はてなキーワード: 中途半端とは
憎まれもしなければ愛されもせず、辛くもなければ楽しくもない。
「あなたが必要だ」と言われたところで、社会の歯車として、という略された枕詞が見えてしまう。
自分の遺伝子を引き継いだところで、こんな遺伝子欲しくないだろうという悲惨なスペックである。おそらくいじめられるか見向きもされない、そんな子供が生まれる気がする。とか考えるとその子がかわいそうだから子供が欲しいとも、結婚したいとも思わない。
一見集団の輪の中にいても、「ああ、自分はここにいないな」というのが皆の視線や口元から伝わる。興味の矢印が自分に向くことはない。居ても居なくても変わらない。それならいる必要もないよな。
そんなときに帰ろうとすると「え、帰っちゃうんですか?」と思ってもいないだろう言葉を聞く。余計に足早になる。
なんのために生きているのか。自分に問いかけても時を経るごとに靄がかかる。もっとも10代や20代そこそこの頃は根拠のない全能感に包まれ、無邪気に生きていた。夢現で過ごすうちに、まわりの人間は一人、また一人と何者かになっていた。ヒーローやらヒロインやら。自分は気づけばエキストラ。役名なんかありゃしない。
あるいはせいぜい味変用の調味料。そこにあったら誰かが喜んでくれるかもしれないが、無くて困ることはないんだよな。
母さんごめんよ。
完全自殺マニュアルを買ったものの私には死ぬ勇気なんてなくて、でも生きつづけたいとも思ってない。臓器提供の意思表示だってしてない、中途半端なクソダサ人間。
頭のめでたい系の精神疾患にでもなって、フワフワ生きれたらいいが、どうやらそんな気配もない。無駄なとこだけタフでさあ。親の精神病は遺伝しなかったくせに、クソみたいなヴィジュアルだけ遺伝しやがった。俺が何したっていうんだよ。バカが。
なんで中途半端な700なん?
数年前くらいからゆっくりと一人の人間を甘やかしまくってて、ふと「取り返しのつかないことをさせてるな」という気持ちになった。
ひとつ下の大学の後輩で男子校出身、今まで女の子と付き合ったことがない正真正銘のチェリーボーイ(23歳)の子を甘やかしまくってる。
本当にやりたいことがあるから女の子がいらないわけではなく、中途半端に女の子への憧憬があるようで、「幸せになりたい」が口癖。しかし、中高生の頃に女の子とまともな交流をしなかったために、女の子との関わり方を知らないタイプ。酒に弱くて体も細い感じのオタク。
大学時代サークルに入ってきた後輩で可愛がってたヤツなんだけど、モテないことを自分のアイデンティティとして話すヤツだった。
最初の頃は笑ってたが、いよいよそれが自分だと認識してしまって、男女関係をあえて避けるようにもなってきてしまっているらしい(twitterで交わされる男女関係の話に勝手にダメージを受けたりしてる、感受性豊かなヤツです)
自分は怒るのもガラじゃないので、色々言ってる後輩に対し「幸せになりたいなら女の子と仲良くなれ」などと言わず「お前のペースでいいんや」とか「お前の事を分かってくれる女の子がいつか出てくるよ」と優しいこと言葉をかけまくってた。
今になってみると、この言葉は後輩に対してその場しのぎの言葉にすぎず、モテないことを正当化してしまってるんじゃないかと思うようになってきた。
素直で優しいなやつなので、twitterで交わされる議論を真に受けて、「女の子に行為を伝えるのは暴力と等しい」と言ったりするようになってきてしまっている。
一人暮らしのリモートワーカー。冷凍食品頼り。薄味好きなのに市販の冷凍食品どれもしょっぱいから、塩分控えめ系の冷凍食品をお取り寄せしたい。が、こんな生活になるとは思わず選んだ単身用小型冷蔵庫なので、冷凍庫にお取り寄せ弁当は入らない。冷凍庫が欲しい。
1 セカンド冷凍庫ってやつを検討すると、奥行50cmのものを置く場所が、台所に限らず家の中のどこにもない。
2 今の冷蔵庫を捨てて新しい冷蔵庫を買うと、冷凍庫容量を+50Lくらいできるんだけど、冷蔵庫の背が高くなって電子レンジを置けなくなる。電子レンジ用の台を買ってきてリビング(ワンルームってリビングっていうのか?)に置くことになる。温めた食材を持って台所と行き来することになるのは、すごく不便な予感がする。
3 車載用のポータブル冷蔵庫。これなら台所(っていうかほぼ玄関)に置けるし、+20〜40Lでお取り寄せ弁当15食は入る。ただ、ポータブルってなあ…。なんかすごく中途半端そう。おまけにこれ、霜取りしなきゃいけないやつ。
と思って、そのうちもっと薄型のセカンド冷凍庫が発売されるんじゃないかな、と保留してた。
アイリスオーヤマから出た。その名も、奥行スリム冷凍庫。奥行なんと……39cm!
残念ながらうちの台所には置けなかった。廊下が15cmになるよ、ドア開かないよ。中身をしまえなくちゃあ意味がないんだよ。
あと、新製品のせいもあるだろうけど、たっか。
やっぱり奥行薄くしてもその辺が限度だよなあ。
底値になってるし、楽天のセールでやたらポイントつくし、一緒にお取り寄せ冷凍食品買ったらさらにポイントつくし、さらに今日なら楽天が勝ったポイントもつく。
買っちゃおうかなあああああああ。
あと、これだけちゃんと考えてたら衝動買いって言わないんじゃないかな。
この程度じゃまだ検討が甘いのかな。
前から思ってたんだけど、リークやるんだったらこんな場末の掲示板じゃ訴求力低いんじゃない?
少しは書き込む場所は選ぼうよ。
あと、仄めかしではなくてもう少し具体的に徹底的に書き込んだ方が良いと思うよ。●空氏みたいに。
中途半端に「日本には福祉があります」「生活保護という最後のセーフティネットがあります」っていう、社会からドロップアウトした人間が最低限度の暮らしを営めてしまうような福祉制度があるからこそ、人を殺して死刑になろうとする無敵の人や、なんの罪もない通行人を切りつけたりする奴が出てくるんでしょ。
だからこそ、日本はさらに格差社会化を推し進めるべきだと思うんだよね。理想はカースト制。
作家の三浦朱門が言ったように、「魚屋の息子が官僚になる」ような事態が起きるのは、国民にとって不幸をもたらすだけだと思う。だから貧民・中流・上級という区分に分けるくらいに格差社会化を進めればいい。むしろ、中途半端に貧困層に希望を抱かせるから、勝手に「裏切られた」っていう感情を持たれ、その狂った刃が罪のない人に向けられる。
これをなくすためには、徹底的に格差社会を推し進めて、そもそも貧民が育たないようにするしかない。金持ちが貧乏人を生産することはあるけど、貧乏人が金持ちを生産することは不可能なんだよ。だから、貧乏人がやがていなくなる、あるいは貧乏人から子供が生まれないようにするくらいに日本は格差社会を目指すべき。
愛がないaiとの付き合い方、ついてこられるだろうか?
増田が2027年宇宙に行ったら、宇宙人サルノヒコに発見されるのではないか?→2027年宇宙に行くサルノヒコに発見されるのではないか?
aiに仕事を奪われるだろうか? aiの時代がやってこなかったら、人類はどうなると思う?→2027年、人類は、おそらくこの世を去り今、aiの手によって、人工知能によって、人間が人間たる道を譲るための『エゴ』が
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やっぱりイルカは信用ならなぇ
タイトル通りなんだけど、女の社会進出は結果的に男女を不幸にしてる。
会社では男女平等の名の元に賃金も求められる役割も性差がなくなったけど、営業で女が活躍するようになった結果どうなった?事務屋の女が結婚しても仕事を続けていることでどうなってる?出産した女が育休取って復帰してくることでどうなってる?
答え:
・女が延々と職場に居座る→生理や体調不良で平気で休む。その分の負担は当然出勤者に押し付けられる。
・出産した女が育休取って復帰してくる→子供の体調不良、発熱、本人の体調不良で早退したり、ポカ休を平気で取る。
・賃金→男女平等の名の元で、男の給料も減らされた。女の給料は増えたが、結局プラスマイナスゼロになってる。
こんなの意味がないだろ。男女平等と口うるさく言われるが、結局女は男より体力が劣るし、家庭に入れば絶対的に会社に割く時間は減る。
とはいえ結婚や出産した女の首を切れば、そこでまた女性差別と騒ぎ立てられる。だから会社は腫れ物を扱うように女を優遇することになる。
男は多少の体調不良でも、喉が痛くても休めないのに。
ワンルームクソインベーダーズ - 八町智大 | 少年ジャンプ+
https://shonenjumpplus.com/episode/4856001361289959475
piyopiyo248
女の子同士ならOKってネタ、平成の化石かよってくらい古いしつまらないし、「女の子同士でもアウトに決まってんだろ」という意見が増えてしばらく見なくなってきたんすよ…令和に化石持ってこないでいただきたい。
2023/06/04
男がずーっとやめろやめろまずいまずいって言い続けてるし
っていうのが最初の見知らぬ美女の飲み残しを飲んでるところでわかるだろ
恋愛感情による凶行だとやけにジャッジが甘くなる読者がいるから
ついでに言えば欲望の対象にされている榊さんの「サービスシーン」みたいなものも全くない
これでも主人公の変態女の欲望が1ミリでも肯定されてるように見えるのか?
あまりにも完全に全然全く才能が無いからなんか他のことやれ草野球とか
tomoP あれこれ門司くん居ても居なくても良くない?
2023/06/04
こいつはずっと常識を言い続ける役だよ
もちろんこいつもおかしいけど主人公のやってることがおかしいとかセクハラだとか犯罪だってことをずっと言い続けてる
これだけ何重にも主人公の行為を肯定してる漫画じゃねえぞってシグナル出し続けてるのに
a_ako えーなんかビミョ。他人の飲み残し飲んでたりあと付けて住所覚えてる時点でキモくて無理。
2023/06/04
これだもん
もー呆れるわ
どこの誰が理解や共感が可能な素敵な人物だとか素敵な恋愛として描いてるんだよこんなもんを
お前が言ってるのは吉良吉影見て「女を殺して手だけ保存してシコってる時点でキモくて無理」つってるのと変わらねえんだよ
そういう風に描いてるの!理解も共感もほとんど出来ない異常者を!
なんなんだろかこういうコメントの奴等
じゃあもう鬼滅の無惨にも「自己中心的で人の命をなんとも思ってなくてキモくて無理」とか言ってろよ
つか「ビミョ」じゃなくてフルスイングでアウトだろ現実的にジャッジするならば
dgen 中途半端にシュールで内容が無い。ただ意外性だけで耳目を集めたいようにしか見えない。その意外性も中途半端。
2023/06/04
お前等があんなクソ漫画でチヤホヤしたせいで間違った成功体験大量に吸ったタイザンの才能は完全に破壊されて
って言っても見届けてすらいないんだよな
ひでえ話だよ
ていうかさあ
こうやってさあ
作者が常識が無いんだ反社会的だとか言われて下手すりゃ炎上するようになってる昨今のこれ何?
ちょっと前のタイムパラドックスゴーストライターとかも主人公が正しくない行動をするけど
それが悪いことだっていう認識も主人公の故意や利己心の為ではなかったってことも散々描かれてるのに
「人の漫画をパクって描いている!」「作者は非常識!」ってずーっと叩かれてたしさいじめレベルに
最近の漫画の読者感想ってなんかフィクションの構造がガチで理解できない〇〇〇〇みたいな感じのが異様に増えてて怖いわ
フィクションを咀嚼する能力や才能が無いとしか表現しようがない気がするんだけどなんか別の事なんだろうかこの現象
でも主人公がバンバン人殺ししてると特に咎められず許されるんだよな
パターン脳の極みなんだろうか
2001/0721土
先日
柳川氏が
ドラクエⅡを
プレーしていると書いたが
今日は
「ほのおの祠」の在処が分からず
本当に器用だなと思うのが、
すぐに
作曲部屋に戻って
ゴリゴリ作り
しばらくするとまたテレビに向かって
「ほのおの祠~」
と叫び
かと思うと
だいたい計ったように
三十分くらいずつ
あっちをやり
こっちをやり
と大変忙しい。
どっちかをまず
片づければ良いのに、
と思うのだが、
ご本人にとっては
それがいたく快適らしい。
とはいえ、僕も、
柳川氏が
ドラクエに戻るたびに
ぼーっと手を止めて
見ているのだから
人のことは言えないのですが。
と言っているうちに
柳川氏、
とうとう諦めて
「ほのおの祠」の在処を
文明の利器の力で
割り出すことに決めたらしい。
そう。
これだけのキーワードで
どかっとヒットしたらしい。
その内の一つに
明確な攻略が書かれてあったらしく
「ビバ、インターネットゥ」
と雄叫びを上げて
「ほのおの祠」に
到達する柳川氏。
なんだこりゃ
松明が燃えてるだけで
そういうわけじゃ
ねえじゃねえかと
テレビに向かって
そのうち
気が抜けたのか、
タバコに火をつけ、
「それにしてもさぁ」
と半ば
コントローラーを投げ出して
こちらに声をかける
柳川氏。
はあ、
とぼんやり返す僕。
「世界の命運を賭けて
旅立つ一国の王子が」
「身支度するものと言えば」
「ドス(銅の剣)一本と
五十ゴールドだけ
ってのは」
「どうなのよ」
どうなのよと
言われたところで
しょうがないだろうと思い、
じゃないですか」
と適当に
答えたところ
沈黙する
柳川氏。
「そ……」
「そうかぁ」
感慨深く
うなずく柳川氏。
「そうだったんだぁ」
「この王子たち、
鉄砲玉だったんだぁ」
なんだか
しきりと納得する柳川氏。
そりゃねえ
そう考えるしか
ないでしょう、
と調子に乗って合わせる僕。
「道理でさぁ」
と柳川氏が
感得したように言う。
みんながみんな
祈ってくれるんだけど」
「無事に帰って来いとは
言ってくれないんだよ」
「きっともう
城の後継者
決まってるんだよ」
「王様の隣にいる
とかに」
「なんてこった…」
敵を間違えてるよ」
そうかぁ、
なるほどぉ、
なとどしきりに
呟くうちに、
ふと、
「そうか」
と、
膝を叩く柳川氏。
どーしたんですか
と訊く僕。
「国として考えるから
不条理なんだ」
はぁ。
これらは全部組なんだ」
組?
「一番稼いでいた
ムーンブルク組が
食らったために
財政難に陥った
ローレシア組と
サマルトリア組とが
互いに鉄砲玉を出し合ったんだ」
「ハーゴンの
って。
なるほど。
それで
ドス(銅の剣)一本なわけか。
思わず納得する僕。
その途端、
可愛らしいドット絵の
彼らが背負った
耐えがたい悲哀が切々と伝わり
つーんと熱いものが鼻をさす。
腕っ節と人望を買われ、
ムーンブルク組の一人娘は
おとっつぁんの仇を討つため
ちょっと待て。
鉄砲玉なんですか。
切ない任侠道が
かと思いきや
「うまく言いくるめられたに
決まってるじゃないか」
なんとか言われて」
ははぁ。
すぐにまた
納得する僕。
そりゃあ、さぞ、
憂鬱であろう。
なにせ
ドス(銅の剣)一本で
帰れぬ旅路に出た
かと思いきや、
どう見ても現実を
知らされていない
脳天気な男が
旅を続ける横で
えへへ僕、お城に帰ったら
良いでしょ~
繰り返すサマルトリア組の
鉄砲玉。
そりゃ
出るわなぁ。
しかし
なぜかくも緊急な時に
そんなのんき者を
鉄砲玉にするのか。
考えれば考えるほど
ツジツマが合わないではないか。
そう
柳川氏に訊くと
「何を言ってるんだ
決まってるだろう」
と言われた。
僕が要領を得ない
顔をしていると、
「みんな知ってるんだよ」
と言う。
なにを?
とやはり当を得ず、
更に訊く僕
レベルアップをすることで
何を覚えるか」
あ
途端に
思い当たる僕。
メガンテか
そりゃ
鉄砲玉としては
申し分ないな
というか
もはや
鉄砲玉以外の
何者でもないな
全てを知りながらも
あえて何も口に出さぬ
尚武の男
一方で
何も知らされず
へらへらと白昼夢を見ながら
将来への一片の疑いも抱かぬ
また、
一家を皆殺しにされ
犬畜生の苦界に身を落としていたところを
ラーの鏡で身請けされた
この娘が一番
何も失うものとてない
捨て身の人生を
生きてるのであろう。
自暴自棄になる
ムーンブルク組の一人娘を
気がつかぬところで
そっと支える二人の鉄砲玉たち。
いつしか
人間らしさを取り戻す
しかしその頃には
ついにロンダルキアまで
足を踏み入れたのだった。
着実にレベルアップし、
無自覚のうちに
同じくらい着実に
完結させようとする
その軽口が
哀れさ以上に、
時として冒険の
苦しさを和らげて
くれていたことに
ふと気づく
「ようやくここまで来たね~♪
まぁ君達二人も頑張ったけど
僕なんか頑張りすぎだよね~♪」
相も変わらず
底抜けに明るい声で
ダンジョンに入ろうとする
くるりと
こちらを向く
「お前はここで帰れ」
ただでさえ
しかめっつらしい顔立ちを
いっそう厳しく引き締めて告げる
これまでの冒険で
深い皺さえ見えるかのような顔で
「あとは俺たちでやる」
突然そんなことを
言われて
目を丸くする
「またそんなこと言ってぇ~♪」
とおどける
仲良くしてあげるから
心配しないでよ~♪」
この切迫した状況下で
なお、かんに障る明るさを
まき散らす
しかし
頑としてこれ以上の
彼の参加を否定する。
「初めてお前に会ったとき」
ぼそっと
押し殺した声音で言う。
思わず
力の盾で身を守る
「城を出たかと思えば
祠に行く。
祠に行ったかと思えば
ローレシア組の城に行く。
さんざん探し回った挙げ句
の一言で
全て済ませられ、
しまいには
ローレシア組の城にも居ない。
かと思えば
宿屋で
ゴロゴロしているお前を
いっそ叩き切ってやろうかと
何度思ったことか」
冷たい目の
ムーンブルク組の一人娘を背後に
いやぁと
「だいたい」
とこれまでの
憤懣をぶちまける
「明らかに
残りHPが少なくて
呪文で片づけようと
思うモンスターほど
お前が勝手に倒すし」
「中途半端に
すばやさがあるくせに
ターンがずれて
「どうして
じっとしてないんだお前は」
いやぁ、えへへ
と笑ってごまかす
ちらりと
目で助けを求めるが
他人を助ける心の余裕など
犬として暮らす日々のどこかに
置き忘れてきてしまった
氷のような態度の
「そういうわけだ」
ローレシア組の
鉄砲玉の口調は
もはや断定である。
「お前はここで帰れ」
戦力として
一切みとめぬかのような
謂いであるが、
しかし実際、
パーティの一員として
無能かといえば
決してそんなことはない。
なにせ呪文を一切
使えぬ身の
むしろ攻守ともに
なくてはならない
存在と言ってよかった。
それゆえにこそ
武に生きるローレシア組の
鉄砲玉にとって
いつの間にか
傍らにいて当然の存在に
なっていたのだ。
兄弟分として
これほど頼もしく
また心和む相手は
かつていなかった。
もっと言えば、
可愛くて仕方がないのである。
この無邪気で
決して挫けず
辛い冒険にも懸命になって
ついてくるこの鉄砲玉が。
無骨な
じきに
悟るところなど
見たくないのである。
これまで彼が抱いていた
淡い夢が粉々に消し去り
誰からも見捨てられていた
などという
そんな衝撃に、
耐えられるとは、
どうしても思えないのである。
そんな風に思う自分が
意外でもあった。
そしてそれ以上に
この兄弟分が
不憫でもあった。
痛切な真実を知らされる
ことはまだ良い。
しかしそれを抱えて
死にに行くことが
哀れだった。
そうした思いを
仏頂面に堅く秘めながらも
ムーンブルク組の一人娘を見やる
え~、そんなぁ~
などと
かすかにうなずく
実際、
この娘にとっても、
可愛いのだ。
家族を皆殺しにされ、
一人の女としての誇りも
何もかもを失い、
もはやハーゴンと
刺し違えることだけが
生きる目的と化した
ムーンブルク組の一人娘にとって、
生きるということを、
明日を夢見るということを、
ムーンブルク組の一人娘にとって、
この世が滅びることなど、
知ったことではなかった。
それをいうなら、
とうの昔に、
これ以上
誰が不幸になろうが
知ったことではなかった。
むしろ
幸せな街や村を見るたびに
胸が苦しかった。
いっそのこと
城が墜ちたあの日、
怪物たちの手で、
同時に
この世の全てを
滅ぼしてくれれば
良かったのに
とさえ思う。
そんな
ムーンブルク組の一人娘にとって、
ひけらかす明るさは、
自分がまだ本当には
絶望しきっていないことを
思い知らせるものだった。
いっそ全てが
滅んでいれば良かったのに。
そういう思いに押し潰されそうになる
心の奥底で
まだ微かな温もりが
生きているのだ。
その温もりが
言ってよかった。
それがいつしか
冒険を経るうちに
ムーンブルク組に一人娘にとっての
最後の願いとなった。
自分は
そう思えるようになった
だけで十分だった。
瞬きの間に
互いの万感を
込めてうなずき合う
「いのりの指輪を渡しなさい」
腕を叩く
え……
呆然とする
手をとり、
指輪を抜き取る
手をとりつつ
自分の手に
「代わりにこれを渡すわ」
いまや何も付けぬ
キメラの翼を
押し込む
「あなたの妹さん、
なんですってね」
ふいに、
微かな笑みを込めて言う
え……、そうかな
見やる
「のんきなところが
そっくりだった」
合わせて無骨な顔に
笑みを浮かべる。
「お会いしてみたかったわ」
そんなの、
僕が王様になったら
いつでも……
明るく返そうとするが
ムーンブルク組の一人娘の
手がかすかな
力を込めて
自分の手を握るのに、
ふと言葉を失う
「帰りなさい」
ムーンブルク組の一人娘の
手が離れ、
その手に残された
キメラの翼を見つめる
でも、そんな、
僕……
慌てて目を上げたときには
ムーンブルク組の一人娘も
半ば背を向けている。
待って、
もう少しなんだ。
「心配するな」
「お前が無事に戻れば
反対出来ないさ」
「良い王様になりなさい」
ムーンブルク組の一人娘が言う。
「ハーゴンの命は私達が……」
もはや振り返る素振りもみせず
背を向け歩み行く
二人。
その背後で
キメラの翼を握り、
うつむく
ふいに、
きっと
そのおもてを上げ、
もう少しなんだ!
もう少しだから!
タイトルのまんまなんだが、これを知らずにそのままスライドして教えてる人がいるから困ったもんだ。
もちろん、人によってはそのままの方が理解できる子もいる。しかし、ダメだったときに別の方法を知っていた方がいい。
まず、みんなが英語の勉強で想像しやすいのは高校生のやり方だ。これは、抽象的な知識をもとにする方法だ。英語にはこういうルールがある。だから、このルールを応用すると、英文が読めるというものだ。演繹だと考えると分かりやすい。
こんな感じで高校生と同じように小学生も教えてないだろうか。実はこのやり方が人によっては合わないことがあるのだ。
小学生は脳が発達段階だから、抽象の能力が人それそれなのだ。だから、ルールがこうだから、このように応用するという方法は人によっては合わないのだ。
ではどうするか。逆のことをしたらいい。帰納的に英語を学ばせたらいい。大量に英語与えたらいいのだ。すると感覚で英語を理解することができるようになる。それで抽象の能力が発達したら、中学や高校で理論を学べば良い。
こんな方法があるなら学校でやればいいじゃないかと思うかもしれないが、それは無理。時間があまりにも足りない。この方法はようは私たちが日本語を学ぶプロセスに似ている。だから、かなり時間が足りないのだ。
最近の中学や高校は文法をしっかり教えないという話を聞いたことがないだろうか。実は、学校では帰納的な学びかたにシフトしつつある。
でも結果はどうか。大失敗している。そんなの当たり前で、時間が足りないから中途半端になっているのだ。
文法を教えるというのは限られた時間の中で英語を勉強することにおいては最適の方法だ。しかも、中高生なら抽象の能力も発達している人が多いから、理解もできる。だから、学校で文法をしっかり教えるのは、良いことだと個人的に思っている。
今の学校は文法をあまり教えず、中途半端な量の英語を読ませてるだけだから、どっち付かずの状態なのだ。
よく文法をやるやらない派が喧嘩しているが、そんなのどっちでも良い。どっちも英語ができるようになるし。ただ、時間という制約を考えると文法を学ぶのが良いってこと。
農業が儲からないから民間投資がなくて大規模化できないのに、企業化しろ、大規模化しろってアホじゃね?
農業に限らず個人経営とか中小企業とかを叩く人多いけど、じゃあ日本の大企業様は効率良い経営ができてるの?
効率の悪い部分、儲からない部分を中小企業や個人事業主に押し付けて、美味しいとこだけ持ってくのが日本の大企業のやり方だろ?
効率化って名前の元に、大企業でぬくぬく過ごす都会人様と、個人事業主扱いで保証も無く働かされる地方の底辺労働者に区分けされるだけだろ。
外国人を実習生って名目で奴隷にするのは外聞が悪いから、かわりに地方に住んでる日本人を奴隷にして解決しましょうねって話にしかなってねぇだろ。
奴隷使ってどうにかするような状況を変えるには、大規模な設備投資とそれを活かす為の教育が必須なんだ。
農業の様に儲からない分野の効率化を進めるなら、税金を大規模に突っ込む以外に方法はない。
でも都会人様は地方の農地に対する税金による大規模投資なんて絶対許容しないだろ。
無能上司だよ。無能だから部下の評価には限界があるよ。こんなふうに評価してるよ。
新しいことってよくわかんないよね。だから新しいことやる人ってすごく見えるから高評価!
炎上してる案件は怖いよね。消化してくれたら高評価するよ。炎上自体が誰の責任かってのはあるよね。マッチポンプの可能性だってあるよね。でも消化してくれる人はすごいと思うから高評価!
部下が何やってるかなんか分かんないよ。だから中途半端に僕が入ろうとするとすごく疲れる。周りの関与なしに、まるっとやってくれてる人は高評価!まるっとやってる中身が適切かどうかは知らないよ!
非定型な仕事だと業務のマイナス評価ってしづらいんだよ。一方で庶務関連はマイナスがわかりやすいから、評価に反映されちゃう。勤怠がルーズなヤツは低評価!提出の締め切りが守れないヤツは低評価!
好きだったソシャゲが死んだ。
死んだとは言っても、サ終したという訳ではない。「好きだった」部分が死んだのだ。かなり時間を使ってやりこんだし、過去に6万円程度のガチャ天井を4回しているので課金額もかなりのものだ。4年間ほど、いや今思えば楽しく遊んでいたのは3年間ほどだが、それでもかなり長い間楽しませてもらった訳だし時間と金を注ぎ込んだこと自体は後悔していない。ゲーム内でもゲーム外でもたくさんの出会いと喜びをくれたことには感謝している。だが、もう好きだったものはそこにはない。そう確信してしまった。
ここからはかなり具体的な話になるので、やり込んでいる人が読めばどのゲームか一発で分かってしまうだろう。こんなタイトルのURLを開いている時点で大丈夫だとは思うが、好きなゲームの悪口を言われたら気分が悪くなるような人は今のうちに引き返して欲しい。
●好きだったところ
そのゲームの特徴を聞かれた時、自分なら独自のシステムによる戦略性の高い戦闘を挙げる。場にランダムに出現するコマンドを敵と奪い合い、自分のやりたいことを通しつつ相手の行動を妨害しつつ戦う。運要素は完全に排除することができない程度には強いものの、一定ターンごとに任意のコマンドを使用して特殊なコマンドを使用することができたり、編成のリーダーのみが編成全体に与えることができる特殊効果がかなり強かったりするため、編成や立ち回りの方が重要度は高い。
自分も敵も様々な戦略で戦うことができ、使いやすさや汎用性にこそ差はあれどユニットのレアリティが存在せず、完全な上位互換下位互換というものは一応ない。様々なユニットおよび戦略を使うことを推奨され、難易度は現在実装されているメインストーリーの半分を読むだけでもかなり高いとされている。だが、様々な戦略の軸となるユニットを全てガチャで引き当てなければならないというわけではない。基本的に配布のユニットがかなり強いことと、実はやろうと思えば工夫次第で任意のユニットを軸にゴリ押すこともできなくはないこと、また実装されたのは最近のことではあるがそのステージのクリア編成とその編成での攻略の様子をゲーム内で見ることのできる機能もあることから、意外となんとかなってしまう。この「意外となんとかなる」がユーザーごとに全く違うゲーム体験を生み出しているのだ。他のユーザーの話を聞いたり公式サイトなどで未所持のユニットの性能を確認したりしていると、新しいユニットを手に入れることでゲームが更に広がるのだろうと感じられた。だからこそ、ガチャ産のユニットが無くてもクリア自体にそこまで支障のないゲーム性ながらも、遊びの幅をもっと広げるためにガチャ産のユニットで遊ぶために課金をしたものである。
このユニークな戦闘システムの面白さはよくカードゲームに例えられていた気がするが、リアルタイムでPvPも楽しむことができる。正直に言うと野良はかなり過疎っているが、特定のユニットをリーダーにして一定回数PvPイベントで勝利すると称号を貰うことができると知ってPvPイベントに参入して以来、趣味パで定期的に楽しんでいた。
また、グラフィックやストーリーや音楽もゲームの没入感を深めるにあたってとても貢献していた。イラストとストーリーは少し癖が強く万人受けするものではないのだが、良い意味でソシャゲらしくない重厚長大でシリアスなファンタジーだ。加えて戦闘中のキャラクターのモデルやBGMはどこに出しても恥ずかしくないハイクオリティである。他のゲームでは中々お目にかかれないような癖の強いキャラクターたちにも、愛着が湧くというものだ。
また、ソシャゲにありがちなギルド機能やフレンド機能もなく自分のペースで気楽に遊べるのも特徴だ。通常のイベントは低難易度のストーリークエストをクリアすれば誰でも確定で配布のユニットや装備を入手でき、ランキングなどはない。レイドイベントはあるが、育成が進んでいないユニットは個人で得られる報酬の量が減る代わりに育成済みの状態で使うことができ、さらに弱かろうとどんどん救援に入ってもらったほうが上級者も得をするシステムなので寄生はむしろ歓迎されている。システムさえ理解すればレイドイベントさえも気楽に遊べる。
新感覚の戦闘システム!色んなキャラクターが活躍できる!美麗グラフィック!壮大なストーリー!個性豊かで魅力的なキャラクター達!と聞くと、有象無象のソシャゲで見たキャッチコピーみたいになるが、少なくとも自分の中ではこれらを真の意味で体現しているゲームであった。
本当に、好きなゲームだった。
●少しモヤモヤし始めた頃
最初にこのゲームに対して引っ掛かりを覚えたのは、あるイベントで配布されたユニットとそのイベントで顔見せがなされ半月ほど後に実装されたユニットにまつわる騒動であった(実は以前にもここに無関係ではないと思われる優良誤認騒動からの大規模な返金がなされているが、関連性の説明が憶測の域を出ないのでここでは割愛する)。どちらも既存のキャラクターの衣装違いのユニットであったが、前者のキャラクターの方はインストールして間もない頃にガチャで入手していてそれなりに愛着が湧いており、後者のキャラクターのことは元から少し苦手であった。
問題のイベントは、自分が色眼鏡で見ている部分もあることを否定はしないが、ストーリーでの後者のキャラクターに対する贔屓があからさま過ぎて酷いと感じてしまったのだ。これまでのイベントで配布されるユニットはいずれもストーリーの軸となるキャラクターで、配布としてそのまま主人公一行に定着する流れを一応描写しており、一方でガチャ産になるユニットに関しても顔見せから一時的に使用できない期間が生まれる理由付けが一応というレベルではあるがなされていた。初期のイベントはかなり雑な部分が目立っておりこの限りではないが、方針が定まった頃からは2年くらいずっとこの傾向であった。だから、配布キャラとしてバナーに載っている時点で、そのキャラクターが主役のイベントになると少なくとも自分は思っていた。しかし実際は半月後のガチャの方のキャラクターがずっとヨシヨシされるもので、イベントで配布されたキャラクターも、なんなら同時実装の方のガチャ産のキャラクター(半月後に実装されたキャラクターとは別)もイベント本編では完全におまけ、ヨイショ要員であった。イベントの内容に関しては賛否両論ではあったが、少なくとも自分は最低最悪だと思った。
性能面のバランスも酷いものであった。基本的に配布が強く、上位互換下位互換の概念はほとんどないゲームだったのだが、配布の方のユニットは採用する理由を考える方が難しいというレベルで扱いづらく、ほとんどの場面で初期に配布された別のユニットの方が扱いやすいとされるものだった。そして、半月後にガチャで実装された方のユニットはピン刺しでも当時実装されていたほとんどのステージを簡単に攻略できる、所謂「ぶっ壊れ」であった。しかも一緒に編成するユニットの行動に制限がかかるタイプの性能であったために、特定のユニットを除けば他のメンバーは特殊コマンドを発動させ、敵の攻撃を分散させて庇うだけの係である。編成や動きを工夫する楽しさが台無しである。余談だがこのユニットによってPvPの環境も崩壊し、ただでさえ少ないPvPの住人は更に減ったらしい。当時の自分は極たまに強いと聞いた編成で潜るくらいでやり込んではいなかったが、未だにトップメタで大暴れしている。
しかしここで一つ加えたいのは、自分はストーリーにも性能の調整にも怒ったが、個人的に一番嫌だったのはこの二つではない。大炎上し、直後の公式配信のコメントは全て荒れに荒れ、中の人がレイドボスに挑む配信にて配信部屋に運営に対する暴言ネームで入室したユーザーが出るとんでもない放送事故も発生した。荒らし行為をしないユーザーも自分を含めてたくさんの人が意見を送ったのだが、それを受けてのプロデューサーレターにざっくりこう書いてあったのだ。
「配布されたユニットは扱いやすく初心者向けの性能である。半月後のガチャで実装されたユニットは扱いづらい代わりに爆発力のある玄人向けの性能である、と認識している」
そう、ユーザーの認識とは真逆なのであった。テストプレイをした時に何も思わなかったのか。元々そう認識していたにしても、ここまで色々直接送られて尚そう言えるのか。言いたいことは山ほどあったが、それまでまめに良かったところも直して欲しいところも意見として送っていたが呆れて何も書く気にならなかった。
半月後のガチャの方のキャラクターは人気であったから、人気のキャラクターを目立たせてからガチャに入れて儲けようという姿勢は否定しない。ソシャゲとして運営している以上インフレも否定しない。使いやすかったり汎用性が高かったりするユニットと、そうでないピーキーなユニットが出るのも仕方のないことである。しかし、性能に対する感覚のズレが顕になってしまった。これまで信頼していた運営のバランス調整の感覚に初めて明確な不信感を覚えた出来事となってしまった。
●ユーザー層の変化
先述した炎上したイベントは賛否両論ではあったが、ストーリーの質はおしなべて良かったためユーザーによってその方向での布教がなされていた。メインストーリーが進むと主人公とメインストーリーでの配布キャラクターが中心の冒険譚から、ガチャ産やイベント配布のキャラクターもほぼ全てが出演する群像劇へとシフトし、様々なキャラクターにフォーカスして個人のストーリーで描写されてきた伏線が回収されるようになった。好きなキャラクターが世界観の深掘りのなされるメインストーリーに大きく絡むと嬉しいものではあるが、同時にある歪みにも繋がっていった。
特定のキャラクターに関する掘り下げだけを目当てにメインストーリーを読もうとすると、戦闘が難し過ぎるのである。
布教する側はもちろん新感覚のシステムによる歯応えのある戦闘もストーリーやキャラクターとともにプッシュするのだが、いかんせんこの謳い文句が有象無象のソシャゲと同程度に捉えられがちである。キャラクターにレアリティがなく誰でも活躍できると言われても、しっかり考えて立ち回らなければ全く勝てないし、育成やレベリングによるゴリ押しはあっという間に効かなくなる。なんなら育成もストーリーをある程度進めないとドロップ素材の関係でストッパーがかかる。フレンドやギルドがなく自分のペースで遊べるが、裏を返せばフレンドの強いユニットやギルド機能等を使った育成素材の提供にも頼れないということでもある。
そこで布教した側が勧めたのが先述した炎上イベントの半月後のガチャで実装されたユニットであった。
当時実装されていたストーリーを読むだけであれば、ほぼ全て中途半端な育成状況でも簡単な立ち回りで可能にしてしまう性能で実質的に戦闘スキップ権となったのである。半年に1回のペースでガチャ産のユニットや装備を指名する権利を3000円ほどで購入する機会が訪れるため、とりあえずストーリーだけ読みたいならこのユニット!と言われていた。
だが、そのユニットだけで全てクリアできるというのも戦闘を楽しみたいユーザーにとって面白いはずがない。その声に応えようと、その後実装されるステージではそれだけでは絶対にクリアできないように敵の性能が調整されていった。「ぶっ壊れ」のユニットでクリアできないような搦手調整を行えば巻き添えで他のユニットが使いづらくなり、シンプルに「ぶっ壊れ」火力を耐えるHPを盛る調整が成されれば瞬間火力が出ないがどんな相手も固定値で削る等のユニットが使いづらくなってしまった。まあそれでも当の「ぶっ壊れ」はしれっとゴリ押せてるんだから笑える話であるが。ストーリーだけを読みたいユーザーにとっては3000円で購入した戦闘スキップ権が機能しなくなり、「戦闘が難し過ぎる」という声が大きくなっていった。
メインストーリーでストーリーだけを楽しみたい層と戦闘を楽しみたい層の両方を満足させることは難しいと考えたのか、次に開発は住み分けを試みようとしたようだった。ストーリーやイベントとは別にランダムに現れるボスやミッションに合わせて様々な編成を組んで攻略していくエンドコンテンツや、PvPをやり込みたいユーザーのためにPvPイベントを開催したりした。しかし、ここでも同志を増やしたくて一生懸命布教を行ったことが仇になってしまう。というのも、イベント産のユニットを入手するだけなら簡単で、フレンドやギルドがなくランキングイベントもないため自分のペースで気楽に遊べるという触れ込みでユーザーが布教を進めた結果、対人コンテンツやエンドコンテンツにアレルギーを持つユーザーが増えてしまったのである。エンドコンテンツの報酬は暇人向けの作成コストの重い装備の素材、PvPイベントの報酬は各種称号であった。自己満足であることを前提に自分はどちらもかなりやりこんだが、特に後者が特定ユニットで一定回数勝利することで対応したユニットに関する称号を得られるということが、キャラクター目当てかつ対人コンテンツが嫌いなユーザーを刺激してしまったのだ。前者も好きなキャラクターを極限まで強化したいのであれば作成コストが重かろうと作りたいものであり、こちらはエンドコンテンツが嫌いなユーザーを刺激してしまった。そうしてキャラクター目当てのユーザーからはどちらも不評となってしまったからなのか、エンドコンテンツの内容に関しては1年近く更新されておらず、PvPイベントは1度きりの開催となってしまった。当初はこれらで楽しんでいた戦闘が好きなユーザーもあっという間に離れていった。
気がついたら、戦闘を楽しみたいユーザーの方が少数派になってしまっていた。
●キャラゲー化
ストーリーとキャラクターだけを目当てにするユーザーが増え、戦闘を楽しみたいユーザーが減っていくと、必然的にこのゲームはキャラゲー路線を歩んでいくことになった。
まず、メインストーリーを戦闘なしである程度のところまで読むことができるというキャンペーンを定期的にやるようになった。ゲームなのにゲームをやらなくても良いって時点でもう意味が分からない。ゲームを楽しめないユーザーに楽しんでもらうための施策をして欲しいし、ゲームをやらないでストーリーを読みたいなんて言うユーザーに迎合しないで欲しい。
このゲームでは定期的に既存のユニットに渡せる専用の装備が実装される。専用の装備により、スキルのテキストが変わり使用感が改善されるのだ。実装したユニットのスキルの効果を直接いじる形の調整はほぼしないため、実質的なテコ入れである。また、キャラクターごとに衣装違いの別ユニットが存在する場合、現時点では片方だけを開発が選んで実装することになっている。この装備もはじめは使いづらいユニットから実装されていたが、徐々に元の使用感に関係なく直近のストーリーに登場したキャラクターなどから選定されるようになり、そのキャラクターの中でもより使いづらい方から手を入れるかと思えばそうでもなくなっていったた。ただ、先述の炎上イベントで開発の性能のバランス面に対する感覚が信用ならないことが判明してしまっているので、もしかしたら開発的には使いづらそうな方から実装しているのかもしれない。
次に、レベルキャップの解放が実装された。一見すると戦闘の幅が広がりそうな機能だが、これが大違いである。このレベルキャップ解放にはとんでもないコストがかかる。新しいキャラクターを10人ほど既存の最大レベルまで育成するよりもコストがかかる。だが、レベルキャップ解放により増えるステータスは雀の涙かつ全キャラ共通の固定値で、スキルのテキストも全く変わらない。つ Permalink | 記事への反応(2) | 07:36