はてなキーワード: 食器とは
街を囲む山々のてっぺんは雪化粧ですっかり白くなっている。師走も半ばを過ぎ、世間では年末にむけて慌ただしさを増していたが、私の勤める会社のは例年になく穏やかなもので、みなのんびりと業務をこなし、そこには一年が終わりに近づくしんみりとした空気と、その前に控えたクリスマスに対する浮かれた空気が混在している。
その日も、五時を回るころには私の業務はあらかた終わってしまい、六時の終業までの時間を自分の席でもてあましていた。することがなくなるなんて、普段なら考えもよらない。たとえ休日を家で過ごすとしたってなんだかんだで忙しい。いつだって体や頭を動かしているのが当たり前で、不意に何もしていない時間が訪れると、なんだか悪いことをしているような後ろめたい気持ちを感じてしまうのだ。
何かすることはないかな、と思い、作成した書類やファイルをもう一度点検したけれど、仕事は出てこない。
「八坂さん」
居心地悪く椅子の上に佇んでいると、同期の、そして高校時代からの知り合いでもある月島君が話しかけてきた。
「コーヒーでもどう?」
そう言って、彼は笑った。特別整った顔立ちというわけではないけれど、逞しい体と、爽やかで人の良さそうな笑顔は、会社の女の子に好感を持たれている。高校時代は野球部のキャプテンで、当時もそれなりに人気があった。
「そのかわり、年明けからは大変そうだけれどね」
そう答えてから、私はコーヒーを口に含みかけ、普段とは違う香りに気が付いた。
「ちょっと、これ、課長の私物の、あの高いコーヒーじゃない?」
「あ、間違っちゃったかな」
月島君はおどけてみせたが、ボタンを押すだけで出てくるコーヒーメーカーのコーヒーと、間違えようがない。
「ま、課長もたまにはこれくらい部下たちにサービスしてもいいと思うよ」
彼は微笑しながらそう言った。
「たち?」
辺りを見回すと、課長は丁度席を外していて、シマのみんなは一様に淹れたてのコーヒーを啜っている。部屋にはいつのまにか、コーヒーの良い香りがたちこめている。
「知らないわよ」
「大丈夫だよ。課長は通ぶってるけど、違いなんかわかりゃしないんだ。こないだ、コーヒー頼まれてインスタント持って行ったけど気が付かなかったし。ちゃんと確認済み」
「用意周到なのね」
私は遂に苦笑してしまった。
「お、いいね」
「え?」
「いま笑った。やっぱり笑うとかわいいな」
「気持ち悪いこと言わないでよ。びっくりするわ」
「気持ち悪いっていうなよ。最近全然笑わないから、心配してたんだ」
「そうなの?」
「そうさ。いつも根を詰めがちだし、ため息ばっかりついてるし。疲れてるな」
「うーん……」
「まあ、俺は笑わなくてもかわいいとは思うけど」
「もう、だからそういうのやめてって」
「なに、ただ同僚として思ったことを指摘してるだけさ」
向かいの席の山下さんが言うと、月島君は照れくさそうに頭をかいて、自分の席に戻って行った。
椅子の上で、いつのまにか強ばっていた背中をほぐした。私的な会話を持ちかけられると、なんだか変に緊張してしまう。
一人になってから課長秘蔵のブルーマウンテンを飲むと、柔らかで苦みのない味わいがコーヒーを特別好きではない私にも美味しくて、ほっとため息が出た。
仕事が終わり、買い物を済ませると、私は学校にあろえを迎えにゆく。あろえと私は二人で暮らしている。何をしでかすかわからないこの妹を一人にさせるわけにもいかないから、学校が終わって、私が迎えに行くまでの時間はボランティアの学生が面倒を見てくれている。
いつも通りの時間に学校に行けば、大抵あろえはすでに帰る準備をしていて、私が来るのを待っている。彼女は時間にうるさくて、早すぎても遅すぎても不機嫌になる。かといって、定刻に迎えに行っても特別嬉しそうな顔をしてくれるわけでもなく、無表情に近寄って来てそっと私の手を握るだけだ。
その日も、いつも面倒を見て貰っているその学生さんから簡単にその日の彼女についての報告を受ける。普段どおりの問題はあったけれど、特別な出来事はなかったそうだ。それからいまの彼女の学習状況。彼女が主に取り組んでいるのは、会話の訓練だった。
「このところ、すごい成長ですよ」
「前は、何かして欲しいものとか場所に連れて行って、触らせたりしながら単語を連呼するしかなかったんですが、最近ではまず言葉だけで伝えようと試していますね。もともと彼女の中には、話したいっていう欲求自体はあるんですよ。だけれど、うまく話せないのがストレスになってたんだ。普段のパニックも減ってきたんじゃないかな。なんだか全体的に大人しくなったような気がしませんか?」
彼は去年からボランティアをしていて、私たちとの付き合いももう一年半になる。
確かにあろえはこのところ成長していると思う。その功績の大部分は彼によるところだと、私も先生も認めざるをえない。彼はいろいろと勉強してくれているようで、新しいアイデアをたくさん出してくれる。失敗することも多いが、それ以上の成果は上げている。
会話の進歩があまり芳しくなかったあろえに、コミュニケーションブックを導入しようと提案したのも彼だった。当初は色々と不安もあったけれど、結果としては大正解だったと思う。
「ただわからないのは、言葉自体は、結構複雑なものでも理解出来ているようなんですが、簡単なことが出来なかったりします。自分の名前に反応しなかったり。いや、自分をさしてるとはわかるらしいんですが、あなた、とか、お前、みたいな言葉と同じものだと思ってるみたいで、自分から人に呼びかけるときにもたまに使ってしまいます。何度教えても直らないんですよ。間違って覚えてるのかな。気をつけて呼びかければ反応してもらえるから、今のままでも実生活で特別な不便はないとは思うんですけれど」
「ああ、それは……」
気づいたのか、と思いながら、私は言葉を続けた。
「むかし、家でアロエを栽培していて、母がよく話しかけていたから、それと自分の名前の区別がつかないんじゃないのかしら」
「うーん、そう言うのって、あるのかな。」
「ほら、犬なんかも、そうやって名前の覚え違いするじゃないですか」
「そうですねえ……」
彼が考え込んでしまったので、私はそう誤魔化した。
「とにかく、調べておきます。自分の名前をはっきりそうと知らないなんて寂しいですからね」
「すごいぜたふびーむ、つよいぜたふびーむ、じゅうまんばりきだたふびーむ」
歩きながら、あろえはテレビコマーシャルの歌を口ずさむ。鼻歌が出るのは機嫌が良い証拠で、私も安心する。
とても歌には聞こえないその歌に、行き交う人は露骨な視線を向けてくる。私も、すっかりこんなかたちで人に注目されることに慣れてしまった。それが良いことなのか、悪いことなのか知らないけれど。
彼女と手をつなぎながら、家までの道を歩いている。あろえの足取りは、バレリーナのような独特の歩き癖が出てしまっている。つま先立ちで、ひょこひょこと頼りない。ちょっと目立ってしまうけど、別に実害はないし、私の目からするとコミカルで可愛いく見える。
あろえが自分の名前を覚えていないのには、深沢君に誤魔化したのとは別の理由があると思う。
二年前まで一緒に住んでいた母はあろえを嫌っていて、医者に自閉症と診断されても何一つ学ぼうともせず、適切な教育を受けさせようともしなかった。おかしな薬を吐くほど大量に飲ませたり、狐のせいだと祈祷に連れていって棒で叩かせて、活発なあろえが二、三日大人しくなったと喜んでいたが、それはただ動けないほど弱っていただけだった。当時はそんなものかと思っていたけれど、今思うと恐ろしさにぞっとする。足を捻挫しても平気に笑っているほど痛みに鈍感なあろえが動けなくなるなんて、どれだけ殴ったのだろう。
もちろんそれでもあろえの状況は変わらず、変わるはずもなく、すると母は絶望してしまった。自分はとんでもない不幸を背負い込んでしまったと、周囲に愚痴をこぼし自分の悲劇を理解させることばかりに懸命になった。
そして暇さえあれば本人に面と向かって罵っていた。周りが咎めても、どうせ本人は馬鹿で言葉なんかわかりはしないのだから、何を言ったってかまわないんだ、自分はそれくらいつらい目にあわされている、と権利を主張していた。
そして実際、当時の彼女は今よりもずっと言葉を理解していないようで、何も言ってもまるで聞こえていないように見えた。それが、母の苛立ちをいや増ししていたらしい。私が高校に通っていたころ、学校から帰ってくると、母がこんなふうに語りかけているのを聞いてしまった。
「まったく、あろえって本当に迷惑な子供ね。どうしてこんな出来損ないに生まれたのかしら。お母さんは本当に、あろえのおかげでいつも恥ずかしい思いばかりするわ」
母がにこやかな表情で口にしたその言葉の意味を、あろえが理解しているようには見えなかった。彼女は普段どおりの茫漠とした顔つきで、言葉を聞き流し、母がくすぐると、嬉しそうに笑い声をたてる。「ほんとに頭が悪いのね」と母を苦笑させていた。
父親が滅多に帰らない家で、昼のほとんどをあろえと二人っきりで過ごしていた母は、こんな言葉をどれだけ語りかけたのか。とにかく、この悪意に満ちた悪戯のなか「あろえ」と言う言葉はそこにいない誰かみたいに使われて、あろえは名前を自分と結びつけることが出来ないまま成長してしまったんだと思う。
もし、その記憶がまだあろえの頭に残っているのなら、自分の名前など、この先ずっと知らないでいた方が良い。調べてくれると言っていた深沢君には気の毒だし、知ったところであろえが傷つくことはないだろうけれど。
「おかえりなさい」
「ただいまでしょ」
「はい」
あろえは返事をしながら自分の靴をいつもの決まった場所に慎重に置いた。それから私の脱いだブーツの場所も気に入らなかったのか、2センチほど位置を整える。
今日の晩ご飯は和食。きんぴらごぼうがポイントだ。あろえは歯ごたえのある食べ物が好きではない。これをどうやって食べさせるか、が私の挑戦である。
テーブルに向かい合って、自分も食事をしながら、彼女の食べるのを観察している。きんぴらごぼうはあろえのお気に入りのカラフルなガラスの小鉢にいれてある。あろえは二度、三度、視線を投げかけるが、手にしたフォークはなかなか小鉢に伸びない。
私は彼女の小鉢からゴボウをつまみ上げ、自分で食べてみせる。自分の領域を侵されたあろえは、じっと私を見る。
「ゴボウが美味しいよ」
「食べてみてください」
「だめです」
「あ」
彼女はいま、ブックを開かずに自分の言葉で返事が出来た。簡単な言葉だけれど、私は、嬉しくなってしまって、
「よく言えました」
思わず褒めかけて、思いとどまった。返事自体はきんぴらごぼうを食べたくないというわがままな内容だったじゃない。ここで褒めてはいけない。私はしばしばあろえを甘やかしすぎると指摘されていたのを思い出した。気を引き締めて問い返す。
「なんで駄目ですか?」
「なんでだめですか」
「きんぴらごぼう嫌いですか?」
「ごぼうきらいですか」
褒めた傍から、反響言語が出てきてしまう。しかも、どうあってもきんぴらごぼうなど食べたくないらしい。私はがっかりして、ため息をつく。
結局、私の試行錯誤は虚しくにんじんを半分かじっただけで彼女はきんぴらには手を付けずに食事を終えてしまった。
食後には、空になった食器を私のも含めて流しに持ってゆくのがあろえの役割だ。家のことを毎日素直に手伝うのは、同じくらいの普通の子と比べても良くできた習慣だ。難点を言えば、ときに私がまだ食べ終わって無くとも持って行ってしまうくらいだろうか。
テーブルの上に食器がなくなると、あろえは椅子に座ってテーブルに両手の平を貼り付ける。私が食後のコーヒーを出すのを待っているのだ。どうしてだか知らないけれど、この子はお菓子やジュースよりも、コーヒーをブラックで飲むのが好きなのだ。
私がマグカップを並べるのが遅いと、眉間にしわをよせてブックから言葉を拾い出し、コーヒーが出てくるまでその言葉を繰り返す。
「コーヒーください」
「コーヒーください」
与えると、二杯目がないことはわかっているから、時間をかけて一杯を飲み干す。
あろえのなめらかな肌を見ながら言ってみたが、当然のごとく反応はない。マグカップを両手で包み込むようにして、まるで試験会場の受験生のような真剣な表情でコーヒーを飲んでいる。
寝付きが悪くなることもあるし、出来れば夜にコーヒーを与えるのは避けたいのだけれど、彼女の集中した様子を見ると、生活にそれくらいの喜びがあってもいいのかなと思ってしまう。
こうして黙って大人しくしていると、あろえは、うらやましくなるくらい整った顔つきをしていることに気が付く。そして実際、人にもよくうらやましがられる。ただ保護者の立場としては、この子にとってそれは余計な危険をまねく大きな要素になってしまっているから、手放しでは喜べない。
これでもし健常だったら、さぞモテたろう。普通学級に通って、同級生の男の子と付き合ったり別れたりしていたのかしら。そしたら私たちはどんな姉妹になれただろうか。一緒にデパートに行って流行の服をああでもないこうでもないと話しながら選んでいたかもしれない。悩み事を相談しあったり出来たかもしれない。
他人より少し風通しの悪い世界のなかで、この子は何を考えているのだろう。いくらか話すようになったとはいえ、その内容は何が欲しいとか何がイヤだとか、そういったシンプルで具体的な事柄に限られていて、心の立ち入った部分について語られたことはない。何を考えているとか、抽象的な事柄は一度も言葉にしたことがない。誰も彼女の本当の気持ちはわからないし、彼女の方からわからせようともしてくれない。あろえは孤独を感じないのだろうか。
食事が終わると、入浴。あろえが湯気のたつ体をパジャマに包むのを見届けたら、次は私の番だ。お湯に肩までつかり、入浴剤の爽やかな香りを鼻腔の奥まで含み、それをため息と共にはき出すと、あろえの声が聞こえる。また、歌っているらしい。きっとテレビを見ているのだろう。
お風呂に入っている時間が、一番癒される。この町には温泉があるのだけれど、他人が入る外風呂より、一人でリラックス出来る家のお風呂のほうが安心する。私は風邪をひきそうなくらいぬるくうめるので、外のお風呂では熱いのに我慢しなければならないのだ。
体温に近いお湯のなかを体の力を抜いてたゆたっていると、皮膚から溶けてゆきそうだ。本当に溶けてしまったらどれだけ気持ちよいものだろうかと想像する。私であり続けることには、めんどくささが多すぎる。
会社で、笑顔がないと言われてしまったのは少なからずショックだった。外に出ているときはそれなりに愛想良くしているつもりだったけれど、私はそんなあからさまに余裕をなくしていたのか。
もしそうだとしたら、きっとそれは先日の母からの電話が原因だと思う。
「まだ、お前はあろえの面倒を見ているの?」
母と会話になればいつもなされる質問だ。
父と離婚したあと、この家にはもう住みたくないと母は隣町にある実家に帰ってしまった。そして、あろえをもう育てたくないと、家を売ってそのお金でどこか施設に預けようとさえしていた。そこで、丁度大学を出て仕事をはじめていた私がここに残って引き受けることで納得させたのだ。
「当たり前じゃない。お母さんとは違うわ」
「あの子は病気なのよ。あんな獣じみた子が、人間と一緒に暮らせるわけないわ」
母は私の敵意を無視して殊更に心配の感情を込めて言葉を続ける。その親らしく装った態度が一層私を苛立たせる。
「病気じゃないわ、障碍よ。それに、もう暴れて血が出るほど噛みついたりすることはなくなったのよ。お母さんがいたころより、随分と良くなったんだから」
「じゃあ、治るの?」
「だから、あろえのは、治らないとか、るとかいうものじゃないんだって……」
「やっぱり一生治らないんでしょう? お医者さんも言ってたものね。頑張るだけ無駄よ」
そんなことない、と思うが、咄嗟に断言できないのが忌々しい。私が黙ってしまうと、母は我が意を得たりと喋り出した。
「お前は充分やったわよ。もう自分のことをやりなさい。お前はまだ若いのよ? このまま回復の目処がたたないあろえの世話をしながら、お婆ちゃんになっちゃってもいいの? 良くないでしょう? あんなのに関わって、人生を台無しにすることないわよ。お前もまだ一人前になりきってないのに、良くやったわ。恥ずかしがることなんかないわよ。悪いのは私だから、あなたが責任を感じなくてもいいのよ。あの子はお前に感謝なんかしない。お前が死んでも泣いてはくれない。どうせ何もわからないのよ」
私の声から張りが落ちてしまっているのが、忌々しい。 「ねえ、お母さんが悪かったわ。それはわかってるの。だから、お願いだから、お前は自分の人生を……」
母が言いかけた途中で、私は電話を切った。黙り込んだ携帯電話を見ていたら、不意に涙がこぼれて、喉からは嗚咽がもれて、止まらなかった。泣きながら、自分は何で泣いてるのだろうと思った。衝動的で自分本位な母を私は嫌いだ。その言葉に泣かされるなんて、あっていいことじゃない。
私には、どこにも行き場なんかないし、行ってはならない。ここが私の場所なのだ。そして、それは自分で選んだことなのだ。同じ環境に生まれたのに、妹より恵まれて育ってしまった私には、妹の出来ないことをかわりにしてあげる義務がある。彼女のために私の何か割いて与えるは当たり前なんだ。そうに決まっている。私のしていることはきっと間違っていない。間違っていないはずなのに。
自分に言い聞かせていると、くらくらと目眩がしたので、バスルームを出た。体を拭き、服を身につけ、それでもまだ不安が心を支配していて、なんだか心細く、怖い。
「あろえ」
テレビを見つめるあろえの横顔に、呼びかけた。聞こえているはずなのに、反応を見せてくれない。
「あろえ」
二度、三度、感情を込めて呼びかけても、やはり彼女は振り返らない。
「あろえ、こっちを向いて」
泣きそうになった。
https://www.saibunkan.co.jp/lechocolat/soft/ka_swan/images/preswan.htm
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5352699(4880)
1ヶ月立ったがやめることにした。
洗剤を買った時、1本が何日使えばなくなるかを計算した。
結果としては約2ヶ月もつことがわかった。
対して皿を使い捨てのもの(紙とプラ)にした場合、おおよそ30枚入りが200円で、食器代とすると1ヶ月400円程度になる。
確かに食器洗剤に比べて割高だが、ほとんど洗い物をしなくて良くなるという魅力に取り憑かれてチャレンジすることにした。
・インスタントラーメンを食べるための器が割高
・結局、キッチンのもの(包丁、まな板、鍋)は洗うことになる。
・ゴミ箱にめちゃくちゃコバエが湧いた
インスタントラーメンは、困ったので結局鍋で食っていたが、やっぱり器で食べたい。
そして、洗い物をしなくてもいいというのは幻想で結局洗い物は出てくる。
一番きつかったのはコバエだった。多分これは、使い捨て皿だからと汚れを水で濯いだりせずにゴミ箱にぶち込んでいたため湧いたのだろう。2週間ぐらいしたら湧いた。今はコバエポットとめんつゆトラップで駆除をして、捨てるときも汚れを水に流すが、それでもコバエがいるように感じる。多分だが、生ゴミと同じように処理をしなければならないのではないか?と思う。自分は生ゴミは冷凍庫に入れてる。普段から冷凍庫をあまり使わないためだが。
結果として、食器洗いに戻ることにした。
皆さんの参考にならないと思いますが、もし何かの役に立てれば幸いです。
追記
「ゴミ箱にコバエが湧いた」をどう読めば、「放置したゴミにコバエが湧いた」になるのでしょうか。
だから経過としてコバエ対策したけれどもいるように感じると書いてあるわけですが。
ニオイの元はモクセラ菌ていうらしいです。
https://www.mamatenna.jp/article/34452/
まず知っておきたいのは、あのニオイの原因。
「一番の原因と言われているのが、モラクセラ菌という雑菌なんです。
この菌が、洗濯物が濡れている状態が長いと繁殖しやすいんですね。
実は、菌自体が臭いというよりも、菌が繁殖する過程で水分や服についている汚れなどを食べて出す排泄物
(ウンチみたいなもの)がニオイの原因なんです」(中村さん 以下同)
なんとも衝撃の事実! つまり、その菌が繁殖しやすい状況が揃ってしまうとニオイが発生してしまうという。
「梅雨時期のように雨続きだと、つい洗濯物を溜めて晴れの日に一気に洗濯しよう! という方が多いのですが、その放置している間にもモラクセラ菌は繁殖していってしまいます。特に濡れたタオルや汗で湿った衣類などが一緒になっていると、他の衣類にも伝染していってしまうんです。そうなると、いざ洗っても、もともとの菌の数が多くてしっかり落ち切らずに残ってしまう可能性があります。洗濯前に菌を繁殖させないように、こまめに洗うことを心がけましょう!」
洗うときは、お湯を使う!
「洗う時は、ほとんどのご家庭が水道の水を使われると思いますが、洗剤や漂白剤をしっかり働かせることを考えると、水では効果を発揮しづらいんです。
なので、40℃くらいのお湯を使うことがおすすめです。
粉末洗剤は、水だと溶けにくいということもありますし、基本的にお湯だと繊維や汚れが緩みやすくなるんです。
皮脂などの脂も40℃程度で落ちやすくなります。お湯で落ちやすい食器の汚れと同じです」
「残り湯を使う場合は、お湯の汚れ具合は重要です。見て“かなり汚れているな”という場合は、控えたほうがいいですね。
あとは、一晩置いて翌日に使用する方が多いと思うのですが、そうするとお湯自体に菌が繁殖して、それがニオイの原因になる場合もあるんです。
目の前で自殺しようとする姿を何度もみてきた。止めてきた。
夜中に大声で奇声をあげる。
それだけ暴れても俺が離れないことに満足しているみたいに。
毎日好きだよと言ったり、心配しているメッセージを送らないと落ち着かなくなる。
落ち着かなくなるととにかく鬼電。
つながらないと電話にでなかったことについて1時間くらい責められる。
それだけでなく、やっぱり家で暴れまわったりする。
もう限界だ。
でもダメだった。
メンタルクリニックの先生に相談して、「その傾向がある」と教えてもらった。
彼女はこれまで付き合った人に毎回、俺に対してしたような依存をしているみたいだ。
俺は逃げようと思ってる。
俺を殺しにくるかもしれない。殺さないまでも包丁を持ってくる可能性は高い。
彼女に対してかわいそう、と思っていた自分が全ての原因だとは思っている。
一緒に暮らさなければ、こんなことにはならなかった。
吹田市民です。
私のスペック。30代男性。大阪市内の会社に勤務。妻、30代、専業主婦。
自宅。築40年のマンション。古い。6階。
朝、いつもアラームは8時20分に設定している。(始業は10時なので、ゆっくりめ起床)
妻も既に起きていて、本能的に体を寄せ合う。
阪神大震災の時は、目覚めた時、既に揺れており、部屋が平行四辺形にグラグラ揺れていたのを覚えている。
違ったのは、振動の長さ。阪神大震災の時は1分ぐらい続いたと思うが、今回は15秒ぐらいで済んだ記憶がある。
震源に近かったせいか、緊急地震速報は、揺れの最中から鳴り出した。
玄関にいき、下履きを持ってきて、泥を払った上で、室内用として使用する。(ガラスや陶器が割れて散乱しているので)
ダイニングの食器棚が倒壊し、食器は約半分が使い物にならない。
書斎のPCモニター(24インチ液晶)が机から落ちていた。正常に動作するかどうかは、未検証。
書斎の本棚が倒壊し、再起不能なほどに壊れた。当然、中の本はすべて書斎内に散乱。
寝室は、引き出し式のクローゼットが私の寝床に倒れていた。すぐに飛び起きていなければ、頭直撃コースだったに違いない。
それ以外は深刻な被害はなかった。
続いて、風呂に水を貯める。ガスの元栓を閉じる。ベランダなど、すべての扉が開くかどうかをチェック→正常に開いたので、問題なし。
自分と妻のワイモバイル回線→音声通話は不可だったが、4Gは通信できた。
我が家は、基本的に必要なものしかストックしないという妻の方針のため、非常食になるようなものがない。
会社の上司に連絡。電車がいつ動くかわからないこと、部屋の中に割れた食器と家財道具が散乱していることを伝えると、出社しなくて良いとの連絡。
(家の惨状を写真に撮って送ったら、たいそう驚かれた。上司は京都に住んでいるので、ここまでひどくなかったのかもしれない)
確認したところ、こういうときに必要なものとしては、2リットルのミネラルウォーターが2本と、昨晩沸かしたお茶約1リットル弱しかない。
そこで、コンビニへ買い出しに行くことにした。
買ったものは、昼食の弁当×2、非常食相当のカップラーメン×2、朝食相当のカロリーメイト×1、紙パックのお茶1リットル とりあえず、夕方まではしのげる量の食料を確保。
自宅に戻り、午前中の間はテレビとネットで情報収集しつつ、下手に動いて余震にやられないよう、寝室で待機。
正午過ぎにお昼を食べて、そこから部屋の片付けを開始。
下履きを履きながら、室内の割れ物を回収していく。みかんのダンボール箱相当で、3箱分ぐらいの、ガラス・陶器の割れ物が発生。
細かい割れ物は新聞に包んで、特に営利で凶器になってしまいそうなものは、ガムテープとラップで養生してから、マンションのゴミ捨て場に捨てに行く。
同じような割れ物が、たくさん捨てられていた。
片付け作業中、1時間に1回ぐらいの割合で、テレビをつけて情報収集。私はずっとつけっぱなしにしたかったが、妻はこういう状況で災害の放送をずっとつけていると、精神的にもよくないと反対。
私も納得して、必要以上に情報に接しないよう心がけた。単純に、片付けにも集中できるという意味で、効果は高かったと思う。(私はテレビ見ながらの作業は、ついつい手がお留守になりがちなので)
5時になり、ライフラインの疑問が解決しないかと思い、マンションの管理室に行ってみる。
水道水がにごっていること、ガスを使っていいのか、この2点を尋ねに行った。
ガスは、一定の震度に達すると自動的にストップするので、再始動の手順がガスメーターに記載されていることを教えてもらった。
昨晩の残り物、白ごはん、ねぎ焼きが残っていたのでそれを電子レンジで温めて、惣菜といっしょに食べた。
室内の掃除はあらかた終わり、あとは細かい破片を取るために粘着ローラーをかけるだけとなった。
夜は、寝室とは別の、一番家具の少ない部屋で寝ることにした。
念の為、天吊の灯具は外した。寝るにしか使わない部屋なので、当面困ることもない。
翌日は普通に出勤するも、一部でJRが動いていないため、阪急で出社。30分の遅刻。
妻は、最後の片付けをしていたようだ。
一部の交通機関を除き、平常運転だったようだが、街の中には様々な傷跡がのこっていた。
マンションや駅のエレベーターは、軒並みストップ。点検して安全が確認されるまで封鎖。
公共施設の多くで、天井や壁に亀裂(クラック)が入っており、これも点検修理が終わるまでは近づかないよう、カラーコーンなどで規制線がはられている。
街ゆく車の中には、工事関係の車が目立った。かんでん○○とか、ガスサービスセンター○○といった、インフラ系関連会社や、
○○ビルテクノ・サービスといった、ビル管理系の車がよく目につく。
自分の会社の自席は奇跡的になにも倒壊していなかったが、いくつかのモニターは倒れていたようだ。
あと、うちの会社の部屋だけエアコンがついておらず、昨日今日と暑い中、汗をふきふき仕事をしている。
マスコミの報道内容とか、ヤフーニュースのトピックを見ていると、地震の扱いは過去の地震と比べて小さいように思う。
死者の数は1桁、翌日から通常営業できるようになったせいか、さほど深刻に受け止められていないように思うが、
実際に震源の近くで暮らしているものからすると、余震に怯えたり、想定外の後片づけに悩まされたりと、色々苦労をしている。
ただ、これだけの震度でありながら、犠牲者の数が少なく済んだのは、阪神大震災の経験が大きいと思う。
私は小学生の時に自宅で震度7を経験したが、揺れ方だけ見れば、あの時の悪夢と全く同じだった。
それにもかかわらず、倒壊損壊した建物、火災になった建物がわずかばかりであったのは、過去の教訓が行きていると思う。
当時幼いながらも、そのことで、人の生死なんて、いつどうなるかわかったもんじゃない、と感じた。
改めて今回思うのは、儚さだ。人の命もそうだし、割れた食器たちを拾い集めている時も、同じ気持ちを抱いた。
しかし、22年前と比べると、確実に社会は変わったと思う。もちろん、前向きな意味で。
マグニチュードや震度だけ見れば、当時より少し小規模だが、被害の規模は明らかに小さい。
建築物は、確実にあの時よりも丈夫になっている。
情報インフラも発達し、被害状況がほぼリアルタイムで分かるようになった。
色んな課題を抱えているこの社会だけど、耐震性というか、カウンターディザスタネスとでも言えばいいのか、
亡くなったクラスメイトの命も含め、過去震災や災害で命を落とした人々の尊い犠牲の上で、私達は日々暮らしているのだと実感した出来事だった。
どういうわけか、いろんな棚の扉や引き出しを開けっ放しにする癖がある。
自覚はしてて気をつけてるんだけど、なかなか治らない。
夜に食器を片付けて、朝起きたら何もかも全開だったり。
だらしないし、治したいなぁといつも思ってた。
そして、2日前、この度の大阪地震に、震源地のド真ん中で遭った。
うちの食器棚は、ちゃんと閉まっていれば、揺れが来ても開かないようになってる。
たまたま地震のときは全部閉まっていて、お蔭でキッチンの被害は最小限だった。
いつもの調子で開きっぱなしだったら、どうだっただろうと、ゾッとする。
それ以来、まだ3日目だけど、毎回確認して扉をきちんと閉めてる。
私、やれば出来るんじゃん!と、ちょっと感動してる。
余震もまだまだ怖いし、これを期に克服しようと心に誓った。
朝の眠たい上にばたついてる時より終業間近の方が楽だと思うんだけどそれも個人の感覚なのか
っていうかさ増田の職場って給湯室からデスクまでの道がそんなに険しいの?
またそうするなら食器ふきの布とカップ用の蓋も清潔に保たねばならない。
布巾は10枚ぐらいストックしといてハンカチとセットで毎日取り替えてるけどそんな大変じゃないよ。埃除けは敷物の上に逆さまにして置いてるから使ったことない
だから洗わないでいいんだって勝手に洗われた上にマウンティングされるのは迷惑なんだって
「洗われてない食器を見ることがストレス」な元増田が「自分のストレス解消のために食器を洗ってる」ことを自覚してほしい
このへんの価値観は家族単位で違うだろうからよそのお家の衛生・片付けルールに口を出してくれるな
私は洗いたての食器をふきんで拭くやつめちゃくちゃ汚いと思ってるけど外では言わないし拭かないことを無精と思う人もいるだろう
しょっちゅう下痢になったり食あたりになったりする人の家ってどんなんだろうね。
食器乾燥機って洗ってメンテしないと汚いよね。めっちゃ汚れるよ。前使ってたけど。
ちなみに
https://allabout.co.jp/gm/gc/451616/
手洗いは病院内での感染症の予防に、最も重要で基本的な方法です。医療機関では、こまめに手を洗い、ハンドドライヤーではなく、ペーパータオルを使用して手を乾かします。
コンタクト入れるときに洗った手を拭くのもペーパータオルにしたらコンタクトのトラブルないよ。
食器のふきんは毎日変えてるし、お皿ふくやつは毎日付けおきしてる。
バスタオルも一回拭いたら毎回洗ってる。
洗い物の服を洗濯機に入れてる家はかびてるらしいヨ。
そうかもねぇ。
実際私は子供達がまだ赤ちゃんの頃は、おおむね社会から隔絶されまくりで育児してたけど、楽だったよ。
汚れた食器や洗濯物が山積みになってて床も足の踏み場もなくて、きったない格好でおっぱい出したまま万年床で子供とごろ寝してても、誰も何も言わないって最高だったw
それでも時々は家に親呼んだり親戚まわりやママ友付き合いをするイベントは発生するわけで、そんときは楽しい事も無くはないけど大体しんどかったね。気遣いで神経磨り減って子供に優しく出来ない時もあった。
小さい赤ちゃんを抱えていても人と係わる限りは一方的にケアされるって無いんだよ。
それにどんなにこっちが気遣いや礼儀を尽くしたって気遣いどころか弱ってるところを狙い打つ様に意地悪言う人も普通にいる訳で。助けてもらってんだから何言われても我慢しろよ的な事を言う奴とかね。
そういう人とも上手いこと付き合っていかなきゃならなかったり、付き合わなくていいとしても初回は痛い目見せられる訳じゃん?それが産後の心身にはすごくこたえる訳じゃん?
心に一つもかすり傷を負わないで人に助けられるって事は出来ないから。集団で育児とかいうのもある意味綺麗事なんだよ。周りを利用し倒して自分はるんるんに生きる人もいるかも知れないけどそんなん一部のサイコさんだけでしょ。
夕食食べ終わってから朝・夕に食べれる二食分の料理作ってる。朝はご飯食べないと起きないし、夕食前はお腹すいて料理なんて出来ないから。
ご飯を三合(9食分)炊いといて、小分けにラップ冷凍保存。ご飯面倒なら冷凍うどんや食パンを冷凍保存してもい。
毎日おかずの内容考えるのは無理だから、基本具沢山(肉か魚一種,野菜かしらたきなど二種)の味噌汁かスープか鍋を作る。
肉は安売りのときに二、三パック買って冷凍保存。野菜などは安いのか食べたいやつ。コンソメスープの素やプチっと鍋(鍋の素)を種類集めると飽きない。
私は食器洗いがガチで苦手だったから、スープとご飯は百均の食器で箸は割り箸から始めた。今は克服してる。
あとはあとは〇〇加えるだけの奴に挑戦して、余った具材はスープに使って腐らせない。余った具材どうしようって脳の容量使わずに済む。
あとは食べたい料理やチャレンジしてみたい料理を休日にやってみたり。頑張るレシピはこのリンク参考https://twitter.com/mayoi_human/status/1003241093549383682?s=21
あと最初から節約料理に挑戦すると死ぬから料理に慣れてからやればいいと思う。昼ごはんは作るな買え。食中毒になりたいのか
最近鯛の煮付け作った人より
ようやく息子を昼寝までもっていった。寝室から出てきたらキッチンは朝のまま食器が重なってる、洗濯物は大量にほされてて、さっき洗たくが終わったブザー音が聞こえた。
食パンにハチミツ塗りたくって食べながらキッチンに突っ立ってこれ書いてる。
息子が起きる前にこれを全部片付けて晩御飯用意しないといけない。
夫は仕事に行った。
息子が起きてるときは母業して、ねたら家事して、起きたらまた母業して。
ずーっとずーっと私じゃない。でも私。
パン食べ終わったから家事する。これはなんだろ、妻業?私は家事するために結婚したんじゃねーぞ。でも家事は嫌いじゃない。誰かのために家を整えるのも嫌いじゃない。
じゃあなにか。
ワンオペ3週間も続けばこうなる。
実家は遠い。どっちも遠い。
息子が成長してるのが楽しみだけど、成長した分力強くてしんどい。遊ばないと暴れるし見てないと暴れるし暴れるし、ただし笑顔はかわいい。すき。