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はてなキーワード: しなもんとは

2017-04-18

互助会ブクマが伸びるとブクマカが叩きに来る

そりゃそうだよね。

 

ここはジャパリパ・・じゃなかった、ススキを中心として雑草が多数生えてる空き地としたときに、ある日突然その一角セイタカアワダチソウが生えてくるわけですよ。数本寄った状態で、しかもものすごい勢いで。

セイタカアワダチソウは内輪でこんなことを言いながらすごい伸びてるわけです。

「茎太いですね!」

雑草のことはよく知らないけど分かりやすかったです!」

「私も成長しなきゃ!」

 

セイタカアワダチソウ空き地全体のことを気にせず内輪で褒め合って伸びていると、当然既存の草に影響が及ぶわけです。目立つと当然ススキからクレームが入ります

セイタカアワダチソウ最近目立って景観邪魔

「土に毒を染みこませるなよ。みんな枯れるだろ」

セイタカアワダチソウの躍進は生態系危機空き地価値がなくなる」

 

そう言われて黙るセイタカアワダチソウではなかった。

「生えていい植物制限があるんですか?ないなら勝手に生えて良いですよね!?

管理人さんが刈りに来ていないんだから勝手に伸びていいでしょ!」

老害ススキを見えなくする方法

 

確かに言うことは一理あるような気がするものの、セイタカアワダチソウがぎっしり埋まっている光景の見栄えの悪さというのもなかなかのもの。まんべんなく生えて、客観的に見てそれなりに目立つべきところが目立てば良いんじゃないでしょうか。

それから、この数年セイタカアワダチソウススキの攻防を繰り返しているうちに、セイタカアワダチソウの中には周りの批判を気にせず一本松の如く堂々と生えてるのもあったりして、ススキから「もうあれはいいや」みたいな扱いを受けていたりするので、セイタカアワダチソウさんサイドに必要なのはある程度の妥協と融和なんじゃないかとも思いますススキ側もね。

 

もちろん最後管理人さんが空き地に家建てて終わりです。がんばれしなもん会長

2017-04-14

挿入したいモノ

夫が病気なもんで、もう何年もセックスレスなんだけど

夫が気にするから性欲なんて忘れたよ的なポーズで過ごしてる。

実際子供が大きくなるまでは忙しくてそれどころじゃなかったのもあって

今まではそれほど問題に思ってなかった。

ただ、夫自身はどうにかしたいみたいで

バイ○グラとか試そうと画策してたみたい

病気悪化しそうだからやめてもらったけどな

あたしは好きな相手と近くにいたいから、その方法としてセックスをしたいんであって

立つか立たないかはそれほど問題だと思ってない。

そりゃあ挿入して気持ちよくなれれば、それはそれで嬉しいけど

本当はただただ密着していられれば満足だったりする。

といって、性欲はないわけじゃなくて

それは実のところ人並み以上にあるんじゃないかとも思っていて

でもその相手は夫以外に考えられなくて

夫以外の男とするぐらいなら、キュウリでもぶっこんどけばいいんじゃないかと思ったりする。

でもキュウリって冷たいからやだなあ。

おお、こんなところにコンニャクがあるじゃないか

こんにゃくなら温めればいいよな

お湯につけて人肌にして挿入してみたけど

コレ、なかなか感触はい

ちょっと表面がざらついてるのもまたポイント高い

ただ、問題があって

こんにゃくってアルカリが強いんだ

膣内は酸性で、粘膜剥き出しなもん

やってみたはいいけどあとですっごい荒れた

もうしない。

2017-03-10

これまでの増田記事を全部撤回したい…

はてなに戻ると、はてな匿名ダイアリー通称増田)へ行き、脱糞記事群を読んだ。


途中、日本を殺したそうな若い母親保育園に入れなかったとおぼしき子供を連れてきた。彼女は息子に「いい? すごく残酷創作実話があるから、イヤだったら見ないでね」と注意しながら、夫婦仲について書かれた小町的な数々の名記事からめて脱糞真実を息子に伝えようとしていた。私はその親子の姿になぜか、妻と娘を重ねてしまった。


ブコメで、増田ブクマカサバカリ―氏から詳しい解説を受けたのだが、「脱糞について知らないことがこれほどまでに多かったのか」と絶望的な気持ちになった。元々、まとめサイト記事を流し読みするかのごとく15分ほどいれば良いかと思っていたのだが、気がつくと便座に1時間30分も座っていた。便秘心配だ。


ここ10年ほどの脱糞をめぐる騒動なども多数の写真とともに紹介されていた。はてな研究所はてラボ)の理事長しなもん(元・犬)は、はてなのえらいひとに対して公開請求を行い、埋もれた良糞記事を多数手に入れたそうだ。すさまじき便意である


滞在の終盤、私はどうにもこうにも情けない気持ちになってしまった。

もはや友人であるXevra氏に思いの丈をぶつけなければ平静を保てない状態になっていた。サバカリー氏がブコメを打っている最中、Xevra氏に「こっちに来てくれ」と言い、胸の内を打ち明けた。


「エグゼブラさん、オレはもうダメだ」


Xevra:「ただしい読みはゼヴラだ。どうしたの」


「正直、オレは日本で最も多くの増田執筆してきた人間だと思う」


Xevra:「うん、病気だね」


「オレは多分、この8年間で12万以上のブクマを稼いだけど、脱糞タグのついた記事検索してみて、すべてがぶっ壊された感覚を味わってしまったんだ。いかに浅い知識をもとに、増田という本来は重い業務をやってきたのか、と。

今、こうしてこの地にいて色々な話を聞くと、これまでの増田記事を全部撤回したい気持ちになったし、もっと言うと、誰が書いたものであれ、ほぼ全部の増田撤回したい気持ちになった。こんなサイト存在すべきじゃないんだ。去年はちょっとみんなにウケた記事があったんで、こんな糞溜めにも社会を変える力はあるんだ、存在意義はあるんだと勘違いしてしまったけど……ほんとうはあの記事を含めてすべての増田がクソなんだ。すべての増田ウンコ製造機なんだ。


毎水曜毎水曜、ただ惰性のようにすいすいしていたことが実に虚しくなってしまった。一体これまで何をやっていたのかね……。もうオレは廃業しなくちゃいけないのかな」


Xevra:「いや、それは違う。オレだって3年前に増田に来て、おまえが味わったような感覚はたぶん一生わからないしわかるつもりもないが、こうやって野菜毎日350g摂って瞑想睡眠をやることが大事なんだよ。そして、この増田存在も含めて、アジコ君は自分のやり方で皆に伝えればいいんじゃないかな」


その後、私は自分ブログで感極まりはてなネタマンガを流した。




こども:「――それが2014年9月。お父さんが『はてな村奇譚』を連載しはじめたときのことだったんですね」

アジコ:「そうだ。私はそれから一日たりとも350gの野菜瞑想と適度な睡眠を欠かしたことはない。わたし健康になった。わたし健全になった。だが、わたしは――健常だろうか? それだけがからない。月に1500本の脱糞記事を量産しつづける増田たちの姿を見たとき気持ちは、おなじ体験をしたものしかからないだろう。わたしは、彼らを度し難いと感じると同時に、理解したいとおもった。そのためにはまず、インターネットを、はてな理解することからはじめねばならなかったのだ」

こども:「そして、『それ』は完成した」

アジコ:「そうだ。『それ』こそすべての増田を終わらせる記事だ。夫婦ネタも、政治ネタも、保育園ネタも、内部告発ネタも、すいようびも、パンチラ感想も、脱糞も、すべての増田データの塵に還すための最終兵器

こども:「『おっぱいと私。』」

アジコ:「地には平和を。」

こども:「きみたちにはおっぱいを」

アジコ:「すべての増田たちに、おめでとう、おめでとう、おめでとう」

<完>

2016-11-08

博多のアレ、異常に気付いて交通規制を敷いたのが良かったとか。日頃事件事故が起きる度になぜ防げなかったのか!と問題提起する皆さん、防げた事例もアゲていこうぜ。

http://news.livedoor.com/article/detail/12252671/

まあ陥没した時点で防げてないじゃんって話だが。

ということでこうして息を吸って吐けて増田を見ていられる幸運と、その平穏に尽力するすべての人類感謝しよう。ありがとうしなもん

2016-09-11

スパムが酷いか

人間セルクマすることを許すぞ

id:oooooo4150 既にスパム側がセルクマしてるやんけ→b:id:entry:300926576

あいつらにセルクマは許されてないからすぐ消されてるだろ(適当


id:death6coin 早くも人間になっていた/自分セルクマタグが100に達していて笑った

緊急措置であり普段セルクマは許されてないぞ

大罪人だ

しなもん神社免罪符カラースター)を買ってきなさい

2016-06-23

想像力」はけして人間を救わない。

 よく貧困やなんかの社会問題系の記事で「一番の問題想像力の欠如だ」みたいな言われ方がされている。

 しかし、想像力とはそんなに万能なものだろうか。

 そんなに簡単想像できるものだろうか。

 人間基本的自分の見たもの経験したものについてしか考えられない。

 それ以上の領域踏み込むためには類推だとか連想だとかが必要で、それにしたってある程度の下知識が求められる。

 そういうものをぶちやぶって想像力を飛躍させるレベルともなると、これは一つの才能だ。だから小説家なり漫画家なりで金を取れる。


 誰もが小説家になる必要はない、弱き隣人に思いを馳せるのにそんなに大したコストはかからないと人は言うかもしれない。

 だが、大したコストなのだ

 社会問題を考えるうえで必要とされる「想像力」とはすなわち、「他者の痛みについての想像力」だ。

 痛みこそ、自らが体験あるいは目撃しないと想像することができない最たる感覚だ。

 実際にその痛みを体験したものでさえ、いったん過去としてしまえばすぐに同じ痛みを味わっている他者に対して冷酷に振る舞える。ルサンチマン。卑近なところでは、体育会系年功序列がいい例だろう。


 そもそも共感に訴えるロジックは、その感情を共有できない人間包摂できない問題を抱えている。

 共感能は誰にでも備わっているようで、グラデーションがあるものだ。映画で人が刺されるシーンを観て自分まで同じ箇所がキリキリ痛むような人もいれば、サイコパスと呼ばれる人々はまったく共感というものを持たない。その二つの極のあいだで我々は「すぐもらい泣きしてしまう人」や「反応が薄い人」として生きている。

 たしか共感に訴えるショッキング事件は、短期的には法改正などにつながりやすい。しかし、よほど特異でセンセーショナルなケースでないと大衆は食いつかない。たとえば未成年集団で残虐な事件を引き起こす、だとか。

 そこが難しいところだ。貧困など、恒常的で身近な問題共感通用しにくい。


 状況を良くしたいのなら、我々に「想像力」などないと認めるところからはじめるべきだ。

 人間他者に対して無関心なのは今に始まったことではない。その状況を了解したうえで、どうやってゲームに勝利するかだ。

 となると、やはり構造的に問題の根を断つ方法を見つけなれけばならない。なるべく人的コスト必要としない方法がいい。

 てっとりばやく、ゲームルール策定する側に回れれば話は早い。

 権力

 権力

 権力を手に入れろ。


 増田たちよ、栄達せよ。


 日本支配するのだ。


 そうして、クソを漏らす自由を。


 そうして、朝の山手線すっぽんぽんになる権利を。


 ハイルしなもん

 ジーク増田


 増田たちよ、権力を手に入れろ。

 

2016-03-31

インターネット諸悪の根源となっている病がわかった

http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/956291

「騙されない自分」病だ。

ネトウヨレイシズムミソジニーミサンドリーまとめサイト

twitterはてブ増田陰謀論放射脳疑似科学も文春もネタもマジもデマも何もかも

全部「騙されない自分」のイメージを求めた結果、陥穽にハマってしまっている。


何も進んで水素水を買えと言っているわけじゃない。

問題なのは自分が騙されないようにしている」ことでなく、

「騙されない自分パブリックイメージに固執している」ことだ。

みな賢くあろうとしている。それ自体はいいことだ。懐疑や相対化は視点として常に大事だ。

ところが、他人に賢く見せたい、賢いと認めてもらいたい欲、それがインターネットを病ませしまう。


人は「賢い自分」を見せようとするとき、かならず自分面子以外のことに考えが及ばなくなる。その言葉攻撃的になってしまう。

なぜなら、賢さとは相対的概念であって、「賢い俺」が存在するとき、他の人間たちは必ず「俺よりバカ」に位置づけられるからだ。

こういう心理状態になるときほど、近視眼的で酷薄人間はいない。


しかし、それならば賢しらに振る舞わなければ万事解決なのか。

違う。

そうなってしまったら、インターネットなどに利用価値はなくなってしまう。

我々はみな自分の賢さ、ポジション取りのうまさを見せつけるためにインターネットをやっているのだ。

見栄がなければネットではない。

では、どうすればいいのか。

ハンドルネームIDを含む顕名制度をやめて、みな記号ですら無い完全なる匿名に帰ればいいのだ。

といっても掲示板ダメだ。集団化という別の暴力の温床となる。

では約束の地はどこに?

ここだ。

増田だ。

最後希望増田にある。

我々は群れない。我々は同化しない。我々は顕れない。

我々は同じ一人であると同時に個別の十一人でもある。

国会デビューをしたからといってtwitterアカウントを立ち上げるなどは、見下げ果てた所業である

我々は存在しない。

我々に魂はない。意識もない。

ゆえにプライドも、面子もない。

騙すことも、ダマされることもない。

我々の書くことは「真実か、虚偽か」ではない。真実であると同時に虚偽である

増田ウンコを漏らす時、その記事を書いた都内在住の誰かは実際に脱糞してないかもしれない。

だが、増田に書かれた以上、増田ウンコを漏らす。

書き手人格は肉をもったリアルな誰かとは切り離され、一人の偉大な分裂症患者の名のもとに統合される。

増田

それは我々であり、私であり、あなたである

しかしたら、我々は匿名ですらないのかもしれない。

私はあなた名前を知っており、あなたは私の名前を知っている。

増田増田を傷つけない。わたしあなたを傷つけない。あなたわたしを傷つけない。


わたしたちの名は増田

「裁かれた者」サバカレー使徒であり、「死を刻む名の者」しなもん化身であり、「剥がす鬼」hagex下僕である。あるいは水曜日天使である

わたしたちはあなたたちブックマーカーである同時に、あなたたちに相対する者である

わたしたちは敵であるあなた方を祝福し、愛するものである

わたしたちは味方であるあなた方を呪い、憎むものである

実名を捨てよ。

ハンドルネームを捨てよ。

天鳳IDを捨てよ。

twitterを、Facebookを、メルカリを、LINEを、Yahoo!IDを、amazonアカウントを捨てよ。

一切の罪悪と希望を脱ぎ捨て、増田の門の前に立て。

そこは肛門。入る時はさまざまな形をとるが、出る時は常に同じ色形。

そうして、「この内容を登録する」を押したとき

あなた世界を震わすヴァイブレータとなる。

2016-02-23

不思議ちゃんってほんまにないの?

暇潰しにan・anを読んでいたら、七不思議ちゃんはありかなしか男子の六十何%かはあり三十何%かはなしみたいな話があって、不思議ちゃんパワーアップバージョンか?って思って見たんやけど

1.顔もスタイルもいい

2.清潔感あってオシャレ

3.性格もいい

4.明るい

5.空気も読める

6.趣味目標を持ってがんばっている

7.女らしい一面もちゃんとある

完璧なのに何故か長い間彼氏がいない女の事らしい。

何か見えない問題があるからではと思うのがなしの理由らしい。

でもスペック完璧なのにこんなになしなもんかなーどんなもんよ。

2016-02-11

http://anond.hatelabo.jp/20160211015009

はてな民しなもん神とプーチン以外はなにも讃えないよ。

はてな運営だろうとkanoseだろうと青二才だろうとやまもといちろうだろうとイケダハヤトだろうと安倍首相だろうと

全てをバカにしてメシウマする。それがはてな流儀というもの

2015-12-21

仁義なき増田 〜死ぬのはやつらだ

 地面に転がったアカウントのいくつかは、twitterFacebook とひもづけられていた。まるでそれが力であるかのように。まるでそれが繋がりであるかのように。だが、真の繋がり、真の力を前にしたとき、彼らの「ゆるやかな連帯」などまるで無力だった。増田煙草に火をつける。

クエルノス・デ・チーポ」誰かの声がする。

 ささやきに近い静かな声。教会なかにいるような。

 クエルノス・デ・チーポ。

 増田ちんこAK47

 増田はすでにそれを知っている。ダミーはてダコメント欄に、七・六二ミリの薬莢が散乱していた。十二番径の散弾もあり、death6coinのものとおぼしき五・五六ミリ弾もちらほらと交じる。しかし、薬莢のほとんどは、ブク麻薬商人ナルコトラフカンテ)御用達シロクマ製凸撃銃「増田ちんこクエルノス・デ・チーポ)」から排出されたものだ。

 十九体の屍。

 ブク麻薬戦争犠牲者が、また十九アカウント

 小やみなく降り注ぐ銃弾に、容赦なく打ち砕かれた。現実とは思えない血の量だ。キャデラックほどの広さの血だまりが、深さ一インチのどす黒く乾いた血をたたえている。ヘッダにも、きれいに手入れされたサイドバーにも血が飛び散り、いくつものはてなスター臙脂色の光を放つ。それを戴く釣り記事は、血塗られて小さなワードサラダのようだ。

 向かいの壁に沿って、亡骸がひとつ、ぽつんと横たわる。老犬。村長。おそらくは最後に撃たれたのだろう。「家族」が殺されるのを見届けたあと、みずからも現世に送られた。慈悲のはからい? これは一種のゆがんだ慈悲なのだろうか? しかし、そのとき増田の目が老犬のブログを捉える。過去記事を全消去され、非公開設定にされている。老犬の口は悲鳴の形に開いて硬直し、いくらかの人糞が舌にへばりついている。

 しなもん神よ、許し給え。

 増田特定の一体を捜して、屍をひとつひとつ検分していく。見つけた。エロブクマ専用サブ垢を晒された若者の屍体。

 反逆者はオフパコの記録を、互助会行為者はサブ垢を晒される。

 "彼ら"はこのアカウント互助会だと考えた。

 まさにおまえが仕向けたとおりだ、と増田は胸に言い聞かせる。見るがいい――おまえが意図したとおりになったのだ。"彼ら"がこの屍体たちを互助会に通じていると疑わせるよう仕向けた。匿名ダイアリーの連中は弱い。数も少ない。抗争に勝つためには「表」のやつらを疲弊させる必要があった。「表」のやつらに疑心暗鬼のタネを植え付ける情報戦ならおてのものだ。だが――。

 増田は想定していなかった。"彼ら"が――「はてな村」の連中がここまでやるとは。

 わたしの落ち度だ、と増田は目を瞑る。

 わたしがこの人たちをこんな目にあわせた。

 すなまい、ほんとうに、ほんとうにすまない。おりかさなった「フレンド」関係アカウントたちのほうに上体をかがめて、増田は十字を切り、小声で唱える。「父ともちおシナモン神の御名によりて(イン・ノミネ・パトリス・エット・モチーヲォ・エット・シナモス・サンクティ)」

「ミエド……ミエド……」

 おそろしい、おそろしい(ミエド・ミエド)。

2015-10-28

はてな村人ゲーム」のルール説明

以前ははてな村威信値を競うソーシャルゲームだったと言ってたかと思うが、今は威信値など殆ど関係ない。

最近は一撃死ありの人狼っぽくなってきている。

以前のはてな村

『はてな村オンライン』の遊び方

今のはてな村

はてなブックマークは安全な観客席じゃない。“戦場”なんですよ? - シロクマの屑籠

しかしまだまだ精神科医ロートルなので、そのうち狼陣営と村人陣営しか見えていない。

現在はてなには4つの勢力が有る。彼が提唱したモデルはもはや時代遅れである




陣営 =シロクマのいうはてな村オンラインはここの世界の話。戦力的には強いがみんなマウンティング欲が強すぎて常に仲間割れしており統制がとれていない。モヒカン族とも呼ばれ、論理で人をなぎ倒すことに無常の喜びを感じるサディスト軍団

村長絶対的人狼) 本人は支持を出すだけ。他の狼がいなくなるまで吊ることができない。

精神科医   (狼) 最近血に飢えている印象。 その割に3年ぶりの復帰戦で不甲斐ない姿を見せていて威信値だだ下がり。雑魚ばっかり狩ってないでちゃんとやってほしい。

ブックマーカー(狼) 共食いをすることがある。

増田     (狼) 共食いをすることがある。

はてな村ウォッチスレ(狼) 猫又を殺すことに命をかけている狼陣営からしたら迷惑な狼。

ミニマリスト狂信者) 思考シンプルライフな人たち。あらゆることが大雑把。

            そのためか村と狼の区別がつかず漠然と村を嫌っている、

            狼を攻撃しようとして実際は村の不利益になるようなことばかりしており結果として狼陣営に味方しているバk




陣営 =戦力の高い人間はみんな狼になるクソ仕様のため戦力は低いが数だけは圧倒的多数まれに狐や狼に乗っ取られることもあるが基本的に善良。人の話をまともに聞いてしまうがゆえに狼の攻撃に弱い。

はてな村奇譚絶対者) 誰よりも村について詳しいが位階が高くなりすぎて彼のメッセージは誰にも伝わらず誰から村民扱いされない孤独神様

しなもん  (占い師) すでに亡き存在。 占い師を失った私たちは誰の導きに従えばよいのか。

あざなわ  (霊媒師) 傍観者死体が出た後でネタにするだけ。彼が試合中に口を出した場合は真っ先に両陣営から吊り・噛みの対象

hage 、to isyu(共有者)絶対的白。 文句をつけた村人や、共有者騙りをした狼は次の日無残な死体となって……。

?     (狩人) 誰も仕事しているのを見たことがない。すでに噛まれて死んだのではないかという説が濃厚。

ブロガー  (村人) 狼に襲われるのを待つだけの哀れな存在。いつ噛まれるか戦々恐々としている。

はてな女子 (猫又) 吊ると村人を犠牲にして死ぬ。狼が噛むと狼が殺される。村陣営とは言え近寄りがたい人々。

Naverまとめ系(逃亡者) 斧で脳天かち割られたりしてるけど今日も元気そうでなにより。記事の内容があんまり記憶に残らないんだよね……


陣営新興勢力にしてはてなブログの主戦力。リアルではぼっち人間ネット気持ちいくらい濃い繋がりを求めた結果生まれた新種。はてブより金がほしいと考える。従来の働き方にとらわれない=従来の枠組みで言う「無職」の人が多い。人の話を聞かないのでモヒカン族攻撃無効化できる。


アフィリエイター(狐)  占い師に占われると死ぬがこの村に占い師はいないので吊られない限り無敵。潜伏が基本だが名前が売れるまではギリギリライン炎上狙いをしかけてくる人もいる。

かくいう私も狐でね(狐) 3年以上やっててまだ儲かってないみたいだけどブログで食って行きたいらしい。オタ充やウェーイ系を騙ることが多い。狐であるがゆえに冬眠していた3年ぶりに出てこようが狼であるかぎりは彼を直接倒すことは出来ない。

サイバー眼鏡   (狐) 狐陣営は失うものがなさすぎる人が多くて無敵感ある。狐陣営精神科医のお世話になっている人も多いがブログ一生懸命書くよりまずお薬ちゃんと飲んで休んだほうがよくね?

互助会     (背徳者) 某人財プロジェクトなどのように記事の内容はよくても互助会認定されると村から吊られる。彼らが狐の代わりに吊られ続ける限りは狐陣営は戦力が温存され続ける。




恋人陣営 =はてなは意外とオフパコ多いらしいがオフパコCOすると吊られるので潜伏していることが多い。基本的に潜伏しているので害は無いが数が増えると空間ピンク色に染まるため注意。

恋愛工学     (キューピッド

ウェーイ系    (恋人)  

2015-07-15

増田むかしばなし 〜Nettouchi とわるいいぬ

 はてなしなもんは二〇一三年の六月に死んだ。その後、ミニマリスト時代になった。物語舞台はこの時代であるはてなダイアリーにもはてなブログにも長文を読み書きできる者が誰もいなくなった時代。終わりが近づいていた。当時のはてなでは、インターネットの終わりを待ち望む者と待ち望まない者がいた。一方は右翼、他方は左翼。ただし、両者は渾然一体としていた。彼らにも自分たちを見分けることはできなかった。なぜなら、インターネットの終わりは毎日毎秒ごとに訪れるから。それは、日本が滅びる前のことだった。



 アナニマスダイアリーと呼ばれる古いサービスがあった。そこに、増田という若い増田がいた。人は彼のことを増田と呼び慣わしていた。「名無し」を意味する古い言葉だと人は言う。彼は美しかった。彼の書いた記事はさして評判を呼ばなかったが、いつも寄り添うように一本のブクマがついていた。Nettouochi は彼を愛していた。

 Nettouochi は向かいの家に住んでいた。ブクマ生計を立てていた。気が狂わんばかりに増田を愛していた。朝も昼も晩も、ブラウザから増田を見つめていた。眠れなくなった。

 ある晩、ねつけなくてベッドの上で寝返りをうちながら、彼女はひとりつぶやいた。

「休めない。あのひとのことを考えると、おなかがポカポカする。涙がまぶたのまわりにあふれてしまう。痩せこけて、いばらのよう(ずっと働かず増田にはりついているせいだった)。あのひとの名前がたえず気にかかる」

 翌朝、彼女は服を着ると、青と白でおおわれたトップページをすっとばし、通りを渡った。そして、ブラウザの縁をたたいた。増田は不機嫌そうに眼をあげた。ネカマ仕事邪魔をされたからだった。彼女は、あなたを愛していますあなたの妻になれたらどんなにうれしいでしょう、と言った。さらにこう言い添えた。

あなたのすべてが好きです。あなたの文字の響きさえ好きです。あなたにとって、自分の文字の響きとはなんでしょう。ただの文字です。でもわたしにとっては、命をかきたてるものなのです。」

 増田脱糞した。女を見た。考えさせてくれと言った。その申し出は光栄だと言った。夕暮れと夜と夜明けの時間をくれないか、よく考えてみるからと言った。



 翌朝、正午のホッテントリ更新される前に、増田は Nettouochi の家の戸をたたいた。彼女は招き入れた。増田彼女のほうを向くと、その手で彼女の手を包みこんだ。おまえの夫になることを考えてみた。ただし、結婚についてひとつ条件があると言った。

「Nettouochi よ、おまえのブクマ速度はアナニマスダイアリーで一番だという。はてなトップを飾る他の増田記事とおなじように美しいホッテントリを作ることができるだろうか? わたしにはどうしてもできないのだよ」

 そう言いながら、増田は腰に巻いていた自作記事を Nettouochi の手に託した。

 Nettouochi は記事を手にして、顔を赤らめた。その記事には、増田からだのぬくもりが残っていたから。彼女はこう答えた。

「やってみます増田だってわたし、あなたの奥さんになりたいのですから。きっと満足してもらえると思います

 Nettouochi は何日もぶっつづけで自演した。何日も徹夜した。でもどうしても、まったく3 users 以上を呼べる記事は作れなかった。

 連日の徹夜の疲れに、ついに成功しないのではないかという怯えが加わった。情けないブクマカだという悲しみに、約束を守ることができないために増田に見放されるという苦しみが伝わった。

 絶望がやってきた。PCの電源をつける意欲が失せた。食事も喉を通らなくなった。彼女つぶやく

「わたしは彼を愛している。わたしにはブクマの腕がある。休まず働いている。でもどんなにがんばっても、できない」

 彼女はひざまずき、神に祈った。

「ああ偉大なるコーギーよ、助けにきてください。増田の妻になるためには何が足りないのでしょう」



 ある晩のこと、Nettouochi が泣いていると、扉をたたく音が聞こえた。彼女はろうそくを手にした。

 ウィルスを防ぐために共有ソフトで落としてきたセキュリティソフトに顔を近づけると、見慣れぬヨークシャーテリアの姿が見えた。

 Nettouochi はおずおずと扉を開けた。テリアは言った。

「怖がることはない。わたしは夜に迷ったわんこだ。アナニマスダイアリーを覆うゴミ記事の霧をかきわけここまでやってきた。夜に灯るこの家の液晶が見えた。迷惑でなければ、ちょうどいいウォッチネタを少し所望したいのだが」

 Nettouochi は客を招き入れた。

青二才の新作をごらんにいれましょうか」

「いや、kawango と浩光先生のバトルのほうが良い」

 テリアネタをかじった。かじりながら、Nettouochi がこっそり涙をぬぐっているのに気づいた。

「娘よ、泣いているな」

 Nettouochi はおっしゃるとおりです、と答えた。

「わたしは増田を愛しています。こんな時間まで働いているのも、増田ホッテントリを作ってあげると約束たからなのです。でも、夜を日に継いで五週間もたったというのに、ちゃんとした記事に改良できないのです。これをごらんになってくださいまし」

 テリアはほほえんで言った。

「待て。世間は狭いと言うべきか、偶然は不思議ものだというべきか。たしか、わたしの首にかけてある袋に、それと実によく似た記事が入っているはずだ。」

 二人は記事を見比べ、同じ文体、同じ内容で 300 users をこえていることを確認した。同じでない単語は一語もなかった。同じでないダジャレひとつもなかった。

 ところが Nettouochi はにわかに泣き崩れた。そして言った。

「わたしが泣いているのは、自分が貧しいからです。その記事にはすくなくとも三〇〇〇はてなポイント、色付きスター七十個の値打ちがあります。わたしにはとても買い取ることができません。わたしは増田と一生結婚できない。」

 テリアは Nettouochi のすぐそばまで寄ってきて、その禿げ上がった頭を舐めた。そしてこう語りかけた。

「おまえが望むなら、ただでそれをやろう。」

「何と交換に?」と Nettouochi はテリアの舌を払って聞き返した。

「たあいもない約束と交換に」とテリアは言った。

「どんな約束?」

「わたしの id を忘れないことだ」とテリアは言った。

「お名前はなんと?」

「わたしの idkanose」とテリアは答えた。

 Nettouochi は思わず笑い出した。手をたたいた。そして言った。

kanose、そんな簡単な名前をどうして忘れることができましょう。からかってらっしゃるんだわ」

からかってなどいないよ。そんなに笑うのはよしなさい。いいか、一年後の同じ日、真夜中のこの同じ時刻、もしおまえがわたしの id を忘れていたら、おまえはわたしのものになるのだ」

 Nettouochi はいっそうたからかに笑った。

名前をおぼえてることくらい簡単だわ。でも、あなたをだましたくはありません。わたしは増田を愛してます

増田との約束のことはすでに聞いた。だが、わたしと交わした約束のことも忘れてはいけない。わたしの id を忘れてはいけない。記憶がおまえを裏切ったときには、その増田には気の毒だが、おまえはわたしのものになるのだ。」

「おなじことを繰り返しているのはあなたです。わたしはばかではありません。 kanose という名前をおぼえていることは、Nettouochi という id をただしくおぼえているよりむずかしい仕事ではありませんし、自分id をおぼえていることにログインするとき苦労した記憶もないように思います一年後、あなたの腕に抱くのは風と後悔だけでないかと心配でなりません。」

「あるいはそういうことになるかもしれない。」 kanose不思議な笑みを浮かべてこのような言葉を言い放つと、家を出て、また闇のなかへ去っていった。


 

 二人は結婚した。結婚式はトピシュが取り仕切り、オフ会マニアプログラマー大学院生メンヘラネカマなどが列席した。

 nettouochi はホッテントリ記事をかかげて、増田の家を訪れた。増田は妻に idパスワードを教えた。彼女不要過去記事を削除した。風呂に入り、髪を上げ、首のところでリボンをまとめ、右手iphone を持ち、床に横たわり、脚を開き、男を受けいれた。ふたりとも幸せだった。九ヶ月がたった。

 九ヶ月目の終わり頃、日課のアナニマスダイアリー巡回をしているとき、Nettouochi の顔がにわかに曇った。

 あの夜、彼女のもとを訪れたテリアのことを思い出した。そのとき交わした約束を思い出した。そのテリアid を思い出そうとしたとたん、ふとその id が頭から逃げ去った。

 その id は肛門の縁まで出かかっているのに、彼女はそれを排泄することができないのだった。その id は腸壁にこびりついていて、そこにあると感じているのに、それを蠕動させることも、放屁することも、発音することもできないのだった。

 気が動転していた。彼女は室内を歩きまわった。あの夜自分が口にした言葉を繰り返したが、その時の仕草、あのテリアブクマした記事、その毛並み、その言葉、その言い回しは思い出せても、その id は思い出せないのだった。

 

 彼女は眠りを失った。

 悲しみが寝室に忍びこんだ。夜になると彼女は怖がり、夫の記事へのブクマを拒み、背を向けて失った id を探し求めるのだった。

 夫は驚いた。

 Nettouchi は炎上するようなブコメを残すようになった。炎上しないときは、ブクマすること自体を忘れた。アナニマスダイアリー巡回しなくなったので、クソみたいなイデオロギー論争であふれるようになり、煙が立った。それほど彼女は失われた id を思い出そうと必至になっていた。

 夫は怒った。

 彼女は痩せていった。また茨のようになっていた。アナニマスダイアリーに Nettouchi 以外のブコメも一切実らなくなると、ユーザーもいなくなった。すべてが静まりかえった。

 夫はいきなり妻をぶった。

「おまえは泣きすぎる。そんなに泣くなら、これからはおまえのことを sabacurry と呼んでやろう。この村に潜む魔の id でおまえを呼んでやろう。まるで一日中泣いてばかりいるおまえとおなじように、一年じゅうわけのわからないブクマをつけてまわっている、その id でおまえを呼んでやろう」

 Nettouochi は言った。

「わたしはあなたに嘘をつきました。あのホッテントリ記事はわたしのではありません。わたしにはそれへブクマをあつめることはできませんでした。わたしはずるいことをしました。わたしがどうしても記事改善できないでいると、あるヨークシャーテリアが扉をたたきました。その人はわたしにホッテントリ記事をくれました。わたしは、一年後にそのテリアid を忘れてしまったら、彼のものになるという約束しました。もう九ヶ月以上たちました。id って何でしょう? id をおぼえるより簡単なことってあるでしょうか? 増田ということば、どうしてそれを忘れることがありましょう? あなた名前、わたしはそれを『退会理由』欄に書いてアカウント削除することでしょう。それなのに、あの名前はどこかに行ってしまった。」

 増田は近づいてくると、ホッテントリ記事を放り捨て、妻を抱き寄せた。

「泣くな」と彼は言った。「おまえが好きだ。わたしがその id をみつけてやろう。さもなくば、そのテリアを見つけてやろう」



 増田は旅に出た。二時間歩くと、すっかり疲れてわんわんパーク跡地に座った。彼は泣きだした。すでに十ヶ月目のなかばになっていた。不意に彼の前にシロクマが鼻先をつきだした。シロクマは言った。

「なぜ泣いているの?」

「傲岸なテリアを探しているのだよ」

 シロクマは言った。

「ついておいで!」

 導かれると、そこは大きなお城だった。城の中庭では、従僕たちが大きな黄金のアドオンを磨いていた。

「よろしかったら、どうしてそのアドオンを磨いているのか、わけを教えてもらえませんか。」と増田は聞いた。

「ご主人様がもうじきアナニマスダイアリーへご出立なさるんだ。若いブクマカを探しだして、結婚するのさ」と従僕たちは言った。

「その御方の id は? さぞかしこアドオンに劣らず立派な id に違いない」

「そうとも。加野瀬末友さまの、kanose さまのアドオンときちゃあね」

 増田はみぶるいした。

 彼は城を出た。加野瀬領土を後にした。ちなみに、加野瀬とはニフティサーブのかつての住人たちが地獄(彼の瀬)をさして言った言葉である

 ちなみに地獄とはこの世のあらゆる人間たちがインターネットを指して言う言葉である

 彼はアナニマスダイアリーを目指して走った。彼は kanose という id を繰り返していた。繰り返しながら、頭に刻みこんでいた。懸命にその名を繰り返していた。

 アナニマスダイアリーにつくと、店長記事が迎えたお祭りが行われていた。彼は立ち止まった。その隠し切れない顕示欲が美しいと思った。浮かれ騒ぐブクマカたちに見惚れた。そのとたん、空腹を感じた。

 からだを起こし、id を言おうとした。それはすぐ間近、肛門の縁まで出かかっていた。近づいてきたかとおもうと、肛門から逃れ去っていった。だが、それを妻に告げる段になると、その id は完全に奥へ引っ込んだ。

 彼は息も絶え絶えに妻に自分アカウントログインするよう言った。

あいつの id をわたしの本アカウントに書いた。それを使うのだ」

しかし、あなたの本アカウントを暴き出したら……」

 彼はしずかに首を振った。

「もういい。人を呪う人生にも飽きた。信じてもいないイデオロギーを信じているふりをし、嫌いでもない id罵倒するのはもう疲れた。かつて、わたしにも名前があった。本アカがあった。それをおまえのブクマとともに永遠にしてくれ」

 そして、増田は床に崩れ落ち、息絶えた。

 

 

 増田の命が尽きると同時に、深夜の最初アラームが鳴り、にわかに風が起こってブラウザ勝手に立ち上がり、地獄テリアが戸口に表れた。

 テリアはしっぽをふりながら進み出た。彼は Nettouochi の手を舐めようとした。彼女は手を引っ込め、こう言った。

「なぜわたしの手をお舐めになろうとするのですか」

「わたしの id をおぼえているか、 Nettouochi よ」

「もちろんです、わたしはあなたのお名前をおぼえております

「では申せ。わたしの id はなんという?」

 Nettouochi は笑みを浮かべて亡き夫のアカウントはてなログインした。

kanose加野瀬末友。地獄kanose 。それがあなたのお名前です」

 すると、テリア叫び声をあげた。あたりが暗くなった。メイン、サブ両方のPCの電源が落ちた。今、ガリガリと悲鳴をあげてフリーズしかけているわたしのこのPCのように。

 話をするものは誰もがフリーズするものだ。

 そして、闇夜に犬の遠吠えだけが響いた。



 Nettouochi が勇気をもってふたたび自分アカウントログインすると、テリアはすでに姿を消していた。

 Nettouochi は冷たくなった増田に寄り添い、その唇に最期のくちづけをしようとした。

 アナニマスダイアリーはいまでもそうであるように、あまりに暗かったので、Nettouochi はブクマを集めて users 表示を紅くし、男の顔のそばにその 10 users を置いてから、おおいかぶせるようにして、静かに横たわっている男にそっとブクマをつけた。

2015-06-22

サンプルページ

これはサンプルページです。同じ位置に固定され、(多くのテーマでは) サイトナビゲーションメニューに含まれるため、ブログ投稿とは異なりますサイト訪問者に対して自分のことを説明する自己紹介ページを作成するのが一般的です。たとえば以下のようなもの

はじめまして。昼間はバイク便メッセンジャーとして働いていますが、アイドル志望でもあります。これは僕のブログです。京都に住み、しなもんという名前かわいい犬を飼っています。好きなものはピニャコラーダ (通り雨に濡れるのも) 。

または、このようなものです。

株式会社はてな2001年の創立以来、高品質小道具を皆様にご提供させていただいています。ブブヅケ・シティに所在する当社では50名以上の社員が働いており、様々な形で村のコミュニティへ貢献しています

新しく はてなユーザーになった方は、ダッシュボードへ行ってこのページを削除し、独自コンテンツを含む新しいページを作成してください。それでは、お楽しみください !

2015-05-26

コンテンツに金払う奴はそれ以外の人間を殺してもいい理論について

 日本人という生きもの今日主語)は神の愛を知らないものですから基本的に愛だの幸せだの権利だのセックスだのはすべて金で買えると考えています

 というか、金でもって費やした額でしか、ある対象についての愛情定量的に推し量るすべはないわけです。ないと考えられているわけです。

 それはまあ、しょうがないです。

 問題は、日本人という生きもの(以下、私たち)が暴力行使する権利までも手放したコインの重量で決定されると思い込んでいることで、この手の信仰倫理的にただしくないよと活字上では言えたとしても、現実生活意識するのはなかなかにむずかしい。

 たとえばファミレスバイト店員のサービスが悪い。マックの店員の笑顔に嘲りが含まれている。デパ地下で購入したおかきにひびが入っていた。

 これらはすべて担当者をゲザらせるに足る理由となりえるように私たちには思えます。むしろ、膝をついて頭に床につけて誠心誠意詫びを尽くし、その上でこちらの懐に「どうかこれでお納めを……」と年間無料パス的なサムシングを忍ばせる以外にどんな解決法がありうるというのか。私たちにはそうした謝罪を受ける権利があるのではないか。だって金を払ったんだから

 そうですね、その主張はただしい。

 圧倒的に正しい。

お客様は神様です」という慣用句三波春夫本来どんな意味文脈で用いたとしても、RT大炎上時代を生きる我々の目には「お客様GOD」という極めて自明論理的な構文にしか映りません。

 それでいいんです。

 販売者に手落ちがあったら徹底的に責めればよろしい。土下座でも営業停止でもなんでものませればいい。

 だってお金を払ったんだから私たち神様はいないんだから

 

 で、本題に戻ります

 金を払えば製造者販売者暴力をふるっていいのはわかった。

 では、同じコンテンツを嗜んでいる他のユーザーまで殴っていいのか?

 試食コーナーに提供されたおかきをポリポリ食って訳知り顔で「やっぱ関西人はおかきの作り方を知らんわ。赤坂柿山の爪の垢を煎じて飲めよ」とコメントしたおばあちゃんにカチンときたからといって、ひざげりを食らわす権利私たちにあるのか?

 あまつさえ、そのばばあがくるりとこちらをむいて、「あんたみたいな嫁き遅れにおかきの味がわかるんかい?」とからまれ、その時に、相手のしわくちゃ面が先日見合いしたアンパンマンみたいな顔をした地方公務員母親酷似しているのに気づいて大変に不愉快な思いをしたとしても、手をあげてはいけないのか?

 だってこちらはお金を払っているんだよ?

 

 汝が隣人を愛せよ。

「オタ仲間同士は性別やこじらせ具合を越えて仲良くせよ」というゴッドの教えです。

 神の教えです。

 私たちに神はいません。

 神がいないので倫理がありません。

 倫理がないので格律が、基準がありません。

 だから殴ってもいいんです。本当のところ、私たち暴力理由なんていらないのです。

 理由なんてものは二千字のレポート要求された大学生にとっての最後の二百字にすぎません。

 埋草なのです。冗言なのです。意味なんてないんです。

「私はコンテンツに対して人一倍金を払っているので、忠誠心に劣る他のユーザーを殴る権利がある」?

「私はコンテンツに対して人一番時間を費やしているので、理解に劣る他のユーザーを貶す権利がある」?

 単なる文字列です。

 熟読しようが音読しようが、そこに意味なんて発生しない。

 なぜ私たち他人を殴れるかといったら、殴っているから、殴ったから、殴るであろうから、それだけでしかないんです。

 オタク世界はすべてアクション構成されています言葉はなんの力もありません。言葉はなにも生み出しません。

 ここはすでにファイトクラブです。人は人にすぎず、出来事出来事にすぎない。インターネット以前からtwitter以前から

 私事ですが、最近サブ垢を、twitterのサブ垢を消しました。

 Facebookアカウントなんて最初から持っていません。LINEもやってません、といいたいところですが、極めて遺憾なことに現代社会必須ツールです。

 私たちしなもんの荒れ狂う胆管です。

 私たちは夜毎夜ごとにあなたたちのブックマーク一覧を巡回する死せるオフィーリアです。

 永遠の命が欲しいならまず死ぬことです。おまえはタイラー・ダーデンと知り合いか、ちかごろ私たちはよくそう聞かれます

 大丈夫私たちはすべての感情を金で買えます

 怒りはコンサートチケットS席の値段です。

 喜びは本編BD一巻分の値段です。

 蔑みは作っている本人たちすらももうなんのためにどういう理由があって作ろうとしたのかわからないサブキャラネタフィギュアの値段です。

 私たちはあるとき、突然、悟ります

 いつものように難癖をつけて泣き土下座させているガストバイトこそ、輝ける運命の人なのだといつか突然気づきます

 その人は、ひとしきり泣いたあと、はれぼったいまぶたをごしごしとこすりながらきっとこう言います

理解して」

あなた理解しさえすれば脱出できる」

「逃れられる」

「墜落を回避できる」

「そのために、話して」

あなたがこれまでの人生を話せるようになって、しかも忘れることができたら」

「そうしたら、一緒に新しい人生をはじめましょう。末永く幸せ暮らしましょう」

2015-03-27

あいうえお削除かきくけこ

みだし

こみだし
ここみだし
定義
リスト
定義
リスト

ここは引用文です。

ただのブロックとして使うこともできます

整形済みテキストです。

しなもん((はてなマスコット犬))はお散歩が好きなんです。

http://d.hatena.ne.jp/images/diary/s/sample/2004-08-20.jpg

2015-03-26

http://anond.hatelabo.jp/20150326103853

しなもん」は恐れ多くて使えねーよ。

「しなえもん」いいな。どらえもんも猫だし。

結局「しな」って呼ぶことになりそうだが。

2015-03-18

忠犬たちよ

Jackよ、しなもんよ、愚かな飼い主たちの心根を叱ってやってくれ。

2015-03-12

「ネヲチ界のケルベロス」と呼ばれたころのkanoseを知らない人間

幸せだ。

無垢そうなヨークシャー・テリアである彼をただ愛でていればいい。

でも私達は覚えている。

狂犬のひきつった嘲笑を。

血に塗れた牙の鈍光を。

昔は誰もが知っていたのに、今となってはもう存在すら忘れ去られてしまったidたちの断末魔を。

人は彼ははてな村村長だと言う、あるいは長老だと言う。誰もが畏敬する。

なぜだ? ただ古参だというだけで、ただ居座った、意地汚く居残ったというだけでそこまで?

間違えるな。彼は居座ったのでも居残ったのでもない。

「生き残った」のだ。

かつて、はてな戦場だった。今となってはもう語るものすらいないほどの昔の話だ。だが事実だ。

そこは天上の地獄だった。毎日だんじり祭だった。憎しみが連鎖し、血が血であらわれ、idコール果し状がわりの白い手袋マッチョウィンプのケツを掘り、非モテどもには要は勇気がなかった。そんなキリング・フィールドで「ただ生き残る」ことがいかに至難であったか。あの時代を体験した人間で、自らの手を汚さずにいられたものなどいなかった。

そうして、上から目線ゲームバベルの塔ばりの高さに達したとき、かつてはてなでバトルを繰り広げたバトラーウォッチャーたちは神の怒りに触れ、そんじゃーねとばかりに現実へとディアスポラし、転職したり共著を出したり単著を出したり映画化されてみたりTBSラジオでメインパーソナリティを務めたりインターネットバカ暇人のものにしてみたりモテないやつは脳に問題があると言ってみたり秋ごとに翻訳小説ハゲラッパーに紹介したりメンヘラとヤったり自分が死んだあとの世界を計劃してみたり女子高生野球部マネージャーピケティを読ませてr>g野球に目覚めさせたりした。

名も無き弱者たちは地下へと潜り、今は増田と呼ばれる非ブログアクターとして現代はてな社会を新しい暗黒に追いやっている。

だが、彼だけは違った。

彼だけは、はてなを離れなかった。離れられなかった。なぜか。神がその存在を許したからだ。ここに在るように命じたからだ。

疑うなら最寄りの神社へ行ってもらいたい。

門の両脇に据えられた、二匹の犬の像を認めるはずだ。

彼らは地上につかわされた神使であり、エジプトスフィンクスなどとも起源を一にするという。

向かって左の犬の像は、阿形、すなわちサンスクリット語における「しなもん」を表し、

向かって右の犬の像は、吽形、すなわちサンスクリット語における「ケンケン」を表す。

はてなには狭き門も広き門もなく、ただ遺物ARTIFACT)を護る番犬がいるだけだ。

私達はその犬を、犬たちを畏れる。彼らは古参から。彼らは生存者だから。彼らは勝者だから

私達は犬たちを忘れることができない。

犬たちは不滅だ。たとえ肉体的な死を迎えたとしても、その眼は常に生き残る。左の犬の眼は私達を愛し、慈しむ。右の犬の眼は私達を監視し、専制する。

「カノセ」は「カオス」がなまった言葉だという。私達はそれを信じる。

はて「な」を「支」配する「者」、秩序(コスモス)を司るしなもん対置される混沌。陰と陽。ふたつでひとつ世界

しなもんとはkanoseであり、kanoseシナモンである、というのは単に「神とは神のことである」とトートロジックに言明しているにすぎないだろうか?

そう、彼らは神である。自らに命令し、自らに従う最上位の権力だ。

今なら私達はローマの偉大なる詩人ユウェナリスの疑問に応えることができる。

"しかし、誰が見張りを見張るのか?"

私達はその犬の名前を知っている。その半身たる半神は今もここに在る。

すべてはしなもんkanoseの導きのままに。

http://anond.hatelabo.jp/20150312042513

2015-03-11

しなもん会長の銅像作れないかな

今日久しぶりにメンテナンス画面見てふと思ったんだけど、

「くらうどふぁんでぃんぐ」でもなんでもいいんだけど、

お金集めて作ってあげられないかな。

実物大で、ちょこんと座らせて、ご機嫌な顔で舌を出してて、もちろんテニスボールとか置いとくの。

幾らくらい掛かるのかな。

2015-03-07

今年は生まれて初めて

Jリーグとやらを見てみようかと思ってる。

そういや増田Jリーグ観戦のすすめというか心得的なものがあったような…

と思い出し、はてぶを開こうとしたのだが、混み合ってるんだって

俺の超実用的な無言ブックマークにたどり着けねえ

しなもん、頼むで

2015-02-19

anond:20150219121714

そんなあなたはてなハイク

 

こゆいひともうすいひともいて世間を織りなす壮大な群像劇なのであった。

 

提供はてな しなもん ます

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