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はてなキーワード: 管理とは

2021-04-22

anond:20210422113146

「いわなくてもわかるだろう」は一方的価値観の押しつけであってコミュニケーションとは言えない

仕事などで前提や情報を共有する場合言語コミュニケーションが不可欠だから、そこを怠ってしまう体質や怠ることを許してしまう体質というのは無能が多そうってか管理してる側が無能なのかなって思う

anond:20210422014901

そらそうよ

急には実効性のある制裁なんかできない

時間をかけていく必要があるから、5年くらいを想定している

2020/12/8 「オーストラリア州政府の「一帯一路合意破棄可能に-議会が新法」

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-08/QL04SXT0G1KX01

から

2021/4/22 「豪、州政府中国一帯一路」参加協定を破棄」

https://www.afpbb.com/articles/-/3343302

て感じで段階的に進んでいく

中国が態度を変えれば止まるだろうがね、どうなるだろうね

ところで

"アメリカ経済中国依存してるから貿易赤字が生じた結果起きただけのことなので"

これは誤りだと思うよ

市場を持つ国は強い、市場大事、だからこそ安倍首相の輸出管理強化が批判されるわけで

工場なんてどこでも作れるんだよ、米国にとってはホンジュラスメキシコベトナムインドネシア

日本からいっぱい工場出ていって産業空洞化したの見ればわかるだろ

anond:20210422043611

仮に設備導入したとして、それを保守管理するランニングコストどっから出てくるんだよ。

部外者適当に触って消耗したり汚損させていく分のコストは?社債組んででもやれってか?そんなもん株主からふざけるなって突き上げられるから資金やりくりしてちまちまやってんだろ。

公益性を盾にやれっていうなら税制優遇でもなんでもやってからしろJR上場している営利企業

2021-04-21

見ただけで吐きそうになる求人

《人事労務関連業務

給与賞与計算年末調整

・入退社等に伴う人事労務に関する業務/各種手続き

社会保険資格取得・喪失・各種変更等手続き

労働保険等の手続き、届出

法定調書給与支払報告書作成、届出

・勤怠管理、勤怠システムの導入

健康管理・法定健康診断の計画実施

弁護士との相談窓口対応労使関係ビル契約関係

退職勧奨/懲戒検討・実行業務

就業規則/規程の制定・改廃業

・その他労務業務に付随する業務

労使協定に関する業務

派遣に関する事務業務全般

・労使トラブル対応

・社内相談窓口対応

評価制度策定運用管理

労災対応

官公庁対応業務

・各種人事データ作成

・その他、労務面の制度変更や社内の問い合わせ対応

採用関連業務

面接選考プロセスの推進、管理オリエンテーション対応

採用計画の推進、予算交渉

採用媒体エージェント運用

人材紹介会社求人広告会社との折衝/進行管理

面接対応

契約書の作成有期雇用社員および派遣社員契約更新対応

《総務関連業務

オフィス社内規定整備、社内改善提案福利厚生

職場環境整備、社内美化

什器備品消耗品名刺等の発注

オフィス機器不具合対応ビル関係対応

店舗スタッフ制服の手配

店舗スタッフの勤務シフト作成

店舗スタッフ百貨店入店/研修予約

契約管理

司法書士弁護士対応登記関連)

・慶弔対応、各種規程整備、運用

郵便物の受取、配布

・来客・電話対応

・展示会/PRイベント受付、案内等

海外からビジター対応(物品の発注レストラン予約など)

・バックオフィス部門としての幅広いサポート業務

一人でこれをやれってすげーな

anond:20210421183732

野党時代民主党政権書類の保存や不適切管理批判しながら、自らも同じような書類の破棄とかやってんじゃん

今の野党を支持できないのはわかるけど、だからって今の政権をアクロバティック擁護するのは知能がひくすぎる

2021-04-20

日本で嗜好大麻合法化するメリットってある?

2012-2017年ぐらいのデータで、日本大麻使用経験率が1.4%ぐらい。対して、非犯罪化なり合法化なりしてるアメリカカナダが約45%前後。まだ違法であるヨーロッパ先進国も、20-40%と日本に比べるとかなり高い。

これぐらい蔓延してると、大麻を国が管理することで得られるメリットってそれなりにあるから合法化しようっていう流れもまあ分かるんだけど、日本って何か解禁してメリットあるのかな?

ただ今まで隠れて吸ってた人たちが表に出てこれるようになるだけ?

anond:20210420155932

クラスター管理って、蔓延する前で感染者が2桁程度の時はよかったと思うけど、

ここまで広まってる状況でクラスターとか言ってる場合なのかなとは思うよね。

ゴールが見えないから、結局「宿主を殺せば寄生虫死ぬ。これで解決だ。」みたいな状況になってるよね。

anond:20210420135713

CR信頼性の低さを指摘するのはいいが、クラスタ管理しなくていいという思考は流石に無茶

anond:20210419234904

子供側も白人で生まれてくるつもりで心づもりしていたら、黒人になっていてショックを受けたのだろうか

子供自分ことなのに事前の意思決定議論に参加できないし、母親も入れる精子自分で直接管理できる訳ではない

精子提供業の職員さんは、親子の人生を左右する仕事をしている自覚をしっかり持ってミスしないようにして欲しいね

2021-04-19

問題ある教師再雇用

生徒に暴力を振るったとか女生徒に手を出したとかそういう教師

学校から見るとどちらも魅力的な人材

両者ともに子供管理する能力が高い事が多い。

前者は強面で躊躇なく暴力を振るえるので不良生徒の扱いが上手い。

後者は美形である事が多く女生徒からの支持が厚い。

ニュースになるのはやりすぎたか能力が無いのに横暴をしたかのどちらか。

基本的にこういう教師学校が守るので問題が表に出にくい。

anond:20210419164712

機械があるのに放置して稼働させないとか管理者責任だろ

無能って機械の使い方もしらんよね、マジ無価値

はやく一夫多妻制にして一人でたくさん管理出来るようにしたほうが良いわ

匿名ダイアリーって固定ID制で良くない?

どちらにせよ半匿名なんだし、ID制で良くない?どうせ馬鹿増田複数はてな垢持ってんでしょ。

匿名ダイアリーって一部の粘着しているキチガイ荒らしているせいで、マトモらしき増田まで変に荒れていくし

ID表示にした方が幾分抑制できるんじゃないの?

というか、ID管理にした方がはてな管理もやりやすいと思うんだけどね。まあ、まともに管理してないからどうとも言えないけど。

なんで管理責任の方に話がいくのか

まずこれ先輩JK2人の責任を問うた上で管理責任に話がシフトすべきだろ

プロレス事故なら本人たちの責任になるのに、JKだといきなり管理のほうに話がいくのがよくわからん

高校生って自分たちで部をまとめ、練習メニュー自分達で考える。顧問なんていなくても、自主的活動できるように見える。

でも大会人生のゴールのようにさえ思っている彼らは一生懸命になるあまり安全とか学業との両立とか、本当は一番大事なことを二の次にしがち。

でも顧問先生にも、見る余裕がなかったりするよね。

私の高校時代部活も基本顧問は不在で、結果は出してたけど先輩やOBによるパワハラモラハラ指導オンパレードストレス病気になる部員もいた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/82450e5d7a9ca26bc24853bb232d62d921a3a580/comments

anond:20210419084005

大きな道路があるやけど、向かい側は11時まで回収しない

うちの近くのゴミ捨て場は9時に回収する

縄張りが違うところに捨てに行くと、「またお前か」って視線がチクチクするやで

町内会に入ってないかゴミ網の管理や清掃もしてないし、フリーライドしてるからせめて時間は早めに出したいけど、

もう43分

2021-04-18

働いた感想

一年目終わりやけど、

課長も課のリーダー格の人も直属の上司も嫌いや

課長仕事の振り方も雑いし、上司が送ってきたメールについて俺に問い合わせてくる。そんなん俺も背景知らんし、送った奴に聞いてくれよ、って思う。メールも報告もろくに聞いてないくせに、部長に色々言われると慌てて俺を詰める。最初から管理しとけよ

リーダー格の人は的外れなことばかりで何でもやってみろ、エビデンスがどうだとか言う。やるのも時間かかるし、メリット少ない、そもそもエビデンスにならないて言うと、担当として誠実じゃない言われる。なんやねん、誠実じゃないって。感情論やんけ。

直属の上司は俺に仕事ぶん投げて、責任は全部俺が取らなあかん。直属の上司のせいで別部署がやるはずの仕事をやらされてる(他の部署もやるべき仕事投げてるのに協力的じゃないし、ほんま腹立つ)

そんな直属の上司現場受けはやたらいいから腹立たしい。

現場からあいつが上司でよかったな、とかもっと感謝しろよとか言われてキレそうになる。

他にもイライラすることいっぱいや

ホワイトなんやけどな

会社評価制度が変更された

これまでエクセル管理だったもの外部業者システムにアウトソースした形

管理の簡略化・データベース化は目的としてあるとして

評価制度に疑問・不満があり辞めた人が多かったのかもとなんとなく

anond:20210418105709

くだらないこといってんじゃねーよ。

そもそも管理通貨制度のもとでは通貨の時点で国の負債なの。

それから資金需要資金調達しての支出資金不足)と供給(貯蓄、資金余剰)は一致する。

政府財政均衡したければ、企業資金調達して設備研究投資をしている状態を作らないとならない。

なお、企業資金調達しての支出には増資もあるぞ。そして、増資は返す必要ないぞ。配当を出すのと議決権を出すことは要求されるがな。

家計企業が貯蓄で、政府中立なんてのはありえない。

僕がウマ娘を辞めた訳

ウマ娘を辞めたので辞めた理由を記す

ウマ娘

・育成パートが長く周回に向かず育成開始のボタンを押す気持ちが重くなる。現にサークル内のファン数増加も低下していってる

キャラ衣装違いでしかないのに新キャラ扱いとなっているがシナリオは旧キャラと同様であり、これならばアズレン等がやってる衣装売りをした方が良いと判断されてガチャ批判が起きた

サポートカードキャラが別ガチャで且つピックアップダブル方式の為ピックアップ公表数字よりも機能していない

・取得マニーが明らかに絞られておりマニーレースを出ても微々たるもので消費と取得が釣り合っていない

レースに出場した際に限定セールが出てきて朝のルーチン的に動作が増えて煩わしさが増加して朝からイライラする

UIが考えられておらずウマ娘管理や育成で不便な箇所が多い(育成ウマ娘お気に入り機能名前付け機能タグ分け、用途フォルダ分け機能などが欲しい)

・育成開始時にサポカ選択などで下部メニュータップしてしまい戻ってしまうのはメニュー場所が悪い

・育成中、たびたび落ちる。落ちすぎてイライラする

スキル説明が明確ではなく、曖昧表現な為幾らでも操作出来ると感じる(数値を載せてないので加速するスキル10加速してたのが5加速になっても誰も立証出来ない)

・育成中、サイレント修正されてると感じる箇所がある(愛嬌イベント発生率ややる気ダウンイベントなど)

こんな感じで嫌になってウマ娘はやらなくなった

課金額は18万程でした、以上

教育格差がその人の人生を決めるのだから論には納得してやらん

納得できないのではない、納得してやらんのだ。

北海道人口100人にも満たない集落にある漁師の家に生まれ、将来は家を継いで世間知らずであり現金収入は少ないが食うのに困らない一生を過ごす。
そんな選択が俺にはあった。

だけれど、そんな人生に納得できなかった俺は中学卒業と共に実家を飛び出した。

小学校同級生3人、自転車で2時間先にある中学校は何とか1学年2クラスを作れるという少子高齢が進む地域
中学では腕っぷしの強くヤンチャな生徒、つまりは不良が幅を効かせているような文化圏はてブで都会住みの連中がイメージするステレオタイプなド田舎と言って良い。

その当時の大人世界では義務教育パソコンを習わせたほうが良いという機運が高まり、各校へパソコン配備されるようになってきた時代
しかしながらド田舎公立高校でそのような先進的な機械活用されることはなく、暇を持て余したガキだった俺のオモチャへとなるのがせいぜいだった。

田舎には田舎ルールがある。
それは例えば「中学では後輩は先輩に喧嘩で勝ってはいけない」というのもルールの1つだが、クソ真面目にも早朝から起きて実家の漁を手伝い、授業が終われば部活動野球へ日々精を出していた俺の身体能力は、年上であっても体育の授業をサボるような不良連中より劣っているわけもなかった。
田舎の古い価値観を持った父親のありがたい教育方針であった「男がナメられるんじゃねぇ」のもと、先輩たちが売ってきた喧嘩を買いまくり、不良の先輩たちを不登校へ追いやってしまった結果、晴れて俺は学校からハブられ中学野球試合にも出られなくなってしまった(野球部には所属してて毎日練習はしていた。先輩たちは卒業まで学校に来なかったが)。

ハブられてしまったため日々暇な時間を過ごすようになった俺が出会ったのが図書室の本と、前述したパソコンだった。
最初プリインストールされていたソフトで遊んでいるだけだったが、教員書類ワープロ専用機で作る時代だったのでパソコン知識がなく管理がザルで、俺はそのパソコンパソコン通信とインターネット接続できることに気が付いてしまった。

Yahooからリンクサイトを経由し、電子掲示板という存在を知った俺は日々電子掲示板サイトアクセスし、誰とは知らない人たちと会話をして時間を潰した。
話題には事欠かなかったし、専門性の高い話題が出ると「ちょっと待ってね。ここ図書室なんだ」と言ってソレ関連の本を引っ張り出して、パソコンの先に居るお兄さんなのかお姉さんなのか知らないが、興味深い話を日々聴くことが出来た。

増田クン、これからPerl時代だよ」
「いやボク最近やっと思い通りBASIC書けるようになってCの勉強中なんですけど」
「もちろんCは大事だよマイコンに使えるし。でもさサービス提供するならPerlが向く。DoCoMoiモードだって裏ではPerlだよ」
「ボクの住んでるとこピッチ圏外ばっかり、田舎だもん」
iモードピッチじゃないよ周波帯が違う」

特にコンピュータ関連の話は面白かった。
ゲーム自作できると教えて貰い、プログラミングを始めるようになり、BASICやC、PerlPHPJavaをよく触るようになった。
図書室が我が王国のようになり、問題児図書室に籠もっていてくれているし、図書室通いの結果から試験の成績も悪くないどころかトップクラスであり教員たちもずっと放置してくれた。

そんな生活の中で知れたのは学区に依存しない高校存在だった。
寮もしくはアパートなどで一人暮らしをしつつ通える高校が世の中には存在することを知ったのだ。
これだと直感的に思った俺は親父へ直談判することにした。
俺の故郷未来はないと薄々勘付いていて、正直なところ青二才だったため「じゃあ俺がいい大学入って故郷へ錦を飾れば良いじゃん」と出稼ぎ感覚でいた。
親父は俺の話を無言で最後まで聞いていた。

親父の回答は「勝手しろ

今思えば何をアホなこと話してるんだと思ったが、一応は国立高校だったため学費はそこまで高くなく、何だかんだで小さなから家業を手伝っていた俺がバイトしながら高校へ通うことに関しては古い価値観の「苦労は買ってでもしろ」的な面から了承されたのかなと思う。
おそらく一番困らせたのは高校入学祝いに当時の最新パソコン引越し先でインターネット回線を引く費用を求めたことくらいだったのではないかと思う。

右も左もわからない状況から一人暮らしを始め、訛りのひどさにクラスでイジられ、バイト先に勤めている大学生の兄ちゃんたちに世話してもらいながらも毎日新しい体験をして過ごした。
世の中は広く世間の移り変わりは早い。着メロ和音が鳴るしディスプレイカラー携帯電話電波田舎にまで届く。

甲子園を目指したが強豪校はやっぱり強く負けてしまい、人生で初めて望んだ結果が得られないことを経験した。
しかしそれでも俺は何となくコレは真理なんじゃないかと思い始めていた。
そして国立大学合格したことを期にコレは真理だと確信したんだ。

人一倍努力人生を豊かにする。

今の俺は別に故郷へ錦を飾れたわけでない。
しかし俺は不良が風を肩で切るようなド田舎出身脳筋漁師の子だ。根本は変わってないと思っている。
それが今やG社に勤めているって言うんだから人一倍努力は裏切らねぇなと。

自分が持ってないものが欲しいならば努力するしか方法がない。
学歴が欲しいならば年収が欲しいならば地位が欲しいならば努力するしかないんだよ。
誰もお前のために人生なんかかけてくれない。
お前の人生にかけてくれるのはお前自身しか居ないんだよ。

俺はネット上で忌み嫌われる努力教徒だろう。
でもこれだけは忘れてくれるな。
俺の献身的努力を捧げた先は俺自身だ。

2021-04-17

anond:20210417165759

海外法人つくるからちょろいっていうけど不動産とか株式とか外資規制あるんじゃないの?

海外法人つくって管理にしたらそっちにひっかかるのでは?

anond:20210417123204

それはおまえが言ってるのは金持ちじゃなくてただの勝ち組サラリーマンからだ。

金持ち資産運用してるだけで金が増えていくので移住したり海外仕事をしたりするまでもなく海外法人作ってそっちで資産管理すればいいだけやねん。

大体数年前までAmazonとか日本にあるのは倉庫だけで事業本体はないか法人税かからないつって法人税払ってなかったんやぞ。

今も別に法人税下がったかAmazon自主的に払うようになっただけで税法が変わったわけじゃねーしな。

そんぐらいザルなのに金持ちがくぐり抜けられないとでも思ってんのか。

anond:20210417032605

学部の授業をほぼ自由に取れるような大学で、定員の管理学部独立して行うって成立するものなのだろうか・・?

社学・政経・法の共通科目みたいなのとか、学部ごとで実質別の学校って体だとできなくないか

グローバルエデュケーションセンターとか資格系とかもあるし……

結局パーソナルプロセス&テクノロジーという会社工程品質管理をしていたというが

少なくとも品質管理はしてなかったってことだね

2021-04-16

市役所で働いていた子をITコンサルスカウトしたら指名停止になったことがある

もう何年経つだろう。

の子を初めて見たのは、とある市町村ふるさと納税制度運営パートナーを決めるためのプロポーザル型入札の会場だった。

100㎡もないだろう狭い会場の中に私達のグループが入ると、市の職員が数名、一番遠くの壁に並んで立っていた。ふるさと納税担当部署職員だった。

その一番左端に、その子はいた。若い職員だった。爽やかなセミフォーマル姿で、装いはパリッとしている。物憂げな瞳を足元に向けて不安そうにしていた。

スライドの正面には、険しい顔つきの幹部職員が座っていた。審査員の顔を見渡し、私達は最初挨拶会社説明者の紹介)を簡単に述べた。副市長の「それでは始めてください」という合図と一緒に、『その子』もすぐ後ろにあった長椅子に他の職員とともに腰かけた。

なぜ、その子の姿が目についたかというと、清潔感だ。清潔感がとんでもなかった。若いっていいな、自分あんな25くらいの頃に戻りたい、という雑念を捨ててノートパソコンを立ち上げ、レーザーポインタを起動した……

約1週間後、弊社がめでたく第一候補者(※ほぼ内定という意味)として選ばれた。契約書に押印するため、F市役所へと、私が席を置いているオフィストップ(所長としておく)と一緒に向かった。

ふるさと納税事業担当課(地域を盛り上げる的な名前が付いていた)の窓口に行くと、まだ約束10分前だというのに、その子Sさんとする)が待機していた。あの時と同じように緊張した面持ちだった。すぐ隣には、四十代半ばくらいの男性上司がついている。

「先日はどうもありがとうございました!」

「緊張しましたよ~」

みたいな世間話ちょっとした後……契約書に印紙を貼って、割り印をして、契約者名のところに押印をして、最後に捨て印を押そうとすると、いらないですと言われ……そして、Sさん契約書を手渡した。

Sさんが不慣れな手つきで2枚の契約書に市長印鑑ゆっくりと押すと、はにかんだ笑顔で1枚を返してくれた。

「今後、私がF市の事務担当者になります。今後ともよろしくお願いします」

こちらこそ。私が弊社の窓口です。宜しくお願いします」

こんなやりとりだったかな? 男性上司の人は、「この子がメインで渉外を担当します」と説明していた。

私は、その年若い事務担当者のことが気になっていた。

Sさん大学出て何年くらいになるの?」

衝撃を受けた。想定よりずっと若い人だった。

私がSさんくらいの時は、毎日サークルの部室でごろごろして、アルバイト帰りに仲間と飲みに行って、恋人と別れてショックを受けたりしていた。

それだけに衝撃だった。異常だ、とその時は感じた。でも、それは私達から見た場合感覚であって、向こうからすれば違う。高校を出てそのまますぐに就職する。そういう人も多くいて、たまたま私達の世界大卒が多いだけで。それだけの話だった。

大学生ほどの年齢の子が、ふるさと納税という大きなお金が動く舞台で、公務員組織にとっては重大なチャレンジであろうこの機会に、一応はプロITコンサルITだけじゃないけど…)である私達と折衝する役割を担っている。

私の経験上、官公庁側のこういった花形事業担当者は、〇〇長が付くような役職の人か、30代前半くらいで、昇進が期待されている人が選ばれる。



契約期間は2年だった。

その間に、ふるさと納税制度の導入パートナーとして、システムの整備やら、返礼品の選定やら、業務フローの構築やら、その自治体が安定して制度を回せるまでの準備をしていく。

3年目に晴れて制度スタートしたら、弊社はシステム保守業者として、毎年度、特命一者タイプ随意契約によって安定的仕事を得ることができる。

肝心のSさんだけど、こちらの想定よりも頼りになる子だった。普通なら無理なお願いも聞いてくれて、それでいてこちら側の仕事、主にシステム関連の知識をぐんぐん吸収していった。

地頭がよく、それでいて物事に対して本気になることができる。そういう子だった。

ちょっと脇道に逸れる。

この時は、「F市ふるさと納税制度導入パートナー選定業務」みたいな件名で入札が行われたのだが、弊社が勝つ確率は約85%と推定されていた。

というのも、入札実施の前年度に弊社がF市に呼ばれ、「ふるさと納税をやろうと考えているのですが~」といった具合に相談を受けた後、参考見積書と設計書をF市に提出していた。そして、入札にあたっては、その参考見積書と設計書がそのまま採用されている。

おわかりいただけたかと思うが、他社がプロポに入れないよう、提出書類に予め細工をしておくのだ。そうすることで、こちらに有利な形で契約を取りに行ける。実際、プロポに参加した企業は弊社のほかに2社しかなかった。その経済圏におけるライバル企業の数は優に10社を超えているにも拘わらず。

一般に、地方自治体担当者はIT関連に疎いことがほとんどであるため、こうしたこと通用してしまう――でも、Sさんは違った。上記に挙げた弊社が勝った理由について自分なりに考えて、私達に指摘をしたのだ。

「ほかの自治体でも参考見積書を出したら入札にかなり勝ちやすいんですよね?」と自然に切り出したうえで、他社が入札に参加できないように行った諸々のワザを見抜いた。

Sさんは、システム関連の勉強をして、プログラムの打ち込みに挑戦して、職場でも、電子機器の導入やセキュリティ責任者といった役割を買って出ていた。

一方で、おっちょこちょいなところもあって、メールに添付文書を忘れるのはしょっちゅうだ。褒められると顔を真っ赤にする。急に頭の回転が鈍くなって、とんちんかん冗談を言ったりする。

一応はコンサルなので、競合他社と同じく顧客評価ランク付けを行っている。その中でも、F市のランクは高い位置にあった。

無茶な要求をしないし、レベルの低い問題でいちいち呼びつけたりしない(自分達で解決する)し、十分な契約金額と契約期間を用意してくれた。市役所内のシステムの深いところの情報(通常、外部組織に閲覧させるべきではないもの)を見たいといった時も、システム管理課に掛け合ってくれ、数時間もかから情報を手に入れることができた。

その2年間で、Sさんの表情が曇る時もあった。

年配の職員Sさんの隣に座っていたのだけど、折り合いが悪そうにしている時があった。その先輩がSさんに行った指摘について、私が座っている窓口まで聞こえることがたまにあったが、大抵は些末な内容だった。

文字の送り仮名(行なうじゃなくて行うとか、見積もりじゃなくて見積りなど)や、請求書の処理件名の些末だと思われる部分の指摘、イベント運営マニュアルでの各人の動き方(特にその先輩の)について具体的に文書で示すようにとか、ほかにもグチグチと同じようなことを言っていた。その人との話が終わった後に窓口に来たSさんは、大抵ムスッとしていた。表情が曇っていた。

ある訪問機会のことだった。うちの所長が私と一緒に来ていて、Sさん一人が役所玄関まで送ってくれたことがある。玄関から離れて社用車へと歩き出す直前、私はついに言ってしまった。

Sさん公務員も向いてるけど、コンサル業界も向いてるんじゃない!?」

反射的に「やばい」と思って、所長の顔を見た。

「うん。Sさんウチおいでよ! 歓迎するよ」

所長もノリノリだった。Sさんは俯いて、唇を尖らせていた。

「まだ21なんですけど」

大丈夫。また今度考えてね。〇〇さん(※私)も応援しているから」

帰りの車の中で、所長が言っていた。

「もちろん冗談だよ。あの子公務員の方が向いている。でも、うちの採用試験に来てほしいとも思う。働けるだけの実力は多分持ってる」

……それから一か月後。私の携帯電話が入った。Sさんからだった。

弊社の採用試験を受けたいらしい。

市役所仕事あんまりきじゃないんだって。今の仕事楽しいけど、前の部署戸籍仕事をしていた時は、やめたくてしょうがなかったんだって。何から何まで細かすぎるところと、自分で考えて動けないのが嫌なようだ。自分で考えて、自分で動いて、結果に対して責任を取るタイプ仕事がしたいらしい。

私一人で考えてもしょうがないので、所長に報告をして、本社スタッフ部門にも相談したところ、結論が出た。

採用試験は受けられない

理由①として年齢。大学を出ていないコンサルタントはいるが、そこまで若い人は例がない

理由②として取引先との関係。人を奪うようなことをすべきではない。彼女が本当にその気であれば止めないが...

あなた達がそこまで推すなら、23才になったら採用試験を受けてもいい。ふるさと納税導入パートナー契約期間が終わるまでは必ず待つこと。

あと1年ちょっとだった。

私はこの時、Sさんにとってどんな道がいいのか? と思案していた。

普通に考えれば、地方公務員の方がいいだろう。コンサルタントの道を勧めてよかったんだろうか、あの子を不幸にしやしないかという不安に捉われたのを覚えている。自分で言い出しておいて、本当に勝手なことを考えていた。



それから約1年後。弊社が借りているオフィスの一室に、Sさんスーツ姿で現れた。

相変わらず、清潔感が抜群だった。真白のシャツがよく似合っている。

試験は何の不安もなかった。書類選考は顔パスだし、筆記試験(Webテスト)は限りなく満点に近かった。

一次面接を務めた私と所長は、Sさんに対してほぼ同じ結論を下した。内容としては、①地頭がいい。頭の回転の速さも悪くない、②温かみがあり、顧客安心に繋がる話し方である、③偉ぶったところがなく謙虚姿勢が見える、といったものだった。

本社での二次面接も無事に終えた。面接官だったディレクター日本企業でいうと本部長~役員くらい)に電話で話をうかがったところ、「概ね一次面接の印象のとおりの子だった。難点として、芯が弱いところがある。強烈なキャラクター顧客相手だと通用しないだろう」とのことだった。

「次の面接には進めますか」と聞いたところ、「三次面接を行う必要はないと判断した。他社も受けているとのことだったので、ここで内定を出す。弊社のほかは辞退するように伝えてほしい」

当時のメモによると、私はディレクターとこうしたやり取りをしていた。懐かしい思い出だ。

当時は、「Sさん採用されますように! 弊社でなくても、ほかのコンサルに入れますように」と毎週のように祈っていた。それくらい、Sさん性格のいい子だった。今でも、あの笑顔を思い出して幸せの余韻に浸ることがある。



そろそろ結末について話す。

Sさん退職時期と、ふるさと納税導入パートナー企業としての契約期間の満了はほぼ同時だった。

最後Sさん職場を訪れた時の、あの男性上司の苦渋の顔を忘れることは難しい。

やるせない表情をしていた。見た目は笑っているけど、心の中でなにかヘドロのような汚物ブンブン飛び回ってるんじゃないかって、そんな顔つきだった。

Sさんがうちに来てくれたのは嬉しいけど、本当に申し訳ないと思った。

さて。通常のパターンだと、ふるさと納税運営していくための基幹システムの整備や地元産品の手配体制業務フローの構築などを終えると、弊社はシステム保守管理地方自治体から請けることになる。

……タイトルにもあるように、弊社は入札の指名を受けられなくなった。法律上指名停止の理由にあてはまらないので、指名リストに載ったまま『除外』された。弊社はもう、F市から参考見積書や設計書の提出を依頼されることはないし、プロポーザルに呼ばれることもないし、参加申込ができたとしても必ず負ける。

システム保守管理は、F市が戸籍市民税システム保守を請け負っている会社が一任することになった。その後、弊社のスタッフがF市を訪れたことは一度としてない。

当初は、「ウチのスタッフがいないのに保守なんてできるの?」と疑問に思っていたけど杞憂だった。Sさんが気を吐いて、どんな職員業者に当たってもシステム運用管理保守が担えるように引継資料を作っていた。

今回のような事態予測したり、意識していたわけではないだろう。ただ、Sさん仕事に対してひたむきな人だったから、物事に対して本気になれる人だったから、普通地方公務員レベルはるかに超えて、みんなのために頑張ることができた。それだけだ。



筆に熱を込め過ぎた。反省している。

あれから4年以上が経って、私は別の会社転職した。SさんはITとは別の分野に異動になり、忙しい毎日を送っている。はてな匿名ダイアリーを見ている可能性は0%といってもいい。それくらい忙しい環境だ。辛い日々を送っているかもしれない。いや、確実に辛いだろう。それこそ地獄のように。

今でも思い返すことがある。私があの時、Sさんを誘ったのは本当に正しかたかということだ。

私はSさん職場で悲しい顔をしていた時、なんとかしてあげたかった。そんなことはできるはずもないけど、それでも助けてあげたかった。だから無責任立場ではあったけど、うちに来てみないかって、声をかけた。

本人にとって良き選択だったのか、それがわかるのはまだずっと遠い未来のことだけど…過去でも、現在でも、未来でも、私はSさん幸せを願っている。

一緒に働けたのは短い間だったけど、楽しかったよ。また会おうね。

ソシャゲのインベント管理がつらすぎる

生産できるアイテムの種類が増えすぎると、管理しきれなくなって倉庫がいっぱいになる。

売るための作業が一気にダルくなる。

それまでは限られたリソースの切り盛りこそが面白さの真髄みたいなところがあるのに、長所がそのまま弱点に反転しやがる。

ゲームデザインをした人間としては、そのタイミング課金倉庫拡張させたいのだろうか?

そんな思惑には乗らずに放り投げまくっているが

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