はてなキーワード: 臨床研修とは
私みたいなモテない男は常に女性と女性から求められる男に対する怒りを抱えている。
31年間の人生の中でも特に女性に怒りを感じ今でも夢に見て怒りの感情で目が覚めることもある瞬間を紹介する。
たまたま着ていたセーターのロゴがクラスの女子と同じだったことからお調子者によって「お前らお揃いじゃん!付き合ってんの?w」と笑われた。その時にその女子から「嫌だ!絶対嫌!」と言われ嘲笑された。こちらは何も思っていないし、ムキになって反抗するだけこの手のバカな男(恥ずかしながら私は小学校のみ区立に通っており、その男はゴミ処理施設に勤務する父親と歳の離れた東南アジア人の母を持つ社会の最底辺であり、本来私に対して気安く口をきいて良い人間ではなかった)はつけあがるため無視していたのに、一方的に拒絶の態度を向けこちらの存在価値を否定しようとして来ることに強い怒りを感じた。
その子とは大学時代に家族でクルーズ旅行に行った際にたまたま再会した。向こうの母親が私の母に気がついて話しかけてきたのだが、フォーマルデイにも関わらず家族揃ってラフな服装で夜のパブリックスペースを歩き回っており、母は「恥ずかしい人達ね」と笑っていた。所詮関わるべき人間ではなかった。
初期臨床研修は大学医局に進む予定であったものの、父や医局に進んだ部活の先輩から「やめておけ」と反対されたこともあり人気があった(今でも人気か?)千葉県南部にある某私立総合病院へ進んだ。そこで出会った看護師。
千葉の田舎の高校から千葉の田舎の看護学校に進み千葉の田舎の病院に勤務する卑しい女だった。おまけにどうしようもない男と結婚して頭の悪そうな子供を産み離婚したバツイチのシングルマザー。
何かと話しかけられ紳士的に応じてやっていた。ある日、キンキの漬け丼を餌に自宅に誘われた。キンメダイとキンキは今でも私の大好物である。食べ終え子供達も寝た後で帰ろうとしたらそいつから誘われた。
モテない男だから簡単に手懐けて都合の良い男にしようという下賤な女の考えそうな浅はかな策だ。その日は無視して帰宅し、後日父と共に科長に抗議し退職して頂いた。母は事の次第を聞いて怒り狂っていた。
中高の同窓会に参加した。
後日に連絡があって食事に誘われたため「何か相談事かな」と思いながら了承した。医師はプライベートで知人や友人から家族の病気や治療について相談される機会が多い。直接診察するわけでもないのに業務外で無責任なことを言うのは憚られるのだが私は割と懇切丁寧に相談に乗ってしまうのである。
実際に会うとそのようなことはなく、単純に食事だけで、話はそれなりに盛り上がり楽しかった。
しかし、2回目の食事で恋愛や異性についての話をふられるようになり、3回目の食事の後で言った店で「付き合いたい」という趣旨のことを言われた。
普通ならば嬉しいことなのだが、この子の場合は喜ぶことができない。
この子は中高時代、テニス部に所属していた岡田将生に似た同級生の男に「好き好きキャーキャー」やっていたのだ。もし本当にこの子が俺に対する好意を抱いているのならばクラスが6年間のうち4年間も一緒だった中高時代に抱いているはずだ。岡田将生似の男は同級生一番乗りくらいの早さで既に結婚している。
この子は自分の第一志望が叶えられなかったので開業医の息子であり医師である俺で妥協しようとしているのだ。
同窓会でのドレスも貧相だったので金に困っているのだろう。馬鹿にしすぎである。
波風立てないように断ってそれ以来会っていない。
勘違いがあるようだが日本のすべての病院は公共財だ。営利目的で開設出来ない
〔開設許可〕
第七条 病院を開設しようとするとき、医師法(昭和二十三年法律第二百一号)第十六条の四第一項の規定による登録を受けた者(以下「臨床研修修了医師」という。)及び歯科医師法(昭和二十三年法律第二百二号)第十六条の四第一項の規定による登録を受けた者(以下「臨床研修修了歯科医師」という。)でない者が診療所を開設しようとするとき、又は助産師でない者が助産所を開設しようとするときは、開設地の都道府県知事(診療所又は助産所にあつては、その開設地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、当該保健所を設置する市の市長又は特別区の区長。第八条から第九条まで、第十二条、第十五条、第十八条、第二十四条及び第二十七条から第三十条までの規定において同じ。)の許可を受けなければならない。
5 営利を目的として、病院、診療所又は助産所を開設しようとする者に対しては、前項の規定にかかわらず、第一項の許可を与えないことができる。
構ってちゃんの頭の悪い露悪的な創作だが、ワイはこういう事を言うやつを微塵も信用していないぞ
少なくとも狩猟や農業で自分が食う分だけなら自分でまかなっているヤツならまだしも、
先進国の、それも都会のもやしが、何を寝言を言ってやがるって話ですよ
ほんといいカモだし、サイコパスな事件を起こす土壌は何しても消えないんだね
今よりも命がずっと軽い時代でどの立場でもみんな生き汚かったし、
身内のこととなったら質問責めにするぞ
ワイ身内の医療従事者、婆ちゃんの治療方針についてめっちゃ口出ししまくるからウザがられてたし、
ガンの手術する時は身内が務める大学病院にさせてたぞ。なお今元気に暮らしてる
世の中には自虐とか皮肉を、生得的な知能の問題、生得的な常識構築能力の問題(いわゆる発達障害やサイコパス)で
真に受ける人たちがいるし、
知能や共感性に特別な問題がなくても、親や世界に大切にされなかった呪詛を社会的に経済的に成功しても吐き続ける人がいる
マジでこういう頭の悪い露悪的な創作はよした方がよろしいと思います。軽蔑する
それから頭の悪い学歴コンプな増田の創作はともかく、似たようなこと言ってる自称医者は嫌ならやめろ
そもそも残業も不正研究や日本の医者の怠惰(論文読まない・サブスペシャリティの放棄が許される)もヤベーし、
AIの活用もオンライン対応もヤベーし、もっと庶民に門をひらけばいいだけだろ
常態的に月80時間以上の時間外労働をしているのが公立に限定せず3割いるが
医師の時間外労働上限を適用して、2024年までにすべての医療機関で960時間以下の時間外労働を目指すみたいなのもあるけど、
それと同時に特例のケースは年間1860時間までOKとか言ってるからな
医師が普通の職より恵まれているのは事実だし「嫌なら辞めろ」ではあるが、
根本的な解決策は、給与が下がるのがイヤ・競争激化がイヤとか言わないで
医師の仕事の委譲(医療職種間の業務の相互乗り入れ、スキルミクス)、
ついでに勘違いがあるようだが日本のすべての病院は公共財だ。営利目的で開設出来ない。嫌なら辞めろ
〔開設許可〕
第七条 病院を開設しようとするとき、医師法(昭和二十三年法律第二百一号)第十六条の四第一項の規定による登録を受けた者(以下「臨床研修修了医師」という。)及び歯科医師法(昭和二十三年法律第二百二号)第十六条の四第一項の規定による登録を受けた者(以下「臨床研修修了歯科医師」という。)でない者が診療所を開設しようとするとき、又は助産師でない者が助産所を開設しようとするときは、開設地の都道府県知事(診療所又は助産所にあつては、その開設地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、当該保健所を設置する市の市長又は特別区の区長。第八条から第九条まで、第十二条、第十五条、第十八条、第二十四条及び第二十七条から第三十条までの規定において同じ。)の許可を受けなければならない。
5 営利を目的として、病院、診療所又は助産所を開設しようとする者に対しては、前項の規定にかかわらず、第一項の許可を与えないことができる。
あと、2023-03-27:はてブもついにここまで来たか(https://anond.hatelabo.jp/20230327115830#)へのトラバで書いたこと再放送しておきますね
○ 米国における自殺幇助 (Assisted suicide in the United States - Wikipedia )
https://en.wikipedia.org/wiki/Assisted_suicide_in_the_United_States
「当然のことながら、死の幇助の受容性は文脈によって異なります。2014年のComRes/Careの世論調査では、73%が
“末期の病気で、自分の人生を終わらせることを明確かつ確定した意思を宣言した英国の 知的 精神的 判断能力 がある成人が、
致死量の薬を自己投与して自殺をする支援を受けることができる” という法案の合法化に賛成しています。
しかし、これらの同じ人々の42%はその後、死の幇助に反対するいくつかの経験的な議論が強調されたときに、考えを変えました。
例えば、愛する人に負担にならないように彼らの人生を終えるように人々に圧力をかける 危険性のようなものです。」
オレゴン州尊厳死法(DWDA)の報告書によると、尊厳死を選択する患者の中には、終末期の懸念事項として治療費を挙げる者もいる。
anond:20231105103853 anond:20231105121811 anond:20231105122833 anond:20231105131112
独身男性はやっぱり狂う。
夫婦で奈良に遊びに行った際に夫の大学時代の同級生が奈良で研究生活をしているというので会いに行った。
夫は大学卒業後都内に戻り初期臨床研修に進んだが、その同級生は初期臨床研修に進まずにそのまま大学院に進学した。現在も独身。
まず研究室で袋の開けられたハッピーターンを出されて「これ食べていいよ」と言われた。大学時代の同級生が妻を連れて遊びに来たというのにヨレヨレのくたびれたTシャツにジャージパンツ。
独身で彼女も妻も子供もおらず臨床医と異なり仕事での人間関係もないからか、夫の話す他の同級生や先輩の近況、子供の話などには全くついてこれていなかった。
そして自分が研究している発生学の話や、現在の生物学がいかに量子力学などの物理学の影響を受けているのかという話を力説された。
夫は「くせ強いだろ」と苦笑いしていた。
独身男性は狂うし哀れ。
人間として生きている以上、癌になる可能性を0にすることはできない。
もちろん、大型哺乳類の遺伝子研究と応用研究が発展して癌の発生自体を抑制することができるようになる可能性も0ではないが、それは難しいだろう。
つまり癌自体を発生させるのではなく、発生した上で既に治療の難しい状態となった癌をいかに制御するかが鍵になる。
例えば、これまで「余命1年」と宣告されていたであろう状態の癌でも、生活の質を下げることなく10年間は生きられる状態になったとすれば、癌による悲劇を減らすことができる。
「それでも10年経ったら死ぬんじゃないか!」と言われそうだがそれは癌に限った話ではなく間質性肺炎、腎不全、糖尿病にも言えることだ。10年間あれば十分に家族との時間を過ごし、やり残したことも少なくなるだろう。
今年度で俺の初期臨床研修が終わる。そしたら再び地元を離れて母校に帰り、発生学の研究を行なっている講座に入る予定だ。
市立図書館とSAPIX、鉄緑会にて鍛えられたこの俺の頭脳があればね。
それではまた会おう。
ただの独法系病院勤務医だけど神奈川の田舎の母子家庭に生まれたからか、昔は名誉欲と権力欲が強かった。横浜翠嵐卒業して東大法学部卒業して、在学中に司法試験と国家公務員試験に合格して、大蔵省か自治省の官僚を目指していた。金には全く興味がなくてエリート視、次官という肩書き、陛下から頂ける勲章が欲しかった。
だけど、司法試験合格して東大法卒の事務次官でさらに中高は私立の名門男子校なんて人はゴロゴロいるわけで、地元小中と県立出身の自分じゃ「真のエリート」にはなれないなと諦めた。
その後内閣人事局というとんでもないオフザケ組織ができてしまったのでその選択は正解だった。
それからは「国立大学医学部の教授」を目指して旧六医とされる地方国立医学部に受かったんだけど、大学在学中に新しい臨床研修制度が始まってしまった。県外出身の友人始め多くの同級生はそれを歓迎していた。だけど俺は不安だった。せっかく苦労して関連病院の多い歴史の古い国立医学部に入ったのに、その医局の権威が揺らいでしまったら…と。
予想は的中し、今や国立医学部よりも設備の整った私立総合病院の院長がデカイ顔をすることもあり、大学医局に属したことのない医師が名医と紹介されることもあり、極め付けに最初から稼ぎの良い美容外科を志望して入学してくる学生がいる。
医師や官僚だけじゃない。情報化社会とネットメディアが進展すればするほど、金と根拠のない影響力だけを持った胡散臭い実業家やインフルエンサーが大口を叩くようになり、正当な権威や権力を持った人間の影響力が次々と失われていく。
大学時代の後輩がICUにおり、自分の科の患者さんに急変やトラブルが起こった時は彼に頼む。信頼できる麻酔科医だ。
そんな彼は婚活で苦戦している。後輩は30代後半だが、紹介やマッチングアプリでも相手の女性は25歳以下という限定をつけている。ブサイクでも低身長でもないが変わり者で恋愛経験がなく苦戦しているようだ。
なぜ年齢に制限をつけるのか聞いてみた所「まともな女性は25までに結婚を考える相手と交際しているから」だそうだ。
自分の場合、初期臨床研修の時にとある科でお世話になった看護師の女性に一目惚れしてなんとか仲良くなって交際して数年後に結婚した。
出会ったのは俺が25、妻が34の時か。
妻は結婚してから10年近く経つ今でも優しくて明るくて笑顔が素敵で一緒にいるだけで癒されるような人だけど、実際に出会った時は独身だったわけだから「まともな女性は25までに結婚を考える相手と交際している」という考えは絶対的では無いと思う。
年齢に制限をつけてもあらゆる女性と出会えて選り取り見取りなら問題ないが、結果的に彼は全く出会えていないし出会えた人ともうまくいっていないわけだから、せめて自分と同い年までは幅を広げた方が良い人と出会える可能性は上がると思う。
ただ、恋愛に関わらずあらゆることにこだわりの強い彼にそう伝えた所で彼が考えを変える訳がないので、術後肺炎を起こしたものの無事に回復したうちの科の患者さんの術後管理のお礼を伝えて会話を切り上げた。
医学科なら医師免許は取れるから、臨床研修終わってバイトできるようになるまでは山大に限らず家から通える所が親孝行だね。
大騒ぎにはならなかった。
いくら田舎とはいえ新聞載ったり、近所の人や先生が個人情報ベラベラ言いふらすことはなかったから、付き合いがある近所の人、同級生、友達の親に会ったらおめでとうって言われるくらい。
ワイは下記の経験をしてから自分で英語で調べてからいくし、病院で調べた内容を話し、まともな医者か確認する
あと、ワイの身内医療従者多いけど、医療従者は身内の受診時にフツーに質問しまくるのでみんな遠慮なくしてください
大学病院にクレーム入れた話
数年前なんだけどなんの音沙汰もないんやが?
なお、腫瘍は自然に無くなった。手術を医者が執拗に勧めてきたけど断って正解やったな
クレーム内容
診察中に「自己責任」だと鼻で笑われました。
おそらく誰に対してもそういう言動をとっているのであろうと思われるので改めて欲しいです。
- 診察中に冗談を言った訳でも無ければ笑う必要は無さそうですが、いかがですか?何が面白くて「は」と声に出して鼻で笑ってるのか尋ねましたがお答えは貰えませんでした。
- 腫瘍なので長期間放って置かないようにと指示を受け本日受診したのですが、担当医の先生がご不在でした。
頻繁に会社は休めないので、まただいぶ間が空きそうだが大丈夫か?尋ねたところ、『自己責任だ』と言われました。続けて『受診しなかったのが悪い』と言われました。
流石にこれには憤慨し「どういう意味で言っているのか?」と強く問いただしたところ、『緊急性のあるものではない』と言われました。なぜ最初からそう言わないのでしょうか。
貴院はどういった意図でそのような案内をしているのでしょうか?- 医療の素人には 『健康に重大な影響を及ぼす可能性がある』ので繁忙期であっても会社を休んで受診する必要があるのか、閑散期の休めるタイミングに予約を入れて受診でも問題ないのか判断がつきません。分かりやすい案内をしていただけると助かります。
あと勘違いがあるようだが日本のすべての病院は公共財だ。営利目的で開設出来ない
〔開設許可〕
第七条 病院を開設しようとするとき、医師法(昭和二十三年法律第二百一号)第十六条の四第一項の規定による登録を受けた者(以下「臨床研修修了医師」という。)及び歯科医師法(昭和二十三年法律第二百二号)第十六条の四第一項の規定による登録を受けた者(以下「臨床研修修了歯科医師」という。)でない者が診療所を開設しようとするとき、又は助産師でない者が助産所を開設しようとするときは、開設地の都道府県知事(診療所又は助産所にあつては、その開設地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、当該保健所を設置する市の市長又は特別区の区長。第八条から第九条まで、第十二条、第十五条、第十八条、第二十四条及び第二十七条から第三十条までの規定において同じ。)の許可を受けなければならない。
5 営利を目的として、病院、診療所又は助産所を開設しようとする者に対しては、前項の規定にかかわらず、第一項の許可を与えないことができる。
地元の医学部に入学しそのまま母校の附属病院で勤務という、いわゆる地元の秀才コース。数年前まで同地域の大学病院に勤務していた。
研修医の大学離れが叫ばれて久しいが、働き方改革でそれに拍車がかかっており、人的リソースは多くの医局において現在進行形で悲惨なことになっている。
大学病院を辞めて時間が経ち、自分が辞めた理由を冷静に振り返れるようになったので、備忘録的に記載してみる。
多くの方がそうかもしれないが、辞職の理由は単一の理由ではなく、複数の要因の組み合わせである。
一つのことであれば我慢できても、同時期にいろいろな問題が重なるとその場に居続けるのが難しくなってしまう。
大学へ行く前から、化学や物理の実験の時間が苦手だった。当時から実験計画を立てて正確に遂行していくのに興味がなかったように記憶している。
大学病院勤務なので、研究の真似事や学会発表、論文執筆は細々としたが、何年やっても面白くならなかった。
仕事だから嫌々やっている状態で、達成による金銭的なインセンティブもなく、全くモチベーションが湧かなかった。
そんな折、大学より「来年度から各講座への研究費は教員当たりの論文数を参考にして支給する」旨の通達があった。
つまり論文数が少ない医局員は講座のお荷物になるということと同義である。
今後、論文数が減りこそすれ増えることは全くないことを自覚していたため、大学から離れる理由の一つとなった。
・地域医療への貢献ができないこと
弱小医局ゆえ、県内の主要病院への医師派遣も行きわたっていない状態が続いていた。
例年、研修医として回ってくる若手をあの手この手で勧誘し、少しでも人員不足を解消しようと全医局員が願っていたように思う。
しかしボス(教授)より不意に、「来年度からA県のB病院へ一名派遣することにしたから調整よろしくー」とぶっこまれた。ちなみにボスはA県出身である。
いやいや先生、まだ県内すら充足していないのに隣とはいえ他県に人を出す余裕はないっすよ、と繰り返し伝えたが、
「もうB病院の先生と約束しちゃったんだよ。同じ大学の先輩なんだよね。非常勤でいいから。お金はしっかり出してくれると思うよ。」と取り付く島もなし。
やむなくスタッフを説得して派遣。B病院の事務と交渉したが、給与はむしろ当県としては安いレベル。
前項のようにボスは気分や口約束で仕事を拾ってくることが多く、悩みの種であった。
科内の方針変更だけであれば不平不満をカバーすることもできるのだが、他院や他科も絡むと厄介この上ない。
あるときボスから、「C科と共同して新しいプロジェクトを進めることにしたからよろしくね。D教授とは話がついているから。C科の先生たちと調整してね。」
明らかに業務量が増えそうな内容であったが、自分の科の医局員にも勉強になりそうであり、資料集めを行った(一部は実費で)。
それからC科の先生方と何度か調整を行い、C科としても非常に前向き。必要な人員やコストを見積もれたのでボスへ報告。
で、返答は「思ったより負担が大きいねえ。うちの科としては無理じゃない?やっぱりやめようか。D教授には直接伝えないけど、医局員同士で話をつけといてね。」
いやいやいや・・・もうC科の先生方は割とやる気ですよ、そのつもりでいますよ、と話したが覆らず。
この辺りは言うに及ばず。
筆頭はやはり夜間の緊急性が極めて低い呼び出し、夜間帯は当直医に運ばせる薬剤、採血や点滴をやらない看護師、あたりか。
挙げればきりがない。
・医局員への不信
まず先に、自分が所属していた医局は非常に雰囲気がよく、医局員も非常にまじめだった(と少なくとも自分は思っていた)。
年々ボスの要求が強まってきているのを、皆が不穏に感じてはいたが。
上述の幾つか不満が頭の中でグルグル回っていた折、決め手となる2つの事態が発生した。
患者さんの病状に関わるような内容ではなかったものの、精神面には少なからず影響を与えそうな事象であり、明らかにこちらに非があった。
自分はその後輩のオーベンという立場で繰り返しフォローを行い、なんとか訴訟にならずに済んだ。
なお外来主治医はボスであったが、フォローの場には一度も顔を出さなかった。
もう1つは自分が出張で不在中、および不在後のトラブル。コロナ禍の真っ最中であり、どこも入院ベッド確保に苦労していた時期である。
自分が長期にフォローしている外来患者さんが、自分の不在時に具合が悪くなったと受診希望があったようだ。
その日の当科救急担当の後輩(上述の後輩とは別の医局員)が電話を受けたが、満床で来院を断ったと。
自分が出張から戻ってきて数日、他院他科の先生から連絡があり、その患者さんが急変して亡くなったとのこと。後輩からは何も報告を受けていなかった自分は、電子カルテを開いてようやく状況を把握した。
「満床なのは分かるが、長期フォロー中の患者の具合が悪くなったのであれば、まずはフォロー中の病院で患者を受けて病態の評価をしたのちに十分な情報提供と共に依頼をするのが筋ではないか」と至極真っ当なお叱りを頂いた。
この辺りで急速に、力が抜けていくのを感じた。しばらく腑抜けた状態が続いた。
大学病院とはこういうものだ。ボスも業務が多くて忙しいのだ、仕方ない。後輩も日々がんばっていた上で、トラブルを起こしたり満床ゆえ断ったりしたのだ、やむを得ない。
結局、自分のフォロー患者の急変報告を受けて数か月後、大学病院を退職。
それから数か月は仕事をせず過ごして、今は臨床研修指定を受けていない小規模の一般病院で働いている。
全く苦労がないわけではないが、仕事に関する不満はほぼない。
家に帰ってから、ボスからの要求や他科の先生との交渉、他院の先生からのお叱りが頭の中をグルグル回って眠れないこともない。
子供関連のイベントはほぼ皆勤賞で出席できるようになった。運動習慣がついた。酒が減った。
もしかしたら上述した要因のうち、いくつかがなかったら、まだ大学病院で働いていたかもしれない。
それでも間違いなく言えること。
追記:
夫中心で子育てをしていく事にした。
まともに話し合いすらできない程度の関係か作り話ですかね。
勘違いしている方がいるようなので一応書いておきますが、収入で言えば夫より私の方が良いので、いわゆる「下方婚」と思います。
・臨床研修医は、2年間のプログラムで研修をします。 1年次では、平均の年収は435万円程度になります。
瞬間的には夫より高かったのかもしれませんが、たった2年だけ年収400万程度で勤務して研修すら完了できてない無職主婦ですよね。
夫が何かの正社員なら年収300-400位はあるだろうからせいぜい同等婚ですよね。
年収数千万の可能性がある資格は地位的には高そうに見えますが、あなたは現実に一切活用できてないので上方婚と言い張れる水準になってません。
タイトルは、漢字の変換ミスから思いついたダジャレですが、まったく笑えない現状です。
無給医に関する文科省の調査が発表されたので、それに寄せて当事者から所感を述べさせていただきます。
簡単に自己紹介しますと、私は内科系の卒後10年程度の医師です。肩書き上は大学院生になります。
大学院の期間は4年間ですが、そのうちの一定期間を研修という名目で病棟や外来などの臨床業務を行って過ごし、残りの期間で研究を行って博士号の取得を目指します。
いわゆる「無給医」とわざわざ書いたのには理由があり、実は厳密に言うと無給ではありません。
臨床業務を行う期間については、大学とは診療に従事する大学院生として雇用契約を結びます。
その契約には報酬に関する規定もありますが、残念なことに有名無実の契約で、実際の業務を行ってもその契約に従って報酬が払われることはありません。朝から晩まで身を粉にして働いても、基本的には無給です。
唯一の例外が当直業務で、そこに対してだけはコンビニの時給と同じくらいの報酬が支払われます。
とは言え、月額でも世界のナベアツがアホになる前に数え終わりそうな額しかもらえません。
当直以外の業務に関しては、いくら朝早くから患者さんを診察しようと、夜遅くまでカルテを書いていようと、土曜や日曜に出勤しようと、1円も払われません。
当直代をもって大学は給与を支払っているとしているため、先週末に文科省から発表された調査でも、私の所属する大学は「無給医はいない」という結果になっていました。
なまじ給与が支払われている分、表に出てきにくく本当の無給医よりタチが悪いです。
さらに言うと、大学院生なので学費を大学に普通に支払っています。当直代より学費の方が高いので、カネを払って仕事をしている訳です。
完全に終わっています。
そんな生活でどうやって生きていくのかと思われる方もいるかもしれませんが、これではもちろん生活していけないので、バイトに行って稼いできます。
大学病院の勤務が終わった後に人手が少ない病院の当直に行ったり、土曜や日曜・祝日にそういった病院の日直や当直をしたりして生活費を稼ぐわけです。
ちなみに私は今日もバイトで、この増田も日直の待機時間に書いている訳です。サボっているわけではなく、電話がかかってきたらちゃんと仕事してますよ。
こういったバイトが必要な病院は、世界のナベアツもアホになりがいがあるくらいのいい報酬をくれるところが結構あります。
大学病院との落差にクラクラしますが、何とかそうやってそれなりの額を稼いで生活していけます。
とは言え、本来は休みのはずの時間にバイトに行くため、色々なところに負担をかけます。
自身の肉体的・精神的な負担は言わずもがなですが、家族にも多大な負担をかけます。
普段はお金を払って仕事に行き、たまの休みも生活費を稼ぎにバイトに行くなんて、本当に妻や子ども達には申し訳ないとしか言いようがないです。ほんとごめん。
まぁ、こんな感じが無給医かつ無休医の現状です。
じゃあ大学なんか辞めて、そこら辺の一般病院で働けばいいと言われるかもしれませんが、やはり大学でしかできないことがたくさんあります。
いい研究をして医療を少しでも前に進めよう、新しい治療法を開発しようと考えると、どうしても大学は避けて通れない道です。
教育の場として医学生を育てるのも大学でしかできないことです。
大学がしっかり土台を支えてこその今後の日本の医療・研究があるはずです。
誰も好き好んで無給で働いている訳ではありません。
この無給医問題は、表層的には大学病院が立場の弱い医師を安くこき使ってけしからん、という問題ですが、その根元には、立場の弱い医師を安くこき使わないと成り立たない医学部・大学病院のシステムの問題があります。
大学病院ももちろんグレー(というか真っ黒ですが)なことはやりたくないと思うので、払えるなら適切な給与を支払いたいと思っているはずですが、いかんせんお金がありません。
逆に、適切な給与を払える人員だけで今のシステムを回そうとすると、現状でもかなり忙しいスタッフがさらにオーバーワークになって過労死します。
決して多くない数のスタッフで研究や臨床、教育を回していくためには、研究に関しては大学院生を、臨床に関しては大学院生を含めたいわゆる無給医(薄給医)を使っていくしかないのが現状です。
この問題を解決するためには、大学がもっと医学部・大学病院に潤沢に予算を割り振って、研究・臨床・教育の各分野、特に臨床・教育にそれぞれ適切なスタッフを配置する必要があります。
そうなれば大学院生は研究に専念できますし、薄給で雇われている臨床医もちゃんと正規の給与をもらえるはずです。
まぁ、そんなお金がある大学は日本全国どこにもないので夢物語なのですが。
文部科学省も、こんな形だけの無意味な調査をするくらいなら、大学への適切な予算配分について考えて欲しいものです。
今までは当事者のがんばりで何とかなっていましたが、そういう根性論で何とかするみたいな時代は終わりを迎えています。
臨床研修必修化によってだいぶ弱体化した大学医学部・大学病院システムですが、根本的な対策をしないとさらなる崩壊がそう遠くないうちに起こりそうな気がします。
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/04011501/002/002.htm#1
大卒だと
「大学院等への進学者」(就職し,かつ進学した者を含む。以下同じ。)6万2千人(全卒業者数の11.4パーセント),「就職者」(就職し,かつ進学した者を除く。)30万人(同55パーセント),「臨床研修医」(予定者を含む。以下同じ。)8千人(同1.5パーセント),「一時的な仕事に就いた者」2万5千人(同4.6パーセント),「左記以外の者」12万3千人(同22.5パーセント),「死亡・不詳者」2万7千人(同4.9パーセント)となっている。