はてなキーワード: 出演者とは
ケンはいわゆる「有害な男性性」の代表として描かれてるんだろうけど、
町山智浩さんがラジオでバービーの設定を説明した時に女性出演者が「女性はむしろケンに感情移入できそうですね」と言っていたのを思うと、
むしろケンにツイフェミを重ね、バービーにアンチフェミを重ねて見ることもできるんじゃないだろうか。
同じく柿沼キヨシさんがCGアニメのクレヨンしんちゃんについて語っているのを見た時も同じようなことを思った。
柿沼さんは「ひろしがまるで自民党のような上から目線の説教をしている」といった調子で評してたけど、
それまで俺は「立民とかバカなおサヨク様が言いそうな説教だな」と思いながらあらすじを聞いていた。
あんまり阿Qのような事ばかり言ってても仕方ないし、まだどっちも見てないけど、バービーの騒動以前から気になってるので、たぶんそのうち見る。
アイスショーや試合観戦するガチファンではなく、テレビでまったり応援する程度のガチ勢からしたら超ライトなファン。
本田選手との交際も微笑ましく見ていたのだが、ここ最近のお二人やマスゴミの記事を見てるとちょっとゲンナリしてしまう。
今月初め、宇野選手のインスタのストーリーが投稿されたからウキウキで見に行ったら「韓流アイドルと一緒に踊る俺の彼女上手すぎだしマジかわいい(意訳)」でちょっともやった。
可愛いとは思うよ。
別の出演者目当てでリアタイしてたけど、ダンスは一段も二段も下だったよ。
踊れるだけすごいんだけど、やはり違うのよ。
ごめん、ちょっとではない。かなりもやった。
その前のインスタ投稿で本田選手との2ショット連続投稿ももやった。
でもわかるのよ。BBAも旦那が彼氏だった当時は毎日楽しかったから(今も楽しいよ)
本田選手からのつっこみコメントも微笑ましいよね。うん。わかる。
あのアカウントがオフィシャルアカウントではない個人のアカウントだからと言われたらそれまでだけどさ。
数日前にたまたま読んだ記事では出演番組でお互いをどう呼んでるかってのが書かれてた。
知りたくないわ。
明石家さんまも何聞いてるんだ。
基本作品と作者は関係ないと思っているが、そうでもない場合もある気がしてきた。
歌
作詞:詞の傾向による。平和とか愛をメインにしているのに差別発言とかだと困る。
(追加)プロデューサー:関係ない。あくまで作品とだからグループそのものを嫌うのはあり。
(追加)社長:関係ない。それこそジャニーズがどうでも曲は別判定。
作詞作曲を兼ねている場合関係あり判定か。メッセージ性が高い場合に関係あり判定が出そう。
声優:キャラクターと声優は関係ない。が、イメージの低下にキャラクターを付き合わせるというのも?
そもそも数が多すぎて合わなかったら投げ捨てろよという感じ。
エッセイなど:自分の主張100%なので犯罪者だと書きなおしたほうがいいだろ感。
これも数が多すぎるが、漫画よりは真面目にとられる感がある。
久々に恋リアの『ラブトランジット』を見てみました。
元カップル5組が約1ヶ月共同生活をして、復縁を選ぶか新しい相手を選ぶかという話です。
以下、雑感です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C5BCRZ6W/
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………………
…………
……
・ルールが多くてわかりにくい。
最初の頃は年齢や職業を明かさなかったり、あとX(元カレor元カノ)を周囲に教えなかったり。
・番組内ではそれぞれのXが徐々に明かされていくのだけど、それぞれのキャラクターや関係性がわからないとあまり感情移入ができない。
逆に出演者には、それぞれのXは割とバレバレなのではないかと思った。
・Xと復縁を目指す人が多く、あくまでスワッピングの新規カップルはスパイスという感じで、あまりその展開が期待できなかった。
特に最終日(告白)の前日にXと過ごすというのは、意図的に元サヤへ誘導してるような印象を受けた。
結果は元サヤ3組、新規1組でした。
ロマンスというよりは、復縁に迷う、あるいは復縁目指してもがき苦しむ人間模様を見る感じですね。
・「元サヤに戻るか」というのが最大のテーマだとしたら、明らかに戻りそうにない人は途中リタイアOK(あるいはXによる追放)にして入れ替えても良いかと。
不祥事をやらかした俳優が出演している映画を公開すべきか・公開してもよいか問題と
不祥事をやらかした人物の功績を讃えるドキュメンタリー映画を公開すべきか・公開してもよいか問題
何か違いはあるんだろうか?
個人的には、結論としてはどちらも公開すべきだし、公開してもよいと考える。
その映画を見るか見ないか、見た結果どう感じるか、どう批評するかは、見る側が判断すればいいと思う。
「面白い内容だったのにあの出演者のせいで不祥事がちらついて集中できなかった」という感想が出るかもしれないし、「不祥事はともかく映画の出来はよかった」という感想が出るかもしれない。
それは小説やエッセイと同じで、著者に対して「あんな下衆なことしておいてどの面下げてこんな作品書いてんだ」という感想を持つ人だっているだろうのに発禁にしないのは普通のことだ。
不快に思って観に行かない人が増えるかもしれないが、かえって話題性(事件前最後の出演作みたいに)が出て観に行ってやろうという人が増えるかもしれない。
公開しなければ売上はゼロだが、公開すればいくらかは回収できる。不祥事による損害を少なく止めるという意味でも公開すればいいと思う。
俳優は、実社会で犯罪をしようがパワハラをしようが不倫をしようが、映画ではフィクションの役柄を演じている。
ほとんどの人は、アンソニー・ホプキンスがサイコパスの殺人鬼でないことや武田鉄矢が優れた教育者でないことは承知の上でフィクションを楽しんでいる。
だから俳優の実社会での行動は、フィクション映画に対する好感度を全く左右しない。私の場合ね。
まして他の出演者やスポンサーへの好感度なんて、全く下がらない。全然関係ない。
他方でドキュメンタリーはちょっと嫌な感じがする。それは実社会での人間性こそが映画への共感の元になるからだろうか。
従業員を罵倒したり殴ったりしている社長が会社を急成長させたとして、「従業員への態度と経営者としての手腕は別物」と切り分けることが果たしてできるのかという疑問がある。
『ジャニーズ事務所の輝かしい歴史、ジャニー喜多川のカリスマ性に迫る』みたいなドキュメンタリー映画があったら、私は眉を顰めてしまうだろう。監督やスポンサーに対して人を見る目がないなと思ってしまうかも。
それでも公開すべきと思うけどね。
アマプラで昔のアニメばかり見てるが、なぜ今配信されてるのかというと、何周年記念だったり新作アニメ・映画が出るからだったりするんだな。
音楽系アニメが多く作業BGMが増えまくったアニメ視聴だった。今回もまた知らなかった作品と縁ができた。見るものがなくなったらニカ姉とグエルのポケモンでも見る〜?
一番最初のコンテンツとして、出演者が事件や不祥事を起こしたために作品自体が取り下げられたとされる例はいくつかありますが、一つの具体的な例を挙げることはできません。その理由は、出演者の不祥事によって作品が取り下げられるという状況は、過去にも現在にも起こっているため、一つの「最初の」例を特定することは困難だからです。
映画やテレビ番組、舞台などのコンテンツでは、出演者の不祥事や事件が起きた場合、しばしばその出演者を交代させるか、作品自体を再編集して対応することがあります。しかし、場合によっては作品全体が取り下げられることもあります。このような事態は、出演者が主要な役柄を担当している場合や、出演者の不祥事が非常に深刻なものであった場合に起こり得ます。
馬の眼🐴
@ishtarist
子どもに性的なコンテンツを強制的に見せたら虐待にあたるかもしれんけど、自分で調べて見る分には虐待じゃないだろ。
そんなに気になるなら、携帯なりパソコンなりにコンテンツブロッカー入れとけよ。
馬の眼🐴
@ishtarist
それとも何か?
https://twitter.com/ishtarist/status/1673015764977352704?s=20
こういう基本的なことを理解できないのだから、ネット民はだいたいフェミに毒されて頭がパーになっているわけです。
めいろまといえど間違っているわけです。
masamichi@ふふふ〜♬
@masamichi001
ちょっと思ったんだけど、AV女優がいけないんじゃなくて、周囲の大人達の“AV女優に対する偏見”が児童に有害となり得るんじゃないかな。
善悪の判断基準の根拠なんて「一定数の人間の総意」か「個人の人生経験の集積」でしかないやろ。
馬の眼🐴
@ishtarist
性的コンテンツを子どもに見せることより、セックスワークをしてる人に対する偏見や暴言を見せることの方が、よほど子どもの教育に悪いと思うよ。
子供のためには虐待と詭弁の両方
@mankodaisuki58
13時間
単に子供を盾にした同情論証でしょ。さすがにフェミニストも法的規制を主張するのは無理筋だとわかっているから。
https://twitter.com/mankodaisuki58/status/1673196008665407488?s=20
頭が悪い人は子供のためにとか馬鹿なことばっかり。あんたの差別を植え付けているだけじゃないか。死ね。人権侵害だし、お前のような退化した脳は生産性が低く、日本には不要なんです。
解同あたりはわかっているのかな?
@m_nsc
AV出演者がバレエの先生をやることを差別するツイートが流れてきたけど、「子供が調べて知るとショックを受ける」っていう差別理由は肉屋を差別してた大昔と全く同じでしょう。「それ」を社会がアンタッチャブルにしているからショックを受けるんでしょうよ
異常な差別主義者、だいたいネット民の全員、だから日本人は人権後進国の馬鹿ばっかりなんだわな
@sakuratsukisima
どうして18禁、エロについてこんなにも否定的な人が多いのだろう。
@sakuratsukisima
作品のゾーニングは必要。だけど、それに携わる人たちまで排除する流れには納得いかない。
作っている、出演している人たちの存在までセンシティブ扱いしないでほしい。
@bananahammock_l
良いんですよ大人はそう言うコンテンツとして面白いと納得できるし、棲み分けができるから。
でも小さな子供には難しいかも知れないのが分かりませんか?それが全てです。
ショックを受ける可能性があるのが分かりませんか?
Kei💉💉💉💉(維新より革新:リベラルだからこそ脱コロナ・反ツイフェミ)
@Kay_pivo
それはおかしいでしょう。バレエ教室は別。同じ名前で出ているわけでさえない。作品が18禁であることは、その人自身が18禁であることを意味しません。単なる差別です。全面的に月島さんを擁護したいと思います。
@bananahammock_l
16時間
めいろまさんと言う方のツイート見てほしいです。名前が変われば絶対に目に触れないと言い切れる確証は逆に何ですか?
もし自分のバレエの先生が持つAV女優としての一面を何らかの理由で子供が知ってしまった時、それを正しくジャッジすることまで求めるのは不可能だという話です
Kei💉💉💉💉(維新より革新:リベラルだからこそ脱コロナ・反ツイフェミ)
@Kay_pivo
16時間
めいろまさんのツイート読みましたが、職業差別的発想だと私は考えます。「汚いものを排除する」発想が見え隠れしませんか。「万が一」のリスクはそう大きなものですか?作品が18禁であってもその人自体は18禁ではなく、またそういう行為を伴わない別名義の通常の仕事で子供に触れても問題ありません。
@bananahammock_l
16時間
これについてはちょっと納得できました。AV女優やってるからって子供に関わっちゃいけないって世間が決めつけて引っ込んでろ!っていうのも確かにおかしな話だなと。
一方で教育者であったり所謂芸能人と言う方達はかなり難しい職業的な立ち位置でもあるのではないかなと思います
@sakuratsukisima
16時間
子供に関わるな
って
@bananahammock_l
·
16時間
いや、貴女が自分の子供とどう関わるべきか、どう教育すべきかは貴女の自由ですよ
同様に貴女以外の親が自分の子供をどのように教育すべきかも自由です
だから貴女以外の子供の親が「そういった職業についてまだ知ってほしくないから、まだ関わらないでほしい」と思う事も自由では?
@sakuratsukisima
·
15時間
あー
違いますよ。
子供がいるってことは、その子供の同級生とも関わるってことです。
子供いないですか?
いたらわかりそうなもんですけどね。
@bananahammock_l
いや、ぜんっぜん言ってる事違います。誰もそんな極端な話してないです。そのシチュエーションに合わせて私の意見を例えるのであれば、貴女の子供が生まれて教育施設に通った際に、同級生の親が自分の子に貴女の子供と仲良くするなとか貴女の家に行くなだとか言う可能性もあるって事ですよ
子供とかかわるなとか言っているやつ、早く死ぬといいのでは?老害以前に頭おかしいわ。
そもそも見せないとか発狂すること自体が虐待なので、フェミとネット民は頭がおかしい
馬の眼🐴
@ishtarist
子どもが性的コンテンツに触れることそのものが虐待だという論調が、正直あまりよく理解できないのだけど、これって具体的にどういう状況のことを指してるの?
むしろ、子どもに性に目覚めさせたくないというパターナリズムの方便でしかないように思えるのだけど、間違ってる?
kei@bluepoint
@KBluepoint
19時間
私もそう思います。
必要なのは触れさせない事ではなく、相手を尊重する姿勢を育む性教育です。
尊重しない事がその子の性癖であるなら、それはファンタジーにとどめておくとか、合意のプレイ相手を探すとか、でもたぶんそこまで突っ込んだ教育できる人は難しいでしょうね
kei@bluepoint
@KBluepoint
19時間
そこを全く無視して綺麗事だけをやっても、欲望の本音と建前がズレてしまうだけだし。
しかし、重要なのは、全く触れさせないという方針で育てられた人は、むしろ望まない相手に寄って来られやすいんですよ。
性的なコンテンツに触れさせない、タブー視を刷り込むというのは、
kei@bluepoint
@KBluepoint
自分の欲望も自覚できない、否認する人間を作り出すという事で、それは他者からすると、あんたはお呼びでないと自分側は否定されずに、一方的な加害がしやすい相手という事になるからです。
性的な事にオープンで自由な環境で育った子より、性的なコンテンツに一切触れさせず、
kei@bluepoint
@KBluepoint
19時間
自分に自信がない馬鹿が多い(その反動で正義面する)のはエロから遠ざけられているから。あなた方は虐待されて頭がパーになっているわけです。
今日は特に何もなかったけど職場で先輩のおじさんと雑談しとったらディスカバリーチャンネルの全裸サバイバルからテラスハウスの話になって自殺した出演者かわいそうやなって話しとったらあれ司会の山里亮太が誹謗中傷煽っとったんやでって話になってさっきググってたらまあ山里が煽った証拠がポロポロ出てきよって他所でも女叩きが持ち芸で相方の女芸人の容姿いじりして虐めとったらしくなんでコイツなんのペナルティも課されんとのうのうと芸能活動して暮らしてん思ったし私の経験上の話やけどやっぱ見た目キモイ奴は中身もキモいなって確信したけどコイツと同じようなブサイクな弱者男性が信者に多数おってテラスハウスの出演者叩きに加担してたようで山里アノン言われてもおかしくないくらいキモイクラスタやな思ったしコイツはよ死んだほうがええでマジでと思うし今日もABEMAで見た須田亜香里ちゃん可愛くてあの子表情豊かでめっちゃ人受け良さそうやし私も見習いたいわ
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「お前が呑気に実家暮らしの女学生の身分で音楽などやっていられるのは誰のお陰だ」
という言葉は、学費と生活費を人質にとった恫喝だとも思った。口喧嘩なんかしたくもないから細心の注意をはらって生きてたのに。
大学を休学し、女子大生というアドバンテージを使って水商売で働けば一人暮らしの生活費と、あと1年分の学費を貯めることなどチョロいだろう、そう思っていたが、その見通しは甘かった。
そもそもコロナ禍で飲食業は店を閉め、風俗業も同様で客足が途絶えていた。そして少ない客を奪い合っていたからか、働き始めたキャバクラでは現実の厳しさを味わっていた。
売上No.1の嬢は女王様として君臨し、それに付き従う子分の女がいて、悪口、陰口、ちょっとした意地悪、接客の妨害といった小さな棘のような攻撃を女王様と子分からチマチマと食らうのに辟易していて、周りの女たちも庇ってくれることはなかった。
常連客の威張り散らして自慢話ばかりの禿げた社長に「寂しいから会いに来て」とLINEするのもアホらしくてやってられず、旅館の娘なのにサービス業がまったく向いていなかった。そもそもそれほど器量が良い方ではないということも改めて思い知らされた。
結局、職場と住処を幾つか変わり、大阪、東大阪のスナックでカウンターレディとして働いていた頃には大学を休学し実家を飛び出してからニ年ほどが過ぎていた。それでも大学に戻るつもりではいたから、何度失ったって取り返してみせるよ、と思っていたし、偉そうな社長が高級腕時計を見せびらかしながら話すねちっこいエロ話より工場労働者の陽気なシモネタの方が笑えて楽しかった。アパートから近鉄電車で二つ向こうの駅には司馬遼太郎記念館もあった。
京都時代は実名で活動していて、雑にピックアップを埋め込んだアコギを掻き鳴らして電子的に変調した爆音ギターにのせてフォークを歌うというスタイルだったが、休学して一人暮らしを始めてからは音楽どころではなかった。
一度、東京のハードコアバンドにVoで誘われたこともあったが、パンクというものは中央にいてはならぬ、周縁にいて少数派として生きねばならぬ、と頑なに思っていたのでそれも断ったのだ。
だが、遂には名前を変え「東大阪半日夢想沿線」という名で電子楽器によって幻想的で悪意のこもった電子雑音を奏でるスタイルで活動を再開した。激しいライブアクションのせいで機材はすぐに壊れてしまうから楽器は日本橋の中古屋で安物ばかりを揃えた。
再開した音楽活動は客こそ少なかったが手応えはあった。しかし名前を名乗るとギョッとする者もおり、また年配の人物に「極左テロリストの名前などを元ネタにして、被害を受けた人や家族が知ったらどう思うのか」と指摘され、己の軽率さを悔い、この名前を名乗ることも音楽活動も中断してしまったのだった。
そんな折に近鉄布施駅の近くで垢じみてうずくまっている女がいるのを見掛け、若いのにホームレスだろうかと目が釘付けになっていると、その女がこちらを見つけて「金を貸して欲しい」と近付いてきた。よく見ると女は女王様に金魚のフンのようにくっついていた子分の女、ジュリだった。
話を聞くと、女王様は客だった起業家と名乗る男に入れあげてしまって、男が何をしでかしたのかフィリピンに逃亡すると女王様も後を追って行ってしまったのだという。女王様がいなくなるとジュリはたちまち他の嬢からいじめられるようになり、店を辞め、あれやこれやがあって住む家もなくなってしまったのだった。
散々意地悪された女だったが、彼女が弱さゆえに強い者に媚び付き従っていたことや、色んなことを我慢している女は強くて奔放な女に憧れてしまうことをアキコは薄々知っていたから哀れに思い、数日なら部屋に居てもよいと伝えた。そういう女は痛みにとっても弱いから。ジュリは泣きながら今まで自分がしてきたことを侘びた。
ジュリは意外と生真面目で、アキコが仕事から帰るときちんと部屋を掃除してくれていて、冷蔵庫にあるもので食事なども用意してくれた。そしてある日、部屋に帰るとジュリは開け放った窓に向かってアキコのギターを爪弾いていて、それはラジオからよく流れてくるOfficail髭男dismの曲だった。
アキコは脳内で火花が散って、ジュリにバンド結成を持ちかけた。バンドをやるならまだ部屋にいてもいいと交換条件もつけた。ジュリは喜んで同意し、よくよく話を聞くと中学時代は軽音楽部であったらしい。そして中学を卒業してから家を出て働き始め、ひょんなことから女王様と知り合い水商売で働くようになったのだという。隠し事だらけ継ぎ接ぎだらけの一人で心細く生きていた女が筋の悪い人物をメンターだと思い込むことはよくあることだ。そして年上だとばかり思っていたが、ひとつ年下だということもようやく知ったのだった。
早速近所のハードオフに行ってエレキギターとベースを見繕って一番安い激安の物を購入した。ジュリがヒゲダンを爪弾いていたことから、今度はポップなものをやってやろうと思い、それらしい曲を捻り出したが、アキコはベース初心者でジュリもギターはブランクがあり、リズムは安物の電子楽器だったので、劣化したビッグ・ブラック、初期の少年ナイフからも百万光年離れているような、やさぐれパンク以下の酷い感じにしかならなかったが、それは初期衝動ゆえであると宣言することで自分たちを納得させた。バンド名もOfficial髭男dismの名前を反転したような、公式に対して無法、髭に対して女の装飾の象徴である爪、そしてダンディズムという一流の男に対して二流や二等、二級品という意味を冠して、Lawless爪Second-Classと名付けた。何事もうまくいっていない自分たちにはお似合いの名前だと二人で笑いあった。
数曲をでっちあげ、今度はPOPなロックをやるのだと意気込んで、アングラ凶悪バンドが演奏しないような阿倍野にあった小洒落たライブハウスのオーディションを受けた。
「まあええんちゃう?」という曖昧な判定だったが、出演はさせてもらえることになった。
阿倍野のライブハウスに出入りするようになると、女二人だと色んな男が声をかけてくる。なぜならカワイイ系のアクションがジュリはとてつもなく上手かったから。でも音楽好きやバンド仲間だと思えば話も弾むが口説かれたりするのは面倒だった。しかしこっちはキャバで修行した身だ。うまくかわしていたし、ジュリはその辺りの身のこなしも上手かった。それでも面倒くさい人物もいた。
そのライブハウスに出入りするベテランのブルースマンで、最初は何かと世話を焼いてくれる風に近付いてきたが、だんだんと遠慮がなくなってきて、あれやこれやと説教をするようになっていった。相手をしているとイライラしてくる。なぜこうなのか。ワガママ放題大人たち。どうして若い女は何も知らないと思っているのか。
ある日、演奏を終えて楽屋に戻ると、当日は出演者でもないのに例のブルースマンが楽屋でくつろいでいて、アキコとジュリの楽器を値踏みし
「もっと良い楽器を使わないとだめだ」みたいなことを言い出す。そしてなぜか自分の黒いギターを持ってきていて、それを引っ張り出し
「50sのフェンダー・ストラトキャスター、クラプトンもこのモデルを使っている」などとウンチクをたれ始めた。
もう鬱陶しくて堪らなかった。怒りがふつふつと湧き起こってアキコはそれを抑えきれなくなり、そのストラトを奪い取るとネックを持って大きく振りかぶり思い切り壁に叩きつけてやった。その場にいた他の人間も唖然として誰も声を出せず、壁の石膏ボードには大きな穴があき、ストラトのネックは折れて弦だけがブラブラしている。アキコも放心状態で、これは殴られるなと覚悟した。
しかしジュリが咄嗟にアキコの腕を掴んで強引に引っ張りそのまま駆け出した。そしてそのまま店を出て走って、ずっとずっと走り続けて、ひた走る道路にはもう街灯さえないけれど、新今宮の駅の辺りまで走り続けて、やっともういいだろうと立ち止まって、息が切れて苦しかったけれど二人で顔を見合わせて死ぬほど笑った。嘘じゃない泥だらけの笑顔。ギターもベースも置きっぱなしだったけれど取りに行くつもりもなかったし、大して惜しくもなかった。
その後ブルースマンはアキコを訴えて、結局アキコは和解を受け入れた。調停の場でブルースマンの代理人弁護士に
「無法なんて名乗っているけれど法は法なので、賠償金の支払いはお願いしますよ」
と嫌味を言われたのが忘れられない。アキコは感情のないアイムソーリーだけを告げた。
もう大学に戻ることはないと薄っすら思っていたが、なんだか心の拠り所のようではあったので貯金はしていた。けれど、破壊したビンテージギターのせいで全てが消え失せてしまった。
しかし、やがてその話は噂になって、どうやら凶悪な女パンクのバンドがいるらしい、他人の高価なビンテージギターをぶち壊して平然としているような奴らしい、以前「東大阪半日夢想沿線」という不埒な名前でやっていた話の通じない女らしい、とその他あることないこと尾ひれ背びれもついて伝わっていった。まるで魔法のように簡単に広まってく噂話。お陰で奇特な人やバンドから少しばかり対バンの話も貰えるようになった。
アキコは今も近鉄電車の傍のアパートに住んでいて、ジュリも未だにアキコの部屋に居候している。貯金もなくなり、もう大学に戻ることはないだろうし、カウンターレデイの仕事は先の見通しもなく、何も状況は変わっていなかったが、それでも二級品なりになんとかやっていくしかないとアキコは思っていた。
つーか別の増田で「日本の女優は水着撮影から逃れられない anond:20230612091139」って盛り上がってるんだから、子役も望んでない水着にさせられる危険性があるだろ。
撮影者の性的なまなざしを問題とするならば、子役は元増田が挙げた鈴木福バスツアーのように卑猥な水着もポーズも関係なしに視聴者からのセクハラは発生する。
あと、変な奴が粘着する危険性もある。恋愛リアリティーショーを本物だと思って出演者を叩く奴がいる世界で、ドラマで子役なら無事だと思うのか?
そんなリスクがある状態で、子役はOKなのか? そして当人はそのリスクを背負った上で俳優になりたい意思があったのか?
こういう極論は本気でその世界を目指したいわけではなく「お前らの殴り方だとここまで影響が出るかもしれん、ちょっとは考えろ」という思考実験だと思うんだけど、
児童ポルノスレスレの「極端な例」を持ち出して比較したり、意見を出した人を「お前も○○側か」と排除したりするお利口が多くて討論にならないんだよな。