はてなキーワード: しなもんとは
社会科の授業の一環で株式会社はてなの会社見学に訪れたぼくたちの班が連れて行かれたのは、予想していたような明るいオフィスフロアではなく、じめじめとした暗い地下室だった。案内のお姉さんに従って戸惑いながら階段を下ると、そこでは部屋いっぱいのウェルシュ・コーギー・ペンブロークが、不恰好に長い胴に備えつけられた金具で太い柱につながれ、はあはあと舌を垂らしながらその柱を重たそうにゆっくりと回していた。その様子を背に、私たちはこうして電力を作り出しているのです、とお姉さんは得意気に語った。犬の回転で発電する仕組みが図解されたパネルが不気味に灯った。
コーギーさんたち、あんなふうに口を開けて、笑っているみたいだね、と班の誰かが言ったけれど、柱を回す犬たちの目を見ていたぼくには、その表情はむしろ虚ろに感じられた。犬たちは目の前の犬のお尻を見つめながら、短い脚で床を蹴り、一歩一歩、円周に沿って同じ道を歩く。
最近では原発が……と慣れた様子で流暢に語るお姉さんの声をBGMに、コーギーたちは笑わない目で舌を垂らし、柱の周りをぐるぐると周る。犬がぐるぐると周り、班の誰かがお姉さんに質問をし、犬がぐるぐると周り、お姉さんがそれに答える。それを繰り返すうちに、お姉さんが何気なく時計に目をやり、そうして、与えられた見学の時間が終わった。
最後に質問は、と言うお姉さんにぼくは手を上げて、あのコーギーたちの中にいるんですか、会長は、しなもんはいるんですか、と尋ねると、お姉さんは少しの間だけ怪訝そうな顔をして、それから、その日いちばんの満面の笑みで言った。「あそこにいる犬みんながしなもんで、会長なんですよ」その言葉にみんなが拍手をして、見学は終わった。
みんなの最後尾について地下室を去ろうと階段に足をかけたとき、後ろでブザーが鳴った。その音にぼくが振り返ると、天井からぱらぱらとドッグフードが落ちてくるところで、コーギーたちが床に落ちた餌を舌ですくっていた。そのうちの一匹と目が合った。彼は一瞬、虚ろな目で笑ってみせて、ふたたび柱を回す作業に戻った。
ビスケット・グリフォンみたいなキャラはなんだかんだで慕う女キャラが出てきてしかるべしなもんだったが、妹しか出てこずにあっさり退場しおったな。割と珍しい。
しなもんは死なんもん…
なぁ
そろそろ貴様に言わなければならないことがあるんだ。
俺も今日まで言うべきかどうか悩んだ。
言わなければお前も俺も普通の生活を続けていくことができる。今までどおりにな。
だが、やっぱりそれじゃだめなんだ。偽りのなかで生きていてはだめなんだ。
それに、もう時間がないんだ。
今、俺はお前に真実を告げる。
増田を
見ているのは
しなもんと
俺と
お前だけだ。
お前が初めて増田を見たとき、俺は人生であれほど嬉しかったことはなかったぜ。
時には心苦しいながらもお前を叩いたりもした。許してくれ。
と、今話せるのはここまでだ。もうすぐすべてを知るときが来る。
そのときまでに、心の準備をしておいてくれ。
http://macaron-cafe.net/pc/index.html
http://waffle-cafe.net/pc/index.html
リンクを貼った「メイドカフェ&バー マカロン」、「ゆるコスカフェ わっふる」、どっちも吉祥寺店の該当住所に行ってみたけどなにもなかった。っていうか、見事に「なにもない」ところに住所を入れてた。よくできてんな。
帰宅してフリーダイヤル調べてみたら、片方の口コミに風俗勧誘されたっていうのがあった。危ないところだった。
ちなみに「0120-815-305」で引くと池袋の「正統派メイド喫茶 めいどるん」が引っかかるけど多分これもダミー。
http://cinnamon.tokyo/pc/access.html
つーかこの「コスプレカフェ&バー しなもん」のフリーダイヤル「0120-900-552」に至っては熊本地震の住宅補修のフリーダイヤルっぽいんだが。業務執行妨害で訴えられろ。
08/22追記)
・君は何しに行ったの??
冷やかしみたいなもん。吉祥寺は射程圏内で、今日(21日)にも近くに用事があったから、「吉祥寺に新規開店」ならなんかそれらしいもんがあるんじゃないかと思って。
あとはコスプレしてる女の子に純粋にちょっと興味があった。初稿は口が悪いけど増田も女性の端くれだよ。
・サイトは何のために作られてたの?
http://b.hatena.ne.jp/entry/369728522/comment/FOx https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1395121853? を参照(不都合であればリンク外します)。「風俗で働く女の子を吊る」ためのダミーページが件のメイドカフェHPってわけ。
19:21
・「なにもない」ところというのは、たとえばどういうところなんだろうか。
多分お互い不満がありつつも子無しなもんで、一緒に気軽に出掛けたりして平和にやってる方だと思う。
ブログにツイッター、Facebookとみなさんに報告しなきゃ気が済まないらしい。
最初のうちは、妻が一人暮らしの時は俺より料理も出来なかったぽいから、
新婚だしがんばってるのを見てもらたいんだな、まぁかわいいもんだしそのうち落ち着くだろうと思っていた。
が、いまだにSNSにアップし続ける。疲れて遅くに帰っても食事前にお預けをくらったりする。
寛ぎたいのにいちいち皿の角度とかセットしてiPhoneかまえてネットの方に頭が向かってる妻。
料理自体が凝ってたり、家庭料理でもちょっといいなと思える(誰かが参考になる)ようなものや楽しいキャラ弁とかならまだわかるんだけどさ、
「映え」を意識してるから色合いは保ってるけど、サラダとかも盛り付けセンスある訳じゃなくて「野菜」な訳。
自分ならわざわざ晒そうと思わないレベルだから、余計にもう生あたたかい目線をくれてるだけの皆さんに、わざわざ披露しなくていいだろうと。
言っておくけど何もなけりゃ作ってもらってる料理自体に不満はないんだよ。
自分は独身時代が長くて料理もそれなりに得意だけど、普段帰宅が遅いから週末くらいしか作らなかったし。
その分いま週4は温かいご飯作ってくれてるだけで感謝してるし、
おいしいなーって積極的に言うようにもしてるし勿論毎回手を合わせてご馳走さまも言ってる。
なのになんでかなあ。
本人のお母さんが料理上手だったり、女の役割みたいな古い価値観に縛られててアピールしたいのだろうか…?
料理以外でもわざわざ見せる程でもない買い物アップしたり等々。
これまでやんわりまだ撮るの?とかもういいんじゃないって声掛けてはいるんだがな。
そりゃそうだよね。
ここはジャパリパ・・じゃなかった、ススキを中心として雑草が多数生えてる空き地としたときに、ある日突然その一角にセイタカアワダチソウが生えてくるわけですよ。数本寄った状態で、しかもものすごい勢いで。
セイタカアワダチソウは内輪でこんなことを言いながらすごい伸びてるわけです。
「茎太いですね!」
「私も成長しなきゃ!」
セイタカアワダチソウが空き地全体のことを気にせず内輪で褒め合って伸びていると、当然既存の草に影響が及ぶわけです。目立つと当然ススキからクレームが入ります。
「セイタカアワダチソウが最近目立って景観の邪魔」
「土に毒を染みこませるなよ。みんな枯れるだろ」
「セイタカアワダチソウの躍進は生態系の危機。空き地の価値がなくなる」
そう言われて黙るセイタカアワダチソウではなかった。
「生えていい植物の制限があるんですか?ないなら勝手に生えて良いですよね!?」
「管理人さんが刈りに来ていないんだから勝手に伸びていいでしょ!」
確かに言うことは一理あるような気がするものの、セイタカアワダチソウがぎっしり埋まっている光景の見栄えの悪さというのもなかなかのもの。まんべんなく生えて、客観的に見てそれなりに目立つべきところが目立てば良いんじゃないでしょうか。
それから、この数年セイタカアワダチソウ対ススキの攻防を繰り返しているうちに、セイタカアワダチソウの中には周りの批判を気にせず一本松の如く堂々と生えてるのもあったりして、ススキ側から「もうあれはいいや」みたいな扱いを受けていたりするので、セイタカアワダチソウさんサイドに必要なのはある程度の妥協と融和なんじゃないかとも思います。ススキ側もね。
実際子供が大きくなるまでは忙しくてそれどころじゃなかったのもあって
今まではそれほど問題に思ってなかった。
ただ、夫自身はどうにかしたいみたいで
バイ○グラとか試そうと画策してたみたい
あたしは好きな相手と近くにいたいから、その方法としてセックスをしたいんであって
そりゃあ挿入して気持ちよくなれれば、それはそれで嬉しいけど
本当はただただ密着していられれば満足だったりする。
といって、性欲はないわけじゃなくて
それは実のところ人並み以上にあるんじゃないかとも思っていて
でもその相手は夫以外に考えられなくて
夫以外の男とするぐらいなら、キュウリでもぶっこんどけばいいんじゃないかと思ったりする。
こんにゃくなら温めればいいよな
お湯につけて人肌にして挿入してみたけど
ただ、問題があって
やってみたはいいけどあとですっごい荒れた
もうしない。
はてなに戻ると、はてな匿名ダイアリー(通称・増田)へ行き、脱糞記事群を読んだ。
途中、日本を殺したそうな若い母親が保育園に入れなかったとおぼしき子供を連れてきた。彼女は息子に「いい? すごく残酷な創作実話があるから、イヤだったら見ないでね」と注意しながら、夫婦仲について書かれた小町的な数々の名記事にからめて脱糞の真実を息子に伝えようとしていた。私はその親子の姿になぜか、妻と娘を重ねてしまった。
ブコメで、増田ブクマカのサバカリ―氏から詳しい解説を受けたのだが、「脱糞について知らないことがこれほどまでに多かったのか」と絶望的な気持ちになった。元々、まとめサイトの記事を流し読みするかのごとく15分ほどいれば良いかと思っていたのだが、気がつくと便座に1時間30分も座っていた。便秘が心配だ。
ここ10年ほどの脱糞をめぐる騒動なども多数の写真とともに紹介されていた。はてな研究所(はてラボ)の理事長・しなもん(元・犬)は、はてなのえらいひとに対して公開請求を行い、埋もれた良糞記事を多数手に入れたそうだ。すさまじき便意である。
滞在の終盤、私はどうにもこうにも情けない気持ちになってしまった。
もはや友人であるXevra氏に思いの丈をぶつけなければ平静を保てない状態になっていた。サバカリー氏がブコメを打っている最中、Xevra氏に「こっちに来てくれ」と言い、胸の内を打ち明けた。
Xevra:「ただしい読みはゼヴラだ。どうしたの」
「正直、オレは日本で最も多くの増田を執筆してきた人間だと思う」
Xevra:「うん、病気だね」
「オレは多分、この8年間で12万以上のブクマを稼いだけど、脱糞タグのついた記事を検索してみて、すべてがぶっ壊された感覚を味わってしまったんだ。いかに浅い知識をもとに、増田という本来は重い業務をやってきたのか、と。
今、こうしてこの地にいて色々な話を聞くと、これまでの増田記事を全部撤回したい気持ちになったし、もっと言うと、誰が書いたものであれ、ほぼ全部の増田を撤回したい気持ちになった。こんなサイトは存在すべきじゃないんだ。去年はちょっとみんなにウケた記事があったんで、こんな糞溜めにも社会を変える力はあるんだ、存在意義はあるんだと勘違いしてしまったけど……ほんとうはあの記事を含めてすべての増田がクソなんだ。すべての増田がウンコ製造機なんだ。
毎水曜毎水曜、ただ惰性のようにすいすいしていたことが実に虚しくなってしまった。一体これまで何をやっていたのかね……。もうオレは廃業しなくちゃいけないのかな」
Xevra:「いや、それは違う。オレだって3年前に増田に来て、おまえが味わったような感覚はたぶん一生わからないしわかるつもりもないが、こうやって野菜を毎日350g摂って瞑想と睡眠をやることが大事なんだよ。そして、この増田の存在も含めて、アジコ君は自分のやり方で皆に伝えればいいんじゃないかな」
その後、私は自分のブログで感極まり、はてなネタのマンガを流した。
こども:「――それが2014年9月。お父さんが『はてな村奇譚』を連載しはじめたときのことだったんですね」
アジコ:「そうだ。私はそれから一日たりとも350gの野菜と瞑想と適度な睡眠を欠かしたことはない。わたしは健康になった。わたしは健全になった。だが、わたしは――健常だろうか? それだけがわからない。月に1500本の脱糞記事を量産しつづける増田たちの姿を見たときの気持ちは、おなじ体験をしたものにしかわからないだろう。わたしは、彼らを度し難いと感じると同時に、理解したいとおもった。そのためにはまず、インターネットを、はてなを理解することからはじめねばならなかったのだ」
こども:「そして、『それ』は完成した」
アジコ:「そうだ。『それ』こそすべての増田を終わらせる記事だ。夫婦ネタも、政治ネタも、保育園ネタも、内部告発ネタも、すいようびも、パンチラ感想も、脱糞も、すべての増田をデータの塵に還すための最終兵器」
こども:「『おっぱいと私。』」
こども:「きみたちにはおっぱいを」
アジコ:「すべての増田たちに、おめでとう、おめでとう、おめでとう」
<完>