はてなキーワード: 心理学者とは
それはそうだ。だが、よく生きるための「知識」は特に生き方レベルだと、宗教関連者か、誰かの言葉しかない。
科学的調査は、明証をなせるぐらいまで単純化して、分析して、総合としてまとめて、枚挙として漏れがないかをチェックすることによって行われる。
頑張って統計調査をしようという心理学者もいるが、「我慢ができる子はその後成功する(マシュマロ実験)」という一つを立証するために30年以上の時間をかけ、それでも親の収入が関係あるんじゃないかと批判されると難しい。
そうすると、誰かの言葉を参考にして、自分の生き方に照らし合わせるしかない。その意味で、宗教の知識は、自分が吟味するという前提はあって良いものは多い。
だが、宗教組織は霊感商法とかの蔓延と、信教の自由との兼ね合いを考えると役割を終えてるのではないかと思ったとういことで、この文章を書いた。
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常連サイトのNote、Qiitaに加えてZennというサイトから3ページもランクインした。Qiitaのようにプログラマー向けだがNoteのように報酬を得られるサイト。はてブに捕捉されたのはこの9月と割と最近。サルワカ | サルでも分かる図解説明マガジンの人が開発したらしい。
元増田だけど個人的にはみんな大好き 香山リカ センセー が解説を寄せている本がお勧めだよ
https://www.amazon.co.jp/Supernormal-Untold-Story-Adversity-Resilience/dp/1455559156
心理学者メグ・ジェイ博士の『レジリエンス』に関する画期的な新しい研究です。
子供時代のさまざまなトラウマを克服し、人並み以上の社会的成功を収める多様な人々のグループの物語を語っています。
これらは、子供のように平均以上の苦難を背負っている "スーパーノーマル"であり、期待に反し、大人として平均以上の成功を達成しています。
メグ・ジェイ博士が私たちに紹介する人々は、すべてのサバイバー(生存者)です。
彼女は、サバイバーが幼少期のトラウマを克服し成功した大人の生活を構築を可能にした共通点を探ります。
そして彼女は質問をする。そのような力を開発するために何を犠牲にしたのか?
そして、生き残り、さらには生き抜いた後、どのようにして信頼され、充実した人生を築くことができるのか?
メグ・ジェイ博士は、個人的、科学的、文化的な知識と共に "スーパーノーマル" の経験に声を与え、より良い自分自身を理解し、
彼らの強みを最大限に活用するためのツールを提供し、それらを理解しようとする人のために彼らの世界への窓を与えます。
ネグレクトによって発生する問題(電気ガス水道・学費・食事・暴力)を解決しないと文字通りの意味で死ぬ、あるいはさらに厳しい立場に置かれることになる。
なので、自分自身の 主体的に動き問題を解決する『習慣』『能力』は 厳しい環境によって磨かれた感はあるよ。
同じサバイバーのみなさまにおかれましても『辛い経験も意味があったんだな』って思って貰えると幸い。
ただ、辛い経験も意味があったんだなって思って貰えると幸いと同時に『生まれつきの要素は大きい。人間には個性がある』とも思っているよ。
ストレッサーに暴露されても健康的な精神状態を維持する力(抵抗力)と回復力はストレス感受性と同じく “生得的(遺伝要素)なもの” だと思うよ。
いま辛い環境にある人が『自分自身の気合い・努力が足りないから』とは思わないで欲しいよ。
考え方・経験以前に、ストレス感受性には生まれつき個人差があるよ。足が速いとか遅いとかそういうのと同じ個性だよ。
アクティブヒアリングするプロのカウンセラー使ったら解決しそう (anond:20200721180526)
相談者が期待しているのは「解決」ではなくて
○ 「傾聴」の英語は「active hearing」
「傾聴」は英語で「active hearing」または「attentive hearing」です。「active hearing」は臨床心理学で「積極的傾聴」と呼ばれ、アメリカの心理学者カール・ロジャースが提唱した手法として知られています。
○ 傾聴:共感的理解
「共感的理解」とは「相手の視点、相手の立場に立ち、相手の気持ちや話の内容に共感しながら聴き入れることです。「共感する」という行いは相手にとって「話を聴いてくれている」「認めてくれている」という安心感を与えてくれます。
○ 傾聴:無条件の肯定的関心
「無条件の肯定的関心」とは、聴き手の私的な感情を取っ払い、無条件で肯定的に話を聴くことです。たとえ、話の内容に誤りや間違いがあっても、また社会的に反する内容であっても、否定をせず関心を持って聴く技法です。
○ 傾聴:自己一致
「自己一致」とは、聴き手自身の感情や意見も尊重し、相手の話で理解できない点がある時は内容を確認しながら、真摯な姿勢で話を聴いていくという技法です。分からない点をそのまま置き去りしてしまうと、相手に「私の話はそれほど重要ではない」と誤解を招いてしまうこともあるでしょう。質問と答えを確認する行程が加わりますが、相互理解はお互いに安心感を与えてくれます。
↓
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会社の福利厚生でカウンセラー使えたので試したけど、素晴らしいプロフェッショナル意識だなぁと思ったよ
カウンセラーの人を誘導してカウンセラーの人が不利になるような言質を取ろうとしたけど
カウンセラーの人はキレなかったかつ不快感を全然表に出さなかったよ
すごく感心した
↓
そんなのクレーマーに耐える接客業と同じで、 彼らはみんなが嫌がる人間の相手をすることで対価をもらうんだから、 逆キレしないことは最低限の技能だよ
要は男が女体に興奮するのが悪いので、幼少期からうまいこと誘導して全員無機物にしか興奮しないみたいな状況にすればいい
心理学者とかを動員して、子供が好むコンテンツに性的嗜好を歪めるような要素を盛り込んでいくわけですよ
ウルトラマン見てリョナとかマミフィケーションなんかに目覚めたって人は相当数いるからな それをもっとガチな感じで、狙いをもってやっていくわけ
「白い部屋で宙に浮いて回転する球体に泥がかけられる」みたいな映像でしか抜けないやつをマジョリティにするんだ そうすると女はエロい目で見られなくてハッピー、男は好きなだけ性的欲求を発露させても怒られなくてハッピー
これしかないよ
ニュートンの記事にあったんだけど、心理学者ケヴィン・ダットンによれば、サイコパスは、能力が高い、能力が低い、の2通りと、反社会性が高く暴力的、反社会性が低く非暴力的、の2通りで、合計4つに分類出来るんだそうです。
でも、反社会性が高い・低い、と、暴力的・非暴力的、ってのは本当に従属するものなんだろうか?
という4通りにならないのは何故なんだろう?
暴力を振るう動機や目的が、一般的な人と比べて粗野というか、社会性? 対人関係? と連接しないからサイコパスなんじゃないのかな、というのと、暴力の種類や発露の仕方が、今は単一な物理的暴力だけに留まらなくなっているから、そこをもう少し細かく分ける必要があるんじゃないかな、という疑問がある。
twitterでたまに、男オタクは女や非オタク男と比べて「男は仕事、女は家事」のような性別役割分業を支持する割合が高く保守的である、という結論の棒グラフが回ってきているのを見かける(例:https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/phanomenologist/status/1228500960588124163)。あれはしばしばフェミニストによって「男オタクの女性蔑視の表れ」のように引用されるが、そもそもどういう文脈で出てきた棒グラフだったかちゃんと確かめた人はいるのだろうか? そして、あのグラフをめぐって学者同士の意見が対立していることはどのくらい知られているのだろうか?
ということで、以下であのグラフが出てきた文脈を紹介してみるよ! なお、増田は男オタクだけど、統計とか専門外だよ!
あの棒グラフの出典は、社会学者の北田暁大による若者と趣味に関する研究の一節である(北田 2017: 291)。だがもちろん研究というものはそれだけで完結するものではなく先行研究の積み上げた文脈のもとに成り立つものだ。そして北田(2017)が特に目の敵にして批判しているのが、心理学者の山岡重行による研究である。山岡は2016年の単著において腐女子を心理学的に分析し、腐女子の恋愛観だけでなく彼女たちに向けられたイメージについても論じた(山岡 2016)。
山岡の研究はどう評価すればいいのか難しい。確かに興味深い点が多く、たとえば2015年時点でもオタクに対する否定的イメージが存在し、そのなかでも腐女子は同じオタクからも否定的に見られているということを学術的に明らかにしたこと(山岡 2016: 99, 132)などは、オタクのあいだでは公然の事実とはいえ一定の意義があるだろう。しかし一方で、男オタクと腐女子は相性が良いんだからもっと恋愛すればいいのにというようなアドバイスは大きなお世話というかクソバイスの極みであり、腐女子の心理について質問紙調査のみに基づいてものを言うのはいいとしてもBL作品の構造を論じる上でテキストクリティークを欠いていることは理解しがたい(山岡 2016: 229-230)。山岡はデータに基づく研究の重要性を主張するが、物語の構造などの質的な面に踏み込むのであれば、数字で示されたデータだけでなく様々なテクストに当たって読み込むという人文学的な手法を採用する必要があるはずだ。心理学の実証研究としては面白いが、実証以外の部分で余計なことを言い過ぎている、という評価をするのが最も良いだろうか。
では、それを批判した北田の研究はどのようなものなのだろうか。実はこれ、読んでみるとわかるがかなりのツッコミどころの塊なのだ。
まず、北田がこの調査で用いた方法論について確認してみよう。北田が依拠しているのは、2010年に練馬区の1988年~1990年生まれの男女に対して行った調査である。つまり、2020年現在のアラサーに対して10年前に行われた調査に基づくデータである。このデータは、北田が中心となっている若者の趣味についての共同研究の一環として採られたものであり、北田(2017)が収録されている本に収められた他の論文も同様にこのデータを出典としている。
北田は、東浩紀(2001)のデータベース消費論に依拠しつつ、男オタクの消費が東の言うようなデータベース消費である一方で女オタクすなわち腐女子(ここ、「ん?」と思う人が多いだろうけどとりあえず脇において続きを読んでほしい)の消費が関係性消費である、という先行研究で提示される図式を踏襲する形で分析を進めていく。当然、ではこの論文で言う男オタクと女オタクってのはどんな集団を指すんだ、腐女子かどうかはどうやって決めるんだ、という操作的定義が求められるわけだが、北田がどんな定義をしているのかを以下で見てみよう。
北田はまずオタクの操作的定義を示すが、この時点で首を傾げてしまう。たとえば「ライトノベルが好きだ」という質問はいいとして、「マンガがきっかけでできた友だちがいる」や「アニメがきっかけでできた友だちがいる」という項目は、そりゃそれに当てはまるオタクは大勢いるだろうがコンテンツがきっかけでできた友人がいるかどうかはオタクとしての本質に何も関係ないよね? もちろんこの研究では若者と趣味というテーマを掲げていて、趣味と人間関係がどう連関しているかという点も研究対象に入るわけだからそういう質問項目が悪いわけではないのだが、それをオタクの定義に使われると困惑するほかない。やめてください! 友達がいないオタクもいるんですよ!
そして北田は、上記のような質問で定義した「オタク」を更に「二次創作が好きか否か」で分類する。つまり、オタクを「二次オタク」「非二次オタク」に区分し、それをさらに男女で分けるわけである。そしてこの「二次創作好き」というのを定義する指標として「マンガの二次創作(同じ登場人物で、原作のストーリーとは違うストーリーを考えたり読んだりすること)に興味がある」(北田 2017: 270)というのを持ち出している……えーっと、これだと、『銀河英雄伝説』も『炎の蜃気楼』も『東方』も『アイドルマスター』も原典はマンガではないので当てはまらないのではないか? この調査の後にヒットした『ラブライブ!』も『艦隊これくしょん』も『刀剣乱舞』も『ユーリ!!! on ICE』も、いずれも原作はマンガではない。仮に私が当時練馬区に住んでいてこんなアンケートを渡されていたら、「私が買っているのはアニメ作品の二次創作なんだけど……」と回答に悩んでいたことだろう。「作品」「コンテンツ」とでも言い換えれば済むところをなぜ「マンガ」と表現したのか理解に苦しむ。ゲームを全部ファミコンと呼ぶおかんかよ(この喩えもいい加減古くなってきたな……)。
さらにこの調査は、「二次創作が好きな女性オタク(女性二次オタク)」と「二次創作が好きではない女性オタク(女性非二次オタク)」を区別しているが、肝心の二次創作の中身については区別していない。つまり、BL同人を読んでいようが男女カプの二次創作をしていようが「女性二次オタク」だし、商業BLや一次創作同人専門の読み手で二次創作に手を出していなければ「女性非二次オタク」である。つまりこれは、二次創作が好きなオタクを析出することはできても、本質的に腐女子を析出できる調査ではありえない。もちろん同じことが男オタクにも当てはまり、女キャラが無駄に淫乱になって男相手にサカる同人誌も女キャラ同士がプラトニックにイチャイチャする同人誌も同じ「二次創作」である。種つけおじさんレイプと百合を区別できない質問項目をもとにデータベース消費と関係性消費の対立みたいなこと言っていいのかな……いやダメでしょ。
だが北田の定義のおかしさはこれに留まらない。彼はなんと、「二次創作好きでオタク度の高い女性を『腐女子』という言葉でまとめあげることにはもちろん問題がある。二次創作好きとBL好き、やおい好き、女オタクなどの差異を孕んださまざまな概念が交差する地点に『腐女子』概念は存在している」としつつも、便宜的に「『二次創作好きで、オタク尺度が高位2層である女性』を、操作的に腐女子と」定義している(北田 2017: 307)。はぁ???
言うまでもなく、腐女子の全員が二次創作に興味を持つわけではなく、二次創作に興味を持つ女性オタクの全員が腐女子でもないのだから(男女CPや百合の愛好者はどうすればいいんだ)、この段階で北田が研究対象を正確に捉えられていないことがわかる。「BLが好き」という質問項目を入れてないのに「腐女子」の操作的定義なんてできるわけないだろ! この問題については山岡からもtwitterでツッコまれているほか(https://twitter.com/yamaokashige/status/1131363111636615168)、「興味」と「嗜好」を区別すべきだとも批判されている(山岡 2019: 21)。妥当な指摘だろう。意地悪なこと言うけどさ、これを注に放り込んでるのって悪意ありますよね?
さらに、男オタクに関しても、「二次創作好きオタク男性≒ディープな男性オタク」(北田 2017: 294)と記述している。当たり前だが二次創作にはたいして関心もないがディープなオタクはいるだろうと言わざるを得ない。声優のおっかけを熱心にやっているオタクはディープなオタクではあるかもしれないが二次創作が好きなオタクとはいえないだろう。
総じて、北田の研究は、オタクとしてディープであるか否かとか腐女子であるか否かといったことを、すべて「二次創作が好きか」で測ろうとしている。だがそれはとんでもない勘違いである。二次創作が好きな人とディープなオタク/腐女子であることとの間にはある程度の相関関係はあるだろうが、あくまで論理的には一対一で対応しているわけではないのだから、ディープなオタクを定義したければ注ぎ込んだ時間やカネや知識量を、腐女子を定義したければBL趣味の有無を、それぞれ尋ねるべきだったのだ(特に、客観的な測定が困難な「ディープなオタク」と違って、腐女子かどうかは「BLが好きだ」という項目を入れた上で性別と組み合わせれば一発で判定できるのだから、ここで手抜きをしているのは許しがたい)。
少なくとも山岡の著書にはパッと見で「おかしいぞ?」と思うような操作的定義はあんまり見当たらなかったのに、北田の論文の操作的定義はパッと見でもわかるツッコミどころが多すぎる。これもうどんなグラフ出されても信用できないでしょ。データの処理とか以前に操作的定義がおかしいんだもん。
で、北田にさんざんdisられた山岡は別の著書(山岡 2019)を発表して北田に反論している。個人的にはその議論はおおむね妥当であるように思えたので、詳しく知りたい人は山岡(2019)を読むか、彼のtwitterを見てほしい。私は統計とか詳しくなくて、前提となっている操作的定義のおかしさは指摘できても、標準得点に差があることは「対極にある」ことを意味しない(https://twitter.com/yamaokashige/status/1125940271298990080)とか、このへんはまったく気づかなかったので。
最後に、北田と山岡のどちらの研究もおかしい、と思ったポイントがあるので言及しておく。
北田のデータは練馬区の若者から採ったものであり、山岡のデータは都内の複数の私立大学の学生から採ったものである。つまり、東京圏に居住しているか、通える距離に住んでいる若者のデータに偏っており、さらに後者は大学生のみのデータとなっている。これが血液型性格判断の話であればいいかもしれないが(よくないけど)、オタク文化の拠点が東京などの大都市に集積していることと、就労等によって趣味との関わり方が変化すること、そして趣味に学歴が及ぼす影響を考えると、「東京圏の若者」のみに焦点を合わせて「オタク」の全体像を論じることは適当ではない。そこで集められたサンプルは、オタクコンテンツが身近に溢れていて可処分時間が多く学歴も高いオタクのサンプルに過ぎず、オタクの代表例とも若者の代表例ともいえない。
とはいえ、では他にどういう調査のやりようがあったのか? というと、思いつく計画がどれも高額の研究費を要求するものになってしまって個々人の研究ではなかなか厳しい。少なくとも、東京だけでなく日本全国(最低でも、大阪や札幌などの東京以外の大都市圏)からもサンプルを抽出することは必要だろうし、そのサンプル調査には大勢の非オタクも引っかかる以上はサンプル数もそれなりのものにする必要があるだろうし……こういう大がかりな質問紙使った研究ってやったことないからイメージ湧かないんだけどどんくらい金かかるんだろう。
それと、北田も山岡も統計的データを重視しているので、あえて質的な研究には踏み込んでいないのだろうが、それでもやはりいずれの研究も当事者の言説分析を欠いていることは大きな欠点であろう。オタクは自分たちについて膨大な自分語りを残してきており、それを悉皆調査すべきだとは無論言わないが男オタクや腐女子が自分たちのことをどう語っているのかも踏まえた上で論じられればなお良かったんじゃないかな。もちろんそれは大規模な質問紙調査並にめんどくさい手続きであり、代表性とかどうやって保証するんだ、という感じではあるのだが、せめてオタク自身の手になる非学術的な文献はもっと多く引用されていてもよかったのではないか。それは一歩間違えば大塚英志(2018: 136-140)が指摘するような当事者の営為を無視した簒奪的な研究にもなりかねない、と思う(もちろん彼らは文化そのものを論じているわけではないので、文化を論じる研究者に求められるほどの慎重さは要求しなくてもいいとは思うが)。
いやでもやっぱりこれ北田(2017)のほうがひどいわ。山岡(2016; 2019)の操作的定義を見てると、彼自身がオタクではないにせよ、趣味によってつながる人間関係のありようみたいなのを肌感覚でわかってるって感じがするけど、北田の定義はトンチンカンなんだもん。もしわかった上でやってるならクソだけど、仮に本気でああいう定義を持ち出してきたんだとしたら、それはもう根本的に趣味でつながる人間関係がどんな感じなのか肌でわかってないってことだよね。趣味人としてのリアルからかけ離れすぎてるんだよな。
あと北田の研究がひどすぎるからって社会学全般が悪く言われないといけない理由はないので念のため。北田の研究は別に社会学者なら誰もが参照してしかるべきみたいな位置づけのそれではないので……
よく分からんのだが、その北田氏の研究がいい加減なものだとしても
2007年の練馬区の若者においては、漫画やアニメが好きで二次創作を好む男が
これ、回答の平均値じゃなくて標準得点を元にしたグラフなのよ。標準得点をもとにそんなこと言えるか? って山岡が批判してるからそれ読んで(https://twitter.com/yamaokashige/status/1126035720122953729)。
ワイが間違ってたわ。言えるっぽい。すまん。
続きはanond:20200722142616で。
アクティブヒアリングするプロのカウンセラー使ったら解決しそう
相談者が期待しているのは「解決」ではなくて
「傾聴」は英語で「active hearing」または「attentive hearing」です。「active hearing」は臨床心理学で「積極的傾聴」と呼ばれ、アメリカの心理学者カール・ロジャースが提唱した手法として知られています。
「共感的理解」とは「相手の視点、相手の立場に立ち、相手の気持ちや話の内容に共感しながら聴き入れることです。「共感する」という行いは相手にとって「話を聴いてくれている」「認めてくれている」という安心感を与えてくれます。
「無条件の肯定的関心」とは、聴き手の私的な感情を取っ払い、無条件で肯定的に話を聴くことです。たとえ、話の内容に誤りや間違いがあっても、また社会的に反する内容であっても、否定をせず関心を持って聴く技法です。
「自己一致」とは、聴き手自身の感情や意見も尊重し、相手の話で理解できない点がある時は内容を確認しながら、真摯な姿勢で話を聴いていくという技法です。分からない点をそのまま置き去りしてしまうと、相手に「私の話はそれほど重要ではない」と誤解を招いてしまうこともあるでしょう。質問と答えを確認する行程が加わりますが、相互理解はお互いに安心感を与えてくれます。
日本はお金に対する考え方がおかしいとか金持ちに対する偏見ガーとか言うけれど、『お金は汚い』と言う考え方は割と普遍的な考え方で
(サイコパスほど金持ちになりやすいと言う事実と、財産の引き継ぎにより強力な金持ちになり独占していくと言う現実があるのだから仕方がない)
アメリカには、Financial Psychology と書くが、投資心理ではなく、
自身の不合理なお金の信念に気付き/手放し、お金との付き合い方を健全化しましょうという主旨のセラピストもいたりなんかする。
それらの創設に携わったブラッド・クロンツ博士の日本語でのざっくりとした紹介はこちら
「金ですべて解決できる」なら億万長者に悩みはないはず?|大富豪ばかり相手にする心理学者の洞察|クーリエ・ジャポン
https://courrier.jp/news/archives/87220/?ate_cookie=1569731540
・お金の回避
(教育レベルが高い人/福祉系に人にありがち。十分な報酬を受け取らない。むしろ無意識的に拒否する)
・お金の崇拝
(そのまま。稼げば稼ぐほど幸せになると信じており、それと同時に自分は充分な額を稼げないと信じている。高額商品を購入したり買い物依存症だったりする傾向が強い)
・マネーステータス
(自己資本や年収と自己価値をイコールで結び付ける)
・ドケチまたは病的な貯蓄屋
(お金に対し異常な警戒心を持っている。いくら貯蓄しても永久に安心出来ない)
などがあるそうな
不正利用されたら支払え無い枠があるクレカ持ってまさかのドヤ顔したりしている。
(まぁ不景気だからクレヒスが良好ならグーレドも枠も年収関わらず上がるのが実際のところなんだけども、年収の証明として自己満足してる)
で、なんで100万ちょっと余剰金も無いの?って話なんだけど、お金をサクサク使っちゃうからなんだよね。
勤め先の給与とは別に、臨時収入で30万入っても次の月には無いし、100万入っても、投資無し/ギャンブル無し/風俗無し/旅行無し/高額商品購入無し で、2-3か月で無くなった。
どうしてそんなにサクサクお金が使えるのかと言うと使った分、稼げる確信があるし、実際入ってくるから。
じゃあ、老後に充分な貯蓄や、働かないでも今の生活を維持できる収入はあるの?と言われたら、
全力でNO、だって100万ちょっとの余剰金も無いのだから、あるわけが無い。
これも当然、病的な状態であり、お金に対する不合理な信念を自覚し修正していく必要があるそう。
『お金で不幸にならない11のカルテ: 「いくら稼いでもなぜか貯まらない」と思ったら読む本』という本に詳しいが、
兄弟でご飯のおかずの争奪戦をするのと同じで、お金を残しておくと、誰かに使われてしまう/消えてしまう という学習結果から来るそうな
ただ、稼いでもお金が貯まらない原因を探すよりも、お金を稼ぐ方法に興味がある人の方が多かったようで、日本語版は廃版になっている。
お金と健全な付き合い方が出来てないなぁって人はブラッド・クロンツ博士のサイトを直接見るといいかも知れない。
https://www.yourmentalwealthadvisors.com/dr-brad-klontz-psyd-cfp
YouTubeチャンネルも持っていて多くの人が興味があるだろう稼ぐ方法(投資術じゃないよ)も載せてるよ。稼ぐマインドってなると多くの自己啓発本と変わらず目新しさはないけどね
Money Can Make You Happy - 4 Ways Money Can Buy Happiness https://youtu.be/pJcPPTtx-tg
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どうでもいいけど、どいつもこいつも節約せぇよっていうけど、病的なドケチや貯蓄屋を除いて、金持ちは言うほど節約しちゃいねぇぞってホンマ思うやで
富裕層の年収は中所得層の年収の18倍なのに、富裕層が生活費に使う額の平均は中所得者層の2倍でしかない!とか、動画でもさも倹約であるかのように言ってるけども、
中所得者層の2倍とか贅沢以外の何物でも無いし倹約家なら削る費用やろ
そもそもとして、ブラッド・クロンツ博士も、幸福にかける費用や時間の節約につながる費用は削るべきでは無い、むしろ投資すべきって言ってるがそれと節約は馴染まないように思う
ある程度まで稼げるようになるまでは節約よりも稼ぐでしょ
「学問に対する不信」という意味で、社会学と心理学って結構似たような立場でよく外野から突かれがちだけど。自分はどちらも専門ではないけど、自分が大学の一般教養で心理学の授業を受けた時の話。心理学者としても危機感があるみたいで、やたらと丁寧に学問を学問たらしめる部分を説明された覚えがある。「本屋で売ってる自己啓発本紛いのサブカル本は全部偽物」「心理学は万能じゃない」と。
同じく一般教養で社会学の授業を受けたこともあるけど、そっちの先生は如何にも授業慣れしてない学者って感じで、心理学の授業ほど明快な説明を受けたわけではないんだけど。それでもどう説明したものかと四苦八苦してる印象だったし、それほど論理的におかしなことを言っているとも思わなかった。社会学にも学問を学問たらしめるための、客観性を担保するための仕組みはあると思うよ。専門じゃないから知らないけど。
まあ、社会学にも責任があるとしたら、そういう「科学コミュニケーター」的な役割を担う人が少ないんじゃないの、という印象がある。知らないけど。
公害問題の多発によって自然科学、とりわけ工学の権威が失墜しかけた時期もあったけど、結局「科学が起こした問題を解決できるのもまた科学」でしかなかった。「社会学が引き起こした問題」が、あるのかないのか知らないけど、あったとしても、それを解決できるのもまた社会学でしかないと思うよ。