はてなキーワード: 漠然とは
わかる。私も女の子欲しかったし、生まれる直前まで女の子の名前しか考えてなかった。(男だとはわかってた)
経済的にも境遇的にもひとりしか産めないので、二人目以降は考えてない。
しかし男の子でも産まれてみたらまあかわいい。授かり物だよねほんと。
将来的に男は巣離れするけど、それは仕方ないことなのかなと漠然と思ってる。逆に巣離れしないのも困るし。女でも巣離れする人はするし。
「“結婚はゴールじゃない”なんて言う人いるけど、あれ大した理屈じゃないよな」
俺がそう言うと、兄貴は体の向きを変えないまま「そうだな」と答えた。
「“じゃあ、あんたのゴールはどこなんだ”って聞いたら、その人は有耶無耶にしか答えられないんだよ」
「まあ、そもそもゴールなんてないんだろう」
「兄貴、よく分からないまま“ない”って言うのは誰でもできるぞ」
相槌を打つなら丁寧に打ち込んでほしい。
そう釘を刺すと、今度は考える仕草をし始めた。
形だけの素振りだ。
「じゃあ人それぞれ、色んなゴールがあるってことなんじゃねーの」
「“人それぞれ”って結論も誰でも出せるよ。頭カラッポにしててもね」
「そう言われても、これ以上は容量を割きたくねーよ」
兄貴は自分のやるべきことや、やりたいこと以外に労力を費やさない。
興味がないことには、とことん興味がないんだ。
そこへ向かうため走っているのか歩いているのか、何らかの乗り物で移動しているのか。
どうあれ進み続けるしかないって点では同じで、それさえ分かってれば十分だと思っている。
「で、母さんが言ったんだ。『婚活』という枠組みで考えるなら、結婚をゴールというのは間違ってないって」
「ふーん」
「その後の結婚生活はもちろんあるけど、婚活というレースは終了しただろ?」
「ああ」
もう少し食いついて欲しいんだけど、そっ気ない返事ばかり。
俺が一方的に喋っているだけ。
「ねえ、ちゃんと聞いてる?」
「聞いてるって。大事なのは他人の設けたゴールを腐したりしないこと、だろ?」
「うん……本当に聞いているっぽいね」
「ゴールを目指して走っている人を、観客席から野次を飛ばすな。そんなことをする輩こそ腐ってる、だろ?」
「いや、そこまでは言ってない……」
そうして話が終盤にさしかかったとき、ようやく兄貴の口が滑らかになってきた。
「結婚というゴールを目指す婚活レース……タケモトさんは今でも必死に走ってるんだろうか」
「え、タケモトさんって婚活してるの?」
だが滑らかになりすぎたらしい。
タケモトさんの名前を口にした後、兄貴は明らかに「しまった」という顔をした。
「あー……お前は知らなかったんだっけ」
俺はその時が初耳だった。
タケモトさんは近所に住んでいて、いつもムスっとした顔をしている人だ。
何度も遊びに行ったことがあるけど、そういのに興味あるイメージがなかったから意外だった。
「ねえ、そのタケモトさんの話聞かせてよ!」
「俺が語ることじゃない。お前に話してないってことは、あんまり吹聴されたくないんだろう」
俺は不思議に思ったことや、漠然としたものの答えを探すのが好きだ。
「……はあ、他の人には話すなよ」
そして俺の野次馬根性と戦い続けられるほど兄貴は義理堅くない。
やれ誤診だ
ヤブ医者だ
ちゃんと診てくれないだ
常にビクビク患者様の動向伺って
患者様は
大した用でもないのに救急車使ってご来院なさったり
予約時間すっぽかしたり
外来で待たされたってブチ切れてきたり
テレビ見て不安になったとか言ってトンチンカンな病気の名前出してくるし
スピ系に走ってわけわかんない水だの信じて治んない段階まで癌放置した後病院来て「何もしてくれない!」とか言うやついるし
妊娠してません!絶対してません!とか言うけど妊娠検査したら陽性で親の手前言えなかったとか
妊婦だけど検診行く暇がなくて放置して突然破水して何もわからず救急車で運ばれていきなり出産とか
手に負えないよはっきりいうけど
そらわかってるよ本当に大変な人がいるって言うのは
こっちだって本当に大変な人救うためにここまで勉強してるんだよ
その人たちに言ってるわけじゃない。それは当たり前。病気になるのは誰のせいでもないから。
でもその前に超大量の超どうしようもない人がいるわけ。そっちをさばくのにめちゃめちゃ時間かけてるわけ。
あなたもさ、毎日毎日買いもしないくせにクレームつけてくるお客さんが入れ替わり立ち替わりお店に来たらどう思う?本当に良いお客さんもいるだろうけど、仕事へのモチベーション保てる?保てなくね?医者も人だよ??
誤診なんてしたいわけないじゃんそんなの嫌に決まってんじゃん
ヤブ医者はそりゃ居ないとは言わないけどさ、大概の医者が真面目に働いてるよ、先生たちみんないい人だよ、でも疲れてる。本当に本当に疲れてる。
認知症の人間を拘束するな!っていうけどじゃあ点滴自己抜管したり転倒して後遺症残ったり、認知症の他の患者に殴られたり夜中に勝手に出て行って道端で死んだとしても納得しますっていう同意書全員に取らなきゃそんなもん無理だわ
見守ればいいって言うけどその人件費はどこから?あなたのお財布から??
拘束しません!努力!とかいう記事見たら患者を抱きしめるとか言ってんのな、現場見たんかワレって感じ
ご家族が泊まり込みで抱きしめて差し上げたら??殴られると思うけどね。
それなのに皆さん消費増税でめちゃめちゃ文句言ってんの笑っちゃうわ
あなた方の医療もあなた方の親御さんの介護ももう支えられるだけのお金なんかないよこの国には
国からは無意味な検査をするな、医療資源の適切な分配をと圧をかけられ
あちらを立てればこちらが立たず
あっ検査がいるかどうか判断するのが医者ですねすいませんでした!ハイ!
無理なんだよな、、
患者全員が納得するように全員に全身検索するのなんか無理に決まってんだよな、、
ってかそうすれば楽になるのなんか医者もわかってるよ。クレームこないこともわかってる。
でもそれは無理なんだよ。その検査は何を疑って何故したのか、理由が必要なんだよ。
医学の進歩が早過ぎて医者だって常に勉強し続けなきゃならない状態で
「治療方針は患者さんと一緒に決めましょう。患者さんの人生です。」
って悪いけど医学知識全くない赤ちゃんレベルの人間と一緒に決めるとか出来るわけないだろ何言ってんの?
とりあえず一緒に決めるテイにしてるけど適応と保険請求の関係もあるから実際めちゃ限られてるし、患者が選ぶことができることなんか本当に少ないんだよ、それをもっとちゃんと国が言わないからモメる訳。
提示された治療がネットで調べたやつより少なかった、自分の人生なのに医者に決められたっていうなら医者になったらよかったのでは?とまでは言わないけど医学の本読んだり論文読めばいいのに。
ってか医者も施設にない治療したり適応外の疾患に保険無理やり通したりできねーよ。ほんと頼むよ。
ヤブ医者だらけだから医者は信用しないっていう人が医学勉強しないの全然理解できない、、
パソコンの使い方分からなかったら使い方勉強するやん?人体も同じだよ?
インターネットで調べたから!!この治療があるらしい!やってるところがあるらしい!!
ってそれ適応みた?
健康保険っていうのは国に請求して妥当性がなかったら降りないんだよ、、
ガイドラインさらっと読んだだけで推奨グレード含め患者さん自身に正確に判断できると思えないけど、、
ってか生きる死ぬの問題でよく誰が書いたかもわからないインターネットの記事拾ってくるね、、
「血液検査したらすぐわかるんじゃないんですか?」
いやあの盲腸の人は本当にかわいそうだったと思うよそれはそうだけど
盲腸に感度特異度100%の血液検査項目か画像検査見つけたら教えてね、賞もらえるかもしれないから。
残業させられ放題当直させられ放題
安すぎるよねどう考えても給料
で、結婚しようとしたら
男は妊娠出産で死なないけど女って死んだり不調出たりいろいろしますよね?
リンパ球性下垂体炎にでもなったら当分復職厳しいだろうに年収300万の男と赤ちゃん抱えてどうやって生活するんだよ
てかまず切迫なって突然3ヶ月入院とかなったらまともな復職できねーよ!医局居づらいよ!
その安産かつ復職前提の女の年収に依存した人生計画とてもじゃないけどリスキー過ぎて受け入れられないわ
ってコラム書いてる女医は旦那医者なんかーい!説得力どこ置いてきたんだよ他人ごとでいいっすね!
てか結婚しなけりゃ自力で1000万は少なくとも稼げるんだし(まあ体調を崩す可能性はあるけどさ)せめて男が1000万はないと下降婚になるし全然結婚に魅力を感じない!
おかしいな昔はステキな奥さんになるのが夢だったのに⭐︎子供かキャリアかどちらか諦めなきゃいけない感じかな?⭐︎
ってそんな呼ばれ方はどうでもいいから現状なんとかしてくれ、、
「こうなんだけどヤバイかな?」
頼む、
病院に行け
なんでLINEでプライベートまで医療相談受けなきゃなんないんだ?
今時占いでも金取るぞ?
そんで医者になったらキャリア形成どうしようかなーって思ったらやっぱり医者としてのキャリアはどの診療科でどの病院に勤めるかでくじ引きみたいになってるんかーい!
結婚出産した人はキャリア形成厳しいですって何のために税金かけて何年も勉強したんだよ、、、
医学部の不正入試で女子医学生増える傾向とか言ってるけど寝言かな?
ちゃんと宣言して女子医学生減らさないと不幸な女医が次々爆誕するだけじゃない??
医学部も終わりかけの頃に
あれ、、?これ人生どうなる感じ、、?
後戻りできないだろ!!!
「この病院は女医さんが産休育休取ってるから夜間受入してなくて、、」
「この病院は女医さんが産休育休取ってるから入院はできません」
って総合病院とか大学病院が近くにたくさんあったら1000%文句言うよね?
たらい回しにされたって言うやろ?
ただ女医だけ増やしても今いる現場の男の医者は負担増え過ぎて死ぬし、その風当たりで女医も全然偉くならないままで終わるやんけ!
それなら勤務シフト制にする?担当医制じゃ無理だろうね。外来どーすんねん。
え?ヤブ医者に当たりたくないから絶対この先生がいい?え?水曜以外通院で仕事は休めない?
シフト制無理そうっすね!
まず大学教授が割とどこでも男100%⭐︎って感じなんだから女の働き方改革なんかひっくり返っても無理だよ⭐︎
女の子は結婚とか出産もきびしいかもしれないし、結婚出産したら医局から飛ばされたりただのバイトの医者になっちゃうかも知んないけど自己責任で⭐︎
って説明してあげてくれ。
これ読んだ若い子たち医者なんかほんとやめたほうがいいよ、先輩からのアドバイス
って思うけどまあみんな安定志向なんだろうから目指すんだろうけど、給与安定人生不安定⭐︎って感じだぞ!
まあこう書くと医者じゃないじゃんお前って言われそうだけど、医者になる前からもう終わってるなーって思ってるってくらい現場はやばいよ!
実習で回っただけでゲンナリする感じだよ!
私はもう戻れない。
※この記事で私が思い違いをしていることがあれば、医師の諸先輩方はぜひご指摘をお願いします。
ー追記ー
たくさんの方に読んで頂けて嬉しいです。女医に限らず妊娠出産の件は高収入女性にあてはまるとのご意見を聞き、女とは...となってます。
しかし女医さんからのご感想がなくちょっと切ないです。もっと否定してくれる意見が出るかと思ってたのに。
あ、医学生のところにも届いたら良いのになと思ったり。
あと、女医が年収300万ウンタラの元記事は消えてますが、元の方のツイートによると
↓↓↓
後輩女性陣へ向けた連載です
・"なんとなく"医師同士婚が多いだけ最適解ではない
↑↑↑
とのこと。
私にはまるで納得いきませんでしたが、、。というか非常にリスキーだと思います。旦那さんが医者である女医が書いた安易な意見に後輩が流されないことを祈ってます。
最後に。
男だって事故とか病気で死ぬから一緒だろって言ってる人は、妊娠出産したら女は謎のバリアを獲得し、事故に遭わない病気にならないと思ってらっしゃるようです。
男も女も事故か病気で死にますよ。そこに有意な男女差はないと思う。ただ、妊娠出産で男は死なないし、体調も悪くはならない。
あと、年収300万で女医(年収1000万)と結婚したけど、妊娠出産で私がいつ死ぬか分からないからあなたの収入のレベルで暮らそうね!って言われたら男の人どう思うのかしら。そういうつもりで結婚してないと思うのでは?少しは良い家に住んだり贅沢できると思いますよね。
40手前独身男、家を買う?
結婚の予定もなければ結婚したい、できそうな相手もいないにもかかわらず、家を買う決断を迫られている。
我が家はワケあって10数年前にそれまでに住んでいた持ち家を失った。
私はちょうどそれと時を同じくして県外に就職したため直接的な影響は受けていないが、「実家が借家」という状況が今日まで続いている。
当時は「私はこのまま県外で誰かと結婚して定住するのだろう」と漠然と考えていたが、結果的にそうはならず、しかも地元にUターンすることになった。
つまり、現在は「実家が借家=自分の住まいが借家」なのである。
(年齢的に親と同居とはアレかもしれんが、親も自分も別々の家賃を払うなんて経済的に不合理なので1人暮らしは選択できなかった)
借家でも何でも、住むところがあればそれでいいのだけど、まず、地域柄「持ち家が当たり前」(見栄のために持ち家を持ちたがるパターンを含む)なので、特に親の"感覚"からは「自宅が借家=恥ずかしい、世間体が悪い」と感じるところがあるようだ。
そして現実的な問題として、時がたてばいずれ賃貸借契約を受けてもらえなくなることが不安、それは親だけでなく私自身も同じだ。
これらの理由から、内容を吟味して計画を綿密に立てればギリギリ住宅ローンの利用も可能な「今」、家を買うか否かの決断を迫られることになった。
もはや結婚する気もないし、あったとしてもどうせ自分好みの相手を選べる立場にはない私だから、親と自分の将来の安心(親としては「最期を迎えられる場所」がほしいだろうし、私としても用意してあげたい)のためと思って家を買う選択肢はある。
ただ、この先万に1つ、いや億に1つ、結婚したいとなったとき、住宅ローンという多額の「負債」が間違いなくその足枷になるであろうことが容易に想像できる。
負債の有無だけで結婚するか否かを決めるのかどうかはわからないが、負債なんてないほうがいいのは確かだし、そもそも2人でいっしょに決めた負債ならまだしも、(法律的には結婚前の資産・負債はお互いに影響しないとはいえ)相手が勝手に抱えた負債と運命共同体みたいになることを好んでする女性もいないだろう。
いずれにしても負債を抱えることは結婚に「有利にははたらかない」ことは確実である。
杞憂も多分に含まれるが、なにせ巨額の買い物になるので結構動揺している。
とりあえずこの場に吐き出させていただいた。
御免。
もうすぐ10年近く祝っている(あるゲームの)記念日がやってくる。
毎年毎年その日のために2枚くらいはイラストを描いていて、今年はまだ1枚しか描き終わってない。
まあ1枚描いてあるからもう1枚はちょっと遅刻してもいいよね、という気分になっている。
そもそもそのゲームからちょっと距離を置いて、もう数年になる。触れば楽しいんだけど、メインでやりたい感じじゃない。思い入れが強すぎてプレイに支障が出る感じ。だから離れた。
今更「記念日おめでとう!」なんて言っても白い目を向けられるんじゃないかと怖くなる。
自分の中ではそのゲームとずっと繋がっている気がして(実家のような安心感がある)、でも普段はあまりSNSに出さない。プレイはしないけどグッズは買う勢みたいになった。
最近ね、頭頂部が薄くなってきたんですよ。髪が細くなってきて、伸びるスピードが遅くなってきた。あぁ、男はこうやって髪の毛が薄くなるのかと思った。髪をつまむ、明らかに前よりも細くてふにゃふにゃしている。
髪が細くなり伸びるスピードが落ちてくる。だけど何で頭頂部だけ?全体的に同じ様に下がれば全体的に薄くなったと思うだけなのに何でそこにわざわざザビエル的な風味を追加するのだ我が体よ、ホルモンよ。
と思っていたのだけど、最近ふと「あ、自分は死に向かって軌道修正をしたのだな」と思うようになった。離陸した飛行機はいつかは着陸する、この着陸に向かって高度を下げ始めた感じといえばいいだろうか。軟着陸してほしい。ハードランディングは避けたい。
死に向かっていると感じたときに急に人生の意味なんて別にないんじゃないかとか、若者たちがありもしない人生の意味を追いかけて必死になっているさまを見て何アホなことやってんだろうと思うようになった。なんか一生懸命鼻息荒くやっているけどそれがお前の設定した目標になにか近づくの?とか思うようになったが盛り上がった若者に説明するのなんか単にしらけることを言う嫌な奴としかおもわれないから何も言わない。
多分人間はこうやって老害化していくのだろうと思った。要は若者たちのやっていることがアホなことに見えるようになったからだ。
ただ、自分のやっていることが素晴らしいと思えるほどに自信家じゃないので老害化はしているが公然と嫌味を言ったり批判したりという人間にはまだなっていない。ただ、そんな意味もなく人生を浪費している彼らを見て「自分そのもの」について考えるようにはなった気がする。
多分人は成長の中で意味のある20%の、意味のない80%の試行錯誤を繰り返すんだろう、とか漠然と思うようになった。そして多分自分もそうだ。やってみて単に時間をお金を費やしただけ、ということはけっこうある。学びもあるが費やした時間とお金に見合っているかというと疑問を感じることも多い。
社畜として生きていた自分、会社は会社に俺がアウトプットする業務とその成果に興味はあるが俺そのものには興味はないと思う。夫として生きていた自分、家族は家庭に俺がアウトプットするお金やヘルプに興味はあるが俺そのものには興味はないとおもう。
振り返ってみると、何かをして「ありがとう」と言われることはあった。だけどそこまでだ。ありがとうの先はない。ありがとうの先に何があるかというと自分を人として尊重する、ということだと思うが、仕事をして家庭を持って、趣味をやめ、遊びをやめ、起きてから寝るまでの間自分の自由な時間なんか殆どないがそれを「ありがとう」で片付けられている。ありがとうと言っている側は趣味に習い事に遊びに時間をふんだんに使っている。ありがとうと言っている側は懐がどんどん潤っている。
ありがとうの対価に会社は利益を得ているようだし、家族はより良い暮らしを手に入れているようだが、それらが自分になにか還元されているのだろうか?ありがとうと言われているうちに週末にどこかに遊びに行きたいとはもはや言えなくなった。家族が遊びに行くから運転しろとは言われる。行き先の選定に自分の意見が入ったことはない。つまり週末も自動的に自分の時間は奪われている。
自分の予定を入れていても結局変更させられる。「それって来週にできないの?どうしても今週じゃなきゃだめなの?」と言われる。「じゃぁ来週にずらすよ」と言う。「ありがとう」と言われる。翌週も同じことをする。「ありがとう」と言われる。消化されないやりたいことは山のように溜まっていく。それを覆い隠すように更に大量のありがとうが降り注ぐ。
周囲の人はみんな「ありがとう」を忘れない。これまでは自分もそれでいいと思っていた。だが、「死」を意識したときに急にこの「ありがとう」が自分にとって何の意味もないものに成り下がった。
「ありがとう」というから限界ギリギリまで、たまに限界を超えてまで一生懸命仕事をするんでしょ?
「ありがとう」というから自分の都合を全部後回しにして周囲の人を優先するんでしょ?
なにか自己主張する、許されない、ごめんなさいと言わされる、土下座をさせられる。そしてありがとうと言われる。
このありがとうってどういう意味なんだろう?相手の口から放たれた「ありがとう」に対して「いやお礼とか良いからいい加減自分の尊厳を主張させてください」と言ったら土下座させられるんだろうか?
私は工芸系のデザインを専攻している美大生です。高校生の頃にクリエイティブ業界に憧れを抱き、現在通っている美大に入って、もう3年生なのですが、デザイナー以外の職に就きたいと感じるようになりました。
特定を防ぐために工芸系のデザインと書いてますが、要はグラフィックやメディア、プロダクトなど比較的需要があり潰しが利く科と違い、工芸、アート寄りで専門的、業界も限られる科だと思ってもらえれば。あと、大学はムサビ多摩美のような難関美大ではありません。中堅どころです。
元々、勉強が苦手だから、そんなことよりもクリエイティブな仕事がしたいという漠然とした理由で美大を目指したため、絵が特別好きなわけではありません。というより、作品製作の作業が割と苦痛で、これを仕事にするべきなのかと考えてしまいます。
「自分らしく好きなことで生きる」
当時は夢のように思っていた生き方ですが、今となっては、潰しの効かない選択肢をしてしまったと感じています。
とはいえ、だからといって美大をやめるほどに嫌いなわけではなく、美術やデザイン自体はわりと好きな方です。
大学のキャリア支援の方は私の「総合職として働きたい」という希望に対して否定せずにアドバイス等してくださり、実際に私もインターンやSPI対策に着手したところです。
ところがこのことをゼミの教授にお話ししたところ、「人生、なぜかやりたくない仕事についていたりすることもある」「まじめに考えすぎなんじゃないかな?作業が好きじゃないからといってデザイン系以外を志望するのはもったいないよ」と言ったご意見をいただきました。
このことを友達に話したら、「ゼミの先生はあなたの考えの甘さを指摘したくて、でもそれをオブラートにめっちゃ包んで優しく言い換えたんじゃない?」と言われました。ハッとしました。
私は高校生の時に、あたかも自分探しをするかのごとく甘い考えで美大を目指し、実際に入学しました。またここで「やっぱり私の居場所はデザインじゃないかも」と考えを変えて畑違いの進路を希望するのでは高校生の時と同じな気がしたからです。
しかし、デザインに誠実に関われない私がここで踏ん張ってデザイン業界のみをまっすぐに志望し、今の分野をもっと愛せるようになるべきなのか、それとも思い切って総合職も視野に入れていいのか正直わかりません。
私はどうしたらいいのでしょうか。
俺は多分HDMI
俺の脳みその中をそのまま垂れ流して見ようと思う。
現在20代後半、天職に巡り合って7年位続いてるけど、それまではバイトも派遣も1月続いたことが無いくらい無能だった。
今もまあまあ無能だけど、向いてるらしくて続いてる。
タスクは忘れるし、指示うけてすぐに携帯で漫画読んじゃう、集中力も続かないから会議中ぼーっとしてたりして怒られることも多い。
今の環境に不満があったりなかったりするけど、漠然と今の仕事が無くなったらどうなるんだろうかと思う、やっぱADHDというか集中力の無さがあって、基本的な連絡のマメさとかレスポンスの良さが足りない、数字の関わる正確な仕事もストレスがデカイし、仕事ができる人にはなれないんだろうと思う。
テーブルの上にゲータレードとコーラの空容器があったり、食べかけのお菓子が置いてある、片付け本当に出来ない、引っ越しも彼女にケツ叩かれながらなんとか出来たくらいのもんで、デスクの汚さなんかは上司も諦めてる。
話戻ると、漠然とした不安でなにかをしたいとは思うが、座学がとにかく出来ない、
座学が苦手で、多分そこまで馬鹿じゃないと思うんだけど、とにかく学が無い、高卒、でもネットサーフィンやらなんやらで無駄な知識だったりはめちゃくちゃある、この知識がそのまま別の有用な知識だったらと思う、グランドピアノの黒が漆の黒だとかの知識って人生で使いみちなさすぎ
もう長文飽きてきたのでこれで終わりにする
だが毎日TLを見ていると神がたくさん流れてくる。
そりゃ自分がやべえ!神絵師じゃん!と思ってフォローしてるんだからそう。相手はプロだし。
でもただ漠然と絵描いてもアレだから目指すべき方向とか目標を明確にしたいと思ったわけよね。
それでいろいろイメージを固めてベンチマークとなる神絵師の絵をよっしゃ観察するぞい!と思っても、どうなってるのかわからない。
色ひとつとってもなんでこういう色で塗ってるのか謎だし。
ここでその色持ってくる?!あ~~補色でそんな蛍光色みたいな明るい赤を入れちゃうのね!なんでここ緑???でも違和感ないから不思議!みたいな。
スポイトで色とっても陰影とか反射とか周囲のバランスでその色になっているので、単色でみてもなんでこの暗い茶色が肌色になるのか結びつかない。
いきなり完成形で塗ってる人どれだけいるだろう。
いろいろやった結果この線この色この立体このテクスチャになっているので無能が完成形から逆算して手順を想像するの苦行の極み。
まずラフに色載せていって徐々に形にしていくタイプとか、がっつり線画起こして細かくパーツで色分けしていくタイプとかいろいろあるわけよ。
高校生の時に周りの友達で経験した子がいて、セックスの生々しい話を聞かされた。
当時、親が厳しかったこともあって、結婚するまでセックスしないと漠然と思うようになる。
大学生になると、男の子から言い寄られるようになる。学生で結婚とか無理だから、体目的なんだろうなと思い、告白されても断り続け、彼氏は作らず。
社会人になって23歳の時、初めて彼氏ができる。当然セックスを求められる。そのとき初めて結婚するまで関係は持ちたくないと他人に告白する。しばらくして結局振られる。
26歳で転職し、今の会社で旦那と出会う。1年半ほど付き合い、結婚。もちろん結婚までセックスなしで、旦那も了解してくれた。
入籍して一緒に住むようになった初日の夜に、初めてセックスし、それからほぼ毎日セックスしてる。
でも、私は高校生の時に友達から生々しい話を聞いてからずっと我慢してた。ほんとはセックスしてみたくて仕方なかった。あと、それ以外にもう一つ我慢していたことがあった。
そして、一週間前にその願いが叶った。
それは中に出してもらうことだった。子供を作ることは全然話ししてなかったけど、そろそろ子供欲しいねって話をした夜だった。
それからはコンドームは付けないで、毎日そのままセックスするようになった。
毎日私の中に出してもらってる。
もし、私が我慢しないで高校生の時に経験してたら、どんな人生だったのかなって考えることもある。
これは、指定してもらった方が描く側は助かるんだよ。
私は絵も小説もかくけど、表紙頼まれた時は指定されたとおりに作る。
棒人間ラフにこの辺背景樹木とか、カフェっぽいところとか描いてくれって思うので、頼む時は遠慮なく指定してくれ。
それか、話の内容のここの部分を絵にしてくれって本文貰うのも助かるぞ。
話が好きな、それなりに付き合いのある相手の表紙なら、献本とノベルティか差し入れくらいで全然受ける。
多分、頼み方が漠然としすぎている。
楽しくない同人やっても仕方ないから、無理に人に頼むのを再開しろとは言わないし、自分でデザインする(絵じゃなくて文字組とかね)のも面白いからそれもやってみていいと思う。
気付いたんなら反省してやり直せばいいんだよ。
新しいことやってみようぜ。
アイス売りに暗雲たちこめ、ジメジメとした嫌な暑さがまとまわりついてきた。
そんな俺たちの状況なんて弟は露知らず。
というより興味もないだろう。
今のあいつにとっての急務は、もっと捉えどころのない“何か”だ。
少なくとも、タケモトさんの家で麦茶を飲むことが、そこに含まれているとは思えない。
「この部屋、寒くない? タケモトさん」
「カロリーを消費していないからだろ。エネルギー使いながらだと、これくらいが丁度いいんだよ」
タケモトさんは大人であり社会人でもあるが、そんな彼も長期休暇をとっていた。
「むしろ門前払いしなかっただけありがたかったと思え。こっちはやることがあるってのに」
弟のことはそっちのけで、タケモトさんはデスクワークに勤しんでいた。
この様子だと暇つぶしには付き合ってくれそうもない。
アテが外れた弟は、冷房のききすぎた部屋で冷やかすのが精一杯だった。
「この社会は誰かが休んでいるときも、誰かは働いてなきゃダメなんだよ」
つまり働く人がいない場合、そのシワ寄せは休んでいる人にくるってことだ。
「タケモトさんの働いている所、人手不足ってやつ?」
「そういうわけじゃねえが……いや、無能や怠け者を数に含めないなら、人手不足と表現してもいいか」
少し間をためて、噛みしめるようにタケモトさんは答える。
その無能や怠け者のことを思い出していたのだろう。
「休みなのに休めないなんて大変だね」
「別に休もうと思えば休める。オレがやらないなら、他の奴がやるだけだ」
「えー、じゃあ、やらなくていいじゃん」
「ガキのお前には分からねえかもしれんが、“休む”ってのと“何もしない”ってのは違うんだよ」
「“休む”と、“何もしない”……」
実のところ、俺がさっき言っていたことと大して変わらないのだが。
まあ身近な人間より、そこら辺の誰かが言っていることの方が響く年頃なのだろう。
「それは大人だったら分かること?」
それは遠回しに、「お前は無能・怠け者の予備軍だ」と言われているように弟は感じた。
「ガキは無敵だ。時間をドブに捨てても肥やしになってくれる。だが“大人の時間の無駄”は“正真正銘の無駄”だ。何の意味もない」
そして、続く言葉に弟は体を震わせる。
単に冷房のせいで体温が低下しただけなのだが、弟はタケモトさんの言ったことに身震いしたと錯覚した。
そもそもタケモトさんの家を訪ねたのはそれを聞くためだったはずだが、弟は今になって思い出したらしい、
「“やりたいこと”をやればいいんじゃないか? ないのなら見つける」
「“やりたいこと”って?」
「そういうのは自分で探すもんだろうが」
タケモトさんは露骨に舌打ちをした。
無理もないだろう。
片手間にするような話じゃないし、それにつけても弟の対応は手に余る。
「じゃあ……“やるべきこと”をやっとけ。そうしていれば、やりたいこともいずれ見えてくる」
それでも仕方なく、投げやり気味にタケモトさんは答えた。
「“やるべきこと”……」
「それぐらいは、さすがに分かるだろ」
「……宿題だ!」
「そうだ、宿題をやれ」
こんだけ理屈をこねておいて、結局は大人が子供によく言う、自明の理である。
「宿題という気がかりを失くしておけば、じっくり考える時間もできる!」
「そうだ、後顧の憂いを絶つんだ」
だが弟にとっては青天の霹靂といってもよかった。
捉え方が適切かどうかなんて、さして重要ではない。
歴史の偉人たちの言葉を借りるように、同じくタケモトさんの言葉を都合よく解釈したまでだ。
「善は急げ。宿題は己の宿る場所にある。マイホーム、ゴーホーム。さっさと家に帰れ」
「うん、ありがとう! タケモトさん!」
粗雑に囃し立てられながらも、弟は勢い良くタケモトさん宅を去った。
「……ま、やりたいことが見つかった時には、既にやれなくなってる……なんてこともあるがな」
弟が出て行ったのを見送ると、タケモトさんは意地悪そうに呟いた。
内心、だいぶ苛立っていたらしい。
プログラミングとか機械学習が流行している最近において、私の機械科専攻という点は、少しイマドキ風ではないと思いながら通学している。
現役で文系学部を出てはいるが、もとより車が好きで、高校も理系で出てはいた。
のっぴきならない家庭の事情で、勉強時間をかけずに進学できる文系を消去法的に選んだのが正直なところ。
仕事はSier勤務で、文系ながらエンジニアになれるというその一点だけで入社を決めた。
まあ、配属は思った通りに行かず、ゴリゴリの営業部隊配属になってしまったが。。
ではなぜ、今になって夜間大学に、それも情報系ではなく機械系に進んだか。
Sier勤務で想定されるキャリアというと、PMだとかPLだとか常駐だとか自社開発だとか言われるものが主だろう。
そして私も、それを目指すために働き始めた。
もっというと、なんかちょっと仕事できるようになったら客先の情シスに転職でもしようと思っていもいた。
特に、自動車メーカーの情シスに行こう、という夢を抱いていたのである。
しかし、まあ、夢物語とも言えないキャリアパスでさえ、時の運みたいなもので簡単にあきらめなくてはいけなくなるのが勤め人の宿命ともいうべきか。
ゴリゴリ営業部隊の一員となった私は、入社から二年間、ひたすらサーバコンピュータとかネットワークスイッチとかマカフィーなんかを売り歩かされることになった。
順調ではないがまあ平均かそこらの働きをしていたが、気づけば二年目の終わり。
一般的な不満は抱きつつも、じゃあどうすればいいかも特に考えず、漠然と過ごしてきた二年間。
そこに突然の衝撃が走る。
なんのことはない、SEの同期が自動車メーカーに転職しだしたのである。
はて、どこかで見たことある光景か、いや、私が頭の中で妄想していたキャリアパス像が、すぐそこに現れたのである。
まさに衝撃とはこのこと。
ボタンを掛け違えたまま過ごしてきた二年間で、どうやら思い描いていた人生からだいぶ遠いところに来てしまっていると。
なんとか収まるとこにおさまるだろうと適当なことを考え、自分を騙しながら過ごしてきた二年間が、音を立てて崩れたような気がした。
と、そこまで大げさなことではないが、何かテコ入れしなくてはと思い、気づいたら願書を送って試験を受け、晴れて手元に学生証が届いたのである。
さて、ここからが本題。
まず時間が圧倒的に足りない。
機械科に限らずどこも同じだと想像するが、レポート/試験に向けた独学の時間の確保が厳しい。
理系というくくりでいえば、実験レポートがさらにのしかかってくる。
平日の日中は仕事をし、その後講義を受け、帰宅するのは早くても22時過ぎ。
夕食や家事を済ませ、24時には就寝しないと仕事に差し支える。
その間、予復習を最大でも1時間。
仕事が詰まっているときなんかは、帰宅後業務の場合もあり、勉強時間が取れない場合も多い。
通常、土曜夜~日曜はさすがに休息/遊びの時間にしているが、試験前となるとそうもいかない。
体力に自信はある故、体を壊すことはないが、周囲の社会人学生のなかには体を壊す人も少なくない。
困った。
正確には、明確になっていないわけではないが、社会人一年目のときのようなキャリアプランが、もはや描けなくなっている。
勢いに任せてここまで来てしまった。
幸いなことに成績はそこそこ取れており、仕事も順調とはいかないがまあ普通程度にはやれている。
「手帳やノートを活用して仕事やプライベートを充実させる」みたいなのに憧れるんだが、今まで全然上手く行った試しがない。
「バレットジャーナル」なる手帳術の本を買ってみたが、あらゆる領域に渡ってやりたいことやら実現したことをいろいろ手書きで書く(しかもイラストや飾り文字を使って可愛く)というのは面倒くさがりの私にはまったく向いていない。
バレットジャーナルはただのノートに書いていくものなので、普通の手帳だったら絶対に載っているカレンダー(マンスリータイプでもウィークリータイプでも良い)がない。どの月が何曜日に始まって祝日がどこにあるか分からなければスケジュール管理もへったくれもないだろう。すべてのページに番号をふって目次も自作するとか狂気の沙汰としか思えない。
仕方ないので普通のマンスリー型の手帳を買って極力予定を入れてみることにした。あまりにも書くことがないので、実現可能性を無視して、行ってみたいイベントはなるべく書き込む。有給休暇は毎年使いきれなくて捨てているので、仕事が暇だったらそこを休みにして行けばいい。
強いてバレットジャーナル式にいろいろ書くならば、行ってみたい旅先とか、見たい映画とかだろうか。叶えたい夢を書くのもありみたいだけど、それを文字にするのは何だか気恥ずかしい。文字にして紙に書いた方が、漠然と自分が望んでいることが何なのかはっきりして良いのかも知れないけど。
ただし、私の頭の中にある見たい映画ややってみたいことは、往々にして挫折する。見たかった映画がテレビで放映されれば録画はするけど、結局見なかったり、勉強してみたかった内容の本を買っても読ますに積んでおいたりする。
隣人の音が筒抜けの安アパートで一人ぼんやりしてるとこのまま孤独死するんだろうなという漠然とした不安が襲ってくる
周りはみんな同棲や結婚してて、家を買った人もいれば子供を産んだ人もいる
当たり前だよな30歳超えてんだもんな
漠然と「誰かと一緒にいたい」という気持ちはあるがデブ・ブサイクを極めてイジメられてきた為恋愛経験などただの一度もなく自己肯定感もゼロ 多分このまま誰にも愛されずに死ぬ
子供も育ててなければ稼ぎも少ないようなデブ、ブサイク、ハゲ、チビなどは早めに死んだ方が世の為なのだろうか
職場で「結婚してない人は人間性に問題ある人が多いから今後取らないようにする」とかいう話もきいてしまったしブサイクの未婚は性格に難ありと思われて色んなものから弾かれていくんだろうな
ずっとこの日を待っていた。
ELLEGARDENの復活の日。10年間私はそのために生きてきた。
よくよく私は生きることに関する意欲のない人間だった。
食べることも寝ることもさして好きではない。家事なんて高度なことはほとんどできない。
こだわりもなく、思い入れのようなものもない。仕事でも、お前はロボットのようだと言われることがある。
そんな中、唯一私が心を動かされたのが、音楽だった。
ELLEGARDENを初めて聴いて以来、ずっとどこか、拠り所のようにしてきたように思う。
ここで才能のある人間ならば、音楽の道を志したりするのだろう。
残念ながら私は、無才で凡庸で弱い人間だったので、そんな妄想を時たまするくらいだった。
当時、私は高校生だった。
お前は何者になりたいのだ、と沢山の人々に問われながら、何者にもなりたくないなどとゴネまくっていた。ただのモラトリアムだ。
そんなときに拠り所としていたのがELLEGARDENだった。何の、と言われても困るけど。
ELLEGARDENが活動休止を発表したとき、私は、突然に基軸を失ったのだと気付いた。
実物を目にしたのは、夏フェスでのたった一度だけだ。
復活をするときには、必ず会いに行く、と何かに誓って、生きてきた。
そして、突然の活動再開。
会いに行くこと叶わず。
それでも諦めきれず、今年、やっとフジロックで彼らを見ることができた。
ここで感想を書きたいところだが、記憶が断片的で今ひとつ繋がらない。
再来月にナナイロを見たら、もうあと人生にやり残すこともない気がする。
もうすぐ多分私は最終回なのかな、という気がする。
とても楽しみだ。
妊娠していた。
ある程度育ってはいたが、心拍が止まり、死産した。息のない子を産んだ、すごくすごく小さかった。
第一子も、この死産した子(戸籍には残らないが、第二子だ)も、いずれも不妊治療をして授かった。
そのため死産後も、母体の回復を待ち、また治療を再開している。
以後タイミング(治療の際にはこう称するが要はセックスのこと)を取っている。
子供を作るためだけじゃダメだろう、と思い、時々意味もなく普通に誘うこともある。
仕事で疲れているとも思う。それに私も、結婚した当初より年を取り、醜くなっているのかもしれない。気を付けてはいるつもりであるが、彼にとっての美であるかどうかはわからない。よそに女性を作っていたらそれはそれだが、今は置いておく。
なんとなく、彼が達しないのは、死産のことが関係しているようにも思った。
立ち会ってもらったわけではないが、死産届であるとか、役所に提出するものとか、あとは火葬場の手続きもしてもらった。もちろん私が産んだ、手のひらに乗るくらいの小さな子も、彼は見た。
もしかしたら、私よりもショックだったのかもしれない。
ベッドでぼんやり時間を気にせずに泣ける私とは違い、彼は忙しさのなかにあり、ただ心の内側に溜め込んでいたように思う。
そして遂に、セックスを断られた。
誘って、悪かったな。
そうだよな、眠たいよな。
子供がもうひとりほしい。その話はこちらから聞き出すでもなく、向こうからそう聞いている。
でも、すごく、辛かった。断られるのは、辛かった。
不妊治療って、しんどい。喜んで内診台にあがれる人、一人もいないと思う。筋肉注射、お尻出して打たれるのが二年経っても慣れない。
私なんてたかだか薬物療法だ。人工授精や、顕微鏡授精をしている人は、もっともっと痛いことも多くて、辛いと思う。
二人目を、という周りからの圧が今もある。特に同居している義父母からは大きい。
子供からも、弟や妹がいたらいいのにな、と言われる。赤ん坊のことが好きな子だから、そりゃあそう思うんだろう。
田舎だから、旦那が長子だから、あれこれあるけども、やっぱり自分自身が二人目をほしいと思う。
でも、無理かもしれないな。
なんか今夜、漠然とそう思った。
彼と二人目を作ることは、たぶん無理なんじゃなかろうか。
誰にも話せない。
親にも、友達にも、誰にも話せない。
今までこんな話、創作物やエッセイのなかでしか見たり読んだりしたことがなかった。だからどこか、他人事のように思っていた。
書いたらスッキリしてきた。