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はてなキーワード: モヤシとは

2016-04-24

モヤシやめて

野菜ラーメン頼むと9割方モヤシってなんなの。

モヤシラーメンって書いてくれよ。

2016-02-22

「車は必要ない」みたいなこと言う男がめっちゃダサい

さっき見てたテレビで「車を持ってない男と付き合えないか?」というアンケート女性100人中15人が「付き合えない」と回答していた。

意外と少ないね

リアルでも男と話しているとき、こういう話になったら毎回「車なんて今の時代必要なくない?」みたいなことを言う男がいるけど、正直車を持ってない(買えない)男がコレ言ってるのを見ると、もうダサくて見てられない。

預金通帳の中に数千円しか入ってないのに「モヤシ炒めとレンジでチンするご飯が一番コスパいい」って意味不明に賢ぶった馬鹿みたい。

せめて「車1回買ったけど、やっぱり乗らなくて売っちゃったな~w」って言えるようになってからしかけてほしい。

貧乏人が貧乏なのをライフハック気取りか。

君がもしこっちに自分エンターテイメント性を訴えかけるランディングページなら、迷わず直帰するね。

2016-02-04

彼女映画に連れてった

普通お見合いらしく

結婚後は仕事を続けたいか家庭に入りたいか」

子供は欲しいか欲しくないか」

「住むところはどうしたいか」などの事柄について話題にしていたところ、

「まだよくわからないので普通にお付き合いしてみたい」という、アラサー婚活しからぬふわっとした返答を得たため、話の流れで映画に行く事になった。

言いたいことは至極もっともで解るんだけどな。お互い時間のない社会人同士が用件があって顔付き合わせて時間使ってるんだし、空気読んでガツガツしててくれたらなあ…楽なのに。


とは言え映画に興味もない。以前に見た映画は『アバター』で数年前、それもまた別の見合い相手とだった。

彼女もあまり映画に興味もなさそうだったが、こちらの方が年上で婚活歴も上という事もあるから、無理にでもテンションを上げ「じゃ上映作品を調べておきますね」とサービスサービス

仕事中のヒマな時間ネットで上映館と作品を探してメールする。

田舎婚活はこういう時本当に大変だ。双方ともに上映館まで車で一時間半、私と彼女距離も車で一時間

現地集合で待ち合わせとなったが家を出る時間が出勤時間と変わらない。せっかくの少ない休日はもう少し寝過ごしたいものなのだが、そもそもそういう事を言い出すのであれば婚活自体がたいへん時間にも財布にも負担となっている事実が浮上してしまうのでやめておく。

女性の維持費は時間お金と神経。そんなことくらい若いから解っていたけど、仕事という負荷がかかる状況下でその維持費を払い続けていくのは本当に大変だ。既婚者は皆偉いと思う。

若い頃は欲が溢れているからどうって事もなくそハードルクリアできるんだろうけど、年を取ると欲も薄れてくるので行動理由モチベーションがなかなか出ない。


当然自分もではあるが、相手もまたかなり早い時間帯に家を出る事になるだろうと推測したので、映画待ちの時間にでも食べるかなと思ってお弁当を二人分作る。

早起きしてプレイしていた発売二日目の『龍が如く極』を止め、OP曲を流しっぱなしにして稲葉歌声背中で聞きながらお弁当を作る。

卵焼きウインナーミートボール、炒り卵とモヤシ炒め、ゆで卵という鉄板メニュー。ご飯は米が古いせいかあまり綺麗に炊けなかったので、ノリ巻きの俵むすびにしてごまかす。

卵焼きとか生まれて初めて作ったんだが意外に上手くできたので驚いた。そう言えば実家でも出てきた事ないな。

職場に持っていく弁当と比べると、全体的に薄味の弁当に仕上がった気がした。というか人の為にお弁当とか初めて作ったな、と完成してから気づく。くだらないロストバージン

集合時間が早く、ジャスコ開店時間と同時刻だった。今はイオンか。

動かない自動ドアの前で他の客達と一緒に寒さにガタガタ震えながら待つ。

ようやく開場したので映画館に一番乗りするが彼女の姿はなし。待ち合わせ時刻を三分過ぎてからメール。遅れるとの旨。

おいおい、とも思うが、あまり気合いが入っていないようなので安心する部分もある。まあこちらも久々の休日、肩の力を抜いて映画見たい。

五〜六分くらい過ぎてから現れたが「すみません」程度で大仰な謝罪もない。まあこの辺りは長く勤めてきた職場の違いとかもあるだろうとスルー。後でわかったが大仰な謝罪空気を壊すと思ってるタイプのようだ。

彼女の分の弁当を持ってきてたのでお腹空いてるかどうか訊ねると「家で食べてきました」との返答。

アラサーの子が三人とも地元就職して全員独身で家に居るので親がごはん作ってくれるらしい。まあ俺も実家ごはんは好きだ。自分より母の方が料理うまいし、生まれた時から食べてる味だし。

映画を決める為に上映作品リストを眺めるが、やはりお互いあまり映画に興味がないので決めようがない。

決めてくれみたいな感じだったので当初話していたスターウォーズにしておいた。映画きじゃない人がどの映画見たって毒にも薬にもならないが、大作はまあ外れがない。

ただしお互いストーリーもよくわからん作品前後関係もよくわからん

まるで「聖書研究会に途中から参加します」みたいな神妙な変な雰囲気になったまま、時間待ちにカフェお茶を飲む。

本の話題でまあまあ盛り上がる。有川浩はそんなに好きなタイプ作家でもないが一応だいたいは読んでる。彼女は本を揃えているらしい。

ももちろん読書は好きで年間大量の書籍を読むけど、他人の蔵書を尋ねる事にはものすごく興味がないという事に気づいたが、頑張って質問する。

お互い手探りみたいなぎこちないキャッチボールを続けているうちに上映時間が近づいたのでホッとしてシアターへ。


うわ、隣の座席座ってシアター暗くなったら速攻で足組んだぞこの人、と気づいたが、よく考えてみたら逆にイイなと思った。

肝心の映画はなんか全体的にストームトルーパー中の人が弱いのに無双しようとしまくる感じのお話だったが、映像作品としては全く退屈しない二時間半だった。

だがストーリー展開が続きものだけに、加えて前後お話もよく知らないので、映画感想とか話をするのが難しかった。

ああなんかすごかったですね、でもお話がよくわからなかったですね、みたいなふわふわした会話をするだけで終わった。一人千八百円。二時間半。

まあこういう時間と金無駄遣いも休日らしくていいか。見合いらしいかどうかはさておき。


弁当を気にしてくれたのか、フードコートへ持って行って食べようと提案してくれる。

えええフードコートで俺の手作り弁当食べんのかよ、と抵抗を感じたが他にないので仕方ない。

当初弁当を食べようと予定していた猫だらけの公園は、どうも雪が降ってきたためムリのようだ。

車に戻り、二人分の弁当を用意して、フードコートで食べる。

割と周囲の視線が痛い。そらそうだ。自作弁当食ってんだからなあ…。

弁当入れにカイロを仕込んでおいたのだがなぜか機能せず、弁当が冷えている。なぜだ。

二人で冷たい弁当を食べる。冷たくなっても食べられるのがお弁当ですよ、とフォローが入った。

弁当評価を尋ねるが美味しいですよとまあ普通の返答。

食後もぽつぽつと会話。

と、ここで休日ながら俺の仕事副業)が午後に入っていた為ここでお開き。

駐車場付近で別れる際に突然のダメ出しを受ける。

スーツで来るなら上着着ろ

・あまり謝るな

職業柄あまり上着を着ない事が多くそのまま来ていたのだが、向こうの職場は上着必須らしく受け入れがたいとの事。

まり謝られると居心地が悪いとの事。話題がないし向こうもあまりさなから機嫌伺いくらいこまめにしているだけなんだがな。

というかこちらがダメ出しの一つもしないのに向こうがあれこれダメ出しするのかよ、とは思ったが要望と捉えて受け取っておく。


その後は普通にお仕事に移行した。

メールのやり取りもしたが、至って普通のやり取り。

うーん、まあ、こんなもんか。世の既婚者たちは本当に偉いと思う。

2016-01-09

大食い

テレ東ラーメン大食いやってた。

女がガンガンラーメンを「飲んで」る姿ってあんまり楽しくないな。

アレが有名店のラーメンじゃなくて二郎だったら、と思うと興奮するけど。

そびえ立つモヤシキャベツバキューム

そう思ってる自分キモス今日もよい天気。

2015-11-13

二回繰り返すのなんなの

「これって消費税込みですか?」

コミコミです。」

モヤシ置いてありますか?」

申し訳ありません。ただいまなしなしです。」

最近お通じは固めですか?」

ビリビリです。」

ってわざわざ二回言うのなんなの。

コーヒーありありで」

っていう場合ミルク砂糖ありでという意味だ。

二個の物を指してありありと言っている。

だが、消費税モヤシも排便もそれ一個を指している。

繰り返す必要ないだろ。

2015-07-22

牛丼立ち食いそばに喜ぶ彼女がほしい男心が解らない

ネットでよくみる牛丼立ち食いそばデートで喜んでくれる彼女は超いい女、こんな彼女ほしい系の話が解らない。

多分普段から親父に混じってこういう店を利用する女が魅力的とか、混じっても浮かない服装でデートをする女が魅力的という話ではないのだろうと思うが解らない。

私はデートじゃなくても絶対に嫌だ。

美味しいものを食べたいので、疲れてても家族で600円でラーメン食べるくらいなら、半額焼き肉盛り合わせでも買ってモヤシナムルとかキムチと一緒にゴマの葉にくるんで食べる方がよほどうまい家族で400円牛丼を食べるくらいなら刺身アボガドで丼のがうまいと思い、めったに外食はしない。

から外出先で外食をする時は結構特別ウキウキする。

テレビネットで美味しそうな店を下調べし、家庭では味わうことのできない雰囲気や美味を求める。

別に高くなくてもいい、ワンコインハイクオリティなランチが食べられる昨今、牛丼立ち食いそばチェーンのような親父御用達の美味しくない店に金を落として、せっかくの外食を腹を満たすためだけに潰すのが嫌なのだ

目玉焼きの黄身いつつぶすという漫画で、彼女は美味しい店にいきたかったけど待ち時間が長いので食に興味のない彼はカレーチェーンに入っていくシーンがある、二人のすれ違いの始まりのシーンだ。

私は一緒に美味しいものを食べられる価値観の人がいい。

何が嬉しくておっさんに混じって慌ただしく餌をかっこまなければならんのか。

2015-07-14

何してもカイワレとしか言われなくてつらい

見た目が幼く見えるからなのか、声が高いからなのか、本気で怒ったり落ち込んだりしてもカイワレと言われてしまう。

こっちの反応をシリアスに受け取られることがない。

新芽みたいな扱いを受けてしまう。モヤシっぽいと言われる。

9月から収穫なのにこれでいいのか。だめである

http://anond.hatelabo.jp/20150714092603

2015-07-07

自炊の方が安いのはニートだけ。カップラーメンコスパ最強。

良く賢しらに「なぜ貧困層自炊をしないのか?」と煽る馬鹿がいる。

そういう馬鹿に限って、自宅でボーッと待ってればメシが出てくるような生活をしている。

終電も近くまで働いたり、土日も出勤するストレスの高い生活を送ったことも無いようなヤツほどそうやって相手を馬鹿にする。

想像力貧困なのだ

から、残念な想像力人間には理解できない「高ストレス下では意思決定力が鈍る」であるとか「気力」の話はしない。

テレビが映し出す画角の外側を想像できない人間でも判るように、コスパだけで話をする。

カップラーメンの圧倒的コストパフォーマンス

まず基準となるカップラーメンから

カンは持っていて、上水道は引かれており、ガスは使えるとする。

ここでカップラーメンは、伝統的であり満足できる分量であるカップヌードルシーフードBIG基準にする。

食事までの準備の時間と、片付けの手間を計算する。

  1. カンに水を入れ、お湯を沸かす時間がおよそ5分。
  2. 3分待つ
  3. 片付けも軽く流してゴミ箱へ捨てる。10秒程度。

トータル8分+誤差だが、これは待機時間を含む。実働時間は30秒程度となる。

まり、お湯をわかす準備(10秒程度)+お湯を入れる(10秒程度)+片付ける(10秒程度)

本来嗜好品である袋麺

そもそも袋麺は生麺代替であり、それ自体嗜好品だ。

サッポロ一番塩ラーメン代表されるように基本的に具材を足すのが一般的であり「素」で食うものではない。

野菜を揃え、卵を載せ、各家庭の「具材」の独自性があってこその袋麺なのだ。(それを否定するものではない)

で、良くカップ麺コスパが良いって話をすると、袋麺と比較する馬鹿が沸くので、ここで比較しておく。

鍋とフライパンと丼、菜箸は持っているという前提を置く。

トータル10分+誤差だが、実働時間は、炒めに3分、準備10秒、丼セット10秒、片付けに5分となる。

想像するだけの経験値を得ることが出来なかった人の言う「自炊

ここでは譲歩して、一食分単位に落とし込もう。

まり、一週間に一度買い物に行き、毎日同じ食生活を送るという前提で使いきれる分量を買ったと想定する。

白米1合、モヤシと豚こま、味噌汁レトルト)の献立とする。

鍋とフライパンと菜箸、キッチンバサミか包丁まな板炊飯器、塩コショウ、茶碗、汁椀、皿、は持っているという前提を置く。

炊飯までの準備が3分程度、炒めに3分、準備1分、盛り付け30秒、片付けに5分となる。

  • 一食あたりに金額を直すと、白米1合11円、モヤシ40円、豚こま100g125円、味噌汁17円≒193円
  • 具材193円+作業185円=378円程度

コスパ比較

圧倒的にカップ麺が安い。

自炊よりも41%も安い。

しかも大抵の場合自炊コンビニでなくスーパーに行くので、プラス時間がかかる。

まり煽っている馬鹿は、非常に限定された想像力の上に、具体的な算数すらしていないことが良く判る。(皮肉

まとめ

豚骨ラーメンを喰う客に「家で30人前作れば一食300円になるのに、850円も払ってバカなの?」とは聞かないだろう。

寸胴で豚骨煮込む手間は、多少薄らボンヤリとした馬鹿でも想像がつくからだ。

吉野家松屋牛丼を喰いに行くオッサンは、牛丼だけに金を払ってるんじゃない。

目の前に牛丼が置かれ、食った後の片付けをする必要がなく、手早く出てくるから金を払うのだ。

  • カップ麺は、準備も片付けも驚くほど少ない

食器必要なく洗う必要もなく、準備も手順もおどろくほど少ない。

自炊が安いのに」というのは、購入原価以外の手間を金額換算していない。想像力が足りない。

食生活バランスが」というのは、ほとんど難癖に近い。低価格バランスのとれた食事の代替案も無い。

「多少の手間を掛ければ」というのは、もはやコスパの話をしていない。金でなく手間をかけろと言っているからだ。

コスパ計算すれば、どんなコンビニでも手に入るカップ麺に勝るものは無い。

こっちの方が原価が!とかここまで書いても判らない馬鹿は、公園タンポポでも食ってろ。

俺は疲れてるから塩気のあるシーフードが食いてえんだよ。生臭い草なんぞ食えるか。ヤギかオマエは。

蛇足

総じて「その程度の手間を」という人間ほど、その手間をかけた経験が無い。

家でボンヤリとしていれば、母親料理を運んできてくれて、気がつけば洗い物も終わっている生活をしているのだろう。(偏見

自分が見る食卓以外に、ATMで金をおろしスーパー食材を買い込み、調味料を揃え、冷凍食品をやり繰りするという舞台裏が見えていない。

どんなに慣れていて意識せずに運転できたとしても、寝不足人間は運転してはいけないように、

ほとんど意識せずにできる一人暮らし自炊生活ですら、気力が削られた状態では、行動できない。

そもそも、カップ麺を食うから貧困なのでは無い。貧困層自炊したら中流層になれるならみんなしてるわ。

結果じゃなくて経過なんだよ。原因じゃなくて症状なんだよ。阿呆が。

2015-06-21

http://anond.hatelabo.jp/20150621074449

お前みたいなモヤシにはわからないだろうけど健全精神健全な肉体に宿るってのは本当だよ。

運動すればセロトニンが増えるし、夜もグッスリ眠れるようになる。

2015-05-28

http://anond.hatelabo.jp/20150528075313

あとモヤシ体型でも、男性女性より圧倒的に力が強い。

強者女性に対してでも、少なくとも肉体的には強者であることは忘れないこと。

結局これなんだよね~。

これこそが、全ての元凶なんですわ。

健全な魂は健全な肉体に宿る。

しかし女は健全な肉体を持っていない。

から女の魂は腐っている。

2015-05-15

30過ぎても痩せてるって悲惨

痩せた胸と尻で顔も薄くて声も低くて本当に女らしいところが何もない

棒切れみたい、モヤシっていうか釘とかその辺

女らしい服装も女らしい顔じゃないから全然似合わない

太った太ったって50キロ台の同い年が痩せたい痩せたいっていうのを聞くのが嫌だ

その大きな胸とお尻をそいだらいいんじゃない?って言いたくなる

痩せたい痩せたいうるさいんだよ、今のが肉感的で素敵だよ

痩せたら多分私みたいに何の魅力もないただの貧相なババアになるけどそれでも痩せたいの?って言いたいわ

ああ髪だけは絶対に短くしない

唯一女らしくできるのは髪だけだ

ショートカットにしても女に見える外見の女はいいよね

性別女の自分がいったら怒られると思うけど少しだけ女になりたい男性気持ちがわかる、少しだけ。

2015-03-06

http://oimoimomomo.sakura.ne.jp

 ねねは、清正の主たる秀吉の、糟糠の妻だ。

 清正がまだ虎之介と呼ばれた幼い頃から、正則と共に実の子のように可愛がってくれた、所謂母のような存在だった。

 ねねの存在があったからこそ、今この肥後25万石を納める加藤清正があると断言して良い。清正や正則と言った子飼いの将が、他の古参の将兵を差し置いて高禄を食める身分になれたのは、一重にねねによる推挙があったからだ。

 だからこそ清正は、大坂城登城する機会があればねね――いや、北政所となった彼女のご機嫌伺いを欠かさなかった。

 この度の出仕もそうだったはずだ。

 しかし、実はいつもといささか様子が違った。

「清正、今日あなたに紹介したい人がいるのよ」

 簡単な挨拶を済ませた(と言っても、ねね自身が堅苦しい挨拶を好まないので、形式だけのものでさえなかったが)すぐ後に、ねねが言った。

 一体なんだと訝る清正だが、それを面には出さずにただ頷くいた。

 ねねが名を呼ぶ。

 はい、と返事があって、軽い衣擦れの音が耳に入った。「……清正」

 聞いたことのない声が、清正の名を呼ぶ。しかも呼び付けで。

 何事だ、と眉をしかめて声の方向を無遠慮に見た清正は、ますます仏頂面になった。

 現れたのは、年若い娘だった。全くもって見覚えもなければ、呼び捨てにされる筋合いもない。

 とっさにねねの方に視線をやったが、彼女はただにこにこと笑っているだけで何の説明もなされない。

 そうこうしているうちに、娘が清正に駆け寄ってきた。

「清正!?え、本物…」

「おねね様」

 娘の手が清正の身体に触れようとした瞬間、耐えかねて清正は声を上げた。

 清正の拒絶する態度がわかったのか、そう言った瞬間娘は手を引っ込めてぴたりと止まる。

「…あの、説明していただけますか」

 少し不機嫌そうに清正が言うと、ねねはやや困ったような顔をした。ついで苦笑を浮かべて、おいで、と娘に向かって手を差し伸べる。

 すると娘は何の疑問もなくねねの隣に座った。ねねの隣…つまり上座だ。

 いよいよもって清正は訳が分からなくなる。

 恐らくこの天下で二番目に権力を持っているのは彼女関白秀吉の正室、北政所だ。

 余談ながら、秀吉が小身だった頃から夫をよく助けていた彼女に、秀吉は頭が上がらない。また、ねねは豊臣政権の内政や人事も把握し、秀吉によく助言している。秀吉の目に見えないところをねねがカバーしているような格好で、彼女によって取りたてられた者も少なくない。

 雌鳥歌えば家滅ぶという故事もあるが、ねねはそんなものは知らぬとばかりに、秀吉を、国政を支えたのだ。

 ともあれ。

 そんな女性の隣に、図々しくも座れるようなこの小娘とは一体何だ。清正の疑念ますます膨れ、とどまることを知らない。

 さまざまな想像をする清正に、ねねが弾けるように笑い声を上げた。

「やだよ、清正。そんなに怖い顔をしちゃ」

「いえ、…そのようなことは」

「ごめんね、何も説明しないで。紹介したかったっていうのは、この娘のこと。夢子っていうのよ」

 その夢子が一体何なのだと、清正は喉元まででかかった言葉を飲み込んだ。

 無意識視線を動かすと、娘が清正を凝視しているのが目に入る。

 居心地の悪さを覚えて目を逸らすと、清正はねねの次の言葉を待った。

 若干いらいらとする清正に、ねねはどこまでもマイペースかつ笑みすら浮かべて楽しげだ。

「実はね、清正。もの相談なんだけど――」

 紡ぎだされたねねの言葉に、清正は絶句した。

 *** ** ***

 意味が分からない。

 というのが清正の正直な本音だった。納得出来ない。出来るわけがない。

 何故こうなった、と清正は頭を抱え込みながら――隣を歩く娘をちらりと盗み見た。何も考えてなさそうに、少し楽しげに、弾むようにして歩くこの娘。

 着物が変だ。丈が短すぎる。しかし、貧しいから丈を詰めていると言う風でもない。汚れてもいないし擦り切れてもいないし、何より露出した肌には貧困を表すものが何一つとしてなかった。思えば、南蛮人着物の形に近いものがある。

 夢子、というこの娘。

 ねねによると、突如として光の中から現れたという。そこからしてまず、信じることが出来ない。しかし、ねねは清正の大恩人。ここは素直に信じることにした。

 しかし、百歩譲ってこの娘が光の中から現れたとしよう。問題はその次だ。

 この娘が、今から4、500年先の世界からやってきたということ。

 ねねは信じたらしいが、清正には無理だ。第一、4、500年の未来がどうなっているか想像もつかない。

 秀吉やねねは、その人柄と広すぎる懐ゆえか、この怪しすぎる娘を稀なる客人としてもてなしているらしいが、清正には無理だ。

 なのに現状、清正はねねからこの娘を押し付けられてしまった。いや、“押し付けられた”というのは表現が悪い。ねねは無理にとは言わなかった。『出来れば』という表現をした。そして、他ならぬねねの頼みだから断れなかったのは、清正だ。今更この決定を覆していては男が廃るどころか、大恩をあだで返すことにもなりかねない。

 とは言っても、薄気味悪いとは思った。

 なんの変哲もない娘であるが、口を開けばおかしなことしか言わない。

 清正とこの娘が来世では恋人である、とか

 娘は初めから、清正のことを知っていた。

 ねねや秀吉との会話から発展していったらしい。どのような詳細があったかは知らないが、ともかく、娘が“会ってみたい”と言ったそうだ。

 そして今日に至った。

 ねねの言い分としては、『故郷をとても懐かしんでいるから、かりそめとは言え、知った人間の元で過ごすのが一番だろう』とのこと。暗に、その恋人とやらの役をしろと命ぜられているかのようだ。

 何より、本人の希望が強かったらしい。

 今はおとなしいが、先ほどまではうるさいくらいだった。

 清正、清正、と全く見知らぬ人間(それも小娘)から呼び捨てにされるのは、少々我慢がならない。

 しかし、ねねの頼みを断ることは出来ないし、粗略に扱うことも出来ない。お願いよ、なんて手を合わせて頼まれたら断るなんてとんでもない。

 (まったく、人がいい)

 と思わないでもないが、そんなねねが好きだからと思えばそれ以上は何も言えない清正だった。

 ともあれ、“客人の接待”と思えば良い。

 屋敷に戻れば、部屋を確保し、家臣侍女に説明をしなければならないのだが、なんと言ったものか。

 色々と考えをめぐらして、改めて面倒なことになったと思いながら清正は屋敷を目指したのだった。

 ともあれ清正の行動は早く、“北政所から客人をお預かりした。丁重に扱うように”とし、あとは黙殺していようと考えた。

 ねねは、可能ならそばに置いてあげて欲しいと言ったが、機嫌を取れとは言っていない。

 清正には他にも仕事があるし、この娘にばかり構ってはいられないのだ。

 そうやって放置して、半月まりが過ぎたときだった。

 自室にて政務を執る清正は、こっそりと忍び寄ってくる気配を察知した。

 普通なら何者だと人を呼ばうところだが、こんな白昼堂々、しかも気配だだ漏れでやってくる諜者がいるものか。何より、戦時でもないというのに。

 何だ、と思っていると障子戸の向こうから声がかけられた。

 一応返事をすると、控えめに開けられる。暫くぶりに顔を見た、あの娘だった。

 文机に向かう清正を一瞥すると、どこか忍ぶようにして部屋に入ってくる。

政務中だ」

 一言断ると、分かっていると娘はしゃあしゃあと言った。だったら早く出て行けと心の中で思った清正だ。

 娘はそんな清正など構いもせず、部屋の隅にちょこんと腰掛けると、どこから取り出したのか本を膝の上に置いて読む体勢を作った。

邪魔しない、静かにしてるから。いいでしょ?」

「…勝手しろ

 出て行く気配がないところを見ると、清正は嘆息をついてそう答えた。

 初めは娘の視線が清正に寄せられていたが、暫くするとそれもなくなる。

 しかし時折思い出したように娘の瞳が清正を見つめ、逸らされる。

 当然のように会話はなく、わずかな物音さえ許さないそこは沈黙に包まれた。

 それは、次の日も、その次の日も、その次の日もずっと続いた。

 こっそりとやって来ては声をかけ、部屋の隅で本を読む。

 読み終わっても出て行かず、ぼうっとしているか清正の後姿を眺めている。

 そんな日が、続いた。

 (何だ?)

 と清正は訝ったが、その疑問をぶつけるわけでもない。

 別に何かの邪魔になるわけでもなし、放っておくことにした。

 一度など、あまりにも静かで動く気配さえないので振り返ってみると、娘は打掛を布団代わりに部屋の隅で丸まって眠っていた。

 清正は呆れる思いだったが、これを機にと思って気配を忍ばせて近寄ってみた。観察ばかりされているので、観察し返してやろうと。

 よほど寝入っているのか気配に疎いのか、清正が近づいただけでは起きる様子も見せない。

 畳の上に、短い(当代比)髪が散らばっている。

 肌は白く、身体には傷ひとつなく、教養はないくせに読み書きは出来る。行儀作法は全くできていない(どころか常識にも乏しい)が、やはり下層民ということはないらしい。

 小さい顔だと、清正は己の掌と比べて思った。清正のそれで顔面が覆えるのではないかと、興味本位でそろそろと手を伸ばした時。

 折悪しくも娘が目を覚ました。

 慌てて清正が手を引っ込めると、娘はゆっくりと身体を起こして何をしているのかと尋ねる。

 狼狽した清正が正直に答えると、一瞬娘は目を丸くし、ついで笑った。

「同じことしてる」

 誰と、と問えば清正、と娘は答えた。清正が変な顔をして困惑を示すと、娘は手を振って違うと言った。

「私の恋人。来世のあなた?かな」

 それを境に、清正と娘は少しずつ会話をするようになった。

 といっても、大体にして娘がしゃべり清正が相槌を打つという格好。内容も大したことはない世間話から、二人の共通の人物である秀吉やねねのこと。この話題になると、清正も少しばかり言葉を話した。

 だが、一番多いのは“清正”のことだ。――娘の恋人であるという、清正のこと。これは、半ば娘の独り言のようにして語られることが多い。

 回想するように、懐かしむように。

 そして、いとおしそうに。

「……清正、今何してるのかなぁ」

 最後はいつもそれで締めくくられる。

 初めは興味なさそうに聞いていた清正であったが、次第にどんな人間なのか気になりだしてきた。娘の言うことには、清正と同姓同名で背格好人相もそっくり、声まで似ていて性格も類似しているとか。

 そして何より、娘が“清正”を愛していると言う。

 単純に、どんな男なのか気になった。

 しかしある日から、娘が清正の居室に来なくなった。

 最初は放っておいたが、こない日が三日、四日と続くと何かあったのだろうか思うようになった。

 七日連続でそれが続いたとき、とうとう清正は立ち上がった。

 それとなく家臣の者に聞いてみると、屋敷の外に出ているとのこと。供もつけずに。

 放っておこうかとも思ったが、よくよく考えてみると、あの娘は北政所から預かった客人だ。白昼、秀吉のお膝元である大坂武家屋敷で、妙な物がいるわけはないが、万が一ということがある。何より

あんな調子で他の者に話しかけていては、それが事情を知らぬ人間だったら命がいくつあっても足りない。清正は慣れたが。

 考えあぐねた末、清正は娘の部屋を訪れることにした。事情を聞いて、必要があれば供をつけさせるよう、釘をさすつもりだった。

「供もつけずに、屋敷を抜けているらしいな」

 突然の清正の来訪に、娘は驚いたようだったが、開口一番の清正の言葉もっと驚いたようだ。

 しかし驚いたのも一瞬で、はて、と言うように首をかしげてみせた。

「お供ってつけなきゃダメなの?」

 この調子だ。

 清正がため息を吐くと娘は、何よ、と戸惑ったような顔をする。

「だめも何も、普通身分の高い女性は供回りをつけずに出歩いたりしないもんだ」

「でも、私別に身分が高いわけじゃないし」

「それでも、北政所から預かった客人だろうが。お前に何かあっちゃ困るんだ」

 どこまでも暢気そのものといった娘に呆れながら清正が言うが、彼女はまるで聞いてはいない。

 嬉しそうな顔で、

「清正、私のこと心配してくれたの?」

 などと言い出す始末だ。呆れ果てたヤツだ。

 そんな言葉黙殺して、清正は話を先に進めた。

「とにかく、今度から外へ出るときは供をつけろ。世話役侍女がいるだろ」

あやのさんとお絹さん?」

「お前が勝手にふらふら出歩いて、怠慢だと叱責されるのはその二人だからな」

「え?!そんな、怒らないでね!私が勝手に…」

「これからはそうするな言ってるんだ。大体、何しに行ってんだ」

 清正の問いに、娘は、どこかもじもじしてはっきりと答えない。

 答えたくないのなら、と踵を返そうとした清正の裾を捕まえて、娘が、犬!と答えた。

「…散歩してたら、子犬が捨てられてたの。かわいそうだから、餌やりに行ってただけ」

 別に怪しいことしてないよ、と娘は付け加えたが最初から疑ってはいない。

 そうすると、確かに家臣の言葉と一致する。屋敷を出る前に厨によって、弁当を作ってもらっているというから尚更だ。


 俺も焼きが回ったかな、なんて清正は歩きながら考えた。

 供回りはなし、私的な用事で家臣を連れまわすことは出来ない。ごく軽装に身を包んだ清正は(といって、普段から質素であるが)、娘と二人で通りを歩いている。

 どんどんと入り組んだ道に入って行き、しまいには神社のようなところについた。

 こんなところもあったのか、としげしげと周囲を見渡す清正の視界の中で、娘が境内に走っていく。

 清正が娘の後を追うと、太い木の根元に、布に包まれ子犬がいた。生後三月といったくらいか、すでに顔つきは成犬のそれに近づいている。

 娘はそれを撫で、声をかけた。すると子犬の方も懐いているのか、かがんだ娘に飛びつきじゃれ付いた。

 子犬と戯れる姿は、無邪気そのものだ。そしてその笑顔は、今まで見たこともないほど輝いている。本来はこのように笑うのだろうかと清正は思った。

 むっつりと考え込む清正の名を、娘が呼ぶ。

「ねえ、清正も触ってよ。もう、可愛いんだよ、人懐っこくて」

 懐いているのは餌をもらったからだろうと思ったが、清正がアクションを起こすより先に、子犬の方から清正の足元にじゃれ付いてきた。

 今まで特別犬猫に何か思ったことはなかったが、懐かれて悪い気はしない。

 清正が屈んで手をかざすと、子犬は喜んでそれを舐める

「ほら、可愛いでしょ!名前はね、黒いからクロ」

「…まんまだな」

「いいでしょ、別に

 つっこみを入れた清正に、娘は少しばかり頬を膨らませて抗議した。

 暫く無言で犬を眺めていた清正だが、立ち上がって帰るかと娘を促す。

 一瞬、娘がなんとも言えないような瞳で清正を見たが、何も言わなかった。最後にクロをひとつ撫でて、また来るねと呟く。

 清正は腰に手を当てて、そんな様子を見ている。

 名残惜しそうにする娘に、やれやれ嘆息を吐いてから

「飼うんじゃねえのか?」

 と一言尋ねた。

 すると、弾かれたように娘が顔を上げ、清正を凝視する。

 清正がそれ以上何も言わないところを見ると、娘はありがとうと叫んだ。

「クロ、今日は一緒に帰れるんだよ!」

 娘の言葉に、クロは分かっているのかいないのか、一声鳴いた。

 *** ** ***

 ふと、通りがかった清正の目に、縁側に座り込んだ娘の姿が入ってきた。

 わざと足音を立てて近付くが、娘がそれに気づいた様子はない。相変わらず気配に疎いヤツだと清正は思う。

 娘は、縁の下に座っているクロを撫でながらぼんやりと空を見上げている。

 その視線の先、見事な満月があった。

 ――月からやって来たナントヤラ、というわけでもあるまい。

 しかしその横顔には、そこはかとない哀愁があって、望郷の念に駆られているのは明白だ。

 清正はそんなことを思って、羽織を娘の頭からかぶせるように掛けた。

 それでようやく、娘は清正に気づき、こちらを向いた。

「こんなところでぼんやりしてると、風邪引くぞ」

 清正が声を掛けると、娘は羽織を肩から掛けなおしてありがとうと呟いた。

 そして清正を見上げて、微笑む。

「優しいね

「…別に。おねね様から託された客人に何かあったら事だからな」

 嘘は言っていない。清正がむっつりとして言うと、娘は肩をゆらしてクスクスと笑った。

 そんな笑顔にほっとした己に気づいた清正は、誰から指摘されたわけでも、ましてやその安堵を悟られたわけでもないのに、

 (別に

 と心中言い訳をしている。一体誰のための弁明か。

 そんな狼狽を誤魔化すようにして、清正はどうしたんだ、と言葉を紡ぐ。

「月なんか眺めて。ゲンダイ、とやらが恋しくなったのか」

 紛らわすために適当に吐いた言葉であったが、娘は頷いた。

「分かる?さすがは清正、一心同体ね」

 なんでそうなるんだ、と清正は呆れたように口を閉じた。

 一瞬でも心配した自分が損だ。

 むすっとした清正に構わず、娘は言葉を続けた。

「あのね、考えたことがあるのよ。聞いて。…今、目の前に居る清正と、…あなたのことね。あなたと、私の恋人の清正は、やっぱり違うなって」

「当たり前だ。俺は俺以外の何者にもなった覚えはない」

「それは、そうだけどさあ」

 彼女曰く、清正は“来世の恋人”らしい。

 そして彼女の住まうニジュウイッセイキとやらには、清正とそっくりの“清正”が居て。…なんて途方もない話。

「でも、やっぱり似てる」

「…前にも聞いた」

「しゃべり方もね、むっつりした顔もね、全部全部。ご先祖様かな?それとも前世の姿かしら。不思議だわぁ…」

「俺は、俺だ」

 伸ばされた手が、清正の手に触れた。

 控え目な手つきは、清正の手の重さを測るように軽く持ち上げたあとさっと撤退していった。

「やっぱり、ここは戦国時代なのかぁ…。そうよね、あなた戦国武将で、私のことをお世話してくれたおねね様っていうのも、…北政所様ってやつみたいだし」

「だから最初からそう言ってるだろ」

「そうね。あなたは、清正!っていうよりもはや清正様って感じだもの呼び捨てなんて恐れ多いわ」

 と言うものの、娘は清正を呼びつけにする。

 当初それに抵抗があったものの、慣れとは恐ろしいものだ。今の調子で娘が“清正様”なんて言おうものなら、かゆくて仕方がないだろう。

 娘の話は続く。

「私の“清正”は、なんかちょっと尻に敷かれてる感じはあるし、似ててもやっぱり別人ね」

 どこか苦笑気味に娘が言う。

 清正はどこか違和感を覚えた。清正を呼ぶときのそれと、彼女の。。。清正を呼ぶ声音はまるで違うのだ。

 心なしか、清正の顔から表情が消えた。

「…お前の清正とやらは、よほど腑抜けらしいな」

 違和感をかき消すようにそう呟くと、娘がくわっと睨みつけてきた。

「そんなこと言わないでよ!別に腑抜けじゃない」

「女の尻に敷かれる男なんて、腑抜けだろ」

「そんなことない!っていうか、秀吉さまだっておねね様の尻に敷かれてるでしょ」

「愚弄する気か?!」

「愚弄じゃないもん、本人が言ってたの!“わしゃあねねには頭が上がらんでの~”って」

「……」

 想像するだにかたくない。それゆえ、清正は反論言葉を失った。

 黙りこんだ清正に、娘はすこしばかり申し訳なさそうにした。

「まあ、気分を害したのなら謝るけど。…でも、“清正”を他の人からそんな風に言われるのは、いやだなって」

「悪かったな」

「いいよ。そりゃあ、大名あなたから見たら取るに足らないかも知れないけど、それでも“清正”はい旦那様なんだからね。恋愛面ではちょっとヘタレだけど、それ以外だったら男らしいし、指圧うまいし、ノート超きれいに取るんだから!」

「そーかよ」

「そうよ」

 少しばかり意味の分からない言葉もあったが、清正は適当に流した。

 しかしそんな清正に構わず、娘は大いに胸を張る。自分のことのように誇らしげだ。

「まあ、オカルトちょっと苦手でちょっと照れ屋だけど、料理は出来るし、朝も起こしてくれるし、本当に結婚したいくらい最高なのよ。清正の作るモヤシ炒め、食べたいなぁ…」

「清正は、俺だ」

「そーだけど、でもあなた料理できないでしょ」

料理なんて女の仕事だろ」

ジェンダー!“清正”はそんなこと言わないもん。むしろ『お前料理、味薄すぎるんだよ。俺が作る』とか言ってくれるんだから。最高よねえ、ホント

「だから、俺が清正だ!」

 鼓膜をびびりと揺るがすような清正の声に、娘はびくりと肩を揺する。娘どころか、縁の下のクロまでもピンと耳や尻尾を立てて驚いている。

 覚えず大声を出してしまった清正は、彼女の反応でわれに返った。口をつぐみ、たまらず目を逸らした。

「…悪い」

「いや、大丈夫

 (何を馬鹿なことを)

 清正の心中、後悔の大嵐だ。こんな詮無いことで怒鳴っても仕様がないというのに。

 大体何を苛立っているのだと自問しかけて、清正ははっとした。

 一方で娘は、清正の胸中など少しも知らず悩ましげなため息を吐き、帰りたい、とこぼしながらクロを撫でている。

「お前とのお別れはさびしいけどね。きっと清正が責任持って育ててくれるから安心しな。…清正は、何してるんだろうか」

 清正は、その瞬間意識がとんだように錯覚した。

 無意識に繰り出した手が、娘の手を掴んでいる。驚いて清正を振り返る彼女の肩を、もう一方の手ががっちりと掴んで離さない。

 目を丸くした娘が何事か言葉を紡ぐより先に、清正が言った。

「俺は、ここに居る」

 清正の正面の丸い瞳の中に、清正の姿が映りこんでいる。そして、恐らく清正のそれにも彼女の姿が。

 言葉も出せずに固まっていた娘であるが、子犬が膝にもっとと言うようにじゃれ付いてきた拍子に、金縛りが解けたようだ。

 少し恥ずかしそうに目を逸らしてから、苦笑し、娘はかぶりを振った。

「…参ったな。少しドキッとしちゃった」

「清正は、俺だ。俺が清正だ。。。。。」

「でも、…私は、“清正”じゃないとダメだ。だってね、私の好きな清正は、あなたみたいにびしっと決められない。でも、そういう清正が、私は好きだから

夢子、」

 恐らく初めて、名前を呼んだ清正に娘が目を見開いた。

「…名前、知ってたんだ」

 当然だと、清正が答えようとしたまさにその瞬間。

 すっと娘の身体の輪郭がぼやけた。ぎょっとする清正の前で、娘の身体は色を失い、後ろの風景が透けて見えるまでになった。

「あ、来た。タイムリミットだ」

「どういうことだ…?」

「帰れるみたい。清正“様”、これまでお世話になりました。豊臣ご夫妻にもよろしくお伝えくださいませ。…クロ、元気でね」

 もう随分と薄くなった身体で娘はクロの身体に触れる。感触がないのか、クロは不思議そうな顔をするだけで。

 羽織が、ばさりと音を立てて廊下に落ちた。

 清正は思わず捕まえようとして手を伸ばしたが、透き通るだけで掴むことは出来ない。

ありがとう。清正の所に、帰るね」

 その言葉最後に、清正の前から人一人が消えた。「…っオイ!」

 蛍がいっせいに飛び立ったような光の残像だけを残して。

 どこか呆然として、清正は廊下に落ちた己の羽織を拾った。確かに暖かい。――体温はほのかに残っていると言うのに。

 何もなくなった虚空を見つめていると、縁の下からクロが顔を覗かせて鼻を鳴らす。主の不在を嘆いているようにも見えた。

 無意識に手を伸ばしてそんな子犬の頭をなでると、清正はぽつねんと言葉をこぼした。

「…清正って誰だよ…」








 ~fin

2015-01-28

Twitter腐女子って

いや、どのSNSでもそうなんだろうけど、なんであんなに気持ち悪いんだろう。

作品に対する愛が強いとかほざいてるくせに、チャリンコ漫画からモヤシみたいな刀擬人化ゲームにすぐ鞍替え。その前はどうせバスケ漫画でキャーキャー言ってたんだろ?

しかあいつら、自分ミーハーなのを「沼」にはまっただとか、昔のジャンルのことはつぶやかないだけで好きなんだからだとか、不愉快まりない漫画を描きやがる。

それを「すごい分かります…‼︎」とか返信するあの流れ、皆どこかで罪悪感感じてるのかな。気色悪いけど。

気持ちの悪い馴れ合い悪趣味ポエム、似たようなあの絵柄、「◯◯ちゃん尊い…」とかいうところ、全てが嫌い。

ただ、時々「10年前から◯◯が好きです‼︎」とか言う人も居るからそういう人は感心する。

でも結局二次元の「ホモ」は大嫌いである。

2014-10-30

咀嚼音が抑えられないもの軽食の具にするな

会社で食べる用のサンドイッチサラダ。いつも食べる時にバリバリ音がするのが嫌でたまらない。

あんな軽食チェーン店で買うのなんて大体が片手間食事なんだからもっと咀嚼音がしない具材と調理法にしてほしい。

レタスキュウリピーマン、玉ねぎ生、モヤシとかを入れるな。

お客様のためにとか言う暇があったら、ニーズをきちんと考えろ

2014-07-13

痩せるコツ

一年ちょいで10キロ減らしたので、備忘録にやったことをとりとめなく記します。

ちなみに当方27歳社会人、男です。

食事制限

一番大きなファクターは多分これだと思います

自炊できればひたすらモヤシ炒めて食ってりゃいいやと思うのですが、

私は寮住まいなので自炊環境がありません。なので食は全て外食依存しています

現状は、大体こんな感じです。

・・・おにぎり一つorバナナ

・・・やよい軒などの野菜炒め定食or吉野家のコモサラセット

・・・おにぎり一つ、足りなければナッツ系

栄養的には全く褒められたものではないと思いますが、こんな感じです。

要は昼の食事に一番のウエイトを持ってくるということです。ここで必要栄養を取る。

このとき、必ず野菜メニューがあるものを注文し、それを先に食べるようにします。

夜は控えめにして、腹が減る前に寝てしまます家事などやることは朝にやる。という感じ。

その他、私には太ってしまう悪癖がいくつかあったのでそれを一つ一つ潰していきました。

×食べるのが早い → ◯とにかくよく噛んで食べる

×食べた後昼寝 → ◯食後5分〜10分は散歩する

×そばは太らない → ◯低GI食品が太りにくいのは本当だと思いますが、富士そばとかは蕎麦粉100%ではないので別

×腹一杯食べないと仕事差し支えるという思い込み → ◯腹八分でも満腹でも、いずれ腹は減る。あと満腹だと眠くなって仕事にならない。

×夜食べないとお腹がすいて寝れない → ◯腹が減る前に寝る。空腹で寝ると熟睡できる。

要は考え方の問題ってことですかね。食わなくても意外となんとかなるって思えればいいんだと思います

運動

そもそも太っていると運動することに怪我リスクがつきまといます

私の場合最初ランニングから始めましたが、すぐ膝が痛くなりました。

オススメなのは水泳です。水泳でなかなか怪我をするなんてことはありません。

私の場合通勤ルートジムがあったのでそこに通いました。

仕事が暇なときは週三回、忙しくても週一回通いました。

水泳の良いところはやはりカロリー消費効率が良いということです。

別にキロとか泳がなくてもいいので、500m(往復10回)でもやればみるみる体が変わっていきます

筋肉も同時に鍛えられるので、そういう意味でも時間効果が抜群です。

あとは夜泳ぐと、しんどくなって夕飯食べる気がなくなります笑 全身運動から内臓も弱るのかな・・・

水泳環境ない場合ウォーキングでもしてください。通えるなら、ちょっとお金かかるけど行ってみるべきだと思うなぁ。

その他

痩せるメリットを明確にすることが肝要だと思います

痩せればモテる!痩せればモテる!みたいなことをひたすら自分に言い聞かせてました。

実際モテはしなかったけど、一回one night stand的なこともあったので、まぁ良かったかな?

性欲であれ、ナルシスト根性であれ、原動力になるもの必要だと思います

痩せると、見た目もそうだし、なにより減量に成功したという体験が自信になると思います

駄文でしたが、もし参考になれば幸いです・・・

【追記】

増田身長175cmに対し、76kgあったものを66kgまで絞りました。

デブ普通になったぐらいだと思います

糖質制限夏井睦さんの本を読んで試したこともありましたが、

どうもイライラが収まら仕事差し支えると思って止めました。

その辺りは個人差があるかもしれません。

本文に書き忘れましたが、睡眠はとても大事だと思います!6時間ぐらい寝ないと痩せないと思ってます

2014-03-29

http://anond.hatelabo.jp/20140313180236

うちの母親がむかしこ系統だった。ただ本人自体も鬱傾向で恋愛全然出来ないみたいなこと言ってたか化粧品と服はあんまりそうでもなかったけど。

還暦近くになってから逆に洗剤なんかは民生品に戻してる気がする。

ただ趣味料理なので食べ物は大地で肉と野菜を買って自炊してた。まあ重点を置くなら髪だのアパレルだのじゃなくて食べ物かなとは思う。

皿もこの前まったくの無色のロイヤルコペンハーゲンを買ってきたといって見せてくれた。自分もああいうの好きだけど。

ただ一枚4000円の有機コットンのバスタオルなんかは髪巻いてるギャルブランド品と同じで完全に見栄だけの無駄機能で逆算してしまえばいいものもある程度はある。皿も結局そうだなとは思う。

あと男性だけどモヤシキモヲタの私の視点から言うと、

体育会系である程度スポーツして闘争心と山っ気があるみたいな通俗的な男性イメージを維持するのはあれは"清楚な女性"のまったくの鏡像で

意外と意識して金と体力をかけないとできない。

スポーツや体育系系ってすごい金と手間がかかる。

グッズを買い集めてる奴もある程度いるけど、結局家でアニメエロゲーで満足してる方が遥かに金と手間がかからない。

2014-02-22

モヤシ

モヤシはさっと湯がいて、すりおろしニンニクごま油と塩を混ぜる。

分量それぞれ適量。

2013-12-06

読書好きの女子のファッショ

 世間一般様から読書家」とひとくりりにされ、一束十円のブックオフ価格流通している今日このごろの読書ファッションクソ野郎どもであるけれど、その内実はピンキリで、とりあえずジャンルや内容や分量に関わらず月に三冊以上読んでいれば全国平均的に照らして「かなり読んでいる」ほうの部類に入る。

 数を誇りがちなのは男だ。

 数をこなしたからといって偉いわけではないと口ではうそぶきつつ、「いやあ、今年は千冊も読めなかったよ」だとか「一日頑張れば十冊は行けるね」だとか「○○の必読本リストは○冊しか読めてないな」だとかなんでもかんでも数字還元する。

 別に速読はクソだとか熟読こそ至高だとかいう議論をしたいわけじゃない。ヴォルターベンヤミンは生涯で1700冊しか本を読まず、一方でレヴィ=ストロースは一冊書くために7000冊を読み、イケダハヤトは年速500冊を読破し、ボルヘスは「1000冊も読める人間など存在しない」と主張した。この四人の言う「読む」はおそらくそれぞれ意味が大いに異なる。だが今はそんなことは関係ない。「本を読む、とはどういうことか」じゃない。傾向の話だ。重要なのはベンヤミンレヴィ=ストロースイケダハヤトボルヘス松岡正剛佐藤優もそのへんのラノベ評論家ブログやってるビジネスマンもみな男だという事実だ。

 男は自分についてであれ他人についてであれ、読書について言及するときに数の話をしたがる傾向にある。

 数が多い方が偉くて強い。そういう世界は微笑ましい。人によっては浅薄で醜いと断じるかもしれない。けれど、浅い分理解しやすくはある。

 そこに現れているのは一種体育会系的な価値観だ。どんなメガネモヤシとて鬱屈したヲタとて、オスである以上は筋肉量に憧れるのだ。私の読書冊数は十三万です。

 強い。わかりやすい。

 読書メーターが珍重される理由もそこに関係している。RPGみたいに、読書家のステータス可視化してくれるのだ。今までの読書冊数がHPなら、月あたりの読書冊数がすばやさ、コメントがパワー。

 既読冊数も数なら、読んだ本の内容も数だ。実のところ「読んだ本の数より、どれだけ内容を理解しているかのほうが重要だろ」と、男が言うときに使う「理解」という単語はそのまま「記憶」に置き換えうる。つまり、本の筋や要点をどれだけ他人の前でそのまま垂れ流せるか、どれだけ脳にストックしてある別の本と(それぞれの文脈を無視した上で)リンクさせられるかが男の言うところの「理解」となる。ぷよぷよとかミスタードリラーとか、そのへんの連鎖パズルゲームをやってるのとあまりかわらない。


 ひるがえって、女は数の話をしない。そもそも数えない。目の前を流れてゆく本にただ好きか嫌いかのスタンプを流れ作業で押していく。

 小説についての話をすると、まず自分がある登場人物をいか好きか/嫌いかを述べだす。本気で。ぼんくら男子同士が「ビッチ」だと「処女」だのとぼんくら慣れ合いのための属性を貼り付けて表面的に消費するのとわけが違う。彼女らは本気でキャラを憎み、愛している。

 そして、いきなり自分語りを始める。マミさんによく似たバイト先の先輩の話を始める。そんな先輩がいらっしゃるならぜひ紹介していただきたい、というこちらの懇願無視して、いかにその先輩とそりがあわないか、先輩がクズかをとうとうと語り、最終的にバイト先がかつてマルクス予言し憂慮した末期資本主義的状況下にあり私はとてもつらいんです大変なんです疎外されてるんですだからマミさんは最低な女だと思います、という実に革命前夜なティロ・フィナーレに行き着く。

 よくわからない。よくわからないと言えないまま、また別の本と別の現実の話題にうつる

 マミさんが嫌いな女子とは別の知り合いで、村上春樹を嫌いな女子がいる。その子村上春樹がそりゃあもう大っ嫌いだ。春樹に関係するものすべてを憎悪していて、村上春樹本人も嫌いなら、ファンも勿論大嫌いで、村上春樹フェアをやってる書店も嫌いで、『色彩を持たない多崎つくる』が大ヒットしている現代日本社会も嫌っている。読まず嫌いというわけでなく少なくとも数冊は読んでいるはずのその子本質的村上の何が嫌いかはよくわからなくて、理由を訊いても「キザっぽくて嫌だ」とか「セックスだけじゃん」とか、いまいち要領をえない。だって、おまえ、バタイユとかサドとかロブ=グリエとか喜々として読んでるじゃん。

 男子にも村上春樹とそのファンとその社会を嫌うやつはそれなりにいて、でもそういうやつらはなぜか「『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』だけは好きだね」などと妙に言い訳地味た予防線を忘れない。続いて、聞いてもないのに春樹論について語りだす。「俺は基本的に春樹嫌いだけど、文学性や価値は理解できるし、いいところがあれば認める度量もあるよ」と言いたいわけだ。春樹以外の気に食わない作家陣に対しても似たような態度しかとれない。嫌うのに社会的にコレクトな理屈を探そうとする。それを見つけたあとでも、けなしはしても全面的な攻撃はしかけない。そんな度胸はないんだよ。俺もお前も。

 女は退かない、媚びない、顧みない。嫌った相手には容赦しない。同時に自分正当性正義も疑わない。よって言い訳をしない。理屈を探さない。よその基準など関係ない。私の人生が伊坂はクソだと告げている。

 虚構と現実境界線をきちんと引き、作品世界をきっちり読み込み把握したうえで、手前の価値観物差しのみを武器に全身全霊をもって襲い掛かってくる。彼女たちは数を数えない。だから物差しで切り捨てた数もおぼえていない。


 あなたがもし男であるならば、女と本についてトークするのはオススメしない。なぜなら、あなたは弱い。あなたはその本について、内容を記憶しているだけで実は何も独自の見解を有していない。その場でとっさにひねりだした解釈に、あなた確信を持てない。それでは耐えられない。あなた読書を通じてコミュニケートする、ということがどんなに恐ろしいことか、リアルオリジナル見解を持っている人間狂気がどんなに鋭利か、わかっていない。年間三千百冊を読了できたとしても、それらの内容を一字一句違わず暗誦できたとしても、絶対に辿りつけない彼岸がこの世界には存在するのだ。そこでは数や引用など意味を持たない。愛情感情がすべてだ。あなた死ぬ。死にたくないなら他人と金輪際本の話をするな。外に出ろ。ゲーセンにいけ。三鷹駅裏のゲーセンではまだ『ぷよぷよ通』が現役で稼働している。あなたの居場所はまだそこに残されている。生きて欲しい。生き延びてほしい。


http://unimochi.hatenablog.com/entry/2013/12/05/174304

2013-11-18

http://anond.hatelabo.jp/20131118225250

頑張って食べてるけどそもそも大食いではないんでなかなか太れない私の今日の食事


朝  ミルクティー 洋ナシ 八枚切りのパン一枚(ピーナッツバターヌテラをつけて)

間食 クッキー三枚

昼  カツ丼(小)モヤシ炒め

夜  ミートソーススパゲッティ(麺は130グラムくらい) 食後のミルクティーとクルミゆべし

飲み物は無糖のお茶

増田と較べると太ってもいいはずなのに痩せすぎを脱せない


増田はとりあえず一日三食食べるようにして、たんぱく質もちゃんと摂取したほうがいいと思うよ

料理するのが面倒なら、最近割安のローストビーフがけっこうあるからローストビーフなんか余分な脂がなくておすすめ

2013-05-22

http://anond.hatelabo.jp/20130522152718

俺はその男性像に何一つ当てはまらないけど、個人的には、5円安いモヤシを捜し求めてスーパーはしごし、コンセントプラグをいちいち引っこ抜いて待機電力節約し、贅沢を一切せずとにかく貯金しまくる、みたいな主婦とかも何が楽しくて生きてるのか理解できない。

2013-04-14

スーパーで買える食材で作るラーメン二郎

・麺

強力粉:水:塩:重曹を200:80:1:6で混ぜる。

均一に混ぜるのが重要なので、フードプロセッサーで混ぜるのが良い。

混ざって出来たポロポロの物を体重をかけてひとまとめにし、伸して切って麺にする。

伸して切る工程パスタマシンがあると捗る。麺幅は3mm程度。

このままでは加水率が高くて、茹でた時ボキボキ感が出ないので一晩ほど麺を干すとよい。

スープ

ロース肉と香味野菜人参と玉ねぎニンニク長ネギ生姜(ほんの少し)を1時間茹でる。

肉は茹でた後に、後述のカエシに2-3時間漬け、ブタとする。

漬けた後にすぐ食べないとパサパサになるので、必ず食べる当日に肉は調理すること。

茹で汁から香味野菜を除去した後、ゼラチンを大量に投入する。若干もったりするくらい投入する。

ラードを大量に投入する。ラードは市販品でなく、自家で豚の背脂や脂身から作ったもの

風味があってよい。

投入したスープブレンダーで撹拌して乳化させる。

乳化させた後に、さらにラードを大量に加えて、上澄みに油の層を作る。

・カエシ

あなた地区で売っている一番安い醤油と、一番安いみりん調味料アルコール無し)を使う。

醤油みりんの混合比は3:1(重要)。

・調理

丼に、ブタを漬けた後のカエシ、大量の(大さじ1程度)化学調味料スープを加え、茹でた麺と

茹でたモヤシキャベツブタ、刻みニンニクを盛って完成。

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