はてなキーワード: 藤原竜也とは
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2012.02.27 Monday08:35
「家から一歩も出たくない病」(怠け癖)発動中なので、下絵しながら、
以前作って冷凍しておいたロールキャベツを、2~3時間コトコト煮込む。
うちのロールキャベツは美味しいよ。
なぜなら、有名シェフの料理本のレシピを、基本そのまんまだから。
たまに焦がすけど。
私、レシピ見ないと八宝菜すらろくに作れないレベルなんですけど、
洋風煮込み料理とパンとお菓子だけは、やたらマジメに作るのです。
なんでかな?と、探ってみたら。。。
多分、この3つが「母の苦手分野だから」なんですよね。
実家ごはん、基本和食中心で、どれもこれも美味しいんですけど、
お商売してて時間に余裕が無かったせいか、洋風煮込み料理の煮込みが甘い。
「おかあちゃん!ロールキャベツのキャベツが子供用ナイフじゃ切れないよ、、!」
幼い頃満たされなかったちっぽけな欲求までも、人は大人になって自力で
満たそうと邁進するのでしょうか。仕事して、得たお金でルクルーゼとか買って、
と、同時に、母のロールキャベツも、ちょっと懐かしく思い出す。
料理してると、こういう事が多いです。
味覚以外の色んな感覚が刺激されるというか。
そんなこんなどうでも良いことを、日常生活の合間にあれこれ思うんですけど、
これを掘り下げて書いたら漫画のネタに出来なくなるじゃん!とか、躊躇する事多いです。
気になってきた。
1
ごはん---
すっかりブログほったらかしてしもうたー。
近頃、知り合って間もない方に、「キミ、気分屋でしょ。」とか
ツッコまれること多いよ。気を付けないと。
でもがんばるよ!ということで、下絵のお供に「スカパラ」のライブDVD。
スカパラ好き。踊りたくなって困るけど。
一見、正反対に思える言葉を繋げると、なんだか自由な感じがしていいな。
バレンタインデーでしたね~。(遅っ)
2~3年前、チョコ好きで有名な作家友達に、美味しいチョコレートのお店を
いくつか教えて貰って、食べ比べてみたのですよ。
どれもとっても美味しかったけど、私は「フランク フレッソン」のチョコが
特別大好き♡
あまりに美味しくて感動したので、普段甘い物をほとんど食べない友人にも
プレゼントしてみたら、「美味しい!美味しい!」と喜んでくれて、
美味しいモノは、幸せを運ぶね。
ちなみに、日本に出店してないので、イベント時にしか買えないのですよ。
写真は去年の。今年買えなかった。残念だなーっ。
下絵やるか。
1
日記---
パンを焼いてみたよ。
飽きなくて一番好き。10%全粒粉。
焼き色つくの早い。楽しい。
ガスだとブレーカー落ちないしね!3日に一度は落ちてるんだけど!
(落ち過ぎ)
2
パン---
ベツコミ2月号の読者プレゼントで、「Piece」の切手を作って頂いたのですよー。
実際に使えるんだって。嬉しいな!
1
お仕事---
しばらく風邪っぴきで、寝込んでましたよ。あーあ。
こないだ「風邪ひきにくくなった」って、書いたばかりなのにな!
風邪ん時は、お粥よりうどん派です。味覚鈍ってても、美味しいから。
ずっとグダグダしてたんですけど、復活したので
担当さんに、お芝居に連れて行って頂きましたよ。
お芝居って、アレですよね。
コンサートや映画とかもそうですけど、閉じた空間で大音量で矢継ぎ早に訴えかけてくる
音楽やセリフに集中していると、一種トランス状態になるっていうか。
制作サイドの思惑や感性を、裏から表から欲張りに全部受け取ろうと
風邪でぼんやり鈍った脳みそを、他人の手でカパッと開けられて、
勢いよく掻き回された、今回特にそんな感じ。
下調べして行けば良かったかなー。
正直、理解しきれない部分も多かったんですが、良い刺激になりましたよ!
藤原竜也さんの立ち居振る舞いが、妙に色っぽかった。テレビで観るよりずっと。
少年っぽい方だと思っていたのに、いつの間にやら凄く男っぽい。
色んな人のおケツを沢山見たよ。
周りの人が「カーネーションが面白い!面白い!」というので、HP見てみたら。。
脚本・渡辺あやさんなのね。しまった。観とけばよかった。(すでに手遅れ)
去年作った「鬼っこ巻き寿司」載せとこ
全部酢飯なので、美味しくはなかったです。
クックパッド見て作ったんだっけ??
去年描いたイラストも載せとこ。
(おうどん飽きたよ!)
CG屋でありMV監督などをメインに行っていた曽利文彦が監督を、宮藤官九郎が脚本を務めた。
監督、脚本の外連味溢れる演出、窪塚、中村獅童らの怪演が松本大洋の大仰な作風の再現に一役買っている。
5巻分を2時間の映画に収めるために設定や展開に一部変更があるが、漫画の実写化の成功例に挙げられることが多い。
「ハゲタカ」などの大友啓史が監督、香港でドニー・イェンの盟友として鳴らした谷垣健治がアクション監督を務める。
脚本部、コスプレ感、牙突に難を抱えながらも、香港映画さながらのアクションシーンが高く評価された。
GANTZやアイアムアヒーローの佐藤信介が監督、1年にわたる脚本会議には原作者も参加した。
映像にこだわり中国でのロケを敢行したり、アクション、合戦シーンのこだわり、顔が似ているだけじゃない配役など
前述のるろうに剣心同様、ちゃんとかけるべきところに金かけて映画撮れば行けるんやぞという気概を見せつけた。
藤原竜也、松山ケンイチの怪演が話題を呼び前編28億、後編52億という異例のヒットを飛ばした。
制作は突貫に次ぐ突貫で「前編制作時には後編の脚本案すらゼロ」「クランクイン直前に松山ケンイチが決まる」「前編の編集をしながら後編の脚本を書く」など非常に難しい状態で作成されていたが概ね好評。
福田組特有のコスプレ感、メタネタ、くどいギャグ、大げさな演出などが銀魂の作風と大いにマッチしており大ヒットを飛ばした。
後にのだめカンタービレなどの監督を務めるドラマ監督の武内英樹が監督。
ヨーロッパを舞台にしながらも顔の濃い日本人役者を「ローマ人」役として大胆に起用するギャグ的な要素と
ローマでのロケや、海外のスペクタクルドラマ「ROMA」のセットで撮影を行うなど本格派な映像がマッチし好評を博した。
すげー売れたし映画化もした
すげー売れたし映画化もした
花より男子の枠は元々のだめカンタービレのドラマ化の予定だったが
テレビ局がジャニタレゴリ押ししたため、原作者がドラマ化を拒否。
困ったTBSが、せや花より男子の版権あるやん!と急きょ座組を組みなおし2か月で撮影した。
個人的選外
映画としての出来はいいと思うんだけど原作が好きすぎて実写化としてはあんま認めてない
でもすげーヒットしたしパヒュームがすげーよかったので成功例にしてもいい。
邦画特有の登場人物がすげー馬鹿になる現象が発揮されすぎてて個人的には微妙
1は別に悪くもなければよくもない普通の映画だけど2が酷すぎたので。
いや、うん
個人的に好き
内容は全部タイトルに書いてある通り。
コロナ禍の真っ最中の話だし、前職辞めてるからもう時効だと思うしここに書く。なお申し訳無いけどおじさんの下半身の話も出るから気を付けてね。
数年前、世間はコロナの真っ最中で、増田の勤め先も漏れなく在宅のリモートワークになった。
営業職の増田にとっては天国だった。得意先に行かなくても商品と数字は引き続き動く、増田の業務はせいぜい1日に数回客先からの電話とメールくらい。そりゃあサボりにサボった。
在宅ワーク経験者は分かると思うが、面白いもので最初は皆おっかなびっくり、コソコソとサボる。
勤務時間中だけど近所のカフェに行っちゃおう〜とか、朝に始業の連絡入れたあと二度寝しちゃおう〜とか可愛いものである。どうせすぐに終わるボーナスタイムだ、満喫しないと損だと考えた。
だが予想に反して世間は落ち着かず、在宅ワークは長く続いた。サボりも2年目ともなれば慣れたものである。最初はコッソリ喫茶店に行ってた増田も、もはや当たり前のようにDLsiteで買った同人ゲーをやっていた。
さて流石に一日中座りっぱなしでケツも痛いし、昼飯のウーバーイーツも飽きてきたし、たまには運動しなきゃな〜なんて思ったある日、配達されたハンバーガーを食べてふと気がついた。
「ウーバーの配達すれば、運動もできてお金を稼げて、一石二鳥じゃん」
在宅勤務でやることもないので時間もある、座りっぱなしも良くないし、運動がてら自転車に乗ろう。嫁にバレると色々言われて面倒だけど、幸いなことに嫁の職種は出社が必須なので、家はいつも1人だ。
『嫁にバレずにウーバーイーツいくら稼げるかチャレンジ!』と1人でYoutuberのような気分になった。
早速配達員としての準備をした。自転車はあるから、あと必要なのは黒くて大きいリュックと、ヘルメットもあった方がいい。
万が一の事故に備えて、安全性の高い2万円のを買った。ヘルメットの値段は中身の頭の値段、俺ほどの頭ならもっと高くてもいいかななんて思いながら、サボり→大サボり→ウーバーイーツとポケモン御三家みたいな進化を遂げた。
ちょろっと自転車を漕いでは週に1万円の稼ぎを得つつ、得意先は電話で対応、会社には業務終了の連絡をして、嫁におかえり〜と声をかける。
そんな社会をクソ舐めた生活が続いても、嫁は案外気付かなかった。
嫁は元から細かい事は気にしないゆってぃのような人だったが、最後の方は普通に玄関にウーバーのリュック置きっぱなしというポカもした。それでも気付かなかった。何で?。
ケツが痛い。
確かに増田のアナル付近にはもともと大きめのデキモノがあった。しかし痛みも無いし、そのうち消えるだろうと放っておいた。
それが度重なるリモートワークの座りっぱなし生活と自転車の振動によって圧倒的な成長を遂げ、ついには痛みを伴うようになってきたのだった。
ウーバーイーツ開始から4周目でいよいよ自転車に乗れなくなり、病院へ向かった。
トータルの稼ぎは4万円でギブアップだ。業務中に病院に行く訳にもいかないので、有給を取って肛門科へと急いだ。
待合室でドーナツクッションを敷いて待っていると、増田の前のおじさんが呼ばれ、ぶすっとした面持ちで診察室へ入っていった。
肛門科にいる人間の表情は、得てして「不機嫌」か「死にそう」のどちらかである。
不機嫌おじさんが入って少し経つと、
『ん゛な゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛』
ドア越しに叫び声が聞こえてきた。
みんなメイドインアビスって知ってるかな?あれに出てくるナナチの声全部に濁点を付けたような、呪詛めいた声だ。
(大人のオスがこんな情けない声で鳴くんですね♡)と心の中のメスガキが語り掛けてくるが、余裕ぶっている暇はない。次は我が身である。
汚ねぇナナチ(CV:藤原竜也)が死にそうな顔をして出てきた後、増田の名前が呼ばれた。
在宅勤務とウーバーイーツの現状、アナルの症状を医者に話して、触診となった。
「横になってズボンとパンツを下ろしてください」と言われたので言われた通りに脱ぐと「前は出さなくていいです」と嗜められた。罠かよ。
『横になってお尻を向けた状態でパンツを後ろだけ下げてアナルを見せる姿勢』という、肛門科にとっての日常は俺らには非日常なんだから、知らんかったらそりゃチンポもまろび出ますわな。
いざ触診。
早い。2秒くらいしかみてないじゃん。
手術ってそんなに軽い感じなんだ。アナル爆発初心者だから知らなかった。
そこからはあっという間だった。アナル付近にこまめに麻酔を打ちつつチョキチョキ患部を取り除く。
麻酔と言っても完全にシャットアウトするわけじゃないし、アナル周りは神経も敏感で普通に痛い。
待合室の方々には申し訳ないが、俺もまた数多くの汚ねえナナチ(CV:こりゃめでてーな伊藤)の1人になり、1万7千円の診療を払って帰った。
名探偵ピカチュウのようなシワシワ顔で家に帰った増田を、嫁はひどく心配した。
こうなってはと、全てを話した。
ケツを痛めたこと
ウーバーイーツで4万円を稼いだこと
リュック3千円とヘルメット2万円と治療費1万7千円で丁度4万円消えたこと
もうこりごりなこと
洗いざらい話した。
嫁は「君らしいね」と笑っていた。何で?。
あれから数年経ち、増田は転職して普通に出社している。在宅勤務を手放すのは名残惜しいが、やはり営業職は外に出る方が性に合っている。
あの時稼いだお金は消えたけど、経験は確かに自分の中に生きている。
さて、そろそろ嫁の冬物のコートをまとめてクリーニングに出しに行かなくては。
というのも、最近入社した会社はさ、いまテレワーク中心だけど「徐々に出社頻度を上げていこう」ってなっててさ。
「月2,3回程度の出社頻度」て話で入社したけど上司からは週2出社を命じられたのよ。
まあそれは全然良い。仕方ない。個人的に週3もテレワークできるなら十分だ。
ところがだ。同じチームの若手の子は以前と変わらず月2出社にしてるのよ。
上司は注意もしない。
この時点で「ハア?」なんだけど本題はそこじゃない。
SKYSEA Client Viewって皆さんご存知でしょ?藤原竜也さんのCMでお馴染みのIT資産管理ツール。
あれってさ、社内PCの一覧を出せるだけじゃなく、各PCでいまアクティブになってるウインドウがリアルタイムでわかるんだ。
とか
みたいに、前面にあるウィンドウのタイトルとソフト名が表示されるのね。
普通に仕事してたらパッパッパッとタイトルが切り替わるもんだけど、若手の子はぜーんぜん動きがない。
ずーーーっとOutlookの受信トレイを表示してたり、ずーーーっと社内ポータルを開いてたり。
デュアルディスプレイで片方のモニタにSKYSEA開きっぱにして仕事しながらチラチラ観察してたんだけど、
そいつ今日の午前中はずーーーっと勤怠管理システムの打刻画面だったよ。
きっと出勤の打刻だけして寝てたんだね。
適切な量の仕事を振れてないマネジメント側の問題でもあるとは思うんだけど、テレワークって人を駄目にするのかしら?
もしかしてテレワークしてる人たちってこんなサボってるやつばかりだったりする?
て一瞬思ったけどそいつと話してみたらやる気も主体性も能力も微塵も感じないクソみたいな人間だったのでそんなこたないな。
例えばイギリスなんかでシェイクスピアの舞台で主役とかできる役者は超一流とされているんだけど
(有名どころだとドクターストレンジやってSHERLOCKってドラマで主演はったベネディクト・カンバーバッチとかがハムレットやってる)
役者としてなぜ超一流かと言われるとシェイクスピアのあの小難しいセリフをものすごい綺麗な発音でとても流暢に感情を乗せて説得力のある演技ができる、という点において超一流とされているのよね
さて、ではこの技能はリアリティ重視の演出に逢いますか?と言われると実はかなり難しい
例えば本邦に置いてシェイクスピア俳優で有名な俳優をあげていくと吉田鋼太郎と藤原竜也だ
この二人、ドラマとかにもよく出ているので皆さんもご存じの方が多いと思うが、この二人が画面に出るとそれだけでリアリティラインが難しくなるのが皆さんお判りになるだろう
いや、この二人の舞台演技めちゃくちゃにうまいんだけど、ドラマに出た時画面として、リアルというよりも芝居じみた豪奢なセットの中で映える演技だというのはなんとなくわかるだろう
なのでリアリティラインがリアルに近い作品(もしくは静かなドラマ)にこの二人が出るとちょっと画面としてリアルからかけ離れてくる
(それでも吉田鋼太郎とかは、おっさんずラブとかでドラマヒットしてるわけだけど、あれはおっさんずラブというある種の漫画的な演出が多用された作品に置いて吉田鋼太郎という芝居じみた重厚な見た目とコミカルさがとてもよくバランスとして当てはまったからだ)
では、ここにおいて「役者のうまさ」とはなんなのかという話になってくる
どの作品に出てもある程度作品の色に合わせられる、とする人もいるだろう
リアル調の演技ができる、自然な演技ができる、という人もいるだろう
シェイクスピア俳優のように長いセリフを情感を込めて言い立てができる、という人もいるだろう
このように、求められるプラットフォームやジャンル、場面において役者というものの演技はかなり異なってきており、ともすれば作品にあってないというところで下手と言われることもままあるのだ
んで、こっからは本邦の問題なんだけど、日本のドラマに置いてのキャスティングっていうのがかなり話題性重視になってしまっていた時代が長く続いていた時期がある
いわゆるキムタク筆頭のジャニーズ使っておけ時代だったり、アイドルや話題性の芸人だしておけ時代である
いや、ジャニーズでも森田剛とかシェイクスピア俳優ちゃんといるし技術つ的に高い人もいるから一概に悪いとは言えないが、とりあえず出しておけという時代があったのだ
それにより、すこぶる作品にマッチしないけど客呼べるから作品に出しておけで作品に起用されていた人々というのが結構いたのである
というのが量産されて行ってしまい、本邦のドラマのクオリティが一時期下がり、それでも客がそういうものの方がつくのでそういう作り方をせざるを得なくなってきたという側面があり、
求められる役者像がどんどんと変な方向に行っていったというのが「日本の役者は演技が下手問題」の根本にある
つまり、ことこの問題に置いてはキャスティングをしたプロデューサーがゴミな人間が多かったというのがこの問題の本質なのだ
なので、自分の好みだなあ、このキャスティングいいなあと思ったプロデューサーの名前をチェックしてドラマを見ていくと、かなりの確率でいい役者を見れるので皆さんも参考にしてほしい
世にも~とかでオエッてなったことない
あれは顔で売れたわけじゃない役者が9割を締めているからだと思ってる
日朝卒業したて、女性向けミュージカル卒業したて、ジュノン系モデル、アイドルの卵…
要するに「顔が第一、ダンスも歌も声優も演技もあとからどうとでもなる」という思想のもと
経歴の箔付けにねじ込んでくるせいだと思う。
ああいうのが演技でもおこってると思う。
蜷川排出の役者は、蜷川さんに死ぬほど怒鳴られてきてるから、強いし、自分に厳しい。
でも藤原竜也のオーバーな演技をこすってはいつまでたってもクスクスするじゃん。日本全体がそれを許してるじゃん。
あれじゃあ本気で感情移入して腹から声出してキャスト食えるくらいの演技するより
仕事帰り、駅のホームに降り立つと、ガタガタと騒がしく走る反対車線の電車を横目に疲れた足取りを進める。やがて正面に見えるのはホームに雑然と建てられた小さな建物。『あんスタ』とだけ書かれたシンプルな看板を一瞥すると、横開きのドアをスライドさせて中に入る。入り口横に備えられている薄汚れた食券機で「ぶっかけひいあい」の食券を購入すると、カウンター向こうにいる店主へ無言で受け渡す。
注文品が出来るまでの少しの合間、半分閉じかけた瞼で店内を見渡すと、大方いつもいるような層ばかり。一人でなにかぶつぶつと呟いているくたびれたコートを着たらびおじ、イヤホンで何かの音楽を聴きながら涙を流している流星隊Pの女子大生、高いヒールをカツカツと不機嫌そうにならすOL風のUNDEAD担。
何かを考える気力もないまま立ち尽くしていると、ドン、とカウンターに丼が置かれる。その丼を手に取って、私も無気力な有象無象の一人になることにする。
ただ木の板が壁から張り出しているだけの席へ着くと、備え付けの割り箸から無造作に一本選ぶ。たいした力も入れなかったため、割り箸は綺麗に割れなかった。
ささくれた木の棒を手に、ひいあいの攻略を始めることとする。僕の行為を気に留める誰かもいない今、わざわざ食事の挨拶をする必要もない。
箸で一つまみひいあいをすくい上げると、湯気が出ているわけでもないのに、なんとなく食べるときのくせでふうふうと息を吹きかけてしまう。そして口元へ運ぶと、ずるりと音を立てながらすすり上げる。
しょっぱい、と感じる。おいしいおいしくない以前に、味付けが濃くて判別できない。こんなもの、きっと家でゆったり家族団欒を楽しみながら口にするものではない。
ただ、座る席もないような立ち食いの店で、時間をかけずに食べるにはちょうどいい。疲れた心、疲れた体ではきっと舌も麻痺していて、繊細な味付けなんかされたところでどうせ今の僕には理解できないだろう。
僕は無心でひたすらひいあいを口に運んだ。
ーーあんさんぶるスターズを一言で表すと何? と友人から聞かれたとき、僕の脳裏によぎったのはありもしない立ち食いそば屋での記憶だった。
ありもしないという通り、実際には立ち食いそば屋なんて一度も入ったことがない。すべて妄想であるため、立ち食いそばの実情と大分食い違う点があるだろうことをご留意いただきたい。
そもそもどうして友人があんさんぶるスターズについて僕に聞いてきたかというと、僕があんスタに沼ってるからとか、推しがいるからとか、そういう類の理由ではない。
むしろその逆で、仲間内では「あんスタアンチ」で通っているためである。
僕はことあるごとに「最近のオタクが軟弱なのはあんスタのせい」と口にしている。
友人は、逆にあんスタ沼へ落ちている人と話す機会ができたから、僕のあんスタに対する意見も聞かせて欲しいという塩梅だった。
その質問に対して僕はこう答えた。
一言で表すならあんスタは立ち食いそばだ、と。
僕があんさんぶるスターズを初プレイしたのはリリース当日だった。キャラクターデザインも美麗で見目が好みのキャラもいたため、プレイ前は期待を抱いていたように思う。
けれど実際にサービスが始まり、プレイして感じた違和感。
どいつもキャラが濃い。
奇抜な口調、過剰な趣味、人間味のない受け答え。
まあでも、多キャラものを通ってきた身としてはキャラが尖るのはよくあることだよなと思う。
そのときの僕は、まあ自分向けじゃないよな、程度に収めてプレイを止めた。
ただし、皆さんご存じの通りあんさんぶるスターズの勢いはすごいもので、周囲にあんスタ好きの人は多数いたし、積極的に摂取しなくとも副流煙でストーリーが理解できる程度には定期的に何かしらの情報が流れて来ていた。
また、同居人があんさんぶるスターズのとあるカプに沼ったことで、身近に触れることにもなった(当の同居人は現在あんスタと袂を分けている)。
僕もmusicが始まった際は再びインスコしてALKALOIDにうつつを抜かしたりもした(今でもたまにカプ検索はする)。
けれど人間関係と一緒で、一緒にいる時間が長くなればなるほど嫌いな側面というのは見えてくるもので、嫌な部分が過剰に見えてくると耐えられなくなってくるものだ。
やがてただの一ジャンルから嫌悪の対象へとあんスタを昇格させた僕は、自分があんスタを受け入れられない理由を求めて考察するようになった。
実際に以前よりあんスタに触れてみて、考察してみて分かったことは、濃いのはキャラクターだけではないということだった。
ストーリーは大味で、基本的に繊細さはない。
まずそもそも、改めて考えてみるとどうしてみんなアイドルを目指しているのかが分からないしストーリー上で明かされない。さらに、アイドル活動らしいことをストーリー中でほとんどしていない。
ライブステージが始まったかと思えば、急に時空が歪んだのかと思うくらいステージ上でめちゃくちゃ喋ってる。
女性向けゲームといえばキャラクター同士の人間関係も重視されるかと思うが、その人間関係においてもカレーにケーキを乗っけたみたいな料理が提供される。
あんスタ制作人はどうもカップリングを乱立させるのが好きなようで、いたるところで男同士を絡ませて地雷持ちカプ厨の息の根を止めていく。
新しく形成された二人の関係が精巧に描かれていればまだいいものの、実験を楽しむマッドサイエンティストみたいな気分でシナリオが提供されるため、キャラクターを元あるグループと別ユニットに所属させるなど、ファンを不安にさせることに余念がない。
また、新しく激重感情が交わされる人間関係が構築される場合、基本的に他の人間関係をすべて無視した上で行われるため、一人の人間が人によって仮面を使い分けているというよりは、パラレルワールドや二重人格の様相を呈する。
つまり、あんさんぶるスターズは細かな調味料の調整によってストーリーが作られているのではなく、砂糖と唐辛子と塩を混ぜ合わせて作った味付けの濃いコンテンツ、だと僕は認識している。
けれどその大味のコンテンツが、流行しているのも事実だ。
僕視点から見るとクソみたいなコンテンツだったとしても、見る人によってその価値は変わってくる。
例えば、あんさんぶるスターズを舞台上で演出される戯曲だと解釈する。<br<br>>ストーリーが大味なのも、会話がやたら長いのも、キャラクター設定が繊細でないのも、すべて舞台上から観客に届けるための演出である。
細かな仕草で伝えても見えない観客もいるかもしれないし、細々した心理描写を入れるのは舞台には適さないため必然と会話は多くなる。俳優の藤原竜也は演技が過剰でそれがネットミーム化することもあるが、あの演技は舞台で育ったからに他ならない。
我々は舞台上の彼らのやり取りを鑑賞しているのだ、と考えれば過剰な演出もおかしくはない。
ではどうして戯曲的な大味コンテンツが流行しているかという問題になってくる。
結論から言うと、あんさんぶるスターズは今の時代に適した形態で提供されているからこそ、人の心を捉えているといえる。
今の時代、世の中にアニメやゲームをはじめとしたサブカルチャーコンテンツなんていくらでも溢れていて、一つのコンテンツに多大な時間や集中力、意識を割けないと考えている人は多い。
他にも、ストレス社会と言われる現代、ジャンルに沼っていたとしても私生活の問題で時間が取れないこともある。
そもそも立ち食いそばの味付けが濃い理由は、立ち食いそばは舌の上に食材がのっている時間が短く、一瞬でも満足感を得られるようにするためだ、と記憶している。
あんスタも同様に、味付けが濃いので舌の上にのっている時間が短くても満足感が得られる。
深く味を吟味するには向いていないが、短時間で楽しめるアトラクションではあるといえる。
あんスタは基本的に、一人のキャラクターが他のキャラクターとフラグを建てているときに、他のフラグをすべて忘失する傾向にある。
例えば、真白友也は氷鷹北斗の前にいるとき日々樹渉の存在が消えるし、逆に日々樹渉の前にいるとき氷鷹北斗の存在は消失する。瀬名泉において、月永レオと遊木真をそれぞれ相手にしているときも同様である。
逆に捉えれば、例えば特定のカップリングを追っているだけであれば、他のキャラクターとの関係性を一切履修する必要がないのだ。
その分他のコンテンツに時間をさけるし、キャラ理解を深めるために地雷カプへ突入する必要がない(公式PV爆撃で地雷を踏むことはあるが)。
あんスタくんは公式が常に二次創作してるようなものなので、よく燃える。それゆえに、ファンが二次創作するにあたって公式以上に悪目立ちすることはあまりない。
また、キャラクター性は特に味付けが濃いため、二次創作する上で多少の改変が行われても紛れて悟られづらい。
要するに、公式のキャラクターに見た目や口調が相似していれば全部そのキャラクターっぽくなる、という二次創作における最大の強みを持っている。
極論、つまりあんさんぶるスターズは今の世間に向いたコンテンツではあっても、僕向きではないという話である。
以前、僕は運営会社を同じくするエリオスライジングヒーローズに片足突っ込んでいたこともあるのだけれど、ジャンルを離れた理由は「設定が雑」「運営が信じられない」「キャラが守られていない」だった。
あまり詳細に書くと長くなるので割愛すると、つまり自分が求めている作品には、世界観がしっかりしていて噛めば噛むほど味が出るようなキャラクターやシナリオが必須であると認識している。
カップリング前提で見ているのではなく、そのキャラクターや仲間、背景を知りたいと思うしさまざまな関係性によってその「推し」が形作られていく過程を吟味したいと思う。
自分のオタク志向的に、あんスタは合っていない、と感じた。
ただ、not for meなだけなら、ここまであんスタアンチに近い発言を繰り返すこともなかった。
あんさんぶるスターズは確かに現代に適した形態でコンテンツが提供されているだろう。一瞬舌に乗っただけでアトラクションが楽しめる大味なあんスタというジャンルは、簡単に「オタクしてる」感が味わえる。
ただしそれは同時に、「味音痴」を作り上げる結果になっているのだ、と僕は主張したい。
あんスタは一大ジャンルなわけで、あんスタを通ってきた人は非常に多い。
ただしあんスタに慣れてしまった人にとって、作品やキャラクターを吟味するという行為は推しを推すために必要な行為ではない。濃い味付けに慣れきってしまって、自分から味わいに行くことはしない。味わわなくても楽しめるし、そもそもよく噛んでも良い味がしないという学習をしてしまっている。むしろ、二次創作においてはセルフで醬油やわさびを足して自分好みに都合よく改変しても、元がカレーにケーキを乗っけてるようなものなので違和感を覚えない。
周囲を観測したり、色々なジャンルを渡り歩いていると、明らかに味音痴のオタクが増えてきたと感じる。繊細な味付けが分からないため、その作品やキャラクターに対して食レポができない。二次創作しても、キャラクターの見た目や名前や特徴的な口調だけが一緒の何かになりさがってしまっている。
他ジャンルでキャラ乖離が激しい・キャラ解釈がない人の過去ジャンルを見てあんさんぶるスターズがあったとき、何とも言えない気持ちになる。
そんな周囲の状況を見ていると、僕はどうしても「すべてあんスタのせい」と言いたくなってしまうのだ。
作品の推し方、作品との接し方というのは人それぞれだと思う。こうしろと強制するつもりはない。時代の移り変わりであり、この流れを受け入れるべきなのかもしれない。
ただ、一オタクとして小言を許してもらえるのなら、たまにはその作品をあなたなりに深く味わってみてほしいと思う。
そしてその料理がなにで構成されているのか、自分なりに考察してあなたの解釈を深めて欲しい。他人と同じ解釈にならなくて良い、正解なんてない。人の数だけ解釈があり性癖がある。
大多数のオタクが味音痴にならないで欲しいと、強く願う。