そりゃそうだよね。
ここはジャパリパ・・じゃなかった、ススキを中心として雑草が多数生えてる空き地としたときに、ある日突然その一角にセイタカアワダチソウが生えてくるわけですよ。数本寄った状態で、しかもものすごい勢いで。
セイタカアワダチソウは内輪でこんなことを言いながらすごい伸びてるわけです。
「茎太いですね!」
「私も成長しなきゃ!」
セイタカアワダチソウが空き地全体のことを気にせず内輪で褒め合って伸びていると、当然既存の草に影響が及ぶわけです。目立つと当然ススキからクレームが入ります。
「セイタカアワダチソウが最近目立って景観の邪魔」
「土に毒を染みこませるなよ。みんな枯れるだろ」
「セイタカアワダチソウの躍進は生態系の危機。空き地の価値がなくなる」
そう言われて黙るセイタカアワダチソウではなかった。
「生えていい植物の制限があるんですか?ないなら勝手に生えて良いですよね!?」
「管理人さんが刈りに来ていないんだから勝手に伸びていいでしょ!」
確かに言うことは一理あるような気がするものの、セイタカアワダチソウがぎっしり埋まっている光景の見栄えの悪さというのもなかなかのもの。まんべんなく生えて、客観的に見てそれなりに目立つべきところが目立てば良いんじゃないでしょうか。
それから、この数年セイタカアワダチソウ対ススキの攻防を繰り返しているうちに、セイタカアワダチソウの中には周りの批判を気にせず一本松の如く堂々と生えてるのもあったりして、ススキ側から「もうあれはいいや」みたいな扱いを受けていたりするので、セイタカアワダチソウさんサイドに必要なのはある程度の妥協と融和なんじゃないかとも思います。ススキ側もね。