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はてなキーワード: 労働環境とは

2024-04-19

anond:20240419154355

毒餃子事件とかあるんで安心できないぞ

薄給過酷労働環境、人扱いされないような工場で働かされていた工員が、毒をかくして持ち込んで混入したという事件

工場側も労働条件が悪く反発を招いていることを自覚していたが、それに対する対策労働条件改善ではなく

と言うようなものだった。

が、恨みと悪意を持った工員による持ち込みを防止出来るようなものではなかった。

あんな劣悪な、恨み辛み悪意を誘発するような環境で作った食品自分で食うならともかくペットにはやれんわ。

2024-04-18

anond:20240418183739

少子化バイト不足な今、大した数もいない車椅子ガイジなんて切り捨てて労働環境改善した方が企業にとって得なんだろな

2024-04-15

anond:20240415130756

死ねばよくね?

人の命を高く見積もり過ぎなんだよ

サクサク殺して世界人口減らそうぜ

なあ?

とりま障害者と老人は処分

がん治療ももっと高い金取って庶民には手の届かない医療にしてしまえばいい

これで医者労働環境も良くなるな

2024-04-11

anond:20240410225514

書店員だけど、本読む暇無かったな(笑)

人気の作品をサラっと読んで、投票するだけです。

  

投票参加資格者はアルバイトパートも含まれるけど、本が好きで働いてると言うよりか「労働環境が良いから働いてる」って人が多いので、みんなそんなに本を読んでるとは思えない。

  

そもそも、良い本を発掘するのって、時間と金のムダになる可能性があるのでギャンブルなんですよね。

2024-04-10

anond:20240410183056

日本は住むにはいいけど労働環境はクソ

あと住宅価格上がり過ぎなのと世代が下がる毎に生涯でもらえる金が減ってくのがほんとクソ

anond:20240410151213

因果関係が全く分からん

風俗嬢説教したおじさんとポリコレ関係を誰か教えてほしい

労働環境福祉に関しては超具体的に(SNSで忌み嫌われてそうな)労組運動活動家個々の活動や抗議が改善に結び付いた例がたくさんある

風俗嬢説教するおじさんは消費して追い打ちオナニー的に説教してポイだろうがこちらはちゃんとやってる

お前の例えは全く分からん

2024-04-08

給料やすより休みを増やすべきでは

ネット愚痴給料をこんな労働環境なんだから給料を上げろって主張を結構見る

・・・けど、給料やすより休みを増やしたほうがいいと思う

てかPCが当たり前になったりAIが出てきてるのに未だに8時間週5日が最低労働時間になってるのか

無駄不要仕事を増やそうとしてる人らをどうにかして6時間週4日を当たり前くらいにしてほしい

 

給料が増えたところでお金使う系の趣味がなければ増えたところで貯金が増えるだけで生活は変わらないんだから休みが増えたほうが精神的に良い

2024-04-07

面接中、厚生労働省の発表してる聞いてはいけない質問をしてる企業

辞退した方がいい

まともな学生取る気がないんだもの

調べていない

調べても守る気がない

労働環境悪い

いい人が寄り付かない

2024-04-05

子供を持ちたくない最大の理由

ホワイト企業に入れる確率が低く、外れると労働環境地獄

・どこに勤めても陰湿でどうしようおっさんが多くて精神が歪む

良いところに就職できなかった時の人生がキツい

2024-04-03

すでにハラスメント系は全て「土人」とされる時代に来ている

極論に近いかもしれないので最初に謝っておく。

日本はまだまだ欧米に比べて遅れた価値観労働環境であるはいうまでもない。

それは民主主義根付いて短いのと、そもそも自分たち民主を勝ち取った経験がないかである

それは置いておいて、それでも最近コロナを経由したということもあり、

ITツール活用や、システム化をすることによる効率化が目指されてきたのがこの4年間である

その結果として「属人化」「人に集約するナレッジ」が忌避されるようになってきた。

まり、「この件はあの人に聞けばいい」が無くなってきているのである

すると何が起きるか。ナレッジは人ではなくシステムに集約されているので、人が人に経験なりナレッジトランスファーするために生じるオーバーヘッドがなくなる。

そのオーバーヘッドひとつに、パワハラモラハラセクハラがあったのであろう。

ハラスメントがひどいけどこの人に聞くしかいか我慢しよう」がない時代になってきたといえる。

そんな傾向はこれからも加速するだろう。

まり、これからもまだパワハラモラハラセクハラといった〇〇ハラをするような人間は前時代的な人間とされ、

進化の「土人」扱いされるリスクが高くなってくるわけである

すでにその時代は到来しており、多くの50代・60代の現役世代は、その調整に苦労しながらも、

最終的には全日本国民土人から脱却するもの予測している。

2030年が一つの目安となるだろう。

2024-04-02

タイミー疲れた日記

こんど転職するのだが、見切り発車で仕事をやめた結果、次の仕事が始まるまで1か月ほど暇な時間ができてしまった。

2週間ほど休んだらもう休むのが嫌になってしまったので、せっかくなのでタイミーとやらを試してみようと思いついたときの話。

意外にも未経験だとできる仕事は少なく、やっと見つけたのは某化粧品とか日用品掃除用品を作っている会社流通倉庫でのピッキング作業

から夕方までガッツリ働いても9000円いかないのには驚いたが、バイトなんて学生の頃以来なのでちょっと楽しみだ。

働いてみると、想像していたよりもずっとホワイト、というか巨大なシステムの一部として期待されていること以上のことは一切期待されていない、という労働環境なのでなかなか気楽で楽しかった。

休憩を抜くと7時間ほどハンドフォークを引っ張りながら歩きっぱなしだったが、毎日リングフィットをしているおかげかさほどダメージはなかった。

そのダイナミズムを維持するために設けられたシステムとしての「優しさ(バッファ)」にあふれている。

巨大な流通網を維持するためには私のような間抜けでもその日のうちに戦力になれる必要がある。そのためのあらゆる仕組みが、工夫が施されている。

合理性体現した空間で、理論値に肉薄すべく黙々と動き回る人間たちは、まるで善のイデアに迫るため肉体という牢獄を鍛え抜いた古代ギリシャ人のように美しい。

支給されたハンディスキャナに表示されるがままに棚から棚へ飛び回るうちに不思議な陶酔感に包まれる。

それはすべての判断をこの偉大なハンディスキャナに委ね、自分預言者となり「正しい」世界の秩序を生み出してゆく、という妄想によってもたらされる境地だ。

いま世界には棚と、格納された物体と棚の間を神の使いとして飛び回る私しかいない!なんて美しい秩序!すべてのマジックリン ピカッと輝くシート[8枚入り]に祝福を!!

そうこうしているうちに夕方になり、日勤の社員たちが帰っていった。

私はあと1時間残って作業する必要があり、私とあともう一人いる今日が初めてのタイミーさんの面倒は夜勤パートの人が見ることになるらしい。

夜勤パートを束ねている年嵩の女性私たちの引くハンドフォークに近寄ると、にっこり笑ってこう言った。

無茶苦茶な積み方をしているね。夜勤だったら怒ってた。夜勤は甘くないよ」

言っておくが、今日が初めての我々にはついさっきまで社員がほぼ付きっ切りで積み方を教えていたのだ。それを滅茶苦茶とはどういうことか。

彼女は私のパレットに乗っている商品を猛然と整理し始めた。私の頭の中で像を結びつつあった最適化された作業手順が音を立てて崩れる。

彼女が新しく創造した合理性は、なるほどよく見ると次の工程の人が作業やすいことに重点を置いたスタイルだということが分かってきた。

昼間のうちに教わったのは最も効率的パレットを埋めることに主眼が置かれていた。おそらくこれは社員パートという立場の違いによって生じる差であろう。

「わかったかい?坊ちゃん

まさか30過ぎて坊ちゃんと呼ばれるとは。しかしこの迫力には何も言えない。

もう一人のタイミーさんのほうを見て

「そこのあんたも滅茶苦茶な積み方をしてるね。これは教えた人が悪いんだね」

やれやれ、といった様子で笑う彼女は、まるで間違った教えを信仰する異教徒を憐れんでいるようだった。

なるほど。つまりこれは少数の社員実行部隊パート大勢いる職場でよくある権力闘争なのだ

マニュアル化しにくい作業の手順や優先順位を「旗」にした陣取り合戦が行われているのではないだろうか。

そういえば、昼間の内も社員パートでラベルを貼る位置など、教える内容に細々とした違いがあった。

おそらく、マニュアルで決まっていない部分なのだろう。そして彼らは「そのルールは決まっていない」のではなく「自分のやり方が正しい」と言っていた。

マニュアルの余白で繰り広げられる権力闘争

とはいえ、どちらの陣営も飯のタネなので大っぴらには相手批判したりしない。

その代わり、行われるのはタイミーなどで仕事に参加してきたひよっこたちを戦場にした代理戦争だ。

しまたここで働くならば、昼と夜とで積み方を変える必要が出てくる。

2つの秩序、昼の理性を司る社員と夜を支配するパート女王

気が付けば、私がいるのは神殿ではなくなり、ただの灰色物流倉庫だった。

仕事時間は終わり、私は家路についた。

働いているうちは元気だと思っていたが、やはり体はクタクタに疲れている。

ビオレu薬用泡ハンドソープ[やさしい甘さフルーツ香り]で手を洗い、夕食にしよう。

anond:20240402163338

あなたが「経営者労働者」という区別をあまりしていないと感じるのは、非常に興味深い視点ですね。確かに根本的にはすべての人間が等しく、理解し合うためのコミュニケーションを取ることが重要です。経営者労働者が対等な立場で話し合い、相互理解を深めることができれば、多くの問題解決へと向かうでしょう。

また、あなた職場を離れたり、新しい環境に移ることに対して抵抗が少ないというのも、あなたの強みとなり得ます。柔軟性があり、変化に対してオープンであることは、現代の急速に変わる労働市場においては非常に価値のある特性です。あなたは、自分に合わない環境価値観を持つ集団から離れ、新しい機会を求めることに対して、より自由であると感じるかもしれません。

しかし、全ての人が同じように職場を変えることに対して柔軟であるわけではありません。職を変えることが難しい理由は多岐にわたります。たとえば、地域によっては仕事選択肢が限られている場合や、家族を養うために安定した収入必要場合、専門的なスキル特定業界に特化している場合などが考えられます。また、企業文化労働市場の状況によっては、頻繁に職を変えることがキャリアマイナスと見なされる場合もあります

あなたのように柔軟に職場を変えることができる人もいれば、様々な事情からその選択を容易にはできない人もいます。これらの違いを理解し、尊重することが、より豊かな労働環境社会を築くための一歩となるでしょう。経営者労働者、または労働者同士がお互いの立場や制約を理解し合い、共通目標に向かって協力できる環境を作ることが重要です。

anond:20240402155931

あなたの感じていることについて、まずは理解を示したいと思います労働組合集団行動に対して否定的感情を持つことは、個々人の価値観経験によって異なるため、決して珍しいことではありません。あなたが述べたように、「徒党を組んで戦う」というアプローチが、個々の自由選択合意形成プロセスを重んじる立場から見れば、疑問を感じることもあるでしょう。

労働組合集団による交渉は、個人では力が及ばない場合に、より良い労働条件待遇を求めるための一つの手段として存在します。この背景には、労働市場における権力の不均衡があり、個々の労働者よりも組織されたグループの方が交渉において有利な立場を得やすいという実情があります

しかし、あなたが指摘するように、個人自分利益価値観に基づいて職場選択し、働く場所自由に選べる状況が理想的であることも確かです。経営者労働者間の利害が一致し、共に目標に向かって努力できる環境があれば、対立することな共存共栄できるかもしれません。

労働組合集団交渉アプローチに対して異なる見解を持つことは、多様な意見価値観があることの表れであり、それぞれの立場や考え方には一定正当性があります。また、労働組合に対する批判的な意見を持つ人々もいれば、労働組合の果たす役割を高く評価する人々もいます

重要なのは、異なる視点理解し、それぞれのメリットデメリット考慮に入れながら、より良い労働環境社会を目指していくことでしょう。そして、個々人が自分にとって最適な選択をできるよう、情報選択肢を広げていくことも大切です。

2024-03-27

anond:20240327191801

お前は出来の悪いZ世代リベラルなのかな?

民主党政権経験した人の特に当時に就活した人間はそりゃ民主党は嫌いだろうよ

民主党政権下ってのは今よりも給料上がらなくて安くて賞与もなく自衛隊まで含めて賞与昇給が確定である安定した公務員が異様に人気があった時代

ついでに言うと働く人にとって辛く消費者にとっては良い時代生活保護に憧れる人も謎に多かったしサイレントテロだなんてのも一部で持て囃された

失業率は3%も違えば大量に失業者は出てるし再就職難易度も今と全然違った

ワタミとかが流行った時代でもあるし労働環境もお察し

中学校教員だけど、仕事休んで旅をした

私は中学校教員だ。

どうしても心苦しく逃げ出したくなったので、仕事を休んで旅をした。

その顛末を話したい。

休むことにした経緯

大学時代、親(同じく学校教員だ)に強く勧められなんとなく教職課程の受講を始めた。

なんとなく高校教員になろうと思っていたが、何の因果教育実習中学校に配属された。

実習中は忙しかったものの、生徒が人懐っこくこちらに近づいてくれたことが非常にうれしく、授業以外でも彼らとの交流(体育祭練習に一緒に参加するなど)に楽しさを覚えた。

この感覚が忘れられず、私は中学校教員になった。


着任当初から雑用が大量に入り、忙殺される毎日だった。

これって本当に教員仕事か?と思えるような事務作業がやたらと多かった。

また、「校務分掌」という名目でやたらと多くの業務が割り振られた。日本年寄りは何でもありの価値観蔓延しており、年齢の低い私には特に業務が集中した。

これらの業務事務職員仕事ではないらしい。事務補佐員は人数が少なく短時間しかいない。また、個人情報を含むものの取り扱いができないため依頼できることがほとんどない。

授業準備をしたくても事務作業で全く手に付かず。

やっと作業が終わり(もちろん時間外)ヘトヘトになったところで始めるほかなかった。

建前では休憩時間はあるらしいが、その時間業務が振ってきて休むこともできず。

おまけに最近アクティブラーニングICT重要性が叫ばれており、授業の事前及び当日の準備はそれどころではない大変さがあった。


それでも、教育実習の時と変わらず、コミュ障の私に偏見を持たず純粋な心で関わって、笑顔を見せてくれる生徒たち(教室に来れない生徒にも)に元気づけられていた。

体育祭は大嫌いで、私は自チームを応援する気は起きなかった(自チームカラーの服を着ている先生が目立ったが、私はどのチームにも関係ない色のものを着ていた)が、練習は一緒に楽しんだ。

生徒に交じって競技を楽しむのもまた一興。一緒に生徒の中に混ざるだけで生徒は喜んでくれた。

授業はただ真面目にやるのではなく、時にネタを入れると生徒が反応してくれてうれしかった。

アイマス(担当アイドルの話とか)をはじめとしたソシャゲネタ鉄道ネタ自虐ネタ淫夢ネタちょっと不謹慎ネタなどを入れるだけで笑いが取れた。

定期テストも、かなり完璧主義的に作ったにもかかわらず、その結果を見て教えたことをしっかり身に付けてくれたこともうれしかった。

勤務時間外も、次はどんな授業をしようかと自然に考えていた。


しかし、どうしても大変なことは大変で、それが私を疲弊させた。

例えば、生徒の失くしもの(学校からの貸与品)の捜索を命令され、どうしても見つから教頭に報告すると「知るか、自分で何とかしろ」の一点張りで取り付く島もない。

なければ学校に余りはありますか、それとも購入は可能ですか、と聞くと「お前さぁ、それ教育者としてやることか!?」と怒鳴られた。

また、目標申告書(全国でやっている)で下っ端は記入不要の項目も「制度上は記入義務はないがみんなやっている」と強制された。

(余談だが、記入例に不登校生徒減少の話があったが、なぜ不登校は生徒自身選択なのにそれを無視して無理やり連れだす必要があるのか、それが原因で自殺されたら本末転倒ではと思った)


あいいやこんなこともあると思いつつ耐えていたが、こんな出来事があり、ついに限界が来た。

生徒が下校した後、いつも通り雑用に追われていたが、なぜか隣の校舎の窓に火が見えた。

他の先生方に相談したところ、無関係な私が急行するよう言われた。するとなぜか鍵が閉まっていた。

鍵を開けると、面識のない生徒数人がおり、その隣には火柱が上がっていた。

どうやら裏側から侵入して火遊びをしていたらしいが、すぐに水をかけ消火した。

事情聴くと「これは作業だ」「面倒だから仕方ない」「効率的からやっている」と。

今後こういったことはやめるよう言えば「燃料は自腹だ。100円の自腹がもったいない」と反論。さすがにこちらもキレて「命と100円どちらが大事なんだ」と言って無理やりやめさせた。

大事案なので当該生徒が在籍する学年に報告すると、ある先生は「あー…最悪のメンバーがそろってる」と。

管理職に報告するとこちらの責任のあることではないのにやはり怒鳴られた。「どうするか自分で考えろ」「早くしろ」とわけのわからないことを言われ。

その後校長教頭の2名から時間のお説教

教頭から「怒るのはあなたを信頼して成長してほしいからだ」と言われたが、(わざわざ応募して選考突破した)管理職と下っ端は意欲が違うし、成長したくないので信頼せず放置してくれと思う。

校長は「生徒の失敗を大目に見たらどうか」と状況を理解せず、面倒をこちらに丸投げする発言


なぜ私だけこんな目に遭わなければいけないんだと思った。

気づくと、どうすればこんなことから解放されるだろうと思い色々検索していた。

隣の先生にこれを見られ、「行動に出る前に管理職相談した方がいい」「教頭は口調がきついから真に受けないほうがいい」「私も色々失敗した」などといろいろ慰めの言葉をくれた。

私と同時に着任した先生などにも相談に乗ってくれた。「あなた完璧を目指そうとしてたんだ。60点でいいのでは」とも言ってくれた。

また、該当生徒の指導はその生徒が在籍する学年に依頼できることになり、非常に助かった。


何もかもやる気を失った。大好きな曲を聴いても拒否反応がすごかった。

テレビをつけると、時代劇切腹シーンが出てきてますます気分が沈んだ。

通勤途中に外国人観光客を見ると、なぜ日本人だけ労働に苦しまなければいけないのかと思った。私も自由気ままに旅行したいのに。

(日本労働法規に甘く、バカンスもなく権利行使がしにくい、下手すると同じ立場労働者が権利行使を妨げてくるのはなぜだろうか。一説には資源の少なさと正社員制度が原因だというが…)

その後の数日、外出したいとも思わなかった。


ふと思いついた逃避行

そういえば、今までも出勤できていたものの、疲れというかなんとなく休み明け出勤したくない気分になることがしばしばあった気がする。

しかし今回はその気持ち特に強かった。そんななか、ベッドの上のぬいぐるみが私に話しかけてきた。


渋谷凛「もう休めば。疲れてるでしょ」

島村卯月「早く休まないと…大変です!」

本田未央「よく頑張ったねプロデューサー。思い切って休んじゃお!」


あれ、苦しいときは休めばいいんじゃね?なんでこんな簡単なこと思いつかなかったんだろう。

今まではこんなこと考えつかなかったが、思いついた途端肩の荷が一気に下りた気がして、気がすごく楽になった。

そういえば、小学校の頃の私は皆勤至上主義で、ひどい風邪でも登校していた。

高校でそのおかしさに気づき少しでも体調が悪ければ欠席するようになったのだが、なんでこの解決法を忘れてしまったんだろう。


だが、この計画は勤務校はもちろん、何かの機会で口外するリスクのある同僚には当然言えない。

一見仲間にも見える両親にも口外してはならない。

なぜなら母親仕事を、父親世間体神聖視しているからだ。

母親祖父(母方の曾祖父)が職を失いつまらなそうにしていたのを見て、仕事があることが素晴らしい、働かせていただいていると思うようになったそう。

まり、「クビになりそう」→「ならないようにどんなことでもする」という感覚の持ち主だ。

父親偉そうに上司にも独りよがりイデオロギービジネスマンとしての心構えを力説していたらしい(それで啖呵を切って職を転々としていたらしいが)。

自分の思い通りにならない、またはその仕事責任を120%果たせないなら辞めるべき」と思っているらしい。


その日は特別な準備を要する授業や前述の生徒の指導も予定されており、休んだら迷惑かと思ったが、どうでもよくなっていた。

となると、どのような手段で休もうか。

休むのは電話すればいいのは知っているが、真っ暗な家で引きこもっても体調回復絶望的だろうと思った。

じゃあ逃避行してしまおう。せっかくだし最近行っていない江ノ島に行こう。


ふと気になった。この休みはどういった扱いになるのだろうか。休暇の一覧表をみると、「病気休暇」があった。

利用条件は「ケガや病気で勤務できないとき」とのことだが、「病気」の詳しい定義がない。

ということは、「精神的に辛く体調がすぐれない」(これが悪化したものが「うつ病」「適応障害」などの精神疾患)も問題ないはずだ。

日数でいろいろ条件も変わるらしいが、今回の場合はまずは電話一本で、正式手続きは出勤できてから問題ないらしい。

ところで、病気休暇を取得している期間は病気の療養に専念しなければならない。

逃避行精神の不調が回復するのならそれも療養であるから問題なく、むしろ進んで行わなければならない。

病気休暇が使えないなら年次有給休暇の利用、それもダメなら(給与が減るが)欠勤扱いでもよい。いずれも無断欠勤よりずっとマシだ。


1日目・江ノ島に行った

今日は出勤しなくていいんだ。そういうつもりで髭剃りと歯磨き、自宅の風呂掃除トイレ掃除を念入りに。

教員労働環境のブラックさが世に知られ叩かれ出したことから働き方改革の一環で電話は始業時間までつながらない。

始業後に連絡すると迷惑だろうから自分所属する学年団への連絡手段(こちらは連絡時間制限特にない)があったので、先にそちらに体調不良の旨連絡した。

学年団の先生方(原因となった出来事を直接は知らない人含め)は「ゆっくり休め」と言ってくれた。

「次の日も厳しいかもしれない」と続けて言えば、「好きなことをしてしっかりとリフレッシュしなさい」とも。事情を知っているのかな?

また、始業時間直後には勤務校に電話し同様のことを伝えた。

元気のない声で、やる気を出そうにも空回りしている雰囲気を出した。

何の問題もなく休暇が取れた。休暇届提出は次回の出勤日でいいらしい(説明もその時するから急ぐなとのこと)。


混雑したバスが来るいつもと変わりないバス停。そこに私はとてもラフな出で立ちでいた。

家を出発する際は、勤務するときと同等の服装だったが、バス停近くの隠れられる場所で着替えた。

どんなラフ恰好って?それは…

本田未央ちゃんフルグラフィックTシャツ(二次元コスパ)を着てアロハシャツ羽織

本田未央ちゃんスポーツタオル首にかけ

本田未央ちゃん腕時計(キャラアニスーパーグルーピーズじゃないよ)を左腕に

本田未央ちゃんリストバンドを右腕に

本田未央ちゃんハンカチポケット

本田未央ちゃん渋谷凛ちゃん島村卯月ちゃんぬいぐるみカバンしま

・八宮めぐるちゃんライブ(空は澄み、今を越えて。他)記念のキーホルダーカバンに付けた。

どうだ、カッコイイだろ。


普段通勤時間があまり変わらないので混雑がストレスになるのは変わらない。

まあすぐに解放されるしいいか、と思っているうちに新宿駅に着いた。

ATMお金を引き出し、藤沢までの切符ロマンスカー指定券を購入(本当は特急券不要快速急行でもよいのだが、せっかくなので…)。

江ノ島方面ロマンスカー夕方までないとのことなので、相模大野普通電車に乗り換えることにした。

指定列車まで時間があるので新宿駅周辺を散策

横断歩道信号待ちをしていると、知らない人からサイエントロジーかい宗教団体のチラシをもらった。すぐ捨てた。


コンビニで酒(ほろよい桃味)とつまみを買ってから(車内は)滅多に人が来ないところなんで、そこでしこたま酒を飲んでから(デレステを)やり始めたんや。

飽きたので、Amazon大崎甜花ちゃんフルグラフィックTシャツポチっと購入。送料込みで7,321円也。

小田急線を乗り通すのは15年ぶりだ。複々線区間代々木上原向ヶ丘遊園まで伸び、列車種別構成の大きな変更があり、準急緩行線走行するようになったらしい。


藤沢に着いた。片瀬江ノ島まで行っても江ノ電を使ってもよかったが、せっかくなので大船まで戻る。

乗り換え専用改札があった。こういう改札は利用区間制限されないICカードしか通行できないものだが、聞いてみるとICカードとここまでの切符の組でも通れるという。

ここまでの切符を入れ、すばやくICカードタッチすれば通行できた。ちなみに、新幹線乗り換え口でも似たようなことができるらしい(クレジットカードEX-IC不要)。

ここから神奈川ジェットコースターとも評される、湘南モノレールに乗車。

強烈な地響きとともに列車が入線。駅壊れるぞ。

大船を出たばかりなのに猛スピード。おい、右に葬儀場があるぞ。車両棺桶じゃないぞ。

思ったほど揺れなかったが、心配なのは走行高度が低すぎる点だ。大型路線バスかぶつかるのでは。

湘南深沢から先はさらに本気を出した。70-80 km/hは出したか。これに匹敵するのは東京モノレールの一部区間(昭和島付近)だけだ。

15分程度で終点湘南江の島に到着。テラスアイドルたちと記念撮影


そのまま南に歩き、湘南海岸公園に。やることがないので近くの岩場で昼寝。

雲が動き日差しがまぶしいので、目隠しをした。時に涼しく時に熱くなるがこれが気持ちいい。

1時間ほど寝たら、桟橋の方を覗いてから15年ぶりに新江ノ島水族館へ。

岩場を歩いたり、飛び込み泳ぐペンギンさんが人間言葉を話せたら何を言うのか、不謹慎セリフを考えると非常に面白い

最後物販店くじ引き。2等が当たり、店員さんがハンドベルを鳴らした。後ろから拍手。恥ずかしいだろ。

景品は大きなイルカぬいぐるみだった。


江ノ島にも行った。

時間が遅いので頂上を経由してその奥の海岸洞窟だけ見た。

恋人同士が鳴らす鐘らしきものの前で、本田未央ちゃんと一緒に記念撮影

気づかず徒歩で戻ったのだが、どうやら船で江ノ島大橋のところまで帰れたらしい。


時間が足りず、江ノ島シーキャンドルやそのまわりの施設群、しらす丼は手付かずだった。また今度行った時味わおう。


帰りは江ノ電鎌倉を経由。

江ノ電は意外にもVISAタッチ決済による運賃収受を行っているらしい(決済端末は改札内なので、一部改札は不正通行検知装置を切っている)。

日本の改札は専用の券を駅などで購入し、機械に通す方式を取っており、欧州一般的QRコード付きの切符任意場所印刷して通行するようにするのは難しいとのこと。

そこでVISAタッチ決済による運賃収受が導入されたが、おそらく江ノ電日本で2-3番目あたりには早く導入したかと思う。

そんななか、また担当アイドルが話しかけてきた。

島村卯月「本当に休めましたか?もう一日休んだ方が…」

渋谷凛「ねぇ、まだ疲れてるでしょ。明日も休めば」

本田未央今日は楽しかったね!ねぇねぇ、明日も一緒にどっか行こうよぉ!」

よし、明日箱根へ行こう。


2日目・箱根に行った

勤務校と学年団に連絡した。2回目なので良心の呵責は全くない。

電話教頭ではなく事務職員が取るため、こちらの事情は知らない。「はい分かりました」で終わり。


汗で汚れるのだから昨日と同じシャツは着れない。

そこで、今日アロハシャツの下には乙倉悠貴ちゃんTシャツを。


いつものバス停に行く途中、ネームホルダーが落ちていた。手に取って見ると近くの幼稚園のものだと分かった。

グーグルマップでその幼稚園電話番号を調べ電話をかけると、「どこに落ちていたのですか」と聞かれた。近いので「そちらに持っていきます」と伝えすぐに向かった。

その幼稚園に着くと、ちょうど登園時間かぶっており保護者子供を預けに来ていた。

乙倉悠貴ちゃんTシャツ丸出しの男はロリコン扱い間違いなしなので、アロハシャツボタンを閉めて事務室へ。

対応した職員さんは、電話に出た人とは別のようだが、「これ落ちてました」と言えば「ありがとうございます」で終わり。さっさと退散。


暑いので路地裏に入って下着を脱ぐ。肌の上に直接乙倉悠貴ちゃんがくっついてきて興奮する。

昨日歩きすぎたのか、右足小指に水ぶくれが。

昨日よりかは早いが、それでもまた出発が遅れてしまった。

今日バス電車を乗り継いで新宿へ。今日小田原方面に向かうのでロマンスカーも多く走っている。

なんと小田急自動券売機クレジットカード対応していた。箱根湯本までの切符特急券を買うと、なぜか乗車券小田原箱根湯本のものしか出てこなかった。

仕方ないので隣の券売機新宿小田原切符を購入。

小田急の改札は切符を2枚重ねで投入できるが3枚重ねはできず、しかたなく新宿小田原切符特急券を投入。箱根湯本到着後有人改札事情を話すことにした。

今日セブンイレブンに行き酒とつまみを買い乗車。今日は酒2本(ほろよい桃味とぶどう味)。

電子レンジによる加熱が必要だが温め忘れてしまったものがあった。まぁ生で食べて腹を壊せば休みを伸ばせて都合がいい。

車内でつまみを全部食べ終わってからPermalink | 記事への反応(12) | 13:12

2024-03-26

anond:20240326223602

労働時間改善しろ

定時で帰るのが当たり前なんだよ

恭順してゴミみたいな労働環境改善しないお前みたいなゴミ社会ダメにしてる

2024-03-23

「生成AIがもし生き残ったら、どうする?」に対する、答え

居酒屋で、酔ったサラリーマン社会批判をしている。

◯◯という政治家が悪い、××という悪い奴が悪いことをしている、俺たちの仕事もっと待遇を良くすべきだ、サラリーマン搾取されている、などなど。テレビから発せられる内容を見て、自分なりの意見を語っている。酔っ払った姿とは対照的に、そのスーツはよく整えられていて、「正装」と言って差し支えないものだった。

しかし彼は、本気で社会を変えようと思っているわけではないだろう。

もし本気なら、今すぐ居酒屋を出て選挙立候補し、政治家になってこの国を背負って立つだろうから。だから、彼のそれは単なる社会への愚痴に過ぎない。不平不満を言いながらも、社会に何とか適応しようとして、それでも溜まった不安を酒の場で吐露しているだけ。

向こうのテーブルにも、同じようなことをしている酔った男がいる。しかし、彼の服装はおよそ社会人とは思えないものだった。先程の「正装」とは比べ物にならないほど、乱れている。おそらく、ニート。少なくとも、仕事をしていない人。社会から逃げながらも、その社会に対する不平不満を吐露し続ける人間。おそらく彼も本気で社会を変えようとしているわけではないだろう。

彼は今不満を口にしているが、それに意味はあるのだろうか?

もし彼の言う通りに社会が変わったとして、おそらく彼の立場はそう大して変わらないだろう。労働環境改善されても、その恩恵を受けるのは企業に勤めている人間だけ。長年ニート生活をしていた彼に光が差すことはないだろう。

別に、不満を吐露すること自体はいいと思う。社会はいくらか不合理なところはあるだろうし、それを是正すべきなのかもしれない。酔っ払いサラリーマンが言っていることも、ニートの彼の言っていることも、もしかしたら正しいのかもしれない。

しかし、サラリーマンには帰る場所がある。同僚に連れられて帰る彼の左手薬指には、結婚指輪が輝いていた。「社会適応しようとしている」彼の社会批判は、そこで止まった。

ニートには、ない。おそらく彼の親らしき人が、騒ぎが最高潮に達したときに彼を回収し、店に謝罪して足早に去っていった。「社会適応しようとしていない」彼の社会批判は、それでも止まらなかった。

政治家になれ、とまでは言わない。

しかし、「居酒屋社会批判をする」と言う行為

それが彼の限界だったのだろうか?

万が一、そこに為政者がいたとして、彼の話を聞くかすら怪しいのに。居酒屋にいる一人二人を啓蒙したところで、社会を変えるのには程遠いと言うのに。そんな事をしているなら、「社会適応しようとする努力」をすべきなのではないか

社会が変わるとき、おそらくサラリーマンの彼は生き残る。ニートの彼は、もしかしたら生きる道があるかもしれない。

社会が変わらないときサラリーマンの彼は当然生き残る。ニートの彼に、生きる道はない。

なら、ニートの彼が今すべきなのは社会批判ではなくて、変わらなかった時への……。

そんな事を考えていたとき

「生成AIは悪だ!」

AI絵師が悪いことをしている!」

絵師搾取されている!」

背後から、怒鳴る人の声。

そこに、別の誰かの声。

「生成AIがもし生き残ったら、どうする?」

その人は答える。

「決まってるだろ!消えるまで批判するだけだ!」

あえて、振り返ることはしなかった。

普通、生きていく策を模索する、とか答えるんじゃないのかねえ。」

生成AIがもし生き残ったら、どうする?

居酒屋で、酔ったサラリーマン社会批判をしている。

◯◯という政治家が悪い、××という悪い奴が悪いことをしている、俺たちの仕事もっと待遇を良くすべきだ、などなど。テレビから発せられる内容を見て、自分なりの意見を語っている。酔っ払った姿とは対照的に、そのスーツはよく整えられていて、「正装」と言って差し支えないものだった。

しかし彼は、本気で社会を変えようと思っているわけではないだろう。

もし本気なら、今すぐ居酒屋を出て選挙立候補し、政治家になってこの国を背負って立つだろうから。だから、彼のそれは単なる社会への愚痴に過ぎない。不平不満を言いながらも、社会に何とか適応しようとして、それでも溜まった不安を酒の場で吐露しているだけ。

向こうのテーブルにも、同じようなことをしている酔った男がいる。しかし、彼の服装はおよそ社会人とは思えないものだった。先程の「正装」とは比べ物にならないほど、乱れている。おそらく、ニート。少なくとも、仕事をしていない人。社会から逃げながらも、その社会に対する不平不満を吐露し続ける人間。おそらく彼も本気で社会を変えようとしているわけではないだろう。

彼は今不満を口にしているが、それに意味はあるのだろうか?

もし彼の言う通りに社会が変わったとして、おそらく彼の立場はそう大して変わらないだろう。労働環境改善されても、その恩恵を受けるのは企業に勤めている人間だけ。長年ニート生活をしていた彼に光が差すことはないだろう。

別に、不満を吐露すること自体はいいと思う。社会はいくらか不合理なところはあるだろうし、それを是正すべきなのかもしれない。酔っ払いサラリーマンが言っていることも、ニートの彼の言っていることも、もしかしたら正しいのかもしれない。

しかし、サラリーマンには帰る場所がある。同僚に連れられて帰る彼の左手薬指には、結婚指輪が輝いていた。「社会適応しようとしている」彼の社会批判は、そこで止まった。

ニートには、ない。おそらく彼の親らしき人が、騒ぎが最高潮に達したときに彼を回収し、店に謝罪して足早に去っていった。「社会適応しようとしていない」彼の社会批判は、それでも止まらなかった。

政治家になれ、とまでは言わない。

しかし、「居酒屋社会批判をする」と言う行為

それが彼の限界だったのだろうか?

万が一、そこに為政者がいたとして、彼の話を聞くかすら怪しいのに。居酒屋にいる一人二人を啓蒙したところで、社会を変えるのには程遠いと言うのに。そんな事をしているなら、「社会適応しようとする努力」をすべきなのではないか

社会が変わるとき、おそらくサラリーマンの彼は生き残る。ニートの彼は、もしかしたら生きる道があるかもしれない。

社会が変わらないときサラリーマンの彼は当然生き残る。ニートの彼に、生きる道はない。

なら、ニートの彼が今すべきなのは社会批判ではなくて、変わらなかった時への……。

そんな事を考えていたとき

「生成AIは悪だ!」

AI絵師が悪いことをしている!」

そう叫ぶ声が、背後から聞こえる。

あえて、振り返ることはしなかった。

彼が、「正装」であるか、そうでないか

そんなことに、大して興味はないから。

生成AIがもし生き残ったら、どうする?

居酒屋で、酔ったサラリーマン社会批判をしている。

◯◯という政治家が悪い、××という悪い奴が悪いことをしている、俺たちの仕事もっと待遇を良くすべきだ、などなど。テレビから発せられる内容を見て、自分なりの意見を語っている。酔っ払った姿とは対照的に、そのスーツはよく整えられていて、「正装」と言って差し支えないものだった。

しかし彼は、本気で社会を変えようと思っているわけではないだろう。

もし本気なら、今すぐ居酒屋を出て選挙立候補し、政治家になってこの国を背負って立つだろうから。だから、彼のそれは単なる社会への愚痴に過ぎない。不平不満を言いながらも、社会に何とか適応しようとして、それでも溜まった不安を酒の場で吐露しているだけ。

向こうのテーブルにも、同じようなことをしている酔った男がいる。しかし、彼の服装はおよそ社会人とは思えないものだった。先程の「正装」とは比べ物にならないほど、乱れている。おそらく、ニート。少なくとも、仕事をしていない人。社会から逃げながらも、その社会に対する不平不満を吐露し続ける人間。おそらく彼も本気で社会を変えようとしているわけではないだろう。

彼は今不満を口にしているが、それに意味はあるのだろうか?

もし彼の言う通りに社会が変わったとして、おそらく彼の立場はそう大して変わらないだろう。労働環境改善されても、その恩恵を受けるのは企業に勤めている人間だけ。長年ニート生活をしていた彼に光が差すことはないだろう。

別に、不満を吐露すること自体はいいと思う。社会はいくらか不合理なところはあるだろうし、それを是正すべきなのかもしれない。酔っ払いサラリーマンが言っていることも、ニートの彼の言っていることも、もしかしたら正しいのかもしれない。

しかし、サラリーマンには帰る場所がある。同僚に連れられて帰る彼の左手薬指には、結婚指輪が輝いていた。「社会適応しようとしている」彼の社会批判は、そこで止まった。

ニートには、ない。おそらく彼の親らしき人が、騒ぎが最高潮に達したときに彼を回収し、店に謝罪して足早に去っていった。「社会適応しようとしていない」彼の社会批判は、それでも止まらなかった。

政治家になれ、とまでは言わない。

しかし、「居酒屋社会批判をする」と言う行為

それが彼の限界だったのだろうか?

万が一、そこに為政者がいたとして、彼の話を聞くかすら怪しいのに。居酒屋にいる一人二人を啓蒙したところで、社会を変えるのには程遠いと言うのに。そんな事をしているなら、「社会適応しようとする努力」をすべきなのではないか

社会が変わるとき、おそらくサラリーマンの彼は生き残る。ニートの彼は、もしかしたら生きる道があるかもしれない。

社会が変わらないときサラリーマンの彼は当然生き残る。ニートの彼に、生きる道はない。

なら、ニートの彼が今すべきなのは社会批判ではなくて、変わらなかった時への……。

そんな事を考えていたとき

「生成AIは悪だ!」

AI絵師が悪いことをしている!」

そう叫ぶ声が、背後から聞こえる。

あえて、振り返ることはしなかった。

彼が、「正装」であるか、そうでないか

そんなことに、大して興味はないから。

2024-03-22

それを分かっていてなお拘束短くていいなあとなる労働環境というのは知っておいた方がいいと思う

https://twitter.com/gachacomplete/status/1770974146434064421

富士通って過酷労働環境なんですね

2024-03-21

子供を持ちたくない理由

子供の内は日本で暮らさせるのはかなり恵まれてると思うんだけど、学校卒業した後にしょうもない労働環境の中で何十年も生きていかせるのを想像すると辛い

2024-03-20

アメリカでは残業がありません

そのかわり仕事の持ち帰りができます

残業はしないけど

自主的に家でも仕事をしてます

くそ労働環境はどこも一緒

青い芝なんてない

2024-03-18

anond:20240317114841

普段通勤に使う路線で、最近新人運転手が入って、毎朝一人一人に爽やかに挨拶している。いわゆる雰囲気イケメンだ。

しかし、地元では労働環境が壊滅的に悪いと評判のバス会社で、他の運転手は「ダァシッス(ドア閉まります)」とかしか言わない。おそらく必ず言わなければいけないであろうことすら、まともに言わないほど荒みきっている。(一応言っておくが必要があれば普通の応対はできるちゃんとした運転手さんだ)

例のイケメン若手運転手も、そう遠くない将来にはダァシッスになっていくのかと思うと悲しい。けど避けられないだろうと感じてる。

その上、バス自体がなくなるときたか^ ^!

2024-03-17

路線バスは終わり

残念ながら、個人自由に移動したいときに移動できる時代は終わりました。

路線バス事業者や国、自治体はそれぞれ頑張っていますが、構造的な欠陥から立て直しは既に不可能です。

これから数年で都市部田舎を問わず無くなります。(残ったとしても、利便性は著しく損なわれます。)

足が不自由だったり免許を返納した高齢者など、いわゆる「交通弱者」の方々は、今後は自力で(公共交通に頼らずに)移動する手段を確保してください。

確保できないのであれば、移動しないで生きていってください。文句を言っても解決しません。

また現在、車を運転できたり健康で移動手段に苦労しない人は表面上問題ありません。

しかし、あなた自分で移動できなくなったとき、もうあなたを運んでくれる手段は恐らく残っていないので、今のうちに覚悟しておいてください。

契機となった「2024年問題」とは?

路線バス運転手は昔から労働時間が長く、休みもあまり取れないため労働環境が良くありません。

そこで、2024年4月から、働く時間規制することによって運転手の労働環境改善したり、しっかり休むことによって運転時の事故を減らしたりすることを目指しています

これだけ聞くと、運転手の労働環境改善されるだけで、何が「問題」なのか良く分かりません。

働く時間規制するということは、昔は1 日14時間働いていた人が10時間しか働けなくなるということです。

(これは例えで、本来規制時間もっと条件があり複雑です。詳しく調べたい人は「改善基準告示」で調べてください。)

しかし、今の路線バスは1 日14時間働く前提でダイヤが決められているため、4時間運行できなくなります

4時間分を運行するためには、もう一人運転手を雇用して運転してもらえば問題ないのですが、そもそも労働環境が劣悪であったためなり手がおらず、運転手の確保もままなりません。

運転手が確保できなければ、4時間分は運行できないため、減便や廃線となります

「なら減便で少なくなるだけで、終わったりはしないのでは?」

運転手のなり手がずっと居ないため、運転手の高齢化が深刻化しています

更に、1日14時間働けたのが10時間まで減るため、時給としては「稼げなく」なってしまます

労働環境改善しても、賃金が上がらないため、そもそも運転手になりたい人がいないのです。

今後は、退職者が常に多い状態が続くため、そもそも路線バス運行させることができず、路線バスはなくなります

「なら賃金を上げてなり手を増やせばいいのでは?」

路線バスに乗る運賃は非常に安価です。

これは、国が厳格に運賃の決め方を定め、市民の足として高価にならないように制限しているからです。

故に、例えば運賃を2倍にして収入を増やすといった方策簡単はいきません。

これまでは、どこの路線バス事業者も、赤字路線バス事業観光業や別の事業補填することで、体制を維持してきました。

ですが、昨今の新型コロナウイルス禍で環境需要蒸発し、新しい生活様式で移動需要も激減しました。

これによって、赤字補填する事業の存続すら危うくなり、そもそも赤字路線バス事業は成り立たなくなりました。

路線バスに救いはないのか。

実は、救われる方法が3つあります

(1)完全官営化する

民間では究極的は赤字では運行できません。

しかし、税金運営される国や自治体運行するならば、赤字はさほど問題なくなります

路線を維持するため交通税のようなもの必要になってきますが。)

問題は、全国にある民間路線バス事業者を全部官営に転換するのが事実上不可能民主主義国家なので)ということです。

(2)税金をじゃぶじゃぶ投入する

民間路線バス事業を維持してもらうには、赤字補填してかつ運転手の賃金が上昇するぐらい税金を投入すれば解決します。

(1)と同様に、交通税のようなものを創設し、それを原資に路線バスを維持します。

問題は、路線バスを維持しなければという機運を日本全国で高め、国のトップが舵取りして決定していかなければ実現は難しいということです。

事業者や一政治家、一市民が騒いだところで大きなうねりは作れないでしょう。

また、「なぜ路線バス事業者だけに税金を投入するの?」という問題も発生します。タクシー事業は救わなくていいのでしょうか。

** (3)完全自動運転に転換する

技術ブレイクスルーが起き、路線バスが全て完全自動運転になれば、運転手も不要であり、また労働時間問題解決されるため、路線バスは生き残れます

問題は、いつ完全自動運転が実現するかが不透明である点です。

また、少ない運転手の再雇用についても問題になるでしょう。

結局、諦めるしかない。

夢物語を語っていても、終わるものは終わります

希望があるとすれば、今の若者高齢者になったときに、完全自動運転が実現しているかどうかです。

それ以外の今を生きる人は、路線バスによる移動は諦めてください。

もう解決できる限界点は超えました。

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