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2024-08-19

少年漫画長期連載すると少年じゃなくなる論

完結した後に作品知った少年にとっては矛盾がないってことで済まされてるのかな?

少女マンガでも単行本の余白に「6年前に書いたのが単行本になりました」と設定やらなにやらを

同人みたいな内輪ノリな感じで書いてるのあるけど、誰(ほんとに少女=児童??)に向けて書いてるのやら

増田には、絵の類似著作権侵害に該当するかどうかを判定できる人間がいると聞いたが

どうですか?

社会の分断の進行を期待する立場からすると朝日新聞方針が大変ありがたい

https://www.asahi.com/articles/DA3S16012628.html

朝日川柳 柴門蔵人選

気色悪 鈍感極み靖国へ(京都府 岩川民子

社会の分断が進めば進むほど、アメリカ社会韓国社会のようにカオスな世の中になって面白い

分断を期待する私のような立場からすると、

右派だけでなくリベラル派も積極的社会的分断を進めている現状は、大変ありがたい。

特に今回のように、皮肉表現も使わずストレート敵対党派への罵倒をぶつける作品の発表は非常に大きな効果を期待できる。

社会の分断を危惧するリベラル立場の人々は、苦しい思いもあるだろう。

一方、私や大手リベラル派各紙のように社会の分断を理想とする立場から見ると、現状は良い方向に物事が進んでいると評価できる。

理想を同じくする朝日新聞には、引き続きこの方針効果的な作品掲載をお願いしたい。

藝大の「絵を描きなさい」みたいな試験問題

一般人の俺らはつい「これぞ真の芸術性を問う問題!」みたいに賞賛しそうになるけど、実際ああい問題って他の美術関係者からどう見られてるのか気になって調べたらこういう記事が出てきた

対談|戸川馨✕荒木慎也―元予備校講師と、藝大入試歴史文法を解く | ART DIVER

https://artdiver.tokyo/archives/13490

荒木 様式研究作家研究プロなら必須なので、それを否定するのはどうかなと思います。それに美大受験にかぎらず、世の中に「傾向と対策」があるのは当たり前ですよね。藝大がそれを避けるように入試作成するのもおかしいと思います

もっと言ってしまえば、TARO賞にだってヴェネツィアビエンナーレだって傾向と対策はあるわけだし、文脈を踏まえた上で評価される作品をつくるのがプロ仕事じゃないですか。

戸川 ええ、僕もそう思います。これは、「作品とは何なのか」という議論に発展する問題。藝大の教授陣は「原石を見つけたい」という言葉をよく使いますが。

荒木 そこだと思うな、やっぱり!

戸川 教育を受けずとも素晴らしい絵が描けるような学生が欲しいのでしょう。しかし実際合格する生徒の大多数は、しっかりと訓練を受けて、技術力があり完成度の高い作品を描いている。

荒木 藝大側は、心のどこかで「情報に汚されていないピュアな才能」を入試で見つけたいと思っているような気がするな。

戸川 予備校も藝大の意図を汲んだうえで受験生の個性尊重して真摯に無理なく対策をしているのですが、こういった対策を藝大側は好ましく思っていない。ここに藝大と美術予備校ギャップがある。

荒木 そもそも、「原石」とか「ピュアな才能」といった発想が古い。それが依拠しているロマン主義的な天才概念はさんざん批判されてきたことで、それにもとづいて国立大学入試をするのはおかしい。

戸川 ここまで考えていくと、美大における入試とはなんだという問いが生まれます。藝大も入試に対して迷走してきた歴史がありますし、それは裏返すと、受験生が藝大に翻弄されてきた歴史でもあるのです。

この会話は「教授が良いと思って合格させた絵が、実は予備校研究したマイナー作家の画風だった」っていう事象に関するもので、「絵を描きなさい」に対する言及ではない。

このあと「絵を描きなさい」については一瞬言及されるのだが、上野動物園試験の話にシフトしてしまいあまり深くは突っ込まれていない。

とはいえ、「絵を描きなさい」についても、「こういう原石見つけようとする奇抜な試験やめろよ」って内心考えてるんかなあと思った。

上野動物園油性ペンについて触れたくだりのあと、こう言ってるし。

荒木 社会自体が藝大に対して過度に幻想を抱いているのではないでしょうか。『最後秘境 東京藝大』という本でも強調されていましたが、藝大は常識では理解できない特別な人々の集まりだと思いたがる一般認識があるから、このような入試肯定的に捉えられているのでしょう。受験からすれば冗談じゃない話ですが。





これで思い出したのはGoogle入社試験に一時期出てた難問奇問で、日本ビジネスパーソンに「暗記ではない能力を問う問題!」って持て囃されてた印象あるけど

Google re:Work - ガイド: 構造面接実施する

https://rework.withgoogle.com/jp/guides/hiring-use-structured-interviewing#avoid-brainteasers

難問奇問を避ける

かつて Google では面接の際、「ボーイング 747 の中にゴルフボールはいくつ収まりますか?」といった難問や、「もしあなたが 5 セント硬貨と同じ大きさに縮んで、ミキサーに入れられたとしたら、どうやって脱出しますか?」といった奇問を出題していました。

しかしそれと同時に Google では、面接時のスコアとそれ以降のパフォーマンス スコア比較し、難問奇問による予測能力を詳しく検証しました。その結果、このような質問に対して見られた能力は、好意的解釈しても、訓練を通じて向上できるようなスキルであることを発見し、それからは応募者の評価に利用することはなくなりました。こうした難問奇問は最悪の場合些末な情報または応募者側の深い洞察がないと解くことができず、その一方で面接担当者を利口になった気にさせ、自己満足させるのみで終わってしまます。このような質問には、応募者が仕事でどのような業績を示すのかを予測することはほとんどできません。その理由の 1 つは、質問的外れであるからであり(日々の仕事飛行機の容積を見積もらなければならないことがあるでしょうか)、もう 1 つは一般的な認知能力と、難問奇問を解くための能力との間に相関関係がないからです。

結果こうなったという歴史がある。

Googleも藝大も、雲の上のような存在であるが故に無批判に持ち上げそうになるけど、実際はその試験をやったことで能力ある人を取れてるかちゃん検証しないとダメだよなあと思った。

まあGoogleなら社員の人、藝大なら上のインタビュー受けてる人みたいな美術関係者がやってくれるから一般人には関係ないのかもしれないけど。

書店がもう通販電子書籍に勝てないのは明らかで

一部のマニア書店空気感が好きで通う需要があるにしても焼け石に水

それでコンシェルジュ方向に進んでいくべき、と言う話しはよくある。

ただこれもまだ浅いアイデアだと思う。

コンシェルジュはすでに本を読みたいと言う状態の客をつかむものしかなく

読書離れしている層をつかむものではない。

新たな需要喚起するのが重要だと考える。

まり書店所属アイドルタレントを展開し

それぞれにお気に入り作品を公開、定期更新していくことでファングッズとしての需要を創出する。

また、書店所属であることで他の方法ではなく書店での購入を誘引するものである

成功したら2億円ちょうだい

電子書籍販売サイトは多重購入機能をつけるべき

電子書籍販売サイトでは大抵の場合、すでに持ってる作品の重複購入はできない。

合理的には正しい。

物理的に劣化しない電子書籍は買い直す必要もないし、操作ミス勘違いでの重複購入を防いでくれていて良いしくみだ。

それはそれとして、現代では推し活だのお布施だのと言う名目で、気に入ったタイトル複数買いたい人がいる。

現状はそういう需要を取りこぼしている。

10冊でも20冊でも多重購入出来るようにするとそういう需要を満たせるし、出版社等との交渉次第では

2冊目以降の購入については利益分配率を変えて販売サイトが有利になることも可能だろう。

(電子書籍の多重購入と言う名目だが、内部処理としては必ずしも同じ作品を実際に販売する必要はない)

他にも布教目的で買いたいと言う需要もある。

任意アカウントに対して購入した作品を贈るシステムもあると良い。

作品実在する人物を使うな

面白そうな漫画なのに実在するユーチューバーとかVチューバーとか使ってる時点で意欲下がるんだよな。金貰ってるんだろうけどホント萎えるわ

呪術◯戦は読者サービスが足りてない

今やジャ◯プの柱の一つとなっていると言っても過言ではない呪術◯戦。

話は間違いなく面白いし、キャラも(好き嫌い別れそうなやつもいるが)魅力的だと思う。

だけど読んでてなんとなく違和感があるというか、モヤモヤすることが多い。他のレジェンド級のジャ◯プ作品に一歩及ばないような印象だった。

何故だろう?と考えてたけど、最近わかった。

読者サービスが足りない



言い方が正しいかからないが、こうとしか言えない。

元々シリアス世界観作品に何を求めているのか、と言われそうだがそういうことでは無い。決して、お色気シーン的なものを指しているわけでは無いのだ。

物語を読んでいると、読者は登場人物のそれぞれから、それぞれの印象を受ける。

なんとなく好感を持つキャラ、なんとなく苦手に感じるキャラ主人公好意的ないいやつ、逆に嫌なやつ…といった感じ。

それらを作者は意図的提供し、ヘイトコントロールすることが必要になる。

これはいわゆる”鬱漫画”でもそうだ。

なんとなく好感が持てるキャラやいい奴ばかりを酷い目に合わせていても、殆どの読者は離れていってしまう。

読者が求めているのは「鬱々とした面白いストーリー 」であり「善人が酷い目に会う話 」では無いからだ。

そして、呪術◯戦はどうだろうか。

ジャ◯プ作品である以上、結局読者が求めているのは努力・友情・勝利だと思う。

しかし、呪術◯戦の戦闘を振り返ってみると、

味方の損失、敵が信条を語るシーンや主人公サイドに嫌がらせ(?)を行うシーン等が目立ち、スッキリした勝利・甘美な勝利が少ないように思える。

敵を倒した!!!仇もとった!!!スカッ!!!


なシーンが少ない。例え勝てても敵に逃げられたり、真◯なんかは敵の強化に使われてしまう。

敵に勝つにあたって、主人公側が被った損失と、得られた勝利釣り合っていない。むしろ基本的に敵に有利な終わりとなる。読者の心情的には。

ここら辺がモヤる原因なのだと気がついた。

こういう展開なのはご都合主義にしたくないとか、作者に色々な考えがあってのことだとは思う。

しか個人的には「これって読者を喜ばせるために描いてなくね? 」という感想になるのだ。

そういう意味での、「読者サービスが足りない 」である

ずっと攻撃され続けて負けて、やっと勝ったと思ったら逃げられ、追い詰めてようやくトドメを刺しても、特に何もない…。むしろ主人公側ひいては人類側に大きなダメージが残る…。

うーん…。なんだかなあ。

呪霊とはそういう悪質なものだ、というコンセプトなんだろうけど、魅せ方があるのではないか…。少年マンガだし、主人公側が勝って得られるカタルシスは大きいものであってほしい。

まああくまで「ほしい 」という願望であって、ただの個人ワガママである

この作品貶める意図はない。好みじゃない部分がある、というだけ。

文句は言いつつも最新刊まで全巻持ってるし。

ただこの気づきを書き残しておきたかっただけ。

作者の言動で読むのやめちゃった作品

犯罪は勿論、不倫とかでもなんか無理になる。

別に漫画の中身だけ消費してるわけではないんだな、自分は。。と気づいた。企業とかも最近はそうかな。うっすら反戦でアレ系ボイコット続けてるし。社員いじめパワハラ企業とかも避ける。潔癖すぎるだろうか?

ただ脱税何となく許してる。だって自民裏金議員全然逮捕されないじゃん、って思うわ。

DL.Getchu.com販売フロア焼け野原になっているという事実

DLsite.comFANZA同人では毎日のように100本を超える新作が登録されてるのに対して

DL.Getchu.comはコレ→ https://dl.getchu.com/gate/ なんだけど、こんなサイトVISA取扱が再開しただけでなんで勝利宣言してるんだ・・・

てか誰も気にしてないけどげっちゅ屋2020年以前の同人作品ほぼ全部販売停止してるから

どう見ても全裸土下座してクレカ会社の靴舐めてるだけだしこれ山田太郎の功績にしようと宣伝してるのマジ頭おかしすぎるでしょ

2024-08-18

主人公のことを嫌っているヒロインが好き

ヒロインと呼べるのかはわからん


Euphoriaというエロゲーがあって、一見悪趣味エログロ重視ゲーにしか見えないのだけれど、これがどうして名作で、シナリオ音楽もずば抜けて良いんですね。特に主題歌の「楽園の扉」はエロゲーソング屈指の名曲だと思う。ただぱっと見の印象ではそうは見えない。エロアニメ化していることもあって単なるエロゲーなんだろうなと思っていた(ついでに言えばこの作品エロはケツからぬいぐるみ排出したりとギャグしか思えない)。それがやることにしたのは、確かSAWっぽい作品として名前が挙がっていたから(そうでもなかったが)と、腹黒ヒロインを挙げるスレみたいなのでヒロインの一人が紹介されていたからだったと思う。


で、その腹黒ヒロイン(?)が最高で、それまで作中で主人公大事に思っていると散々描写されている(まあ裏はあるのだけど)にも関わらず、主人公に対して「あなたのこと大嫌いだった」と告げるのがもう本当に良かったし、最後セリフ主人公に対する「ファックユー」だったのがただただ良すぎる。Euphoriaはミナシゴノシゴトというソシャゲコラボしていてそのキャラも出ているけど、ここでも主人公に対し「言ったでしょう。わたしあなたのことが大嫌いなのよ」と言い放っていて一貫していて素晴らしいと思いました。


このキャラ場合ネタバレを知ったうえでだったのでそうでもないけど、主人公が大切に思い、愛しんでいるヒロインがその思いを「裏切る」というのはインパクトがあるし、それによって主人公想像範疇を超えたよくわからないキャラになることで、人間性に深みが出て魅力的に思えるのかもしれない。などと考えたりもするけど、純粋に男が女に拒絶される構図が好きなだけかもしれない。スヴィドリガイロフの自殺とか大好きだし。

ちゃんとは観ていないけど神之塔のラヘルがそんな感じなのかな。他に思い浮かぶキャラがいないので誰かいたら教えろください

百合BL要素のないソシャゲない?

キャラ同士の百合BLも嫌いだからソシャゲプレイしてると生きづらくて仕方ない

ブルアカウマ娘、学マスあたりの人気どころ美少女ソシャゲキャラ同士でやたらイチャついてるし、あんスタやエイトリみたいなイケメンソシャゲもっと露骨でねっちょりしたキャラ同士の絡みがあるし辛い

もっと俺嫁or夢向けのソシャゲいかな?

美少女イケメン)たちが主人公を巡って火花を散らしてたり、キャラ同士の関係がさっぱりしてたり

ギャルゲー乙女ゲームやってろって思われそうだけど、完結した作品に対してはどうしても気持ちが冷めちゃうんだよなぁ

2024夏・声に出して読みたい日本語ノミネート作品

現行の法律ではIT技術の普及・発展のために製造物責任法(PL法)の中に無形物であるソフトウェアが入っていないこと、

長年それを常識としてきたIT従事者に一般的倫理意識が備わっておらず、情報空間人権(国内国外わず)に甚大な加害行為を行っている事、

被害が出ても責任所在曖昧な事で問題根本解決が妨げられている、いわゆる『テクノロジー例外主義』によるものだと自覚させ正常化を求める。

(誰でも知識を得られプログラムを組め、既存人間価値を奪う方向に向かっている事からIT技術自体は既に普及し終えたと見てよい。「発展」に関しても、ゴールを明確化させる事が大事。)

https://www.change.org/p/ai%E6%B3%95-%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A%E7%94%BB%E5%83%8F%E7%94%9F%E6%88%90ai%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86/u/32822180

 

猫も杓子も人権人権とうるさいこの世の中で、大谷翔平だって打席連続凡退に追い込めるくらいの剛速球ストレート職業差別発言をする奴が人権を云々するとか、創作で出したら「現代の悪役としてあまりリアリティがなさ過ぎる。もっと色々なことにアンテナを張って社会への解像度を高めて欲しい」って蹴られるレベル。反AI界の藤井聡太と呼んで差し上げよう。よ!反AI界の藤井聡太

anond:20240818085314

まあ下品作品が多かったからな

別に規制されてもどうでもいいよ

anond:20240818155731

手塚治虫作品数を超える日本漫画家はもう出てこないだろうなぁ。

追記石ノ森章太郎の方が多いのか。

2001年宇宙の旅見始めたけどつまらなすぎて3分で切ったわ

ニコレ、真っ暗闇が続いてるんだけど?

客のこと舐めてます

俺さー映画館で上映開始前にCMが10分ぐらい流れるマジで嫌いなんだよね。

特に同じCMが2回も3回も流れるようなの。

見飽きてくイライラしてくるから逆にアンチなんじゃねーかと。

そのあとに出てくる安全のための案内が作品オリジナルじゃなくて映画館の汎用だとマジで萎える。

4DXとかのCMでで最初椅子ガチャガチャ動かすのは「この辺が動きますから、上映中にガタガタなっても気にしないで下さいね。後ろの人が蹴ってるんじゃないですよ」って注意喚起として許せるんだけどさあ。

んでまあ2001年宇宙の旅?

開始3分音楽流れてるだけ。

は?

お前の存在価値カップヌードルタイマーと同じか?

ゴミだねゴミ

客を舐めてる。

ようやく映画が始まったぜよっこいせとなった観客に3分間「それでは映画館音響をお楽しみください」ってなんやねん。

こんなん本番でやられたら機材の故障を疑ってスタッフ呼びに行くわ。

実際、少し前に映画館行った時に機材故障声が出ないシーンが5分ぐらい続いてさ、最初はみんなそういう演出かと思ってたんだけど流石にコレは違うなとなって段々劇場空気がザワついてさ、そんで誰かがスタッフを呼びに行って少ししたらスタッフがやってきて「故障ですので10分ぐらい巻き戻します」だとよ。

面白くもない溜めのシーンを2回も見せられて退屈で寝そうになったわ。

始まったばかりの映画3分間何も見せないってのはそういうレベル事故なのよ。

マジで舐めてる。

監督のつまらオナニーに客をつきわせるんじゃねーっての。

マジでソ映画

こんなんホメてる奴ら、全員バカです。

anond:20240818142724

原作者・白正男無識日本人に教える『テコンダー朴』9巻の歴史的に正しい読み方

https://bunkaonline.jp/archives/379

――ありがとうございます。第8巻は安倍晋三が描かれたカバー暗殺直後だったことで物議を醸しましたが、新刊の第9巻のカバー岸田文雄小泉進次郎なんですね。

白 本作品フィクションです。登場するキャラクターは全て架空人物です。実在人物とは一切関係ありません。『テコンダー朴』に登場するキャラは全て完全オリジナルだ。モデルなど存在しない。二度と間違えるな。

anond:20240818085314

203X年、西欧諸国によるエロ規制地球を覆い尽くし、あらゆるクレジットカード電子決済にて18禁コンテンツの支払いが不可能になった。

一方でそれに比例する形で反表現規制勢力活動は勢いを増し、ヤマダ議員ケン=レドマツは表現自由党を結成。

表現自由党後ろ盾としエロコンテンツ決済に特化したEROS社を立ち上げる。

同社の電子マネーEROSとクレジットカードEROSカードは着々と利用者を増やしていくのであった。

そんなある日、エロ規制過激派による活動も加速しファンメイドエロコンテンツを作ってい者たちの個人情報が一斉に晒し上げられる事件が発生。

多くの同人エロ制作者は本業を失い、エロコンテンツ制作により食い扶持を稼いでく必要に迫られた。

彼らが文字通り命を賭けて作り出した情熱溢れる作品は人々の心に眠っていたエロへの情熱を掻き立てた。

一時はAIの台頭による粗製乱造で縮小していた同人エロ業界売上高は急上昇を見せる。

そして、それらの決済の大多数がEROS社によって行われたのである

EROS決済はインターネット上における小さな経済圏形成していく中、その経済効果に目をつけた者たちによってとある陰謀が動き出していた。

つづかない

ガラスの仮面、全49巻読み終わったけど、これ終わるのにあと5巻は欲しいよね?

終わるのか?

終わるのだろうか?

描き始めることが出来れば2年ぐらいでババっと仕上げることは出来そうだけど、そもそもそれが現実的なのかが分からない。

現状はあらゆる作中の伏線収束していっている所であり、これを「俺達の戦いはこれからだ!」とやってしまっては全てがどっちらけてしまう。

出来なくはないと思う。

モノローグを使いまくって「Aのお芝居は大成功した。具体的にはここがよかった」「Bのお芝居も大成功だった。ここが本当に良かった」「甲乙つけがたいぜー!紅天女をめぐるバトルはこれからだ!」「PS紫のバラの人との関係は進展してます 朝チュンチュン」でかませば1話に圧縮可能だ。

年表エンドの如き無理やりなラスト可能

だけど、ここまで盛り上げておいて、本筋に+αするための要素をこれでもかと盛り付けておいて本筋自体ハイハイチャッチャッで終わらされたら読者もやるせないだろう。

今、ガラスの仮面は本当に盛り上がっている。

作中最大の山場だ。

フルコースで言えばメインディッシュが運ばれてきた直後、カートの上にはクローシュを被せられた皿が並び、ウェイターがツラツラと今宵の主役が如何に素晴らしいか説明していくれている最中だ。

もしここで「すみません。もう閉店時間なので一口分だけの提供とさせていただきます」と言われたとして、納得できるものがいるだろうか?

SLAM DUNK山王工業高校戦、20点差をつけられた直後に突然モノローグが入り「なんだかんで20点差をひっくり返し激闘を制した。その後の3回戦、嘘みたいにボロ負けした。その試合桜木山王戦の負傷により出られず、今はリハビリである」で終わったら歴史に残るクソ漫画になっていたことだろう。

ガラスの仮面、本当にちゃんと終われるのか?

描くべきものは誰もが分かっていてあとは最後の仕上げを残すだけとはなっている。

仕上げを待たなくても書き上がりの景色の8割程度は想像がつく。

片腕のない彫像を見たとき、それ以外の部分がないはずの腕の形を教えてくれるようにだ。

だが、腕の先にある指の形まではわからない。

もはや勝負行方など作者にとっては枝葉末節なのやも知れぬが、読み手としてはハッキリと勝負の中でその答えを知りたいのだ。

描かないわけにはいかないだろう。

作者という神が、どのような答をこの物語に下すのか。

作品世界を生み出した神としての最後の大仕事だ。

天地創造における6日目だ。

まだ7日目ではない。まだ休むときではない。

anond:20240818120213

というかポルノハブ事件から訴訟を恐れてやってるという説があったけど全く関係なかったってことだよな

まぁもともと日本同人作品で同じことが起こるわけないのでおかしいと思ってたんだよ

大企業は常に悪でなければならないってタイプいるよね

anond:20240818012634

日本出版業界で、売上高が1億円を超えるのは30%しかない。売上高が1億円というのは、一般的食品スーパー月商よりも低い。

また、それなりに存在感のある出版社も、蓋を開けてみれば会社の規模としては小さい。例えばアニメ化作品をたくさん出している芳文社従業員数が約50名、売上高も50億円に満たない企業だ。

また、大学受験参考書で有名な赤本を出している世界思想社教学社は、従業員数が約50名、売上げが30億円程度の企業だ。

そう言う企業が自前で取次の機能を取り込むのは容易ではない。


キチガイとか理論意味不明とか言う前に、ちゃん認識してくれ。基礎知識を持ってくれよ。

煮詰まる」はいかにして「結論が出る」という意味になったか

それでは夏休み自由研究を発表したいと思います

最初

現在のところ「煮詰まる」という言葉は、「議論交渉がまとまって結論が出る」という用法が正しいとされ、「議論が進まなくなって行き詰まる」という用法誤用であるとされている。「煮詰まる」という言葉がどのように用いられてきたのかに興味を持ったので、その変遷を辿っていこうと思う。ソースはだいたい国会図書館デジタルコレクションである

注意として、ここでは「煮詰まる」と「煮詰める」を区別して、「煮詰まる」の用例のみを追っていくこととする。現在においても「煮詰める」のほうには「行き詰まる」という用法はなさそうだからである

白樺派の例

調べてまず気付くのは武者小路実篤が「煮詰まる」を多用していたこである。そして同じく白樺派有島武郎長与善郎、その影響を受けたという岸田劉生木村荘八なども「煮詰まる」を用いている。まるで実篤から伝染したようである。それらは概ね「無駄な修飾を排して凝縮されている」あるいは「態度が一つに決まっていく」というような用法であり、いずれもポジティブ意味で使っているところが共通している。いくつかの例を挙げる。

大正10年 武者小路実篤自分脚本に就て』

僕は脚本はどうしても人間精神のあらわれである上に、煮つまったものであることを要求します。


大正10年 有島武郎『筆頭語』

心が二元的である間は、即ち或る機縁によって煮つまって一元的にならない間は、どこまでも二元なり多元なりの生活を押し通して行くがいいと思う。


大正11年 木村荘八『泰西名画家伝』

長官デリニのあやが「うまく」かかるもかからぬもなく、競技――即(すなわち)対抗の空気は忽ち煮つまるばかりであった。


大正13年 長与善郎『書斎より』

牛のよだれのようにだらだらした書きぶりがいかんのは問題にもならぬ事であるが、さればと云って何でも只無暗に簡潔に端折って書きさえすればいいと云う事を一つおぼえて、まるで電報文句のような言葉さえつかえば煮つまったいい文章だ、と思っている人の文章は又不自然な、とらわれた感じのするものである


昭和5年 岸田劉生演劇美論』

全体として、一つの美しさを出すけれど、旧劇の如く煮つまった味はなく、その美は甘く、低級である


白樺派以外の例

もちろん白樺派以外の用例も同時期にあった。意味的にはさまざまだが、ネガティブ用法も多かったようだ。

明治40年イヴィッド・パーリー『くらげ』

この説明には余程可笑しな点がある、で、僕は云った。

『じゃ、この国では、宗教煮詰まって了ったのですネ。』

もとは『The Scarlet Empire』というタイトルアメリカ小説である。原文は「It looks as if religion may correctly be said to have gone to seed, in this country.」となっており、「gone to seed」は「盛りを過ぎて衰える」という意味なので、つまりそういった意味で「煮詰まる」が使われていると考えられる。「加熱しすぎて水分が飛んでしまった」ようなイメージだろうか。

大正9年 ドストエフスキー白夜

私が余りに余計なことを喋舌り、私の心の中で長い間煮つまっていたことを必要もないのに述べ立てたことを、而もそれに就いては私は書いたものから読むように話すことが出来たのだ

こちらも翻訳書。英文は「I had unnecessarily described what had long been simmering in my heart」。「心の中でくすぶり続けていた」とか「ずっと感情が渦巻いていた」といったイメージか。

大正10年 岡本一平へぼ胡瓜』

何処かに法華宗があると見え、この熱気の世界の中へ煮詰まった声でお題目をいきみ出してる。

真夏暑い日に遠く法華宗お題目が聞こえてくる…という場面で、この「煮詰まった声」は「重苦しく絞り出している」ような印象を受ける。もの煮詰まったあとのドロドロとしたイメージだろうか。

大正12年 佐々木味津三『呪はしき生存

単にそれを考えるだけでも、彼は天地が煮つまるように感じていたたまらないような震撼を覚えた。

「居た堪らない」というので、世界が煮られて、そこにいられなくなるような感じだろうか。ぎゅっと狭窄するような感覚もあるかもしれない。

昭和2年歌舞伎 第三年第十三号』

森金之丞は正直にこれに答えるが、だんだん議場(公議所)の空気が煮つまって行き怒声、罵声騒然たる裡に第一場は閉じて行く。

議論が悪い方向に盛り上がってヒートアップしているという描写結論が出そうにないという点では現在の「誤用」のほうに近いか

昭和6年 大高巌『近代支那文学史上の先駆者

かるが故に自己生活を安泰ならせんが為には儼然として己れが階級城壁を固守しなくてはならない。科挙制度がそれだ。かかる試験制度採用することは一に権力者に反抗する意志学問の為に煮つまらせ、又一には士大夫階級思想擁護有為なる人材を作ることになる。

こちらは「集中させる」「浪費させる」ようなニュアンスか。

昭和9年 式場隆三郎バーナード・リーチ

高村光太郎は余り外に出ない。併し仕事は煮つまってきていると思う。暫らく作品を見ない。

この式場隆三郎白樺派との交流があったらしいが、「作品を見ない」ということは、ここでの用法は「行き詰まる」に近いのではないか

昭和10年 丸山幹治『黒頭巾を脱ぐ』

勿論コチコ官僚型で煮つまって、倒さにふっても水っ気もないような人ではなく、時代に対する感受性は強く、好んで人の長所認識する感服癖さえある。

こちらは「頭が固い」というような用法

昭和10年 ギュスターヴ・フローベールジョルジュ・サンドへの書簡

では左様なら。もう遅いのです。頭がまるで煮詰まりそうです。

翻訳書。英文は「Adieu, it is late, I have an aching head.」なので、普通に頭痛がすることを言っているのか、それとも「悩んで行き詰まっている」的な意味なのかはわからない。

戦後の例

戦前武者小路実篤を中心に、小説詩歌戯曲などの文学的文脈で使われることが多かった「煮詰まる」だが、戦後になると現在のような「議論交渉煮詰まる=結論が出る」といった用法が登場し、やがて支配的になっていったようだ。

それに関してわかりやすいのは「国会会議検索」で、戦前の「帝国議会会議検索」では「煮詰まる」はほとんどヒットしないが、国会会議録では1950年代あたりから見られるようになる。さらに用例を確認していくと1960年代から爆発的に増えていったようだ。労使交渉文脈が多いように思われるので、そのあたりをきっかけに流行りはじめたのかもしれない。

となると次に気になるのは「議論煮詰まる」=「行き詰まる」という用法がいつごろ確立されたのかということである。どうやって調べればよいか。たとえば「煮詰まってしまった」みたいな形だとネガティブ文脈で使われていそうだ。ということで検索してみよう。

昭和34年週刊現代

しか日本側は表面上は「朝鮮総連相手にせず」とその抗議を重視せず、裏では字句は修正せずとも運用面に幅をもたせるという妥協の動きに期待を寄せていた。それが、日赤相手にせざるをえない北朝鮮赤十字から真向に攻撃を受けたのだから問題は煮詰ってしまった。


昭和44年『先見経済

やはり人間災害にあってみないとなかなかわからないもので、そういったことで安堵感を持っている。しかしジワジワと危機に瀕してきているわけで、そのとき判断をあやまると、残念ながら煮詰まってしまう。


昭和47年ミュージックライフ

ハイスクールからジュニアカレッジヘと進んだアリス達は2年間のカレッジライフ煮詰まってしまい、カリフォルニアに向かったのである


昭和50年キネマ旬報

その後の二本は結局むしかえしのドラマをやるしかなくて、無残な作品になってしまった

あれも、会社方針企画貧困の為せる業で、プロデューサー監督も完全に煮詰まってしまったんですよ


昭和51年レコード芸術

あい自由さが背景にあってのこの音楽じゃなくて、すごい煮詰まっちゃってて、つらいだろうなというところで出て来る音なんですね。


昭和53年スイングジャーナル

でも、いつか自分のやりたいことをやらないと苦しくなるというか煮詰まちゃうわけだよね。


昭和54年ジャズ批評

昔は、自分が何をやっていいかからなかった。やり過ぎると煮詰まってしまうし。


昭和56年週刊読売

「でも、仕事ばっかりしていると煮詰まちゃう」「煮詰まちゃうってのは、息詰まる、退屈する、スランプに陥るって意味なんです。」


昭和60年 毛利子来岡島治夫・末永蒼生『「体」発、宇宙へ』

たとえば原稿書いてて、もう煮詰まっちゃって、しょうがない、寝よう、横になると、ア、と思いついちゃう


昭和60年 チャールズ・シェフィールド放浪惑星

その問題ととっくんでいるうちにわたしの頭は煮詰まってしまい、あとをマッカンドリューにゆだねた。


昭和60年 松浦理英子いちばん長い午後』

実はそれは性的遊戯の一環ではなく、二人の交際煮詰まってしまったあげくのもがき合いであった。


結論が出る」用法と比べれば圧倒的に少ない。とはいえ1970年代くらいからは、日常語として「行き詰まる」的な用法もわりと広まっていそうな感じはする。というか「結論が出る」用法議論交渉文脈しか使えず、それ以外のときは「行き詰まる」用法になることが多かった、という感じではないか

ちなみに、この「行き詰まる」用法誤用として問題視されるようになったのは2000年ごろらしい。実際、Google Booksで「煮詰ま誤用」などと検索すると2000年以降の書籍しか引っかからない。

まとめ

といったところか。

煮詰まる」のコアイメージは「熱されることで水分がなくなっていき固形分だけが残る」というようなものであろう。

それをポジティブに捉えると「余分なものが削ぎ落とされて本質がはっきりする」といった意味合いになり、ネガティブに捉えると「瑞々しいものが失われて停滞する」といった意味合いになる。たとえば「議論」にポジティブイメージ適用すると「論点が整理されて結論がはっきりする」になり、「思考」にネガティブイメージ適用すると「新しいアイディアが生まれなくなり行き詰まる」になるわけだ。

もともとの料理としては「美味しくするために煮詰める」ことも「熱しすぎて煮詰まってしまう」こともあるわけで、どちらのイメージで使うのも自然感覚である。当初から煮詰まる」は多義的比喩表現だったのだから、「これが唯一正しい用法なのだ」などとはあまり気にしなくていいのではないだろうか。

発表は以上となります。ご清聴ありがとうございました。

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