2012-07-16

殴り慣れ

会社飲み会で、「Aさん」が体を鍛えていると言う話になった。

実際どれくらい腹筋が固いのか調べるために、一人一人Aさんの腹を殴る流れに。

僕はその時点で「えっ」と戸惑った。

Aさんが殴って良いと言ったわけでもないのに、誰も躊躇しないで

順番に腹を殴りだしたのだ。

 

Aさんは確かに凄い腹筋で、どんなに殴ってもビクともしないし

「全く痛くないか大丈夫」とフォローしてくれたので少し安心はしたものの、

私が殴る番になった時はやっぱり怖くて、ふざける感じで殴ったら

周りからもっと強く!」コールが。

強く殴る振りして手加減したらごまかせたが、私はこの会社ちょっと怖くなった。

 

冗談でも「人を殴る」というのは怖いものだ。

殴る理由が全く無いのならなおさら

それなのに誰も戸惑わずガンガン殴る。

腕力が強い社員もいて、腰の入ったパンチを入れていたりもした。

なんというか「殴り慣れている」風だった。

学生時代、あるいはつい最近まで「そういうこと」を

していたのではないかと疑ってしまう。

殴り慣れはしたくない。

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