はてなキーワード: メールとは
里見。
このメールを持って僕のサイバーセキュリティ担当者としての最後の仕事とする。
まず、僕の失敗を解明するために、大河内チーフにログ分析とセキュリティ監査をお願いしたい。
セキュリティの根本を考える際、第一選択はあくまで予防であるという考えは今も変わらない。
しかしながら、現実には僕自身の場合がそうであるように、発見した時点で既に侵害や漏えいが広がっていた状況がしばしば見受けられる。
その場合には、リアクティブな対策、つまり事後対応が必要となるが、残念ながら今だ満足のいく成果には至っていない。
これからのサイバーセキュリティの飛躍は、予防以外の対策の発展にかかっている。
能力を持ったものにはそれを正しく行使する責務がある。君にはサイバーセキュリティの発展に挑んでもらいたい。
遠くない未来にサイバー攻撃による被害がこの世から無くなることを信じている。
ひいては、僕の失敗をログ分析の後、君のセキュリティ研究の一石として役立ててほしい。
『失敗は成功の元』
会社を畳むと決めて、ある程度の財務処理を終えて、一息ついたので書く。もともと某大手日系メーカーで工学系エンジニアを務め、アメリカ留学して、Webやデザインを学んで起業した。
起業した当所は正直自身があった。経歴も申し分ないし、デザイン思考とか、デザイン経営とかが注目されはじめていた時期だからだ。前の会社のつてもあり、少しずつだが仕事を貰えてた。
特に営業しなくても案件はもらえたし、時々登壇に呼ばれたりして、調子に乗ったんだと思う。
やがてもらっていた案件が完了し始めた。すこしゆっくりできる、なんて思ってたら、あっという間に3ヶ月、仕事のない状態が続いた。俺はそこに来て、やっと焦った。
営業しようにも、どうやればいいか分からない。知り合い経由に仕事がないか聞いても「探してる人いたら声かけるよ」ばかりで案件に繋がらない。営業電話なんてしたことないし、メールを打ってみても返事はなかった。資料の用意も不十分だった。コーポレートページも、話せば分かるからと後回しにしていた。
広告は避けていた。広告を見て連絡してくるところなんてリテラシー低いだろうと思ってたからだ。
しょうがないからと始めようとしたが、何からすればいいか分からなかった。
SNSに時々「エンジニアやデザイン探している人いたら手伝いますよ」と書いてみた。当たり前だが案件は来なかった。
周囲から遠回しに心配されたが「お金のためにやってるんじゃないし」と強がった。
経営の本を読み漁った。見様見真似で、営業やマーケティングをやってみたが、全然成果につながらない。
どうしよもうなくなって、同じような業界で先に起業している人に相談した。
世の中は想像以上にデザインを知らない。何の役に立つかも分からない。そのなかで「UIUXです」と看板をかけても何も訴求できないと言われた。「ユーザ視点が」とか言いながら、ビジネスにおけるユーザ視点をまったく考えていない、という指摘は耳が痛かった。
俺のSNSも指摘された。SNSだからと好きに色々書いていたが、自己ブランデイングとしての役割をもっと意識しろと言われた。自信がないように見える投稿はするなと言われた。愚痴もいうなと言われた。そんな相手に発注したくなるやつはいないと言われて、その通りだと思った。
要するに、俺は「相手がどう思うか、どう見られているか」をまったく意識していなかった。
クオリティの高いものを出していれば受け入れられると甘えていたのだ。
その問題を突きつけられて、心が折れた。
学びといえば、自分が営業職やマーケティング職のことをまったく理解できていなかったと気づいたことと、その職種の人を尊敬できるようになったことかな。
びっくりした弊社の話かと思った。
勤続年数が違うので他社のようだが
・文章が読めないので口頭、電話でコミュニケーションを取ってくる。合意等の記録が残らずにトラブルになりがち。大抵は依頼をした時点で勝手に相手は承諾したと思っている。 つまり口頭での情報伝達も上手くいっていない。自分が言いたいことだけを言って他の人の話を聞く気がない。
・組織内におけるフローや他者の権限や担当といった責任範囲を理解していない。
これ+α当てはまる所謂Bさんがいる。
・メールはRe:でやり取りしてても2つ前の内容を忘れるので、前提条件がすっぽ抜けて突拍子もない事を聞いてくる。
・本人は証拠を残したくないのか、対面に拘って直接話をするが理解ができていないので間違ったことをする。
・まれに電話がかかってくるが、聞きたいこと聞くだけ聞いて雑に電話を切る。そして後で確認すると正しく伝わっていない。
・自分の得意分野で他人が間違ったことをすると、大きい声で指摘するが、その得意分野でのサポートはしない。
・マニュアルを渡しても理解できないので独自手法をやりだし、やはり前提条件を理解していないためドツボにはまり数日無駄にする。
・異常に察することができない、文脈を読み取れない、先回りができない。
・自分ルールで下と思っている協力会社に対して、恫喝するような物言いをする。
・情報リテラシーが低く、閲覧制限がかかっていない社内サーバーに置いてはいけない資料を置く。
こんなモンスターでも技術系採用のため、おそらく他の平より給与が高い。
その技術も活かせる範囲が狭く、範囲外になると職分にも関わらず拒否する。
関わった人はたとえ数分でもその異常さに気づくのに、面接で弾けなかったのがホラー
そして他社にも似たのが居るのが最大のホラー
やれセキュリティカードでドアロックを解除するのが普通だの、ペーパーレスで紙の書類なんて扱わないだの、働き方改革で残業なんてないだの、内勤じゃスーツなんて着ないだの。
なあ、自分の観測範囲内を、まるでこの国の常識のように語らないでくれ。
昭和45年創業従業員80名前後非上場地方企業の弊社にはセキュリティなんてない。最初に来た人が解錠して最後に帰る人が施錠してそれまでは開けっぱだ。
男はスーツ女は制服で、繁忙期には寝袋持ち込んで泊まり込みで、メールどころかFAXが現役で、タイムカードもない。
田舎の特異例を挙げてるだけだと思われるかもしれない。だが、同一市町村内で地方中小を4社ほど渡り歩いたが全部の職場がこんな感じだった。少なくともn=1ではなくn=5くらいではある。
東京が1,400万人。500万人以上いる北海道、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡を差し引いても5,600万人と半分弱が残る。
(仙台やら京都やらはどうだって意見もあるかもだが、県単位で丸めてるから差し引きでそんなに変わらんだろ、たぶん)
んで日本企業の99.7%が中小企業で、全被雇用者のおよそ7割が中小企業の社員だ。500万人以上の県を差し引いても全被雇用者の3割いる。
まあこんな雑な比率なんてどうでもいいんだ。田舎の中小企業で働いてるやつは何百万人もいるってこと。
そんな当たり前のデータがなんだ。そんなことはわかっている、とお前らは言うかもしれんが、本当にわかっているか?
女子社員が男子社員全員のお茶を毎朝淹れたり、強制参加の宴会でコンパニオンのオネーチャンを呼んだり、経営者と労基がズブズブだったり。コンプライアンスなんて言葉すら知らねえ。
これが海の向こうの遠い国の物語でも、親戚のジジイの昔語りでもなく、すぐ隣近所にいまもある話だって実感があるか?
まあ全部の中小企業がそうだとは言わねえ。福利厚生が整ってる今風の勤務環境を提供してる中小企業もあるんじゃないか。
だがうちみたいな会社はまだまだ相当な数があって、掻き集めりゃ相当な人数が働いてるだろう。
次にお前らはそんな企業は潰れろ、淘汰されろって言うだろ?
なあ、中小企業を使って利益上げてる大企業が影響受けないと思うか?
これは(というかこの駄文全部が俺の)偏見だが、中小企業には仕事中にパチンコ行くようなカスが大量に在籍してるぞ。
中小企業が潰れまくったら何百万って人が職にあぶれるわけだ。カスが大量に含まれてるうち、いったいその何割がまともな職にありつけるだろうな?
その功利主義の行き着く先は、キラキラ社会人たちが毎日の通勤で通り魔ガチャを回す社会か?
お前らは本当にそれでいいのか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dae58d9a1bf4f65aaab88ceb239a171cc6bf521
ワク信これどうすんの?
と
・「攻略本」を駆使する最強の魔法使い ~<命令させろ>とは言わせない俺流魔王討伐最善ルート~ 10巻
が発売されるらしい。
俺がシリーズの一部だか全部だかを買ってるから通知をくれたようだ。
まったく記憶にない。
商品ページに飛んで、表紙絵を見てもまったく思い出せない。
どんな話だったか思い出せない。
でも俺が過去巻すべてを購入してるのは間違いない。
とりあえず1巻を開いてぱらっと眺める。
あー・・・、なんか読んだ覚えはあるなぁ。
でも最新刊手前でどんな展開になってたかはまったく思い出せない。
なので最新刊を買う前に全部読み直してみようと思った。
またやることが増えてしまった。
件名:このメールを受け取っているほとんどの人の年収は生涯上がりません
「令和2年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」(p.19)によると、20~24歳の女性の平均給与は242万円です。女性の平均給与が生涯を通して高くなるポイントは2つあるのですが、そのうちの1つは50~54歳で319万円です。
そう、20代前半に242万円から始まった給与は、20代後半にもう最高クラスの319万円となり、その後ほぼ変わりません。
あなたが女性を自認している場合(すみません、このメールの対象は女性を選択した人となっています。)、だいたいどの企業に入ろうが、子どもが生まれるあたりで仕事から離脱し、その後非正規雇用で再雇用され働き続けるので、大差ありません。就活、ノープレッシャー!
「必ずしも結婚して子どもをもつ人が全てではない?」高齢単身女性の4割強は相対的貧困の生活にあります(藤森 2018:10)。
「自分は結婚して幸せになる予感がする?」それは良かった。日本の離婚率は…わざわざ言うまでもありませんね。
なんて嫌味なメールなのでしょう!
嫌な気持ちにさせて、ごめんなさい。免罪符にはなりませんが、このメールを打っている私は一応、女性としてアイデンティファイしているので、漠然と、というかデータに基づいた不安を抱えていた身として、自分の復習がてら書いてみました。
なお、上記の生き方を否定するわけではありません。もちろん、幸せは主観で測れず、誰かがとやかく言うものではございません。
(と言っといてごめんなさい、我ながらやや恣意的なデータ解釈をしている箇所はあります。あ、でも、そこらへんのYouTuberよりはよっぽど、まともな参照しています。どこか気になったら直接聞いてみてください。)
多分、ここまで読んでくれている人は、上記の数値なんて分かっていて、「女性でも働きやすい企業」とか選んでいると思います。
さすがです。そういった企業が増えてほしいと切に願っています。
(中略)
すみません、ここまでくるとうざいですかね。
弊社の他の社員が、腹の底でどう思ってるかは、結局のところわかりません。他人なので。
でも、少なくとも私は、「信頼できる人たちだな」と思いながら働いています。代表は、社員に何かあって路頭に迷ったら、迷わず、手を差し伸べてくれる人だと思っています(多分ね)。
その信頼がベースにあるからこそ、普段、顔の見えないリモートをしてても「頑張ろう」って思えるんですよね。
みんなで頑張る、会社がどんどん大きくなる、給与も増えて、さらにやる気が出る
代表の口癖は「人生は楽しく生きるもの。楽しく生きる基本は、経済的安心。新卒3年目で年収1,000万円にするぞ」です。本気で言ってます、代表。
増田は会社員をしており、毎日9時半から18時半くらいまで働いている。
所属部署の責任者という立場なんだけど、うちの部署はできるだけ残業はしない、土日は仕事しない、有給休暇は自由に取得するという方針でやっており、毎日それほど忙しくもない。
先日よその部署から社外の人も参加する会議にオブザーバー参加して欲しいと頼まれた。その部署からは夜中の23時とかにメールが来るのでいつも忙しく働いているというイメージだった。
大きな案件かつ緊急ということで、会議を打診されたのが開催日の2日前だった。わたしはその日午前半休の予定だったんだけど、普段忙しくもないのに申し訳ないなと思ったので、私用をキャンセルして半休は諦めた。
会議を打診されたときに、場所はうちですか、先方ですか、ウェブですかと確認したところ、ちょっと間があってから、うちでやりますと言われた。引っかかったので、会議室はどこですかと聞いたら、まだ取っていないとのこと。
10人を超える参加者のいる会議ができる会議室はさほどないので、今すぐ確保した方がいいですよとその場で確認させたところ、案の定どこも空いていなかった。その場ではなんとかしますということで話が終わったんだけど、その後グループ会社の広めの会議室を借りることでなんとかなったっぽい。
会議で使う資料をレビューして欲しいと頼まれたので、結構な分量の初見の資料を確認してコメントを入れたが、わたしが会社にいる間にはなんのリアクションもなかったので、まあいいかと思い返信は待たずに帰宅した。
会議当日の朝に出勤してメールを確認したら、前日の23時過ぎに発信されたメールで担当者から今日の会議で投映する資料が届いていたんだけど、ファイルを開いて確認したら、一部の資料に社内宛コメントがバッチリ残っていた。これを投映するのは恥ずかしすぎるだろ!と思い、急いで確認しに行くと、その資料の担当者が会議直前まで別件で動けず、他に分かる人が誰もいないという。
仕方ないのでうちの部署で引き取って社内向けコメントを社外宛に調整したものを急ぎ作成してメールで共有した。
しかしこのメールループにも10人くらいいるのに、誰も会議用プレゼン資料のダブルチェックしてないんかい!
この会議大丈夫かなと思いつつ、念のため少し早めに会議室に行くと、若手の社員がおろおろしてて、聞くと普段使わない会議室なので資料の投影方法とかマイクの使用方法とかが分からないという。そんなこと事前に調べておけよと思ったけど、さすがに言えず、システム担当の人を呼んだりして、結局会議が始まったのは定刻を20分過ぎた頃合いだった。
他社の人も呼んでいるのに、このグダグダぶりは恥ずかし過ぎた。
会議が始まってからも、誰が会議を仕切るのか決めていなかったっぽく、司会や進め方を決めるのに一悶着、ウェブ参加の人もいるのに資料を事前共有していなかったとのことで急遽メールで送ったりしていた。
会議の目的は、プロジェクトの関係者が一堂に会して直接意見を述べあって調整することで、協議にかかる時間を短縮するというものだったんだけど、うちの担当者は意見を聞かれてもふんわりとした回答しかしておらず、これで本当に時間が短縮できるのか、ハラハラした。
会議は2時間かかった。わたしはオブザーバーなので、意見を聞かれたときにコメントするよう頼まれていたが、最後に「何かありますか?」と聞かれたのみで、わたしが関係する論点は協議対象にならず、実質的な発言はゼロだった。
うーん。このグダグダ進行とふんわり回答はうちの部署だったら絶対に許さない。他部署のことだから黙って参加してたけど、わたし半休諦める必要あったのか?
忙しい部署だからこんなにグダグダになってしまうのか、グダグダだから深夜残業せざるを得なくなっているのか。増田は後者で無駄な残業してるんじゃないかとちょっと疑っている。
この話で挙がってるようなタイプのBさんはうちのJTCにもいる
・期日等を考えず自分のできる単純な仕事だけをやってその他のことは忘れる。
これにさらに追加するなら
・文章が読めずにメール等では意図が伝わらない。メールを読んでいる様子を見せて貰ったら開封だけやって中身をろくに読んでなかった。
・文章が読めないので口頭、電話でコミュニケーションを取ってくる。合意等の記録が残らずにトラブルになりがち。大抵は依頼をした時点で勝手に相手は承諾したと思っている。
つまり口頭での情報伝達も上手くいっていない。自分が言いたいことだけを言って他の人の話を聞く気がない。
・一人で仕事ができないので、普通なら一人でやることも誰か一人を伴わないと手を付けない。ちなみに失敗等が生じるとその相方を責める。
※デスクワークだけではなく、現場仕事もあるのでこれをやられると肉体的にも人員的にもしんどい。
・当人が他者を手伝うことはない。依頼をしても忙しいやらできない理由を並べてくる。仮に依頼を受けて貰えても必ずセットでこちらにお返しの依頼してくる。他のことで借りを作っているという認識ゼロ。
・同様の業務内容の人が数名いるが、その人達の4割程度しか仕事を捌けない。仕事を振ることができないのだが、当人としては仕事やらなくて済んでラッキーぐらいの考え。
・他者の仕事が目に入らない。他の人もそれぞれ仕事を持ってやっているという認識がないので、平気で人の時間を奪っていく。(自分が持っている仕事のボリュームはすごく少ないのに。)
・組織内におけるフローや他者の権限や担当といった責任範囲を理解していない。上司の承諾が無い事柄を無関係の人に依頼してくるなんてザラ。
明らかに弊社側に非があるのに、他社の人にケンカ売りかけたときは焦った。また、管理職にも自分の仕事をやらせようとしたときには驚いた。
察するに、文字として記録が残ると失敗が明確になるので口頭でのやり取りに終始し、
個人で仕事を行うと責任が自分一人にかかるので、他人を巻き込みその人に責任を押し付ける、って具合で
何にウンザリするかというと
・年齢も社内階級も私よりその人の方が上。私が産まれた頃から今の会社で働いているのに社内の仕組みを理解していない。
・それだけ仕事ができなくても年収800万程度は貰っているだろうという点。実働だけで言ったら派遣社員の1/3程度の働き。
・アドバイスを求められる→雑談程度に1案を出す→「課長には〇〇さん(私)がこういう案が良いって言ってたって伝えるね」
「はぁ?」って感じ。案に詳細を落とし込んで自分の中で練るくらいやってほしい。自分が持ってる仕事なんだから私は関係ないだろう。
社内対応状況
・課内レベルだと管理職含め誰もが状況を知っている。補助役(お守り)を定期的に変更することで対応。実質お守り役は1.5倍の仕事をこなす必要が出る。(人員数にはカウントされているので。)
JTC時代に、新入社員として、Bさんのような社員のサポートにつけられたことがある。
と自己紹介したBさんはホラン千秋に似た、いかにも海外営業といった容姿の独身女性であった。
「私も異動してきたばかりで何も分からないの」
と困ったように微笑むばかりであった。
どんなにつまらない社内向けの書類でも、OSのアップデートでも、Bさんは胸にメモを押し頂くようにして、別の社員に教えを請いにいった。
わたしは能力は人並み以下だが、危機察知能力の高さには自信がある。
初日、Bさんから一日半かかると聞いたパソコンのセットアップが1時間弱で完了した時、
(この人の言うことは本当に信用できるのか?)
という疑問が生まれた。
「開催はだいぶ先だから今することはないの。
何もすることがないのはつらいかもしれないけど、緩急のある仕事だから仕方ないわ」
ともっともらしい話を聞いていた。
しかし、念のため、わたし自身の予習を兼ねて過去のメールを読み返すことにした。
すると、Bさんが回答する必要があるメールが何通も月単位で放置されていることに気付いた。
JTC風にいうと、「ボールはこっちにある」というやつである。
プロジェクトはとっくに動き出していたのだが、Bさんが返信を怠ったせいで数か月ストップしてしまっていた。
相手方から数度にわたって催促のメールが届いているメールさえあった。
なぜ返信しないのか聞くと
と会話を打ち切られてしまった。
わたしは数日目にして、まずい状況に身を置いていることに気付いた。
そこでチームに「状況の」やばさをアピールしつつ、彼女の顔を立てながら、プロジェクトの遅れを取り戻そうと必死になった。
Bさんはとくに焦るでもなく、
「増田さんは配属されて一か月なのに、もう何年も働いているみたいね」
とまんざらでもなさそうだった。
わたしはBさんに仕事を教わっているという体であったので、成果物はすべて彼女の個人フォルダに保存することになっていた。
自動で保存される更新履歴を見るかぎり、彼女はもう自身のフォルダを開いていなかった。
おもな作業者はわたしを筆頭としたBさん「以外」の社員であり、作業の進捗を管理し、遅れや不足に気付くのもわたしたちだった。
Bさんは仕事に優先順位をつけることができないという点で、会社員として絶望的だった。
期日等は考えずに自分がこなせる単純な仕事だけ片付け、それ以外は放置して忘れてしまう癖があった。
わたしは彼女のタスクに気付くと、その背景と彼女がとるべきアクションを説明して、例えばメールならわたしが背後で文章を読み上げてタイプしてもらった。
わたしの時間がとれなくなると、メールの本文を代筆して送り、名前だけBさんのものに変えてもらった。
簡単なタスクを与えずに放っておくと、気まぐれに取引先のメールに
などと返信してしまうことがあった。
それに気づくたびに
「Bの部下の増田です。その日程は別件の立ち合いのため厳しいです。
×日、または△日でいかがでしょうか」
取引先の担当者たちは察しがよく、Bさんのメールに返信することをやめ、わたしと直接やりとりするようになった。
Bさんは「契約書」や「議事録」といった基本的なビジネス用語、また「アダプタ」や「URL」といったPC関連の固有名詞をまったく知らなかった。
「クラウド」や「AI」といった近年の技術をすべて「システム」と呼び、
「学校で習わなかった」
と不満そうにしていた。
と言うのでその通りにすると感謝されるが、知識やノウハウよりも、自身の向学心を表現することに満足してしまうようで、マニュアルは一度も開かれないままだった。
実際、目の前にあることに対する好奇心は強いかただったと思う。
会議などに出席する機会があると
などとうれしそうにしていた。
なお、わたしはその時、彼女の代わりに翌日提出予定の議事録や報告書を起草していた。
ある昼下がり、顧客との打ち合わせに向かう前に急ぎの仕事を片付けていると、彼女が言いにくそうに話しかけてきた。
「あのね、増田さん、気付いてるかもしれないけど、わたし、実は…」
(またわたしの知らない熟成案件が?まさか今から会う会社関連のなのか?)
「わたし、実はキティちゃんが好きなの!このポーチもキティちゃんだし、定期入れもキティちゃんなの!」
(え?今、その話するの?私、あと15分で打ち合わせに入るんだけど?というか、Bさんもですよね?)
彼女は放心状態のわたしに対して、キティちゃんとの出会いから、ご当地キティちゃんを追いかけて京都や沖縄を旅したことについて語ってくれた。
彼女のお気に入りの旅行先は南国で、「何もしないでぼうっとするのが好き」とのことであった。
わたしは何の医学的知識もないのに、彼女の口内炎の経過を毎日30分近く聞かされることになった。
口内炎が完治する頃には、チームの全員が彼女の口内炎について直接聞いて知っていた。
数分後に経営会議を控えた幹部を呼び止めてブリーフィングすることすらあった。
季節は真夏となり、わたしは名実ともにBさんの業務を代行していた。
その頃にはBさんは社内外で完全に孤立しており、話の長いBさんに話しかける人はいなくなっていた。
「みんなオトコだから若い女性が好きなのね。だからわたしに冷たいんだ」
「この会社は古いから、新しい仕事のやり方が受け入れられないんだ」
彼女とて社内外の担当者が彼女をスルーしていることに気付いていたはずで、無理やりでも責任転嫁することで自分のプライドを守っていたのだと思う。
同時期に私は驚くような事実を知った。
口癖のように「わたしも配属されたばかり」と言っていたBさんは、実は私に1年前に異動してきていた。
しかも、だいぶ若々しく見えるが、新卒入社して勤続30年近い管理職世代の社員だったのである。
当時、わたしがBさんに感じていたのは、自分が理解できない存在に対する本能的な恐怖であった。
私が英日ネイティブだという話をすると
「私の年も氷河期で一番入りたい企業に入れなかった友人がいたわ」
(わたしがBさんの英語能力を目にする機会はなかったし、彼女の同期(管理職)によれば彼女はバブル世代である。
しかし、わたしたちの間に横たわっていたのは、世代や学力の差といったレベルでは片付けられない、まったくの断絶であった。
彼女は瀟洒なスーツを着て滑らかな日本語を話す、かぎりなく会社員に近く、(わたしの考える)会社員ではないものだった。
わたしは早朝のランニングをやめて、仕事の整理をする時間を作った。
毎朝「今日自分がすること」と「今日Bさんにさせること」の二つのリストを作って、スマホでスキャンし、会社のメールアドレスに送信した。
趣味を楽しむ心の余裕はなくなっていた。
書店に行って本を選ぼうとしたが、何を選んだらよいのか分からなかった。
学生時代は図書館で借りるしかなかった学芸文庫だって買えるのに、何を手にとってもときめかなかった。
本を選ぶことができず、例のメモ用のフリクションペンを買った時、自分が変質してしまったように感じた。
会社の最寄り駅に近づくと、吐き気やめまいに悩まされるようになった。
「自分が同期の中でも期待されていないから、Bさんのお守りを押し付けられたのかもしれない」
という疑念を振り払うことができなかった。
わたしは同級生から海外の労働事情について聞いていたので、日本の終身雇用制について好意的にとらえていた。
しかし、何かの予算で1000万円という金額を見た時に、Bさんが
と不満げに漏らしたことがあった。
それを聞いた瞬間、数々の疑問が湧いてきた。
年功序列とはいえど、新卒一括採用という一発勝負で、何もできない社員に1000万円が現実的に思える額の給与を与えるのはどうなの?
子供のような年の社員にお世話係をさせてまで引き止める必要があるの?
それ宝くじとどう違うの?わたしのオポチュニティはどうなるの?
仕事が極端にできない社員には引導を渡して、パソコンも契約もない、指示が一行で完結するような仕事に就かせた方が本人も周囲も楽なんじゃないの?
とくに出来がいいわけでもないのに、そんなことを考えてしまう自分を嫌悪した。
結局、わたしは冬頃には会社に対する信頼を失っており、1年を待たずに外資系企業に転職した。
会社の育成計画的にはわたしも失敗作なので、その点に関して言い訳をする気はない。
しかし、Bさんは給与について文句を言いつつも、おそらく転職機会がないという消極的な理由から、今も会社に居残っている。
災厄のような社員を解雇できず、中途半端な高給を与えて飼い殺すシステムは疑問だし、そのつけを他の人に払わせるのはもっと疑問。
仕事ができない後輩の話(https://anond.hatelabo.jp/20230830203626)を読んだ。自分にもちょっと似たことがあったので書いてみる。
自分が別のグループから移動してきた時、後輩はたしか2年目だったと思う(入社年次は自分が上)。
その時点で、後輩はあまり仕事ができなくて、会議中によく寝てるから眠り姫(姫とは程遠い毛深い男だけど)とか言われてた気がする。
当時は自分も役職はなかったし、すぐ居眠りする仕事できない後輩くらいの認識だった。
後輩はそのまま仕事ができないまま数年経って、(何度か役職者が注意したがパワハラですと逆ギレしてちょっと騒ぎになった)、かといって仕事が出来なさすぎて他のグループに異動させることも憚れるので、ゆっくり成長を待とうということであまり重要ではない仕事だけを任せて現状維持が続いた。
当時はコロナ禍で在宅が求められていたが、その後輩は在宅時、ほとんど仕事をしていなかった。挙げ句の果てに連絡も取れない。
痺れを切らした役職者が「在宅の日は終わってから役職者にその日作った資料を全て共有すること、在宅の日の残業は禁止」というルールを作った。
結果、後輩は在宅をしなくなった。
その後2021年に自分のグループに新人が配属された。この新人は仕事の雑さはあるがかなり優秀で2022年の後半からは簡単なグループ運営業務も任せ始めた。
この時点で新人(当時2年目)が後輩(当時7年目)に指示を出すことも増えたが、当たり前のように後輩は仕事をしない。自分は後輩より年次も上なのできつめに指示を出せるが(それでもなかなかやらないが)、新人はそうもいかずストレスを溜めていた。自分も話を聞きつつ、年次関係なく間違っていることは指摘して良いこと、言いにくい場合はグループ全員が見れるチームスで指摘すれば自分がフォローすると約束した。
2023年度になって新人はさらに成長し、後輩は成長しなかった。
そして2023年度頭にコロナ対策のパーテーションが撤去された。ここで、後輩のサボり癖は治っておらず出社してもパーテーション(弊社は半透明のものを使っていた)に隠れてずっと個人スマホでサボっていたことが発覚した。
このサボりはもう習慣になっているようでパーテーションがなくなってもサボりは続いた。
たまに個人スマホ使っていることには気づいていたがまさかここまでサボっている(自分から見えるだけでも着席時間の半分以上はサボっている)とは思わなかった。
ちなみにこのサボりはパソコンの横にスマホを並べて、その上で机の上に積んだ書類や立てたキングファイルの陰にスマホを隠すので、後輩の横や正面のデスクからはあまり見えず、斜め前の自分と新人からよく見える。後輩はバレていないと思っていたらしい。
そして新人の業務はさらに増え、新人から後輩への指摘も増え、新人もきつめの指摘をするようになっていた。
タチが悪いことに後輩は新人に指摘されると当てつけなのか新人を些細なことで攻撃するようになった。
例えば後輩が共通備品を出しっぱなしにしたとか、USBの持ち出し表に名前を書き忘れたとか、その程度のことでみんなが見れるチームスで後輩を晒し上げて注意する。自分が後輩に指摘された仕返しなんだろうが、後輩がやらない仕事と新人の些細なミスなんて天と地はどの差がある。しかもわざわざ粗探ししないと見つからないようなことも指摘する。そんなことより自分の仕事をしろ。
内容は「①後輩が仕事をしてくれなくてその催促で時間を取られる。②指摘をするとその分自分の粗探しをしてくるから辛い。③自分は必死に仕事をしてるのに机の上でずっと個人携帯いじってサボっている後輩を見るとストレスが溜まる」そんな感じだったらしい。新人は若手にも関わらず重要な仕事も任せているのでこんなくだらないことでストレスを貯めさせるわけにはいかない。
そこで課長と自分で相談をして、まず③を改善することで①の改善を狙った。②については新人の改善点でもあり、後輩も間違ったことを言っているわけではないので①③を優先とした。
ここまで放置してきた自分たちも悪いが、ここでやっと後輩の教育が始まった訳だ。
ただ後輩は一度パワハラされていると騒いだこともあり慎重に対応した。
まず、課長と自分で③のサボりについて指摘をした。後輩もすぐには認めなかったが、最終的には認めた。サボるという意思はなくどうしても手が伸びてしまうらしい。そこで「机の上に余計なものは出さない(スマホを隠して操作しないように)、机の上に個人スマホを置かない」と約束した。
その結果、後輩の自分のデスクでのサボりは減ったが(たまにスマホをいじっているのを見かけたが頻度は減った)、今度は自分のデスクにほぼいなくなった。会社の書庫室(フリーデスクがあり過去資料を調べながら仕事ができる)にこもってスマホをいじっていた。
また課長と自分で面談を行ったところ後輩曰く「どうしても集中できず、自分のデスクから逃げてしまった」らしい。
そこでまた新たに「書庫室で作業をする時は誰かに連絡してから、集中できない時は休憩室で休憩していいが30分以上の場合は勤務管理に反映」と約束した。
結果、後輩は書庫室にも休憩室にも行かず、自分のデスクにもほとんどいなくなった。恐らくトイレに篭っているまたは他のサボりポイントを見つけたようだった。
また自分と課長と面談しようとしたところ、ついに面談当日会社に来なくなってしまった。
その後人事からパワハラを疑う連絡が来たものの上記面談内容は全てメールにしてあったので課長と自分にお咎めはなかった。
結果、後輩はしばらく休職後別の部に移ることになった。
正直安心した。
後輩をずっと放置しておいた自分達も悪いのだろうが、早く注意しても同じことが起きていたと思う。
そして後輩を注意しつつパワハラにならないように気をつけるのは大変だった。だから今まで放置していたのだと思う。
今回のように新人に悪影響が出なければ放っておくほうがよっぽど楽だった。
元増田も書いていたが、この後輩のようにどうしても人間界のルールが守れないやつはいる。できるだけ関わらないようにしたいが、どうしても関わらないといけない時は細心の注意を払って頑張ってくれ。
当たったことが通知されないし、一日しか猶予がないしで、当たったことに全く気づかず買えなかった。とても残念。
通知設定を見直そうとヘルプを読んだが、どこにも PO を通知する機能が載ってない・・
https://www.daiwa.jp/olt_help/support/h_07s_mai.html
※本メールは「新規公開株式」の抽選参加サービスにて、抽選参加申込をいただいた銘柄について、抽選結果を通知いたします。「公募・売出株式」の抽選参加サービスにて、抽選参加申込をいただいた銘柄の抽選結果については通知されません。
https://twitter.com/dokinbi/status/1695632225549865351?t=gDZaNRHPzigAaQa2N0cQow&s=19
「揺さぶる絵ー変貌する日本画のイメージ」展(9/16-11/12)出品作紹介④
フェイスパックの裏側に現れたのは真実の顔か、それとも…。機知と皮肉、古典絵画へのオマージュが複雑に絡み合あう画面の解読は、さながら知的ゲームのようです。
フェミニストの反応
うちの娘が通ってた画塾の先生が、女の子は日本の美大や芸術系大学行かずに海外行った方がいいと言っていた理由が、よくわかる。日本の女性蔑視に搾取されないためだ。
田中武氏が恥漢図で描いた「食欲、色欲、金銭欲などの煩悩や欲望を露わにした現代人」、全員女性。
artid.jp/tanaka_works_c…
あいちトリエンナーレで、アーティストもキュレーターもジェンダー平等を目指したのは、このような女性蔑視を「知的ゲーム」などと礼賛しないようにだと思います。
北海道近代美術館に苦情のメールを送りました。メールを見ないと、美術館の人も、先進的だと思いあがっている自分たちガラパゴス業界の感性が、実は市民感覚より劣っているということがわからないと思う。本来は、彼らが社会の発展をリードするべき存在なのですが、