はてなキーワード: 市場規模とは
AI作品てどれだけ見た目が美しくても消費者からすると100円ショップの皿なんですよね。うれしそうに「良く出来てるから!」って他の作家さんと同じ棚に並ようとしている人も多いけど、こっちからしたら価値が違うんだから混ぜるなよって思う。そういう損をする商品が公然と手作り品を一緒の棚に並んだら消費者としてはどうなるの?ってお話。私はたぶん買い控えるし、信頼できる一部の商品だけを使って怪しい新規商品は買わなくなる。そうなると市場規模って小さくなるでしょ?というお話。
よく見る下手な絵よりAIのが良いっていうお話も、ド素人の手作りの皿より100円ショップの皿のが質も見た目も良いです!じゃないのよ、ド素人のしょーもない作品でも気に入ったら100円以上出すのよ、でも100円ショップの皿には100円以上払いたくないわけ。生産量も違うんだから原価も売れたときの収益も何もかもが違うでしょ?それにお前が倒れても技術伝達は容易だから替えが効くよね、って思ってるから、なおさら無駄にお金も労力も払いたくないなって思いやすい。逆に、ド素人の皿は月に10枚しか作れません…技術伝達無理です…が当たり前にあるし、食えなくてソイツ死んだら二戸土手に入らないじゃない!と思ったら大金払ってでも買って枚数揃えたくなるし、他人に良い物あるんだよ!ってすすめたくなるし、頑張って作品もっと作ってくれよって応援したくなっちゃう。
AIが生産を絞っても、たぶんだけど消費者としては金を払ってでも欲しい!となるだけの付加価値が無いから、質は良くても買い叩くと思うんだよね。
だから棚を分けて欲しいんだよねー。間違って買ったら凄い損をした気分になって下手すれば二度と買わない!ってなってしまうから、
で、皿なら必需品だから、あた騙されたらいやだな…と思いながらも仕方なしに用心しながら買うけどさ、絵って別に必需品じゃないからさ、損するリスク背負ってまで買わなくなるんだよね。消費行動が抑制されて市場が縮小していくだけ。
漫画とかは直接AIで生成はできないから付加価値もあって影響が少ないかもしれない。
でも、出版社や作者としては儲けたいじゃない、話題性も維持できるようにしたいじゃない、作業効率がアップするならどうするか?連載がスピードアップしました!連載のページ数増えました!てやるでしょ。実際に今ネットの連載はそうなってきている。
作業量が減った分をアイディアや作画にあてて1冊のクオリティをアップさせよう!にはなりにくい。だってそれをやっても商品の値段上がらないからね。売上が増えるという確証も無い、絵が酷く下手でも売れるのが漫画だから。
でも、消費者としては読める漫画の量が倍以上になったよ!!もっと買って!!って言われても、漫画を読む時間も漫画に使えるお金も上限がはっきりあるんだよね。だから読みたい作品が今まで3つ読めていたのが、1つのものだけに絞るようになると思う。
なおかつ出版社も作品量が増えた!じゃあ今までよりたくさん本を印刷しよう!てなるか?ならないよね、売れないと損しかしないんだから。作品量が増えた分、売れている作品は本屋に山になるけれど、売れててない作品は押しやられて単行本にすらならなくなる。売れる作品と売れない作品の格差がどんどんひろがっていっちゃう。
雑誌にも単行本にも出来ないならネット連載しかない。でもどんなに描いてくれても時間もお金もない読者しか居ないんだから、結局は人気作品以外は大量の作品に埋もれて静かに死んでいく。漫画でお金を稼げない、描いても商業に乗らない、そんな人は今までよりももっと増える。
一部の売れている作品を生み出すために冒険するリスクも上がっていくから出版社も及び腰にならざるを得なくなり、新人発掘とかもより厳しくなっていく。
一山当てた雑誌以外は儲からない構造になって来るんだから廃刊せざるをえないね、ネット掲載だけならどうにか…て所も増えるんじゃない?そして量だけはあるけど売れない作品だらけの地獄みたいな市場になる。こんな商売誰がやるんだっていう話よ。
それに、生産が楽になったなら安くして欲しいなあって意識まで乗ってしまったら、漫画自体が高いと感じて買い控える人も出て来かねないわけで、そうなるともうだいぶ厳しいよね
漫画も絵も今みたいにしっかりした出版社や企業の後ろ盾がある形が崩れて、食えないけど、漫画が描きたい、どうしたら金になるのか?まともな出版社がやらないような事業形態や内容の漫画を描けば…ってアングラなやり方をし始めちゃった…なんてなったら
生成AI、便利だから!っていうには影響が大きいし、ココで話をした以外の業界にも意外と危険な話だなあとおもうんだけど。広告や服飾モデルや映画にアニメにメディア関係も、それに連なる業界にまで波及するのに、わりと好意的に取ってるから不思議だなあと。
そりゃ大半が中国人だろうさ、だって中国のゲーマー人口6.6億人と言われてて、5500万人の日本の10倍超えてるんだよ。
国別市場規模でも中国がトップ、日本はアメリカに次いで3位って業界なんだ。
ゼンゼロの売上データを例示すると、44%が中国、25%が日本だそうだ。次がアメリカ10%。これを見ると人口比の割に日本のゲーマーがどれほどオタク文化を継いでくれた秀作ゲームを目にかけているか分かる。
ただこれはApp StoreとGoogle Playが対象だから、miHoYoの公式チャージセンターから課金するPC勢やPS5勢、サードパーティアプリストアを使ってる中国人などが抜け落ちてる。
他のゲームだと最近目立ってたのが黒神話:悟空だな。中国初の国産AAAタイトルで発売後SteamやPS Storeの上位にしばらくいて世界の12ヶ国でランキング1位を取るほど売れたやつだ。
それでも売上の80%が中国からだと。それくらい中国語ゲーマーはゲーム市場において人数が桁違いに多いんだってことが分かる。
中国のゲーム市場の2/3はモバイルで、PCやコンソール(つまり黒神話の範囲)はマイノリティなんだが、黒神話を契機にSteamでは中国語ユーザーが増えた結果、こんなことにもなってた。
Steamの言語別ユーザー数、8月は中国語ユーザーがトップに。『黒神話:悟空』の大人気もあってか、英語ユーザー数をぐっと上回る - AUTOMATON
自分なりにずっと考えてきた今の生成AIに関する問題とこれからについてメモとして残しておく。
なお主に生成AIイラストについて言及するがその他のジャンルも関わる話だと思っている。
Xフォロワー3000人ぐらい、以前は特定ジャンルの同人誌も制作していた。
生成AIが今のまま進化と拡大を続ければおそらく5年以内に様々なクリエイター分野(イラスト、造形、音楽、文章など)で深刻な爪痕を残し修復不能になる可能性が高いので、特に大企業と政府が中心に規制を迅速に進めるべきだと考えている。
また、個々のクリエイターが無断AI学習に対して明確に反対スタンスを示すことは(学習阻害効果が得られる得られないに関わらず)企業や政府に耳を傾けさせるためのムーブメントとして必要なことなので決して無意味ではない。
なぜそう考えるのか?簡単に言うと
①AIの進化スピードは人の想像を超える、既存手描きクリエイター全員の完全な「アナザー」に等しいクオリティを再現出来るまで僅か
②ハイクオリティなAIで満足する発注者と一般人が増えれば、既存絵描きは職を失うし、素人絵描きも激減する
ということが起こりうると考えているからだ。
③まで辿り着くシナリオが決して妄想ではなく現実のものとして迫っているのが問題での核でそれ以外は「別次元の話」だと考えている。
ここで言う別次元の話は法律的な話や所謂AI推進派と反AIの感情論によるすったもんだ等を言う。根底にはこれも大きな問題ではあるけどあえてこの議論はしない。
現在プロイラストレーターで生成AIを推進または積極的に否定しない人々の多くは、さすがに③まで辿り着くことはないと高を括っているのではないかと思う。
あるいはAI絵師と呼ばれる人達で本当に「AIイラストには無限の可能性がある」と考えてる人がいるとすればその人たちもそうかもしれない(多くのAI絵師は「今さえ良ければ良い」と考えて現在の状況を享受してる人が多い気がする)。
今のままではそもそも絵描き業界が滅びるまであるという危機感が全体的にない。
強く警鐘を鳴らす専門家の意見をあまり見たことがない。AIの進化舐めすぎでしょ?手描きがどうか見分けなんてつけられなくなるし、現在でもLoRAで大量に既存イラストレーターや漫画家の学習モデルが規制なしで出回ってるのにあまりにも呑気すぎる。
そもそも生成AIの学習モデルに無断使用のモデル(文章や楽曲も含む)が無数に存在しているのは仮にそれが現行法で合法だったとしても倫理的にどうなのか?
その点は大いに問題があると思うけど、その良し悪しを議論している間にも、技術進歩とお金儲けの名のもとにAI使用は広がり続けるためあえてその問題には深くは触れない。
1番の問題は、今のまま強力な規制等がなくAI使用が広がっていくと、クリエイター達の多くが(お金を稼ぐプロ以外のアマチュア含む)創作意欲を失ってしまい、人の手で1から制作するクリエイターがどんどん居なくなってその分野が廃れてしまうことだと思う。
理屈の上ではAI を使用すれば手描きのイラストと何ら変わらないクオリティのイラストを安価に短期間に大量に作成することができる。これは発注者からすれば大きなメリットで、コストと効率だけを考えればこちらに流れない手はないわけである(現状は様々なリスクがあるためそこまでは広まっていないが)。
そしてそのイラストを享受する一般の人々も、手描きかAIか見分けのつかないものが世の中に蔓延すれば、実質見分けられないのだからこれまで通り享受するしかないのである。当初は疑心暗鬼になったりすることもあるだろうが、時間が経てばその状況にきっとみんな慣れてしまうと思う。
ではこれまでそういったものを作っていた側のイラストレーターはどうなるかというと、当然仕事は減るし市場規模も劇的に縮小する。現時点で名が売れてる一握りの人々以外は仕事を失い専業イラストレーターはそのうち居なくなる。AIを使用したイラスト制作を専門とする人々がとって変わる。
数年もすると新規のイラストレーターが制作するイラストが激減することで、学習モデルそのものの進化が停滞し、似たような絵ばかりが世の中に蔓延するようになる。その時にはすでにイラストレーターや趣味でイラストを描く人々は殆ど居なくなっているのでそれを打破することもできない。
そして、業界全体の死が訪れる。
一度滅んだ文化を再興させるのは難しい、取り返しのつかないことになる前に、各々が問題提起をしてクリエイターを守る動きをすべきだと考える。
現在の問題を大きくしている要因がGAFAMなどの世界的企業が率先して生成AI を推進しているということ。
技術革新自体は人類の進化の上で必要なことなのかもしれないけど、急速に、性急に進めているがゆえ、ベースの技術が現行の著作権法等では制御できないことをいいことに倫理的に問題のある部分を含んでいてもそのまま進んでしまっている点、規制進める前に普及を進めたが故に各業界のクリエイターが悲鳴を上げていることに目をつぶっている点が大問題。
現在生成AI技術は様々な分野で人類に恩恵をもたらすとして急速に利用が広がっている。個人的にも人の営みが次のステージに進むために必須の技術だと確信している。
特に医療や犯罪捜査、農業や製造業といった人の生活に密接に関わる分野での有効活用の可能性は素晴らしいものがあり、業務効率化など一般企業レベルでも大いに恩恵をもたらすろもであると認識されている。これはもう後戻りできない。
また、おそらく一般の多くの人は今絵師達が危惧しているような「AIイラスト」に対する嫌悪感を持っていない。だから、企業側がAI生成のイラスト、楽器、物語などを積極的に採用する動きがあれば簡単に世の中に浸透してしまう可能性が高い。
芸術分野においては既存のクリエイターを淘汰、破壊しかねないので本来もっと慎重に導入されるべきだった。それが性急に進行したことにより、重大なハレーションを起こしているのが現在の生成AIを巡る状況だと思う。
結論に戻るが、これを止めるには特に大企業と政府が中心に規制を迅速に進めるのが必須である。
また個々のクリエイターも芸術分野でAI使用拡大の危険性をもっと広めて、一般レベルで認識してもらうように啓蒙活動をしていくしかない。
この投稿に対して「そんなことになるわけないだろ」と思う方々は大いに反論して、どんな素晴らしい解決法、未来があるのか教えて欲しい、そして私を安心させて欲しい。
以上
【以下は雑談】
話逸れるけど、たとえば自作小説を作ってる人でイラストをAIにつくらせたり、自作曲のPVにAIイラスト使うなんてのはよく見かける。そういう人たちはまだ自分の「手作り」領域に本格的にAIが侵食してきてないから安価で簡単に作れるAIを頼ってるのかもしれないけど、いざ自分の領域が侵されるってわかった瞬間に猛烈に反AIを謳ったりするものなのかな。
あと、もう一つ前から気になってること。所謂「反AI」と括られるような方々は中には過激な意見も見受けられる。AI技術そのものは否定しないという方が多いと感じるが、そもそも「完全クリーンな学習モデルのAIイラストジェネレーター」があったと仮定して、果たして多くの反AIの人々は「それならよし」となるのだろうか?
おそらく多くの人は、たとえクリーンなAIであっても否定的な考えになるのではと思う。理由は「AIで簡単に描けるなんてズルい」という感情論が根底にあるからだと思う。AI推進派と反AIの急先鋒はどちらも感情論でのぶつかり合いで全く議論になっていない。そんなことをしている場合ではないと思うのだが。。
「なんで日本でサブウェイが衰退したのか?」元サブウェイ店員が考えてみた
https://anond.hatelabo.jp/20241025213109
↑
以前この記事を書いた者ですが、フードコンサルタントの方も悲観的な意見だね。
かくしてサブウェイを手に入れたワタミ。はたして《勝機》はあるのだろうか。
現状、サブウェイが扱う「サンドイッチ」そのものには追い風が吹いている。市場規模(2023年)こそ123億円と、ハンバーガー(9811億円)やチキン(1776億円)には劣るが、それでも健康志向を背景に、2028年には155億円まで拡大する見込みとなっている。
だがそれでも「ワタミのサブウェイ」が成功する確率はきわめて低いと、永田氏は指摘する。原因はサントリー時代から変わらない、「日本人にさっぱり流行らない」サブウェイのシステムそのものだ。
「メニューから好きなサンドイッチを決め、パンを選び、トッピングを追加し、さらに好みの野菜、ドレッシング・ソースをチョイスする。この一連のオーダーシステムが日本人に合わないことはもはや説明不要でしょう。
日本の外食産業では、ある程度『メニューの大枠』が決まっていることが成功の要因の一つとされています。優柔不断で選ぶのが苦手な日本人にとって、メニューを絞ってあげるほうが性に合うのです。
また、サブウェイが欧米を中心に根強い人気を誇っている理由は、美味しさ以上に、オーダーシステムを通じて《店員とやり取りできる》ことに楽しさを感じているから。この楽しさは、知らない人との気軽な会話を避けがちな日本人には、やはり感じづらいのです」
ただし、以下の意見には反対。
「私個人としては、サブウェイにもまだ日本展開を拡大するポテンシャルは大いにあると考えています。そのカギを握るのは、やはり『DX化』ではないでしょうか。ワタミが実現できるかを別にすれば、タッチパネル式のセルフオーダーシステムやスマホのモバイルオーダーなど、これらを上手く活用すれば、道は拓けるかもしれません。
https://rocketnews24.com/2024/03/11/2185034/
お客様とのやり取りは、これで簡略化できるけど、実際にサブウェイ店員をしていた私の感覚としては、そんなに変わらないと思う。
以下の記事でも書いてるけど、サブウェイのカスタムパターンは異常。
・具:照り焼きチキン、ローストチキン、BLT、ローストビーフ
・トッピング:チーズ、クリームチーズ、マスカロポーネチーズ、ベーコン、ツナ、アボカド、たまご、ハム
・野菜:レタス(時々キャベツもミックス)、トマト、ピーマン、オニオン、オリーブ、ピクルス、ホットペッパー
・ソース:オイル&ビネガー、シーザードレッシング、野菜クリーミードレッシング、わさび醤油ソース、バジルソース、マヨネーズ、チリソース
・ドリンク:アイスコーヒー、ペプシ、ペプシゼロ、メロンソーダ、アイスココア、アイスティー、ジンジャエール、ホットコーヒー、ホットココア、ホットカフェラテ、ホットミルクティー
これだけのパターンを考慮して正確にサンドイッチを作り、レジに注文を通さないといけない。
このままの仕組みで、セルフオーダーだけ入れても混乱を生むだけかもね。
もはやサブウェイではないかもしれないけど、カスタムパターンを減らして脳死で完了する簡略化したシステムが必要だと私は思うな。
もうパン屋さんのサンドイッチみたいに、玉ねぎとかオリーブが嫌いな奴は自分で抜いて食えよ。
元増田のダサいかどうかの是非善悪については一旦おいといて、傾向としてファッションの関心度に男女差があるのは確かだな。
これは市場規模からみても明らかで、レディースの方が明らかに大きい。
身近な例としてユニクロひとつとってみてもレディースの方が型数が多い。
あと、クオリティやデザインについてもレディースのほうが力入れてるものが多い(これは個人の感想じゃなくてファッションに多少でも関心あるなら周知のこと)。
ユニクロのように薄利多売のマス向けに商売しているブランドは在庫管理がよりシビアだから、売れるところは拡大するし売れなきゃ縮小させる。
つまり傾向として女性は服を買ってる(ファッションに関心がある)し、相対的にみて男性は服を買ってない(ファッションに関心がない)とはいえる。
ここからは、なぜ「男の方がダサい恰好しているとことが多い」と感じやすいのかを考察していく。
まず大きな理由としては「服の選択肢が女性より少ないため、オシャレ/ダサいをジャッジしやすい」から。
先ほどユニクロの型数に男女格差があると書いたが、これは男女兼用のものまで含めるとより顕著になる。
そのため女性は服の選択肢が多く、それはコーデの回答例(オシャレ/ダサい)が多いことを意味する。
オシャレ/ダサいは突き詰めれば主観や相対的評価によるものだが、コーデの回答例が多ければそれだけジャッジしにくくなるし意見が割れやすくなる。
ファッションショーとか見て「これってオシャレなのか分からん」って気持ちになったことあるだろう。
まあ、あれは商品発表の場というよりブランドやデザイナーの価値観や世界観を表現する芸術発表の場って側面が強いが、色んなブランドが色んな服をきたモデルたちをゾロゾロ歩かせてると、もうオシャレ/ダサいってジャッジを容易くはできない。
で、そういう先鋭化したところから角がとれてマス向けに一般化されたものが普及していくわけなんだが、そういうものは似たり寄ったりになりやすい。
しかも男性ファッションは衣服の選択肢(コーデの解答例)が少ないわけだから、似たり寄ったりのダサい(とジャッジされやすい)ファッションになりやすくて見解も割れにくい。
もうひとつ、これは大きな理由ってほどではないが「そもそも男性ものの服はオシャレ優先で作られているものが少ない」からってのもある。
いま一般にも普及している、昔からある男性向け洋服のほとんどはワークやミリタリーなどをルーツにしている。
そもそも実用性って視点で生まれた服をベースに、いまカジュアル服として普及しているわけだ。
この背景が男性のファッションシーンを窮屈にしているともいえる。
オシャレと実用性ってのは相反するほどではないけれど、制約が増えるので両立しようと突き詰めていくと限界がきやすいからだ。
ちょっと前に、女性ものの服には実用的なポケットが少ないってのが話題になってたよな。
あれって逆にいえば、女性ものの服はそれだけオシャレ優先で作られてるものが多いってこと。
オシャレってのは基本「衣食住の衣」をカルチャーとして捉えて、前のめりに享受していく過程で生まれる概念。
だから“衣”を趣味的な側面から見ていない人にとっては「オシャレより実用性」って考えが基本となる。
ある分野を趣味的に追及する人は、そうじゃない人間よりも相対的に少ないのが常。
だから「もっとオシャレな男性服を!」って声は小さく、マス向けのアパレルブランドは小さい声に耳を傾けてられない。
そのため一般男性のファッションシーンは流動性が鈍く、ひいてはファッション感度を高める機会が少ないことを意味する。
結論、男性の方がダサいファッションが多い(と思われやすい)のは「服の選択肢が少なくて、オシャレな服も少ない」からなのが理由として大きい。
もちろんファッションシーン自体とても流動的だし、オシャレ/ダサいなんていうものを画一化したり厳密に数値化して統計をとるなんて無理だろう。
それでもいえるのは、一般人がある分野について関心をもったり感度を上げたりするには「それにどれだけ触れる機会があるか」による。
選択肢が増えたり、質が高まったり、その流動性があればあるほど意識する機会も増えるわけだ。
最後に断っておくが、今回ここで述べたことはオシャレ/ダサいの是非善悪についてではない。
「もし現状そういう風に捉えられている外的要因があるなら、こうなんじゃないの」っていうニュアンスの話。
A.プラットフォームです
では話が終わるので、簡潔に経緯を説明する。
2008年頃までラノベといえば賞を取って出版されるくらいしか世の中に出る方法がなく、ラノベも角川系列で市場シェア9割弱の状況だった。
このころ他ジャンルではSFは苦境、ミステリも宮部みゆきの売り上げ>他全作家の合計と不振で大出版不況時代だった。
こうした最中、商業出版の文芸における冒険心は大きく欠けていた、いたように感じられていた。
(リーマンショック前後の世界金融危機でアニメ・ゲーム・エロゲの市場規模も半減しており、別に出版に限った話でもない)
その文芸逆境時代に一気に伸びたのが「小説家になろう」であり、商業出版では見られないような捻くれた作品が伸びた。
(二次創作文芸は元々活況であったが、ここではオリジナル作品に限定する)
2010年ごろまでのトップ、奴隷ハーレムはCRPGリプレイのような作品だったため、商業出版では絶対に採用されないと評判だった。
こうした商業出版からは絶対に出ないような、賞に落とされるような作風の作品が集まったのが15年前のオリジナルWeb小説界隈であり、これらの文化を「なろう小説」と形容した。
これ以降はWeb発のタイトルも当たり前に出版されるようになり、アンチ・ライトノベルとしてのなろう小説は風化していく。
サブカルがメジャー化してジャンルとしての存在意義を失っていったように消えてなくなった。
夜の街の市場規模がコロナ前後で比較して大幅に縮小し始めてるのは一部クラスタの間では有名でようやく話題になり始めたかなという感想。
この話はもっと先にもつながってて、ようするに女性の性的魅力を主体にした市場全体が日本では大きく縮小し始めてる。
若い男性は言うまでもないけど、中年男性もどんどん女性にお金を使わなくなり始めたのでそれが最近の立ちんぼ増加につながっているという見方が主流。
お店を介して手数料取られるより、リスクがあっても直接金銭を受け取る方向に流れてる。ようするに切羽詰まり始めてる。
海外出稼ぎ売春が増えてるのもこれが理由で、日本人男性が女性を買わなくなり始めたので、外国人男性に性を売るようになってるわけだ。
LINEオープンチャット「はてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらにAIを使用し、試験的にまとめまています。
旅行・食べ物:東北旅行への希望、岡山や別府、東大阪などの地名や食べ物に関する会話、新幹線の終電や観光地情報、日傘や日焼け止め、アネッサ製品、オフ会の日程調整や料理に関する会話、居酒屋や焼肉店、お一人様向けの飲食店など
その他:ゲリラ豪雨、アイドル、ポッドキャスト、雨、コラボメニュー、Windows95、硬いパン特集、新札、京都オフ会、家電トラブル、アート展、肉料理、はてなブックマーカー、FF7、タバコ、プログラムアップデート、IH、都市ガス、プロパン、教育大附属、焼肉店比較、部屋で焼肉をする利点、回避手順、情シス、テレビ修理、自己肯定感、食事、オンラインコミュニティ、非公開ブックマーク、猫、ゴマ、ネット上の行動、食べ物、イベント、すだち、オンライン診療、鹿せんべい、日銀、Oisix、看護師、コロナウイルス、ネット右翼、梅雨明け、イーロン・マスク、ボトルマン、ホビー、夏休み、Google画像検索、音楽リサイタル、料理、カラオケ、スイカ、声優、コンサート、円高、培養肉、地方新聞、死体遺棄事件、カレー、磁石、Amazon、ロボット掃除機、労働基準法、リモートワーク、コンビニ業界、写真撮影、ガスライティング、特急券、食品の安全性、共同財産、スマートフォン充電、AI要約、雑談
それぞれのトピックについて、より詳細な内容を以下にまとめます。
東北旅行への希望:東北地方への旅行への憧れや行きたい気持ちが表現されています。
地域や食べ物に関する会話:岡山や別府、東大阪などの地名や食べ物に関する会話が頻繁に登場しています。
新幹線や観光地:新幹線の終電や観光地情報に関する会話も見られます。
日焼け止め:日焼け止めの使用感や忘れがちな塗り忘れについて言及がありました。
アネッサ製品:アネッサ製品の特徴や使用感についての意見交換が行われました。
居酒屋や焼肉店:居酒屋や焼肉店に関する比較や評価が行われました。
お一人様向けの飲食店:お一人様向けの飲食店についての意見が述べられました。
部屋で焼肉をする利点:部屋で焼肉をする利点についてコメントがありました。
ゲリラ豪雨:京都府でゲリラ豪雨の恐れがあるという情報が速報されました。
アイドル:現在のジャンル全体でアイドル志望の女の子が増えすぎているという指摘がありました。
ポッドキャスト:ポッドキャストがビジネスにおいて苦戦している状況について言及がありました。
雨:雨の予報についての会話がありました。
コラボメニュー:コラボメニューが楽しみであるという期待が述べられました。
Windows95:Windows95に関する懐かしい話がありました。
硬いパン特集:月曜から夜ふかしで硬いパン特集が放送され、スタッフがパンを食べていたことが話題になりました。
新札:新札を入手したことや映画館で新札をもらえることについての会話がありました。
家電トラブル:エアコンや家電のトラブルについての相談がありました。
アート展:アート展やポケモンなどの話題もチャットで取り上げられました。
はてなブックマーカー:はてなブックマーカーの使い方やアプリのUIに関する質問がありました。
プログラムアップデート:プログラムアップデートによる解雇の言及がありました。
IH:部屋のガスの種類や調理器具についての会話が続きました。
教育大附属:女子の最難関として教育大附属が話題になりました。
回避手順:情報セキュリティに関する回避手順が共有されました。
オンラインコミュニティ:オンラインコミュニティの運営や参加に関する話題がありました。
非公開ブックマーク:はてなブックマークの非公開機能に関する質問がありました。
ネット上の行動:ネット上の行動を記録するアプリやネット依存症についての話がありました。
イベント:京都や東京で行われるイベント情報が共有されました。
すだち:すだちを使った料理や飲み物に関する会話がありました。
オンライン診療:オンライン診療のメリットやデメリットについて議論されました。
Oisix:Oisixの宅配サービスに関する意見交換が行われました。
コロナウイルス:コロナウイルスの最新情報や対策に関する情報共有がありました。
ネット右翼:ネット右翼の言動に対する批判や懸念が表明されました。
イーロン・マスク:イーロン・マスクの言動や企業経営に関する話題がありました。
ボトルマン:ボトルマンの遊び方や魅力に関する会話がありました。
Google画像検索:Google画像検索の使い方や機能に関する質問がありました。
音楽リサイタル:音楽リサイタルの鑑賞に関する感想が共有されました。
声優:声優のイベントや出演作品に関する情報共有がありました。
コンサート:コンサートのチケット情報や感想が共有されました。
培養肉:培養肉の技術開発や市場規模に関する話題がありました。
死体遺棄事件:最近の死体遺棄事件に関するニュースが共有されました。
カレー:カレーの作り方やおすすめのお店に関する会話がありました。
Amazon:Amazonのサービスや商品に関する意見交換が行われました。
ロボット掃除機:ロボット掃除機の選び方や使用感に関する質問がありました。
リモートワーク:リモートワークのメリットやデメリットについて議論されました。
コンビニ業界:コンビニ業界の現状や課題に関する話題がありました。
写真撮影:写真撮影のテクニックや構図に関する情報共有がありました。
ガスライティング:ガスライティングの手口や被害への対策について議論されました。
食品の安全性:食品の安全性に関する懸念や対策について議論されました。
共同財産:共同財産の管理やトラブルに関する相談がありました。
スマートフォン充電:スマートフォン充電の最適な方法に関する話題がありました。
AI要約:AI要約ツールの活用方法や精度に関する議論がありました。
https://anond.hatelabo.jp/20240715232340
たぶん増田の多くが知らないと思うが、ゲームマーケットのサイトが不正アクセスにより、画像をすべて消されてしまった。
ボードゲームが好きな人でも、同人やインディーズのゲームはやらないという人も多いし。
つまり、日本全体で見た時に、ものすごく規模の小さい市場で、影響力も皆無のサイトである。
現に、ニュースにもなっていないし、多くの人がそのことをまったく知らない。
そうなると、何故犯人は罪を犯してまでそんなことをしたのかだ。
データを人質にお金を要求するでもなく、画像を消したところで、人が死ぬわけでもない。
かなり同人ゲームが好きな自分でも、「残念だなぁ」という程度のダメージだ。
言ってしまえば、地味な攻撃だ。落とし穴を掘ったら野良犬が落ちました、みたいな。
どうせ同じ犯罪をするなら、もっと自分の利のある、もしくはもっと被害の大きいことをしそうなもの。
Research Nester は、EHR システムの導入の増加と医療費削減のための CAC ソリューションの利用増加により、世界的なコンピューター支援コーディング ソフトウェア市場の成長と市場規模が拡大すると予想されています。
ニューヨーク – 2024 年 2 月 1 日 – Research Nester の最近の市場調査分析「コンピューター支援コーディング ソフトウェア市場: 世界的な需要分析と機会展望 2036」では、製品、展開、サービス、エンド ユーザー、地域別の市場区分の観点から、詳細な競合他社分析とコンピューター支援コーディング ソフトウェア市場の詳細な概要が提供されています。
市場レポートのサンプルをリクエストする@ https://www.researchnester.jp/sample-request-5622
クラウドベースのソリューションの採用増加により、コンピューター支援コーディング ソフトウェア市場の世界市場シェアが拡大
コンピューター支援コーディング ソフトウェア市場は、クラウドベースのソリューションの採用増加に対する需要の高まりにより、大幅に成長すると予測されています。クラウド コンピューティングの利用増加に伴い、クラウドベースのコンピューター支援コーディング ソフトウェアの需要が高まっています。医療部門の約 83.1% が現在、コア業務にクラウドを利用していると考えられています。これらのソリューションは、ユーザーに高い拡張性、柔軟性、アクセシビリティを提供します。これ以外にも、医療分野の進歩も予測期間中に市場の成長を後押しすると予測されています。
コンピューター支援コーディング ソフトウェア市場の成長に関連する主要な成長要因と課題の一部は次のとおりです。
成長の原動力:
課題:
コンピューター支援コーディング ソフトウェアの法外なコストと、システムに対する熟練した労働力の不足は、コンピューター支援コーディング ソフトウェア市場の世界的な市場規模を阻害すると予想される主要な要因の一部です。
エンドユーザー別に見ると、コンピューター支援コーディングソフトウェア市場調査は、病院、臨床検査室、診断センターに分かれています。このうち、病院部門は予測期間中に約43%で最大のシェアを占めると予想されています。2021年には、世界中に約165,100の病院が存在し、市場に有利な機会を提供すると予測されています。地域別に見ると、ヨーロッパのコンピューター支援コーディングソフトウェア市場は、2036年末までに最高の収益を生み出すと予想されています。コンピューター支援コーディングソフトウェア市場は、医療への多額の投資を背景に、著しい成長を遂げると予想されています。2020年には、欧州連合のGDPの約10.8%が医療に割り当てられました。
このレポートでは、Oracle、CoxHealth、Cerner Corporation、Dolbey Systems Inc、Optum Inc.、富士通、NEC Corporation、アステラス製薬株式会社、大塚ホールディングス株式会社、NTTデータグループ株式会社などの企業プロファイリングを含む、コンピュータ支援コーディングソフトウェア市場の主要企業の現在の競争状況も提供しています。
このレポートについて業界の専門家に問い合わせる@ https://www.researchnester.jp/reports/computer-assisted-coding-market/5622
リサーチ・ネスターは、戦略的な市場調査とコンサルティングの大手サービスプロバイダーです。私たちは、公平で比類のない市場洞察と業界調査を提供し、業界、コングロマリット、エグゼクティブが将来のマーケティング戦略、拡大、投資などについて賢明な決定を下せるようにすることを目指しています。私たちは、戦略的な考え方を通じて適切なタイミングで適切なガイダンスが利用可能であれば、すべてのビジネスが新しい地平線に拡大できると信じています。私たちの独創的な考え方は、クライアントが将来の不確実性を回避するために賢明な決定を下すのに役立ちます。
お 問い合わせ
小杉直美
電話番号: [+81 505 050 8480]
インタラクティブで、文字のみならず美術や音楽といった総合芸術で訴えてくる豪華な読書。
読書して感性を豊かにしてる暇があるなら実益に直結する作業をするべきっていうなら、学校のカリキュラムですら教養系の科目は不要になるはずだな。
まあ、増田が挙げてるような昔からあるアクション主体のゲームは、どちらかというと読書というより、手慰みな部分が大きいかもしれんが。
現代のゲームは、いわば強制されない部活のようなものだ。部活を通して人と繋がることもできる。
ソーシャルゲームなどと馬鹿にされたりするが、そういうものは確かに昔のゲーム的な手慰み部分、つまりゲーム性は陳腐になっているかもしれないが、逆にハードルを下げているとも言える。
今のゲーム業界の市場規模中、運営型ゲームが8割を占め、人々がゲームを通して感動をリアルタイムで共有していく体験を重視していることから考えるに、手慰み性に執着せずに物語やキャラクターといった共有しやすい読書的感動にシフトしているのは、正しい方向への進化だと俺は思う。
2024年から活動を開始した霞ヶ浦北浦資源保護協議会という団体がある
この団体は、一見すると霞ヶ浦や北浦の漁業資源を持続可能にするために活動しているように見える
(ただし、「環境」や「生態系」という言葉は意図的に一切使っていないようだ 怪しい)
また、この団体が保護対象とする「資源」とは何なのかについても、意図的に曖昧にしている 怪しい
この団体についてwebサイトから読み取れることを書いていこうと思う
何を保護しているのか
上にも書いたが、この協議会は「資源保護」を謳っているものの、具体的に何を保護しているのかは明確にしていない
ただ、バス釣りをする人からすれば一目瞭然で、実際にはブラックバスという外来魚の保護に力を入れていることがすぐに分かる
その根拠を書き出してみよう
1.協議会のメンバーを見てみると、その多くがバス釣りに関連する業者や団体であることが分かる 具体的には、レンタルボート店、釣具店、そしてバス釣りのトーナメント運営団体が名を連ねている
2.協議会メンバーの開催するバス釣り大会のルールに言及があり、魚体保護などの呼びかけを行っている
3.霞ケ浦水系でバス釣りをする人には有名な「ブラックバスのスポーニングエリア(産卵場所)」での釣り自粛を、ブラックバスの産卵時期に合わせて呼びかけている
これだけでもう根拠としては十分だろう
どのような活動内容なのか
以下のようなことを実現するために活動していく、と書かれている
(保護対象がブラックバスであることをこの団体は建前上隠しているようだがここでは補足して書く)
・遊漁券の収入で漁協に「ベイトフィッシュ(バスの餌となる魚)」を放流してもらう
・バスの産卵期に、一般の釣り人に対して、ブラックバスの産卵エリアでの釣り自粛を呼びかける
ブラックバス保護という目的を前面に出すつもりがないのに漁協に放流してもらいたい魚を「ベイトフィッシュ」と表現してしまうあたり、残念さを隠しきれていない
問題点を書いておく
ブラックバスは生態系、漁業資源に悪影響を及ぼすため特定外来生物に指定されている
1993年に発効した世界の環境保全を目的とした国際条約「生物多様性条約」に日本は批准した
条約に基いて国は「生物多様性国家戦略」を作成し、実効性のある法として特定外来生物法が作られた
根絶を目指していくことには、国家戦略として30年前から社会的合意が得られていた
そんな生物を、目的を意図的に隠して保護活動をするなど控えめに言っても反社会的だ
密放流の横行が前提で築かれ拡大した業界にはそもそも存在の正当性がない
奴らは一部の心無い放流とか言うが、バス釣り業界の人間が組織的に放流していたことを告白した文献も多数ある
釣り具の市場規模はバス釣りが最も大きい それゆえマナーを呼びかける他魚種のプロアングラーも業界に忖度してバス釣りにモノを言えない
こんな奴らの提灯記事を書いている雑誌が釣り文化を語りだす 狂っている
そんな外来魚の漁業被害で霞ケ浦水系の漁協は困窮し、霞ケ浦の漁業文化は風前の灯火である
その困窮の原因を作ったやつらが、困窮した漁協の頬を札束でたたいてバスを増やすために「バスの餌」を放流させる
狭い趣味の業界の目先の利益のために共有財産たる自然環境を食いつぶし、それを経済効果だと言って行政や漁協を懐柔し、「餌」の放流に協力させようとしている
本なんてその程度の扱いでいいものだし、本に限らずあらゆる産業の商品・サービスはそのように扱われて然るべき。
それが商業というもので、そうした方がビジネスのパイが広がり、商材も洗練されていくから。
抜きん出たものをさらに目立たせることで、より多くの人に認知され、共有され、その分野の裾野が広がる。言い換えればバズらせることができる。
それくらいのことをしないと、世の中にはあらゆる商業分野や消費的娯楽があふれているわけだから、認知してさえもらえない。
例えば今ゲーム業界では、市場規模を成すセールスの8割はサービス運営型のものから来るようになった。
それはなぜかというと、運営型ゲームの多くは基本無料の形態をとっており、「手に取る」ハードルが限りなく低くなったからだ。
それくらい、みんなが知っている、みんながやっている状況を作ることは大事だ。
ハードルが下がることで、消費者にとっても、常に手軽に「相見積もり」ができるような状況になっており、都合がよい。
だから無料で触れてもらって、良し悪しはその後で判断してもらうという態度こそ、消費者のセンスや知性を信用する誠実な売り方だ。
音楽や映像などの分野もサブスクの隆盛によって、「見てもらう」のにかかる費用がにわかに低廉化している。
そうした音楽・映像コンテンツを導入口にして、イベント等のファン商売へと誘導することで利益をあげている。
翻って、書籍分野の売り方を見てみると、電書という選択肢が増えたくらいで、ビジネスモデルは変化していない。
売れている本をより売るために目立たせるくらいでは、正直言って生ぬるすぎる。
手に取るハードルを低くできない以上、「絶対に外さない」ように一極集中させるのは理にかなっているだろう。
本当に書籍文化の未来を願うなら、考えることは真逆であるべきだ。
「隠れた良書」とされがちな性質を帯びた作品というのは、もともとその分野にどっぷり浸かっている人が、商業的なアシストがなくとも自分で探し出していける。
逆にそういう発掘の楽しみが残っていた方が、商業に食い荒らされない方が、良いとさえ言えるだろう。
ゲーム業界で言い換えるなら、SteamのインディーやPC・PS5などの買い切りの大作タイトルにはもっと優れた作品がある、それは事実だが、それを声高に叫んだとしても、そういう古い「あり方」が主流に返り咲くことはないのだ。
むしろ現実には、基本無料ゲーム開発のために資金と人材が集まり、ビジネス面では主戦場と化しているのがここ十数年の流れだ。
コアで偏狭なゲームファンはそれを直視できずにいて、運営型ゲームのガチャシステムなどを古い認識のまま嫌い続ける。
もちろん中身を重視するなんたらアワードのような世界では、AAAタイトルがマニアに評価され続けるだろう。
だがAAAタイトルを触れるのはゲーム消費者全体を俯瞰してみると、本当にマニアだけになっている。それは悪いことではない。
ゲームという「あり方」が柔軟に広がって裾野を広げた結果、おじいちゃんでもポケGOを楽しんでいたりする世界を一概にダメとは言えないだろう。
それと同じように考えれば、商業主義を嫌い、「隠れた良書」のようなものをアピールすることがいかにズレているか分かるだろう。
伸びているものをさらに伸ばして多くの人を巻き込み、素晴らしい方向へ成長させる圧力を生産者側へかけていくことが、誰も想像できないような膨らみ方をした未来の文化を作るわけだ。
モバイルゲームでは、開発費が高騰して、競争が激しいのに失敗リスクが大きくなっていることから、技術力や繊細な運営センスがない会社は早々に撤退を余儀なくされ、淘汰が激しくなっている。
この中を生き残って成功していく会社は、従来のゲーマーが評価するAAAタイトルを部分的に超えた品質のものを作れる能力を持ちつつある。こうやって想像を超えた進歩をしていく世界、面白いだろう。
本で例えるなら、なろう系ラノベをくだらないと言って一掃しようとするのではなく、なろう系をさらに洗練・発展させて世代を超えたジャンルへと育てていこう、あるいはそういうものが見たい、という考え方をすべきだ。