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はてなキーワード: 政略結婚とは

2022-10-02

anond:20221002104138

君の両親の間では友情が成立してないの?

離婚離婚してなくても別居とか、死別政略結婚とか複雑な事情が君の両親にはあったのかな?

2022-06-13

anond:20220613164230

そもそも農民名字許されたのって最近の話で、江戸時代フリーセックスで誰の子かわからないなんてざら

家は既得権益を維持するための仕組みで、子どもの所有物化は労働力の確保と政略結婚の道具にするため

押し付けられた幸せ文化伝統だと言っては次の不幸を生み出す

人類はこれ以上の過ちを繰り返さないために滅ぶしか無い

anond:20220612235553

そもそも姫って時代によっては政略結婚の道具だから

道具とは言わないまでも、結婚は家の発展のための義務であった

お姫様扱いされたいか?俺は嫌だな

2022-06-10

相撲部屋歴史みたいなのを読んでいると、娘婿が親方になるケースって結構あるんだな。

政略結婚恋愛、5分5分くらい?

anond:20220610164755

2022-05-09

anond:20220509140711

自由恋愛規制して政略結婚お見合い婚姻を決める

からこそ現代まで生き残っているわけで、過去にあった自由恋愛社会は滅亡したんだよね

正真正銘生存者バイアスだな

anond:20220509140400

自由恋愛規制して政略結婚お見合い婚姻を決めるのが文明社会の大半で、自由恋愛なんて野蛮なことやってるのは未開の部族でもやってないわけです。

anond:20220509140148

そもそも政略結婚とか、側室とか、家を絶やさない(出生数を減らさない)方法は、昔からやってたよね

2022-03-26

anond:20220326173120

ほーん。じゃあ大河とかでもレイプ濡れ場シーン、入れたらええのに。

みんなエロシーン好きやから視聴率爆上げやん。

当時なんて全部政略結婚で意に沿わない相手セックスするの普通やし。

2022-03-04

発売日にいそいそと買って読んだBLと、がんばって少しずつ読んでる非BL

ボーイズラブアンソロジー Canna』vol.82

 偶数月の末日頃発売。電子版は基本的に翌月の10前後に発売なのだが、今回は4日発売と、いつもより早かった。今回も私の推し作家・座裏屋蘭丸先生はお休みだ。ひぃん。しかし『Daria』で連載中の『コヨーテ』が佳境なので仕方ない……。再来月まで待てがんばる……。

 そして今回は前号で最終回を迎えた、『 鴆(ジェン)  天狼の目』(文善やよひ)の記念特集が紙本版にはドドンと入っているはずなのだが、電子版には文善やよひ先生コメントまでひっくるめて一切掲載されていない。悲しい。なんでそんなに電子派を冷遇するの……。Canna公式Twitterによれば、特集記事のほかに各鴆シリーズの第1話も一挙再掲載されているらしい。

  鴆シリーズ獣人鳥人ものという、BLの中でも特殊ジャンルではあるけれども、とても漫画の上手な作家さんの描いた漫画で読みやすいので、BL初心者ジャンル不問で漫画好きの人におすすめ個人的に好きかと問われると、微妙なのだが……(単純な好みの問題)。

 ということで、 鴆特集電子派の私には読めないので、それ以外の掲載作の感想をば。


ブランクコード』第1話(サノアサヒ)

 新連載きた! バンドマンBL主人公性的トラウマ持ちでしか感性が周囲とズレていて浮きまくる系の人。ゆえにすっかりメンヘラに成長しており、おそらく攻めであろうバンド仲間(ベース担当)に面倒を見られてなんとか生きてる感じ。

 1話目なのでなんとも言えないが、バンドマンBLというと『ギヴン』という超人作品存在がよぎるので、チャレンジャーだなと。


『ヤクマン♂』(アオネ)

 去年の暮れ辺りに完結した『ヤクヨメ♂』のスピンオフ作品。ヤクヨメ♂の攻め・いわおの子分的な人のツレが主人公タイトル主人公職業漫画であるためにバクマンみたいになったようだが、かといって主人公ちゃん漫画稼業に励んでいる描写があるわけではない。カップリングが替わってもなお、作者の例のあの性癖てんこ盛りに盛った内容である。まあ幸せそうでなにより♂♂♂

『さかさまのマーチ』(柴田文)

 読み切りパン屋×米屋幼なじみBLエロはない。ピュアラブ系。絵柄が『この世界の片隅に』のこうの史代先生的なふんわり系で、ストーリーにも尖ったところはない。最初から最後まで可愛くほわほわしていた。たぶん、二次創作しかBLを知らない人の漠然と思う「BLってこんな感じ」に近いんじゃないかと。なごむ。


逃避行じゃあるまいし』中編(タクアン)

 逃げる相手を追うのが好きな男×逃げ癖のある男。あ、攻め受けこれで合ってるかな?

 前編から間が空いてしまったので、どんな話だったっけな……。出来れば短い話は毎回掲載されるといいんだけど、BL読みにおいては短気は損気だ。

 絵柄がリアル寄りでがっつりと大人の男同士のゲイものって感じ。

 フラッととんずらをこく方もこく方もだが、昔とった杵柄とコネ相手の居場所特定してくる奴もだいぶヤベェ。もはや犯罪だし。でも追う方からターゲットはびびりながらもちょっと嬉しそうに見えたらしい。うん、それって幻覚じゃないかな。



『積み木の恋』第3話(漫画 黒沢要/原作 凪良ゆう)

 今となっては一般ジャンルでも大人小説家BL小説家でもある凪良ゆう先生の人気作品コミカライズ版。世間知らずの坊っちゃん医者×詐欺師

 毎度思うけど、凪良ゆう先生小説は大部分が心理描写に費やされているし、分かりやすくてノリのいい文体が魅力なので、それを絵で見せられてもなぁ……という感じ。いくら上手い絵でも。凪良ゆう先生小説が好きだが『積み木の恋』は未読の私としては、ただ原作を読みたくなるだけ。凪良ゆう先生を全く知らない人が読んだらどう思うだろうな? 一読してスルーかな。

 まあ、コミカライズ担当漫画家が悪いんじゃなくて、いくら出版不況小説が売れないからってこんな企画立てちゃう編集部がよくないんだ。

 

『 鴆(ジェン)』特集は冒頭に書いた通り電子版には載っていないので、省く。

侵略! 宇宙猫チャン!』第7話(元ハルヒラ)

 ゲイカップル・いまぢとほづつみの家に猫に擬態した宇宙人のサンが転がり込んできて、地球侵略の為の情報を得るためにいまぢとほづつみの暮らしを観察しているという話。

 痴話喧嘩回。今回はサンの出番が多くてよかった。自転車をこぐいまぢの後頭部に貼り付いているサンの後ろ足がとってもキュートサンは中身が宇宙人なだけあって人の心を解さないかと思いきや、人間の夜の営みをガン見で観察した結果、恋愛アドバイスができるまでに成長してしまった。すごい猫だ。釈迦に説法感のあるアドバイスだったけれど。

 ラストの引きが強い。これは続きが気になるぞ……。


『ジャルディニエの愛した毒花』第14話(椛島リラコ)

 旅人×猫耳獣人旅人のオルは癖の強い城塞都市国に入国するなり引ったくりに遭い、無一文身元不明人になってしまう。なり行きで働くことになった、猫耳獣人ばかり売っている娼館で、美しい娼夫アコニと出逢う。

 ハーレクインのような美麗な絵とストーリーしかBLである意味がもはやなくないか? というほどに娼夫達の見た目が女性的。

 今回はあまりストーリーに進展がなかったな……。オルが重大な決断をしただけで(それが「進展」というやつなのでは?)


BLACK BLOOD』第7話(琥狗ハヤテ

 サイボーグ×人間酸素濃度のやたら高い星に来た元軍用サイボーグが、植物調査研究をしている人間の護衛だかお守りだかを担当する話。

 もはやハードボイルド可能性はすっかり消し飛んでしまった……。人の心を薄くしか持っていないサイボーグが、ワンコキャラ人間に恋してしまい、誰が見てもほわほわと浮わついているという話。これは温かく見守るしかない……。正直、もっと渋いのを期待してたのだが。山なしオチなし意味なし略して「やおい」まさにこれ。


『嘘つきな愛を買う』第6話(ポケラふじ子)

 オメガバース作品政略結婚人身売買中間みたいなカップルなんだけど、買った方の攻めは受けの事を好きなわりに受けの愛を信頼してはおらず、買われた受けの方は実は真っ直ぐ攻めを愛している。猜疑心故に素直になれない攻めと、惚れた弱みで腹を割って話すことが出来ずに攻めの顔色をびくびく窺い続ける受けの、ディスコミュニケーションぶりが、読んでて非常に辛い。

 現代的な人権意識家庭内の前時代的な価値観による閉塞感のギャップえげつない。ていうかこれ完全にDVじゃん。受けの人全力で逃げて!

 ……と思うんだけど、逃げねんだよなぁー。それでも攻めを愛してるからってよー。

 そんな古風なストーリーなんだけど、今回は実在の最新型避妊薬「インプラノン」が登場する。えっこれもう認可されてたっけ? と思わずググってしまった。マッチ棒くらいの長さの筒の中にホルモン薬の仕込まれ避妊薬で、二の腕の皮下に埋める。三年くらい避妊効果が続く。飲み忘れリスクがないので、99%くらいの確率避妊効果があるそうだ。

 そんな文明の利器を受けの人は良かれと思って攻めの人と相談せずに独断使用してしまう。そしてそれが新たな修羅場を生む。

 あのさぁ、そんだけの行動力があるなら事前に攻めの人とよく話し合おうよ。とも思うけど、攻めは攻めで支配欲と嫉妬の塊で受けとの約束をあっさり覆してくるやつなので、話し合ったところで受けにとって良いような流れには、ならないんだなあ。

 今時こういうストーリーはただ只管に辛いばかりなのだが、このギチギチに古風なDVカップルがどのように軟着陸するのか(Cannaからバドエンではない、と信じたい)、興味はある。

スリピングデッド』第9話(朝田ねむい)

 『嘘つきな愛を買う』のDVカップルでがっつりテンションを落とされた後で、今度は陽気に? サバサバしたディスコミュニケーションカップルのやつですよ。ゾンビ佐田×マッドサイエンティスト間宮日常BL

 前回、一泊温泉旅行(+一泊)にて、恋バナで盛り上がった佐田間宮佐田の独特な恋愛観……実は世間一般でいう所の恋愛というもののべたべたしているところが苦手で、それよりセックスの出来る友達くらいの距離感で人と付き合えるといいなと思ってる(間宮と付き合いたいとはミリも言っていない)……を聴いた間宮は、じゃあセックスしよう(もう友達から)と提案(という名の強制)をしてきて、佐田ピンチ

 『スリピングデッド』上巻のレビューには「受けの間宮がだいぶ無理。これで萌えろと言われても」的なことが書かれていがちなのだが、主人公佐田にとっても間宮はかなり無理だったというのには笑った。正直に「たぶん無理……」と言ってしまBLの攻め様ってどうなのw

 そんな佐田に好かれようと一生懸命間宮がとても可愛かった。まだ3月なのに可愛い受けオブ・ザ・イヤーが来てしまったぞ大変だ。思いがけない佐田の行動にびびった時の間宮が、死ぬほど驚き怯えた時のハムスターみたいに両手を胸の前で縮こめて目を見開く姿が可愛くて可愛くて可愛くて可愛い

 一方、佐田はといえば間宮がツンツンしまくりながら無茶な要求暴言暴挙をぶつけてくるのに案外律儀に応える体でいて、最終的には首尾よく間宮丸め込んでちゃっかり自分の身を守り切るところが、学校先生って感じだった。お前そういうとこやぞ……。

 もはやゾンビ物とは? って感じのストーリーで今回は特に息抜き回色が強かったが、次回からはどう話が転がって行くのだろうか。ずっと間宮純愛ネタばかり描かれる訳じゃないだろうし。もうすでに単行本1冊ぶんくらいの分量は書かれたわけだし。既刊が「1巻」ではなく「上巻」なので、あと1、2話で完結して下巻が出るか、1回くらい休載して中巻が出るかかな。

 男同士でがっつりド派手に致しているところが見たい人には物足りないんだろうけど、大人恋愛漫画としてとても面白いので私は好きだな。

以上でCannavol.82の感想はおわり。



長野まゆみ偏愛耽美作品集』(長野まゆみ編)

概要

 耽美SF少年愛BL小説家長野まゆみ先生が十代の頃に心ふるわせた珠玉小説随筆詩歌のなかから耽美入門に相応しい全26作を精選。全作品長野先生コメント付き。巻末に解説もあり。


 目次を見渡すと錚々たる顔ぶれに眩暈がするけど、幻想文学好きは必ず履修する作家ばかりだ。

 が、私は現代幻想小説はわりと好きなんだけど(長野まゆみ先生のほか、川上弘美先生金子先生今村夏子先生とか)、明治昭和前期の幻想小説はあまり得意ではないんだよなあ。三島由紀夫は『潮騒しか読んだ覚えがなかったし、泉鏡花戯曲海神別荘』しか読んでいないという体たらく。なお内田百閒は開始十行で寝落ちした。

 そんな私が、いくら長野先生ファンからって、本作品集を買っても最後まで読み切れるのか、甚だ疑問だ……。

 では、頑張って読めたぶんだけ。

孔雀』(三島由紀夫

 トップバッターからパンチの利いた人選でやばい

 遊園地で二十七羽ものインド孔雀が殺される事件があって、その重要参考人富岡の家に刑事が訪れる。富岡はただ前日に公園孔雀達を長時間眺めていたというだけで犯人ではなさそう。だが富岡家の応接間の異様さと、壁にかけられた美少年写真のことが、気になってしま刑事だった。


 冒頭を数行読んで、長野まゆみ先生文体がよく似ていることに驚いた。もしも著者名を伏せられたまま読んでいたら、長野先生が書いたものかと容易く信じそう。文体が似るほど三島由紀夫に影響を受けていたとは。『潮騒』を読んだ時は、似てるとは思わなかったけどなぁ。

 かつては美少年だったことを誰にも信じて貰えないほどに老いた男が、孔雀の羽の輝きに魅せられる。(孔雀の羽の色は色素で染まったものではなく、羽の構造が光を反射したものなので、永久劣化しないのだ。)何者かの起こした事件により、孔雀の美を完成させるには死が不可欠だと気づいた男は、自分こそが事件犯人ではないのかと妄想をし始める。

 ラストシーンは男の美への執念が具現化したみたいでぞくりとした。

『蔵の中』(横溝正史

 雑誌象徴』の編集長・磯貝が出勤すると、先ほどまた蕗谷から電話があったという。蕗谷というのは筆書きの原稿を持ち込んだ美少年だ。日頃からどんな無名作家の書いた作品でも必ず目を通すことにしている磯貝は、さっそく蕗谷の小説『蔵の中』を読み始めた。

 冒頭は蕗谷の自伝風で、亡き姉との思い出を書き綴ったものであった。だが、姉の死後に蔵の中に独り引きこもるようになった主人公とある楽しみを見出だした場面から物語は思わぬ展開に……。


 『偏愛耽美作品集』のどこら辺が「偏愛」なのかといえば、美少年が登場するものばかりをピックアップしているところで。さすが長野先生なだけあって。

 無名作家小説『蔵の中』と現実出来事交錯し、やがて殺人事件真相を描いてゆく、と見せかけて……。という現実虚構入れ子状になっていてしかもその境界曖昧な感じ。長野まゆみ先生の『左近の桜』に受け継がれているよなぁ。

 蕗谷が女装にハマって鏡の前で表情を作るシーンがとくに印象に残った。

美少年』(岡本かの子

 山の手に生まれ育った令嬢のとく子は、眼病の治療のために下町病院へと入院する。その病院の近所には時春という下町っ子でぽっちゃりめの美少年が住んでいて、しばしばとく子を遊びに連れ出すのだった。

 縁日の夕にも時春はとく子を呼び出し、つれ回した。あまりの美しさにどこへ行ってもモテモテで人気者の時春がわざわざとく子を連れ回す理由は見栄のためと、とく子は見抜いていた。とく子の令嬢然とした着物姿を見せびらかすために時春は彼女の手を引くのだと。そこに本心からの労りや思い遣りはない。

 時春はとく子を火事現場の跡地に連れ込んだ。「君にほんとうのことを聴いて貰う」と時春は言うが……。


 顔が美しいのが唯一の美点の少年。美しい顔はそのままで素顔ではなく見栄の一部となってしまい、その口から出てくる言葉の全てが人の気を惹くための嘘っぽくなる。美しい顔というのは実は醜い顔と同じく異形の一つなのだ

 時春の見栄っ張りを女の子の目敏さで見抜いてしまうとく子だが、時春の美貌の下に隠れた本当の孤独の寂しさには触れようとしない。そんな憐れな話。

 ラストシーンで、時春の本心ちゃんととく子が見抜いていたというのが明かされるのが切ない。なんかこれじゃ、時春死んじゃってよかったみたいじゃん……。



はぁ、まだあと23作品もある……。これを私はあと何百年後に読み終わるんだろうか。しか岡本かの子の次は泉鏡花だし。開始数行でうっ、苦手かも……と思い、もう数日放置している。

2022-01-27

婚前交渉禁止大人(男)の都合

婚前交渉してもいいじゃん

なのに、婚前交渉タブー視してる人がいる。特に女性

そもそも、婚前交渉禁止したのは、男なんだよな

しかも、その魂胆というのが割とえげつない

というのも、昔は政略結婚みたいなのが横行してたわけだけど、その時に生娘じゃない女は交渉の道具としての価値が落ちるんだ

それで困るのは、結婚する娘の親であるところの男なんだよね

から結婚するまではセックスしちゃいけないっていう決まりを作ったのは、そもそも政略上の取引有効に進める為の、大人の男の都合だったってわけ

そんな古くてきな臭いにおいのする決まりを頭から信じていると、大切なタイミングを逃してしまうことに繋がるかもしれないよ

まあ、その上で婚前交渉しないっていうなら止めないけどさ

2021-11-28

anond:20211128223546

女子が親の所有物だった時代は、嫁ぎ先は親が決める、政略結婚当たり前。

なので教え子に手を出して妊娠させる行為大罪であった。

器物損壊罪みたいな理屈ダメだった。

じゃあ今はっていうと、

立場が上の者が下の者に性的関係強要した、という方向で攻めることになるのかな。

学校って洗脳教育するところで、生徒が先生絶対服従だもんね。

コンニャクはいつ食べる?婚約者と今夜、セックス

anond:20211128180039

小夜子の秘部から透明な液が溢れ出していた。

増田が触るとそれはさらさらとしたサラダ油のような感触がした。

恵美とは違う。

恵美のそれは白く白濁とした粘質の粘液のだったからだ。

増田は声に出してしまった。

「違う」

そのひとことだけであったが小夜子はその言葉増田の以前の恋人と「自分」を比較したものであることを察した。

小夜子はそういう人なのである

意外なことにこの夜のことを誘ったのは小夜子の方である

親同士が決めた歴然たる政略結婚、その婚約者同士が婚前交渉をする、これは是か非か?

からない。

しかし、増田は小夜子から誘われた以上、

そして恵美との関係をすべて終わらせていること、

未練が全く残っていないことを証明するためにも

今夜どうしてもここで男を示す必要があったのである

その場面での不用意なひとこと。

増田は迂闊である

2021-10-29

anond:20211028164044

皇族は昔から地方豪族の娘息子との政略結婚勢力維持している

しか中国科挙のような試験制度を作らず、世襲制政治をしてきたことは大きな特徴だろう

それで今度は司法分野と政略結婚をしてみた(日本会議あたりのお膳立てか)

しか政治家の世襲制は変わってないようだし、司法独立という概念ますます危うくしている

天皇制民族全体のためにはならないとすれば、外国からは支持されるだろうけどね

皇族にとって結婚とは

日向地域中九州と違って鉄器製造文化がなかった

隼人地域、つまり熊襲の近くは不穏で人が住めなかったからだ

そこで中九州の国は、隼人の拡大を防ぐため、大陸傭兵部族である鮮卑日向に入れた

鮮卑部族とは政略結婚も行われ、一大勢力となった

この混血の部族はのちに近畿に東征した

先人開拓者饒速日尊を死なせて天皇を名乗り、ヤマトの国をつくったと

日本海側の出雲国越国をどうやって支配たかは別の話

古事記はおそらく鮮卑側が書いた神話なので、様々な内乱があったことは、ぼかされている

から古墳から多くの頭蓋骨が出ても驚くことではないな

2021-09-05

BLコレクション

 Kindleに溜め込んだ商業BLコレクションたち。最もお気に入り作品たちについては前に書いてしまったので、今回は書かない。今回は「しゅみじゃない」~「けっこう好き」までのレベルが入り乱れる。せっかくの増田だし、辛辣レビュー書いても消されたりしないので、素直に思ったことをぶちまけよう。

カッコウの夢』(ためこう)

 初めて買った商業BL上下巻ある。表紙が綺麗だけど、中身はというと、そこまで絵が上手という訳でも……。特別下手でもないが。綺麗めの少女漫画といった感じ。ストーリーは、白泉社匂いがする。と思ったら、作者は白泉社の、雑誌少女漫画家としてデビューした人だった。

 主人公(攻め)がドクズなので、受けの粘り勝ちなラストだけど、それでいいのかお前(受け)は? ともやもやした。あと、BL性格の悪い脇役の女を見せつけられるのは、あまり気分のいいものではない。少女漫画でも性格の悪い脇役の女の登場はあまりいい気分ではないけど、まあ、必要悪から仕方ないなと思う。

 男だらけの登場人物の中で紅一点の女キャラが性悪って……。と思ったけど、初読み商業BLだったので、まあそういうもんなのかなと思ったし、実際、BLワールドでは女が悪役はそんなに珍しいものではないと後に知る。(悪役で出てくるくらいなら女一切出て来なくてよし!勢もBL読みには多いようだと、更に後に知る)

ララ結婚』(ためこう)

 既刊三巻まで。一時期Rentaの広告でやたら出てきたので、興味本位で購入。もともと「メス堕ちBL」という企画のために作られた短編長編化したものらしい。メス堕ちBLて。商業BL、たまに男性向けエロも真っ青なえげつない企画があるよな……。

 そんな訳で、一巻は果てしなくセックスしてる(というか受けが攻めにレイプされている)感じなのだが、徐々にエロの頻度は減っていき、三巻では遂にエロはご褒美(巻末描き下ろしだけ)となる。

 物語タイトル通り嫁入り譚。だが主人公ララ双子の兄ラムダン(受け)で、彼が妹の代わりに政略結婚相手に嫁ぐというもの。どう見てもちんちんあるのに旦那(攻め)を騙し切れてるとけっこう長いこと信じている受け(濡れ場で紐パンぜったい脱がない)がすごい。んなわけあるかい

 パンツ脱がなければ大丈夫と思ってる受けとか、飛んでくる弓矢がどう見ても矢印とか、突っ込み処が色々ありつつ、ストーリー少女漫画を通り越して昼ドラの泥つき具合で進んでいく。途中から登場した攻めの第二夫人がすごくいい子で自分から身を引いて退場となる辺りは清々し少女漫画のよう。

 BL読んでる感がどんどんなくなってきたので、三巻でストーリーに一段落いたことだし、これ以降は読まなくてもいいかなと思った。いやまあ、少女漫画が好きではない人間には商業BLの7割くらいはノットフォーミーなんだけれども。

 ところで、登場人物の装束や村や街の風景がどう見てもチベットしかし、チベットって一夫多妻というより一妻多夫イメージがあったのだが? 幼い頃に許嫁が決まっていて、許嫁同士で遊んでいたとかい描写は、中国のどこだかの幼児婚的なものに見える。

アサリと俺』(藤咲もえ)

 アサリBLする。ミル貝もBLする。たしかアサリが攻めだったと思う(人間が受け)。ミル貝は立派なものをお持ちながら受けであるアサリに詳しくなれるかもしれない。西洋パロディが素敵。

 誤タップにより購入してしまい、購入した途端にページが開かれてしまったので、返品できなかった。悲しい。

 サンプル1ページ目を読んで合わないと思った作品はほんとうに合わないと思い知る。悪くはないと思うけど、私には合わない。

イトウさん』(冥花すゐ)

 作者のペンネーム中二病拗らせている感あるけど、作風中二病が炸裂し爆発している。サンプル1ページ目の主人公(受け)のビアズリー的な美に惹かれて購入したが、なかなか良かった。BL世間評価がどうであれ自分にはヒットした。

 内容的には殺伐裏社会ものでありつつ純愛もの

『艶漢』(尚月地

 あれ、これBL? BLでない? よくわからない。商業BLも読むんならこれ読んでみれと強くおすすめされた1冊。特に私の推しジャンル二次創作クラスタにはたいそうウケるらしい。が、私には全く面白さがわからなかった。ここまで何が面白いのかわからないという作品に当たったのはじめて。まあ、同クラスタの人ほど案外趣味合わないというのは、よくあることかな。『地獄楽』(これは少年漫画だが)とかも、正直わからんと思ったし。推しに似てると言われても……。

あなたを殺す旅』(浅井西)

 表紙の銃口を向けられている方が攻め。銃を向けている方が受け。仕事でヘマをして逃亡の身になったヤクザ(攻め)とその舎弟(受け)が海沿いの街を転々とするロードムービーオールドファッションヤクザスタイルだけど、時代現代平成前期くらいで時代に取り残されてしまったような懐かしい旅風景

 おすすめかというと微妙だけど、個人的にはかなり好き。最寄りのTSUTAYABL本棚では、イチオシ作品として飾られていたので、人気はあるのだろう。

 そういえば、同作者の非BL作品町田啓太主演でドラマになったかこれからドラマになるかだったような。

『いとおしき日々』(sono.N)

 50代×60代の人生の大半をかけたBL

 うん、思ってたんと違った!

VOID』(座裏屋蘭丸

 私が持ってる商業BL漫画のなかで唯一の、18禁作品。これ以外はどんなにエロがあっても18禁にはならないのだった。前述の『ララ結婚』など、そうとうエロいはずなんだけどなー。

 だがKindleにかかればVOIDも白抜き修正祭りさ! 18禁というレーティングで描かれた漫画であるので、同作者の他の作品とは違い、体位局部を見えなくする技を使わずに描かれているせいで、よりいっそう白抜き修正祭りになってしまっている。あと、ほかに何が18禁なのかというと、アブノーマルプレイがある。道具使用とか、プレイを超えた言葉身体的な暴力とか。受けをただ虐待するSMのようなやつ。

 エロがメインの作品なので、座裏屋先生らしくハイクオリティー映画的な画面構成だけど、ストーリー面白さとか辻褄とかは今一つ。受けが可哀想過ぎるし無理やりハピエンにまとめているのが却って理不尽に思えてしまうので、私はあまり好きではない。

 本物の18禁修正無し)だったらしい紙の方は受注販売だったために、現在は新品での入手は不可能中古本がとんでもないプレミア価格で売りに出されていることがある。

 

『旧繁華街袋小路』(ためこう)

 商業BL入門時代に、とりあえず一人の作家さんにしぼって単行本を集めてみるかと思って買った。そしてここで挫折した。(他にも初期短編集も買ったけど。)『カッコウの夢』『ララ結婚』ほどは少女漫画的ではない。あまり記憶に残らない作品だった。

ハッピーくそライフ』(はらだ)

 主人公二人が粕谷と葛谷という名前からしてろくでもなさそう(実在粕谷さんと葛谷さんにはすみませんが)な二人の織り成すリバーシブルギャグBL

 ひとしきり笑う。時々可哀想



続きはまた後で。

2021-09-01

悠仁くんは政略結婚しかできない

一億総小姑状態で姉たちがあれだけ叩かれているのを見て皇室に娘を差し出す親は政略目的しかないよね。

ヤフコメ民や週刊誌が叩けば叩くほど、悠仁くんには胡散臭いしか寄ってこない皮肉

2021-08-30

anond:20210830200404

教育問題じゃないよね。

アルファオスが自分の思うように相手を(何なら複数)決められるのが問題

それで弱者男性にお鉢が回ってこないだけ。

教育上下」でなくて「家庭環境上下」だったかもしれないが、「下方婚しない」って点で言ったら、女子教育が盛んになる前の戦前だって下方婚しない」状況だったはずだよ。

政略結婚を除く)

2021-08-16

小説・間違わなくても

「命には優劣がある」

「僕からすればホームレスが死んでしまっても構わない」

ホームレス邪魔だし、臭いしさ」

 私は動画配信である

 私がそう配信してから世界面白いほど反応を見せた。

自分がいつホームレスになるかもしれないのだから、そんなことを言うべきではない」

 ──はぁ。

「命は平等尊いもの価値があるかどうかで決めることではない」

 ──そうかい

人間は弱い者を守り、人権を、法律を、福祉を発展させることで繁栄する生存戦略を選んだのだから、見当違い」

 ──ふぅん。

 しかし。

 あなたがいつか上司になるかもしれないのに、上司の陰口を言ったことはないのか? クレーム電話の陰口は? お役所の受付の陰口は? あなたがいつか誰かにとっての陰口の対象になるのなら、陰口をしないのか?

 命の価値が同じなら、自分の愛娘と無縁のホームレスも同じ価値か? どちらかしか救えないのなら、娘が助かって欲しいと祈るのでは?

 日本家長制度を導入していたら政略結婚や男女不平等が正しいのか? それを嫌って現在日本シフトしたのでは? ならば現在の法体制を疑うことが悪にならないはすだろう?

 まるで話にならない。

 私は年間、数百冊の書籍を読み、誰よりも勉強している自負がある。

 だからこそ、システマチック物言いだけれども、間違っているとは思わない。

 ──私は、個人として、陰口を言うこともある。

 ──私は、個人として、ホームレスより愛娘を選びたい。

 ──私は、個人として、生存戦略よりも個人自由整合性を選びたい。

 これは個人の感想である。むしろ批判する人たちに問いたい。

社会的影響力のある者が公の場で個人の感想を言ってはならないと主張するその根拠は?」

普段見てもいないYouTubeチャンネルの内容にまで立ち入って、怒りたいだけ怒り、自分の主張を押し付け行為は正しいのか?」

「私が自殺をしたら、あなた方が私をいじめしたことになるが、あなた方の大好きな『命の価値平等』という主張はどこに行ったのか?」

 例えば「子どもが真似してホームレスを軽視するかもしれない」というけれど、それは「模倣犯になるかもしれないから」とニュース番組を一切見せないのと同じでは?

 あなたの子どもが、あなた方の主張する善悪区別がつかないのなら、「歴史の真似をするかもしれない」といって戦争を教えないのか? すべてを教えて個人に取捨選択させるのが教育なのでは?

 私の動画コメント欄呪詛を吐き出すのが正しい行為か? それを堂々と子どもに見せられるのか? 「将来子どもが何かしでかすかも」という不確定な要素よりも、他人呪詛を吐く姿をこそ子どもに見せてはならないのでは?

 もしかすると、多少の表現の不備はあったのかもしれない(否、あったとすればそれは受け取る側の浅学さ、浅薄であるとも思う)。けれども、私が間違っているとは思えない。仮に誤っていると主張するのであれば、客観的かつ信頼性に足る根拠を示してほしい。私はいつでも謝罪し、反省し、訂正し、その正しさを誠実な態度で以て最大限に広く周知することを誓う。

 勘違いされがちだが、私は基本的論破されたがりなのだ普段から道に外れたセンセーショナルなことを言っている自覚はあるけれども、それは新たな論理で正してほしいことの裏返しだ。それは、強がり掌返しではなく、心の奥からそう思う。

 けれども、その正しい根拠を募っても、いつまで経っても出てこない。だから私は怒っているのかもしれない。

「私のような厄介な人間に、正しさを説いてくれ!」と。

「私程度の小悪党駄々をこねている間に、本当の悪党に対抗する武器を見つけろ!」と。

「正しさを曖昧にして二千年以上も生きてるんじゃない!」と。

 そう言葉にすると、ふつふつと怒りが沸く。たか日本のような小さな国で、数百万人の支持者を持っている程度の小悪党暴走すら止められないのは、あなた人類の怠慢であると──心底、怒っている。

 私を否定できないのであれば、現時点において私が正しいことになる。

 否、正しいかどうかはわからないが、しかし間違っていないことになる。

 もし「正解」という道があるとしたら、私はその縁に立っているだけなのだ。危うい縁に。

 けれども、違反でなければ過ちではない──。

 ◇

 ……と。

 私は、思考を切るためにスマートフォンの画面をオフにする。今日は考えることが多い。浅い割に多いのだ。批判ってものは。

 スマートフォンを手に乗せたまま信号が緑になるのを待つ。手のひらの中で今も生まれているだろう主張の嵐を持て余しながら、ほんの僅か、足元のコンクリートブロック割れているのを感じ、身体を一歩前に進ませる。爪先が少し、車道を踏んだ。

 と、深夜の街に相応しくないスピードの車が近づいてきた。物騒だなぁ、と思いつつも、スマートフォンの裏面を何の気なしに眇めていると、

 身体に強い衝撃が走った。

 衝撃が先か、轟音が先かはわからない。視界が宙を舞い、まるで目ヤニだらけの朝のようにぼやけたからだ。

 続いて、痛み。

 大きな銅鑼を打ったかのような、押して引いての波紋が身体中を暴れている。その振幅は自分身体を越えているように錯覚するほどで、立ち上がることはできない。否、仮に足を踏ん張っても立つことは不可能だろう。なぜなら、膝下がひしゃげて見当違いの方向を向いているからだ。

 次に、不快さ。

 胃の内容物がまるでネズミになったかのように這いずり回る──実際には胃の方が動いているのだろうが、しかし這い上がってくる吐瀉物は鉄臭く、“血の通った何か”を飲み込んだ報いとばかりに喉を押し広げ、ほとんど無抵抗に半固形の何かが口や鼻から垂れる。

 さらに、熱さ。

 命の素がどんどん外に溢れるような、そんな感覚身体の芯は生きる手だてを探してやけに熱っぽく、しかし手足は凍えるほど冷たい。小さな穴の開いた水風船をただ見ているだけしかできないような、取り返しのつかなさと焦燥感。何かを決定的に失う瞬間というのを久々に味わう──忘れていたのかもしれない。あるいは見ない振りを。もしくは「自分は失わない」と高をくくっていたのかもしれない。

 私は、急速に死に向かっていた。

 ぼやけた視界から判断できる限り、交通事故──らしい。私を轢いたと思しき自動車は、「ガードレールに刺さっている」と表現するしかないほどに大袈裟に半壊ならぬ七割ほど破壊されている。

 ──なお、今の私に知る由はないが、この自動車運転手病院へと急いでいた。

 というのも、彼の愛娘が突然大量の吐血をしたため、一も二もなく最高の速度で病院へと向かっていたのだった。

 皮肉なことに。

 運転手は、彼の大切な命を優先したのだ。彼の咄嗟の行動に間違いはなかった。

 私は助けを呼ぼうとするも、体力的な問題なのか、あるいはどこか発声に関わる器官が深刻なダメージを受けているからか、大きな声が出ない。口腔内から聞こえる「ヒュー」という音がやけに空々しい。

 頭を打っていないことが幸いして意識はあるけれども、しかし長く保たないことは確かである。否、どんな仮定の話をしようとも、命を失ったことはないから“失ってみるまでわからない”──。

 そんな“悠長なこと”を考えていると、ふと視界の端で動くものが見えた。それはのっそりと立ち上がり、「く」の字に曲がっていたり、すっくと立ち上がったりしている。何かを引きずる者もいる。

 元々いたのか、騒ぎを聞きつけたのかはわからないが、どうやら人間のようだ。ああ、助けてくれ──!

 そう口元を歪ませると、どうやら仲間同士で話し合いをしている様子だった。冷えは身体中に広がり、今にも意識を失ってしまいそうだ。早く、早く救急車を!

 どのくらい経っただろうか。実際には数十秒くらいなのだろうが、その時間は誇張なく一時間に感じる。身体の中から聞こえる「ぎっぎっ」という音が何に起因するかもわからない。車が焼けているのか、瞳孔の機能が低下しているのか、まぶしくて人間たちの姿が見えない。

 轟音で痺れた耳が復活した頃、声が聞こえた。

「俺らのねぐらにさ、仏さんが転がってたら良くないよな」

警察がうろうろしたらさ、締め付けが厳しくなるもんな」

「な」

「他に行くアテもないし」

 会話からするに、ここに住んでいる住民──ねぐら? つまりここら辺に住んでいる──ホームレスの……集団

「仏さんには悪いけどなァ」

「な」

「すまんなぁ。でも俺らも優先するモンがあるんだぁ」

「手は合わせておこうか」

「だなぁ」

成仏しておくれな」

 な! 待て! 待ってくれ! 私はまだ生きている! ただ、声が出なくて、ア、まぶしくて、身体が、動か……なくて、そん、な死体に向けるよう、な、目を、そんな真似を、命を命とも思わない真似を、なぜできるんだ! ア、ア…考え直してくれ! 今すぐ!

 くぐもったガサガサという音が聞こえる。普段寒さを避けるためのブルーシートか何かだろうか。数人の男たちが私の身体を包み始めた。

 男たちの声は続く。

「口から血の泡が出てるな」

「死んだ後に、肺から空気漏れるんだよ」

へぇ、詳しいね

「俺は前に医者をやってたからさ」

「そっか、お医者さんかぁ。……人生、何があるかわからいね

 いしゃ………? まって……。

「なぁ、この死体こっち見てないか?」

「気のせいだろ! 見るなよ! 目を合わすと取り憑かれるって話だぞ」

 そんなの……“えびでんす”が……ない……よたばなし……で……。

「じゃあ、せーので」

「うん」

「川に流すなんて、罰が当たるかもしんねぇけどさ」

「ま、許してくれなんて言わねぇよ。俺たちの“個人的な事情”だしなぁ」

「……」

「かもなぁ」

「だからさ」

「俺たちは……。

 いや、誰もがみんな、間違ってないのさ。 

 きっとな」

(了)

2021-08-14

Daigoさんの優生思想選民思想は許さないのに,自由恋愛という優生思想は許されるの?

Daigoさんが本人の誤算によって炎上して,謝罪するに至った話はまだまだ鎮火しない勢いの炎上だと思う.

多くの人にとってDaigoさんの発言は許せなかったと思うし,許されざる発言だったと思う.

さて,この発言において許されなかったのは,「生活保護の人が生きてても得しなくない?」,「ホームレスはいないほうがよくない?邪魔だしさ」といった優生思想選民思想的な発言が原因だ.このような思想人権概念から外れた発言である社会には様々な事情生活保護をとることになった人や,ホームレスとして生きている人がいる.その人達が生きる権利は決して蔑ろにされるべきでないし,その人達が生きることを社会支援することは当然のことだと思う.それを軽視する発言人権尊重する社会では許されざる発言であったといえるだろう.

以上の話は人権の中でも生存権にかかわる話である人権生存権以外に自由権参政権,そして性と生殖権利がある.

性と生殖権利とはセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスライツ(SRHR)と呼ばれ,性や生殖にかかわる自己決定や自認の自由を認める基本的人権のことである(参考{https://www.ippf.org/sites/default/files/ippf_sexual_rights_declaration_japanese.pdf}).この権利によって我々は自由自己の性を決定でき,結婚性交をする相手を選べるのである.このような人権思想のもとで,政略結婚見合い結婚が衰退し,自由恋愛が発達してきたと考えることは至極自然なことであろう.つまり,我々の人権尊重するために自由恋愛は発達し,我々は自由恋愛の中で人権尊重されていると考えているわけである

しかし,本当にそうだろうか?我々全員がこの権利享受できているのだろうか?

実態はそうではなく,自由恋愛の下ではすべての人が権利享受できるわけではなく,選ばれた優生の者のみこ権利享受できていることが実態である.わかりやすい例では,年収が低い男性結婚ができないだとか,容姿が劣る人は結婚ができないなどである(参考{https://toyokeizai.net/articles/-/293571}).自己の決定で結婚しないと決めているならそれは個人自由だが,結婚したいと思いつつも結婚できない状態は,性と生殖権利に反している.特に結婚できない理由年収が低いという理由なら,人権の種類が違うだけで,仕事のないホームレス生存権が認められていないといった状態と似通ているように思う.なぜこのような状態が許されるのだろうか?

これは単純に,誰と生殖するかが自由であるという権利と,生殖をしたいという権利が衝突しているからに他ならない.子供が欲しい人が無理やり生殖することは,他者自由権利侵害するのである.よって,結果的優生の者が生殖でき,劣っているもの生殖ができないという状態に陥る.ただ果たしてこのような状態社会は看過できるのであろうか?

衣食住がない人を生活保護で支えるように,生殖したくてもできない人を何かしらの手段で支えることが人権尊重する社会では必要ではないか.ましてや結婚ができない所謂非モテ犯罪者予備軍のような扱いや,キモイ劣った存在として排除してよいのだろうか.そのような思想は冒頭のDaigoさんのような思想とは言えないだろうか.

かにホームレスの人の窃盗率は高いかもしれない.確かに海外では非モテ所謂インセル)の犯罪が目立つかもしれない.ただそのような理由社会が拒絶してよいのか?

人権尊重する社会ではそのような人の権利を守るためにセーフティネットを用意する必要があるのではないか

今回のDaigoさんの発言人権尊重を訴えた人はもう一度過去自分発言で,他者人権蔑ろにしていなかったかを考え直してほしいと思う.

そして,自身人権尊重するために,他者人権蔑ろにしてはならないということは努々忘れることのなきようお願いしたい.

2021-06-14

JJI有名人若い女結婚報道されると、男の方「だけ」叩いて女の方を過剰に可哀相がる風潮になるからほんと気持ち悪いんだよなー

政略結婚でもあるまいし、合意結婚したんだからどっちもどっちだと思うが。

2021-05-26

DV被害者自己責任

なぜって、恋人結婚相手は(政略結婚お見合いでなければ)自由意志に基づいた選択の結果であって、運の結果ではないから。

このことは言葉にも表れていて、運による結果には「ガチャ」という言葉がよく用いられる。例えば、上司ガチャ、配属先ガチャ、親ガチャなど。

一方で、「恋人ガチャ」や「結婚ガチャ」といった言葉一般には使われない(今検索したら、超少子化対策で国がお見合い結婚相手を決める様な作品がヒットしたぐらい)。

福祉が足りたないとかいう人がいるのだが、悪人最初から悪人です」って自己紹介するわけではないのだから根本的に足りないのは悪人を見抜く訓練のほうだろう。直接的に嘘を見抜く訓練ならばFACSが必要だし、間接的には部屋の特徴から相手ビッグファイブを見抜いていくスヌープといったもの必要になる。

ところで、Twitterに限らずSNSと言われるものの多くは、タイムラインほとんどはゴミ情報9割でたまにいい情報が並ぶようになっている。これって普段は殴って罵倒してがほとんどで、たまに優しく撫でてくるようなDV典型的構図と相似していると考えられる。はてなーの方々はTwitterを併用している人が多いとのことだからDV被害者予備軍の様な連中が多くて、だからこそ自己責任は都合が悪いんだろうね。

2021-04-19

女をあてがうストーリーラノベとか漫画

国に相手を決められる設定なやつ。

「嘘と恋」くらいしか思いつかなかった。

これは相思相愛なので普通恋愛漫画であてがうとは違う。

政略結婚で見知らぬ男と結婚させられた女を奪いに行く主人公みたいなのはよくあると思うけどちょっと違う。

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