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はてなキーワード: 寿退社とは

2021-08-11

ほんとの勝ち組を見た

初めて会った

高学歴、美形、花形職業結婚して寿退社(予定)

こういう人はすぐ家庭に入っちゃうから遭遇しないなマジで

記事とかではそういうのが存在するって見たことある

2021-08-03

元同僚が離婚した

寿退社していった元同僚(社内恋愛)が離婚してた

旦那浮気が原因)

夫婦二人共と親交があって長年付き合ってやっと結婚転職さよなら~がんばれ~だったのに。

こんなことが自分の周りで起きると思ってなくて困惑

彼女とのデート中に奥さん浮気相手慰謝料請求の録音送られて離婚しました報告された時の冷や汗やばかった。

自分浮気したわけでもないのにその日一日気分悪かった。

2021-07-30

anond:20210729203632

男が一般職採用されないのは「女が悪い」わけではないんだよ…。

言い方は悪いけど一般職って総合職の補助役から仕事評価ポイントが「気が利いて文句わずニコニコ雑用するか」なわけ。仕事自体簡単から給与も低いまま。

寿退社の予定がある若い女家事の片手間に働いてる主婦ならそれを受け入れてくれるけど、実際男にそれをやれって言うと難しくてね。事務とかアシスタント営業サポートみたいな社内外から見下されがちな仕事を長く続けられる男は少ないと思う。

2021-07-19

anond:20210719222829

昔なら君みたいなのは就職後数年で結婚して寿退社子供を2、3人くらい産んで成人させるまで2、30年子育てに追われて一生を終えたんだ。

2021-06-28

anond:20210628113817

小泉改革では

セーフティーネットつくるから転職がんばろ★

合ってない人はすぐ首、そのかわり合ってる職に転職できるようになろ★」っていってたのね

でも企業の中で肩書にしがみつく人たちがいて中途や派遣からワレワレとおなじになるには滝にうたれて修行してこいってがんばっちゃったのね

ガシッボカン 日本企業は衰退した

最初から優秀な中国人をやとうとノウハウだけ吸収してすぐやめる」

アホか、すぐやめるつもりだからすでに優秀とわかってる中国人安価でもきてくれるんやで

安くて冷遇されてる高卒とかを籍をおいたまま大卒院卒まで育て上げるのが昭和日本大企業尊敬される姿だったのに今やブラックばっかり

人に金をださな企業国家は衰退して終わる決まりですよ

まあ女性を「こしかけ、寿退社産休なし」なんつって冷遇した男性サラリーマン

今度はコンピューターだの年金世代給料激安経験値バカ高)だのに冷遇されてるわけで

からみてるとインガオホー

2021-06-25

anond:20210624233416

亡くなった親戚のおばさんは大学卒業後数年で寿退社専業主婦になって腐りかけてた矢先、また別の親戚のおばさんに諭されて、一念発起して学校に通い始めて、夢だったシナリオライターになった。

専業主婦が当たり前の時代だったし、収入的にもパート主婦でも十分生きていけたらしい。でも子育てにそこまでやりがい見いだせないタイプだったそう。だから挑戦して、稼ぎよりも高いシッター代払って、働いたらしい。

そんなおばさんを見て、結婚たからってやりたいこと諦める必要ないんだなって思った。

自分の夢を早々に諦めて、未練残ったまま、子供に夢を託す毒親の話を聞くと、別の生き方もあったんじゃないかなって思うんだよね。

2021-06-22

anond:20210622225550

逆にそのようなキャリアを歩む女性社員が多ければ多いほどジェンダー平等で頑張っている会社と思ってもらえる。

どれだけ寿退社が発生してもめげずに積極的採用を行う女性フレンドリー会社になる。

2021-06-05

高学歴社会不適合者私さん無事専業主婦6年目

労働といえば夏休み間中に週1で友達の子供の勉強見てお茶して手作りお菓子もらって帰ってくるくらい

毎日同じ場所に通うのが苦痛幼稚園から大学まで行きたくない行きたくないと毎朝ウンウン唸ってたし就職してからもっとひどくなった

就活中に出会った私より更に賢い人と結婚して順調に愛を育み社会人3年目で無事ゴールイン&寿退社

子供もサクッと一姫二太郎ナスビで今は新生児かわいいかわいい家族総出のサポートを得て今日も姑の上げ膳据え膳で食べ母乳を出し寝ている

幸い子供には同じとこ通えない病は遺伝せず長女は幼稚園では毎週新しい歌を覚えて帰ってくる

長女長男の寝かしつけで次男が起きたのでスマホをいじっているがこんな短時間しか増田に来られないのが地味に不満

まあ寝る時間減らせばいいんだけどね、バカみたいじゃない?増田やる時間あるなら寝たほうがいいし

2021-05-28

anond:20210528075021

ごめん、もう俺もおっさんから考えが古いんだよ

でも俺は情報工学学んでIT仕事してるけど、英文学学んで営業やってる奴とかなんなの?と思ってしま

そのうえ3年経ったら寿退社ちゃうし…

2021-05-26

anond:20210521192205

産休と育休がなくなってみんな寿退社するようになって、君がその穴埋めとして派遣されたとしても、それは新人配属か配置換えによる人員補充までの中継ぎにしかならない。なぜなら派遣社員だから

2021-05-21

産休代替 派遣という地雷

私は「産休」「育休」という制度が嫌いである。

これを言うとフェミニストに怒られそうだが、嫌いなものは嫌いなのでしょうがない。

働くお母さんにとってはこの上ない良い制度であり

少子化時代に将来を担う子供は宝であり、一馬力ではどうにもならない世の中

というのは分かるが、理解感情は別である

一般的産休取得の穴埋めをするのは、周りの正社員が頑張るか

予算があれば派遣社員期間限定でやるのが主だと思う。

私の場合、近所の会社が現状より高い時給で事務派遣を長期で募集してたので

受けて行ったところが産休代替案件だった。

派遣元の事前説明でも、職場見学という名の面接でも、すでに居ない産休社員の事は隠されていたので

就業開始してから、周りの情報で察した形になる。

派遣先は問題どころが、仕事もほどほど皆優しく働きやす職場だった。

叶うことなら3年満期、あわよくば正社員のお誘い来ないかなと言う下心もあり

真面目に愛想よく、契約書に載っていない事も率先してやった。

おかげで周りの評価は良かったと自負している。

働き始めて1年半経ち、産休社員が課のランチ会に赤子を連れてきたりし

戻ってくる雰囲気をかもし出した頃、案の定上長から契約終了の話を聞かされた。

同時に「(産休社員の)保育園が決まらいから、引継ぎ期間としてあと1か月だけ伸ばさない?」という話も打診される。

この時は「次を探さなきゃ」という気持ちがいっぱいで、何も思っていなかったと記憶しているが

から考えるとめちゃくちゃ都合の良い一方的なお願いである。

そう、産休代替とは正社員さまの豊かな未来ある子育て/夫婦生活のために

同じ女性非正規が割を食うクソみたいな制度なのだ

産休社員はそこにあった制度を、当たり前に使っただけなので

使い捨てにされる派遣社員気持ちなど1mmも興味もないだろう。

何がSDGs

そしてさら産休社員は育休社員ジョブチェンジし、時短勤務という制度享受

急なお迎え等、周りの正社員にも迷惑をかけていく。

私の完全なエゴだが、寿退社時代に戻すか

産休取得経験者同士で埋め合わせるシステムにしてほしい。

なお、派遣しかつけないお前が悪いとか、無産様w等は禁止カードとする

2021-05-07

やっぱりさ、三十路前後独身女って雇いたくないもの

いつ寿退社とか、妊娠するかわからないもんね

2021-04-26

anond:20210426232031

女が寿退社したら旦那自動的退職させられる法律を作りたい。

キャリア犠牲にさせられた女も溜飲が下がるし、将来的には退職しづらくなるいい時代が到来する。

女子アナ寿退社する件

当人たちが納得してるなら」というレスがあるけど、納得してるかどうかなんて分からなくない?

共働き希望女性達を専業主婦に追いやってるのは、そういった無理解な周りだろう。

2021-04-04

anond:20210404160335

彼女が辞めたことを教えてくれた店員さんに

迷惑でなかったら連絡してほしいと伝えてください」

って自分の連絡先メモを渡したらいいじゃない。キモくない程度の感謝メッセージなんかを添えてもいい。明日にでも行ってきなよ!

少なくとも「あの増田さんに自分が辞めたことを伝えてください」と指名される程度には認知されていたってことでしょ。

彼女寿退社だったらその場で教えてくれるだろうし、向こうが辞めているならなおのこと、こちらの連絡先を渡すのは悪くないアプローチだと思うよ

2021-04-03

女性制度なつらさが減ると男性実存的なつらさが増えるのでは?

僕は「弱者男性」と聞くと田舎実家で親と同居して未だに結婚してない「こどおじ」に成り果ててしまった小中高時代の友人たちを思い出す。

彼らのほとんどはちゃんと働いているものの、なにせ田舎なので低所得だろうし、何より親と同居という点で婚活市場女性から嫌われる不利な立場にあるのは間違いない。

でも、女性仕事の機会が「制度的」に制限されていて独身で生きていくのが今よりも難しい時代であれば、彼らの多くは結婚できていたのではないかと思う。それこそ彼らの父が見合い結婚したり、男性社員のお嫁さん候補として雇われ25歳までに寿退社することを強く望まれていた女性社員と「恋愛結婚」したりしたように。

フェミニズム叩き」「女性叩き」で溜飲を下げても、決して「幸せにはなれない」理由

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81804?page=7

女性に比べると、男性のつらさは制度的なものというよりも実存的なものである側面が強い。たしか男性のつらさのなかにも、再分配を手厚くするなど制度によって軽減できる種類のものもあるだろう。しかし、女性パートナーがいないことによる孤独承認問題は、少なくとも近代的なルールを前提するならば、制度をどう変えても対処することは難しい。個々人が自分人生に向きあいながら対応せざるを得ないものだ。

かつて「制度的」に就労制限され、子産み育て機械家事機械・農作業手伝い機械・義父母介護機械になることを強制された女性の多くが独身でも生きられる所得を手に入れ、苦しみから解放されたのは、リベラリズムフェミニズムの偉大な勝利なのだが、

その分だけ結婚できない「こどおじ」が発生し男性の「実存的」な苦しみが増えてしまったのではないだろうか?

現代民主国家で「近代的なルール」を引っ繰り返すというのはまず無理なんだけど(ジーンズ姿の女性達にヒジャブ強制したイランイスラム革命のようなものでも起こさない限り)、だとすれば「こどおじ」ができることは子供部屋から世界を呪うことだけじゃないかなあ。

2021-02-28

anond:20210228203313

あのさ、おれ大学院とき

みんなな俺と違って神が認めた男じゃねーんだから

寿退社というのは前提としても

才能がないのはしょうが無いんだからバグるよなぐらいにしか

思ってなかった

まんこ

2021-02-15

anond:20210214222051

それ言ったら不動産の件だって

難しい話をなんでもかんでも旦那に任せきりな、アホな短大卒専業妻が昭和には9割くらいいたからな

信用されるのに時間かかるのはしゃーなし、とブーメラン

仕事においてもそう、お茶汲みOL自称して腰掛け3年で寿退社をさも当然という顔で行ってた女がマジョリティだった昭和から

完全脱却するのは難しい

2021-02-14

寿退社目的腰掛けOLってまだいるのかな?

このご時世高収入男性だって共働き望んでるから

顔採用OLとか先がない気がするけど。

年収1000万稼いでもシングルインカムだと

600万の共働きに余裕で負けるからなぁ

2021-02-08

社会学者が嘘つきである実例 anond:20210203122538

山口一男(シカゴ大学社会学教授) vs 女子大生起業家で、山口一男先生必死擁護していた社会学者が、嘘の説明女子大生起業家ことショーンさんを批判していました。とりあえず見つかった嘘を紹介。

社会学者による嘘の具体例

嘘:山口一男先生は「所得の男女差は差別が一因」と言っていない」

ショーン君さぁ…… anond:20210203122538

うん?差別?突然出てきたが何の話だ。実際に解析結果では「係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されている」し、少なくとも引用元では山口先生はそれを差別と呼んでいないぞ。

トラバ君さぁ…… anond:20210204133924

勤続年数と労働時間等で補正(寿退社時短の影響を除外)しても職階の男女格差は残る。これに対して「係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されていると考えられる」と山口先生は言った。そして山口先生ショーン君の引用元ではそれを差別と呼んでいない。

指摘の引用元と思われる経済産業研究所 BBLセミナー 女性の活躍推進―男女賃金格差解消の障害は何か?の中身は次の通り。

人的資本(注 教育により蓄積された知識熟練学歴とか)が同じであっても、係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されていると考えられ、これが男女の所得格差の大きな一因となっています。(略)こういった性別と強く相関する企業コース制度は、英米基準では明らかな女性への間接差別制度とみなされますが、わが国の雇用機会均等法改正における間接差別定義には、未だ明示されていません。

山口 2016)24ページ(PDFでは8ページ目)右段 下から5行目の段落から引用社会学増田君が参考文献に挙げている)

重要な業績である大卒か否かより,生まれ男性である女性であるかが,課長以上の管理職になる可能性の大きな決定要因なのである。これが大卒女性であってもその大部分が管理職候補から外される総合職一般職区別などのコース制を通じた企業女性に対する間接差別の結果であると思われる。

山口一男先生発言ざっとまとめ

「A(男女の所得格差)の大きな一因は、B(出世コース男性が優先されるという差がある)から

「B(出世コースで男女に差がある)は、C(差別)の結果」となる。

まり企業差別しているからと山口一男先生は言っている。

社会学者の嘘は勘違いではない

トラバ君さぁ…… (リンク先は上にあり)から別の個所を引用

ショーン山口 男女差別解釈」と解釈ショーンによればエビデンスなし)
が正しい。そらエビデンスもないわ。言ってないんだからこれは元増田でも書いた。はっきり書いた(※2)。なぜトラバ君は読んでいないのか。

山口一男先生男女差別とは言っていないと、社会学増田君は繰り返し説明したと強調しているので、勘違いや打ち間違いではない。(山口 2016)に「女性に対する間接差別」とはっきり書いてあるにも関わらず。

なぜ嘘をついたのか

2つ理由を考えたが、違いそう。社会学増田君、なんで嘘ついたん?

理由1 社会学増田君が「Aの原因はB、Bの原因はC」から「CはAの原因の1つ」という(高校生でもわかる)論理関係理解できなかった

→嘘をつく気はなかった(社会学増田君がかわいそうすぎるので却下

理由2 参考文献の内容が難解だった

参考文献を「差別」でワード検索をかければ、上の引用はすぐ見つかる。その周辺を読めば明らか。

→これが理由なら、ワード検索すらさぼって文献に目を通さないで批判するのが社会学者という実例

嘘をついたら謝るのは小学生でもすること

社会学者はできるのかな?

参考文献

山口 2014) ホワイトカラー正社員管理職割合の男女格差の決定要因 (PDF) 日本労働研究雑誌 No. 648.

2021-02-04

トラバ君さぁ……anond:20210203202530

あたり1(非正規雇用時短とおおまかにみなせば)

これもはずれ。山口先生論文中では触れられているんだが、データ非正規雇用を含めると労働時間の男女格差への影響が消滅する。これは非正規雇用の男女間では労働時間に差がないから(そして非正規雇用者ってのはかなり多いので)。※1

さらに言えば雇用形態労働時間制御しても男女の所得格差は残る。

※1:論文中で触れられている厚労省(2002)のデータでは男女格差に主に影響する要素は勤続年数と職階しか正規非正規混合のデータなので、これら2つのファクターが男女差なのか非正規vs正規格差なのかわからない。そこで山口先生正規非正規峻別できるデータを用いて解析を行った。

山口 男女差別解釈ショーンによればエビデンスなし)

勤続年数と労働時間等で補正(寿退社時短の影響を除外)しても職階の男女格差は残る。これに対して「係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されていると考えられる」と山口先生は言った。そして山口先生ショーン君の引用元ではそれを差別と呼んでいない。

ショーン山口 男女差別解釈」と解釈ショーンによればエビデンスなし)

が正しい。そらエビデンスもないわ。言ってないんだから

これは元増田でも書いた。はっきり書いた(※2)。なぜトラバ君は読んでいないのか。

※2:元増田より引用

うん?差別?突然出てきたが何の話だ。実際に解析結果では「係長課長部長という意思決定ラインの登用には男性が優先されている」し、少なくとも引用元では山口先生はそれを差別と呼んでいないぞ。

山口先生がただ結果を述べているだけなのを「男女差別があるのだという解釈」ということにして信頼を毀損しようとする。

やりますねえ!


ショーン 女性が昇進を断る、管理職候補女性寿退社女性の昇進意欲が低いエビデンスあり)

女性の昇進意欲が低いエビデンス”は“女性の昇進意欲が男女の賃金格差の要因であるエビデンス”とは異なる。“女性身長が低いエビデンス”出して賃金格差女性身長が低いせいとか言い出したら馬鹿でしょ?

このことは元増田でも書いた(※3)。それとショーン君の出さなかったエビデンスも代わりに出して、昇進意欲では男女の昇進格差説明できないことも書いた(※4)。

※3:元増田より引用

それに女は昇進意欲が小さいんじゃい!と連呼されてもさ、それが職階分布の男女差をどれくらい説明できるのかなんも言ってないじゃん?

いやはややっぱりすり替えうまい。女は昇進意欲が小さいというエビデンスを、それによって職階分布の男女差ひいては男女の賃金格差が生じているというエビデンスに誤認させてる。

※4:元増田より引用

※3:たしか昇進・労働意欲の影響を調べた解析もあった気がする。あ、これだ馬&乾(2016)。これだと係長への昇進は意欲で一部説明可能だが課長以上はできないって結果。ちなみにこの調査では、管理職割合については属性格差(人的資本の男女差)より評価格差(人的資本評価における男女格差。例えば同じ人的資本を持つ男女では男性の方がより評価されるなど)の影響の方が大きく、男女の職階差は差別的扱いに由来するもの結論付けている。馬ら(2017)でも昇進意欲の影響を見てるがこちらはもっと説明力が少ない。



低い昇進意欲のエビデンス女性の昇進率を下げているなら、「所得格差女性が昇進を望まない結果」はあり得る話。話はかみあっている。これを

“低い昇進意欲のエビデンス”は“低い昇進意欲が女性の昇進率を下げているエビデンス”足りえないのは元増田でも↑でも書いた通り。

“話はかみあっている。”も意味が分からない。「所得格差女性が昇進を望まない結果」と「ショーン (所得格差は)女性が辞めたり時短にしたから」がどう噛み合うんだ。

ここからショーン君は鮮やかな論点ずらしを見せる。「男女格差女性が辞めたり時短にした結果」という自分の発端のツイートとそれへの指摘は無視して、別の話を始める。

誤読する増田君にはなんといっていいやら。

昇進意欲≠寿退社時短。「寿退社時短格差の原因」と言って否定されたら「昇進意欲が格差の原因」と言い出すのがすり替え以外の何なのか。

しろトラバ君はどういう読解をしたんだ。「男女格差女性が辞めたり時短にした結果」と「所得格差女性が昇進を望まない結果」を同じ話だと読んだの?

あとは推して知るべしで、時間無駄から読んでない。

かに、読んでないのは分かった。

こんな文章の読めない社会学者みたいなのしフォローしてもらえないって、山口先生かわいそうすぎる。

元増田にはっきり書いたことを、文章の読めないトラバ君に再度解説してる僕も憐れんでください。

というわけで、ひどいのはお前だ、増田。ここまで読んだ時間を返せ。

はっきり書いたことも読み逃してるから、大して時間かけてないんじゃない?

ま、でも最初の部分は参考文献へのアクセス不備が影響してるかもしれないから謝っとくよ。一応ね。

フェミニズムが死すべき理由

 15歳のときベル・フックスの「フェミニズムはみんなのもの情熱政治学」を読み、それが私のバイブルになった。そこに書いてあったフェミニズム説明を読んだだけで、それが世界を変えるとわかった。地元図書館にかろうじてあったフェミニズム書籍コーナーに潜り込むや否や、 牟田一恵や田嶋陽子世界に浸りこんだ。私が進学先の大学を選んだ理由は、その時すでにTwitterで名を馳せていた北村紗衣先生が教鞭をとっていたからだし、ジェンダー論の授業があるからだった。大学を出て最初についた仕事では社内セクハラの撲滅に従事し、プライベートでもTwitter消費者運動を通じて、男女差別と戦ってきた。ほぼ十年、このために使った時間は知れない。

 何が言いたいかというと、フェミニストを名乗れる人間がいるとしたらそれは自分だということ。九州田舎で育った孤独ティーンエイジャーにとって、フェミニスト冒険譚を読むのは震えんばかりの興奮だったし、目を見開かされる思いだった。周囲にこんな人は見た事がなかったけれど、ネットを通して自分と似たような人が他にいるとわかって希望が生まれた。大学に通い始めてからは、フェミニストでいることにひねくれたプライドもつ人を他にも何人か発見した。けれどそれはまだ珍しかったし、社会の主流な考え方からはすっかり外れていた。だから、なぜせっかくそれなりの企業就職した自分が、社内恋愛の末の寿退社ではなく、男受けの悪い反セクハラ活動血道を上げているのか、誰も本当にはわかっていなかったし、私はフェミニストだと言うと、ほとんどの人が眉をしかめた。月日を経て、私は同じ志を持つ仲間の輪を少しずつ広げた。職場教育、そしてマンガアニメなどの趣味世界。それぞれの世界活動する私たちを、フェミニズムが互いに引き寄せた。そんな仲間の助けがあったから生き延びる事が出来た。けれど仲間を探すのは難しかった。私たちはまだ、社会の中で傍流だったのだ。

 でもこの十年、状況は様変わりした。映画ドラマフェミニズムに則って制作されるのが当たり前になった。アナ雪や逃げ恥を通じフェミニズムは恥ずかしがらずに誰もが楽しめるものになった。

 そして、たぶん一番重要なのは、今やフェミニストはカネを、そして権力地位をも持っているということだろう。世界で一番大きな、そして一番勢い良く成長している企業女性配慮し、女性を雇っている。日本大企業や省庁も女性差別をやめ敬意を示すようになった。強い女性はかっこいい。私たちは勝ったのだ。

 そして、そこに問題がある。私たちは未だに自分達が反乱軍かのように振る舞っているけれど、今やフェミニズム帝国だ。十年前までは私たちはおおむね正しく、批判的外れで間違っていた。だから他人に耳を貸さな私たち習性は深く根付いている。それどころか、フェミニストに向けられた批判スクラムを組んでやりかえすのが絆を深めるためのちょっとしあ儀式になってすらいる。今までは誰かの批判攻撃するのも、かつては大したことではなかった。一握りのフェミニズム親和的な人以外にそうした論考が読まれる事はなったからだ。そんな内なる声も、今や大きな問題になっている。フェミニストが本当の権力を振りかざしているからだ。キズナアイラブライブポスターへの攻撃、宇崎ちゃんポスターにまつわる献血ボイコットは、フェミニストの私にとって恥ずべき出来事だった。けれど恐ろしいのは、その暴力的な振る舞いが、フェミニスト界隈に常在する何かと同じ感じがすることだ。それでいいという空気があることだ。ただ驚くしかない。その空気はあっという間に、誰かが大切に育ててきた営みを、無造作に叩き潰すほどに膨張した。ファミリーマートのような主流の大企業ですら、私たちの突きつけた理不尽圧力に巻き込まれている。今や私たちは、「自分反乱軍だと思い込んでる帝国軍」なのだ

 だから日本は未だ後進的な男性社会で、私たちフェミニストはそれに反抗するレジスタンスであり、いつの日か勝利するだろう」みたいな、フェミニスト界隈の通奏低音はすごく違う感じがする。たしか私たち女性は、かつては家父長制にいじめられたり、大企業無視されたりしていた。でもそれは、私たちにカネも力も無かった頃の話だ。今や私たちには権力があり、日本資本主義社会私たちを標的にするのではなく仲間とみなすのやぶさかでない。20年前の男性社会私たちお茶くみや家庭に押し込めようとしていたけれど、今や私たち仕事学術に家庭に多くの選択肢を持つ一方で、文句も言わずに黙々と経済的後ろ盾になってくれている。

 フェミニズムの愛すべき要素の一つに、共感連帯を大切にするという価値観がある。誰かが泣いている時、証拠事実検証は、大抵役に立たない。いの一番に、「私もあなたのために怒りたい」と表明し、それを実行しなければ社会は変わらないのだと、痛い目に遭いながら学んできた。これはフェミニズム界隈を通底するルールだ。誰かが被害を表明すれば、ただちに飛んでいって守り合う。客観的データに基づく結論は、提示するのに時間がかかるし決まって歯切れが悪い。だからスピード攻撃力が高い「お前は差別主義者だ。私は傷ついた」と言い切る思い切りが習慣になる。

 なのに、フェミニスト自分たちの共感埒外にある人々へ示す冷酷さには、思わず目を丸くしてしまう。知りうるほとんど全てのフェミニストが、自分より年収の低い男性や、性的魅力に乏しくオタク文化に逃げている(と見なしている)男性嘲笑し、あるいはそういった言説を窘めもしない。逆に高学歴高収入男性や、容姿に優れるなど性的魅力が豊富タイプは、あらゆるレトリックを用いて養護し、倫理的お墨付きを与える。収入学歴容姿共感駆動するフェミニズムは、これら男性ステータスに対してどこまでもプリミティブな接し方をする界隈だ。フェミニズム世間を席巻し、プレイヤー絶対数が増えるにつれ状況は悪くなっている。

 解決策を知っているというつもりはない。けれどどこかで何かが間違っていると意識することはできる。現に私より若い世代では、女性たちの間ですらフェミニズムへの忌避感が広がっていると感じている。しか私たち現役フェミニストは、フェミニズム忌避する女性に対してどんな態度をとってきただろう?ここで口にするのも憚られる、卑劣言葉を投げつけては、仲間内での連帯を高めてきたのではないか?こう想像するのはおかしな事だろうか――この深く根付いたクソっぷりが、若い世代を遠ざけているのでは?

 あたりを見回すと、私たちが育ててきたフェミニズムが、自由への革命から威圧的権力へと姿を変えたのがわかる。私たちは確かに素晴らしいものを生み出した。けれど私たちは不注意で、普通の人々を傷つけないための安全策を怠った。私たちは不注意で、未来フェミニストたる多くの若者たちを成長の各段階で追い出してしまった。私たちは不注意で、世界アップデートしたとき失うものがある人を気にかけなかった。いい目を見る人のことをだけを考えていた。(だいたい自分達のような人々だ。)

 古い世代の連中より高潔でありたいと、いつも願っていた。けれど蓋を開けてみれば、力不足ゆえに無害なだけだった。体に染み付いた被害意識は、私たちいじめ行為に至る際の非道言い訳と成り果てた。

 だから言いたい。フェミニズムは終わりにしよう。フェミニズムは素晴らしいことを色々してきたけれど、今のフェミニズムは歪んだ復讐心暴力衝動に駆り立てられる怪物だ。まともな答えは、これを終わらせてもっと良い何かを作り出すことしかない。

 もっと良い何かとはどんなものだろう?私たち攻撃したラブライブには希望を感じる。私たちが巻き込むのに失敗した若い世代女性をはじめから取り込んでいるからだ。どんな未来が来るにせよ、私たちは良き人物になることを重視する必要がある。今までよりずっと。

 弱さへの憎悪と、強いものへの阿諛追従は終わらせなければいけない。これはフェミニズムとあまりにくっつきすぎている。だからこの星からフェミニズムを消し去るしか、確かな方法はないと思う。

2021-02-03

増田君さぁ……

anond:20210203122538

とある増田経由でこのtogetterまとめにたどり着いたが。これはひどい

ひどく見えるのは増田文章を読めないからじゃね?以下敬称略

所得の男女格差の要因

ショーン 女性が辞めたり時短にしたか

山口 2つの要因

1. 男性に比べ女性非正規雇用が多い

2. (より大きな原因)正規雇用者中の男女格差(2a や 2b

2a. 管理職昇進率: 女性男性に比べ著しく低い

2b. 専門職: 高所得専門職から女性はかなり排除されている。

ショーンが示した2つの要因の正解確認

はずれ1女性が辞めるは山口分析で除外ずみ)

あたり1非正規雇用時短とおおまかにみなせば)

で、山口の大きいほうの原因当ててないじゃん、という話にはならない。それは誰のせいで格差ができているからに依存するから

山口の出した要因「管理職昇進率の低さ、専門職排除」は誰のせい?

山口 男女差別解釈ショーンによればエビデンスなし)

ショーン 女性が昇進を断る、管理職候補女性寿退社女性の昇進意欲が低いエビデンスあり)

低い昇進意欲のエビデンス女性の昇進率を下げているなら、「所得格差女性が昇進を望まない結果」はあり得る話。話はかみあっている。これを

ここからショーン君は鮮やかな論点ずらしを見せる。「男女格差女性が辞めたり時短にした結果」という自分の発端のツイートとそれへの指摘は無視して、別の話を始める。

誤読する増田君にはなんといっていいやら。あとは推して知るべしで、時間無駄から読んでない。

こんな文章の読めない社会学者みたいなのしフォローしてもらえないって、山口先生かわいそうすぎる。

というわけで、ひどいのはお前だ、増田。ここまで読んだ時間を返せ。

ショーン君さあの続きanond:20210203122538ごめんよ切れてた

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

山口先生問題提起に対して

1) 元々出世意欲が低く打診しても断られる

2) 夫選びの指向寿退社が多くなる

3) 進学段階でSTEM専門職パスを選ばない

という問題があり、ここに手を入れたくても女性自由意志に反したり、プライベート干渉する必要あり難しくなるのです。

まるで“山口先生が知らない問題であるかのような口ぶりだが、2)と3)は山口先生の解析で男女の賃金格差の主因足りえないことが示されている(個別でも組み合わせても)。山口先生研究で(たぶん)扱っていない1)についても要因の一つたり得るがエビデンスは少ない。

1) → 出世意欲の男女差では賃金/管理職割合格差説明しきれない(調査も少ない)。

2) → 勤続年数が同じ(寿退社しない)でも格差は残る。また夫選びは勤続年数に影響を与えるファクターたり得るが、勤続年数そのもの格差の主因ではないことは今言った通り(※7)。

3) → 学歴補正しても格差は残る。また大学での専攻の男女差でも格差説明しきれない。

※7:ダグラス=有沢の法則というものが知られており、これは夫婦間の給与格差が大きいほど妻の就業(継続)確率が下がるというもの日本ではちらほらとエビデンスがあり、勤続年数を媒介として男女の給与格差に影響を与え得る要素の一つ。

※(Repeat)※

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

最後にもう一度確認です。私と山口先生は結果としてのファクト認識は共有しています。そこに異存はありません。

twitter.com/SeanKy_/status…

問題解釈のほうです。確かに前世紀なら男女雇用機会均等法などを必要としていたこともあり、男女差別があったと言っていいでしょう。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

しかし、2020年女性管理職30%の目標起業が本気で取り組み、男性の育休を強制的に取らせる施策が広がるこの時代に、女性に昇進を打診しても断ってしま問題や、自分より所得の高い夫を選び寿退社してしま問題、進学段階で工学系に進まない問題に取り組む必要が出ているのです。

本気で取り組んですごーい。2020年までに女性管理職30%の目標が出たのは2003年で、女性躍進法が2016年、そして今年やっぱ無理だから2030年までに延長。本気の努力凄いなあ。男も強制されると育休をとるなんてスゴイね!ほんとに凄い時代だよ取得率8%だけど。

なおショーン君の挙げたいずれもが男女の給与格差の主因ではないことは既に示した通り。解析結果を“ファクト”と呼ぶなら、君が挙げた3つは解釈どころではなく“ファクト”に反する主張だよ(※8)。

そして実はさりげないすり替えがある。「自分より所得の高い夫を選び寿退社してしま問題」?先のツイートでも「2) 夫選びの指向寿退社が多くなる」と言ったね。

思い出してほしいが、夫選び云々でショーン君が言ってたのは「女が転勤についてこない夫を選ぶ問題」だ。

これが寿退社(結婚を機とした離職)とどう関係するんだ?結婚したら即座に転勤を命じられる慣習でもあるのか日本には。寿退社するなら転勤は関係ないし、転勤時の夫婦の不一致で辞めるならそれは寿退社じゃない。

いやまあ『「妻の出世邪魔する夫」を選ぶ妻』より、「金持ち男と結婚して退社する女」をディスる方が楽とは思うがね。

※8:繰り返すが、それらは当然ファクターの一つたり得る。もっと言えば説明力があんまり高くないファクターでもある。そしてそれだけでは説明できない男女格差存在するのが“ファクトである

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

みずほ男性の育休取得率100%に 18年度目標

2016年

nikkei.com/article/DGXLAS…

男性育休100%宣言(有名企業100社以上)

2018年には確認

work-life-b.co.jp/mens_ikukyu_10

男性の育休取得促進へ 法改正案を今国会に提出へ 政府

2021年

www3.nhk.or.jp/news/html/2021…

2019年の男の育休取得率8%弱なんだけど。みずほ2015年で1.5%、2021年現在未達成(恐らく)。宣言するだけで「頑張ってる!」って……

まあ男にも男の事情があるのさ。男が育休取れない(“取らない”とは言うまい)のは女の育児家事ハイウェイトと鏡うつしだ。根性論でどっちが悪いというもんでもない。

女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

大企業/大きな事業所では私の論が成り立つが、小さな事業所では成り立たないのはnoteでも書いた通りです。

ただし、両者は表裏一体で、大企業では休職退職に対する労働力の調整を転勤の強制によって行えるのに対して小さな事業所ではそれが出来ないわけですが、


女子大生起業家@DM解放中🇨🇳🇯🇵🇺🇸 @SeanKy_

中小企業配置転換や転勤させるにもその補充元がいないので、最初から問題回避するために退職休職をしなそうなメンバーを選んでいるというセレクションバイアス差別の原因であり、解消するには「転勤を受け入れる従業員のいる大きな事業所しろ」という話になってしまうと。

間接差別統計的差別を直球でぶち上げてくるなんて、ショーン君は凄いなあ。

間接差別

第7条 事業主は、募集及び採用並びに前条各号に掲げる事項に関する措置であって労働者性別以外の事由要件とするもののうち、措置要件を満たす男性及び女性比率その他の事情を勘案して実質的性別理由とする差別となるおそれがある措置として厚生労働省令で定めるものについては、当該措置対象となる業務性質に照らして当該措置実施が当該業務遂行特に必要である場合事業運営の状況に照らして当該措置実施雇用管理特に必要である場合その他の合理的理由がある場合でなければ、これを講じてはならない。

簡単な要約は

間接差別とは、

性別以外の事由要件とする措置であって、

② 他の性の構成員比較して、一方の性の構成員に相当程度の不利益を与えるものを、

合理的理由がないときに講ずること

厚生労働省令における具体的な措置は以下

労働者募集又は採用に当たって、労働者身長体重又は体力を要件とするもの

コース雇用管理における総合職労働者募集又は採用に当たって、転居を伴う転勤に応じることができることを要件とすること

労働者の昇進に当たり、転勤の経験があることを要件とすること



統計的差別

Beckerの嗜好に基づく差別

直接の関係は無いけど文脈的に紹介が必要かな。

「ある企業一定の嗜好をもって被雇用者を選別する場合(白人がいいとか男がいいとか)、実際のパフォーマンス白人/黒人男性/女性で差がなくとも格差が生じる。ただし、それは経済的に不合理であり(より優秀な黒人白人を逃がす)、合理的被雇用者を選ぶ別の企業との競争で不利になるため、差別的な企業市場から淘汰されていく」という理論

Phelpsの統計的差別

統計的差別論にはいくつかのタイプがあるがここではPhelpsのものを紹介する。

「“雇用者側が評価する資質について、志願者/被雇用者には個人差がある”かつ“雇用者側が評価する資質について、志願者/被雇用者の属するグループ間に統計的な差が存在する”ことが前提。そのうえで、志願者/被雇用者個人資質を見極めるより、グループ間の統計的な差を知る/調べる方がコストが低く済む場合個人ではなくその属するグループに基づいて扱い(雇用の可否、賃金や昇進、教育投資等)を決定する方が(経済的に)合理的である。その結果、統計的差別は淘汰されずに市場に残り続ける。」

例を挙げるなら、ある女性社員個人が早期に離職するか分からない場合女性全体の統計的データをもとに長時間労働せず早期離職するもの判断してOJT等の投資を控える。

3人に2人の女性が早期離職する場合、大きなコストをかけて誰が辞めるか誰がそうでないかを見極めるより、全員に投資しない選択をした方が安く済む。

3人に1人の女性社員長時間労働を厭わず定年までバリバリ働く場合でも関係ない。合理性の前の致し方ない犠牲というやつである

別の例なら男性保育士男性女性より圧倒的に性犯罪を犯しやすいという統計的データにもとづき、男性保育士性犯罪リスクを厭って採用を見送るあるいは女性保育士より低く評価するなど。

山口先生は長年この統計的差別批判している。「差別はいけない」というだけでなく、「本当に合理的かそれ?」という批判である

詳しくは山口(2008,2010)でも読んでくれもう疲れた

完走できなかった感想

いやあ疲れました。ここまで書いてもうギブアップ。まだ件のtogetterまとめは続くけど、これ以上はキツい。精神的にも実作業的にも。

山口先生も災難だったろう。自分名前出して間違ったこと言ってる人がいるから訂正したら、論点ジャグリングしながら錐揉み回転で突っ込んでくるんだもん。そら逃げるわ。

この増田書くのに結構時間かけて文献読んで論理チェックしてと、得るものは無し。絶対コラムとか講演のために時間使った方がいいわ。不毛

そもそもネットバトル自体ツイッター歴1年と3カ月、総ツイート500ちょいのライトユーザーたる山口先生には厳しかろう。

もっとネットバトルに慣れてる、そうだなNATROM先生あたりならきっと最初に「まず“時短や離職で賃金格差が生じた”というのは撤回するということでよろしいですか?」とか詰めるだろう。

まれ、ここまで書いた分だけでも賢明諸君はいろいろ察してくれるだろう。僕ぁもう疲れたよ。

念のために言っておくが、山口先生や他の研究者が挙げている男女賃金格差の要素は、それぞれ解決すべき問題の一つである正体不明ファクターなんて対処しようがないからね。

しかしその解決社会的な要因あるいはシステムへの介入(企業自助努力だけでなく国からの援助も含む)によるものであり、個々人の意識や行動にそれを求める精神論はお呼びではない。

最後一言で件のtogetterまとめの流れを言えば、“起結転転転転転転転”。ではさようなら

参考文献

山口一男 (2008) 男女の賃金格差解消への道筋統計的差別経済的不合理の理論的・実証根拠日本労働研究雑誌 50(5), 40-68.

山口一男 (2010) 常勤者の過剰就業とワーク・ファミリーコンフリクトRIETI-DP 10-J-008

山口一男 (2014a) ホワイトカラー正社員管理職割合の男女格差の決定要因.日本労働研究雑誌 56(7), 17-32.

山口一男 (2014b) ホワイトカラー正社員の男女の所得格差格差を生む約 80%のメ

カニズムと要因の解明.RIETI-DP 14-J-046.

山口一男 (2016) 男女の職業分離の要因と結果―女性活躍推進の今一つの大きな障害について. RIETI-DP 16-J-001.

馬欣欣,乾友彦 (2016) 正規社員管理職になる決定要因およびその男女間の格差従業員企業マッチングデータに基づく実証分析―.RIETI-DP 16-J-015.

馬欣欣,乾友彦,児玉直美 (2017) 管理職における男女間格差 : 日本従業員企業マッチングデータに基づく実証分析 (小特集 日本格差問題).経済研究 68(2), 114-131

Gijsbert Stoet, David C. Geary (2018) The Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Mathematics Education. Psychological Science 29(4), 581-593.

Gijsbert Stoet, David C. Geary (2020) Corrigendum: The Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Mathematics Education. Psychological Science 31(1), 110-111.

Sarah S. Richardson, Meredith W. Reiches, Joe Bruch, Marion Boulicault, Nicole E. Noll, Heather Shattuck-Heidorn (2020) Is There a Gender-Equality Paradox in Science, Technology, Engineering, and Math (STEM)? Commentary on the Study by Stoet and Geary (2018). Psychological Science 31(3), 338-341.

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