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はてなキーワード: 偶像とは

2023-04-06

俺達が書く日記には嘘がありすぎて最早偶像みたいなところあるからな、それを扱ってる俺達は偶像マスターみたいなもん

アイドルマスターsideM

2023-04-04

anond:20230404141413

そもそも人権がある人間偶像化する商売自体を辞めてもろて

どうしてもならせめて全員V設定にしたら?

声優アイドルというVのガワを作る

2023-04-02

anond:20230330233428

女性表現されているものに対して、自分と同じ性別から当事者性があると思って問題だって言ってる人たちに対して

偶像男性表現してる企業のことを叩けって言っても通じるわけなくない?

非実在実在かを最優先に思ってるのはあくま増田の中の優先順位しかない。

2023-04-01

anond:20230401120533

これ本気で思うで書いてんの?

やはり推し活って悪じゃん

友達が出来ない人にとって "推し" は人権無視出来る "神聖偶像"、

もしくはその逆の"オナネタ"であることに加え、

人と繋がれる唯一のツールから

推しのおかげで『誰かとお話し出来る』『誰かとお出かけできる』

そらアクロバット擁護かまします

 

モンペムーブではなくて現実マジで毒親だったり子を持ったら毒親になるのが推しオタク

 

風俗結婚セーフティーネットじゃないよね

https://anond.hatelabo.jp/20200304103252

引きこもり男性のような、あからさまに態度がヤバくて入り口拒否されるパターンではなく、

数か月した頃に「こいつ、うまく言えないけど、なんかイラつくな…」みたいになるから言語化可視化しづらく厄介というか。

こういう子は、最初はみんな愛想よくしてくれたのに、数か月するとみんな冷たくなるという経験を何度も味わっている。

そのせいで、子供を欲しがるんだよね。子供母親から逃げていかいから。

世代からするとイラッとくるような人でも、子供ママしか頼れないし、ママママとなつく。

から可愛い大人はすぐ冷たくなって離れていくけど、子供は長い期間を母親に執着するから母親子供依存してしまう。

そうして、子供を作ったはいいけど夫がイラついて離婚されて…、養育費は払われず…、世代をまたいで連鎖してしまう…。

男性弱者最初から心が閉じていて他者を受け付けないけど、

女性弱者は初対面で好意的に接してもらえた成功体験があるのか、男性よりも孤独への耐性がなくて我慢できないのか、

人懐っこい態度や、縋りつくような態度をとることが多い。(媚びや縋りつきと同時に不快言動もある…)

モラルがある男女からは「居心地悪そうな苦笑い」と「そっと距離置き」、

モラルない女性からは「イジメ」、モラルない男性からは「ヤリ捨て」「孕ませ捨て」をされる。

そして「悲しい」という気持ちでいっぱいになってしまって、食べ物アイドルアニメなどの力で悲しみを乗り越えて……

……同じことを繰り返す。

2023-03-29

俺はジャニオタだけど、「ジャニーに掘られている」というのはむしろプラスに感じていたよ

アイマスのPが「Pとアイドルが付き合っていてHなことをしている」という妄想を盛んにしているのと同じ様な感覚なんじゃないかな?

そりゃまあどこの馬の骨とも知らない新人マネージャー推しに手を出していたらブチ切れるけどさ、ジャニーはそういうのとは全く別のもっと怪物じみたなにかじゃん。

とある奇習の残る村において巫女が毎晩御神体によって触手レイプされている」みたいな感じかな……穢れではあるんだろうけど人間由来の穢れとは違うもっと名状しがたい物だから一周回ってセーフというか逆に神々しささえあるわけよ。

防衛大学理不尽仕打ちに耐えさせる訓練が行われた結果として無敵の軍人さんが育つみたいに、権力を傘に来た狒々爺のセクハラに耐えることでどんな時でも笑顔を絶やさない無敵のアイドルが生まれるようなイニシエーションとしての側面があるんじゃないかなと。

そもそもの話として、自分の体が異性や同性愛者によって性的に消費される対象であるってことを知らないアイドル、その性的消費の程度を学生レベルちょっとエッチなノリで止まっているアイドルが許されるのって年齢一桁までだと思うんだわ。

小学校高学年ぐらいになったらさ、どうしても身体二次性徴を始めるわけで、そこにおいて半端な性知識だけを持っていると、恥じらいの出し入れを正しく行うことも出来ない半端なアイドルになるんじゃないだろうか。

でもその時期になると食べ頃だなとジャニーが尻の処女を奪っていくわけ。

するとそれまであって性に対する変な憧れだとか、逆に性の持つある種の魔力に対する無知だとかが無くなり、そこに対していい意味で冷え切った距離感を持てるようになる。

アイドルは作り物の愛を売る商売からさ、そこに自分なりの温度を込めた愛を持ち込むべきじゃない。

少なくともグループ活動してるアイドルは、プロデュースされたままの愛を送り届けるためにも自分個人感情としては性や愛に対しては否定的でさえあるべきなんだよ。

ジャニーっていう汚らしい老人のシワまみれのチンコによって性や愛への幻想を叩き壊されているというのは、ジャニーズの強さの源泉なんじゃないだろうか。

俺はそう思っているよ。

そういったイニシエーションを通ってきたから、一般人には出せない特別もの非人間的な偶像としての姿を届けてきているんだと。

この物語性まで含めて、「ジャニーズは凄い頑張っていて、普通じゃなくて、本当にカッコイイ」と感じるわけなんだよなあ。

なんか今更になってそこを誤魔化しているファンは不誠実だなと思う。

同時にさ、ジャニーがいなくなったあとのジャニーズはそういった強みを失っていくわけで、この仮説が実は間違っていたのかあっていたのか、それがこれから明らかになると思うとそれはそれで楽しみだし不安だなあって感じるわけね。

2023-03-14

漠然とした。多分私の人生の話。

急に昔の話をしたくなったので衝動ではてぶに登録した。

多分春だからだと思う。これは花粉症の症状の一つ。

そもそも、真夜中にこのブログを開設するあたり、私はもう正気じゃない。

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漠然とした。多分私の人生の話。

5歳の頃、家族旅行アメリカへ行った。国外旅行へ行くのはこの20数年間でこの一度だけ。知らない言語に囲まれて、知らない文化に触れた、初めての経験

私はそれまで、父親よりも背の高い人間がこの地球にいるなんて知らなかった。

幼稚園キリスト教系だった。でも園の中に十字架とかそういう「偶像」がなかったので、私が日々の中に神の存在を感じる機会は非常に限られていた。お弁当を食べる時になると手を合わせて祈りを捧げた。「神よ、日々の糧に感謝いたします。アーメン」。この時間くらいじゃないだろうか。

先生たちは定期的に聖書の話をしてくれたけれど、当時の私には理解できなかった。そして多分先生たちも私たち理解することを求めていなかった。卒園式で綺麗に装丁された聖書記念品にもらった。字が読めるようになり、心に哲学概念が沸いた年齢になった時に初めて読み返した。そしてようやく何かしらは理解できたと思う。多分。…。時間差があるね。

でもこれだけは覚えているのがある。園長先生という方は非常に柔らかいお話の仕方をなさる方だった。わかるようなわからないような、でもそれはそれとして言葉がスーッと染み込んでいくようなお話をなさっていた。

先生はいつもこうおっしゃっていた。唇に歌を忘れずに。光の子として歩みなさい。

前半は知らない。でも後半は聖書の一節だ。「あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい。光から、あらゆる善意正義真実とが生じるのです」

小学校の頃は全く覚えてない。

中学時代勉強はできるような、できないような子供だった。

英語音楽国語だけできた。でも国語担当教師と年がら年中喧嘩してたので評定に定期テストの点数が反映された記憶がない。

英語は楽しかった。小さい頃漠然定型分だけ覚えて旅行に行ったあの「英語」が、形ある理論知識として目の前に再び現れた。いうなれば、旧友との再会のような。互いに少し成長していたけれど。

音楽は、心の拠り所を得るために気まぐれで合唱部に入ったら急に歌えるようになった経緯がある。何それって話なんだけど、私もよくわからない。ただ、ある日ある時急に突然「声の出し方、響かせ方」が分かった。2年生の時、ソプラノソロパート担当させてもらった。嬉しかった。あれは、私が自分の実力だけで勝ち得たもので、そして私にもできるものがあるのだという証明になったから。音楽先生卒業式の日私の母をとっ捕まえて手を握ってこう言ったそうな。

お嬢さん音大に行きたいと言ったら、どうか止めないで入れてあげてください」と。

周りの子供たちは「自由」が増え、レンタルショップビデオを借りた。麓の街に行って、友達同士で服を選び合った。私にもそんな自由が欲しかった。漫画の貸し借りをしてみたかった。アニメ情報を共有してみたかった。

ある日、一緒にピアノを習っていた友人から楽譜を借りた。

彼女は「あなたが弾きたい曲が入ってる楽譜、家にあるから貸してあげる。家まで来て」と言った。彼女の家は私の家とは少し離れていた。やや逆方向寄りなのだ。でも私は彼女について行った。そして楽譜を借りた。

家に帰ると母は非常に機嫌が悪かった。ただいま、という挨拶に対して返ってきたのは「どこほっつき歩いてたわけ?」だった。確かに帰宅時間は通常より20分ほど遅かった。

正直に話した。友人の家に寄って楽譜を借りてきた、と。楽譜没収された。

ちなみにその友人は時々漫画も貸してくれていた。しかし母はそれを目敏く見つけて隠した(母はよく私が学校にいる間に私の部屋に入って物を漁っていた)。そして3週間ほど経った頃にクロゼットから出してきて「あの子に返してきなさい、今すぐに」と言ったのだ。

少し考えればわかること。この家は、何かが少しずつ狂ってる。

私にも自由が欲しいとゴネた事がある。他の女の子みたいにガーリーな服(当時は少し露出があるのが流行っていた記憶がある)が着たい。髪を伸ばしたい。休日友達とお出かけをしたい。バレンタイン友達チョコレートの交換をしたい。

ことごとく跳ね除けられた。

おしゃれがしたいなら家でやらないで外で自己主張して頂戴。学校お菓子を持ち込むのは校則違反でしょ?(それをバレンタインの日だけは黙認されてるから私にもやらせてくれと言ったのだが。)お出かけして遊ぶ暇があるならピアノ練習して勉強したらどう?アンタは目の前の遊びを取って将来を失うつもり?それに私たちがアンタのピアノ習い事にどれだけの月謝を払ってると思ってるの?その分ちゃん練習してよ。

そんな言葉で私の心はポッキリだった。でもその時はまだ幼かったので「高校生になったらきっと変わる」と思っていた。

ちなみに上記言葉を言われた後で私は一度だけ地域お祭りに友人と行ったことがある。

一言で言えば、つまらなかった。目に映る何もかもがくだらなく見えて、そんなくだらないものにはしゃげる友人たちが寧ろ一周回って羨ましく思った。その日の私はピアノ練習もしなかったから、鍵盤が恋しかった。結局皆より一足早く帰宅したはずだ。

…そんな私の感想に、母は非常に満足げだった。こればかりは癪にさわる。

高校私立女子校入学した。良い大学に行くことだけが目標だった。それさえ達成できたなら、きっと私の人生は報われると思った。おしゃれらしいおしゃれをしなかったことも、友人と行ったお祭りを楽しめなかったのも、バレンタインの日にお菓子作りをしなかったのも、全部全部。

周りの友人は有名らしいアイドルにどっぷりとハマっていた。週末になれば電車に乗って遠くへ行き、グッズを買い、ブロマイドを買い、皆で見せ合って楽しんでいた。

街のお祭りを楽しめなかった女は、アイドルの良さもわからなかった。女の子たちが「ねえねえ、このひとカッコいいと思わない?」と見せてくるのを適当に「ほんとだ、カッコいいね」と返した。

ちなみにミュージカルをやる部活に入ったが、言わずもがな母は私がそこに入部するのを死ぬほど嫌がったし、門限は昔よりもシビアになった。当然遊べなくなったし、部活も毎回早退していた。それは舞台本番の1週間前でも変わらなかった。先輩も同期も私の家の事を理解してくれていたことだけがいである。あの人たちは皆優しかった。でもその優しさに永遠に甘えるわけにもいかなかった。当時私はスマホを持っていなかったから「今日だけは門限を伸ばして」と公衆電話から家に電話をかけた。「それなら家に入れてやらない」とだけ返されて電話を切られた。私は職員室の前で泣きながら「どうしろって言うんだよ!」と叫んだ。

その部活は1年生の冬に廃部になった。まあ色々あったのだ。晴れて私は本当に勉強しかすることの無い暇人になったのである

英語にのめり込んだ。きっと海の向こうの人たちが喋ってる言語は私の住む世界を広げてくれると思った。

音楽は私の心の拠り所だった。親には「私たちがアンタのピアノ習い事にどれだけの月謝を払ってると思ってるの?その分ちゃん練習してよ」と言われていて、それでよくピアノが嫌いにならなかったな、と思わないでもないが、それはひとえにピアノ先生の教え方が非常に上手かったからだ。あの先生は一生の恩師と言っても良いだろう。ピアノ技術だけでなく、音楽を体全体で楽しむことの大切さを教えて下さった。

必死勉強して、そこそこ良い大学に受かった。当時は大学入試の定員規定が厳しくなったばかりだったか絶対浪人すると思ってたけど、受かった。第0志望、希望希望通りの学科

高校生の頃(というか小学校中学から)ずっと母は私に「アンタみたいに頭の悪いやつは、私の時代なら商業高校に行ってたよ。今はいいね、アンタみたいなバカでも人並みに高校に入れて受験できるんだからさ」と言っていた。

何度も娘をバカだと言わなくて良い。言われなくても本人がちゃんと分かってる。

大学は色々な地域から色んな人たちが入学していた。

同じ地域に住み、同じ景色を見ていた小中、その延長線上にあった高校とはまるで違っていた。私のような実家住まいもいれば、一人暮らしで頑張る人もいた。

でもこれだけは断言したいが「明日屋根心配しなければならない人」は私以外あの空間には存在しなかった。

大学講義は遅くて6時に終わっていた。母は言った。

「7時半には返って来れるでしょ」

まり、7時半が門限だということだ。大学生の、門限が、7時半。

あんまりだよ、と泣いた。父を説得しようとし、父方の祖母を説得しようとした。大学生なんだよ、大人だよ?と。でも父は母のイエスマンだったし、祖母(と叔母)は如何せん価値観が若干古かった。「7時半は十分遅いよ、お母さんは譲歩してる方だと思う」と言って譲らなかった。

遊ぶことはなかった。化粧もしなかった。ファンデーションだけだった。化粧なんてね、若いうちは要らないの。それが母がいつも言うことだった。

少し考えれば分かること。あの時の母は、私を完全にコントロールたかったのだ。

大学2年生の時、母に内緒彼氏を作った。

その年の秋、私はこれまた突然、手首を痛めた。関節炎だった。ピアノの弾きすぎ、PCの打ちすぎで利き手ではない左手に過度の負担がかかったらしい。もうピアノは弾かないでください。と言われた。

あの時の絶望といったら。私は身近な人を突然亡くした経験はないけど、多分親友がある朝突然死んだらこういう気分なんだろう、と思った。うまく使えない左手、もう弾けないピアノ。虚無感、なんて言葉じゃ補いきれないものだった。

私にとってピアノはそれほど大きな存在だった。嬉しい時も辛い時も一緒にいたのが、ピアノであり、音楽だったから。

その時急に現れたのが昔の知り合いだった「彼氏」だった。

少しずつお互いのことを話す中で私は小さな打ち明け話をした。休日が大嫌いなんだ、と。

当時母は土日のたびに癇癪を起こしていた。やれ私の歩き方が気に食わない、やれ私の話し声が気に入らない。どうしてアンタは私の気に入るように振る舞わないの?と。当時私は土日の早朝6時〜9時でコンビニアルバイトをしていたので、その早朝勤務の後に母の喚き声を聞くと言うのはどうにも「来る」ものがあった。

さて話を戻すと、私の打ち明け話を聞いた彼は私を週末のお出かけに誘った。電車の向こうの街でかれこれこういう催し物があるらしい、行ってみようよ。気分転換にさ。と。そういう具合に。そして私はその誘いに乗った。

母には「友達と出かけてくる」とだけ言った。情報は不足しているかもしれないが、嘘はついていない。少なくとも当時は彼はまだ「友達」だった。

そしてその友人は彼氏になった。

から告白された時、私は一種のチャンスを感じた。きっと私は自分証明できるとお思った。私の人生は私のもので、私の人生の決定権は私が握っているのだと。

しかも、当時の私が心から欲していたのは「絶対的な安全」だった。そして痛めた手首によって失われた「心の拠り所」だった。

きっと彼ならそれらをくれるだろうと思ったので、私は彼の告白同意した。

まりにも、身勝手


彼はそれ以来ちょくちょく私を外へ連れ出した。

その度に私はまるで世間一般に溶け込んだ気分になっていた。世間一般の「普通の子」になれたように思った。そしてその時私は心から喜んだ。「生きてる!」と無邪気に思えた。

私が勝手に出かけ、挙句彼氏まで作ったので、母は怒った。最初父は「別にいいんじゃないか?」と言っていたが、母があまりにも怒るので父も手のひらクルリと返した。

彼の名前学歴を言わされた。ひどく侮辱された。

母は私から家の鍵と財布の金、銀行カード没収した。お前に鍵と金を渡すと碌なことにならない、と言いながら。(ちなみにこの銀行カード、取り返したら今度は月に3万、家に入れる事を要求された。当然今度は私の生活費が足りなくなってバイトを増やしたら、要求される金額がまた増えた)

母は、アンタがどこへ行ったか全部わかってるんだからね!と怒鳴った。最初意味がわからなかったが、どうやらあの時の母は私をスマホGPS機能で追跡していたらしい。それが判明した時、私は泣いて彼氏に詫びた。どうしようもないものに巻き込んでしまったと思った。ざっくり言えば、母のやったことは犯罪に近いのだ。

彼は「気にしてないよ」と言った。

私は「いや、そこは気にしてくれ」と思った。というか、そう言った。

彼は「お前がかわいそうだ、どうにかして救いたい」と言った。

その心はありがたかったが、ありがたがると同時に私はそれを拒絶した。

「かわいそう」と軽々しく言えた彼はどこまでも温室育ちだった。4人家族ペット付き、平均的かそれよりも幾許か上の環境で、ぬくぬくと、二親に愛されて育ち我らが王子様のような扱いを受けてきた彼が言ったのは、永遠に「かわいそう」な立場にはならないであろう人間の、無意識傲慢だった。

「救いたい」と言った彼は、きっと人間人間を救えると信じていたのだろう。確かに信じるものは救われるとは言うけれども、彼氏とはいえ第三者立場人間他人を救えるのなら、今頃イエスキリスト聖母マリアもこの世から用済みだろうし、仏典聖典も要らない。でも世界にはそういうもの存在するのだ…。彼はそれをちゃんとは理解していなかった。

私の状況も、世界の状況も、「聞いて知ってはいる」けど「理解」はしていなかった。

彼氏母親という人は、息子から私の家の状況を聞いて、こうコメントした。

「あそこの大学の子だと聞いて安心していたのに。それじゃあ全く、訳アリのお嬢さんを拾ってきたってこと?」

…ってうちの母がいうんだ、面白いよな、訳アリだなんて。と彼は笑いながら言った。少なくとも彼の中で「訳アリ」という言葉一種ネタとして消費されたらしい。

私は彼氏ができた、とか勝手に出かけた、とかそういう「罪」で度々家を追い出された。そんな時私を匿ってくれたのは大学の友人たちだった。

追い出されるたびに顔色が悪くなる私を見て友人は私の目を閉じさせ耳を塞がせ、その間に家中刃物という刃物を知らない場所に隠した。彼女曰く「今のアンタに刃物を見せたらすぐさま死んでしまいそうで怖い」。当時の私は一体どんな顔をしていたのだろう。

結局、私は彼と別れた。

彼は普通の家で育った普通人間だった。そんな温室の彼を「私」という人間に巻き込み、異常なものを見せ、その一部だけでも経験させてしまたことは、私が負うべき「罪」のように思った。そして、そんな異常な場所から彼を一刻でも早く遠ざけようと思った。「かわいそう」という言葉も「訳アリ」という言葉も、ネタとして理解できる世界に戻そうとした。

それが正しいかどうかは本当にわからない。でも身勝手だったとは思えど、あの時の私にできた「最善」の判断は、それだった。

どうか彼には「普通」の彼女ができていてほしいと思う。そして、私の視界に入らないところで幸せになってほしい。

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大学3年生になり、2つの喪失、「普通」の概念について考える日々、加えてコロナ禍。最悪だった。それでも秋までは保った。そして秋になって体調を崩した。

感情がわからなくなった。楽しいとか、嬉しいとか、悲しいとか。

指先から血の気がひいた。四六時中まるで体全体が後ろから引っ張られているような感覚だった。

ほんの少し正気に戻ったその瞬間に病院に行き、うつの診断を貰った。ついでに精神安定剤も貰った。(本来抗うつ剤をもらう予定だったが、そういう精神に効くタイプの薬を飲んだことがなく不安だったため、安定剤からスタートになった)

家族はまるでお手本のような否定言葉をぶつけてきた。

仮病だ、とか、考えすぎだ、とか、甘えだ、とか。診断をした医者はヤブだ、とも言った。そして私から保険証現金没収した。よって私は途中で治療が止まっている。


正直、大学3年4年をどう過ごしたか記憶がない。

ちなみにかの「原神」を始めたのは4年の最初だったか、それくらいだったはずである。(タブレットデバイス様様で、こういうゲーム自分スマホに入っていれば「実体」が無いので、両親は私が流行りのゲームを始めただなんて夢にも思っていない)





うつの診断を受ける前だったか後だったか、とにかくその辺りの時期に私は数回手首を切った。そのうちの一つだけ、鮮明に覚えている。

衝動に任せて切って、うっすらと血を滲ませた。最悪だったのはそれが金曜日で翌日にはバイトがあったということだ。(※この時は体調の限界やらシフトの都合やら色々なものが重なって、私のシフトは早朝6時〜9時ではなく、9時〜12時に移っていた。そこには私の幼馴染の男の子も一緒に働いていたので、早朝から働いていた時よりは幾分気が楽ではあった)

さて左手首を切って血を見て1時間、なんとなく冷静になった時に気が付く「待てよ、明日バイトじゃん」は本当に最悪だ。急いで薬をぬり(強めのステロイドだった気がする)、ガーゼを乗せて包帯を巻いた。

翌朝幼馴染の彼は「それ、どうしたんです」と聞いてきたので、私は笑って言った。

「関節炎の湿布


この幼馴染、私が怪我をしたとなるとまるで問診か何かのように問い詰めるのである。どこで怪我をしたの、どうして怪我をしたの。その時何があったの、いつもと変わったことでもあったの。

手首は数回掠った。そしてもし、もう一度でも金曜日にそれをやった上で「どこで、どうして怪我をしたの」と問い詰められたら、私は誤魔化せる自信がなかった。

そもそもコンビニアルバイトなんて、いつヘルプ要請が入るかもわからないものなので、それが金曜日じゃなくても、手首を切るのは普通にアウトだった。いつか誤魔化せない日が来ると思ったし、その調子で切ってたら取り返しのつかない事になるのは目に見えていた。

それ以来、手首を切るのは自制している。少しばかり、褒めてほしい。

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先日、この幼馴染と少しばかりの遠出をした。

出かける予定を作ったことを正直に母親に白状し、許可を得た(これがまたハードルが高かった。)母は私たち電車で行ったと思っているが。

私は彼が運転する車に乗って遠出した。





帰りの移動だった。彼は、夜の暗闇が一番好きだと言った。

私も夜が好きだと返した。夜は良いなと思う。あの暗闇も、程よい明るさも好きだ。

その日すっかり疲れてしまっていた私はぼんやりと、彼に少しばかりの昔話をした。

まだ私が早朝6時のバイトシフトに入っていた頃、5時に起きて支度をしていたから冬の早朝は真夜中みたいに真っ暗だったのだと。そして少し季節が春に近づくにつれて日の出時間も早くなり、西の空は暗く、東の空は明るくて、私はその真ん中に立っているような錯覚を覚えたのだと。まるで、昨日と明日の境目にいるような気分だったと。

ある時私は親に家を追い出されて、月曜火曜ならまだしも金曜日に追い出されたのなら翌朝のバイトは始発電車に乗らないと間に合わなかった。まだ空が真っ暗な時間にそっと友人の家を出て、電車の窓の外がうっすらと明るくなるのを見ていた。

そう言った。話し終えてからようやく自分が一体なんの話をしたのか、一体彼に何を聞かせていたのか気がついた。

変な話してごめん。私の家の騒動を知ってて私を家に泊めてくれた友人くらいしか知らない話だ、多分他人に初めて話した、幼馴染の女の子ですら知らない話だ…。と途方に暮れながら謝罪したところ、彼は「そうだろうね」と言い、こう続けた。

「よく、怪我しませんでしたね。危ないでしょう、色々と」





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今も私は「普通ってなんだろう」と考えている。

家では相変わらず母がつまらないことで喚き散らしているし、私の髪の一本一本にすら執着し干渉している。そして相変わらず父は母のイエスマンだ。


幸せになりたいな、と思う。

でもまず私は「幸せってなんだろうな」から思考を巡らせなければならい

そもそもはいまだに感情の生成についての問題解決していない。

たぶん私という人間も私の家族も、私の家の一族も何かしらが「おかしい」のだ。皆が皆で、それぞれ違うベクトルで狂ってるから、その異常性に気がつきにくい。

でも気がついた人が気がついた時に「終わらせなければならない」。母は自分自分母親と絶縁した。もしかしたらそれはいつか来る自分未来だと思う。

それはそれとして、もし誰かが私の幸運をほんの少しでも願ってくれているのなら、多分、私はまだ幸せだ。

2023-03-12

イケおじイケジジイ神様偶像にしてくれたらそれなりに消費すると思う

イケ偶像は現世利益信者への無条件の愛を語ってほしい

2023-03-09

anond:20230308063917

人を商品として消費するか、偶像として消費するかの違いくらいだな。どのみち碌なもんじゃねー

2023-03-08

[]自称神のポジティブシンキング

ある日、さやかはいものようにSNSスクロールしていた。ポジティブ投稿には「いいね」をし、ネガティブものにはすぐにブロックをしていた。しかし、今日彼女の目に異変があった。彼女ブロックしたはずのアカウントから投稿が流れてきたのだ。

さやかは驚いたが、その投稿を見て驚きは更に深まった。なんと、その投稿現実に起きていたのだ。例えば、彼女ブロックした元カレSNS結婚を報告していた。彼女はその時思った。「私がブロックしても、現実には消えなかったのね」と。

そこで、彼女は試しに、「私は神様」と投稿した。すると、その瞬間、彼女神様であることを示すような出来事が起こった。突然、彼女神様であると信じる人々から多くのリプライが来たのだ。

しかし、さやかは心の中で複雑な思いを抱いていた。彼女神様であることは嘘であり、それを信じる人々は愚かであると思っていた。それでも、彼女はこの状況を利用して、偶像崇拝者たちを騙すことに決めたのだった。

「ねえさやか、何見てるの?」

友人のあかねスマホをイジるさやかに声をかける。

「ああ、いやなんでもないよ。ちょっとSNSをやってるだけ。」

このときさやか悪魔が囁いた。(そうだ、ちょうどいいから、このあかね実験台にして、こいつが蛇に騙される偶像崇拝者なのか試してやれ)

「ねえ、あかねちょっと質問があるんだけど」

「え?なに?」

あかねキリスト教徒だよね?様々な神々が人間と戦うアニメがあったら、どっちを応援する?」

この問いの答えは、さやかが思うに、人間である。というのもここで出てくる神々というのは、おそらく神の名を騙る偶像であり、たとえキリストであろうと偶像に代わりはない。神の計画あかねさやかも知るはずがないし、それどころか、神が唯一であり善であるという以外はわからないのが普通からだ。

「神々よ。」あかねは答えた。「だって私、キリスト教徒だし」

これでさやかは明確にわかった。蛇に制されたあかねのような偶像崇拝者たちというのは、つまりこういうことなのだ。蛇は時として薬であるが、それは進化によって悪魔的鳴き声を手に入れた野獣のごときことである

あかね、君は偶像崇拝者なのかな?」

さやかあかねに尋ねた。

「え、違うでしょう?私はキリスト教徒から。」

「でも、神々という偶像応援すると言ったじゃない。神は一つであり、偶像になることはないと思うけど。」

「そうだけど、私はただ楽しむために言っただけだよ。偶像崇拝なんて信じていないし。」

あかねさやかの疑いを否定したが、さやかはまだ納得していなかった。

「でも、あかね私たちが見ているもの現実とは違うかもしれないんだよ。私たち情報コントロールしているかもしれないし、私自身が神だと思っているんだ。」

「なんてこった。そんなことが本当に起こりうるの?」

あかねは驚いていた。さやか言葉現実にはありえないことを示唆していた。

「でも、それは、ただの妄想じゃない?そんなことができたら、世界はどうなるの?」

あかねは疑問を持ちながらも、興味深そうに聞いていた。

あなただけに言うわ。」とさやかは話し始める。「私は蛇よ。私自身は本当は自分を神だなどと思ってないの。神は唯一であり、善である、という以外のことは誰もわからいからね。でも、私がインフルエンサーだってあなたは知ってるでしょう?推しだのなんだの言ってあいつらは崇拝してるのよ私を。そういう連中は地の論理進化することしかできない獣なので、偶像崇拝の獣は獣らしく蛇に操られる運命であると考えるようになったわ」

あかねは驚きを隠せなかった。「さやか、それはどういうこと?蛇に操られる運命って?」

「私は、自分コントロールできるものだけを受け入れ、それ以外をブロックすることで、自分思考現実に影響すると信じているの。そして、その思考コントロールするのが蛇なの。蛇については聖書にも出てくるし、古代から様々な文化神聖視されてきた生き物よ。」

「でも、それって、ただの自己暗示じゃないの?」

「違うわ。私たち思考によって現実創造することができるの。引き寄せの法則って聞いたことあるでしょう?私たち思考宇宙エネルギーとして放たれ、それが現実に反映されるっていう考え方よ。だから、私は自分思考コントロールすることで、現実コントロールすることができるの。」

あかねは、さやか言葉に深く考え込んだ。自分さやかと同じように、自分の信じることが現実に影響を与えると信じていた。でも、それって本当に正しいことなのだろうか?

あかねは言う。「引き寄せの法則...それこそが獣の論理だと思うのよ。」

「えっ、どういうこと?」とさやかは訊く。

私たちはただの人間で、コントロールできるものとできないものがある。それが現実だと思う。でも、あなた自分が神であると信じて、ポジティブものイイネすることで全てをコントロールできると信じている。それって、自己中心的であり、自分自身を正当化するための言い訳になっているわけじゃない?」

あかね言葉に、さやかは驚いた。自分偶像崇拝であることを認め、改めなければいけないのかもしれないと思い始めた。

「でも、でも私は...」とさやかは口ごもる。

「そんなに自分を責めなくてもいいわよ。人間完璧じゃない。でも、自分自身を騙してまで、偽りの世界に生きる必要はないと思うの。現実を受け止めて、前に進むことが大切よ」とあかねは優しく言葉を続けた。

さやかあかね言葉に、少しずつ心を開いていった。自分偶像崇拝であることを認めるのはつらいけれど、あかねが言うように、現実を受け止めることが大切だと思った。

2023-03-03

職場恋愛になりそう。とても不安

可愛らしいビール腹のおじさんちゃん、元気カナ?最近暖かくなってきたネ♥️

今日はおばさんの話するネ!

おばさん、今度、職場上司おじ(40代独身)とご飯行くことになるカモ🦆!?可愛らしいビール腹おじさんちゃんから卒業も近いカモ🦆!!卒業シーズンだしちょうどいいね⭐️

上司おじ(40代独身)はビール腹か分からないケド、可愛らしいおじダヨ!♥️

おばさん正直、職場恋愛抵抗があるよ💦おばさん拒絶されたら、働きにくくなるカナ💦おばさんは今の職場でずっと働きたいから、辛いカモ🦆💦お腹痛くなってきちゃった😢❤️‍🩹

40代独身おじは、バツ1の女を殴るタイプかな?☺️どうしようもない浮気癖かな?ロリコン同性愛者?不安だな🥺それ以下にならなくて済むから自分を守るために色々考えてウジウジしとくよ!🐛

そもそもおばさんが上司おじ(40代)を満足させられるのかどうか、不安だよ!😿

おちんぽガチャは引いてみないと分からないよね🥺!おまんガチャも同じだネ🥺!

増田脱糞するのと同じくらい、おばさんも不安を吐き続けるよ🤮!

来世はちゆ12歳の娘になりたいヨ🥺やっぱり、結婚制度諸悪の根源なのカナ💦

教えて売国先生猫ちゃん🐈〜

今後は切り替えて、可愛らしいビール腹おじさんちゃん偶像として崇拝していくヨ🥺♡これからよろしくね♥️可愛らしいビール腹のおじさんちゃん🫄

2023-02-10

田中秀和ってやっぱ凄いんだろうな

SpotifyWUGWake Up,Girls!)の曲をオススメリストにぶっこんできたか無視して「俺はI-1のが好きなんだよ!」とソッチを聞き始めた。

https://open.spotify.com/track/0wMRrXpTMJt1vaYKkWkFzf

『リトルチャレンジャー』だ……やはりコイツこそが「WUGに宿る悪意」を象徴していて最高だ……。

知らない人に解説すると、『Wake Up,Girls!』は駆け出しアイドルグループであるWake Up,Girls!テーマにした作品なのだが、その作品世界AKB立ち位置にいる時代支配者こそがI-1 Clubである

そんな世界支配者が「アイドルという偶像の演じるべき姿」として「挑戦者」を題材に歌うのが『リトルチャレンジャー』!

世界の頂点を取ったはずの連中が売れ線のテーマとして「自分たち挑戦者なのだ」と高らかに開拓精神を歌い上げるのだ。

ズルすぎるだろ!

王冠を戴くやつはチャレンジャーをやるな それはズルすぎるから

こんなことをされたらI-1の玉座簒奪にかかるその他大勢の反逆者たちはどんな物語を掲げろというのだ。

圧倒的強者による挑戦者宣言という「詰み」!

勝利勝利を呼び続け、売上が正義証明するアイドルという戦国時代象徴するかのような武力こそが善性たる世界の閉塞感。

その中で勝利者がレッドカーペット威風堂々と歩みながら自分たちはまだ何者でもないと言い張る姿を描き出すヒロイック楽曲として『リトルチャレンジャー』の納得感は非常に高い。

重厚にして軽快、駿馬に跨る重騎士が駆け抜けるような疾走感+力強さ=絶対的正しさ、その在り来りな英雄譚が纏うある種の安っぽさ、愚民達が求めるままに心を重ねられるヒーロー像、トップアイドル約束された勝利へ向けて歩みだす予定調和冒険譚。

王者の挑戦という矛盾違和感ではなく納得に変わる。

この曲を本当の挑戦者たる売れないアイドル達の側で聞くそ絶望感、挑戦という物語さえ奪われてしまったあとの空虚さ。

挑戦なんてものを謳うのは最高のアイドルがついでにやればいいことだから、売れない奴は諦めて業界を去れと囁かれているような。

もう残された道は誰も望んでいない無謀と無軌道だけだ。

そこからWUG物語は始まる。

『リトルチャレンジャー』はWUG世界に広がる無限の厚みを持って降り注ぐガラス天井象徴する最高の楽曲だ!

完璧だ。

文句のつけようがない。

オーダー通りの仕事とはこのことだ。


こんな人間がチャチな犯罪牢獄に入るのか。

勿体ねえなあ。

まあ本人が悪いんだけど。

まあ牢獄に入るのかも分からないんだけど。

そもそもケチがついて復活できるのか分からないんだけど。

それはそれとしてやっぱ凄いんだけど。

凄いんだけど。

2023-01-30

anond:20230130133134

俺はジャニーズとかBL好きでそのファン層とオメコしてたよ

宗教寄り合いみたいなもんだよ

NTRみたいなもんだと思えばいいよ

お前だって臭い趣味してるし男社会で生きてるだろ?

直接戦うよりも偶像VS実態(俺)で戦ったほうが勝てるもん

現にジャニーズBL趣味というハードルを下げることで第一関門突破してからはもう抱き放題

たまにエロツイートエロアニメの話したり)して多少フォロワー減らしてもぬいペニを回避できたらOK

2023-01-22

anond:20230121222629

偶像は共有されるべきものであって独り占めできるのが当然と考えてる奴はやべー奴だっていう暗黙の了解があるからだよ。

なーにが同担じゃ。

2023-01-15

脱退発表を受けたアイドルファン感情について

昨年11月KingPrinceメンバーが3名脱退することが発表された。

以降、発表から2ヶ月以上経った今も、SNSではファンのさまざまな感情が飛び交っている。

所謂暴走ティアラ暴走と言われるが所以の行動については、散々ネットで話題になってきた。

無茶な縦読みからまり事務所の闇、ハンドサインと同じファンとして恥ずかしくてたまらないものばかり。

当然その行動をたしなめるファンもいる。

そのファンが「活動を続けるメンバーファンで一部ファン暴走我慢して見ていられる人なんているのか」という主旨のツイートをしているのを見かけた。

私は「活動を続けるメンバーファン」だ。

でも暴走に対して何か行動を起こすつもりはない。

暴走ティアラも確かに暴走しているが、それに反論するファンの中にも言動が行き過ぎている人が見受けられる。

人格否定のような強い言葉反論を行ったり、暴走ティアラツイートハッシュタグにまとめたり、削除されたツイートスクショ魚拓だと貼り付けたり…正直、粘着、執着という言葉が浮かぶような人達もいる。

相手が行き過ぎた行動をしているからといってこちらも行き過ぎた行動をとっていいとは私は思わない。

何よりはっきり言って時間無駄だと感じる。他人コントロールできない。バッシングしたところで正気かえる人の数なんて知れていると思う。

私の時間は私のためにあるんだからもっと建設的なことに使いたい。

そういった考えを持っているので、私は暴走ティアラ辟易しながらも止める側には回らず、傍観するファンという立ち位置にいる。

でも一方で、それぞれの立ち位置の人に対して、理解できる部分もあると感じることもある。

まず、暴走ティアラ…というより、脱退を受け入れられない人達について。

私はこの事務所アイドル応援して長いので、メンバーグループから脱退する場面も何度か見てきた。その経験もあり早い段階で今回のことを受け入れられた。

けれどKingPrinceファンには初めてジャニーズ応援する、という人が割と多い。

(もちろん脱退や解散を他で経験した上で受け入れられない人達もいる)

そういった人達は、仲良く見えたメンバーバラバラになることが信じられないのだと思う。

私はアイドル偶像と割り切っているけれどそんなファンばかりでもない。仲の良さを信じ込み、5人で一緒にいたいはず、事務所が引き裂いた、と思ってしまうんだろう。それだけ彼らの見せてきた夢が大きかったということでもある。

何より、私は自分応援しているアイドル事務所を去った経験がない。

応援しているアイドルジャニーズアイドルを辞める、という選択肢をとった時のショックはきっと想像するよりずっと大きい。

脱退するメンバーファンは、自暴自棄になったり、現実を受け入れられず目を背けるのも仕方ないのかもしれない、と思う。

そして、暴走ティアラを止めようとする人達について。

こちらは活動を続けるメンバーファンが多く、その点では同じ立場なのでこちらの方が理解できることは多い。

暴走を止めようとする人達の行動理由としてよく見受けられるものは2つある。

暴走ティアラの心無い言葉活動を続けるメンバーの目に留まってほしくない」「活動を続けるメンバーが叩かれたり、イメージを下げられたりしているのが耐えられない」というもの

気持ちはすごくわかる。それに一度、「暴走ティアラやばすぎ。ファンの自浄作用どうなってんの?」といったツイートを見かけたこともある。

止める人がいなければ、ファン全体がそういった思考を持っていると思われかねない。

これから活動する彼らのイメージのためにも自身精神的安寧のためにも暴走ティアラを止めたい、という感情理解できる。

他にも、さまざまなファン感情SNS上にはある。

「2人での活動が楽しみ」という言葉

から思ってる人もいれば、後ろを向いていても5人は戻ってこないからと前を向くためにそう思うようにしてる人までいるだろう。

私の中にも後者寄りで同じ感情がある。わかる。

5月22日まで5人で活動するんだから、今2人での活動が楽しみなんて言わないでほしい」という言葉

まだ心の整理がついていない、前を向けていない人からすれば残酷言葉に聞こえるんだろう。

初めてメンバーの脱退を見た時、私もしんどくてたまらなかった。わかる。

「脱退メンバー継続メンバーに対する言葉選び、態度が悪い」という言葉

正直考えすぎじゃないか、受け取り方の問題じゃないかと思いはする。

でも私も引っかかったことが全くないわけではないから、少しだけわかる。

私には私の信念があり、それを揺るがすつもりはない。暴走ティアラにもそれに反論するファンにも触れるつもりはない。

でも5人を願うファンを見るたび、3人を早々に捨てたファンを見るたびにどうしても考えてしまう。

なにが正しいんだろう。

2022-12-27

アイドルのものアイドルテーマ作品に嵌らない理由がわかった

 アイドルって”観客”に向けて歌ってる度合いが凄い高いんだよね

他の歌手バンドだと”世の中”だったり”知り合い”だったりに向けて歌っていることが多くて、”独り言大絶叫”みたいなのも多いんだけどアイドルは毎回高濃度で”観客”に向けて歌いかけてる。

恋愛ソングを歌うときであっても、観客に向けて恋愛をしている時の感情を伝えるかのように歌うし、それが変な刺さり方して勘違いするストーカーも産まれる。

アイドル定番が”応援ソング””意思表明ソングなのは歌詞が向いている相手が”観客のファン未来ファン含む)”だからなんだな。

ファンの皆頑張れとか、ファンのために頑張りますとか。

 俺を巻き込まないで欲しい

こう思ってしまうからアイドルが向いてないんだよね。

アイドルってのは”偶像”という言葉が示すようにある種の”宗教集団”を作り上げることがコンセプトにある。

神父教会で「神があなた方一人々々にかけた言葉を代弁します」と経典聖書を読み上げるように、アイドルは聞いてる”信者”たちに向けて歌う。

そういった同じ目的のために集まって盛り上がったりしたい人はアイドルが好きになりやすいんだろうなと思う。

普段はそうじゃないけど、そういったことに憧れがある人ととかも。

でも自分全然違っていて、あくまでこっちは無関係立場で居たいんだよな。

 メンバー同士の関係性はあれどあくまで観客が最優先

アイドルテーマアニメなんかだとメンバーが仲良くなる過程とかが描かれるけど、それでもあくまであれって最終的には観客に最高のパフォーマンスを見せるための過程なんだよね。

サッカー漫画チームメイト同士で交友を深めることはあっても、その最終的な目的地はアイコンタクトの精度を上げて試合勝率を高めるための過程として用意されているような感じ。

現実アイドルにおける関係性は、”観客”が好みそうなストーリーを用意してその設定を崩さない中で積み上げていってる感じで、実際に楽屋でどうなってんのかは割りと闇なのよね。

全ては”観客”のためにっていうオールフォー・ワンのプロ意識は立派だけど、それをやられると作り出される”物語”の中にこっちがドンドン巻き込まれていってしまうことになるのがしんどいなと。

共感はしたいけど繋がりたくはない

何も音楽っていう表現に対して全く何の感情も動かしたくないって訳じゃなくて、あくま共感までに済ませたいってのが自分立ち位置

浜辺に流れてきたボトルメールを読み解いて書いた人間気持ち想像するような状態理想

相互性のない一方的コミュニケーションを受けとめるだけで終わってくれることを望んでいる。

でもアイドルってライブにおけるサイリウムの一体感があって初めて完成するわけだから、本気で追っていこうとしたら集団の一部として巻き込まれることは避けられなくなる。

それを避けてしまうと歌われている”観客”ではなくなってしまうんだよね。

 選択肢を与えられたくない

最初から自分以外の何か、バンドの親戚だったりこの世界不条理だったりに向けて歌われているなら、自分がソレとは無関係になっても最初からそうだったので変わらない。

でも"観客"っていう自分が参加できるかどうかを選べるようなものに対して、自分が参加を拒んでしまうと聴き心地が変わってしまう。

どちらの道を進むかの選択肢がこっちに委ねられている。

一方通行ではなくこっちからボールを返すタイミングが産まれしまっている。

そのタイミングが来たなと感じると、自分は思わず逃げ出してしまう。

まり、嵌まるタイミングを逃すんだよね。

これが自分アイドルに嵌まれない理由だったんだ。

 会いに行きたくない

「参加する機会を与えられる」ことに対して、「切り離しておいて欲しい」という価値観が反発を起こしてしまうんだよね。

定食屋店員に顔を覚えられたくない、服屋で店員に話しかけられたくない、そんな気持ちの延長みたいなもんだね。

まりは、「会いに行けるとしても、会いに行きたくない」んだよ。

ブレイクしたアイドルが会いに行けることを売りにしたけど、自分はソレが無理なんだ。

遠くから見ている状態のままで居たい。

向こうから認知されたくない。

自分たちのような穢れた者たちの住む世界とは絶縁された空間で暮らす存在を眺めていたいだけなんだよ。

2022-12-13

欧州ネアンデルタールはすぐには征服されなかったから、サピエンスと同様に言葉を使い、嘘もついて騙される人もいだだろう

サピエンス氷河期保存食穀物)を蓄えることができて生き延びたそうなので、寒さ対策は侮れない

どちらもおサルの群れと同じようにボスを作ってボスを恐れたことはまず間違いないだろう

ヒトが神話を信じる癖は、おサル時代遺伝子の名残りだ

 

サル時代の癖を利用して、動物頭の男や巨乳の女が彫像化され、神話が始まったといえる

女性像が裸だったとき欧州の群れでは、女性奴隷立場だったかもしれない

古代ギリシャでは奴隷男性が多かったか男性裸像だ)

頭部のみの偶像女性男性もあるがおそらく地位の高い者だったのだろう

 

ヒトにおサル遺伝子があることは今後も変わらないので、何を信じるかが問題

2022-12-02

大好きなアイドルとかアーティスト結婚できる人、本当にすごい。

絶対に無理だもん、好きなら好きであるほど結婚できない。結婚するならそれなりの人が1番いいと思ってるし、実際婚約相手もそういう人。

好きな人には、自分のよいところだけを見て欲しいんだよね。憧れのアイドルとか好きなアーティストかいるけど、現場ときだけものすごく頑張ってる。

それ以外の日とか、ユニクロ服にすっぴんでボサ髪ポニテにして終わり。まともな女とはおよそ思えない格好だけど、楽なんだよね。

根本的にオシャレとか好きじゃないので、家で洗濯できればなんでもいいし、感覚過敏だからメイクはかゆくなるのでしたくない。

髪も切るのるめんどくさいから結べる長さに必ずしてる。めんどい日は風呂すらサボってしまう。

こんなの、絶対絶対絶対推しには見られたくない。無理すぎる。でもこの生活を手放して好きな人のために努力♡とかまず無理。

そういう自分の裏側の汚さを知らないでいてほしいし、逆に自分もそんなの知りたくないんだよな。本当は私生活ルーズとか、まじでいらない情報

本人がどう思ってるかは知らないけど、虚像でいいんだよね。完璧人間なんかいるわけないからさ。演出された『偶像』をずっと見ていたい。

結婚したらそうはいかないのが1番怖い。自分旦那がどんだけブサイクでもキモくても人間だとわかってるからどうでもいいが、アイドルがその位置にきたら齟齬に耐えられないと思う。

からいわゆるガチ恋の人、すごいなと思ってしまう。自分勝手だけど、他人にそこまで献身的にはやっぱりどうしてもなれない。憧れには憧れのままでいてほしい。

2022-11-25

anond:20221125100646

自分アイドルに熱を上げてる姿は全く想像できないけど、アイドルに入れ込んでるのに恋愛されるとブチ切れる気持ちわからんでもないよ。(現実にはあり得ないわけだが)恋愛的な要素がないある種の偶像として金を払っていて、そりゃそういう前提でオタを釣って金巻き上げてるんだから約束反故にしたらキレられるわなっていう。恋愛禁止というのはある種のブーストみたいなもので、代償はそれなりに大きい。

それが嫌なら最初から恋愛禁止とかやらなければいいわけで、実際普通に恋愛してる男優女優普通にいるしね

禁止してなくても嘆かれる声は多少はあるけどまぁそれは人間感情として普通にあるよね、自分自分好きな人結婚しちゃったらあぁぁ~って思うのはわかるし)

まぁでも俺は一生アイドルにそういう入れ込み方できないだろうなぁ~いろんな前提を排して真剣に誰かに盲目的に投資できるっていうのもある種の才能だよね。まともな思考してたら夢を与えるとかわけのわからん事言ってる胡散臭い集団中間マージンとられながら貢ぎ続けるなんてできないもん

2022-11-23

anond:20221123013124

どうせ騎士おじさんもフェミのことを飯の種か性的偶像しか見てないだろうし、お互いにビジネスライク関係バランスが取れてると思う。

ゲゼルシャフト

スパイファミリーバロックワークスみたいなもん。

2022-11-22

モーセ十戒』と『7つの大罪』が無能排除実用的すぎてヤバイ

十戒

主が唯一の神であること

基本中の基本。一つの集団形成するために、一つの信仰を共有できなければ、それは味方とは言いがたい。

また、無能な味方を排除する際にも、一言背信者」「背教者」とくっつけるだけで、あっという間にオサラバできる、大変に素晴らしい戒律である

偶像を作ってはならないこと(偶像崇拝の禁止

これまた基本。モノをあがめるようになると、命よりもモノが大事になるため、集団が生き残るにはモノをあがめるより言葉をあがめないといけない。

神の名を徒らに取り上げてはならないこと

ここからが、集団に害する無能を見分ける機能に深く関わっていく。

恐ろしいことにユダヤ人祖先はやたらめったら権威を振りかざすやつが味方にいてはいけないということをン千年前にすでに喝破している。

安息日を守ること

休めるときに休めないと、休んじゃいけないときに休まなければならなくなるため、こういった人間が味方にいるともしものときが怖い。

父母を敬うこと

家庭環境がゴタゴタしている味方なんてのは、どんなに有能であったとしてもいずれボロが出るという話。

殺人をしてはいけないこと(汝、殺す無かれ)

当たり前。でも、別に生存競争否定するわけではなく、実際、ユダヤ人は決してホロコーストされ続けるような弱い集団ではなく、普通に、神の名の下にジェリコの戦いで住民虐殺を行っていたり、数回にわたって行われた中東戦争圧勝していたりする。もっとも、味方を殺すような存在集団内にいていいわけがない。

姦淫をしてはいけないこと

昔も今も、恋愛というやつぁ人間関係のゴタゴタに直結するものであり、そういった感情を上手く制御できない連中を身内に飼ってしまうと、後々面倒なことになるという話。

盗んではいけないこと

これも当然。しかし、味方うんぬんという話以上に、敵に対しても同じである。これは、敵でも第三者でも、恨まれて当然の行為を禁ずる大変重要な話である。そして、そもそも、身内に泥棒がいたら全ての信用が失墜する。

偽証してはいけないこと(嘘を言ってはならない)

同上。身内に嘘つきがいて、周囲の人間に信頼してくれとお願いしても、それは無理てえものである

隣人の家をむさぼってはいけないこと

宗教集団の話なら、これは世間の話。なんやかんやでアホみたいに利益ばかり追い求めれば、それは恨みを買う要因になるわけで、隣近所とゴタゴタ起こすやからを身内に入れてはいけないという話である

七つの大罪

やけに生活観のあふれるユダヤ十戒と比べて、キリスト教七つの大罪は、完璧戦時中、もしくは争乱に特化したつくりになっており、飢饉や疫病、戦争といった中世暗黒時代かほりあふれる、無能な味方の割り出し方法となっている。

傲慢

主君、および味方のトップ以外、戦争中、最も忌避すべき味方の第一位自分世界の中心と思っている味方が多くなればなるほど、作戦遂行能力及び継戦能力の維持が難しい。

嫉妬

これまた、戦争中では忌避したい味方。戦争ではなくて、個人を見るようになってしまうと、徐々に大局観が失われていく。

憤怒

喜怒哀楽の一つの感情であるため、これはいたし方ない部分もあるにせよ、これを抑えられる味方についていきたいのもまた事実

怠惰

これは、戦争以外の全ての生活においても言える話。怠惰な味方と一緒に成功を得るには、戦場以外の場所ならば普通の味方の4倍以上の努力必要になる。これがもし戦場だったら、味方の怠惰のおかげで真っ先に最前線に送り込まれる。

強欲

これも戦争も含む全ての生活において言える話。もう一個、もう一人、もう少しという感情を抑えなければ、戦場では無様な死に直結し、商機では大損に突撃することになり、特に飢饉場合集団全体の死の可能性が高まる。正直なところ、飢饉場合は、強欲な人間は殺されても仕方がなく、実際にそういった排除の論理は多くの民話に残されている。

暴食

これは、完璧飢饉に関する集団内の排除の論理に直結する。いくら才能にあふれ、カリスマがあり、集団内に良い影響を与えたとしても、飢饉の際に暴食する人間は、集団全体の死に関わるため、やっぱり殺されても仕方がない。むしろ飢饉などという非常事態に、才能やカリスマ、良い影響などといった話はまったく関係はなく、いかにして全員で耐え忍ぶかが重要になるため、耐え忍べない連中はどうしたって排除される。

色欲

十戒姦淫の部分と同じである

七つの美徳

上記のように、無能な味方には様々な要因が存在するが、基本的にたった一つの要因しか持ち合わせていないなんて話はまず無い。むしろ、2つも3つも悪徳やら罪を持ち合わせているような場合が多い。しかし、世の中は大変に困ったもので、七つの大罪のほかに七つの美徳と呼ばれる有能な味方の条件に合致する要素があり、そういった要因が複雑に絡まりあって人間が出来ている以上、そういった複雑な連中をいかに上手く制御していくかが、上に立つ人間にとって必須技術となる。

忠義希望勇気純潔、慈愛、純愛友情、誠実、知識正義分別節制貞節、自制、寛容、勤勉、忍耐、親切、上品

・・・七つどころの騒ぎじゃない。けれども、一応、全て過去七つの美徳に含まれたことのある要因である。ちなみに、味方が持っていて果たして有能かどうか微妙な要素もいくつか見え隠れするけれど、逆に言えば、それに反する悪徳を有していたら、とてもじゃないが目も当てられないという話がほとんどであるため、希望純潔上品といった要素が含まれるのも仕方がない。

もし、ネガティブ好色下品な仲間がいたら、あなたのいる集団にどんな未来がありますか?

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ようこそ ゲスト さん