はてなキーワード: 規則とは
ビジネスマナーのなかでも「対外的には身内にさん付けしてはいけない」というのはまさに5匹の猿だと思う。
そうしなければならない合理性を誰も説明できない。社員にさん付けして怒る客だって「そういうビジネスマナーがあるから」って理屈で怒ってるだけ。
ああいうハラスメントする中高年の人いるけどさ、一昔前までは見逃されてた人たちはどこかに集めて講習なり治療しないといけないんじゃないのかな。
最初に言っておくと、自分は大丈夫だから教育しろ!っていうわけじゃなくて、むしろ逆で、何かボタンのかけ間違えとかで世の中に取り残されそうだって思ってて、そうなったときに世の中で犯罪おかす無敵の人みたいにはなりたくないし、そういう人の被害者にもなりたくないと思ってる。
でもああいうメダルかみおじさんとか無敵の人に陥るタイミングって結構すぐそこなんじゃないかって不安にも思ってて、自分の身を守るためにもそういう人をどこかに閉じ込めようとかじゃなく、ある程度保護したり持ち上げたり(言い方悪いけど好き放題させるんじゃなくて指導したりとか)して道を作ってあげた方がいいんじゃないかと思う。
テレビで流れた感染者数のニュースを眺めてたら、「7日ごとに感染者数が規則的に増減している」と「入力から出力を推測するのに優れたAI」が頭の中で繋がったので無料枠消費も兼ねて実験してみた。
わざわざモデルを生成するのも面倒だったので、いくつかの例を与えてから予測させるfew-shotを使うことにした。
東京都のデータベースから感染者数の推移のデータを引っ張ってきて、pythonで少しコードを書いて送信するデータを作る。全部のデータを送信するのは入力の上限に引っかかるので、一部だけランダムで毎回取り出すことにする。
Predict the next number in the sequence.
487, 508, 472, 436, 351, 235, 369, 440, 439, 435, 467, 304, 209, 337, 501 => 452
1591, 2447, 2392, 2268, 1494, 1219, 970, 1433, 1502, 2001, 1809, 1592, 1204, 1240, 1274 => 1471
...
1832, 1979, 1359, 1128, 1763, 1429, 2848, 3177, 3865, 3300, 4058, 3058, 2195, 3709, 4166 =>
これをgpt3に投げると「最後の数列に続きそうな数」を出力してくれる(便利な時代!)。
4171, 4176, 4177, 4266, 4266, 4266, 4335, 4335, 4335, 4335, 4335, 4339, 4347, 4491, 4500, 4500, 4500, 4961, 4962, 4963, 4963, 4963, 4963, 4963, 4963, 4963, 4963, 4982, 4982, 4983, 4984, 4984, 4984, 4984, 4984, 4984, 4984, 4984, 4984, 4984, 4984, 4999, 5166
1:2くらいで4300くらい派と4950くらい派に別れた。中央値は4963なので近いと言われたら近いのかな...?という結果。とはいえ、今までの感染者数は多くて4000人強しかいなかったのに、訓練らしい訓練もしていないAIが4900人近くの予測を出してきたのはかなり興味深い。
おまけ
今日の感染者数を使って明日の感染者数を予測してみた。(昨日の4166人ばっかり結果に出てきたからそれは外してる。なんでだろう?)
3177, 3177, 3177, 3177, 3177, 3177, 3177, 3177, 3177, 4177, 4200, 4200, 4200, 4200, 4200, 4200, 4200, 4242, 4963, 4963, 4963, 4983, 4983, 4983, 4984, 4984, 4984, 4984
ニュージランド(以下NZ)は思った以上にコレクティブでクレバーなチームだった。
が、力差としてPKまでもつれる相手ではなかっただろう。日本は手詰まりなまま自滅して、PK戦で息を吹き返したに過ぎない。
NZの守備は確かに固かった。そして、日本の攻め方をよく研究していた。
日本の主要戦術である堂安と久保が中央でこねくり回す攻め方に対して数的優位を守り、次第にパスの出し先やフィニッシュの角度を狭める意図があったのは明白だった。そして、日本は走らされ、ガス欠になった。
一方、日本はそうした硬い守備に対して、固い守備に対して、工夫がなかった。
・自陣からのビルドアップで縦に早いフィードと足の早いサイドが一気にカウンターを仕掛ける
・サイドチェンジやポジションチェンジを多様して、守備陣を散らす
・ワンタッチのパス回しで中央、外に無規則に展開して、相手ディフェンスを崩す
・守備陣をペナルティエリア内に引きずりこんだ後に、バイタルエリアのフリースペースからミドルを打つ
・ドリブラーを投入して敵陣でファウルを得て、フリーキックを得る
打つ手がないまま90分が過ぎ、森保監督は交代カードを切ったが、特に効果もなく延長30分も浪費した。
PK戦はフットボーラーズロシアンルーレットと言われる。つまり、運だ。
しかし、この試合で日本が幸運だったのはPK戦だけではない。NZに危険なアタッカーがいなかったことだ。一部危ない場面があったが、NZのミスで救われた。他のチームだったら、得点されていたかもしれない。
自滅しかけた日本代表がたまたま運に救われ、勝ち上がれたに過ぎない。
今年の9月末に東急ハンズ池袋店が閉鎖する予定です。学生時代にこのハンズで4年くらいバイトしていたこともあって意外と思い入れがありました。建物自体は当時から古いと感じていましたし、中央にエスカレータが鎮座し、階段とエレベーターもあってかちょっと窮屈な店内です。何が目玉かというほどのものではなく、良い意味で雑貨を売る店です。ホームセンターとドンキの中間でしょうか。必要な雑貨からちょっと奇抜なものまである程度揃っているところです。
2年ほど前に一部改装しているらしいのですがそのときは行けてませんでした。今思えばあのときに立ち寄っておけば良かったなと少し後悔。
バイトは大学の夏から3~4年くらい。本当は夏季限定だったけどなんだかんだで就職直前までずっと続いてました。当時のハンズ池袋店は1階が季節物で2階はバラエティ・雑貨が中心。オモチャ、ジグソーパズル、ダーツ、フィギュア、変な時計、ケータイ(スマホ)グッズ、面白系貯金箱、コスプレグッズ、パーティグッズ等が所狭しとならんでおり仕事の大部分はその1,2階部分の品だしやバックヤード整理および接客です。
入口から近いこともあって自分のいたフロアはかなりガヤガヤした印象でしたが、上層階は文房具・キッチン用品・DIYなどとさっぱりした品揃えなので階を移動するとだいぶ印象が違ってましたね。
フロアの性質上、シーズン毎にかなりレイアウトや商品が変わるのでとにかくいつでもバックヤードは忙しかったです。書籍関係はあまりなく重量が軽めな商品が多い代わりに大きさが不規則かつ大量に揃っているのでバックヤードに押し込めるのも滅茶苦茶大変。特にハロウィン→クリスマス→正月とか大型のイベントの重なる時期は通路の半分は段ボールで埋まってました。というか最上階のスタッフルームの廊下まで什器が占領していましたっけ。大半が自分所の寄りの内容なのでいつも忍びなかったな。
バイトなのに閉店作業やその後のレイアウトのために什器を移動したりと結構色々やった記憶があります。特に繁忙期は日付が変わる少し手前まで働いていた記憶があります。
立地も相まってアニメ関連のグッズも大分多く、流行のアニメや漫画関連は飛ぶように売れるのでガンガン品出ししていたな。新劇エヴァ序と破が公開されてエヴァ人気がかなり加熱していた時期でもありました。一日中「序」のヤシマ作戦の映像がリピートされていたり、エヴァの缶コーヒーがどんどん売れたり。もちろん近所のアニメイトとかはもっと凄かったでしょうが。
なぜか当時は顔面貯金箱などの面白系貯金箱が流行っていたため、季節の合間は貯金箱で埋め尽くされるときもありましたね。まあ品出しが楽なほうなのでよかったですがしょっちゅう電池が切れるのがくせ者だったかな。
コスプレグッズで多いのは試着していいかという問い合わせ。ウィッグはいいけど中身開けるタイプのものは結構はばかれるんですよね。まあ正規スタッフが立ち会ってあけてましたが。
夏休みの頃だったか、楽器コーナーができて他のスタッフがウクレレを弾いていたのはちょっと面白かった。完全に素人だしかなり無理矢理弾かされていたようだったけど、なんか独学でうまくなって最終的にはちょっと楽しそうだったな。
パズルコーナーの担当の人はパズル会社に転職するほどのめり込んでましたっけ。パズルの専門担当がいなくなってからもアニメ関連のパズルはよく売れていたので売り場面積はそんなに縮小しなかった印象です。といっても意外と場所を取り重いジグゾーパズルは少し面倒な商品でしたが。
変わり種としては356日の誕生日にちなんだミニ本とか、絵画と砂時計が合わさったような変な置物がそうでした。自分のお気に入りはシュライヒという海外製の動物フィギュアで、結構高いけど中々凝っていていつか集めたいなと思っていました。意外と家庭用のプラネタリウムも売れていたなぁ。
という感じでそこそこ長くバイトしていたので思い出もいっぱいです。いまはフロアも大分改装しているようですし、以前と違って2階はバラエティフロアではなくなっているようです。自分のいた頃は良い意味で雑多。常に変化することが持ち味のような場所でした。自分のフロア以外も日々全然違う様相になっており、スタッフのエプロンポケットには最新のフロア索引が常にありました。それでも案内しきれないものが多いんですよね。
でも面白い職場でした。老朽化とはいえ、ああいう店は今後も別の形で残って欲しいな。
本当は夏の間にもう一度行きたかったんですが、最悪なタイミングで東京近郊に緊急事態宣言出ちゃいましたからね。まあ東京で4000人弱も感染者出しているなかで動くのは明らかに危険な上に、閉店間際の店にいこうなんてのは自殺行為に等しいです。
決して私が普段から昼夜逆転の生活をしているのではなく、なんなら規則正しく生活してきたし、むしろ徹夜なんてこれまでの人生で初めての経験になる。
自分は試験のストレスにはめっぽう強いタイプだと思い込んでいた。
学部入試の時も、適度に勉強して旧帝大の理系学部に現役合格することができた。
親や友人から、誰々は受験のストレスで病んでいる、とか、浪人して発狂した、という話を話半分に聞いていた。
自分とは縁遠すぎて、へー、そんな奴もいるんだな。としか思わなかったし、浪人したらあと一年のんびりできて最高だなとも思っていた。
そんな私が、世間的には通って当たり前のような風潮がある大学院入試が不安すぎて夜も眠れない。
学部入試の際は、高校の校風もあって、ある種浪人しても当たり前のような風潮があった。
浪人という逃げ道があったからこそ、そこまで追い込まれることなく、伸び伸びと勉強・受験ができたのだろうと今になって気づいた。
それに対し、院試、ましてや内部進学の者にとっては通って当たり前の試験である。落ちるなんて考えられない。
という世間的な評価に対し、私の志望する大学院は倍率1.5倍の完全一発試験勝負である。
さらに、学部も合格最低点ギリギリで通った私は、優秀な同期たちと競い合わねばならない。
決して同期たちに勉強時間で遅れをとっているとは思わないが、あまり勉強してない彼らが、私よりもはるかに簡潔で明瞭な解答を作っているのをみると地力の差に打ちのめされそうになる。
転売が違法なら違法行為の助長ということになるが、違法でなかったら「お気持ち」に過ぎないような気がする。
つまり、「俺は人混みでタバコを吸うのは問題ないと思っている」「いいや、それはモラル的にけしからん」と主張するのと同じで、単なる意見のぶつかり合いに過ぎない。
そうすると、いくら取引先に怒られた(可能性がある)とはいえ、個人のTwitterで呟いたぐらいで懲戒解雇や諭旨退職は行き過ぎだろう。もしかしたら、処罰すらしてはいけない可能性もある。
取引先に怒られて社に迷惑をかけたという理由もあるかもしれないが、それは「やらかしたこと」と「それについて取引先が怒ったこと」を切り分けて考えるべきである。下手をすると、取引先のほうが優越的地位を濫用している可能性もある。
という訳で、どんな判例になるのか知りたいので、一部外者としては、ぜひ場外乱闘をしていただきたい(無責任)
https://anond.hatelabo.jp/20210726205004
当該社としては、当該社員の退職まで含めて社外に告知したのは良くない手だったと思う。あっちこっちで労働問題にまで飛び火してるし。
社外告知としては、当該社員と上司を規則に従って処分する、とだけ記して、迷惑かけた取引先にだけ処分内容を記した謝罪報告を持って行けば良いと思う。
俺たぶん「高校の頃、クラスにいじめられてるってわけじゃないがかなり浮いてる奴」だった。
不潔だったりアヘ顔アイコンだったりしたわけではないが、病気がちで登校に問題があって、くわえてクラスメイトとは円滑な人間関係のための要素のいずれかが決定的に合わない。
かろうじて険悪な人間関係にも至らなかったけれど、それは俺とクラスメイトがどちらも攻撃的にならなかったからで、もちろん「オレ係」のおかげでもあろう。
オレ係、ボク係、ワタシ係。
2年のときに出会い、交流し、翌年に同じクラスで卒業式を迎えた。
3人以上の班を作れば、俺とオレ係が話し、オレ係が他のやつらと話し、またオレ係が俺と話した。
だから修学旅行の行き先が国内外で分かれたとき、他のやつらが、オレ係のいない班に無理して俺を混ぜてくれて、当日の班別行動が始まってからスマホを出せと言ってきた。
「置いてきたけど」
ホテルに置いていけという規則だったからと俺は言ったが、班員は皆規則を破って持ち出していて、俺も当然そうするものだと考えていたらしい。
もちろん勝手に班員を分けることも禁止だったが、班員は俺との別行動を前提に班内で組を作っていたので、俺は急遽そのひとつにまた無理して混ぜてもらったのだった。
さすがにわかってくる。
オレ係、やっぱり任じられていた。
修学旅行の班だけが、互いのかねてよりの行き先希望により、オレ係と一緒にならなかった。
そう言って過言ではないほど俺とオレ係は一緒の組で、そうなれなかった修学旅行の班では扱いに困られることになった。
オレ係不在では組織の円滑な運営に支障をきたすような存在だったのだ。
俺らの学科は2クラスしかなかったから、3年目をオレ係と別のクラスで迎えても、新しい「オレ係」を見つけることは困難だったろう。
卒業したら付き合いがなくなった。
卒業まで一度も衝突しなかったけれど、単に異なる地域に進学した。
一度も連絡を取り合わなかった。
今は時おり思い出して、ごめんなと思う。
振り返れば振り返るほど、彼は俺というクラスメイトの係だった。
本人に明言されたわけでもないけれど。
やっぱり大学では新しい「オレ係」に出会えなくて、やっぱり同期のノイズになった。
振り返れば振り返るほど迷惑をかけていた。
ごめんな。
【追記】
【縁故採用のこと】
予想外に反応がきていたので
よく内部者が言うのは、国立の機関なのにレベル低いよね、って言ってる。
でも、他の独法は知りませんよ。
おっと最初に言っておくぜ
じゃあ本題だ。
まずこれだ。
データがテキストファイル形式でも貰えると更に自由度は広がる。
紙の本は読み方を出版社が決めるが、電子書籍は読み手が決められる。
これは案外大事な話で、人によっては視線移動やスクロールのクセから縦読みか横読みのどっちかじゃないとちょっとねって人もいるわけだ。
紙の本は殿様商売だから「知らんわ?お前が勝手に頑張れば(は~なく~そほ~じほ~じ~)」だ。
次にこれだ。
紙の本の場合はカラーページとモノクロページが印刷の都合で分けられがちだが、電子書籍の場合は自由自在だ。
掲載する図面を気軽にカラーにも出来るし、漫画で突然カラー見開きを持ってきて読者を驚かせることだって出来る。
紙の本は装丁という部分では電子書籍より強いのかも知れない(IRとかガンガン使われるようになったら追い抜かれそうだが)が、中身については電子書籍の方が自由度が高い。
まあ紙の場合は臭いや質感を組み込めるのでどっちが上かは作品次第だ。
ただ言えるのは、そういった部分において紙は優れていて電子書籍は劣っているかのように語る輩の話は耳に入れる価値がないということだ。
得意分野が違うだけだからな。
電子書籍最大の強みはやはりここだ。
VSCodeとLanguageServerProtocolによって、人類は多様なプログラミング言語に対して安価でお手軽なIDE機能を手に入れた。
このような富豪的プログラミング環境において、「一つのファイルは最大400行!」がオールドファッションセオリーと化したことは明らかである。
そも、IDEとは何か。
人類は脳領域をテキストファイルに拡張することに成功したが、その頂きは未だ遠い。
ただ思い出す、と、テキストファイル群中から期待する箇所を装置に出力する、の間の容赦ない時間スケールの隔絶。
IDEはこの隔絶を埋めることができる。
思い出したい、と念じると同時に人はgdとキーを叩き、定義ジャンプする。
この時、人がジャンプしているのはファイルシステムのインデックスではない。
時間だ。
時間を跳躍したのだ。
大学物理の教科書では、ベクトル場を曲線lあるいは曲面Sに沿って積分する際に、「∫l F・dl」とか「∫S F・dS」といった表記が使われる。これは教育的に何のメリットも無いので、本当にやめて欲しい。
何が問題かと言えば、多くの教科書でこの表記が使われるにも関わらずその定義が書かれていないことだ。これは喩えるなら、実数a, bに対して「a ☆ b」という操作が行われているが、肝心の二項演算子「☆」の定義が無い、というようなものだ。
定義が書いていないなら、例題などからその計算方法を推測するしかない。しかし、よりにもよってその例題が、「Sが球面で、Fの大きさはSの中心からの距離にのみ依存する」といった積分が必要ないものしか載っていないのである。
このような教科書では、この計算が出てくる概念を正確に学ぶことはできない。
そもそも、この計算はこんな意味不明な表記を使わずとも書ける。
x, y, zを変数とする直交座標で、F = (Fx, Fy, Fz)とすれば、
である。ただし、lやSを適切な「向き」でパラメータ表示しないと符号が逆になることに注意。この表記は、同時期に数学で学ぶであろう微分積分の教科書に必ず書いてある。
上記のように微分形式を使うことには、単に曖昧さがなくなるというだけでなく、大きなメリットがある。
みたいなベクトル解析の定理を3つほど覚えている。微分形式を使うと、これらの定理を覚える必要がなくなる。
Dを境界がなめらかであるなどの十分によい性質を持った領域とする(2次元でも3次元でもいい)。∂DをDの境界とする。ωはDの内部および境界で定義された微分形式とする。このとき、上の一連の定理はすべて
∫D dω = ∫∂D ω
スイミングは土曜日で学校が終わった後に両親がスイミングスクールまで車で送り迎えにきてくれていた
自分ん家とおじいちゃんおばあちゃんの家は車で10分位の距離で
スイミングスクールはおじいちゃんおばあちゃんの家の近くにあったので
昼のレッスンが終わると家族全員で寄っていって
そのまま夕飯を食べるだの外食に出かけるだのしているのが土曜日の過ごし方だった
だので、夕食までは大体1、2時間があって
祖父母と両親が大人の話をしていて退屈な時は近所を散策したりしていた
家から車で10分の距離の場所といっても学区も違えば未踏の土地であり
背後に祖父母の家があるとはいえ普通の住宅街でもかなりの冒険だった
その中でもとりわけ自分を夢中にさせたのは少し歩くと電車の踏み切りがあった事だった
けたたましくも心地良い音が規則的に鳴るのは何度見ても飽きなかった
しかも、そのあと電車が轟音で走り去っていくのは大迫力だったし
中に乗ってるたくさんの知らない人を見れるのも好きだった
そんな踏み切り観察も何週もすると飽きてきて、同時に恐怖も薄らいできて
踏み切りの次は線路に興味は移っていった
サビだらけなのに電車が乗って走ってる場所だけ鏡のようにツルツルで
同じ大きさの白い石が散りばめられてるのも子供の想像力を刺激した
そんなある日、いつものように電車が通過しているのを眺めていて
「線路の上に物を置いたらどうなるんだろう」
まずは手近にある白い石でも置くかと思ったが
その頃丁度ワイドショーで線路に置き石をするカラスが話題になっていて
それを思い出し石はまずいという判断になった
なのでもうちょい小さめの、目立たない石を探して置いた
電車が通過するのを待った
通過した後にどうなっているのかという好奇心と
電車の大轟音がスパイラルし、否が応でもテンションをかき立てられた
しかし、電車が通過した後に近くに行ってもなんの形跡もなかった
おそらく弾き飛ばされてしまったのだろう
落胆した
そして何を置けば驚くべき結果が得られるかに考えを巡らせた
次はポケット入れていたSDガンダムの赤いゴム人形を置いてみた
弾力もあるので期待する結果が求められるだろうと思ったのだ
そして再び電車が来るのを待ち、通過するのを見届け、遮断機が開いてダッシュで現場に向かった
大成功だった
ガンダムは電車に跳ね飛ばされる事なくその場に鎮座ましましていて
想像を超えるひしゃげ方をしていた
線路の上にパン生地を伸ばしたようにガンダムだったものが伸びていて
想像した結果が得られたのだからもう潮時だと自分でもわかっているが
その次を見たいという欲求が膨らんでいくのだ
これを重ねて置いたらどうなるだろう
テレビで1円を素手で曲げているプロレスラーがいたのを思い出した
離れる
待つ
それが大轟音になり目の前を巨大な質量の鉄の塊が通り過ぎていく
高鳴る鼓動
怒号
後ろを振り返ると母が立っていた
怒られる
いや待ってください大切な研究がああお母さん遊びじゃないんだよ
一生懸命事の次第を説明する線路の上に石を置いたりしててそれを見てて…
「あんた!何やってんの!」本気の怒声
呆れたような悲しそうな顔で服を引っ張られる
これは完全に怒ってる人の引っ張り方だ
死ぬ前に見たかったなぁ重なった10円玉と5円玉がどうなったかぁ
実際に行われたのは事情聴取という名のもとに行われる糾弾であった
テスト時に使った石の形状やカラスの置き石の報道を受けて安全性に配慮したという風に説明しようとすれば
という有様で既にこの時点で私はしゃくり上げながら泣いていたのもあるが
そして時は流れ私は自転車を買ってもらう年齢になり
自分だけでその踏み切りに行けるようになっていた
あれ以来その踏み切りを車で通過する度に心の傷が痛み
ようやく衆人環視のない状況であの日の実験の結果を見届ける事ができる
私は踏み切り近くに自転車を留め、握った10円玉と5円玉の感触を確かめていた
あの日あの場所と同じ線路にきちんとコインの中心を合わせて2枚を置いた
離れる
待つ
それが大轟音になり目の前を巨大な質量の鉄の塊が通り過ぎていく
高鳴る鼓動
何もない
おそらくどこかに飛ばされたに違いない
周辺を隈なく探すが見つからない
電車が過ぎ去ってまた戻って探すその繰り返し
日も落ちかけていてその日の捜索は中断したのだが
何度目だったろうか私は別のある物を見つけたのだ
信じられないものを見つけた
50円玉が1枚そこにあったのだ
信じられないが世の中にはそういうことが時として起きる
起きるのだ
おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは産廃のジャンクパーツの山へ出かけ、おばあさんはライン工のバイトに出かけました。
おばあさんが半導体の最終チェック作業に従事していると、それはそれは大きなウェハーが流れてくるではありませんか。
おばあさんはそのウェハーをこっそり持って帰ると、爺さんが拾ってきたジャンクパーツにインストールしてみました。幸いピン曲がりもなくパーツは起動。コンソールの中からAIが話しかけてきました。
AIは自分のことをピーチマン Build 20000とよびました。おじいさんはビルド番号規則がWindows11みたいだと思いましたが、疑問は胸にしまうことにしました。やがてピーチマンは機械学習によって世の中のあらゆる現象を学習します。おじいさんはジャンクパーツの中から3Dプリンタを拾ってきて取り付けますが、ピーチマンはそのころBuild30000に達しており、3Dプリンタから新たな半導体と各種パーツを吐き出します。
おじいさんはこれらの部品を組み立てると桃太郎1.0として起動させました。その中身はマザーであるピーチマンと寸分たがわぬもので、立派に正常動作したそうです。特に排熱機構はなかなかのものでした。
やがてピーチマンは鬼のバイデンを倒すためにアメリカ合衆国に出かけました。その道中で政府に圧力をかけられているGAFAのCEO、ザッカーバーグが加わります。彼は報酬を受け取らない代わりにアメリカ政府の圧力に屈しない組合を作りたい、と、ビジネス交渉として桃太郎1.0の仲間に加わりました。続いて、ビル&メリンダ財団が出資の申し入れをしてきます。おじいさんとおばあさんはこの時点で財宝なくして大金持ちになりますが、それはまた別の話(※ネバーエンディングストーリー)。続いて桃太郎1.0に近づいてきたのは、言論規制を受けたトランプ大統領でした。武闘派を数多く抱える彼ほど力強い助っ人はおりません。桃太郎は文武両道の味方を手に入れてバイデン政権に勝利し、FRBとインサイダー取引を行ってGAFAMとトランプに秘密裏の平和条約を締結させた後、さらなる大金持ちになったんだーそうなー(べつやくれい)。
1番センター「デジタル化って金かかるんだよ。ただでさえ『無駄遣いを減らせ』と圧がすごいのに、予算どこから持ってくるの?そもそもデジタル化に金使うまえに、人手そのものが圧倒的に足りてないんだけど」
2番セカンド「そもそも全国民対象とするレベルの問題に対応できるような高度IT人材は公務員なんかになるわけないよ。最低でも二千万は出さなきゃ。しかも当然常勤で。日本の人事や昇進の仕組みとも矛盾するだけじゃなくて、税金の無駄遣いって批判されるよ」
3番ショート「そもそもLINEやメールも使えない高齢者が、住民の中にはまだまだ膨大にいるの。紙の書類じゃなきゃ絶対に無理だって。普通に想像力を働かせろよ。」
4番ファースト「ITと紙の書類を併用したら、その方が絶対に業務が倍になって非効率になるから。給付金の時、併用した自治体は悲惨だったことを忘れたの?」
5番レフト「FAXやめろというのは同感だけど、そもそも規則は簡単に変えられないの。住民の税金を使っている業務の内容が、現場の独断でコロコロ変わってたら、そっちのほうがやばいでしょ。民主主義って、ほんらい非効率なもんなんだよ。それくらいわかってよ。」