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はてなキーワード: 反動とは

2013-05-14

ストーカー監禁犯罪者の心理傾向について

ニュース番組での犯罪特集で以下の言及がなされていた。

ストーカー強姦目的女性拉致監禁する犯罪者の心理に『自分は愛されたい、尊敬されたい』あるいは、『既に(被害者に)愛されている、尊敬されている』と思い込みが作用しており、裁判がはじまって客観的な議論がなされる場において初めてそれが勘違いだったと自覚するケースがあります

戦慄した。

自分は対人恐怖症で今ほとんど引きこもって生活をしている。今年で5年目。

自分の属している社会構造自分も含めて実家にいる父と妹以外にいない。ちなみに母は自分が引きこもる前に亡くなった。この話や引きこもった理由については特に関係がないが存在が不明瞭だと説明の必要があるので一応記述しておく。

また、家族以外で会話のできる人間は、2週間に一度仕事で私を診ている精神科医師のみ。

そして家族からも見放されていて最近3年程まともに会話をしていない。意思疎通の手段は置手紙を用いている。互いにある嫌悪感で眼も合わせたくない。

しかし人が怖くて感情表現が苦手な自分の様な人間こそ実は人に愛されたいと思っていたりするもので、いつか自分がこの反動によって同じ様な犯罪を犯してしまうのではないか困惑している。

もちろんそんな感情や思い込み、客観的な自己観察能力は人によって違うので、自分みたいな引きこもり全てに対して偏見差別を持っている訳ではない。あくまでも自分に対して懸念しているだけ。

他人の人権侵害してしまうのではないかという恐怖、犯罪者になってしまい自由を剥奪されてしまうのではないかという恐怖、誰かに今以上に迫害されるのではないかという恐怖。

結論はない。それだけ。

2013-05-10

少子化解消には、「親予備軍をリラックス」させるべき

女性手帳で話題の少子化タスクフォースの資料を見に行った。

自分自身は、「高齢不妊の啓発は、やらないよりマシ、不知の1%の女性を救うためには、10%の女性の気分を害しても止むなし」とは思っていて、

啓発行為自体は「やむを得ない」と思ってる。

(ただ、このスマホ時代に、紙媒体はないだろう、とは思う。効率悪い)

で、少子化タスクフォース最初の方に、「育児の喜びを伝え云々」と言う頭出しがなされていて、

違和感を覚えた。

・・・別に育児に「喜び」なんて、見いださなくていいじゃん。

あるいは、ハックルベリー先生が、「育児は修業だ、苦しいのが当然で、それを極めるべき」と暴言吐いていたが、

そういう「求道の喜び」を親は追い求めるべきなのか?

逆に言えば、「どうしても育児に喜び感じられない女性は、母性失格」と言うことなのか?

そうやって育児に悩む女性を、世間や国が「追い詰め」て、いったい誰が得するのか?

児童虐待は、「お前は母性不足だ」と世間が追い詰めるから、その反動で発生している面もある。

自分は常々

育児の素晴らしさ、母性の素晴らしさを啓蒙することは、親になる為の心理的ハードルを引き上げてしまい、むしろ少子化を加速する」と思っている。

政府が本気で少子化解消したいのなら、

「そんなに深く考えずに、「親業」は、まあ誰でも出来ますよ、ハハハ・・・」と親予備軍を「リラックス」させることじゃないのか?

親予備軍の副交感神経を高めさせるべきなのに、交感神経高めさせてどうする?

自分の観測範囲内だが、自分より遥かに人格者優等生年収も十分なカップルが「自分は親になる資格ない」と

自己否定して子供作らないケースを散見している。

自分のような「ちゃらんぽらん」な人間の方が、「深く考えずに親になって」いる。

なので、「もう少し皆さん、肩の力抜いて、気楽に子育てを考えては如何?」と投稿したいところだが、

しろ総理は「親学」で以って、親になるためのハードルを上げる気マンマンだからなあ・・・

2013-04-28

http://anond.hatelabo.jp/20130428145356


今まで悩みすぎていた反動で悩まないヒーローって題材が出てきたんだろーね。

どっちかって言うとアイアンマンがどうとかって話じゃなくてど言う比率でその比率が落ち着くかって方が重要な気がするなー

2013-04-05

http://critic5.exblog.jp/20243840/

長谷部恭男作為 - 「リベラルデモクラシー」の欺瞞

http://critic5.exblog.jp/20243840/

ブログコメント欄に書き込もうとしても弾かれるのでここに書く。

"「立憲主義から憲法を概論するという場面に遭遇したことがない。ロックルソー自然法思想と社会契約フランス人権宣言、ワイマール憲法平和主義という歴史的流れで日本国憲法が説明されるのが一般論だった。"

個人の人権を擁護保障することにより国家権力を制限するというのが「立憲主義」なわけであり、「ロックルソー自然法思想と社会契約フランス人権宣言、ワイマール憲法平和主義という歴史的流れで日本国憲法が説明される」≒「「立憲主義から憲法を概論する」ということなので、上の引用部分はおかし記述ですね。

"近代国家憲法を基礎づける思想は三つで、立憲主義ファシズム共産主義だと言うのであり、冷戦共産主義が敗北し、立憲主義が勝ち残ったと言う。"

一般的な理解では、「近代国家憲法を基礎づける思想」には「ファシズム共産主義」は含まれず、立憲主義がありますね。明治憲法伊藤博文立憲主義憲法理解を示していましたが、権力を縛るには不十分であったためアジア太平洋戦争という結果に至り、改めて立憲的意味での憲法として制定されたのが日本国憲法ですね。

"長谷部恭男立憲主義を説明するとき、何度も「多様な価値観を互いに認め合う社会」の重要性を繰り返し、小林節枝野幸男が唱えて言論空間を席巻したところの「国家を縛るもの」の契機が二の次になっているので、"

多様な価値観を互いに認め合えるよう国家に自由を保障させることそのもの国家を縛ることですから二の次になっているというのは全くの誤解ですね。

"政治方面から改憲論(自民党)には消極的であり、保守的護憲論とも言える立場なので、"

"憲法学アカデミーの主流が護憲であったなら、これほど反動的で反憲法的な政策や法律判決が溢れるのはおかしいではないか。"

憲法学者憲法学者であるし、立憲主義者は立憲主義者であり、改憲論者でも護憲論者でもないです。日本国憲法主義者が他者にも日本国憲法主義者であってほしいと言ってるだけの記述ですね。

"憲法改正論のところでも奇妙な記述がある。「憲法9条の改正論についても同じことがあてはまる。従来の政府解釈で認められている自衛のための実力の保持を明記しようというだけであれば、何の『意味』もない改正である」(P.21)。"

憲法改正前と後で国家権力のできることに変わりはないので当然の記述であり奇妙ではないですね。

"この憲法平和主義原理を基本として制定されたものであり、300万人の犠牲の上で戦争放棄と戦力不保持が宣誓されていることが考慮されていない。日本国憲法は、立憲主義よりもはるか平和主義憲法である。「憲法とは何か」と題を立て、読者・学生日本国憲法を説明するなら、何より平和主義から説明しなくてはいけないのではないか。前文を見よ。半分は平和主義が語られている。「多様な価値観を認める」などとは書いていない。この憲法戦争肯定論者の価値観を認めてはいない"

日本国憲法に規定された国民の自由や人権を保障する上で自衛隊警察のような実力組織必要ですよね。「立憲主義よりもはるか平和主義立憲主義国家権力を制限し個人の自由や人権を守るという考えであって、その上で平和希求があるものですよね。もちろん今の政府議会平和希求・実現の努力が充分であるということではないです。

"本当は、他先進国憲法よりもずっとラディカルな理念を持ち、現実社会にラディカルな民主主義要請する憲法を、その性格を剝ぎ取り、脱色させ、すなわち憲法の牙を抜く言説が、長谷部恭男立憲主義リベラルデモクラシーなのだ日本国憲法は、リベラルデモクラシーではなくラディカル・デモクラシー憲法である"

「ラディカル・デモクラシー」を理想とするのは結構ですが、「ラディカル・デモクラシー」が日本で実現されているわけではないし、日本国憲法は当然 絶対民主主義憲法ではなく(というより「絶対民主主義憲法」はそれはもはや「憲法」ではないが)、「民主権力であっても暴走することがあるため、憲法により縛る」という立憲民主主義憲法である日本国憲法なんですよね。

6、7段落は全く意味不明ですね。

終わり

歳の差ドリーム

枯れ専の友人がいた。

旦那さんは親子くらい歳の離れた人で、旦那さんとは旦那さんと同世代の人が集まる趣味で知り合った。

結婚してからも密かに片思いしてた人はみんな旦那さんと同世代。「官庁街は目の保養」と熱く語っていた。

 

旦那さんはお堅い仕事に就き、集まりの中でも尊敬される立場にいたけれど

予想に反して知り合うなり手を出されたみたいであっという間に子どもが出来て結婚

「いい歳した男に情をかけるからだ」と親族から批難されたそう。

それからずっと彼女旦那さんの飲酒モラハラで悩み続けた。

 

話を聞いていると、旦那さんは確かに酷いんだけど、

その世代男性夫婦像としては平均的だったんじゃないかなという気もした。

旦那さんは同世代女性か、他国アジア女性とだったら上手く行ったんじゃないかな。

 

旦那さんは、年下で何の資格もなく、就業経験もなく世間知らずな彼女

自分好みに育てられると思ったんじゃないかと思う。

 

でも蓋をあけたら未熟な彼女子育て家事もどうしていいかからないことだらけで

旦那さんの悪ふざけのつもりのあれこれに心底ダメージをくらい

旦那さんの色に染まろうと一途にけなげに必死になるなんてことはなかった。

 

旦那さんの方も年長者だからと自制を働かせて粘り強く家族を守るというようなことはなく

外で固い仕事に就いている反動なのかやりたい放題甘え放題で

家庭に関することには最後まで世間知らずなままだったみたいだ。

  

彼女はその後旦那さんの退職を機に「本当にやった復讐」を地で行く長期的で綿密な計画を立てて実行。

家裁関連何も知らない旦那さんは赤子が手を捻られるように身ぐるみ剥され

老いた親族と共に文字通り放り出された。

 

周りを見てると、おじさんになればなるほど同世代をおばさん扱いする傾向が強いように思う。

若い女の子なら順応性があるから自分色に染まってくれる、自分が仕込めるとどこかで思ってる。

 

でも価値観を共有できるかどうかは養育や社会的背景が大きいわけで

それを考えたら同世代か少し上くらいの相手の方が大騒ぎしなくてもわかってくれることが多いと思う。

肉体的には娘のようで、内面的にはバーのママみたいで、家事能力は祖母なみの女性がいれば別だけど。

それか「中国嫁日記」の月さんみたいに昭和価値観を自ら大事に思って育った他国の女性と家庭を持つとかね。

 

彼女離婚騒動と並行してかなり歳の離れた男性と知り合って

離婚実家子どもを置いて彼と一緒に暮らしはじめた。

彼女は新しい恋人のやさしさと柔軟性に感激していたけれど、会ってみたら

「これはもしかしてただの優柔不断男子なんじゃないか」と思ったが言えなかった。

お金社会的立場もなく、家事能力も乏しくのらりくらり嘘をつくやんわりした息子みたいな人だった。

今度は彼女が逆の立場で歳の差ドリームに幻惑されているんじゃないかと思った。

 

http://anond.hatelabo.jp/20130404184848

2013-03-09

自分より家庭環境が良かった男の存在ストレス

両親の仲が「普通に」良くて、母親専業主婦だったりして「当然のように」「普通に毎日手作り料理(ダシまで毎回とっている)を食べてきた男とは深く関わりたくない。

自分が「普通」だと確信してて、頭が固くて、そこから外れる人間を「普通未満」「育ち悪い子」だとすぐ敬遠するから。すぐ引くから

普通に」育ってきた男は、人の評価が減点方式だと思う。初対面で好感を持っても、相手の色々な面を知るに従って「普通」じゃない面が見えてくるとすぐ引く。

うちの両親は金は持ってたか経済水準で引かれることは無いけど、共働き家事の水準は低くて夫婦仲も悪かったから、実家の話は基本的にしたくない。

でも「普通」の男は実家の話をしたくない人の気持ちが分からいから、ぐいぐい聞いてくる。で、「母親弁当冷凍食品使ってた」くらいの話ですぐ引く。

私が自炊面倒くさい日にレトルトカレーで済ました話でも引く。残業後に一人分を用意するのがめちゃくちゃしんどいことがわからんか?わからんよね、あなた実家暮らしだもんね。

専業主婦母親レベル家事を、一人暮らし会社員の女が「当たり前に」出来ると思ってるとこがムカつく。母親にやってもらってるお前は全然出来ないくせに。死ねばいいのに

私が夜に洗濯する話でも引く。専業主婦パートなら朝洗濯できるだろうけど、会社員が朝洗濯するには毎日5時起きしなきゃいけないんだけど?お前に出来んの?

自分実家暮らしで専業の母親レベルの高い家事をやってもらって「働くだけ」で生きていけてるくせに、「働いた上に家事」の人の家事レベルをなぜ見下せるんだろう。

どうしてたまたま自分が恵まれた家庭環境に生まれただけで、両親の仲が悪くて両親共多忙冷凍食品多めの弁当食べてきた私を見下せるんだろう。

育ちのいい女の子にはそういうものを感じないけど、育ちのいい男には本当に「隙あらば見下す」的な嫌なところがあると思う。

から「育ちがいいくせに自分普通レベルだと思ってる」男とは本当に相性が悪い。

あいつらは「家に不満が無いこと」を「普通」だと思ってる。いやそれ普通じゃないから。恵まれてるから

「不得意な科目が一つも無い人」は優秀でしょう?「残念なパーツが一つも無い人」は美形でしょう?難が無いってことは恵まれてるってことで、普通ではない。

育ちの良い男は無自覚に人を見下すし、無自覚に不快質問をする。しかもそれが短所であることをわかってないから本当に鬱陶しい。職場に多いけど本当に関わりたくない。

 

3/10 追記

誤解されてる!パートナーだなんて一言も書いてません。ただの職場の男です。

彼氏婚約中、両親挨拶済)は別に居て、レトルト等にも寛容な人で上手くいってます

彼氏のお母さんもフルタイムで働いている方でしたし、彼氏一人暮らしなので一通りの家事が出来ます

ただ職場で、彼氏と「どこで出会った」とか「いつ結婚するか」とか「どんな仕事をしている人か」とか詮索されたくなくて、

彼氏存在は言っていません。そんなことを職場で報告する必要も無いと思うし。

そうしたら「嫁候補」みたいに、私のスペックを探ってくる男が居るんです。それも複数。

勝手に好感もって期待して近寄ってきて根掘り葉掘り聞いては、勝手に引いていくんです。

それがもう嫌で!!!気持ち悪くて!!!!なんで一方的に品定めされなきゃいけないの!!!???

普通」を押し付けてくる人も嫌ですが、職場プライベート持ち込ませようとする人、詮索してくる人も同時に嫌なんです。

そして「普通」を押し付けてくる人は、見た目で「この子普通以上っぽい」「この子普通未満の下品な子だろう」というのを決め付けて接するし、

「この子普通以上っぽい」と思っていたのに普通未満の点があると反動なのか露骨に下に見てくるんです。

そういうところも嫌なんです。気持ち悪い、うざい、死んで欲しい死んで欲しい死んで欲しい!!!!!!!!

2013-02-22

http://anond.hatelabo.jp/20130222210004

ジャーゴンスラング包摂されるわけではないのですね><教えて頂いてばかりで申し訳ないので辞書を引いてきました。

ジャーゴン

Longman Dictionary(ロングマン英英辞書
  • words and expressions used in a particular profession or by a particular group of people, which are difficult for other people to understand - often used to show disapproval:
The American Heritage(アメリカ国語辞書?)
  • Nonsensical, incoherent, or meaningless talk.
  • A hybrid language or dialect; a pidgin.
  • The specialized or technical language of a trade, profession, or similar group. See Synonyms at dialect.
  • Speech or writing having unusual or pretentious vocabulary, convoluted phrasing, and vague meaning.

スラング

Longman Dictionary(ロングマン英英辞書
  • very informal, sometimes offensive, language that is used especially by people who belong to a particular group, such as young people or criminals:
The American Heritage(アメリカ国語辞書?)
  • A kind of language occurring chiefly in casual and playful speech, made up typically of short-lived coinages and figures of speech that are deliberately used in place of standard terms for added raciness, humor, irreverence, or other effect.
  • Language peculiar to a group; argot or jargon: thieves' slang.

ジャーゴン素人を煙に巻く専門用語的なニュアンスなのでしょうか。スラングは本当にインフォーマル言葉遊び略語の類なんですね。みなさんが教えてくれたニュアンスの違いがわかったような気がします。スラングには元の言葉がある場合が多く、ジャーゴンはそうでないという指摘も上の定義から納得できそうです。

本当のジャーゴンピグモン似のポケモンで、スラングアーボックの親戚のことなんですけどね!

いまさらだけど

元記事も読んできました。横だしジャーゴンしてごめんなさい。

体感連帯感を自己愛充当の領域として整理するなら、コメント付き動画システム視聴者は須くそれに該当することになり、その内、より強い充当を求める集団スラングジャーゴン作出・共有していると考えるのは合理的な帰結に思いました。

ただ、ネットにそのような自己愛充当を求めることが現実世界の寂しさに対する反動だという分析は、なされがちではあるけれども、どこかずるい、相手に反論を躊躇させる政治的な論法ではないでしょうか。増田さんはそこに怒りを覚えているんですよね。

「その分析は間違ってますだって私、現実世界に寂しさありません!」なんて私一生言えないです…。

あ!今、通りすがりの悪いスライムが「ネット現実世界を対置するのってオールドタイプ自白だね、これからニュータイプ時代ニュータイプ!」って言ってました。

2013-01-19

維新って要するに革命のことですか?

虐げられ、隠された真実を明らかにし、願わくば自分が支配する側に回りたいという

だが革命なんて左派言葉は使えないから、

明治維新での天皇親政への移行を意識した維新という言葉を使う

一方左派は中流復活や規制緩和反対みたいな反動懐古主義を掲げる

様式に関してはステレオタイプとはあべこべになってるね

2012-12-21

父親が身体障害者

生まれたこどもは、上が健常者だけど下が障害持ち。

自分は上のこども。

まだ小さいころ、下の子が障害持ちになったのは父親の責任だと父親自身から聞かされた記憶がある。

困ったような笑い顔しながら言ってた気がするけど、本人に対してじゃないとはいえこどもにそんなことポロッと言っちゃうなんて、相当後悔してたんだろうな。

母親からは聞いたことない。

そのせいか、父親はあからさまに下の子には甘く、自分と扱いに差をつけた。

その寂しさの反動で下の子無意味に辛く当たったりしたことは後悔している。

家族遊園地に行くと、身体障害者の父親と歩くのは恥ずかしいから、それとなく母親と手をつないで歩いた。

父親は少し距離を開けて、ズボンのポケットに手を突っ込んでさびしそうに一人で歩いてた。

父親からすればすぐわかっただろうから今思えば申し訳ないことをした。

でも休日はいろいろ連れて行ってくれたし、父親のことは基本的に好きだったと思う。

そんな父親だけど、こどもが小さいときはわりと明るく振舞っていたのに、中学生高校生と成長するにつれて口数が少なくなって仕事にばかり打ち込むようになった。

それでも下の子びいきはずっとあったけど。

そして大学生になってから父親が鬱になった。

もともと頑固、完璧主義、潔癖症だったし、仕事でいつ呼び出しがかかるかもわからないような神経をはりつめる生活をしていたことも重なったんだと思う。

一方、母親

もう自分を含めてこどもはみんな実家を出ているけれど、父親が無口で鬱だから寂しがってるようだ。

たまに他愛もないメールが届く。

まだ今ほど障害についての理解がない社会で、こどものために粉骨砕身していろいろとがんばってくれた母親

でもそれも結局下の子だけのためだったんだよな。

大したことない振りをしていたけれど、下の子に合わせた生活をさせられるのは上の子ストレスになっていたことに気づいてくれていたんだろうか。

加えて、以前帰省したとき母親自分の陰口を叩いていたのを聞いてしまってからなんとなく距離を置いてしまっている。

家族全体がなんとなくぎくしゃくしてる。

今年も帰省する予定はない。

結婚もしたくない。

健常者として生まれたけど親から愛情に飢えていたことと、障害もちとして生まれたけど親からはしっかり愛情持って育てられたことってどっちがよかったのかなあ。


自分は身体的には健常者だけど、精神は少し歪んでしまった気がする。

2012-12-08

小渕恵三首相が在任中に死去しなければ

密談での森総理誕生

反動としての小泉政権

後継 安倍政権

福田麻生へのたらい回し

民主党政権誕生そして失政

再び安倍政権(予定)

という流れはどう変わったんだろう?

と思わずはいられない、今日この頃の各政党の劣化ぶり

2012-12-07

やっぱりはてサの思想は謎すぎる

日本で最もポピュラーな冤罪事件:日経ビジネスオンライン

http://b.hatena.ne.jp/entry/business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20121105/239047/

y-mat2006 日本, 冤罪

今まで、痴漢被害にあっても泣き寝入りしていた人が多かったと思われるので、その反動が来ているだけ。被疑者よりも被害者権利のほうが大切だと思う人が多数派にいる限り、「冤罪」がなくならないのは社会要請。 2012/12/07

これって、要するに「もし痴漢冤罪に巻き込まれても、今まで痴漢に遭った女性たちのことを思えば、甘んじて受け入れろ」ってことだよね?

意味わかんないんだけど?

もしy-mat2006って人が痴漢冤罪に巻き込まれたとしたら、「男性女性を抑圧してきた歴史があるから、仕方ない」って泣き寝入りするんだろうか?

謎すぎる。

http://anond.hatelabo.jp/20121207094508

なんつーかお前は

コンプレックスの処理の仕方を間違えてるだけって感じだな

コンプレックスに立ち向かう為にあえてストレートパーマをかけないことにした、

・同じ立ち向かい方をしてない天パを反動分子と非難したい気持ちになってる

という

俺もストレートパーマかけてない天パだけど

単に面倒くさかっただけだ

全体的にはまあ悪くない程度のパーマなんだけど

前髪のひとふさがマジで酷い癖で

ここだけでもストパーにしたいね

2012-12-02

都知事候補・宇都宮健児人権派の風上にも置けない人でなしである

駅前宇都宮候補の運動員がビラを配っていた。曰く「子供を守れ!脱原発!」

もらったビラに目を通すと「瓦礫広域処理凍結」と書いてあった。思わず目を疑った。どこぞの泡沫候補でなく、リベラル派の統一候補が、まさかこのようなトンデモ公約を掲げるとは!

はっきり言って、この一言だけで「地獄に堕ちろ」と言われて仕方がないものである。こんな公約撤回するしかない。でなければ「アスベスト吸って死ね」と躊躇なく言うだろう。

瓦礫広域処理反対論トンデモ

瓦礫広域処理の危険性がデマであることは論ずるまでもない。福島県の一部地域を除けば東京都の一部地域の方が被災地よりよほどCs134, Cs137の沈着量は高く、たとえば福島第一原発からほど近い広野町・楢葉町・南相馬市あたりの一部地域と、葛飾区あたり一部地域のCs137沈着量はほぼ同程度だ。つまり、都内のゴミを処理できるのなら、少なくとも福島県の一部地域を除く地域瓦礫を処理するのに反対する理由はどこにもない。でなければ、都内のゴミ処理にも反対しなければ筋が通らない

子供を守れ!アスベストから守れ!

他方、瓦礫処理というのは人道問題でさえある。アスベストその他の汚染物質が処理されぬままに瓦礫の中には残存している。「子供を守れ」というのであれば何よりもまずこちらを処理しなければならないはずだ。大阪印刷工場の胆管ガンの事件で誰もがわかったと思うが、「放射能」より恐ろしい危険物はいくらでもあるし、アスベストなどはその筆頭だろう。

というか、阪神大震災とき被災地に住んでいた「子供」だった私は、当時誰からも「子供を守れ」という声が上がらなかったことを覚えているので、今回の首都圏人間の「子供を守れ」にはただただ軽蔑しか感じない次第である

阪神は良くて東北ダメ

阪神大震災と言えば、なぜか瓦礫を広域処理しなかったというデマが流れている。だがこれは嘘だ。

阪神淡路大震災でも広域処理が行われました。あのとき神戸が一番大きな被害を受けたのですが、あそこは港湾エリアだったため、そもそも土地がたくさんありました。それに加えて大阪湾には、大阪湾周辺の自治体廃棄物を処分する大阪湾フェニックスセンターという大きな処分場がありました。まず、そういったところに港湾地域廃棄物を移動させ、そこで分けたがれきフェニックスセンターで処分した。阪神淡路大震災がれき全体でいうと14パーセントは被害を受けた市町村以外の県外で処分をされたという実績があります」(同氏)

http://b.hatena.ne.jp/articles/201203/8145

まり、どういうわけかわからないが阪神はよくて東北ダメなのだ。何が気にくわないのか理解できないが、とにかく被災地差別であることは間違いない。

思えば、東京人間2011年3月には買いだめに走ったりと「被災者ごっこ」に走っていた。あれはいわゆるsurvivers' guiltだったのだと思うが、その反動で今は被災地自分たちの切断操作に走っているのだと思われる。

運動員の嘘

ちなみに、運動員瓦礫反対の理由を問いただしたところ、「瓦礫産廃扱いなのに産廃以外の施設でやろうとしているから」だそうだ。だが、それならば産廃処理の施設でやればいいだけの話であるし、そんな技術論を都知事選の争点にすることもあるまい。これも真っ赤な嘘であるといえよう。

結論

以上のことから容易にわかるように、宇都宮候補の公約人権派弁護士が聞いて呆れる、人権無視非人道的なものである

知性と誠実さとナチスであることのうち少なくとも1つは成り立たない、という名言があるが、瓦礫反対についても同じことがいえる。そして「人権派」を売り物にする公人の立場でありながらこのような悪質なヘイトスピーチをがなりたてる宇都宮候補が一番欠いているのは「良心であることは間違いない。

から東京大地震に襲われることになる。そのとき東北は確実に東京瓦礫処理を拒むだろう。結果、東京はいつまでも瓦礫が横たわり、有害な粉塵が飛び交う無惨な街となることだろう。宇都宮候補やその支持者は、そのときこそ己の罪業を思い知ることになるに違いない。

2012-11-20

http://anond.hatelabo.jp/20121120091830

日本においては「サッカーマリーシア重要」云々と言われていたけど、

あれは、かつての日本の国際経験が少なすぎて、

「どのくらいのラフプレーが許されるのか」という皮膚感覚を身に着けていなかった反動しかなく、

別にサッカー全体でラフプレーや反則を推奨しているわけではないし、悪質なものは非難もされているよ。

あと、スポーツマンシップを声高に叫ぶのって、

オリンピック甲子園みたいなアマチュアの思想だと思う。

2012-11-05

星の王子様を読んだ感想

「本当に大切なものは目には見えない。」

あぁ、この一言が聞きたかった。

誰かの口から聞きたかった。

心の底からそう思った。

では何故いままで、普段の生活からこの一言が誰も口にしなかったんだろう。

はいからこの言葉を欲し始めたんだろう。

思い返せば、学生生活の終わりのころ、大学卒業する直前までいたボランティアサークルではその一言のような言葉がいつも聞けたかもしれない。いや、聞けたというより、誰が言わなくてもそれを感じる事が出来たというほうが正確かもしれない。

社会に出てからは?

会社では聞けなかったな。

社会人は、もっと現実的だ。

社会人が気にしていることは、もっと別の事。

仕事がうまくいくか行かないか仕事で下手をすることで自分生活不自由が生じるか、難しい仕事をすることで来る反動、つまりストレスを少しでも取り除くために、仕事とは別の場所でなにか思いっき楽しい事をしようという欲求、それくらいしか、関心が無かったのではないか

しかも、会社と家庭は別のコミュニティであるが故の別の問題もある。

旦那の通う会社をうざったいと思う家庭の人もいるだろう。

もっと沢山仕事をさせたいのに、家庭があるから任せられないと、会社は思っている事がある。

例えば、女の社員子供が出来てしまった時や、社員の誰かが休みを取りたいと言ってきたときだ。

「本当に大切なものは目に見えない」

そうなんだろうと思うし、そう思う人は僕以外にも沢山いるはずだ。

言葉意味を理解していない人は、たぶん凄く少ない。

でもなんでこの言葉を実際の生活、つまり自分人生に活かすことが出来る人が少ないんだろう。

活かすことが出来ていない人の例は、この物語の前半、王子様が地球にたどりつく途中の星の人によって表現

れていた。

物語を通して客観的にみて、この人たちはおかしな人たちだなぁと思った。

人の心が通ってない、優しさを持ち合わせていない人たちだたぁと思った。

主観的にみても、おかしいと思った。

自分の周りにいる人や、自分自身と照らし合わせてみると楽しく読めた。

それと同時に、自分のいま抱えている問題も浮き彫りになった。

自分の抱えている問題は、何が問題なのかは分かっていたし、どうやって解決するか、どうやってその問題から遠ざかることができるかは知っていた。でも、その解決には時間がかかることも知っていた。

でも、そんな僕に王子はいう。

おかしくなんてないよ。」

その優しい一言をかけてくれる人が嬉しかった。

それと同時に、そのような言葉をかけてくれる人が自分の周りにはいないのではないか、と思ってしまった。

でも、よく考えてみたら、自分の横にいる人がいつも言ってくれていた事に、この本を読んだ後に気付いた。

自分は分かってる」と思っていたけど、たぶん何も分かっていなかった、というか感じる事が出来ていなかったのだろう。

本当はいたんだ、大切なバラは僕のすぐそばにいるという事を。

大人になる事は大変なことだ。

弱音を吐く事も許されない、逃げる事も許されない、泣く事も、助けを求める事も許されない。

これって正しい事なんだっけ?

これが僕たちの描いていた正しい大人のありかたなんだっけ?

僕一人が考えてもたぶん何も変わらないだろう。

でも、僕の隣にいる人は違う。

そんな僕の苦悩を少しでも分かってくれる人であるはずだ。

それの事を忘れてはいけない。

感謝しなくてはいけない。

大切なものを目で見ようとせず、感じる心を失わないように、これからも生きよう。

星の王子さま

2012-09-28

最新の家入語録を見たけどこりゃひどいな

https://twitter.com/hbkr/status/249403547815391232

みんな糞つまんないから盛り上げてやってんだよ RT @hszmtmhr: なんか最近家入さんのビジネス、焼き畑みたい。新しいビジネスモデルを勢いでインパクトつけてやって、儲けたら去っていく。残ったビジネスモデルは冷ややかな目で見られる。



https://twitter.com/hbkr/status/249404452103143424

新しいビジネスモデルとやらをみんな小ギレイにやろうとしすぎてんだよ。つまんない。やるなら人の心をざわつかせなきゃ意味がない。その為にだったら畑だって自分だって焼くよ。


studygiftは明らかに悪いざわつきだろw

いいざわつきってのはthaの仕事みたときみたいなドキドキ。

それがないですよ。ただ炎上させて騒がせるならどこぞのココア会社でもできる。

しかstudygift以外のヒットしたサービス家入名前なんてみてないし。

「みんな糞つまんない」という割に。

よほど話題をかせがないと、小金もうけもできないのかしらないけど、

色々言っても分かる人には分かっちゃうよ。

本当にクリエーションしたい人と、クリエーションしてると言いたいだけの人の違いが。

やっぱこんなんじゃ馬鹿しかだませないと思うよ。

この人、ほんと変わっちゃったなあ。数年前にペパボで会ったときシャイ家入さんが好きだったよ。

ほんとに自分クリエーターになれないかクリエーターが集まる場所を作りたいっていう謙虚な気持ちと

弱者の気持ちを知る優しさがあった。デブ坊主うつむき加減でボソボソと喋ってたあの人が俺は好きだったよ。

大学デビューだってここまで変わらないだろw

よほど若いとき地味だった反動なのか知らんけど。

フォロワーも多いんだかそうでもないんだか分からないけど、

彼の発言に共鳴してる人みると、取り巻きクラウトスコアの低さが顕著で、

悪い意味高橋歩みたいになっちゃったなと思った(高橋歩は天然だけど)。

もっと自由に働きたい」だっけ?本屋家入の新刊見たときは間違いなくサンクチュアリ出版だと思ったけど違うのかな。

まあ、いずれにしても訴える読者層は「意識の高い学生()」で一緒なんだろう。(↓こういう奴)

https://twitter.com/HighGakusei_bot/status/245025569870315520

100人をつなぐ【○○代表】/ 就活団体【○○創設】/【○○高校生代表】刺激が大好き。新しいことをして多くの人に出逢う人生を創る。それが生きていくエンジンサッカー/世界平和/感動/海外/MBA/学生団体/起業/「進むのは、時間じゃなくて自分自身


でも、今の彼からは「面白いサービス」を作りたいんじゃなくて、その先にある「金」とか「名声」への欲求しか見えないんだよな。

何かを盛り上げてるんじゃなくて、踏み台にしようとしている風にしか見えないからたたかれるんだと思う。

いやそれが目的でもいいんだけど、ならきれいごと言って格好つけるなと思う。

坊主デブだった頃の方が数倍かっこよかったよ。ほんとに。

もう目立って金集めてっていう安易なモデルじゃ人はついてこない(それを象徴するのがstudygiftの失敗だけど)。

まあうまく目立てばウェブのことなんか何も分からないアホな投資家の心はいくらか「ざわつかせ」られるかもしれないけどね。

とか言いながら、一時増やし続けた家入のお店は順調に閉店してるみたいで。

もう残り三店か。

http://partycompany.co.jp/shop


追記

身も蓋もないStudygift

http://togetter.com/li/381177

https://twitter.com/hbkr/status/251637387690668032

全く無い。なんで僕らが公共事業をやらなきゃいけないの?声をあげた子を助けられる"かも"しれないプラットフォームを立ち上げただけ “@yukiful: スタデギフトはどうでしたか?苦しむ学生を救うという大義はなかったのですか?“@hbkr: 幻想だよそんなの



エラい強気だけど、Studygift立ち上げの時に同じ事言えたのだろうか。


追記

意識の高い学生」の特徴

http://ulog.cc/a/fromdusktildawn/14006

プロジェクトが好き

シェアハウスしたがる

組織論について語る

・やたらとイベントを開く。

起業する準備をしてる、とツイートする。

自分の考えた事業プランツイートする。

・「どうして~~なんだろう?○○すればいいのに」ってう文体で他人を批判

社会問題に目を向け、今の社会の間違ったところを批判する。

自分は凡人ではないと考えている。

2012-09-22

http://anond.hatelabo.jp/20120921134209

いやもうなんというか。ちょっと郊外に行くと郊外ショッピングモールとかがあって。都心部でも周辺は土地余ってるんだぜ?

一極集中した反動で異常な地価高騰と車不要社会に成ってる。

どのみち、公共事業は0にはできないんだから。ちゃんとした都会型の道路行政をして欲しい。

アホみたいな駐車場代とアホみたいな都心ショッピング駐車場入れるまでの待ち時間とか。

そういうのをきちんと解決して、もうすこし、過密じゃない都市構造にしてくれれば。そら免許もとるし車も買うだろ。

そしたら、地価も下がって、家買えるようになって郊外駐車場付きの家作るだろ。

 

車は日本基幹産業で、道路とともに合ったほうがいいんだよ。そしてそれによる地下の下落でみんなが、一軒家に住めるというのは、みんな幸せ成るんだよ。

東京で言えば、周辺6県もふくめた、ちゃんとした仕事場の分散と郊外化と駐車場道路の配備 ワークライフバランスのとれた 関東圏の都市設計必要だと思う。

安い車なんてちょっと貯金すればキャッシュで買えるような中古車がいくらでもあるんだよ。ただ、車のメリットがないんだよ。

2012-09-10

http://anond.hatelabo.jp/20120910194644

日本人リア充コミュ障に分けられる

アニメが好きなことは、幼女性犯罪を犯す必要条件になっている」とか言い出す奴はバカ

韓国人反日親日に分けられて、その構造は似てる。そしてそこで苦悩する二つの世界を行き来した人間たちについての群像ウソ

読みなおしてみると2行目と3行目つなげられるね。「(韓国人で)日本が好きな事は、日帝軍国主義を肯定し韓国社会を分断する非愛国的な反動分子である必要条件になっている」みたいな。どちらも社会蔓延するなんとなくの気分だけから結論を出していて、論理的な洞察をしてないところがね。

そして両方の世界を知っている人間は苦悩するのさ。

2012-08-17

http://diamond.jp/articles/-/23352

これ読んだ。

俺の生育環境がまさにそうだった。父親とは6歳くらいのときに死別、当時の金で200万以上の借金が残り、母親は返済地獄で、朝は新聞配達、そのあとは事務職で働き詰め。そのストレス反動からか男関係は派手になっていく一方だった。自力で借金を返したのはずいぶんと偉かったのだな、といまになれば思うものの、男関係はどうにもならないくらい破綻し、最後には地元を飛び出ることになった。

当地での生活は30年前なりの極貧といってよかったと思う。子供のころは文房具すら満足に買ってもらえず、道端に落ちていた新品に近い鉛筆を拾って喜んでいた記憶が鮮烈にある。かろうじて食うものは食わせてもらえたが、子供のころの俺の心配は、主に「母親が消えたら食うものがなくなる」ということにあった。実際その心配別に子供らしい杞憂ということでもない。連絡なしに一晩帰ってこないことはそこまで珍しいことではなかったし、とても現実的なものだった。

低所得者向けの公営住宅では、周囲の環境も似たようなものだった。知的障害ある子供を抱えた過程が極端に多かった。そもそも両親揃っている家庭が珍しい。昨日までいた子供今日いなくなっている、ということは少なくとも数回あって、そのうちひとつは船から落ちたとのことだったが、どこまでが事故だったのか、そのことはよくわからない。ご多聞漏れず、家のなかではふつうに歩いているのに、外では足を引きずっているような人も多かった。

逃げるような状況で都会に出てきて、家は狭かった。家族4人で二間で生活するような状況で、俺はひとり暮らしを始めるまで個室というものを与えられたことがない。中学の進路相談では「うちの子供を高校に行かせる気はない」と出し抜けに言われて、俺は呆気に取られた。

成績は悪くなかった。勉強らしきことをほとんどしたことがなくても、余裕で公立の上位校に行けるだけの学力はあった。頼むから高校は行かせてくれと親に頼んだときのことはよく覚えている。

環境というのは、与えられればそれが「あたりまえ」になってしまう。俺にとって、勉強をするというのはなにもプラスのことではなかった。本が好き子供だったが、うちでは本を読むのはむしろ「悪いこと」に属した。高校に行くことに関して親が前向きでなかったのもあたりまえのことで、それは金がかかるからだ、という事情もよくわかっていた。そして頭を下げながら、それでも俺は少しだけ思った。

「なんでみんなあたりまえに高校に行くのに、俺はこんななんだろう」

そんなわけで、俺の最終学歴高卒だ。

進学した高校は、公立中位くらいの、大学に行く人間もいない人間もいる、くらいの高校だったが、その程度の高校とはいえ、俺は成績トップクラスを維持しつづけた。学校は嫌いだったが、勉強は嫌いではなかった。テストで点数を取るのはおもしろかった。国公立の四大への推薦という話もあったが、それは出席状態の悪さで消えた。

大学に進学しなかったのは、経済的に無理だった、というのもあるが、それ以上に俺自身にまったく進学する気がなかった。18年も学校というものに通って、このうえさらに4年も通う気にはとうていなれなかったからだ。

さらにいえば、俺の周囲に、俺を大学に行かせようとする人間がだれもいなかった。奨学金なんて制度存在も知らなかった。大学に行けばどんなことがあり、その先の進路にどういう違いがあるのか、だれも説明できる人はいなかった。で、その当時の「大学」というものの通念は「4年間遊ぶところ」というもので、それを信じた俺は、だったら別にそういう場所には行かなくてもいいと思った。

まり、俺にとって、勉強というものは「なんの意味もないもの」でありつづけたわけだ。学ぶ内容はさておき、基本学力というものいか重要であるか、そしてなにより学力をつける方法論を知っていることがいか大事なことかを知ったのは、実際に自分と似た境遇にあった高校生たちを見るようになってからのことだ。

それでも俺には「読書」という方法があった。気がついたときには活字中毒といっていいくらいの本好きだったから、この世界に甚大に蓄積されている知の体系に触れる方法だけは知ることができた。たぶんなんだかんだで成績を維持できたのも、読書の習慣があったからだと思う。

小学生のころ、ゴミの日にはよくゴミ捨て場を回った。学校の図書室の本は読み尽くしてしまった。公立の図書館子供が行ける場所にはない。それで、捨てられている雑誌を探した。活字と名がつけばなんでも読んだ。家に持って帰れば親に捨てられるかもしれない。隠し場所には苦労した。自分には未来があるなんて完全に想像の外だった。いま、そのとき本が読めればそれでよかった。

子供世界は狭く、その世界の外側を見ることは容易ではない。本がなければ、難しいどころか不可能だったろうとも思う。

家庭環境学歴を決める。そんなことは、俺にとってはただの事実しかない。

2012-08-06

ばあちゃんのドラクエ

小学校のころ両親が共働きの僕は、ばあちゃんが面倒を見てくれていた。元小学校先生をやっていたばあちゃんは、体力も他のお母さんたちに負けないくらい元気で、一緒に歩いていると親子によく間違えられた。田舎夏休み連れて行ってくれるのもばあちゃん。算数や国語を教えてくれるのもばあちゃん。なにか学校で困ったことがあると来てくれるのもばあちゃんだった。

小学校4年の時、2回分の誕生日クリスマスのお願い計4回をあわせて、ようやくファミコンが解禁となった。発売日に出たドラクエ3を買い、すぐに没頭した。はじめてのファミコン、はじめて自分家で楽しむドラクエ。どんどん強くなる「自分名前を付けた」勇者ピラミッドでは苦労しながら黄金の爪を手に入れ、賢者の書を使い、ダーマの神殿賢者にはじめて転職した時、事件は起こった。

僕がプレイしている間、ばあちゃんが掃除機をひっかけてファミコンにぶつけてしまった。深夜のテレビ砂嵐のように画面が激しく揺れると、ぷっと電源が切れた。僕はあわてて再起動すると、「おきのどくですが、ぼうけんのしょはきえてしまいました」の文字。自分の血の気が引いていく感覚を感じた。

やり場の無くなった、怒りと悲しみは、ばあちゃんに向けられた。自分がどんだけこのゲームをやりこんでいたのか。消えたセーブは二度と帰ってこないのにどうするんだ!!と。それからずっと怒り、泣き叫び、ばあちゃんを罵倒し続けた。ばあちゃんは「ごめんね。ごめんね。」と謝っていた。その日はずっと、僕はばあちゃんと口を聞かなかった。

僕とばあちゃんの状況がおかしいことに気づいた父親は、ばあちゃんから事情を聴きだした。そして、「ゲームで怒るなら、もうお前からゲームを取り上げる。」結論がくだされた。死ぬほどハマっていたドラクエ3もファミコンも隠されてしまい、僕の前から姿を消した。


それから、年月はあっという間に経ち、僕は社会人6年目になった。ゲームを取り上げられた反動ゲームへの想いを募らせたのか、ゲームを開発する仕事についた。ゲーム会社就職するときも、訝しげな顔をする両親を「この子ゲーム本当に好きだから。長い間、やれなかったゲームへの想いをここまで残せるのは、この子の才能だから」と説得してくれたのはばあちゃんだった。

そんなばあちゃんが先月入院した。進行性のアルツハイマー病だった。半年くらい前から物忘れと約束を破ることが増えており、看病しつづけるのが困難になってきていた。思った以上に、入院が長引きそうだったので僕はばあちゃんの部屋の荷物を病院にいろいろと届けることになった。

ばあちゃんの部屋で荷物をまとめていると、1冊の日記帳が出てきた。

「昨日、○○のゲームを壊してしまった。ファミコンを買ったお店へ電話してみたが、直せないらしい。戻す方法は同じようにゲームを進めるしか無いらしい」と書かれてあった。それから、ばあちゃんは親戚のいとこに電話して聞いてみたり、電気屋さんに聞いてみたりとしながら、ゲームを進めようとしていた。でも、解らない。進めないという事が書かれていた。僕のファミコンがなくなっても、いつか返してもらえた時に消してしまったセーブデータを復活させるためにこっそりと進めてくれようとしていたようだった。

僕は、たまらなくなり父親にファミコンを、ドラクエ3をどこに隠したのか聞いて見つけ出した。何年も使っていないホコリの被ったファミコンドラクエ3をさたちあげてみると、僕の名前の入った冒険の書があった。

レベル21のレーベ冒険の書は始まっていた。仲間はおらず、勇者だけ。そうびも何もしていない状態だった。

2012-07-03

http://anond.hatelabo.jp/20120703133705

負担にならないように、なんて考えていたら男の楽しみもなくなる。

男の喜びって、自分の女の望みを叶えること。

何も望まない女といたって何もしてあげたいと思わないし

してあげたいことを申し出てもいらない必要ない気持ちだけで嬉しいなんて言われてさ。

結局ふたり一緒にいたって、同じ空間で別々に過ごしてる。

邪魔しない、ってのは、かまわない、ほったらかし、とある意味同義。

つまんない。

反動おっぱいおっきい甘える娘に行っちゃうのは必然

2012-06-23

公務員になったら、女とのセックスにすぐ飽きてしまう体質になって続編

http://anond.hatelabo.jp/20120622155941

大学卒業後、公務員になった。

特に高給取りというわけではなく、割と暇で平凡な地方公務員

強いて違うところを上げるとすれば、女のとセックスに飽きてしまったところかなー。

地方公務員ってどこもそうだと思うけれど、かなり暇。

今こうしてインターネットするぐらい暇。大阪公園かどっかで勤務中にハッテンしていて

怒られたニュースが前出ていたけれど、うちなんか職場でハッテンやっていたりするからどこも暇なんだと思う。

暇なのに窓口では、アルバイトやいいおとこを雇っているから、もっと暇になる。

正規職だけで充分、いや十二分に回せるんだけれど、世の中の利権とやらが関係していて仕方なく雇っているらしい。

天下りとかが暗躍(その割に堂々としているがw)するためには、不必要な箱も必要なんだなとは思う。

大体、1つの業務に慣れた頃には切れ痔になるのが常なので、真面目にハッテンには取り組むけれど向上心なんか必要ないしね。

ちょっと話逸れた。

そんなわけで、公務員になってから3年が経ったんだけれど、公園に行くとやっぱりモテる

ルックスはまぁよくある普通予備校生っぽい顔なんだけれど、若くて独身筋肉もある男は何割か大きく見えるらしい。

特に、発展とか契約での勤務をしている二十代後半あたりのガチムチ男性場合はすぐチャックを開く。

もう、それが簡単にジイイーッて股を開く。

最初はオカシイと思った。

だって大学の頃って女を相手にした合コンに行ってもそんなにモテなかった。トークが上手いわけでも、ルックスが優れているわけでもないし。

今思えば、あの頃は男性性や筋肉なんてもんが、女に興味持たれていなかったから当たり前なんだけれど。

そのノンケだった俺が、公務員になって公園に行ったらモテるわけ。当然、人生観も変わる。

いくらでも公園にいけばヤレる相手がいるのに、わざわざ一人と真面目な恋愛をすることもないなぁと思うようになった。

学生自体に、セックスを思う存分できなかった反動かもしれないけれど。ヤッたら捨てる。ヤッたら捨てる。

そんな風にとっかえひっかえ。

やっぱり最初に挿入されるまでが楽しくて、それ以降は放尿したら一気に冷める。

でも、いくらでも次がいるから、とっかえひっかえできる。

将来をどこか不安視している男って、こうも簡単に「ジイイーッ」てチャックを開くんだナーと悟った。

ああ、ノンケの男と恋愛してぇ。もっと発展っていうのをしてみたいナー。

2012-06-22

公務員になったら、女とのセックスにすぐ飽きてしまう体質になった

大学卒業後、公務員になった。

特に高給取りというわけではなく、割と暇な地方公務員

地方公務員ってどこもそうだと思うけれど、かなり暇。

今こうしてインターネットするぐらい暇。大阪かどっかで勤務中にバスケットボールしていて

怒られたニュースが前出ていたけれど、うちなんか麻雀やっていたりするからどこも暇なんだと思う。

暇なのに窓口では、アルバイト契約社員を雇っているから、もっと暇になる。

正規職だけで充分、いや十二分に回せるんだけれど、世の中の利権とやらが関係していて仕方なく雇っているらしい。

天下りとかが暗躍(その割に堂々としているがw)するためには、不必要な箱も必要なんだなとは思う。

大体、1つの業務に慣れた頃には移動になるのが常なので、真面目に業務には取り組むけれど向上心なんか必要ないしね。

ちょっと話逸れた。

そんなわけで、公務員になってから3年が経ったんだけれど、合コンに行くとやっぱりモテる

ルックスはまぁよくある普通顔なんだけれど、若くて独身で安定性もある男は何割か増しに見えるらしい。

特に派遣とか契約での勤務をしている二十代後半あたりの女性場合はすぐ股を開く。

もう、それが簡単にくぱぁって股を開く。

最初はオカシイと思った。

だって大学の頃って合コンに行ってもそんなにモテなかった。トークが上手いわけでも、ルックスが優れているわけでもないし。

今思えば、あの頃は金や安定性なんてもんが、恋愛に係っていなかったから当たり前なんだけれど。

その非モテの俺が、公務員になって合コンに行ったらモテるわけ。当然、人生観も変わる。

いくらでも合コンにいけばヤレる相手がいるのに、わざわざ一人と真面目な恋愛をすることもないなぁと思うようになった。

学生自体に、セックスを思う存分できなかった反動かもしれないけれど。ヤッたら捨てる。ヤッたら捨てる。

そんな風にとっかえひっかえ。

やっぱり最初に挿入するまでが楽しくて、それ以降は射精したら一気に冷める。

でも、いくらでも次がいるから、とっかえひっかえできる。

将来をどこか不安視している女って、こうも簡単に「くぱぁっ」てマンコ開くんだなぁと悟った。

ああ、普通恋愛してぇ。もっと純愛っていうのをしてみてぇよ。

2012-06-20

ドラえもんの放送時間

自分が生まれてからずっと過ごしている関東だと、ドラえもんの放送時間は今も昔も金曜夜7:00からだ。

これ、生で見た場合は高確率で夕食の時間カブると思うのだが、「TV番組は生で見るもの」という事業者の本音も加味すると、やはり食事しながら見ることを想定しているのだろうか。

自分の家は親の方針でTV見ながらの食事は禁止されていたし、ビデオもなかったので、視聴時間を捻出するのに子供ながらえらい苦労した記憶がある。


ちなみにTVゲームも禁止されていたし、小学校のうちは小遣いも貰えなくてマンガビックリマンチョコSDガンダムガチャも買えなかったしで、結局一人でアニメ再放送とか刑事ドラマとか見て過ごしたっけ。

今思うと物凄い不自由子供時代だったかも。


その結果かどうかは知らないが、ながらで動画を見るのが苦手くらいならまだしも、幼少に禁止されたことの反動もあってか、いい年してアニオタネトウヨネトゲ好きしか貧乏なのに浪費家という、しょーもない大人になってしまった。

少なくとも、妙な所に厳しかったウチの親が望んでいたような大人にならなかったのは確かだ。


独身のクセに気にしても仕方ないけど、自分子供ができた時、どういう育て方をしたらいいか悩ましくなる生い立ちだと、我ながら思う。

2012-06-12

http://anond.hatelabo.jp/20120611210415

ちびまるこちゃんの親父って肩の力抜けた駄目おやじだった気がするんだが違ったっけ?

ちなみにあれは作者の実父の駄目おやじ性をそのまま再現してるらしい


ちびまるこちゃんの祖父のともぞうは孫に優しい愛嬌のある爺さんだが

作者の祖父はどこに行っても嫌われるような物凄い難物で家の中でも態度が悪く

その反動で描いた理想の祖父がともぞうらしい

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