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2024-11-05

大人になる決意表明

※好き勝手につらつらと書いています

 

最近、父から連絡がきた。ラインへの着信が複数回携帯電話への着信が複数回

意図的にその連絡を無視していると翌日の朝にも同じような着信が、それも無視していると夕方にまた着信が。

これは鳴りやまないし連絡を返さないと後から面倒になるパターンのやつか…と渋々電話すると酒に酔ったやけに上機嫌な父の声が聞こえる。

元気にしているのか、仕事は順調か、今俺はこういうことをして過ごしているなど他愛のない会話をする、そんなんじゃ人生やっていけないぞバカ説教もされる。

暫くすると死にたいのに死ねない、どうしようもない、どうすればいい、と泣きながら話し出す。

私はそれに対してそう言われてもなあ…お父さんが元気な方がうれしいけど、と伝える。

 

覚えている限り、私が小学生くらいのときから父はこんな感じの人だった。

私が幼稚園生のときも父は定期的に酒に酔って癇癪を起していた記憶があるが、死にたいとかどうとかの話をしていたかまでは覚えていない。

私はその年の時分なんでか酔った父に襖を投げられ顔面クリーンヒットし、鼻血がとめどなく溢れて鼻の穴だけでは排出量が追いつかず口からも血が出てきたことにより、

人体では鼻と口が繋がっているという当時としては衝撃の事実を知ったので父がとりあえず酒気帯び暴力マンであったことだけはよく覚えている。

 

父は定期的に酒に酔い暴言暴力を奮い、死にたい死にたいと泣く人だった(酒さえ飲まなかったら昭和の頑固おやじとか関白亭主とかで表現できるような人ではある)。

そんな父と暮らす生活文字通りたまったものではなかった。

 

とはいえ父としてもこの状態を良いものとは全く考えておらず、父なりに改善のための努力をしていた。

断酒会に通って似たような境遇の人とコミュニケーションをとったり、

暴力を多少配慮のある暴力としていったり(投げる物が茶碗とか灰皿から箸に変わったり、暴力体勢に入ると羽交い絞めにして止めても止まってくれなかったが、それが多少話を聞いてくれるようになったりなど…)、

お酒を飲んでしまったら、暴力的になるより先に自分を潰すために酒をあおるように飲むようになったり、

まりうまくいっていないようだったがそもそもとしてお酒を飲まないように回数を減らそうとしたり。

傍目で見てまあ昔よりは多少マシになったのかなあと疑問に問いかけられるレベルには努力をしていた。

とはいえこんな家にいつまでも居ては人生潰されると思い大学から地元を出て、社会人になった今でも都会の方で私は暮らしている。

 

私が家を出た後、父は定年も数年後に控えた歳で仕事自主退職し、収入不安定になった。

そのときは今までの多少の努力を水泡に帰すような荒れっぷりになったが、祖父母遺産が懐に入ったことで家計が安定し、老後の不安が解消したのか次第とアルコールへの依存がかなり減っていった。

憑き物が落ちたかのように父の生活はより穏やかなものとなっていった。

母はこんな家庭をずっと精神的に支えてきてくれていたのだが(鬱っぽくなったときも多々あったが)、ようやくこのタイミングで父との夫婦らしい生活を取り戻すことができた。

定期的にくる母からラインでは今日はお父さんと一緒に散歩をしたなど、ほのぼのとした一日の出来事が綴られてあり、その連絡に安堵をして意気揚々と返信をしていた。

しかし、数年前に母が癌で他界した。

父と母の穏やかな生活が始まってちょっととき出来事だった。

それ以後父はまた定期的に酒を飲むようになり、冒頭の連絡をよこすようになった。

 

母が他界してから私は父に多少の恨みをもつようになった。というのも、私は父に父親に対してするような相談を全くできていないのである

父親に対して相談したい悩みならたくさんあったにもかかわらず。

父が私に対してそれなりの愛情と、うまく対応できるかどうかは別として何かあったときに尻ぬぐいしてやるくらいの器量を持ち合わせているのは知っている。

でも私がまず一番父に求めているのはどっしり構えた親の姿であって、ありがたいもの愛情や脆い器量がほしいのではなかったのだ。

からの連絡がくる度にそれがないことが毎回分かってしまって、泣いてしまう日が増えた。

 

今朝がた母の夢を見た。癌で治療中の母のもとに私がお見舞いに行っているのを第三者視点でみる夢だった。

○○ちゃん(私のこと)がね、今日どこに行ってたのか看護師さんとお話してたんだよ、

お母さんね○○ちゃんが何をしてたのか知ってるんだよ、

幼稚園生のようにたどたどしく話す母に対し、

ベッドの小脇にある丸椅子に座りながらどこか嬉しそうにそっか~そうだったんだね、すごいね、とひたすら相槌をうつ私の姿が病院の一室にあった。

音程歌詞も良くわからないような歌なんかも一緒に歌ったりもしてた。

とても緩やかに時間が流れているような夢だった。

 

実際は病院でこんなに緩やかな時間を過ごしたことはあまりなかったように感じる。

詳しくは伏せるが、母は放射線治療のために入院した後、一週間過ぎたくらいでコミュニケーションがほぼとれなくなり、その三週間後には他界した。

 

母が他界してから母の夢を見たのはこれで二回目だった。

一回目見た夢の中の母はもっと私の知っている母親しかった。

私は母の闘病中に籍を入れたのだが結婚式をしなかったことに対して本当はしているところを見たかったのよと言われたのを覚えている。

 

なんで今回はこんな夢を見たのだろうと思案してみたのだが、私は母が私に大人になりなさいと伝えているのだと解釈した。

夢なんてスピリチュアル領域を出ないものだし、確実にどうというものでもないのだが、逆に言えばどうとらえるもその人の好き勝手にすれば良いのだ。

 

はいつまでも親でいてくれるわけではない。

無いものを数えては何で私にはこれが無いんだろうと嘆いてもしょうがない。

自分がどんな状態でもその人のほしい言葉をかけてあげること。

幼児退行した母と親のようにふるまう娘の私との会話で、暗にそんなことを示し、教えてくれたのではないかと感じた。

 

そんな都合のいい解釈をした今、少し肩の荷が下りている。

冷たく聞こえるようだが、父に私の望む親としての役を担ってもらうことに期待をしないと決めた方が心持が幾分か楽になったのだ。

そして今度は私が、そんな大人である親側の役を担う番であると決意ができた。

 

色々父に対して恨みつらみを綴ったが、父も父で大変な環境で生きてきたのではと思う。

 

父のいとこのおじさんが、父は他のいとこがちょっとしたこと大人から褒められると、よく癇癪をおこしてその子喧嘩するような人だったと言っていた。

父方の祖母他人のことを小馬鹿にするきらいがある人だった、私の初任給の額が自分年金よりも低いと知ると嬉しそうにしている人だった。

父方の祖父仕事が忙しく、夜中まで帰ってこない日も多々あったらしかった。あまりから祖父の話を聞いたことがない。

父の職場では(そもそも昭和時代だとどこも似たようなものかもしれないが)年功序列が厳しく、飲み会もかなり激しいものだったと聞いた。

父は若い頃酒は一滴も飲めないほど弱かったにもかかわらず、無理してお酒を飲んで帰ってきてゲーゲー吐いていたと母から聞いた。

 

実際のところはどうかわからないが、もう少し色んなところで色んな大人相手のことを思いやって態度で示せれば、

私の父も何かに依存して心の安穏を保とうと必死にならなくても良かったのかもしれない。

でも無いものをねだってもやはりしょうがないのである

 

父がこれから穏やかに過ごせるかどうかは父の努力次第である、私は助けを求められればそれ相応に対応する心づもりもある。

だがその結果に関してどうこうと思いあぐねることはもうしない。それは父の人生の結果であって私が囚われるべき人生の一部ではない、もうそういう歳になれた。

今までと変わらない様子でいるのであれば、私はお父さんが元気でいてくれた方が嬉しいんだよと伝えるだけだし、

もし頼りになる父になってくれるのであれば、そのときどきの相談事をすればいい、

もっと歳をとって老人のようになったら、夢での母との会話のように穏やかに何度も相槌をうつ。それだけでいいんだと思う。

 

ただ私は相手のことを考えた相手のほしい言葉をかけてあげられる大人になることをひたすら目指そうと思う。

それは父にも、パートナーにも、友人、職場の人、親戚、将来できるかもしれない子供に対しても、誰に対しても平等姿勢で。

これまた勝手ではあるがこの目標最後の母との約束として忘れないよう、覚書として残す。

 

2024-10-19

夢でよかった

物凄い雷と地震で目が覚めた

地震おやじじゃんてなった

2024-10-11

おやじさんの味を守る

おやじさんの味を守る」という言葉には、深い愛情尊敬が込められていますね。この言葉から、様々なことを読み解くことができます

おやじさんの味を守る」が意味すること

思い出の味へのこだわり:

お父さんの手料理の味を、単なるレシピとしてではなく、家族との楽しい思い出や、故郷の味として大切にしていることを表します。

伝統継承:

代々受け継がれてきた味を、次の世代へと繋いでいきたいという強い意志を感じます

家族の絆:

食を通して家族の絆が深まり、それが世代を超えて繋がっていることを示唆しています

故郷への愛着:

お父さんの味は、故郷の味と重なり、故郷への愛着郷土料理への誇りを表している場合もあります

おやじさんの味を守る」ためにできること

レシピを記録する:

お父さんに作り方を丁寧に教えてもらい、レシピを書き留めておきましょう。写真動画で記録することもおすすめです。

一緒に料理を作る:

お父さんと一緒に料理を作ることで、より深い味わいを理解し、コツを学ぶことができます

味を再現する努力をする:

レシピ通りに作っても、なかなか同じ味にならないことがあります。何度も試行錯誤しながら、自分なりの「おやじの味」を追求してみましょう。

家族や友人と分かち合う:

完成した料理家族や友人と分かち合い、一緒に味わうことで、思い出がさらに深まります

新しい味を加えていく:

古典的レシピを守りながらも、現代食材調理法を取り入れて、新しい「おやじの味」を創出することも可能です。

おやじさんの味を守る」ことの意義

家族の絆を深める:

食を通して家族の絆を深め、温かい家庭を築くことができます

心の栄養補給する:

美味しい食事は、心身に栄養を与え、癒し効果をもたらします。

伝統文化継承する:

食文化は、地域伝統文化を伝える大切な要素です。

未来へ繋げる:

お父さんの味を次の世代へと繋いでいくことで、家族歴史や思い出を大切にできます

具体的な事例

老舗の味を継ぐ:

長年愛されてきたお店の味を、若者が受け継いで新しい風を吹き込む。

故郷の味を再現:

遠く離れて暮らす人が、故郷の味を再現し、家族や友人と分かち合う。

家庭の味をイベント提供:

家族の思い出の味を、地域お祭りなどで提供し、多くの人と共有する。

あなたにとって、「おやじさんの味を守る」とは、どのような意味ですか?

ぜひ、あなたの考えやエピソードを教えてください。一緒に「おやじさんの味」について語り合いましょう。

2024-10-01

anond:20231016093801

バイシュンをおすすめしま

👧「タテ4コマだと選べないだろうが!💢」

って桜玉吉の昔のマンガおもいだした

(『おやじ惑星』で読んだ)

サイン会だか同人即売会かに行って対面したファン

絶対一生懸命にやらないこと!」

ってアドバイスしてた、ってエピソードまじ泣けてくる

2024-09-30

https://anond.hatelabo.jp/20240930202150三四郎はすぐ床へはいった。三四郎勉強家というよりむしろ※(「彳+低のつくり」、第3水準1-84-31)徊家なので、わりあい書物を読まない。その代りある掬すべき情景にあうと、何べんもこれを頭の中で新たにして喜んでいる。そのほうが命に奥行があるような気がする。きょうも、いつもなら、神秘講義最中に、ぱっと電燈がつくところなどを繰り返してうれしがるはずだが、母の手紙があるので、まず、それから片づけ始めた。

 手紙には新蔵が蜂蜜をくれたから、焼酎を混ぜて、毎晩杯に一杯ずつ飲んでいるとある。新蔵は家の小作人で、毎年冬になると年貢米を二十俵ずつ持ってくる。いたって正直者だが、癇癪が強いので、時々女房を薪でなぐることがある。――三四郎は床の中で新蔵が蜂を飼い出した昔の事まで思い浮かべた。それは五年ほどまえである。裏の椎の木に蜜蜂が二、三百匹ぶら下がっていたのを見つけてすぐ籾漏斗に酒を吹きかけて、ことごとく生捕にした。それからこれを箱へ入れて、出入りのできるような穴をあけて、日当りのいい石の上に据えてやった。すると蜂がだんだんふえてくる。箱が一つでは足りなくなる。二つにする。また足りなくなる。三つにする。というふうにふやしていった結果、今ではなんでも六箱か七箱ある。そのうちの一箱を年に一度ずつ石からおろして蜂のために蜜を切り取るといっていた。毎年夏休みに帰るたびに蜜をあげましょうと言わないことはないが、ついに持ってきたためしがなかった。が、今年は物覚えが急によくなって、年来の約束を履行したものであろう。

 平太郎おやじ石塔を建てたから見にきてくれろと頼みにきたとある。行ってみると、木も草もはえていない庭の赤土のまん中に、御影石でできていたそうである。平太郎はその御影石が自慢なのだと書いてある。山から切り出すのに幾日とかかかって、それから石屋に頼んだら十円取られた。百姓や何かにはわからないが、あなたのとこの若旦那大学校はいっているくらいだから、石の善悪はきっとわかる。今度手紙のついでに聞いてみてくれ、そうして十円もかけておやじのためにこしらえてやった石塔をほめてもらってくれと言うんだそうだ。――三四郎はひとりでくすくす笑い出した。千駄木の石門よりよほど激しい。

 大学制服を着た写真をよこせとある三四郎はいつか撮ってやろうと思いながら、次へ移ると、案のごとく三輪田のお光さんが出てきた。――このあいだお光さんのおっかさんが来て、三四郎さんも近々大学卒業なさることだが、卒業したら家の娘をもらってくれまいかという相談であった。お光さんは器量もよし気質も優しいし、家に田地もだいぶあるし、その上家と家との今までの関係もあることだから、そうしたら双方ともつごうがよいだろうと書いて、そのあとへ但し書がつけてある。――お光さんもうれしがるだろう。――東京の者は気心が知れないから私はいやじゃ。

 三四郎手紙を巻き返して、封に入れて、枕元へ置いたまま目を眠った。鼠が急に天井であばれだしたが、やがて静まった。

 三四郎には三つの世界ができた。一つは遠くにある。与次郎のいわゆる明治十五年以前の香がする。すべてが平穏である代りにすべてが寝ぼけている。もっとも帰るに世話はいらない。もどろうとすれば、すぐにもどれる。ただいざとならない以上はもどる気がしない。いわば立退場のようなものである三四郎は脱ぎ棄てた過去を、この立退場の中へ封じ込めた。なつかしい母さえここに葬ったかと思うと、急にもったいなくなる。そこで手紙が来た時だけは、しばらくこの世界に※(「彳+低のつくり」、第3水準1-84-31)徊して旧歓をあたためる。

 第二の世界のうちには、苔のはえ煉瓦造りがある。片すみから片すみを見渡すと、向こうの人の顔がよくわからないほどに広い閲覧室がある。梯子をかけなければ、手の届きかねるまで高く積み重ねた書物がある。手ずれ、指の垢で、黒くなっている。金文字で光っている。羊皮、牛皮、二百年前の紙、それからすべての上に積もった塵がある。この塵は二、三十年かかってようやく積もった尊いである。静かな明日に打ち勝つほどの静かな塵である

 第二の世界に動く人の影を見ると、たいてい不精な髭をはやしている。ある者は空を見て歩いている。ある者は俯向いて歩いている。服装は必ずきたない。生計はきっと貧乏である。そうして晏如としている。電車に取り巻かれながら、太平空気を、通天に呼吸してはばからない。このなかに入る者は、現世を知らないから不幸で、火宅をのがれるからいである。広田先生はこの内にいる。野々宮君もこの内にいる。三四郎はこの内の空気をほぼ解しえた所にいる。出れば出られる。しかしせっかく解しかけた趣味を思いきって捨てるのも残念だ。

 第三の世界はさんとして春のごとくうごいている。電燈がある。銀匙がある。歓声がある。笑語がある。泡立つシャンパンの杯がある。そうしてすべての上の冠として美しい女性がある。三四郎はその女性の一人に口をきいた。一人を二へん見た。この世界三四郎にとって最も深厚な世界である。この世界は鼻の先にある。ただ近づき難い。近づき難い点において、天外の稲妻一般である三四郎は遠くからこの世界をながめて、不思議に思う。自分がこの世界のどこかへはいらなければ、その世界のどこかに欠陥ができるような気がする。自分はこの世界のどこかの主人公であるべき資格を有しているらしい。それにもかかわらず、円満の発達をこいねがうべきはずのこの世界がかえってみずからを束縛して、自分自由に出入すべき通路をふさいでいる。三四郎にはこれが不思議であった。

 三四郎は床のなかで、この三つの世界を並べて、互いに比較してみた。次にこの三つの世界をかき混ぜて、そのなかからつの結果を得た。――要するに、国から母を呼び寄せて、美しい細君を迎えて、そうして身を学問にゆだねるにこしたことはない。

 結果はすこぶる平凡である。けれどもこの結果に到着するまえにいろいろ考えたのだから思索の労力を打算して、結論価値上下やす思索自身からみると、それほど平凡ではなかった。

 ただこうすると広い第三の世界を眇たる一個の細君で代表させることになる。美しい女性はたくさんある。美しい女性翻訳するといろいろになる。――三四郎広田先生にならって、翻訳という字を使ってみた。――いやしくも人格上の言葉翻訳のできるかぎりは、その翻訳から生ずる感化の範囲を広くして、自己個性を全からしむるために、なるべく多くの美しい女性接触しなければならない。細君一人を知って甘んずるのは、進んで自己の発達を不完全にするようなものである

 三四郎論理をここまで延長してみて、少し広田さんにかぶれたなと思った。実際のところは、これほど痛切に不足を感じていなかったかである

 翌日学校へ出ると講義は例によってつまらないが、室内の空気は依然として俗を離れているので、午後三時までのあいだに、すっかり第二の世界の人となりおおせて、さも偉人のような態度をもって、追分交番の前まで来ると、ばったり与次郎出会った。

「アハハハ。アハハハ

 偉人の態度はこれがためにまったくくずれた。交番巡査さえ薄笑いをしている。

「なんだ」

「なんだもないものだ。もう少し普通人間らしく歩くがいい。まるでロマンチックアイロニーだ」

 三四郎にはこの洋語意味がよくわからなかった。しかたがないから、

「家はあったか」と聞いた。

「その事で今君の所へ行ったんだ――あすいよいよ引っ越す。手伝いに来てくれ」

「どこへ越す」

西片町十番地への三号。九時までに向こうへ行って掃除をしてね。待っててくれ。あとから行くから。いいか、九時までだぜ。への三号だよ。失敬」

 与次郎は急いで行き過ぎた。三四郎も急いで下宿へ帰った。その晩取って返して、図書館ロマンチックアイロニーという句を調べてみたら、ドイツのシュレーゲルが唱えだした言葉で、なんでも天才というものは、目的努力もなく、終日ぶらぶらぶらついていなくってはだめだという説だと書いてあった。三四郎はようやく安心して、下宿へ帰って、すぐ寝た。

 あくる日は約束から天長節にもかかわらず、例刻に起きて、学校へ行くつもりで西片町十番地へはいって、への三号を調べてみると、妙に細い通りの中ほどにある。古い家だ。

 玄関の代りに西洋間が一つ突き出していて、それと鉤の手に座敷がある。座敷のうしろ茶の間で、茶の間の向こうが勝手下女部屋と順に並んでいる。ほかに二階がある。ただし何畳だかわからない。

 三四郎掃除を頼まれたのだが、べつに掃除をする必要もないと認めた。むろんきれいじゃない。しかし何といって、取って捨てべきものも見当らない。しいて捨てれば畳建具ぐらいなものだと考えながら、雨戸だけをあけて、座敷の椽側へ腰をかけて庭をながめていた。

 大きな百日紅がある。しかしこれは根が隣にあるので、幹の半分以上が横に杉垣から、こっちの領分おかしているだけである。大きな桜がある。これはたしかに垣根の中にはえている。その代り枝が半分往来へ逃げ出して、もう少しすると電話妨害になる。菊が一株ある。けれども寒菊とみえて、いっこう咲いていない。このほかにはなんにもない。気の毒なような庭である。ただ土だけは平らで、肌理が細かではなはだ美しい。三四郎は土を見ていた。じっさい土を見るようにできた庭である

 そのうち高等学校天長節の式の始まるベルが鳴りだした。三四郎ベルを聞きながら九時がきたんだろうと考えた。何もしないでいても悪いから、桜の枯葉でも掃こうかしらんとようやく気がついた時、また箒がないということを考えだした。また椽側へ腰をかけた。かけて二分もしたかと思うと、庭木戸がすうとあいた。そうして思いもよらぬ池の女が庭の中にあらわれた。

 二方は生垣で仕切ってある。四角な庭は十坪に足りない。三四郎はこの狭い囲いの中に立った池の女を見るやいなや、たちまち悟った。――花は必ず剪って、瓶裏にながむべきものである

 この時三四郎の腰は椽側を離れた。女は折戸を離れた。

「失礼でございますが……」

 女はこの句を冒頭に置いて会釈した。腰から上を例のとおり前へ浮かしたが、顔はけっして下げない。会釈しながら、三四郎を見つめている。女の咽喉が正面から見ると長く延びた。同時にその目が三四郎の眸に映った。

 二、三日まえ三四郎美学教師からグルーズの絵を見せてもらった。その時美学教師が、この人のかいた女の肖像はことごとくヴォラプチュアスな表情に富んでいると説明した。ヴォラプチュアス! 池の女のこの時の目つきを形容するにはこれよりほかに言葉がない。何か訴えている。艶なるあるものを訴えている。そうしてまさしく官能に訴えている。けれども官能の骨をとおして髄に徹する訴え方である。甘いものに堪えうる程度をこえて、激しい刺激と変ずる訴え方である。甘いといわんよりは苦痛である。卑しくこびるのとはむろん違う。見られるもののほうがぜひこびたくなるほどに残酷な目つきであるしかもこの女にグルーズの絵と似たところは一つもない。目はグルーズのより半分も小さい。

広田さんのお移転になるのは、こちらでございましょうか」

「はあ、ここです」

 女の声と調子に比べると、三四郎の答はすこぶるぶっきらぼうである三四郎も気がついている。けれどもほかに言いようがなかった。

「まだお移りにならないんでございますか」女の言葉ははっきりしている。普通のようにあとを濁さない。

「まだ来ません。もう来るでしょう」

 女はしばしためらった。手に大きな籃をさげている。女の着物は例によって、わからない。ただいつものように光らないだけが目についた。地がなんだかぶつぶつしている。それに縞だか模様だかある。その模様がいかにもでたらめである

 上から桜の葉が時々落ちてくる。その一つが籃の蓋の上に乗った。乗ったと思ううちに吹かれていった。風が女を包んだ。女は秋の中に立っている。

あなたは……」

 風が隣へ越した時分、女が三四郎に聞いた。

掃除に頼まれて来たのです」と言ったが、現に腰をかけてぽかんとしていたところを見られたのだから三四郎自分おかしくなった。すると女も笑いながら、

「じゃ私も少しお待ち申しましょうか」と言った。その言い方が三四郎に許諾を求めるように聞こえたので、三四郎は大いに愉快であった。そこで「ああ」と答えた。三四郎の了見では、「ああ、お待ちなさい」を略したつもりである。女はそれでもまだ立っている。三四郎はしかたがないから、

あなたは……」と向こうで聞いたようなことをこっちからも聞いた。すると、女は籃を椽の上へ置いて、帯の間から、一枚の名刺を出して、三四郎にくれた。

 名刺には里見美禰子とあった。本郷真砂町から谷を越すとすぐ向こうである三四郎がこの名刺をながめているあいだに、女は椽に腰をおろした。

あなたにはお目にかかりましたな」と名刺を袂へ入れた三四郎が顔をあげた。

「はあ。いつか病院で……」と言って女もこっちを向いた。

「まだある」

それから池の端で……」と女はすぐ言った。よく覚えている。三四郎はそれで言う事がなくなった。女は最後に、

「どうも失礼いたしました」と句切りをつけたので、三四郎は、

「いいえ」と答えた。すこぶる簡潔である。二人は桜の枝を見ていた。梢に虫の食ったような葉がわずかばかり残っている。引っ越し荷物はなかなかやってこない。

「なにか先生に御用なんですか」

 三四郎は突然こう聞いた。高い桜の枯枝を余念なくながめていた女は、急に三四郎の方を振りむく。あらびっくりした、ひどいわ、という顔つきであった。しかし答は尋常である

「私もお手伝いに頼まれました」

 三四郎はこの時はじめて気がついて見ると、女の腰をかけている椽に砂がいっぱいたまっている。

「砂でたいへんだ。着物がよごれます

「ええ」と左右をながめたぎりである。腰を上げない。しばらく椽を見回した目を、三四郎に移すやいなや、

掃除はもうなすったんですか」と聞いた。笑っている。三四郎はその笑いのなかに慣れやすいあるものを認めた。

「まだやらんです」

「お手伝いをして、いっしょに始めましょうか」

 三四郎はすぐに立った。女は動かない。腰をかけたまま、箒やはたきのありかを聞く。三四郎は、ただてぶらで来たのだから、どこにもない、なんなら通りへ行って買ってこようかと聞くと、それはむだだから、隣で借りるほうがよかろうと言う。三四郎はすぐ隣へ行った。さっそく箒とはたきと、それからバケツ雑巾まで借りて急いで帰ってくると、女は依然としてもとの所へ腰をかけて、高い桜の枝をながめていた。

「あって……」と一口言っただけである

 三四郎は箒を肩へかついで、バケツを右の手へぶら下げて「ええありました」とあたりまえのことを答えた。

 女は白足袋のまま砂だらけの椽側へ上がった。歩くと細い足のあとができる。袂から白い前だれを出して帯の上から締めた。その前だれの縁がレースのようにかがってある。掃除をするにはもったいないほどきれいなである。女は箒を取った。

「いったんはき出しましょう」と言いながら、袖の裏から右の手を出して、ぶらつく袂を肩の上へかついだ。きれいな手が二の腕まで出た。かついだ袂の端からは美しい襦袢の袖が見える。茫然として立っていた三四郎は、突然バケツを鳴らして勝手口へ回った。

 美禰子が掃くあとを、三四郎雑巾をかける。三四郎が畳をたたくあいだに、美禰子が障子をはたく。どうかこうか掃除がひととおり済んだ時は二人ともだいぶ親しくなった。

 三四郎バケツの水を取り換えに台所へ行ったあとで、美禰子がはたきと箒を持って二階へ上がった。

ちょっと来てください」と上から三四郎を呼ぶ。

「なんですか」とバケツをさげた三四郎梯子段の下から言う。女は暗い所に立っている。前だれだけがまっ白だ。三四郎バケツをさげたまま二、三段上がった。女はじっとしている。三四郎はまた二段上がった。薄暗い所で美禰子の顔と三四郎の顔が一尺ばかりの距離に来た。

「なんですか」

「なんだか暗くってわからないの」

「なぜ」

「なぜでも」

 三四郎は追窮する気がなくなった。美禰子のそばをすり抜けて上へ出た。バケツを暗い椽側へ置いて戸をあける。なるほど桟のぐあいがよくわからない。そのうち美禰子も上がってきた。

「まだあからなくって」

 美禰子は反対の側へ行った。

「こっちです」

 三四郎は黙って、美禰子の方へ近寄った。もう少しで美禰子の手に自分の手が触れる所で、バケツに蹴つまずいた。大きな音がする。ようやくのことで戸を一枚あけると、強い日がまともにさし込んだ。まぼしいくらいである。二人は顔を見合わせて思わず笑い出した。

 裏の窓もあける。窓には竹の格子がついている。家主の庭が見える。鶏を飼っている。美禰子は例のごとく掃き出した。三四郎は四つ這いになって、あとから拭き出した。美禰子は箒を両手で持ったまま、三四郎の姿を見て、

「まあ」と言った。

 やがて、箒を畳の上へなげ出して、裏の窓の所へ行って、立ったまま外面をながめている。そのうち三四郎も拭き終った。ぬれ雑巾バケツの中へぼちゃんとたたきこんで、美禰子のそばへ来て並んだ。

「何を見ているんです」

「あててごらんなさい」

「鶏ですか」

「いいえ」

「あの大きな木ですか」

「いいえ」

「じゃ何を見ているんです。ぼくにはわからない」

「私さっきからあの白い雲を見ておりますの」

 なるほど白い雲が大きな空を渡っている。空はかぎりなく晴れて、どこまでも青く澄んでいる上を、綿の光ったような濃い雲がしきりに飛んで行く。風の力が激しいと見えて、雲の端が吹き散らされると、青い地がすいて見えるほどに薄くなる。あるいは吹き散らされながら、塊まって、白く柔かな針を集めたように、ささくれだつ。美禰子はそのかたまりを指さして言った。

駝鳥の襟巻に似ているでしょう」

 三四郎ボーアという言葉を知らなかった。それで知らないと言った。美禰子はまた、

「まあ」と言ったが、すぐ丁寧にボーア説明してくれた。その時三四郎は、

「うん、あれなら知っとる」と言った。そうして、あの白い雲はみんな雪の粉で、下から見てあのくらいに動く以上は、颶風以上の速度でなくてはならないと、このあいだ野々宮さんから聞いたとおりを教えた。美禰子は、

「あらそう」と言いながら三四郎を見たが、

「雪じゃつまらないわね」と否定を許さぬような調子であった。

「なぜです」

「なぜでも、雲は雲でなくっちゃいけないわ。こうして遠くからながめているかいがないじゃありませんか」

「そうですか」

「そうですかって、あなたは雪でもかまわなくって」

あなたは高い所を見るのが好きのようですな」

「ええ」

 美禰子は竹の格子の中から、まだ空をながめている。白い雲はあとから、あとから、飛んで来る。

 ところへ遠くから荷車の音が聞こえる。今静かな横町を曲がって、こっちへ近づいて来るのが地響きでよくわかる。三四郎は「来た」と言った。美禰子は「早いのね」と言ったままじっとしている。車の音の動くのが、白い雲の動くのに関係でもあるように耳をすましている。車はおちついた秋の中を容赦なく近づいて来る。やがて門の前へ来てとまった。

 三四郎は美禰子を捨てて二階を駆け降りた。三四郎玄関へ出るのと、与次郎が門をはいるのとが同時同刻であった。

「早いな」と与次郎がまず声をかけた。

「おそいな」と三四郎が答えた。美禰子とは反対である

「おそいって、荷物を一度に出したんだからしかたがない。それにぼく一人だから。あとは下女車屋ばかりでどうすることもできない」

先生は」

先生学校

 二人が話を始めているうちに、車屋荷物おろし始めた。下女はいって来た。台所の方を下女車屋に頼んで、与次郎三四郎書物西洋間へ入れる。書物がたくさんある。並べるのは一仕事だ。

里見お嬢さんは、まだ来ていないか

「来ている」

「どこに」

「二階にいる」

「二階に何をしている」

「何をしているか、二階にいる」

冗談じゃない」

 与次郎は本を一冊持ったまま、廊下伝いに梯子段の下まで行って、例のとおりの声で、

里見さん、里見さん。書物をかたづけるからちょっと手伝ってください」と言う。

「ただ今参ります

 箒とはたきを持って、美禰子は静かに降りて来た。

「何をしていたんです」と下から与次郎がせきたてるように聞く。

「二階のお掃除」と上から返事があった。

 降りるのを待ちかねて、与次郎は美禰子を西洋間の戸口の所へ連れて来た。車力のおろし書物がいっぱい積んである三四郎がその中へ、向こうむきにしゃがんで、しきりに何か読み始めている。

「まあたいへんね。これをどうするの」と美禰子が言った時、三四郎はしゃがみながら振り返った。にやにや笑っている。

「たいへんもなにもありゃしない。これを部屋の中へ入れて、片づけるんです。いまに先生も帰って来て手伝うはずだからわけはない。――君、しゃがんで本なんぞ読みだしちゃ困る。あとで借りていってゆっくり読むがいい」と与次郎が小言を言う。

 美禰子と三四郎が戸口で本をそろえると、それを与次郎が受け取って部屋の中の書棚へ並べるという役割ができた。

「そう乱暴に、出しちゃ困る。まだこの続きが一冊あるはずだ」と与次郎が青い平たい本を振り

2024-09-24

悲報20になったばかりのボク、立憲民主党新代表が全く知らない

立憲民主党代表が枝…じゃなかった野田なんとか

さんになったね。ん.誰だっけ?なんかちょっと前に親がわーわー持上げてたのは知ってるけど、全く知らない顔のおじさんでびっくり。

それでNo.2の人なんか(小沢さん?だっけ)

今回初めて知った人で、こんな人議員に居たんだって全く興味がモテないんだよ。

あのさ、ボクが無知なのは分かるけどさ、立憲民主党議員さんはもうちょっと若者に向けてこんな事をやってますよってアピールした方がいいんじゃないって思うんだ。つーか結局、おやじ

代表かよ!!すぐに寿命が来そうだな!

若い人の方がずっと元気でがんばれそうだけど

2024-09-17

anond:20240917084645

たいていエロだけじゃなく尊厳破壊のあわせわざ

宇崎ちゃん←「献血怖いだろう」きめつけ

コラボ←「真面目な学生でもゲームの中ではギャル麻雀して無料堕落できる」

NHK←「真面目でつまらないサイトでも女体をフロートさせりゃ喜んでとびつくだろ、しかスマホはさすがにでかすぎるフロート邪魔だろうと忖度して表示せずPCつかってるアホおやじどもにだけ見せてやろう」

日経新聞←「どうせつまらない仕事してうんざりだろうから月曜日から女体を全面広告で出しときますね」

女児だろうが男児(40才)だろうがバカにされたら怒ったほうがいいとおもうぞ

おっぱいでいちいちあやされないと仕事ボランティアゲームも出来ないっておもわれてるの、アカンボじゃあるまいしなめくさっとるわ

2024-09-05

anond:20240904235414

うちは四人兄弟末っ子経済的には厳しかったみたい。おかんが悩んでるところにおやじが「産んでくれ」って言ってくれたおかげでこの世にいる。

仏壇においてある鬼籍帳に知らない名前があって知ったんだけど、その後妹も出来たみたいだけど降ろしたそうだ。

40年たった今でも両親は5人目の子を降ろした日に線香焚いている。俺もその子の分まで生きているつもりで幸せにならなきゃと思って生きてきた。そして今幸せ

なんにせよ、お腹痛めて産んだ子を増田の両親は育ててくれたのは事実だが

感謝するかしないかは本人次第

2024-08-18

第2回天下一無職会に出てきた理論武装無職

CASE06 てぽどんさん 年齢25 無職歴1年半 性別

2020年6月ごろから生活保護受給者。むろん、仕事ちゃんと探すもどこも受からず、コンビニスーパー介護土木作業員と全て落ちる。よく、「働けるのに生活保護をもらっているのは悪だ」と言う人もいるが、どこも雇ってくれないか生活保護をもらっているのになぜ批判をされるのか?ちなみに私は面接時、労働法を守っているかを念入りに質問する。

驚くことにこれらを聞いた途端に面接官は口を尖らせたり突然無気力な態度で「ああもういいよ」と言い、最悪の場合暴言まで吐かれる始末。違法労働に加担するわけにはいかず、これからも厳しくチェックするつもりだ。しかし、世間はなかなか雇ってくれない事情考慮せず、長く生活保護を受けていることを批判する。誰も雇ってくれないのでは生活保護継続するのは当たり前。まとまった金がないと仕事は探せない。なぜ私みたいなまともな受給者でも批判をされるのだろうか……。

ひろゆき:まともでいいよね(笑)

ひげおやじ:そうなんですよ。この人はスゴいよね。

ひろゆき:この人は強いよね。普通は何十社も受けるなかでどこかで折れると思うし、本人には原因が薄々わかっているわけで。でも、そこは労働法を守ることを信じてやっているわけだから、何の問題もない。

ひげおやじ:いや。穿った見方になるけど、この人はもう働く気ないでしょう?(笑)

ひろゆき:そこはちゃんと労働法を守ってくれる会社なら働きますと。ブラック会社で働くと、まともな会社のほうが損をする。例えば、残業代を支払わない会社残業代を支払う会社価格競争したら、残業代を支払う会社が負ける。なので、ブラック企業で働くことは社会にとって良くないのよ。ただ、こういう人がどんどん社会に増えていくことで社会が本当によくなるのかは疑問かも。

ひげおやじ:確かに(笑)。どうしよう……。この人の生きざまは皆さんに勧めたほうがいいのかな?

ひろゆき:このまま勧めていいんじゃない?この理論武装はアリだと思う。生活保護もあるわけで日本法律上は何の問題もないし、社会をよくしようと思っているのだから。例えば、生活保護をもらいたいけど、就職も一応しなきゃいけないから仕方なく面接に行って受かる人がいる。でも、このノウハウを使うと面接100%からない。役所の人に「なんで受からないんですか?」と聞かれたときに「いや、これを聞いたら残業代を出さないと言うから」といえば、役所の人も「それくらい我慢しろ」とか言えないわけで。だからかなり優秀なノウハウだと思うんだよね。

ひげおやじ:素晴らしい。これを勧めれば全て法を遵守してくれる会社だらけになるはずですから

ひろゆき:なので、何の問題もなく生活保護人生をまっとうしていただければ。

YouTubeの元動画

https://www.youtube.com/watch?v=rOGTkjrypG8

2024-08-17

anond:20240817023053

義理親による性虐待なんていうグチャグチャした案件世間一般ルールに照らして機械的に処断してもらえばいのである

性急さが負担になるなら単純に時間的猶予をおくのはいい。

しかしその件について自分だけのオリジナル解釈を求める必要などない。そんなものは丸ごと全く無用の重荷だからだ。

そこに「世間ルールなんて関係ないんですよ〜あなただけの答えがあるはずですよ〜」と、ウルトラレベル価値相対主義の一つ覚えで猫なで声ですり寄ってくる愚鈍のものの面をした悪魔が。

あなたとおとうさんはちはつながってないのですよね?だってよ。ケツ毛まで鳥肌立つわ。

河合隼雄劣化コピーをなんだかわからなくなるまで繰り返したらこんなん生えてくるのかな。

ちょっと新しいキャラ造形かもしれん。「ドジな死神」みたいなのはよくあるけどさ。「ものすごい愚鈍悪魔」ってさ。

ーーーーーーーー

とっとと消してる。とっとと消させるつもりで圧かけたのだが。

いわく、世界には7歳で結婚する文化圏もありますあなたも早く経験したこと自分を責めないでいいですよ、あなた場合義理のお父さんだから近親相姦でもないし、別に恨んでないんですよね、人を恨むのは辛いですものね云々。

自分言葉心理的負担を取り除いてあげる」という行為に酔って、ひたすら被害のものを無化しようとしている。でもそれは無になったりはしないのだ。背景状況も加害責任も消され「結局は全て自分のせい」ということになるだけ。

世間の側、大人の側が「それは被害だ、気の毒に」「おやじチャイルド・マレスターだ、許せん」と決めつけてやった上ではじめて当人自分だけの解釈をウダウダ考えうる余裕が生まれるのだ。


舌先三寸で人の心を救えると勘違いしたアホが何をもたらすか端的に可視化された。

全てを当人心の問題として説明してしま社会的問題解決アプローチ遮断してしまう「悪しき心理化」「こころ専門家」の問題は、それでも当事者に「同病」の人がどこかにいるよと示唆するよすがをのこしていた。

しかしそのような(多分に疑似科学であるにせよ)理論付けすらない、その場限りの瞬発力だけの、心屋仁之助的な「救いの言葉」は当事者をなにもない誰もいない暗黒に連れ込んで永遠に放ったらかしにするのだ。


大元の話

https://anond.hatelabo.jp/20240816194315

2024-08-12

増田絵文字見ると,30,40のどうしようもないエロおやじが書いてるようにしか見えなくなるな。

2024-07-30

HD-2DDQ3コレジャナイ感がすごい

まず街並みがあんなに明るくねーんだよ原作は。

魔王モンスターが増えてきて恐怖な世界なんだよ。

それがなんかバザールみたいな旗がなびいてて、「ダメだこりゃ(いかりや長介)」感がものすごい。

平和日本にうまれ平和ボケの小僧が作ったんだなとしか

緊迫感がねーのよ。

考えてみろよおやじ世界を救うために家族を捨てて旅立ったっていう世界を。

世の中への使命感でみんなのために旅立ったんだぞ。

そんな絶望の世界で楽しくすごせるわけねーだろ。町を出ればモンスターだらけだし。

 

2021年オクトパストラベラーっぽい風景のほうが100倍良かった。

原作をそのまま持ってきた感じがあった。

今回のはなんか安っぽいソシャゲみたいな風景になってて、なんの原作への理解もない下請け若造が作ったんだなと。

なんだこりゃとしか

開発元でゴタゴタがあったらしいが、なんか大人の事情でク〇作品にしちゃうのって、

クリエイターとして恥ずかしいなって思った。プライドないのかね。

2024-07-17

anond:20240717173008

お子様がたがご自宅でフリーダムに過ごすのはどうぞご自由にって思いますけど、

そこから一歩お外に出たら、パブリックスペースなわけで、多くの人が快適に過ごすためのルールがあります

もしくは、他人様が所有するプライベートスペースで守るべきハウスルールがあるわけです

 

"お外ではお外のルールを守ろう"をDQNから学べず、周囲から、元気があってよろしいとヨチヨチだけされ続けた子どもたちはどうなると思いますか?って話ですよ

 

えっ、公教育がきっとなんとかしてくれる?????公立校先生にえらい無茶振りだなオイ?って思いますけど、まぁいいでしょう

いろんな環境で育ってきた個性に揉まれる方が子どもたちも学びが多いでしょうしね

ただ、重要ことなので確認しておきたいんですけど、おテレビのお出演者様とか、お大学のお先生とか、自称人情派のお政治家様・お社長様・おやじ様・おば様方は、

当然、元気があってよろしいなお子様がたが通う公立校に、自分たちの子どもや孫を通わせるんですよね???????って思う

 

まさかDQN親や元気があってよろしいなお子様がたが多い学校可能な限り避けるなんて事はしないですよね?????????って思う

 

本当、寝言は寝て言った方がいいですよ。子どもたちの将来ために親として不適格な振る舞いをする人にはちゃんと指摘をしましょう

2024-07-05

[] ほんといつもの過ぎる

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20240704211400

 

お子様がたがご自宅でフリーダムに過ごすのはどうぞご自由にって思いますけど、

そこから一歩お外に出たら、パブリックスペースなわけで、多くの人が快適に過ごすためのルールがあります

もしくは、他人様が所有するプライベートスペースで守るべきハウスルールがあるわけです

 

"お外ではお外のルールを守ろう"をDQNから学べず、周囲から、元気があってよろしいとヨチヨチだけされ続けた子どもたちはどうなると思いますか?って話ですよ

 

えっ、公教育がきっとなんとかしてくれる?????公立校先生にえらい無茶振りだなオイ?って思いますけど、まぁいいでしょう

いろんな環境で育ってきた個性に揉まれる方が子どもたちも学びが多いでしょうしね

ただ、重要ことなので確認しておきたいんですけど、おテレビのお出演者様とか、お大学のお先生とか、自称人情派のお政治家様・お社長様・おやじ様・おば様方は、

当然、元気があってよろしいなお子様がたが通う公立校に、自分たちの子どもや孫を通わせるんですよね???????って思う

 

まさかDQN親や元気があってよろしいなお子様がたが多い学校可能な限り避けるなんて事はしないですよね?????????って思う

 

本当、寝言は寝て言った方がいいですよ。子どもたちの将来ために親として不適格な振る舞いをする人にはちゃんと指摘をしましょう

フツーに考えて欲しいんだけど、幼い兄弟姉妹や身内の子もの面倒をみたり、外で子どもが困って助けるの見たら助けるのは、

外見や振る舞いが可愛い(自分に都合が良い)じゃ別に無いよね?

子どもの外見や振る舞いが可愛くない(自分に都合が良くない)と庇護しない・愛さないとか、紛う方なき毒親・クソペット飼い思考

 

というか、子どもじゃなくて、おっさんでもおばさんでも困ってたらフツーに声掛けしますよね。倒れてたら救急車呼ぶし

人間価値は年齢で減衰しない

知能と所得の断絶を感じる

場所わず泣くの開き直りブクマカが『赤ちゃん子どもをところ構わず騒がせておけ!許さないのは不寛容!!』ってやってるのマジで納得感しかない

2024-07-04

夫の相続関係と縁

吐き出させてください。

近隣の住む夫の叔父(子なし・妻他界)が、高齢になり、身辺整理したいので頼みたいとのことだった。

20以上も年の離れた奥さんと死に別れ、一人暮らしをされていた。

から徒歩5分の距離に住んでいたし、結婚を反対されて実家とは疎遠だとのことから、夫が引き受けることになった。

唯一、夫の母(義母)のみが、行き来していたからだ。

子がいなくて、叔父夫婦は、亡くなった奥さんの甥姪を子供のように可愛がっていたらしい。

認知症も少しあり、近隣の老人ホームへの入居手続きもやり、家具などの処分も手伝った。

ホーム入居中に何度か家族で見舞いに行ったが、認知症も進行していった。

入居中に、タンスに隠していた200万を盗難にあったり、コロナでなかなか見舞いに行けなくなったりで、気の毒な感じだった。

家に残った日記を捨てようとしていたところ、驚くような内容が記されていた。(読むのは悪いとは思ったが)

可愛がっていた妻の姪から10数年にわたって、お金の無心をされていた。

金額は、累計で2000万以上。しかも、妻の死後にだ。妻の姪は、県の保健師とのことだった。

しかも、ホームに入居する前に、400万ほど渡し、これで最後にしてくれと話していたらしい。

驚くような内容だった。

叔父の家は、土地が妻の名義になっており、特に遺言状もなかった。調べると、土地被相続人は、叔父叔父の妻の甥、姪になることがわかった。

夫は、叔父との間に公正証書作成し、叔父財産(自宅不動産金銭)を遺贈という形で相続した。

甥姪は、さら土地相続持ち分について、金銭要求してきた。

姪は、県の職員。そして、なんと夫と私も同じ県の職員だった。

まり、姪の情報を入手することができる状況にあった。

姪の勤めている職場にいる同僚に、こっそり話を聞いた。「金にものすごく汚いというか、細かいようだ」「変りもの

公正証書行政書士土地不動産は、登記されていなかったので司法書士に頼み、甥姪との交渉弁護士に依頼した。

叔父日記を読んでいなかったら、感情移入しなかったかもしれないが、可愛がっていた人にお金をずっと要求されていたと知ってから

やはり同情した。

結局、甥姪の持ち分については、相続した夫が持ち分に応じた金額を売買と形で払う契約をすることになった。

叔父は、かなり落ち込んだらしい。長期間にわたってのやり取りだったので、私たちもかなり精神的にストレスになった。

2年後、叔父は亡くなった。

ふと、姪の職場を名簿で確認してみた。そこの所長に赴任したのでが、私の昔の同僚Oさん。

叔父がなくなった日、僭越ながら、Oさんに電話した。

姪がしたこと、やり取りのすべてを伝えた。「変わった人だもんね、あの人。かなり歪んでる。」とのことだった。

学校先生で、生徒に長い間慕われていた叔父が、本当に気の毒だった。

お金を一度渡すと、何度も繰り返し要求されるんだよなぁ・・・

さて、夫は叔父財産を一部親戚に渡すというのでびっくりした。なぜなら、叔父は、確執から自分の兄妹に渡さないでと言っていたから。

新たな火種が目に見えるようだったので、(子も巻き込まれると思ったので)もう籍を抜かせてくれと伝えた。

結果、離婚はしなかった。

叔父不動産関係でも、何度も嫌な思いをしたので、早く手放してほしかった。

叔父の隣地の家に住む隣人が、また変な人だった。土地境界の立会確認書に記名押印してくれなかった。

筆界特定もやった。現在、そこの家とは裁判中だ。

ここ数年は、本当にお祓いにもいった。マンション騒音問題もあって、叔父の家に引っ越しもした。

ただただ、疲れている。

夫の家の話なのに。

全部書いていないけど、現在進行形の実話です。

まだまだ小ネタはあるけど、弁護士費用、測量費用引っ越し費用ブロック塀壊す費用で累計1000万以上はかかっている・・。

最近、隣地のおやじが、酒を飲んで大声で叫んでいたので警察通報した。

警察が来た時は、寂しくて~と大声で号泣警察が帰った後、うちの窓下から貴様ーー!! 警察呼ぶぞーー!!」と叫んでいた。

いや、警察いま来たじゃん。

このおじさんの音声は、録音してyoutubeであげた。

初めてやったよ。ここだって初めて利用したよ。

音声をほかにも利用できないかなぁ。

ちなみに、隣地の所有者はそこの姉で、住んでいるのが弟。裁判相手は、姉。

姉は小学校先生してたらしい。以前も話をしにいっただけで、酒を飲んでいたのか警察を呼べ!!となり、呼んだら、警察8人来た。

マークされてた?

なんだろう、もう一回お祓い行きたい。

そして、夫の墓には一緒に入りたくなくなっている。

2024-06-25

ガラ空きなのに隣に座ってくるエロおやじ気持ち悪いってポスト話題になってたけど

ちょっと違うけど外国行った時に四人がけシートで俺は一人で進行方向で窓側にすわってて、それまでずっとその場に座るならまずは対角線だと思ってたんだけど外人さんは俺の向かいに座るのな

なんだよいきなり狭いなぁ対角線に座ってくれよと思ったけどよく考えたら対角線に座ってしまうと俺の向かいが座りにくくなるから単純に奥から詰めましょうねっていう配慮だったんだろうね

以降は俺もそうやって座るようにしてる

2024-06-23

20240623[アタック25]Next 2024年6月23日 #117 女子プロゴルフ大会 2024-06-23結果

本日は35分拡大でした 土曜日再放送12:56からです

 

BSジャパネクストで日曜昼などに放送

日曜日の本放送だけ1時「25」分から

BS1からボタン2回(今だけ?)とか

ケーブルテレビSTBでは見られない場合があるようなのでBSパススルーとか

地域によってはSTBで見られるようになったかもしれないので最新情報確認

つながるジャパネットアプリ放送同期・見逃し配信あり

 

今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・01 [ある生き物の名前]ワシ

・02 松本潤 まつもとじゅん

・03 ポロ(シャツ

・04 [ここからゴルフ問題]六甲山 ろっこうさん

・05 イ ボミ

・06 チャーシューメン

・07 [共通アルファベット]r

・08 [パット対決]

・09 [曲名頭文字]しばふ

10 1億8498万6179円

11 愛媛(県

12 [大分県]デコピン

・13 [漢字を読みましょう]たけだりお(竹田麗央) いわいちさと(岩井千怜) せみかわたいが([蝉]川泰果)

・14 与田祐希 よだゆうき

・15 [英語]プランク

・16 目玉(おやじ

17 [ふるさとクイズ][山口県山口市]蹴鞠まり

・18 吉井和哉 よしいかずや

・19 スペイン

20 クロミ

[高]橋篤史 木村成美 土田成輔 橋本遼(仮)

CM千葉(市

・21 [アプローチ対決]

・22 [AC]サロマ(湖

23 [AC2]霜降り明星 しもふりみょうじょう

24 イタリア

・25 [韓国言葉]ナムル

・26 岡山)桃太郎(空港

・27 NewJeans ニュージーンズ

・28e セント・アンドリュース

・xx [ある人物名前]プッチーニ

2024-06-15

性格悪いだけのやつがMBTI振り翳して自分は〇〇だからとか言って人のことなんも考えてないのキショい

やってること女子風呂に入ってくるチン付き女装おやじと一緒

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