より落ち延びると、ある禅寺でひっそりと出家して生き延びたという。一時は、かつて裏切った自分主君であり、既に出家して名を改めていた飯島摂津守の元に、弟子として身を寄せていた時期もあったようであり、何とも皮肉人生である

2019-06-21

anond:20190621104206

「正しいポリコレ」「正しいフェミニスト」があるのではなくて、「ポリコレは正しい」「フェミニズムは正しい」なのである

社会制度は正しい状態に向かって不断進歩して行くものであるが、すぐに正しい状態が実現しないのはそれを妨げる妨害者がいるかである

この妨害者は「反動勢力」と呼ばれる。米帝とかアベとかネトウヨのことだ。

反動勢力が除去されれば、社会スムーズに正しい状態に移行できるはずだ。

したがって、反動勢力は速やかに殲滅されなければならない。これは叩き潰すか叩き潰されるかの戦争なのである

進歩勢力のなかで分裂を策動するものは、反動勢力を利するものであるため、何をおいても団結しなければならない。分派行動は死に値する罪である

反動勢力に譲歩することは一切許されない。進歩勢力が勝ち取ったものを、反動勢力との取引のために譲歩することも許されない。

もう一度言う。

「正しいポリコレ」「正しいフェミニスト」があるのではなくて、「ポリコレは正しい」「フェミニズムは正しい」なのである

2019-06-17

イエメン情勢

こんにちは、皆さんが一切興味がないであろう話をします。

2014年から今にいたるまでイエメンではずっと内戦をしています。この内戦にはサウジアラビアUAEイランが関与しており、現在中東情勢理解するためにはこの内戦概要を掴む必要があります。なのでその話をします。

イエメンでは以下の勢力内戦をしています。すなわち

です。大まかにいって国土の北西地帯をフーシ派が、南部東部をハディ派が支配していますイエメン部族社会という色が濃く、各部族はそれぞれに思惑をもって活動しており、フーシ派にもハディ派にも属さないという地域も増えてきています

内戦の背景について理解する必要はあまりありません。部族の利害や宗派の違いといったものから発生する、正直いってしまえばよくあるアレです。ではそのよくある内戦がなぜ泥沼化しているのか、そして何故誰も知らない戦争になっているのかを簡単説明したいと思います

内戦きっかけはフーシがイエメン首都占拠クーデター成功したことです。これにより当時大統領を務めていたハディは首都を追われ、サウジアラビア亡命しました。サウジアラビアはこれに危機感を抱きました。なぜならサウジアラビアスンニ派勢力事実上盟主であり、イラン以下のシーア派勢力敵対しているからです。イエメンサウジアラビア国境を接しており、ここに親イラン勢力が根を張ることはサウジ安全保証根本的に脅かすと懸念されたわけです。そして実際その懸念現実のものになります

サウジUAE連合しハディ元大統領支援に乗り出します。サウジUAEは優勢な空軍力を活用しフーシ派から南部要衝アデン奪回することに成功します。そしてここにハディ大統領傀儡として送り込み、フーシ派討伐に乗り出します。これが 2015 年 7 月までの流れ。

しかサウジの勢いがよかったのはここまでの話で、以後内戦は泥沼化の一途を辿ることになります。泥沼化の理由として以下の要因が挙げられます

要素毎に説明していきます

まずハディ派やサウジ空軍が弱いという問題についてです。一般にいってアラブ軍隊は非常に弱いのです。それはなぜかというと、クーデターを恐れるあまりにまともな訓練をつめておらず、特に大隊以上の連携の訓練などはろくにおこなわれていません。

例えば、空軍力を適切に発揮するためには地上の部隊との高度な連携必要です。地上の部隊空爆目標地点を捜索し、適切に爆撃機誘導してやらなければ効果的な爆撃はできません。また、航空偵察の成果を総合的に検討して情勢を判断する高度な情報組織も求められます。そういった高度な機能サウジ空軍には備わっていません。では、サウジアラビアはこの問題をどのように解決していたかというと、大量の物量を投入して無差別爆撃を繰り返すという方法解決をしようとしました。これには二つの問題があります。まずは人道上問題です。実際サウジはこの問題で 2018 年ごろから大きな非難をうけるようになり以後無差別爆撃封印しています。そしてこちらの方がより実践的な問題なのですが、コストパフォーマンスが極度に悪いという問題がありますいくらサウジ油田をもち金満国家からといって爆弾をあまりにも大量に無駄弾にしていれば負担になります。あまり知られていないことですが、実際サウジアラビア中国について世界三位軍事費支出大国になっています。これは上記のような非効率作戦が原因で、サウジアラビア財政は痛みつつあります(そうしたサウジの苦境を悪用しているのが孫正義というわけです)。

ハディ派の弱さについては、元々弱いとかそもそもサウジ傀儡でありそこまでやる気がないとかそういったこともありますが、また別の事情もあります。その別の事情というのは「フーシ派は強い」という問題と裏返しでもあるのです。

それはつまりどういうことか。フーシ派はあくまでも奪う側であり、ハディ派は守る側であるということです。ハディ派はもともとの正統政府ですからイエメン国土財産防衛する戦いを展開する必要があります。一方フーシ派の根本地方の小さな民兵組織ですから「守るべき既存リソース権益」を持っていません。なので彼等はハディ派と戦うにあたって都市がどれだけ破壊されようが民間人にどれだけ死者がでようが一切考慮することがありません(宗派も違いますし)。こうした姿勢の違いは戦闘力の違いに直結し、地上戦闘でハディ派がフーシ派を圧倒するという局面は初期におけるアデン奪還作戦以外で殆ど見られません。

ハディ派は強いフーシ派を攻撃するにあたって、地元部族を懐柔しフーシ派を攻撃させるといった戦法をとることがありますが、フーシ派はこうした敵対部族容赦なく殲滅してしまます

また、フーシ派が山岳民族的性質もつという点も重要です。一般に山岳民族というのは強いものです。グルカ兵などの事例にもある通りです。また、山岳民族である彼等は平地民との価値観をあまり共有しておらず、そうした点も彼等の強く残酷な戦い方を支えているだろうと思います

次にUAE背信という問題についてです。サウジ国内ではこの点がかなり問題視されているようです。UAE内戦介入開始当初からイエメン侵略を目論んでいました。ハディ派首都アデンでもUAE特殊部隊がうろついているだとか、イエメン南部離島ソコトラ島UAE侵略領土事実上組み込んでいるといった話がありますUAEのこうした態度は情勢を著しく混乱させ内戦を長引かせる要因になっています。またサウジ内では「UAE漁夫の利を得るために内戦の泥沼化を積極的に目論んでいる」といった観測もあるようです。

そしてイラン革命防衛隊の介入という問題ですが、上記の通り内戦の初期においてイラン革命防衛隊はあまりイエメン内戦に興味をもっていませんでした。しかサウジUAEによる介入が頓挫すると革命防衛隊による介入が本格化しはじめます。すなわち、フーシ派の占領地域拠点にしてサウジアラビア領土への直接攻撃企図しはじめたのです。このことの背景を理解するためには、イラン革命防衛隊という組織の成り立ちを理解する必要があります。先述の通りアラブではクーデーターを抑えるために軍を弱くするのが普通統治法です。これには例外がいくつかあり、たとえばエジプトでは軍が国家統治しているのでクーデーターの心配は少ないので精強な軍を維持することができていますイラン例外の一つで、イランはかなり独創的な方法でクーデーターを防止しながら軍を強化することに成功しました。それはすなわち

というものです。一つ目の対策については軍の指揮権天皇に直属させた大日本帝国軍とほぼ同様のものと言えます。故に、日本軍と同様のデメリットが生じることにもなりました。創業の功臣と君主が存命の時代は彼等のバランス感覚によって軍を適切に維持することができたのですが、君主が交代し創業世代もいなくなると軍を誰も統制できなくなってしまったのです。ようするにホメイニ明治天皇ハメネイ昭和天皇理解すればよいわけです。

二つ目対策について、革命防衛隊をつくるにあたって「イラン防衛ではなくイスラム革命防衛革命の輸出」を任務と定めてしまたことが問題になりました。彼等は事実上の外征軍となり、中東各所で怪しげなテロを繰り返す組織になってしまったわけです。さらにタチが悪いのが革命防衛隊が軍の能力を流用し建設会社物流企業を多数直接経営しているという点です。これにより、彼らは財源や物資の点でも政府への依存殆どなくなり極めて独立性の高い組織になっていますイラン政府の財源はかなりの部分石油に負っていますから政府本質的には戦争回避しようとします。一方建設業により資金を得る革命防衛隊にしてみれば石油産業が停止したところで知った話ではないので積極的に「革命の輸出」を手掛けるというわけです。

こうした性質もつ革命防衛隊イエメンに介入を開始すると積極策を採用することになるのは自明のことでした。イエメン派遣された革命防衛隊ほとんど中央の統制を受けていないと見られており、これは要するに日本軍における関東軍匹敵します。

こうした情勢のなかでイエメン内戦象徴する戦いであるホデイダ攻防戦がはじまります。ホデイダイエメン有数の港湾都市で外部から物資の輸入をほとんどひきうけています。この都市占拠することはすなわち外国物資を全てコントロールするということでフーシ派もハディ派もこの都市の攻防に全力を投入することになります内戦当初からこの都市はフーシ派が支配しており、ハディ派はサウジアラビア支援のもとなんとかこの都市を奪還しようと試みました。ホデイダの攻防が本格化したのは 2017 年ごろからで、以後ホデイダは激しい戦火に見舞われ物資の輸入は途絶えイエメンでは難民が大量に発生することになります

先述のとおりハディ派は弱く、サウジアラビア軍は動くものはなんでも爆撃する式の粗雑な無差別爆撃を加えることでなんとかフーシ派に対抗するといった情勢が続きました。こうしたフーシ派有利の情勢をみたイラン革命防衛隊2017年末ごろより弾道ミサイルをフーシ派に供与(といっても操作する人員革命防衛隊から派遣していたことでしょう)しサウジアラビア国土への直接攻撃を開始します。

こうした事態に至って危機感を表わにしたサウジ軍は 2018 年にはいってさらに爆撃を強化しますが成果はあがりません。そして彼らはついに致命的な誤爆事件をおこします。サウジ軍はスクールバス誤爆し何十人もの子供を死亡させてしまうという事件をおこしてしまったのです。これにはさすがに各国から非難が止まず以後サウジ軍は爆撃の対象前線ではなく後方のフーシ派の基地に切り替えることになりますが、これによりホデイダ攻防におけるフーシ派の勝利事実上確定しました。

2018年末ごろより国連によるホデイダ停戦工作が開始されます停戦調停中にも激しい戦闘応酬が続きますがフーシ派有利という情勢は変化せず、国連監視団は「フーシ派の勝利」という現状を事実上認める形の停戦を成立させました。これが去年末から今年4月ごろの話。

こうした状況のなかで革命防衛隊はあらゆる手段サウジアラビア国土への直接攻撃を続けていました。その攻撃の主力となったのが弾道ミサイルドローンによる空爆です。弾道ミサイルによる空爆サウジアラビア首都リヤドにも降り注ぎ100人以上の民間人犠牲になっていると報じられていますドローンについては、クアッドコプターのようなものではなくジェットエンジンを積んだ比較的大型の爆撃機で500kg程度の爆弾を積載し 300km の半径を攻撃できるとされています。これによる精密爆撃はイエメン内部でも利用され、ハディ派側の軍幹部ドローン爆撃によって多数殺害されるといった事件も起きています

そしてホデイダにおけるフーシ派の勝利が確定すると、フーシ派は国連との合意にもとづきホデイダから兵力の引き抜きを開始します。少数の警備兵力を「憲兵」と偽ってホデイダに残置するとフーシ派は主力をサウジアラビア侵攻にふりわけます。これが今年の 4 月から今にかけての話で、フーシ派とイラン革命防衛隊の猛攻をうけてサウジアラビア/イエメン国境要衝都市ナジュラーンが陥落寸前であると報じられています。またサウジアラビア空爆にあたってあらた巡航ミサイルによる爆撃も開始され、先日のサウジ南部空港爆撃ではインド人など外国人にも負傷者がでています

今、サウジアラビアは確実に敗北しつつあります







ではこのような酷いことになっている内戦がなぜあまり知られていないかというと、田舎内戦など誰も興味がないという問題もあるのですが、サウジの劣勢というのもその原因です。というのもサウジアラビア北朝鮮以上の独裁国家、統制国家なので自国イラン勢力との戦争で敗北しつつあるという事実隠蔽しているわけです。「イランの爆撃により100人以上の犠牲者がでている」という事実最近になってようやくサウジ政府メディアによって報じられました。以前は「イランミサイル迎撃した」だとか「フーシ派に猛爆撃を加えて戦果をあげた」だとかいった威勢のいい情報が散発的に報じられているだけでした。今少しづつですが苦境の真実サウジアラビア側が報じるようになってきています。それだけ事態悪化を隠せなくなったということでもあり、また危機感を醸成しようという思惑もあるのでしょう。

更に加えてですがサウジアラビアには「事態をこれ以上大事にしたくない」という思惑があるようにも見えます現在おきていることは事実上サウジアラビアイラン革命防衛隊総力戦」なのですが、サウジとしてそれを認めてしまうとイラン本土とも戦わなくなければなります。「イエメンのフーシ派という軍閥との小さな戦い」というフレームを維持することでなんとか大事にせずどうにかしてフーシ派だけを倒したいという希望が、事態矮小化させ報道管制するインセンティンブになっているように思われます

サウジのこの失態をみて「イエメンサウジベトナム」と評する人もいます。ただベトナムのように「やらなくていい戦争で消耗している」というよりは「強力なイラン革命防衛隊とフーシ派の前になんとか国土防衛しようとしている」というのが実態としては近いのではないでしょうか。

2019-06-14

anond:20190614091348

それはないな。

フェミニスト共は先制攻撃こちらは攻撃されたから反抗してるだけ。

こちらには先制攻撃意図はないし、先方が殲滅戦を望まないなら殲滅意図もない。

だってフェミニストが皆攻撃をやめて頭を下げたら争いは終わる。少なくとも私はやめる。

現実はどうか?フェミニスト攻撃過激さを増すばかり。

2019-06-09

押し付けヴィーガンと戦うヴィーガンがいない理由が分からない

他人価値観押し付けるなって点で共闘出来るはずじゃん

野放しにしてるってことは本音では押し付けヴィーガンもっと暴れまわってくれることを望んでるんじゃないの?

イスラム教だってそうだろ

本来自分たち宗教名乗って暴れまわってる奴らがいたら、被害者陣営共闘して殲滅目指すだろ

ましてやイスラムではジハード認められてんだから

結局のところ、本心ではもっとやれって思ってんだろ

2019-06-05

[]魔王様の街づくりってマンガ

2巻の途中まで読んでギブアップ

魔王候補同士で戦うっつーのはいいけど、信長ばりに鉄砲殲滅が効いちゃう魔王候補ってどうなん・・・そんくらいバリアみたいなので防げるだろとめっちゃ冷めた

anond:20190605095028

メカゴジラティ殲滅した際の熱波ゴジラ便宜上バーニングゴジラだろ。

それが「植物から熱は持たない」みたいなんと割と矛盾しいひんか。

2019-06-02

引きこもりの救済は負の所得税を導入して職業訓練義務とするこで解決できませんか?

川崎問題を始めとして顕在化してる事件だけじゃなく

引きこもりがいる家庭にはかなりの緊張が発生してると思う

身内に犯罪者が出るなら殺してしまおうという親と身内に恨みを募らせた引きこもりとの間で血みどろの殲滅戦が展開されているかもしれない

これを現実的解決する為には、負の所得税を導入し対象者には職業訓練義務付けるというもの

やはり引きこもりは親元を離れる必要があるのは良く分かったと思う

恨むべき身内から引き離して緊張関係を無くしていくしかない

職業訓練並びに必要医療を受けつつ就職を目指す

仮に就職出来ず訓練しか出来なくとも負の所得税生活保護と同等の生活保証する

当然、引きこもりだけでなく社会から隔絶された全ての弱者対象

いい案だとは思わないか

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