はてなキーワード: リビングとは
この間、ソフトバンクの孫会長が「ChatGPTを使ったことがない人は人生を悔い改めたほうがいい」と何かのプレゼンで話していたらしいことを知った。
見下されたように感じて正直腹がたったのだが、ちょうど女の子とデートする予定がありどんなお店を選べばよいのかさっぱりだったので、ChatGPTに相談してみることにした。
生涯で彼女いた事無し22歳童貞の知見では手に負えないからビッグデータに頼ったのだが?無能やん。と、その時は思った。
その後、その女の子に告ったところ「あなたのことは恋愛とかそんな感じには見てない」的な理由で振られ、失意の中で卒業研究に励むある日、ふたたびChatGPTを使うこととなった。
実験で得た複数データのばらつきを評価することになった。こういった評価には、標準偏差が一般的に用いられている。標準偏差は高校1年(数Ⅰ)で習う内容だが、なぜ標準偏差でばらつきが評価できるのか、恥ずかしながらよく理解していなかった。特に、分散を求めるに当たりどうして2乗するのかサッパリだった。
公式だけ知りたければGoogle検索で十分だ。しかし、その公式の成り立ちや意味を調べようととしたとき、Googleオンリーだと結構難しくて時間がかる。複数のサイトを巡り、様々な情報を関連付けながら理解する必要があるからだ。
というわけでChatGPTの出番が来た。
私「標準偏差の求め方について教えてください」
ChatGPT「標準偏差は、データセット内の個々のデータ点が平均からどれだけばらついているかを示す尺度です。標準偏差を求める基本的な手順は〜(手順を5ステップに分けて丁寧にわかりやすく説明してくれる)」
私「分かりやすく説明してくれてありがとうございます。分散を求める過程で、なぜ平均の2乗するのでしょうか。」
ChatGPT「平均を2乗する理由は、主に以下の2つの目的があります。1.負の値の影響を排除する 2.ばらつきの大きさを強調する 〜中略〜 そして、標準偏差はその平方根を取ることで、元のスケールに戻します。」
私「なるほど!標準偏差は元のスケールに戻っているから、母集団と同じ単位で扱ってよいのですね?」
ChatGPT「はい、そのとおりです!」
目から鱗だった。コイツ有能じゃないか。私は学習塾でバイトをしているのだが、私が生徒に教えるよりも、教室にあるiPad渡して「chatGPTに聞いて」と言ったほうがよっぽど分かりやすくて良いじゃないかと。「AIに仕事を取られる!」と巷は大騒ぎだが、まさか自分の仕事が、直ちに危機的状況にあるとは思っていなかった。
しかしながら、実際に塾講師の仕事が絶滅することは無いと思われる。塾講師の仕事は「生徒にわからない所を教えること」と思われがちだが、実際には生徒のマネージャーという意味合いが大きいからである。
生徒が苦手な問題を見つけてカリキュラムを考える事はもちろん、宿題をやってこない生徒に居残りさせるとか、授業中に雑談したりスマホ弄ることを止めさせるとか、そういったフィジカルで泥臭い仕事が結構多い。そして、泥臭くて人間臭い仕事は、AIよりも人間が得意とする分野だ。
例えば、居残りしなければならない生徒が、授業後にしれっと帰ろうとしているとする。スマホの中にいるChatGPTが「居残りしましょう」とアラームを鳴らすのと、おいおい何帰ろうとしてるのかな?と生身の先生が声をかけるのとでは、生徒に与えられるプレッシャーが結構違うのではないだろうか。
大抵の児童/生徒はなかなか自主的に勉強できないものである。自主的に勉強できない生徒や児童に勉強をやらせるためには、適度なストレスをかける必要がある。ここで言う「ストレス」とは、叱りまくって体罰を与えるような暴力的なものではなく、自宅のリビングとは違って少し緊張感を感じる自習スペースとか、宿題やテストの出来栄えを授業で毎回チェックされるとか、そういったものである。そして、生徒の肉体的/精神的な体調を考慮しながら、適度なストレスを子供にかけるという価値は、学習塾が提供する価値として大きなウェイトを占めており、それは生身の人間だからこそできるものである。
そういった感じで、今後は生徒のマネジメント業としての性格が強くなりながら、学習塾のビジネスは今後も残り続けるものと思われる。多少なりとも雇用は減るだろうが、学生バイト講師の募集が減るくらいだろうし、(私の塾では)どの教室も万年人手不足なのでむしろ好都合だろう。
あと数ヶ月で辞めてしまうバイトだが、私は自分の仕事に価値を感じられて満足した。しかし、研究室を出て駅に向かう道中、歩きながらもうしばらく考えたとき、AIが教育に与える影響はかなりヤバイのではないかと思うようになった。
近い未来、というより現時点で既ににそうなっているが、分からないところを教えるのはAIがやってくれる。お金も時間もかからないChatGPTが、塾や学校の先生より分かりやすく解説してくれる。自主的に勉強できる子供はchatGPTを始めとしたAIをどんどん活用し、今まで以上に短い時間と少ない出費で、ぐんぐん成績を伸ばしていく。家庭では子供の勉強にかかるコストを抑えられるから、スポーツなどの課外活動によりお金をかけることができる。子供は課外活動で様々な経験を得られ、勉強以外の能力もどんどん身につき、文武両道なエリートとして育っていく。
しかし、自主的に勉強できない不まじめな生徒はどうだろうか。自主的に勉強をやらないためプロによるマネジメントを必要とし、学習塾に入れられることになる。学習塾での勉強は金銭的にも時間的にも重荷だが、AIを活用できる優秀な生徒には追いつけず、何もしないよりはマシな程度に留まってしまう。一方課外活動については、学習面にかかる金銭的・時間的なコストの圧迫を受け、こちらも満足いかないものになり、中途半端なレベルに留まってしまう。
子供が大人に成長し、社会に出てからもそれは続く。要領がよくやる気がある人間は、学生時代から使い慣れたAIを活用して沢山のことを学びながら、ガンガン仕事をさばいていく。それができない人間は取り残され、仕事を選べなくなり、さらに希望を失う。「AIに仕事を奪われる」と言われるものの、実際に仕事を奪うのはAIそのものではなく、AIにより教育されたエリートである。
もちろん、こういった格差はずっと昔からあった。そして、今現在もある。だが、これがAIによってますますエスカレートしたらどうなるか。
現在の日本は、大学新卒以降になると格差を覆すことが難しい社会である。だがそれは、居住地や親の太さなどの運要素はあるものの、一念発起して大学受験と新卒就活さえ頑張れば、何とか逆転できる社会でもある。
しかし、それがAIにより教育格差が促進され、小学校卒業時点に開いた差が永遠に縮まらないような社会になってしまわないだろうか。思春期が過ぎ、自分の性格を理解しながら理性を持って行動できるようになる頃、心を入れ替えて頑張ろうと思ったとしても、その時には何もかもがAIエリートには敵わなくて格差を覆せない。そんな状況になってしまわないだろうか。
10歳かそこら、いや、それよりも幼い年齢の時に、何かに興味を持つような性格か否か。自主性を持って物事に取り組めるか否か。新しいものを工夫して使おうと思うか否か。そして、これらの重要性を理解し、子供を誘導できる力量の両親をもっているか否か。
未熟な子供時代の性格と、両親の教育レベルの違いが、大きな格差を決定させてしまう社会。人として成熟した頃に気づいたとしても、何も為す術が無いような社会。そして、それが世代を重ねるごとに加速してゆく社会。
この間、ソフトバンクの孫会長が「ChatGPTを使ったことがない人は人生を悔い改めたほうがいい」と何かのプレゼンで話していたらしいことを知った。
見下されたように感じて正直腹がたったのだが、ちょうど女の子とデートする予定がありどんなお店を選べばよいのかさっぱりだったので、ChatGPTに相談してみることにした。
生涯で彼女いた事無し22歳童貞の知見では手に負えないからビッグデータに頼ったのだが?無能やん。と、その時は思った。
その後、その女の子に告ったところ「あなたのことは恋愛とかそんな感じには見てない」的な理由で振られ、失意の中で卒業研究に励むある日、ふたたびChatGPTを使うこととなった。
実験で得た複数データのばらつきを評価することになった。こういった評価には、標準偏差が一般的に用いられている。標準偏差は高校1年(数Ⅰ)で習う内容だが、なぜ標準偏差でばらつきが評価できるのか、恥ずかしながらよく理解していなかった。特に、分散を求めるに当たりどうして2乗するのかサッパリだった。
公式だけ知りたければGoogle検索で十分だ。しかし、その公式の成り立ちや意味を調べようととしたとき、Googleオンリーだと結構難しくて時間がかる。複数のサイトを巡り、様々な情報を関連付けながら理解する必要があるからだ。
というわけでChatGPTの出番が来た。
私「標準偏差の求め方について教えてください」
ChatGPT「標準偏差は、データセット内の個々のデータ点が平均からどれだけばらついているかを示す尺度です。標準偏差を求める基本的な手順は〜(手順を5ステップに分けて丁寧にわかりやすく説明してくれる)」
私「分かりやすく説明してくれてありがとうございます。分散を求める過程で、なぜ平均の2乗するのでしょうか。」
ChatGPT「平均を2乗する理由は、主に以下の2つの目的があります。1.負の値の影響を排除する 2.ばらつきの大きさを強調する 〜中略〜 そして、標準偏差はその平方根を取ることで、元のスケールに戻します。」
私「なるほど!標準偏差は元のスケールに戻っているから、母集団と同じ単位で扱ってよいのですね?」
ChatGPT「はい、そのとおりです!」
目から鱗だった。コイツ有能じゃないか。私は学習塾でバイトをしているのだが、私が生徒に教えるよりも、教室にあるiPad渡して「chatGPTに聞いて」と言ったほうがよっぽど分かりやすくて良いじゃないかと。「AIに仕事を取られる!」と巷は大騒ぎだが、まさか自分の仕事が、直ちに危機的状況にあるとは思っていなかった。
しかしながら、実際に塾講師の仕事が絶滅することは無いと思われる。塾講師の仕事は「生徒にわからない所を教えること」と思われがちだが、実際には生徒のマネージャーという意味合いが大きいからである。
生徒が苦手な問題を見つけてカリキュラムを考える事はもちろん、宿題をやってこない生徒に居残りさせるとか、授業中に雑談したりスマホ弄ることを止めさせるとか、そういったフィジカルで泥臭い仕事が結構多い。そして、泥臭くて人間臭い仕事は、AIよりも人間が得意とする分野だ。
例えば、居残りしなければならない生徒が、授業後にしれっと帰ろうとしているとする。スマホの中にいるChatGPTが「居残りしましょう」とアラームを鳴らすのと、おいおい何帰ろうとしてるのかな?と生身の先生が声をかけるのとでは、生徒に与えられるプレッシャーが結構違うのではないだろうか。
大抵の児童/生徒はなかなか自主的に勉強できないものである。自主的に勉強できない生徒や児童に勉強をやらせるためには、適度なストレスをかける必要がある。ここで言う「ストレス」とは、叱りまくって体罰を与えるような暴力的なものではなく、自宅のリビングとは違って少し緊張感を感じる自習スペースとか、宿題やテストの出来栄えを授業で毎回チェックされるとか、そういったものである。そして、生徒の肉体的/精神的な体調を考慮しながら、適度なストレスを子供にかけるという価値は、学習塾が提供する価値として大きなウェイトを占めており、それは生身の人間だからこそできるものである。
そういった感じで、今後は生徒のマネジメント業としての性格が強くなりながら、学習塾のビジネスは今後も残り続けるものと思われる。多少なりとも雇用は減るだろうが、学生バイト講師の募集が減るくらいだろうし、(私の塾では)どの教室も万年人手不足なのでむしろ好都合だろう。
あと数ヶ月で辞めてしまうバイトだが、私は自分の仕事に価値を感じられて満足した。しかし、研究室を出て駅に向かう道中、歩きながらもうしばらく考えたとき、AIが教育に与える影響はかなりヤバイのではないかと思うようになった。
近い未来、というより現時点で既ににそうなっているが、分からないところを教えるのはAIがやってくれる。お金も時間もかからないChatGPTが、塾や学校の先生より分かりやすく解説してくれる。自主的に勉強できる子供はchatGPTを始めとしたAIをどんどん活用し、今まで以上に短い時間と少ない出費で、ぐんぐん成績を伸ばしていく。家庭では子供の勉強にかかるコストを抑えられるから、スポーツなどの課外活動によりお金をかけることができる。子供は課外活動で様々な経験を得られ、勉強以外の能力もどんどん身につき、文武両道なエリートとして育っていく。
しかし、自主的に勉強できない不まじめな生徒はどうだろうか。自主的に勉強をやらないためプロによるマネジメントを必要とし、学習塾に入れられることになる。学習塾での勉強は金銭的にも時間的にも重荷だが、AIを活用できる優秀な生徒には追いつけず、何もしないよりはマシな程度に留まってしまう。一方課外活動については、学習面にかかる金銭的・時間的なコストの圧迫を受け、こちらも満足いかないものになり、中途半端なレベルに留まってしまう。
子供が大人に成長し、社会に出てからもそれは続く。要領がよくやる気がある人間は、学生時代から使い慣れたAIを活用して沢山のことを学びながら、ガンガン仕事をさばいていく。それができない人間は取り残され、仕事を選べなくなり、さらに希望を失う。「AIに仕事を奪われる」と言われるものの、実際に仕事を奪うのはAIそのものではなく、AIにより教育されたエリートである。
もちろん、こういった格差はずっと昔からあった。そして、今現在もある。だが、これがAIによってますますエスカレートしたらどうなるか。
現在の日本は、大学新卒以降になると格差を覆すことが難しい社会である。だがそれは、居住地や親の太さなどの運要素はあるものの、一念発起して大学受験と新卒就活さえ頑張れば、何とか逆転できる社会でもある。
しかし、それがAIにより教育格差が促進され、小学校卒業時点に開いた差が永遠に縮まらないような社会になってしまわないだろうか。思春期が過ぎ、自分の性格を理解しながら理性を持って行動できるようになる頃、心を入れ替えて頑張ろうと思ったとしても、その時には何もかもがAIエリートには敵わなくて格差を覆せない。そんな状況になってしまわないだろうか。
10歳かそこら、いや、それよりも幼い年齢の時に、何かに興味を持つような性格か否か。自主性を持って物事に取り組めるか否か。新しいものを工夫して使おうと思うか否か。そして、これらの重要性を理解し、子供を誘導できる力量の両親をもっているか否か。
未熟な子供時代の性格と、両親の教育レベルの違いが、大きな格差を決定させてしまう社会。人として成熟した頃に気づいたとしても、何も為す術が無いような社会。そして、それが世代を重ねるごとに加速してゆく社会。
サッシはどうでもいいが今時は普通に樹脂になる
あとシャッターも付けろ
そんで夜の間はカーテンしてシャッターすれば断熱性能はトリプルなんて比じゃ無い
昼間はちゃんと開けて太陽光を取り入れた方が良いが寒いときはシャッターしてしまって構わん
それを前提で照明計画を立てろ
家の中に地面があると普通に熱が逃げていく
とはいえ玄関ドアは頑丈にしないと防犯上よろしくないのでバランスは自分で選べ
どうせ玄関はすげー冷える
玄関吹き抜けとかも考え直せ
ガス会社の契約をちゃんと選べば売電で全然黒字なので絶対付けろ
床暖房の設定を高めにするとエネファーム発電の余熱量を越えるから
その辺は調整して越えないか少し越えるぐらいで床暖を付けておけ
夜間に止めたりしなくて良い
常に家を温めろ
そんで残りは全部エアコンで良い
エアコンで全部屋温めろ
カラカラになるから加湿器だけ高い奴買うか湿度調節できるエアコン買え
マンションだと周りの熱を分けて貰えるけれど
戸建てはどう頑張っても熱は来ない
亡くなった義母の思い出話を夫としていた時。「いつからか母さんが家事をしなくなったのがショックだった」と夫が言った。
義母は足が不自由で年齢の割に腰もかなり曲がっており、家の中でもシルバーカーが無いと歩けない人だった。
歩くのも大変なんだから、貴方が手伝えば良かったじゃないかと言ったら「俺は出来ることをやった」と言う。
何を手伝っていたのか訊くと、義母が運びやすいように重い陶器の食器から軽いプラスチックの食器に変えたり、
腰が曲がっている義母でも洗濯をしやすいように縦型洗濯機からドラム式に買い替えたと言う。
「それ本気で手伝えたと思ってるの?」と思わず言ってしまった。
夫は普段家事を殆どしない人だ。せいぜい自分が着た服を洗濯するくらい。
一度でも配膳を手伝ったことがあるか、料理や皿洗いをしたことがあるか、
義母の服を代わりに洗濯したことがあるか、掃除機をかけたことがあるかと訊くと、やはり無いと言う。
「義母は実際の作業を手伝ってほしかったと思うよ」と言った私に夫は反論しようとしたが、
「プラスチックの皿やドラム式洗濯機は義母が欲しいって言ったの?義母が何をしてほしいと思ってたか、ちゃんと話を聞いたことあるの?」と言ったら黙り込んでしまった。
皿が軽くなっても洗濯機に洗濯物を入れやすくなっても、それをやるのが変わらず義母ひとりなら、
義母の負担は何ひとつ減っていないということに夫は気づいていなかった。
義母は元々自分の主張をハッキリとする人だったらしいが、それを気に入らず暴力を振るう義父と、
義父に逆らうと説教を始める小姑のせいで、主張することを諦めてしまったらしい。義母本人が以前話してくれた。
夫も当然、義母が自己主張をしない人だと分かっていたはずなのに、きちんと義母に寄り添えてなかったのだ。
最初は息子のためにとシルバーカーを押しながら家事をしていたであろう義母。
恐らく、全てに疲れてしまったのではないだろうか。
息子は何もしてくれない。他に助けてくれる人もいない。孤独を感じることもあったはずだ。
ある日ふと、全部やめてしまおうと思ったのではないだろうか。義母の本心は今となっては知ることが出来ないが…。
私が嫁いでから義母は何度も一緒にキッチンに立とうとしてくれた。
洗濯も掃除も「嫁ちゃんひとりじゃ大変だろう」と言って手を貸そうとしてくれた。
無理して立ち仕事をして転んだりしたら大変なので、義母がリビングで座ったまま出来る作業だけ手伝ってもらっていた。
「手伝ってくれてありがとう」と言えば「嫁ちゃんが少しでも楽出来たら嬉しいから」と言ってくれた。
夫は少しずつではあるが、家事を手伝うようになった。
私が言ったことに何か思うところがあったようだ。本当にありがたいと感じている。
友人は新婚で、結婚前はしょっちゅうオンラインで一緒にゲームをしていた仲だった。
学生時代からの友人ということもあって何でも気兼ねなく話せ、悩みも馬鹿話もいっぱいしてきた。
そんな友人宅に招かれた。
玄関を開けると友人が笑顔で出迎え、こっちも思わず微笑んでしまう。
まずはリビングに通され、同棲の折から2LDKに引っ越したとは聞いていたけど、広いなと思った。
ソファに座って友人と談笑していると奥さんが来て「いつもお世話になっています」と言いながらお茶を、それと洋菓子も出してくれた。
でだ。出された洋菓子を早速一口もらい、「ありがとうございます。美味しいカステラですね」と感想を伝えた。
奥さんは少し戸惑い、躊躇した後「…バームクーヘンです、それ」と言う。
友人は隣でごほごほする。お茶が変なところに入ったらしい。
俺は顔を真っ赤にしながら「で、ですよね!」と言って何とか誤魔化した。
それからは奥さんもソファに座って談笑して楽しい時間を過ごすことができた。
だが頭の片隅ではもやもやとした思いが残り、視界の片隅に映り続けるバームクーヘン。
外が暗くなる前にはお暇し、家に帰る道中、シャトレーゼに寄った。
バームクーヘンを買って酒の肴にバームクーヘン。美味しかった。
今度はこれをお土産に持って行こうと思う。
俺は24歳関東の私大卒で某メーカーに働く都内だけど年収350万のしがないサラリーマンだ。今まで親が何やってるかとか実家にどのぐらい資産があるかとか全然興味なかったんだけど、一軒家の実家を引き払ってに職場近くのタワマンに引っ越すとかで兄弟全員集合させられたんだよ。んで実家を引き払う相談の最中になんか親の経歴とか現状みたいなはなしになって、その事実を知ってちょっと目玉が飛び出たので聞いてほしい。確かになんか大企業で二人とも働いててそこそこ稼いではいそうだったけど、そうはいっても今まで普通のリーマンで家も普通の家、ぐらいに思っていたからマジでびっくりした。ちなみにこんな感じ。
実家1億5000万って言っても結構古くてリビング除くと4部屋しかない家なので別に金持ちとか全然思ってなかった。高校の時の小遣いだって月1万だったし、大学では自分でバイトで稼いでた。ちなみに俺たちのいないところでは二人で5万円のディナーとかよく食ってたらしい。俺たちはスシローしか連れてってもらったことないが?wwww
一方俺は偏差値50の三流私大で初任給23万の普通のJTCで残業はまあ10時間ぐらいしかないいわゆるまったり系人生。兄と妹がいるが二人は実は親は高給取りであることはうすうす気づいていたらしい。二人とも俺よりはいいところ行ったけどそれでも東大なんて夢のまた夢のレベルだ。兄は普通に会社員だし、妹も多分似たような感じだと思う。なんだろう、なんだろうこれ。別に遺産とは全く期待してないんだが、ちょっとびっくりしたので勢いで書いてしまった。
まあでもよく考えたらスシローで黒い皿頼みまくっても別に何とも言わなかったし、お金で苦労した記憶もないので生活レベルを上げてなかったんだろうな。おかげで俺も都内1kのうさぎ小屋でも特に不自由なく生活できてるわ。
1
事故だった。
交通事故。
妻は既に虫の息だった。
彼女は最後の言葉を発することもなく、あの美しい瞳を見せることも二度となかった。
このままでは完全に駄目になる。もはや駄目になりかけていた。
そんなときのことだった。
どうか、もう一度妻と会わせてくれ。
彼女は微笑むように口角を上げると、口を開けた。
「生前のライフログを元に、死後もコミュニケーションの取れるキャストを作成します」
え?
ろくに調べずに来たので、その言葉の意味は何となくでしか理解できなかった。
俺の言葉に女性は態度を変えることなく、事務的な笑みを添えたまま説明を始めた。
「もとは欧米の技術です。本来は生きている人から金型を取って、シリコンなどで精巧な人形を作ることです。だから人生造形師は、樹脂や金属の代わりに人生を流し込んで形にするんです」
「つまりは…亡くなった人間を再現するAI人形ということでしょうか」
「お願いします!」
迷う必要はなかった。深く頭を下げ、すぐに頼み込んだ。
どんな形でもいい。
「…分かりました」
それから女性は再び表情を和らげ、「期待に応えられるように誠心誠意、務めさせていただきます」と言った。
2
腰が抜けそうになった。
妻はゆっくり俺の前に歩いてくると、ぼそっと「目の下のくま」と言った
え?
「ひどいけど…もしかしてよく眠れてないの?」
そう言って妻は少し笑った。
俺は人生造形師の女性が傍に居るのにも構わず声を上げて泣いた。
自宅に妻がいる。
リビングでソファに座り、キッチンから聞こえる音には聞き覚えがあった。
ダイニングでの夕食。
顔を上げると妻の顔があった。
既に虚空はなくなっていた。
俺は回復した。
眠れるようになり、仕事にも以前のように集中できるようになった。
1カ月、2カ月と経ち、それでも妻に問題はなかった。
妻は過去の記録から作り出した単なるAI人形に過ぎないのかもしれない。
それでも俺は妻を愛していた。
すべては順調で、俺は幸せだった。
3
違和感を覚えたのは半年が過ぎようとしていたある日のことだった。
出発の直前、持ち物を確認していると玄関で待つ妻が呆れながらも笑顔を見せ、「あくしろよ」と言った。
そのとき俺は「ああ、ごめん」と言って済ませ、それから家を出たのだけど、あのときの妻の言葉が妙に気になっていた。
”あくしろよ”?
そんな言葉使いをしているのは聞いたことがなかったし、何より冷静に考えればどういう意味なのか分からない。
だが違和感はその日だけではなかった。
その後、一緒にテレビゲームをやる?と誘うと妻は「やりますねぇ」と答え、妻から晩御飯は何がいい?と聞かれて何でもいいよと言えば「ん?今何でもするって言ったよね?」と聞いてきたり。
訳が分からず恐ろしくなった俺は、とうとう調べることにした。
俺は症状について調べ、唖然とした。
なんだこれは…?
感染したAIは”いんむ”と呼ばれる言語をインストールし、独自の言語を展開するようになる。
…なんだ。ウイルスに感染したと言っても、この程度の事なのか。
壊れたというわけでもないし、日常に支障をきたすわけでもない。
そんな風に思えていた。
それでも妻を愛していたのだから。
☆
俺はサプライズを用意し、買い物に出かけた妻が家に入るとクラッカーを鳴らし、それからケーキを手にハッピーバースデートゥユウを歌った。
妻は「ファッ!?」と声を出して驚きながらもサプライズに満面の笑みで応え、「たまげたなぁ」と言った。
妻が食器を洗いリビングに一人となるとひっそりベランダに出た。
そこで俺は、激しく泣いた。
現状これなんだけど本当に地獄。
目に見える異常なら指摘もしやすいんだけど目に見える実害出てるわけじゃないから指摘もし辛い…
どうしたらいいとか聞く気はないです。ただもう本気でどっかに吐き出さないとしんどいので備忘録的な感じで残しておきます。
基本的に汚部屋で整理できない+適当人間だから几帳面気質の父親といつも喧嘩してた。
②部屋に足の踏み場がない
マジで整理整頓というものが一切できない。そういう思考がないわけじゃなくて自分や弟がちょっと靴揃えてないだけで鬼のように怒るのに自分は服もカバンも本も酒も脱いだら脱ぎっぱなし、出したら出しっぱなしで本当に収納できない。
③大量に食料品買って全部腐らせる
生協で毎週1万円分くらい食料買い込む
もちろん冷蔵庫に入り切るわけないけど、とりあえず買う。生鮮食品は大体半分余って腐らせるから食卓に出てくる前に全部自分が捨てる。そしてまた次の週同じ量をパンパンに買い込む。
冷凍庫にいつもある8カ月前に買ったミックスベジタブルと冷凍シラスは我が家の守り神的存在。
洗濯を回すと高確率で干すのを忘れて別の作業に移るため、洗濯物が丸一日濡れたまま放置されてることがザラにある。
洗濯機の中で放置されてるならまだいい方で酷い時にはリビングに濡れたまま全部放置して全部発酵させることも。
職場で生乾きヘド太郎みたいなあだ名つけられててもあんまり驚かない。
⑤コンロ付けたまま出勤して家燃やしかける
⑥家電の修理しようとして余計にぶっ壊す
スクショの仕方も分からないのにエアコンと食洗機の修理に挑戦。無事に保証対象外になり業者呼ぶ羽目になる。5万かかって何故か自分がキレられる。
⑦冷蔵庫の中が魔境
レモン塩麹やらニンニク醤油やら海苔の佃煮など自作のおつまみを作りまくって全部冷蔵庫にイン。
もちろん食べ切れるわけもなく冷蔵庫の中が茶色い液体の入った瓶で埋まり尽くす。
ちなみに謎のオーガニック思考。添加物はゴミという持論なので出来合いの調味料買ってくるとものすごく怒る。
保存用の瓶を後生大事にあちらこちらに溜め込むのでゴミ屋敷化加速の一助になってる。
まーーーーーじでつらい…
一人で出かけてくる、と母に言うとそんなに一人になりたいの?と毎度聞かれるので一人で出かけちゃダメなの?と返すと母は正直言ってわたしは寂しいね!と言ってくる。
もう私も25歳の大人になったから一人の時間が欲しい。うちはそれぞれ自分の部屋がないので母も私もいつもリビングにいるのだが、漠然とした息苦しさを感じる。
母は話すことが大好きで話し始めると止まらないので家にいる時は延々と私に話してくるし、そっけない返事をするとヒステリックに怒ってくる。
母は一人では何もできないタイプの人。父とも喧嘩ばかりしてるので私に全面的に関わってくる。
実家を出て一人暮らしをするしかないとは分かっているけど給料が低すぎてとてもできない。まだ奨学金の支払いも300万は残っている。
でもこのまま実家にいると自分はいつまでも成長しないし自分を見つめることもできない。せめてもう少し黙っていてくれたらいいのだが、そんな事を言えば私の子育ては失敗しただの、お前は冷たすぎるだの、最終的にはお前は出てけだのとんでもないことになる。
だから、怒らせないように傷つけないように出かけてくると伝えて一人の時間を作るようにし始めたが、毎回聞かれるとしんどいし、罪悪感を感じさせることを言われる。
こんな感じの、
テレビ千鳥 か 千鳥かまいたちアワ〜 の導入がありそうだなぁという妄想です。
ーーーーー
ノブor濱家「どしたん」
ノブor濱家「え、そんなんあったっけ」
大悟or山内「雅さんや」(※ここ、黒文字でかい明朝フォントみたいなのと、宣材写真)
ノブor濱家「あ……w」
大悟or山内「せやねん(※ここ、テロップで「関西の情報番組」と入る)で、大谷翔平のグローブ配布に文句言ったみたいな形で炎上しとったのう、」
ノブor濱家「せやせや、学校も困るとか3個じゃなく100個やいうて」
大悟or山内「漫才師のボケやん。切り取りってやつは怖いのう。『100個もらったほうが困るがな』ってツッコミ待ちちゃうん?」
ノブor濱家「冗談なん!? 見出しみたらなんか、ほんまに雅さん年重ねてボケはったんかと……」
ここ、大悟or山内が笑顔でノブor濱家をグーで頭向こうにやる
大悟or山内「ちゃうわ!w 雅さんのめっちゃ面白い最高のジョークに決まってるやろ!w」
ノブor濱家「まーボケか。それもそうか。雅さんあんだけ毎週大谷褒めてて大好きそうやのに…w よりにもよって大谷ファンに叩かれてんのホンマ……w」ここめちゃくちゃ濱家の含み笑いでの言い方似合う
ノブor濱家「なにを?」
大悟or山内「言い訳の練習会場です 【ここもっと何か面白いフレーズにしたい】」
【オープニング的なやつ挿入】
【企画スタート。スタッフが事前に番組内(これまでの放送回)でのノブor濱家の発言を悪意をもって切り取っている。
それを大悟or山内が指摘し、ノブor濱家が言い訳する(最初は、いや切り抜き方に悪意あるやろ!とツッコむ)みたいな流れで】
【前半は、リビングでくつろいでいたら妻からスマホ画面見せられて、これあなた炎上してるけど何?みたいな状況のコント。何個かぶん行う】
【後半は、前半で取り上げたうち最後の問題発言が大炎上したみたいな形で、謝罪会見コントへ。鉄板だけどやっぱ架空謝罪会見が一番面白い】
……
…
って感じ。
朝の8時から1時間から2時間と夜の5時から1時間か二時間だけ仕事がある。
あとはずっと待機。
休みは不定期。ただし俺の立場が一番低いのでシフトを決める権限とかはない。両親の都合に合わせることになる。
昼間からウロウロしてると近所の目が気になるのであまり出てもいけない
バイトをしようにもそんな微妙な時間帯のバイトなんかど田舎の近所にはない。
バイト紹介サイトを検索するとポイントサイトとかアンケートばかり出てくる。
なので結局家にいるわけだけど、両親は健在なので俺の居場所はリビングにはない
というか一階にはない
そして外出のたびにたいして仲が良くない両親に行き先を確認される
というか顔を合わすだけで嫌な顔される。
流石に通販は嫌味をいわれる程度だが、請求書などは普通に開封される。
そして使いすぎだ無駄だと怒り始める。なので請求書はすべてWEBにした
給料は月6万だか。
税金と年金は両親が払っている。これはありがたいと思うがこの金額でそこまで払えとか言われても無理である。
これで少しは金を入れろ。貯金しろ。というが無茶苦茶なこと言うなよ
しかしやることがほんとにない。
それこそパソコンでユウチューブをみるかギャンブルをやる程度である。
両親はバイトしろ!働け!というが数分後には同じ口で「明日の夕方行ってくれるか」「今度の日曜予定が変わったから行ってくれるか」とか言い出す。
こんな生活から抜け出したい、と思うが現実的にカネがないのだ。
手元にカネがないのに抜け出せるわけがない
そういったわけでで24時間全方位から小さな針でチクチクチクチクと刺され続けるような生活をしている。
大変つらい。死にたい。
【追記】
ど田舎から片田舎のハロワ(車で片道1時間)に行き仕事を探すのは当然やった。
というか2.3年通った。
やったわけだが、バイトすらないど田舎より多少マシくらいな募集しかないのである。
ご近所さんが実家から通うんだろうな、レベルの待遇の仕事が大半なのである。
いやまぁそりゃ田舎の中小企業って普通そんなもんなわけだけど、俺にとってはそういう企業に片道1時間かけて通うか家賃払って一人暮らしするかの二択である。
そこに住んでる人たちは1時間か30分くらい走らせてもっと都市部に行くのだろう
がこちらは低賃金のバイトと祖母の年金からもらった小遣いでガソリン代やら昼飯代やらを出してるニートのカスであった。
片道1時間でも時間と財布的に辛いのにそんなの行けるわけがない。というかハロワに通うガソリン代すらなかったことがある。
「お前いつも募集出してんな」「最低賃金って知ってる?ギリギリ大丈夫?」「ネットでブラックの典型扱いされるやつやん」という募集を避けて避けてその中でも資格や条件が一致した募集に応募しても落ちる落ちる。
明らかに採用する気がない面接に、二三ヶ月放置してくせに隣の県の本社に呼び出すカスみたいな会社、普通に落ちた会社と落ちまくり、なんかもう人生とか就活が嫌になり足が遠のくことになった。
そういうわけで実家の家業手伝えという話になっていくのである。
今考えるとあそこで親に土下座して100万でも借りて都会で就活でもしたほうが親もこんなカス家に置いとかなくて良かったわけでみんなハッピーだったんじゃなかろうか
まぁ今更だな。。
私は退院当日だったこともあり、夕食作りのすべてを夫に任せて赤ちゃんとリビングで座って待っていました。そして夫が夕食を持ってきてくれて、そのごはんを2人で一緒に食べていたときのことです。私は産後、軽度の腱鞘炎になったこともあり誤って箸を落としてしまいました。夫に思わず「(箸を)拾って」とお願いしたところ、何も言わずに拾ってくれました。
その後、おかずを口元にこぼしてしまった私。ティッシュでふき取りたいけれども、ティッシュ置き場は立って数歩歩かないといけない距離にあったのです。数歩歩くことですら当時の私にはしんどかったので、夫に「ティッシュも取ってきてほしいのだけれど」と2つ目のお願いをしました。そこで夫からの衝撃なひと言が……。
夫は「出産直後だからって、甘えんなよ。自分でやれることは自分でやれ」とひと言、冷たく私に言い放ったのです。急に自分のなかにこみ上げてくる怒りの感情がありましたが、難産からの退院初日の私には怒る気力も湧かず「ああ……」としか言えませんでした。
夫もごはんを食べているのに2回も箸を止めるようなお願いをしたからイラッときたのだなと、今ではそう思えるのですが、あのひと言は今でも忘れられません。
ささいなひと言かもしれませんが、今でもあの出来事を思い出し「退院直後の弱っている私に、よくあんなことが言えたものだ!」と怒りに似た感情が湧きます。人生で一番弱っている時期に「甘えるな」と言われ、その後は少し夫不信になりました。数年経った今では笑い話にできるくらいになりましたが「産後の恨みは一生の恨み」という言葉の意味を理解できた一件です。
2人前で1500円くらいする冷凍もつ鍋が、ドラッグストアコスモスで売られている。これ誰が買うんだよと思ってたんだけど、ネットで調べたら評判が良かったので、エイヤと買ってみて、彼女とやった。
IHコンロをわざわざリビングの机に移して、加熱しながらの鍋をやった。
美味しかった。美味しかったし、楽だった。材料を順次投入するだけで、かなり本格的なもつ鍋ができた。でも途中で(うまいけど)モツ食うのキツい!ってなって、キャベツや豆腐を狙って食い、「ほら、モツだよ…食べな……」と、親切めかしてモツを食わせあう一幕があった。
食品センターなる謎の店があって、海鮮が充実してるとのことだったので2人で行ってみた。
うっすら床が湿っていて、やや薄暗く、陳列はなんとなく乱雑な印象だったが、それでいて客は多かったので逆にいい店なのだろうと感じられた。
刺身の盛り合わせと唐揚げを買った。季節は冬で、歩くのがあまり苦ではなかったから、少し歩いて近くの海まで行った。
防波堤の先まで行って、適当に腰掛けて、食べやすそうな唐揚げを食べた。うっすら暖かくて、なかなかいい味だった。陸の方を振り返ると、犬の散歩をしているおじさんなんかがいた。
初デートで近所の山に登ったあと、同じく近所の川に行った。
かなり川幅が広くて、河川敷も整備されているタイプの、都市的な川だった。
川に詳しくないので、目的はよく分からないんだけど、飛び石みたいなコンクリートブロックが川幅ぶん×5列くらい敷いてあって、渡ろうと思えば渡れそうだったし、特に渡るなとも書いてなかったから、2人で渡った。
児童公園なんかの、本当に子供が渡ることを想定した飛び石とは違って、そこそこ距離もあるし、落ちたら浅いとはいえマジの川だったので、俺はけっこうビビって、おっかなびっくり、ゆっくり渡っていた。その間に彼女はピョンピョン跳んでいって、けっこう先から俺の方を振り返った。そのときの笑顔がすげえ可愛いくて、俺はこの人と付き合ってよかったなあと思った。
公園とかにある回転遊具の小規模版という感じで、筒につかまって地面を蹴るとガンガン回れて、その間に足を突き出したりして、回転速度の変化を楽しんでください、という趣旨だった。
最初は土日に行ったので子供がずっと遊んでいて、彼女は「あれやりたいなー…」と言っていたが、空きそうな気配がないので諦めて帰った。
平日にリベンジして、子供どころかほかの客自体がまばらな状態で、彼女は存分に回っていた。よかったねえ…と思った。
ノーパンで浴衣を着て外を歩くフェーズがあって結構ドキドキしたりしつつ、本題の砂風呂にたどり着いた。
砂をかけられ、おお重い重い、これが砂風呂かあ!などと思い始めたところで、後ろから声が聞こえてきた。
「お前さあ、ホント動かないよね。人に動かせるなよ。いい加減にしろよ、本当」
「はい…」
「さっきも全然砂かけてなかったじゃん」
はじめ、社員旅行とか部活の合宿か何かで来た客同士がやり合ってんのかと思い、こんなアクティビティ中に説教すんなや!と思ったが、やってるのは砂風呂の従業員だった。
気まず!全部聞こえてんぞ!と思った。首だけ動かして隣の彼女に目をやったら、まっすぐな目で虚空を見つめていた。
電車で行きにくい場所にある植物園に行った。バス停から1キロ前後の距離があったんだけど、その道がほとんど直線で、広い道路で、中央分離帯兼植栽みたいなものも充実しており、歩き甲斐のある道だった。
植物園自体は1980年代とか90年代とかそのあたりの、なにか大きな国際イベントを期に整備されたものらしく、大きくて古びていた。
遠目に目立つ塔状の構造物があったので、入園してから近くに寄ってみたら、かつては展望台だったけど今はやってません、と言う旨の張り紙がしてあった。停止した自動ドアのガラスの向こうには人気のない薄暗い受付がうっすら見えていて、それと同時に自分たちの姿もガラスに反射していた。その情景をなぜかよく覚えているんだけど、なぜかはよく分からない。
どうぶつタワーバトルを彼女に勧めたら、ゲームをやらない彼女にしては珍しくハマってくれた。
最初は経験の差で俺が勝ちまくっていて、なんなら少し手を抜いたりもしていたんだど、最近では全くの互角か、彼女のほうが強いくらいだ。センスがあるんだと思う。
適当にダンスソングをかけ、何も考えずにツイスト風の動きで踊る。
手には長紐を持っていて、私のダンスに呼応するみたいに猫がぴょんぴょんする。
夜、夫が帰ってきて何事もなかったようにリビングで猫とくつろぐ姿を見る度、私はほくそ笑む。
夫は知らない。
東海オンエアのほうは一度も見たことがなくて今朝リビングのテレビではじめて見たら爆笑した
寝室で寝ていた夫がわたしの笑い声を「うるさい」と思うほど笑ってしまった
そして、しばゆーとてつやがとても仲がいいことが分かって切ない気持ちになってしまった
なんかしばゆーがいじめられてるという記事も見たけどしばゆーもてつやの股間に熱湯をかけたりしていて、どっちもどっちなんだよね多分
しばゆーがてつやのてつやに熱湯をかけたときは私はてつやの生殖能力が大丈夫なのか心配になってしまった
東海オンエアは確かにあったかい気持ちで見守りたくなるグループだ
しばなんチャンネルだって、ポンスが仔犬と戯れる動画はむちゃくちゃいやされるし、しばゆーとあやなんが息子たちと絡むところがほほえましい
でも、もうあやなんとしばゆーはきっと仲直りすることはないんだろうと思うと悲しさがあふれてくる
しばゆーは息子達のことは大好きだろうけど、病気を克服したとしてもあやなんを許すことはないと思う
あやなんはあやなんが精一杯しばゆーに謝ればしばゆーはあやなんを許すと思っているだろうが
それはないだろう
それでも、あやなんはあやなんで、しばゆーはしばゆーで息子たちに愛情を注いでいくのだろうし
旅行で両親が1週間ほど家をあけることになったので、その間のペットの餌やりを頼まれた。
両親が出かけたのが昨日の朝のこと。
夜になって餌やりを頼まれていたことを思い出してリビングに降りたら、ペットが動かなくなっていた。
びっくりした。なんで、よりによって、このタイミングで。
一瞬、朝から餌をあげてなかったせいだと思って後悔したが、半日で飢えて死ぬことはないだろうと思い直した。
死んでいない可能性を信じて、とりあえず餌をあげて寝た。
翌朝(つまり今朝)、目が覚めて、ペットの様子を恐る恐る見てみると、きのうと同じ態勢のまま全く変わらない、
全体的にうっすらと白くなっている気がする。だめっぽい。
怖いので近寄りたくなかったが、腐ってきたら可愛そうなので割りばしでつまんで新聞紙にくるんで庭まで運んで埋めた。