はてなキーワード: 厚労省とは
(https://anond.hatelabo.jp/20201206212309 の続き)
父さんもいつも苦言を呈している件ですね。
そこは私も共感できる点があります。私も外で人との距離が2m以上とれるような状況ではマスクは外してます。かなりの人が、外の開かれた空間でもマスクをして歩いているのを見ると「なんでこれが常識になっちゃったんだろう…」とげんなりします。意味のない対策なら油断につながるぶん、やらないほうがマシだと思います。
そういうときにマスコミには「何が効果があって、何が意味がないのか」をちゃんと発信してくれる役割が求められるのに、テレビ見ててもフェイスシールドや次亜塩素酸水噴霧のような効果の薄い対策で予防してる感を出してるのが目に入ることがあり、嫌な気分になります。
過激化して、実効性を考えずに自粛を押しつけてくるような自粛警察は嫌ですね。もし店の営業を自粛してて資金が底をついたら、100%首が回らなくて死ぬよりは、クラスターにならない可能性も高い営業のほうを選ぶのは当然です。そこで責めるべきは店ではなくて、7兆円の予備費があるのに補償しようとしないし財政出動もしようとしない政府です。
感染発生を責めるような輩も百害あって一利なしだと思います。経路の隠蔽に繋がるのでコロナの解決を遠ざけるだけです。
ただ、そういう自粛警察のような過激な輩に取り合っててもあまり実のある話はできないと思います。
コロナに対して慎重/大胆の派閥グラデーションがあったとして、ざっくりとわけて私は慎重派、父さんは大胆派にいると思います。慎重側の過激派に自粛警察がいるのと同じように、大胆派の過激派にはコロナパーティーをやるような連中がいますが、そういう人のことを話題にしたり怒ったりしたところでなんにもならないですよね。それと同じです。
極端な人たちのことは無視して、もうちょっと実のあるところで意見を交わしたいです。
父さんは、「自粛警察が目に余る」から「コロナは煽りすぎだ」という立場を取っているんでしょうか? もしそういう心の動きがあるとしたら、それは逆張りに足を踏み入れてしまっていると思います。
恐怖を煽って注目を集める偽予言者がいる一方、逆張りも注目を集める手法のひとつです。先日のメールで貼ってくれた小浜逸郎はまさに逆張り論客の典型でした。もしあのようなデマまみれの意見にうっかり共感してしまったとしたら、それは「逆張りに心を引っ張られてしまっている」というサインだと思います。だから私は先日のメールで、「自分の歓迎したい情報かという観点で受け入れるか決めているのではないかと心配しています」と書きました。
受け入れにくい意見だとは思うけど、本当に、これは真剣に考えてほしいです。
新型コロナは未曾有のパンデミックだから、今までの人生の知識の延長や直感では見誤ることもたくさんあります。情報から耳を塞いで自分の知ってることだけで判断してたら、鰯の頭を掴んでしまいます。かといって、慎重派も大胆派も怪しい情報をもっともらしく叫んでいて、油断するとそういう情報で間違った判断をしてしまう。身を守るには、信頼できる情報源を選り分けて、検証できないような流言飛語や思い込みを排除して、慎重に自分自身の知見をアップデートしていくしかないと思います。そういうプロセスが、科学と呼ばれています。今のコロナ禍というのは、我々ひとりひとりの科学的な態度を試されている状況ではないでしょうか。
もちろん、私も自分が物事を正しく見れるとは限らないし、うっかりあやふやな知識で間違ったことを言っちゃうこともあるとは思います。でも、その不安を持っているから尚更、今述べたような「思い込みを排して、信頼できる情報源で知識をアップデートする」科学的な態度を意識しようと思ってます。
たとえばなにか知らない情報があったら、厚労省の公式情報や、出自のはっきりした感染症の専門家の言及を確かめています。西浦先生・忽那先生あたりは経歴・実績が確認できているので、彼らが言っていることならそうそう間違いはないはず。あるいはよく知らない人だとしたら、科学者として弁えた伝え方をしている人か? Twitterで他の専門家も受け入れられる反応をしているか? といったことを見ています。今回たくさん紹介したリンクも、なるべく「これなら信じてもいいだろう」と考えられるものを慎重に選びました。
父さんにも、是非そういう注意深い検証をしてほしいと思います。
もしそういう検証作業の気力が起きなかったら、言ってください。「こうなんじゃないか」と聞いてくれたら、判断に足る材料探しを手伝います。
わからないことが多い現状、リスクをどう判断するかは人によるし、私が口を挟むことではないので、そうしたいならそうすればいいと思います。ただ先程書いたとおり、今の父さんは逆張り側に振れすぎているように見えるので、判断基準は本当にそれでいいの?というのは心配です。
率直に私の考えを述べると、「知り合いの知り合いに感染者が出たら深刻に考える」というのは、「真夜中のいろは坂で、並走している車がガードレールにぶつかる音がしたらブレーキを踏み始める」と言ってるのと似たように聞こえます。第3波がどれだけ大きくなるかは世界中の誰もわからない。発症までは2週間を見ておくので、「感染者が出たら」というのは2週間後にならないと判明しない。ブレーキを踏んでから崖に飛び出すまでの制動距離に、そこまでの余裕はないんじゃないかな…というのが私の意見です。
以上です。
長いメールだけど読んでくれてありがとう。いろいろ飲み込みづらい話もしたけれど、適切な情報源をもとに考えて持った信条なら文句は言いません。思い込みではなく事実と科学的知見に基づいた判断というのは全ての基本だと思うので、そこだけはわかってもらえると嬉しいです。
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送ったメールは以上。
父からの返事までは期待しないけど、心を閉ざさず読んでくれるといいのだけれど。
離れて暮らす父(60代)は、ネットでいつも「マスコミは騒ぎすぎ」「自粛警察のほうが問題」「経済を回せ」と繰り返している。
度を過ぎた発言のたびに「厚労省のページにはこう書いてあるよ」などと訂正情報をちくちく送り続けていたのだが、先週「じゃあこの指摘も間違いか」と父がメールしてきた記事があんまりにあんまりだったのをきっかけに、長文メールのやりとりをする流れになった。
合計するとメールの文面に十数時間ほどかけた大作業だ。父からの返事は正直期待していないけれど、もしかしたらその文章が父以外の誰かの役にも立つのではと思い、ここに転記しようと思う。
父が「じゃあこの指摘も間違いか」とメールで提示してきたのは「新型コロナ、10のウソ」という記事だった。
https://38news.jp/column/17111
無数の事実誤認とソースのない伝聞をもとにした記事で、どれも少し読者が自分で調べただけで即座にデマであるとわかる、ひどいものだ。かつてかなりの良い大学を出て大企業でエリートとして働いてきたはずの父がこれを鵜呑みにしているという事実には、正直目眩がした。
このメールに対しては、ひとつひとつ反証を挙げつつ、全体としては以下のような注意喚起を行った。
著者は国士舘大学客員教授の小浜逸郎。専門は「家族論、学校論、ジェンダー論、差別問題、国家、死、知識人論」。ネットには探せば感染症の専門家も多く見つかりますが、そのような人たちがこの記事と同様の考えを示している事実はありますか? 非専門領域で、専門家の意見を尊重しない独自の意見を述べているという時点で、これは信用に足る人物ではないと思います。
父からの返信では、「個々の項目を議論する気力がない」と小浜逸郎の話は打ち切られた。かわりに自分の言葉であらためて主張を連ねていたので、私はその主張をいくつかの論点に整理し、個別に反駁することにした。以下メール本文。
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父さんの主張を箇条書きにすると、以下でいいでしょうか。
それぞれについて、返事します。
まず1つめ、死亡率が抑えられているのはコロナがたいしたことないからではなく、大規模な感染対策のおかげです。
その証拠に、新型コロナと同様の対策が有効なインフルエンザの現状を見てみましょう。
https://mainichi.jp/articles/20201004/ddm/002/040/116000c
全世界的に症例数が激減しています。これが統計ミスではなく確からしい情報であることは、感染症専門家の忽那先生の言葉選びからもわかります。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200822-00194484/
昨シーズンは私もインフルエンザの患者さんをほとんど診察していませんが、実際の症例数で見ても明らかに例年よりも少ないことが分かります。
これは、日本国民が新型コロナの感染対策を徹底することによって本来流行していたはずのインフルエンザも減ったのではないかと考えられています。
インフルを激減させるほどの対策をしてもコロナにはこれだけの感染力があるのです。としたら、もし対策をしなければどうなるでしょうか。
世界を見てみましょう。対策に失敗した結果、日に4桁の死者を出している国もいくつもあります。たとえばアメリカのコロナ死者は毎日2000人を超えていて、2月までに計45万人という試算が出ています。
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-idJPKBN28D2B0
コロナと他の死因を比較してみましょう。ロイターのグラフによると、12/1時点で全世界のコロナによる死者は約150万人。
https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/
交通事故は、ざっと調べただけだと2016年のデータしか見つからなかったけど130万人。つまり今時点でコロナによる死者は交通事故を上回っています。ロイターのグラフを見ると11月以降増加傾向があるので、年末までにはさらにその差は広がるでしょう。
これらのデータからは、「新型コロナの被害はたいしたことがない」という考えはあまり自明とは言えない、とは読み取れないでしょうか。
2つめの観点としては、コロナの治療薬が存在しないということ。
コロナとの戦いの勝利条件は、集団免疫の獲得・ワクチンの量産・治療薬の量産 のうちいずれかです。しかし集団免疫は望み薄だとこれまでの経緯からわかってきています。ワクチンは最近有望株が見つかったというニュースもありますが、本当にそれが実用化できるかはわからず、実用化できたとしても量産化までにはいくつもの壁があります。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201122-00209031/
我々はそれまではジリ貧のまま、実効再生産数を1未満に維持しながら暮らしていくしかありません。
3つめの観点としては、コロナは死亡率だけでなく、後遺症の重さも問題だということです。これについてはこちらの記事を。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201011-00202608/
4つめの観点は、死亡率は遅延指標であり、その数字を見てから警戒レベルを上げたのでは遅すぎるということです。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid19-nishiura-1
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(長すぎて投稿できなかったので分割します → https://anond.hatelabo.jp/20201206212309 )
マジレスすると、今パール・ジャム聴きながらググってたんだけど、
ペヨーテ(幻覚サボテン、メスカリン)のジャムをボーカルのヴェダーの祖母のパールさんが作ってたからパール・ジャムらしい
幻覚サボテンはネイティブアメリカンが医療やシャーマニズムに使っていたものでかなり苦いらしい
ヴェダーは祖母の幻覚サボテンのジャムを食べてハイになったまま学校へ行ったとWikipediaにある
ペヨーテはマリファナ同様、依存性ないよと安全だよとか肯定的な考えになれるよと書いてあるものがあるけど、
ただ、マリファナによる精神障害があるという立場を日本とかは取ってるけど、
マリファナは統合失調症を誘発する危険がある、という研究もあるにはあるんだよなあ
あと、マジック・マッシュルームとかも
だからとりあえず俺に手錠するとかして医師が投与してくれればいいのにとか思うんだけど、
日本ではやっぱり無理なんだろうなあ
厚生労働省がリリースしている「接触通知アプリ」(通称:COCOA、ver.1.1.5)で、アプリでは接触しました通知が来ていないにも関わらず、iPhoneの設定→接触通知の中にある「接触チェックの記録」を確認すると、接触があったようだった。
結論を言うと、「濃厚接触ではないから無視して構わない」とのことだった(厚労省確認済)
どういう状況かというと、
1. COVID-19感染者と自分のiPhoneでCOCOA同士の通信があった(=つまり同一空間に15分以上いた)
2. そのCOVID-19感染者と自分のiPhoneの距離が、1m以上離れていた
3. そのCOVID-19感染者が、COCOAに感染報告をしてくれた
この状況を、厚労省用語では「広範な接触」と読んでいるらしく、濃厚接触者ではないことからこのログを無視して構わない、とのことだった。
(1m以内に15分以上いた場合にCOCOAの通知が来るらしい。)
また、iPhoneでは接触のログに感染者と接触した日付が出ないみたいだが、こちらのサイトで確認できるようだ。
https://cacaotest.sakura.ne.jp/
※COCOAアプリの開発をしていただいている有志の方々が作成したサイト。
https://github.com/openCACAO/cocoa-documentation/wiki/cacaotest
1. COCOA内での通知がある
2. 何らかの症状がある
この2つの両方を満たした場合は行政検査となり、検査費無料で検査を受けられるらしい。
是非ともスマホの接触ログを確認し、身近にウイルスが近づいていることを改めて確認していただくと同時に、
様々な対策を行うことで予防に努めなけらばならないと感じた。
※過去に「COCOAからの通知はきたがアプリを開くと接触なしとなっていた」騒動がありましたが、どうやらこのパターンらしく、COCOA version 1.1.5で改善されて通知が来なくなったようです。
2017年2月下旬、父に認知症疑惑が浮上。父を始め我が家は色々と問題がある家族で、疑惑が出るまでも紆余曲折あったがそのことは今は書かない。
私の父への感情は愛憎入り混じるというのがぴったりで、ここ何年も疎遠だった。最初の検査には私が連れて行った。でもその後は姉に丸投げした。
私の中で最強で最恐な存在。自分勝手でわがままで子どもっぽい父。まだ若いのにアルツハイマーになってかわいそう、どころか、勝手に忘れていくなんてずるい、勝手にしろと思った。
今思うと私は完全に現実逃避していたし、同じく愛する気持ちと恨む気持ちが共存していただろう姉には悪いことをした。
2018年9月までは一人暮らしをしていたらしい。その後病状が思わしくないとのことで、入院や施設への短期入居をするがやはり自分勝手でわがままな性格が災いして施設を追い出されたりしていた。何回か会いに行こうと思ったが、姉からたまに報告を受けるだけだった。
2019年6月。デート中に突然姉から電話。駅の喧騒で細かいところは聞こえなかったが、病状の悪化ひどく本人の原型がわずかかもしれない、このままだとあんたは忘れられてしまうかもしれない、会ったほうがいいと言われる。
2019年6月29日 わざわざ恋人にレンタカーで施設へ連れて行ってもらう。交通の便が悪く私は運転できないから、というのは言い訳で、単に1人では心細かったしまたドタキャンしてしまうかもと思った。
施設に着くと、父はおやつを食べていた。私を見つけるやいなや、「ヒロ〜遅いぞ〜待ちくたびれたぞ〜」と文句を言うが、顔は嬉しそうにニヤついている。
3人で一緒にイオンに行ってコーヒーを飲み、ギターの弦が欲しいというので買ってあげる。たぶん1人ではかえられないけど。
車の降り方、割り箸の割り方などを忘れている。人格は機嫌の良い時の以前の父で、よくしゃべっていた。遠足の子どもかってくらいはしゃいでいた。恋人の運転する車の中で歌い出す始末だ。
今度はカラオケに連れてってやろうか、なんて言って別れる。
姉から聞いていたより元気そうだったので、そんなにショックは受けなかった。こんなに喜んでくれるなら、また来てやってもいいかなと思った。
2019年9月23日 2回目の訪問。父の部屋に行くと爆音でテレビを見ていた。わたしに気付いてもテレビを消さないので、テレビを消してと頼んだ。父は、「ヒロが来るとはな」と笑った。
他の家族から聞いていたように、やはりギターの音がおかしいという話になる。デジタルチューナーの調子がおかしいと。デジタルチューナーの電池を買って一緒にチューニングしてあげる。でもうまくコードが弾けていない。たぶんそもそも押さえの指がおかしいのだと思う。Cが何かはもう忘れているのだろう。お腹減った、食事が足りないというのでコンビニで甘いパンを買ってやった、貪るように食べていた。
またそんな日を空けずに来てやろう、少しギターを練習して次はコードを弾いて見せてやろう、と思った。
その後繁忙期に入り、まぁいっか、そのうち行ってやるか、と思っていた。
ところでの、コロナ。
しばらく面会は禁止と聞いて、少しホッとした自分がいた。会いに行かなくてもそれは私のせいじゃない、と。
でもコロナ騒動がなかなか収まらず、春が終わったあたりでだんだんと不安になった。いま父はどんな状態なのだろう、私のことは覚えているのだろうか。
10月末、調べてみると16日から厚労省が面会を段階的に解禁するよう通達を出していた。数日後、電話をして予約をとる。外出禁止、飲食物の差し入れ禁止、20分のみ、だそうだ。
そして今日2020年11月22日。仕事前に片道1時間かけて向かう。
施設に着くと玄関前で待っていた。帽子をかぶってリュックを背負い腕時計を身につけ、ぼーっと立っていた。とにかく萎んだ、という印象だ。散歩などできやしないのに出かける気満々な出立に、滑稽さと悲しさが同時にこみ上げる。
私に気づき、でも一瞬私が誰かを認識するのに時間がかかったようだった。私が持っていた大荷物を指差して「こ、これは?」と聞いてきた。自分への差し入れだと思ったのだろう。「ごめん、お父さんのじゃなくて仕事道具。」
そのあとロビーで話す。よく見ると、萎んだというのはただの印象ではなく事実かなり痩せた感じがした。手の甲が皺々でカサカサだ。表情も暗く乏しい感じだ。うまく言葉が出てこないようで、あれこれはマジでやばい?と焦ったが、少しずつ普通っぽい感じで話し出す。
コロナだから外に出れないこと、20分しか面会ができないことを伝えると、子どものように唇を突き出した。「早くどうにかなってくれなきゃな」とコロナのことはわかっているようだった。
20分しかないし父の存在が曖昧というような様子に話すことに悩み、とりあえず何か困っていることはないかと聞くと、相変わらずギターのチューナーの話をする。
「部屋にも行けないので見てあげられないよ、そのうちね。」
ふと、「今何歳?だっけ?」と聞いてみる。どのくらい忘れたのか確かめたい。
「えー?50くらいじゃね?」まさかの大幅なサバ読み!思わず「いや64歳くらいじゃない?」と突っ込んでしまう。
なんだかショックを受けたみたいだった。忘れたことに気づくの嫌だったんだな、ごめん。
チューナー以外に困ったことがないか聞くと、「特にない。でも肩が痛い」と言う。
揉んであげようかと一瞬思ったけど、父の体に触れるのが急に怖くなってやめた。子どもの頃はよく揉んであげていた。父が揉んでくれることもあった。父の体の感触を私は覚えている。でも手の甲のカサカサを見ていると、あの時とどう変わっているのか実感するのが怖くて、揉んであげるよと言い出せなかった。
とにかく肩がここから上がらないんだよ、としきりに肩を上げ下げする父に、揉んであげるよの代わりに「枕が合わないのかね?」と言うと「そうか、枕か」と妙に納得したように呟く。
「今はどんなの使っているの?」
「どんなのって…枕だよ」
「綿?」そう聞くと、まるで私が外国語を言ったような空気になった。
「あんなやつだよ」と、ロビーの角にまるまった白いシーツを指さした。「シーツの枕」と、父は言った。
そうか、父にとってはもう枕はシーツの塊なのだ。中に何が入っているのかはわからない。いや、それ以前に枕とは中に何かが入ってるものだ、ということ自体を忘れたような感じだった。
元気な頃は、やれ冬は羽毛だ夏は蕎麦がらだ、パイプは安っぽくて嫌だとかうるさく、一時期はテンピュールにハマって家族全員で使っていた。そんな調子であらゆる点でこだわりがありめんどくさい男だったのだ、父というのは。
試しに、テンピュール って知ってる?と聞いてみる。「知らないなぁ」「そうなんだ、宇宙飛行士のために開発された素材でね、体の重さと温度で使う人の首にあった形になるんだよ。冬になると固くて石みたいだけどね!」と言うと笑った。かなり興味を持ったようだ。やはりこういうの、好きなんだね。同じ人だ。
「でも肩凝りにはいいよ」と言うと、明後日の方を向いて「誰か買ってくれないかなぁ」などと言う。直接は頼まないのがプライドの高い父らしい。
その後何度かチューナーのくだりを繰り返し、あっという間に20分すぎた。「そろそろ時間だ」と言うと「もういいよ」と父は言った。その反応になんだか寂しくなる。もういいんかい。まぁ、少し疲れたのかもしれない。またね、と言って別れる。
私は本業の仕事が長期休暇のときはテンピュールのお店で短期バイトしている。父の影響で私もテンピュール好きだから説明に熱がこもるのか、よく売れる。次にバイトした時、社割してもらって買ってあげようか。でもそのことは父には言わなかった。
最後まで父は私の名前を呼ばなかった。施設を出てから、なぜだかとにかく胸がつまり涙が出た。
あれだけ憎たらしかった父だが、なぜだか最近は良いことばかり思い出す。
次は名前を呼んでもらおって、あとは肩を揉んでやろうと思う。
4月は緊急事態宣言の影響で毎日終電。在宅に切り替わった人達のサポート部署だったのでシステム・ルール・機材整備等々の対応で朝から出社、終電で帰る毎日。
5月は連休があったものの「連休中お休み出来たでしょ?あとうちの部署も在宅取り入れるから」と月水金は出社で火木は在宅。この日に会社にいないとできない業務があると言っても「決めたことだから」と取り合ってくれない上司。結果、出社日はほぼ終電。
7月、業務の影響で朝定時で出社して終電で帰る日々。8月、月勤務時間220時間。9月、上司に「部下が2ヶ月超過勤務してると管理職が怒られる!」と勤怠を少なく入力するよう圧がかかる。まあ、ほぼ勤務通りに入れたけど。200時間。産業医面談は免れたみたいで上司は一安心してた。
10月、体調が落ちてくる。8、9月のあのバリバリ仕事できたのは何だったのか。気力がない。体が動かない。死にたい。消えたい。
休みを申し出たけど、業務調整するから待ってだって。他の人は周囲に何にも相談することなくリフ休とってたのに?少なくとも私には何も言われてなかった。なぜ私は休めないの?
まあ、体調不良で休みますっていって数日休んだけど。でも体調は回復しなかった。
ここ一週間、ずっと死にたい。首の頸動脈切ったら死ねるかな、とか考えるので刃物は洗ったらすぐ隠すようにした。
ホームで電車待ってるときに「このスピードだったら死ねるかな」とか考えるから、できるだけホームの内側で待つようにした。
ドアノブで首吊れないかなと思ったけど家の構造上無理…かと思ったけど、やってみる価値はあるかなとか考えてる。
自助とかいって周囲に話せっていうけど、もしあなたがいきなりこんな話をされたら、冷静に、かつ、的確に対応できる?
できない人がほとんどだと思う。それを責めようとは思えないから、黙っておく。
首吊り系のキーワードで検索したら、一番上に厚労省のいのちの電話の番号が出てきた。
つながらないともっぱら噂のいのちの電話。
ダメ元でかけてみたら、やっぱりつながらなかったw回線が大変混み合ってますってさ。
私はもういなくなるけど、最期に何かしらの役に立てたらなと思う。
なのでここに書く。
若い人の自殺が多いみたいだから、その人達向けの対策でもいい。
「あなたのこと助けます」って出てくるのに、勇気振り絞って、それこそ絶望して絶望してこの世からいなくなりたいと思っているときに、もしかしたら…という僅な希望にすがって、それが叶わなかった時の絶望感。
厚労省は繋がった電話のカウントはしてるかもしれないけど、つながらなかった電話のカウントはしてないのかと思う(技術的にできるのか、はてなーのみなさん教えてほしい)。
そっちの数かぞえて集計してほしい。
電話つながってたら、何か変わったのかな。
でももういいや。
ありがとね。
やっと楽になれる。
https://anond.hatelabo.jp/20201025110430
合計特殊出生率調べると、すでにBB2直後から緩やかな減少傾向を示しています。
厚労省が示してるデータが間違ってるから実データを当たれ、といってるわけではなく、データをもとにレポーティングする時には、省益などの「意図」が紛れ込んで、別の答えが出ないから、実データを色々見て自分で考えた方が良いですよ、うのみにしないで、と言っているのです。
初婚年齢が上がるほど「産むチャンス」が下がるから厚労省としては初婚年齢が上がったせいだと言うし、それは正しくて当然なんだけど、一方で一つの夫婦が生む子供の数が約2人以上いないと子供は減るわけで(離婚再婚とかあるから必ずしもこの通りではないが)、傾向として子供を産みにくい世界はずーーーっと続いてるのよ。そしてちょっと前までそれは「女が子育てに贅沢をしたがるからだ、働いても居ないのに子育てに金をかけすぎる」みたいな言われ方をしてたりしてたんだよね。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/this.kiji.is/691946292708787297
https://youtu.be/8f7Gnadv3T0?t=1080
大学生アルバイトAさん、有料職業紹介所を通してホテルの宴会場で日々雇用として働いていた。1年生から今年で4年目。勤務期間、態度を認められ、ホテルのアルバイトランクも学生で取れる最大のランクとなった(今年3月付)。
ところがコロナ到来、事業縮小、アルバイト終わり。他のアルバイトも見つからない。
https://youtu.be/8f7Gnadv3T0?t=1434
ホテルで働くMさん、紹介所を通して8年勤務。日々雇用であるのを派遣だと思い違いをしていた。
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000646902.pdf
2 学生アルバイトは対象となりますか。
→ 雇用保険に加入していない昼間学生のアルバイトの方であっても、給付金の対象となります。
5 登録型派遣、日雇派遣労働者は対象となりますか。派遣先の都合で派遣契約が解除されてしまった場合、どうなりますか。
→ 派遣元事業主の指示により休業しており、休業中に休業手当が受けられない労働者であれば、対象となります。なお、派遣契約が終了しても、派遣元事業主が労働契約を継続させた上で労働者を休業させ、休業手当を支払っていない場合には、対象となります。
6 日雇労働者は対象となりますか。
なお、契約上はいわゆる日々雇用であったとしても、実態として更新が常態化しているようなケースにおいて、更新により労働契約が継続されることを前提に、事業主が労働者を休業させる場合には、支援金・給付金の対象となります。
https://youtu.be/8f7Gnadv3T0?t=2112
事業主さんとしてみれば、コロナでもう経営も危ないから、休業って形を取ると雇い続けなきゃいけないリスクあるじゃないですか。
だから一回切っちゃうと思うんですよね。その人達(雇われた人)にまだこれは雇用が続いているっていう前提で話をしても、それは中々応じてくれないと思うんですよ。
終わったとして、事業縮小状態から休業中の従業員を段階的に復帰しなければならない。順序付けは?従業員ごとに玉虫色になりかねない休業給付金は?等、面倒な作業は残る。
今朝、通勤中に思いついた。
女性の人権を軽くすれば、可能であればゼロに近づけることで少子化問題は解決に向かう。
厚労省の統計によると、50年前の出生率は今の3倍はあったようだ。その理由のひとつとして、女性の権利が今よりも制限されていたのが大きい。
ある昭和のⅤシネマで、ケツモチがソープランドにみかじめ料をもらいに行っていた。店内に接客スタッフはおらず、嬢が1人だけいた。ケツモチが店に誰もいないことを嬢に確かめると、それから実時間で十秒もしない間に強姦が始まった。
行為が終わった後に嬢は泣いているのだが、男が慰めるとまんざらでもない表情をする。そして、劇中時間で1~2週間後には2人の清い交際がスタートする。
今の時代に、こういう演出はできるのだろうか? 日本映画では難しいように思うし、作れたとしてもテレビ放送は無理だろう。クレームが殺到して、ツイッターやはてなブログのフェミニストに袋叩きにされそうな気がする。
でも、女性の権利レベルを低くすると、できればそこらへんを歩いてる犬猫くらいにすると、恋愛的・結婚的な意味で日本社会のためになるのではないか。理由は以下のふたつだ。
理由①
男が女を強引に誘えるようになる。今の時代は、嫌がる女性をしつこく食人に誘ったり、嫌がる女性を車の中に押し込んで、河川敷の駐車場(または住宅団地のできるだけ高いところ)に連れていって無理やり性交するとセクハラが成立する。
でも、嫌がっているからといって、恋愛不成立ということで本当にいいんだろうか? 女って、いい感じの男から誘われても嫌がることがあるんじゃないか? 本当は好きでも。そういう、いわゆる『好き避けの壁』を突破できた男だけが自分の遺伝子を残せる。
今ではそれがやりにくくなっている。上記のセクハラ問題だ。今の男は、昔の男に比べて女を強引に誘うことができない。無理して食事なんかに誘うことはできても、結果が悪ければハラスメントで訴えられて社会的な立場が危うくなる。
理由②
エロ漫画では強姦の扱いが軽い。あっちの世界でも強姦は重犯罪なんだろうが、登場人物はお構いなく無理やりなセックスに走る。
これが、もし現実化したら……例えば、学校でも職場でも、好きな時に女の手を握れて、好きな時にキスができて、好きな時に胸を触れて、好きな時にセックスできて、好きな時に子どもを産ませることができたら――それで、産婦人科での堕胎手術を禁止にしたら……それらが当たり前になったら、日本の出生率が上がる確率は100%だ。
え? 望まぬ子ができたらどうする? 国が面倒を見るんだよ。赤ちゃんポストの拡充を行って、親がいらないと判断した子どもは公共的な組織で育てるようにする。
大昔は、親から愛情を注がれなかった子どもは間引きされていた。それは人間の世界でも、動物の世界でも一緒だ。今だって、多くの親が子どもを殺してるじゃないか。間引きされるくらいだったら、自由に子どもを捨てられるようにすれば、あの子らだって生き延びることができたのに。
100年前に比べて、人間一人当りの価値は確実に上がっている。
昔だったら、いらない子どもは生まれた時に産婆に殺してもらったり、何年か育てた後に人買いに売ったり、誰にも知られずに始末すればよかったかもしれないが、今ではそれらの行為は犯罪として処される。
人間も、ペットも、エビみたいな食物でさえも、あらゆる命の価値が上がり過ぎている。ペットを傷つけるのはすでに犯罪だし、こないだようつべでエビかカニを生きたままミキサー機にかけて殺す動画をアップした人が糾弾を受けたというニュースを目にした気がする。
昔の女は、例えば、大学の掲示板に貼ってある求職カードの雇用条件のところに、「新卒の場合、女子は満24歳まで」「女性社員は30歳が定年です」「女性が応募できる職種は事務のみです」みたいなことが平気で書いてあったんだろう? 大学の先生が言っていた。
今でもそういう文化はある。例えば、総合商社の受付に行ってみろよ。大抵は美人がいる。あれって、男性社員へのサービスの一環として可愛い子を雇ってるんだろ? それで、女も高年収の男に出会うことができる。WinWinWinだ。
女性の社会進出や、男性との雇用条件の均等化が叫ばれて久しい。俺が生まれた時点ですでにそういう文化だった。でも、それじゃだめだ。女が貧乏じゃないと男と結婚しないだろうが! 女は結婚できない限り、社会的弱者でいてもらわないと世界が困るんだよ…泣
少子化に勝てる文明なんてあるものか。このままでは世界は滅びる。
だってそうだろ。科学や政治や経済が進歩して、豊かになればなるほど、結婚せずに1人でいることの幸せ感が高まっていくんだぞ? 異性と出会わなくても、アニメや漫画やゲームの世界で満足できてしまうんだぞ? ヒプノシスマイクてめーだよ。アニメ面白いじゃねーか。
女を誘っても、自分が本当に嫌われてるかを知る頃にはセクハラ事犯だ。誰が恋愛に挑むんだよ。誰が子どもなんて作ろうとするかよ。
俺はまだ学生だ。でも、これから新卒社会人になって、中堅社員の仲間入りをして、もしかしたら管理職になって、そんなこんなでおじさんになって、還暦になって、会社を定年退職して、おじいさんになる過程のどこかで、男も女も楽しめるセックスができるロボットか、セックスを脳内体験できるゲームが発明される確率はとても高い。9%だ。
そんなことになったら、人間としての男の価値も女の価値もゼロになってしまうじゃないか。
年老いた後の未来が怖い。どんなに恐ろしい世界が待っているんだろうか。公民館や集会所に行っても、プールに行っても、ゲームセンターに行っても、カピバラ園に行っても、月にできた観光施設に行っても、ジジイやババアだらけなんだぞ。
俺が50年後に生きていたとすると、そういう世界になっているだろう。
低すぎて驚いている。
→https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.tokyo-np.co.jp/article/61139
コロナの感染拡大が始まってもう半年以上経つのに、「希望者全員にPCR検査すべきでない」を「抑制に奔走していた」に誤読できるリテラシーが素晴らしいよ。
政府や専門家会議の主張は基本一貫して「医師が必要と判断した人に迅速なPCR検査を」で、当然政府の言うPCR検査の拡大とは、この文脈上にあったものだ。
そもそもは東京新聞のリテラシーの欠如が大元ではあるけど、さすがにはてな民はこの馬鹿記事に乗せられないでいて欲しかったなあ…。