「公共事業」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 公共事業とは

2022-12-07

anond:20221207221641

利回りを追求する事業なら株式会社でやってもらったら良くて、寄付金で回してる公共事業なんだからコスパより安全第一じゃない?

サッカー応援組織票作るべきじゃないか

日本に一番いる投票に行かない無党派層リーチできるのは、このサッカークラスタだろ

サッカー日本が強豪国になるために、また日本ワールドカップを誘致してそこで優勝するために必要なことを実現させる

そこにフォーカスした組織票造りして、組織票を味方に出来る政党は多大なメリットを受ける

娯楽としてのサッカーが盛り上がると経済効果半端ない

スタジアム建設、改修の公共事業も活発になる

スポーツなら対立した国との接点も作れるから外交的にも意味がある

スポーツってのはロシアを見ればわかるように平和じゃないと出来ないから、平和を訴えることも可能だろう

馬鹿話題に執着してないで、スポーツを利用して政治への関心を高めるようなこと考えた方が建設的だわ

やれよバー

2022-11-26

anond:20221125140153

スタジアム建設に反対ということは、ただ無駄公共事業に反対しているだけでは?

2022-11-24

anond:20221124073539

政治経済で両方に右派左派があるからややこしいな。

政治

政治右派

政治右派国家主義的で排他的移民夫婦別姓外国人参政権付与に反対する。自国で新憲法を制定すべきとし、自衛隊国軍として日米同盟依存しない防衛を目指す。狭義の右派はこれ。日本会議など。

政治左派

政治左派日本国憲法原理主義的。男女間や国籍などあらゆるもの平等を求める。日米同盟にも自衛隊にも反対し憲法改正を許さない。狭義の左派はこれ。共産党市民連合など

政治中道

政治中道はその中間日本国憲法尊重しつつ改正必要なところは改正する。国防日米同盟基調とする米国依存だが、集団的自衛権を認め、自衛隊に対しても日米同盟の片務解消と国際社会の一員としてより踏み込んだ役割を果たすことを求める。自民党大勢

経済

経済右派

経済右派自由主義政府の介入を好まない。市場原理主義市場の失敗による貧困層には最低限度の社会保障対応する。規制税金の少ない自己責任ベース夜警国家小さな政府)を良しとする(アメリカ型。公平重視)

経済左派

経済左派はその逆。政府規制積極的に介入して、高い税金をとって社会保障が充実した福祉国家大きな政府)を目指す(スウェーデン型。平等重視)

経済中道

経済中道はその中間自由経済ベースだが福祉積極的に行う。現金を配るよりも公共事業によって仕事を配ることで所得の再配分を達成しつつ社会資本を整備していく福祉国家を目指す(自民党型。失業率最小化)

各党の位置付け

これを踏まえて各党見ていく

与党

自民党政治経済とも右派中道が混在。日本会議寄りの議員政治右派竹中平蔵寄りが経済右派公明政治経済ともに中道路線

野党

維新政治中道経済右派例外的橋下徹政治右派に近い。

立憲民主自民の逆で政治経済ともに中道左派が混在。泉代表政治経済ともに中央寄りだが、福山哲郎菅直人あたりは政治経済ともに左派

国民民主政治経済とも中道路線だが公明よりは若干経済が左寄り

社民れいわ、共産政治経済ともに左派。ただしれいわはそもそも党首政治経済理解していない。

2022-10-29

Colaboの予算審査がザルだって話題になってうけどつまり代表女性にしたらめちゃ審査甘くなるってコト!?

女性エンパワーメント追い風

女性こそが要職に就くべき

アファーマティブアクション合理的やったんや

2022-10-27

anond:20221027180245

郵便はまだ公共事業としての性質が残ってるからなぁ

たとえば「働き方改革警察の到着が遅れて犯人に逃げられました」とか「水道管の点検の回数が減って水道まりました」だと洒落にならん

個人的には速達さえすぐ届けば十分だとは思うが

2022-10-26

民主党政権を終わらせたのが野田政権だっていう評価が本当にわからない

当時、自民政権禅譲するために野田政権が生まれたようなものだったんじゃないの?

当時の民主党支持者にはそうは見えなかったのだろうか

当時の野田内閣には解散総選挙が期待されていたのは恐らく民主党支持者とそうでない者とも共通認識だと思う

ということは、消費税増税がなければ解散しても民主党の勝ち筋は残っていたと考えているってこと?

ないでしょ

解散後の政党支持率民主党共産党と同程度まで落ちているのに

野田内閣消費税増税道筋を立て日銀総裁人事タイミング安倍政権誕生させることで、一気に株価をあるべき数字にまで戻した功労者だと考えている

逆に、民主党政権を担う前に日銀総裁白川推したことがケチのつけはじめだと考えている

日銀総裁白川を据えた時点で政権は長く続くことはできなかっただろう

日銀総裁人事民主党に譲ったのは自民党が上手だった

もう一つ、麻生内閣補正予算

補正予算を立ててから解散して民主党政権誕生民主党政権はそれを停止

なんだけど、結局鳩山政権末期に麻生内閣補正予算と同じような内容を実行することに

公共事業関係で1年近く止まったものが動き出すことになるのだけど、関係している人にとっては無駄に1年止めただけとしか見えない

そりゃ支持できないでしょ

解散直前に麻生内閣補正予算を立てたのは民主党政権が止めることをわかって民主党政権が嫌われるとわかっていたんだろう

民主党政権支持者にとっては自民党は課題を丸投げしたと考えているのかもしれないけど、日銀総裁人事にしても補正予算にしても政権誕生にわかっていたことだから

あとは普天間

やっぱり消費税増税関係なく野田内閣選挙で勝つ筋はなかったと思うのだけど

それでも野田内閣民主党政権を終わらせたというのなら、その理由を教えてほしい

2022-10-23

anond:20221023103006

ジャブジャブ交付金入れたりしてるのに県民一人あたりのGDPは下から2番目。経済的に自立せず、国から公共事業頼みのくせして基地反対とか言って主張だけは一人前の県なんか琉球国として独立してもらって自前で全部やればいいじゃん

2022-10-15

アニメリメイク路線について

のものを作れたはずの機会で大勢の人と大金動かしてるんだから、新しさが欲しい。公共事業みたいなのばっかじゃん

2022-10-12

anond:20221012084810

古典的すぎる計算デジタルデータとかないけど、まず根本的に、ビルゲイツレベルミリオネア以外、税金は払う額以上の利益を、福祉だの公共事業だのなんだのの形で受け取っている。

この時点でまず、税金を余分に払ってる、とかい認識は錯誤。

 

それと、義務教育だのの時代子供として受けた福祉は、後から子供を産んで次を生産する前提で受け取っている。

お前が他人のガキに払った税金とやらは、そこの損で既に相殺されている。

 

労働して稼いでる、とか思うだろうが、労働はあと何十年かで辞めるわけで、今現時点の子供と比較すると単に労働時間からしてお前のほうが経済的価値が低いことになる。

2022-10-09

anond:20221009100534

その電力どっから持ってきてるの?そこで働いている人たちの水は?

こういう事いうトンチキはパブリックエネミーなのでは許してはいけない

 

許すからこういうのが生まれる ↓

⭐️慶應義塾大学大学院政策メディア研究科特別招聘教授で(内閣府)規制改革推進会議議長デジタル有識者メンバー夏野氏ありがたいお言葉の数々 ↓

夏野氏

「あと、言いにくいが、税金払ってない人の2倍の投票権税金払っている人に与えていいと思う。どちらにしろ東京の人の票の重さは鳥取の半分以下だし。最高裁も2倍までいいと言ってたらしいしね。」

国民に高いコストを払わせてお世話になっているくせに当然の権利のようにTPP反対デモしている農民を見ると、事実上倒産しているくせに解雇に反対するJAL組合かぶる。どちらも既得権益を守ろうとしているだけで、決して弱者ではないことに注意」

「30年くらい先を見越すと、都会か地方か、ではなく、人口減少下のニッポンである一定人口密度以下の場所に住むということはそこの公共サービスを維持するために莫大な税金必要となり、ものすごく贅沢なことになるという認識を持たざるを得なくなる。」

 

 ↓

 

Twitter民

人口密度の高い地域電気水道水、食料はどこの地域からのものでしょう?どれだけの恩恵人口密度の低い地域に頼ってますか?

利用者が少ないからとせっかく築きあげてた鉄道廃線になり、どこの地域にもあった学校も統廃合でスクールバス通学、最低賃金格差人口減少に向かわせた政策です。」

他人より稼げているのは社会システムによる富の分配の偏りの恩恵で、能力より役割ですよね。所得が少ない人は税金払ってないというのなら法治国家のもの崩壊しますよ。教授は食料作り出せないでしょ。低収入農家バカにしないで。」

 

 ↓

 

夏野氏「はあ。」

 ※小馬鹿にして「はあ。」と返すのがお好きなようで @tnatsu はあ で検索するとたくさん引っかかる

夏野氏竹中さんに大いに期待する。竹中さんの明確すぎる論に反発する感情的な人たちが日本のガンなのだ。 / 英雄?悪玉?竹中氏に再び脚光 戦略特区メンバーの有力候補浮上」

夏野氏税金払ってないくせに格差問題視する若者、将来に希望なし。」

夏野氏税金も払ってないのに年金社会保障要求し、公共事業仕事を作れという方が傲慢じゃない?」

夏野氏「今年選挙があるからだと思います。公平感?そんなクソなピアノの発表会なんかどうでもいいでしょ、オリンピックに比べれば。一緒にするアホな国民感情に今年選挙があるから乗らざるを得ない」

(「オリンピック羽田侵入経路が緩和されて五反田の上に(飛行機が)通るんだって。これに反対してる(人たちがいる)わけ」)

 

 ↓

 

夏野氏「その航路を開くときに、取り合えずB-2爆撃機でそのへん、絨毯爆撃したらいいよ。そいつら全員殺せ。いらねえよ」

 

なお、ありがたい数々のお言葉をくださる夏野氏が教授を務める慶應義塾大学大学院政策メディア研究科 は、

お笑いコンビロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんが「これからも学び続けます!」と高卒から慶應大学院修了を報告をしたことで有名ですね

田村淳さんの修士論文はまだ見れないけど見れるようになるといいですね

見れるようになっていました

https://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/KO40001001-00002020-0846.pdf?file_id=160596

2022-09-27

公共事業を目の敵にして散々予算削ったかちょっと自然災害でも被害ヤバいって昔から言ってる

元はと言えば財務省によるプライマリーバランス至上主義キャンペーン

マスコミ民間人税金無駄使い攻撃により

公共事業予算ケチケチど緊縮状態

既存インフラ更新もできてないし、新規インフラも思うように作れてないので

災害には非常に弱くなっている

今回の台風15号だって別に大して強い台風でもなかったのに静岡では大惨事が起こっている

運が悪かったねーという話ではなく、本来あって然るべきだった対策がなかったのでこの有り様なのだ

公共事業予算積んで人を集めて、頑張ってインフラ更新していかない限り

今後もずっとちょっとした自然災害がやってくるたびに驚くほど壊滅的なダメージを受け続けるだろうね

2022-09-25

賃金が上がらないのはみんな望んだことでしょ?忘れたの?

なぜ日本では賃金が上がらないのか?という話がよく飛び込んでくるんだけど、目にするたびに、お前らバカか?と怒りが湧いてくる。これは国民全体が望んだことだろうが。

田原総一朗ビートたけしが司会やっていた、1990-2000年代政治討論番組で何を言っていたか。見ていた人は思い出そう。

日本人は終身雇用ぬるま湯に浸かっているので、国際競争に勝てない。

日本労働者給料は高すぎてアジア諸国との国際競争に勝てない。

日本物価が高すぎて消費が伸びないし、国際競争に勝てない。

企業が業績悪くなったらリストラは当たり前。

公共事業無駄。徹底的に削減しろ。できないのは土建業利権政治家だから

公務員は多すぎるし、給料も高すぎる。削減できないのは官僚癒着している利権政治家だから

・徹底した経費(主に人件費)削減で安いサービス提供している民間企業は素晴らしい。国や行政も見習うべき。

若者仕事を選り好みにしすぎ。終身雇用なんか当てにならない。これからベンチャー企業時代

以上のように2000年代まで、安定雇用を減らし、賃金を下げる蓋然性が高いことが普通に予想される政策を、みんなして全力で主張しており、その結果が現在わかりやすく出ているだけにすぎない。こういう主張に反対した少数の人たちも、当時は「バカ左翼」「既得権益層」「御用学者」呼ばわりされていたはずだ。当時はテレビ政治に対する影響力が今以上にはるかに強く、こうした声を政治家も無視できなかったし、実際積極的呼応していた。国民も、そうした政治家や政党積極的投票した。


少なくとも40代以上の人は、こういう政治討論番組記憶しているはず。賃金の停滞は、メディア民意政治が一体となって進めてきたことで、その通りのみんなが望んだわかりやすい結果が出ているだけなのに、どうしていまさら「なぜ賃金が上がらないのか」なんて話をしているんだろうか。少なくとも「賃下げの政治」が進められた時代に既に有権者だった人たちは、ちんと記憶してなければダメだろう。

そして現実に、公務員を減らして業務民間派遣企業に売り飛ばすということが行われてきた。郵便局員市役所職員がやってきた業務も、時給800円台のコンビニ店員が行なっている。正規雇用非正規雇用に移し替えているのだから給料が上がらないは当たり前だ。なんだかネットではなんでも消費増税にせいにする馬鹿馬鹿しい議論への支持が高いんだけど、こうした公務員削減と民営化政治が「消費増税の前にやるべきことが」の論理で進められてきたことも都合よく忘れている。

既にメディア発言力を持っていて上述の主張に賛同していた連中については、怒りしかない。竹中平蔵はもちろんだけど、田原総一朗ビートたけしも、テレビに出ていたら速攻で消す。

2022-09-20

古墳作れよ

古墳時代為政者のほうがよっぽど立派だよ。無駄国葬せずに公共事業しろよ。

2022-09-18

国葬は浪費だが古墳雇用創出

国葬血税で浪費をするから叩かれる。一方の古墳公共事業なので経済活性化に繋がる。安倍晋三国葬なんかしないで古墳を作ってやれ。そうすれば全てが丸く収まる。

2022-09-17

anond:20220917232019

財政赤字圧縮理由にした公共事業予算削減のせいで

日本インフラ老朽化は深刻なレベルに達しているから、今回はかつてないほど被害が出るかもな

ちょっとした土砂降りでも河川の氾濫や地滑りで死人が出るような状態のところに

過去最強レベル台風がきたらどうなることやら

anond:20220917001108

有能ではあるのは認める。だが、角栄は結局金にしか影響出来なかった。経済を成長させる、それも政治主導での行為健全とは言えないと思う。大きな政府だったっけ、ニューディール政策も、ヒトラー公共事業延命措置しかならなかった。アメリカニューディール世界恐慌を乗り切ったわけでなく、運よく戦地にならなかったから独り勝ち出来た。

2022-09-13

ん〜増税したい!増税したい!増税したい!

ああ〜ん!俺財務省

増税したい!増税したい!増税したい!

だって増税したら、組織権益が上がって出世するもん〜!

美味しい天下り先にありつけるも〜ん!!!

増税したい!増税したい!増税したい!

国債??

そんなもの邪魔だぁ!!!

俺の権益邪魔だぁ!!!

防衛費を上げないと♪♪♪♪♪♪♪

うおおおおおお!!!

やったぁ!!!!!!

増税のチャンス!!!!!

俺の天下りが見えたぞ!!!!!


税は景気の調整弁。税は財源じゃないよ。

でもでもでもでもそんなの関係ね〜!でもそんなの関係ね!!!増税だ!


国の借金一人当たり1000万!!!やったぜ!!増税だぁ!!!

ところで、いつまでに誰が返さないといけないんだっけ?

あれ?国債60年償還ルール??こんなのやめれば借金なんてゼロだよね。

先進国でやってるの日本だけだね。

でもでもでもでもそんなの関係ね〜!でもそんなの関係ね!!!増税だ!


通貨発行ができる国で財政破綻が起きる??ありえない。。。

お前の銀行口座の円は誰が発行したんだ?お前の財布の中のお金は誰が発行したんだ??

あれ???財政破綻ってなんで起こるの????あれ?????

でもでもでもでもそんなの関係ね〜!でもそんなの関係ね!!!増税だ!


通貨発行ができれば無税の国ができるんじゃね?

そんなわけねぇだろ。景気の調整弁として必要インフレ抑止用に絶対必要

過度なインフレも深刻な経済ダメージを生むんだよ。

まぁとりあえず増税しよ♪増税しよ♪増税しよ♪増税しよ♪

増税して、財務省権益だけは大きくなって国滅びればいいよ。

あれ、みんなが貧しくなったら俺の子供困るかも。。。

でもでもでもでもそんなの関係ね〜!でもそんなの関係ね!!!増税だ!



マクロ経済学のマの字も知らないクソ経営者エンジニア安倍元首相黒田日銀総裁のことをディスってる!!!

彼らのおかげで完全雇用が実現できて、あとは公共事業や減税を中心とした財政支出を増やせば、

日本も今頃給料1.5倍は実現できてもおかしくなかったんだ!

でも、財務省一丸となって阻止したよ〜ん♪

景気が良くなって税収が増えても、財務省権益は増えないんだなぁ!!

から不景気になって増税が一番いいの♪♪♪♪♪

あれ、でもみんなが貧しくなったら治安悪くなって俺の子供困るかも。。。

でもでもでもでもそんなの関係ね〜!でもそんなの関係ね!!!増税だ!

2022-09-02

名前を付けるのが好きなタイプ

「○○しようプロジェクト」みたいなキャッチコピーをつけて、特定活動を進めるのが好きな人

公共事業だったり、一企業の社内の何かだったり、内容は規模は様々。

それぞれがそれぞれに、何らかの意図目的をもって設定されたものなのだろうけど、私個人的にはそういうのどうでもいいし、むしろ何にでも名前をつけたがる人苦手だ。

(正直に言ってとても幼稚に感じる…)

どうでもいい話だけど。

2022-08-25

持ち主が死亡して誰も相続しないで放置された住宅解体を国が公共事業化すれば

土地国有化して定期的に競売にかければいいし、解体屋や廃棄物処理業者などにも

お金が落ちるから経済も少しは回って誰も損はしなさそうだけど、そういったビジネスモデルって

具現化できないものかなぁ

人口もこれから少なくなるし空き家放置して周辺の環境を悪くするよりは余程マシだと思うのだが

土地そもそもから借りていて固定資産税という名の借地料を毎年支払ってる様なものだし

2022-08-15

anond:20220815204416

一番出生率低かったのは高速道路とか公共事業削ってた小泉政権の頃やし

結局田舎までインフラ整備して人口分散させた方が全体としても出生率増えるんちゃうって思うやで

共感にあらがえ - 内田樹の研究室を読んで

これは、いろいろと考えさせられるいい文章だと思った。永井陽右という青年を振り回すかのように語る内田樹。こういうマウントは嫌いじゃない。

ただ、内田が、

感情の器」って、あくまでも個人的身体条件のようなものから

というとき、何か逃げた回答のような印象を受けた。

たとえそれが自分の中から湧き出す内発的なものだとしても、大昔にアダム・スミス道徳感情論で追求したように、何かのテコで共鳴し、社会規範構成するに至るメカニズムが何かしらあるんだろうと俺には思えてならない。

そういう感覚を身に着けるのにどうすればいいかと問うた永井氏に、家風だとか、弟子入りだとか、そんな表現内田氏がするのは、けむに巻いているようにしか思えなかった。

家風にしても弟子入りにしても、そのつながり方が、社会規範にむすびつくメカニズムがあるはずだ。

アレックス・カー20年前に書いた本で『犬と鬼』という著作がある。

おりしも建設省代表される特別会計の闇が浮き彫りになった時代

アメリカの7倍のコンクリートを使って日本山河コンクリートで固めようとしていた、公共事業のあり方に疑問を呈した名著。

その『犬と鬼』のなかでカーは、そんな日本に至った問題を解明するヒントは「徳の逆説」にあるという。

「徳の逆説」というのは、国家も人も同様に、自分たちに最も欠けている資質を最も高く評価する傾向があるという、カーが常々思っている真理を彼なりに名付けたものだ。


A・カーは、フェアプレイ精神といいつつ、七つの海を支配した大英帝国の事例、平等を錦の御旗にしていた共産主義者トップ黒海に豪奢な別荘を保有し、人民実質的農奴と変わらない生活だったというソ連の例などを挙げつつ、最後に、和を貴ぶ日本人がなぜ明治開国後、対外侵略に夢中になったかという精神性に触れてゆく。

「徳の逆説」は、身近なところでも当てはまる。口うるさい親や上司説教ブーメランに思えてならない、という経験は誰もがしているはず。そして気が付くと俺も親父と同じことを子供に、という連鎖

最近、想起するのはやはり旧統一教会家族価値を高らかに謳いあげておきながら、その活動が原因で多くの家族崩壊している、といった、「おまゆう問題崩壊させているがゆえにますます高まる家庭の価値、という悪循環。これもA・カーのいう「徳の逆説」が見事に当てはまる。これは人が自分自身を規律しようとするとき動機付けメカニズムなのだ

内田永井議論テーマひとつである人権平等。あたか普遍的原理についても、

それを概念として具体化して社会が取り込んだ過程を決して忘れてはならない。

アメリカ建国者の一人、トーマスジェファーソン人権宣言を起草した当時、200人以上も奴隷を抱えていた。

これは矛盾というよりも、むしろ奴隷制にどっぷりと漬かっていたからこそ人権宣言が生まれたという「徳の逆説」のメカニズムを見るべきだろう。

どんなに薄汚れた社会であっても、一度高らかに掲げた理想は、その社会を真綿で絞めてゆく。欲望大全開の人民を前提にすると、民主政は成り立つのか。多数決をすれば少数者が圧政に苦しむのではないか、これがマディソン含め、建国者懸念だった。しかし、為政者の徳(アリストクラシー)と、欲望とは別に社会で正しいと思うことに投票する、二重人格的な資質人民に備わっていると信じて建国者デモクラシー設計した。裁判を通じ、繰り返し憲法価値観をテストする、という振り返りをビルトインした設計は本当に優れたものだ。結果として、最高裁が突き付けた奴隷制と財産権矛盾が、南北戦争北軍正当性を決定的にする。

内田議論に戻ると、外付けの人権というテーマと同時に、内発的なものとしての感情の器という、とても重要キーワードを出している。それは他方で外付け実装された人権と、どのような整理ができるのだろうか。

自分でうまく整理がつかなかった。内田はいう。

「人としてどうふるまうべきか」を子どもに刷り込むのは「家風」なんですよ。子どもたちは親の背中を見て、人間としての生き方を学ぶ。それは教科書で教えることじゃない。

これは、親子を中心とした自分史と言い換えられるのではないかと思った。さらにいえば、自分史は必ずしも親は関係いかもしれないのではないか。つまりこれまでの人生、来し方がキーなのでは。

内発的なものと外付けのもの、この二つはやはり、きちんと切り分けて、そして二つが、どうつながってゆくのか。以下、自分なりに整理を試みる。

まず外付けの倫理から。どのように受容されてきたか

舶来の概念というのは明治以来、洪水のように入った。民法など契約法の世界は、ほぼほぼ圧倒されたし、戦後憲法のものアメリカ経験に基づいたものだ。

しかし、日本人権教育は、残念なことに、人権普遍性を論証することに熱を上げてしまって、そもそも誰の内発的な経験がもとになっていたかという成り立ちのメカニズムを忘れた議論が多い。公共の福祉論などをいくら学説定義を整理してきれいに論じても、だから何?の議論だった。

戦後人権を外付け実装してきた日本は、そのルール規範の成り立ちといった背景をもう少し知る必要がある。それは教養として。

現在、旧統一教会問題話題の、国家宗教というテーマにしてもそうだ。

政教分離キーワードとなるのは、恐怖から解放だ。宗教に悩まされ、その扱いに苦慮するのは古今東西課題だ。宗教いかに折り合いをつけた制度設計をするか、古代ローマ時代からずっと抱えてきた。宗教的寛容、これが統治のカギだと気が付いたのはカルタゴ勝利した古代ローマ

そのテーマに対して、新天地アメリカに到着したプロテスタントたちの子孫が18世紀になってメイフラワー号の協約を思い出して試みたのは、旧世界では試みたことのない壮大な社会実験だった。百家争鳴な多様性のなかで社会構成するには、誰が正しいことを言っているのかは誰も断定できない、という前提に立つ必要再確認された。それが言論の自由関係では、20世紀初頭にホームズ裁判官らに代表されるように、自由市場比喩が生まれる背景ともなった。

他方、旧世界フランスでは、唯一の正しさを神に代わって宣言するカトリック教会権威苛烈弾圧が恐怖であった。だから公共空間合理化を徹底し、宗教を一掃する制度設計になった。フランス言論の自由は、その意味カトリック否定する権利が原点となる経験なのだ。だからこそ、フランスでは今でも神を冒涜する言論というのが非常に重要意味をもっていて、先日、仏風刺紙シャルリー編集長が英作家ラシュディ氏襲撃を非難したこと歴史的な背景は深い。

このように、人権というものは、何に対して恐怖してきた歴史があり、生まれてきたものなのか、という原点に思いを致すことが大切だし考えるコツだ。利他性じゃなくね。

それは、実は国によって微妙コンテクストが異なるものであり、普遍的価値として昇華できなくもないけれども、むしろ司法を通じて、原点となった恐怖を大切に思い出す機会が重要で、その社会が、その真理を繰り返し確信し、制度を強化し、再生産する重要な仕組みなのだと思う。逆に言うと、普遍的価値なら、なぜ何千年も克服できなかったか意味を問うというか。

しかし、外付けの倫理として受け取ったものを、思い出すかのように歴史を振り返るのは容易ではない。戦後日本裁判所も含めて。

でも、それこそが日本人権教育に欠如したものだということは個人的には強く思うところだ。


その意味では、外付けではない、外国の借り物ではない、内発的なもの感情の器からみえてくる倫理、これは本当に大きな価値がある。

内発的なものを自省するうえで、もっとも大切なのは自分の国や自分家族自分自身の歴史だと俺は思う。

自分自分先祖が痛い目にあってきた経験、あるいは他者を痛めにあわせてきた経験というのは、その人固有のものであって、その自分史や国の歴史を忘れてしまうと、あとは外付けの倫理けが残る。国レベルで言えば、それは端的に明治以降の日本アジア欧米との対外関係であり、開国以降、アメリカに敗北するまでの戦争に明け暮れた体験に他ならないし、国家神道によって死生観まで国に洗脳されかけた手痛い経験だ。

歴史というと大げさだが、要するに「自分たちに最も欠けている資質を最も高く評価する」、おまゆう精神自覚することだ。これは教養として学ぶというよりも、もう少し内省的なものだと思う。

自分理想とするもの現実とのギャップを振り返る作業といってもいい。

自分に欠けている部分、そこにこそ追い求めている何か理想的な姿の反転がある、という振り返り。

ネイションとしていえば、戦争体験の振り返りが重要キーになるし、国家宗教というのは、国家神道と戦争という経験で痛い目をみているのであり、ある意味、輸入された欧米経験教養として追体験するだけではなく、日本人が原体験としてもっていた大切な教訓。愛媛県靖国神社玉串料訴訟(1997年)の最高裁判決行政戦没者の遺族の援護行政のために靖国神社などに対し玉串料支出したこと違憲とした歴史的判決で、戦争経験がしっかり振り返えられた、という点で、司法仕事としてとても大きなものを残したと思う。建国精神を振り返るのが裁判所の仕事の一つだと思う。

しかし、戦後77年。戦争体験が風化するなかで、「あの時代を生き抜いた」という共通体験共通項として持っていたものがどんどん失われているのが今の時代

50年前の高度成長期だったら、戦争で死んだ部下を思い出しながら、仕事にまい進し、酒場で同期の仲間と語り合う、とか、厳粛に生きるための厳粛な死が記憶としてあった。

「あの頃は」という共通過去で人はつながることができた。それが内発的なものとして60年安保闘争を支え、水俣闘争があった。外付けの倫理ではない、思い出としての切実さの空気の共有があった。

まり、舶来の外付けの価値観と内発的な器は、その頃はわりと調和していた、といえるのだ。

それが、失われ、外付けの価値観だけがカラカラと空回りし始めているのが今の時代の特徴で、失われつつある寛容性の正体なのだろう。

永井氏はそんな時代に生まれ育った。彼は対談のなかで、大学時代

「そうかそうか、人権というものがあるのか、みんな賛同してるし普遍性高いじゃん」となりました。

と、外付けの人権から始まったと語っているが、外付けのものにも普遍性のみに着目し、それが生まれてきたプロセスを振り返らない、人権教育の失敗が見て取れる。

また、日本憲法に組み込まれ歴史への反省(前文含め)も記憶の風化とともに、個々人の内省が、時代への共鳴という形で、共感を醸成しなくなってしまっている。

高度成長期に「あの頃」といえば戦争時代だった。

それはかろうじて80年代までは存在していた。「おしん」が異例の1年間の朝ドラで始まってしばらくすると、

視聴者からは、おしん私自身そのものです、という声が橋田壽賀子のもとに多数届いたという。

しかし、時代は変わって、平成から令和になって「あの頃」といえば、昭和の末期なのだ

しかもそれをノスタルジックに思い出す、三丁目の夕日的な振り返りだった。さらには、あさま山荘であり、学歴社会バイクを盗んで走る尾崎豊であり、バブルの思い出なのだ。それは、その遺産に苦しんだ次の世代にとっては共感を呼びにくいものであるし、自分たちの社会の重圧と、戦争記憶との関連が薄まった。当然、日本憲法リアリティが失われ、右派から改憲論議が盛り上がってくるのは必然的なことだった。そんななか、統一教会が国の内部を白アリのように巣くって愕然とした先月から今月にかけての出来事というのは、忘れかけた宗教国家の結びつきの恐ろしさを、突如呼び覚まされるものだったに違いない。

しかし、いずれにしても過去記憶憲法規範が直接に結び付かない、その世代経験、そこに、永井紛争国の辺境の地を自分テーマに選んだヒントがあるように思えてならない。

紛争リアルがそこにある。そこに普遍的価値として大学生ときに知った人権、そして憲法価値を、自分なりの振り返りとして再確認する、動機付けがあったようにも思う。

しかし、たとえ社会の人々と共有されないものであったとしても、ひとは自分史のなかで、どうふるまうべきかを動機付けられる。

永井氏が、内田氏との対話のなかで

私は逆に、子どもの頃はよく母親に殴られたり色々と物を捨てられたりされていて、そのときに「この家では力を持った奴は殴ったり物を捨てたりしていいんだな」と思ってしまったんです。そして中学生になって殴られたときに「よく見たら小さいし別に喧嘩が強いわけでもないな」ということに気が付きまして。それでそこから自分母親のことを殴りまくるようになりました。ひどい時はアザだらけでしたよね。父親単身赴任でしたし。

といったときに、内田はそこにしっかりと気が付くべきだったと思う。

全然人権派じゃないね(笑)。」と返した内田に若干物足りなさを感じたのは、まさにそこだ。

動機付けられるものが、必ずしも、家風であったり、模範的ロールモデルとは限らないのだ。

この体験辺境の地での人権探し、自分探しは、多分無関係ではない。


ともあれアレックス・カー面白い

読んだのは20年前だが、年齢を重ねれば重ねるほど、彼のいう、逆徳精神の考え方が真理に思えてくる。

A clue to the problem may be found in what I call the theory of Opposite Virtues. Nations, like people in this respect, may pride themselves most highly on the quality they most lack. Hence “fair play” is a golden virtue in Great Britain, the country that attacked and subjugated half the globe. “Equality” was the banner of Soviet Russia, where commissars owned lavish dachas on the Black Sea and the proletariat lived no better than serfs. The United States prides itself on its high “moral standard,” while perpetuating racial and moral double standards. And then there is l’amour in France, a nation of cold-blooded rationalists. Or Canadians priding themselves most on being so distinctively “Canadian.” In Japan we must look at the time-honored ideal of Wa, “peace.” Wa means security, stability, everything in its proper place, “knowing what is enough.”Yet a persistent irony of Japanese history since 1868 is that for all the emphasis on peace and harmony, they are exactly the virtues that Japan did not pursue. At the end of the nineteenth century, rather than settling back to enjoy its new prosperity, Japan embarked on a campaign to conquer and colonize its neighbors. By the 1930s, it had already acquired a tremendous empire in East Asia; this inability to stop led to its suicidal attack on the U.S. base at Pearl Harbor, as a result of which it lost everything. Something similar is happening again. Perhaps Japan values Wa so highly for the very reason that it has such a strong tendency toward imbalance and uncontrollable extremes.

Dogs and Demons, 2002, A

2022-08-10

anond:20220810213209

公共事業をやるんだったら円高のほうがはるかに有利です。

原材料費が安く付く上に、工場外貨を稼いでいた人たちを国内開発に回せるんですから

anond:20220810205905

1000兆円の借金と言っても歳出で増えまくってるのは社会保障公共事業のせいではないのに

いまだに公共事業削れば財政再建できるかのように思ってるのが謎や

円高誘導のために利上げすれば利払いは増えるし外貨準備年金積立金(半分海外資産)の含み益減ってますます財政悪化するんだが

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん