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はてなキーワード: 溶媒とは

2024-08-26

アセトン✖️唐揚げ

唐揚げ有機溶媒に入れると、衣が溶けて肉だけになるってお兄ちゃんが言うんですけど、嘘ですよね?やったことある人いますか?

2024-02-14

エチレングリコール幼児誤飲可能性について解説する

浅草にて4歳児を毒殺した疑いで親が逮捕されたというニュースが入ってきた。原因物質向精神薬のオランザピンとエチレングリコールだという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4c24987b00e6f7158af489f1cb7a7747f3033e52

らくだが死因はエチレングリコールの飲用の方だと思われる。

 

このエチレングリコール自衛隊車両整備所で部下に飲ませて中毒入院というニュースも何度か耳にした事がある人も多いかと思う。これに対してイジメだ!と批判が湧くが、実はそうとも言い切れない。

また、エチレングリコール幼児誤飲やす危険な罠があるのである

という訳で、自動車機械整備などに縁のない人にはよく分からない物質エチレングリコールについてちょっとだけ解説するよ。

因みに結構身近にあるもので、あなたキッチンにもあるかもしれないので、幼児がいる家では意識してそれらを幼児の手が届く所から排除しないといけない。

 

エチレングリコールは赤玉パンチの味

自動車エンジン冷却水は鉄むき出しの冷却水通路を通すからただの水は使えない。

更に水だと冬に零度以下になった時に凍ってしまう。水は凍ると体積が膨張するから鋳鉄で出来たエンジン割れしまう。

そこで氷結温度を下げる為にアルコールを入れる。昔はグリセリンが使われたが、現在専ら使われるのはエチレングリコールだ。自動車メーカーはLLC(ロングライフクーラント原液使用油脂指定していてそれを水で割ってラジエーターに入れる。

 

でだね、このエチレングリコール、甘いのだ。ネット化学の本だと「甘い」だけ書いてあるが、実際に舐めてみると、赤玉パンチサングリアのような葡萄系のフルーティな味がするんである

因みに赤玉パンチは味付けした赤ワインで、昭和初期に赤ワインの渋みとか複雑な豊潤さは受け入れられないだろう、という事でフルーティに味付けして販売したものである昭和末期~平成初期で日本人洋食関係の好みは変わり、バブル以前の洋食というのは甘かったのである

 

あともう一つネットにも本にも書いてないのは、整備工場などではこの「甘くてフルーティ」を体験させるというのが半ば儀式化してるのだ。先輩が新人に「舐めてみな、甘いワインみたいだろ」とやるのだ。もうこれは必ずと言っていい程やる。

そして毒なのだが指先で舐めるぐらいではどうという事にもならない。

故に、陸自の整備所で中毒事件とかの事件群は、虐めじゃなくて先輩や教官がアホウであった可能性が高い。

普通舐めるだけなのに飲むと言えるくらいまで(10cc以上とか)飲ましたんだろなというのが想像できるのだ。

 

エチレングリコールの毒性

実はエチレングリコール自体には毒性はない。皮膚についても大丈夫だ。

だが飲んでしまうと肝臓の働きに拠って毒になる。肝臓アルコールと似た物質なので同じ手順で分解してアセトアルデヒド酢酸を作っているつもりだが、分子構造が違うので猛毒シュウ酸が生成されてしまう。

シュウ酸は体内のあちこち破壊するが、一番ダメージを受けるのは腎臓で、シュウ酸結晶シュウ酸カルシウム)が腎臓細胞を詰まらす&破壊してしまう。これは後に慢性腎障害として後遺症となるが、腎臓機能が停止すれば当然尿毒症になるから急性症状としても危ない。

とにかくエチレングリコールを飲んでしまったら急いで病院に行かねばならん。

 

治療アルコール静注で肝臓飽和攻撃

飲んでしまった患者治療にはホメピゾールという薬品があって、これはアルコールホルムアルデヒド触媒酵素を阻害する物質だ。肝臓アルコールホルムアルデヒドのつもりでエチレングリコールシュウ酸をやってるからシュウ酸の生成も阻害されて止まる。

 

でもこの薬が無い場合や軽度な場合アルコール静脈注射が行われる。これは肝臓への飽和攻撃だ。

いや、なんで飽和攻撃と言うかというと増田レトロゲーマーアタリマニアなんでミサイルコマンド説明したくなる為だ。ミサイルが一度に大量に来ると迎撃が間に合わなくて殆ど撃ち漏らしてしまう。

これと同じでアルコール静注だと消化器を通らないのでアルコール濃度が一気に上がって肝臓は分解処理が飽和してしまう。サチってしまう訳だ。

この時にエチレングリコールの分解→シュウ酸も行われているがその割合は少なくなる。

一方で腎臓は余計なアルコールジャンジャン捨ててるので、肝臓をサチらせてその間、腎臓頑張ってくれ!という方法だ。

って事でエチレングリコールを少量飲んだ患者はベロベロに酔わされるという目に合う。

 

身近なエチレングリコール

ここまで聞いて、エチレングリコール中毒は整備工場殺人犯絡みで、普通生活には関係が無い、と思った?ところが家の中には至る所にエチレングリコールがあるんだな。

 

氷枕

夏に使うだろう、氷枕、最近のものは密閉されたビニルパッケージに入っていて、冷凍庫で冷やしてもカチカチに凍らないので使い勝手がいい。

そのカチカチに凍らないのが問題だ。コレにはエチレングリコールが使われているのであるエチレングリコールと水を混ぜた溶液を高分子吸収体(おむつとか匂いビーズとかのあれ)に吸わせてある。パッケージが破れると中身がしみ出すが、それはエチレングリコールだ。

 

保冷剤

ケーキとか、冷凍宅急便かに使われる保冷剤。あの保冷剤で凍らしても柔らかいままのものエチレングリコール入りだ。モノを冷やすのに便利なので捨てずに取ってある人もいるかもしれないが、幼児ペットがいる家では止めた方がいい。事故のもとだ。

 

他にも「氷点下に冷やしても凍らないもの」にはエチレングリコールが入っていると思った方がいい。

更に重要なのが、「舐めるとフルーティで甘い」という点だ。幼児ペットが好んでしまうのだ。

 

なんでそんな危ないもんをワザワザ使ってるんだ!

と言いたくなるかもしれない。でもエチレングリコール工業会ではかなりポピュラー物質なのだ

まず使用量が大変多いPET樹脂の原料だ。PETの原料という事はフリース線維の原料でもある(フリースは廃PETからも作れる)。

更に水性塗料溶媒とか化粧品のつなぎとか、用途が大変多い中間材料なので大量に作られ、それ故安い。使い捨ての保冷剤にぴったりだ。電子デバイス界でのCMOSARMみたいなものだ。

厄介なのがクール宅急便用の冷却材なんかは食品関係法律が影響されない。それはたんに輸送用の風袋だから

 

なので、今回の事件でもエチレングリコールを与えられた子供は美味しくて喜んで飲んでしまったのではないか想像する。その後は尿毒症でとても苦しい死に方だったのでは。

それから製品のなめし(変性処理)にはお茶にも含まれタンニン酸とクロム酸を使い事が多いが、エチレングリコール酸も使われる。今回の事件の親は皮革商だったとのことなので自動車LLCじゃなくて商売道具可能性もある。

 

という訳で、自衛隊の整備所とか殺人事件とかで耳にするので危ないが遠い場所にあるモノという感じがするが、身近な場所にあるのでちゃん理解して管理しないと危ないよという事だ。甘い液体で更にフルーティなんだよ。更に高分子吸収体に吸われた状態なら、それはフルーツグミと変わりはない。子供は喜んで食べたり吸ったりしちゃうよ。

 

因みに魚毒性が高いので下水に流すのは厳禁。埋設処分となる燃えないゴミに出すのも良くない。アルコール燃えるので燃えゴミに出して下さい。

2023-11-23

anond:20231123153825

ワイは興味のある化学系の大学にいって、研究室溶媒匂いで、あ・・これ自分にはダメなやつだって悟って、

大学では化学勉強しつつ、独学でコンピュータ関係を学んで、コンピュータ関係仕事についたわ。

大学の同期や後輩はみんな、大手化学企業就職したり、大学教授なんかになっていったけど、

自分大学で学んだ6年間の知識は、その後の人生に全く役に立ってないw

2023-08-10

LK-99 にかこつけて物質探索としての機械学習

増田マテリアルインフォマティクス超伝導専門家ではないんだけど。

雲行きがあやしくなってきか

専門家からすると、常温ながら高圧下で超伝導存在ですら怪しいのに、高圧ですらない報告は眉につばも付けたくなるだろう。(LK-99は本当に常温常圧超伝導を達成しているのか - 理系のための備忘録)

Cu_2S の一次転移を常温超伝導と見間違えたのでは?との報告が上がっている。(https://twitter.com/tjmlab/status/1689076343114493957])

機械学習物質探索

LK-99に関連して、常温超伝導を示す物質機械学習を使って見つけられないのかという疑問をはてなブックマークTwitterなどで見かけた。

端的に述べると、機械学習を用いた物質探索は既に広く行われているが、今回のような未知の性質を有する物質の探索には不向きである

物質探索で機械学習が注目されるようになったのも最近のことだ。

2019年には選択性の高い触媒機械学習予測する研究がScience誌に投稿されている。(高選択的な不斉触媒系を機械学習で予測する | Chem-Station (ケムステ))

物質の探索の他にも、生データ帰属やそこから得られたデータ同士の解析などにも機械学習が用いられている。

暗黒大陸が広がっていた

機械学習によって、経験によると勘とマンパワーと一握りの運で支えられていた「予測→合成→測定→解析」のサイクルを早められるようになった。

その一方で、より広大な未踏の探索領域存在し、さらなるマンパワー必要であることが明確化された。

HUNTER×HUNTER暗黒大陸が明かされた状況に似ている。


機械学習暗黒大陸の道案内役になりうるが、より効率的な探索のために実験や測定の自動化必要となり、そのような研究も始められている。

予測した物質を合成できるか

機械学習が様々な物質予測しても、その合成できるかは別問題だ。これは機械学習に限った話ではない。

理論的にすばらしい性質が予想された物質であっても、技術的に合成できない、合成できても予想された性質を示さないことは科学世界ではあるあるだ。

原因は様々である解決のためには、技術進歩ブレイクスルー必要となるし、そもそも予想が間違っている可能だってある。

たとえば、2000年ノーベル化学賞を受賞したポリアセチレンは、古くから量子化学的に導電性を持つだろうと予想されていたが、合成する方法がなかった。

1958年にナッタらが開発した触媒によって初めて合成されるが、粉末しか得られず電気特性を測定することができなかった。得られた粉末は溶媒にも溶けず熱で溶融もしないためフィルムにできなかったのである

その後の1967年白川らがフィルム化に成功金属光沢を示すもののほぼ絶縁体であった。電気を流すにはドーピングという更なるブレイクスルー必要だった。

超伝導やばい

機械学習は、目的とする性質を持った物質を探索することは可能だが、全く新しい性質を示す物質予測には向いていない。

過去の結果から高い転移温度を有する物質類推可能だが、これまでの超伝導とはメカニズムが異なるであろう常温超伝導を示す物質を予想することはできない。せいぜい異常な振る舞いを予測するくらいだ。

超伝導の恐ろしいところは2000年以降も様々な性質が予想され発見されていることだ。

例えば、ワイル金属1937年予想、2016年発見)、トポロジカル絶縁体2005年提唱2007年確認)、ネマティック超伝導2016年発見)などなど。

全く新しいメカニズムによる性質に関するデータが無い以上、このような性質を示す物質機械学習で探索するのは無謀だ。

もちろん、既存データをよくよく洗い出してみると、新しいメカニズムで上手く説明できるケースもあるが、それを機械学習へ利用するには・・・・・・。

最後

というわけで、常温超伝導を示す物質機械学習で探すのは得策ではない。

2023-04-23

有名なのに誰も知らないスコヴィル値

スコヴィル値とは辛さの単位である

食べ物の辛さは含まれカプサイシンという物質の量に左右されるが、スコヴィル値はこのカプサイシンの量を表す。

最近激辛ブームや、クイズブームマイナー専門用語がフィーチャーされることも多くなったので、聞いたことある人は多いと思う。

ではこのスコヴィル値はどのように決まっているのか気になった人はどれくらいいるだろう。

たとえば「この唐辛子スコヴィル値100万!」とか言われても、何が100万なの?と思わないだろうか。

100人中99人は思わないだろうが、増田のような定義オタク専門用語定義が気になって仕方ないので調べてみた。

Wikipediaより:開発当初は、トウガラシエキスの溶解物を複数(通常は5人)の被験者が辛味を感じなくなるまで砂糖水に溶かし、その倍率をスコヴィル値としていた。この測定方法では、カプサイシンほとんど含まないピーマンスコヴィル値は 0 とされ、一方、ハバネロスコヴィル値は 30 万とされた。

これは最初定義である。今ではもっと定量的分析できるようだ。

が、具体的な定義日本語版ウィキペディア日本サイトには書いてないため、英語版論文を参考にした。

方法

1. どのご家庭にもあるHPLC高速液体クロマトグラフィー物質の中の化合物を測れる)を用意する

2. 図りたい唐辛子乾燥させてアセトニトリル(どのご家庭にもある有機溶媒)に溶かす

3. カプサイシン+ジヒドロカプサイシンの量をHPLCで測る。純粋カプサイシンも標準として測る。

4. キログラムあたりのカプサイシンミリグラムを出してppmHとする。

5. ppmHを15(なぜか16という話もある)倍するとスコヴィル値SHU)が出る

まり1万スコヴィルは666ppmH(1kg中に666mgのカプサイシン)、純粋カプサイシンは1500万スコヴィルということだ。

世界一辛いグミLil' Nitro」は900万らしいので、半分はカプサイシンである。本当か?

それにしても、各唐辛子農家デスソース販売者ちゃんスコヴィル値を出しているとは思えないので、結構みんな適当自称しているようである

ではこのドラゴンボールみたいなスコヴィル値インフレ純粋カプサイシン=1500万が最高値かというと、そうではない。

レシニフェラトキシンというカプサイシンアナログ構造が似ている物質のこと)は160億スコヴィルらしい。

上記計算式では出せない(カプサイシン理論上最高値)はずだから、人が舐めて調べたのだろうか…。

2022-12-05

全く結果が出ない研究テーマに囚われてて終わってる

修士学生

有機化学系の研究で、この化合物にこの試薬を加えたらこういう化合物ができそう、最終的にこの試薬でこういう骨格が作れたらいいよね、っていう研究

ただ全くポジティブな結果が確認されてない

もう夏休み前には結果出なそうってのを確定するべきだったのに12月までずるずるなんか構ったりしている(溶媒かえたり、温度変えたり、原料合成しなおしたり)

本当に目標化合物はできてないのに

自分の頭がおかしくなっている自覚はある

つのこと結果が全く出ていないし全くやる価値のないことだっていうのは客観的に見ても明らかだ だって何一つデータが出ていないからでもどうしたらいいのかわからない

ずっとこの反応に囚われている

Asd持ってるんだけどその特性かもしれない

一度この研究に関連する成功体験があった

でもそれは何か新しいことを見つけたんじゃなく、単に再結晶行ったか論文通りの結果が再現できたってだけのこと

でもそれまでろくな成功体験がなかったからかなりの喜びが刻み込まれしまって自分が考えたテーマ(それでも先輩のテーマの基質を拡大しようとしてるだけ)に固執してしまうことに

それを捨てた後に何をすればいいのかわからないってこともある

指導教員からは退学した先輩のテーマをやったらって言われてて基質検討を少しやってるけど、そのテーマだってもう反応機構も基質だって大体検討し終わってて修論なんかには到底なりそうもない

就活もこれからしなきゃならないのに

もうどうしたらいいんだろう

から新しいテーマなんて思いつけないし、知識もない、こんな状況にあるのもお察しの通り頭が硬いし、成績は最悪

パッと退学したら全ての悩みから解放されそうだけどそのあとはまあ地獄(学歴もないし発達障害あるし不器用)

八方塞がりすぎる、テーマさえ間違わなければこんなことにならなかったのか?

自分の将来ずっとこんな感じになりそうだ……

本当は美術が好きだった

2022-11-09

anond:20221108191703

化学の人がきたやで

浸透圧は水の移動のみに関わるため、当然だがうまみ成分(核酸アミノ酸)を留める働きなどはしない。

これはまあそうなんだけど、逆に浸透圧で煮ている最中に「外に水が出てい」ったり蒸気圧や油脂の溶解もあって細胞壁に大き目の穴が開く

その蒸気が冷えることでスポイトみたいに吸うわな←これを逆浸透圧とかいって固定用語つくったればいいんちゃう

圧力鍋で炊く芋やら手羽先めっちゃ中まで加熱されててうめえよ

あとはマジ余談なんだけど

水に食塩など様々な物質が溶け込むと、相対的に「水の濃度」が低くなる

水は濃度が高い(他の物質が溶けてない)方から濃度の低い(いろんな物質が多く溶けている)方へと移動する

この現象が浸透で、このときの水の移動する圧力浸透圧

・水に、だけでなく親水性溶媒だのなんなら液体窒素とかでも起こってる可能性あるやで

・様々な物質なんや大事なのはイオン濃度や

anond:20221108191703

根本的に何か勘違いしていないかい?

水に食塩など様々な物質が溶け込むと、相対的に「水の濃度」が低くなる

違う。溶質が溶け込むと溶液の濃度は高くなる。当たり前だろ?

水は濃度が高い(他の物質が溶けてない)方から濃度の低い(いろんな物質が多く溶けている)方へと移動する

違う。溶媒(水)は濃度の低い(他の物質が溶けてない)方から高い(いろんな物質が多く溶けている)方へ移動する。濃度が一定になるように。これが浸透圧が起こる理由

2022-11-08

追記2つあり】みんな浸透圧を雑に語りすぎ

科学的な(ふりをしている)料理レシピでよくある「浸透圧によってうまみが抜けない」「浸透圧によって肉汁が抜けない」など

謎の誤った浸透圧信仰が気になるので指摘したくなった

ていうかはてな理系エンジニアが多いんだから高校化学学習する浸透圧くらいちゃんと指摘・訂正してくれよと思った

浸透圧は半透膜(多くの場合細胞膜)を挟んだ「溶媒分子の移動に伴って生じる圧力のこと

あらゆる物質は濃度勾配に従って濃度が高い方から低い方へと移動する

この移動に際して小さい分子のみを通す穴の空いた膜が挟まると、小さい分子のみが移動できる状態になる

この小さい分子代表が水

細胞膜は(厳密には違うが)水のみを受動的に通す膜と考えていい

水に食塩など様々な物質が溶け込むと、相対的に「水の濃度」が低くなる

水は濃度が高い(他の物質が溶けてない)方から濃度の低い(いろんな物質が多く溶けている)方へと移動する

この現象が浸透で、このときの水の移動する圧力浸透圧

浸透圧は水の移動のみに関わるため、当然だがうまみ成分(核酸アミノ酸)を留める働きなどはしない。

細胞膜を通り抜けられるものは通り抜けていくし、通り抜けられないものはその場にとどまるだけ。

肉汁定義不明なのでここでは論じない

では肉や魚を食塩水に漬けることによるメリットは何かというと、

真水に漬けるのとに比べて肉に余計な水が浸透せず、水っぽくならないということになる。

肉に水が染み込むと相対的うまみが薄まり、食感も悪くなる。

これを防ぎつつ、細菌の働きで表面に生じた臭み成分などを塩水中に溶かし出すことで旨い肉を作る。

(もう一つ、水溶性タンパクを溶かし出して熱変性による硬化を防ぐというのもある。ブライニング処理という。)

また、高張液に肉などを浸すと逆に内部の水分が流出し、うまみを含む成分が濃縮される。

(やり過ぎると水分が抜けすぎてしわしわになり食感が損なわれる。漬物想像するといい。)



以下は補足だが、昆布出汁が海の中で出ないのはなぜかというと

そもそも生きている昆布うまみ成分を多く持っていない。あれは天日で干す過程で死んだ昆布の中で作られるためだ。

当たり前だが浸透圧は一切関係ない。生の昆布を真水につけてもうまみは出ない。




追記

伸びると思ってなくてビビった

化学ポテンシャルについて

サイエンスコミュニケーションとしてはこの辺(高校化学)が限界かと思ったよごめんね

間違っているとだけ言った人はぜひ参考書籍などを書いていってくれ頼んだぞ

昆布のダシは細胞膜破壊によるもの

はい、ごめんなさい私の間違いでした。

うまみ成分(アミノ酸核酸)は生体に必須物質なので基本的には膜内へ能動的に輸送しているので

細胞膜健全に保たれているうちは外においそれと出てくるものではないってことね

浸透圧による細胞膜破壊(osmolysis)を防ぐ働き

これは言及しようか迷ったが「うまみが逃げる」という文章細胞破壊にまで言及してると読み取れなかったか元増田では省いた。

同様のことは冷凍解凍プロセスでも起こっていて、食材が水っぽくなる現象の一部はこれによるもの

ただ、例のレシピ程度の時間(室温から茹でて沸騰するまで)の時間でそこまで破壊が内部まで進行するか疑問ではある。表面のごく一部だけではなかろうか。

ついでに、3%の食塩水は細胞内に比べてかなり高張で(生理食塩水が1%弱)

「水の出入りを無くす」というより「水を抜く」方へ作用する濃度になっている。

これ料理的には塩味をつけることへの貢献のほうが大きいと思う。

焼き魚を同様に食塩水で味付けすると全体に均一に塩味が入ってうまいという調理法があるので、それの応用ではなかろうか。

追記2】

・「浸透圧はそうじゃない」指摘について

これは私の書き方が誤りでした。

上で私が言ってる浸透圧は正確には「2つの浸透圧の異なる溶液が半透膜を介して接したときに生じる溶媒の移動に伴う圧力」ということね?

溶液それぞれに浸透圧という値があるわけで(これがポテンシャルということかな)、その差によって浸透現象が起こるということが正確に書けていなかった。

これは大チョンボですわ。はい反省します。

梅酒浸透圧について

時間差で氷砂糖が溶けて浸透圧変化であれこれっていう話に言及してるブクマがあるけど

あれも変だなと思うところがあるけど自分の中で解決できてないので言及しなかった

また今度増田に書くから有識者ツッコミが欲しい

2022-09-01

コロナワクチン接種者から未接種者へのシェディング(伝播)

接種者から「何か」が排出(shed)されている?

新型コロナワクチン接種者と接した時に限って、未接種者の身体に様々な悪影響・症状が出ることからワクチン接種直後から、しばらくの間、接種した人の体から、「何か」が排出(shed)されているのではないかという疑念が持ち上がっています

これは、シェディング(伝播)と呼ばれる現象で(暴露とも呼ばれています)、接種者の呼気や汗腺から放出された何らかの毒素(スパイクタンパク質酸化グラフェン有機溶媒など)を吸い込むことで、未接種者にも影響が及びます

2022-05-24

anond:20220524130721

南極海水温は、深さにもよりますマイナス3℃だそうです。当然純水ならば、マイナス3℃で氷になっているはずです。 しかし、南極の海は全部凍っていません。 海水は、水(溶媒)に塩化ナトリウム(別名 塩)や塩化マグネシウムなどが溶けているので、純水ではありません。

ってぐーぎゅる先生がいってた

2022-02-23

しにたい修論が終わらない

しにたい

もう退学したいし内定も辞退したっていいしもう何もしたくない

化合物データ収集が終わらないか修論が終わらないよ

化学系は合成した新規化合物の各種データ卒業前に揃える必要がある。きれいな1H NMRを測定するのが化合物によっては鬼門でちっとも終わらない)

もう頑張りたくない

もうデータ収集が終わった学生は来週から来なくていいんだよ

私は全然終わっていないか3月も来なくちゃいけないの

今日休日出勤して回収したデータは、13CはOKだけど1Hは溶媒が飛んでいないからもう一回かな

ずっと鬱で、正直11月くらいからずっと鬱で、抗うつ剤エビリファイ毎日飲んでいるんだけど、本当に毎日しんどい最近薬が効いている気がしない。毎日泣いている。

もう飛び降りてよくない?

修論発表も無事終わって、修士論文もあとは細かい修正だけで(まあ面倒くさいんだけど)、あとはちっとも終わっていない化合物データ収集だけで、

ここ2ヶ月で30個近く集めた。きれいになっていないやつも数個あるけど。

そんなにハイペースにしゃかりきにやったわけではないけどさ、鬱な中よくやったとは思うんだわ。私としては鬱な中修論も書きながらそれなりに頑張ってデータを集めたつもりなわけ。

それでいらんと思っていたデータが18個プラスされてさ、しかも「なんで集めていないんですか(意訳)」みたいなことを言われるしさ、もういやだ

もう頑張りたくない

分かっているの私がよわっちい甘ちゃんだということは

先生別に間違ったことは言っていなくて、仕事ができずトロくさい癖に文句しか言わない私が悪いということは

もう退学したい

もう修論発表も終わって修論もほぼ書いて、十分じゃない?もう十分だよ。

もう疲れたよ。

ぎりぎりの綱渡りで低空飛行でここ半年生きてきたんだよ。もういやだ。投げ出したい。

退学したい

死にたい

死にたい

助けて

もういやだ

もう研究なんかしたくない

化合物データ収集ってつまらない上にうまくいかない。

たった2ヶ月しかやっていないけどもう心が折れている。無理。

結果に一喜一憂してしまタイプの私はそもそも研究に向いていないんだ。

それでも研究を進めるのはさ、プログレスレポートが分厚くなるということをモチベーションに頑張れるしさ、うまくいかなくても、うまくいかなかったという結果が得られるから、それは面白いんですよ。

化合物データ収集って本当に不毛作業で、本当にしんどい。うまくいかないし

一発で1H NMR取れるような化合物はしんどくないんだよなぁ。やってもやってもきれいにならなかったり溶媒が残ったりする化合物しんどい

でもまあみんなやってきている訳でなぁ

私はラボの腐ったミカンだしなぁ。いなくなった方がラボのためではないか

しんどい

もういやだ

いやだ

なにもしたくない

修論修正をやりたくない

しんどい

しにたい

ああ死にたい

もういやだ

しにたい

しにたい

なにもしたくない

寒い

寒いよこの部屋

さむい

しにたいしにたい

もういやだ

孤独

頑張りたくない

もう無理

しんどい仕事文句も言わず遂行するのって難しいんだな。

文句しか言っていないわ。

ああああ本当にしんどい

死にたい

どうして

しにたい

本当にしにたい

死にたくて仕方ない

逃げ出したい

明日修論提出だから今日修正しなくちゃ

おなかすいた

コンビニ行こ

ああさむい

しんどい

なにもしたくない

2022-02-11

修論終わんないもうやだ退学したい

正確に言うと化合物データ収集が終わらないからもうやだ退学したい

専門用語ゴリゴリに使って、事情あんまり説明せずに書くね。有機合成専攻だよ。愚痴だよ。

身バレしないよね。大丈夫だよね。きっと日本自分と同じような人は今現在沢山いるよね

修士論文本文自体は大体書いた。冬休み会社研修用のビデオ視聴と勉強で潰れたので(この愚痴も後述したい)、1月から2月前半にかけての2-3週間で、毎日朝2時間早く来て修論を書いて、土日にも一日中書いて、コアタイム中も化合物データゆっくり集めつつ16-20時くらいは「ごめんなさい」と思いながらひたすら修論を書いて、ようやっと大体仕上がった。本文約100ページ、実験項約60ページ、NMR約30ページ。

あとは抜けているところの修正体裁を整えるだけだ。まあ自分はそういうの苦手なので心配なのだけど。

修論発表は来週だが、まあ問題ないだろう。もう修論発表対策はほぼしないと決めた。前日にもう一回暗唱とレーザーポインター練習をすれば十分だろう。前日の17から2-3時間練習時間を取れば十分かな。

修士論文には、本文のほかに化合物データを添付する必要がある。私のテーマはうまくいってしまたから、学術論文用にきれいなNMRデータやその他分析データを用意する必要がある。(うまくいかなかったテーマ研究室内部データ用だと適当化合物データで許される)これが全然終わらない(本愚痴趣旨)。

うまくいったテーマのだけでも、数えたら30個くらい化合物データがあって、私化合物データなんて集めた経験が無い中、急に12月くらいから「論文用にデータを集めてください」と言われ、普通に研究も進めながらデータ収集を行い、1月末にもう3つくらい新しい化合物を作って、先生もっと進めろとおっしゃったが、いやいや無理ですと心の中で反発してこっそり研究の進捗自体は終わらせた。

化合物データ収集って思ったよりうまくいかないし、こんな後始末みたいなのでうまくいかないと徒労感がすごいし、私研究向いてないっすわ、改めて思う。もしこの作業研究室入ってすぐのB4の時にひたすらやらされたら病むわ。研究の楽しさを知らずに病んでしまう。

化合物データの何がしんどいって、本当にきれいにしなくちゃいけないんですね。溶媒含む不純物が3%以下が目安と言われております化合物によってはこれが非常に難しい。特に

・量が少ない

最後の方のステップで、量が10mg未満とかしかないやつ。特にNMRチューブ溶媒コンタミ(混入)を受けやすいのが本当にしんどい。

・溶解性が悪い

溶解性が悪いと必然的に少しの量しかとかせないので、上記と同じ問題が発生する。あとこういうのは大体溶けないから精製もしんどい

アモルファス

溶媒が飛ばない

金属錯体

精製がしんどい。あと往々にして溶解性が悪い。

この辺がめちゃくちゃしんどい

私あといくつデータを集めなければならないんだ?

溶媒が飛ばない大事な最終生成物(アモルファス)が3つ。正直NMR溶媒コンタミだと思っている。

これが本当に病む原因。もう無理。やりたくない。もうやだ。もうやだ。やむ。投げ出したい。

正直溶媒を飛ばせばOKで諦めて提出しようかな。そうすれば終わりが見える。

・精製しなければならない大事な最終生成物(アモルファス)が一つ。カラムしてGPCして、丸一日あれば終わるだろう。

・精製しなければならないその他化合物が2つ。一つは今日精製していて、もう一つもいつかやらねば。

・合成しなければならないのが1つ。不安定なのできれいなデータが取れるか非常に心配化合物

・あとなんだかきれいに合成できなくなってどうしようか困っている金属錯体が一つ。これほんまどうしよ。クロロホルムでろ過してみるか、、、

こんなもんか?目標2月中、最悪3/12、本当に最悪3月中に揃えればいい。終わるかな、、、


べらべら語った。

今日はせっせと休日出勤してovernightでカーボンを取って、これが思いっき溶媒が入っていてやり直しだということが分かって激激なえなえ

あと一つ精製してもう疲れたから帰る。3時には帰る。そして寝る。

お昼にはマックを食べる。ずっと食べたかったポテトLサイズで買ってやる

疲れた。単純に忙しいのと、プレッシャーと、プレッシャーとにつかれた。

困難で社会人なんてやっていけるのだろうか。

疲れた休みが欲しい。

2022-01-27

ドアんところにあるアルコール消毒液を

15秒もすり込んでる人みたことない

自分は家にある殺菌ハンドソープ泡ので

15秒は手洗いしてる

ウィルスにせっけんはきかないかもしれないけど

丁寧に洗い流すとかなり減るのでは。

https://imgur.com/3T5z5ha

(手洗いの時間・回数による効果

色んな人がべたべた触ってるものなので洗えるものは洗って

拭いて冷蔵庫に入れてる。

細胞膜に由来するエンベロープがあるウイルスでは、エンベロープタンパク質細胞側のレセプターに結合した後、ウイルスエンベロープ細胞膜とが膜融合を起こすことで、エンベロープ内部に包まれていたウイルス遺伝子タンパク質細胞内に送り込む仕組みのものが多くなっています

エンベロープはその大部分が脂質から成るためエタノール有機溶媒、石けんなどの界面活性剤で破壊できますこのため、一般エンベロープを持つウイルスは、消毒用アルコールでの不活化が、エンベロープを持たないウイルスに比べると容易となっています。このエンベロープ破壊性が、コロナウイルス環境表面での除染の主要な科学作用機序です(ref.2)。

https://www.kao.com/jp/hygiene-science/expert/new-coronavirus-knowledge/enveloped-viruses/

こちらより(アンダーラインは私が勝手に引きました)

界面活性剤の入ってるせっけんで手を頑張って洗うのは、エンヴェロープ破壊できるので問題ないでしょう?。

かなり前に報道されてたよね?アルコール一択じゃない筈。

2022-01-22

anond:20220122104012

柔軟剤香りが衣類に残り続ける仕組みは企業秘密で詳細は分からないのですが、洗剤メーカー特許内容から推察すると、

(布)---(接着成分)-ウレタン結合-(香料)-ウレタン結合-(香料)

という構造形成し、体温や汗で徐々にウレタン結合が加水分解される際に、香料が放出される仕組みのようです。

これを効率よく落とす方法は分からないのですが、

1. ドライクリーニング有機溶媒で布から接着成分を落とす。

2. アルコール漬け置き。エタノールメタノールなどのアルコール溶剤で布から接着成分を落とす。

3. 塩素漂白剤漬け置き。塩素でウレタン結合を分解して香料を落とす。

4. クエン酸重曹での漬け置き。酸やアルカリでウレタン結合を分解して香料を落とす。

5. スチームアイロン。熱でウレタン結合を分解して香料を落とす。

等が候補になると思います

高価な服ならドライクリーニング

塩素漂白剤が使える服なら塩素漂白

それ以外の服なら、

ハイアルコールスプレーのような高濃度アルコール消毒剤と衣類をビニール袋に入れて

密封後、充分に揉みほぐしてから時間~数時間放置

その後、取り出して水で濯ぎ、絞ってから、通常通り洗濯する。

みたいな実験をしてみると良いかもしれません。

2022-01-21

anond:20220120131926

天然繊維、セルロースとポリアミド(ウールなどの毛とシルクタンパク)はOKってわかったんだから

あとはアクリル、ウレタンポリエステルを避けりゃいいじゃん

仕組みがわかってもしょうがないとおもうぞ

たぶん芳香環か複素環の仕業だと思うけどそれがわかっても

気軽にベンジン使うわけにゃいかんよ、発がん性あるからなぁhttps://www.sankyo-chem.com/wpsankyo/1544

下着まで毎度有機溶媒クリーニングじゃ破産するだろうし

おしゃれ着ワンピとかだけクリーニング屋に出せ

おわり

2022-01-17

anond:20220115041753

大学研究室に配属されて、溶媒臭いかいで、こりゃ研究者無理だわって思って。

   ・・・ ああ、工学部化学系の知り合い達が同じことを言ってたのを思い出したわい。

2022-01-15

anond:20220114133403

おっちゃんなんて、宮廷化学修士持ちだけど、卒業以来一度も化学には関わってないw。

勉強するのが好きで、ほとんどエスカレーター修士まで行っちゃったけどさ、

大学研究室に配属されて、溶媒臭いかいで、こりゃ研究者無理だわって思って。

それから、独学でプログラミング学んでウェブ関係会社就職した。

地頭が良いというは、それ自体立派な特技になるよ。

2021-10-10

風や土が「属性魔法」として扱われてるの流石に無理がねえか?

古代ギリシャ錬金術師だったかが四大属性として組み込んだからって調子に乗りすぎじゃね?

一度整理してみようか。

紛れもなく属性魔法だ。「熱的なエネルギーを生み出す」だろうと「燃焼物の塊を作り出して飛ばす」だろうと紛れもなくそれは「火」や「燃焼」という属性を伴う。

ファイアボールって何が燃えてるんだ?」ってのは王道の疑問だが、まあここは「マナに『空気と結合して燃え物体』としての性質を与えて飛ばしてる」あたりで手を打とうじゃないか

マナ』なんてもの存在しない世界だとしたら、魔法の杖の先に核となる金属の塊でもセットして発射する魔法にでもしとこうか。

ゲーム攻撃魔法として属性があるべきかっていうと、燃やすのが有効な奴とあんま効かなそうなやつに分かれるんだからアリだな。

単なる水素酸素の結合物が大きく出たもんだが、地球の表層を覆ってる量が凄いし人体も大部分はこれなんだから文句は言えねえな。

から水を生成するタイプ場合であっても水はまあ割と特徴が多い物質からそういう方向に誘導するのが無理な感じはあんまねえな。

これをぶつけることで特別ダメージが入るかって言われると……まあ溶媒王様みたいなもんだから効くやつには効くだろ。

ゆうて高威力場合は単なる物理攻撃と何が違うのか分かんねえや。

冷気属性だったら文句はまったくないんだがな。

エネルギーに影響を与えるタイプは強いねー本当。

基本的にただの物理だろ。

基本的に土の塊や岩の塊を生み出すタイプだ。

土壌をめっちゃ綺麗にするとか植物を生み出すとかはまあ魔法ぽいんだけどな。

振動系だったら固有の属性として扱ってもいいのか?

でもやっぱこれは物理だろー。

少なくとも土属性攻撃呪文に関しては物理じゃないのが少なすぎるぜ。

うんまあコイツが最大の問題児だ。

そもそも属性呪文なんてもの存在できるのかがまず疑問だ。

風をどうやって起こすのかなんだが、それが単にそういう運動エネルギー空気に与えているだけならこれはもうテレキネシスとかの一種なわけで属性かって言われると微妙過ぎる。

熱気や冷気の流れから産み出しているならそれは火と冷気の複合魔法に近いわけで、風属性として枠組みを作る必要があるのかが疑問だ。

そういや何かの作品かまいたちを飛ばす魔法といいつつ実際は中にワイヤーを仕込んでいたのがあったな。

まあつまり属性攻撃呪文は限りなく物理だってことだ。

まとめ

うーん……あえて言うなら「物理的な振動や衝撃を生み出す魔法」を風か土のどっちに当てはめていくのかが結論になりそうだなあ。

でもたまに「魔法だけど物理的な衝撃を飛ばしますので物理魔法です」みたいな概念が出てくる設定の作品があるんだが、そういうのだともう風魔法の居場所なんて無いよな。

究極を言えば「無から有を生み出す」「エネルギーを操る」の2つだけあれば魔法ってのは成立しちゃうからなあ。

そこにあえて属性を加えるなら物理的になにか単なる物理じゃない現象を産み出してくれないとなわけだが、岩を飛ばしますソニックブームを起こしますじゃあ違うんだよなあ……。

やっぱ無理だろ

2021-08-09

サラダ油の引火点なんか知るか(当方危険物免許甲種所持)

サラダ油燃えないことぐらい常識だろw

と言われていて焦った。

え、そうなんだ。知らなかった。

当方国立大博士課程修了、危険物取扱免許は甲種所持。ついでに薬剤師免許所持。

仕事でもさまざまな有機溶媒を取り扱っている。もちろんそいつらのおよその引火点は知ってるし(正確な数字は忘れたが)、引火の原理とか引火点と発火点の違いも分かってる。

でもサラダ油の引火点なんかピンポイントで知るかよ。まあ料理に使うものだし、当然ガソリンみたいに引火しやすくはないだろう、ぐらいは想像はつくが、即答はできん。

知らんし。普段使わんし。放火したことないし。

ほんとに常識なの?ミステリーとか読んでれば分かるのか?

てか、蒸気に引火はせずとも油本体に火をつければ燃えるのでは?

そもそも火とは何か?

とか色々考え始めて、ネットで調べまくって小一時間ぶれるはめに。

話が脱線したけど、言いたかったのは、専門家だってこんなもんだということ。

私のようないい加減な奴ですら、試験に受かれば免許は取れる。適当実験してたって、(教授次第だが)博士だってとれちゃう

自分仕事範囲さえ最低限知ってれば何とかなっちゃうもんなんだよ。

から私は、専門家のことを信じられない。

もちろん博識で頼りがいのある方々はたくさんいる。でも、私レベルのエセ専門家がいっぱい紛れ込んでるのも事実

テレビSNSで自信満々に語ってる人たちが不思議。よくそんなに堂々と答えられるな?

私だったら「えっと多分こうだけど断言できないのでちゃんと調べてから回答します……」のオンパレードになる。てか調べたってハッキリした解が得られるとも限らんし。

サラダ油の引火点ぐらいハッキリと事実が分かってることならいいけど、コロナ関連とかわからんことも多いし、断言できることは少ないはず。

こうである可能性が高い、こうした方がいいのでは……と冷静に議論重ねればいいのに、いちいち相手を見下す感情を乗せて発言する人ばっかでうんざりする。素人専門家もエセ専門家もみんな。

もう、無知バカにするのやめないか普通に相手情報を与えればそれだけでいいのに。バカにされた悔しい!を原動力にする時代は終わったと思うけど。みんなの知識レベルが上げれば社会が良くなると思うけどな。

2021-07-16

anond:20210716160333

HCl+NaOH、と書いても実際はそれぞれ水溶液中で電離しているのをお忘れでは?

HCl水溶液はHCl分子が水の中でプカプカ浮いてるのではなく、ほぼ100%H+とCl-になっている。なぜなら電気的にそのほうが落ち着くから

NaOH水溶液も同様にNa+とOH-電離している。なぜなら電気的にそのほうが落ち着くから

これらを混ぜるとNa+とH+とCl-とOH-が一緒くたになることになるが

水=H2OH2Oでくっついているのが電気的に落ち着くので極一部を除き即座にH+とOH-はくっついて水になる。

結果としてNa+とCl-が残る。こいつらは水中ではNaCl分子として浮いているわけではなくNa+とCl-に電離したままである

なぜなら電気的にそのほうが落ち着くから

なぜ落ち着くのかは中学化学でやっている。

注目するのは単に人がそれを必要としてるから以外に理由はないのでは。

溶媒触媒の反応式は基本的に省略するというのが決められたルールってだけ。

必要であれば書くように求められることもある。受験化学でも何かあった気がするが。

2021-06-10

ポンポさんって90分の映画でやるにはテーマが小さすぎない?

映画は90分以内に限る」

だけでしょ?

才能がある人達運命的な出会いを通して花開いていくストーリーライン自体テーマじゃなくて「映画は90分」を語るための溶媒なわけだが。

それを単行本一冊でやるのは綺麗な落ちになる。

だけど映画一本の90分のテーマとしては「やっぱ映画は90分じゃねーとな」ってのはなんかピンと来なくない?

俺の好きなものを俺の好きなものを好きな誰かに好きだと伝えたいって主人公たちの動機映画業界舞台として夢を描く作品としては良いと思う。

でもその行き着く先として「映画は90分以内」ってのはどうなんだろうか?

テーマを味わう作品じゃなくて映像物語テンポを味わう作品なのかも知れんのやけど、それだとすると90分の映画としては起承転結の波が弱いというか。

「90分」の根拠ってのは要するによくあるN段階式ジェットコースター構造はどでかい2段階式か大中合わせた3段階式を90分でやるといい感じに集中力を維持して楽しめるぞって話じゃん?

でもポンポさんの物語構造ってジェットコースターとしての位置エネルギー運動エネルギーとして爆発させるポイントポンポさんが撮りたかったカットに一点集中させてるわけで1段階式ジェットコースター前後に小さな丘があるだけなんだが、それって90分でやると間延びしないか

特に後半の編集周りの話はジェットコースター運動エネルギー大爆発の残滓でグイっと上がってチョイっと落ちて、最後にググググとスタート地点へと戻っていく構造なんだが、これも映像でやると割と尺が長いわけで漫画で読んだ時は本当にエネルギー大爆発のあとのパワーに押されるままに読んでいたらいつの間にか話が終わってたぐらいの感じなんだがやっぱ映像だとな~~~~。

これはポンポさんの「90分」的にどうなんだ~~~~?

いやもうテーマというか、ぶっちゃけこの漫画って90分で映画にしちゃったら実は駄目だったんじゃないっていうか。

作品リアルタイムの「90分」とポンポさん理論の「90分」が乖離しちゃってるというか。

いやでもこれは完璧に鑑賞者が映画に魅了されてたらちょうどよかったのかもな~~。

声優の演技とか脚本の90分にするための尺稼ぎとかの部分でもうちょい頑張れたんじゃねえかなって所が結構あんだよな~~~~。

2021-06-09

anond:20210608190114

ブ※  「溶」

香りが溶けやす

溶媒的に考えて水よりアルコールのほうが複雑な味を含ませることが出来ると思う。発酵アミノ酸が出来上がったり、果実を漬け込んで香りや味を含ませることもできる。

エタノール等の揮発性溶媒がないと知覚できない種類の芳香があると感じてる。

溶媒としてのアルコール重要水溶性油溶性わず成分を溶かして保持できる。更には飲むとき揮発して香りを届ける。成分同じでもノンアルが美味しくないのはその為。

>油が溶けてうまい

>味の違い以前にまず「有機溶剤」「酸っぱい汁」「苦い汁」の高い壁で個人的にはあんまり

2021-04-25

この新興住宅街にはイオンしか無い。

妊娠育児で閉じ込められて7年、漸く娑婆空気が吸えると思えばコロナ。ふざけんなよ。

ビッグサイトの館内に満ちるオフセット溶媒インク臭気を胸おっぱいに吸い込みたかった。

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