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はてなキーワード: 勢力とは

2022-08-27

案の定統一教会問題グダグダ化して、逆ブーストになりつつある

https://anond.hatelabo.jp/20220720163418

ちょっと前に増田で書いた懸念が、そのまま形になってるな。

どこからどこまでがOKで、何がダメなのか?って話が曖昧なまま

統一教会と関わったから、お前は駄目だ!政治生命は終わりだ!」

って勢いで攻撃すると、多くの人間が巻き込まれグダグダになるのは予想できたはず。

与野党わず統一教会を含む宗教団体との金銭的な関与は絶対にあるに決まってる訳で、それが飛び火するのは目に見えてた。

また、宗教団体資金人員提供する先が、政治団体だけに限るはずがない。

メディアだって慈善団体だって統一教会を含む宗教団体から資金人員提供を受けているだろう。

政治だけでなく、教育や良い事にも金を使う。そうやって宗教団体活動の幅を広げて、世間存在する事を許されているんだからな。

時間が経つほどに攻撃していた側が資金提供を受けてる事が明るみになり、自爆していく展開は予想の範囲内だったはずだわ。

予想してなかったとしたらアホでしかない。



宗教団体にかぎらず、選挙に各種団体人員資金提供する事は恒常的に行われてきたし

各種団体が、自由意志もつはずの個人を縛って票数を一定数動かせる事にも疑問を持たれてこなかった。

連合創価の様に、それが当然の様に扱われてきた訳だろ。

それが許されているのに、統一教会ボランティア人員を出す事がNGだなんて、どう定義するってのか?

表立ってはないけど、立教佼成会が政治に関わってないなんて、そんなことはない訳で

この程度の事は、少し頭が回る人なら誰だって考えてたんではないか


にもかかわらず、何がダメなのかって定義あいまい

カルトに関わったぞ!死刑だ!」

って勢いで石を投げれば、攻撃してた側の関与が明るみに出ては、枝野のみたいに誤魔化しに次ぐ誤魔化しをして

批判意味を失ってグダグダになるのは当然だ。

そして、「意味なく自民党批判をしてた」という事実けが人々の頭の中に残って、批判した側が手足をもがれていくだけに終わる。



こんなのさぁ、最初から予想できたことだと思うんだけど、何故リベラル勢力には

それが想像できないのだろうなぁ。リベラル勢力の知能劣化が激し過ぎて悲しいよ。

攻撃する時は守りも考えなさいよw

2022-08-26

結局どいつもこいつも統一教会なんてどうでもいいと考えているんじゃないか

どいつもこいつも統一教会というカードババ抜きマウンティング合戦をしているだけで

心底統一教会を追いこもうという気概がまったくないのが、右左問わずに残念でならない。

党派性から一歩も抜け出せずに、対抗勢力貶めるために統一教会ジョーカーに利用しているだけなんだろ。

唯一本格的に統一教会を追及している日テレにWhataboutism論法嘲笑している自民信者はほぼ間違いなく

統一教会なんてジョーカーとしての利用価値しか考えてないし、野党側にしても超党派でもって統一教会を叩く気概はまったくなく

寧ろ安倍総理との関係を強調することで一層対立を拗らせている、ここでも統一教会は単なるジョーカー

幼少のころ、合同結婚式霊感商法にひどいトラウマを植え付けられ、再び表舞台に現れてショックを受けた

俺の代弁者足りえる人物はいったい誰なんだと思う。そして二世信者に至っては心底お可哀想に、誰もあんたらのことなんて見ていないからね。

anond:20220826180615

いま問題なのは総理大臣を始めとして政権与党統一教会とズブズブでそれが政治に影響を与えているという点なので

そこで野党がどうだ、マスコミもこうだ、と言い出すのは、戦線を拡大して有耶無耶にしたい勢力しかない。

ネトウヨがよく「ウイグル批判しろ!」と言って話をそらすのと同じ。

2022-08-24

野党が弱い」について

政権支持率調査の結果が出たときに必ず出てくるのが「自民党がこんな体たらくなのにそれでも野党が弱いから持ちこたえられる」という意見について。

これはほとんど野党問題じゃないんだよね。もちろん多少はあるけど。

おそらく「何があっても自民党支持」って人が3割ぐらいはいる。これはもう崩しようがない。仮に自民党議員全員が国会で眠りこけていても離れない。

自民党のおかげで飯食ってる人たちだから。いってみたら中の人

大企業組織的不祥事を起こしたときに「あん会社一回つぶせばいい」と外野は言えるけど、従業員関連企業は言えないようなもので。

から野党完璧だろうが不甲斐なかろうが切り崩せるのは政権支持率30%までで、それ以上は何があっても下がらない。

ある程度の年齢以上の人なら森政権支持率9%、麻生政権支持率16%をおぼえているだろうけど、それは自民党内に補完勢力がいたから。

あのとき不支持だった人たちはみんな野党のほうがいいとおもっていたわけではなく、自民党内の他の派閥に代わってほしいとおもっていたのだ。

だって自民党内で「カルトとは完全決別します、金融政策改めますコロナ対策ちゃんとやります」ってグループが出てきたら岸田内閣支持率はあっという間に10%ぐらいに落ちるだろう。

でも現れない。骨抜きにされてるから

まり政権支持率一定から下がらなくなった原因は「野党が弱くなった」じゃなくて「自民党が弱くなった」なんだよね。

小選挙区制によって派閥が弱くなった。弱くなって首のすげ替えをする体力がなくなった、だから支持率を下げられない。

野党が弱いか政権交代が起こらない」ではなく「自民党が弱いか支持率が下がらず政権交代が起こらない」なんだよ。

anond:20220824044136

数学博士(理学)取ったけど反論反証は違うと思う。

反証にならなくても反論になることは普通にあるでしょ。

創作物犯罪差別を誘発する」と主張する勢力がいるけど、問題本質は「現実犯罪差別を誘発する」ことだと思う。


例えば統計力学で「等確率原理」を導く根拠として提唱されたエルゴード予想は「反証」されたわけではないが、「十分長い時間」のオーダーの議論から、これは根拠として的を外していると現在では理解されている。

形式論理的否定されたわけではなくとも、「反論」が機能することはある。

anond:20220824082801

またデマをばらまいてる

男の自殺者を増やしたい勢力がいるのかな

2022-08-23

政治家バカばかりだから僕が出馬したいくら

実際は絶対当選しないだろう

まず当選しないとなんにもならないし

仮に当選できたとしても一人じゃ何も出来ない

一定以上の勢力政界に送り込まないとこの国を変えられないんだろう

そうなるとやはり、組織票に頼るしかないんだろう

カルトでもなんでも使ってまずは政権与党を目指さないといけないんだなぁ

あとはカルト要望も聞きつつ

本来自分がやりたかたことをやるみたいな

でもそのころにはもう自分議席の維持や政権維持しか考えられなくなってるんだろうなぁ

anond:20220823091005

正面通りに取るなら、この人の「国益にかなう政治家」とは

韓国北朝鮮軍事情報流出させることを是とする政治家

韓国北朝鮮に、日本信者洗脳して集めた金を送ることを是とする政治家

日本国内の共産党支持勢力をせん滅させることを目標とする政治家

憲法改正で、国民基本的人権保障をなくし、先制攻撃が出来る軍隊を持てる(戦争を始めることができる)ようにする政治家

になるね。

2022-08-21

論理や内容より、誰が言ったか重要視されるようになってからネット駄目になった気がしてならない

本名アカウント名といったもので、誰が言っているか重要視されるようになって久しい。

YouTuberインフルエンサーコメンテーター色々あるだろうが、論理や内容じゃなく勢力争いになる。

たとえばYouTuberだったら、こいつ晒したろってやったら、そのYouTuberフォロワーも一緒になって騒ぐわけだ。


そして有名人Twitterのような、推敲や誰かのチェックすらしてないものに対して毎日大騒ぎしている。

昔だったら編集で落とすような内容は落として欲しい。

最近有名人名前さえタイトルに入れられれば、どんな内容でも記事を出していたりするのもあるが・・・


anond:20220821182814

Metaはもう降りられないぐらい投資しちゃったっぽいよね。

約束された大失敗でまた勢力図変わるのかなあ。

2022-08-20

自民党とその補完勢力が行っているのは社会的弱者から搾取

昨今、統一教会自民党関係が連日世間を騒がせている。

統一教会とは昭和時代から霊感商法による違法献金で多数の破産者を出したり

合同結婚式という個人人権無視したイベントで家庭崩壊などを引き起こし所謂カルト団体

そんな団体と長年与党として活動している自民党大臣クラス人物が多数親密な状態にあった事は、かなりの衝撃を世間に与えている様だ

その一連の報道を見ていて、自民党が行ってきた事や現在でも行っている事は、社会的弱者から搾取であるという以前から抱いていた思いが確信に近くなった為

ここではそれについて思っている事を書いていく

本題に入る前に言っておくと、私は宗教3世と呼ばれる立場人間

と言っても、今世間を騒がせている統一教会ではなく、創価学会宗教3世

その為、世間統一教会問題クローズアップされると共に、その信者の子である所謂宗教2世問題も注目を集めているが、彼らを見て自分他人事とは到底思えない

また、創価学会自民党と連立与党関係になっている公明党支持母体であり、今回の政治宗教問題では十分渦中の立場であると言って良い

そしてニュース話題になる統一教会の票集めの行動の姿も、創価学会信者の票厚めの行動と被るのだ

私の家族は非常に熱心な創価学会信者で、地区ごとに開催される「座談会」と呼ばれる個人の家庭で行われる集会を取り仕切る立場でもある

普段は勤行(仏壇に向かってお経を唱える事)であったり、前述の座談会にて、個々の宗教にまつわる体験談を話し合うと言った活動を週に2、3回程行っているだけで、そこに政治の影は殆ど無い

だが、選挙が近くなると途端にその組織の形相が変わる

地元公明党、或いは自民党候補者当選させる為、朝から晩まで選挙の手伝いとして活動従事する事になる

その活動の中でも、F票集めは特に重視されている

F票とは、自分の知り合い、友人、関係者に「この政党候補応援して下さい」と頼み込む事であり、F票のFはフレンドから来ている

そんなF票ではあるが、頼み込む相手は誰でも良い、友人だけでなく、行った事のある飲食店の主人から縁のあった仕事関係者、兎に角手当たり次第だ

中には急に投票を頼まれてその押しの強さに引いてしまう人もおり、この活動理由となって縁を切られたり、疎遠になったりする事もあるようだ

こんな事を選挙が終わるまで、時には電話で、時には相手の家や店に直接出向いて頼み込む

その活動内容は政治家のそれと殆ど変わり無く、重労働と言って良い

その為、選挙が近づくと「また選挙、嫌だ、面倒だ」という文句学会信者からは少なからず出てくる

だが彼らはそれをやめようとはしない、その理由として「福運」なる概念がある

これは言葉では言い表し難いのだが、要するに「幸運になる権利」の様な物だ

普段の勤行や座談会はこれを生み出す為の行為なのだが、それに加えて選挙活動への協力や応援した議員当選する事なども、この「福運」を生み出す行為とされている

これらの行動は「信心」という、己の運命を変革する為の行為の一部とされており、これらを繰り返す事によって福運を積み、幸福人生を歩むというのが創価学会の考えとなっている

逆に言えばこれらの行動をしない事、つまり選挙活動に協力しない事は信心の教えに反する事であり、そんな者は福運を積めない為に不幸になる、というロジックになっている

はっきり言って、選挙活動に協力すれば幸福になるという考え自体馬鹿げているが、「福運を積めない」となるとそれは学会信者としては死活問題なので、何の見返りも無い様な選挙活動にも熱心に参加する

政治からすれば、これだけ都合の良い存在も他に居まい

だがこの様に選挙活動信者らを利用する事は、タイトルにもある通り社会的弱者から搾取と言って良い

前述した通り、選挙活動における信者の行動は人間関係破綻させてしまリスクが有り、活動期間も長い為に負担も非常に大きいが、それを可能にしているのは正常ではない精神状態

そもそも宗教信者になる方は不幸な人が多い

重い病気を患っていたり、学校会社での業務人間関係トラブルを抱えていたりする人が本当に多い

その救いを求めて宗教接触するのであり、実際勧誘に行く側も、その方が何かしらの不幸やトラブルに見舞われた情報を得て、それを起点に勧誘するのが基本だ

人生幸福が少ない人々にとって、宗教はやっと得た救いであり、それに強く依存する人々も少なくない

そんな集団の中にあって、「自分はこれをしなければ不幸になる」という恐怖感を持たせれば、例え自分にとって利益が無かろうと必死に行動するのである

普段の行動からして異常な活動が多く見られる統一教会でも、これと全く同じ構造が作られているのであろう

だが、そもそも信者らの不幸の原因は、何らかの知的障害知的ボーダーであるが故の失敗や、それによる高いストレスで引き起こされる体調不良である事が多い

これらは仏壇に祈ったり、選挙活動に参加する事では決して解決せず、専門医による適切な治療カウンセリング必要なのである

にも関わらず、そうした不幸な人々を狙って仮初の救いを与え、本心では選挙活動献金で使える都合の良いコマを増やす事を目的としている現状は、余りにも邪悪であり、社会的弱者から一方的搾取である

現在私は創価学会活動とは距離を置いているが、その実態は未だに変わっていない

現に、公明党代表である山口那津男氏は、統一教会問題に対して「ノーコメント」を貫いた

それはまさにこの後ろ暗い背景の存在故の事だろう

そんな公明党や、統一教会の力によって選挙を戦い勝ってきた自民党からすれば、社会的弱者搾取対象であって、救済の対象では無いのだ

このままの政治環境が変わらなければ、やがて今以上に大勢の人々が不幸になる時代が訪れる事だろう

政治と結びついた宗教が、世の中に幸福をもたらす事は無い

2022-08-19

政教分離フランスに学べ

殆どの国の政教分離国家宗教活動を禁じている。例えば政府特定宗教を利すること、国民特定信仰強制することなど。つまり宗教団体の側から政治活動に参加することは禁じられていない。日本は当然のこと、イギリスドイツアメリカなんかも同様。もし今の日本宗教団体の政治活動法律により禁止すれば、憲法14条一項、19条20条一項、21条との関係違憲となる。そのため公明党統一教会闊歩する事態となっている。そもそも我が国君主(笑)税金生活国事行為を行う存在なのに神道祭祀みたいなことしてるし。

一方厳格なのはフランスフランス政府宗教活動をすることは無論のこと、公共空間での市民政治活動禁止されている。宗教教育ダメ。完全にプライベート空間信仰するのは当然OK。それでもカトリック勢力日本日教組みたいに教育現場に強く影響を及ぼしてるそうだが、日本宗教団体程の影響力はない。日本フランス型の政教分離採用してはどうだろうか。

2022-08-18

[]

中央公論平成26年9月号に戸部良一帝京大学教授が「日本は何のために戦ったのか 戦争理念と『政治戦』」と題して、大東亜戦争について書いておられます。とてもいいと思いました。

開国来日外交英米という二つのアングロ・サクソン国との関係を基軸に、これら二国との関係を調整することを基本にして、外交政策をつくってきました。東アジアから欧米諸国駆逐し、自分東アジア盟主になるというような政策をとったことは、一度もありません。日本歴史外交史を読めば、簡単なことです。

 

では、「あの大東亜太平洋戦争は?」 となるかもしれません。「自衛戦争」と無理してこじつければ、そう言えない部分もないこともないでしょうがしかし、ろくな外交をしないでおいて、つまり戦争を避けるような外交をしないでおいて、追い込まれ、「ハイ自衛のためです」の主張には、賛成しかます。 かと言って、アメリカは完全に日本との外交交渉に誠実であったとはいえません。

極東軍事裁判判決のようなアメリカの言い分が100%正しいわけではありません。連合国側が広めたこ理屈世界に流布していて、こまります。かといって、日本が100%正しかったという主張にも、うなずけません。もし、軍部とくに陸軍があれほど政治横槍をおさなかったなら、日本外交アメリカ戦争などをしていないでしょう。中国問題をかたずけていたでしょうし、ドイツとの同盟なども結んでいなかったでしょう。陸軍自己メンツのために日本犠牲にしたのです。

 故リチャード・ストーリという有名なイギリス日本史家は、「日本外交明治以後優秀であり、軍部が口出ししていなかったら、あんなことにはなっていない」と言っています。こうした国際的規模の大きな誤解のもとは、ナチドイツ日本を同じものとして考えるからです。

まったく異なった二国の外交説明させて下さい。

 日本中国戦争をする意思はなく、また昭和12年に偶発し拡大する中国との争いをやめ、中国から兵を引きあげたかったのです。ましてや、アメリカとの戦争などは、ぜひとも避けたかったのです。アメリカドイツとは戦争がしたく、それゆえ当初は日本との戦争を避けたかったのです。

 日本は大いなる野望ともち、まず中国との戦争からはじめていき、やがてその野望達成の必要ナチドイツ同盟を結び、ドイツ欧州を、日本東アジア全部を支配するため戦争をした。日本については間違いの解釈をしていますアメリカ正義保安官で、町の秩序をみだす日本という悪漢二丁拳銃で打倒したという西部劇です。

専制全体主義国家暴力脅迫と大虚偽宣伝にみちあふれていました。日本は違います。)

 日本の「鬼畜米英」は戦争が始まってから言い出された言葉で、最初鬼畜米英の考えがあって、その考えにしたがって政策目標が作られ実行されたわけではありません。国民の間には英米への強い好意がありました。東アジアでは、日本もっと英米への好意が強かった国でしたし、今でもそうではないかとと思います

 

 昭和12年(1937年7月7日盧溝橋での偶発些細な事件では、日本中国も拡大する意図はなく、そのまま停戦して終わりにしたかったのです。しかし、日中双方の停戦意図にもかかわらず、拡大し、大げんかになり、ついにアメリカとの戦争になりました。

アメリカとの戦争になるまで、つまり昭和16年12月まで、4年と5か月もありますアメリカ戦争したければ、もっと早く、対中戦争で体力を消耗するまでに始めています。なぜそんなに待つ必要があったでしょうか。また、もしそうならば、対米衝突を避けるために、日本が提議して日米交渉などする必要もありません。日本中国全土を占領しようとか、東アジアから英米勢力駆逐するというような、大それた考えや予定などもっていませんでした。東南アジア植民地解放しようという崇高な考えで戦争をしたのではありません。対米関係悪化し、アメリカから経済的に締めつけられ、南方天然資源のほうに眼が向いていったのです。最終的に南方天然資源確保のために英米仏蘭と戦い、これらの地域から英、仏、蘭を追い払いました。その結果、戦後これらの国々がふたたびその植民地支配者として帰ろうとしましたが、東アジアの人々の激しい抵抗あい不可能になりました。

 もし、こうしたことがなかったなら、アジアの国々の解放は、フィリピンは別かもしれませんが、ずっと遅れていたのは間違いありません。

ライシャワーも「ザ・ジャパニーズ」で書いていますが、日本東アジアにあって他の国々と違う国なのです。理由歴史的経験の違いです。東南アジアの国々と、歴史上たえず専制国家であった中国とそれを手本とした朝鮮韓国と、封建制度を発達させた分権的な、しかしながら、統一された社会としての日本という経験の違いがあります。また西洋帝国主義の挑戦にいちはやくうまく応じて独立を維持した日本という違いがあります。また明治以後日本だけ豊かになり、敗戦後もいちはや日本だけいちはや復興しそのうえ豊かになった日本という違いがあります。また戦後一時的占領のぞくと、西洋諸国植民地になったという経験ももちません。ヴェトナムインドネシアビルマなど、植民地になった国々と人々がどんなにみじめな政治生活を強いられたかという、経験したことがありません。

 日米交渉において、アメリカから経済的に締めつけられと書きましたが、こう書くと、「じゃあ、悪いのはアメリカだ」という意味でもありません。そこには交渉過程における相互のやり取りというものがありますアメリカとしては、そうでなかったら取りにくかっただろう強硬な手をうつことができたからです。

イギリスフランスオランダとしては、日本に負かされ、かつ植民地を失い、大変不愉快だったでしょう。

 

なお、日本南方天然資源確保・・・といいましたが、ナチ東欧ソ連一方的に襲いかかりました。日本はそんなことしていません。万一アメリカから資源買いつけに支障が出た場合にそなえて、事前にオランダ商業ベースでの購入をのぞみ交渉をしています。この交渉はまとまりませんでした。

 万が一のインドネシアへの進出のため、また英米中国援助の道を封鎖するため、フランスとはヴェトナムへの進駐を考えて交渉します。この交渉には軍事的圧力をちらつかせ貫徹しますが、これにたいしアメリカ石油輸出禁止在米資産の凍結という厳しい手段でこたえます。このアメリカの予想外の反応に近衛はびっくり仰天。そこでルーズベルト大統領との直接会談提案します。それは軍部が対米交渉障害になっているから、軍部の頭越しに話し合い、交渉をまとめよう考えたからです。この直接首脳会談には、アメリカハル国務長官などが強く反対し、この提案拒否します。

なんで日本が好んで戦争をしたと言えるでしょう。

 

 さて日中戦争ですが、これが中国で拡大し、英米との雲行きがあやしくなり、対決を避けようとして、対米交渉を提議し、日米交渉ワシントンで開始します。その交渉がまとまらなかったのは、日本にも大きな責任がありますしかし、「それは日本だけの責任だ。アメリカは悪くない」と一般に考えれていますが、これは大間違いです。ハル国務長官の態度にもみられるように、アメリカにも大きな責任がありますハル国務長官には、アメリカ学者にも同じ意見がありますが、「だいたい戦争を避けるため、日本との交渉をまとめるつもりがあるのですか」と言ってもいいぐらいのところがありました。

 日本昭和はいると、右翼的国粋主義の風潮も強くはなりますが、ドイツとは違い、多くの組織が併存しており、どの一つの組織も他の組織を圧倒するとか、ましてや他の組織を滅ぼしていくということはありませんでした。そのときそのとき事情や都合で、ある組織あるいは政治勢力意見が強まったりまったりしていました。日本場合は、偶発戦が拡大していくにつれ、その戦争遂行戦時体制ができ、陸軍要望が聞き入れられていき、陸軍が威張ったのです。決して陸軍は他の組織を吸収したわけではありません。一部の軍事費のぞくと、法案予算案もすべて国会を通過しなくてはなりませんでした。そういう意味国会機能していたのです。意外だと思われるかもしれませんが、軍部議会世論を気にしていたのです。

 

陸軍に反対したからといって、消されるとか、強制収容所おくりになるということはありませんでした。強制収容所もないし、ゲシュタポなどの恐ろしい暴力警察もありませんでした。日常生活については、もっと具体的なものを当時の新聞とか記録とか小説などで、実際の日本人の日常暮らしを知る必要があると思います。(たとえば田辺聖子小説や思い出。向田邦子小説芹沢光治良の「人間運命」も面白い本です。)

 日米交渉の難点の一つは、中国から撤兵問題でした。陸軍も東条も中国から撤退はするが、それには二、三年は必要だと言い張ったのです。ナチと違って、中国全土を占領するとか、中国国民奴隷化するというような主張は、100%ありません。アメリカは二、三年の期間は不満で、二、三か月の以内の撤兵を主張しました。ここに陸軍の横暴があるのです。すぐ撤退しては、陸軍の印象が悪いのです。負けたようで格好よくないというわけです。

 大東亜共栄圏思想ですが、日本中国全土を占領するとか、中国人を奴隷化するというような考えではなく、日中戦争が拡大したから、その説明の一つとして喧伝されたのであり、日中国民平和友好といったムードがその本質であり、具体性のないものでした。当時もやはり、日本人は根底日本人の中国にたいする「シナ中国コンプレックス」をもっていたのです。

 東条は陸軍の「行進」の先頭で旗をもっていましたが、「俺についてこい」と陸軍を引っ張っていたのでなく、陸軍というおみこし担ぎ運動で、その集団行動行進で、たまたま旗手をつとめていたにすぎません。もちろん、それで得意になっていたわけですが。といって、東条に責任がないわけではありません。

日本場合いくら東条などでもある一定以上の文化教養があったわけです。それを、ナチ日本も一緒にしてもらっては困ります

 この教養の差は、例えば敗戦の受けいれかたにも、大きな違いとなって表われます日本場合は、これ以上の負担国民に強いるのはいけないという、コンセンサスがありました。ポツダム宣言受託については、その内容の具体的な確認とか、「これでは国体が守れないではないか」といった意見の違いで、受諾がおくれただけであり、基本線は敗北やむなしでした。

東条でさえ対米交渉の妥結を希望をしていました。彼は10月中旬近衛に代わって総理大臣になりますが、東郷という、軍部の考えに抵抗した、超ハト派の、言葉をかえれば「強硬ハト派」の人間外務大臣にして、交渉継続します。(東郷昭和20年4月成立の鈴木内閣という敗戦終戦のための内閣で、外務大臣として、敗戦終戦のために尽力します。彼は東京裁判では有罪禁固二十年の判決。)

東条は反英米主義者でもありませんでした。中国との戦争で泥沼にはいってしまい、戦線を縮小する勇気、そこから撤退する勇気、をもたなかったのです。これがため、大事になってしまいました。昭和7年から大平戦争勃発までの駐日アメリカ大使のジョセフ・グルーという人は、知日家親日家でしたが、日記で「日本人は何か困難があると、(それを解決しようとしないで)回れ右をしてしまう」と書いています

 日本は「勝った、勝った。悪いシナを懲らしめた」という形にもっていけなかったわけです。戦線を大幅に縮小する勇気必要でした。

 中国も内部に大問題をかかえており、また、日本一方的大陸から追い出すほどの力をもっていませんでしたし、また、英米もそこまで中国を援助する必要は感じていなかったのです。中国協定を守らないので困っているという点では、英米日本と同舟でした。

陸軍英米大平方面で戦うための軍隊ではなく、大陸での権益を守るため、(ということは、間違いなく、日本帝国主義政策関係しますが)、の軍隊であり、その対象は一貫してソ連でした。

また、よく誤解されることは、「日本日清戦争とか、日露戦争とか、あるいは満州事変のあとから、大規模な軍隊中国大陸駐屯させていただろう」ということです。これもよくある誤解で、昭和12年の日本中国偶発事件が拡大するまでは、中国大陸に少しの軍隊駐留させていただけです。

 日本人は賢かった、勇ましかったなどとは言えません。愚かなことをしてしまったものです。

2022-08-17

はてなってとんでもないレベル知識のやつが歴史政治語ってたりするよな

伝統的に日本イギリスと同様に「君臨すれども統治せず」の原則のもと成立した立憲君主制国家だとかほざいてるアホがいたから、市民階級ブルジョア)が主導して形成されたイギリス立憲君主制と、藩士が主導した上から近代化の結果成立した日本立憲君主制は単純に比較出来ないと言ったら、「維新勢力ほとんどは下級藩士なので上からではない」とか言ってきて呆然とした。

基本的歴史用語理解できてないやつが偉そうに歴史政治を語ってるのがはてなだ。

90年代初頭の中学受験景色

増田が小4か小5の時くらいにSAPIXTAPから別れたばかりで、増田は姉がTAPに行っていたし自分も小3くらいから行ってるしやっぱりTAPでしょということで受験まで通っていた 

教材もめちゃくちゃ面白かったし教師が引率してくれて教室の最寄駅までみんなでワイワイ帰るのが楽しかった

子供目線しかないが、90年代頭くらいだとまだSAPIXはそれほど圧倒的ではなくてTAP勢力に翳りが見えてきたところ2つ下の兄弟四谷大塚に行っていた

どこでもいいが、結論学校勉強で物足りない子供には進学塾絶対あったほうがいいと思う 結果に関わらず10代前半には湧き出るような好奇心学習欲ってのがあり、それを満たしてやるのは正しい

なお第一志望は国立の附属だったためくじ引きで落ちたけど第2志望には合格した

sapixならともかく、なかなか元TAP生ですというおじさんおばさんに会うことはないけど会ったら昔のことを語り合ってみたい

anond:20220817130748

どさくさにまぎれて別のカルトを躍進させようとする勢力いるか統一叩きの流れは警戒しながら見てるけど

統一がつぶれること自体は何一つ困らんしむしろ歓迎やで

2022-08-16

anond:20220816133659

日本は負けたのではないか敗戦ではなく終戦と言え」という勢力いるからだぞ。

https://anond.hatelabo.jp/20220710213029

追記2】

議員復帰した辻元清美氏が質問主意書で、05年06年の「回顧と展望」の「集団」は統一教会のことか、という直球質問をし、岸田政権は「統一教会のことで間違いない」と認めた。

公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」における特異集団記述に関する質問主意書参議院

https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/209/meisai/m209014.htm

どっかのコメントで「安倍政権だったら認めなかったのでは」みたいな内容のものを見かけたが、確かに安倍政権だったら「具体的組織名集団名を公表するのを想定した報告書ではない」とか言って無回答だっただろうと思ってしまう。

質問主意書質問と回答を読んで、へーって思ったのは、ここに書かれている「組織」と「集団」ってそれぞれ固有の別団体名を指してたんだね、ということ。「『新組織』を設立して、勢力拡大する『集団』があった」と書かれていて、自分は『新組織』(ここでは統一教会フロント団体)について書かれた文章だなと思っただけだったんだけど、実は『集団』(ここでは統一教会本体)について書かれた文章だったのだと初めて気づいた。お役所文章は一語一語に厳密に意味が込められて組み立てられているとは話に聞いて知ってはいたが、素人の一国民が読み解くのは難しい。

 

トラバ

統一教会は、公安調査庁が出す「内外情勢の回顧と展望」というレポート(..

https://anond.hatelabo.jp/20220710213029

2022-08-15

反社勢力から献金を受けている政治家は殺されても仕方ない

という共通見解を作れば、政治家サイドが戦々恐々として率先して取締に走るようになるだろう

そのためにも山上容疑者減刑必要

anond:20220814073448

フェミニストとして、実はそこを期待している。

韓国に限らず日本女性第二次世界大戦中の性被害を軽視する発言を繰り返す壺ウヨどもにはうんざりしているが、アジア女性基金を軸にした補償で手を打たなかった韓国にもうんざりしている。

手打ちに反対したのはむしろ勢力韓国反日ナショナリスト)なのではと疑っているレベル

既に報じられているように、戦時犯罪戦後補償問題は、統一教会の2枚舌で日韓対立を煽るネタとして使われ、そのすきに日本から富が吸い上げられている。

壺ではないウヨを自認する面々は、統一教会の思う壺に陥らないよう、真の敵は何か深く思考して行動するべきだろう。

2022-08-14

才能の格差を目の当たりにしたらどうするか

いわゆる同人女お気持ち表明をこれからする。

私のジャンル覇権ジャンルでもマイナージャンルでもない中規模ジャンルのそこそこ人気カプだ。

数年ここにいて、数年書いてる。

そこにとある字書きが現れた。なんというか、才能の塊みたいな存在だった。本人は描くのはこのジャンルが初めてと言っているが確実に沢山小説を読んできた教養の感じられる美しい文章だった。ジャンル感想も美しくて瑞々しく、愛と頭の良さが存分に出ている。

そもそもオタク歴そのものが短いらしい。中学生の時にオタクだったけど忙しくなって卒業してコロナで戻ってきたと言っていた。

からこういうお付き合いで失礼があったらすみませんというが、すごく人付き合いというか距離のとり方が上手い。そして日常時折見せてくれるが家がガチの豪邸。料理の品数が多い、外食だーって上がってた写真がロブションだった。添えられたぬいが所在なさげに見えた。特に記念日でもないらしい。本人曰くアラサー実家暮らしなのに何も無い時にロブションに行くような生活からあの文章がかけるのかと納得した。

そんな人だから信者すごく出来てる。元々いた字書きも絵描きも擦り寄ること擦り寄ること。あの文章を読んだらそうなる。最大手普段交流なんてしないのに彼女文章ファンアートを何枚も描いている。そういう読んだ人間を屈服させる魅力がある。アイコンもヘッダーも最大手製だ。

ある日彼女が本を出すことしたらしい。分からないことばかりなので教えてくださいと言えば界隈最大手の字書きが校正に入ると言う。至れり尽くせり極まりない。表紙はどうなるのかと思えば、別ジャンル(大きいジャンル)の人気カプの大手が何故か自カプを描くということになったらしい。意味わからん。別ジャンル大手が自カプを読んで彼女に惚れ込んで感想を送ったのが始まりだと。その人が絶対本を出せ私が表紙書くと言い張って出すことになったらしい。そんなことある

それでめちゃくちゃ刷りました。これからこの本をベッドにして寝ますと言ったくらいの量を一瞬で売り切ってしまった。それは後で聞いたが字書き最大手と同じ量だった。要するに完全に勢力争いが変わった。その本は再販してもまた売り切れている。

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明らかに彼女が来てからカプの空気が変わった。

活性化したとは思う。彼女の筆の速さに影響されてか字書きが負けじと沢山書いている。

同人女ならわかると思うが、彼女の貰う感想義理だったりカプの村社会でなく本気のROM専から感想が多い気がする。それを律儀に返す性格からまた感想がくる、全て返せなくてすみませんという姿がまぶしい。

書き手にありがちの、書き手しか絡まないとかでなく読み手にもリプを送ったりその考察気づかなかったですとかするからまた好かれる。

これで顔まで綺麗だったら嫉妬で死にそうと思ってイベントに本を買いに行ったらなんというか流行りの透明感が売りの女優顔ではなく、少し前の華がある系の派手系女優顔でもう嫉妬で死んだ。

信者も本の感想に加えて美人が本売っててびっくりしたとか添えてある。実際ほんとそう。綺麗な顔は信仰にも近いものがある。女同士なら尚更だ。

それにはっきりいって年齢層が高いジャンルから書き手子供がいるのが当たり前みたいな状態の中、彼女はいないらしい。だからいうか時間にも心にも余裕があるのだというのが感じ取れる。

文章の才能だけでも圧倒的だった。面白く美しくちゃんキャラクター性と関係性を大事にした文章だ。特に恋に落ちた時の感情表現が熱烈で美しく、どういう恋をしたらこんな文章が書けるのだろうと疑問に思う。

それだけでも嫉妬してたのに、他の部分まで圧倒的な差を見せつけられてカプまで変えられて悲しい。

そして彼女のよく使う作者は言及してないけどあったであろうグレーな設定は完全に彼女により公式化されている。このカプにおいてこの設定は公式くらい暗黙の了解になった。

私は実はそれがあまり好きではないし、彼女の好きな別カプ(よく自カプ小説に登場する)が地雷からなんとも言えない気持ちになる。

彼女がよくABとCDと一緒に書くせいで自カプにCD好きが増えた。そしてCD大手とも仲良くなっている。もう怖い。グレーな設定もCDも苦手な私は日々息が詰まる。

私にも彼女みたいな才能があればこの盤面をひっくり返せたのかと考えることもある。辛い。悲しい。

でもあのコミュ力もないし無理なのはわかる。

多分、近いうちにジャンルは上がると思う。

2022-08-13

3Dプリンタの家がまもなく発売されるけど

YouTubeでも既に「ローン組んでる銀行・・・」「施工職人・・・」って反対勢力が湧いてるのね。

これってDXに反対する社員に似てる構造かもしれない。

過去ビジネス既得権益を得ている側にとっては都合が悪いわけですね。

まり仕事がなくなっちゃうから

逆に言うと、反対勢力が多いというのは、イノベーションの程度が高いってことだと思う。

でも急なDXと違って職人技術が即ロステクになるわけじゃないし、それぞれ補完しうる。

住宅ローンビジネスはなくなるかもしれないけど。

そういう意味で期待したい。

https://www.youtube.com/watch?v=iypgDTSwtGI

これくらいの家をトレーラーとかで移動できるようにしたらめっちゃ面白いな。

完全にホイポイカプセルだ。引っ越し作業いらないじゃん。

水道電気プラグイン形式ポータブル化する。太陽光パネルもつけたりして。

夢が広がる技術で期待。

水素エンジン車とこれがあればすごいクリーン世界になりそう。

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