はてなキーワード: 池袋とは
パシフィック・リムを7回見た。
それが多いのか少ないのか、私に判断できない。
まだ1度も見ていない人からすれば「なんでそんなに見てるの?!」と驚かれてしまうだろうし、
毎日のように映画館に足を運んで、10回、20回と見ている人からすればたいしたことないだろう。
なぜ7回見たのか。
おじさんたちは嬉しそうに私の知らないたくさんの映画の話をしてくれた。
俺らにとって「スター・ウォーズ」は本当に特別な映画なんだよ。
エピソード4でXウイングが画面の外からビューッと飛び出してきて
デス・スターの表面を進んでいくところが衝撃的にかっこよくて、
映画館の座席でひっくり返りそうになったくらいだ。
おじさんたちのオススメで、私は「スター・ウォーズ」を生まれて初めて見た。
そういえばこれの続編が中学生くらいのころに新作映画のラインナップに入っていたのを覚えているけれど、
ストーリーは面白いし特撮もかっこいいけれど、2013年に生きる私が見ると、何か物足りなく感じる。
Xウイングのシーンも、ぼんやりしているうちに一度見逃したくらい印象に残らなかった。
また、おじさんたちは別の映画の話もしてくれた。
レイ・ハリーハウゼンの「アルゴ探検隊の大冒険」は本当にすごかった。
骸骨剣士との戦いのシーン、あれは1コマ1コマ人形を動かしながら撮影していて、
ハリーハウゼンはあのほんの短いシーンのために何カ月もかけたんだ。
あんな映像、俺らは見たことなかったから、めっちゃかっこいい!って興奮したんだ。
その話を聞いてさっそくそのシーンを見てみた。
確かにすごい。
当時は特撮技術でもって労力をかけて作ったんだと思うと本当にすごい。
でも、こんな映像を見たことがない、ということはなかった。
CGモデルをモーションキャプチャで動かせばすぐできるんじゃないかな、とか。
もしかしたら無料ソフトのMMDを使って作れてしまうかもしれないな、とか。
「当時」としてはすごかったのかもしれないけれども、
私はおじさんのわくわくした気持ちを共有することができなかった。
そうこうするうちに、おじさんたちと会う機会はなくなってしまった。
それまでに、私は初めて「ゴジラ」を見たし、
「海底軍艦」や「フランケンシュタインの怪物 サンダ対ガイラ」も見た。
どれもそれなりに面白かったけれど、退屈なシーンも多くて、
おじさんたちみたいに「すごい作品なんだ」と声を荒げることはできなかった。
それからしばらく経って、「パシフィック・リム」が封切になった。
おじさんたちはこの映画も楽しみにしていた。
じゃあ、それなら、見てみようかな、と仕事帰りに映画館に足を運んだ。
面白かったし、わくわくした。
イェーガーは個性的だし、キャラクターたちは魅力的だし、ストーリーに無駄がない。
いいものを見たな、と思った。
調べてみると、ぎりぎりまだIMAXを上映中の映画館を見つけた。
立ち寄りで直帰します、と言い置いて会社を出て、IMAXでの上映を見た。
すごかった。
空いている座席がなくて、巨大なIMAXのスクリーンのかなり前のほうの席にいた。
ベケット兄弟がイェーガーに乗り込み、イェーガーの頭が落下してボディと合体する。
そして重厚なロボットが音を立てて夜の海に乗りこんでいき、怪獣と殴り合いのバトルを始める。
海に取り残された線上の人たちがジプシー・デンジャーを見上げたとき、
私もまたその巨大なロボットの姿を見上げていた。
映像の技術的なことはわからないし、冷静に考えれば設定に不思議なところもある。
でもそんなことは関係ないのだ。
悪い怪獣と殴り合いをするジプシーを拳を振り上げて応援したくなる。
この作品の魅力を説明しとうとしても、自分の興奮が先に立ってしまって、
「とにかくすごい」「楽しい」「わくわくする」こんなふうにしか表現できない。
おじさんたちは言っていた。
ジョージ・ルーカスは「スター・ウォーズ」のエピソード6を撮影したあと、
自分が撮りたいものを撮るための技術が出来るまでに10年以上待ち続けたそうだ。
おじさんたちが大好きな、昔の映画を悪く言ったり、バカにするつもりは全くない。
でも「当時新しかったもの」が時を経て古く見えるのは仕方のないことだと思うから、
こう表現することを許してほしい。
一番新しいものが一番すごくなきゃいけないんだ。
「こんなの見たことない」って思わせなきゃいけないんだ。
私は「パシフィック・リム」みたいな映画を見たことがなかった。
映画にこんなに興奮することも初めてだし、同じ映画にこんなに何度も足を運ぶことも初めてだった。
たぶん私は「パシフィック・リム」のおかげで、おじさんたちの気持ちをわかることができたと思う。
それから3Dで見たり、吹き替えで見たり、2Dではどうか試したくなったり。
立川爆音上映会のチケットも必死で取ったし、池袋絶叫上映にも行った。
この連休は遠征して4DXを見に行く。
次にあのおじさんたちと会うことがあったら、「パシフィック・リム」の話を振ってみようと思う。
それで私のわくわくした話も聞いてもらいたい。
たぶんおじさんたちは、「あのシーンはあの映画のオマージュ」「あの設定はあのアニメが元ネタ」
なんて話をいっぱいしてくれるんだろうな。
池袋、それも西口(北西側)と言えば「中国人街」というステレオタイプな偏見がある。
確かに中国人が多いのは事実だが、絶対数では日本人の方が多い。
この祭りはあまり都内では知名度少ないが、規模的には都内でも有数の祭りである。
元は池袋北西側、「中国人が多い」側に立地する御嶽神社の例大祭がグレードアップされたもので、町内会毎(氏子毎)に盛大な神輿が池袋駅前に繰り出し、子供神輿なんかも繰り出す。
この祭りを見ていると、池袋西口方面は地元の中小自営業者が多い下町の街、保守の街なんだな、と実感する。
小説「池袋ウエストゲートパーク」は、こういう風土のもとに成立している。
このような伝統的な街の木賃アパートに、1990以降、徐々に中国東北系の中国人が流入して行った。
何も知らない人は、「池袋は中国人だらけ」と誤解しそうだが、実は3階建て事務所兼住居に自民党的池袋民が住み、その隣の木賃アパートに中国人が住む、そういう構図である。
以前いきなり「東京中華街構想」というのがぶち上げられ、その後沙汰闇になったが、そういう保守な池袋民だから、この構想に安易に賛同できない訳だ。
全力で寝ていたのだが、かさりとものが落ちる音がして目が覚めた。
足元には青いビニール袋。
何処かで見たような……ああ、そうだ、座った時に女性が下げていたやつだ。
左隣に座ってる女性のものということに寝ぼけた頭ですぐには思いいたらず、
ぼっ〜と真ん中あたりを見つめるようにしてようやく思い出した。
渡さないとな……拾おうとかがもうとして、左の女性の様子が尋常がないことに気づいた。
一人シーソーゲーム?どんな船を漕いでいるのかというような感じで
左へ右へ前へ暴れまわっていた。
すわ、体調が悪いのかとも思ったが電車居眠り歴15年を誇る私にはピンとくるものがあった。
仕事や古くは大学からの帰り、ようは完徹して36時間勤務を終えた夜だ、
眠ろうとする本能と寄りかからずに体を垂直に保とうとする理性がぶつかり合った時
こんな風になることを俺は知っていた。
さて、どうしよう。一番いいのは目の前で手を振るなりして
反覚醒まで持っていき、生理反射に任して荷物を手首の動きに合わせて
手繰り寄せて貰うことだが、私の足元の荷物は少々大きい。
そもそもそんな器用なことができる技を私は持ってないし、生理反射に残念ながら
そういう動作はインストールされとらん。
起こすのは論外だ。誰とも知らない豚のようなおっさんが
そもそも船を漕いでいる時点で私は肩をもたれかかるほど気を許すに値しなかったのだろう。
人が頭をちょこんとかけるにはいい感じのポジションで寝てたのにですよ。
立てた鞄と肘で電車の揺れをしっかりガードしながらですよ!?……盛大にいびきはかいてたかもしれないが。
それにこの状態で起こされるのは頭にバケツをいきなり
浴びせられるのと同じくらい苦しいのだ。辛いのだ。
覚醒に至って世界が微睡みの真綿から冷徹なコンクリートへ姿を変える、
その変化をコンマ一秒で体験したとき、胸の血管の何処かは必ず切れている。
楽園よ、グッバイ。
押し込もうと思ったが、不知火ちゃんが半目で睨んでいる気がしたので辞めた。
そんなことを考え続け……飯田橋から江戸川橋の間だ……最終的に
自分の左足、つまり彼女の右足元に荷物を寄せてそのままにした。
日本の電車における治安率はハラスメントを統計から除外すれば世界最高水準だ。
この通勤時間に置き引きする人がいるはずもなかろう。
そう思いつつも不安だったので、池袋までの間、荷物をずっと見つめることで
それが変な行為と客観的に見られるであろうことは降りてから気付いた。
あの時、俺はどうするのが正解だったのだ?
一人くらいは真意を汲み取ってくれなかったかな。
まだ最寄り駅は遠い。俺はずっと考えている。
会社で二人でカラオケ行ったり、ドライブデートしたりというのが出来たのでこれはいけるかな?と思った女の子にメールで告白したら
メールでの告白は無いといわれてあっさり振られてしまい、なんか色々やる気が無くなったので、貯金切り崩して風俗に飽きるほど?
行ってみることにしました。
貧乏性なのと高級な店で美人と一発よりもブスでも回数こなして欲求不満を解消したいという気持ちの方が強かったので2万円前後の安いところばかりです。
MNPしまくっているサブ携帯でメールマガジンを登録してクーポンをゲット。
40分13,000円
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あとで調べたところ某店のナンバーワンだと紹介されていました。
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メールアドレスの交換をしてもらい失恋のケアメールは未だに行ってくれているのでとてもありがたい。
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意外と食いつきが良いのはきちんと写真を公開したからかそれとも自分のスペックを偽って登録しているからか?
東京の相場はホテル代別で2万円(こういうのを出会い系では割り切り、またはお願いという表現をするようです)
2万円は痛いけれどもソープの40分はやっぱり慌ただしかったし、ラブホの休憩タイム2時間まったりお話してHできるなら
こっちの方がコストパフォーマンス高くね?と思ったので、いくつか返信をしてみて会ってみました。
池袋で会ったBは写真では黒髪色白でオトナしそうだったのに実際に現れたのは完璧な黒ギャルで思いっきり写真詐欺。
後から調べて分かったことだが、出会い系は会ったその場で好みでなければキャンセルできるらしいがその時は知らなかったので
部屋で2万円を支払い一緒にシャワーへ。
風俗じゃないからサービスなんてしないから自分で洗えと言われて体を自分で洗ってベッドイン。
出会い系サイトでのやりとりではキスもフェラもありという話だったが、実際にはキスはさせてくれないし胸もさわろうとしたら
こんなんだったらサービス満点の風俗にしておけば良かったと思いながらゴムフェラを受けてました。
ああ、もったいない。
歌舞伎町でただで配っている情報誌で見つけた70分16000円のお店に電話して自宅に呼んでみました。
自宅に呼んだ場合でもシャワーを浴びてからプレイ開始なのだと思っていたのですが、Cさんはいきなりプレイ開始。
フェラで行かなかったらHしようねとか言い出すし、性病検査をちゃんとやっているからというのでゴム無し挿入、中出しOKでした。(今でも一寸怖いけど)
チップも特に受け取らなかったので、病気が発症しなければ激安すぎ。
また呼ぶかどうかは悩み中(年齢とルックスがやっぱり好みじゃない)
やっぱりもう少しサービスと若い子がイイなと思ったので若い子が多そうな店を検索しました。
100分22000円
オトナしそうな子に失恋話を聞いて欲しいのもあるのでD嬢(18歳)を選びました。
話をゆっくり聞いてくれてとても癒やされました。
キスした時に違和感があったのですが確認したところ舌にピアスをいれていました。
これはキスしていても今まで経験したことのない、言ってみれば変な感触。(もちろんフェラも)
D嬢は挿入するなら小遣いが欲しいというので了承して挿入(ゴムあり)
D嬢とはLINEのIDを交換したので今でもやりとりしてます。
最近は失恋話よりも彼女の進路相談にこっちが逆に乗ってあげることの方が多いですね。
更に別のデリヘルでE嬢を呼んでみた。
100分19000円
この子も性格は大人しめで、顔の上半分は武井咲にそっくりの20歳(実年齢22歳)
E嬢は電話番号を教えてくれました。
趣味が近いので今度カラオケに行こうという約束をして、今日池袋でカラオケをしてきました。
その後ナンジャタウンに行きたいというので行ってアトラクションをやってみたり、サンシャインシティで食事してから
風俗嬢と店外デートするなんて思いもしなかったけどまさか自分の身に現実として起こるとは思いもしなかったので
変な緊張と体験をした一日でした。
http://anond.hatelabo.jp/20130913044949
ここまで名前を挙げたのならば、誰がこれを書いたのか、関係者ならば分かるだろう。
名誉毀損で訴えられる危険性を犯してでも社会に訴えた益田の勇気がすごい。
ただ、この後の経過を考えると増田が心配だ。
後日会社側の弁護士から内容証明などで警告書が届き、風評被害を与えた、などと訴えられて、損害金を請求される。
増田は手痛い出費を余儀なくされる。増田1人が特攻隊となり、「長大」という会社に誤って入ろうとした少数の人々をすくった。
しかし長大はこれからも存続しつづけるし、他のブラック企業も同じだろう。
ブラック企業のこの手の横暴が、今の日本ではのさばっていること、労働基準局も大半の弁護士も、当てにならないことはここ数年、知られるようになった。
とにかく奴らは、動かない。
かくいう俺も、以前ブラック事務所に煮え湯を飲まされたうちの1人だ。
池袋の労働基準監督署に相談したが、
「あなたがその時に納得して働いていたんだから、どうしようもありませんね」
と言われ、けんもほろろの扱いだった。
増田1人を、捨て駒にしてはいけないと思うのだ。
たとえば、増田は、はてなで話題の脱社畜ブログの中の人に連絡をとってみたらどうか。
で、彼にインタビューしてもらい、彼のブログで会社の暗部を語ってもらう。
彼もどうせ会社辞めて暇だろう。
で、彼を中心に、反ブラ連合とかを立ち上げて、オリンパスで飼い殺しにされていた人々などとも連携して、
クソッタレ企業へみなで叛旗をひるがえしてはどうだろう?
俺はその時は、応援するね。
戦わなければ潰されるほど、この世界はひどいけれど、
一人だけで戦わせるほど、この世界はひどくはないよ。
http://anond.hatelabo.jp/20130706212057
この夏、「竹原とか鞘の浦とか回ろうかな、庄原www、三次のさらに奥か」とかいいながら旅行予定を考えていたところ、あることに気づいた。
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……もしかして東京駅直行便があるところではアニメ聖地化がうまくいかないんじゃない?
アニメ聖地の元祖的存在である木崎湖にしても松本で乗り換えが必要だし、
現在進行形でぶいぶいやっている大洗も上野、水戸で乗り換えが必要。
うまくいっていない事例の件数があがらないのが難だけど、きっと関連あるよね。
アニメファンは往々にして鉄ちゃんだったりするので、多少の到達困難性はものともしない
聖地側としても、東京行き直通があるくらい立地に恵まれているところなら
「アニメなどする前に何かできることがあるだろう」
という考えも有力で、地元のリソースを上手にまとめられない、意思統一も図れないなどあるかもしれない。
鷲宮神社があそこではなく小山とか熊谷のそばにあったなら、あれほどの成功を達成し得たであろうか?
結論:
・東北地方でのアニメ聖地化案件は「ほかにできることはないか」もういちど考えてみるべき
・蛙男商会がどんなにがんばってもサンライズ出雲があるかぎり島根にアニメ聖地観光は誘致できない
以上
先日、池袋のヤマダ電機日本総本店に、友人のiPhone5購入(MNP)の付き添いで行った。
iPhone5購入受付の最中に突然、みまもりケータイ、フォトビジョン、プリペイドケータイの説明をしだし、当惑した友人が、「これタダでくれるんですか?」と聞くとそうですと答え、基本使用料が二年間無料ですという。フォトビジョン、プリエイドケータイも同様であった。店員の説明によると、みまもりケータイ二個とフォトビジョンとプリペイドケータイが無料でついてくるということであった。
その後、私は、友人と一旦分かれ、友人が商品受け取った後、合流した。
その後、友人宅で、契約書等の控えを確認すると、店員から全く説明されず見覚えもない、みまもりケータイらの契約事務手数料と本体端末代金、プリエイドチャージ料が記載がされており驚愕した。
無料でついてくると説明したにもかかわらず、本体端末代金が割賦として請求される仕組みになっているのかとひどく驚いた。友人は、今後店舗及び、softbankと交渉する予定だという。
付き添いの私及び友人に不注意だったことは間違いなく、猛省すべきであろう。契約にあたり会話録音等を怠り証拠を作れなかったことも悔やまれる。
ただ、友人に非があったとも言えず、代理店側が非常に悪質だと言わざるを得ない。
私自身もsoftbankでMNPしようと考えていたところであったから、非常に考えさせられた。またネット検索等すると、友人の同様の事例が散見される。softbankの顧客に対する姿勢に疑問を感じる。正直なところ、顧客を馬鹿にしているとしか思えない。
私は今後softbankを利用することは一生ないだろう。残念ながら、softbankという文字、CM等見る度不快な気分になってしまう。
友人や周りの人にもsoftbankだけはやめておけと忠告したい。
ただ、ケータイキャリア3社とも顧客をバカにしているという点では、同じなのかもしれない。先日auの不実表示もあった。わかりにくい料金体系、選択肢の少ないパケット定額制、なかば強制される不要なオプション契約など、顧客、特に知識の少ない者から、搾取しているといわざるをえない。
最近は、MVNOが増加してきており選択の幅広がってきているが、モバイル関連に詳しくない一般人が利用するにはハードルが高いし普及していない。
どこか、ケータイキャリア買収してより顧客の側にたったサービスを展開してくれないかな。あと、国内でSIMフリーiphoneを販売する会社とかも出てきて欲しい。
ぼっちで大学生活という人生のゴールデンタイムを無駄に溶かした。
語学別のクラス、その他の講義も言うに及ばずコミュ障と面倒くさがりにやりたいことの無さも加わりゼミにすら入れなかった。
ウェーイ系大学生をインターネットで馬鹿にすることなく斜に構えることなくむしろ憧れと羨望を持ってサークルにこそ入ったが、分不相応の意味を体で理解し辞めてしまった。
ただ恋人がいないという一点で非リア充を自称するインターネットのオタクに虫唾が走る。あの大学生活板で生まれた言葉の定義はそんな生ぬるさじゃない。もっとどうしようもない現実を生きる人間を指す言葉なんだ。何がゼミの友人だ、研究室だ、オタサーだ。
せめてせめて高校生の私に上京して都心の大学を選べと殴ってやりたい。
田舎で真面目な大学(笑)がぼっちに優しいなんて嘘っぱちだ。コミュ障オタクこそ都会に住むべきなんだ。学歴より立地の良さだよ。
大学との往復の途中に4年掛かっても尋ねきれない数の店がある。少し足を伸ばせば新宿でも渋谷でも池袋でも平日だって関係なくイベントに参加できる。ちょっとお金を出せばご飯のレパートリーの無さに悩む必要なんてない。
これがどれだけコミュ障で、普通の、一般的に、イメージされる大学生活が送れない人間にとって、せめてもの心の豊かさに繋がるかなんて、失敗してみるまでわかんなかった。
非電源ゲームってまさに大学生のための趣味だよね。ボードゲームもカードゲームも恒常的に相手を見つけられてスペースを取れるなんて、サークルで遊んでくださいと言わんばかり。非電源ゲームオタクはみんなリア充なんだと思う。話し相手が1人でもいればリア充なんだもん。
"今日は、池袋でプリクラのはずだった。「MiLK Beauty2」というプリクラが評判よさそうだったので、楽しみに予約しておいた。が、到着してみると、男同士だからと入店拒否された。「男同士なら、事前に言っておくのが常識だ」「ほかのお客様の迷惑になる」――こんな経験は初めてだ。"
"「コーナーはゲーセンの2階。筐体はたくさんあるが、男同士で撮れるものはない仕組みだという。「それはホームページにも書いてあるんだけどね」――ぶっきらぼうに言う店員。「ちょっと一機だけコーナーの外に出していただいて、そこで撮ることは…」「忙しいから無理」「……」「これがうちのスタイルなんでね」以上、池袋での屈辱。"
"ひどく悲しい、人としての尊厳を傷つけられるような思いをする男プリクラユーザーがひとりでも減るように。"
"そうですよね。たしかにお店の状況によっては、受け入れがたいケースもあるでしょう。ただ、店員の対応には、まるで“心”が感じられなかった。接客業として、あの物言いはあまりに悲しい…。"
"様々なご意見をいただいています。もちろん、「プリ撮らせてもらって当たり前」なんて思っていません。でも、お店のスタッフやほかのお客様など「他者の善意や見て見ぬふり」なしにブサメンユーザーが男同士でプリクラできるお店が日本にどれだけあるか、少しでも気に留めていただけたら幸いです。"
あ、まず前提として、
女がテトリス大好き男を夢中にさせることが、
はたして貴女を幸福にするかどうか、それはまた別問題だけれど。
IT系の超かしこい男なども多く、
したがって、釣り師たる女たちにとっては、
なかなかあなどれない釣り場です。
では、テトリス大好き男に「どのテトリスが好き?」と訊ねられたとき、
まず最初に、その男がG-Modeのケータイテトリスのようなタイプのテトリスと
あとは麻雀アプリ、そして(散財するほどではないけれど)パチンコが大好きな、
貴女はかれの目を見て、微笑みとともに質問など無視して、こう言いましょう、
「わたしが、一緒にテトリス対戦してあげる♪」
これこそまさに必殺の答えです。
そこでテトリス大好き男が、えへへ、とやにさがったならば、
貴女は、ひそかに、「値段が手ごろの3DSバンナムテトリス」あたりを
ひそかに練習しておきましょう。これで成功まちがいなしです。
しかし、ここでは、もう少しハイブロウな(?)いわゆるテトリス好きの男の
落とし方をお伝えしましょう。
2でよく遊ぶの、NORMALはがんばればクリアできるし、
もしも貴女がそう答えたならば、その瞬間、テトリス大好き男の目はきらりと輝き、
かれの貴女へのGRADEは、
2段階UPになるでしょう。
なぜって、TGMシリーズは、
落下速度は早いながらも、そこがまた
ちょっぴりロシアの冬の厳しさみたいなふんいきをかもしだしていて。
しかもTGMシリーズが(WORLDルール以外で)ふるまっている回転法則は、
質高くふるまっていて、なおかつ、
20Gモードを売りこんだ功績もあって。
したがってTGMシリーズこそは、
本来なんの接点もないまったく縁もゆかりもない別々の世界に生きている、
宇多田ヒカル似の綺麗系OLと、玉もあれば石も混じっている、そんなテトリス大好き男たちが、
この世界で唯一(いいえ、歴代名作テトリスのセガテトリス、BPSテトリスと並んで唯三)遭遇しうる場所です。
●
では、参考までに、危険な回答を挙げておきましょう。
テトリス大好き男に「どのテトリスが好き?」と訊ねられたとき、
「デカリスが好き♪ 週3回は、ラウンドワンで立ちプレイするの。」
しかし、「ランキングはなんと1000位まで!」とかなんとか無意味な自慢を吹聴し、
テトリスについての(即死ゲーという)謬見を撒き散らした罪がありますから、テトリス大好き男にとっては天敵なんです。
また、もしも貴女が「ミニテトリスが大好き♪ あたしの持ってるミニテトリス、キーチェーン型だけで7つあるよ♪」
と答えたとしても、同様の効果をもたらすでしょう、
なぜって、ミニテトリスは、1996年には全国で大ブームだったものの、
しかし流行った年そうそうから、たまごっちブームの余波で転落し、
最高に好きなのはチェインカラー♪ スコア効率も、レベルアップもすっごくおいしいの。」
と、答えたとしたらどうでしょう?
たしかにテトリスキワメミチは、内装(デザイン)が chick であるのみならず、
6つもあるモードも最高においしい(クソゲー的な意味で)んですけれど、
しかし、貴女の答えを聞いて、テトリス大好き男はきっとおもうでしょう、
(なんだよ、カンストしないゲームだな、カネかかりそう)って。
なぜならば、テトリスDSは、ふつうのOLにもマニアにもともに愛されるめずらしいテトリスで、
貴女がその名前を挙げても必ずしも、あなたがテトおた宣言をしているとは受け取られないでしょう。
しかし、たとえば、ディズニーが誇る超絶前衛お邪魔ブロックの名作、「マジカルテトリスチャレンジ featuring ミッキー」にせよ、
家庭用キャラゲーでありながらすばらしい操作性の「テトリス with カードキャプターさくら エターナルハート」にせよ、
フェミニンな絢辻さんとのストーリーが素敵においしいアマガミテトリスにせよ、
過去の名作だけでなく新作テトリスがおいしいテトリスコレクションにせよ、
気さくな教授と助手子が探検する素敵にトゲ即死ゲー100円貯金箱の、テトリスプラス2にせよ、
テトリス派生ゲーの最高峰ボンブリス、はたまたジュエリーマスターにせよ、
そういうマイナーテトリスの名前をいきなり挙げるのは、ちょっぴり微妙。
ましてや貴女が、「池袋のはずれ(江古田)でやるブロックアウトが大好き♪ わたし、もうほとんどブロック全種類の出現位置、覚えちゃった♪」
と答えたならば、どうでしょう?
これはかなり博打な答え方で、なるほど、ブロックアウトは、3Dのテトリスなのに回転ボタンが2軸しか無い超絶難度のテトリス派生ゲーゆえ、
あなたがそう答えた瞬間、テトリス大好き男がいきなり超笑顔になって、鼻の下が5Iになる(だら~んと伸びちゃう)可能性もあるにはありますが、
しかし、逆に、(なんだよ、この女、えびせん勢かよ)とおもわれて、どん引きされる可能性もまた大です、
なぜって、必ずしもテトリス大好き男がブロックアウト大好き女を好きになるとは、限らないですから。
男たちは、女を導き高みへ引き上げてあげることが大好きゆえ、
もしも貴女が、「ブロックアウトが大好き♪」なんて言ってしまうと、
そこにはもはや、男が貴女をテトリス教育する余地がまったく残されていません、
したがって貴女のその答えは、
テトリス大好き男の貴女への夢を潰してしまうことに他なりません。
ま、ざっとそんな感じです、貴女の目には男たちはバカでスケベで赤棒厨に見えるでしょうが、
しかし、ああ見せて、男は男で繊細で、地形が傷つきやすく、女に夢を持っています、
貴女の答え方ひとつで、男の貴女への夢は大きくテトリス全消しもすれば、
一瞬で、ゴゴり窒息死もするでしょう。
●
では、スキットを繰り返しましょう。
2でよく遊ぶの、NORMALはがんばればクリアできるし、
そして、その瞬間、テトリス大好き男の目がらんらんと輝いたなら、
貴女はこう重ねましょう、
「それからね、いま、わたしが行ってみたいお店は、
小平のピア21、テトリスがいっぱいある素敵なお店って噂を聞いたから。
あなたのお暇なときがあったら、わたしをピア21へ連れてって♪」
これでもう完璧です。
そうなったらこっちのもの、デートの日には、薄暗い店内に合うアイメイクをばっちり決めて、かわいい下着をつけて、
メーカーはどこでもいいのでゲーセン向けの可愛いワンピを着てゆきましょう。
元ネタ:
http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13002457/dtlrvwlst/3464106/
プロフィールみたら、迷惑メールにありそうなタイプじゃなくそんなにエロくないけど、なんかエッチは好きな感じがして
ちゃんと送った内容に即して返してくるところもいい
「暇な日を連絡するから待ってて」って感じで〆るんですよ
で、待ってしまった俺
さっき気付いたんだけど、これが相手の狙いだったのではないかと
男をすぐ退会させずに留まらせる、このための施策の1つだったのではないかと
待ってるのは暇だし、せっかくだからいろいろ見てると他の女の子にもメールしたくなるよね?
でポイントなくなるよね?
そしたら追加しちゃうよね?
ほんとにやられたわ
とりあえず東京では豊島区(池袋)、品川区(五反田)、大田区(蒲田)、文京区(湯島)、台東区(錦糸町)、巣鴨、鶯谷、上野、御徒町、新宿で募集してる女の子はお茶ひいてる風俗の女の子ってのは理解した
長い雨が振り終わって、青空がそこに広がっていた。
僕は女子高生の股の中のどしゃぶりの思い出を思い出していたロンリーホリデイ。
生きるとか死ぬとかどうでもいいと(カッコつけつつ)言ってて、作家を目指して引きこもっていたロンリーデイズ。
次第に人に会うのが億劫になってきて、コンビニの店員との微妙な受け答えすらもドギマギするようになって、
かかってきた知り合いからの電話に次第に出られなくなって、そしてメールも返信しなくなったロンリールーム。
「ほら、あたしの股を見て」と股を広げてくるようなお馬鹿な女子高生が目の前にいたような夢を見た気がするし、
見なかった気もする。「よし、じゃあ作品のためだ!」と、女子高生リフレに行こうと池袋のお店を検索したのだが、
どうやら先日ガサ入れが入っていたロンリータウン。
僕は何もなしとげていないほぼ二十歳のロンリートゥエンティ。
しばらく雨が降ったんだ。しばらく、黒い雲が空を覆って、しとしとと、雨が、振り続けていたんだ。
高円寺のアパートで、日の当たらない部屋の中で、さらに日の当たらない日々を送ってそこにじっとりと座っていた。僕。
突然。
何故かはわからない。ただ、ドアのチャイムが鳴った気がした。雨はまだやんでいないのに。
ピンポーン。
て。
ユニクロで買ったスウェットを履き潰してボロボロにした格好のまま、僕はてっきり宗教の勧誘かと思って、玄関に出た。
出たんだ。
そこにはね、そう、股を広げた女子高生などは居なかったよ。女子高生は股を広げちゃいけなかったんだ。
本当は誰も居なかったんだよ。「そこ」にはね。
ただ、なんとなくピンポンの音が聞こえた気がして、ドアを開けてみたら、少しだけ雲が減ってる気がしてたんだ。
携帯を見た。2週間誰からの連絡もないけど、なんだか数カ月後には、2週間に一度くらいはメールが来るような気がして。
なんとなくだったんだ。僕が外に出て。歩いて。
長い雨が振り終わって、青空がそこに広がっていた。いや、広がっていた気がしただけなんだけど、ちょっと青く見えた。
高尚なひきこもりではないけれど、ちょっと考える時間があったから、僕はまっすぐ歩くことに躊躇しなくなった。
そう思って、今歩いている。
こんなの東京に限らずない?地元には土地の略称がなかったのかな?
ブクロは、池袋周辺に行かないから聞かないし、ジュクも聞いたことがない。
自分は、女子高生の会話が「超ヤバい~」「ウケる~」で通じてたことにビビった。
出身は、最寄りのコンビニまで大好きなアイスの実を買いに行くのにも徒歩二週間かかる田舎。アイスの実が大好きなのはウソだけど、それくらい田舎ってこと。
入学して、まだ勉強らしいことは何にもしてないけど、たくさんの新しい出会いはあった。
わたしと同郷の人いまのところはいないけど、テレビでしか観たことがなかった話し方をしている人たちがリアルにいて、本当に全国から集まってるんだなあって感激した。その言葉をマネるのが少し流行ったりしてね。
それで、新しく出来た友達たちと話していると、東京の街の名前を略したりしてるんだよね。
池袋をブクロ、中目黒をナカメ、下北沢をシモキタ、アイスの実をアイス、とかね。
ただ、ブクロとナカメは、「......だ、ダサいのでは?!」って思ってしまうんですよ。
服装にもすごく気を使っている人が発言すればするほどね。
こんな気持ち、ちゃんと東京の人になれたら感じなくなるのかな。
よくわかんないけど、わたしの新しい住まいは一階がコンビニのマンションでね。
どこでもドアが出来た気分だよ。
歌を録音して、動画を作って、題名に「歌ってみた」の文字を添えてニコニコ動画にアップロードしている。そんなことをもう3年ぐらい続けている。
多くの「歌い手」がそうであるように、私もボカロ曲やアニメソングなどを主に歌っている。でも、最初からそうだった訳ではない。一番最初に「歌ってみた」のは戸川純の「諦念プシガンガ」だった。戸川純ファンと思しき人々から辛辣なコメントが次々に投稿されたので、怖くなってすぐに削除してしまった。今にして思うと、それほど激しく攻撃されたわけではないけれど、不特定多数からネガティブな感情を突き刺されることに慣れていなかった当時の私は、すぐにパニックに陥ってしまったんだと思う。
話が前後するけれど、私が「歌ってみた」を始めたそもそもの動機は、ざっくりした言い方をしてしまうと、チヤホヤされたかったからだ。いや、チヤホヤとまでは行かなくても良い。ただ、自分が起こしたアクションに対して、誰かから何かしらの肯定的なリアクションを返してほしかった。
当時の私は実生活があまりパッとしなかった。地方の大学を卒業して、それなりに名前が知れた電機メーカーに入社して、東京に配属されて、そこでずっと働いていた。それ程極端に忙しいわけでもなく、賃金にも満足していた。会社での人間関係も悪くない。
しかし、仕事を終えて、職場を一歩離れてみると、途端に宙ぶらりんになる。
たまに職場の飲み会に参加したり、数少ない友達とご飯を食べに行く以外には、特にやる事がない。やりたい事がない。資格の勉強をしてみたり、ジムに通ってみたり、ライブや映画を観に行ったり、ウクレレを練習してみたり、色々と手を出してはみるものの、それでも一人の時間を持て余す。新しい友達を作りたい。でも、友達をどうやって作れば良いのか分からない。恋人もずっといない。友達の作り方も分からないけれど、恋人の作り方となると見当もつかない。今となっては誰かを好きになるという気持ち自体がよく分からない。
決して不幸ではないし、普通に生きていけているけれど、その普通さに、波風の立たなさに、だんだん気持ちが押しつぶされていくような感覚を覚えながら、毎日を過ごしていた。
そんな時、キリンジの動画を観たくてYouTubeを検索していたら、どこかの少女が自宅で撮影したと思われる動画に行き当たった。顔が見えない角度でギターを弾きながら「エイリアンズ」を歌っている動画だった。冷やかし半分の気持ちで再生してみると、ものすごく上手くはないけれど、原曲の雰囲気を大事にしながら丁寧に歌っていることが伝わってきて好感を抱いた。
その動画は、元々はニコニコ動画にアップロードされたものを本人がYouTubeに転載したものだった。ニコニコ動画の、同じ動画にアクセスしてみると、コメント数は50程度で「雰囲気が良いね」、「頑張っている」といった、私が抱いたのと同じような感想がぽつぽつと付けられていた。
それ以前にもニコニコ動画の「歌ってみた」の存在は知っていたけれど、若い子達が派手なアレンジの曲を大げさに歌った動画に対して、賛否ともに過剰なテンションのコメントが弾幕のようにつけられているような、私とは世代も文化も違う人達が集まる場所だと思っていたので、この「エイリアンズ」の、まるで地方都市の駅前の暖かな路上ライブのような雰囲気は意外だったし、好ましくも感じた。
それから何週間か、毎晩ニコニコ動画で自分が好きなミュージシャンの名前の後ろにスペースと「歌ってみた」という文字を付けて検索して、色々な「歌い手」の動画を観て回る日々が続いた。多くの動画は、3桁に届かない程度のコメントしかついておらず、お世辞にも盛り上がっているとは言えなかった。
だけど、どの動画にも、最初に観た「エイリアンズ」と同じように、「歌い手」達に対して押し付けがましくない程度に好意を伝えるコメントが並んでいて、それらのコメントを眺めていると心が落ち着いた。同じ音楽を愛する人たちが集まって、それこそ「ニコニコ」しているような、楽しさがそこにあった。
でも、多くの「歌い手」は決して歌や演奏が上手なわけでは無い。色々と動画を観ているうちに、「この程度なら私でもできる」と思う事がだんだん増えていった。そして、ある動画を観ていて「何で普通に歌っているだけで、みんなから褒められるんだ。ズルい」と思った瞬間に、私は我慢できなくなった。すぐさま、Googleで「諦念プシガンガ コード」を検索した。自分で歌ってみるならこの曲だと、実はもうずっと前から決めていた。この曲なら、私が弾ける唯一の楽器であるウクレレでも似合うはずだと思っていた。
しばらくの間、家にいる間はずっとウクレレで「諦念プシガンガ」を練習した。夜中にウクレレの弦が切れたので、慌てて池袋で一番遅くまで開いている楽器屋に駆け込み、ウクレレの弦を3セット、そして、思い切って19800円の新しいウクレレも買った。今まで使っていたのは雑貨屋で買った1980円のものだった。
毎日毎晩、練習した。そして二週間。私は、今まで殆ど使ったことがなかったパソコンの動画撮影機能を起動させて、最初に観た「エイリアンズ」の彼女のように、自分の顔が映らないようにディスプレイの角度や、座る位置を調節して、目一杯緊張しながら「諦念プシガンガ」を、歌ってみた。三回目の撮影で、声がひっくり返らず、音程も飛ばず、ウクレレも殆ど間違えなかったので、それをアップロードした。
それでも懲りずに、「歌ってみた」動画をアップロードし続けた。一週間から二週間かけて、歌を決めて、練習して、撮影して、公開する。そんな生活サイクルが自分の中で定着してきた。ネットで検索してコードが分かる曲の中で、自分にも歌えそうな好きな曲を選んで、少しずつ歌ってみた。再生数もコメント数も少なかったけれど、動画にアクセスする度にちょっとでも再生数が伸びていたり、一つでも新しいコメントがつくと、無性に嬉しかった。「新曲待ってました」というコメントが目に入ってきた時は涙が出そうになった。この人は、私の歌を待っていてくれた。私のことを待ってくれていた。それは、初めて感じる種類の喜びだった。
そのうち、オーディオインターフェイスやマイクを使うようになった。パソコン標準の動画撮影機能の音質では物足りなくなったのだ。初めてそれらの機材を使って録音したときは自分の声がはっきり録れすぎていて、その生々しさに怖気づきそうになった。「どうにでもなれ!」という気持ちで公開すると、「ものすごく聴きやすくなった」という暖かいコメントが返ってきた。再生数が伸びる速さが、少し上がった。
「ボカロを歌ってみてほしい」というコメントがついたので、ウクレレで試しに「メルト」を歌ってみたら、再生数がさらに跳ね上がった。初めて、再生数ランキングの下の方に自分の動画が表示された。否定的なコメントも「諦念プシガンガ」の時とは比べ物にならない程の数が寄せられたけれど、それ以上に好意的なコメントもどんどん書き込まれた。生まれて初めて「萌えた」と言われた。
多分あの時、私は、気持ちの上で一線を超えたんだと思う。
すぐに私は、ボーカロイド関係のウケが良さそうな曲を選んで歌ってみるようになった。私のウクレレの腕では弾けない曲ばかりだったので、出来合いのオケを使うようになった。歌の練習だけで済むようになったので、ずっと楽になった。再生数もさらに増えた。コメントも増えた。それまで自覚していなかったのだが、私の声は一定の人々の「萌え」をくすぐる要素があるらしい。そういう人達のコメントを眺めることが、たまらなく快感だった。最初からこうしていれば良かったと思った。「ウクレレじゃないと魅力が半減」というコメントも投稿されたけれど、しばらくは見て見ぬ振りでやり過ごし、やがて「ウクレレ」をNG設定して自分の目に触れないようにした。
それまで日常的に使っていたTwitterアカウントとは別に、「歌い手」としてのアカウントを作った。最初は「新しい動画を公開した」といったアナウンスに使っていたのだけれど、少しずつ他愛のない呟きや、自撮り写真を載せるようになった。
フォロワーの人たちは私のちょっとしたツイートにFavをつけたり、リプライをくれたりした。私が精一杯角度や光を工夫してボロが出ないように撮影した顔の一部や、素肌を撮影したボンヤリした写真に「100万回保存した!」と反応してくれた。
Twitterは、ウクレレで弾き語るよりも、オケにあわせて歌うよりも、ずっとずっと楽だった。準備もいらない。練習もいらない。ただちょっと踏み込んだ事を言ったり、気を引くような写真を見せるだけで、肯定的なリアクションが返ってくる。最初はウサギのイラストをアイコンにしていたけれど、途中からTwitterで知り合った絵師の女の子が私をイメージして描いてくれたという、素顔の私とは似ても似つかないウサ耳美少女の画像に変えた。フォロワー数が激増した。
先週、ある男の子に会った。
その日、私はお台場で開催された岡村靖幸のライブ会場にいた。満員の客席で、開演を待ちながらスマートフォンで「今から岡村ちゃんのライブ♪」などとツイートしていると、後ろから肩を叩かれた。まだ二十歳にもなっていない程度の、知らない男の子だった。そして、彼自身のスマートフォンに表示された、私が投稿したばかりのツイートを指差しながら、不安げな顔で、口の動きだけで「◯◯さん?」と、私の「歌い手」としての名前を呼んだ。血の気が引いた。
彼が誰だったのか、何でそこにいたのかは分からない。たまたま、私のことをフォローしていて、客席で私のスマートフォンの画面を見て気付いたのか、あるいは以前から岡村靖幸ファンを公言していた私に会うためにライブ会場にまで来たのか、今となっては分からない。彼は、名前を呼ばれて凍りつく私の顔をしばらく見た後、そのまま振り返って、他の観客の間を押しのけて、客席のずっと後ろ、私から見えない位置にまで移動してしまった。
全身が震えた。姿を見られた。
岡村ちゃんと同い年の、歳相応の容貌の私の姿を、私の子供でもおかしくないぐらいの男の子に見られた。
もし、彼一人がネット上で私のことをバラしたとしても、恐らく多くの人は真に受けないだろう。写真を撮られたわけでもなければ、私が自分で「はい、歌い手の◯◯です」と認めたわけでもない。
頭では分かってる。絶対大丈夫。今までと何も変わらない。
でも、あれから一週間。私はニコニコ動画にもTwitterにもアクセスできずにいる。
この世界にたった一人だけでも私の生身の姿を知っている人がいると思うと、私はもう、私とは似ても似つかない萌え声ウサ耳美少女歌い手の◯◯になれない。
そして、全てのきっかけになった「エイリアンズ」の歌詞を思い出す。
この星の僻地で、私が自分自身にかけた魔法は、あの日、あの一瞬で解けてしまったのだ。