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はてなキーワード: アニメーターとは

2015-07-11

声優さんからアニメーターへの感謝を聞いたことがない

自身観測範囲から感想しかないのだけど、あるアニメキャスティングされた声優さんから、そのアニメを作っているアニメーターへの感謝を聞いたことがない。

監督に対しての感謝比較的聞くことがある。よく総集編なんかで、キャストスタッフ監督脚本音響など)が集まってそれまでの本編について語るといったものがあるけど、そこにアニメーターは出てこない。

彼らはひたすら仕事をこなしているし、表立つような機会もない。作品スポークスマン役割の大部分は声優さんに与えられているが、彼らはよくキャラのこと、話の流れのこと、番宣話題を出す。

モノを作って売るには、そういう内容のほうがいいのだろう。宣伝がなにより大事だ。そして作品の魅力は、絵がどうとかよりも、キャラ可愛いかとか話が面白いかとか、そっちのほうが大事だと一般に考えられているのだろう。

また、声優さんがどれだけアニメ製作について理解しているのかも、僕のような一般人には分からない。あえて詳しくないことを語るよりは、分かることでトークしたほうが事故が起きない。

でも、絵を描いて動かす人が居るのだと。そのくらいは分かるだろう。パラパラ漫画でも描いたことがあれば、それがどんなに大変なことか想像も容易につくだろう。

感謝要求するのは下品だ。でも、ここまで製作言及しないアニメラジオアニメ番組はいかがなものだろうか?と思う昨今。

珍しく伸びたのでブコメ返信

関係ないやつにまで感謝すんのかよ系コメント

sukekyosukekyo 同じ仕事の別業種の人に感謝しねえだろ。あきらかに「上」の人(監督)とか、世話になってる同業(音響の人とか)は別だけど。あんたかて別のフロアの別の課の課長感謝しねえだろ。

ChieOsanaiChieOsanai おまえは毎日ゴミ処理場の人間「ありがとう」と言ってるのかよ 増田

diamond523diamond523 別に感謝する相手ではないからだろう。声優アニメーターから直接ディレクション受けることはないだろうし、その逆はなおさらキャラ声優のものではなく、仕事として声を提供してるだけ。

htnmikihtnmiki サラリーマンでもラインスタッフ感謝することなんてないしな

TamemaruTamemaru そりゃ裏方は目に入らないからだろう。部屋で寝る時、職場で働くとき建物を建てた大工さん達や電力会社やガス・水道会社作業員さん達に感謝してる人はなかなか見たことないよね

どっかでご一緒して上手いこと行ったら普通に感謝しますけど、みなさんはそうじゃないんですかね。たぶん関係ないやつに公に感謝かいちいちしねえだろっていう、そこに引っかかってんだろうと思います

アニメとして一つのもの作ったよーって時に、アニメーターってなかなか言及されないよなって思うんですね。感謝するしないの話よりそっちなんですけど、タイトルから脊髄反射で読まれるとこうなるんですね。

アニメアニメーター以外にも音響宣伝、その他多くの人が携わっている。すべてひっくるめて「スタッフ」や作品への感謝としているのでは。

なるほどと思いました。そういう言い方多いですもんね。

アニメーター以外にも色々いんだろ系コメント

moodyzfcdmoodyzfcd 話すのが上手い人でないと/制作進行や彩色や撮影その他に感謝は?/グレンラガンでは声優動画に挑戦し、スタッフコメンタリー原画撮影監督も参加/「作画オタク狂喜乱舞した作品は売れない」(山本寛)

dummy1dummy1 ぱっと見で重要そうなところにしか目がいってないのは増田自身ではなかろうか。アニメーターの影にもいったいどれだけのスタッフがいることか。

アニメータースタッフじゃないの?系コメント

kaz-cozkaz-coz スタッフアニメーターは含まれないの?そういう解釈でいたけど。

LuigitefuLuigitefu 私声豚だけど、スタッフに含まれてると思ってた。アニメーターって単語はめったに出ないかもしれないけど、作画に触れながらスタッフ作品への思い入れや愛を感じる的な話はよく聞くし。

誤読を招く文章を書いたんですねきっと。ほんとすみません

これからリテラシーに自信を持ってください。ますますのご健勝のほどお祈り申し上げます

臭い

deneb-ydeneb-y つっこみどころにまみれ過ぎ。作監やら原画マン動画フロントに出ないのは業界の慣習や本人の意向しか過ぎないのに、その居ない場で声優感謝したら「足りてない」ってバカか。足りないのはお前の想像力だろ。

hatekun_bhatekun_b それをやったら「内輪ネタ」って叩くくせに。単純に客に聞かせるもんじゃないから言わないだけ

UmekosanUmekosan 金もらっているプロだろ。こいつは単に自分にかまって欲しいだけ。

これは本当に意味がわからないので。。どういう意図で書いてるのか教えて欲しいです。

nost0nostnost0nost 多分「マジみんなに感謝」とか言っとけばいいんだろうな それにしても面倒くさい世の中だ…一々そいつ観測できる範囲で見えるように表明しないとこんな事書かれるとか

同じように感じる人はあんまり居ないんだなあって観測も僕は出来たので、いいんじゃないですかね。

2015-07-07

アニメの本当の制作

アニメの一話あたりの制作費は、1000万円~1500万円と言われてるけど

それでも、アニメーターなど業界の人は、まともに食べていくのが苦しいと言われている

では、一話あたり、いくらあったら、アニメーターなどの業界人達に十分な給料が支払えるのか

1話3000万だろうか、それとももっと必要なんだろうか、どうすればそのお金を集められるのか

業界の闇は深いな

2015-06-30

アニメ業界低賃金工数で考える

アニメプロデューサー

ゲームソシャゲ&パチ含む)プロデューサー

狭い業界で身バレするんで細かいことは書けないが、アニメ業界低賃金について。

低賃金手塚治虫のせいだとか、いろんなことが言われてるが、俺としてはピンとこない。

今までメディアに出てきているのは、割と現場アニメーターや、評論家の話が多いので、

プロデューサーとしての、映像の受発注の話をしようと思う。

また実際には業界は単価仕事だが、はてなSEが多いので、工数に置き換えてみる。

アニメ制作費は1話につき現場に落ちるお金が1,000万〜1,500万。

それ以下の場合もあるが、その場合製作委員会からの分配で相殺するなど、なんらかのカラクリがある。

1,000万〜1,500万という金額は今は大体、

DVDBlu-ray通称円盤」)の売上が1巻あたり3,000枚という目標数値から捻出されている。

製作委員会は、実際には、原作料や、テレビの放映料含む販促お金必要なため、もっと多くのお金を集める)

なぜ円盤なのかと言えば、原価率が低いから

キャラグッズなど他にいろいろ作られるものはあるが、多くは原価率が高く、製作委員会で分配できるお金は僅かになる。

ここから工数計算

22分のテレビアニメ1話は、約300カット動画3,000枚で構成される。

業界内の標準的な1日あたりのノルマ長時間労働の温床なので、8時間労働基準に考えた。

それでもスキルが低い人は残業必要な感じ。

原画は1日2カット=1人月40カット。つまり1話=7.5人月

動画は1日8枚=1人月160枚として、1話=18.75人月

 動画検査を0.5人月

・背景は1日2カット=1人月40カット。つまり1話=7.5人月

・仕上(彩色)1日16枚=1人月320枚として、1話9.4人月

 仕上検査を0.5人月

脚本

絵コンテ

演出

作画監督

美術監督

撮影監督

このあたりはベテランで月2本やるひとも多いが、長時間労働特殊能力の賜物なので、

それぞれ1話=1人月

撮影コンポジット)1日2カット=1人月40カット。つまり1話=7.5人月

音響制作費はちょっと工数がわからないが、大体100〜150万なのでそのまま据え置き。

編集プリントや機材費、用紙などの備品はトータルで一旦100万とする。

ここまでで工数57.65人月+200〜250万円である

実際には3Dカットがあったりすればさら工数がかかる。

またなにより、上記の工数にはまだ、SHIROBAKOの宮森あおいでお馴染みの、制作進行の費用が入っていない。

それに本編のみの費用で、OPEDはまた別である

大手SIer並の人月100万とは行かないまでも、ゲーム系で標準的人月70万+進行管理費10%で計算してみると、

・4,660万円

人月50万+進行管理費10%まで下げてみても、

・3,391万円

となる。

念のため書くが、上記の70万とか50万という数字は、そのままスタッフ給料ではない。

会社固定費利益を引いた上で、残った金額がスタッフに分配される。

最初に挙げたアニメ制作費、1,000万〜1,500万と

上記の工数絶望的な開きが、そのまま現場の苦しさとなっている。

2015-06-05

http://anond.hatelabo.jp/20150605000516

そうだね。

簡単に解説すると、正規雇用教授だけなんだよ。

教授科研費に応募して、当たると研究員雇用する。

来年度に科研費が当たるかどうかわからないので1年から3年契約非正規雇用

からほとんどが非正規雇用

http://www.fastpic.jp/viewer.php?file=4907518673.png

ほぼ全ての大学研究所がそう。

日本だけではなく先進国ほぼ全ての国で問題になっている。

実際結構厳しいよ。

年収200-300万くらいでほぼ毎年引っ越し

国内移動で50万くらい(敷金礼金戻ってこない)。海外移動で100万くらい。

国際会議出張費用論文投稿費立て替え払いでいつもカツカツなカンジ。

独り身はそうでもないけど、結婚して子供のいる人はほんとうに悲惨生活をしてる。

ついでに書いておくと

業界全体で科研費の当たる年/外れる年の差がある。

人数の少ない分野程ぶれが大きい。

研究者履歴書に穴があくと死ぬので外れ年はほぼ無給で雇ってもらう。

ネットでは叩かれることがあるけど若手救済用ポジションだったりするんだ。

もう少し安定したら良いと思うけれど、変な方向に叩かれても困るという微妙なところ。

アニメーターみたいだね。

子供のいる人だけでも助けられたら良いのだけれど。

2015-05-29

https://note.mu/sbsnbun/n/n24da2014094d

世代だけども、普通にジブリ小学生くらいで市民権得ていたし、

中学生の頃から同人やってる子、周囲にいたけどなあ。

当時のオタクのやる事って後はファンロード投稿とかだよね。

その辺は興味持たずに美大行きたがるって、何かずれてるような。

ナウシカきっかけでアニメーターとか漫画家じゃなくて「本物の画家になりたい」ってのも意味不明だし。

本物の画家になりたい、って芸能人になりたい、と同レベルで、小学生ならまだしも高校生になったら大抵の子は「自分がなれる訳ない」って事に気付くよね。

メンヘルみたいだから仕方ないんだろうけどさ。

2015-05-28

不足しているのは企画力でも製作力でも作画力でもなく制作

原因を勘違いしている。今回指摘されている「危機」は、制作会社利益が出ないから新人育成にコストをかけられない、だから人材が育たない、という話。そしてそれは業界に入ってくる金が少ないから起きているわけではない。

もともと、お金を引っ張ってくる努力はちゃんと行われており、製作委員会が立ち上がった直後の円盤とグッズぐらいしかめぼしい収入ソースがなかった時期と比べれば、収益源は遙かに増えている。海賊版対策等、海外市場マネタイズする試みも進められている。問題が無いわけではないが、「製作レベルではまだなんとか回っている。

本当の問題点は『コスト度外視すれば、』の方。「制作レベルの話。

まり、きちんと予算内で期日通りに完成する作品が少ないのが本当の問題

そりゃ枚数気にせずにクオリティを追求して覇権獲りに行く作品があるのは構わない。そういう作品チャレンジしないと進歩は起きない。

でも、そういうのを狙わない作品は、きちんと枚数制限守って制作費の範囲で作って、それで制作会社利益が残るようにするのが本筋。

手塚治虫ガー」とか「代理店中抜きガー」とか勘違い野郎が多いが、末端が苦しいのは、制作会社管理力のなさの方が主因。

当然ながらというべきか、予算管理が厳しい東映は、新人待遇は悪くない。つまりアニメーター生活改善したいなら、アニメーターに直接お金を払っている制作会社経営改善するしかない。そこを無視して税金入れろだの直接支援しようだのは、穴の開いたバケツに水を入れようと言ってるようなもの

http://anond.hatelabo.jp/20150527190029

2015-05-27

http://anond.hatelabo.jp/20150527104052

流れとしてはそっちしかないと思う。

ただ、新技術への移行っていうのは、移行コストもかかるし効果の予想もしにくいしで、従来の技術がいよいよ使えないとなるまで何やかん理由をつけて遅らせられる。要求クオリティが上がって本来なら人件費が上がるはずが、労働条件を切り下げても文句が出ないとなれば、コストカットして従来の技術延命しようとする。

アメリカ場合組合があるからアニメーター待遇を切り下げることができないって事情もあって、数年前までに完全に2Dを捨てたんじゃない? (2Dアニメーターにとってはそれが職を失う結果になったわけだが。) もちろん3D技術進歩はあったわけだけど、技術と採算性のグラフクロスするポイントってのは、労働条件をいじればある程度操作できる。その予算では無理です、となれば他の方法を探すしかないんだから

から日本での制作状況について色々騒がれるのは良いことじゃないかな。もう条件を切り下げるのは無理っていう常識が広がれば、新技術を使うしかなくなるから。もちろん今までのような表現が思うように出来ないって文句は(作る側からも、観る側からも)出るだろうけど、新しいものへの移行ってそうやって起きてくるものだし。

2Dルックといえば数年前のDisneyの "paperman" はすごいと思ったな。単にレンダリングするだけじゃないから手間はかかってるけど。ああい実験的な短篇技術を試してどんどん本制作に取り込んで行くのは強いよね。

2015-05-26

なんでアニメスタジオってオリジナル勝負しないの?

他人作品に乗っかっといてさ

他人電波に乗っかっといてさ

あのアニメの人気は俺たちのもんだみたいに言うわけでしょ?

おかしくない?

まずやることはオリジナルでしょ

そしたら円盤権利自分たちのもんだし、グッズも自分たちのもんだよ

---------------

[追記]

あ~なんか誤解されてるな

本気でなんでオリジナル勝負しないの?って思ってると思われちゃったw

そうだよね。金がないんだよね。勝負してこけたら潰れちゃうんだよね。安定って素晴らしいよね。うんうん

そんなことはわかってるよ

俺が言いたいのはさ、まさにそこよ

アイディアからから何まで「リスク」取らないくせにさ、そのくせいっちょ前に給料くれって言ってるんでしょ?おかしくない?って意味で言ったのよ

たいていのゲーム会社はできてますよ?

オリジナルでやってグッズとかも自分たち企画できてる。

リスクだの安定だの言って他人の持ってきた仕事をやるだけなんだろ?ぜんぜんクリエイティブじゃないよね

結局さ、やってることがまんま中国女工なわけじゃん

アニメーター年収100万とからしいけど、中国女工の人らの年収って100万とかもらえてるのかね

多分もらえてないと思うんだよ。とくに服飾関係は月3万円で人件費が高騰してるってブーブーいってベトナムだのバングラディシュだのに移っていったよ。

結局さ、アニメーターってそういうことなのよ。そういう存在なのよ。

普通だったら海外に移ってる仕事をなんでお前らやってるわけ?上流工程やりなさいよって思うし

逆に俺が可哀想だと思ったのは、上流にいるアニメ監督とかが500万円とかってことよ。

おそらく、下流のアニメーター年収100万円で囲ってるから、その割を食ってると思うんだよね。

その部分を中国人だとかフィリピン人だとかにすれば、むしろ健全アニメ会社増えると思うんだよね

たぶん人材が育成できないっていうんだろうけど

そんなの日本人枠で特別に300万円くらいで2,3人雇えばいいんだよ。(少なすぎっていうかもしれないけど、現状の離職率の高い状態より結果いいと思うけどね)

他の産業利益度外視国内工場持ってたりするからね。

動画は99%海外年収30万円くらいのところで作って、そんで日本人は上流に専念することでその人らの給料も上がると思うよ。

現状の下流工程日本人に余計な金が流れてるわけだからさ。

まぁ要するに、俺が言いたいのは、こういう経営努力せずにさ

まりリスク取らないんだったら文句言わないでね。あと誰かのせいにしないで。お前らのせいだから

国に支援とか頼まないでね。税金無駄から

---

[追記2]

話変わるけど

アニメ会社ってゲーム業界で言うギャルゲーレベル対象の狭いもの作っといて、なんで給料安いとか言ってるのかね。

結局手堅く金出してくれるオタ向けに作ってるってことだよね。

ああ、またリスクの話になるわな結局

リスク取るのが嫌だから安易に、甘ったれて、目の前のオタクに向けて作って、手銭稼いでるわけだよな

そんで気づいたら年収100万円だと

同情なんてされるわけないよなw

狭いとはいギャルゲーのほうがオリジナルだろうからまだ実入りよさそうだな。実際さすがに年収100万円ってことはないだろうしな

2015-05-18

自分と同じ道を子供に勧めたくなる職業ってなんだろう

俳優

芸人

ミュージシャン

漫画家

アニメーター

ここらへんは子供に同じ道を勧めたくないという当事者の声をよく聞く。

もちろんそればかりではないだろうけど、他の職業と比べると勧めたいという声は割合少ないと思う。

はてなに多いプログラマも同じく少ない部類だろう。

じゃあ逆にその割合が多い、自分の子供に同じ道を勧めたくなる職業ってなんだろう?

もちろん家が農家からとか、代々医師一族からとか圧力によるものじゃなく。

純粋に、「俺 or 私のやってる仕事良いよ〜」と子供に言える人が割合多い職業ってなんだろう?

どんな仕事も大変なのは言うまでもないけどな!

2015-05-03

http://anond.hatelabo.jp/20150503205631

動画アニメーターだけの平均値は120万前後 月収10万円

アニメに関わる人全部だと330万円

最高はちゃんと1千万超え

アニメーター年収、平均333万円、最頻値は400万円ってこんなもんじゃないかなと。

そもそも皆、円盤買わない言うとるなら業界に金落ちてないよなぁ。

これ以上払うには錬金術使えって話になってきそう。

2015-05-02

数打って当ててくしかないじゃない

アニメの本数を減らして良質なアニメを増やすべき。という言う人がいるが、僕は違うと思う。

実際は、10本作って、1~2本当たるかどうかというところではないかと思うが、この1~2本を狙って作れたら苦労はしない。

はいえ、アニメーター給料が安いと言われながらも、アニメ制作費は高額で、ある程度勝算がなければアニメは作れない。

から、確実に勝てる無難な似たようなアニメが増えるんだろうと思う。

監督プロデューサーが、売れ筋ではないやってみたい企画を作って、当たればいいけど、コケたらそれで終わり。

押井守の『天使のたまご』みたいなさ。

それでも仕事を振る人や、受け入れてくれるファンがいるからこそ生まれる名作もあるんだろうと思う。

駄作を許容しないと業界は伸びないと思う。

数打って当ててくしかないんじゃないかと思う。

2015-05-01

アニメーター志望の頭の中

今更だけど、アニメーター年収が110万という話。

労基法案件なのは言うまでもないけど、

アニメで食べていこうと考える人というのは、精神的に未成熟子どものまま)な人が多いのではないか。

から大人たちにいいようにやられるのではないか。

精神的に成熟している人は、たとえアニメ趣味であっても、それは趣味範疇におさめて、

もうちょっとちゃんと稼げる仕事につくのではないか。

ということをふと思った。

http://anond.hatelabo.jp/20150501025547

アニメ収益は、制作委員会など出資した人が手にするもので、アニメーター最初に決められた1枚いくらみたいなギャラで絵描いてお金もらって終わりなんだろう

アニメBDが売れて、2期や劇場版で、新規仕事が来るということはあっても、利益が出た分がアニメーター還元されることはないんじゃないかと思う

からアニメーターに直接お金を払う必要があるわけだが、個別アニメーター評価するのは難しいので

制作会社ファンクラブなり有料メルマガなりをやって直接収入を得る方法を見つける必要があると思う

物販をやってるアニメ制作会社があるはその為なんだろう

自ら、オリジナルで一発当てられたら一番いいんだろうな

http://anond.hatelabo.jp/20150501094307

アニメーターをやめて武者修行にでる!

そういって現場を去って1年後、復帰した彼の幼女作画神業レベルになっていた。

アニメーター低賃金はやりたい事をやってるんだから自己責任という意見がやたら集中砲火されてるけど

叩きやすい相手だから叩いているのであって本質的な事は何も考えてないんだろうなという印象が否めない

叩いてる人達アニメーター給料が上がる代わりにDVDBD価格10倍に跳ね上がったらどうするのか

http://anond.hatelabo.jp/20150430224915

その1年か2年の訓練中の新人に、年間110万円しか払わないのが反社会的です。(倍でも220万円ですが)

そのたった1〜2年を、企業側が年収300万円程度渡せず、なぜ雇用者側が耐えなければならないのか、事実上労働者判断された瞬間に崩壊するよ、という話です。

(実例もある。ほぼ全く同じ構造でその名も「インターン」と呼ばれていた日本研修医は、新しい臨床研修制度で平均給与が250万程度から350万程度へとアップした。なお、この背後も関西医大研修医過労死訴訟が絡んでる)

アニメーターについては、違法だってのは誰もが分かっているけど誰も訴訟しないわけで

その理由http://anond.hatelabo.jp/20150430000956が既に挙げてるのでまあ読め。

んで250万って何をおっしゃる研修先の病院から貰える給料は月収数万円が当たり前だったよ。

バイトも含めた金額のこと?

研修医待遇改善されたのは、かつての研修医は数万で食えるわけが無いので研修とは別にバイトするのが当たり前であり

まり実務など何一つ分からん新卒が一人で夜間当直、と言うのが横行しており

当然それによる医療事故も多発していた(もみ消されたのが大半だろうが)ため、という理由が大きい。

研修医バイトを禁止し、その代り研修だけで食える給料を出すようにしたわけだ。

研修医の為じゃなくて、患者の為だよ。

でもアニメーター別に本人以外が死ぬ訳じゃないし、むしろ待遇改善」したら業界が潰れるので誰も言い出さないだろうね。

少し愚痴

アニメ業界の友人の話だ。

たぶん聞いても判らないだろうし、マニアならギリギリ判るかも知れない、ぐらいの知名度だ。

彼の年収は、400万に届かない。

もちろん、独り身の彼は、たまの休みピザを頼んだり、気になったアニメのBlu−rayを買えるぐらいには貰ってる。

アニメではないが、近い業界の友人も居る。

彼の年収も、400万に届かない。

テレビCMパチンコなんかのCGを作ってる。業界では大手の方の会社に勤めてる。

たぶん正社員だと思うが、そこまで雇用形態を詳しく突っ込んで聞いたことはない。

たまに集まって飲むと、平野耕太が昔描いてた、隕石を観ながらアニメを観る男三人みたいになる。

先が見えない、結婚できない、仕事が忙しい。

それでも、恵まれてるしな、アニメ面白いしな、仕事は嫌いじゃないしな、恵まれてるよな。

そんな話をする。全員薄々判ってる。

制作製作の違いは、金を自分で持つかどうかだ、みたいなホントかどうか判らない話にもなる。

アニメーション制作会社は、制作だよな。

昔、大学情報かなにかの授業で習った、疎結合みたいだなと話題になったことがある。疎結合

密結合は、がっちり組み合わさってる。だから、一カ所落ちると全部落ちる。

金を出すスポンサーが居て、会社があって、アニメを作って、コける。会社は潰れる。

疎結合は、そこそこ離れてる。だから、一カ所落ちてもそこだけ落ちるだけですむ。

金を出すスポンサー複数居て、製作委員会がある。当たれば分配し、コければそこまで。

製作委員会は、制作会社作成を依頼する。

制作会社お金を貰い、作品を納品をする。当たろうがコけようが、変わらない。

結合が疎だから制作会社が壊れても、別に製作委員会は困らない。出したお金分は困るけど。

制作会社も、製作委員会が沢山あれば、それぞれからちゃんとお金をもらえる。一本ごとに社運を賭けなくて済む。

制作会社は、社員を抱えてる。外注の人も居る。仕事発注して、お金を払い、成果物を受け取る。

とても疎で、製作委員会アニメーターの間は、電動歯ブラシみたいに、間違いなく充電してるはずなのに接点がない。

そんな話をする。全員薄々判ってる。

自分たちが、多分どこまで上り詰めても、そんなに給料が増えないってことは、判る。

だって業界の重鎮だって、そんなに貰ってないもの。上の給料が伸びなければ、下は少なくなる。

今更何でも屋さんにはなれないし、みたいな話もする。

でも、仕事を取ってくるところが、もっと高い金額で受注してくれればとは言えない。仕事が無くなれば潰れる。

そうむやみやたらに社運を賭けられても困る。社員も居るわけだし。

下請けも居る。良い仕事はして欲しいけど、無い袖は振れない。社員には給料払わないといけないし。

単価安すぎるよなと誰かが言う。どうしてこうなっちゃったのかなと答える。

全員黙り込む。それでも現場は回る。

特にオチは無い。

そういえば、あのアニメ元ネタあいつ使われたな、ぐらいの話で盛り上がるくらいだ。

だって、ここでないどこかも、きっと同じだし。

もし放課後サマーレッスンに衝撃を受けたって宮崎駿が言いだして、格安でVRコンテンツ受注しだしたら,困るよな。

手弁当でVRコンテンツ配布されたりしたら、オレ達、宮さんなんて気楽に呼べる身分ですらないから、困るよな。

困るけど、きっとそれで、オレ達みたいな野郎が、その道に進む切っ掛けになったりするんだぜ。

スタジオぬえってすげえよな。なんか儲かってるかどうかも判らないけど、続いてるしな。

独立したり合併したり潰れたり、プロレス団体みたいだよなって言ったら、それは違うと言われた。

原画動画の違いみたいなものだと言われた。キーフレームがあって、その間を動画が埋める。

キーフレームは、絵コンテから出来る。

良い絵コンテがあって、良いキーフレームがあって、良い動画があれば、良いアニメになる。

もちろん色も塗って合成もして仕上げもしてそれを回して、声も音響も良い方が良い。

でも、良くても悪くても、もらえる金額は同じなんだよな。でも、良いもの作りたいよな。

社運を賭ければ儲かるけど、そうそう賭けられても困るから、難しいよな。

そんな話をする。全員薄々判ってる。特にオチは無い。

2015-04-30

好きな事して高給貰ってる奴って幸せ者だと思う

好きな事して薄給貰ってる奴って可哀想なのかなと思う。

例えばアニメ業界人薄給ですって言うけど、一方で角川や集英社社員は一般格で700万を優に超える。

まりアニメーターはこいつらにピンハネされてるだけで、本来もっと貰ってもいいはず。

それが元請けとか下請けとか関係なくアニメーター自分が描いた絵がアニメ放送されてるけど、

以前銀魂高松監督アニメ一本作るのに1億は掛かるって言ってたよね。

それが何でアニメーションを作った人に対して振り分けられる額が雀の涙程度なんだろうね。

明らかに出版社とか制作会社ピンハネしてる証拠じゃないか。

この構図は派遣会社と一緒じゃないか。

にも拘らずこの構図については殆ど議論されない、というか避けてるじゃないか。

本来避けて通れないはずの議論をせず、好きな事してるんだから薄給で良いじゃないかというのは

筋違いも甚だしいけど、アニメーターは角川とかから仕事貰ってるから強く言えないのかねえ

じゃあ文句言うなよ、黙って薄給仕事し続けろよ。

http://anond.hatelabo.jp/20150430030805

普段増田トラックバックには反応しないことにしてるんだけど、

勘違いされているままだと残念なんで、はてブ稼ぎをやめて真面目に書いとくよ。

前提(違っていた場合のお詫び)

まず、「アニメ業界場合妄想してみる」を書いたのは、cider_kondo さんで、

http://anond.hatelabo.jp/20150429120948

こっちの「残念妄想(というか衒学自己満足文章)に目が点である。」を書いたのもcider_kondo さんで良いのかな。

http://anond.hatelabo.jp/20150430030805

もし違っていたら、大変申し訳無い。

以下の文章は誤認した文章となり恐らくcider_kondoさんにとって不愉快文章になると思うので、謝罪しておきます

id:cider_kondoと明示的に記載するので、大変お手数をおかけいたしますが、不愉快に思われた場合運営に削除申請をお願いします。

で、

cider_kondo 駄目だこりゃ。「育成コスト負担したのに移籍されたら丸損」(これ業界の人も普通に指摘してる問題点なんだけど)に「金額関係ない」とか意味不明な返しでただの煽り解釈するほかないな。

http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20150430094552

と、書かれているので、http://anond.hatelabo.jp/20150430094552を、http://anond.hatelabo.jp/20150430000956と、同一増田が書いたと思われていると判断して、以下の文章を書いています

違います

cider_kondoさん以外の方への簡単なまとめ

cider_kondo 何回でも書くが、現在動画職は事実上インターンで1年2年あれば普通原画職に上がり、収入は倍以上増える。110万というのは訓練中の新人を集中的に集計したようなもの搾取云々でなく新人育成の不備が課題

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.itmedia.co.jp/news/articles/1504/30/news078.html

凄いタイムリーコメントされてたのを発見して、ほぼこれに対する反論と同じ内容が、下記延々と細かく続くだけです。

その1年か2年の訓練中の新人に、年間110万円しか払わないのが反社会的です。(倍でも220万円ですが)

そのたった1〜2年を、企業側が年収300万円程度渡せず、なぜ雇用者側が耐えなければならないのか、事実上労働者判断された瞬間に崩壊するよ、という話です。

(実例もある。ほぼ全く同じ構造でその名も「インターン」と呼ばれていた日本研修医は、新しい臨床研修制度で平均給与が250万程度から350万程度へとアップした。なお、この背後も関西医大研修医過労死訴訟が絡んでる)

(なお、個人的には「倍でも220万円ですが」の背景にある部分がこの問題本質で、アニメーターは末端だから顕著に出ているだけだと思っています

まり面白くないが、真面目な反論(まず、「選択肢が無い企業は潰れるべきだ」)

国内アニメーター活用している」の日本語不自由さが謎なのだが、「国内動画工程を残している」という意味か?

『「原画マンになれそうな見込みのある人間を雇って、相場よりも高い給料を払って動画勉強をさせる」という選択肢はほぼありえない。零細企業の多い制作会社でそれだけの余裕があるところは少数だし、原画を描けるようになったところで独立移籍されたら単なる丸損である。』

とあるのだが。

前者がYESです。

後者が「その選択肢はありえない」というのが企業目線であって、労働者目線ではないという指摘です。

原画マンになれそうな見込みのある人間を雇って、相場よりも高い給料を払って動画勉強をさせる」という選択肢はほぼありえない。零細企業の多い制作会社でそれだけの余裕があるところは少数だし、原画を描けるようになったところで独立移籍されたら単なる丸損である。また、「生活できない収入しかもらえないからこそ、死にものぐるいで練習して少しでも早く原画に上がれるように努力する」というのがなくなると、「いつまで経っても上達せずにだらだら過ごしてしま人間」も出る(実話)。

http://anond.hatelabo.jp/20150429120948

念の為言葉を置き換えて整理しますが、以下で間違いないでしょうか。

(以降も同じですが、違う場合は、たぶん誤読しているので、その点を指摘頂ければ、その部分は修正します)

  1. 原画マン候補のアニメーター年収300万相当で雇うのは、零細企業の多い制作会社では難しい(余裕が無い)
  2. 原画マン候補のアニメーター年収300万相当で雇うのは、独立移籍されたら(アニメーターで雇っておいて、原画マンを確保しそこねるので)損である
  3. 生活できない収入からこそ、モチベーションが上がり、原画マンになれる。(生活できる給与では、中々原画マンになろうとしない)

ここでは、「相場よりも高い給料を払って」を、元々の増田やcider_kondoさんの単純化に倣って、年収300万円相当としています

原画マン候補のアニメーター年収300万相当で雇うのは、零細企業の多い制作会社では難しい(余裕が無い)

そういう零細企業は、企業としての体をなしていない、つまり雇用を生み出すという社会的責任果たしておらず潰れるべきだ、というのが元々の増田の論旨で、私も原則的には賛成です。

現状そうである、と、そういう企業は適切に給与を払うべきである、は別だと考えます

当然、国内動画を描くという職業は成立できず、すべて海外発注となる。

http://anond.hatelabo.jp/20150429120948

この記載から、現状の低賃金労働環境でなければ(つまり年収150万円以下のアニメーターを前提としなければ)国内動画不可能だと判断されているかと思います

そして、以後、国内アニメーターは、「原画マン育成のためだけに雇うor雇わない」という話を展開されていると考えました。

私は、それは認識が違うのではないか、既に海外への動画発注依存度合いはかなり高いのではないかと反論しました。

その上で、「国内動画海外動画とは簡単に置き換えられないのに、『海外動画と張り合うにはダンピングしか無い』と騙して働かせていないか」と露悪的に表現しました。

原画マン候補のアニメーター年収300万相当で雇うのは、独立移籍されたら(アニメーターで雇っておいて、原画マンを確保しそこねるので)損である

現状のアニメーターと、年収300万円相当のアニメーターとで、独立移籍に対する、ハードルは同じだと考えます。(むしろ上がる)

企業から見て」損である、というお話をされているかと思います

それは、「損」ではなく「違法労働で得をしている」状態の是正ではないか、という点を話そうとしています

上記引用からは直接読み取れませんがたぶん「教育コスト分の損をする」というお話ではないでしょうか。

これは、かなり広範囲適用できる話かと思いますが「企業教育コスト負担するべきではない」というお話をされていますでしょうか?

アニメ業界だけ、教育コスト負担しないとする理由はなにかありますでしょうか?

(競業避止義務は、通常「事実上転職元の企業資産を使って、転職先の企業を有利にする」と判断される場合のみで、肉体労働者やIT技術者等が前職で一般的技術を得てから転職しても、制約を受けません)

生活できない収入からこそ、モチベーションが上がり、原画マンになれる。(生活できる給与では、中々原画マンになろうとしない)

これに対して「奴隷を扱う人間物言いであり、日本企業として許されるべきではない考え方だ」とは述べました。

特に反論はないので、この点に関しては、余談だったのであろうと思います

社会道徳無視して、アニメ業界のためにシゴキが許容されるとは、cider_kondoさんも考えておられないと思います

教育課程としての、アニメーターの話

そして、現状の動画の大半が海外発注動画職の平均年齢&原画な人たちが動画として働いてた期間を見たら、育成・選別過程解釈する以外あり得ぬ。

http://anond.hatelabo.jp/20150430030805

アニメ業界場合妄想してみる」の記載とは若干矛盾があるようにも思いますが、現状の「動画の大半が海外発注」という点は、共通認識があると思います

また、「育成・選別過程解釈する以外あり得ぬ」という記載から、「国内発注動画は、原画マンの育成・選別過程である」と考えておられると思いますが、間違いないでしょうか?

(「現状既に少ない原画マンを増やすべく、国内アニメーター活用している」は、上記の意味で用いています

この現状であれば、既に採算を度外視して、「教育課程として」国内動画発注しているという意味になると思いますが、この点に齟齬が有りますか?

これに関しては、2点、違うのではないかと指摘したいです。

教育課程しかない」というのは、違うのではないか

20年前ならいざしらず、今でも国内の方がトータルでコントロールやすいという根拠は何かあるのか? あるなら具体的に教えて欲しい。

具体例は出せません。例えば、海外の方がトータルでコントロールやすいとする根拠は明示頂けますか?

公開されたインタビューや、公開情報以外では、こういった情報は各方面迷惑がかかる為、お互いになにか手持ちの情報があってもココには書けないということにはご同意頂けると思いますが。

(9年前でよければ「MUSASHI GUN道」の木下ゆうき監督韓国アニメーターとのコミュニケーションに苦労されたとするインタビューが公表されていたかと思います

「無茶」って何だ? 短納期対応であれば海外に投げる方が圧倒的に速い。

しろ制作スケジュール管理しきれないツケを、中国本土の動仕会社に丸投げして取り戻してるのが現状じゃないのか?

書き方が悪く、曖昧文言であったことはお詫びします。

動画枚数ではなく、例えば「明確な指示が無くても作業をしてもらえる」等を指して、無茶と言いました。

この点に、おそらくcider_kondoさんと認識に相違があります

  1. アニメーターは、原画マンになる近道である
  2. 動画は全て、海外発注可能である
  3. 動画国内発注するのは、アニメーター教育の為だけである

cider_kondoさんは、上記3点を前提とされていると思いますが、違いますか?

私は、1番には同意します。2番と3番には同意できない、という話をしています

2番に関して、動画海外発注できるできる部分と、できない部分があると考えています

まり原画原画を繋ぐだけではなく「本来原画にすべきもの」をアニメーターが補っている部分がまだあると考えるからです。

こちらは、例示できます

日本アニメ(ーター)見本市の第6話「西荻窪駅徒歩202LDK敷礼2ヶ月ペット不可」の動きは、原画によるものではなく、アニメーターの力量が出ていると考えています

恐らく韓国発注でも、原画の枚数を増やし密なコミュニケーションを取れば、同じクオリティのものは出来ると思います

ただ、上記でまさにcider_kondoさんが書かれている通り、スケジュール管理しきれない現状で、遠隔地と密なコミュニケーションを取るのは難しいのではないか、との指摘でした。

3番に関して、1番との整合を指摘される前に詳細に書きますが、「教育のため」である点は否定しません。

アニメは「原画マン」が命であり、「原画マンになるにはアニメーターは良い勉強になる」点は、その通りだと思います

そこで、(あまり品はよくありませんでしたが)スタジオジブリ国内生産に拘っていた、業界内では有名な理由を挙げました。

ただし、「教育の為だけに、採算度外視して国内発注しているのではないか」というのは、同意できません。

それは、2番や「無茶」の理由が大きい為、海外に出せない工程として国内が残されている(良いように使われている)と考えるからです。

教育コストを払うなら、元が取れるようにすべき」という考え方は、甘いのではないか

会社安心して育成できるように移籍独立に関するルール整備が必要だ」

と書かれていることから、「教育コストを払い、アニメーターとして年収300万円で雇い、原画マンに育てた後、移籍独立されれば損をする」と考えておられるのではないかと思います

もしも「国内動画は、採算度外視して、教育のためだけに発注している」としても、それは甘いのではないか、アニメ業界だけ特別ルール整備をする理由は無いと考えます

なぜなら、独立移籍をされて困るのであれば、相応の給与を払いメリットを明示し、社に残ってもらうのが一般企業からです。

例えば、IKEAUNIQLOが、アルバイト限定正社員として雇用形態を変えたのは、囲い込みの為だと考えています

(余談にはなりますが、狭い業界ですので、露骨ヘッドハンティングはあまり横行しないのではないかとも考えていますが、こちらは単なる想像です)

また、独立されるから給与を払いたくない(実質的に雇っているが、最低賃金以下でしか雇わない)のは、法令違反だと考えます

ただし、「現状誰も何も言わないのに、自ら率先して始めるインセンティブが低い」というのは同意します。

そして、それ(ある日突然、アニメーター正規雇用しなければならなくなった時)に備えない企業は、その時に潰れるのではないかと述べました。

まとめ

アニメーター原画マンへの教育課程しか無いので、教育コストを払えないor払っても損する現状では払えない」は、2つの理由から違うのではないかと反論します。

  1. 国内動画は、コミュニケーションコストが低く、アニメーターの力量が高いため、海外動画に置き換えられるものではない
  2. 例え、教育課程しかなかったとしても、一般企業に比べて、アニメ業界だけルール整備をする必要性は無い

1番を無視して「国内アニメーター海外動画勢と戦うには、ダンピングしか無い」とするのは、不誠実であると思います

また、2番に関しては、(私は同意しませんが)cider_kondoさんの言われる「国内動画教育課程しか無い」という前提をおいたとしても、給与を払わない理由にはならないと考えています

cider_kondoさん自身が述べておられますが、20年前ならいざしらず、現状で海外動画発注に完全置き換えできないのは、理由があると言うのはご同意いただけると思います

cider_kondoさんは、完全置き換えしないのは教育のためだけだと言われますが、その為だとしても、年収300万円を払わない理由にはならないと思います企業側がアニメーターを育成して原画マンにした後、移籍独立されてしまえば教育コスト分損をする為、なにか方策を考える必要があるというのはその通りだと思いますが、「だからアニメーター教育コストなので、最低賃金も払わない」という、無給の丁稚奉公肯定する立場は、現在日本社会では、許されていないと考えます(単に司法が見逃しているだけ)。

「適正な賃金を払うと、零細企業が潰れてしまう」と言うのは、ブラック企業擁護でよく見る意見ですが、それは間違っていると考えます

そして、私は教育のためだけではないと思いますし、そうであるならば尚更、適切な賃金が払われるべきだと思います

以下余談

その後も酷い。補助金普通農業関係より伝統芸能を引き合いに出す文脈の方が多いのだが、それらが国防関係あるとでも?)とか

伝統芸能を引き合いに出す文脈の方が多い」根拠を出せますか。

酪農畜産を参考にしたらいい。本来なら潰れてる業界関税補助金で守ってる例なんていくらでもある。補助金漬けになったら駄作しかまれなくなる気もするけど。

http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20150429120948

私は、上記のコメントTwitterコメントを幾つも貼れますが。

ソフトパワーって知らんのかとか

ジョセフ・ナイ提示した「ハード・パワー」の対義的な概念としての「ソフト・パワー」であれば、簡単には知っています

日本アニメーションに、国策として保護すべきソフト・パワーがあるとは現状では思えません。

改悪として語られることの多い北米アニメーション Permalink | 記事への反応(2) | 22:49

2015-04-29

アニメーター低賃金機械との競争現実化しつつあることの現れ

http://anond.hatelabo.jp/20150429005010

アニメーター貧乏なのはアニメ市場に金が入り込まないから。その理由機械との競争現実化しつつあるから

 

言うまでもなくこの機械とはインターネットモバイルのことだ。AIではない。

インターネット上には、表現したい欲求を持つ誰かによる無償コンテンツで常に溢れかえっているし、

モバイルにはフリーミアムな見かけ上は無償コンテンツが溢れかえっている。

まぁ、ここ増田などが典型的なそれだ。

 

アニメ市場が拡大しないのは、こうした無償コンテンツと競い合うはめになっているから。

そしてアニメーター低賃金は、無償コンテンツ供給過多によるデフレーションによるものから。追い打ちとしてグローバル化にともなう賃金の均衡化もある。

これはインターネット性質からすると必然であり、対岸の火事と思っているおまえらの食い扶持だっていつこうなるかわからない。

これにやがてAIによって自動生成されたコンテンツが加わる事になる。

そしてそれらはコピーされフォークされ低コストにあるいは自動的に改変され情報生産コストは限りなくゼロコストに近づいていく。

kawangoはコンテンツは出し惜しみしろと言ったが、人間欲求(消費したい/表現したい)がこれを許さない。

 

コピーや改変によって無償の富が溢れかえるのはインターネット本質なので、アニメ業界を潰せみたいな考えを推し進めると

やがて情報に関わる全ての市場無償の富か自動化されたシステム代替されていくんだろうし、CGMをうながす機械コンテンツを生成する機械専有する資本家事業者が富を独占するんだろう。

というか市場というもの自体一種の人工的なシステム機械)なので、我々はもうシステム制御しきれず支配されて駆逐されつつあるといっても良いんではないだろうか。

その胎動みたいなのが、アニメーターみたいなコンテンツ生産者貧困なんだと思う。

 

言えるのは、労働法のようなルールは、テクノロジ由来のこの動きに比べ動作が遅すぎるので無力だし、ナイーブ市場原理に任せて潰せはディストピアまっしぐらなので間抜けだということ。

やるべきことは、自動化されすぎた世界における富の分配というグランドデザインを早急に議論検証実装することなんだと思う。

そうしないと強いAIなんかが現れるよりずっと前に、世界貧乏人で溢れかえるだろうし(すでにニートは6億人くらいいる)、貧乏人の中から出現するinsaneな人々が暴れまわる暴力時代が出現すんだろうね。

アニメ作るには金かかる

適当な知識で書いてみる

例えば、A監督が、「アニメ映画作るのに3億必要から3億ちょうだい」とB出版社社長に頼み3億もらい

その3億の予算内でスタッフ集めてアニメ映画を作ったとする

その映画の売り上げが、10億とか20億いっても、その売り上げは、最初に3億だしたB出版社のものになるのではないだろうか

で、B出版社が売り上げに気を良くして「今度は10億出すからなんか作ってよ」とA監督映画製作発注したが

その映画の売り上げが、5億程度だったりしたら、B出版社は5億の損失を出すことになるが、A監督とそのスタッフたちはしっかり最初10億という予算から給料もらってるわけだ

ガイナックスは、『王立宇宙軍』完成後解散する予定だったが借金が出てしまい、その借金を返すために会社を存続させ、エロゲーなどを作ったりして会社を存続させたりしてるし

ゴンゾも、オンライゲームコラボしたりして、収益モデル模索したが駄目だった

声優が食いつなぐために、名前変えてエロゲーに出演したりするように

アニメーター同人誌書いたり、エロゲー原画担当したりして、生活を成り立たせてる場合だってある

趣味仕事にして食べていくのは大変なことなんだろうと思う

風立ちぬ」も興行収入100億だけど、そんなに利益出てないみたいな話聞くし

アニメ制作はとにかくお金時間がかかるんだよね

それで当たればいいけど当たらなければ悲惨だよね

2015-04-13

犯罪が起きた時、評論家は何でアニメ抑止力になってる事を言わないんだろ

逆にアニメを潰せと躍起になるけど

からと言って感情論で強引にアニメを潰そうとするのが分からん

一方で東京アニメフェアやクールジャパンでは一貫してアニメ世界に発信しようとする。

アニメーターは年々給料の低さと多忙忙殺されて挙句自殺したり過労死したりが増加してるというのに

アニメを発信するけど、アニメーターは救済しないブラック企業みたいなやり口が今の政治からなのか、

評論家アニメ日本を救う、犯罪抑止力になっている事を言わない。

なんとなく事なかれ主義なのかもしれない。

だけど、実際アニメを締め付けて犯罪が急増してるイギリスアメリカの例を見てもまだ日本は彼らに学んで

犯罪助長させるからアニメ禁止を訴えるのには何か裏があるんでないかと疑心暗鬼になる人も多いんではないのかしら。

2015-04-12

Webデザインってセンスないとどうしようもないもん?

別にWebデザイナーになるつもりはないんだけど、趣味ブラウザゲームとかWebサービスとか結構作ってるから

同じもの作るにしても「あ、このサイト絶対デザイナーとか全く関わってないダッサいサイトだな!」

って直感で思われない程度にはデザインも洗練されてた方が自己満足にしてもいいと思ってるんだけど、

やっぱデザイン関連って端からセンスない人間だとどうしようもないもんなんだろうかー。

例えば20歳超えてカービィもまともに書けない人間Fate製作に携わるアニメーターには

努力の大小とか関係なく確実に不可能だと思うんだけど、Webデザイン世界もそんなもんなんですかね。

それとも、ある程度デザイン上のルールや色彩感覚勉強して身に付ければ"ある程度"なら融通効くもんなんだろうか。

まぁロゴとかイラスト描くのは100%無理だと思うけど……

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