はてなキーワード: 暴言とは
(かなり前に書いたものですが、バービンハイマーのミーム騒動などもあり改めて知ってみたいので、一部修正の上再掲します)
・「児童・学生時代に教師が日教組だった(せいでなんらかの不利益を被った)」
・「○○(思想・信条的な何か)をしたら職員室に呼び出された」
というたぐいの話が広く出回っている。これらの話には大体、平和教育、人権・道徳教育、同和教育への批判的見解が含まれているようだ。
組み合わせて例えてみれば、「平和教育の時間に日教組の教師が反自衛隊的な講話をした。それに対して冷静に反論する感想文を書いたら職員室に呼び出された」みたいな話だ(あくまで例えである)。
別の例を挙げれば、「人権 本物はやたらに言わない」と描かれた人権ポスターと、それを描いたとされる小学生のエピソードが、たびたびなにかの機知のように出回っている。(参考:https://twitter.com/PatriotNewsJPN/status/170058241861103616)
あるいは、別に「放送委員として給食の時間に彰晃マーチを流したら職員室に呼び出された」みたいなものもその一種かも知れない。単に流行に乗ったのかそれともオウム真理教に対する何らかの確固たる意志があったかは分けられるだろうが。
私は90年代後半~0年代に、関東の一都市の公立学校で義務教育を過ごしたが、
教師が日教組であるとかそうでないとかを意識したことはないし、
あるいは何か「大人の建前に都合の悪い」ことをして職員室に呼び出された経験や、それを見聞きしたこともない。
(子どもらしい単純な悪戯や、非行、それに対する指導などは見聞きしたことはあるし、理不尽な教師の思い出もいろいろあるが)
もちろん、年代や、日教組の組織率など地域的な差はあるだろう。(一般的に東日本より西日本の方がその様な教育に熱心と言われているようだ)
しかし、そんなに、一言で言えば、アグレッシブな対立がしょっちゅう存在するのだろうか。
特に大きな疑問として「職員室に呼び出された」という話の場合、その職員室に呼び出された後の話がほとんど見受けられないのである。
それほど思い出に残る、思想的な挑戦の末に職員室に呼び出されたのなら、その職員室での対面の場で何か大きな教訓とでもいうべき体験がありそうなものだが。
2014年、横浜の中学生が、修学旅行先の長崎で、平和教育を行っていたガイドの被曝者に対し「死にぞこない」と暴言を吐いたという事件がある。(参考:https://hi-hyou.com/archives/1193)
これは学校という閉じた空間ではなく、学校外に向けて起きた事件といえるが、ネット上で見られるエピソードには当然これ程のインパクトがないし、裏付けもない。
普通のいたずらや非行とも違う、早熟ともいえる思想的対立を経て、「教師が日教組である」と喝破したり、平和教育などへの批判的精神を表明したはずの人々は、実際何を得たのだろうか。
もし、なにか、「担任教師が日教組だったから~」「(社会的・歴史的な何かについて)〇〇したら職員室に呼び出された~」といったエピソードを経験した(起こした)り、それについて見聞きした方がいたら、ぜひ反応を頂きたい。
できれば、大まかでよいので地方・年代とその時の歳・公立か私立か・職員室なり説教なりの対立で何が起きたのかなど、当時の環境も添えてほしい。
あのさぁ、俺の「嫌なら辞めろ」のどこが暴言なのか聞いてんのに少なくとも今の発言は暴言だな(メガネクイッじゃねぇんだよ
あと俺がいつ何も考えてませんって言った?俺なりの考えもあるが他の人の意見も聞いてみたいだけであとはこっちで勝手に複合してまた考えるっつーの
私は自営業で年間所得1000万くらい、旦那は会社員で所得400万くらいなのだが、旦那の方が労働時間が長く平日の帰宅時間も遅いし休みの日も昼まで寝ている。そして家にいる時は仕事の疲れを癒すためかゴロゴロしている。こんな状態なので、家事育児負担は当然私の方が多い。それがすごく不満。
旦那に対し、そんな労働時間が長い上に給料高くない会社なんて辞めて、専業主夫をした方がいいんじゃないかと思うが、私が自営業で不安定なので、いつ何時仕事ができなくなるか分からず、旦那に仕事を辞めてもらうまでの踏ん切りがつかない。旦那の収入は私にとっての不労所得(旦那にとっても然りだが)みたいなものだし。
それに旦那に専業主夫になってもらうといっても、結局、家事育児せず1日中ゲームしてそうで、そうなると、まだ働いてくれていた方がマシ、みたいになりそう。
友人等から、家政婦雇えば?とよく言われるが、旦那が、家族以外の人が家に入るのが嫌でそれもムリ。私が「家政婦ダメなら、じゃああなたが家事ちゃんとするの?」と聞くと旦那はブチ切れながらも「やればいいんだろ!」と言うが、3日坊主。
ちょっと前までは、私が、「なんで私の方が仕事大変なのに家事育児負担多いんだよ。私に死ねってことか!」とか旦那に暴言を吐き、旦那が「死ね!」と暴言で返し、売り言葉に買い言葉で離婚寸前だったが、
現在は、
それに旦那も年間所得400万でも、妻が専業主婦とかだったら、長時間労働の中で家事育児しろ!と毎日責められることもなく、慎ましくも幸せに暮らせたかもしれない。
諦めてて以前よりも喧嘩はしないが、今日みたいな日曜日に旦那がこの時間まで寝てると、沸々と怒りがわいてくる。
(追記)
・交際は大学からで20代半ばで結婚し10年くらい子供いなかった。子供いない間はどちらも家事をせず家は汚部屋。子供できてから、私は汚部屋は虐待になると思い家事をするようになる。
・旦那のことは子供生まれるまでは大好きだった。もともと大好きで結婚したのに(私の話にたくさん笑ってくれる)、今はそんなに好きではないので、誰と結婚してもこんな感じなんじゃないかと思う。
・文句言う時に年収を持ち出したことはないが(私の方が仕事大変なんだぞ、とは言う)、増田に愚痴ったとおり本当はめちゃくちゃ年収に見合う通りで私の仕事はあなたの2倍以上大変なんだぞ、という気持ちがある。
(追追記)
色々考えさせられてます。
①家事育児が大変で猫の手でも借りたい。一時の感情で激昂して離婚したら、猫の手もなくなってしまい、より大変になる。
①:②:③=2:4:4くらい。
特に③について、
今は旦那が無邪気に「今日の夜は外食いこう!」とかいうと、「その前に旦那担当の皿洗いが昨日から未了でシンクにたまっているんだがまずそれを何とかしろ!」という気持ちになるが、子供が独立していなくなっていれば私も元々は汚部屋でも平気だったんだから、あんまり気にならなくなるかも、と思ってる。
プロゲーマーが差別発言で炎上した、という問題は実際は問題じゃない。
「いやいや、ニュースにもなって社会問題になってるでしょ」と思った奴は、
プロゲーマーの個人配信まで見に行くのは、数から言ってマニアと呼んでいい。
本命の大会配信じゃない。最も注目される大会中に暴言が出るわけではない。
インタビュー中に「老人は安楽死させた方がいい」などと言い出したら、
不快になる人間の数が多すぎるので、コミュニティからも抗議の声が出るだろう。
だから差別発言で厳重処分が下された時、コミュニティの反応は微妙な感じになる。
「そんなこと言ったんだ」「あーあ、失言を掘り返されちゃったか」と。
アンチが失言をSNSで拡散して、はじめて失言を知ることになる。
つまりプロゲーマーの暴言というのは極一部のファンしか知り得ない。
Twitter(いまはXっていうんだっけな、ははっ)とかでさ
あれになりかかっている
きつい指摘の内容と結構似てんのよ
それでさ、あー俺ってそこそこな年数働いてんのに全然成長してねえんだなあとか
そういうことも思っちゃってさ
なんかもうヤケなわけよ
俺の今までの人生って何だったんだろうって思うわけよ
虚無感すごいの、虚無。
自分に対してももう情けねえし恥ずかしいし全然自分に誇りも持てないし
なんかもう生きてるの嫌になっちゃったわけ
そりゃーまあ「あいつもあいつも石投げてるし、俺も」っていう気持ちになっちゃうわな
言っておくがまだやってないぜ、そういう気持ちもわかるって言ってんだ
なんかもう自暴自棄なわけよ
自暴自棄な人間にとって格好のターゲットなんだよね、ネット上の嫌われキラキラパーソンっつーのは
石投げても俺が悪者にはならないんだもんな
ていうかSNSは基本やらなくていいよもう
ていうわけにもまあいかないんだろうな
まあ何が言いたいかっつーとだ、
ふだんそういうことするはずもないのに、
一回落ち着けるよこういう使い方してさ
たぶんあしたの朝になれば、「おい自分なんだこの増田は」ってなるよ
うん、うん
はあ、でもほんとにさ、なんだかさ、
生きるってしんどいな
原爆死没者は「汚れなき小羊の燔祭」であり、
ということになるのだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%A6%E4%B8%8A%E7%87%94%E7%A5%AD%E8%AA%AC
もちろん、福島で「放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。」「マスク不要、外遊びOK、セシウム摂取も全く問題なし」「私が死ぬ頃には県民の皆様の命の責任はとれませんが、私達は国が定めた基準に従う義務があるのです。結果がわかるころには私は死んでいます。」と暴言を連発したあの山下だ。
原子力の問題が出たときには、昭和20年の10月に書かれた永井隆の原爆救護報告書の最後の一文を述べるようにしています。原子力という科学の光、力を利用してより良い世界を作って行くべきだ、ということを彼はその当時既に書いているのです。
暴言っていうか、例えば宇宙戦争(映画)の動画で「でもこれバリアなかったら現代兵器でも余裕で勝てるよね?」みたいなツリーで議論して盛り上がってたり(軍事ネタはアメリカ人が最強議論のノリで話すのは特によく見る)、
ロボット物作品のコメ欄に「プログラムであって感情はないことを忘れないで下さい」みたいなクソリプが高確率でついてたり、
普通に美味しそうなインドの料理動画にも「美味しそう! 食べたらお腹を壊すことを除けば」みたいな古典的なキッズ煽りがあったり
そういうのかな
俺が言ってる地獄はそんな生半可じゃないんよ。俺も長年レスられて、ついに結婚3年目に「一生したくならないから外でしてきていい」と言われ、不倫に手を出した。
その頃は離婚までは考えてなかったんだ。妻は大学の後輩で共通の知り合いも多い。家もあったし、結納や結婚式もデカデカやった。俺自身も妻も実家が太く、離婚なんてしようもんなら一族からなんて言われるかわからない。後に引けない婚姻だった。
それに俺は割と淡白な方だし、今更誰かに入れ込むなんてあり得ないだろうと思ってた。
愛情は外で得て、この結婚生活を続けるストレスが減れば、それでいいと思い込もうとしていた。
前述の離婚のハードルは恋に盲目な俺の前には無いも同然。どんな負債を抱えることになってもこの子となら幸せになれると思っていた。
妻も俺にはすっかり冷めてるし、問題ないだろうと思って離婚を切り出したんだ。
最初は妻も離婚に賛成だった。俺たちが限界夫婦なのはお互いに共通認識だった。
だが妻にとって、離婚のハードルはハードルのままだった。彼女自身、俺という男にはウンザリしていたものの、財産分与について話し合いをしていく中で、「やっぱり離婚やめとこうよ」と言い出したのだ。「わたしも悪かったことは直す。セックスもするから」と。
俺はその頃すっかり妻を憎んでいたから、何都合がいいことを言っているんだ、と、妻への憎悪を増幅させるばかりだった。
不倫相手には「離婚するから俺を捨てないで」と言って待たせているんだ。早く離婚しないとあの子がいなくなってしまう。そんなの耐えられない。
再構築を望む妻を俺は拒絶し続けた。膨らみ始めた憎悪は止められない。
もちろん7年間連れ添った妻に情がなかったわけではない。ただ、情があるからこそ、蔑ろにされた記憶も根強いわけで、憎悪も湧くわけで…。
あんなに俺を、平気で粗末に扱って、暴言や暴力を平気で働いていた妻が、離婚したくないがために、しおらしく泣いたり、夜を求めてきたりすると、
一度は愛した女だから、愛しく思う気持ちを思い出すこともあったが、
それ以上に、いやそれがあるからこそ、今更何を言っているんだ?という怒りが湧いた。
「他に大切な女がいる」とはっきり言ってやった。
慰謝料もいくらでも払うし、財産分与も俺には一銭もなくていいとまでいったよ。
すると次第に妻は狂っていって、
最終的には首を吊って自殺した。
俺は妻を一生幸せにする覚悟で結婚したのに、それを拒んだのはお前じゃないか。
死んだら思い出は美化される。
愛した記憶を懐かしく思い出すことも増えた。そしてそんな自分を自己嫌悪することも。
俺たちの関係をダメにしたのはあの女なのに、あの女の死に心を痛めたくなんかないのに。
不倫相手は悪くない。ずっと俺に寄り添ってくれた。俺が悪いんだ。妻の死が大きすぎて、不倫相手に向き合えなくなった。本当に彼女には申し訳ないことをした。
親戚中では俺はもう鼻つまみ者だ。こんなことになるくらいなら離婚なんて企てなければよかった。いやあの女が頭がおかしい奴だったからこんなことになっただけだ。普通の女なら離婚できていたはずだ。
俺は全て失ったよ。
今もし人生をやり直せるなら、「セックスは外でしてきて」と言われた時点で、離婚を切り出しておけばよかったなということだけ。
そしたら妻もことの重大さに気づいてセックスしようとしてくれただろう。
もしくは、「外でセックスする過程で他に好きな人ができたらすんなり離婚すること」とか念書書かせるとかかな。
妻も俺と向き合わなかった。そのツケがこの惨めな最期なんだろう。
俺も妻と向き合わなかった。俺的には妻の言い分に従うことで向き合った気になっていたが、あの時点で離婚を意識できなかった時点で、向き合い方が足りなかったんだろう。そのツケが浮気で妻を自死させた愚か者として生きる十字架か。
とにかく相手が何と言っていようと軽率に外に関係を作るべきじゃない。と思ったよ。
もちろん相手のパーソナリティによるところもある。けど、俺は妻と交際期間合わせて10年近くつるんできた中で、妻が自殺なんて寝ぼけたことするようなヤバい女だとは気づかなかったから。
どこに地雷が潜んでるかわからない。そして配偶者は、都合が悪くなったら自分と簡単に切り離せるような存在ではないから、慎重になった方がいい。
自助努力ゼロで金や女や普通の(思いあがった高望みな)人生欲しいなんて方が間違ってるんだよね
やることといえばブラック企業でウジウジ生産性の悪い仕事していじめられた野良犬みて一に卑屈に生きて
コンビニ飯に安酒安たばこ漬けの生活で上半身だけ太って下半身は脆弱なカエルさん体系
そんな奴が貧乏だとか言われたってそりゃそうだろとしか言いようがないよ
それとも自分の本当の姿に気づいてレムちゃんへスティア様みたいな美少女が惚れてくれて人生一発逆転みたいな頭パンバカな妄想でもしてんのかね?
頭パンバカな奴はノープランでミラクルチャンスゲットでサクセス&ビッグになると思ってるんだ
美少女女子高生やパリピギャルなどをネットで調べたチート知識や技能やたかがOSSで勉強した程度のプログラミング知識でナンパして
口説いて惚れられて付き合って毎日ヤッて楽して暮らすんだフフフ
みたいな実現不可能な脳内妄想を抱いてIT業界に入ったりネットでDM送ったり出会いアプリして生きようとする行動力だけはまあ凄いかなって思うが
そんなものスマホー丁にたかがプログラミング知識やましてや銃持った程度でイキリ散らして癇癪起こして暴れ回ったり犯罪やった程度で手に入ると思ってるならちょっと考えが甘いんだよとしか
ニンテンドースイッチのゲーム50本遊んで感想書いたのでまとめ(23〜47)
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第十弾。
シーズン1最終作ということで、今までの縦筋として伏線が貼られていた過去の事件、永劫会事件がついに描かれる。
今までの癸生川シリーズ全部盛りな贅沢な作品で、ミステリらしい意外な展開、文書の書き方で読者を騙すもの、マルチサイトの構成の妙、小説として情緒的な染みる文章と、良かったところが沢山ある。
シリーズを通じての伏線が回収される展開も多いため、必ず全作遊んでからここに辿り着きたい。
人によってはこの作品をシリーズで一番に据える人がいそうな、ゲームとしての完成度は抜群だった。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第六弾。
マルチサイトシステムを導入していて、伊綱さんと、生王の視点を行き来しながら事件を追う。
構造自体に仕掛けがある系の作品になっていて、ミステリやってる感がかなり強い。
人によってはこの作品をシリーズで一番に据える人がいそうな、トリックの魅せ方としての完成度は抜群だった。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第四弾。
もちろん、ミステリらしい意外な展開や、文章での表現を利用したトリックなどもあってそちらも楽しめる。
人によってはこの作品をシリーズで一番に据える人がいそうな、物語としての完成度は抜群だった。
株式会社オレンジのロマンティックミステリの第二弾で、女性主人公が事件を捜査して解決しながら男性キャラといい感じになっていくストーリー。
普通の女子大生が突然マフィアのボスになるという突飛な開幕ながら、割と丁寧で良い意味で地味な捜査と解決をしていく。
とはいえマフィアのボスらしく、違法行為をしてでも事件の手がかりを集めるところなんかは今作独自の魅力があり、このシリーズは女性主人公の成長も魅力なんだけど、今作ではマフィアのボスらしくなっていくという本当にその方向で成長していいのか? と困惑しながら遊ぶことになる。
そして本当にマフィアのボスらしくなっていくのが本当に面白くて、好きなところだ。
あのルートレターのシリーズ的には続編に当たる角川ミステリシリーズの第二弾。
奇作、怪作としか言いようがない前作とは違い、しっかりと地に足が着いた丁寧な良作だった。
主人公の八雲マックスが映像作家としての矜持を持つプロに徹する人間性なのも好印象で、熱苦しいものの痛快な好男子で好きなキャラだった。
またもう一人の主人公新人女優のリホも駄洒落に拾い食いと評されるひょうきんなキャラで、主人公がどちらも魅力的な作品だった。
株式会社オレンジのロマンティックミステリの第一弾で、女性主人公が事件を捜査して解決しながら男性キャラといい感じになっていくストーリー。
主人公は他人の死を夢で予知できる能力を持っているが、メイドという立場なのでそれをありのまま報告しても信じてもらえないので、色々と工夫して殺人事件を阻止するという展開。
この夢で見た予知の死を覆すという展開が短編連作的に続くのだけど、どれも同じ人、攻略対象で主人として支えている男性キャラの死を予知するため、何してもこの人死ぬじゃん、とシリアスな笑いを感じてしまったのは不謹慎だから反省したい。
貴族と平民という立場の差のエピソードなどは興味深く、伝えたいことの取捨選択がしっかりしてて短いボリュームながらしっかりまとまっている好きな作品。
ニンテンドーとコーエーテクモがバディを組んで送る超贅沢なアドベンチャーゲーム。
タイトルの通り二人組の関係性がかなり重要なキーワードになってくるが、あくまでバディなので男女問わず楽しめる王道なストーリー。
舞台となるミカグラ島に住む市井の人々にもサブエピソードがいっぱいあって、モブキャラが活躍する展開が大好きな自分としてはそちらの方向も嬉しかった。
ヒーローを目指す主人公のルークに延々とずっと辛い展開が続くので、遊ぶ手が止まりかけるほどだったのだけど、バディのアーロンがそれを引っ張り上げる展開が熱くて沸る燃えるゲームだった。
女の子は万華鏡、といえば何をやっても良いと思ってるゲロカスな美少女デスゲームもの。
ふわふわした可愛い4人の美少女が、罵倒有り暴言有り暴力有り可愛げ無しのデスゲームに巻き込まれながら、剥き出しの人間性を露出していく。
そんな残酷なデスゲームの間に、いかにもな可愛い萌えな過去の日常パートが挟まり、この落差の凄まじさが独自の味わいになっている。
罵倒シーンの声優さんの熱演も見所で特に茜屋日海夏さん演じる五条風華の暴言は下品すぎて、日常パートでの可愛さとの差が凄かった。
ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーで、怪異の噂をDRPGのような探索パートで調べてから、RPGのボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキストが主体のアドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。
とはいえ、要するにで言うと、事件の手がかりを見つける捜査パートと、容疑者を追い詰める尋問パートみたいなもので、怪異と言いながらも探索パートで手に入れた情報からフェアに対決パートの選択肢を推理可能なように作られている。
RPGっぽいパラメーターの表現はフレバーに過ぎず、テキストをしっかり読むことが大切なので、そういうゲームが苦手でも問題なく遊べた。
印人と呼ばれる仲間を連れて探索するのが特徴で、中年男性ながらかなり露骨にツンデレキャラで萌える真下悟さんが僕はお気に入りだ
○普通
三つしか記憶を保持できない主人公が自身の恋人をなぜナイフで刺したのかを巡るサスペンスなコマンド選択式ADV。
時系列が未来から過去へ進んでいくため行き来する渋谷の街のモブキャラ達にも物語があり、当時の雰囲気を感じられる。
フラグを記憶出来るにも三つだけという設定をシステムに落とし込んでいるのが見どころ。
ただし、この試みが成功しているのかは若干疑問が残り面倒なだけだったかもしれない。
編集者で美女としての自覚が強い木戸いづみが担当作家の鏡月正宗からの無茶振りで事件を捜査することになるコマンド選択式ADV。
物語としての起伏は少なく、ミステリというよりはクイズの趣きが強い。
美女を自称するいづみの強引な聞き込みパートが面白く、話がテンポよく進む。
携帯電話のゲームからの移植だが背景絵のクオリティが高くあの当時に遊んでいたらまた違う感想があったかもしれない。
うらぶれた探偵の狗神エイジとお嬢様刑事の鷲宮ヒナのバディもの。
舞台の池袋に住む市井の人々の協力を得ながら様々な事件を解決しつつ、エイジの相棒でありヒナの兄が死んだ真相も追う縦筋の物語もある。
協力者の面々がかなり優秀な人が多く、主役の二人よりも探偵として優秀なのでは? と思ってしまう良い意味でのテンポの良さが楽しい。
システム面では、よくわからないミニゲームや、頻繁に挟まる話に区切りがついているわけでもない暗転など、運営型スマートフォンゲームの移植故のシステム的にしっくりこないところがあった。
少女同士の恋愛を描きつつ、幾つかの日常の謎を解決する公称ジャンルは百合ミステリ。
ただ、ミステリ部分は少女同士の恋愛を際立たせるための背景のようなもので、あっさりと進んでいく。
その分、恋愛に関する描写はかなり多めでかつ濃厚なもので、恋と友情の差を自覚しつつ、はっきりと恋愛的な意味で好きになっていく過程が描かれていた。
それだけに短編連作で4つしかエピソードがないのは、良い意味で物足りなかった。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第九弾。
白鷺に紅の羽の裏を描く、と言っても時系列や人間関係のそれではなくて、モチーフ的なというか、表現が難しいやつだ。
癸生川シリーズを通しての、探偵は何のために事件を解決するのかを端的に示した短編になっている。
テーマ性の塊みたいな剥き出しの作品なので好き嫌いは別れそうだけど、僕はかなり好きな方だ。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第八弾、元々はDS版の移植である。
久々にスピンオフ短編やマルチサイトではなく、いつメン達のいつもの構図。
ただ、ボリュームが多いのにいつもの構図をやるせいで、伊綱さんの推理がひっくり返るのが、少しもったいなさを感じてしまった。
あくまであのいつもの構図は短編や中編だから決まるもので、長編にはあまり向いていなかったかもしれない。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第五弾。
ちょっと今まではとは毛色が違い、いつものレギュラーメンバの出番も控え目で雰囲気もホラー寄り。
とはいえ、我らが名探偵癸生川凌介が出てくるシーンは格好良く決まっている。
彼をなぜかホッとすると評するのは、なるほどな意見で、なかなか自己分析が出来ているセリフだと思った。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第七弾。
今作はちょっと箸休め的なスピンオフな短編で、正直ちょっと読みどころはあまりない。
犬可愛い可愛いゲームと一言で終わっても良いぐらい犬は可愛い。
とはいえ、これだけ遊ばないのも勿体無いので通して遊べば良いと思うな。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第三弾。
三作目ともなると、いつメンのいつもの構図でいつものやつと簡単に評したくなっちゃうね。
とはいえ、シリーズを通しての縦筋なんかもで出して、探偵・癸生川凌介事件譚として好きになれる要素が増えていくキッカケも多い。
今作は割と聞き込みや証拠品集めからの推理が多く、今までの突飛な発想の飛躍が求められるものじゃないのも特徴的かつ、以降はこれが主になっていく。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第二弾。
前作の流れは踏襲しつつも、本格ミステリさながらの大胆なトリックが映える面白い作品だった。
とはいえこの類の方向性はしっくりこなかったのか、これ以降はもう少し社会派だったり、テーマ性だったり、文章の書き方で読者に対して何かを隠蔽する類の方向性になっていく。
物理トリックの類はゲームだと映えるんだけど、携帯電話の容量の少なさを考えると難しかったんだろうなあ。
携帯電話で展開していた探偵・癸生川凌介事件譚シリーズの第一弾。
名探偵癸生川凌介、その助手白鷺洲伊綱、彼らの事件をゲームにしている生王正生、いつもの面々のデビュー作。
伊綱さんと生王が捜査をしてそれらしき答えに辿り着くも、癸生川がどんでん返すいつもの構図は初見だと結構驚く。
携帯電話という限られた容量の中でしっかりとミステリをやろうとする気概が素晴らしい、
めちゃくちゃ豊富なスチル絵に軽快なBGM、そしてカートゥーン調のアニメーションでハイスピードに物語が展開していくSFもの。
テキストを読むことが主体のゲームって落ち着いた作品が多く、議論をしたり腰を据えてお話を聞いたりが多いんだけど、この作品はとにかく主人公たちが走る! 動く! 飛ぶ! と終始忙しなく動いてばかりで色々な物語が手早く展開していく。
テーマソングの飢餓と宝玉はオープニングテーマでありながら、作品の全てを包括するような歌詞になっていて、クリア後に聞くとまた違った感想になる曲で大好き。
ただ、このスピード感故に細かい部分の整合性や説明がカットされているのは好みが分かれそうかな。
とにかく全体を通じて奇妙な作品で、十数年ぶりに高校時代の文通相手との手紙を発見して、彼女に会いたくなりその地元島根に向かう。
こんな如何にもな青春振り返り系エモストーリーの導入だが、全くこんなストーリーではなく、罵倒、悪口、恫喝を繰り返す反社会的な主人公に振り回される恐ろしいお話。
ストーリーもリアリティラインがルートによって様々すぎて、突飛な展開が続くかと思いきや、現実的な着地を見せたりと、唯一無二な奇妙すぎる作品だった。
インディーゲーム開発者の女性二人の関係性を淡いドット絵の演技で描くナラティブアドベンチャー。
全てを文章で語らず、キャラクタの演技で語るストーリーが見所でかなり細かい演技が丁寧に表現されている。
また、途中で挿入されるゲームボーイライクなパズルゲームが、レベルデザインでなにかを暗喩しており、キャラクタがなにを感じたのかを、台詞や演技だけでなく、このパズルゲームでも表現しているのが今作独自の特徴的な部分。
なかなかハードで現実的な部分が多く、少し心に余裕がある時に遊んだ方が楽しめそうだ。
修学旅行で水中を走る列車に乗り込んだ学生たちの中で起こる殺人事件のお話。
スペインのインディーメーカーの作品だが日本のサブカルが大好きな人たちが作っているようで、そういうのが好きな人向けの小ネタがたんまり入っている。
とはいえ、ジェンダーや政治的な正しさを規定とした問題提起が挟まるなど、日本ではあまり見られないストーリーもあり独自の良さがあった。
殺人事件にまつわる解法も、トリックやロジックなどのあれこれではなく、人間関係の妙に重きが置かれているのも、ある種のらしさなのだろうか。
奇妙なホテルの一室で目覚めた男性がいきなり殺人事件の容疑者と報道されるニュースを見るところが始まるホットスタートな実写ゲーム。
短編ほどのボリュームながら、ゲームシステムを利用した演出や、繰り返しループする世界での面白コメディや、シリアスな男女の恋愛など色々な要素がみっちり詰まってる。
特にヒロインのサチムラアカネは、敵なのか味方なのか、頼れる強キャラなのか守るべき弱い子なのかが目まぐるしく変わる上に、扇状的なシーンも多く、演じている栗山千明さんの魅力が盛りだくさん。