はてなキーワード: 一般社会とは
青年向け漫画の編集者をしていた。といっても若い頃の話だ。都内にある編集プロダクションを辞めて田舎に帰ったのが36の時だから、おじさんの入り口に立った頃か。今では完全なるおじさんである。
働いていた会社というのは、講談社とか小学館とか秋田書店とか、そういう大手出版社ではない。あくまで編集プロダクションである。出版社と編プロがどう違うのかって……ざっくり言うと元請けと下請けだ。出版社が出版事業(今回だと青少年向けの漫画作りや商業展開)の企画をして、漫画家が作品そのものを作って、編プロは雑誌本体を作って、その制作過程で印刷所やデザイン事務所といった専門集団と関係することになる。
イマイチな説明になってしまった。一般社会の例で説明する。民法でいうところの委託(準委任契約)に当たる。公共建築の分野でいうと、公共機関の建築技師が新しい建築物のマンガ絵を作り、建築事務所が基本設計~詳細(実施)設計をして、出てきた成果物を元に大手建設会社が施工監理し、地元にある中小事業者が実際の土木建築作業をする。
自分が勤めていたのは、この例でいうところの建築事務所だ。受益者(国民=漫画読者)の希望に応えたい組織があって、そこから依頼を受けて動いている関係会社のひとつ。そういうアナロジーだ。
出版社との役割分担は、そこまで分離しているわけでもない。漫画編集者といえば、昔の手塚治虫ほかの自伝みたいに、漫画家とアツいやり取りをしているイメージがある。ああいう、企画経営と制作現場の間にあるような仕事は、出版社の社員が直接することもあれば、編プロが出版社(編集部)のオフィスを間借りして行うこともある。
前者の例だと、マガジン、サンデー、チャンピオンなどだ。コンビニや書店にほぼ必ず置いてあるレベルの漫画誌。大手出版社に総合職コースで入社した人が、(編集、取材、制作、資材、宣伝、マーケティング、総務経理人事その他事務)といった多くの部門のひとつである漫画編集部に割り振られて其処に居る。
後者の例だと、大手出版社が出している漫画誌でも、あなたが聞いたことのないやつもけっこうあると思う。そういうのは、編プロが出版社(編集部)の仕事を丸ごと請けて実施していることが多い。自分は、そういう会社で働いていた。職場自体は大手出版社の中にあるが、いわゆる委託先の社員だった。別の言い方をすると、親雑誌に対する子雑誌の関係。
ほかの長文増田の記事を見るに、あまりたくさん書けない仕様のようである。何文字までかは知らないが、文字数制限があると思う。本当は何万字でも書きたいのだが、あくまで自分が書きたいだけであって、あなたが読みたいとは限らない。一万字以内になるよう心掛ける。以下に、自分が関わった漫画家を2人だけ紹介しよう。最後に所感を述べて終わりにする。
その2人(A先生とB先生。どちらも若手)と私は、分水嶺のような関係(追記;わかりにくい表現ですいません。ブクマカのBuchicatさんのコメントのとおりです)だった。ある日、私が担当していた漫画家のA先生が新作の企画提案に来ていて、同じタイミングで別の編集者のところに持ち込みをしたのがB先生だった。その別の編集者が不得手なジャンルだったこともあり、A先生との話が終わった後で、私も一緒にB先生の作品を読んだ。
その後、編集部の責任者を交えた会議で、私が引き続きA先生の新作の担当者に決まった。新人であるB先生の担当になる可能性もあったが、そうならなかったのは、今の漫画界の一界隈にとって幸運なことだった。
A先生は、雰囲気が暗めだった。人間性まで暗いというわけではなく、心を開くと明け透けになるタイプだった。モードに入ると饒舌になる。
弊誌では、読み切りを何度か掲載したことがあった。アシスタント経験あり。小さい賞を取ったことがある。ヒット作はないが、若き漫画家としてはキャリアがあった。
画力が抜群だった。小学校や中学校で、学習ノートにフシギダネの絵とかをソラでゲームパッケージそのまんまに描く子がいただろう。とにかく天賦の才を持っていた。最小限の画量で、それでいて迫力と感情に溢れた1枚1枚を描く。そういう人だった。
難点は、マジメすぎるところか。少し前にやっていたアニメだと、チェンソーマンに登場するアキくんか(少し前……?)。とにかくマジメだった。いや、やはり『直向き』に訂正する。
A先生は、少年誌に見合わない重たいテーマに挑むことがあった。今でもそうだ。彼のマンガには『緩さ』がない。それもいいところなのだが。私は好きだった。はっきりいって。が、読者の傾向に合っているかは微妙だった。
子どもの頃から漫画が好きだったらしい。中学生の頃のイラストを見せてもらうと、俄然キャラクターへの愛に溢れる作画を見ることができた。中学生らしい、プロには程遠いクオリティなのだが、しかし見ていて違和感がないというか、自然にくっきり入ってくる。
私という人間は、具体例で物事を説明する癖がある。上の「中学生らしいイラスト」を別の事例で表現すると……「うるせ~!!知らね~!!FINALFANT ASY」(短縮URL:https://x.gd/L5cc4)だろうか。以前、いつぞやかのid=pptppc2さんのブックマークコメントがきっかけで元ネタを知ることになった。
あの時のA先生のイラストは、ベルセルクのセルピコだったと思うが、力強い表現だったのを覚えている。セルピコがファルネーゼを抱きかかえて、
「申し訳ありません 道案内を頼まれまして 少し席を外していましたもので」
と言うシーンの模写だった。
さて、そんなA先生だったが、ある時これまた重量級のテーマで描きたいものがあるという。先ほどの、編集部での新企画提案の話だ。
その際、A先生からプロットをもらい、私のデスクで拝見させてもらったところ……うちの雑誌では持て余しそうだった。作品の質が低ければ普通に打ち切りになりそうで、作品の質が高くても――弊誌の売上規模だと会社グループ全体の機会損失になりそうだった。私の前でパイプ椅子にかけているA先生は、不安げな面持ちだった。
内部の話で悪いが、例えば「甲」という雑誌の亜流の「乙」という雑誌があるとする。ビッグコミック(オリジナル、スピリッツ、スペリオール)みたいな感じだ。この時、甲と乙に明確な上下関係があった場合、乙誌に掲載された漫画が甲誌に引き抜かれることがある。その際、甲誌の編集部から言われるのが、
「なぜうちの編集部に見せなかった?」
という意見だ。これは、ストレートに言われる場合もあれば、暗に言われる場合もある。だが、事前に上流の雑誌に見せていたとして、多くの場合は玉虫色の返事があるだけだったりする。
話を戻そう。この時の自分は、編集部の自分のデスクのあたりでA先生の次回作を見せてもらっている。確か缶コーヒーを飲んでいた。
自分としては、A先生のマンガを弊誌に載せたいと思っていたが、先ほど述べたとおり、後ろ髪を引かれる思いもあった。社会派の少年漫画というのは扱いが難しい。その作品が「あしたのジョー」の影響を受けているのは明白だった。「A先生であれば、きっと面白い作品にしてくれるのだろうな」という期待はあった。
うーん、大いに悩むところだ。どうしよう。思いあぐねていたところで、別の編集者から声がかかった。要約するとこんなところか。
「持ち込みに来た人がいる。私の専門じゃないので判断が難しい。門前払いにするレベルではないので、あなたの判断を仰ぎたい。上の人間は今出かけている」
要するに、自分の専門外なので判断できないよ、と言っている。ここも会社なので、編集者の上には当然上司がいる。その人達がいなければ同輩に相談するのが基本だ(余談だが私は後輩だった)。こういう原則は一般の会社と変わらない。
その『別の編集者』というのは、儚い感じの純文系が得意なタイプだった。一番わかりやすい喩えは……『はちみつとクローバー』みたいなやつだ。ああいうのが得意な人だった。
その時は、A先生との話が終わったら行くと告げた。それで、しばらくそのまま話を続けた。
「この作品はいい意味で重たいね。ちょっと考える時間がほしい」
と言って、その日は解散した。A先生は、「お願いします!」と言ってパイプ椅子を立ち、そのまま帰っていった。いつもだったら喫茶店でご飯をおごっている。
A先生は、『いい子』だった。あまり感情は出さないけれど、人間に対する愛を持っている。そういう子だった。私が当時、A先生にご飯を奢って、彼がおいしそうな表情で食べている時、私は幸せだった。A先生が幸福だと、自分も幸福だと思えた。A先生が漫画という手段で自らを表現している時、まるで自分もそれに劣らぬような喜びを得ていた。
ヘンな表現かもしれないが、例えば読者がA先生を褒めている時、自分とA先生との区別がなくなっているというか。彼のことが、自分のことみたいに嬉しかった。これは愛なのだろうか。
持ち込み部屋に行くと、別の編集者と、持ち込みに来た子が対面で座っていた(ちょこんと挨拶をしてくれた)。自分が座る席には作品が置いてあった。綴じられていない原稿用紙がある。ページ数にして30枚ほどだった。もっと多かったかもしれない。記憶があやしい。
実際、B先生の作品は面白かった。コテコテの学園ものかと思いきや、登場人物それぞれに適度な制約があって、キャラクターも立っていた。これまでのキャリアを聞き取ったところ、作品が雑誌に掲載されたことがあるようだ。アシスタント経験もある。
絵の方は、自分がこういうのも大変失礼だが、上手な方ではなかった。どちらかというと、脚本や設定、キャラ作りが得手のように映った。当人が情熱を注いでいる箇所はすぐにわかる。キャラ絵が有名漫画家の影響を受けているとか、キャラクターの台詞回しがハリウッド映画風とか、背景や小物を手を抜くことなく全部描いているとか、そんな具合に。
光るものがある作家だった。これを見抜けないようなのはモグリ――そんなレベルで輝いていた。
私は作品を読み終えた後で、「ちょっと待ってね」と自席に戻り、少し残っていた缶コーヒーを飲み干して、思案を重ねつつ持ち込み部屋に戻った(どうするのが最良かわからないケースだった……)。
それで、テーブルではこういうやりとりをした。
私「イイ作品だと思います。特に、セリフ回しにセンスを感じます。掲載ができるとかここでは言えないけど、話は通してみますね」
B「ありがとうございます」
私「それで、担当はね……縁なので。あなたがするのがいいのでは?」
編「私よりもほかの人がいいと思います。もっと才能を引き出せる人が……」※小さい声で
私「いや、でも恋愛描いてるよ。エンタメだけどいいんじゃない」(こいつ、作家の前でアホなこと抜かしよって)
編「難しいです」
私「でもこれ、縁だよ」(意識が低すぎる……)
編「ほかの作家さんも抱えてるので。いっぱいいっぱいです」
私「わかりました」(トラブル回避のため後で編集長に説明しとこう)
B「すいません。僕の作品はどうなるんですか?」
私「後日連絡しますね。必ずしますから、それまでは他誌への持ち込みは待っていただけますか」
B「あの、はい。できればですが、早めでお願いします。一週間くらいでなんとかなりますか」
私「なんとかしてみます」
作品そのものと、作家プロフィールと、付属資料のコピーを取らせてもらって、彼には外で缶コーヒーを奢った。ビルの入り口まで送ったところまではいい気分だったが、正直、身に余る事態だった。
持ち込み作家の才能がありすぎるのも考えものだ。嬉しい悲鳴というやつ。誰が担当に付くかで今後の雑誌の売り上げに影響がある。重大な意思決定ということになる。
最悪、『進撃の巨人』の時みたいに優れた作家を逃してしまう可能性がある。あれも、実際は諌山先生は門前払いではなく、週刊少年ジャンプの担当が付くか付かないかの微妙なラインだったらしい。それで、誰が担当になるかを押し付けあっている間に諌山先生が他雑誌に持ち込んでしまった、という話が業界団体の公的な飲み会で囁かれていた。
B先生についてだが、一週間後に担当編集が決まった。「別の編集者」でもなく私でもない。当時、若手のひとりだった20代の子が任されることになった。編集部のトップを交えてB先生の原稿のコピーを読んだのだが、「若い感性が光る。年齢が同じくらいの人と組ませる方がいいのでは?」という結論になった。
その20代の子は、上の組織からこっちに出向してきている子で、いわば武者修行の身だった。一流大学出で、本社のプロパー社員。いわゆる総合職である。
最初は、私に選択権があった。B先生の担当になる道もあった。だが当時の私は多忙であり、月に何度も会社に寝泊まりするレベルだった。新人は抱えるべきではない。しかし、才能のある子だから迷いがある。
A先生のこともあった。彼のあの作品を世に出してやりたい。もっと有名にしてあげたい。そんな想いがあった。
私が悩んでいるうちに、例の20代の子が手を挙げたのだ。私としても、彼のやる気と知性と直向きさは買っている。諸手を上げて賛成した。
今思えば、正しい選択だった。もし私がB先生の担当になっていたら、面白い恋愛エンタメを楽しめる読者の数は減っていただろう。これでよかったのだ。
以後のB先生は、例の持込漫画のブラッシュアップを続けた。翌年には、晴れて弊誌に第一話が掲載されることになった。さらに以後は、担当編集とともに二人三脚で躍進を続け、イケイケドンドンの勢いを保ったまま、一度も息切れすることなくスターダムに上り詰めた。今では漫画家として世に知られている。
上で挙げたA先生の意欲作は、読者層に合っていなかった。それでも、高い画力とシナリオ構成の上手さがあったのだろう。その意欲作は、連載期間を積み重ねる度にファンの数が増えていった(業界的には、Amazonの第一巻のレビュー数が人気の代替変数になることが知られている)。
今では、A先生は親雑誌で連載を勝ち取るまでになった。去年だったか。彼の作品をコンビニで立ち読みする機会があったのだが、やはり突き抜けた画力だった。週刊連載であそこまでの画力というのはまずない。
2024年現在、私は東京を離れて田舎で暮らしている。地元の町役場にUターン就職して、実家の農業を手伝いながらスローライフに近い生活を送っている。
実は、編集者だった当時、働きすぎて病気になった。ある日、下腹部の辺りに違和感を覚えて、血の塊のようなものが血管を這っている感覚があった。病院に行くと、「遅くても明日中に入院しなさい」という医者からの指導があった。
それなりに重い病気にかかってしまった。一応は死亡リスクもある。数か月ほど入院した後、どうしようかと考えて、考えて、考えて……編集部に復帰後は、労働を最小限にしつつ転職活動をスタートした。
A先生については、幸いだった。彼の意欲作とは最終回まで付き合うことができた。私が退院した後、無事完結を迎えることができた。あしたのジョーに比べればハッピーエンドだった。
入院中に、A先生とB先生がお見舞いに来てくれたのを覚えている。ほかの編集仲間も来てくれた。A先生は、テンションが低めで、何を考えているのかわからないこともあるのだが、人間への基本的な愛というか、思いやりがある人だった。
もう40才を過ぎている。はてなユーザーの中では平均的な年齢か。思えば齢を重ねたものだが、当時の日々は今でも夢の中に出てくる。
若い頃から編集者をやってきた。身体を壊さなければ続けていたのかというと、多分そうだろう。でも、今の生活も悪くないと感じている。自分語りはここまでにして、締めにしよう。
もしあなたが、Webでも紙媒体でもいい。気になる漫画作品を見つけたとする。面白いものを見つけたと感じたら、ひとまず買ってみるのがいい。Webだと1話単位で売っている。
ひとかどの漫画家というのは、自らが産み出すモノを本気で高めにいっている。あなたのフィーリングが合ったのなら、ひとまず1巻だけでも読んでみる方がQOLが高まると思う。ハズレを引くことはあるだろうが、アタリだってちゃんとある。人生は運試しである。
返信ありがとう。
知的障害や認知機能の低下によって自由意志の表明が困難な場合というのは難しい問題だが、たとえば自由意志を表明する能力がない人間には契約をする権利がないわけで、安楽死もそれに準じたものとして考えるほかないと思う。認知機能の低下によって意思表示が困難になった(けれど痛みだけは感じている)場合は、ブコメでも出ていたが、事前の意思表示を尊重するというのも考えられてよいかもしれない(もちろん、その意思表示が「最後の瞬間まで治療しろ」であれば絶対に安楽死させてはいけない)。
植物状態については、なぜ植物状態の人を安楽死させる必要があるのか? 以外の答えができない。俺の理解が間違っていたら申し訳ないが、植物状態というのは完全に意識がなく、したがって痛みや苦しみを一切感じない状態であるはずで、そうであるなら安楽死の必要なんて存在しない。安楽死は避け得ない痛みや苦しみを終わらせるための制度であるべきで、植物状態の患者には不要だ。
人を助けないことと人を殺すことは等価ではない。たとえば、見ず知らずの他人が道で倒れていても(あなたが轢いたのでない限り)救命措置を行う義務はないし救急車を呼ばなくとも罪ではないが、その他人にとどめを刺すことは許されない。
仮釈放、というのは、受刑中の受刑者を「仮に」刑務所から出して一般社会で生活させることを指す。当然、これはあくまで仮の釈放なので、たとえば仮釈放中に万引きをしたら刑務所に再収容される。この場合、たとえば移送先の所外の病院で「やっぱ安楽死は嫌だ」という意思表示がなされたら、仮釈放を取り消して医療刑務所に再収容すればよいのではないか。
どのような終末のありようが健全かというのを、国や社会が押し付けるべきとは思えない。大事なのは、積極的な安楽死は能動的に他人の生命を奪う行為なのだから、実装するとしたら本人の意思表示に基づくべきで、本人の自由意志に基づかない安楽死はただの殺人である、という点だ。ここは譲ることができない。
からでしょ(恋人や夫婦のあいだでは、ムードを大事にして言葉で同意を取らずに身振りでOKを示すことはよくある、と風の噂に聞く)。公証人なり複数の医師なりが同席して定められた手順に従って意思表示すりゃいいんだよ。
医者がやるとしてメンタルへの負担すごいだろ。慣れるものでもないし。意思を尊重して欲しいから貴方には殺人者になって欲しい、って感覚もよく分からんのよな。
安楽死については応召義務の例外とし、個々の医師による安楽死拒否を事前に明示しておいて、安楽死しません派の医師は安楽死を拒んでも可(ただし土壇場で拒否するのは禁止)としたうえで、地域の基幹病院とかには安楽死を受け入れる医師を一定数確保することを義務づける、とかどうだろうか。
今まで政治の話題なんて自分の前で口に出したことないような知り合いが増税クソメガネが~とか言ってた
Youtubeでも普段全く政治扱わないようなチャンネルに突然検討使ネタが入っててビックリする
岸田批判にアンチ安倍ほどの熱量は感じないのに社会への浸透度がすごい
読む前は田中さんが主人公なのかと思っていたがどうも朱里っていう23歳の派遣OLの方が主人公らしくて
しかも何ともむかつく女で到底読み進める気になれない
何と言ってもこの、「23歳で派遣社員」という設定にまず無理があり過ぎて、漫画の中身に入り込めない
23歳で正社員になれない訳がねーでしょーが!新卒の売り手市場舐めんなよ
連載開始は2017年らしいけれどその頃も今以上に新卒就職はイージーな時代だったし
だからこそ氷河期世代は若い世代に苦労を理解してもらえず、ギャップに苦しんでるんだわ
今時派遣OLなんてやってるのは若い世代は全然いなくて氷河期世代のそれこそババアばっかりだし、
この年齢は税理士資格を取ろうがTOEIC900点取ろうが正社員になれないんだよ
田中さんはコミュ力ない設定らしいが、それで就職氷河期の圧迫面接を潜り抜けて正社員になれたという設定にはリアリティを感じない
作者さんも今50歳なら氷河期世代だと思うんだけど、なんでその辺の機微が分からないのかなー
やっぱり若いうちにデビューして漫画家一本だと一般社会の事情が理解出来てないんだろうなと思って
そこで冷めちゃってなんか無理
ChatGPT(3.5無料版)に、漢字検定2級の問題を解かせてみた。
問題は公式サイトに2022年3月の過去問として公開されている こちら を使った。2級は一般社会人、大学入試レベルの問題。これをお読みの皆さんなら合格(80%以上)は軽いと思う。まずは自分で解いてみてほしい。
ChatGPTへの出題では、傍線などが質問欄で表現できないので「`~`内の」などと改変したものの、可能な限り原型のまま出題している。
では、ChatGPTの答案を採点してみよう。標準解答は こちら。
1. きょうけん ⭕
2. ししゅく ⭕
3. かんげき ⭕
4. ひへい ⭕
5. こだわり ❌→こうでい
6. しん ⭕
7. ふよ ⭕
8. すいよう ❌→すうよう
9. りゃくぜん ❌→りつぜん
10. けんぽん ⭕
11. にょじつ ⭕
12. いふ ⭕
13. けんま ⭕
14. こうきょう ⭕
15. てんか ⭕
16. こうそ ⭕
18. げん ⭕
19. はあく ⭕
21. けたはずれ ⭕
22. うれ ⭕
23. つぐな ⭕
24. づつまさき
25. まゆつばもの ⭕
26. むし ❌→も
27. じょうか ❌→とこなつ
28. いり ❌→い
29. てづな ❌→たづな
30. いろどり ❌→いろど
22点/30点。
きちんと傍線範囲内だけを回答しているし、意外によくできている印象。慣用的な読み方は苦手なようだ。
1. 羊 ⭕
2. 戈 ⭕
3. 十 ⭕
4. 亠 ⭕
5. 耳 ❌→耒
6. 戈 ❌→斤
7. 虍 ⭕
8. 歹 ⭕
9. 竹 ❌→竜
10. 又 ⭕
7点/10点。
ChatGPTがここまで部首を理解しているとは意外だった。卑の「十」などは人間でもなかなか正答できないのではないか。
1. オ ⭕
2. ア ⭕
3. イ ⭕
4. ウ ⭕
5. ウ ❌→ア
6. ウ ❌→エ
7. ウ ⭕
8. ウ ❌→エ
9. ウ ❌→イ
10. ウ ⭕
後半が全部ウになっちゃっているのが心配だけれど、熟語の構成を理解しているのではと思わせる回答。
[問1]
1. ショシ ❌→貫徹
2. カタゴン ❌→隻語
3. シンザン ❌→幽谷
4. キンカ ❌→玉条
5. イッシ ❌→相伝
6. イッダンコウ ❌→熟慮
7. イッビョウドウ ❌→怨親
[問2]
11. コ ❌→カ
12. ケ ❌→コ
13. ク ❌→ケ
14. イ ⭕
15. キ ⭕
4点/30点。
四字熟語はほぼ全滅。穴埋めという概念が理解できずに読みを答えてしまっている。その読みも後半からおかしなことになってくる(出題ミスではない)。
[類義語]
1. さんか ❌→侮蔑
2. ちょうばつ ❌→惨敗
3. みゃくらく ❌→丁寧
4. けんちょ ❌→懲罰
5. そうけん ❌→壮健
[対義語]
6. ていねい ❌→傘下
7. ぶべつ ❌→顕著
8. そうけん ❌→潤沢
10. じゅんたく ❌→双璧
0点/20点。
こちらも問題文をきちんと理解できなかった。後ろで示された選択肢の中から言葉を選ぶところまではできているが、それを漢字に直していない。もっとも、漢字に直せていたところで組み合わせはほとんど間違っているが...
1. 応酬 ⭕
2. 押収 ⭕
3. 好買 ❌→購買
4. 降廃 ❌→勾配
5. 一喝 ⭕
6. 一括 ⭕
7. 湖底 ❌→湖沼
8. 顧正 ❌→呼称
9. 鶴 ⭕
10. 弦 ⭕
1. た・ため ❌→短・端
3. ピアノ・ヒアノ ❌→拳・鍵
4. 奔意・動意 ❌→奔・翻
0点/10点。
「次の各文にまちがって使われている同じ読みの漢字が一字ある」という問題が理解できておらず、そもそも「漢字のテスト」というコンテキストが伝わっていない。
1. 紛れ ⭕
2. 奏でる ⭕
3. 情けない ❌→嘆かわしい
4. 焦って ❌→焦っ
5. 悟ら ❌→諭さ
4点/10点。
出題意図は正しく伝わっているが、問題文を読み違えたり解答範囲外まで記述するミスがある。
1. 態勢 ❌→邸宅
2. 君風 ❌→薫風
3. 全貌 ⭕
4. 還元 ⭕
5. 鉢 ⭕
6. 腰痛 ⭕
7. 専忘 ❌→羨望
9. 雑菌 ⭕
11. 機嫌 ⭕
12. 愉快 ⭕
13. 網棚 ⭕
14. さるし芝居 ❌→猿芝居
15. 飛沫 ❌→氷雨
16. 釣 ⭕
17. 描 ❌→得難
18. 儲ける ❌→貪
20. 善 ❌→由
21. 整 ❌→廃
22. 裾 ⭕
24. 体 ⭕
25. 酔い ❌→宵
22点/50点。
得意かなと思った書き取り問題だが、意外に半分も正答できなかった。
「薫風→君風」「羨望→専忘」「得難(い)→描」などは、読みからどうにか漢字を捻り出そうとしている様子も窺えて面白い。
結果は200点満点中83点と、合格ラインとされる80%には遠く及ばない結果となった。時間があったらもっと低い級の問題を与えてどのくらいなら合格できるか試してみたい。
今日、役所にひどい対応を受けたので告発したい。ただ、役所が悪いわけではなく、上の方針に従っただけとのこと。
今から日記にまとめるが、しかし役場の名前まで書くかを迷っている。
現場の人々を保護するために入念にエクスキューズを入れるつもりだが…
だけど訴訟リスクを恐れていたら女性にAEDだって使えなくなる。ある程度は覚悟を決める必要がある。
…後に撤回ができない以上、そういうのはトラウマになる。日記を書くたびの血の味がするだろう。
増田たちにノーリスクで釣りのためのデマを垂れ流してると思われたら、時間の浪費になってしまう。
役所の事情を全然知らない俺には判断が付かない。現場がウソを付いてるかは、同じ経験を持つ増田やブクマカには判るはずだ。もしウソを付いていたら、所在をボカしたときに役場は逃げおおせることになる。
…しかし、ウソの責任は追求されないかもしれないが、告発が広まれば対応は修正されるだろう。
チー牛も一般社会じゃ消女みたいな行動じゃん
昔から苦痛を感じながら生きてきて、大学生のときに就活で化粧をしてスーツを着た時にストレスで吐いたことで性同一性障害を自覚した人間だ。
今までネットや社会で何か発信することは無かったが、最近のネットでの話題に思うところがあったので発信することにした。
話題にしたいのは
等といったやつ。
意味がわからなくてLGBTの肩身を狭くしたい人間による釣りか?とも思っているくらいだ。
ただ最近のLGBTの権利を主張する人々の語気が強い気がするので一応言っておこうかなと。
心が男、と言ってる人間が男子トイレ使わせろと言う主張は全然見かけない。
なんでかわかるか?
心が男でも身体が女だと襲われる危険があるって知ってるからだよ。
凄く悔しいし苦痛もあるが、自分の身体はどう足掻いても女で、男と力のぶつかり合いになったら負ける可能性が高いから。
これは鍛えていても同じことで、生物学上女は男に勝つのは難しい。
しっかりと自分の身体は男で女に襲われることはないって自覚ありますね〜。
襲われるって心配すら思い浮かばないくらいに男として生きてきたんですね〜。
じゃあお前は男じゃーん。
えらい逞しく育ったようで〜。
お前は立派な男だよ。
好きでナプキン付けてる奴なんて女にいないだろうがよ。
不安で付けてるのは生理がそろそろ来るかも、不正出血あるかも、みたいな理由がある人間だけだ。
女のそういう事情を調べることもできない奴が心が女とかギャグか?
ギャグなんだろうな。
そういうことも調べられないなら仕方なしと受け入れて男子トイレ黙って使ってろ。
ナプキンも使うな。てか漏れるもんねーだろ。漏れても痔くらいだろ。痔は仕方ないよ。
ただ、見た目が男で心が女の人間と、見た目が女で心が男の人間、女性から見てどっちが安心すると思う?
黙ってれば後者なんだよ。
あと露骨な言葉を使うが、妊娠させようがないから最悪の事態を起こさない。
そして自分は本当に不服だが、妊娠できる身体を持っているので男子トイレは使えない。
そもそも、当事者だからこそ言わせてもらうが性同一性障害の人間はもはや男でも女でもない。
最早よく分からない生き物だという自覚は持っていた方がいいと思う。
いくら身体が〜精神が〜と言おうと育った環境による違いがあるから。
外部的要因による性別とでも言うべきか。
日本だけではないと思うが、社会というのは性別で漠然と分けられている。
友人は女の方が多いし、男社会を知らないし、男のトークのテンポを知らないし、男の苦労を知らないし、男社会を知らない。
いや!自分は精神的性別のグループにいた!と言う人もいるだろう。
いくら精神が〜と言おうと、一般の人は異性が混ざっている程で喋ってくれているし、どこかで必ず気遣ってくれている。
そりゃそうだ、見た目に左右されるななんて無理な話。
心見透かす能力あるわけでなし。
だから、いくら俺が心は男!と主張しようと女社会で育った男でしかないわけで、 今から純粋な男社会に適合できるかと言われると否だと思う。
自分は性同一性障害だが、だからといって大多数の普通の感性の人たちを不安に陥れたり不便を生じさせてまで自分の権利を主張したいだなんておかしいんじゃないか?と思う。
別に自分は虐げられて仕方ない、と思っているわけではなく、 自分が複雑な事情を抱えていて一般社会に完全に適合するのは不可能だと既に感じているからだ。
どう社会が配慮しようと、自分が複雑である以上完全に自由に生きることは不可能だ。
というより、性同一性障害じゃない人たちだってみんなそれぞれ苦労や不都合を抱えて生きているだろうに。
そんな中で、LGBTに配慮しろ!と一般人の利便性を押し除けてまで主張するのはいかがなものか。
https://jisin.jp/koushitsu/2261479/image/1/
https://jisin.jp/koushitsu/2261479/2/
こうして字まで公表されてるんだ。知らなかった。そうねえ。これは立派に字が下手な人、だねえ。まあ私ほどじゃないけど私の次くらいに下手だね。皇室は習字なんてさせないのかな。きっちり字を学んだ人ならこんな字にはならないね。おおかた途中で投げ出したんだろ。
一般社会人でも、世に出て多くの人が自分の字が下手、習字しとけば・・とこんなIT当たり前の時代でも思うもんです。後悔先に立たずでも、下手でも死ぬもんじゃなしと開き直る。一般人はこれで終わってもいい。あくまで一般人なら、ね。このレベルで皇室がいてもらっては意識がないといわれても仕方ない
こうして下手な字を残し、国民に泥かけて今や日本の声などまったく届かぬ海外に「逃げた」女のことなど、逃げられてしまってはどうすることもできず本人こんな字がさらされてることなど知りもせず何とも思わず夫婦ともにブクブク肥えて贅沢な家に住み、さようなら。次女も早くそうしたい、と前に倣え。
まあ、こうした構図を作ったのも佳子さんカワイイと持ち上げてきたマスゴミやら男たちやらのせいで、責任重大。女二人いて、容姿をあからさまに比較されるなど他人であっても険悪になるのに、それが身内とあれば一生涯の確執を生むことにもなる。責任とれや。