はてなキーワード: セダンとは
セルシオ、それに続くレクサスが登場するまで国産のショーファードリブン(運転手付き高級車)はセンチュリー(トヨタ)とプレジデント(日産)の2強による寡占状況が続いたのよね。そんな中デボネアという車が存続できたのは三菱グループの役員車としての需要も大きかったと思う。
三菱グループにはたくさんのグループ会社があって、多くの会社で社用車(役員車)にデボネアを使う慣例があった。
デボネアは2回フルモデルチェンジしてるけど一般向けの販売がまったくふるわず1999年にモデル廃止。
後継車としてプラウディアがデビューするがこれもまったくふるわず一瞬で生産終了、その後10年ほど三菱製高級セダン不在の時代が続く。
役員車として買われた初代プラウディアの老朽化が進む中、2012年に日産のOEMでプラウディアが復活(中身は日産フーガ)。しかしこれも2016年に生産中止となり、ふたたび三菱製高級車不在のまま現在にいたる。
三菱はむかしの車名を思い出したように復活させることがよくあるので(GTO、FTO、コルト、ミラージュ、エクリプスなどがリサイクルされている)、デボネアもいつか復活しないかとちょっとだけ期待してる。
「エイリアンズ」は、キリンジが2000年にリリースした6thシングル。郊外の静かな深夜を舞台にし、ありきたりな世界観でありながら不思議で魅力的な雰囲気に満ちているこの曲は、自他ともに認める名曲であると言えるだろう。
さて、エイリアンズの1つ目のサビ開けのAメロで、以下のような歌詞がある。
どこかで不揃いな 遠吠え
火を吐いた
静かな深夜のバイパスを、スポーツカーがけたたましい音を立てながら走り去っていく情景を表現したこの歌詞。ここに出てくる「仮面のようなスポーツカー」の車種とは、一体何なのだろうか。それを独断と偏見をもとに考察していきたい。
エイリアンズの歌詞では「仮面のようなスポーツカー」としか書かれておらず、この特徴に当てはまる車は数多く存在する。
しかし、歌詞に登場してくる以上、その車は曲の世界観にふさわしいものでなければならない。そこで私は、エイリアンズで描かれる世界観にふさわしく、情景をより引き立てるような車種を考察することで、「仮面のようなスポーツカー」の車種を絞ることができるのではないかと考えた。
エイリアンズの世界観と魅力、そして「仮面のようなスポーツカー」が登場するシーンをもう一度おさらいしておこう。
遥か空に旅客機 音もなく
誰かの不機嫌も 寝静まる夜さ
エイリアンズで描かれるのは、ありきたりな郊外の深夜の景色だ。深夜の静かで寂しい雰囲気をメロディが引き立て、さらに歌詞の所々に見られるアブナイ雰囲気を匂わせる表現が、エイリアンズの魅力を作り出している。
そして、歌詞からスポーツカーが走るのは地方のバイパスであると考えることができる。地方のバイパスに似合い、ありきたりで寂しくもどことなく危険な雰囲気を演出する車とは、一体何なのか。
結論から言うと、最も適しているのは走り屋が好むような国産スポーツカーであると考えた。それも、アフターファイヤーを引き起こすほど手がかけられた改造車である。峠のような走りのスポットに行くために、走り屋が深夜のバイパスで愛車を走らせるシチュエーションは、ありきたりなものでありながら危険な雰囲気を感じさせるし、深夜のバイパスともマッチしている。
フェラーリやランボルギーニのような高級スーパーカーや大排気量アメ車、欧州系スポーツカーも悪くはないと思う。しかし、外車が似合うのは地方のバイパスというよりどちらかというと大黒ふ頭であり、最も適しているとは言えないのではないかと考えた。
「仮面のようなスポーツカー」が国産スポーツカーであると絞ることができた所で、年代を設定しさらに車種を絞っていきたい。
エイリアンズがリリースされた2000年を舞台として仮定してみよう。舞台となる2000年は国産スポーツカーが冬の時代へと突入していく直前、90年代の国産スポーツカーブーム最後期である。
よって、「仮面のようなスポーツカー」は、90〜00年の間に生産された車であると考えられる。
ぶっちゃけ、グリルがガバッと空いてて眼力を感じさせるようなライトの形をしてるような車であれば、どれもこれも仮面のようなデザインに見えてしまう。
そこで、「仮面のようなデザイン」については、グリルの大きさやライトの眼力の強さ等を尺度とし、筆者が独断で判定していくものとする。
以上を踏まえると「仮面のようなスポーツカー」とは、90年〜00年の間に生産された国産車、走り屋に人気があり、なおかつ仮面のようなデザインをしたスポーツカーである。
これに該当する車種をいくつか挙げてみようと思う。
仮面のような車といえばまずこの車が挙げられるだろう。ラジエーターグリルの無いスタイリングから、鉄仮面の愛称で親しまれた。90年に生産終了した車なので、エイリアンズに登場していたとすると、生産終了から10年以上経過していることになる。
ものすごく仮面のようなデザインをしているけれど、極端にカクカクしたスタイリングはあまりスポーツカーっぽくない。
《ホンダ シビック(EF型)》、《ホンダ CR-X(EF型)》
2つの車種はフロントのデザインが似ているので、同じ項目にまとめた。
4代目シビックは環状族に人気があった車種である。鉄仮面スカイラインのようなグリルレスのデザインは、仮面に見えなくもない。しかし、シビックに関しては一般的なスポーツカーのイメージからほど遠い車種である。
スカイラインGT-Rの中では最も仮面っぽいデザインの車。エイリアンズのリリースの昨年に販売された車なので、時期的にドンピシャ。上下にガッツリと空いたグリルはとても仮面っぽい。
《三菱 ランサーエボリューションⅣ,Ⅴ》
いかついデザインがいかにも仮面っぽく、こちらもエイリアンズ発表当時に販売されていた車。グリルの大きさもさることながら、ライトの眼力がめちゃくちゃ強いデザインをしている。
しかし、4ドアセダンのランエボに対し、2ドアクーペのGT-Rの方がよりスポーツカーっぽい気がする。
以上を踏まえ、結論は...
結論:キリンジ-エイリアンズに出てくる「仮面のようなスポーツカー」は、チューニングされた日産スカイラインGT-R(R34) である。
大学生だけど社会人になったら素敵なカーライフを送りたいので、今のうちに色々考えてみる。
なお、社会人でどんだけの収入になるのか全く未定だし、車以外にもやりたい趣味があるので、裂ける予算は少なくなると思う。
現実的な計画立てたいわけでななく、半分妄想みたいなもんなので、お気楽に読んでください。
★やりたいこと
・憧れの車を手に入れたい(お金がかかる)
・ジムカーナやサーキット走行などのスポーツドライビングをやってみたい(お金がかかる)
★プランAー激安軽自動車でスポーツドライビング&チューニング全振り
最有力プラン。車体本体価格が片手万円程度の激安中古軽自動車を手に入れて、フルバケ、四点式シートベルトなど必要最低限の装備を整え、余った予算は燃料代やサーキット走行費に回す。クルマの性能は二の次で、走行体験の楽しみと腕を磨くことにお金の使い方を全振りする計画がプランAである。
軽自動車でサーキット走るの!?と思われるかもしれないが、軽スポーツカー専門店が軽限定のサーキット走行会を主催していたり、東北660選手権なんていうレースが開催されていたりと、安くて楽しい選択肢としてさりげなく注目を集めている。無茶してぶっ壊しても、何とか笑って許容できるような金額で収まりそうなのもメリットだと思う。
しかし、やっぱり所有欲についてはイマイチなところではある。軽で数年間特訓して、満足なおカネと腕を手に入れたら、憧れのマシンに乗り換えたい。
チューニングについては、ぶっ壊しても割り切れるので楽しみやすいかもしれない。しかし、ゆくゆくは手放すことを考えると、必要十分にとどめておくのが賢いお金の使い方かも。
車体本体価格30万~80万ほどの中古車を狙う。NBロードスターやMR-S、セリカ(最終型)のような往年のライトスポーツや、フィットRS、コルトラリーアートのようなコンパクト系スポーツカー。さらに、アルテッツァやレガシィB4のようなスポーツセダンやスポーツワゴン(レガシィツーリングワゴン)も視野に入る。
この価格帯だと選択肢がだいぶ広くなり、軽に比べて質感やユーティリティが高く、所有欲を満たしてくれるような車種が揃う。GTRやランエボのようなハイパワー車と比べると物足りないと思われるかもしれないが、初心者が腕を磨くための車としては十分すぎるしちょうどいいと思う。ハイパワー車に乗る前に、ローパワー車の馬力を使いきれる実力を身につけるのが先である。
軽に比べて車体そのものの価格だけでなく維持費も高くなる。やっちまったときの修理費もかさむ。所有欲を満たしてくれるクルマも多いけれど、本当に欲しい車じゃない。しかし、プランAの場合は後々乗り換をすることを考えると、意外とトントンになるかもしれない。一度選んだ車と(適度にチューニングをしながら)永く付き合うなら、もしかしたらこのプランが一番いいかもしれない。
状態のいい憧れのクルマ(アコードユーロR or BMW ALPINA D3 BITURBO)を奮発して買って、大切に乗るプラン。ちょっとはサーキット走行できるかもしれないけど、街乗りが大きなウェイトを占めるようになり、腕を磨けるほどドップリ走りこむのはできなくなる。選ぶ車種によっては、現在進行形で続けている趣味にも支障が出る。
好きな車と共に暮らし、走れる喜びが、スポーツ走行の楽しみを上回れるか。
そもそも、大した腕もないのに、本当に良い車の価値などわかるのだろうか。若いうちは腕を磨いて、車の良しあしがわかるオッサンになってから選ぶべきプランなのではないかとも思ってしまう。
おバカなはてなーのために分かりやすく日本の自動車産業について懇切丁寧に教えてやるから耳かっぽじってよく聞け。
まずお前らはテスラばかり持ち上げるが電動化で優れているのは日系メーカーだぞ。
ハイブリッド車を作ってきてトヨタ日産ホンダどのメーカーもインバータやバッテリー関連の技術を持っている。
電動化車両に関しては日産は今後は2030年代に全車両の電動化をすると宣言しているし、トヨタはマツダやスバル、スズキ、ダイハツを巻き込んで全固体電池を載せた車を2020年代後半に出してくるだろうね。
ここで問題になってくるのはテスラなんかよりも中国メーカーだ。
"宏光MINI"という中国で60万前後で売られている軽自動車くらいの大きさの電気自動車だ。
航続距離は100km前後で最高速度も100km/hくらいのやつだ。
なぜ安く作られているかといえば、はい正解、大量生産をしているからだ。
まずなぜ安いかといえば基本的な構造部分はGMの技術が流用されているはずだ。
ただ、長期的な視点でみらたら安い中国車は品質に問題が出てくるが、これも大量生産と時間の積み重ねによるノウハウ蓄積で解決するだろう。
バッテリーはリチウムフェライトバッテリーという安いけど少し性能の悪いものを使っているのもデカイ。
じゃあ、高い中国車はどうなんだという意見も出てくるからそれについても触れよう。
NIOという中国のテスラと呼ばれるメーカーがあるが、そこが2022年中に全固体電池を搭載したセダンを出すという話がある。
このメーカー、VW系列の技術がふんだんに入っていて、技術者もVWから移ってきた人が多いから、ボルボの技術を吸い上げた吉利汽車の出す中国車と並んで日欧米の自動車メーカーにとっては脅威になるだろう。
話を戻すが、この車のバッテリーのセルは台湾の輝能科技(PLG)製という話だ。
つまり、全固体電池の技術自体はNIOが持っているわけじゃない。
つまり、中国車の本質的な脅威はその技術じゃなく、大量生産によるコストダウンなわけだ。そして、トヨタ日産ホンダはどの会社も中国について動向を探っているさ。
じゃあ、これにどう対応するかというと単純だ。
だから、トヨタはスバルやマツダと手を組んだし、日産はルノー三菱メルセデスと組んでいる。ホンダはGMだ。海外に目を向ければFCAとPSAがくっついた。
90年代に自動車産業は400万台クラブという言葉が流行った。
つまり、年間400万台作れない会社は淘汰されるという意味だ。
結論から言えばVW、トヨタ、ルノー日産三菱アライアンスの3つだ。
ホンダは伝統的に自社でやっていくことを好んでいたが、電動化車両に関しては年間700万台売っているGMと手を組んだ。
こうすれば1000万台に届くわけだ。
業界のゲームチェンジを試みる中国政府やEUのような存在だよ。
分かりやすい例を出そう。
トヨタがプリウスPHVを出した、初代は26kmくらいEV走行ができて、現行のは50-60kmほどだ。
これをPHVとして認めてしまうと、自国メーカーがかなり不利になるということで、中国やヨーロッパはゴールポストを動かしてPHVの定義を大きく変えた。
大きく変えることでPHVに大量のバッテリーを積ませて、エンジンを載せることをデメリットにするためだ。
PHVのCO2排出量は日常用途だとEVとほぼ変わらない事はわかっている。環境規制なんてものは所詮タテマエで、本音は自国産業の待遇でしかないんだぜ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b95abc26671a7a2dc0fe186546ad0201d704b54?page=4
こういったプレーをしてくるのが政府こそが日系メーカーの真の脅威なわけだ。
じゃあ今度は自動運転だ。
ここで問題、自動運転の基礎技術となる自動ブレーキシステムだけれどどこが優れた技術を持っているでしょうか?
VWあたりの自動ブレーキのテスト動画を見てみろ、猛突進して突っ込むからな。
じゃあテスラはどうなんだというお馬鹿さん、テスラの自動運転はレベル2と言われる、"システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作の両方を部分的に行う"機能なわけだ。
これ、自動運転とは言えないレベルで、過大広告として各国で訴訟や公取委の調査が入っているんだぜ。
じゃあ日系メーカーはどうか。
ホンダはレジェンドで自動運転のレベル3を出した、大まかにまとめると高速道路の渋滞時にステアリングやアクセル・ブレーキ操作をせずとも勝手に全部やってくれるわけだ。
テスラのは所詮車両方向の微調整と簡単なアクセルブレーキ操作だけだから段違いなんだよ。
他の2社はどうかって?
トヨタのToyota Safety Senseや日産のプロパイロットはテスラと同じレベル2なんだよ。
そしてもちろん開発をやめるわけがないから今後数年でレベル3の車を出してくるよ。
じゃあレベル4はどうかというとそもそもの運転の責任のあり方が大きく変わるから、国交省や保険屋との制度のあり方を相談中なわけだ。
ちなみに保険屋もただ手をこまねいているだけじゃなくてちゃんと活動をしている。
例えばニッセイは群馬大学の自動運転研究チームと一緒になって保険のあり方を社会学的方面も含めて研究をしている。
つぎ、シェアリングだ。
Uberの登場で自動車はコモディティ化すると言われたが、現状どうだろうか。
Uberは欧州やカリフォルニアで規制されてるから今後は発展が不可能だろうね。
シェアリングといいつつ実態はただの無責任な白タクの親玉でしかないんだからそりゃそうだ。
じゃあ別の形態はどうだろうか。
ホンダは自社でマンスリーオーナーを、トヨタはKintoを、日産はe-シェアモビを展開している。
日産は詳細を発表していないが、ホンダは好調、トヨタは今後黒字化の目処がたっている状態だ。
これのノウハウを積んで、海外展開も行うことができたら発展の余地はあるだろうね。
コネクテッドと言っても様々な形があるが、テスラのようにOTAアップデートのようなものからVICSのようなものもある。
後者は日本メーカーは国交省と共同でやってきているし、他にも災害時に通行可能な道路を表示できる通れた道マップも各社関わってきている。
OTAアップデートのような仕組みは日系メーカーはまだ実装していないが、既存の携帯通信網を利用した仕組みとして日産のSOSコールやトヨタのLexus Total Careがある。
OTAアップデートに関してはよりセキュリティが堅固になれば各社実装してくるのは間違い無いだろうね。
あと、マツダなんかはエンジンとトランスミッションの制御システムのアップデートを実際に行って、エンジンの型式再度取り直しして出力特性を変えてきた。
海外メーカーは国交省がここらへんに関して非常に甘く、日系メーカーには厳しかったが、大きく流れは変わってきたって事だ。
日系メーカーが機械学習やその他のIT技術に疎いと思ってるならお前は馬鹿だ。
機械学習が自動運転関連で使われているのはもちろんの事、自動車の空力設計や事故時の衝突安全性設計、エンジンの噴射周りなんかに活用されている。
自動車産業ってのは車を1車種作るのにかなりの回数解析回して、基礎が完成したあとも何台もぶっ壊して安全性を確認してデータをとっている世界だぜ。
機械学習に食わせるデータなんてものは腐るほど持っている連中なんだよ。
最後に
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210205123417
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.nikkei.com/article/DGXZQODZ045P20U1A200C2000000/
のコメにツッコんでいくぜ。
経営状態がよろしくないんでプライドで蹴りそうにないのとEV系技術があるってことで日本の中では日産かな |
日産がアライアンス以外で下請けになって車を作ることの意味を知らないとでも思っているのか?JDIやその他企業の搾取のされ方を日産が見ていないわけがないだろ。
アップルが既にやってる事を見ると、ゴリゴリに搾取されそう。かと言って、イノベーションを起こせない限りは話に乗らないと潰されそう |
高品質だから日本は優れている、なんて15年前のIT、家電業界で散々言われてきたことだよ。自動車だから特殊ではないのよ。例え慢心してなくても破壊的イノベーションに抗うのは困難なのよ。 |
お前らイノベーションって言葉好きだけど、iPhone以外に具体例を挙げて説明することって絶対にしないよな。所詮お前らのイノベーションへの認識ってその程度でしかないのに、それで他業種を笑うのは他業種をバカにしすぎだろ。まず語るならきちんと現状を知れよ。
でもこのままじゃ負けるよな |
日本の自動車メーカーは航空機みたいにTier1として生きていくしかないでしょ もはやソフトウェア含めたパッケージングの能力は無いよ |
ソフトがまともに開発出来ないので今後他の分野も全部こうなると思った方がいい。 |
日本メーカーがソフトウェアがだめだって?w 自動運転で世界のトップを走っていて、各種制御のソフトも持っている日系メーカーが?
よりユーザーが触れる部分に(例えばナビ)関しても欧米メーカーより作りは上手いし、テスラのようにeMMC使って数年後に文鎮化するようなことはないが?
自動車メーカーは現在進行形でサプライヤーからがっつり搾取しているので、正直痛い目見てくれという気持ちが強い。 |
ガッツリ搾取はするがアップルのように搾取してポイ捨てじゃないんだよ。日系メーカーはサプライチェーンまで含めてCASE対応に取り組んでいる。興味のない外部からは分からないだろうけれどね。
トヨタが一番恐れているのは自動車がCASEによりコモディティ化して、個人で所有する意味がなくなる事でしょ。自家用車の稼働率は5%未満、つまりシェア&サービスが進めば車は今の1/20しか売れなくなるのよ |
ITに強いと自負していると勝手に推定した上でいうけれど、自負しているののUberの現状を知らないん???
ITエンジニアが絶対にITエンジニアと名乗らない件も含めて、お前ら他人へのリスペクトが足りなさすぎるんだよ。
メルカリのような転売屋を集めるクソこしらえるとこ褒め称えたり、中抜き多重下請け構造でしかモノ作れない奴らになにか言われる筋合いはねよバーカ。
男は北東へ向かって歩き続けていた。そちらの方角の方が人も車も少ないからだ。
道路脇には片方にだけ歩道がありその横はススキが所々生えていて風に強く流されている。
男はパーカーのポケットの中で拳を作りポケットの角に押し付けるように腕をこわばらせた。
コンビニに入りまっすぐ雑誌コーナーへ向かい適当な旅行雑誌を手に取り広げた。
しばらくすると右斜め前に黒いセダンが停まるのがガラス越しに見えた。運転手は小太りで角刈り、柄もののセーターを着ていた。ドアを閉めたがマフラーからは寒さのため排気ガスが白く登っている。エンジンがかけっぱなしなのを確認すると男は本を棚に戻し店を出るとさっき停まった車の前を通り中に誰もいないのをフロントガラスから確認すると乗り込んでバックで方向転換し県道を北東へ走らせて行った。
男は一つのことを除いて何も考えなかった。いや、一つの目標を達成するために頭の中ではあらゆる方法を考えていた。その目標を果たせるなら手段は選ばないことはもう決めていた。
この間書いた増田が伸びた。
炎上方向で。
しかも、こちらが言おうとしていたことは関係なしに、ちょっとした言葉の揚げ足を取って一方的に悪者扱いされた。
ほんの一握りの人は、言わんとすることは正しい。とコメントしてくれたけど、そんなんで炎上の勢いは止まらなかった。
それで思い出したのが、小学校の時、学校に来る途中で猫を拾ってきた友達の話だ。
そいつは拾ってきたにも関わらず、自分では飼えないから俺に飼えと言ってきた。
猫は好きだがもちろん我が家でも飼えない。
だから「自分で飼えもしないのに拾ってくるのは無責任ではないか」と言い返した。
そいつは自分のしたことを棚に上げて、俺のことを人でなし扱いしてきた。
「あのままなら死んでたかもしれない」「なんとかしようと考えるのが普通だ」「親に相談もしないで断るお前のほうが人でなしだ」
人でなし認定はあっという間にクラス全員に広がり、全員から止めどない罵声が投げつけられた。
「そんなことは言っていない。ただ、家では飼えないといいたいだけだ」
その時の猫がどうなったのかは覚えていない。
大騒ぎの教室に先生が入ってきて、大泣きをしている自分を教室から連れ出したところで記憶は止まっている。
炎上した増田の真意を伝えようと、どれだけ追記しても(改変は違う気がしたのでしなかった)一度ベクトルが否定に向くと誰一人としてその意図を汲んでくれようとはしなかった。
そりゃそうか。これだけ炎上している内容に正論を書いたところで火消しどころか火傷しかねない。
20年ぶりに酸っぱい記憶が蘇ってしばらくの間、嗚咽とゲップが交互に止まらなくなってしまった。
ある日一人で遊んでいた時の話だ。
声の方に行くと、なんと目の前で子犬が車に轢かれていたのだ。
幸いにも軽く乗っかられた程度、子犬は意識があり弱々しく泣いていた。
便をしているときに轢かれたのか、出血はなかったが、便をタイヤで轢いたあとが道路に点々と伸びていた。
小学生だった自分には、この犬を病院に連れて行ってあげるお金も行動力もない。
しかし、何を思ったか、そのときはこの犬を轢いた人なら、車もあるし経済力もあるし、病院に連れて行ってくれるだろうと思ったのだ。
心優しい大人が、たまたま子犬を傷つけてしまったことに気づいていないだけだと考えてしまったのだ。
早くなんとかしなきゃいけない一心で、家に戻るよりもそのほうが早いと考えて、子犬を抱えたままタイヤの跡を追いかけ始めてしまった。
そうして何軒目かにタイヤに便のついた、ボンネットがまだ温かい黒いセダンが止まっていた。
急いでインターホンを鳴らす。
出てきたのは口ひげをはやした強面のおじさんだった。
ドスの利いた声で「何だよ」と一言。
しどろもどろになりながら、犬が轢かれたこと、その時の便がタイヤについていたこと、自分はお金がなくて、車を運転している大人ならなんとかしてくれると思ったことを早口に伝えた。
しかし、そのおじさんは一言。「知らねえよ」とだけいうと、ドアをバタンと閉じてしまった。
その時はじめて、自分は間違ったことをしたのかもしれないと思った。
もしかしてと少しの希望にすがりたい一心で振り向いた自分に浴びせられた言葉はより絶望に突き落とすものだった。
「お前、公園にいたガキだろ。顔は覚えたからな。親に余計なこと言ったらどうなっても知らねえぞ。」
子犬は両手の中で苦しそうに寝息を立てていた。
泣きながら走って家に帰ると、玄関から母親を大声で呼びつけた。
何事かと走って出てきた母の顔が、手のひらの子犬を見てあからさまにこわばる。
嗚咽とゲップを繰り返しながら事情を説明するも、母の眉間のシワは深くなっていく一方だった。
最後に声を振り絞って、「この犬、うちで飼ってもいいかな?」と尋ねる。
それには答えず、「とりあえず動物病院に行きましょう。」と母。
そうしてどれくらいの時間が過ぎただろう。
ニッコリとした顔で、「お医者さんが大切に面倒を見てくれるそうよ。」とだけいうと、こちらの返答を待たずにそそくさと病院から出るように促された。
帰りの車内、母親はしきりにそのほうが子犬にとって幸せだとまるで言い聞かせるように同じ話を繰り返していた。
その時、うちでは絶対に動物を飼うことはできないのだと、子供ながらに悟った。
大げさな話をすれば、今の自分では命を救うことはできないと悟ったのだ。
そんな機会すら与えられず、自分は人でなしの烙印を押されたまま小学校生活を過ごすことになった。
今更どうせもう誰も覚えていないだろう。もはやこんな記憶は自分を苦しめる以外に何の役にもたちようがない。
まさかそんなことを増田の炎上で思い出すことになるとは思わなかった。
その時の出来事は忘れていても、その時の大人や同級生に対する嫌悪感は忘れることすらできずにべっとりとこびりついていたのだろう。
クリストファーノーランの「TENET」は考えれば考えるほどよくわからなくなってくる映画だ。
この映画では大きく分けて4つほど大きなイベントが発生しているが、どのイベントでも複数の人物が各々の思惑で動いているうえ、常識的にあり得ない時間の流れ方が一部に起こり、尚且つ一つのイベントがより大きなイベントの一部であったというような入れ子構造になっていたりもする。人類の命運をかけたヒーローとヒールの一騎打ちだとか、国家総力を手玉にとったクライムアクションとして扱うには話が複合的過ぎる。
それでもなんとかストーリーの流れは把握できてそれなりには楽しめた。生意気を言うと映画作品の出来としてはちょっと言いたいこともあるけど、好事家同士で談義したり一人で考察を広げたりしがいのある作品であることは確かだと思う。
先々週の日曜に初めて観たあと、気になった部分を確認するため先週末に再び映画館に行った。パンフレットはあいにく売り切れていたのでAmazonで注文することにした。
二回見てある程度自分の解釈が固まってきたので言葉にまとめようと思う。
劇中内でいくつか引っかかるシーンがあって、それが集中しているのが冒頭のウクライナ国立オペラコンサートホールでのテロ事件のシークエンスである。
1998年にロシアのミサイル基地から行方知れずとなってしまったプルトニウム241(以下241)という危険物質を、CIAスパイがウクライナ政府関係者に成りすまし入手した。
しかしその情報をリークしたロシア(ウクライナ?)政府がオペラコンサートの爆破テロに見せかけて強奪しようとする。
主人公たちのチームもCIAスパイで、ウクライナに潜入中の仲間の救出と241の保護のためテロの制圧しようとコンサートホールに乗り込む…
といったあらすじである。一見しただけはこれだけでも把握するのが難しく、詳細を解説したいのは山々なんだけど話が長くなるので割愛する。
まずこのシーンでの主人公周りの描写においてその後のシーンと辻褄が合わなかったり奇妙な部分がちらほらある。
主人公は持ち物置き場からウクライナ潜入者のバックパックを探し出し、中から241(観た人はわかるが実際は奇天烈な”アルゴリズム”)を運び出している。だが後々のシークエンスで再び241を見た際に「これはプルトニウムじゃない」とか「プルトニウムじゃないなら(敵に)渡してもいいんじゃないか?」と不可解な発言を行う。
また冒頭部分では度々「黄昏に生きる 宵に友なし」というホイットマンの詩の一節を合言葉として用いているが、その後セイターにそのフレーズを投げかけられた時は「それがどうした?」とばかりに呆けた反応を示していた。セイターは主人公がCIAか確かめるために組織で使われている合言葉でカマをかけたんだという解釈をしている人を見かけたが、プリヤが言うようにセイターは元から241を奪取した主人公を襲撃して横取りする手立てだったので、セイターが主人公の素性に拘る必要性はあまりない。それに外交員という見え見えな嘘で近づいて241のことをまくし立てる主人公を見て、テネット組織の存在を嗅ぎ取れないほどセイターは鈍感でもなければ情報を知らないわけでもないはず。
最後に、コンサートホールから逃げ込んできた主人公と同僚は逃走用のバンに乗り込むが、「違う男だ」という支離滅裂な言葉を浴びせられた後に殴り倒され人気のない列車の車庫基地で拷問を受けることになる。主人公を拉致したこの一味は何者なのか、「違う」ということはどんな男が乗り込んでくることを想定していたのか、様々な点で確信できる情報がなくこのシーンは謎に満ちていて解釈が難しい。
ここで僕がたてた仮設というのは、あのコンサートホールに主人公は二人いたのではないか?というものだ。
ご存じの通りスタルスク作戦でテネットがアルゴリズムを手に入れた後、全てを知った主人公は世界の均衡を守るために過去に戻りテネットを創設することを示唆して物語は終わる。
(ニールが未来の主人公の指令で派遣されてきた未来人で彼がテネットを組織したという説が根強いけど自分はそうではないと思う。長期の逆行自体が危険でリスクの高い行為であり、かつそれだけの逆行を経てもあの若さであるということは幼く経験が乏しいころに指令を受けたことになる。それよりも主人公自身が逆行を重ねて各時代ごとに指示出せば、もし主人公の身に何かあっても誰かが跡を継げるのでよほど現実的ではないか。ニールが「君は物語の中間地点にいる」「僕は過去に君に会って、君は未来に僕に会うんだ」といった感じの台詞(うろ覚えすまん)もそう考えるほうがしっくりくる気がする。重要事件であるフリーポートの件で、回転扉から出てきたマスク男の正体に最初は気がついてなかったりと、事の顛末を知っている未来人とするにはニールは無知すぎる気もするし。)
コンサートホールには何も知らずにただ爆破テロの被害を最小限にすることに勤しみ、謎の男が逆行弾を放つのを目撃してから拷問を受ける主人公Aと、実はテネットメンバーであるウクライナ潜入者とアルゴリズムをコンサートホールから救出するために未来からやってきて奔走する主人公Bがいたのではないだろうか。
このシークエンス中ずっと主人公の傍らにいるジョセフゴードンレヴィット似のCIA工作員(以下ジョセ)がいるが、彼もテネットのメンバーでありアルゴリズム保護作戦の補助と主人公Aの警護が彼の役割だったとする。ジョセは皆で物置に入って防護服から着替えていくところまでは主人公Bの傍らにおり、その後主人公Aがホールから出るのを待ってAと共に車に乗り込んだと考える。「黄昏~」の合言葉はテネット内で使われる言葉でありウクライナ潜入者、主人公B、ジョセ、ニールの間では通じるが、主人公Aは当然そんなもの知らない。
そう考えれば合言葉を使いこなしアルゴリズムをバックパックから取り去った主人公Bの活躍は、主人公視点に立てば物語の一番最後となるためそのあとのシーンの主人公が諸々知らないことにも納得がいく。劇中における物語の始点は主人公Aが逆行弾を目撃するシーンからというわけだ。
そう考えると例の拷問シーンや、カモフラージュのために組織のメンバーは皆服装を変えているのに主人公だけはずっと防護服を着ていることも説明がつく。
「違う男だ」という台詞は主人公Bを捕まえるつもりがAの方を捕まえてしまったということだ。ぱっと見ではジョセがウクライナ潜入者の影武者になったということのようにも見えるが、リスクヘッジとしてあまりいい考えとは言えないし、ジョセが一番最後にホールから出てきてはその意味がないので妥当な解釈ではないはず。あの一味はアルゴリズム強奪という目的以外にテネットに関する情報を掴みたかったのではないだろうか。
(主人公が飲んだ偽装自殺ピルも実は製造にテネットが関わっているのかもしれないと思ったけどどうだろう?普通の毒薬を回転扉を介することであのピルができたりしないだろうか?エントロピーの減少とかよくわかんね)
この説明を聞いて「結局アルゴリズム取られてもう一回タリンで奪取しに行ってんじゃん。逆行してきたんならなんでキエフの作戦失敗するんだよ」とつっこみが入りそうだ。この点は逆行経験者は常人とやや異なる思考をするためなんだと思う。「空ってわかってんだからわざわざ車越しにケース受け渡しするの無駄じゃね?」と一瞬感じてしまったりするセイターが仕掛けた挟撃作戦のまどっろこしさや、ニールの「起こったことは変えられない」という言動からわかるとおり、未来を知っていてその行為が自分にとって不利益になるとわかっていても、最終的な結果に至るプロセスに絡んでくるなら避けようがないし、パラドックスを起こしかねないので避けようとするべきではないと逆行経験者は考える。キエフとタリンの失敗があったからこそスタルスクの戦いが成功したんだと認識しているはずなのだ。
主人公は覚醒後に君はテスト合格者だと告げられるが、安全のために未来から来た主人公はテネットメンバーにも素性を明かしてない
このオペラコンサートのテロ事件はロシア政府とCIAが241をめぐって攻防を繰り広げるという風に説明したが、描写される情報が少ないために鑑賞しただけでは如何様にも解釈ができる。
第一に1998年にロシアから241がなくなった事件の際実際何があったのかはよくわからないし、その後の20年近く241がどんな環境に置かれていたのか、なぜ今はウクライナにあるのかも把握しようがない。CIAが戦っている相手はウクライナの特殊部隊に変装したロシア人なのか?それともロシアに脅しをかけるため241を利用しようとしたウクライナ政府が、ウクライナの部隊を借り出して工作しようとしているのかもどちらか断言はできない。CIA及びテネットも事前にいくつかワッペンを用意していた辺り当人たちもそこらへんはっきりわかってないようだ。
ここからは僕の想像でしかないが、実はこのテロ事件はセイターが裏で仕組んでいたことではないだろうか。
つまりスタルスクの企みから少しでも目を逸らすため、またタリンでの241強奪に繋がる道筋を作るために、コンサートでのテロが引き起こされるよう各要人をセイターが誘導していたのではなかろうか。
アルゴリズムを集めることをライフワークとしていたセイターは241の行方についても常に関心を払っていた。それは主人公よりも先にタリンで241の受け渡しがあることを知っていた部分で顕著に現れている。(セイターのアジトがタリンにあることから、セイター自身がタリンまで241を運ばせた可能性もある)セイターはウクライナで起こった事件の詳細を把握していたはずであり、把握するために自分や部下を現場に派遣していたと考えるのが自然だろう。
アルゴリズムを起動しようとしていた時にセイターはハノイ沖のクルーザーに居たが、このセイターは未来から逆行しやってきた個体である。では順行時間軸上のセイターはどこにいたのか?というと劇中明示されていないのではっきりとはわからない。セイターもキエフにいた可能性は大いにある。
スタルスクに側近ボルコフがいるため、キエフでのテロに一枚噛もうとしていた場合セイター本人が赴いて事態を確認するのは道理にあっている。また物語上の動機付けとしても妥当であるように思える。
僕が思うにセイターはこのテロに、未来から来た主人公を拉致し拷問にかけるという裏の目的を忍ばせていたのではないだろうか。そう考えれば、主人公Bが車に乗り込んだ後の「違う男だ」という台詞とも符号する。主人公Aを捕まえる魂胆だったセイターの手先が、間違えてBを車に招き入れてしまったためにあのようなリアクションになったのではないか。
セイターが終盤しげしげと眺めていたあの銀色のカプセル。あれはタイトルロールで主人公が飲み込むのに失敗したあのカプセルではないだろうか。
主人公に帯同したジョセも主人公Aを逃すためにBを囮にし、かつ主人公Bがテネットに保護されるまで時間を稼ぎ守るという使命を負っていたのではないだろうか。ジョセは主人公に飲ませるための特別なカプセルを携帯しておりそれを飲ませたのだ。
テネットという映画の全編はスタルスク挟撃作戦を内包した壮大な挟撃の戦いとも言えるわけだが、話は劇中を飛び越えて、さらに未来から逆行しながらテネットを指揮していく主人公と、何十年も前から順行時間上でアルゴリズムを集め世界を攻撃し続けるセイターの幾度にも渡る戦いがあるような気がしてならない。テネットのストーリーもまた長年の戦いの一部というわけだ。さらにいえばセイターを操る上位存在である未来人とそれに拮抗する現代人の戦いでもある。
こうして映画という枠を超えた途方もない入れ子構造を想像したとき僕はロマンを感じたし、ストーリーの背景にある物語を観客に思惑させられるノーランの作家性にただただ舌を巻くばかりである。
ブログ用として1か月半前に8割がた書いたものの、そのまま放置してしまった文章をまとめました。気がついたら11月になり世間は鬼滅の刃ブームの真っ只中。完全に時季外れとなってしまいましたがせっかく書いたのでここに流します。
これを書いたあともう一回観に行きました。Blu-rayも特典目当てで買うと思います。
現代の各地に存在する回転扉についての解説や、タリンでクラッシュしたセダンが風力発電所からテネットの研究所へ移動する際に使われていたものと同型ではないか?という考察など、他にも気になる点があるので機会があればどこかに書いておきたいです。
アルファードは、日産がミニバンの高級車として「エルグランド」がヒットして、「ミニバンの高級車の需要がある」って気がついたトヨタが出してきたのね。
高級セダンだったレクサス(セルシオ)やシーマも、イキったおっさんがVIPカーにしてしまった。(すごいよねVIPと言いながら、全然VIPじゃなくてイキったおっさんカーの意味になってるんだよ)
当然アルファードもVIP化してしまい、両方に需要がある状態になってしまった。
2000年代初頭にハイブリッド車が出たんだけど(初代プリウス)、これがいつものエコブームで一瞬公用車とかに売れた訳。でも所詮リッターカー崩れだからえらいさん秒で乗らなくなったの。
ここに出てきたのがエスティマのハイブリッド。これの黒塗りが、プリウスよりガタイがいいわ、元から特装のVIP仕様があるわでえらいさん用に大はやりしたの。エコだし車内はVIP仕様。ネックは見た目だけど、んなこといったらエコポーズだって見た目の問題だからさ。こいつでエライさん=黒セダンの構図が一気に崩れたのね。
流石にトヨタが市場価値に気付いて、より高級グレード狙ったアルファードとアルファードHVがVIP車に収まった、という仕儀。
そうなんだよ
アルファードがトヨタ車的にはミニバンの中で車格が高い位置づけとされている、ことが発端で、イキった人たちがアルファードカッケー!って言ってアルファードを買っているという因果関係だと思うよ
どうでもいいが、ヤンキーと喋ってて、「(メルセデスのセダンのような)VIPカーは渋くてかっこいいよな!でもノーマルじゃ車高高すぎでダサいから車高調は必須だけど!」みたいなことを言われて目眩がしたことがあった
まぁ、ヤンキーも車オタクも同じく井の中の蛙で、車オタクが「BMWの523iとか乗ってる奴、なにがよくて5シリなんか乗ってるわけ?単なる見栄っ張りじゃん」とか言うことを言うと一般人にはこいつダメだって思われてるんだろうけどね。
NVIDIA GeForce 3080 は以下のように区切ろう。
BMW 740i だと、セダンの7シリーズで排気量4000ccぐらいだろ?BMW 530d なら、5シリーズでディーゼルの3000ccエンジンじゃろ?知らんけど。
それをさっきのやつと比較してみよう。NVIDIA GeForce 3080 は NVIDIA の GeForce というブランドの 30番という世代の、8 シリーズなんだとみえないかい?
ほんでもって、ti ってつくやつは M モデルみたいなもん。TITAN とついたら、M5 とかみたいに世代で最強なのをいうのよ。全くネーミングセンスがないのだけど。
スポーツユーティリティービークル、運動能力が高くて便利な車ということらしい。四駆とか呼んでる人もいる。
あまりに売れるもので、ランボルギーニまでウルスというSUVを出した。
スポーツGTの名門として知られるベントレーもSUVを作っているし、美しいスワンウイングドアを持つアストンマーティンまでSUVを出す予定だ。
それらの超名門のスポーツカーメーカーのSUVは、もちろんその辺のスポーツカーなんかより速い。
またSUVは実際の体積よりも、遙かに大きく見えるので、堂々として見える。もちろんトランクのないハッチバックスタイルなので、荷物も沢山載せられる。
しかし超名門の2シータースポーツカーと比べると、ドン亀といってもいいほど遅い。またバンほどは荷物も載らないし、ロールスロイスのファントム エクステンデッドホイールベースと比べれば、シロナガスクジラの隣に象が並ぶようなもの。
我々車好き(SUV好きもいるだろうが典型的な車好きを想像してほしい)がSUVが嫌いな理由はそこなのだ。
売れているSUVは、何でもできるように見えて、なにもできていないのである。
テーマ性というか、イデオロギーというか、そういうものが足りない。
例えば速いSUVの代表であろうポルシェのカイエンは、決して911ターボには追いつかない。価格帯と年式が同条件なら勝てないことに、左眼を賭けてもいい。
またSUVの名門ランドローバーが出しているレンジローバースポーツは、ミニクーパーのスポーツ仕様より少しばかり速いだけだ。
様々なことが得意なように見えるSUVとは、スポーツカーよりは遅く、バンよりは積めず、セダンよりは乗り心地に劣るとも言える。
では悪路走破性といえばというと、一部のSUVを除けば、大体のSUVはジムニー未満だ。
だとするならば、何がSUVを買わせるのであろうか。ウルスの見た目はアヴェンタドールほどなくはないし、興奮もしない。燃費はあの重さなのだから、低くして体積を小さくすれば同スペックの場合はもっと良くなるだろう。
それにあんなに空間が必要なほど、一般的には荷物があるのだろうか?IKEAやキャンプに行く時は重宝するだろうが、そんなに頻繁に行くものか疑問だ。
年2回のスキーのために、毎日スキー靴を履くのはバカげている。
結論、何も褒めるところがないのにこんなに売れている。だからSUVが憎いのである。
魅力的な車への予算は削減され、何も褒められない車ばかりが開発されているのだ。