2019-09-10

社会人大学生備忘録

私はフルタイムで働きながら夜間に大学生をしている。

プログラミングとか機械学習流行している最近において、私の機械科専攻という点は、少しイマドキ風ではないと思いながら通学している。

現役で文系学部を出てはいるが、もとより車が好きで、高校理系で出てはいた。

のっぴきならない家庭の事情で、勉強時間をかけずに進学できる文系を消去法的に選んだのが正直なところ。

仕事Sier勤務で、文系ながらエンジニアになれるというその一点だけで入社を決めた。

まあ、配属は思った通りに行かず、ゴリゴリ営業部隊配属になってしまったが。。

ではなぜ、今になって夜間大学に、それも情報系ではなく機械系に進んだか。

端的に言うと、想定していたキャリアを造れていないから。

Sier勤務で想定されるキャリアというと、PMだとかPLだとか常駐だとか自社開発だとか言われるものが主だろう。

そして私も、それを目指すために働き始めた。

もっというと、なんかちょっと仕事できるようになったら客先の情シス転職でもしようと思っていもいた。

特に自動車メーカー情シスに行こう、という夢を抱いていたのである

しかし、まあ、夢物語とも言えないキャリアパスでさえ、時の運みたいなもの簡単あきらめなくてはいけなくなるのが勤め人の宿命ともいうべきか。

ゴリゴリ営業部隊の一員となった私は、入社から二年間、ひたすらサーバコンピュータとかネットワークスイッチとかマカフィーなんかを売り歩かされることになった。

順調ではないがまあ平均かそこらの働きをしていたが、気づけば二年目の終わり。

一般的な不満は抱きつつも、じゃあどうすればいいか特に考えず、漠然と過ごしてきた二年間。

そこに突然の衝撃が走る。

なんのことはない、SEの同期が自動車メーカー転職しだしたのである

はて、どこかで見たことある光景か、いや、私が頭の中で妄想していたキャリアパス像が、すぐそこに現れたのである

まさに衝撃とはこのこと。

ボタンを掛け違えたまま過ごしてきた二年間で、どうやら思い描いていた人生からだいぶ遠いところに来てしまっていると。

なんとか収まるとこにおさまるだろうと適当なことを考え、自分を騙しながら過ごしてきた二年間が、音を立てて崩れたような気がした。

と、そこまで大げさなことではないが、何かテコ入れしなくてはと思い、気づいたら願書を送って試験を受け、晴れて手元に学生証が届いたのである

さて、ここからが本題。

この二足の草鞋生活想像以上にきつい。

まず時間が圧倒的に足りない。

仕事大学私生活も、何につけても時間が足りない。

機械科に限らずどこも同じだと想像するが、レポート/試験に向けた独学の時間の確保が厳しい。

理系というくくりでいえば、実験レポートさらにのしかかってくる。

平日の日中仕事をし、その後講義を受け、帰宅するのは早くても22時過ぎ。

夕食や家事を済ませ、24時には就寝しないと仕事差し支える。

その間、予復習を最大でも1時間

仕事が詰まっているときなんかは、帰宅業務場合もあり、勉強時間が取れない場合も多い。

土曜も夕方まで講義がある。

通常、土曜夜~日曜はさすがに休息/遊びの時間にしているが、試験前となるとそうもいかない。

体力に自信はある故、体を壊すことはないが、周囲の社会人学生なかには体を壊す人も少なくない。

で、こんなつらい生活を送ってまで、なにを目指しているか

それが、いまいち明確になっていないのである

困った。

正確には、明確になっていないわけではないが、社会人一年目のときのようなキャリアプランが、もはや描けなくなっている。

勢いに任せてここまで来てしまった。

幸いなことに成績はそこそこ取れており、仕事も順調とはいかないがまあ普通程度にはやれている。

どこに着地させるべきか、はたまたさらなるテコ入れをすべきか。

来る卒業時のため、今から考えておかなくてはいけない。

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