はてなキーワード: ベランダとは
家族がヘビースモーカーでしたが、壁紙がヤニでベタベタになるのが悩みでした。
ベランダだとご近所の洗濯物に匂いが付いてしまいますし、換気扇の下で吸ってもらっても同じです。掃除が大変。
また、本人は日頃から禁煙するくらいなら死ぬ!と言っており、その後肺がんで亡くなりましたが
最後まで「がんの原因は煙草とは限らない!」と主張して吸い続けていました。
夫が止めるのを振り切って母親は我が子を窓から放り投げたらしい。
自分の感想は、育児ノイローゼか何かにしても叩くとかなら分かるが窓から投げるのは理解できない。子供と夫が可哀想、だった。
しかしヤフコメを見てみると、「気持ちは分かる」「夫が育児を全く手伝わないから当てつけの意味もあっての行動ではないか。気持ちは分かる」と分かるコメントだらけだったので驚いた。まじかよ。
・全裸にネクタイで深夜徘徊し、出会った女性に『僕の肛門の臭いをかいでくれませんか?報酬は払います』
・女子高生の上履きを盗み、コンビニでコピーしたものを見て楽しむ
・「生まれ変わったら道になりたい」。側溝内から女性の下着をのぞき見たとして兵庫県警に逮捕された通称「側溝男」
・19~71歳女性に一瞬で精液をかける18歳少年「早撃ちマック」
・改造した釣竿を使い、足掛け30年で500枚もの女性下着を盗み続けた通称「釣りキチ助平」
・男子中学生に「マスターベーションだ。お前らも見せろ。100円やる」とオナニーを見せ付けた83歳の「マスターじじい」
・女子中学生が5名でランニング中、「パワーつけろよ。」と言って、下半身を露出して走ってきた男(通称 パワーランナー)
・「おしっこ高価買い取り中」などと書いたチラシを女子高生に配り、その場で採取するため三角フラスコやタッパーなどの容器を持ち歩いていた男
・「大便もらしたので、拭くの手伝って」女子学生を車に連れ込み性器見せる
・自宅ベランダで全裸になって腰掛けのような台に乗りライトアップ
10年以上に渡り女児パンツを履いては近隣の家に投げ込んでた男
ストッキングと女児用パンツを組み合わせる独特の手法にこだわりを見せ、取り調べに対しても悪びれることなく
とにかく水につけておけばおくほど汚れが取れやすくなり、洗剤の量も減らすことができる。
使い終わった皿やコップを流しにおいておくときは、とりあえず水に漬けるか水を入れると汚れも定着しにくい。
使い終わったフライパンに水を入れてもう一度火にかける。
水が沸騰したら水だけ流しに捨てる。
これで汚れは殆ど消えるので、一度空焚きして水で洗って最後にもう一度火で乾燥させればOK。
鉄フライパンだったら錆止めのために最後に食用油を塗っておく。ふっ素加工の場合は空焚きし過ぎないように注意する。
全自動なので洗濯自体は特に工夫することはない。ただベランダに干すのがとても面倒。
なぜ面倒なのかを「なぜなぜ分析」したところ洗濯干し竿が人間の頭くらいの高さのため、洗濯カゴから洗濯干し竿に洗濯物を動かす距離(リーチ)が長いことが原因だと結論した。またこれだと立ったまま作業する必要があるがこれが意外と疲れる。
改善策
「部屋干し用の洗濯干し竿」をホームセンターで買ってきて、高さを「座ったまま手が届く高さ(重要)」にして部屋に設置した。
洗濯カゴを持ってきてハンガー掛けなどを全て室内の洗濯物干し竿の横で座ったままやることにした。
全部かけ終わったら洗濯物をまとめてベランダの物干し竿に移動する。
雨だったらそのまま室内の物干しにおいておく。
割と大したこと無いけど皆もいろいろやってるでしょ。
教えてくれください。
だいぶ症状が軽くなってきたので増田に投稿するぐらいの元気はあるけど、かといって明日はどうなのかわからん
もうね、鬱病の症状って倦怠感&倦怠感に尽きるの
性格もわりかし脳天気で職場環境もそう悪くなかった俺でさえ鬱病を発症したんだから、みんなも油断しないほうがいいよ
会社にいるときは普通なんだけど、家に持って帰った仕事がとにかく片付かない
帰宅した途端にどっと疲れが襲ってきて頭も身体もやけに重ったるい
でも眠いかというとそうでもない
ちょうど30になったばかりだったから、「俺もそろそろ歳かな~アハハ」ぐらいにしか受け止めてなかったんだけど、日を追うごとに倦怠感は増す一方
ついには日中仕事するときもだいぶ気合を入れてやらないと身体も頭も動いてくれなくなった
休みの日なんかも、小説を読むのが好きだったのに字を追っても内容が全然頭に入ってこない
漫画を読むのもなんかつらい
かろうじてテレビは見てられるけどぼーっとしてるせいで内容がほとんど記憶に残らない
さすがにこりゃなんかおかしいなと感じて上司に減俸を受け入れるから仕事量減らしてくれませんかと申し出たら、まず病院に行ってみることを勧められた
最初に足を運んだ近所の内科ではいまいち原因不明で、そこで勧められたのが心療内科の受診だった
会社を辞めるつもりはなく幸い理解もしてもらえたので今はパート勤務にしてもらって働きながら治療中
だいぶ回復はしてきたけど、相変わらず倦怠感はあるし、頭の働きは鈍めだ。記憶力も落ちたまま
記憶力低下の原因はなんとなく自己分析できていて、とにかく無感動になってしまったのが大きいと思う
心が動くことが減ってしまったせいで、日々の出来事が印象に残らないのだ
ときおり心が麻痺したようになるときがあって、そういうときは頭の中がとにかく無で、あの瞬間なら目の前で親が死んでも何とも感じないだろうなと思えてしまう
今日は仕事が休みの日だったのだけど、ベランダの鉢植えを動かしたらそれだけでやけに疲れてしまった
※追記
性格的なものと一応働けてることもあって、心の病にありがちな不安感はあまりない。
あれもしたいこれもしたいと思ってはいるのだが
子供が産まれてから、ベランダや歩道橋の上にいる時などに「いま邪悪なエスパーが私の精神を乗っ取ったら、あるいは私自身が突然発狂して自我を保っていられなくなったら、10秒あれば余裕でこの子を地面に投げ落として殺せるだろうな」ということを考えるようになった。
そもそも邪悪なエスパーなどいなくとも、子供と2人きりで在宅している際の入浴中に脳出血などで私が意識を失えば子供は死ぬ可能性がある。まだ浴槽の縁を自分で乗り越えるには背が足りず、風呂場のドアをうまく開けられない。
とりあえずこうして思いを書き出した今は、子供が自力でドアを開けて外に脱出し、誰かに助けを求められるくらい大きくなるまでは何があっても発狂したり昏倒したりできないなという認識を新たにする。
学校の話じゃなくて、家の話だ。
あるいはそれ以上の時間、大暴れしていた。
いつも死のうとしていた。いつも手に負えなくて、いつも叫んでて、いつも殺すぞと言っていた。
ちょっとしんどさが強すぎた。
当時の不調は、体が弱いからではなく、
でも、ひるんだり、背を向けたらそれこそ刺されると思って、
お父さんもお母さんも出かけていない部屋で、懸命に強がっていたこと。
妹が、混乱して、死のうとして深夜に大量に風邪薬を飲んだこと。
ベランダに出る大きな窓ガラスの片側がぜんぶ割られたときの絶望感。
殺すぞ、殺すぞ、と叫び続ける日もあれば、
母は、「もう一緒に死のう」と何度も思っていたし、(私になんの相談もなしに)
私の目の前で、包丁を床に置いて、「じゃあお母さんを刺しなさい」と言ってるのを見たこともある。
16歳のときに母方の祖父母が死に、母も両親を失った時機に娘がそんなんで大変だったと思う。
私は、当時はそんな自覚もなかったが「自分に非が一切ないのに辛い」ということが何年も続いた。
どれだけ良い子にしてようとも、家はグチャグチャだった。
何でもない日もあったと思うけど、そんな日の記憶が強すぎてあまり覚えていない。
かなり省くけど、いろいろあって今では妹は大学を出て、なんとか社会で働き、
多少いろいろな問題は残っているものの、今では妹と私は超仲良しだ。
友人はみんな、私のことを「妹ラブ」だと思っているし、仲良しでいいねとよく言ってくれる。
本当に、妹が好きだ。母親も大好きだ。
私と母、私と妹、親子3人、ときにはイトコも交えてのライングループがあるし、
乗り越えた、に近いかもしれないけれど。
でも、憎悪は全然ないけど、さっき書いたような恐怖はまだ消えなくて、
ときどき、夜中にそのシーンを思い出しては涙が止まらなくなるときがある。
トラウマ?なのかもしれない。
それは、アラサーになって、実家を離れて、家族と仲が良くても変わらない。
当時は連日、新しい恐怖が舞い込んできて、思い出す余裕もなかったし。
そんな恐怖を与えてしまってごめんと悲しい気持ちになってしまうと思う。
でも、辛い。
みんな、きっと、思い出せば涙が出る過去の辛いこと、あると思う。
どうやって、乗り越えているんだろうか。
混乱している妹に殴られたり、切られそうになったシーンと、
ここ数年不眠に悩まされていた。
何をしても効果がなくて、毎日布団へ入るのが憂鬱になっていた。
そんなある日、昔は布団に入ってから妄想して楽しんでた自分を思い出した。
好きな漫画のキャラクターとか、オリジナルの世界での創作妄想だったと思う。
あの頃は毎日布団に入るのが楽しくて、妄想に浸ってるうちに知らず知らずのうちに寝ていた。
大人になるにつれて、明日のことを考えて寝ることだけに集中しようとしていたんだと思う。それが悪かった。
久しぶりに布団に入って、目を閉じて、大好きな漫画のキャラクターと恋する妄想(妄想だから許してほしい)にウキウキと浸っていたら知らぬ間に寝落ちしていた。
色々試したけれど、結局この「布団たーのしー!」と布団に飛び入って妄想の世界にダイブするのが一番効果があった。
不眠に悩んでる人にオススメ。
テロリストから一人で学校を守る俺とか。ある日部屋のベランダから魔法の絨毯に乗った○ラジンが迎えに来るとか。そのくらい突飛押しもない方が良い。
私の母は異常だった。
物心ついたときには背中にタバコを押し付けられ、水風呂に無理やり入らされ、裸でベランダに放置された。
父はそれを見てみぬふりをした。思えば、彼に名前を呼んでもらった記憶がない。父は仕事が娘だった。
小学生のときに私に暴力的だった母は、私が中学生の年になると暴力を振るわなくなった。
だが私に対する暴言はやめなかった。
「死ね。消えろ。ブス。お前なんて産まなきゃよかった」
私が中学生になると、当時父の浮気相手をしていた母方の叔母が私を哀れに思ったのか、よく一万円をくれた。
月に数回貰える一万円を母にバレない場所に隠して貯めた。
別に何をしようってわけでもなかった。この家を出ていこうとか、そんなことは頭になかった。
痛いのも汚いのも嫌いだし、これ以上辛かったらどうするのか。そういった考えが頭にこびりついて離れなかった。
高校に入った。
母はもはや何も言わなくなっていた。年単位で見て、家にいる日数よりも病院にいる日数のほうが遥かに多かった。
私は現実から逃れるように本にのめり込んだ。高校から文芸部に入り熱中した。
父が私の口座に振り込む朝昼夜食代をすべて本の購入に当てたりして参ったりもした。
恥ずかしい話だけど、私は高校生にして初めて恋を知った。
バイト先の数十歳歳上の先輩だった。
好意を見抜かれたのか、デートに誘われ流れで付き合ってもいないのに関係を持った。
ズルズルとその関係が続いたが私は満足だった。
「なんで俺が怒ってるのかわかる?」
彼は親の同意不要で中絶手術ができる病院のURLを貼って、それからは何も言わなかった。
翌日も同じ職場でバイトするが何もなかったかのように振る舞った。
向日葵の顔がポトリと地面に落ちるかのように、恋愛感情は消えた。
その後私は普通に大学生活を過ごし、今年の春にやっと就職した。
一人暮らしを初めてやっと私の家庭が異常だったんだな、と気づいた。
少子化に拍車かかるし、社会問題として区に対する影響が大きすぎる。
3倍にすると払えない家庭が出てくる。
ただ、上限を上げるのは賛成。
所得に応じて認可外と同じくらいの最大「15万~20万」程度にするのはありだと思う。
あと、補助金が多いというけど、たかが550億円くらいですよ?
はっきり言って他と比べても低い方です。
倍にするだけで、保育士全員の給料をプラス5万できる。(つまり年収60万プラス)
これでも相当改善されると思うけどね。今の年収平均が360万程度なので、420万くらい。
東京都とかで保育園増やすのは難しいのはわかりますが、あまりに暴論です。
お金もらって、ベビーシッターにしても、海外ほど整備されていないし、
それこそ、老人ホームの殺人事件みたいにベランダから落とされかねないとかあると、相当怖い。
また、それこそ所得によって教育に差が幼児期から出始めるので、格差もさらに広がるよ。
この案は今のままでは不十分と言わざるを得ない。
もうすぐ2歳になる息子、イヤイヤ期らしく気に入らないことがあるとすぐ「いらん」と言う。もともと癇癪は強い方だと思う。
用意した食事は「いらん」、おやつばかり欲しがり出せないと言うとまた「いらん」。だからあげないって言ってるのに。
最近ずっと「いらん」ばかり聞かされてこっちも頭がおかしくなりそう。もうおかしくなってるかも。普通のテンションでいる(と自分では思ってる)ときも「いらん」を聞くと激高して怒鳴りつけてしまう。
昨日は食事を拒否されたとき息子の頰を張ってしまった。寝る前に飲み物も拒否されてベッドに投げ込んだ。
このままエスカレートしたら、近いうちベランダから息子を放り投げてしまいそう。その前に自分が飛び降りた方がマシですね。
夫は家事も育児も出来る範囲で最大限やってくれている。私が参っているときは仕事も休んでくれる。今日は年度始めだしさすがに休んでくれとは言えなかった。
周りはもう十分助けてくれている。私の育児キャパがあまりにも少ないだけなんだと思う。特別子供好きでもないのに、自分が一番可愛い人間なのになんで安易に生んでしまったんだろう。
息子は可愛い。可愛いけど憎たらしい。可愛いけど、その可愛さで怒りを帳消しにはできない。この笑顔のために頑張れるとか言えない。
息子が機嫌よく過ごしている間は私も楽しく相手ができるけど、「いらん」が飛び出すとキチガイみたいに怒ってしまう。結局私は息子が自分の思い通りにならないから腹が立つんだ。こんな母親に毎日キレられる息子がかわいそう。
ベランダの片隅
日々の生活では、自殺をする人間を目の当たりにすることは基本的にない
自ら命を絶つ人間は、多くが人目につかず死んでいく
街ですれ違う人々の一体どれほどが自殺願望を持っているのだろうか
人の心は目に見えない
仲間意識的に、そう思うことで救われる部分もある
死が蔓延しすぎている
埃の積もった本棚の片隅にも、しばらく干していない布団にも、少し前に着なくなったコートのポケットにも、死が存在しているように思えてしまう
すぐに手に入れることができる距離に存在しているように錯覚してしまう
それを手に取るということを徐々に恐れなくなる
少しずつ手を伸ばして、あるときハッとして手を引っ込める
この行為を繰り返す
そのうちに、無意識のままにこの手で掴んでしまいたいと諦めに似た感情が沸き起こる
それに触れることを我慢して、生きてきた
それでも、もう限界だと思ったら、きっと拾ってしまう自分が確かに内在している
くぇぉぅぇぁぁ。ぼやける視界を押し広げると、月明かりでぼんやりと浮かび上がっている天井が見えた、夜らしい
左腕が疼く。見てみると、記憶にない無数の、正確に言うと17本の切り傷の上に固まった血がこびりついている。知覚が起動し始めるとこれまた記憶にない下腹部の違和感が出てくる。前と後ろも
時刻は1時17分。外が暗いから午前なのだろう。空腹が胃壁に針を刺し始めてきたのでコンビニに行くことにする。月明かりを頼りに空っぽのカップ麺と卵(卵?なぜここに卵があるのだ?)をどかし、(触感からおそらく)下着と(大きさからおそらく)ジーンズとなんかのTシャツを探り当てる。ちょっとしめってるけどまぁいいやと着、鏡を見ずに外へ出る
神僕と大森靖子が鳴り終わり、女王蜂が流れ始めるとセブンについた。塩おにぎりと焼き鳥パック、セブンプレミアムの担々麺にいいちこをチョイス。空白に視線を落としながら佇む男の子はレジを打ち、寝起きの女は代金を渡す。帰り道は時雨にした
電気ポットから熱湯を担々麺に注ぎ、3分後に液体スープ、塩おにぎりと串から外した焼き鳥を入れてかき混ぜると完全食の完成。グラスに注いだいいちこと一緒に
死生観の話。死、つまり無はこれまで自分にとってすぐ隣、すぐ裏、すぐ前、いつでも簡単に手にとって眺めることのできる位置にあるものであり、死と生という二つの選択肢のうち、生の方を偶然、たまたま、思いがけず、強制的に、否応無く、止むを得ずやっているという感覚と過ごしてきた。実際にやったことはないのではっきりとはいえないが恐らくやろうと思えば人を殺すことのできるタイプの人間であるし。実際にやったことはないのではっきりとはいえないがこの世界から居てもいなくても特に問題のない人間のうちの一人である
とにもかくにも、今は死の方に行ってみたい気分なのだ。ひっくり返してみたい気分なのだ。すぐそこにあり匂いただよう死へ
いいちこを飲み干し、窓を開け、ベランダの鉄格子を、8階の鉄格子を、一切の躊躇なく、流れるように、前からそうと決まっていたかのように飛び越え
7階 6階 5階 3階 ほら簡単
「どうして人って自分が理解できないことに対して寛容になれないんだろうね」
会社をサボろうと思ったわけじゃなかった。今日だけは一人になりたいと思った。自分の割り振られている仕事はこっそりやっておくつもりだった。なんだけど、昼すぎには東京駅から広島行きの新幹線に乗っていた。大学生のときはこんな簡単に乗れなかったのに。少しだけ大人になった気がした。
なんで京都だったのだろう。多分、その意味は無意識の自分にはわかっていて、意識の自分にはわかっていない。思えばいつもそうだ。いつも無意識の自分は答えを出している。懐疑的な僕だけが、無意識に出した答えを理解できずに苦しんでいる。無意識の僕は僕よりも僕のことを理解している。なんでなんだろう。僕はいつも僕に負けている。
京都についたらとりあえず清水寺に行こうとだけ決めていた。京都駅から歩くと30分以上かかってしまうけど、歩いていきたかった。ただ歩きたい時もある。その時はそういう気分だったのだ。
タカは、「清水寺に日本人が全然いない」と驚いた様子の僕に向かってそう言った。京都についた時、一応連絡しておいたほうが良いだろうと思って連絡を入れたところ、
タカから「急にどうした?」と返信が来たので、「確かに急だったわ。なんか一人になりたくて」と言った。するとタカは何かを察したように
「19時から会おうよ。なんか食べたいものある?」と聞いてきた。僕が「お好み焼きかもんじゃ」と注文したら、「もんじゃは東京の食べ物やからw」と笑われてしまった。
もんじゃは東京の食べ物なのか。もんじゃとかお好み焼きとかはなんとなく関西発の食べ物なイメージがある。本場のお好み焼きはやっぱり広島なのかな。よくわからないけど、関西に来たら食べるべきものってその辺なんだろうなって思っていたのに。
タカは呆れた顔で「今更?」とだけ答えた。
「そんなことはわかっているんだけど、なんかほら、そういうことじゃなくてさ。向いていないことなんて百も承知だったよ。だけど自分はそれが自分の課題だと思っていたから。克服すべきものだと思ってた。昔から社会性のなさで怒られてばっかりだったし、大学入ってからもそれは変わらず指摘を受けるばかりだったから」
「りゅーちゃんにそれは無理だと思ってたよw」
僕もそう思っていた。だけどそれでもきっと何かを変えるためには、多種多様な方々と協働することが求められるのだと。そう考えた時、社会性のなさは致命的だと思った。
「・・・まぁ確かに、いまこうしてここにいる時点で克服できるとは言い難いね。笑 タカはどうなの?こうして今自分の事業やってるわけだけど。俺と似たような課題感じていたわけでしょ?」
「もちろん全くできないよね。絶対無理!ってわかってたから半年で辞めるつもりだったしね〜。
ただ私の場合は成功体験があったからさ。大学時代に。それでイケる実感があったよね。まあ、最低限のお金さえ回っていれば潰れることはないしね。」
僕は店員さんが焼いてくれたお好み焼きに青のりをかけてから、ヘラで4等分にした。
「絶対無理かあ。それ、いいね。俺も決め切れたら少しは楽だったのかもしれん。だけどやっぱ、難しいわ。」
「なにがあったの?」
お店を出てから、「これからどうするつもりなの?」と聞かれたので
「漫画喫茶に泊まるつもりだよ。あ、それか温泉の付いているホテルとか、今から入れないかな?」と言った。
「明日みんなで温泉いくよ。学生の子達連れて合宿すんのよ。宿泊費とか食事代とかはうちで持つから、メンターやってくれない?明日には帰るつもりなんだっけ、帰るの明後日になっちゃうけど。」
すごい魅力的だった。でも急に押しかけてそこまでしてもらうのは申し訳ないと思ったので、
「いやさすがにおれなんかがメンターとか、大丈夫か?これ・・・なんかみんなきまずくしちゃいそう。。」気を遣ってみたのだが、
「なにさっきからうるさいわ!こういうのは流れで行くもんだろ!そういう旅なんじゃないの?今回は!」と怒られてしまった。
こんだけ勢いのある感じなら、確かにスパパーンと会社を辞めて事業を興すくらい容易いんだろうなと僕は思った。今日はタカの家に居候させてもらうとして、合宿に参加させてもらうことにした。
「自分のやりたいことを実現するためだったら、政治的な動きだっていやだと思うことないって言ってる人がいてね。その人の気持ちがよくわかる。今京都の行政トップの人たちとお話する機会あるけど、そういう人たちの理解をいただくのとかって、自分の事業のためだったら苦じゃないよ」
いつから僕は人から好かれることが苦手だと思うようになったのだろう。いつのまにか、目上の人はみんな自分のことをいけ好かないやつだと思っていて、余計なことを口走るくらいなら、会話せず穏便に済ますほうがいいと思うようになった。みんなから気に入られて、それでコトがうまく進むのなら、どんなに生きやすいだろうか。
自分は人からどう見られているかに対して無頓着なままだった。ものすごくくだらないことだと思っていたし、気にしても仕方がないに決まっていると思っていた。みんなが意識せずに行っていることを全くしてこなかったからか、まわりからどう思われているのかを意識することがまるでできないらしい。それに今だって、心底どうでもいいと思っている。自分の価値を人に決めさせてしまって良いのだろうか。それは僕に対して最も無礼な態度に思う。
でも多分、こんな僕だけど目上の方々は僕が苦手だと思っているほどには僕のことを苦手としていないのだろう。きっと僕が歩み寄り方を知らないだけで。
奥嵐山から望む京都の景色はとても奥ゆかしくて、いつまでも眺めていられた。奥嵐山にはちょっとした小屋があって、ベランダみたいなところから景観を味わうことができる。ボケーっとした顔で座布団の敷かれたベンチに座っていると、住職のおっさんが僕の隣に座り、京都のことや奥嵐山のことについていろいろ教えてくれた。四条にある木造カフェでブレンドにウィスキーを入れて飲むとか、でもおっさんはウィスキーを水割りにしてそのまま飲むとか。ブラタモリで紹介されたとか、夏目漱石がここで昼寝して帰ったとか。14時になった時、僕の隣で法螺貝を吹いてくれた。宗派によって吹き方が違うらしいのだけど、どこがどう違うのかまではわかりそうになかった。
「比叡山に行きたいの?今が一番のチャンスだね。本場の比叡山を体験できますよ。」住職のおっさんは言った。
「本場ですか?本場というと・・・」
「修行僧が登った比叡山だよ。2月は寒いし、ロープウェイが動いていないからね。バスも出てるけど、歩いて登るんだ。修行になるよ。」
「それは過酷ですね・・・いまから行くと登り切れなさそう。」僕は残念に思った。
これは無意識の僕と意識の僕が対話をするための旅なのだから、もっと旅らしいことをしていいのかなって思った。さすがに歩いて登るわけにもいかないから、ひとまず夜行バスの予約をして、そこから京都駅でレンタカーを借りて比叡山を登ることにした。
「これからどうするつもりなの?」僕は言った。
比叡山の頂上から見える夕暮れの景色の美しさに言葉が出なかった。奈良まで続く京を一望できた。この景色がまさに権力の象徴しているように感じた。僕はこの平地に思いを馳せた当時の人々のことを思った。ある人は太平を願い、ある人は戦乱を望んだ。比叡山を焼き討ちするくらいの器量は僕にはないだろうな。僕は彼の方がバグっていることに少しだけホッとした。「それよりはいくらか、だいぶマシだよな。」
京の反対側の景色も好んだ。どこまでも山脈の続くような予感が僕の想像の世界を掻き立てた。さらにすぐそこに琵琶湖があって。つくづく京都はいいところだなって思った。この景色をいつでも見られるなんて。
これから東京に帰る。そう思った時、 タカの家のドアを開けた6階からの景色を見て、「うわ、すごいねこれ、タカにとっては見慣れた景色かもしれないけど、俺にとってはすごい貴重なものだよ」と言ったことを思い出した。
タカは「知ってるよ」と満足げに笑った。
タカの部屋には今だに世界史の教科書や政治経済の用語集が置いてあって、僕たちはそれを手にとって、
「うわあ、いまやったらすげえ理解できるのに。。東インド会社とかって、もう、そりゃそうするよね・・・」
「政治経済もやってたの?あれ、二次試験って、文系2科目? うわ、すごい、ケインズの説明。みてこれ。この一文にケインズ政策とその課題点書いちゃってるよ。」
と盛り上がっていた。
知らないものに対して関心を持つことは難しい。僕は勉強が苦手で、覚えなければならないことを覚えることができなかった。そんなことよりも日本史のwhyを解き明かして行くのが好きだったのだ。
「なぜこの絶望的な状況下で戦争に踏み切ったのか。教科書では陸軍の勢いって書いてあるけど、それだけで本当に説明つくのかな?」
いまだからわかることが受験時の記憶から解き明かされるのが面白い。アームストロング砲を答えとして書かせる大学があって、当時は「なんだこの重箱クソ問題」と思っていたが、その答えを書かせることで戊辰戦争の真意を解き明かすきっかけになっていることに後から気づくことがあるといったように。
「いや、そっちじゃなくて。辞めちゃいなよ。リクルート」
「みんな『公式が地雷』とか軽々しくいって、ちょっとなにかあれば大騒ぎするけどさ、なら見なければいいじゃん?」とか、どっか上から諸々の騒動を見下していた自分をしばき倒したい。公式地雷やばい。ダメージが尋常じゃない。
大好きなコンテンツで、これだけ多大なる被害を受けたのは、生まれて初めてだ。
私が踏んだ地雷は、アイドリッシュセブン、3部19章だ。
読んでる間は、目まぐるしい展開をそれなりに楽しんでいたのだが、読み終わってから1時間、悶々と悩んだ挙句、アイドリッシュセブン公式アカウントのフォローを初めて外した。ツイッターや2chの感想をひたすらサーチしながら食べていたお菓子の味が思い出せない。アプリをアンインストールする勇気が出ない自分が憎い。スマホの容量も増えて一挙両得だというのに。
ここからは内容についてメタクソ文句を言ってやりたいところなのだが、正直悪いところばかりでもなかった。
今までの亀の歩みが嘘のようなスピーディで波乱万丈の展開は読み応えがあったし、一番良かったのは今回明らかになった悪役の動機だ。
「そんなことで?」というくだらないものではあるのだが、しかしアイドル好きであればあるほど、彼を責められなくなる。一生懸命作ったうちわを推しに見向きもされなかったら誰だって悲しい。子供っぽくて身勝手で、でも共感せずにはいられない、この動機付けはただただ素晴らしいと思った。
あ、デイブレもありがとうございます。
●主要キャラが殺されそうになってる
アイドルの1人が、怖い人複数に押さえつけられてお酒たくさん飲まされて泥酔状態にされてベランダから突き落とされようとしています。
多分助かる(というか助からなかったら伝説になっていい)でしょうが、ここで次回配信に続く…なので助かるかは来月にならないとわかりません。ふざけんじゃねぇ(ただの本音)
とうの昔にアイナナ(※3部)はアイドルゲーじゃねぇ夢も希望もない昼ドラゲーだと割り切ってる人間なんで、まあ殺人未遂自体はギリギリまだ許せる範疇…と書こうとしたがやっぱ無理!! なんでアイドルが殺されかけるとこ見なきゃいけないんだ!?
ともあれ、やばいと思ったのは殺人未遂自体ではなく、その手口。やるならやるでもう少し馬鹿馬鹿しいというか、ベタな漫画みたいな手口にして欲しかった。全年齢のゲームで、こんな現実社会で使われててもおかしくない嫌にリアルな手口見せないで欲しい。
私は彼が推しというわけではないんですが、それでもシナリオの都合でこんなアングラな手段で痛めつけられる彼を見るとすごく胸が痛いです。助かっても普通にトラウマもんだろこんなの。これを推しがやられてたら流石にアンインストールしてたと思う。
しかし彼の場合、キャラのスタンスは崩れていないというか、性格や理念はぶれていないのでまだましだと思う。
キャラの1人は、よくわからんうちにトラウマスイッチさくっと押された結果、2次元の世界から帰ってこれなくなってカウンセリング(割とガチ)を受けていました。
もう発言が現実世界の患者そのもので全く笑えない。3部初期の大和はいかにもフィクション的病み(中二とも言う)だったのでまだ受け入れやすかったのだが、こっちはリアル患者感が全面的に押し出されてるのが無理。というかいつから大和はカウンセリングのプロになったんだよ?! 「相手の妄想を否定せず受け入れ、かつその妄想に乗っかって自分の意見も伝える」ってかなりの高等技術じゃないか!? というかそういうことされると余計に患者感増すからやめてもらえる!?
●一部と比べてみんなキャラがひどい
とりあえず今回無理!と思ったのは、七瀬さんを掌握する気満々の一織。
いや陸はお前のものじゃねぇよ?? というか君の仕事は陸を操って最高のアイドルにすることじゃないから。君だってアイドルグループの一員だから。陸さんに拘う暇があったら自分を磨いてほしいよ君のファンだっているんだろう?? というか他のメンバーのことはどうでもいいの??
今の彼がヤバイ状態だ、というのはストーリー内で示唆されてるんで、まあ敢えてこんな書き方をしてるんでしょうが、正直一部のときの一織くんを返して欲しい。
可愛いもの好きだけど隠してクールぶってて、でも隠しきれずにぽろっと出ちゃう詰めの甘いところがあって、ミューフェスではメンバーに気を配りすぎるあまりじぶんが失敗してしまって落ち込んでしまう脆い部分もあるけれど、いつも冷静な視点からアイナナを支えてくれる、そんなアイナナメンバーの一員として輝いていた一織くんはどこにいってしまったんだろう。
一織くんだけじゃない。3部に入ってからのキャラクターたちは、みていられない。
壮五に会場確保をさせるため、親と和解させようとする龍ノ介の、「壮五のために言ってるんだ」という口ぶりが嫌だった。自分たちの都合のために壮五を利用するだけでなく、いかにも綺麗な言葉で壮五を操ろうとするのが我慢ならなかった。
壮五からお金を受け取るときの、トリガーの態度はあまりに軽すぎないか? 他事務所後輩に金の工面に会場確保までさせておいて頭の1つも下げられないの?
時には納得できない事務所のやり方に従いながら、それでも自分の理念を持って堂々と仕事をしていた一部のときのトリガーだったら、果たしてこんなことをするだろうか?
一部には出てないがリヴァーレの危機管理能力のなさもやばい。一流アイドルならほいほい一人でうろうろして危険に巻き込まれないで欲しい。自分になにかあったときに周りがどれだけの損害を被るかわかってやってんだろうか。
シナリオのせいで、好きだったキャラたちがどんどんおかしくなって、理解できないいきものに成り下がっていくのが、ただただ悲しい。
私の推しは複数いるのだが、幸いまだ誰も、百やナギや一織が受けたような致命傷は受けていない。
が、このままだと、いつ推しが、彼らと同じように、シナリオに踊らされ悲惨な状況に陥るかわからない。
そう思うと怖いし、一部の素晴らしさを自ら壊していく公式に、怒りしか湧かない。
ちょうど今は、アニメで一部の内容をやっている。
改めて見てみると、ご都合主義だなあ、とか、無理矢理な展開だなあ、と思うところもあるけれど、アイナナメンバーが一生懸命仕事をしていたり、交流を深めていく姿を見ていると、やはり一部はよかったなあ、と思う。
一部の彼らは、アイドルになる、という目標に向かって、キラキラしていた。
でも、三部の彼らは、どこに向かっているのか、どうなりたいのか、さっぱりわからない。公式が彼らをどうしていきたいのかも、全く見えてこない。
また落ち着いたら考えが変わるかもしれないが、いまはしばらく、アイナナから離れたいと思っている。
公式にはただただ、あなたたちが作り上げたキャラクターたちを、彼らの理念や優しさや強さを、大切にしてくれることを願いたい。