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はてなキーワード: もっと強くとは

2014-04-17

就活

自分が考えすぎなのは重々承知だけど就活が辛い。

お祈りメールは慣れた。たぶん、社会人になったら自分一生懸命考えたものでもすぐにダメと言われるんだろうからこれくらいは我慢しないといけないんだと思う。

就活だけしてたいけどそういうわけにもいかない。勉強卒論バイトもしなくては。でも3足のワラジほどしんどいものはない。こんなんで音を上げてたら日本会社じゃ到底働けないのだろうかと考えるものの体力が持たない。

正直ギリギリ。このご時世何十社も落とされるのが当然らしいからこれは普通のことだと思わなければならないのに。

どの企業を見てもやりがい、成長云々…もう十分だと思う。実際会社でどれくらいの人がそれに向けて考えているのか?

リクナビマイナビ就活ビジネスだと割り切らないときついと言っときながら結局そこからは抜け出せない。

もっと強くなりたい。強くなってどんなことがあっても自殺しない心が欲しい。

2014-02-27

スイッチが入らない

早く寝なければいけない

明日は気分を押し殺さないといけない

もっと強くならなきゃいけない

2014-02-06

ミュンヘンの教訓」

haruhiwai18 "ズデーテン地方について、大戦回避しようとヒトラーに譲歩する中で割譲されたと強調" →"ミュンヘンの教訓"を適応するのはどうかと思 http://p.tl/l5ltid:cider_kondo氏、御高説拝聴したいので 詳しく解説を願います

cider_kondo id:haruhiwai18簡潔に。太田氏は間違い。ミュンヘン時点で独の軍備は整っておらず、開戦即敗北と国防軍認識。ヒトラーの勝利は純粋にブラフの力。結果、ヒトラー威信の上昇と国防軍内の反ヒトラー運動の衰退を招いた



haruhiwai18 id:cider_kondo氏"ミュンヘン時点で独の軍備は整っておらず" →間違っていないと思いますhttp://p.tl/oa_Uhttp://p.tl/THWOが、最初IDコールいただいた内容がやはり分かりません。http://p.tl/fPBe/そのうち教えてください。 2014/02/05Add Star不適切ブックマーク通報する

ミュンヘン会談の教訓の今日的な解釈は一つしか無い。

「間違った情報で判断した」

だけであるヒトラーに間違ったシグナルを出したとかその後のイギリス軍備が間に合ったとかはすべて後解釈である

もちろん、間違った情報で判断した、も後解釈と言えばそう。違いは「間違った情報しかなかったので誤断した」は繰り返し発生する、極めて理解しやす歴史の教訓だと言うこと。この点では歴史は繰り返さない、は寝言である

チェンバレンが融和策で時間稼ぎをしたからバトルオブブリテンで勝てた」は結果論

もちろん当時のイギリスの軍備はグダグダ航空機産業の再編に失敗したフランスよりはマシだったけど)だったから、開戦すれば必敗だ、と当時のイギリス人が思い込んでいたのは事実。これはそう誤断するようにドイツ側が相当に頑張っていたから、まあ、仕方ない面もある。だが「騙されて誤断した」というのが事実なのは揺るがない。

実際にはドイツ戦争準備はまったく整っておらず、チェコが本気で抵抗した場合に勝てたかは謎、というか無理ゲー臭が漂う。

少なくとも、当事者たるドイツ国防軍中の人達は、現在自分たちの戦争準備がまったく整っておらず、いざとなったらヒトラーを実力で排除するしかない、と思い切ったことまで考えていた人も少なからずいた。

もちろん、そういう情勢だと分からなかったから、当時の宥和策が間違いではなかった、と主張することはできる。できるが、したところで「正しい情報が無かったから誤断した」から逃れられるわけではない。

結果論で言えば、宥和策でドイツの膨張策を英仏が許容したことで、そのたびにヒトラー権威は上がり、ヒトラー自身の過信も強まり、反ヒトラー派は弱っていったのは事実

宥和策がヒトラーに対抗するイギリス軍備を建設する時間をもたらした、は結果論では正しく見えるが、だったらもっと強く出ていたらヒトラーは失脚していたはずだ、も相当に強い。

要するに昨今の一部で見られる

「今までの『ミュンヘンの教訓』は間違っていた」は単に「結果論VS結果論」という同じ穴の狢である

で、最初に戻ってズデーテンの話。ズデーテンを失ったことで、チェコヒトラーに対抗するだけの意思能力の両方を事実上、失った。

アキノ大統領がそこまで踏まえて言っているかいないかまでは元記事では不明だけれども、島嶼国であるフィリピンが、自国に属する海域をなすすべもなく失うようでは、話にならないのは確かである

2014-01-28

http://anond.hatelabo.jp/20140128090616

自分で選べば不満がなくなるというが、実際には常に正しい投票をする人と、常に間違った投票をする人に別れるのだから

自分達の正しい選択が愚民に握りつぶされることに気づいたエリート層が日本を捨てて究極の衆愚政治が完成し、日本は滅ぶ。

もちろん自分達で選んだ道なのだから不満はないはずなのだが、愚民

「なんでエリートが俺達を導いてくれないんだ!こんな未来望んてなかった!」

とか言い出すから結局今より不満だかけになる。

例えるなら学生時代に親に勉強しろ説教されまくったのに、ぜんぜん言うこときかないで遊んで、

就職してワープワになってから、親にもっと強く説教してくれればよかったのに!と文句を言う感じかな。

リアルだろ?

2013-11-30

一理ない実家暮らしレッテルをなんとか

「まぁ○○はダンスやってっから」みたいな感じで使われる「アイツ実家暮らしからwww」

 

待ちたまえ君たち。

確かに一人暮らししている人間は「自分の面倒を自分で見ている」かもしれない。

だが実家暮らしが面倒を見てもらっていると決め付けるのは早計ではあるまいか

実家暮らし自分が家の面倒を見ているという場合だってあるじゃあないか

 

っつか一人暮らしアピールでとっかえひっかえ連れ込むのが人間としてまともって扱いどうなのよ。

やっぱり人間動物から道徳どうこうの前にヤらない人間社会的にも認められないの?

リア充大破しろーーーっ!

 

・・・・・・鬱屈したものがたまっていきます

ちゃんと日光浴びてビタミン取らねば。太陽よ、この私をもっと強くしてくれ!

2013-09-02

全部消えた。

一緒に語った夢や理想が、呆気なく消えた。

一緒にいた時間が、存在していなかったかのように消えた。

ずっとずっと守ってくれて、どんなときでも味方でいてくれたのに。

こんなかたちで崩れてしまうなんて想像もできなかったよ。

どうして、私一人置いていくの。

隣で支えてくれるんじゃなかったの。

これからだったのに。

ゆっくり積み上げてきたものを、もっと強く、揺るがないものに、変えていこうって。

今やらなきゃいけないことは、一つしかないって言ったのに。

私一人じゃ背負えないよ。

二人でいたから、耐えられたのに。

あなたはずっと、一人だったの?

それを確認することも、もう叶わないんだけどね。

そろそろ、いつまで泣いてんだって叱りに来てくれないかな。

しっかりしてくれなきゃ困るって。

2013-08-09

灰色世界だけど、

わたしの心ひとつで今すぐわたしはわたしを救えるんだと思った。

最初はわたしからあの人を奪ったわたしという女が憎くて仕方がなかった。

殺してしまおうと思ったくらい

でも許した

わたしはどこまでいってもわたしだ

わたしはあの人に

今も居て欲しくてどうしようもないよ。

そこからわたしが見える?

まだそんな場所にいるのってあの人は笑うだろうか

それとも振り返りもしないか

から遠ざかるためきっとあの人もいろんな覚悟を決めただろう。

あの人はあの人の信じる道をいつも真っ直ぐに走り抜けていく

自分が信じることに誠実で真っ直ぐな愛情を持てるあの人が大好きだ

あの人と別れてもうすぐ三年になる

わたしはここにいて ずっとあの人をおもおうと思う

あの人が言うように他に恋人を作ろうとしたけど他の人ではどうしても無理みたいだし、

あの人を諦めることを諦めてわたしはこれからもここにいる

もっと強くなるよ

もっと優しくなる

自分の力で立って、自分の力で歩けるようになる。

ここが愛することの出発点だ

愛が祈りなのだとしたら私はずっと祈っているからこれが間違いなくわたしの愛だよ

これは私が決めた覚悟だよ

愛は祈りだ、僕は祈る

わたしがあの人にはじめて会ったのは13歳の秋だった。

中学入学祝いに父親からパソコンを送られた私はすぐにインターネット世界にのめり込んでいった。

中でも楽しかったのはチャット

友達放課後マックに行ったり、クラス男の子を好きになってすったもんだしてる都会在住の女の子の都会っぽい生活に憧れたり、、

ちょっと不良ちっくな男の子達のリアル体験談にわくわくした。

わたしは地味で目立たないタイプ中学生で、自分に自信が持てなくてうまく人とコミュニケーションが取れなかったので、今ではよくわからないようなものにまで憧れたりしていた。

というか、クラス友達がいるっていうだけで、クラスメイト普通に話せる人だっていうだけで、私にとっては憧れの的だった。

そんな普通に楽しい中学生活を送っている人たちとお話できるのがほんとに楽しかった。

あの人に出会ったのも同じチャットルームだった。

あの人は常連のひとりでいつもロムってるんだけど、

そのくせふとあらわれてなんとなく心に残ることをぐさっと言ってはまたいなくなる、みたいなかんじだった。

毎日入り浸っていたわたしはあの人と自然あいさつとかするようになった。

あの人はほかの誰とも違う不思議な独特な空気感をまとっていて、

(あとで聞いたらちゃんとキャラ設定があったらしい)

あの人と文字で交わす会話を心地よく感じた。

あの人はいつも真夜中、みんなが落ちていったあとのひと気のないチャットルームに現れた。

つの間にかそれを心待ちにしている自分がいて、

つの間にかあの人と話すことが一日の楽しみになっていた。

あなたはどんな人なんだろう、

どんな生活をしてるんだろう

どうやら新潟県在住の歳はひとつ上。

人望厚く、生徒会長をやってるらしい。

(同じ学校だったら関わることもないだろうなー)

部活野球部ポジションは不明。

すきなマンガはるろけん。

てゆーかけっこうオタク

(じゃぁ私もアニメ詳しくなろうかな!?

シニカル時事問題論破!そこがまたかっこいいよー!!

って思っていた。

ある日あの人が自分小学生の頃の恋愛について話し始めた。

それは深夜で、チャットルームにはよく顔(?)を合わす女の子二人とあなたとわたしの四人だけで、その話は10代の私にとってはとても重いお話で、

というかまだ恋のなんたるかを知らない私にとっては目の回るような話で、

(確か、好きな女の子がいて両思いだったんだけれど、その女の子につらい思いをさせたまま別れてしまった、みたいな話だったと思う。)

その長いお話が終わる頃にはわたしたちはとてもしんみりしていた。

でもそういう特別なことを共有したことをきっかけに私たち四人はメールアドレスを交換することになった。

私は心の中でその成り行きにガッツポーズを決めていた。

だってずっとアドレスを聞きたかったけど、乙女で内気なわたしにはどうしても言い出せなかったからだ。

そうしてあの人のアドレスをゲットしたわたしは、

使い方が謎すぎて放置していたメーラー説明書100万回読んでメールのやり方を会得し、

メールの画面が夢にまで出てきた)

やっとあの人とのメールのやり取りを開始した。

あの頃の私にとってあの人は遠い(友達いっぱい!楽しい学校生活リアルではお近づきになれるはずもない人!みたいな笑)夢の世界に住む憧れの人で、

あの人から毎日メールが届くのが嬉しくて仕方なかった。

何回も何回も推敲推敲をかさねて返事を書いた。

他愛のないお話ばかりをしたと思う。

学校友達部活先生

そして、友達たくさんいて楽しい生活送ってんだー!

みたいな見栄もはったきがする。

本当はクラス友達なんていないし、

楽しいことなんかなにひとつない毎日だったけど。

でもそういうメールのやり取りを繰り返すうちに、

チャットだけではわからなかったあの人の本当の姿が、

少しずつ少しずつ見えてくるような気がした。

夢の世界に住んでるように思えたあの人にもたくさん悩みや考え事があることを知った。

あの人がどんどん近くなって来るような気がした。

ずっと昔から友達みたいに。

ある日わたしは決心した。

どうしてもあの人が同じ世界にいることを確かめたくなった。

あの人が生活する街を見てみたくなった。

本当は会いたかったけど、言えなかった。

から誰にも秘密で行ってみた。

電車で六時間雪国

そこは穏やかに時間が流れる真っ白い世界だった。

あの人が歩いているだろう道を歩いて、

あの人が買い物をするだろうショッピングセンターに行って映画を観た。

源氏物語みたいなやつ。

今思えば、あの頃のわたしにとってあの人が唯一の友達だったんだと思う。

ストーカー・・・??

ではないと思いたい。

帰ってからもそんなことは書かずにずっとメールを続けた。

そのうちどうしても気持ちを抑えられなくなってわたしはあの人に告白した。

それが本当の好きなのかどうなのかわからなかった。

文字以外のあの人のことを何も知らない、

会ったことも見たこともない。

でも気持ちだけは本当だった。

そしてあの人にはあっさりふられた。

理由は好きな人いるか・・・だったと思う。

まり覚えていない(笑)

都合のいい脳みそだな(笑)

そして私たちの1年間のメル友生活は終わった。

それから一年間はあの人のことが頭をよぎって仕方なかった。

あの人からメールが恋しかった。

そのあいだにわたしは高校に上がった。

高校生活は最悪だった。

高校生になったわたしはけっこうないじめを受けるようになっていた。

唯一仲がよかった友達からも口を聞いてもらえなくなった。

成績もガタ落ちで留年寸前だった。

先生からは通信の高校定時制に編入することを勧められた。

私は自分の部屋にひとりで閉じこもるようになった。

心を閉ざして暗い顔をしている私に家族も冷たかった。

両親は仕事やまだ小さい兄妹たちの面倒に忙しくて

わたしの苦しさを理解できる余裕はなかったんだと思う。

私は中学の頃以上に孤独だった。

誰かに理解されたかったんだろうけど、

それをうまく言葉にすることもできなかった。

勇気をふりしぼってあの人にメールを送ってみた。

あの夏の夜、あの人からメールの返信が来た。

絶対に来ないと思ってたからかなり驚いた。

どういう話の流れだったのかは思い出せないけど、

私たち携帯の番号を交換して電話で話すことになった。

たぶん私が言いだしたようなきがする。

心臓が口からまじで飛び出しそうになりながら電話に出たのを覚えてる。

その時、わたしははじめてあなたの当の名前を知った。

それまでは蒼紫様とゆこ殿、みたいなメルヘンHNでやりとりしてたの笑

なんか本当に不思議な感じだった。

はじめて聞くあの人の声は上ずったかんじの甘い声でわたしは本当にどきどきした。

私たちは何時間も何時間も話した。

なにをあんなに話したんだろう?

たぶんとてもしょーもないことばかり話してたんだろうと思う。

気づくと朝日が昇って、朝になってた。

そしたらあの人は恥ずかしそうに言ったんだよ。

「俺の言いたいことわかる?わかって、テレパシーで。」

・・・わかんないよ笑」

・・・すき。」

どういう気持ちの流れがあの人にあってそうなったのかは今でもよくわからない。

たぶんあの人も覚えてないんじゃないかな?笑

でもわたしたちはこの電話きっかけに付き合いはじめることになった。

その日から私たちは何回も好きだよって言い合って、

毎日明け方まで電話お話しをした。

携帯の請求がすごいことになってお母さんに何回も怒られた(笑)

会ったこともない人と付き合うなんて浅はかなことだと思うけど、

どうしてもあの人と毎晩長電話するのが辞められなかった。

あの人は早朝の高速バスで遠い学校に通っていた。

その登校時間ギリギリまで話してることもあった気がする。

あの女の子の化粧が濃くてキモイ、とか、モデル女の子がいてなぜかその子が俺のこと好きっぽい、とか他愛のない話しを!(笑)

そうしているうちにあの人からあることを告白された。

それは、仲のいい友達がいたんだけど、その子が亡くなってしまってとてもつらい、それはたぶん自分のせいなんだっていう話し。

それがあったから今は誰かと深く関わるのが怖いんだって話してくれた。

当時のわたしは自分のことを客観的に見る余裕なんか皆無だったからどうして自分がそんな気持ちになるのかわからなかったんだけど、その話を聞いてものすごく悲しくなった。

今考えるとわかるんだけど、わたしはあの人と深く関わることを望んでたからだと思う。

自分でも訳のわかんない私をあのひとなら理解してくれて助けてくれるような気がしてた。

でもお互いに問題をかかえたままお互いを理解しあえるわけもなく、私たちはすぐに別れてしまったんだ。

本当なら私があの人の傷を癒してあげられたらよかったんだと思うけど、当時のわたしには無理だった。

それを説明することともできなくて、

たぶん相当意味のわかんない理由で別れたと思う。

実はほかの人とのあいだに子供ができて、もうあなたとは一緒に居られません、みたいな出鱈目を言った気がする。

なんでそんなこと言ったんだろうね、10年前のわたし。(笑)

変だよね。(笑)支離滅裂だ。

壊れる前にぶち壊しにして安心たかったのかなとも思う。

大切なものからこそ。

よくわかんないけどそういう心理だったんじゃないかなーって思う。

あの人と別れてすぐに私は高校中退した。

やめる前後はピークに荒んでいたけど、

いざ辞めてしまえば私の心は徐々に落ち着きを取り戻していった。

15歳にして社会の外に放り出されてしまったことは恐怖だったけど、

それは逆にこれからのことを真剣に考える原動力だったような気がする。

わたしは友達がほしかった。

から信頼できる仲間が欲しかった。

身も心も生まれ変わって新しい自分になりたかった。

それから3カ月。

今度こそ連絡が来ることは2度とないだろうと思っていたところに

冬、連絡をくれたのはあの人の方だった。

私の誕生日に短いメールを送ってくれた。

そのメールきっかけにあの人とまた連絡を取るようになった。

ちょうど寮制の定時制高校への受験を決めて一念発起を心に誓った頃だった。

厳しい環境に身を置くことで私は最低な自分から脱出できると思った。

家族とも、育った街とも、この街の人とも、全てに距離をおいて新しい自分を始めるつもりだった。

付き合っていた頃みたいにまた明け方まで電話することも何回かあった。

でもそういう自分の状況をあの人にうまくせる自信がなくて黙っていた。

相変わらずどうでもいいような話しを何時間もしていた。

というか今気づいたけど、わたしどれだけ素直じゃないんだw

わたしは本当はあの人ともう一度お付き合いがしたかった。

でも自分からはとても言い出せなかった。

あの人が今でも私を好きでいてくれればなって思った。

春、私は高校入学して天理の寮に入った。

ぞの生活の厳しさたるや、それはもう想像を絶するものだった。

朝6時に起きて掃除点呼、先輩の洗濯や食器洗いをすませてから仕事に行って、夕方から学校

はげしいルーティン。

金曜日ジェイソンとかよりずっとずっとこわーい先輩。(笑)

ここに来たことを後悔してないと言ったら嘘になるけれど、

それでも自分自分で決めたことだから頑張ろうと思った。

もちろん携帯電話は禁止。

どじでまぬけな私は入学早々携帯が見つかり没収(笑)

反省10枚は書いた)

というわけであの人への連絡手段を失ったわけだけど、

どうしてもくじけそうな時は負けじと寮の公衆電話から10円片手にあの人に電話した。

この公衆電話がまたすっごいの!

長蛇の列に並んでやっとたどり着けるの!

でも時間が決まっていてやっと順番が来たと思ったら1分とかしか話せないこともあるの!!(笑)

ちょー不便!!!(笑)

そんなわけで満足にあの人ともお話できないし、忙しくて3ヶ月に1回とかしか電話できない時もあったんだけど、

あの人の声を聞くと本当に元気が出たもんでした(笑)

あの人は相も変わらずずっと私の支えだった。

別に電話しても何を話すわけでもなかったけどさ。笑

それでも。

地元に帰った時は便利な便利な(笑)家電で思う存分長話をした。

そうだ、手紙も何通か交換したんだ。

今でも大事にとってある。

あの人は字が下手だからってとても恥ずかしがったけど。

(確かにあの人は字がへただった(笑)

そういう生活が4年目に突入した頃、

あの人と実際に会おうかって話になった。

あの人は大学生になっていて、

サークル関係京都に来ることになったので、

せっかくだからついでに会おうよってことになった。

その少し前にわたしたちは小さな喧嘩みたいなことになっていた。

あの人が私のことを何も考えていないただふらふら生きてる奴、

みたいなことを冗談で言ってきて、わたしがそれに反論のメールを送ったんだ。

わたしはわたしなりに色々考えていて、考えた答えには従って生きてる、みたいなメール

でもあの人が私についてそう思うのは仕方ないことだった。

だって私はあの人に自分についてなんにも話したことがなかったんだから

と、いうより私は誰にも自分について話したことなんかなかった。

いつも自分が何を考えているのかわかんなかったし、

誰かが自分を理解しようとしてくれるなんて考えたこともなかった。

から私の気持ちはずっと迷宮をさまよってるみたいな感じだった。

家族との間に感じている確執にも、

ずっと悩んできた自分の心の暗い淵みたいなものに対する葛藤にも、

なんにも向き合えてなかった。

実際に待ち合わせの場所に着いても私はあの人と会うことをまだ悩んでいた。

会うのが怖かった。

実際に会って本当の自分を見せるのがとっても。

あの時、わたしはもう本当に緊張していた。

心臓爆発だった。

京都駅アトムの下で私たちははじめて会った。

2007年5月12日

出会ってから7年がたってた

わたしの人生で一番綺麗なあの初夏の日を

わたしは一生忘れないと思う。

あの人は細くて折れそうな体で

外人みたいに彫の深い顔立ちをしてた。

黒いジャケットに黒いジーンズの全身黒づくめの人だった。

京都駅の長いエレベーターをあがりながら

あの人は私に一言

「でかっ!」

って言ったんだ笑

不思議な感じだった。

はじめて見たあの人は知らない人だったけど、

声はずっと馴染んできてわたしを支てくれたあの声だった。

人見知りな私はあの人をやっぱり人見知ってたけど、

それなのにあの人はずっと昔から一番よく知っている人だった。

よく晴れた気持ちのいい日で、清水寺散歩に行った。

綺麗な新緑のさわやかな感じも、

景色の良いお店で食べたカレーの味も、

あの人の横顔も

今もあの日のように思い出せるよ。

よく歩いて、よくしゃべった。

あなた大学の話を、

わたしは寮生活の話を。

帰りはわたしの近くの駅まであの人が送ってくれた。

手をふりながら猛烈な離れ難さがおそってきたけど、

あのときの私にはそれがどうしてなのかわからなかった。

寮に帰ってからもなんだか夢の中にいるような気分だった。

あの人からメールが来た。

「楽しかった。また会いたい」って。

私もおなじ気持ちだった。

数日後の5月22日に私たちは付き合いはじめた。

いま考えれば不思議なことはなんにもない。

必然だったと思う。

私は寮生活仕事学校で本当に時間がなかったけど、

時間を作っては早朝まであの人と長電話した。

あの人は高校生の頃からずっと苦しみ続けてたみたいだった。

自分の些細な一言のせいで大切な人を亡くしてしまって、

もう人と深く関わるのが怖いって。

ずっと一人で生きてきたし、これからもそれは変わらないと思うってあの人は言った。

自分は生きてる意味なんかないのかもとも。

私になにかできることはないのか?って思った。

少しでもあの人の心が軽くなるようになればいいと思った。

あの人が誰にも心を開けなくなってしまったことを、

本当はものすごく苦しんでるように見えたから。

怖くないって言いたかった。

そうしながら少しづつわたしもあの人に自分のことを話した。

あの人が本当にわたしを理解しようとしてくれていることが分かって言葉不思議とすらすら出てきた。

いじめられてたこと、家族について、自分性格について。

そういうことをちゃんと言葉にするのは生まれて初めてだった。

混沌としていた頭の中が言葉によって整理されていくのがわかった。

私たちはできる限りの言葉をつくして自分たちについて話し合った。

それは数年前の私たちにはできなかったことだ。

今までどうしても踏み込むことができなかった、

でもとても知りたかった、

知って欲しかったことだった。

話しても話しても話したりなかった。

やっとわかりあえた喜びを私は一生忘れない。

ずっとそうしたかったんだと思う。

たぶん14歳ときから

一生懸命耳を傾けてくれたあの人には感謝してもし尽くせないよ。

あの人が私に言葉をくれたんだ。

はじめてあの人に会いに新潟に行った夏休み

本当はわたしは不安だった。

戸惑ってたんだ。

あの人と話すのは楽しいっていう言葉意味を超えて楽しい

でも私たちはまだ一回しか会ったことがないのにこの気持ちは本物なのか?って。

それが無意味不安だってすぐに分かった。

あの人がはじめて私に作ってくれた料理ペペロンチーノ

そのあとに丁寧にロイヤルミルクティーを入れてくれた。

帰る前の日にあの海で撮った写真は今でも宝物だ。

あの日、ホームであの人の手を握りながら本当に離れたくない、

離れたくないってこういう気持ちのことだったのかって思った。

あの人はあなたになら心をひらけるって言ってくれた。

わたしも同じだった。

出会ったことが奇跡なんだって思った。

メール電話でやりとりをしていた頃はまったく気づかなかったんだけど、

あの人は神様かそうでなければスーパーマンみたいな人だった。

いつもわがままばかり失敗ばかりまぬけばかりの私にきちんと向き合ってくれて、

私に悩み事があれば一緒になって考えてくれた。

自分のことがよくわからなくなってすぐに投げ出す私の、

私にさえわかんなかったわたしを教えてくれた。

ちゃんとはなしてごらん、ってあの人だけが私に言ってくれたんだ。

お父さんみたいだった。

肉親以上の愛情を注いでくれた。

あの人と一緒にいた数年間は信じられないくらい幸せだった。

思い出が綺麗な綺麗なおとぎ話しみたいだよ。

わたしたちはなにもかもがぴったりだったように思う。

わたしが持っていないものをあの人はちゃんと持っていてあの人が持っていないものをわたしが持っていて嘘みたいだった。

なにもかもが上手く噛み合っていて、あんな風に出会えたことも、こうして一緒にいることも、全部が起こり得ないような奇跡だとおもった。

それはあの人が優しくそう感じさせてくれていただけだったのかもしれないと今になったら思うんだけど、それでも。

幸せエピソードを並べはじめたらきりがない。

真夜中の長電話、一緒に観た何本もの映画、あの人の小さなアパートの部屋、まっすぐに続く海岸沿いの道、

会いたくて我慢できずに何回も最終電車に飛び乗ったこと、旅行に行ったのは神戸栃木クリスマスに買いすぎたモスチキン

大学ピアノがある小さい部屋、高速バスに乗って一緒に出かけたこと、

別れる時に悲しかったぶん会えた時はほんとに嬉しかったこと、あの海辺の夕日、あの人を残してホームから走り出す電車、あの人のかなしそうな顔。

ねえ、わたしはおかしいのかな?

思い出を美化しているだけなのかな?

もしそうだとしても懐かしくて叫び出しそうになるよ。

たまに幸せ妄想をするんだよ

あの人に出会うために何回も何回もの生を生きて

やっとこの世界めぐり会えたのかもしれないなって

からはじめて会ったあの日からずっと離れるのが本当に嫌だったんだ

あの人がいればなんだってできるような気がした

あの人に話してないことがひとつだけある。

わたしはそれでも迷っていたんだ

私は若くて無知だった

本物がどれなのか判別がつかない程に。

奇跡だと思ってた

完璧だと思ってた

からこそ関係が変化するのが怖くて仕方なかった

わたしは自分があの人を段々大切にできなくなっていってるのを知ってた

いつか自分の未熟さが原因で壊れて終わってしまうだろうと思った

しろそうなるべきとも思った

そうしたらあの人の本当の大切さがわかるから

早くあの人を大切にできる自分になりたい

つの間にかあの人にめぐり合うことができた奇跡を当たり前に思い、

あの人がわたしにかけてくれる愛情を当たり前に思い、

あの人に求めてばかりでいつも苛立っているのが苦しかった

わたしはわたしたちの幸せをめちゃくちゃにした

わたしは確信がほしくてほしくてたまらなかった

あの人を失ったわたしは

かたずっぽになって

うまく立つことができなくなった

うまく声も出せなった

うまく笑えなくなった

うまく人と話せなくなった

世界は違うものに見えた

怖くてわたしを押しつぶしてくるの

何時の間にかわたしはあなた

荷物を預けて楽してたみたいだ

全部がのしかかってきて

息ができなくなった

笑顔は今でも引きつってる気がしてる

それでも

時間と一緒に少しづ

あの人がいない新しい灰色世界

わたしは受け入れていった

考えることをはじめた

どうしてこうなってしまったのか、

ここはどこなのか、

これからどう生きていくべきなのか 、

あの人のことを何度も思った

ずっと考えていて

分かったことはふたつだった。

ひとつめは、

自分感謝できることを必死で探してありがとうって思えるように絶対にならなきゃ同じことを繰り返してしまうってこと

どんな幸せを持っていたってそれをわかってなくちゃそれは不幸と一緒だ

ふたつめは、

本当に愛し合える人を見つけられずに死んでしまう人も多いこの世界で、わたしはあなた出会えたこと、そしてあんな時間を持てたことがすでに奇跡だってこと。

出会えたことがすべてってこと。

ここは確かにあの人がいない Permalink | 記事への反応(2) | 23:51

2012-10-07

自殺する人の気持ち

今日僕は自殺する。

仕事復職して、体調も良くなってきた。

周囲の同僚もうつネタにするくらいになってきた。

でも、心の怪我は簡単には治らないんだね。

上司は僕が休職するときこんなことを言った。

「全く気にすることないからな。心の怪我みたいなもんだから

じっくり休めばきっと良くなる。だからそのときまでゆっくり安め」

怪我ならいつかは治るかもしれない。

僕もそう信じていた。

でも怪我でもここまで治らないとさすがに心が折れる。

何をするにも気力がわかないんだ。

気力が出ても不安に押しつぶされる。

不安が消えても、また新しい不安がでてくる。

どうやらこの先にはもっと大きな不安もあるらしい。

目の前の小さな不安に押しつぶされた人間はどう生きればいいんだろうか。

憂鬱な気持ちは誰だって持ってるし、我慢してるんだろう。

でも僕はこんな気持を我慢できる人間には到底なれそうもない。

とあるラッパーが「誰も信じない奴は一度は誰かをギリギリまで信じたはずだ」って言ってたけど、

今考えたら当たってる。男は寡黙で孤独くらいがちょうどいい。人付き合いなんて必要ない。

辛いことが増えるだけだ。

もっと強くなりたかったな。

好きな人にも気持ち伝えられなかったな。

もし神様がいるのなら、僕が死んでも彼女のことを幸せにしてあげてください。

というわけで皆さんさようなら。これから日立グループをよろしくね。

2012-09-19

じゃんけん大会ぱるるが優勝した。

昨日行われたAKB48のシングルセンターを決めるじゃんけん大会で、島崎遥香さんが優勝し、初のセンターを獲得した。

ニックネームは「ぱるる」。正統派アイドルルックスを持つが、一部のファンからは、その不器用性格ゆえに「ぽんこつ」とも呼ばれている。

私はここ半年くらいの間に彼女のファンになり、グッズを買ったり、総選挙でも票を投じた。

私が彼女のファンであるのは殆どがその愛くるしいビジュアルによる、と思っていた。

でも、確かに彼女可愛いが、それよりももっと強く私を惹きつける理由があったことに気がついたのである

昨日の優勝が決まった瞬間というのは、もう正に夢のようだった。

まさか自分の応援するメンバーが、多人数のグループの頂点に、しかも運の要素の強いじゃんけんで頂点になるとは全く予想していなかったのだ。

自分で夢を叶えたわけでもないのに、夢が叶うとはこういうことなのかと悟ったような気分にさえなった。

そうして、興奮によりあまり寝付けない一夜を過ごし、いつもよりも早起きしてテレビをつける。

今日テレビも朝から昨日のじゃんけん大会のことで盛り上がっていた。

今まではあまり知られていなかったぱるるが、全国放送でクローズアップされる。

しかも一度では無い。一日を通して、芸能コーナーなどで何度も何度もその話題が放送される。

私は最近ひきこもりに近い生活を送っているので、一日中テレビを見ながらそれらの放送に一通り目を通して、この上ない満足感に浸っていた。

でも、突然、なぜか言い様のない感情が心を支配するようになった。

それを何と表現して良いか、すぐにはわからなかった。

寂しいような、悲しいような、或いは焦っているような。

とにかく不愉快だった。

なぜだろう。

昨日あんな素晴らしいことがあって、今日も一日中その余韻に浸っている。

それなのに、なぜだろう。

久々に感じる苦痛を前にして、私はどうすることもできなかった。

それから、泣いた。

久しぶりに泣いた。

泣きながら、ようやくわかった気がした。

私は、彼女の顔よりも、彼女性格、その「ぽんこつ」さに惹かれていたのだ。

自分も「ぽんこつ」である

人と交わることが苦手で外に出ようとせず、だからといって孤独は苦手で家ではテレビパソコン友達にしている。

もし外に出て何かをしようとすれば、おどおどしながら失敗ばかりして、自分が人よりも能力の劣っていることを自覚するだけになる。

から働くことが怖い。

私は今まで、そんな自分の「ぽんこつ」さを、彼女性格に重ね合わせていたのだ。

無論私と彼女の「ぽんこつ」は性質が異なり、一緒にすることはできないのかもしれない。

でも、自分と同じような子が、身近なアイドルとして頑張っている姿を見て、一種の安心感を得ていたのである

それが、彼女は一夜にして有名になり、どこか遠くの存在へと変わってしまった気がした。

阿呆らしいと笑われるかもしれない。

でも、どうやら自分の涙の訳は、こういうことのようなのだ

とりあえず、今の自分には外に出てみることが必要なのかもしれない。

また、自分彼女とを必要以上に重ね合わせることから卒業するべきなのかもしれない。

今回の涙で色々なことを考えさせられた。

精神的に不安定だったのでここに一気に書いてみたが、お陰で少し心が落ち着いた気がする。

2012-08-11

ゆうしゃはなにもできなかった。

小学生のころ、ドラクエ4が大好きだった。レベル上げが大好きで、中ボスがザコレベルになるまでレベル上げてからフルボッコにしたり、破邪の剣が手に入るまでトルネコのお店を運営したりとかしていた。夜、親が寝静まったころを見計らって、こっそりこっそりゲームを楽しんだ。

帰国子女だった僕は、あまりクラスになじめておらず軽いイジメにあっていた。学校では一緒に遊ぶ友達も居ないので毎日一人で登下校を繰り返した。ドラクエ好きの僕は「この毎日」はレベル上げだと思い込む事にした。

「僕は勇者で、この毎日クリアした先にはきっと倒すべき魔王がいて、その先にすばらしい世界が待っている」

と信じていた。


中学校に入ると、イジメが酷くなった。女子からは汚物のように扱われ、男子から意味も無く飛び蹴りを喰らった。上履きが無くなる、机にま○この落書きをされる。ロッカーゴミを入れられるなどは日常の出来事となった。そして、僕は転校した。

新しい学校で、僕はゲームと同じように「自分の」レベル上げに一生懸命になった。勉強をした。魔法が使えるようになるとは思わなかったが、より難易度の高い高校に入れれば、凄い財宝が手に入ってもっと強くなれるとおもったからだ。

友達とのコミュニケーションの取り方も頑張った。中学生なのに、営業のビジネス本などを読みあさり、人に嫌われない武装をすることにいそしんだ。作り込み続けたゆうしゃは、いつしかクラスの人気者になっていた。

いじめられたく無いために始めた必死の「レベル上げ」は、それなりの高校/大学企業へと僕を導いた。女子に嫌われた汚物は、過去の話になり、何人かの女性と付き合うという夢も叶った。人に嫌われることに怯えつづける勇者は、他の人から見れば「明るくて、仲間思い」のリア充だったかもしれない。

そして、会社専務秘書をやっている高値の花と言われる女性結婚をした。僕の冒険はついにハッピーエンドになったと確信した。ぼくはついに ゆうしゃになったのだ。

それから1年後、子どもを授かった。生まれて来た娘は本当に可愛かった。仕事もどんどんとアサインされるプロジェクトの規模が大きくなっていった。

しか仕事にのめり込んだところから、段々と風向きがかわっていった。毎晩遅くなる僕に、まず妻が愛想をつかした。美しかった妻は育児疲れと放りっぱなしにされている淋しさで、やつれていた。でも、僕は自分の楽しさと仕事の忙しさにかまけ見てみぬ振りをした。だって僕はゆうしゃなのだ魔王と闘うのは僕でなければ駄目なのだしかたないだろう。

気付けば妻とは顔をあわせるたびに喧嘩するようになっていた。僕は家だと休まらないので、会社の近くに部屋を借りる事にした。

帰らずに仕事できるようになると、更に仕事の量が増えた。深夜までつづく仕事の山は僕を確実にすり減らしていった。そして、やらかしはいけないミスを犯した。会社の損失は億単位上司に言われた。「今日ははやく帰れ」といわれた。おそらく僕に回ってくる仕事ゼロになるだろう。久しぶりに娘の顔を見たくなった。でも家に帰ると、もぬけの殻だった。

机の上に離婚届と「実家に帰る」旨の手紙が置かれていた。手紙の日付は先月だった。

僕は、猛烈に後悔した。

うまれてきた むすめをちゃんと、そだてなかった。

つまをだいじに できなかった。

しごとも しっぱいした。

けいたいをみても、そうだんできる ともだちがいなかった。

なかまおもい なんかではなかった。

たおすべき魔王なんて世の中にはいなかった。エンディングゲームとちがって、死ぬ瞬間まで訪れないのだ。ただただ、側にいる人を大事にして、本音で向き合える友達をつくって、子どもを愛し、等身大にあった仕事をがんばれば良かった。

ゆうしゃはなにもできなかった。

2012-07-24

タイトルが思いつかない、ただの近況

いわゆるアスペルガー症候群の診断を受けて、6年程。

接客業のアルバイトを6年ほど続けている。自分場合本業制作なのだけれど、

営業が下手でそれほど仕事を取れないのと、仕事必要な胆力や対人技能を摩きたいこともあって、苦手を承知で続けてきた。

合間に学校卒業引越しを挟んで職場は幾つか移っているけれど、「体が動く」スタッフにはなれた、と思う。

ところが最近、体を壊した。

体をっていうと語弊があるな。完解宣告を受けてた、鬱と対人恐怖が再発した。

「人の言葉が聞き取れない」っていうのが、どうも一般の人には物凄く違和感があるらしい。

普段の会話にしろ何にしろ、大抵の場合は文脈や相手の様子から、次の言葉を先読みしながら対応するんだけど、

突然の指示だったり、あとはジョークなんかにも、とっさに対応できなくて訝しがられる。

人の顔が覚えられない。相手に対しての情報が少ないと、皆同じ顔に見えてしまう。

あと、接客というと笑顔必須なのだけれど、自分場合、緊張状態が長引くと、表情が無くなる。これもやっぱり不自然に見えるらしい。

最近は人と話すのが怖くなっていて、ホールに出るのも辛くなっていた。

スタッフの仲はいいし、待遇も悪くないし、いい職場なのだけれど、自分の特殊な状態を人に相談することもできない。

そして、一度うまくゆかなくなると、自分の行動の何もかもが不自然に思われてるのかと不安になってくる。

次の次の月までの生活費はかろうじて確保できていたから、解雇されても止むなしと覚悟して、

繁忙期が終わるなり連絡して休みを取らせて貰った。

孤立型に安住できない高機能自閉者の生きる道として導き出される解答なんて限られていて、

「許容される範囲の人間と付き合え」「容易に理解を得られなくとも、コミュニケーション努力放棄するな」

このくらいしかない。あとは常に腹を据えておくこと。自分を疑わないこと。わかってるんだけど、

ここ暫くの失敗で落ち込んでいるのにプラスして、無理が祟って今数年ぶりに鬱と対人恐怖がぶり返しているものから

人と会うのも話すのも辛いし、どう頑張ってもお先真っ暗みたいに思えてしまう。何を選んでも間違えている気がする。

正しい判断をできる気がしない。母親の、「あんたは何をやっても中途半端なのね」という言葉が脳裏を過ぎる

実際のところ、この言葉は母自身の投影で、私自身、体を壊したときを除けば、一度始めたことは意地でもやり通して、

結果を出してきた筈だ、と自分に言い聞かせる。でも、何か失敗仕掛ける度に聞こえてくる。

まだ不十分なのではないか。まだやれたのではないか。まだがんばれたのではないか

でも、体がもうついてこない。そうなって、罪悪感を感じながらほっとする。

そして、人と話すのが怖い。たとえば「おかしな人」の話を聞いたり、見たりなんかすると、

ああ自分もこういう風に見えてるんだなって思ってしまう。想起されるのは、これまで経験してきた疎外感。

人の感情なんて水物で、いちいち間に受ける必要もない、って、重々わかってる。

コイツちょっと変じゃないか、と思われても、それこそ子供の苛めと同じで、ちょっとした切掛けで簡単に挽回されたり、

驚くほど親しくなれたりする。……わかってるけど、疎外感にも、努力した分だけの成果を得られないことにも、もう疲れてしまった。

実は今、本業(制作業)のほうで契約社員求人に応募している。

本業的にはそこそこ経歴があるので、書類は大丈夫だろうな、と思いつつも、

本音、半分腕試しみたいな感じで、今の職場は続けたいな、と考えて。

でも、今回の抑鬱の再発で、自分仕事のやりかた考え直したほうがいいかもしれないと思い始めている。

今応募中の所がコケたとしても、本業フリーで続けるのを止めて、

置いて貰える職場を探したほうがいいんじゃないかと。

大学時代に一度病気で死に掛けていて、最終学歴高卒。だから、このご時勢就職なんて無理だって思い込んでた。

営業下手だから専業じゃ厳しいけど…という感じでぽつぽつ仕事を請けてたんだけど。中途採用なんて考えたこともなかった。

接客の仕事も、頭打ちのように感じていたし、無理な副業を続けるくらいなら職場を探したほうが良いのではないか

……でも、適性の問題なのか、自分根性の問題なのか。

今の職場は、せめてスタッフとしては一人前になろうという意識で居たから、中途半端で離れてしまうのは悔しい気持ちもある。

今回の件があって、

二次障害が一度完解して以来、必要ないと思っていた障害者手帳を取得するか迷い中。

アスペルガー症候群は二級か三級(自分場合ギリギリ独活してるからそらく三級)で、大した利益はないらしいけれど、

障害者枠での職は取りやすくなるらしい。ただし、今の流れのまま、制作一本でやれそうならこのアイデアはまた流れてしまうセンが濃厚。

自分、野垂れ死んだほうが人の為になるんじゃないだろうか。ずっと考えていることだけれど、今も考えている。

そのくせ、自分を取り巻く物事は動き続けていて、

バイト先の職場は休んでいるのに、本業の方は稼ぎは少ないけど細々と続いている。

何か起これば粛々と対応している自分が、何か別の生き物のように思える。

こんなんで生きていけるのか。はみ出し者だからこそ、もっと強くならなければいけないのに。

そして、人恋しい。違うな。今、すごく、自分存在を誰かに許して欲しい。

バイト先の人間関係はマトモに構築できなかったし、本業関係の付き合いはそんなに頻繁に会ったり話したりするものでもない。

友人は居るけど、こっちはマメ人間じゃないから、いきなり寂しいから会って話して、なんて言えない。

両親には、何かあると帰って来いと言われるのがしんどい相談事なんてできない。

失敗や否定ばかりの毎日に疲れてしまった。なんでこんな不完全な人間が生まれて・生きてるんだろうって思う。

それでも、自分で決めたことだから、死んでしまうまでは続けるしかない。

というより、死ぬまでは続けるのだろうなとも思う。その覚悟だけはあるみたいだ。

2012-07-16

殴り慣れ

会社飲み会で、「Aさん」が体を鍛えていると言う話になった。

実際どれくらい腹筋が固いのか調べるために、一人一人Aさんの腹を殴る流れに。

僕はその時点で「えっ」と戸惑った。

Aさんが殴って良いと言ったわけでもないのに、誰も躊躇しないで

順番に腹を殴りだしたのだ。

 

Aさんは確かに凄い腹筋で、どんなに殴ってもビクともしないし

「全く痛くないか大丈夫」とフォローしてくれたので少し安心はしたものの、

私が殴る番になった時はやっぱり怖くて、ふざける感じで殴ったら

周りからもっと強く!」コールが。

強く殴る振りして手加減したらごまかせたが、私はこの会社ちょっと怖くなった。

 

冗談でも「人を殴る」というのは怖いものだ。

殴る理由が全く無いのならなおさら

それなのに誰も戸惑わずガンガン殴る。

腕力が強い社員もいて、腰の入ったパンチを入れていたりもした。

なんというか「殴り慣れている」風だった。

学生時代、あるいはつい最近まで「そういうこと」を

していたのではないかと疑ってしまう。

殴り慣れはしたくない。

2012-01-04

私の全て ③別れ

その1ヵ月後、彼は出向期間を終え、自分会社に戻っていた。

私も別のグループに移ったため、仕事での関わりは少なくなっていた。

問題の男もプロジェクトを離れ、不穏な噂や彼へのメールもなくなっていた。


彼とは少し時間をおいた方がいいと思っていた私は、仕事以外で自分から彼に連絡しないようにしていたし、

彼がいそうな場所への出張は、極力避けるようにしていた。


そんな日が2ヶ月ほど続いたある日。

その日は、いつも通り遅くまで残業をしていた。

客先の担当者との調整がうまくいかず、帰れそうになかった。

そんな時突然、携帯が鳴った。彼だった。


急にどうしたんだろう?


気になったものの、後でかけなおせばいいや、と思って電話には出なかった。

結局終電まで仕事し、帰宅したのは午前1時だった。

さすがにこんな時間電話するのもなぁ…と思い、翌日電話することにして眠ってしまった。


翌日、何度電話をしても彼が出ることはなかった。

メールも、返ってこなかった。


それから数日して、知らない番号から何度も電話がかかってきた。

でも、登録外番号から電話は全て拒否していた。


から電話があった日から1週間ほど経った日。

私は同僚から、衝撃的な言葉を聞いた。


井上さん、亡くなったらしいよ。


一瞬、何を言っているのか分からなかった。

すぐに彼に電話をかけたけれど、電源が切れていた。


彼は既に出向期間を終え本社社員ではなかったため、詳しいことは分からなかった。

分かったのは、亡くなったのは6月25日だったこと。

自宅で首を吊っていたのを、職場の人が発見したこと。


彼が自ら命を絶ったのは、私に電話をかけてきた2日後だった。


この時の事は、今でもよく思い出せない。


彼が最後に私に言いたかった事は一体何だったんだろう。

もしも、私が彼の電話に出ていたら、

もしも、すぐにコールバックしていたら、

しかしたら彼が命を絶つことはなかったんじゃないか


毎日毎日、そんな事ばかり考え続けた。

時間連続して眠ることができなくなっていた。


彼が自ら命を絶った理由が分からなかった。


でも、全く心当たりがなかったわけでもない。

月100時間を超える残業が続いていた。

その上、私との間にあんな事があった。

いつもにこにこ笑っていた彼は、次第に笑わなくなっていき、

まり眠れないということを言うようになっていた。

もしかして、鬱かも。そう思った私は、病院に行くようにすすめていた。

最後に会った日も、病院行った?と聞いた。

彼は、土曜日仕事休みいから行けない、と言っていた。


もっと強く病院に行く事をすすめていればよかった。

無理矢理にでも連れて行けばよかった。


あの日見送った後姿が、最後になるなんて思ってもみなかった。

落ち着いたら、また会えると思っていた。

もう二度と会えなくなるのが分かっていたら、あんなふうに見送らなかった。


後悔しかなかった。

2011-10-26

いい年した恋人避妊してくれない

小町に書くかも迷ったが、あちらの女性方の意見は聞く前からなんとなく想像がつくのでこちらに。


自分大学生。女。ハタチを越え酒も飲めるようになった。

相手はひと回り上の会社員ネットで知り合って付き合うようになった。

普段から仲が良く、お家デートの時はSEXもしている。頻度は高めだと思う。

それ自体はかまわない。私も相手も好んでしていることなので。

ただ、相手が避妊をしてくれない。ゴムをつけてくれない。


過去につけてしたことはあった。付き合う前に一度した時がそうだった。

だが、付き合ってからは一度もつけてくれたことがない。

やんわりと指摘したことも直接的に指摘したこともあったが、ダメだった。

ゴムをつけてくれないことに関して不快感・不信感を持っていることは伝わったようなのだが、そうすると、

彼なりの話術でゴムなしSEXをすることに対して許可をとらせてきた。

その話術が巧みで、私のM心をくすぐるような言い方というか、

とにかく私に「ノー」と言わせない許可のとり方をしてきた。

それに対して私はイエスと答えるしかなかったし、

その後は当たり前のようにゴムなしでSEXする関係が続いている。


普段からしっかりしており約束もきちんと守るタイプの人なので、

妊娠したとしても責任をとってくれるだろうとは思っている。

それに、私が大学を出たら一緒に暮らそう、結婚しようと話したこともある。

だが、私はしばらく大学を出ることはない。もし今妊娠してしまっては困る。

相手との間に生まれた子を堕すのは嫌だし、大学はちゃんと4年で卒業したい。

中絶手術をして今後子供ができない体になってしまう恐れがあるのも嫌だ。


もっと強く主張しないと届かないのか。

ゴムをつけないならSEXしない、と強気な態度を取り続けるしかないのか。

正直彼とのSEXはとても気持ちいいので、攻め立てられたらうまく拒みきれず結局受け入れてしま自分がいるのも事実。理性もっと仕事しろ……。

となるとやはり、自分の体は自分で守るしかないのか。

ペッサリーなどは拒まれそうだし、ピルを飲むしかないのか。

貧乏学生には痛い出費だが、普段のデート代を出してもらっていることを考えればこれぐらい安いもの、と捉えるべきなのか。

30越えのいい年した大人が、その程度の分別くらいつけておいてくれと願うのは高望みなのだろうか。


そんなことを考えながら、毎月憂鬱な気持ちで生理前を過ごしている。

2011-10-09

http://anond.hatelabo.jp/20111009155954

きっとあなた自分の顔じゃなくて父親が嫌いなんだと思う。

あなたの話を聞いてると、父親のせいであなたは自分をブスだと思い込んでいるし、父親のせいで価値観が歪んでると思う

若い時あなたと同じ価値観を持っていたから言わせてもらうね

あなたを貶める価値観人間を信じる必要もないし認める必要もない。

生まれついたあなたの性質を否定する様な人間の言う事を信じてしまっては駄目なんだよ

あなたは今学校と家庭しか社会がなくって学校と家庭の人間の言う事が全てなんだと思う。

中学生高校生の頃って他人にも自分にも不寛容自意識過剰で些細なことでも気になってしまう時期だし自分と周囲以外の価値観存在することを信じていない。

でもね、自分世界以外にも本当に社会って広くて色々な価値観がある。あなたがありえないと思っている幸せ結婚生活だってびっくりするほど手に届くものなんだよ

顔のせいにするんじゃない。もっと強くなりなさい

ブスって自覚があるんならせめて愛想良くして内面を磨きなさい。

陰鬱にしてたって鬱陶しいだけ。自虐的になったって誰もあなた友達になりたいと思わないし助けてあげようなんて思わない。ましてや男なんて寄ってくるわけない

ブスならもっと努力して顔以外で魅力的になれる様に努力しなさい。

あなたに対して「ブスのくせに…」って陰口を叩く人間が居ても無視できる強さを養いなさい。

整形なんて安易なもの自分コンプレックスから逃げられると思うな。

2011-09-01

http://anond.hatelabo.jp/20110831204909

今考えると

調べる技術、判断する思考力を伸ばす科目はもっと強くするべきだったと思う

から英語 国語は筆頭

 

情報を正しいと信じ込んで口あけて待ってるんじゃなく色々得て自分で考える癖

2ch情報自分で選択でき、放射能と聞いてトイレットペーパー買い占めないくらいの情報判断力

これが正しいですではなく、色んなものをあげてそれについて議論できる教育が必要だな

 

数学は必要だけど、高校までの数学だと実践がないのであれが何の役に立つの

よほど数学きじゃないとわからないので面白くないのが問題

数学で地力をあげて、経済科学全般やゲームでそれを実用するという連携がもっと欲しいな

 

それは英語も同じで、英語ができたところでどんだけ変わるのってのをもっと実践に生かすべきだな

昔と違ってネットありゃそれが安上がりにできるんだし

 

世の中の金の仕組みがわかるように、アフォみたいな嫌儲を量産しないように社会経済について

ゴムつけないでセックスしたのを自慢するような奴や、ホメオパシーにはまる奴や、ピザ成人病を増やさないように保健も必要

 

結局小学校から基本教科全部必要な気がするけど

それらの連携がたりないのかもなー

2011-08-07

続き1

http://anond.hatelabo.jp/20110807223452

中学生の長女に事の顛末が全てばれてしまいました。

浮気して子供を作ったらどうする?」というかまかけの質問に加えて、

最近夫婦がこそこそ話していることを不審に思ったらしく、

ICコーダしかけられ夫との一連の会話を盗聴されてしまいました。

「俺は堕ろせと言ったのに産んだあの女が悪い」という発言も聞かれてしまいました。

長女が父親と別居したいと言って聞かないので、

夏休みに入ってから子供二人とも私の実家に連れて来ています

休み明けたら転校させることにしました。

長女は「父親とは離婚してくれ」と言っています

養育費相続などお金の問題もいろいろあるから慎重に判断しなければ、

隠し子との相談も必要だし、と諭したところ、

養育費は払ってもらう、相続のことなどは今はまだどうすべきか考えられないが、

その隠し子は認知してやってほしい、と言っています

そして帰省後にまた一つ事が発生しました。


先日、実家に私宛で知らない人から

「お宅の旦那様の発言が収録されています。今後の身の振り方を考える際の参考にしてください。」

という添え状とともに、CD-ROMが郵送されてきました。

プレーヤー再生すると、夫と隠し子の会話が収録されていました。

夫は娘に発覚したことに激昂しており、隠し子に対して罵声を吐き散らしていました。

「お前の母親がお前を産んだせいで俺の人生台無しだ」

「お前なんて生まれてこなければよかったんだ、腹でも蹴って流産させていればよかった」

調停を取り下げろ、そうしなかったら殺してやる」などと。


添え状には「言いたいことがあったら連絡ください」と電話番号が書いてあったので、

非通知で電話をかけました。初めて隠し子と話をしました。

話し方は冷静で丁重でした。

どうやって私の実家の住所を調べたのかと聞くと、

「妻子が実家に帰ったと父親から聞き、父親の戸籍謄本に書いてあるあなたの従前本籍地にいるのだろうと思い、試しに送ってみた。」

とのことでした。

夫の戸籍謄本住民票と一緒に調停申請の際に入手し、

子供たちの氏名も知っているが、接触するつもりは今のところない、と言いました。


どういうつもりでこんなデータを送ってきたのか、いつも夫との会話を録音しているのかと聞くと、

手紙に書いたとおり。調停を起こすことを考え始めてからは録音してきた。」と。

なぜ娘に事の全てが発覚したか、娘の反応はどうだったかと聞かれたのでありのままを伝えると、

声をあげて笑い出し、

「あのクズ子供にしてはまともな反応だ。娘も同じクズなら父親も失うものがなかったのに、皮肉だな。」と言いました。

何が望みかと聞くと、

「父親に私を作ったことへの責任を取らせることと、これまで責任から逃げてきたことの償いをさせること。」

「具体的に形として望んでいるのは認知と出生以降の養育費。それと父親のこれまでの行いを親族会社世間に公表する。

相続については、異母兄弟の半分はもらいたい。あとは、父親の介護や父親に借金があればその連帯保証などの異母兄弟との分担に応じて調整したい。」と。

さらに、

「ただ、娘さんはもう父親の介護をしたくないのでは?

あの発言を娘さんが聞いたらその思いがもっと強くなると思うけど。

父親がDNA鑑定に応じなければあの発言を娘に聞かせる。」

と言ったので、頭に血が上り、

「いい加減に夫を脅迫するのはやめなさい!」と怒鳴ったら、

脅迫しているのはどっちだ!

旦那がこんな人間だってよくわかっただろ?あんたたち騙されてたんだよ!」と凄まれました。

続きます

2011-03-05

打算的で、プライドが高く、欠点を探しては人を馬鹿にしていた。

人間もやもやすることは多い。なんだか落ち込んでるときって、人と話したくなる。とにかく人とちゃんと会話をしないと、不安になる。

そういう不安感を、ネットは解消してしまう。匿名掲示板で何かを書き込むと、反応があってコミュニケーションをとっている実感が得られる。でも、そういうコミュニケーションって、現実世界の友人たちとは違う。現実世界の友人たちは、もっと強く、直接的に関わりあいを持つ。もっと強く、お互いに助けあうことができる。ネットは、危機感を殺してしまう。今日自分は肝に銘じるべきなんじゃないだろうか。

大学に行けば、いろんな人に会えるけど、ふと気付けば家の周りで遊ぶ人がいない。こういうとき、すぐしゃべることのできる人がいない。友達が多い人、活発な人をみると本当にうらやましい自分は友達が少ないけど、一人一人のつながりを大事にしてるつもりだった。でも、たぶん違うな。自分は昔から、人を馬鹿したり常に打算的に動いていた。それでうまくいくこともあったけど、やっぱりそれは何かを犠牲にしてきた。誠実じゃない人って、みじめだ。誠実な人を見ると、「自分っていったい何なんだ」と、本当に惨めな気持ちになる。プライドが高いというのも諸刃の剣プライドの高さはいろんなことの原動力になるけど、いろんなことの抑止力にもなる。素直で、真摯姿勢学習には必要。自分はそれが足りなくて、ひねくれてしまった。

でも、人って、信じれば何でもできる。努力すれば、こんな自分も変えることができる。今は、こんな自分でも大切に思ってくれる人がいると思う。そういう周りの人のやさしさを、感じることができるようになった。いろいろと、感謝したい。人と人とのつながりを、大事にしたい。これからもっと誠実さを身につけることが、これまで自分の面倒を見てくれた人たちへの恩返しなのだ。

ま、こうして匿名日記を書いている段階で、誰かに見てもらうってことを意識しつつガス抜きにしてしまっているんだけど、それでもこうして文章に起こすことで、自分への戒めとしたい。

2011-02-07

カッコ悪い大人に辟易する

http://togetter.com/li/97512

この一連のやり取りを見てなんだか久しぶりにガッカリした

ネットで程度の低い人たちなんか毎日見飽きてるんだけど、

なんだか本当に辟易してしまった。

自分子供の頃感じていた社会や大人への脱力感を

十数年ぶりに思い出してしまった感じ。

10歳の子供相手に諭す大人たち。

スルースキルがどうとか、リテラシーがどうとか以前の問題。

弱いとか強いとか優しさとか関係ない。

「強く生きよう」と、「カッコよく生きよう」とする姿勢が大事なのだ。

それを子供に見せるのが大人のあり方ではないのか。

一連の批判に対して10歳の彼女が感じたツイートを見ていると

本当に精神的な成熟度というのは年齢に関係ないのだと思い知らされる。

気づかない人はいつまでたっても気づけない人になってしまう。

10歳の子供にすら精神的な余裕の無さを見透かされ、尊敬されない大人が大勢いる。

それがときどき、怖いし、悲しい

彼女が感じた以下のツイートは心に刺さる。

カッコ悪いオトナばかりでごめんなさい、という気持ちにさせられた。

ぼくは、無神経だったことはあやまります(ω)でも、なんだかがっかりしたのも、事実です(ω)世界もっと強くりりしいと思っていました(ω)

どうにもならない状況になったとき(ω)おとなはどうするのか(ω)ぼくたちにどんな奇跡をみせてくれるのか(ω)ぼくたちは見ています(ω)

2010-12-31

部署でどうやったら長く続く(できればすぐ黒字化)WEB系の新規事業って

部署でどうやったら長く続く(できればすぐ黒字化)WEB系の新規事業って生み出せるでしょうか?

■新規事業の立ち上げってほんと難しいです

今年の1月に新規事業の立ち上げの部署に配属されました

いままでSE,PGとして10年以上仕事してきたけど、

どうも技術だけやっているだけでは満足できなくなりビジネス方面

の力をのばしたい、という意識が芽生えてきたため、会社に頼みこんで

開発の部署から、新規事業の立ち上げ部署に移動させてもらったのです

が、しかし、、、

もう1年もたつのだけど、うちの部署としてほぼ何も新規事業が生まれていない。。。

ブレストやって、複数の新規事業案考えて、良い案がでたかなぁ、と思うと

提携先との関係やら、上司に駄目だしされた、やらで

「いろんな人を巻き込んでお金がかかるから、うかつにはできないよ」

のような結論になって、新規事業たちあげは先送り・・・のようなパターン

ずっと続いている。

新規事業立ち上げに関わっているメンバー自分を含めて4、5人程度。

基本的にはほかの仕事はしておらずそれにのみ集中しているのだけど、1年間ほぼ何も生み出していない事になる。

売り上げも、当たり前だが0だ。赤字を垂れ流しっぱなし。

そんななか、新規事業メンバーは切迫感あるのかと思いきや

のほほんとかまえて、旅行のためによく仕事を休んだりとか、切迫感がない雰囲気で

しいサービスがでた、iPhoneのこのアプリがおもしろい

などの会話が繰り広げられている。

※新しいアイデアを出す場合、そういうリラックスした状態なのも確かに大事なんだけど、

 ちょっとリラックスしすぎ。

これじゃ、いつまでたっても新規事業が立ち上がる気がしない・・・し

たちあがったとしても、時間かがりすぎる。

自分はというと、部署のシステム仕事が人が足りなくなりそちらにヘルプをしているため

やりたい新規事業に仕事があまり時間がとれず、悶々とした日々が続いている。

このままじゃ、まず新規事業が生まれないだろう。

生まれたとしても、この部署の体制だとまったく続く気がしない。

■部署として新事業を立ち上げる何か良い方法がないもの

そこで、悶々としながらも自分

どうやればうちの部署として新規事業を生み出す事ができるのか?

を考えてみた。

※本やらWEBサイトやらで拾ってきた情報なので、ありきたりですが・・・。

 市場規模、強み、競合などのマーケティングうんぬんにはふれません。

 部署の体制、個人としてどうするべきか、という点に焦点をあてているためです

 そのあたりは、本よめって話でもあるんで。 

1.新規事業を生み出す体制

 a.情熱を持てる事業案を考える&情熱がある人材を配置する(ここであまり時間かけないようにする)

 b.とにかく、最初お金をなるべくかけないで新規事業を立ち上げる

 c.ユーザーに評価してもらい、脈がありそう(PVが順調にのびたり、売り上げ、利益ともに順調だったり)か判断

 d.一定期間で、脈がなさそうであれば撤退

 を、早いサイクルで繰り返す、もしくは、平行していくつかの新規事業案を進める、ようにしなければ

 到底、新事業なんてたちあがらないんじゃないかと。

 ただ上記を行うためには、お金をかけないで事業を立ち上げる仕組みを考えなくてはならない。

 システムプロデューサーをそれぞれ一人づつ、新規事業にあたらせる。

 基本、この二人で舞わせるようにする。

 ただし、兼務のメンバーはほかに何人いてもよいし

 バイトなど安い人件費などであれば増やしてかまわない。

 基本二人。ただ、この二人はとても重要

 可能な限り、情熱を持って、やりきれる覚悟がある人

 であること。

 能力よりも、情熱、覚悟がある人の方がよい。

 でなければ、能力があってもおそらく続かないだろうし、良いサービスにならない(と思う)。

2.赤字を垂れ流しているんだぞ、という意識を新規事業たちあげ全員がもっと強く意識する

 とにかくリラックスしすぎた今の雰囲気を変える事が必要。

 もちろん、自分だが上司もだ。やる気があると見せかけるポーズうんざりだ。

3.システム陣の技術力の底上げ

 短時間で事業案を実現できるハイスペックな力を、自主的に勉強する、勉強会に参加する

 などの文化を作り上げる

 ハイスペックな人の雇用

■個人としては何をしていくべきか?

新規事業がたちあがらなかったのは、もちろん自分にも原因がある。

ほかの仕事ヘルプをしていた、事業案考える経験がまだあまりない、という

点をさしおいても、この1年間システムを個人で作れるのにも関わらず何も開発

してないのだ。

10年間SEPGやってた強みがまったくいかせてない。

つくっちゃえばいいじゃん、サイト

って事にふと気づいたのだ。俺がつくれば金かからいしさ。


別に部長承認まってる必要ないんじゃねぇ?

業務外の時間使えばつくれるだろ。

がんばれよ、おれ。

いまの状態で仕事してったら、ほんと平凡でおわっちまうぞ、おれ。


考えるのはもうたくさん。行動しないと。

※考えないって意味じゃないです。行動が重要ってこと。

 考えるのはもちろん重要。でも、行動しないのは駄目、絶対。

と、だらだら駄文を記載してしまいましたが、

部署で長く続く(できればすぐ黒字化)WEB系の新規事業を生み出せるか?a

の思いを書いてみました

今年の反省意味をこめて。

もっとこう考えたらよいよ?

とか、

その考え方間違ってない?

など指摘等ありましたら、ご指導&ご鞭撻の程、どうぞ宜しくお願い致します。

2010-11-22

彼女と愛とセックス結婚について

(2010/11/22 22:00 おまけ追記)

  

結婚はいくつでしたい?」

結婚ですか?」

「うん」

結婚願望は、特にありません。」

「したくないってこと?」

特別絶対したくない、というわけではないんですが。どちらでもいい、どうでもいいという意見に近いです。」

「なんで?結婚って人生においてもっと重要なことじゃない?どうでもいいことはないでしょ?」

「そうですね。結婚したい人にとっては重要かもしれませんし、いずれ結婚する人にとっては重要でしょうね。」

「じゃあ結婚しないの?」

「おそらく。」

「なんで?」

「なんで、と言われましても。結婚するのに理由はあっても結婚しないのに理由はないでしょう。ただ今のままというだけです。」

だって普通結婚するじゃん?」

「する人は多いかもしれませんね。」

「じゃあ結婚するのが普通じゃん?」

一般的にはそういう認識が強いかも知れません。」

「じゃあなんで結婚しないの?」

「そうですね。強いて言えば、私にとっては結婚普通のことではありません。少なくとも、今のまま歳を重ねていけば自然に訪れるイベントではありません。」

  

「なんで?今彼女いないの?」

「いません。」

過去には?」

いたこともありました。」

結婚しようとか思わなかったの?」

「具体的には思ったことはないです。」

結婚したくなかったの?」

「したいとかしたくないとか、そういうのは漠然としていましたね。あまり真剣に考えたことはないです。」

「なんで?それは若かったから?」

「かも知れません。」

「じゃあこれからは、彼女ができて、結婚するかもしれないじゃん?」

「そうかもしれませんね。あまり現実的ではないですが。」

現実的じゃない?彼女はどれぐらいいないの?」

結構いません。働きだしてからはずっといません。」

「作ればいいじゃん?欲しくないの?」

特別欲しいとは思いません。」

「なんで?さびしくないの?」

さびしいというのがどういう事かいまいちよくわかりません。」

「えー、そんなことないでしょ!ひとりぼっちだと心細いとか、人と触れ合いたいとか、そいうのないの?」

「それがさびしい、ですか。」

「多分」

「そうですね。心細い、ということはないです。人と関わりたいということはあります。何かこう、暇を持て余している時は特にそう思います。ずっと物を相手にしていても変化に欠けますから、やっぱり人と関わらないとつまらないですね。」

「んーーーーそういうのとはちょっと違う気がする」

「違いますか。」

もっとこーかのじょほしーとかそういうさびしさ?」

「それは、よくわかりません」

  

「じゃあさ、性欲はないの?」

「あります。」

「あるの?」

「ありますよ。」

さびしくて誰かとエッチしたいとか思わない?」

さびしくて?」

「…えっと、やっぱりいいや、性欲はあるんだよね?」

はい。」

「性欲があるのに彼女欲しくないの?」

「欲しくない、ですか。難しいですね。」

「難しくないよー彼女欲しいの?欲しくないの?どっち?」

「どちらとは言えないですね。真ん中です。」

「まんなか?なにそれ」

「どちらでもいい、です。」

「ええーーーそんなのあり?」

「ありでしょう。」

だって性欲あるんでしょ?」

はい。」

彼女いたほうがよくない?」

「なぜですか?」

だってエッチできるじゃん」

「そうですね。」

「でしょ?性欲あるならエッチができる彼女欲しくない?」

「あの、今はとりあえず性欲に限っての話ということでいいんですよね?」

「え?うん」

「わかりました。私の性欲についてですが、彼女がいなくてもどうとでもなります。まず第一に、放っておけば治まります。第二に、治まらなければ自ら処理します。第三に、それでも治まらなければ彼女ではない人でも処理は頼めます。以上の三点から、私に性欲があることが理由彼女がいたほうが良いことにはまりません。」

「変な喋り方するね…んーでもそれってオナニーとか風俗とかってことだよね?それだとさびしくない?」

さびしい?性欲が満たされるとさびしいのですか?」

「…じゃあ、性欲の話はわかったから、セックスについて、一人でしたり知らない人としたり、お金払ってしたりはさびしくない?」

「それは、何故ですか?よくわかりませんが。」

「よくわからないって?」

「ですからその、何がさびしいのですか?」

「何がって、ほら、そういう事は彼女とかお嫁さんとか相手にしたくない?」

「私には相手がいませんから。」

「それは知ってるけど、そういうのってさびしいと思う」

「そうですか。なぜですか?」

だってほら、好きな人としないとさびしいじゃん?」

「それは、またなぜ?」

「なぜって、だって愛が無いじゃん?」

  

「愛?」

「そうそう、愛の無いセックスさびしいでしょ?」

「愛って、何を愛とおっしゃるのですか?」

「何をって、相手が好きかどうか」

「すごく難しいことを言われますね。」

「難しくないでしょ!好きな人いないの?」

「それも、よくわかりません。」

「わからない?」

はい。」

好きな人いるかどうかわからない?」

「いえ、好きというのがどういうことか、どの程度か、何を指し示すのか」

「相手を好きって思うことじゃん」

「そうですね。それがいまいちよくわからないのです。」

彼女いたんでしょ?今まで人を好きになったことないの?」

「あると思います。けれど、あまりよく覚えていません。」

「えっとじゃあさ、今までどうやって付き合ったの?きっかけとかは?」

きっかけ、ですか。そうですね。例えば、元々知り合いだったのが、付き合うことになったとかでいいんでしょうか?」

「その、元々の知り合いから付き合うにあたって、変化とかなかったの?」

「より親しくはなりましたけど。」

「え、ちょっとまってじゃあ、元々好きだったってこと?」

「それがよくわかりません。」

「でも告白したんでしょ?」

告白はしてません。」

「相手がしたの?」

「相手もしてません。」

「じゃあどうやって付き合ったの?」

「どうやって、…いつの間にか。」

「はあ?そんなことある?」

「あると思いますけど。」

「信じられない…まあいいや、何の話をしてたっけ」

「じゃあ、順番にまとめていいですか?」

「お、おねがいします」

  

「1.結婚願望はない

 2.さびしくはない

 3.性欲はあるが彼女はいなくてもいい

 4.愛とか好きとかよくわかっていない」

  

はい質問!」

「どうぞ。」

「ええと、…とてもプライベートなことだけどいい?」

「かまいません。」

「さっきさ、自分でするとか風俗行くとか言ってたよね?」

はい。」

「けっこうするの?」

はい?」

「どれぐらいするの?」

「それは、具体的な回数とかペースのことですか?」

「そんな具体的じゃなくてもいいよ!なんとなく、どれぐらいかなーって」

「そうですね。あまりしません。」

「どっちが?」

「どっち?ああ、自分でするのは気が向いたら、です。あまりしません。人とすることは滅多にありません。年に1度も無いと思います。」

「そんなに少ないの?」

「少ないかどうかわかりませんけど、だいたいは何もしなくても治まりますから。」

「そうなんだ…」

はい。」

「性欲薄いんだね」

「薄いんですかね。確かに、そんなに強い衝動に駆られるようなことはありません。」

「へええ…」

「あと、あまり好きではありません。」

「何が?女の人?」

「そうではありません。自慰行為とか性交渉があまり好きではありません。」

「性欲あるのに?」

「そう、性欲はあるのに、です。これはもう動物でありながら理性を持つ人間不条理でしょうね。」

意味からないけど、なんで嫌いなの?」

「なぜか、気分が悪いからです。」

「気分が悪い?気持ち悪いってこと?」

気持ち悪くはないですけど、すごく無駄な気がするじゃないですか。しませんか?」

「しない」

「そうですか。私はすごく無意味というか、無駄というか、なんというのでしょうね。虚無感とでも言いましょうか。その感覚がいい気分ではないので、好きではありません。」

「だからしないの?」

「そこまで進んではしません。」

  

「ていうか、してくれる相手いるの?いないから風俗行くんじゃん?」

「そうですね。そのときはそうです。」

女性に相手にされないってことでしょ?」

「そうですね。相手にはされません。」

「ただモテないだけじゃん?」

「そうかもしれませんね。」

彼女いらないとか結婚したくないとか、モテないことの言い訳じゃん?」

言い訳?」

「そーそー、モテないで独りだから強がって彼女いらない!とか結婚したくない!とか言ってるんじゃん?」

「そうですね、女性から好かれることは無いですね。」

「でしょでしょ?じゃあモテるように努力すればいいじゃん?」

「え、何故ですか?」

努力が怖い?がんばってもモテなかったらどうしよう!とか思っちゃう?だったら俺はがんばらないからモテないだけなんだ!って言い訳を残しておきたい?」

「…ちょっと、待ってください。」

「なに?怒った?」

「怒ってないですけど、」

バカにされたと思った?」

「それも、別に思ってないです。」

「思ってないの?じゃあなんなの?」

あなたはですね、何か、男性というものをひどく誤解されているような気がして。」

「誤解?」

「そうです。」

「どんな誤解?」

「この誤解を解くには非常に難しいと思います事実あなた認識されているような男性もいなくはないので、あなた認識が嘘かといえば、嘘ではありません。しかしながら、あなた認識が全てに当てはまるかといえばそういうわけでもありません。私もその認識の外の対象になります。そしてその誤解の対象は少なくとも私だけではないと思われます。大多数とは言いませんが。」

「だから、どんな誤解?」

「その、ですね、まず」

「うん」

「まず、これはとても単純ですが、認識を誤ると根本的に話の流れがおかしくなるので大事ことなんですが。」

「なに?」

はい、我々男性ですが、皆が皆、いろいろな女性から好かれたいなどとは思っていません。」

「つまりモテたくないって言いたいわけ?」

「そうです。」

「それも強がりでしょ?俺は別にモテなくてもいいんだ!モテたくないんだ!っていうモテない男の言い訳じゃん」

「ええと、ですね。」

「でしょ?」

「ですから、そこの認識を誤ると、全ての話が通じなくなります。」

「なに?どういこと?」

「その根本的な部分を誤解したままだと、何の話も出来ないということです。」

だって嘘じゃん?モテたくないとか嘘に決まってんじゃん?そんなの信じられないし」

「そこも若干違います。」

「何が?」

「確かに、モテたくない、というと嘘になります。」

「でしょ?自分で認めてんじゃん」

「そうではありません。私の意を正確に表すならば、“色々な人に好かれるのは構わない、しかし、好かれないからといってどうということはない”ということになりましょうか。」

「嫌われたい訳ではないけど、好かれたくもないってこと?」

「そうですね。似たようなものですが、あの、最初結婚の時にも思ったんですけど、」

「何?何が?」

はい。あのですね、私に関して言えば、ですが、まずその、気持ち自体がそんなに強くないんです。」

気持ち?どういう気持ち?」

「どういう気持ちにおいてでも当てはまります。」

「え?どういうこと?」

はい。ですから、好かれたい、とか、好かれたくない、とか、付き合いたい、とか、独りでいたい、とか、さびしい、とか、セックスがしたい、とか、そういう全般的なことです。」

「え?え?」

「どういえばいいんでしょうね。簡単に言えば、無関心なのです。私の場合は、何事においてもほとんどが“どちらでもいい”或いは、“どちらかといえば”になります。」

「興味ないってこと?」

「興味無いはちょっと言い過ぎかもしれませんが、どちらにせよその結果を求めるために努力しようなんてバイアスは全くもって働かないんです。」

「??」

「こうなればいいかもしれない、でも、ならなくてもいい、という状況であなた努力しますか?」

「しない。もっとこうしたい!!って思って努力する」

「そうでしょ?そういことです。」

「ええ!?じゃあもっと強く思えばいいんじゃん?」

「思いませんよ。だって思えないんですから。」

「なんで?それはなに、振られるのが怖いとか?努力して駄目だったら怖いから彼女いてもめんどくさいとか?束縛されるからとか?結婚メリットがないからとか?人生墓場っていうから?」

「違いますね。」

「違うの?ありがちじゃん?今結婚デメリットとか流行ってるし」

「そういうのとは根本的に違います。」

「どこが違うの?」

はい。まず、結婚デメリット云々という議論ですが、これは『デメリットばかりで男にとって結婚は損だ』という議論ですね?」

「うん。デメリットが多いから結婚したくないんじゃないの?」

「違います。」

「じゃあなに?」

はい、このデメリット議論ですが、それはそれで大いに議論してくださって構いません。いろいろな意見があるでしょう。でも、これらの議論は『デメリットが無ければ結婚したい、メリットばかりなら結婚したい、けれどデメリットばかりだから結婚は嫌だ』という原点から、そのデメリット説明する議論になっています。」

「うーん、そうだね。男にとって結婚は損だから結婚しないなら、得だったら結婚したいの?っていう話だよね。」

はい。」

「じゃあ得だったら結婚したいの?」

「そう、そこです。そこが違います。」

「違う?」

はい。違う点はそこです。私は結婚が得であろうが損であろうが関係ありません。そもそもどちらでもいいのです。メリットデメリットは、初めに結婚ありき、の話です。結婚とはどうなんだろう、得するのか、損するのか、損をするなら、やっぱり結婚はしたくない、という議論です。私の中には初めから結婚を考えることがありません。ですからデメリットなどを考える土台にすら立っていないのです。」

      

(おまけ追記)

以前に書いたエントリー

「生きる目的は何ですか?」というインタビューを受けました

  

両方のエントリーともに思いの外たくさんの方に見てもらえて、ついつい蛇足をつけずにはいらせんでした。御精読頂いた方、長々とありがとうございました。しかし以前のエントリーに比べたら半分以下の長さだと思われます。お目汚しがてら言い訳したいのですが、前回のは4時間ぐらいかけて試行錯誤しながらタイプしてましたが、今回のは1時間もかけずに走り書きです。前回と比べたらめちゃくちゃ荒いです。同じ内容であと3倍ぐらいは書きたかった。ですから、本当は後から加筆修正するつもりだったのですが、思いのほか人に見てもらえたのでめんどくさくなりました。私個人的には、10しかからないことを一行で書くよりも、30ページ書いて1000人に理解してもらう、というスタンスですので、どうしても説明文が長くなります。そこまで言わなくてもわかっている、という人もたくさんいらっしゃるでしょう。逆に、コメントを見ていれば、あれだけ回りくどく説明しても文面さえまともに読めない方もいくらかいらっしゃると思います。それは諦めます現実社会では、そこまで説明することもありません。

    

これはおまけなので、返って本文を台無しにするかもしれませんが、そんな大層な本文でもありませんので、言わせて頂きます。まず、たくさんいらっしゃった、この“回答者”に共感頂けた人へ。あなたは間違っていないし、おかしくもなければ、独りでもない。多数の共感者がいる。だから自分について、理解されないからといって、腐らないで欲しい。悲観的にならないで欲しい。誰が何と言おうと、あなたあなたです。あなたの思うように生きればいい。自信が持てなければ持たなくてもいい。そして、今後僕らの考え方がどのように変わっていくかもわからない。しかし、あなたあなたであることは忘れないで欲しい。自らを受け止めて、受け入れればいい。自分らしく。  

次、共感できなかった人へ。今回のエントリーは、現実では起こりえない対話文となっております。なぜ起こりえないかというと、当然ながら誰もそこまで追求しないし、説明もしないから。ですから、我々が思っていることの一部も、あなたがたは知らないし、今回のように多少知り得たところで共感できないでしょう。しかしながら、我々は基本的に、わからない人たちに対して理解を求めません。いわれの無い非難や誤解に対しても、関心を示しません。なぜなら、それらは幼少期、とうの昔に試みて、対抗して、失敗しているからです。我々は理解を諦めております。ただ、あなた方も我々のような存在があるということを知るのは損にはならないと思いますあなた方の中で、こういう人もいるという視野が少し広がるかもしれません。なぜならそれは、少なくともあなた方が考えていたような人種ではなかったのですから

  

この対話文はありとあらゆる予想される問いかけを想定して書いたつもりですが、なにぶん不十分で、思いがけないコメントを頂いて「そういう意見もあるのか」と参考になります。当然、「それに対してはこうです」と返答したい。いろいろなコメントトラックバックに対してもこの回答者のように一つ一つ返答してはみたいけれど、めんどくさい。けれど、いくらでも返答は出来る気がします。「理解して欲しいわけでは無いなら、なんでこんなことを書いてるの?」とか「何がしたいの?」とか、あるかもしれません。一つ忘れていたのは「経験してみればわかる、君は知らないだけだ」という意見にたいする返答。これぐらいは予想できたはずなのに、何故か抜けてしまいました。

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