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はてなキーワード: ファシストとは

2022-07-12

歴史上あれだけ舌も頭も回らない弁舌であれほどの熱狂を駆り立てた指導者って皆無だよな

古代ギリシャソフィストたちや古代ローマの雄弁家たち、現代ファシストたちが磨いてきた努力安倍晋三という稀代の恥知らずの登場によって水泡に帰した。

anond:20220712152003

舎弟扱いだけならまだしも、少しでも自分の思い通りに扱えないと奴隷扱いした挙げ句、吊し上げるからな。

すぐ吊すあたり、ファシスト同類なんだよな。

2022-07-08

anond:20220708010118

客の目のまえで複雑なルール解説説明してて最後は人命にかかわるからってがなってとめてる係員を無視することのほうがサイト掲示するかどうかより大問題

それがわからない増田インターネットファシストであり文書至上主義者すぎてヤバ

2022-07-07

食べ物で遊ぶこと」や「食べ物を粗末に扱うこと」に対する抵抗感は現代日本社会でもそれなりに広く共有されている倫理観だと思うけれど、僕の捉え方だと「料理を番号で注文すること」はそれに類する。番号化が受け入れられつつあるのだとすれば、それは食をめぐる倫理観の変化(麻痺)を意味する。

https://twitter.com/hitoh21/status/1544311743500980224

伊藤 弘了

いとう ひろのり

映画研究者批評家

1988年まれ愛知県豊橋市出身慶應義塾大学法学部法律学科卒業京都大学大学院人間環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。関西大学同志社大学甲南大学非常勤講師東映太秦映画村映画図書スタッフ。「國民的アイドルの創生――AKB48にみるファシスト美学今日的あらわれ」(『neoneo』6号)で「映画評論大賞2015」を受賞。近刊仕事人生に効く教養としての映画』(PHP研究所)。専門は小津安二郎

2022-07-06

悪の象徴ナチス vs 大日本帝国

悪の象徴といえば必ずといっていいほどにナチスが引き合いに出される。あいつはナチネオナチだあの行為ナチスだどうのこうの。ナチスの次にファシストがよく出てくる。お前はファシストだどうだこうだと。幸運なことに大日本帝国やり玉にあがることがほとんどない。

ただ日本西側諸国の一部であるので気付かない人も多いだろうが大日本帝国アジアの他の国ではめちゃくちゃ嫌われている。年寄りだと未だに日本があれをしたこれをしたどうだこうだとネガティブな印象を持っている人は多い。特に731部隊人体実験なんてものホロコーストに並ぶ悪行として知られている。

大日本帝国が難を逃れているのは単に欧米世界を牛耳っているからだ。世界的な金持ちの中にはユダヤ人が大量にいる。ユダヤ人の有力者は当然ナチスを毛嫌いする。ホロコーストが完全なる悪としてここまで叩きのめされているのはユダヤ人の力でもある。ファシストがよく出てくるのも彼らがヨーロッパにいたからだ。一方、大日本帝国は遠いアジアの敵でしかなかったので直接的に悪い体験をした有力者が少ない。パールハーバーパールハーバーばかり言うのはそれくらいしか直接ヨーロピアン記憶に残るイベントが無かったのだ。

2022-06-29

遂に日本に純度100%ファシズム政党が出来たな

これでやっと全ての政党ちょっとずつ「ファシストを味方にするために靖国神社とかで祈っておくか」みたいなことしてこっすい票稼ぎするの見なくて済むんだな。

いやー本当これで大規模政党が「ファシズム方面人気取りなんてして国民ファシズムを刺激するほど、ファシスト政党への投票意欲が高まって差し引きマイナスするだけだな……」って団結アピールから遠ざかると思うと謎の安心感がある。

だって今まで全正統が実質ファシズムみたいな所あったじゃん。

それがやっと終わるかも知れんのやぞ?

マジで助かる。

ほんまさ、ちょっとずつ日本全部がファシズムに染まっていくのが一番怖いからな。

ファシスト政党与党になってガチ日本社会主義資本主義からファシズムへと移行していくならもう受け入れるよ。

でも「僕はファシズムじゃないよ~~~チラッチラッでも日の丸って素晴らしいよねチラッチラッ」みたいな連中の手によって日本ファシズムに染まるのは無理。

2022-06-23

思想歴史狭間

 研究の専門を問われると、答えに窮する。一応、思想史をやっているのだが、思想史というとよくわからない。そこで簡便のため、歴史をやっています、と答えることもある。しかしこれこそ、全く間違い千万自称である日本史研究として自分研究を認めてもらいたいと、何度も歴史学系の雑誌論文投稿したが、一度も採用に至ったことがない。査読結果に書いてある不採用理由簡単である。僕の論文はあまり思弁的すぎて、実証性を欠く、というのだ。この指摘は、思想史立場にいるものにとっては、非常に頭の痛い指摘である思想史の分野では、あまり事実の羅列に過ぎて、思弁的でないということが批判対象となる。思弁的な論理合理的に組み立てることに研究論文の眼目がある。これが、歴史学と真逆なである

 思想とは、人が思ったこと考えたことであり、思想史とは、人が思ったこと考えたことの歴史であるしかし、人の考えたことがそのまままるっと資料に残されていることなどまずない。大著をいくつもものした人であっても、そこに書かれていることに矛盾があったりすると、その人が何を考えているのか途端にわからなくなったりする。一つ一つの概念時代によって、また人によって意味が異なり、それをどのような意味で用いているのかを確定するには手間がかかる。そして、そうであるからこそ、思想史研究の叙述は思弁的にならざるを得ない。単に書かれていることではなく、書かれているものと書かれているものとの間の関係、書かれた時の状況などから総合的にその時その人が考えていたことを明らかにするからだ。新しい資料を積み上げて細かく実証しても、矛盾と不整合が増えるばかりでどこにも辿り着けなくなってしまう。ここが、細かく明らかにすればより解像度が上がる歴史学と、思想史学とが決定的に異なる部分だ。

 だからといって、思想史学が歴史学でないというわけではない。人の営みを分析するとき、どのような政策が出されたか、どのような契約が行われたか、何について合意たか、といったことを分析すれば、人の営みの歴史はわかるが、なぜそれらの人々がそれを行ったか、ということについては十分に明らかにならない。たとえば、資料を発掘すれば、太平洋戦争期に戦争協力をした人などいくらでも新しく発見することができる。しかし、その事実いくら指摘しても、なぜその人たちが戦争協力をしたのか、どう考えてそれを正当化したのか、あるいは正当化せずとも正しいことのように考えているように振る舞ったのか、ということについては、何もわからないのである。何の思想史分析もなしに、その人たちは国に騙されたのだ、とか、ファシスト的心性を抱えていたのだ、と断じることは、客観的見方ではない。なぜ戦争協力をしたのか、ということについては、一人ずつ、その人の生きてきた人生、書いてきたものを取り上げ、分析し、その人の価値観優先順位、置かれていた状況、表現戦略といったことを、コツコツと吟味していかなければならない。その時に取り上げる資料がすでに広く知られていたものであったとしても、その資料から思想を読み込んでいくという作業がそれまでなされていなかったというのであれば、その研究には新規性があり、意義があるのだ。あるいはその場合、たとえば検閲弾圧があったり、出版事情が悪かったりして、かえってその人の考えを示す何の手がかりもないということがあり得る。それでも、ある人の思想総体的分析するという場合は、合理的範囲でその人の考えの範疇を示すぐらいのことは、しなければならない。そうした思想史分析を、実証的でない、と切り捨ててしまえば、いつまで経っても平板人間理解しか歴史の中に生まれない、ということになってしまう。

 さらに厄介なのは思想史分析の結果が、概念だけ取り出すと、既存研究との違いがわからない、という場合である。たとえばある歴史上の人物Aが主張したXという概念重要だったとして、当然様々な歴史研究はAはXを主張した、と論じる。そして、思想史研究がそのXについて分析し、それはこれこれこういうXであった、と論じたとしても、その研究を遠目から見れば、やはりAはXを主張した、という論文に見えてしまうのである思想史研究者の間では、「これこれこういう」という、そのXに至りそれを規定するところの論理重要になるわけだが、歴史研究者には、その論理の中に何か新しい資料だとか、裏付けるこれまで知られていない資料だとか、そういうものが入っていないと何が新しいのかわからない。AはXを主張したという歴史事実に変わりはないではないか、というわけである先の戦争協力の論理で行けば、いかなる理由があれ、結局皇国日本肯定して戦争協力をしたではないか、というわけだ。それで結局、その「これこれこういう」という論理の部分が思弁的で実証的でないと歴史研究者に批判されることになり、思想史歴史との間の溝はますます深まるばかりなのである

 これは研究分野、手法の違いということで、仕方ないことなのかもしれない。だが、だからと言って思想史研究新規性学問無意味だということにはならない。全ての人間行為にはその人の思想が伴っているからだ。

* * *

 以上のことは全てイチャモンである。僕の思想を表したものではない。実際のところ、僕に宛てられた「思弁である」「難解である」という査読結果は、「お前の論は一貫しておらず破綻しているのでまず論文になっていない、小学生からやり直せ」という意味であるから、変に解釈して大きな敵と戦わないようにしたい。論理シンプルに、証明実証的に、新規性は明快に。それに沿ってたくさん書けば、評価も頂けて、就職もできるというわけだ。僕にはできない。せめて諸賢の憐憫を乞う。

2022-06-20

平均余命選挙権制限したら

氷河期世代正社員になれなくて、ろくに健康診断も受けてない人も多いだろうから平均余命はかなり短くなるんじゃないだろうか

これから病気などを苦にした氷河期世代自殺も増えていくだろうし、下手すると60前後選挙権を失う羽目になるんじゃね

つーか高齢者地方住民を説得するんじゃなくて、そいつらが持ってる選挙権制限する方向に向かうのって明らかにファシストの考え方だよな

若い東京人にあらずんば人にあらずって事か

2022-05-15

anond:20220515173401

まりお前らは自分に逆らった連中に不法行為もするファシストじみた存在だって自称するのね

しかユダヤ人虐殺のように、「男である」というだけで殺しにかかるような存在

2022-05-13

anond:20220513162419

自分がそうだから

アンチフェミファシストでは?って質問されると答えに詰まるので、とりあえずフェミニストがファシストということにしたいんだろう

自分侵略してる時は、敵軍に侵略されている!ってプロパガンダを言うもの

青識ってようはロシアだよな

ウクライナファシストだ!」っていいがかりつけて火をつけて回っている。

そういやアンチフェミフェミニストのことをフェミナチとか呼んでいたな。

2022-05-03

表現規制反対派もウゼェ

意見言っただけの人に「ファシストは消えろ」「皆猿になれ」「死ね」と言って

全ブロ砲ぶっぱしたり、自分の反対意見の人を何度も引リツしてネチネチ言って、

ばれて引リツ止めてって言われたのに「表現の自由から止めませーん」とか

アルファツイッタラー表現規制反対派もツイフェミと変わらん蛮族やんけ。

2022-05-02

アニメーションを作る仕事をしていた【前編】

プリキュア」「ワンピース」など、東映アニメーション4作品の通常放送再開が発表 「お待たせをして申し訳ございません」

https://animeanime.jp/article/2022/04/06/68680.html

約十年前、曇りだったあの日新卒で入った会社人材営業をする日々に疲弊していた頃、新宿駅構内で、あるエンタメ企業求人ポスターを見かけた。

アニメを作る仕事したことはなかったが、興味を感じて応募したところ、あれよあれよという間に内定をいただいた。役員面接パスだった。

それからの私は、『アニメを作る仕事』に邁進する日々を過ごすことになる。長い時間だった。毎日が修業だった。

数年前、無理がたたって病院送りになった。心も体も限界だったのだ。大したレベルではないが後遺症も残った。退院後も結局、心身の調子回復しなかった。

それで、退職を申し出て、東京から遠く離れた田舎に帰った(のんのんびより聖地が近くにある)。今はお堅い仕事に就いている。

十分な時間が過ぎた。そろそろ、当時を振り返ってもよいのではないかあの日々への整理を付けられるはずだ。今からエンタメ企業アニメ部門で○年の時を過ごした男の話をする。

この記事で述べたいのは、シンプルに2点(5/4 以前はシンプリーでした。ブクマでご指摘いただきありがとうございます)。エンターテイメント業界で働いて面白かったことと、つまらなかったことだ。直情的に言うと、『心と体の奥底から感動できたこと』と、『エンタメ業界のほの暗いところ(要するに、こいつらマジでクソだなと思ったこと)』だ。どちらもけっこうな数がある。

それでは、さっそく説明していく。



― 心と体の奥底から感動できたこと ―

子どもの頃はアニメが好きだった。一番ハマったのは、『魔法陣グルグル』だった気がする。衛星放送では『白鯨伝説』やCLAMP作品を見ていた。

だが、小学校生活の終わり頃から学習塾に通うようになり、夕方以降にやっているアニメを見れなくなった。中学勉強漬けの日々を過ごしていた私は、いつの間にやらアニメのことを一切忘れてしまった。

中学時代も、高校時代も、大学時代もそうだった。変わらない。

いや、違う。大学の時は、深夜にやっているアニメをたまに見ていた。「コードギアス」「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」「蟲師」「夏目友人帳」あたりは確実に見ていた。

人材営業会社で働くようになってからは、金曜日の深夜に自宅に帰った時、疲れ切った頭でテレビを点けて「こんなアニメあったっけ」と、ボンヤリした気分で視聴することがあった。

私はたぶん、アニメが好きだったんだろう。なぜ見なくなったのかと言えば、十分楽しめるだけの精神的余裕がなかったからだ。ならばいっそ、見ない方がいい。中途半端に楽しむのは嫌だ。中学生になった時も、そんな動機アニメを一切見なくなったのだ。きっと。

そんな私が、アニメーション作品などを作る会社(以下「弊社」という。)に入社した後は、これまたどっぷりと『世界』に浸かることになった。入社から退職まで人事異動はなく、ずっとアニメ製作部門だった。

最初の頃は、アニメ雑誌のインタビュー記事に出るようなプロデューサーその他の足もとで働いた。雑用はもちろんのこと、小さい企画を考案したり、経理その他の事務や、各関係者とのスケジュール調整などを担っていた。ホワイトカラーに毛が生えたような業務内容だ。

ところで、人生で一番最初に携わったアニメは、某少女コミックでそこそこ人気を博した作品だった。タイトルは言わないが、雰囲気は『隣の怪物くん』に似ている。私が入社する半年から企画が始まっており、当初の担当者から引継ぎを受けた。携わったといっても、スタッフロール名前が載るわけでもない端役としてだが。実際、大したことはしなかった。やはりホワイトカラーの枠内に納まる仕事だ。

しかし、これは実際に私の世界を拡げてくれた。方々の兵が集まる企画会議に、必要とあらば関係各所を訪問して説得交渉にあたり、お金の雲行きが怪しくなればどうにかやり繰りをする(ダメなら追加出資企画削減)。ごく稀に、スタジオ等の収録現場では声優の本気と、半面その悲哀を目の当たりにし(ここらへんは後述)、成功した作品打ち上げ会では、自分達が作った数字を眺めて溜飲を下げる。

長い月日が経って、エンタメ業界に慣れてきた頃だと、新作の立ち上げに、利害関係者間の調整(交渉)に、プロジェクト全体の損益見通しの皮算用に、イベント企画運営に、ホームページ管理に……とにかく、アニメを見ない日はなかった。

面白かったのは、いろんな業界の人に会えることだ。クリエイターには当然会えるし、経営者にも会えるし、事務屋とも話をするし、現場労働で身を焦がす人も間近で観られる。特に印象に残っているのは、漫画家声優だ。アニメーターとは、あまり交流の機会がなかった……。

とあるアニメ原作者が一番印象に残っている。つまり作品の神だ。例の人と呼ばせていただく。

例の人は、ほかの漫画家とは一線を画していた。私がいっぱしに携わったと公言できるアニメは計20本近くになるのだが、その半数は漫画原作である。私達は、最低でも一度は彼ら彼女ら(作品の神)の姿を拝むことになる。機会は少ないが。

原作シナリオを変える時には事前に伺いを立てるし(ex.某鬼狩りアニメ敵役台詞である「禍福は糾える縄の如しだろ~」は改変が検討されたらしい。彼が難しい言葉を知っている境遇ではないため)、重要放送回だと制作現場に来てもらうし、打ち上げその他のパーティーがあれば楽しんでもらえるように最大限配慮する。

自作アニメ化されるレベル漫画家小説家というのは、揃いも揃って個性派だ。めちゃくちゃに大騒ぎをする人もいれば、ひたすら黙って沈思黙考の人もいれば、なんかもう色々とはっちゃける人もいれば、欲望丸出しで悪い意味子どもみたいな人もいれば、一般企業でも通用しそうな思考や行動の持ち主もいる。

例の人は、漫画家として優れているだけでなく、人格も見識も申し分なかった。落ち着いた性格で、人柄がよくて、教養もあった。話のやり取りすべてが学びに繋がり、励みになった。初めて会った時の吾峠呼世晴さんは、とにかく、これまで出会った数多の創造者の中で抜きん出ていた。

普通ラスボス人格根底太平洋戦争末期の日本の政治指導者所謂ファシスト)に置くなど、誰が考えつくだろうか。私は、鬼舞辻無惨の例の粛清の場面を読んだ時、丸山真男の「現代政治思想と行動」が真っ先に頭に浮かんだ。あの時、脳に痺れを感じたのを覚えている。

この類の書物を読んで、無惨様のキャラクターを作ったのは間違いないのだ。自らを善とするためであれば、どんな言辞をも取り入れ、どんな諫言も亡きものにする。

例として、あの粛清の時に魘夢が助かったのは、「無惨様を肯定たから」だ。「下弦の鬼を解体する」というトップが決めた戦略方針が、たったの一言撤回された――常なる無謬性がファシズムの基本である

あの時、「無惨様のキャラ付け旧日本軍意識したのですか」と聞いておけばよかった。残りの人生で聞くことができる機会は二度とない。無念だ。

 しかも彼等はみな、何物か見えざる力に駆り立てられ、失敗の恐しさにわななきながら目をつぶって突き進んだのである。彼等は戦争を欲したかといえば然りであり、彼等は戦争を避けようとしたかといえばこれまた然りということになる。戦争を欲したにも拘らず戦争を避けようとし、戦争を避けようとしたにも拘らず戦争の道を敢て選んだのが事の実相であった。政治権力のあらゆる非計画性と非組織性にも拘らずそれはまぎれもなく戦争へと方向づけられていた。

新装版〕現代政治思想と行動 (2006)丸山真男 P.91~P.92



エンタメ業界のほの暗いところ ―

この業界で働いていて、「この感じ、苦手だな」「マジでクソだな」と感じたことは当然ある。字数関係もあるが、何点かに分けて述べていく。声優の悲哀とか、人間嫉妬やねたみの話になる。

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声優アニメ。一応付言するが、私が携わった作品ではない。

まだ新人だった頃、先輩(兼上司)に連れられて現場を見ることがあった。現場というのは、アニメ制作会社とか、編集スタジオとか、音声の収録現場などだ。

そのためだけに現場に行くのではなく、何かの機会のついでに現場作業見学を申し出るのだ。それで、不思議に思って聞いたことがある。

「(私達は)技術的なことはわからないのに、どうして現場に行くんですか?」

と。それに対して、彼はこう言っていたはずだ。

「確かにからない。仮に、目の前で手抜きをされたとしても見抜けないだろう。でも、企画である俺達が現場に行くことで、『あなた仕事を見ている』というメッセージを伝えることができる。俺達はこの作品に熱をもっていて、いいコンテンツを作れる未来を目指してる。そういう想いを行動で伝えるんだ」

みたいな回答だった。

これは今の私が大事にしていることでもある。要は、発注側が受注側の実仕事をどこまで見るべきかという話だ。今現在の私は、受注側の失敗が社会的に許されない類の仕事をしている。転職後に大きな失敗をしでかさなかったのは、あの先輩のお陰だ。

さて。私が二十代後半の頃だ。例の先輩と一緒に、声優がいる収録現場に初めて音連れたのは。スタジオに入ってしばらく進むと、小ホールみたいな広い空間座椅子が並んでいる待合スペース。十数人はいた。ほぼ声優マネージャー)に出た。その奥に、マイクが並んでいる部屋が映った。木目調で温もりを感じる、しっとりとした空間なのだが、当時の私に予想できるはずもなく。カラオケみたいだなー、とテキトー想念していた。

私と先輩が小ホールに入るなり、セミフォーマル恰好の何人かが寄ってきて、隣にいる先輩に挨拶していた。私も混ぜてもらい、名刺を交換した。

雑談が終わって斜め後ろを振り向くと、女の子と淑女が1人ずつ、あとは男の子が1人、まごつくように並んで私を見ていた――人生で初めて見た声優だった。後で知ったが、攻めのある挨拶活動で知られる声優事務所だった。

ひとりずつ私達の前に出てきて、「~~と申します。(簡単自己紹介よろしくお願いいたします!」と、ハキハキした声でアピールをやってのけた。そのうちの淑女は、私の着ていた衣服お気に入りのやつ)と指輪を褒めるとともに、香水をつけていることを見抜いた(やるな……と感じた)。男の子は謎の一発ギャグを仕掛けてきたのを覚えている。

※かなり昔のことだが、内容は一応伏せる。当日記では、声優個人名前を出すことはない。

私も「よろしくお願いします」と返したものの、微妙な気分になった。たとえ私がどれだけ昇進しようと、彼女たちのキャスティングに関わる可能性は皆無だからだ。まったくゼロではないが……。

例えば、アナウンサーになりたい女子大生は、いろんなイベントコンパニオンとして参加することで武者修行をするわけだろう。それらのイベントでは、今後関わり合いになる人だろうと、これっきりの人だろうと、あの子達は全力で挨拶活動をしていた。熱意は感じるのだが、やはり私には引っかかるものがある。

こんなことを思っている時点で、私はそういう職業には縁がないのかもしれない。今、私は『効率』という観点で物を考えた。あの声優の子が私に挨拶をしても報われる可能性はないのに、と考えた。夢中になっている人間効率のことは考えない。やれることをすべてやる。それだけだ。

かに心をとらえられ、たちまち熱中してしまうのは、謎にみちた不思議なことだが、それは子どももおとなと変わらない。そういう情熱のとりこになってしまった者にはどうしてなのか説明することができないし、そういう経験したことのない者には理解することができない。山の頂を征服することに命を賭ける者がいるが、なぜそんなことをするのか、だれ一人、その当人さえもほんとうに説明することはできないものだ。

はてしない物語(1982) 上田 真而子 (翻訳), 佐藤 真理子 (翻訳), Michael Ende (原著) P.17



の子達は本気だった。報われようが報われまいが、声優として活躍すると決めたからには、生き残るために何でもやる。上でURLを貼ったアマゾンのレビューにもあるが、声優は堅気の仕事ではない。勝った負けたで全部決まる。精一杯頑張っても生き残れる保証はない。選ばれた者だけが生き残る――余談だが、あの時の淑女と男の子は今でも活躍している。女の子はだめだった。

さて。淑女と男の子は、実力があるうえに、礼儀正しく、サービス精神豊富だった。それが生き残った理由だ。しかし、声優全般が行う営業活動には後ろ暗いものも当然ある。5ちゃんねるとかで、たまにアニメ業界出身者がスレッドを立てて降臨することがあるだろう。

それで、やり取りの中で、誰かが「枕営業ってあるの?」と質問をする。スレ主は「そんなのないよ」「聞いたことない」と応えるのが定番だ。

これは、私個人日記だ。この際だからはっきり言う。枕営業をしている声優はいるし、やらさせている声優もいる。重要フォローをさせてもらうが、芸能界の表舞台――ひとつ契約で何百万もの金が動く――に比べれば圧倒的に数は少ない。声優関係のギャラというのは、例えば女性タレントが出るCM撮影や、青年誌グラビアや、全国各所での公演活動と比べても相当に廉価だ。1回の収録につき数万円以内で呼べてしまう。表舞台に比べると利権は少ない。

それでも、そういうことはある。パターン簡単に分けて2つ。いっぱしの声優になりたい、もしくは声優であり続けたい者が、キャスティング権がありそうな人に近づいて配役を得ようとする。

スタジオでの雑談や、小さい贈り物や、二人きりでの食事くらいで留めておけばいいものを、一線を超えてしま場合もある。私が30才を過ぎた頃、例の収録現場で、声優に「よかったらご飯行きましょう」などと声をかけられたことがある(最終的な内訳:男性が2人、女性が5人)。

その際、はっきりと「ごめんね。私にキャスティング権はないんだ」と答えた場合、彼ら彼女らを傷つけてしま可能性が高い。いや、はっきりいって『侮辱である。なので断り方が難しかった。「帰って社内会議があるので」みたいな返答をしていた。

これはまだいい。声優個人or事務所の意思問題だ。「あの役がほしい」とどうしても思っていて、そのためなら何でもやるという覚悟責任さえあれば、枕営業は罪ではないと私個人は感じる。「この業界は堅気じゃない」とはそういうことだ。

追記)正直に言うと、私の妻が声優だった頃に食事に行ったことがある。私から誘ったので上の内訳には入れていない。



以上、「この感じ、苦手だな」と思ったことを述べた。以下に語るのは「マジでクソだな」と思ったことになる。すなわち、個人が望んでいる保証のない枕営業のことだ。アニメ業界に限ったことではなく、エンタメ業界には先日話題になった映画監督のような『畜生』が何人もいる。結果を出している人間の一部がやりたい放題やっているのだ。

まだエンタメ業界にいた頃、そんな人間に捕まったと思われる(主に女性声優の話を聞くたびに胸が痛くなった。このような話題が、どうして私などの塵芥の耳に届いているのか……? そう考えると、さらに心が抉られる思いがした。

おそらくは、やった本人または関係者面白がって吹聴している。私のところまで噂が届くということは、そういうことだ。いろんな声優の姿が脳裏をよぎった。「あの子大丈夫だろうか」といらぬ心配をしてしまうほど、当時の私には『噂』がグッサリと刺さった。

さて。エンタメ業界に恩があるのも事実だ。下種な話題はこれくらいに留めておこう。気が付けば字数がない。前後に分けることにする。

【後編】

https://anond.hatelabo.jp/20220502223252

2022-04-29

(n=6)ロシア人ウクライナ人生の声はてな民に教える 前編

A,B,C,Dはロシア人増田が全員と個別DMで会話している。

①,②:↑の友達ウクライナ人増田とは面識なし。①にはA、②にはBとC経由で質問状を送りそれに回答してもらった。

全員男性(選んだわけではなく偶然)。


B

——日本の人々に何か言いたいことはある?

「ある。『こんにちは!』」

——……。

ジョークだ」

——そう。

——日本人にロシアからの声を届けたいから協力してほしい。

「わかった」

——(おおっ、マジか)私が日本語に訳すよ、もちろん。

「そうだな、日本人に対してだけではなく他の人々にも語りかけることにする。

何と言ったらいいだろう? 

デフォルトときに多くの人々がロシア人を憎み始めた。しかしこの戦争は我々ではなく政府によって始められたものだ。当然のことだが、我々は誰もこの戦争を求めていない。また、我が国の人々は何度も団結して政府に立ち向かって来ている。だが参加者はいつも刑務所に送られてしまう。ネット上で意見を表明することさえ、政府が気に入らなければ誤情報の流布として逮捕される理由になる。
また、ある程度のロシア人政府プロパガンダに屈して"軍事作戦"を支持したこと否定しない。しかし他の国々の多くの人たちも実は同じことだ。彼ら偽善者ウクライナという国の存在すら少し前までは知らなかったにもかかわらず、ウクライナ運命心配するふりをしている。彼らに「DNRとLNRについてはどう思いますか」と問いかけたとしても答えられないだろう。これが現実だ。
もしあなたが心からウクライナのことを心配しているのならそれは良いことだ。だが多数派の人々はただ彼らの政府が仕掛けたトレンド、つまりプロパガンダに煽られてウクライナを憂いロシア人を憎んでいる。
つまり、私が言いたいのは「ただお互い仲良くしよう」だ。政府間の関係が良くなかったとしても、それは我々が同じようにするべきということにはならない。

——ありがとう明日読むね。

——ところでゼレンスキー以外のウクライナ政治家については知ってる?

「そういう事柄には詳しくない。自国政治家すらあまり知らない」

——ゼレンスキーについてはどう思う?

「何も。メディアによってそれぞれ違うことを言っているので判断できない」

——違うこと?

「実際、私はゼレンスキーについてはロシアメディアしか聞いていない。そこでゼレンスキーはいつも否定的に描かれている。ロシアメディアがどういうものかは知っている(他の国のものと大して変わらない)。何の信頼も置いていない」

——他の国のものと大して変わらないの?

redditでいくつかの投稿に、外国からニュースが入ってくるときメディアはいつも人々を操作しようとしていると書かれていた。メディアはいつも言う……外国ではどれだけの悪がはびこっているか、どんなごろつきが統治しているか、それと違って我が国はなんと秩序がある穏やかな国だろうか、と。west {増田注:西洋西側か迷ったのでとりあえずwest} ではロシアはいつも悪者として描かれ、ロシアではwestがいつも悪者として描かれる。両者は使う言葉さえ同じだ。westはプーチンヒトラーと比べ、ロシアはwestとウクライナファシストとしている。

事実他国いかにひどいものかを言うニュースはすべて自国問題から気を逸らし洗脳するためだけにある」

——そうなんだ。

——Bさんもわかると思うけど、私はいつもwestのニュースばかり見てる。westのおかしニュースをいくつか教えてくれないかな?

「私は偽善的なニュースには飽き飽きしているので追っていない。そのほうが精神衛生にいい」

——(つ、使えない奴)ところでwestについてはどう思う?

「実際には彼らはウクライナ運命に何の興味もない。ただロシア悪者と印象付けるのに使っているだけだ。彼らが完全に嘘をついているわけでもないが。他のすべての政府と同じように、自国利益だけを追い求める蛇だ」

——(外交は徹底してドライ自国利益だけを求めた方が結局うまく回ると大昔読んだのは何の本だっただろう……、ダメ全然思い出せない)

とはいえ政府などない方がいいと思っているわけではない。必要悪というものだ」

——そう。

——シベリアに送られたウクライナ人には会ったことある

「いいや」

——どこに送られたと思う?

「知らない」

——なら2014年に送られた人には?

個人的に? ない。

なんだって? 私たちウクライナ人シベリアに送っていると言われているのか?」

——ロシア政府が言ってる。

「まあ、シベリアは恐ろしい土地ではない。ロシアの他のところよりも少し寒いだけだ。この21世紀においては問題にならない。シベリアに住んでいる友達もいる」

——そう。ところでロシアウクライナ人シベリアに送ってるのは嘘だと思う?」

「わからない。ただ、もしそれが本当でも悪いことではないといいたいだけだ」

——そうなんだ……。

「私はモスクワから遠くない街に住んでいる」

——シベリアはもう田舎じゃないってこと?

https://cdn.discordapp.com/attachments/794889279214059522/966748540640559144/unknown.png

これがシベリア都市ノヴォシビルスクだ。確かにシベリアは大きいか田舎町もある。しかロシア政府はrefugeeをそこには送らないだろう。refugeeはいつもある程度大きい都市に定住する」

——なんで?

「refugeeはふつう集合住宅キャンプ生活するが田舎にはどちらもない。田舎インフラも弱い」

——どうして力づくで送り込まれた人たちが自分の住処を選べるの?

「知る限りrefugeeがどこに住むかは受け入れ国が選べる。もちろんrefugeeが資金を貯められたなら好きに家を買うこともできる」

——(なんか話が食い違ってる気が)そう。どうして政府は彼らをロシアに送るの?

ウクライナ政府のことか? ふむ、思うに、refugeeは彼らの国の意志からから逃れているのだ。どこでもいいから今いる状況から脱出手段を探している」

——えっ? ウクライナ政府が人々をロシアに送ってるの?

「うん? ウクライナ政府のことを指していると思っていたが」

——私が言いたいのは、ロシア政府ウクライナ人戦争で捕まえてシベリアに送っていることだよ。

「捕まえる? 政府ウクライナ人誘拐してシベリアに送り込んでいるというのか? ふふっ、ははははは、私が今までに聞いた中で一番馬鹿げた話だ」

——!?

スターリンからこちら、シベリアに送られた人などいない。21世紀にそんなことをしても何の役にも立たない。仮に捕虜がいたとしてもシベリアには送らないだろう」

——うーん、2014年には送られた人がいたよ。

「もう一度聞く。何が言いたいんだ? どうして2014年や今ロシアウクライナ人refugeeを受け入れたりするんだ?」

——捕虜受け入れのことなんて言ってないよ。ロシアが人を捕まえてシベリアに送ってることしか言ってない。

「なんでそんな無意味なことを?」

——う、うん。

メディアは敵国がいかに恐ろしいかの話を作るものだ」

——でもロシア公式文書に書いてあったって言ってるよ」

「わざわざ嫌われるようなことを書くか?」

——う、うーん……

増田はどうやってその情報が嘘でないとわかる? 公式文書からといって本当とは限らない」

——そう。

——この戦争で変わったり本性を見せたりした人はいた?

「いいや。知っている人たちはすべて今までと変わっていない」

「ああ、こういろいろ聞かれてみると、インタビューを受けている気分になるな」

——(気分もなにも、インタビューだよ)へへへ。

——ウクライナ歴史については知ってる?

「おおまかなことなら。ウクライナロシアは昔はRusという一つの国だった。20世紀にはソ連として友好国になり、1991年ウクライナ独立宣言した」

——あ、思ったより遅かったんだ。

——ウクライナのlanguage lawについてはどう思う?

「ふむ、難しい。ふたつ公用語がある国に住んだことはない。知る限り多くのウクライナ人はこの法律否定的だ。不便だと考えていると公式ソースにあった。私もそれに賛成だ」

——そう。(Bさんはアイデンティティ問題とかは言わず単に不便、なのか。そういえば私と違ってBさんは言語をただの道具だと思っているんだった。Bさんは文章文学に重きを置かない人間ではなく、むしろ物語キャラクターを好み文の細部までこだわる。……なるほど、文章を読み、聞くことにおいて、言語をただの道具と捉える行為はむしろ純粋かもしれない)

——プーチンについてはどう思う?

「良くはない、だがメディアで描かれるほど悪くもない。ヒトラーと呼ぶのは誇張しすぎだと言わせてもらおう。ロシア歴史上で最も恐ろしい統治者というわけでもない。私にはスターリンが一番恐ろしい。

プーチン名誉のために言うと、彼は外国との交渉時には実に強く、熱心で信頼が置けて好ましい印象を与える政治家だ。ただし彼の民には全く関心を寄せていない。『すべてはすぐに良くなる』と言い続けているが、彼の治世で良くなったものなど一つも…少なくとも普通の人々については一つもない。彼の権力に反発すると逮捕される。いつもプーチンを支持していた私の母でさえ失望したようだ。プーチン死ね生活が良くなると思っている人々もいるが、それは純朴すぎる。プーチンの座は同じく腐った人間が奪い取るだけだ。このState Dumaのあらゆる政治家プーチンと同じく腐っている」

——ロシア語で「ウクライナで」を表すна Украинеという言葉についてどう思う?

「何も。皆そう言うし、私もそれに慣れている」

——なんでそう表すかは知ってる?

「知らない」

C

——日本語のインターネットロシアからの声を届けたいから協力してほしい。

「これでいいだろうかhttps://cdn.discordapp.com/attachments/810750053178277908/966358629970231336/ff58e2f666e5f2b6.m4a

——(うわっ、マジで声送ってきやがった。しまったなあ、比喩のつもりで声なんて書くんじゃなかった。聞くのめんどい。後回しにしよう)ありがとう

——ゼレンスキーについてどう思う?

特に何も。普通ウクライナ大統領に見える。ところで彼はひとたびステージに立つと愉快な人になる。"The Club of the Cheerful and Resourceful"というスダンダップコメディのようなものを演じていた」

——普通の?

「そうだ。非難もしなければ賞賛もしない。彼はただ彼の仕事をこなしただけだ」

——シベリアに送られたウクライナ人には会ったことある

「そんな話は初めて聞いた。なぜ彼らがシベリアに送られるんだ? 意味がわからない」

——でも2014年には確かに送られたと聞いたよ。

「知らない」

——ウクライナのlanguage lawについてはどう思う?

「良くないものだ。我々は同じスラブ人、団結すべきだ。{増田注:ちょっとからない箇所があったので今本人に尋ねて答え待ってるところ}」

——(しゃーないそろそろさっきの聞いてみるか。

……あっ、好みの声だ。いやあ、「声」って言っておいてよかった!!)https://anond.hatelabo.jp/20220429233816

プーチンについてはどう思う?

ロシア大統領、それだけだ。良くも悪くもない」

——この戦争を始めたのに? {増田注:Cが戦争を嫌うそぶりを見せていなかったらもちろん聞かなかった}

「聞いてくれ、もし彼が戦争を始めたとしても、それは彼を憎んだり呪ったりすべきだということにはならない。また私はどちらの側にも立ちたくない。私は世界平和を望んでいて、自分自身も平和的でありたいと思っている。そして愛国者ではない。私の生まれ場所自分で選んだものではなく運命に決められたものだ。

侮辱してくる人であっても信頼がおける人であっても、『悪だ、善だ』などと考えたくはない。特にこの21世紀は人をどちらかの立場に立たせるためのフェイクニュースであふれている。好きではない」

——ゼレンスキー以外の政治家については知ってる?

前大統領ポロシェンコ2014年事態悪化させるばかりだったので多くの人から嫌われた。

元大統領ヤヌコビッチ普通大統領に見えたが、職を辞したのち民を棄てたので軽蔑している」

——ウクライナのお友達意見を聞きたい。

「{増田注:②として後で記す}」

——ロシア語で「ウクライナで」を表すна Украинеという言葉についてどう思う?

あと、どうしてそう言うの?

「正直、あまり考えたことはない。ロシア語の文法上正しいからそう言うだけだ」

anond:20220429171437

まあフランコも一応はファシズム陣営ではあったのだよ。それにフランコあくまでも一例であって、例示するのは他のファシストでもいいさ。

anond:20220427225155

当時の日本で最もファシストに近かった連中は多分軍部にいたと思うが、基本的に当時の日本官僚主義帝国主義軍国主義国家になっていたから、ファシストが席巻できるような状況ではなかった。

当時の日本暴走は、官僚主義帝国主義軍国主義暴走でしょう。ファシズムと言うよりは。

anond:20220426151626

敢えて言えば帝国主義者ではあったろう。遅れて来た帝国主義者とでも言うべきか。ドイツで言えば第一次世界大戦時のヴィルヘルム2世のような立場? 一応は立憲君主であり、世襲君主であり、かつ帝国主義者であって、ファシストとは言い難い。

そもそも第二次大戦時の日本軍国主義帝国主義官僚主義君主国であって、ファシズムを毛嫌いする側であったのだから。(あの岸信介も、日本ではファシズム絶対容認できないと言明している)

ファシズムドイツでもイタリアでもスペインでも君主制を押しのけてのさばって行ったし、スペインでは君主制の復活がファシズム終焉民主政の復活をともなった。

2022-04-27

ハトクロ社長ウクライナ

胸の大きい女性向けブランドハートクローゼットハトクロ)の黒澤美寿希さんが『月曜日のたわわ』を擁護し、ブランド愛用者らがショックを受ける

https://togetter.com/li/1876064

黒澤美寿希 | HEART CLOSET on Twitter: "【お詫び】 この度は、私の発信により多くの方を傷つけてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。 大変申し訳ございません。 https://t.co/rCtPlXD529

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/m1zuk1kur0sawa/status/1518965632448217089

ハトクロ社長炎上騒動ブコメを見ていると、上位ブコメに「金を落としてくれる相手の機嫌を損ねるようなことを言うべきではない」、「商品を買わない第三者意見してくんな」という内容のブコメ散見され、少なからず上位ブコメにもなってしまっている。

これらの意見を見て俺はこのツイートが頭によぎった。

大田区議会議員_おぎの稔_メタバース議員Vtuber🏭🛫💉💉

@ogino_otaku

昭和天皇ファシストって、そもそもイタリアドイツのような下から革命民衆熱狂によって誕生した民選指導者による独裁とは違うと思うけど、それはさておき、助けを求める相手の国、過去指導者侮辱する理由わからん。お前らは悪だったから同じ誤ちを繰り返さないために助けろってこと?

https://twitter.com/ogino_otaku/status/1518171769248518144

これも言っていることは同じで、たとえウクライナがどのような歴史認識を持っていたとしても「金を落としてくれる相手の機嫌を損ねるようなことを言うべきではない」という話だろう。

ハトクロ社長ウクライナ自分たちが正しいと思ったことを主張した。

しかし、どちらもその行為利害関係者の反感を買ってしまった。

だが、それを理由社会的問題について議論を潰してしまうのは果たして正しいことなのだろうか?

(一応言っておくが、俺は「ハトクロ社長発言は性被害助長する!」という意見も「ウクライナ歴史観は間違っている!」という意見も─内容の是非はともあれ─主張することそのもの否定する気はない。また、「私はもうハトクロの服は買わない!」、「俺はもうウクライナ応援しない!」という個人の決定の範囲もの申すつもりもさらさらない。あくまで金で黙らせて、対立する主張や、第三者も含めた世の中の様々な人々の意見封殺することが正しいのかという話だ)

https://anond.hatelabo.jp/20220426121008

少なくとも文句を付けているのはあくまで人選についてであって

日本ナチスドイツファシストイタリアと並べた」事ではないのにそこを故意なのかそうでないのかは知らんがずらして糾弾している人が多くて何だかなあと思う

2022-04-26

日本ファシズム国家であった事と昭和天皇ファシストであったという事は別なんだよ

後者否定している人達が必ずしも前者を否定している訳ではないのに

何故か歴史修正主義者だのネトウヨだのというレッテルを貼るから違和感がある

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