はてなキーワード: 十倍とは
関西人はオウム真理教のもろもろの事件、特に地下鉄サリン事件に対して本当に関心がない。
関心がないどころか恨んでいるし忌み嫌っている。その負の感情は東京の人が持つものと全然違って子供っぽい理由で。
1995年1月に阪神淡路大震災が起こった。当時は未曾有の災害で本当に大変だったし東日本大震災と同じく毎日報道されていた。
だけれど3月にオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件でニュースの内容が地下鉄サリン事件一色になった。
天災と人災の違いであったり、世界で初めてのバイオテロだったこともありニュースがそれ一色になるのも仕方なかったと思う。
でも震災から2ヶ月しか経っておらず余震もまだ続いていた最中だったので「忘れ去られてしまった」という感覚がしたのを覚えている。
死者6000人以上なのに。オウム真理教の被害で死んだ人の数十倍なのに。やっぱり東京は東京で起こったことじゃないとどうでもいいんだよな。と思った。
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以下一部抜粋
?@kinshisansei
色々あったが、この二年は無駄では無かった。
?@kinshisansei
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みんながきになるセイバーだけど、あいつはあれだよ、ストーリーが終わった後にでてくるボーナストラック的な隠しボスだよ。餓狼SPのリョウサカザキと言えば分かるかい?
?@kinshisansei
宝具2であればもうなんつーか他のバーサーカーさんが泣き出すほどの強さ。
そしてあの強さでまだスキル強化と宝具強化を残しているんだ……
?@kinshisansei
?@kinshisansei
ここだけの話、今までかつてない金額をそぞぎこみ出た星5はとっくに無記名霊基になる運命枠のヴラド三世二枚とアルトリア剣二枚でした。
マルタはもう30人いる。
端的に言って吐きそう。
これまで3次元アイドルのみを追いかけてきた.特にジャンルはこだわらず,AKB,娘からでんぱ組,ご当地アイドルもたまに行く.自分の中で,アイドルは仕事の中の癒しとしての存在で,付き合いたいとか結婚したいという願望はなく,見ると元気が出るものという位置付けだ.かれこれ10年以上は現役アイドルオタクである.
これまでゲームをまったくする習慣がなかったので,昔からアイドルマスターというゲームがあることや昨年からラブライブというアイドルアニメが人気であることは知っていた.もちろん街中で見かけるポスターでキャラクターなども見たことがある.要は一般人と同レベル程度に知っているということだ.しかし,ゲームもアニメもこれまであまり興味がなかったり,声優に対してそれほど熱い想いがないため,これまで特に見よう,やろうと思うことがなかった.本業のアイドルで忙しかったからである.忙しいといっても,月に1, 2度ライブのために遠征に行く程度であるが.仕事がある中でアイドルを追うのはなかなか大変である.
さて,タイトルの件であるが,なにか魔が差して,初めてスマホにゲームを入れてみた.正確にはスマホではなく,iPadである.そして,デレステを起動して,しばらくプレイしたところ,「あぁこれはアイドルだ」としか思えなくなった.そして,自分の中のアイドル像が壊れた.島村卯月が歌っている姿,踊っている姿はアイドルそのものである.十時愛梨が歌っている姿,踊っている姿はアイドルそのものである.西園寺琴歌が歌っている姿,踊っている姿はアイドルそのものである.しかし,彼女らは虚構の存在でしかない.いやまて,そもそもアイドル自体が虚構の存在なのだから,やはり彼女たちはアイドルなのでは.そんな自問自答が続いた.
音楽.それは紛れもなくアイドル音楽である.なんらかの音楽ジャンルからインスパイアされた曲たち,もしくは彼女たちのイメージからインスパイアされた曲たち.キャッチーな曲も含め,これはまごうことなきアイドル音楽であった.もちろん私はこれまでアイドルオタクであったので,これらの音楽をどこかで聞いたことはあった(声優はジャンルとしては近い).しかし,卯月や愛梨や琴歌が踊ることで,曲の魅力が何十倍にもなる.これぞアイドル音楽である.私は完全にハマっていた.
唯一の欠点は衣装替えができないことである.アイドルの踊る姿の良さはツアーごとにモチーフがあったり,もしくはPVごとに曲に合わせた衣装と振り付けがあったりすることで,私は衣装と振り付けが大好きであった.やる気のない衣装や振り付けのアイドルは嫌いになるくらいだ.そういう点でデレステは2種類しか衣装がないことは残念であった.SSRという大変レアなキャラをガチャで当てれば,かわいらしい衣装を着せられるらしい.しかし,お目当ての子のSSRを当てるには相当の投資が必要である.私の3次元:2次元に対する投資比率が狂っていった.
そしてデレステのVRが出るというので何のためらいもなくPS4とPSVRを買った.正直に言うと,これは遠過ぎてガッカリした.私は声優ライブには行ったことがないので,私の中でのデレステ=スマホゲーのデレステである.あのPVはかわいい.大画面で踊る愛梨.素晴らしい.しかし,PSVRは遠い.とにかく遠い.オレは目の前で見たいんだ!PSVRを捨て去り,オレはスマホに戻った.
ラブライブにも熱狂的なファンがいると聞く.それを聞くと,自分もどハマりしそうで,おそろしくて近づけない.いまはデレステ一筋である.
ピーエーワークスのブログの記事の言うとおり、日本のアニメ業界はそもそも構造的欠陥がある
ただ作り続けないと食えない人がいるから、たまにある大ヒットを頼りにして作品が作り続けられているのである
そんな業界を変えるには新たなビジネスモデルを見つけるしかない
今期は4本も中国アニメがあると話題になったとおり、中国は今アニメやソシャゲなどのコンテンツ産業に力を入れている
そこで取られるのが、金を出してプロデュースするのは中国の会社だが、実制作は日本の制作会社、スタッフという体制だ
今期放送されている「CHEATING CRAFT」「TO BE HERO」を制作する中国のアニメ製作会社ハオライナーズは
絵梦という日本スタジオを作り、GONZOのスタッフなどを入れて日本での作品制作を始めている
実際この絵梦の採用に応募した子から聞いた話だが、他の国内アニメ制作会社に比べアニメーターの給与、雇用体制は良かったという(あくまで比較的という話ではあろうが)
中国は単純計算で日本の十倍の市場があり、欧米と比べて日本のオタク文化に親しみがある、というか殆ど同じような文脈を共有できている
最近の中国人は本当に日本人と変わらないような絵を好み、描くようになっているし、艦これやラブライブなども人気のようだ
日本人が関わっているということはマイナスにはならず、むしろセールスポイントとなりうる
つまり、「今までの作品作りを継続しながら」「儲けるお金は増える」という願ったり叶ったりな可能性が中国市場にはあるのだ
これからの日本は先細りであることは間違いないし、これから先は限られた席を奪い合うだけである
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
片足で跳んでみろと言えばいい。
買い手を尊重したモノの売り方ともいえるし、売り手としての権利の放棄ともいえるな。
私なら一円だけ渡して、少しでも不服そうな顔をしたら「気に入らないなら値段はそちらで決めればいい」と吐き捨てるか、そもそもそういうことをやる店は利用しないが、まあベターな対応は相場を調べることだな。
心得ておくのは、「美味しさ」での加算は低く見積もることだ。
一万円のステーキは、千円のステーキの十倍美味いから、その値段だというわけではないだろう?
だが、逆に不味かった場合は減らして構わない。
値段を買い手に決めさせるというモノの売り方をしているのは、よほど自信があるか、よほど自信がないかのどちらかだ。
だったら、きっちり応えるのが互いのためだ。
答えはNOだ。
だが、同じだと思っている人も間違いという程ではない。
そういう人たちにとって、ツイッターは奇妙に見えるかもしれないがな。
A1. 存在しない。増田に書き込めない時点でそいつは増田ではない。
A2. ネットの闇に触れてしまったがために運営からBANされた増田。
A3. 妻から「おねがいよアンタ! もう増田は……増田だけはやめて!」と懇願されるも、夫は「うるせえクソアマが! Wifiだ! もっとWifiもってこーい!」とドメスティック・バイオレンスに増田を続けた末、心身ともにボロボロになり、気がつけば妻は子どもをつれて去っていた。
「ちくしょう……増田さえなければことんなことには……」そう後悔する彼だったが、時すでにお寿司。彼は自戒をこめて自らの両腕を断ち切り、「バイバイ増田」と書かれたプラカードをぶら下げたその姿をインスタグラムにアップする。たちまち「Japanese crazy armless Masuda Guy」としてあっとう言う間に世界へ拡散され、インスタのフォロワーが3000万を越える。
いちやくインスタセレブとなった彼にはスポンサーがつくようになり、年収も離婚前の七十倍に跳ね上がったが、彼の心は虚しかった。
「腕をなくしちまったオレはもう増田には書き込めねえ……好きな寿司だってくえねえ……なにもかも無常よ……」
むなしさが極まって自殺を考えはじめたある日、突然、彼の前に車椅子の人物が。
???「ふっふっふ、お悩みのようだね、増田くん」
「その電子音は――スティーヴン・ホーキング博士!?」
http://anond.hatelabo.jp/20160807152807
こちらの続きです。
11年目に久々の新人が入ってきました。中途入社でしたが20代半ばでしたので年下になります。彼は隣の課でしたが私から引き継いで議事録作成の仕事がメインとなりました。私も初めての後輩ということで優しく説明をしてあげていました。もちろん人間関係だとか業務知識は追いつきませんから彼が覚えることができたのはわずかだったと思います。ただ彼は半年後に別の仕事を与えられて、議事録作成はまた私の専属担当になりました。最初は彼が議事録作成が嫌になってしまったのかと思いました。でも実は違いました。部長がいっていたのを耳にしたところでは将来の幹部候補としていろいろな経験を積ませたいとのことでした。そのときに、あれ?自分は12年近く同じ仕事をしてきたんだけど、なんでかなと思いました。これはおかしい、誰かに聞いてみようと思いました。
課長など複数の上司から言葉を選びながらでしたが話を聞くことができました。君は議事録係としてとても優秀だし、良い大学を出ている。会社の業務をよく知っている。でも実際には会社はお客さんがいてのもので、細かいところで色々配慮して複雑な人間関係と戦っていく必要がある。仕事というのは難しいし、才能も要求されるところがある、その一定の水準に君は達していないのかもしれない。というニュアンスのことをいわれました。別の課長からは次のように言われました。君は業務の知識はぴか一だと思う。誰もが君を頼りにしている。ただそれは表側の知識だ。実際には裏側の知識のほうが何十倍も重要だし、それを把握して学習する候補に君はいない。たとえばこういう案件のことを知っているか?知らないだろう。そういうことだ。
それは確かに私が知らないことでした。確かにおっしゃられたことはわかります。私は知らない。でもそれは今から1年ほど前に君は理解していなくても十分だと言われたことです。公式の会議以外での会合に私が入ろうとしても入らせてもらえなかったではありませんか。意見を言わせてもらう機会を私には与えられなかったではありませんか。そのようなことを遠まわしに丁寧な言葉でお話ししましたが、納得のいく返答をもらうことはできませんでした。そして別の人から聞いたところでは私は陰でアスペと呼ばれていて、人の上に立ったりきちんとしたお話を
まとめたりすることはできない、させない、やらせないことになっていることを知りました。ここまできて私は辛い仕事をこのまま続けていくよりも転職したほうがいいということを意識しました。
そして1年後、私はとある伝統工芸の分野に転職することができました。33歳というのは本当にぎりぎりのスタートでした。前の会社をやめたこと、年齢の割に扱いが良くなかったことを今では悔いには思っていませんが、ひとつだけ悔いるとすれば、もう少し早めにせめて5年で気が付きたかった。12年は居過ぎました。今まで私がやっていた作業を誰もやらなくなるわけですから慰留されました。本部長自ら休日に呼び出して転職を思いとどまるようにいってきました。しかし私はこれ以上使い走りにされたくないということをいうと、13年目にして「ほぼ初めて」本気で怒られました。
このような雑文を誰が読んでくれるか分かりませんが、私から言いたいことは、人には向き不向きがあって、会社を利用して成長したり自己実現ができればいいし、仕事が好きならいいのですが、そうでない場合は、できるだけ早く、別の道を考えたほうがいいということです。転職して3年目になります。厳しい世界ですが、ものを作る喜びに目覚めて毎日が楽しいです。
ポケモンGoで、個体値がどうとか、攻撃方法がどうとか言っているけれども、そんなことはジムバトルには全く関係ない。え?分度器かったの?防御がつよくてもジムを守ることはできないし、攻撃が弱くてもジムは落とすことができる。どういうことなのかちょっと説明してみようと思う。
まず、ジムバトルを戦闘に勝って強いモンスターをおくというものだと思ってはいけない。ジムバトルとは、ジムの名声をいかに効率よく高め、名声をいかにさげないようにするかというシンプルな目標を達成すべきものなのだ。
名声を高めるにはどうすれば良いか。自分の色に対してトレーニングをすれば名声は増える。すこしだけ。ほんのすこしだけふえる。1体で、自分たちの仲間と戦い、それによってほんのすこしだけ名声を増やすことができる。一方で敵はどうだろうか。二色の陣営でがんがんと名声を削っていく。こちらがちまちまと数百なんとか名声をふやしているその時間に、他の二色は千単位で名声を削っていくのである。
属性だって、防御側は1つしか選べないのに攻撃側は6種類もあって選び放題である。スワイプすれば攻撃だってよけれちゃう。防御なんて無理ゲーなんだ。ちょっとした個体値によるパラメーターの差なんて、「わーいおれこんなにCP高いのもってるんだぜー」って自慢することにしか役に立たない。
つまり、十分な数のユーザーがいる場合には、基本的にはジムの名声を高めて維持することなんてできない。
じゃあ、どうすれば維持できるのか。これはもう、圧倒的な人数を確保し、敵の十倍くらいの人数を一箇所に投入し、一気にジムレベルをあげなければならない。味方に勝つことが必要なので、ただ強いモンスターを配置するのではなく、弱目の味方が勝てる程度のモンスターを配置し、圧倒的な人数でトレーニングをしまくる。名声が高まって、レベルがあがったら即モンスターをさしていく。
仲間を作っていくことこそが、ポケモンGOで勝つための唯一の方法なのだ。FFオンラインの廃人組は得意かもしれない。ポケモンおたく?知識を自慢してた時代はおわった。
また、心理戦も重要である。早さだったり、人数が姿をあらわしたりすることで他であそぼうという雰囲気を作る。が、これはあんまりやるとギスギスするし揉め事も起きるかもしれないから気をつけなくてはならない。
と、書いてみたけれども、実践はしたことがない。仕様もまだわからないところがある。同じジムで戦いまくると戦闘から蹴られることがあるのは、バグなのか仕様なのか。
ベッキーの不倫騒動を皮切りに、著名人の不倫が文春や新潮に次々に暴かれて少々食傷気味だったのだが、昨日の評論家の荻上チキ氏の不倫には誰もが驚いたのではないだろうか。
「あの真面目な荻上さんが、どうして?」
と私も思った。
彼のような真摯な人間がするのならば、誰だってする可能性がある。
既婚者である自分が、不倫を絶対にしてはならない、と気持ちを引き締めた時に、ふとひらめいたのが冒頭の標語である。
ヘロインや覚醒剤の害悪が知れ渡っているのに、それでも人がドラッグに手を染めるのは、極上の快感を得られるから。
『オーガズムの数万倍の快感を伴う射精を全身の隅々の細胞で行っているような』
『人間の経験しうるあらゆる状態の中で、ほかの如何なるものをもってしても得られない最高の状態』
だという。
覚醒剤も、ヘロインよりも劣るとはいえ通常のセックスの数十倍の快感を得られるらしい。
だから、常習者はやめられない。
不倫(結婚後の愛人との性交渉)も、浮気(彼氏彼女以外の人との性交渉)も、常習性が高いことはよく知られている。
なぜなら不倫も浮気も、通常の恋愛よりも気持ちがいいからだ。楽しいからだ。快感が増すからだ。
特に不倫は、背徳感でセックスの快感が倍増し、脳内麻薬がドバドバ出るらしい。
たいていの場合、不倫がばれたあとに離婚となるのだが、不倫相手とそのあと結婚したとしても、だいたい数年でわかれるパターンが多い。
元々背徳感があったから快感を得ていたのであって、それが日常のものとなったら、一気に感情が醒めるからだろう。
特に愛人だった側の気持ちが一気に醒めるらしく、そうなると不倫をするような貞操観念も道徳規範もないような人間だから、すぐに愛想をつかして、再びの快感を求めてほかの人間へと走る。
幸せを失わないためにも、不倫や浮気はヘロインや覚醒剤と同じくらい、危険なものだ、という強い危機感を持ってもらいたいとおもう。
なお、そのあとに続く言葉として、
という言葉も考えた。
「不倫や浮気はダメだが、風俗はあくまで遊び。大麻と同じで、世間は騒ぐが実は常習性もなく健全な薬物」
一年以上の準備期間を費やして増田連合軍は北方異民族追討の兵をあげた。
遠征軍には中心的な増田四家の当主がすべて参加し、統治の安定ぶりを誇示している。
会談では他家に強敵を任せる流れだった増田家(四)も戦後の立場を考えれば一家だけ参戦しない判断はできなかった。
そこまで読んでの決断なら増田家(八)の当主は大した奴だと、ちんぽこ将軍は半ば安心していた。
遠征軍には他の増田家に連なる人間も、北は増田軍(三)ごと降伏した増田家(一)の亡命武将から、
南は降伏以来実家に帰っていない増田家(士)の敗戦処理当主まで参加していた。
彼らの総兵力は二十万に達する。まさに増田島の総力を結集した史上初の増田連合軍と言えた。
二十万人の増田は増田領(一)と増田領(三)の境界をなす増峠、その南に広がる大きな盆地に邀撃の陣を構えた。
増峠を越えてやってきた北方異民族の軍勢が、平原の北を赤黒く染める。
傭兵を導火線に、全球的な寒冷化に押されて、南下してきたなどの同情できる動機は彼らになく、欲得ずくである。
肥育したものを潰して塩漬けにし、金の容器に封入保存する風習で知られていた。
これは缶詰の起源ともされるもので、彼らの文化はともかく、技術は決して侮ることはできない。
増田島の住民が知らない角のやたらと大きく広い動物?を騎乗可能に品種改良したものの騎兵で、威圧感は馬の比ではない
中にはチャリオット形式の敵もいて、赤い服をまとった御者の姿は、何故か増田たちの本能的な殺意を呼び起こした。
両翼に展開した?騎兵を相手取るのは、カラトラヴァ騎士団と増田騎馬軍団だ。
尤も、彼らの数はどんなに集めても合計で五千を超えないので左翼に集められている。
右翼には各家から集中された騎乗士を、前列に配置された武熊が補強する状態だった。
目算では敵の?騎兵は左右共に一万から一万五千。これに数千の軽装歩兵が加わっている。
味方は右翼が騎乗士一万に武熊五十頭、左翼が騎士団三百に騎馬軍団四千五百、その他が五千であった。
バックボーンを構成する歩兵の数では増田連合軍が確実に上回っている。
上回るように動員し、補給体制を整えてきたのだから劣勢だったら大問題であった。
前衛は言い出しっぺの法則で増田家(八)本国衆四万がつとめる。指揮官は増田出羽守。
「このいくさに勝てば、殿が増田家(四)の姫を紹介してくれる……」
独り言をつぶやいているのは、おめでたいからではなく、恐怖をまぎらわすためだ。
十万人に迫る目前の異民族は
「https https」「スマフォ」「ニッキニッキ」「タノシクタノシク」
などと口々に意味不明な言葉を供述しており、受け身の意識でいると狂気に引き込まれる。
「特に「www」や「//」と笑ったり恥ずかしがったりしている輩が憎々しいでござる。
笑ったり恥ずかしがったりできなくしてやるでござる!」
増田出羽守の後方で増田家(五)の先鋒をつとめる増田左混は言った。
増江川の敗北で一時干されていた彼であるが、大軍をひきいた経験はやはり貴重なため、起用されていた。
彼は転がり込んできたカラトラヴァ騎士団と合同訓練を積むことで戦術の視野を広げていた。
中軸を構成する増田軍(五)全体の兵力は比較的戦場に近いこともあり五万を数える。
彼らの領土は一度も本格的な戦闘の舞台になったことがなかった。実に幸せな家であった。
増田左混の右手には増田家(四)を中核とする歴戦の精鋭たちがいた。
「昔は傭兵にしていたくらいで話が通じる連中だったので候が、そやつらがさらに遠方の異民族まで呼び集めたようでござる」
増田家(一)の亡命武将が、当主に説明する。峠の向こうが冬の間に地獄になったことを想像しながら、
長い準備期間を耐えてきた彼はこのいくさで退くなら果てる覚悟を決めていた。
戦意の高すぎることが心配される増田軍(四)は合わせて三万であった。
なお、増田軍(四)には旧増田領(二)などに展開している他の部隊も存在する。
反対側の中央左翼よりには増田家(十)の当主がいた。故郷が遠く、別に海上輸送の負担があるため、彼らの軍役は軽い。
武熊がトラウマになっている旧増田家(九)家臣団も寄騎につけられて総勢三万だった。
最後に増田家(八)当主がひかえる後衛には、四万人が集まっている。
輜重兵が一部混じった雑多な集団であり、味方にはあまり期待されていなかった。
最初に動いたのはもう一つの部外者であるカラトラヴァ騎士団だった。
恐怖を知らない騎士たちは三十倍を超える敵にむかってまっすぐ突っ込んでいく。
敵はおめきながら迎撃の体勢を整えた。先頭をはしる騎士団のグランドマスダーは異国語で部下に叫ぶ。
「カラコール戦法だ!」
彼が槍を掲げると騎士たちは一斉に顔を左手のあらぬ方向にねじ曲げた。そちらに指をさす。
「「あっ!!?」」
言語の壁を通じて通用するしぐさをみて、?騎兵たちは一斉に右手をみた。
「「??」」
何もないことを不審に思って視線を戻した先には視界一杯の白銀の騎士たち。
ごあ、ぐあっしゃゃあああああん!!
耳を聾する轟音をかなでて敵味方が激突する。?の大きな角も馬にまで装甲を施したカラトラヴァ騎士団相手には障害にならず、敵の右翼は切り裂かれた。
彼らがこじ開けた突破口を五千の騎乗士が拡張する。一方、増田騎馬軍団は大きく左に回り込む機動をおこなった。
騎士のいない反対翼の戦いは増田連合軍の有利には展開しなかった。
「com.com.」
?チャリオットが耳障りな音を立てて迫り、旋回しながら武熊に矢の雨霰をふらす。
「ぶおっ、まおっ」
武熊たちは腕で頭をかばい、いやいやをした。さらに射られるとたまらず敗走する武熊が現れる――味方の方向へ。
「こっちくんな!」
「やっぱり武熊は増田の敵」
「敵に回すと恐ろしいが、味方にしても頼りないっ!」
武熊とハサミは使いようなのだが、右翼の騎兵は勝手なことをわめいて混乱をきたした。
そこに?騎兵たちが威勢よく突っ込んでくる。
「「うわあああああっ」」
増田出羽守は由緒正しいスカラベの前立てを部下に向かって反射させ、刀で敵を指し示した。
五万の雑魚ナメクジがうねうねと敵に向かって進む。時折、敵味方の矢が飛び交い、飛翔音が恐怖を煽り立てる。
至近距離に近づいたことで増田兵は黒い毛皮をまとった敵の中に、本物の生きた毛皮が混ざっていることに気付いた。
「敵の武熊だ!」
「いや、セルクマだ!」
そいつの身体は増田島の武熊より一回り大きかった。しかも、暴れた時の危険を無視して敵兵が大武熊の近くにまとわりついていた。
増田たちはさっそく脱糞する。それでも槍にすがってへっぴり腰で向かっていく。
「イチランイチラン!」「モウケモウケ!」
異民族は突然騒ぎだし増田の肝をつぶした。ほとんど気を呑まれた状態で中央での戦いがはじまった。
「右翼の連中は何をやっておる!」
増田ちんぽこ将軍は右翼の崩壊をみて叫んだ。事前に打ち合わせた作戦があっさり台無しになってしまった。
「右を向けぇい!」
烏合の騎兵集団を破砕した敵の?騎兵が奇声をあげて駆け寄ってくる。三万の歩兵は味方の右側面を守るために戦いはじめた。
「やっぱダメだ~~っ」
あれだけ意気込んで進んだのに、撃退されるとは情けない。
負け上手の増田出羽守は無理して流れに逆らうことはせず、部下と一体になって逃げた。
「姫との結婚は無理でござるな……」
敵の中央はいきおいに乗って増田連合軍を追ってきた。増田家(五)が汚れた尻拭いに割ってはいる。
「必ず負ける兵は必ず勝つ兵と同じ。やはり、軍師にとっては使いやすいわい」
増田匿兵衛はうそぶいて銅鑼を鳴らせた。前衛が引き出した敵を左右の歩兵が側撃する――計画だったのだが、右側は?騎兵への対処が必要だったため機能したのは左側の増田家(十)軍団だけだった。
「放てぇ~~っ」
自慢の手銃が火を吹き、防備の薄い斜め右から撃ちまくられた蛮族がバタバタ倒れる。
コミュニケーション不能な連中もさすがに怯んだ。そこに増田家(士)の尖兵が斬り込んでいく。
「……この兵があれば天下も狙えたはずでござるが」
自分のではない脱糞の臭いがして、増田中弐は邪念を追い払った。
戦場の西側では増田軍が圧倒していた。鋼鉄の戦士たちが?騎兵の中央を食いちぎる一方で、増田騎馬軍団が側面や背後に回り込み、騎射で滅多撃ちにする。
増田島の湿潤な気候が蛮族の合成弓にあわなかった影響もあり、一方的な射撃戦になる。
このまま敵の後方を回り込んで、東の騎兵戦も勝利に導けば完勝。
そんな、計画だったのだが、味方の右翼が時間稼ぎに失敗したため計画が根本から狂っている。
喧騒の中、増田騎馬軍団の指揮官たちは、その事実を忍びに聞かされた。
「父上!」
ある増田騎馬が北を弓でさした。増田典厩は頭をつるりと撫でる。
「まったく、とんだぢゃぢゃ馬ぢゃわい……」
増田軍(四)は敵左翼?騎兵の攻勢をしのぎ続けていた――むしろダメージは?騎兵の方が大きかった――が、
機動力にまさる敵の動きを拘束することはできず、敵左翼の一部はついに本陣にまで乱入してきた。
精強な増田軍(四)に近い右寄りに本陣をおいた方が安全という読みが裏目に出た。
「うろたえるな。うろたえるではない!」
と叫ぶ増田家(八)当主が一番うろたえていた。尻は腸そのものを体外に排出してしまった感触だ。
ナマコならそれを囮にして逃げるのだが、最高司令官ともなれば、そういうわけにもいかない。
「ipip!」
馬廻りが角の派手な?騎兵を相手にしている間に、随伴していた軽装歩兵が足下まで迫ってくる。
「ひかえろ、下郎が!!」
当主は悲鳴をあげると、腰の大業物を抜いて、一刀のもとに小鬼を斬り捨てた。
“!?”
「://」
敵は一瞬硬直する。増田家(八)の当主はかつて伝説的な剣士に師事し、
「ぬりゃ!てりゃっ!」
「それ以上、いけませぬ」
太刀が刃こぼれだらけになったところで馬廻りが主を止めた。四万の後衛は?騎兵を軒並み倒しおえていた。
普段は輜重を護衛している彼らが、増田家(八)では最精鋭なのであった。
輜重が奪われない信頼があるからこそ、増田軍(八)は安心して戦えた(負けられた)。
そして、彼らが防衛された食糧を期待して本隊への合流を目指すことで全体が敗北から早期に立ち直るのであった。
だが、やはり実戦経験の乏しさは問題であり、頭領がみずから戦う事態に後衛はそうとう混乱していた。
そんな最悪のタイミングで敵中央から東にこぼれた大量の歩兵軍団が襲いかかってきた。
最初は東西に引かれていた戦線はいつのまにか、南北に引かれる状態になっており、本陣は最右翼の最前線だった。
敵味方が増田左混が戦っているあたりを中心にして、回転扉のように右回転した結果である。
「ここは一旦、お引きを」
増田匿兵衛が進言する。当主は言い返しかけたが考えを改めて軍師にしたがった。
「くそっ」
「お腰の物は味噌ですかな?」
「……たわけ。うんこに決まっておろうが」
「某もでござる」
見ると増田匿兵衛も漏らしていた。
大将が敵前逃亡したことで増田連合軍の士気は低下、思い思いの方向に退却をはじめた。
あくまでも退却をこばんだ増田家(一)の旧臣たちは敵に突入して討ち死にを遂げた。
「むごい……」
と漏らしつつも、増田家(四)の当主も、死兵の抵抗を利用して戦場から離脱した。
前回
http://anond.hatelabo.jp/20160620020153
次回
Q.一万円のステーキは、千円のステーキの十倍の美味さですか。
個人的な感覚では、5千円を超えるとステーキの味はわずかにしか変わらなくなる気がする。
長年、競争相手がほとんどいない学際分野で研究してきた。当時のボスとほんの数人しか相手にしてくれなかったけど、科学のため社会のためになると信じていた。地味ながらも理論をコツコツ積み上げていい仕事をしてきたと思う。でも数年前に、アメリカの研究者がこの分野である発表をしてからいろいろ変わってしまった。ある大きなプロジェクトと絡んでいたことから急に大きな注目を集めるようになって、あっという間に大勢の研究者がこの分野に押し寄せてきた。莫大な予算のプロジェクトが世界中にバンバンたって、高額の機器を使った夢みたいな大規模実験がされて、論文がIFの高い雑誌にたくさん出ている。すでに高齢ポスドクと呼ばれる歳になっていた私も、この流れである研究機関に職を得た。だけど、流れに乗ってしまったことを凄く後悔している。私は欧米グループの研究の粗さや足りない穴は理解できるが、彼らの大規模な研究の中ではそんなものは些細な問題になってしまう。私が考えることなど、その数十倍のデータで潰される。そして彼らの研究の流れが速すぎてついていけない。こんなだから私を拾ってくれた人たちの期待に応えられない。その後ろめたさがあるから、毎日いいようにこき使われる。ますます研究ができなくなる。学会でもまともに相手にされない。自分の無能ぶりに絶望して、何もする気が起きない。
少ない予算をやりくりしながら、古い機材を借りてひっそりやっていたころは楽しかったな。誰もやっていないことをやっているワクワクとか、自信とか誇りとかそういうものがあった。
もう戻れないんだろな。いっそ全部、辞めちゃおうかな。
まもなく四十も半ばになりますが、成人後に出席した結婚式の数が片手に満たない。
この年齢にして、この経験値とは、どうなのか。やばいんじゃないのか。
そもそも結婚式なんて、皆そんなに呼ばれてる?
こちとら経験値を積みたいのに、あいつらぜんぜん挙式しやがらない。
結婚式の無駄に長いスピーチってのを目撃してみたい。結婚式あるあるに知ったような顔でにやりとしてみたい。もしも明日突然社長になって結婚式に呼ばれまくっても、笑ってはいけない結婚式を参加者に強いることがないように、あらゆる情報(おもにタブー)を蓄積しておきたい。
いやでも小金持ち社長だったら呼ばれるのは迷惑なので社長の座は遠慮させていただこう。
ニートとか、ぼっちとか、社畜とか、夜逃げ中とかなら、まあ仕方がない。呼ばれる道理がない。
さいわい、大学を出てから数回の転職を挟みつつ働いてきて、親友と呼べる友人にも、親しい同僚にも恵まれている。
もちろん友人が多い方ではないし、人付き合いも上手ではない。母数が少ないという点は認める。
でもそもそも、式を挙げる人自体が少ないよね? 呼ばれる機会ないよね?(裏でこっそり集まっているというネタは却下)
実際のところ、自分のまわりはこうだった。
圧倒的に式を挙げない人が多い。略奪再婚だからだとか、病み上がりだからだとか、まあ理由は人それぞれで、パーティすらしない人もわりといた。寂しい。
何人かは外国で親族だけの挙式をした。相手の国でとか、好きな国でとかで、まあこれは呼ばれても行きづらい(有休的に)。
そして残りの友人知人はみんな未婚。自分を含め、その予定もない。知り合いのおよそ半分が未婚なのは、結果的に既婚者クラスタと接する機会がないから、比率が上がってしまうんだと思う。子供なんて身近にいる?レベル。
あと特殊なのは、いとこたちの結婚式には、なぜか両親のみ出席というスタイルなこと。もはや10人を超えるいとこの顔も名前もよくわからない。侘しい。
というのは言い訳で、やっぱり人付き合いが薄いせいなのかもしれない。いやだって40超えたら疲れやすいよね、休みの日は人に会うより一人でだらだらしてたいよね。婚活とか無駄なことしてないで、家でぐーたらしよーぜー。週末に一歩も外出ないの最高だわー。