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2024-10-30

anond:20241030155450

がんばっていきまっしょい :青春高校生アニメ 爽やかな気持ちになれる。

ビル・ウォー :従軍カメラマンがかっこいい。銃撃音の迫力がパない 爽やかな気持ちになれる。

タイムスリッパー :侍が現代異世界転生したみたいな。剣技が凄い 爽やかな気持ちになれる。

ジョーカー2 :歌と踊りが良い。 最期は哀しくなる。

2024-10-29

配られたカードゲームに挑む

街コンに参加する度、僕は大体の流れを把握しているつもりだ。

受付を済ませ、着席し、目の前に座る女性に軽く挨拶する。

それから互いのプロフィールを並べて、小さなトークで場をつなぐ。

仕事の話、趣味の話、休日の過ごし方──その瞬間はいつも、ハイボールの薄いレモン風味が口に広がっていくような、妙に頼りない期待感が漂う。

でも話が進むにつれ、女性たちの視線がどんどん泳ぎ始める。

僕の前にはあくまで配られたカードしかない。取り替えもできないし、ジョーカーなんかも一枚も入っていない、地味なカードばかりの手札だ。

そもそも、僕は自分特別だとは思っていない。きっと、どこにでもいる30代の男だ。特筆すべき魅力もなければ、さして豊かな資産もない。

仕事はそこそこ、趣味筋トレ読書と少しの料理。顔も普通だし、ファッションセンスに関しても自信はない。

どこぞのアンケートで「どんな男性理想ですか?」なんて聞かれたら、まず選ばれないタイプだろう。

そんなこと、本人が一番わかっている。

でも、スヌーピーは言うんだ。「配られたカード勝負するしかないんだ」と。

街コンが終わりに近づくと、たいてい僕は一人でカフェに寄り道することにしている。

ラテを注文して、たっぷりミルクを注ぎ込む。その間、心の中のスヌーピーが小声でまた囁く。

別にいいじゃないか。まだ次があるんだから

その言葉に小さく頷き、僕は次のカードがどこかで待っていることを想像する。

街コンから一週間が過ぎ、やはり何の連絡もない。

特に驚きもなく、それが当然の結果だと知っている自分がいる。

スヌーピーはそういう時にやけに静かだ。

「どうだ?次はどうするんだ?」とでも言いたげな沈黙が続く。

僕の頭の中で、彼のシルエットがぼんやりと浮かぶスヌーピーの囁きがなくても、僕にはわかっている。

どこかでまた次のチャンスが待っていることを信じて、また街コンに参加している自分がいる。

そう、配られたカードで、僕はまた新しいゲームに挑むんだ。

2024-10-28

[] ロマサガ2 リメイクが酷かったので『メタファーリファンタジオ(Metaphor: ReFantazio) 』を買ってクリアした

メタファーシステムデザインロマサガ2 リメイクロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』が出てくてりゃ、日本ゲームJRPG未来は明るかったのにな

アトラス(とセガ)』と『スクエニ』、どうして差がついたのか・・・慢心、環境の違い・・・・・・と思いつつ、

メタファーリファンタジオ(Metaphor: ReFantazio) 』の1周目をクリアしたので、前回(https://anond.hatelabo.jp/20241020022808#)の感想の続き

  

 

メタファーリファンタジオ(Metaphor: ReFantazio) のカレンダーシステムは、緊張感があってお気に入り
だが、『カレンダーシステム』の洗礼を早速受けてしまった。うごごご・・・・・

 

一般的コマンド型のJRPGなら、緊迫した状況でも以下のことができる

 

 

しかし、ロマサガ2には年代ジャンプがあるため、無計画にこういった行動を続けると、状況が変わり取り返しがつかなくなることも(放置した場所が滅ぶなど)

これが、メタファーの『カレンダーシステム』では更にシビアになっている

 

 

ちなみに、メタファーカレンダーシステムは以下の仕様で、ひとつひとつの行動に非常に緊張感がある。

 

 

『これだよこれ!本当にやりたかったロマサガ2リメイクはよぉ!!!ときゃっきゃ楽しんでいたのだが、

異常にそそっかしいワイ氏、 期待を裏切らず や ら か す !!!!!!!!

ゲーム終盤で予備セーブデータに華麗に上書き!!!!!!!!

 

ファーーーーーーーーーーーwwwww

 

その瞬間は、『へへ、やっちまったぜ・・・』と思いつつも、まぁノーマル難易度なら魔職でゴリ押しできるでしょとタカをくくっていた

ところが、重要そうな依頼イベントクリアする時間半日分足りない!!!!(クリアした後に依頼が新たに追加されて日付計算が狂うパターン)

どうやら最序盤の王の資質上げで無駄な行動をしていた模様・・・

 

い、いやでも、イベント取り逃がしても、エンディングには影響しない要素かも知れんし?と、おそるおそるネット攻略情報特別解禁したところ、

自分試行錯誤せず、攻略情報見ながらゲームプレイするのは好きじゃないので、基本的クリア前は攻略情報封印している)

やはりエンディングに影響する重要イベントだった・・・

 

テテテテテテテテテ・テーーーン 

(ビーバップハイスクール 高校生極楽伝説ゲームオーバーのBGM https://www.youtube.com/watch?v=5AKM0fHc2Ps&t=48s

 

- アニキ、せいしゅんの あやまちでしたね。

- トオルさん、セーブしたのは いつでしたっけ? 

 

 

たまたま上書きしていないデータもあったものの、それはメタファーカレンダー上で30日も前のデータ

リアル雑用対応ゲーム付けたまま放置した時間や、プレイ中に寝落ちして放置した時間も含まれているが、約20時間くらいの巻き戻しだ

うごごご・・・・・

 

一晩考えたが、エンディング差分回収を2周目に回したり、動画差分回収済ませると熱が冷めそうなので、20時間前のデータからやり直すことにした・・・

 

前回(https://anond.hatelabo.jp/20241020022808#)の感想にも書いた通り、序盤で適当クラススキルを取ったせいで、

上位職のクラスを取得するためのポイントがどう考えても足りなかった

地形が楽で高額アイテム売れる洞窟ポイント稼ぎを 時間 して挽回したのだが、数時間をもう一度やり直すことになり、かなりきつかった・・・

 

 

ちなみに、メタファーだけではなく、ペルソナシリーズにもカレンダーシステムはあるらしい。
そして、このシステムを嫌っている人もいる模様

 

まぁおそらく、ワイと似たような失敗をしたんじゃないかなぁ・・・って思います😅

 

カレンダーシステム自体は緊張感があってとても面白いので、今後も是非続けて欲しい

 

だけど、うっかりセーブミスをする愚か者のために、個別データセーブに加えて、定期セーブシステムもあるとめっちゃ助かる・・・

例えば、個別データセーブとは別に、週の始めに『定期セーブ』を自動システム作成

最大で3週間前の週はじめまで戻れるとかあるとめっちゃ助かるので、ゲーム中の快適を追求する開発陣のみなさま何卒・・・🙏

 

 

メタファー:終盤の感想

 

  1. 最序盤の行動ミスリカバリーできず、『エンディングに影響がある依頼イベント』 or 『闘技場のチャンピオン』の二択になり、
    前者を選んだので闘技場のチャンピオンにはなれなかったよ・・・
    まぁトロフィー回収とかの要素なら2周目でもいいよね・・・

  2. 一人でデバフもかけられる物理職に2ターン攻撃させるのが最強と思いきや、プリンスの『終末王魔法・アーマゲドノ』が最強だった
    ノーマル難易度だとこれ以外無くても良いくらい強い

  3. ハイザメとバジリオ以外、ロイヤル何が強いのかいまいちピンとこず放置していたので(ノーマル難易度だとタンク専任ヒーラーいなくても無効や耐性で足りる)、
    プリンスの『終末王魔法・アーマゲドノ』の取得条件が、全クラスロイヤルマスターだと気付いたとき、めちゃくちゃ焦った
    ラスボスに挑むためにダンジョン来ちゃったよ!!!

  4. 『終末王魔法・アーマゲドノ』が使えないままクリアちゃうかもという、やり残し要素にめちゃくちゃ焦ったが、
    ラスダンジョンめちゃくちゃクラス取得のためのポイント稼ぎやすくて草🌱
    余裕で全クラスロイヤルマスター出来たし、むしろポイント余ったので1時間くらい粘れば全クラスコンプできそう

  5. 洞窟での数時間ポイント稼ぎ、要らなかったかもしれんな・・・って思ったが、でもまぁこれは結果論だし、
    ラスダンジョンポイント稼ぎしてダレ無かったからよかったという事で・・・

 

 

メタファーエンディング感想ネタバレあり)

 

  1. 怒涛のそうはならんやろ/ちょっとなにいってるかよくわからない展開でポカーンとした(父王でした以外のシーンはほとんど乗れなかった) テンション下がり↓↓↓

  2. ラスボス倒した後に、救った世界自由操作して見て回れる!!!!ぜんぶゆるした!!!!これぞ王道!!!!!!テンション爆上がり↑↑↑

  3. できたら王都だけじゃなくて、ぜんぶの街を尋ねて歩きたかったが、まぁそこは仲間との個別イベあったから良いや
    仲間との後日談あったのすごいよかった!!!!!!テンション上がり↑↑↑

  4. 『(貧しさや差別は)まだ何も変わっていない』『熱狂危険』『武勲はたいしたものだけど、王になってからこれと言って大したことしてなくね?』
    『結局、王子が継いでるし、前王迷惑すぎるだろ。仲間死んだんだが?』みたいな意見も、
    ちゃんと街の人からあったの良かった!!!!!!テンション上がり↑↑↑

  5. なんやよくわからんけど、いろいろ理由を付けてまた旅に出ることにしたの自由な風を感じて良かった!!!テンション上がり↑↑↑

 

 

メタファー個人的な好みの話

 

ワイが終盤の展開に入り込めなかった一番の理由は、属性過多で矛盾だらけのラスボスのルイが好みじゃなかったからやね・・・

結論だけ書けば、貴族枠の女性軍人だったら、矛盾も魅力に映ったかなぁって思う

 

順を追って書くなら、

 

  1. ルイは ベルセルクグリフィス のような中性的な美形で、ぱっと見は女性にも見える繊細な外見だが、『戦地戦果を上げ続けた叩き上げ軍人』という設定持ち
    ここだけならギリ、少女漫画・今どきのオタク向けデザイン軍人、あるいは『幼女戦記』のターニャのような魔法を使う軍神として、中性的な外見と叩き上げの組み合わせも納得できる

  2. でも、軍の厳格な階級社会で揉まれ過酷戦場で血と埃に塗れて、リアリストとして生き抜いてきたはずのルイに、『力を絶対とする公平な世界を作る』という抽象的なユートピア思想を掲げさせ、さらに『そのためには全てを灰にしても構わない』と主張させるのは、ちょっと雑過ぎてスルーできない

  3. 貴族枠の軍人という設定であれば、軍の規律に従いながらも身分による特権独自の行動を取れる余地があってもおかしくないし、抽象的なユートピア思想破壊的な思想混沌への憧れも『特権的な気まぐれ・気の迷い』として説得力を持った気がするけど、
    お嬢さんみたいな外見のルイに付与されているのは、『戦地戦果を上げ続けた叩き上げ軍人』設定なんスよね・・・はぐれ貴族革命家になったじゃダメだったんスかね・・・

 

特権階級をぶち壊す象徴は『叩き上げ』じゃないとダメなんだよ!!!!!で譲らないにしても(過酷現実と日々向き合って、あん抽象的な思想混沌への憧れを持たないと思うが)、

ルイには、おもしれー男 要素まで盛り込まれている。たとえば、

 

 

などなど、確信犯的におもしれー描写が続く。でも、ルイがバットマンジョーカーのように混沌無秩序のものを楽しんでいる風でもないんだよね

そもそもルイのような叩き上げ軍人にとって無秩序混沌といった要素は本来、相性が悪いはずだし、ジョーカーみたいな気質のヤツが真の目的を隠して縦社会で勝ち上がっていけるイメージがわかない

 

属性過多はこれだけでは終わらず、ルイには『絶対的な力の象徴で信奉者』という設定もあり、常に落ち着き払っていて感情を露わにすることがない

そのため、突然叫び出したり、会話を一方的に打ち切るようなこともなく、紳士的で不気味さがないんだよね

キレどこがわからない怪異クトゥルフの上位存在が不気味で怖いように、対話が成立しないキャラのほうが恐怖感はあるよね

 

 

まぁワイとしては、ルイがあまりてんこ盛り属性一貫性を欠いているため(現役軍人女性的な外見、理想主義者エキセントリックな行動、紳士的な態度など、相反する要素が詰め込まれすぎ)、シリアスさを感じなかったし、最終盤はただただポカーンとした

せめて、ルイが貴族という設定であれば、独自の行動や破壊的な思想、突飛な振る舞いも『特権的な気まぐれ』として説明がつき、てんこ盛り属性でもまとまりのあるキャラクターになった気がする

あと、女性的な外見ではなく本当にお嬢さんだったら、賭ケグルイ の 桃喰綺羅莉 のように、『怖さ(狂気)』と『おもしれー』を自然に両立できたと思う

Netflix |『賭ケグルイ』多言語音声クリップ: 桃喰綺羅莉「貴方の左目を3億で買うわ」

https://youtu.be/7aOUk97Kto4

 

桃喰綺羅莉は、冷酷な暴君でありながら優雅さを保ち、狂気と不気味さが同居しているキャラ

危険分子放置したり、突飛な行動をとって自らの命を掛けたり、自らが支配していた学園のシステムお気に入り人物を壊されても『失うから面白い』と笑っており、

混沌を楽しむおもしれー女としても成立している

貴族的な立場からくる特権傲慢さと少女の無邪気さがあってこそ、エキセントリックな行動も説得力を持つと思うんです

 

・・・まぁ個人的な好みですけどね

 

 

メタファー個人的な好みじゃないと思う気になる点

最終盤のストーリーは若干気になる点があって、これたぶん、個人的な好みではない違和感だと思うので書いとく 

 

⭕️もしこういう主張・展開だったのならわかる :
  1. 「里が襲われたか復讐をする。襲撃した者たちだけでなく、このような状況を容認した世界のものが許せない」
    → まぁ被害を受けた側として、当然の感情よな

  2. 魔法不安を回収して、不安自分責任を持たない、誰かに押し付けるの正しくないから、持ち主に返すわ。それで化け物になっても混乱が起きても知らん!
    我は魔王だ!フハハハハハ」

    → なるほどね
    先進国人間新興国不都合押し付けたり、国内でも強い立場人間が弱い立場人間理不尽を強いるメタファーかなぁ) 

 

 

🔺共感はしにくいがギリわかる:
「里が襲われたが、復讐無益非生産的なため興味がない」

  → 人の心、どこかに置き忘れた?と思うが、理性的で高い志を持つ人物の主張としてギリわかる

  → 復讐無益なのはそれはそうだし、負の連鎖を断ち切って未来だけ見つめられるなら大変素晴らしいことだ

  

 

❌ 実際にメタファーの終盤にあった主張と展開。ちょっとなにをいっているか、なにをしたいのかわからない:
「里が襲われたことには復讐心を抱かないが、平等世界を作るために世界を灰に帰す。不安を戻されても化け物にならなかったヤツだけ生きる価値がある」

  → どういうことなの?なぜ復讐心がないのに破壊を選ぶん?

 

結論魔法不安を回収しなくても、特に混乱は起きなかったわ。不安で多くの人が化け物になったりもしなかったし、砂漠にも自然が戻ってきたわ」

  → じゃあ、不安を持ち主に返そうとするルイ討たずに、放っておいてもよかったんじゃね?

  → 『溜まった不安を一気に返すと狂化して化け物になるんだよ!』なら、ルイに交渉して少しずつ持ち主に返せばよかったのでは?

    わざわざ冷静沈着で会話出来るヤツにしたんだし

    というか、ルイがあくまで一気に不安を返して化け物化させることにこだわっているなら、結局、世の中への復讐心が動機ってことでいいの?

 

 

あと、やっぱりジュナだよなぁ

パーティメンバーのみんな命を掛けることになった納得感ある理由があるのに、ジュナだけ自ら諜報活動(当然命のやり取りがある)を始めた理由が、

歌の真剣み?深み?を持たせるためとか言う理由なのだが、後半で『歌だけでいいのかしら』、『歌だけじゃ寂しい』とか言い出す

どういうことな・・・?せめて歌キチだけは貫いてよ、救われた命・拾った命を自らわざわざ張ってるんだし

あと、三下に対する態度が酷かったのに、パーティに加入したあと個別イベント等では、善人通り越して聖人モード

あんなに心広いなら、三下永井豪眉にも、もう少しまともな態度は取れなかったもんなぁ・・・

 

 

総合的な感想

終盤の展開とルイとジュナといくつかの事柄に対する態度は気になりつつも、ゲームとしてはすこぶる快適で、派手で挑戦的で面白くて、1000000点なので言うこと無いっす

(しいていうなら、うっかり上書きセーブちゃう愚か者のために、個別データセーブとは別に、週の始めに『定期セーブ』を自動システム作成

最大で3週間前の週はじめまで戻れるとかあるとめっちゃ助かる)

 

幻想は無力なんかじゃない』もそうだねって思うね、あと考えるきっかけを作ろうって野心的な姿勢は感動した

めちゃくちゃ売れて、メタファーしっかり評価されて欲しい(シェンムーみたいにならないで欲しい)

あと、メタファーみたいな野心的で革新的作品がたくさん出る世の中でありますように

2024-10-26

RottenTomatoesのジョーカー2の評論家感想

33%で低いから中身読んでみたらくっっっっそ浅かった

なにこれ、うそだろ評論家じゃないだろ?

え、あっっっさ

https://www.rottentomatoes.com/m/joker_folie_a_deux/reviews

 

ろってんとまとの評論家ってそもそも誰なんだ

 

てかfilmarksだとそこまで評価低くないんだよね

アメリカでなんかおかしなことになってるのか、日本人特殊なのか

ジョーカー2が模倣犯オーバーキル映画な件

結局弱者男性がキレて無敵の人になったところで、お前は何者になれるわけでもない、ただの惨めな殺戮者でしかないんだよ。

無敵の人になんかなるよりも、幸せに生きる道があったにも関わらず、あえて殺人者になったのは、誰でもないお前自身選択のせいだよ。

無敵の人として暴れたら何者かになれるっていうのはただのお前の薄っぺら妄想だよ。現実のお前は何も変わらないんだよ。

っていうことを、長い時間をかけて突きつけた映画

予告編はあのままアーサーがジョーカーとしてアメコミヴィランになれた話をやるんだ、と思い込ませるめちゃくちゃ誤解を生む内容。

加えて火事で脱走したり裁判所爆発したりするシーンとかで何度かフィクション世界にいけると期待させといて、突き放す。

そして、結局前作では一番の”弱者“でありアーサーの事を思ってくれていたゲイリーを傷つけていたんだぞ、っていうのを突きつけて、前作の「弱者から強者への復讐」という物語の要素を、弱者さら弱者を痛めつけていたという要素も引っ張ってきて否定した。だからアーサーはゲイリーと話した後に、自分ジョーカーではないと語った。

ジョーカー」を観て無敵の人になることに「共感」しちゃう観客がかなりいたこと、実際に模倣犯が出たことで、徹底的にそこを否定する流れにしたのかなって思った。

個人的にはやまゆり事件犯人とかみたいに、自分人生がうまくいかいか他人を殺して「何者か」になろうとしたやつを死ぬほど軽蔑しているので、この突き放しは良かったと思う。

とはいえ、前作で一生懸命掘った穴を思いっきり埋めるみたいな話ではあった。やや虚無を感じる。

たぶん前作は犯罪者にはなり得ないような、経済的に/社会的に困窮していない人たち、特にリベラル層に対して、犯罪者になりうる弱者男性共感させるのがメインだったんだと思う。

しかし、実際には弱者男性側(と少なくとも思い込んでいる)人々から同調とか模倣犯とか出てしまたから、慌ててそこを否定しに行ったんだろうな。

2024-10-25

ジョーカー2をジョーカーじゃないものとして見てほしい

ジョーカー作品だと思ってみるとキレると思うんだけど

文学作品だと思って見るとちゃん現代ホラーに仕上がってると思うんだよね

こういうのってサブカル界隈ではよくあるかもしれないけど

ここまで金かけて演出や演技のクオリティ上げた状態で、知名度抜群のキャラまでつかってやったのってほぼないから貴重だと思うんだよね

 

ジョーカー1では何者にもなれなかった無敵の人が壊れた挙げ句革命者として祭り上げられる話で

ジョーカー2では祭り上げられて何者かになれるかと思って浮かれた人が結局何者でもなかった話

 

ひたすら何か起こりそうで何も起きず、出来たことは犯罪だけで、その犯罪衝動的なもの

こういうの中年には刺さると思うわ

もし「あなたはこれからヴィランになってください」と言われたら結末はこんな感じだろうな、みたいな話

 

あれだ、チェンソーマンの第二部のデンジ気持ち悪さあるじゃん、アレを煮詰めた感じ

やっぱ現代ってこういうの描きたくなっちゃうんだろうな、絶対批判出るけどね

 

チェンソーマン2部もジョーカー2も、一旦評価上げてからやってるのがたち悪くて面白いよね、俺等たぶん釣られたんだよ

エンタメでつられてホイホイ続きみたら「ほーら現実だよ」って鏡を持ってくる感じだよ

エンタメ見に来てるんだからブチ切れだよね、ああそういうことがしたかったんかいって

題名:おまえ」みたいな捻った作品見せつけてニヤニヤしてる作者を睨むよね

そういう作品

あの読了感のドス黒さは久々に覚えたよ

ルサンチマンを抱いて映画を見に来た人を最も怒らせる方法を取っている

2024-10-24

anond:20241024032006

アーサーは一度は悪のカリスマ上り詰めたから心一つで再びカリスマとして復活できる、はず

観客としては「アーサーは再びジョーカーになれるか?」と見守りながら、その予兆を見逃すまいとする

歌で自分の心を解き放った先にジョーカーはいるのかいないのか?ミュージカルパート変身バンクパロディなんだよ

anond:20241024032006

ジョーカー2は神格化されたアーサーが実は何者でもないとアーサー本人が認めるまでを描いてる。

最後にクインゼルに「ただ子供が欲しかっただけ」と泣きながら告白して新世界の神ジョーカー伝説は終わる。

と思いきや最後に刺した囚人がヒースレジャージョーカー説まである時系列的にはその方が自然かも。

なんにしても何者にもなれなかったアーサーの物語は前編後編の2部作で終了。

anond:20241024032006

ジョーカー2 クッソつまんなかった!

ジョーカーという幻想を期待して生身のアーサーに失望する民衆と前回のジョーカーを期待して失望する観客を重ねてあえて狙ったとかそういうのいらないから。

あえてミュージカル風にして野心的な作品しましたとかやかましいわ。普通に丁寧にストーリーを紡いで綺麗な始まりの終わりを見たかった。

ジョーカー2を観に行ったつもりが鏡を覗き込んでいた

というのは比喩だけど、そんな映画だった。

ここから恐ろしくネタバレをする。

前評判しっちゃかめっちゃかになっているジョーカー2を観た。ジョーカー1とはほとんど別物だと言っていいような変な映画だった。

記憶がおぼろげで悪いけど、1ってたしか馬鹿にされて虐げられて抑圧されてギュッッッッッッッッッッッとなったアーサーがとうとう弾けて、あとはもう空想をヒュンヒュン加速させながらあちこちで殺しをやりまくるみたいな話じゃなかったっけ。

だとしたら、2はアーサーが看守や囚人からヌメッとチヤホヤされながらガチ恋女とヌメヌメ愛し合い、歌を覚え、歌いまくり、寝ながら歌い、空想の中で歌い、電話口で歌い、なんかもうあちこちで歌い、その合間に裁判台に立たされたり殴られたりする、そんな映画だった。

とにかく歌の挟まり方がすごい。映画一本の中に、阿漕youtuber広告ぐらいギチギチに歌が挟まっている。ロバートコント柳田節」ぐらい歌う。歌が終わるとどうなる?知らんのか、次の歌が始まる。

でもホアキンガチ恋女役のレディガガも歌がうまいから、評判より全然楽しめるもんだな、と思った。3曲目ぐらいまでは。なにせ1曲1曲の演出カロリーが高いので、すぐお腹いっぱいになるのだ。そもそも歌を見にきたわけじゃないし。それでも歌はお構いなしに出てくる。二郎ラーメンわんこそばをやっているような気分だ。「もう歌の口じゃないんだけどな」と思っていても「アイヨ歌一丁!」と強制的に歌をねじまれる。アーサーの歌わんこそばストップはない。

さらに1と違うのは、全体的にアーサーが受け身なことだ。感情はしっかり出す。けれど、行動はどこか後手に回っている。質問されたから答える、囚人キスを頼まれたからするガチ恋女が火をつけたから一緒に逃げる、法廷に立たされたから喋る、というように起点が他者や状況に置かれがちなのだ

頼みの空想も、今回はそこまで現実干渉してこない。いっぺん法廷でキレて暴れたときちょっと気持ちよかったが、それも所詮空想の中だけの出来事だった。だから、観客はほとんどの時間を「様子がおかしいけれど害はない、等身大のアーサー」と過ごすことになる。そして、彼の行動が「アーサーってそういうもんだよな」という我々の予想を超えてくることはほぼなかったように思う。

まりジョーカー1のようなムチャクチャ破滅が彼自身の手で引き起こされることはなく、代わりに本人は歌ってばっかりいる、そういう変な映画なのだ

火をつけたのはガチ恋女だし、裁判所に突っ込んだ車は信者のものだ。インパクトのあるシーンはことごとくジョーカーの手を離れて始まっている。裁判が突然の爆弾カー突入強制終了になったときは流石に「ウオーッ!これだこれ!ゴッサムティ法律はねェーッ!」と客席から立ち上がりかけたけれど、その後の展開で「あっ普通に法律とかあるんすね」「失礼しました」「そっすか……」とすぐさま心を着席させることになった。ここまでくると製作から意図的カタルシスを取り上げられているような気さえしてくる。

そしてある意味、それは当たっていたのかもしれなかった。物語の終盤、別れに際して歌おうとするガチ恋女にアーサーが言うのだ。「歌はもういい!歌うな!話せ!」みたいなことを。

ここで初めてアレッ?と思った。なんとなくそれまで、ジョーカー(アーサー)になんも面白いことをさせず、ただ歌わせるだけの映画を撮った製作陣にある種の無邪気さを感じていた。このナンセンスさは彼らの読み違え、あるいは天然ボケなんだろうと、無意識に考えてしまっていたのだ。

けれどそれなら「もう歌うな!」なんて客席の9割の人間が思っていそうなことを台詞にするだろうか。まるでこっちの考えが読めているようにも見えてくる。もしかして彼らは、ジョーカーを暴れさせずに歌わせてもそこまで面白くないことを最初から分かっててこれを作ったんじゃないだろうか。

そう考え始めた途端にいろいろなことが腑に落ちてきた。作中、アーサーは恋愛に溺れる以外はほとんど何もしてないのに、周りが勝手に感化されて狂ったり崇めたりする。そして、ジョーカーがただの人間アーサーだったとわかると潮が引くように離れていく。その心の動きが、映画館の席についてからここまでの自分の心境といやにぴったり重なっているのだ。

勝手に期待して近づいて勝手失望して帰っていく、ジョーカー2の大衆と今ここにいる自分とfilmarksの低評価レビュアーたちはきっとそう変わらない。そして、思い返せばこの映画はずっと「シラフのアーサーと狂った取り巻き」に焦点を当て続けていた。

結局のところ、「おもんない取り巻きばっか映して何がしたいねん、はよジョーカー暴れさせろや」とぼやきながら、自分はずっとスクリーン大映しになった鏡を見つめ続けていたのだ。

ジョーカーはいろんな人間に「自分ジョーカーかもしれない」と思わせた。けれど、ジョーカー2は「お前ジョーカーちゃうで」「自分ジョーカーやと思いたいただの取り巻きやで」「あとジョーカーも蓋開けたら多分そんな大したことないで」という常温の現実をバシャバシャと浴びせてくる。

そういうメタだと捉えれば、この映画面白かったと思う。実際のところは知らんけど。ジョーカーは1も2も一回ずつしか観てないかうろ覚えだったり的外れだったりするかもしれないし、ひとまずこういう印象を受けたとだけ言いたい。他の感想も気になってきたな。

2024-10-23

【10月3週】LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の1週間

これは何?

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の1週間分の要約を、さらAI使用し、試験的にまとめまています

要約内容

1. 気候健康

寒暖差に関する会話が多く、朝晩の温度差が驚きとして共有されました。

食事や体温調節の重要性が話題になり、健康管理への関心が伺えます

布団洗いやアレルギー対策ダイエットの話も見られました。

2. 食べ物飲食体験

うどんラーメンなどの日本食が多く取り上げられ、特に資さんうどん家系ラーメンに対する意見交換が行われました。

カレーうどんおでんパン神戸屋など)についての感想もあり、食事写真共有も活発でした。

ローソンシュークリーム新京極での食事体験の報告が印象的です。

3. アクティティ趣味

LUUPや自転車の使い勝手マイクロモビリティ話題があり、特に高齢者向け支援必要性議論されました。

最近参加した展示会やイベントシーテック、国際航空宇宙展)の体験が共有されました。

新しい趣味として銭湯巡りや筋トレゲーム話題も盛り上がりました。

4. メディアエンターテインメント

リラックマアニメ化RADWIMPSTシャツドラゴンボール声優変更など音楽アニメ話題が多く登場しました。

スチームゲームVR Chatへの興味が示され、カービィカフェの予約の難しさも話されました。

5. 社会問題ニュース

広告の寡占や不満、投資詐欺話題があり、資源ごみ捕鯨など社会的問題に関する意見も交換されました。

選挙や在宅勤務の話題も挙がり、選挙カーの音への不満が共有されました。

6. 個人的経験や思い出

同窓会や友人との再会に関する感想が語られ、連絡が途絶えた友人についての寂しさが表現されました。

過去場所(五條楽園ひろめ市場)の思い出が語られました。

孤独」や「寄り添い文学」についての考察も見られ、個人内面に関する意見が共有されました。

7. 技術製品

iPadの値下がりやシャオ製品配送予告に関する話題があり、Amazonセール情報も共有されました。

PC磁石に関する疑問や、ジョーカー映画感想が印象的でした。

この1週間の会話は、食べ物日常生活趣味社会問題など幅広いテーマわたりカジュアルで活発な情報交換が行われていました。

関連記事

https://anond.hatelabo.jp/20240722084249

オープンチャットの参加URL

LINEオープンチャットはてなブックマーカー」の参加はこちから

https://line.me/ti/g2/MFSXhTJoO_pLfrfds1LpyJ0OlBgcPJSqHoRbBg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

2024-10-22

ジョーカーフォリアドゥが不評だった理由って彼女ができたからだよな

ジョーカーって童貞だった設定で犯罪で目立ったわけだけど

そしたら信者ができて彼女ができて社会への不満がなくなってしまった

ジョーカー自己投影したファンからするとそれが不評らしい

俺たち負け犬ヒーローとして社会復讐してくれ!みたいな

anond:20241022002754

相手否定して優位に立つための(と思い込んでいる)伝家の宝刀エクスカリバーですからね。

文脈とか無関係大富豪における一発逆転ジョーカーカード

2024-10-20

大好きだった漫画アニメが作者の思想のせいで読めなくなった

私は昔漫画アニメが好きなオタクだったが近頃はほとんど漫画アニメを見なくなった。

理由は極めて低俗下劣価値観に基づいて書かれた作品が余りにも増えすぎたからだ。

とある漫画アプリ高齢者バッシングするような漫画主人公を一話からキャラ説教する異世界漫画主人公女性敵対者を片っ端から論破する様子を見せたスカッ(笑)漫画が同時期に始まった時は激怒しながらアプリを無言で削除した。

その他にも作中に新自由主義自己責任論のような差別的価値観を織り交ぜた作品は見るだけで吐き気がしてくる。

作品を読んでいて不意打ちで主人公やその仲間に自分が気に入らない思想を言われたら本当に腹が立つし不意打ちで一瞬で好きだった作品を嫌いになるのが嫌だから大好きだった漫画をほぼ読めなくなった。

日常系漫画異世界漫画ですらたまに気に入らない描写が入ってきたりするので最早昔読んだ漫画の何度も読んだ巻を読み返すのみである

最近ドラゴンクエストユアストーリージョーカー2(こちらは未視聴)のように特定作品ファンへの嫌がらせのような作品もふえているのでますます戦々恐々である

一番気に入らないのはキャラクターに気に入らない発言を突然吐かれても相手架空キャラクターなので反論も反撃も出来ない。

ゲームキャラクターであればまだわざと何度もキャラクターにダメージを与え痛めつけて溜飲を下げたりも出来るが漫画アニメ二次創作で間接的な反撃をするくらいで直接的な反撃が出来ない。

別に漫画特定思想を入れるなとは言わない。

ただエログロのように何らかのゾーニング必要なのでは無いか

表紙に説教自己責任論、特定団体へのバッシングなどへの注意をするべきではないだろうか。

漫画界は自分達が単純明快エンタメではなくゴーマニズム宣言美味しんぼのような思想書を量産していることに気が付いて欲しい。

ジョーカー2を見てきた

うーんって感じ

2024-10-18

ジョーカー2を見て、悪役を主人公にしたコンテンツ限界を見た

最後の場面は結論から言えば、以下のセリフジョーカーはハーレイを殺すべきだった。

「俺を弄んだ報いを受けろ」

      

しかし、結局ハーレイに殺されたのはジョーカーの方だ。(妄想世界で)

狂気ジョーカーから始まったものだが、彼の狂気受け身しかなかった。

から自分から伝染した狂気を受け入れることはできなかった。

ジョーカー狂気が伝染したのを見続ける傍観者であった、私は最終的に狂気を従える萌芽とみていたのが、ジョーカーは変わらなかった。

   

こういう悪役が主人公作品って改心する以外で絶対ハッピーエンドにならないよなとつくづく思う。

しかしたらと思ってみてみたけどまぁそうな感じかという感想

前作はそういう意味でもちろんよかった。まぁあれは悪役になるまでの作品だけど。

  

少し考えるとなんで悪役がハッピーエンドにならないかって、世論が許さないからなんだよな。

最後にハーレイを殺すにしても、殺す理由インセル的な発想だし、そのインセル肯定するメッセージになってしま可能だってあるから絶対許容できない。

前作がいいのはジョーカーがなぜ悪者になってしまうかの映画だったからだが、今回ハーレイを殺す合理的理由ジョーカーにならんとするものしかない。

ま、ハーレイ最後笑わせてもいいかもしれない。チープかもしれないが。

ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」を観た感想

結論から言うと普通に良かった。

けどインターネットではかなり評価が低いらしい。

かに「傑作!」と賞賛するほどでもないが、無難クオリティという感想だったか酷評の嵐すぎてびっくりしている。

増田DCコミックファンではないし、ミュージカルに造詣が深くない、そもそも感性が弱いだけの可能性はある。

2024-10-17

anond:20241016214516

嘘増。

信頼し尊敬していた人、自分人生を賭けて相当なお金を注ぎ込んだ何かが紛い物だった

自分虚構の中で過ごしてる間に、みんなは現実創造していた

という現実に直面した人の書く日記ではない。

占い師としても活動してたなら被害者であるだけでなく加害者でもあるわけで

事件でもなければ現実直視できないし

匿名で書きたくなるのは事件のことになるはず。

本当なら東大受験日にジョーカーした高3をはるかに上回る絶望が書かれてるはずなんだよ

アホすぎる創作。おつかれさまでした。

2024-10-15

ジョーカー2を受け入れられた自分に驚いた

世の中には2つのクソ作品があって

作者が未熟すぎてクソになった作品

作者がやりたいようにやった結果クソになる作品がある

ジョーカー2は後者だと思う

まりこれは正しく原作レイプ作品なんだ

原作至上主義自分原作レイプ作品を見ると、自分原作ファンでなくても怒るんだけど

ジョーカー2はむしろ「こういうのもありか」と思えてしまった

そういえば最近そういう強いこだわりがない気がする

ダメなら見ない、と言う気持ちになれた

未だに「未熟すぎてクソ」は怒るというかガッカリするけど

やりたいようにやって、そうなったなら、まあそのまま飲み込むかと言う感じ

こういうの若いほど無理だよね

そうか、こうやって中年クリエイター原作レイプするのかw

ジョーカー フォリ・ア・ドゥみた。

ジョーカー狂気理由なきものであって〜〜

理由をつけたら陳腐化してしまって〜〜

的な前作のアレに対して、「そうだが?」と言わんばかり。

冒頭の虚像に振り回されるカートゥーンが全て。

ガリガリ身体作り。

母親からのえらい言われようの暴露カスすぎてもう悲惨を超えて笑っちゃうんすよね。

笑えないネタ帳モテモテ妄想日記公開処刑童貞じゃね?とか言われる始末。笑わせるのではなく笑われるばかり。

笑いを強いられる発作の悲哀も抑えめ。

哀れな復讐者ではなく、徹底して惨めな中年男の底を見せびらかす。

悲惨環境は認めつつ、アーサー・フレックに「仕方なくないです」を突きつける。限りなく後者に傾いたバランス感。

前作に感化されたような「模倣犯」に冷や水をかけるよう。現実に帰れって、エヴァみたい。わざわざ実写映画アニメーション入れるとこまで。

他者への無関心とか抑うつ状態とかの「軽度でごく一般的」な精神問題を並べて「言い訳になりませんよ〜」ってのは、もう観客の方を刺しに来てないか?と思った。

ハーレイクインが良いとこのお嬢様ってのも、前作に感化された人間に対する意識を感じるというか。

本当に良いショーは幕が下りても感動が続く。それこそがエンターテインメントだ。みたいな台詞が割と印象的だった。

彼女にとって所詮ジョーカーは「エンタメ」で。

ちょくちょく挟まれ妄想ミュージカルからして、アーサーともども自己陶酔的。

おだてられて「ジョーカー」を演じて、「これは現実なんだぞ」と言われても耳を貸さずに物語に浸るばかり。でもそういう気分を全く持たない生き方もつまんないよなって思う。

うまくジョーカーを演じられなくて、空回りの末にゲイリー言葉ダメージ食らって自分から降りちゃうダサさ。

豚箱暮らし法廷の往復で地味な絵面が続く中、もう終盤になっての派手な爆破。初めて「何かが始まるかもしれない」と思わせような激しさ。

何度も流れる聖者の行進より、逃げ去る車の中で流れるビリージョエルの方が印象的だった。「物語」的で。

でも既にジョーカーを降りちゃった以上、ハーレイにはすっかり失望されちゃう。捨てないでくれとすがる姿は、つくづくこいつの行動原理はすり寄ってきた女にいいカッコ見せたかっただけだったんだなとすら思う。被DV人間依存癖もあるのかもしれない。

それはそれとしてガチ勢には刺されちゃうし。結局「カリスマ」よりも狂信者の方がヤバいっていう。

模範囚としてちょっと上向きになった頃、馴れ馴れしく看守の背中を叩いて引っ叩かれるシーンが結構印象に残ってる。彼は元から結構調子乗りがちな性格なんだろうか。

2024-10-14

京王線ジョーカー事件犯人ジョーカー2を見せた感想が気になりすぎる

そのくらい2良かった

強いて言えばミュージカルが長すぎるくらい

必要なシーンではあるんだけどね

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