はてなキーワード: てんこもりとは
以上、『スナッチャー』『ポリスノーツ』とメタルギア全作と『P.T.』を遊んできて、デスストも首を長くして待ち望んだぐらいには小島ファンなので、そういう欲目込みです。
あと、これは個人的な期待が外れたってだけの話なんだけど、BBの使い方は勿体なかったと思う。
だって「胎児を抱える」という超ハイリスク属性を敢えて主人公に与えるなんて、そんなアクションゲームほぼなかったでしょ今まで。
BBの存在によってサムは事実上の妊婦さんになるわけだけど、つまりそれは、普通のゲームとその主人公なら軽々と超えていけるようなしょぼい坂道だの岩場だのが、険しくて恐ろしい道のりに変わるということですよ。
GTAみたいにわざと大クラッシュして爆笑~みたいな遊び方も出来ないわけですよ、何せそんなことしたら赤ちゃんが死ぬかもしれない。なんかあまり笑えない。
もちろんこれらはあくまでゲームの中のことだけど、その不安とか恐怖は取りも直さず現実世界の女性が味わっているそれと地続きであって……みたいなノリの再発見的感覚をプレイヤーにもたらしてくれる要素かとてっきり思ってたら、BBポッド超硬い。もうね。転ぼうが転落しようが、いやなんならちょっと銃弾が当たっても平気だし。
BB自身も赤ちゃんとは思えないほど聞き分け良いし。たまにぐずる程度で、それもちょっと抱っこすれば泣き止むし。
皆が期待していたリトルα9であったはずの6600は、α9なんぞ何処吹く風のなんとも期待外れが漂うスペックとなりました。
センサーも6400と同じ、ジョイコンもフロントダイアルもなく、バッテリーと手ぶれ補正が付いただけの落ちついた進化でした。
バッテリーが強化されたことにより、より長時間の撮影が可能になったのは喜ぶべきところですが、一方でAPS-C最上位であるのにも関わらず記録媒体がシングルスロットだったりするのは、どうもチグハグな気がします。6000シリーズの良いところは軽さにあると思うので、100gも重量が増したことも頂けません。この値段と重量なら、α7IIIの方がいいかなとも。
一方、先日の発表で真に評価されるべきは、廉価な6100でしょう。これはすげえのが出ました。APC-S機器において、SONYに対し総合的に勝てるメーカーは、あと5年は出てこないだろうなと思わされました。
最初に結論を書くと、「安価なのに最高の機能を積んでいる。それに軽い。写真を始めたいのなら、6100買え」ということです。
6100はエントリー機のはずなのです。しかし、初めてスペック表を見たとき、思わず「あれ・・・、6400のシートを間違ってコピペしちゃったのかな」と呟いちゃいました。
シャッタースピードやISOの上限・下限値にも不足はありません。良い絵を撮ることに妥協のない、なんともてんこもりスペックです。
特徴と言えば、6400からの機能の削減が殆どないのも特徴です。
アンチダストやビデオ向けプロファイルがないこと、そして一番差別化されているのが画質の落ちたビューファインダーですが、それ以外のスペックは同じです。
というのがないという、Sonyらしくない大盤振る舞いです。どうしちゃったの?
ビューファインダーのフィーリングさえ我慢できるのであれば、10万円以下のAPC-Sカメラではマストバイです。次点も6400ですが。
ただし、他社と比べαシリーズの操作性は比較的劣ります。ごちゃごちゃしているメニューが特徴です。一方でカスタマイズ性は随一なので、馴染むまでには時間がかかりますが、馴染んだらかなり速く操作できます。
最近はストリートスナップと子供の撮影がほとんどの私としては、D750と24-70 F2.8と50の単焦点があれば十分なのですが、それにしてもEマウントのエコシステムは大変魅力的です。
日本各地を飛び回っていたあの頃と違い、肩凝りの取れない体にFマウントの大三元は見るだけでも溜息が出ます・・。(キャメラマンとして失格です;;)
これはもう、たまげました。軽くて安い! これを買わないやつはいないんじゃないかと。思わず、プレステにFFが出ると聞かされたときのことを思い出しましたよ。これ以上さらにマウントが成熟するのと。
Gマスターシリーズも良い絵が撮れる一方で、廉価なレンズもこれまた悪くない。シグマのArtシリーズも、パンフレットを見るだけでこれまた涎が出る。
APC-S向けは弱いと言われているE-mountですが、セットレンズのパンケーキもお出かけレンズにぴったりじゃないですか。シャープネスと補正効かせりゃ、キレの悪さなんて分かりゃしません。50-200も軽くて使い勝手がいい。
それにシグマの16mm、30mm、56mmF1.4ですよ。まあ、これが本当に素晴しい。軽くてキレがバツグンに良い。さらに安い。左から 4万・3万・4万円です。価格破壊もいいとこだ。
フルサイズ・APC-S含め、かなり成熟が進んでいるのがE-mountだと思います。
6100のキットレンズにシグマの30mm付けて、ストラップとか防湿ケースなどを買っても、恐らく13万ちょいでしょう。ボディだけ買って30mmF1.4単焦点だけのスタイルなら、込み込みで10万切るかもしれません。もちろん、キットレンズでも十分遊べます。Adobeフォトプランを月1000円で契約すれば、毎晩夜更かしは確実です。値上げしたらハンガーストライキするからなAdobe。
飛び道具にMFの中国・韓国レンズを付けても楽しめます。ボディキャップ代わりに写ルンですレンズのやつを買っていいかもしれません。オールドレンズの写真もインスタ受けが良いですよ。
あれもこれも、SonyがE-mountの仕様を公開しているからに尽きると思います。オープンソースコミュニティのような強さを感じます。
Zの50mm F1.8の絵には感動しましたが、もっとマウントを生かしたレンズが出てきて欲しいですね。このマウントでシグマも使いたいですし、タムロンの安くて軽いズームレンズも使ってみたいんですよね。なんともまあ盛り上がりに欠けるZを見ると、Nikonのクローズドな選択は心配になります。
ようやくこの前、85を出せたんですよ。遅すぎやしませんかね。D6出したら本気になるのかもしれませんが。ノクトどうしたノクト。
α6000系は他社のミラーレスと比べて、数年は先を行っているシステムです。
6100の値段は報道の通りかと思いますが、6400のようなキャンペーンや値下げを敢行するお店がある場合、とんでもない価格で買えるかもしれません。あれだけ売れた6400の立場させ怪しいものがあります。
EOSのMマウントの新作も出ましたが、マウントの将来性からオススメは難しいです。DIGIC8センサーの絵はSony 6000系よりいいのかもしれませんが、まあ積極的には薦め辛い製品です。近い未来に、Nikon1と同じ将来を辿るような気がします。
スマホのレンズも進化してます。しかし、一眼やミラーレスでファインダーを覗きながら、シャッタスピードやF値などを体感で覚えながら、キレとボケを楽しみながら良い写真を撮る、まだまだスマホでは出せない絵があり、それに面白い体験があります。
6100は値段に本当に感動しました。こんだけ機能が良くて、なかなかのセンサーを積んでます。本当はNikonを応援したい私ですが、カメラ市場の没落の最中、安価で良い製品をコンスタントに生み出すSonyには脱帽です。
ダクソのパクリ部分もちゃんとひどいが、diablo3のパクリ部分が壊滅的に腐っている
悪いとこばっかパクってる
diablo3はセットアイテムクソゲーなんだけど、一応ストーリーが終わるまではアイテムを更新する楽しみがあった
仁王はベースがそのままセットアイテムだから最初から最後までセットに束縛され続ける
diablo3もエンチャントやらカナイキューブやらクラフト要素がくそうざかったが、仁王の鍛冶屋はまじでうんこてんこもり
特に鍛造(生産)でしかつかないキラ能力はアルティメットファッキン
キラ=ヤマトのせいでドロップアイテムが完全な産廃と化す(それ以前から血刀塚産しか使われねーけど)
狙いのキラが付くまでひたすら鍛造するだけ
diablo3も主要能力値付かない=産廃というクソバランスで、仕方なくスマートドロップでごまかした経緯があるが、仁王のキラはクソを取り繕った過程ごとパクってる感じ
落語の本膳かよ
2ではpoeめいた星座型スキルツリーにするようだがまじで節操ねえな
化調てんこもり月一回以上食わないほうがいい
俺の妻は正社員として働いたことがないから、俺に共感してくれない。
いっぽうで俺は家事も育児も(妻が病気の時など)全部できるから、専業主婦である妻の働きについては理解してる。
でも妻は「あなたはわたしの気持ちを理解してくれない」という。
それなら働いて生活費を少しでも負担してから言ってくれと言うとまた上記の言動を繰り返す。
苦労してお金を稼いだ経験のない専業主婦は、旦那が苦しそうなら、お金に関しては全面的に旦那に従うべきだと思う。
もちろん意見は言ってもいいけど、それを聞いた上での判断に文句は言うな。言うなら生活費を入れろ。
俺は妻が妊娠出産の時は、お金もないのに無理をして全面的に妻を支援した。病院は個室にして追加オプションてんこもりでかなり大変だった。
でもそれは俺には妊娠出産が無理だから、せめて出来ることは全部やろうと思ったからだ。
俺は結婚も子供を持つことにも反対だったが、妻の必死の頼みに折れて結婚妊娠出産に協力した。
それなのに、妻は自分にはできない「生活費を出す」という行為を俺がしてることにはあまり理解を示さない。
俺がお金の事を言うと激怒して1週間ぐらいは口もきかなくなる。
これまでは生活費と小遣いがなくなったら都度俺が渡していたが、俺にお金をくれと言うのがストレスだから、毎月自動にしてくれと言い出した。
悩みは尽きない。
実際にブレンダン・アイクの主張としては「ブラウザのシェアが巨大GAMAとかに独占されたら、それこそベンダー独自の謎仕様とかてんこもりになって更にはユーザがそれに依存するから(GAMAが仕込んだ)マルウェアとかを排除できんくならね?」ってことで
もっというとJS実行エンジンがブラウザ表示速度のコアになってる関係でセキュリティモデルは寧ろある程度毀損した方がその辺速度が稼げるみたいな発想はあるんじゃねーの。
その内JSでDMAアクセスできるようなブラウザとかも出てくるんじゃねえか? そん時に至っても「サンドボックスでDMAが制御されてるから大丈夫」なんて言われてもワイは絶対信用できない訳だが。
気のせいかもしれないが、最近著名人ががんで亡くなるニュースが多い。
私は30代で乳がんにかかってしまい、現在は休職してがん治療を行っているのでそのせいもあるとは思う。
がん治療中の身としては、正直逝去のニュース自体シャットアウトしたい気持ちが強いが、テレビやスマホで見たくなくても目に入ってしまう。
ニュースへのコメントなどでいろいろと考えさせられてしまうことが多くなったので、すっきりしておくためにここで書いておきたい。
きっかけとなったのは、さくらももこさんが乳がんで亡くなられたニュースだ。
詳細は不明であるが、彼女は一旦病院での治療を行い、最終的には代替医療でがんを治療しようと試みていたようである。
そのニュースに対し「お悔やみ申し上げるが、怪しい根拠のないインチキ療法を行うからこんな目にあう。
病院でちゃんと治療をすることが必要だ」といったコメントが散見された。
私もがんが発覚する前、小林麻央さんのニュースを見てそのような感想を抱いた記憶があり、
がんを患ったことがない人、がん患者が周りにいない人にとっては一般的な感想になるのかもしれない。
ただ、がんを患う身となってから勉強・体験をするにつれて、若干考え方が変わるようになった。
がんの種類にもよるが、まだがんの腫瘍が局所にしかみられないステージ0~3のケースにおいては、
がんを根治することを目的に病院は手術や抗がん剤、放射線といった科学的根拠に基づいた標準治療を行ってくれる。
ただし、がんは標準治療が終わっても、必ずしも治ったと言い切ることができない。
寛解状態を維持できる方もいる一方、一旦治療が終わって寛解状態となっても、他の臓器に転移して病状が進む方もいる。
患者としては、ステージ0~3の場合は抗がん剤治療などの辛い治療を耐える気力もあるかもしれない。
私は現在乳がんの根治を目的として抗がん剤治療を行っているが、正直結構辛い(副作用が軽い人もいるが)。
最近はいい吐き気止めがあるので吐いたりこそはしないが、抗がん剤をうって1週間は寝たきりで起き上がれないし、
白血球の数が大分減り細菌・ウイルス感染をおこしやすいため体調が回復しても行動はある程度制限される。
抗がん剤治療が終われば生えてくるし、カツラがあるから大丈夫と人には言ってはいるが、やはりショックだったことは否めない。
薬によっては手足がしびれてペンや包丁を持ったりすることができなくなる。
肝臓や腎臓の数値も悪くなるなど、高齢の人や持病がある人は身体的に耐えられないこともある。
私が使っている抗がん剤の副作用は上記のようなものが中心だが、他にもいろいろなものがある。
また、手術で体の形はかわる。健康な体とはやはりどう見ても違うし、リンパ節を切除することもあるから後遺症も残る可能性がある。
「治る可能性がある」と医者に言われているから、憂鬱ではあるものの病院に行き、
我慢して標準治療を受けているような状態だが、がんが発覚してもこの治療を受けたくないといって拒む人の気持ちは理解できる。
副作用自体が仕事や価値観として耐えられないこともあるだろうし、
頑張って標準治療を受けても、まれとはいえない確率で再発・転移して一気にステージ4の病状へ進むことがあるからだ。
ステージ4は、がんの腫瘍が局所のみならず、他の臓器や部位に遠隔転移をしているような状況を指す。
このような病状では、基本的にがんを根治することを目的とせず、抗がん剤治療を中心とした、延命とQOL向上を目的とした治療方針をとる。
現代医学の限界として、ステージ4のがんの根治は難しいようだ。
樹木希林さんのケースのように転移を起こしても10年程度生きられるといったこともあるが、早期に亡くなってしまうケースも多いようだ。
自分ががんを患うようになって、ステージ4に進行した場合は代替医療をやってみる選択肢を否定できないな、と思うようになった。
病院で治療をしたとしても数年以内にはおそらく死ぬとわかったときに、
患者として副作用てんこもりの抗がん剤治療をやる気力が残っているのだろうか。
ステージ4の場合は原発巣の治療とは異なる薬剤を使うようだが、どうしても前に受けた治療の苦い記憶が思い起こされてしまう。
治らないとわかっている延命治療にお金を使うくらいなら、インチキかもしれないが奇跡的に治ったという人もいるという代替医療をやってみてもいいんじゃないか。
こんな風に代替医療を選択する人がいたって、おかしくないと思うようになった。
もちろん法外なお金をとったり、標準治療は間違っているなどと言ったりしている代替医療に関しては、
それを提供するクリニックや団体自体は問題だと思うが、患者の判断が問題といった物言いはできない。
代替医療を選択したいと思う気持ちをフラットに聞いてくれたり、下心なく相談に乗ってくれたりする人はなかなかいないと思う。
がんは日本人の2人に1人がかかる病気なので、病院の外来待合室はいつも患者とその家族で大盛況だ。
医者や看護師は忙しく、話を聞いてくれる余裕はなさそうで、「治療を受けるのはあくまで自己判断です」とオブラートにつつんでいわれるのが関の山だろう。
代替医療に科学的根拠はない、それ自体は間違ってはいないが、代替医療を選んだことを責めるのは心苦しいと思うようになった。
だって科学的根拠のある治療とやらでは、ステージ4のがんを治療したいと思う心はなぐさめられないのだから。
がんが発覚してから、ステージ4まで進行したら、と考えない日はない。
自分がこんなにも生きていたいと思っているとは、今まで思いもよらなかった。
もしステージ4に進行してしまったら、気楽な代替医療にすがってしまうかもしれない。
そんな時、「あなたの選択肢はおかしい、科学的根拠のある治療に切り替えるべき」なんて訳知り顔で言われてしまったら、本当に腹立たしいだろうな。
「女性エンジニア少ない問題」を解決するために、機械学習で男性エンジニアを女性に変換する
これの記事が炎上しているっぽいことがTwitterのTLを見てたらわかったのだが、実際に記事を読んでみても、なぜ炎上しているのかが理解できなかった。こんな事を言うと、「これを読んでなぜ炎上するのかわからないやつはネットやめたほうが良い」とか言われるわけだ。「女性軽視だ」、「性差別主義者」、「エンジニアやめろ」、「発表者を懲戒解雇しろ」的な声が異様に多く言い過ぎ案件だと思ったのだが、具体的に、論理的になぜ駄目だったのかを説明しているアカウントは驚くほど少ない( と思ったら、これを書いている間に書いてくれた人がいた 。最後のほうでこの記事について言及する)。マジで誰か解説してほしかったのだが、FF外から失礼してリプを送っても、フォロワー数の差で今度は自分が炎上する未来が見えたのでやめておいた。
そういう理由で、上記記事のよくある批判をひとつひとつ取り上げ、それに対する反論を書いていこうと思う。ちなみにこのカンファレンスには行ってないので、記事からしかY氏(以下、登壇者をこう呼ぶ)の言葉を読み取っていない。
最初に私の考えを書いておく。
・Y氏は差別発言をしていない
・「男性は女性がいるとやる気があがる」が、「女性は男性のやる気を上げるために存在する」に拡大解釈/誤解された
・Y氏のロジックは炎上の危うさを孕んでいることに本人が気づき、やめるべきだった
・Y氏のソリューション自体にはなんら倫理的/差別的問題はない
Y氏の提案はこうだ。
課題が生む問題: 女性エンジニアが少ないと、以下の問題が生じる
問題点①: 男性エンジニアは『いいところを見せたい』というやる気が出ない
解決方法: 「男性エンジニアが女性エンジニアになる」というのを提案する
最も多い批判がこれ。
「女性はコンパニオンじゃねーぞ」「女性エンジニアはエンジニアとして見られないのか……」といった批判である。
そして、これによって生じる問題は、男性エンジニアにとっては、「いいところを見せたい」というやる気が出ない。そして、女性エンジニアにとっては、女子トークができない。これは非常に重要な課題だと思います
さて、この批判は、
①Y氏は「職場に女性が少ないと、男性エンジニアは『いいところを見せたい』というやる気が出ない」と主張した
②よってY氏は、女性を「やる気を出すための存在」として見ている
ということだと思うのだが、どう考えても①と②の間に飛躍が見られる。
「男性は女性がいるとやる気があがる」と、「女性は男性のやる気を上げるために存在する」では全然違う。本来は前者だったのが、後者の解釈がされてしまったのが炎上の主原因だと思っている。
たとえば「家に猫がいないと、俺は『明日も頑張ろう』というやる気が出ない」という人に対して、「お前は猫を『やる気を出すための存在』として見ているのだな」と言うだろうか?
猫が人のやる気を出すのは事実かもしれないが、そこからあたかも「やる気を出すため だけ の存在」みたいな解釈は、あまりにもひねくれている。
「男性が女性を意識することで仕事に取り組む姿勢を変える(やる気を出す)」というのは十分ありそうな話で、これは男女を入れ替えても同様の話だ。まさかそのような姿勢の変化は許されないという批判ではないだろう。もしそうだとしても、それなら性差・性別を持って生まれた人類の特性が悪いことになり、すると性別は人類の原罪という話になるので、許されざるはY氏のみではなく人類全体ということになる。
女性を猫に置き換えたので別の方面で炎上しそうだが(そういう意図はありません)、つまり言いたいことは、「女性が多いとやる気が出るんです」と言った奴に対して、「女性をやる気が出るための存在だと思っているのかこいつは」と考えるのは早計ということだ。
もっというと、私は最初①は「職場に女性が少ないと、男性エンジニアは『(女性に対して)いいところを見せたい』というやる気が少ない(あるいは思う機会が(少ない|ない))」と読んだ。だからなんだよなのだが、この辺も読む人によって解釈が変わり、差別だ・差別じゃないの応酬の原因なのだと思っている。
ついでに言うと、Y氏のソリューションによって、女性エンジニアにとっては「女子トークができるようになる」という女性側のメリットも掲げているので、一概に男性本位のソリューションとは言い切れないことを言及しておく。
更についでに言うと、今回のソリューションは、男性が女性(女装・女声)になることで女性エンジニアの数を増やすというものなので、仮にコンパニオン的活動をしなければならない場合(そんな主張は記事では一切していないが)、それをするのは男性である。
該当部分を引用する。
ただ、女性エンジニアを1から育成するっていうのは、非常にコストが大きいんですね。これは正確なデータは取りづらいので、短大や私立の学費、卒業するまでにかかる費用にしたんですが、安くても300万、高いと800万といった、数百万単位でかかってしまいます。これはちょっと現実的じゃないですよね。
ここでいう「現実的じゃない」は、「職場の女性を増やすための手段として、女性エンジニアを社内で1から育成する」ということだと思う。まあ、これは炎上しそうな文ではあるが、以下の2つの反論を用意する。
(1) 気持ちはわかるが、そういう話ではない
(2) そもそも機械学習系のソリューションは大体安上がり系のこれ
(1)については、男性だろうが女性だろうが社内で1から育てるのは大変である。そしてこの文章で腹が立つのも共感できる。たとえば私が「男性エンジニアを1から育成するのは現実的じゃない」と書かれた文を見つけたら、「ん?なんで今『男性』をつけた?」とひっかかりを覚えるのは当然だからだ。ただ、今回の場合ではY氏には「女性エンジニアを職場に増やしたい」という文脈があるのはわかるので、「女性」という冠がついてもやむなしである。このへんは文脈を汲み取ってもらいたい。
(2)については、機械学習系のソリューションは大体「人を雇うとお金かかるので、機械(またはAI)にやらせましょう」なので、これを否定されると機械学習そのものの否定となり、ひいては産業革命の否定となる。別に否定してもよいが、Y氏が特別に非難されることではない。
男性エンジニアを女性エンジニアに変えるというソリューション自体が、女性軽視であり、男性軽視に当たるという主張だ。
これはよくわからないのだが、例えば、男性から女性に性転換した人は別に男性軽視したことにはならないだろう。
さらに言うなら、おじさんからバーチャル美少女になろうとしているVTuberは漏れなく差別主義者になってしまう。
「加害者は、加害者本人にその意図がなくても、被害者を傷つけるものだ」という文脈での批判(?)である。
これはどこまでも正しい。
ただ、このようにして傷つけた場合、それは女性差別になるのだろうか。
「技術自体は問題ないが、本題とは関係ない掴みの部分にセンシティブなテーマを持ってきたせいで炎上してしまっている」「もっと慎重になるべきだった」という声がある。
この見方は正しい。
と書いてある。
もうこの一文で炎上しそうな要素がてんこもりなわけである。「エンジニアを勝手に代表するな」「他にも重要なことはあるだろ」「まーた女性エンジニアを取り上げて」といった具合である。
たとえそういった意図が一切なくても、炎上というものはするのだ。
炎上アンテナがバリ三の人間なら、「女性エンジニア」という単語だけでも炎上の匂いを嗅ぎ取り、うかつにその話題を出さない。出したとしても、枕詞や随所に「私は女性蔑視を意図してこのテーマを取り扱っているのではないですよ~」的なニュアンスを挟むのであるが、今回の人は公の場にもかかわらずそれを怠ってしまっていた。
この辺は会社の人間がチェックしてそこでストップかければ良かったという声もあるが、それもまあ、結果論でしかない。私のような「これの何が悪いのかわからないけど、炎上しそうなネタではありそう」みたいなチェッカーが「何が悪いのかわからないけど、炎上しそうだから却下」とは言いづらく、最終的にGOを出したのかもしれない(結局炎上してるので責任があるのだが)。またあまり神経質になりすぎると登壇者からしてみれば「これでストップかけるのか」という反発も考えられる。
私が思うベストは、「本人自身が炎上しそうな話題を最初から避ける」。これだ。Y氏自身がこの話題に触れるべきではなかった。
まるで女性エンジニアを腫れ物扱いしているように聞こえるかもしれないが、そのような意図はない。もしそう捉えられたのなら謝罪する。しかし申し訳ないが、私からしてみれば自衛のためにはこのくらい慎重にならないといけないと思っている。
再度言うが、たとえそういった意図が一切なくても、炎上というものはするのだ。
ただネタ度高めで若手の発表なので、そこは汲んであげるべし。
「女性エンジニアのメリットが女子トークかよ」「女性エンジニアはカフェの話をしたがっていると思われているのか」などの声がある。
これはまあ、炎上してしまったが故、色んな所に目がついてしまったのではないかと思う。
実際、例は適当でないと思うし、私も「女子トークて」と思った。
これは完全に推測なのだが、おそらくY氏は課題から解決方法までを導いたのではなくて、解決方法(今回の場合「男性の声を女性の声に変える」というソリューション)ありきでロジックを組み立てたのだと思う。
そう思う理由は、普通に考えて女性エンジニアを増やそうと思って男性を女性にしようとは(真面目には)思わないし、機械学習歴10ヶ月と言っているので、自分が面白そうだと思って作ったものに後付で理由を足したと考えたほうがしっくりくるからだ。
この擁護は危うい(本人はただ呟いただけだと思うが)。
当然、擁護した本人にとっては、そもそも差別発言自体していないものが拡大解釈されて炎上してしまっていることを指して「こんなことで」と表現したという認識なのだが、誤解している人間にとっては、「この差別発言を『こんなことで』って言ってるやつがいる」という誤解を生むからだ。
ありがたいことに、よくまとめられた記事を書いてくれている人がいる。
こっちが匿名で反論するのはフェアではないのは承知で、この記事に関しても私の意見を述べていきたい。
この記事はどちらかというとY氏批判側の記事で、私のどちらかといえばY氏擁護派とは異なった立場の記事であるので、できれば元記事を読んでからこの先を読んでほしい。
Y氏はエンジニアをやめなくてよい。