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はてなキーワード: 恋人たちとは

2019-02-27

黒人差別を扱ったハリウッド映画を観るとき白人気持ちって

どんな感じなんだろうな。

グリーンブック』みたいな「いろいろ喧嘩もしたけれど、最後幸せインターレイシャルセックスをして終了♡」とか前向きなやつじゃなく、

ビールストリート恋人たち』みたいな「黒人は一生クソ白人から搾取れいじめられつづけるんだ」とか絶望的なやつ。

ビールストリートもいわゆる「善良な白人」はちょくちょく出てきてたけど。なかにはそんなんさえ一切ないやつもあるだろうし。

2018-12-15

マライア・キャリーAll I want for christmas is youはお正月の歌である

アメリカではクリスマス恋人たちの聖夜ではなく(どっちかというとバレンタインがそう)、離れて暮らす家族と集まって豪華な食事を食う日だ。この日に合わせて会社なども休みになるところが多い。つまり日本で言うところの正月だ。

プレゼントを貰うのは、子供役割だ。いわば、正月にジジババからお年玉を貰う子供の図そのものである大人お年玉を貰うのはちょっと変、そういう感覚

さてタイトルにあるマライア・キャリー名曲All I want for Christmas is you(たぶん一度は聞いたことがあるはずだ)は、プレゼントなんかいらない、クリスマスにはあなたがほしいわ〜って曲だ。

この曲が出たアメリカでは、だからちょっと違和感面白いなのだ

言ってみれば、セクシー日本歌手が、お年玉はいらないわ。3DSも、スイッチもいらない。お正月にはあなたがいてほしいの♥みたいに歌ってる曲なのだ

2018-12-07

メンヘラ懺悔

メンヘラです。

メンヘラってなんだよって感じもするけど、とりあえずここではメンヘラ定義は重い女、ということでひとつ

こんな時間に起きてて投稿してること自体そもそもメンヘラメンヘラたる原因なのかもしれない。

ああ〜〜

長くなるけどここ一年ほどの懺悔を書かせてほしい……




ちょっと前に好きな人一方的さよならをした。

好きな人っていうか、元彼セフレ?みたいな感じで、関係名前がなかった。

友達ではなかったと思う。

たぶん感覚的にはセフレに近かったのかもしれないけど、何せセフレはおろか彼氏いたことがなかった純情処女(当時)にはとんと検討もつかぬ。

その彼とはアプリを介して出会った。

話も面白いし、優しいし、そこそこイケメンだし、何より私のことを何度もかわいいといってくれた。

自己肯定感の極めて低い単純メンヘラ純情女(24歳)はそれだけで出会って間もない男に簡単に股を開くのだ。世の中の処女厨の人は参考にしてください。そして世の処女はそういう男に股を開いてはいけません。

それでまあ流されるままわりとノリノリでセックスしたわけだけど、その後のお作法なんて知らないし、だけど初めてだったからもう気持ちは舞い上がっちゃって「私たち、付き合うってことでいいんだよね?」なんて月並みセリフでおそらくお付き合いが始まった。

かに思えた。

というのも、一応付き合うというテイはとったものの、会う前と会った後の温度差が激しく、連絡はよくて3日に1回、1週間全く連絡をしてこないこともザラだった。(こちから連絡をしても反応なし)

まあそりゃそうですよね。

マッチングアプリ出会った身元がハッキリしない女で、しかセックスどころか交際も未経験なんて重いしめんどくさい。

一応付き合うって体裁は取るけどフェードアウトしたいっていうのが本音だったのかもしれない。しらんけど。

それでもこっちはそんなこと知らなくて盛り上がってるわけなので、なんとかもう一度デートこじつけて会ったわけです。

会えたー!やったー!嬉しいー!と思ったのもつかの間、セックスの流れになった時、ゴムなしでしたいって言われてドン引きさらには生出したいかピル飲んでほしいな、とか。

マジかー…と思いつつそれだけは断固として断ってもやもや抱えたままその日はお別れ。

そもそも自分には交際経験が本当に全くといっていいほど微塵もなかったので、普通世間一般恋人たちゴムをつけるとかつけないとかすらもよくわかってない。

いや、普通に考えたら妊娠する可能性が非常に高いししないんだろうけど、安全日とかなんかそういうのあるじゃん。耳年増で目年増だからそういう知識だけはおらいっぱい持ってんだ。

でも、常識的に考えて彼女自分快楽のために直接的あるいは精神的な負担をさせるのか?と思い至った時、あ、この人とは付き合えないな。好きだけど。と思った。

しかも、案の定また連絡も途切れがちになるし。

それで、そのデートのあと次の機会を待たずしてこちからお付き合いの辞退を申し出た。

ゴムなしでセックスしようとする人とは付き合えません、と。

弁解されたけどなんかもう他のこともいろいろ降り積もって悲しくなって、ゴメンナサイ。って感じで。

それでしばらく平和に過ごしていたんだけど、ちょっとしたきっかけでまたわりと最近連絡を取るようになって、なんか色々あって一緒に旅行に行くことになった。

今思えばほんとにこの時点で「???」だったんだけど、まあ正直忘れられなかったんだよな。

再三になるけど自己肯定感が極めて低いこと、それから年明けから夏ぐらいまで私生活が非常に苦しくて仕方がなかったこから特別甘い言葉をかけられたわけでもなかったのに、燻ってたらしい気持ちがまた燃えてきてしまった。

正直、メンヘラで重いことに定評があるので、はじめての人が忘れられなかったし、自己肯定感が低いのでかわいいとか会いたいとか言われると抑えが効かないんですわ。なんだこれ。救いようがないアホだな……。

それで、のこのこ2人っきりで旅行に行ったわけだけど、まあ現実は甘くない。

前と同じことの繰り返し、もしくはそれより悪かった。(心象的に)

明らかに1日目(使用前)と2日目(使用後)の態度が違うんだよね〜〜〜〜!

もう私、困っちゃうゾ★


途中から明らかに私に興味をなくしているのがわかって、何度も何度も泣きそうになるのをこらえながら、たまらず、バスで泣いたけど、なんとか最後まで自分をある程度限界までは保ったままお別れした。

別れ方も最悪だった。

流石に私の不審な態度は気づいていたのか、その日は連絡がきたけど、それ以降はまたそれまでと同様梨の礫。

ラインしても、電話しても、届いてんのか届いてないのか。

やっと繋がったと思ったら忙しいからと1分も話さず通話終了。

かと思えばSNSで遊びに行っている様子をなんの臆面もなくアプロード。

あーそっかー。

結局私がまたバカやらかしただけなんだー。

言いたいこと直接一言も言えなくて、だけど会いに行く勇気すらもなくて、悶々悶々とやることなときはずっと彼のこと、彼とのこと、自分が何をやらかしたのか、そうでないか、自問自答。

でも正解が全然からない。

で、悩みに悩み抜いて友だちに泣きついては叱咤激励されて、もうほんとに最後!て思って自分でもドン引きする文章量のメッセージを送りつけてブロック→削除かました。

あーこれでスッキリ!!!

やったー!!!!!!新しい恋するぞー!!!!!!


て、思うじゃん。

そうは問屋が卸さないのがメンヘラのすごいところなんだよね。

自分でそういうことやったとはいえ、結局そのメッセージを彼が読んだのか読んでないのかで悶々悶々

メッセージを読んだあと返信をくれたのかもしれないで悶々悶々

そもそも全てが私の早とちり、早合点、独り相撲で、彼にとっては恋人との通常営業だったのかもしれないで悶々悶々悶々悶々

ああ〜〜メンヘラ


しばらく忙しくってちょっと忘れてたけど、忙しさがちょっとひと段落したのと生理前のいらいらとで今日もまた思い出してしこしこ文章を書いてるわけ。

こういうところもメンヘラという所以なのかもしれぬ。知らんけど。

とりあえず、自分から見切りをつけたんだからさっさと次行けよ!次!と自分でも大いに思うしそうしたいのも山々なんだけど、このなんとも言い難い後悔というか執着というか懺悔というか……なんかね。遣る瀬無いです、ボカァ。

諸々こじらせるとめんどくさいですね!!というのが最近の所感。


ああ〜〜メンヘラ

2018-12-05

共依存という病気を初めて知った

今の恋人とのことで友人らに相談していた時、「そんな共依存同士がうまくいくはずがない」と指摘された。

共依存という言葉を知らなかった自分は聞き流しながら、ただ指摘した相手意図することも汲みながら、それでも恋人といることを選んだ。結果、数日後この友人とは関係を断った。

後になって、共依存という言葉意味をググって、愕然とする。

書かれている傾向や原因に思い当たることが多すぎる。

そしてこれが「病」と書かれていることにも驚いた。

過去の話をする。

まれ関東田舎所謂地主家系で、本家筋。

いとこが多かった。一番離れているので十歳上。年上が多かった。

父方のいとことも、母方のいとことも年齢が近く、比べられて育ってきた。

勉強はそこそこできていた方で、高校偏差値68。

それでも有名私立に通ういとこと比べられ、定期テスト順位で比べられ、進学先でも比べられてきた。

勉強だけじゃない。

家事の手伝いの具合や、思いやり、アルバイトの出来、容姿、とにかく目に付くもの全てで比較されてきた。

勉強でAに勝れば、Aの優しさとやらと比較され蔑まれ

家事の手伝いでBに勝れば、Bのアルバイトの内容と比較され蔑まれ

自分よりも劣っていた下の妹とは、「思いやり」と「かわいさ」とやらで比較されてきた。

お前はかわいげがない、と。

とうとう自分は心を壊し、高校生の頃一度不登校になり、自殺未遂まで犯した。

けれど心療内科に通うことはなく、親はその原因を知ることはなかった。

期待を裏切った進学をした後、それでもまあ根は真面目なのでそこそこ努力をして、進学先からは考えられないような場所就職した。

この頃には鬱々とした感情はなかった。

相変わらず出来の良い親戚とは比べられたけれど、あまり気にならなくなっていた。

自分お金を稼ぐようになって、親の庇護下でのみの生活とは変わっていった。

けれど、あるとき務めていた企業倒産した。

大きな会社だったから、ニュースにもなった。慌てて転職した。

転職先は、いわゆるブラック企業だった。

この時すでに一人暮らしを始めていた自分は、毎日時間罵声、長時間勤務、休日に課される課題で疲れてきっていた。

そして、異性で遊ぶことを覚えた。そういうことをしている時は、嫌なことを忘れられたから。

流されるまま付き合って、セックスして、別れて。この繰り返し。思い返せば病んでいたと思う。

そしてある日、一人暮らしの家に転がり込んでいた相手との間に子供ができた。

責任をもって結婚した。

ただ、自分の家に転がり込んできたような相手だったから、結婚生活なんてうまくいくはずもなく、早々に別れた。

自分カード不正利用をして勝手に三桁万借入していたこともわかった。

子供自分が引き取った。

ちゃんと生きなくては」

そう思って、転職し、三年間真面目に働いて、異性との関係も一切持たず、子供と向き合って生きてきた。

病んでいたこころも健やかになってきたと感じていた。

あの暗雲としていた毎日から想像もできないくらい、充実した毎日だった。

ある趣味で、同性の友人ができた。

わかりやすくするために、対戦型のネトゲということにする。

二人一組で行動するゲームで、自然と仲良くなっていった。

ただ、オンラインの繋がりだからプライベートなことは話さなかった。

から趣味で、プライベートな話をすると会うことになったり、下手すると恋愛関係を持ちかけられたりすると知っていたから。

面倒ごとを近くに持ち込みたくなくて、プライベートな話はしない、という事をペアになる時に条件として出していた。

から相手もそれを承知で、相手自身のことを話すことも殆どなかった。

けれどある時から相手の様子がおかしくなっていった。趣味に顔は出すけれど、憔悴している様子。

ふと、自分ブラック企業搾取されていた時のことを思い出した。

あの時、だれかが正しく手を差し伸べてくれていたのなら、自分はもう少し楽に生きられたのかもしれない。

そう思って、理由を聞いた。自分からプライベートなことは話さない」というルールを破った。

これが、全ての始まりだった。

結論から言えば相手共依存体質。そこに回避依存も併発しているような気もあった。

最初に近づいて、突き放され、どうしてと迫り、相手が折れて泣き、話を聞く。

元に戻ったと思ったらまた突き放され、仲直りして。

付き合っている訳でもないのに、毎日毎日連絡して、喧嘩して、仲直りして、を繰り返していた。

相手は、家族から愛情不足で育っていた。年齢も近い。

同性同士ということを超えて、自分相手を好いてしまった。

そう自覚たころ、相手から告白された。子供のことがあるから、と一旦断った。

けれど、相手子供のことも真面目に考えてくれていると分かり、受け入れることにした。

付き合い始めてから、二人での連絡では「異常」な会話が増えていった。

自分たちだけの秘密にしておきたいから、詳細は話さない。

けれど、ひとつ話すのなら、カニバリズムに対する理解欲求が一致するのが初めてで、ただうれしかった。

そういう異常な欲求自分が抱えている自覚はあった。

けれど過去恋人たちにそんなことを話したり要求してきたことはなかった。それが異常だと分かっていたから。

ところが、今の恋人なら或いは、と考えて話すと、相手から歓迎の言葉が返ってくる。

しろ、他に自分が考えていた「異常な行動」について、提案を受けたりもした。

居心地がいい。

相手には自分がいればいいと思うし、自分にも相手子供がいればいいと思う。

「この人のためなら何でもしてあげたい」という欲求が強い。

から相手が嫌がるという理由で十数年続けていた趣味を急にやめ、趣味用で使っていたSNSもやめた。

急な行動に、趣味を通じて仲良くなった友人から連絡がきた。

状況を説明したところ「共依存だ」と指摘された。

自分たちが異常であることは、自分たち自身が一番よく知っていた。

から今までこの欲求を外に出したことはなかったし、理解してもらえるから今の相手にぶつけられる。

二人ともちゃんと「普通のひと」に擬態している。擬態できていると思う。

今、三人暮らしに向けての準備をしている。

ネットで調べると共依存同士の恋愛危険、うまくいかない、なんて書かれている。

子供に悪影響があるとも書かれている。

自分たちが気にしているのは同性同士のパートナー間で子育てをすることで

子供の心に大きすぎるマイナスの影響を与えないか、ということで、共依存同士ということはあまり問題ととらえていない。

唯一の理解者がすぐ横にいてくれる安心感は、今まで生きてきた中で感じたことがなかった。

この人なら認めてくれる。この人なら求めてくれる。この人ならわかってくれる。

さみしさの表現も、その程度も、不安に感じることも、その解消方法も、手にとるようにすべてわかる。

喧嘩になってもその原因がわかるから安心するし対処できる。

オレンジの片割れって、この人のことを言うのだと、心からそう思ってる。

心の形がぴったりだから、居心地がいい。

子育てについても、課題はあるものの、この人との間なら大丈夫だろうと思える。

子供も、相手なついている。

三人で暮らせるなんて、どれだけ幸せだろうと、考えるだけで顔が緩む。

こんなに安心していて、行動を制限されることもうれしいと感じているのに、共依存同士で何が悪いのだろう。

お金のことは確かに自分負担が大きくなる。

だけど家のことは二人でやるし、共依存同士だからと言って、完全な「する/される」の関係になるとは思っていない。

自分が「欠点のある人に依存するタイプ」の共依存

相手欠点カバーすることで、相手自分依存することに喜びを覚えてる。

一方で相手は「受け入れてくれる人に依存するタイプ」の共依存

無理な要求をして、それを自分が飲み込むのを見て安心している。

ぴったりはまっている二人だと思う。

それなのに、どうして周囲がこんなに反対するかがわからない。

こんな安心を得たことがないのなら、それを哀れとすら思う。

でも多分周りから見れば自分たちのほうが「酔っている」だとか「今だけだ」とか、そういう風に見えるんだろう。

戸惑いがないわけじゃない。

だけど、手放せない。

2018-09-13

占いにはまってた女だけど全部外れた

電話占いなんて全く当たらない

お金無駄だった

当時付き合ってた彼氏と今年にはいってから急に音信不通になった

すごく悲しくて理由がわからなくて藁にもすがるつもりで人気の先生電話した

曰く、彼はあなたを愛しているけどトラブルがあって会えなくなった、連絡が取れなくなった

夏前には復縁できるからGW明けに連絡してみなさいと

からGW明けまで待った、満を持してLINEしたけど、結果は未読無視

復縁できないんじゃって不安気持ちが襲ってきて、違う先生電話した

その先生は「彼はあなた運命の人じゃない、6月には素敵な出会いがある」と言った

現在9月、素敵な出会いどころか、男性と知り合う機会がありません

夏が来て、やっぱり音信不通のままだった

もうめんどくさくなって、ほかの人に心を向けることにした

その他人がまた行動が読めない、仲良しだけど「恋人」感がない人だった

また電話してみた

タロットでは「戦車」「恋人たち」と恋愛には良い(?)カードが出て、霊視先生も「恋人になれます!」との回答だった

だがしかし、一度のデート以降、予定があるだの忙しいだの空いてる日が見えないだの、のらりくらりと予定をかわされ続けている

ある先生は8月末には恋人になれると言っていた

現在9月恋人どころかLINEの返信もどんどん素っ気なくなるし完全に脈ナシなんですが?

占いって本当に無駄だと思う

その分のお金自分磨きに使った方がよっぽど良い

わたし課金額なんて半年で2万ぐらいだけど、月100万使ってる人もいるらしい、一種病気じゃん?他のしかるべき機関相談した方が良いと思う

自分の好きなことして、仲良しの友達ご飯行って、趣味に打ち込んだ方が楽しい

一生「既読」がつかないトーク画面を見るより、かわいい服とか化粧品を見る方がよっぽど良い

あーなんで思い通りにならないんだろ!!

って自己嫌悪したり、精神不安定になるより、楽しいことだけやってたいなあ

まあ、そうしてる間に彼氏いない歴伸びるだけかもだけど

好きなことしてキラキラしたい

から占いはやめ

ちなみに、ひとりだけ元カレとも好きな人とも上手くいかないことを当てた先生がいた

わたしは信じたくなかったし嫌だったけど、先生は下手に期待させずにちゃんと言ってくれたんだなあって

ありがとうございました

と言うわけで、土曜日ディズニーの年パスを買いに行きます!楽しみ!!

2018-07-21

みんなが仲間や家族恋人たちと充実した時間を過ごしているであろう休日

いっきり暗ーーーーーーーーーーーーーーーい日常満喫マウンテンしているぞう

2018-05-14

anond:20180421085705

ふうん。「交尾あり異性交際」のことを不純異性交遊って言うのか。

そいじゃ、世の中の恋人たちほとんどは不純異性交遊なんだ。

世の中ほとんどみんな不純な連中だったのか?!

2018-03-26

私もみんなを好きになりたかった

誰も読んでくれなかったら悲しいけど仕方ないから気にせずに書く

好きという気持ちが分からないままずっと生きてきた

好きというのは愛とか恋とかそういうものことなんだけど

学生の頃は自分の中の好きが育っていないだけで、時が経てば誰かを愛することもあるだろうと軽く考えていた

でも歳を重ねても好きが心に芽生えることはなくて、周りの「好きな人いるの?」「今まで異性と付き合った経験は?」という宇宙人みたいな質問に、いつも笑って「いやあ、それが無いんですよねえ〜」と返すのが馬鹿みたいに思えてきたのでこれを書いてる

好きという気持ちが分からないままずっと生きてきた

友人が人を好きになってその相談を持ちかけてきたり、結婚子供が生まれたことを知らせてくるたびに私はそれをめでたいなと思った

それと同時にニュートンのゆりかごが延々と動き続ける様を眺めているときのような気持ちになるんだけれど説明が難しい

(あー何もしなくても左右にパチンパチンと動いてるね、わあ!ぶつける玉の数を変えると動く玉の数も変わるんだね面白いね!……面白いか?いやよく見ると面白いかも、うーん、よく分かんないやでも楽しくて笑っちゃうあははどうでもいい、みたいな気持ち

こんなこと誰かに言っても、相手を困らせるだけだから言わない

好きという気持ちが分からないままずっと生きてきた

生きているとたまに私に好意を寄せてくれる人もいた

でも考えてみてカーテンに犬の散歩をお願いしてもヒラヒラ揺れるだけだし、机に歌を歌ってと頼んでもじっとそこにあるだけだし、卵焼きに掛け算してって言ってもただ冷めるだけでしょ?

カーテンであり机であり卵焼きである私は、そういう事態になったとき心の中で延々と雑草を抜いたり、心の中で壁に画鋲を刺して整列させることしかできなくて

親しい友人にこういうところをほんの少しだけ晒し相談しても「あなたはそんなことないよ」って言われたりする。のであんまり相談したくない(友人が読んでたらごめん、君が嫌いとかそういうのではない。自分の望む回答が得られないか八つ当たりしてるんだね)

好きという気持ちが分からないままずっと生きてきた

あなた自分で思ってるより変じゃない」「あなた普通だよ」「変な自分を演じて酔ってるんだよ」

って誰かが言ってくれるたび、そうか私は普通から大丈夫だ。なんだよ!なんでこんなことに頭の考える領域使ってんだろう、普通の人だから悩まなくていいんだよ!変人ぶらないで生きようぜあはは!って、

なんだろうね。よく分かんないね馬鹿みたいだね

愛とかもう全部さ、無いんじゃない?

自分が分からいからそう思いたいだけなのかもしれないけど

本当は、本当は、

手を繋ぐ恋人たちも、頬を寄せる親子も、みんなみんな、みーんな、本当は、誰も彼もを憎しんでいて

誰のことも好きじゃないくせに

なんで、愛とか、よく分からない、

概念を、信じて信じて信仰して、陶酔して

みんなが信じるから愛ができて、そんなものは無いのにそんなものは無いのにさぁ

あああああああ

私もみんなを好きになりたかった

でもそんなものは無いし、それが悲しくて嬉しくて幸せで憎くてどうでもよくてたまに泣く

読んでくれてありがとう、ごめん

2018-02-05

不倫は悪」って価値観が心の底からからない

恋愛がやめられない。

というか、結婚したあとは恋愛しちゃいけない、

というルールが、心の底から納得できない。

結婚は、いうまでもなく、まったく恋愛とは別のたぐいのもの

そんなの、みんな、知ってるはず。

なのに、なぜ?

女に参政権がない。

そんな時代があったことが、いまでは信じられなくなったように、

既婚者に恋愛権がないことが信じられないような世の中が、

やってくるに違いない。

であるだけで学ぶことも許されない。

そんな不幸があったことがいま嘆かれるようになったように、

既婚者であるだけで愛することも許されない、

そんな時代の不幸が嘆かれる日がくるに違いない。

でもきっと、いま不倫している人の目が黒いうちに、

そういう時代はこないんだろう。

今日は別れた恋人たちも生まれ変わってめぐり逢う? 逢えないよね?

くやしいね。かなしいね

2018-01-24

anond:20180124060722

だって今の彼氏の人となりは、彼の過去経験の積み上げでできてるわけでしょう。彼氏が好きなら、その過去恋人たちにも感謝しかないよ。よってその思い出にまつわるモノに特に気持ちさなんて無い。過去恋人比較されてると思うと嫌な気持ち機なるのかな。不思議

2018-01-10

人間らしく生きる事とは

人間らしく生きるためには、考える力必要です。そして、考える力を取り戻すためには、「何もしなくて良い時間」を増やす事が必要なのです。子どもたちを成長させる遊びや、人々を感動させる芸術作品などは、「何もしなくて良い時間からまれています

最近時間の大切さに気付く人も増え、お金よりも時間価値を感じる人が増えてきました。特にお金がなくて困っている訳でもないのに、無理して働いているという状況に疑問を持ち、進んで仕事を辞めていく人も多いです。いくらお金があったとしても、過労で倒れてしまっては意味がないし、自分時間がなければ楽しめません。

多くの人は自分時間犠牲にして必死に働く事で、収入を得ていています。そのため、時間の大切さを忘れてしまい、いつの間にか年を取っていたり家族と過ごす時間を失ったりするのです。しかし、忙しく働いていると、そんな事を考える余裕すらなくなってしまます。それはすなわち、人間にとって大切な「考える」という力を仕事に奪われているという事です。実際にブラック企業などは、過酷労働環境に疑問を持たないように従業員考える力を失わせる事で成り立っています

この記事を読んでいるあなたも、きっとお金よりも時間が欲しいと思っている事でしょう。人間は誰もが未熟なんです。弱い人間とか未熟な人間の方が、はるかに膨れ上がる可能性を持っている。熟したものは逆に無抵抗ものなのです。いつも自分は未熟なんだという前提のもとに平気で生きること。それを忘れちゃいけないと思うのです。

人間本来生き方は無目的、無条件であるべきです。それが誇り!死ぬのもよし、生きるもよし。ただし、その瞬間にベストを尽くすことです。何か、これと思ったら、まず、他人の目を気にしないことです。また、他人の目ばかりでなく、自分の目を気にしないで、委縮せずありのままに生きていけば良いのです。これは、情熱を賭けられるものが見つからないときも大切です。つまり、駄目なら駄目人間でいいと思って、駄目なりに自由に制約を受けないで生きていく。そうすれば、何か、見つけられるチャンスがおのずから開けてくる。

さらですが僕たちが生きるこの社会では、お金がなければ生きていくのが不可能です。

お金が無いからと言って、人さまの家に勝手に上がり込んで冷蔵庫を漁ったり、畑から食べ物を盗むわけにはいきませんものね?

自分で稼いだお金で快適な衣食住環境を整え、毎日お金食べ物を交換し生きていくしかないのです。

要はなんらかの経済活動仕事)を行わなければお金が手に入らない社会システムの中に生きる限り、お金がなければ生きていくことが不可能なのですね。

ところがいざ社会に溶け込めば会社従業員同士の競争の縛りから逃れる事が出来ません。

この矛盾人間らしく生きる活力を奪い、僕らの健全思考さえも奪います

起きてから寝るまで競争。生まれから死ぬまで競争

しかし上には上がいるもので、時に誰かと自分を比べては落ち込んでしまう。

その意味では競争とは一般人24時間365日死ぬまで働かせるための罠なのかもしれません。

 

1年の価値理解するには、落第した学生に聞いてみるといいでしょう。

1ヶ月の価値理解するには、未熟児を産んだ母親に聞いてみると いいでしょう。

1週間の価値理解するには、週間新聞編集者に聞いてみるといいでしょう。

1時間価値理解するには、待ち合わせをしている恋人たちに聞いてみるといいでしょう。

1分の価値理解するには、電車をちょうど乗り過ごした人に聞いてみるといいでしょう。

1秒の価値理解するには、たった今、事故を避けることができた人に聞いてみるといいでしょう。

10分の1秒の価値理解するためには、オリンピック銀メダルに終わった人に聞いてみるといいでしょう。

2017-12-25

同担拒否も好きの形

他人の好きを否定して攻撃してはいけない」と言う人ほど、私たち同担拒否攻撃してくる。

彼らは萌え尊重され共有されるべきだと声高に叫ぶが、ひっそりと恋を育みたいと願う私たちの「好き」は尊重してくれない。

彼はみんなの物なのに同担拒否なんて気持ち悪くて頭がおかしいから石を投げても良いのだと、

同担拒否あいつらは皆必ずいつか攻撃してくるのだから先制攻撃を仕掛けて潰そうとしても正当防衛なのだと主張してくる。

よくわからないものは怖くて気持ち悪くて邪魔から攻撃しても良いのだ。


私たちは無邪気にぶつけられる石で出来た痣をコンシーラーで隠したら、

彼のためのメイク、彼のための髪型、彼のための服で自分を飾り、彼のための笑顔を貼り付ける。

彼の恋人でいたいから、彼に相応しい女性でいられるよう努力する。

彼は素敵な人だから他人の恋を嘲笑う人に好かれても嬉しくないと思うのだ。


他のファンがなんと言おうと、私と彼は恋人同士だ。

昨日はイブだったから、お洒落して彼とデートに行ってきて、昨夜彼はそのままうちに泊まっていった。

今日の昼食には、練習していた手料理披露して2人で食べた。

写真を撮ってSNSにアップしたら、彼の友達と付き合っている女の子たちからイイネが付いて、

それを彼と一緒に見ながら「他のカップルも良いクリスマスを過ごしているみたいだね」と微笑みあった。

彼がいつ来てもいいように一生懸命綺麗に保っている私の部屋で、今も彼が寛いでいる。

恋人たち幸せクリスマス

幸せだ、幸せだと言いながら、本当はもうずっとボロボロだ。

それでも幸せな夢に浸っていたい。

「私の夢の中でもあなたたちはカップルだよ」と言ってくれる人達と、小さな世界を守っていたい。


他人の好きを攻撃してはいけないのなら、私達の恋を攻撃しないでください。

彼の良さは私が一番よく分かっていたいと思っていますから

素敵な彼が色々な人に好かれてしまうのも当然だと理解しています

私の恋人を、彼の同性の友人に犯させて皆で鑑賞したいという貴女欲望を、私は見なかったことにしています

理解出来なくて気持ちいから当然サンドバッグにしていい」なんて考えを、彼はきっと好まないから。

2017-08-26

https://anond.hatelabo.jp/20170826125933

恋人たちはとても幸せそうに手をつないで歩いているからね

まるで全てすべてのことが上手くいってるかのように見えるよね

ほんとうは二人しか知らない

2017-05-01

ラブホがないドイツ恋人たちはいずこへ?

https://cakes.mu/posts/15991

を読んで思い出したのだけど、小学校くらいのときに男女が一緒にいるだけで冷やかす文化ってどこでどう育まれるんだろう

たぶん親とか教師とかにそのように仕向けられるということはあまりないと思うのだけど

自分たちの中で自意識とか羞恥心とかが芽生え始めたときにああいう行動に出てしまいがちなのだろうか

逆に外国(前掲の記事ではドイツ)ではそのような自意識羞恥心を持つことはないのだろうか

文化的に根づいたものなのか、変えようと思えば変えることができるものなのか、気になるところではある

2017-04-29

まるで僕らはエイリアン

キリンジのあの曲はこの社会に馴染めないはみ出し者をエイリアン、つまり外国人と呼び、その境地にいる二人が慰め合う様を歌ったものだと思っていた。

しかし「まるで僕らはエイリアンズ」といっていることからこのエイリアンというワードは、あたかもこの社会の者でないかのように、という意味比喩表現であって、よってこの曲にでてくる二人は実のところ社会適応しているとうかがいしれる。

まあ「月の裏を夢見て」というメルヘンチックなノスタルジーをちらつかせるあたり、エイリアンというのはシンプル宇宙人のことで、それは恋人たちの戯れのやりとりからまれたくだらないジョークなのかもしれない。

それはそうとLINE MOBILEで神妙な顔を画面越しに見せるのんマスコミ世界から存在をかき消されかけたにも関わらず、今もなお確かに私たちに向かってその凜とした顔を見せつけている。

危うく儚げな一面と、この地に確実に足を突き立てているであろうたくましい一面がない交ぜになり共存しているのんの摩訶不思議な魅力はエイリアンと呼ぶのが言い当て妙かもしれない。

彼女にはラストダンスを踊るような切ない思い出など必要ないけれども。

2017-04-22

ビッグハードウンコが体を裂く

虚空を貫く稲妻のように、私の体を痛覚が走り抜ける

神経が痛みを感じるよりも早く、私の肛門本能理解した

「このウンコビッグハードだ。私はこのウンコを生み出す痛みに耐えられない」

私が便座の上で悶えたのは、その数秒後だ。ウンコ空気に触れるその刹那まで、私の体は痛みを感じることすらないのだ。

そして私の体はあらかじめわかっていた痛みに悶える。雷雨をいち早く察知する漁師のように。大海原でそれを避けることは誰にもできないのだ。

痛みの後に押し寄せてくるのが、臭いだ。

ウンコが着水するそのゼロコンマ数秒の間に、匂いの粒子は私の鼻に到達する。

こんな臭い物体を身に宿して、誰もが自分を地べたを這っている。

まるで自分普通の人だと訴えるように。自分は今まで臭いウンコをしたことがないように。

しかし、現実問題として私のウンコ臭い。昨日食べたシーチキン匂いがする。確かに咀嚼されたはずのシーチキンは、姿を変えてTOTO便器の上に鎮座している。このシーチキンも、何ヶ月か前はあの大海原を自由に泳いでいたはずなのに。

なにも私のウンコになんか生まれ変わる必要はなかったのに。

シーチキンにとってせめてもの救いは、転生したその姿がビッグハードウンコだだったことだ。

宿主に呻き声を上げさせる、ソリッドなウンコだ。

あんな柔らかく芳醇なシーチキンが、どうしてこんなに固く拳を握りしめて、私の肛門を裂くんだろう?

どうして私の肛門もっとタフになれなかったのだろう?

まあ、もう手遅れだ。なんにせよ、ビッグハードウンコは私の体を裂いたのだ。

毛布に横たわり、私はあのビッグハードウンコのことを考える。

あれだけ硬いウンコならば下水管を流されても、ウンコとしてプライドを保ち続けるのではないか

そして、そのウンコはいつか大海原に到達し、回り回ってまた再びシーチキンになるのではないか

そのとき私は、自分が生み出したビッグハードウンコに気がつくことができるのだろうか?遠い日に離れ離れになった恋人たちが、お互いの体臭を嗅ぎ当てる様に?

全てはまた遠い未来の話だ。さよならビッグハードウンコ。次に出会う時は、もっと健康消化器官を持って、適切な固さと控えめな匂いで生まれ落としてやりたい。

2017-03-16

人の結婚と、線と人生

SNSで昔付き合った人が結婚したことを知った。相手自分とは面識のない人。投稿に添えられた写真役所前で婚姻届を持つ二人の姿は幸せのものだ。

別に未練があるわけではないが、少し胸がざわついた。

そんな自分に驚きながらも、幸せを願う気持ちはたしかにある。

お祝いのメールでも送ろうかと思ったが、別れてから一切連絡をとっていなかった相手から数年越しに連絡が来ても気持ち悪いだけだろう。メール編集画面で、未送信のままそっと削除した。

結婚する人、しない人。昔からの友人やかつての恋人たち結婚したと聞くと、なんとなく「あっち側」に行ってしまったように思う。自分はいつまでこちら側にいるのだろうとも思う。

しかし、人の人生は線のようなものだ。真っ直ぐに伸びたり、曲がったり。他人の線と交差したり、離れたり。長い線もあれば、短い線もあるだろう。あの人とは関係が交差しながらも、決して平行にはならなかった。

それは何のせいでもなく、ただ、そういうものなのだと思う。だから、とりあえずは目の前にあるものを信じて進んでいきたい。だから私は、今日もせっせと増田に文をしたためるのだ。

2017-02-14

1人で初ラブホテルに行った

 初めてラブホテルに行った。ただし1人で。理由興味本位。聞いた話では、ラブホ内装の豪華さや部屋の広さはビジネスホテルの比ではなく素晴らしいという。しか価格ビジネスホテルとさほど変わらず、宿泊せず日帰りなら「休憩」という扱いでさらに安くなる。豪華で安いとは、それだけで興味を惹かれるではないか。そんな素敵な施設たちが、どれも性行為のために建てられているというのもまた興味をそそる。では実際に行ってみようと思ったわけだ。(恋人を作って2人で行ったほうが楽しかろうということは承知しているが、恋するアテがないので1人だ。)

 まず地元ラブホ検索してみたが、どれも市街地から離れていて微妙に行きづらい場所にある。車があれば簡単なのだが、そのためには親の車を借りねばならない。行き先を親に尋ねられては面倒だから、やっぱりバスで行こう。早速バスに乗り、30分くらいして降りた。それからラブホまで1km以上歩く。遠い。これ、せっせと歩くのが私だけだから良いけど、もし恋人を連れていたらきっと文句を言われるんじゃないかラブホの一部屋のためだけに、何もない山道を進むデートプランなんて無理がある気がするぞ。地方住みの人間にとって車は大事だとよく聞かされるが、その理由の1つがデートか、と納得した。

 しばらく歩いて目的地に到着した。いざホテル看板を前にすると羞恥心が出る。いやしかしここは山道だし、人通りは極めて少ない。今は誰も見てないから、さあ入ってしまおう。18禁マークが描かれたドアをえいと開けた。中は薄暗く静かで、フロントにすら人影がない。営業時間外か?いや営業しているはずだ。私のスマホの画面によると、○○号室と××号室は今現在使用なのだから。(ホテルのWebページで、何号室が利用中かをリアルタイム確認できるのだ。「今この部屋で誰かが性交してます」という情報一般公開するシステムが真面目に運用されていると思うと、何だか笑ってしまう。)さてフロント付近には、ボタンの付いた大きいパネルがある。これが噂に聞いた部屋選択パネルか。よさそうな部屋を選び、ボタンを押す。するとパネル上の部屋を示すライトが消える。…それだけ?特に音は出ず、案内もなく、これで本当に入室手続きが出来たのか不安になる。私よ安心しろ、事前に調べたとおりだ、と自分に言い聞かせる。ボタンを押し、部屋に行くだけ。フロント係が姿を見せないホテルも珍しくないと聞いたではないかパネルライトが消えたのは、部屋の状態が空室から利用中に変わったということだろう。緊張しながら部屋に向かう。急な階段を登り、角を曲がると、目的の部屋のドアが見える。ドアの上のランプがちかちかと点滅しているのは「ここに入室してください」のサインらしい。しかし人の気配がないのが不気味だ。暗く狭い廊下で、誰一人見かけない、誰の話し声もしない。時々遠くからドンッと重い音が聞こえるが、何の音か判別できない。防音性能が良すぎるゆえの不気味さか。点滅するランプだけが唯一の歓迎の証だ。これを信じてドアを開ける。いざ入室。

 入室すると靴を脱ぐ場所があり、そのすぐ前にまたドアがある。二重扉、防音は安心できそうだ。2つ目のドアを開け、部屋を目にした瞬間に驚いた。広い、そしてオシャレだ。同価格帯のビジネスホテル2部屋分はあろうかという広さ、2人どころか3人は悠々と座れそうなフカフカソファガラス製のモダンテーブル、でかいテレビ、控えめに流れるイージーリスニングのBGM、マッサージチェアウォーターサーバーまで。照明の雰囲気もとても良い。部屋の数の多さ、広さのために照明は沢山あるが、どれも暖色系の色合いで統一されている。照明自体に飾りがあったり、間接照明を多用していたりと、部屋の上質さを演出するために様々な工夫がされていることがわかる。部屋のデザインは豪華だが落ち着いていて、いやらしくないどころか上品さすら感じる。さて目立たない場所自動精算機がある。これは部屋の鍵と連動していて、一度部屋に入ると精算機にお金を投入するまで出られないと聞いている。玄関のドアを確認すると、確かに開かない。不払いを防ぐ見事なシステムだ。それから風呂場も見てみようと重い、別のドアを開けるとまた驚いた。そこは風呂場ではない、脱衣所だ。顔を洗う用の蛇口と鏡、その横に大量のアメニティが並んでいる。タオル歯ブラシは当たり前として、マウスウォッシュ化粧品が5種類、整髪料が2種類、ローションなどなど。これ全種類使っていいのか…豪華だ。この部屋からトイレ風呂場に繋がっている。バストイレ別だ。風呂場も広い。ビジネスホテル風呂場3つ分くらいの広さはありそうだ。(こんなに広い空間を何に使うのか疑問だ。マットプレイをするにしても、もっと狭い場所で良さそうなものだが。)さてメインの部屋に戻って、周りを見渡してみる。一見すると上品な部屋でも、よく見ると性行為に関連するグッズがたくさん置いてあることが分かる。ベッド脇にはコンドーム、大きなジュエリーボックスのような箱の中には電気マッサージ機があり、テレビ台の中の自動販売機にはピンクローター、ローション、バイブ、まむしドリンクなどが売られている。洒落テーブルの上にあるファイルは、グッズのレンタルの案内だ。コスプレ衣装やマットプレイ用品などを借りることができる。レンタルは1つまで無料…って本当に?安すぎるのでは?しかし1人でコスプレをする気分ではない。他にはアロマディフューザーレンタル…これは私でも楽しめそうだ。せっかく無料から頼んでみよう。ベッド脇の受話器を取り、フロントコール相手はおばさんの声だ。

 「はいフロントです。」「アロマお願いします。」「お持ちします。少々お待ち下さい。」

 この声を聞いて、ようやくホテルスタッフ人間であることを理解した。今までスタッフの気配を全く感じなかったから、自立型ロボット運営していると言われても信じてしまうくらいだった。しばらくすると部屋のチャイムが鳴った。玄関のドアは開かないはずだが…向こうから入ってこないということは、こっちから開けろということか。試してみると、ドアは普通に開いた。目の前にはサービスワゴンと、そこに乗ったアロマディフューザーしかスタッフの姿が見えず、声もしない。ラブホスタッフは客との接触を最小限にしていると聞いてはいたが、まさか物品の受け渡し時ですら姿を隠すとは。恐らくスタッフは客の気を散らさないよう、柱の影に隠れているのだろう。私は廊下の暗がりに向かって「ありがとうございまーす」と声を掛けながら、ディフューザーを手にとってドアを閉めた。しばらくするとガチャンと音がした。ドアがまた施錠されたみたいだ。うーん、まるでサービスワゴンがひとりでに動いて来たみたいだ。やっぱりロボットなのでは…?

 アロマを試してみると、普通に良い香りだ。でも機械の音が大きいから、性交時には使いにくいような気がする。

 レンタルの次に気になるのは、やはり電マだろう。実物を手に取ったことはないから、どのようなものなのか興味が湧く。ベッド脇に置いてある大げさな箱を開けてそれを手に取る。意外と重い。形はよく見るタイプ(見るといっても液晶や紙の中でだが)で、細長い取っ手とテニスボール大の先端部からなる。コンセント差しダイアルを回す。これがあの振動か。先端部を握ると手が痺れるほどの強さだ。さらにダイアルを回すと電マはけたたましい音を上げ、最大の強さにするとかつてないブルブルが私の手を襲った。先端部を握った手は重いパンチを受けたかのように力が抜け、強く握っていられない。これほど強烈だとは…どうりで有名グッズになるわけだ。ところで、電マの箱には注意書きが書いてある。「使用時はおもちゃゴムを付けてください。」そのようなゴムがあるとは知らなかった。よく見ると箱のそばにはゴムらしきものがある。製品名は「トイラップ」と書かれている。「コンドームではありません」という表示のとおり、普通スキンよりも分厚くて固い感触をしているが形状はコンドームと同じだ。説明書きによると、このゴムを内側から指で広げて電マの先端部にかぶせるらしい。なるほど面白いせっかくだから使い方を覚えていくことにしよう。さっそく試してみるが難しい。コンドームを広げてテニスボールにかぶせるような動作といえば難しさが伝わるだろうか。すんなりとは輪っかが広がらず、無理に装着しようとしたら摩擦で破れてしまった。

 しまった。もう一度挑戦したいが、そのためにはフロント電話して替えのゴムを持ってきてもらわないといけない。これをお願いするのはかなり恥ずかしいが、それでも好奇心のほうが上だ。新しいアイテムの使い方を知りたい。意を決して受話器を取った。若い男性の声が電話に応答した。

 「はいフロントです。」「トイラップ?っていうやつの、替えを持ってきてもらえませんか。」「トイラッ"ク"?えーっと…」「いえ、トイラッ"プ"を…」「トイラップ…?ですか?」

 おかしい、相手に伝わっていない。電マにかぶせるやつだと言えば一発で伝わるだろうが、電マなんて恥ずかしくて言いたくないぞ。

 「試そうとしたら破れちゃったんで、新しいのを持ってきてほしいんですけど」 「破れ… ああ!あれですね。あの、で、でん…、電…」

 お前が恥ずかしがってどうする。スパッと言ってくれないと、こっちまで恥ずかしくなってしまう。とはいえ、「でん」の2文字があれば意思疎通ができたことは分かる。

 「そう、それです。」「分かりました、お持ちします。」ガチャリ。

 思わずベッドに突っ伏した。想定よりも恥ずかしい会話になってしまった。お互いが「電マ」と言えないのに、電マに関することを伝えなければいけなかった。とはいえ、これでもう一度あのアイテムに挑戦できる。しばらく待機すると、またチャイムが鳴った。玄関のドアを開けると、やはり人がいない。目の前のサービスワゴンには小さなゴムけがちょんと乗っている。奇妙な光景だが、人がいなくてよかった。もしこれを人から手渡されたら、さらなる羞恥を味わうところだった。「どうもー」と言いながらゴムを取り、ドアを閉めた。しばらくしてまた鍵を閉める音がした。

 

 さて再トライだ。トイラップをかぶせる前によく広げるのがコツなのだろう。ちょっとした試行錯誤の末、装着に成功した。これで電マの先端部はカバーされ、局部に当たる部分が衛生に使えるようになった。しかし取っ手の部分まではカバーされない。ここにも他人の愛液なり精液なりが付くと思うのだが…まあ見た目には汚れはなく、ベタベタするわけでもないので衛生問題はさほど気にならない。ただ潔癖症の人は使用を嫌がるかもしれない。とにかく、これでようやくトイラップに関する私の好奇心は満たされた。

 

 さて、まだ部屋にはアイテムがある。部屋の隅、目立たない場所にある額縁の中には「命を守るために。売上の一部は日本赤十字社寄付されます。」カップルで命を作るついでに命を守る…面白いシャレだ。ベッド脇の分厚いファイルの中にはコミュニケーションノートがある。過去にこの部屋に宿泊した客が、思いの丈を書き記したノートだ。見るとただのノートではない。情事を書き記すために作られた記入欄がある。例えば「今日の想いに○をつけよう。彼女記入欄: 今日望むプレイは? ハードに・やさしく・ちょっとだけ・さわらないで  彼氏記入欄: 今日は何回がんばる? 彼女の望むだけ・3回・1回・もう帰る」といった生々しい質問がズラリ。そこに律儀に回答している沢山の恋人たち…。1人で冷静に部屋を観察している私と、熱々なノートの温度差が心にしみる。「好きすぎてやばい」「素敵なデート」「愛してくれてありがとう」 愛の記述パレードラブホテルが人々の幸せに大きく貢献していることが分かった。どうぞお幸せに。

 次はテレビでも点けよう。このホテルにはVODがない。(ネット口コミレビューが言うに、「今時ラブホでVODがないなんてありえない」らしいが。)見れるのは地上波といくつかの有料放送。BS、CS、アダルトチャンネルが3局など。しかし興味を惹かれる番組はない。食事を頼んで映画を見ながらまったり、といった楽しみ方はまた別の機会にしよう。

 

 さて色々部屋を観察していたら、いつの間にか2時間を過ぎてしまった。料金プランの休憩2時間コースは超過し、代わりに休憩5時間コース適用されるはずだ。5時間コースで今帰宅するのは勿体無い。もう2時間くらいは部屋にいよう。しかし何をしようか。食事も頼めるみたいだが、お腹は空いてない。とりあえずベッドに潜り、ダラダラとスマホを見た。うーん、他に楽しいことがあるような気がする。周りを見渡すと、私のそばに電マが横たわっている。そういえば先程のゴムの挑戦のあと、ベッドの上に放り投げたのだった。2回も挑戦した甲斐があって、先端部はしっかりとカバーされている。私はしばしそれを眺めた。さて。ベッド、私、電マが、飾り付き照明に照らされている。私はおもむろにそれを手に取る。ここから割愛

 結局、休憩5時間コースを目一杯に利用してしまった。シャワーを浴び、服と荷物を整え、精算機に対面する。想定通りの料金になっているだろうか。何かの間違いで宿泊料金になっていたらどうしようか、と緊張する。「精算」ボタンを押して表示された金額は、よかった、想定通りだ。千円札を何枚かガーッと吸い込ませると、玄関のドアが解錠される音がした。さあ帰宅しよう。

 

 「帰路」の案内に従って進むルートは、入室時とは別になっていた。他の客とすれ違わないようにするために、別の廊下を準備するとは驚きだ。出口の扉を開けると、入った所とは違う場所に出た。もうすっかり夜だ。公道に出た私を待っていたのは、闇だった。そういえば忘れていたが、この山道には街灯がない。目を凝らさなければ道路が見えないほどの闇の中、バス停まで1km以上歩かなければならない。ああ、これが2人デートじゃなくてよかった。恋人にこんな怖い道を歩かせていたら、興ざめなことこの上ない。このリア充界では車があるのが当たり前で、徒歩での移動は想定されていないわけだ。私は世のカップル達との温度差を感じながら、闇の中をせっせと歩いた。

 

 バスに乗り安心したところで、今日の出来事を振り返った。美しい場所だった。内装の美しさ、性の美しさ、人と会わずサービス提供する奥ゆかしさ。そのような場所に初めて足を運んだのは大きな冒険だったが、次は気軽な気持ちで利用してみたいと思った。旅行時にコスパの良いホテルとして使えるし、コミケに参加した後で薄い本に没頭したい時にはうってつけの場所だ。設備があるホテルなら、映画食事カラオケでダラダラするのも良い。きっと1人でも、様々な使い方ができるはずだ。さあ、今日は新しい経験をした。このことは詳しく日記に残そう。私は帰宅して間もなくパソコンに向かい、この文章を書き始めたのだった。

2016-11-28

もう一度だけ、恋がしたかった

はぁーーー、もう一度だけ恋がしたかった。

もう恋愛遊びするには幾分か歳を取りすぎてしまった。

先日、若い人は恋愛セックスより結婚して落ち着きたいという願望が強いとのニュースがあった。

自分はもう完全におっさんなので、とりあえず結婚より恋愛セックスがしたい。

好きな人に好きって言ってニコニコしていたい。

手を繋いで街をぷらぷら歩きたい。

家でゴロゴロしながら二人でゲーム映画を楽しみたい。

二人で電車飛行機に乗って旅行とか行きたい。

休みの日は二人で晩ご飯の買い出しにスーパーへ出かけたい。

寝るときから朝まで裸で抱き合ってベッドの中で過ごしたい。

そんなことを幸せに思える相手ともう一度出逢えたら。

なんて思って、もう何年が経ったのだろう。

今思えば恋人という存在ががいることのなんと奇跡だったことか!

ああ、人並みの幸せいかに贅沢であったことか!

日本だけでも1億数千人がいるうち、たった一人と一人が出会い時間を共にする。

恋愛関係や、結婚制度ではなく、まさに、出逢えたことの奇跡である

かつての恋人たちの手を離してしまった自分の、なんと愚かだったことか!

なぜあの美しく輝いていた時間を手放してしまったのだ。

この愚かな自分を受け入れてくれた素晴らしい人に背を向けてしまったのだ。

恋に落ちた自分も愚かだが、恋を終わりにした自分も愚かである

もう、歳も歳。しか収入も貯蓄もない。

素直に言って、結婚恋人も諦めている。

出逢いの場も時間も機会もない。

何より、自分に人を幸せにするだけのウツワがないことに気づいてしまった。

少なくとも、今の人生において、もう一度恋愛に落ちる機会はないと思っている。

過去の恋があまりに大きく、前を向くには重たすぎた。

もはや、恋の仕方も忘れてしまった。

あの奇跡のような感覚を、あともう一度だけ味わいたかった。

今は、幸せそうな夫婦恋人たちを見るのがただただつらい。

いや、幸せそうな姿を眺めるのは嫌ではないのだ。

付き合い始めた、結婚した、子供が生まれた……。

そんな報告を聞くのは、とても幸せなことだと思っている。

他方、そこに辿り着けなかった自分の姿を見ると、どうしても惨めになってしまうのだ。

もはやほとんど忘れてしまったあの感覚

誰かを想うという、ただそれだけでこみあげてくる多幸感を、もう一度だけ味わいたかった。

2016-11-26

育ってきた環境が違うから

今まで日本人しか付き合ったことがなかったんだが、

一年前に外国人恋人ができた。

日本人と付き合っている時は

「どうして分かってくれないのだろう⋯⋯」

と思い悩むことが多々あったが

今は相手外国人ということもあり

「育ってきた環境が違うから、分かりあえなくて当たり前」

くらいの気持ちでいるため

何かあってもあまりストレスを感じず

逆にその分かりあえなさを楽しみつつ

仲良くやっている。

かつての恋人たちに対しても

このくらい大きな心で接することができれば

もっとうまく付き合えたかもなぁと

少し思う。

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