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はてなキーワード: ビジネスモデルとは

2018-04-17

出版社はいつまで実本を売るという古いビジネスモデルにしがみつくのであろう。

2018-04-16

営業が頑張るIT系ベンチャー

営業が頑張らないと食っていけないIT系ベンチャー、もうそ事業はだめだから悪いことは言わないのでやめておきなさい。

IT系ベンチャーであればテクノロジーとそれをベースにした仕組みで積み上がるようにすべき。

間違ってもコミュニティや面に広告貼って儲けようなんてやり方では絶対立ち行かなくなる。

営業広告商品必死こいて作って売るなんてことはしなくても良いような仕組みや規模感が作れないならもうそ事業ITベンチャーとしてはダメだよ。

細々やっていくつもりならいいが、多額の調達をして、人を雇ってるのにそれではビジネスモデルが貧弱すぎる。

経営者として才能ないからやめなさい。一旦畳んでもう一度やり直した方がいいよ。

2018-04-08

anond:20180408100340

横田だけど。

コミケみたいな形で、グッズや販促物を一緒に売ったりサイン会みたいな形か。ゲームみたいなものが、ビジネスモデルとして近いってことか?

2018-04-02

そろそろ漫画村を認めないといけない

からホテルまでどうやって行けばいいかな、とGoogle Mapを開いてみたらメニュー画面にウォーリーがいた

なんだろうと思ってタッチしたら普通にウォーリーを探せが始まったぐらいで気が付いた。そうか、今日エイプリルフールの日だ。

ホテルについてベッドに寝転がり、幼少期の記憶を辿りながらウォーリーを探す。

うそう、最初荷物をたくさん持っているのに最後には何も持っていないんだよな。

そして最初のページから今度は荷物を探すという遊びを始める。懐かしい。



2chまとめサイトをみているとアフィリエイトに「ふたりエッチ全巻無料」の文字が見えた。

これもまた懐かしい。高校生ときに友人と隠れて読んで頭でっかちむっつりスケベを量産した罪深きエロ本だ。

途中から読まなくなったが、まこととゆらさんの間に子供はできたのだろうか。

読んでみたい気もしたが、明日の朝は早いのでやめておこう。



そういえばこの前、Google Home miniが新しい家族に加わったのだが

うちの3歳の息子が「ねぇGoogle、お豆の歌をかけて」と言ったらSpotifyで「豆」ミックスリストを流し始めた。

何がどういう風に豆なのかよくわからなかったが、なぜか息子は納得できたらしく喜んでいた。

Spotify無料アカウントしか持っていないが、それでも十分に聞ける。昔なら考えられない。



Amazon Prime Videoではタダ同然の価格比較的新しい映画が見れるし、

iPadジャンプアプリJUMP BOOKでも無料漫画が読める。

boleteのサービス進撃の巨人公式ネタにされている。

10年前の人が今の時代に来てこれらのサービスを受けたら

「これ、著作権的に大丈夫なの?」

と言うに違いない。

ウォーリー許可は取ったの?

克・亜樹許可は?SpotifyってP2Pなの?TSUTAYAに怒られない?

かつてWinny金子氏が指摘したように、著作権というシステムはもうとっくに限界に来ている。

我々は今後ウォーリーを探せ書籍を購入するだろうか。

ふたりエッチを全巻買うだろうか。

暇つぶし音楽映画を、わざわざTSUTAYAに行って借りてくるだろうか。



流行ったP2Pだとか、それこそ海外サーバーに置いてあるアプロダ経由の違法ダウンロードはなぜ廃れたのか。

ダウンロード違法になったからか?

違う。恐らく、ただ使いにくかったから、使いにくいものに成り下がってしまたからだと思う。

それこそ昔の違法ダウンロードなんてJPEGに埋め込まれた断片ファイルを結合して出来上がったパス付きZIP解凍してようやくmp3が1つ出来上がってたわけだ。

Winny映画を見ようにもisoダウンロードしてWindowsDaemon Toolsとかを入れてマウントして、プレイヤー起動して見てたわけだ。

そしてPlayStationの裏蓋を開けてチップ半田付けしてゲームしてたわけだ。

今、タダだからといってそんなことをする人がいるだろうか。

HDMIに刺さったAmazon Stickリモコンで起動して、セール中の映画クリックすれば100円とかそこらで、それもポイントで購入してすぐに大画面のテレビ映画が観れる。

サービス形態ユーザインタフェース、購入までの動線誘導デザインし、ユーザエクスペリエンスを高めながらもマネタイズできるようなビジネスモデル

まぁ要するに「使いやすさ」が「無料」を凌駕した。

同じようなシステムを本当に無料でできるならやればいい。コンプライアンス違反というリスクを犯してでもマネタイズできるならやればいい。



まぁとはいえ、現状の出版業界がそんな劇的に変われるわけもなく

我々はまた例によってGoogleAmazonに踏み潰されていくのを指をくわえて見るしかないだろう。

漫画村はその余命を短くしているに過ぎない。

急激な死か、緩やかな死か。選ぶのは出版社にあると思う。

2018-03-29

anond:20180329175009

狩りとか育成とかレアアイテム収集を楽しめたのは、当時のMMORPGが未知の体験だったか

制作側がコンテンツを追加するスピードは、客がそれらを消費するスピード絶対追い付けないし

サービスが続く限り終わりのないコンテンツの追加を求められるから

提供されるゲームとしての要素はどうしても水増しされた薄いものになってしま

仮想世界」を謳っても人間が作っているコンテンツである以上はどうしても限界がある

もともと客がそこに気付くまでの寿命しかないジャンルだった

月額課金というビジネスモデル時代遅れ

これって要するに「ゲーム時間を費やす権利」を月額で売ってるわけで

結局は「金を払った上で時間も費やす」ことを要求してるんだよね

「金さえ払えばかかる時間を短縮できる」モデルを主流にしたスマホゲームが主流になったのは当然の流れ

まあスマホゲームも究極のレベルを目指すなら金だけじゃ無理だけどさ

最後ファンタジー世界アバターチャット価値を見出す人間しか残らず

その人たちのための受け皿として生き残ってるのがDQ10FF14

2018-03-24

キャッシュレス化が進むとパパ活、援交が滅びる

援交やパパ活現金決済から抜け出せないビジネスモデル

まり日本キャッシュレス化が進んだら、援交とパパ活は滅びる

実際、キャッシュレス化が進んだ国では援交もパパ活も立ちんぼも見ない。援交やパパ活で稼いでいた女たちは、一律風俗で稼ぐようになる。

2018-03-21

anond:20180321205230

なるほど。

アジア借金文化がないって話もあり、ビジネスモデルが合わないんじゃないかという話も見たきがするけど、どうなんですかね。

WeChatとかAlipayそもそも集客ツールとしてしか機能してないという気もしてきました。

2018-03-18

漫画村

大量に無料マンガが読める。合法らしい。

どー考えても漫画業界が衰退する一員であろうけど

それはそれとて、30年ぐらいマンガ読んできたんだけど

本当に面白くないマンガがめちゃくちゃ増えたと思う。

昔はなんかとりあえず読んでみるか、みたいなマンガが多かったんだけど、

設定の焼き増しばかりで全然面白くない。食べ物系は読む気もしない。

ファンタジー系もなんだか設定がいい加減で面白くない。

KindleUnlimitedに出てくるマンガはとりあえず本当にヒドイ。

面白くもないし、読みたいとも思わない。

とりあえず衰退してしまえば?ってかんじ。

マンガがなくなっても現実的に誰も困らないよね。

デジタル時代になっても出版社を通して販売している

ビジネスモデルおかしいんだよな。

あと、面白くないマンガとつまらないマンガが同じ料金なのがおかしい。

面白マンガは値段上げて、つまらないのは値段下げすべき。

ところで、面白く無さと反比例して

絵が昔よりめちゃくちゃレベル高いよね。

最近新しく読んで一番絵が芸術的だと思ったのは

人狼ゲーム

「とんがり帽子アトリエ

こんなに丁寧に書き込んでいてびっくりした。

2018-03-17

ここにも「炎上」という言葉誤読しているひとが居たかと思った

援交というビジネスモデル
この増田主も、炎上という言葉誤読している人だなあと思った。
炎上覚悟で書いている所に水を差す様で悪いが、「単純に下らなくて炎上に値しない記事」という感想だった。

炎上とはどういう物を指すのかについて、数日前に良い事を書いていた人が居るので紹介しておく。
炎上に必要な物
この記事に書かれている様に、炎上意図的に起こしたいなら読者に「リアル感」と「ライブ感」を与える書き方を学んだ方が良いと思う。

援交というビジネスモデル

炎上覚悟で書く。すごい世界だった。

具体的なフローはこうだ。

1.出会い系サイトメッセージフリーメールアドレスを聞く。

相手メッセージ課金制なので、フリーメールの方がありがたい。なので、割と簡単メールアドレスをゲットできる。

2.アポイントが決まって待ち合わせ場所FIX(ここまでは金銭的な要求はないように思わせる。)

3.相手が待ち合わせ場所につく時間をあらかじめ聞き、その手前ぐらいで、「実はお金に困っているので初回だけ助けてほしい」アピールをする。

相手からすると移動してしまっているので、合理化一貫性心理が働き、援交だとわかっているのに「どこかこの子だけは違う事情があるのかもしれない」と信じたくなる気持ちが生まれている。

4.もし相手が「どうせ2回目以降もないんでしょ」疑ったら、「私は嘘はつかない。あなたは真面目そうな人だから、今回がよければ次回以降はお金無しで会いたい」とプッシュする。

→ちなみに、「無料での出会いを求めるなら美人局ヤクザとの絡みがあるので注意してね」という煽り文章を送ることで、ある意味お金要求してくる方が目的がはっきりしていて安全かも、と思わせることができる。

5.それで実際にホテルに行くことができたら、フェラと手コキで即抜き。プレイ時間10分未満。(それで2万円)

5-1.相手キスしようとしたり、胸を揉もうとしたり、手マンしようとしたりすると、「それ嫌いだから」と言ってハネる。

→この時点で相手の性欲は減退。事実上ただの高級ピンサロと化す。

6.解散。以上のサイクルを淡々と回す。

これにより、2回目以降のリピートはよほど頭のおかしい人じゃないと起こらない。なぜなら抜くだけならピンサロ風俗に行けばいい話だからだ。

ひたすら事務作業のように新規アポを繰り返している。練りに練られた新規刈り取りビジネスである

もし、出会い系サイトでいきなりこちらのフリーメールアドレスを聞いてくる女性がいたら、この一連のフローを思い出してほしい。

2018-03-16

anond:20180316233014

作品クオリティよりも

しろ作者やその取り巻きパーソナリティブランドによって

作品の売れ行きが決まるビジネスモデルになる

それじゃあまるで小林よしのりじゃないですか!

2018-03-15

anond:20180315215317

日本人使ってビジネスすると稼げます

というか勝手に頑張ってくれちゃいます

若者ビジネスモデル学んで絶対経営者になるのが得だよ

anond:20180315201853

あ、生まれちゃった

新しいビジネスモデル

え?やだよ教えない

2018-03-12

こんなトークイベントが見たい

出版社/漫画家/電子書籍サービス運営漫画家/編集者/エージェントあたりで、これから漫画業界漫画業界ビジネスモデルについて話すトークイベントが見たい。

記事Twitterを見ていると各個人が好き勝手に言って、どんな感じになって行くのがいい方向なのかが全くわからない。

講談社村松充裕さん

やれたか委員会吉田貴司さん

マンガonウェブ佐藤秀峰さん

株式会社Jコミックテラス赤松健さん

電脳マヴォ合同会社竹熊健太郎さん

株式会社コルクの佐渡島さん

あたりでやってほしい

2018-03-06

定額〇〇放題でなぜビジネスが成立するのかがわからない

漫画村に対抗して漫画でも定額読み放題サービスを作るべきという意見をよく聞く。

でも自分も利用している定額サービスだけど、

消費者に都合がよすぎてこれで本当にクリエイターが潤うのかが疑わしく思えてしまう。

定額サービスを使い始めてから明らかにコンテンツに対して使う金が少なくなったし、

次々に最新のアニメ音楽に触れられるので一つの作品作家に没入することも無くなった。

これは当然で、今までそれらのコンテンツに使っていた支出よりも低コストじゃないと誰も使わないし、

新しいものが追加されないなら使い続ける理由がない。

でもそれでなんでビジネスが成立するの?クリエイターは新たな搾取対象にされてるだけじゃないの?

アニメなんか今やテレビ放送直後に世界中配信されるようになったけど、

一向にアニメーターの待遇がよくならないどころか、悪化しているようだし。

本当に定額読み放題で漫画家が得するビジネスモデルが生み出せるの?

2018-03-04

https://www.rakumachi.jp/news/column/217981/3

かぼちゃの馬車のセールストークに疑問を感じ、独自のコンセプトで高い収益性を実現しているオーナーもいる。神奈川県に住む男性(50代)は「今から3年前、かぼちゃの馬車のセミナー営業ビジネスモデルを聞いて投資却下し、正反対のコンセプトのシェアハウスで15%以上の利回りを実現しました」と語る。

相続で取得した104坪の土地に、認可保育園シェアハウス作りました建物解体設計設備を含めて2億円。25年のフルローン、10年固定で1.1%です。年間想定家賃は2000万円、推定利回りは10%強。満室まで半年ほどかかりましたが、現在は95%程度の入居率。保育園シェアハウスより売上が上がり、2018年は大幅な黒字見込みです」

自分で考えるってすごく大事

2018-02-23

anond:20180223130253

そりゃそうだろ

権利者が稼げる方法はありで権利者の利益邪魔するのがなしなんだから

明確にこれをしちゃダメって基準があるわけじゃない

権利者毎に何がアウトか決まるんだから

仮に、フリーの方が稼げるビジネスモデルが出てこれば、権利者はみんなフリーにするんだし

権利侵害権利者毎に決まる内は、利用者にはあまり何がなしで何がありかなんて実感もてんよ

2018-02-14

アマゾンアップル等を分割すべき、という記事翻訳(続きあり)

アマゾングーグルフェイスブックアップルが巨大になりすぎて健全な競争を阻害しているので分割すべきだ、という記事が一部で話題になっていそうなので訳してみました。

かなり長文です。

原文は http://www.esquire.com/news-politics/a15895746/bust-big-tech-silicon-valley/

図表中の文章などは訳していません。

あまり目新しいことを言っているようには感じませんでしたが、(長いおかげで)論点がまとまっているのは良いところかもしれません。

誤訳等の指摘あればお願いします。

あと、増田を使うのははじめてなのでその他変なところがあればごめんなさい。

(文字数制限に引っかかったみたいなので途中で切ります。続きは https://anond.hatelabo.jp/20180214160914https://anond.hatelabo.jp/20180214161344)

シリコンバレーの脱税・雇用破壊・中毒性マシーン

4つの会社が人類史上かつてないほど我々の日常生活を支配してしまっている。アマゾンアップルフェイスブックグーグルのことだ。私たちがみんな素敵なスマートフォンクリック一発のサービスに夢中になっている一方で、この4つのモンスターは縛られることなく経済を独占し、ギルドの時代以降ありえなかったほどのスケールで富を溜め込んでいる。この状況に対して論理的にどんな結論がありうるだろう?巨大テクノロジー企業を分割するべきだ。

スコット・ギャロウェイ 2018.02.08


001: パーカージーンズ姿の泥棒男爵たち

私は巨大テクノロジー企業にはとてもお世話になってきた。1992年に私が共同設立したコンサルタントファームであるプロフェットがしてきたのは、グーグルが変えてしまった後の新たな環境で顧客の会社が生き抜くための手助けだ。1997年に共同設立した高所得者向けeコマース企業であるレッドエンベロープも、アマゾンeコマースに対するマーケットの関心に火をつけていなかったとしたら、成功をおさめることはなかっただろう。もっと近い例でいうと、2010年に設立したL2は、モバイルソーシャルの波の中から、つまり企業が新しいプラットフォームの中での自分たちパフォーマンスベンチマークする方法を必要としている時代に生まれたものだ。

もちろん巨大テクノロジー企業は、別のレベルでも私に利益をもたらしてくれた。投資ポートフォリオの中のアマゾンアップルの株の価格上昇は、リーマンショックメチャクチャになった後の私の家計に経済的安定を取戻してくれた。最後に、アマゾンは私が教えているNYUのスターンスクール・オブ・ビジネスブランド戦略・デジタルマーケティングコースの生徒たちの今や最大のリクルーターでもある。こうした会社は素晴らしいパートナークライアント、投資先、そしてリクルーターでもある。20年にわたるこうした会社に関する経験と研究のすえに私がたどり着いたのは、奇妙な結論だ。今や巨大テクノロジー企業を分割するときだ、ということだ。

過去10年で、アマゾンアップルフェイスブックグーグル――私は「四大企業」と呼んでいるが――は、歴史上他のどの商業体も成し得なかったほどの経済的価値と影響力を集積してしまった。この4つの企業を合わせると、2.8兆ドル(フランスのGDPに等しい)の時価総額、なんとS&P500トップ50の24%におよび、2001年のナスダックで取引された全株価に等しい金額にもなってしまう。

この金額はどれほど莫大なのだろうか?アマゾンを例にとってみると、5910億ドルの時価総額ウォルマートコストコ・T.J.マックスターゲット・ロス・ベストバイ・アルタ・コールズ・ノードストリーム・メイシーズ・ベッドバスアンドビヨンドサックス/ロードアンドテイラー・ディラーズ・JCペニー・そしてシアーズを足したよりもまだ高い

フェイスブックグーグル(今はアルファベットになっている)は合わせて1.3兆ドルだ。世界の5大広告会社(WPP、オムニコムパブリシス、IPG、電通)に、5大メディア企業(ディズニータイムワーナー、21センチュリーフォックス、CBS、バイアコム)、更に5大コミュニケーション企業(AT&Tベライゾンコムキャストチャーターディッシュ)を加えてもグーグルフェイスブックを合わせた90%の価値しか無い。

アップルはどうか?時価総額9000億ドルのアップルは、世界でもっと企業価値の高い企業だ。さらに驚くべきことに、アップルは32%の利益率を誇るが、これはエレクトロニクス企業というよりエルメス(35%)やフェラーリ(29%)といったラグジュアリーブランドに近い。2016年アップルは460億ドルの利益を出したが、これはJPモルガンジョンソンアンドジョンソンウェルズファーゴを含む全アメリカ企業より大きい数字だ。もっと言うと、アップルの利益はコカコーラフェイスブック総収入より大きい。この四半期にはアマゾンが創業以来生み出した利益の2倍に達する数字を叩き出すだろう。

四大企業の富と影響力には驚かされる。どうしてこんな状況が生まれたのだろう。

“The Four(四大企業)”で私が描いたとおり、グーグルアマゾンフェイスブックアップルのような、独占と大衆への影響力を持つ企業を作るための唯一の方法は、人間のコアな器官に訴えかけることでプラットフォームを本能的に受容させてしまうことだ。


グーグル: 精神を変容させる

私たちの脳は極めて複雑な問を投げかける程度には洗練されているが、そういった問に答えられるほど優れてはいない。ホモサピエンスがほら穴から出てきて以降、そのギャップを埋めるために我々が頼ってきたのは祈りだった。視線を天に向け、問を投げかけ、より知性のある存在からの反応を待つ。「子供は大丈夫でしょうか?」「私たちを攻撃する可能性があるのは誰でしょう?」

西欧諸国が豊かになるにつれ、体系的な宗教が我々の生活において占める役割は小さくなっていった。しかし問と答えの間の空白は残され、そこにチャンスが生まれた。伝統的な宗教から離れる人が増えてくると、我々は下らないことから深遠な問題まですぐになんでも答えてくれる全能の預言者としてグーグルを見るようになった。グーグルは現代の神なのだ。グーグルは脳にアピールし、バックグラウンドや教育レベルに関わらず誰にでも知識を提供する。スマートフォンを持っているかインターネットに接続出来るだけで、祈りは全て聞き届けられる。「子供は大丈夫でしょうか?」「クループ症候群の症状と治療法は…」「私たちを攻撃する可能性があるのは誰でしょうか?」「核兵器開発のプログラムを今でも行っている国…」。

自分がグーグルに告白したことのある恐怖、希望、欲望を全部振り返って、自分自身に尋ねてみよう。自分がグーグル以上に秘密を託した相手が他にいるだろうか。グーグル以上に私について知っている人間が他にいるだろうか?

フェイスブック: 心の真実

フェイスブックは心にアピールする。愛されているという感覚は幸福への鍵だ。ルーマニアの孤児院で身体・精神の成長が阻害されている子供を研究したところ、発達の遅れは当初原因として想定されたような栄養失調のためではなく、他人の愛情の不足によるものだとわかった。しかし私たちの種の特徴は、愛されることを必要とするのと同じくらい、他人を愛することも必要とすることだ。発達心理学者のスーザン・ピンカーは百才を超える人の人数がイタリア本島の6倍・北アメリカの10倍にも上るイタリアサルディニア島を研究した。ピンカーは、遺伝・ライフスタイル的な要因の中でも、人と人との間の近しい関係や対面での交流を重んじるサルディニアの習慣が長寿の鍵であることを発見した。遺伝よりもライフスタイル、特に社会的繋がりの強さが長寿の決定的な要因であるとする他の研究もある

フェイスブックが21億の月間アクティブユーザーに提供しているのは、他人を愛したいという欲望に火をつけるためのツールだ。高校の同級生をもう一度見つけるのは素晴らしい。引っ越してしまった友達と連絡を取り続けられることを知るのも良いことだ。赤ちゃんの写真に「いいね」をつけたり、友達の心からの投稿に短いコメントをつけて、私たちの大事な友情や家族の絆を固くするのには数分あれば良いのだ。

アマゾン: 常に消費を

眼にとっての風景、耳にとっての音にあたるのが、本能にとっての「まだ足りない」という感覚、飢餓感だ。胃袋が素晴らしい食事の後でもさらに砂糖や炭水化物を求めるように、私たちの心は更なるモノを欲望する。本来この本能は自己保存のために機能していたものだ。つまり、食べる量が足りないことが飢餓と確実な死を意味するのに対して、食べ過ぎはそもそも珍しく、腹が膨れたり二日酔いになるだけだ。しかし今あなたが自分のクローゼットや戸棚を空けてみると、たぶん必要の10から100倍ものモノを持っていることがわかるだろう。私たちは理屈ではこれが馬鹿馬鹿しいことをわかっているが、社会や高次脳機能は我々のどこまでも欲望するという本能に追いついていないのだ。

アマゾンは消費する我々の巨大な消化管だ。アマゾンは栄養を蓄え、それをプライムメンバーになっているアメリカの64%の家庭の心臓や血管に供給する。アマゾンが採用したのはビジネスの歴史の中で最高の戦略だ――「少なく与えて多く受け取る」――そしてその戦略を歴史上のどんな会社より効果的・効率的に実行している。

アップル: 感動への準備万端

生存本能についで二番目に強力な本能は繁殖だ。性をもつ動物である私たちは、自分がいかに洗練されて賢く、クリエーティブであるアピールしたいと思う。私たちは力を示したい。性も贅沢も理屈では説明できないが、アップルは、広告をヴォーグに載せ、スーパーモデルをプロダクトのローンチに呼び、店舗を自分たちブランドのガラス張りの神殿にすることが、人の魅力的になりたいという欲望にアピールし、そして自分たちの利益率を向上させることに極めて早くから気づいていた。

デルのコンピューターは性能は良いかもしれないが、マックブックエアと違って、イノベーション階級のメンバー証にはなってくれない。同様に、アイフォンは単なる電話やスマートフォンではないのだ。顧客がiPhoneXに1000ドル払うのは、顔認証の大ファンだからではない。彼らは自分たちいい生活を送り、芸術を理解し、自由に使える収入があるというメッセージを送っているのだ。それは他人へのサインだ。もし君が僕とつがいになってくれたら、君の子供はアンドロイドを持っているやつとつがいになるより生存確率が高まるよ、ということなのだ。実際、iPhoneユーザーアンドロイドユーザーより平均40%収入が高い。iOSプラットフォームの上にいる人間とつがいになるのは、良い生活への近道なのだ。脳、心、消化管、生殖器。この4つの器官にアピールすることで、4大企業は自分たちサービスや製品、OSを私たちの精神深くまで潜り込ませてしまった。彼らのおかげで、我々はより賢く、目利きのできる消費者になることができた。そして消費者にとって良いことは社会にとっても良い、はず、だろうか?

答えはイエスでもありノーでもある。四大企業は我々の生活にあまりにも大きな影響を持っているので、もし彼らのうちどれか一つでも無くなってしまったら、ほとんどの人は心底動揺するだろう。iPhoneを持てなくなり、検索にYahooかBingを使わざるをえず、フェイスブックに投稿した何年分もの思い出を失ってしまったときのことを想像してみるといい。アマゾンアプリからワンクリックで明日までになんでも注文することが出来なくってしまったらどうしよう。

一方で、自分たちの生活の相当な部分を一握りのシリコンバレーエグゼクティブに預けてしまったせいで、我々はすでにこうした会社の負の部分についても語りはじめている。四大企業の独占が進むにつれ、懸念や、ときには怒りのささやきさえも聞こえはじめている。長年の欺瞞のあとで、我々はついに政府か、あるいは誰かがブレーキを踏むべきだという提案について考え始めたのだ。

こうした議論のすべてが説得力を持っているわけではないが、巨大テクノロジー企業を分割するべき真の理由であると私が信じる議論に行く前に、もう一度確認してみる価値はある。


002: 悪を成さず?

巨大テクノロジー企業は、最初のギャングスターであるマイクロソフトの罪から学習した。このかつての巨人は当時自分たちの力を過信して、監督官庁や社会の中での自分たちイメージをやわらげるためにPRキャンペーンロビイストといった手段に頼る必要はないと考えているように見えた。対照的に、四大企業は若さと理想主義イメージを売り込み、また世界を救うことの出来るテクノロジーの可能性を布教して回っている。

その気持ちは真剣なものだが、ほとんどが抜け目のない動機から来ているものでもある。単純な利益以上の何かにアピールすることで、四大企業は従業員の間で高まっている、いわゆる「理想追求型」企業への欲求を満足させることができている。四大企業の「ガレージ発明家」神話は、マンハッタン計画アポロ計画の昔に遡るアメリカサイエンスエンジニアリングに対する敬意を上手く利用している。何よりも、これらの会社の漠然とした、それでいて理想主義的な宣言――”Think different”, “Don’t be evil”――が、最高の幻想を与えてくれる。政治的な進歩主義者は一般的に善意だが立場の弱い人々と見られがちで、ますます強力になりつづける企業にとって最高の隠れ蓑となってくれるイメージだ。

フェイスブックシェリル・サンドバーグが女性たちに「一歩踏み出そう(“lean in”)」といったのは本心からだが、彼女は女性へのエンパワーメントに関する自分のメッセージが持つアイロニーについても触れざるをえなかった。彼女の会社はもともとハーバードの学部生の魅力をランク付けするためのサイトから生まれ、ましてや比較的多数の女性従業員を擁する産業――メディアコミュニケーション産業――の数万の雇用を今も破壊しているのだから。

こうしたPRの努力は効果的だが、一方で彼ら企業にとって大転落を準備するものでもある。完璧な紳士に見えた人間が実はオピオイド中毒で、自分の母親に対しても酷い態度を取っていたことを知るのは大きな失望だ。紳士があなたと付き合ってくれるのが単なる金(クリック数)目当てだということを知るのはなお酷い。

初期にいくつかのインターネット企業を創業した人間としての私の経験では、四大企業ではたらく人々が他の成功している企業で働く人々と比べて特に邪悪だということはない。彼らは少しだけ教育程度が高く、少しだけ賢く、極めて幸運だが、彼らの親の世代と同様に、ほとんどの人はなんとか生計をたてようとしているだけだ。多くの人は人助けだって喜んでするだろう。ただ社会を良くすることとテスラの車の二択を迫られれば、ほとんどはテスラを選ぶだろう、というだけだ。そしてパロアルドテスラ販売店の業績は好調、極めて好調なのだ。だからといって彼らが悪人だということになるだろうか?もちろんそんなことはない。ある資本主義社会における一営利企業の従業員にすぎない、というただそれだけだ。

我々の政府はGDPのおよそ21%にあたる年間予算で活動している。つまりこれが公園を開き、軍隊の装備を整えるためのお金だ。では巨大テクノロジー企業は公平な負担を支払っているのだろうか。ほとんどの人はノーというだろう。2007年から2015年の間にアマゾンは利益のうち13%しか税を払っていない。アップルは17%、グーグルは16%、そしてフェイスブックは4%しか払っていない。これに対して、S&P500平均では27%の税金を払っている。

そう、つまり四大企業は税金逃れをしているということだ、つまりあなたたちと同様に。ただやり方が上手いだけだ。例えばアップルは利益をアイルランドのような地域に移すという会計上のトリックを使っており、結果として世界で最も利益を挙げている企業が最低の税負担しかしないという事態が生じているというわけだ。2017年9月時点で、アップルは海外に2500億ドルを保有しているが、これはほとんど課税されない、そもそも最初から海外に持ち出されるべきではなかった財産だ。別の言い方をすれば、ディズニーネットフリックスを買えるだけの資産をアメリカの一企業が海外に持っているということだ。

アップルだけではない。GEも巨額の税金逃れに手を染めている。しかし我々がそのことに腹を立てることがないのは、そもそも我々がGEを愛していないからだ。この責任は我々に、そして我々の民主的に選ばれた政府にある。我々は税法をシンプルにする必要がある――複雑なルールはそれを利用することのできる能力に恵まれた人々に有利に働きがちだ――し、それを実施できる人間を選挙で選ぶべきだ。

四大企業による雇用の破壊もすさまじく、恐ろしくなるほどだ。フェイスブックグーグルの収入は2017年に290億ドル増えそうだが、この新しいビジネスを行うために彼らは20000人の新しい、高収入の雇用を生み出すだろう。

だがコインの裏側はそれほど輝かしいものではない。広告業デジタルであれアナログであれ低成長の(ますます成長が鈍っている)ビジネスであり、このセクターがほとんどゼロサムであることを意味している。グーグルマーケットを成長させることで新しい収入を得ているわけではない。他の会社のドルを奪っているだけだ。もし我々が五大メディアサービス(WPP、オムニコムパブリシス、IPG、電通)をグーグルフェイスブックの代わりに使えば、290億ドルの収入を得るためには219000人の旧来型の広告プロフェッショナルが必要になっていただろう。つまり、年間199000人のクリエイティヴディレクターコピーライター、代理店幹部が「家族との時間を増やす」ことを選択していることを意味する――ヤンキースタジアムほぼ4つ分が解雇通知を握りしめた黒スーツの人間で一杯になってしまっているということだ。

これまでのビジネスサクセスストーリー例では、今注目の的になっている企業たちよりも多くの従業員を雇用している。P&G2017年の株価の急上昇を受けて時価総額2330億ドルとなったが、95000人の人間を雇用している。言い換えれば従業員一人あたり240万ドルだ。インテルニューエコノミー企業でその資本があればより効率化を図れそうなところ、時価総額2090億ドルで102000人を雇用、一人あたり210万ドルだ。これに対してフェイスブックは14年前に創業された企業だが、5420億ドルの時価総額を誇り、一方で従業員は23000人しかいない。これは一人あたり2340万ドルということで、P&Gインテルの10倍だ。

たしかに、これまでも雇用の破壊はあった。しかしこれほど上手くやる企業が出てきたことはない。ウーバーは新しい(低い)680億ドルという基準を設定したが、これがカバーする従業員は12000人しかいない。従業員一人あたりでいえば570万ドルだ。実際の道路と実際のドライバーを必要とするはずのライドシェア企業が、墓の中のヘンリー・フォードを激怒させかねないようなフーディーニばりのトリックを駆使して中間階級のサヤ抜きをしようとはなかなか想像できまい。

しかしウーバーは新しい区別を設けて、二種類の労働力を作り出すことでこれを成し遂げてしまった。「ドライバーパートナー」、わかりやすく言えば請負業者ということだ。彼らを従業員名簿から締め出すことは、ウーバーの投資家と12000人のホワイトカラー従業員が680億ドルを「パートナー」たちと公平に分配しなくてよいということを意味する。これに加えて、ウーバーは200万人のドライバー労働者健康保険雇用保険有給休暇も与えなくてよいのだ。

巨大テクノロジー企業の雇用破壊は、こうした企業に対して公平な税負担をさせるべきだという主張の強い論拠になる。政府はそれを職業訓練社会福祉にあてることでその被害を抑えることができるからだ。しかし、雇用の破壊を政府による介入の促進剤とだけ考えないようには気をつけるべきだ。職の置き換えと生産性の向上――農民から工場労働者へ、工場労働者からサービス労働者へ、サービス労働者から技術労働者へ――はアメリカイノベーションストーリーの一部だ。我々の 成功フリークたちに戦わせつづけることも大事なのだ。

核心に近づいてきた。外国の敵に自分の会社を、自国の民主的な選挙プロセスを傷つけるための武器として使わせることは問題、とても深刻な問題だ。2016年の選挙中、フェイスブック上のロシアのトロールページは金を払っておよそ3万件の政治広告を打った。でっち上げコンテンツを見たユーザーは1億2600万人におよんだ。事態はこれでは止まらなかった。GRU――ロシアの軍事・諜報機関――は最近では混乱の種を蒔くためにより超党派的な方法を採用している。選挙の後も、GRUはフェイスブックグーグルツィッターを利用して人種差別由来の暴力を扇動した。こういったことを防止するために、プラットフォーム事業者たちはほとんどあるいはまったく投資を行わなかった。GRUはフェイスブックの広告をルーブルで支払った。文字通りにも、象徴的にも赤旗だったというわけだ。

あなたがビーチかプールつきのカントリークラブを経営している場合、短期的にはライフガードをおかないことが利益につながる。主にアルゴリズムに依存しているフェイスブックがそうであるように、そういったビジネスモデルにはリスクがあるが、かなりの金額を節約できるからだ。巨大テクノロジー企業が社会的な利益のために、必要なリソースを自発的に投資するだろうと期待するのは、エクソン地球温暖化の問題に対してリーダーシップを発揮することを期待するようなものだ。そんなことは起きるはずがないのだ。

しかし、単なる規制ではなくトラストの分割が必要だというアイデアを私が思いついたのは11月に、上院情報委員会チェアマンであるリチャード・バーがフェイスブックグーグルツイッターの相談役に泣きついたときだった。「国民国家に我々の未来を台無しにさせないでくれ。君たちが防衛の最前線なのだ」。まさにこの瞬間、選挙で選ばれた我々の代表が自国の防衛を、今買おうとしていた靴についてしつこく宣伝したり、友達の誕生日を思い出させることをビジネスモデルにしている会社に委ねようとした瞬間こそ、歴史における転換点だったのだ。

「あいつら」が我々の防衛の最前線だって

はっきり言っておこう。我々の防衛の最前線はこれまでずっと陸軍・海軍・空軍・海兵隊だったし、これからもそうあるべきだ。「ザック」軍団なんかじゃない。(https://anond.hatelabo.jp/20180214160914に続く)

2018-02-11

宅配日配の紙新聞メリットデメリット

メリット 

朝、勝手ポスト新聞が入っているので、とりあえず読む
新聞奨学生の受け皿になっている
折込チラシは便利
満員電車新聞をババッと広げて読むおっさんが居なくなる
媒体でザザッと流し読みできるので効率がいい

デメリット 

インターネットニュースが読める時代に月3000円4000円の固定的価値がある?
資源無駄
新聞記者新聞配達員新聞販売店の仕事が無くなる

結論

週間配達で良いかな。国民知る権利もあるわけだから新聞社には頑張ってもらいたい。

写真フィルムからデジカメで、カメラ写真屋も様変わりした。現像要らなくなった。おじいちゃんもおばあちゃんもデジタル化に対応してる。
新聞屋の新ビジネスモデルは如何に?

2018-02-04

何故ソシャゲサービス終了するのか?

最近サービス終了したソシャゲと、そのユーザーの反応を見ていて思う所があったので書いてみる。

ソシャゲサービス終了する理由

一言で言うと「会社として続けていくことが難しくなったから」ということになる。

で、9割方はお金問題になる。売上がでなければ当然サービスを維持できないので終了する。

開発チームの人員が確保出来なくなったとか細かい事情は色々考えられるけど、結局どれも根本お金問題だったりする。(お金があれば人は離れないし、確保もできる)

逆に言えば、例えばApp Storeセールスランキングトップ10に居るようなアプリはハッキリ言って突然サービス終了するなんてことはあり得ない。

なんで売れなかったの?

ソシャゲビジネスモデルは大きく分けて2つある。

ソシャゲの売上はざっくり言うとDAUアクティブユーザー数) × ARPUユーザー一人あたりの平均課金額)で求められるので、どちらかを上げれば売上も上がると言える。

DAUモデル

DAUを増やして売上を上げようという算段のモデル。要は薄利多売。

有名所で言えばモンストFGOなどが挙げられる(FGOは一人あたりの課金額もすごそうだけど…

ARPUモデル

ARPUを増やして売上を上げようという算段のモデル。言い方は悪いけど、一部の廃課金者にごっそり貢がせようという形。

有名(と言えるのかよくわからないけど売り上げランキング上位の)例としては戦国炎舞 -KIZNA-など。

ここ数年はアプリの数も増えてソシャゲ市場は完全にレッドオーシャン状態なので、特にユーザー数の獲得が難しいオリジナル新規タイトルはこのモデルに寄りがち。

売れなかったアプリはこのどちらのモデルにも寄せられなかったということになる。

DAUモデル場合はちゃんと万人受けするものを作れていなかったとか、広告宣伝が足りてなかったとか、そもそもターゲティングを読み間違えていたか

ARPUモデル場合は、しっかりとコアユーザーに課金をさせるためのゲームデザインができていなかったということになる。

こんなに人気があるのになんで終了しちゃう!?

それは多分あなたの見えている範囲内だけでの話。

Twitterなんて近しい人間フォローするのでその中で盛り上がっているように見えるのは当たり前。

とりあえず試しに人気アプリFGOとか)と自分のやってるアプリTwitter検索して、ツイートの流速とか比較してみるといいと思う。

極めつけに言うと、ソシャゲの売上はストアランキング見れば大体分かってしまうので、ランキング推移を人気アプリ比較してみるといい。(「アプリ ストアランキング」とかで検索すると推移を見れるサイトが出る)

実際どれくらいになったらヤバいの?

会社の規模とかにもよると思うけど、ざっくりとした感覚で言うと、ストアランキングの「"総合"セールスランキング」で、月に一回(ガチャ更新の日など)くらい「100位以内」(ゆとりを持って見ても200位以内)に上がらないアプリ結構厳しい。

圏外の場合はハッキリ言って論外なので、いつ終了してもおかしくない。

色んな推論が飛び交ったりするけど、ランキングさえ見れば9割方は判断が付くので、変な憶測飛ばしたりする前に、まずはランキングを見て欲しい。

売れないからって打ち切るのはひどい!

これは結構見るけど、売れないから打ち切るのは至極当然の判断

結局金かよ!とか冷たい判断、とか思うのかもしれないけど、そんな感情論ではなく世の中はお金で動いている。

当然アプリを開発するのにもお金がかかっている訳で、開発チームの人件費だったり、サーバー等の運用費だったり、広告費だったりと、恐らく皆が思っている以上のお金がかかっている。(特にネイティブアプリに移行してからは開発費用も期間も大幅に増えている)

そのお金を賄うのは会社経営陣)な訳で、その回収が見込めなければ終了せざるを得ないのは当然。

「開発チームはまだまだ続けたかったはずだ!」なんてのも見るけど、その開発チームの給料を払うのも会社な訳で、極論を言えば売上が出なければ開発チームの人間給料を払うこともできなくなる。

結局売上が無ければ開発チームも満足に開発できる環境は得られないし、最終的には誰も幸せにならない未来しか残らない。

あと、これは個人的意見だけど、ゲームが好きとは言え、売上の上がらないゲームの開発をし続けるのは正直モチベーション的にも厳しい所があるし、

それを何も知らない外部から勝手憶測で「まだやりたかったはずだ」とか言われたり、誰かを悪者にされたりしてもあまり気持ちの良いものではない。

サービス終了を悲しむのはいいけど、変な妄想で周りを攻撃したり、自分勝手エゴ押し付けるのは辞めておいたほうが良い。

そんな事をしてもサービスは復活しないし、作り手も嬉しくはない。

お金払えば復活してくれるの?

サービス終了の判断まで行くという事は既に結構厳しい状況という事なので、現実的には難しい。

例えば仮に有志100人が集まって毎月皆でン十万円課金してくれるとかなら続けられるかもしれないけど、そんな事をしても運営ユーザー疲弊していくだけ。

現状で売上が上がっていないということは、無理をして解決しようとしたって絶対破綻する。

結局誰が悪かったの?

売上を上げられなかった開発チーム(具体的に言えばターゲティングとそれに合わせた課金モデルをうまく作れなかったプロデューサーディレクタープランナーなどの責任が重い)と、

適切な判断ができずにGOサインを出してしまった経営陣が悪い。

サービス終了で悲しまないためにはどうすればいいか

身も蓋もないことを言ってしまえば、サービス終了しそうなゲームプレイしないこと。(ランキング圏外のゲームプレイしないこと)

とは言え、そうやってニッチゲームに誰も課金しなくなって、人気ゲームだけに一極集中してしまうのは少し寂しいものがある。

大人な心をもって、無理のない課金ゲームを楽しんでくれれば作り手としては嬉しい。

お前は誰だ?

ソシャゲ業界に居た人間。いくつかのソシャゲサービス終了を看取ってきた。

ソシャゲに関わるのに疲れて、今はWeb系の会社まったり仕事している。


2018/02/05 追記

なんか結構反響があったので、改めてこの記事で言いたかたことの整理と、いくつか多く見られたコメントへの返信も書いておく。

 言いたかたこ

特に言いたかったのは3つ目で、別にソシャゲの話でなくてもこういう事は多いけど、ちょっとむしゃくしゃしたので書いた。

コメント返信

当たり前の話じゃん

全くもって本当にその通り。こんなことをわざわざ書いた理由としては前述の通りで、まあ単に個人的ストレス発散が目的

増田なんか読んでるような人間は当たり前に思うかもしれないけど、実際当たり前な事を理解してない人間は多い。

お金以外の問題で終了するパターンは?

そのパターン自分も直面したことは無いので知らない。自分ソシャゲ業界全てを知ってる訳じゃないので免責も込めて9割と言ったけど、まあ99%くらいはお金問題帰結すると思う。

拡散性ミリオンアーサー乖離性に移行する以前の問題として「運営の体力が厳しかたから」って事らしいし。

https://app.famitsu.com/20141226_479007/

FGOが高DAUモデル

FGOは割と特殊な例なので今回の例としては相応しくなかったなと思うけど、DAUが多いのは確か。(と言ってもモンストとかツムツムレベルでは無いが)

実態としてはDAU結構多くてARPUも高めって感じだと思うので線引が微妙な所。

個人的にもFateは一部の古参ファンが金をめちゃくちゃ注ぎ込むコンテンツという認識だったので、ここまでユーザーが増えたのには驚いてる。

ちなみに今回はシンプルで分かりやすいようにDAUARPUを挙げたが、売上の指標としては他にPUR(課金ユーザー割合)、ARPPU(課金ユーザー一人辺りの平均課金額)とかもある。

この辺の話は割とよく出てくるので、興味があったら調べてみると良い。

終了後にコンテンツを残してほしい

この声結構多くて、実際最近では終了後にも楽しめるようにコンテンツを残してくれるソシャゲも増えてきている。(ポプストとかあんガルとか)

その取り組み自体は素晴らしい事だと思うけど、実際これをやろうと思うと思った以上に手間が掛かる。それはつまりお金(人件費)が掛かる。

結構簡単にやって欲しいとか言うけど、アプリ簡単オフライン化できることなんてまず無くて、結構根本から作り直さないと難しかったりする。

それにオフライン化してリリースたからと言ってそれで終わりにもできなくて、リリースする以上ある程度はサポートバグ修正などもしなければいけないので、それに対応する運用体制必要になってくる。

設定資料集みたいな物を作るとしてもデータをまとめたり編集作業したりでそれなりに工数が掛かるし、印刷費なども掛かる。

データアーカイブの公開も、主に外注権利関係問題などがあったりして、簡単にすぐ出せるようなものでもない。

から、あまり期待を膨らませられても困るし、サービス終了を検討するような状況の所に身銭を切らせてやらせるのは酷だという事は理解して欲しい。

ソシャゲ業界はいつ潰れる?

これも数年前から言われ続けてるけど、自分は潰れること無く続いていくんじゃないかなと思ってる。

最近任天堂まで参入してきたし、去年はアズールレーンみたいなオリジナルでのメガヒットタイトルが久々に出てきた。

あと、Appleガチャ確率表記義務付けた話も、裏を返せばAppleガチャモデル容認したとも取れる。

今更大規模な法規制が起きる事も考えにくい(誰も得しない)し、仮にソシャゲ規制してもコンシューマに金が流れるとは思わない。

ただ、「日本の」ソシャゲ業界は厳しい状況になってきてるだろうなと思う。

アズールレーンの台頭から既に騒がれつつはあるけど、中国の持つ資金力に加えて、日本でも売れるコンテンツ力が付くと、正直勝ち目は無いんじゃないだろうか。

もうソシャゲ業界でも「金がなくてもワンチャン成り上がれる」みたいな夢のある話は無くなってて、体力(資金力、開発力)のある企業がしっかり丁寧に作らないと勝負にならない。

それができる企業というのはもう本当に少ない。悔しいけど、多分Cygamesくらいしかいかも。

正確に言うなら、ソシャゲビジネス自体は無くなることは無いけど、日本ソシャゲ業界は衰退していくのかもしれない。(あるいは既に衰退し始めている)

2018-02-02

anond:20180202210911

レースクイーンがなくなったところで人が美醜を争う限り似たようなビジネスモデルは出てくるだろうな。

昔はレースクイーンだったのが地下アイドルになったりするわけ。

将来は何だろう、Youtuberライブ配信組織化してくると黒くなっていくんだろうな。

美しいことが金になる限りなくならない世界

2018-01-29

久しぶりにTSUTAYAに行ったけど

先週末TUSTAYAに行ってみたけど、ガラガラだった。

AmazoniTMSにもない映画を借りに仕方なくTSUTAYAに足を伸ばす必要があった。

TSUTAYAGEOビジネスモデルはもう限界なんだな・・・

2018-01-28

何でも金額しか考えられない人

俺も守銭奴なんだけどさ

俺より遥かにお金しか考えられない人が世の中に一定割合居ると感じる

 

例えばテレビで凄い価値のあるモノが登場した時

そのモノが幾らかでしか感動できない人とかね

番組としてはそういう層に配慮してるからなんだろうけど)

 

ある創作物がとても凄いと話題になったときでも

「それは幾らだったの?」「もっと貰うべきだ」というような発想をしてしまう人

これは、その人が創作物無意識金額換算しているから起きることだ

(この人達無料で出回っている創作物をどう思ってるんだろう?)

 

価値凄さを測る尺度っていうのは色々ある

労力 例:5年かけた大作

規模 例:1万人で作った

権威 例:有名人が使っている、◯◯に認めた

質や量 例:1000万部突破

知名度、良いね数、スター

 

人の感動というものがどうしても数値化しづいから、何らかの代替数値を使いたいのは分かる

その中で金額というもの尺度にしたいのも理解はできる

そういう人たちにとっては

金額≒労力、規模、権威、質、量、知名度 なのだろう

 

でもそれは勘違い

ある局所的な条件でのみでしか金額凄さを表さな

凄さ金額は比例はしない

金額というもの簡単に変わる、需要供給規模の経済ビジネスモデル、時期や知名度、いろんな複雑な条件に影響される

金額が安定していると思えるのは、安定供給された商品から

ビットコインを思い出して欲しい、ビットコイン凄さが2年で20倍にもなったわけではない

 

凄さを語るときに何も金額にする必要はない、というかしない方がいい

金額にすると安易比較ができてしまうばかりか、売買、職業生活意識が行ってしま

でも大抵の凄いものっていうのは金だけじゃ買えないものばかりだ、意味が変質してしま

職人の素晴らしい作品が1000円だったとして「それっぽっちか」も「もっともらうべきだ」も「転職したら?」も違うだろう

安易金額化をせず、その場に好ましい尺度選択して、頑張って自分言葉表現するべきだ

2018-01-26

ゆるキャンとかヤマノススメとか

あいアニメなら円盤の売上に頼らないで最初から登山用品やアウトドアメーカーから出資を募って作るビジネスモデルにできないのかな。

ガルパン戦車プラモデルとか、けいおん楽器とかもそうだけど、アニメの影響でファンお金を使うチャンスがあるのに、

それがアニメ還元されない構造になってるのって単純にもったいないよね。

2018-01-24

主な情報源はてブの人がユーザーの主流になってはてブが終わった?

anond:20180124092041ブコメ見てるとそんな気がしてくる。

はてな社としては利益のためにユーザーにたくさんはてブを見て欲しいのだろうけど、そんなユーザーばかりになると情報が均質化して面白さが失われてしまうというジレンマを抱えたビジネスモデルなんだな。

はてな社が自前で情報を集めるという手もあるのだろうけどそれは家電会議くらいのレベルになってしまうんだろう。

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