最後の場面は結論から言えば、以下のセリフでジョーカーはハーレイを殺すべきだった。
「俺を弄んだ報いを受けろ」
しかし、結局ハーレイに殺されたのはジョーカーの方だ。(妄想の世界で)
狂気はジョーカーから始まったものだが、彼の狂気は受け身でしかなかった。
ジョーカーは狂気が伝染したのを見続ける傍観者であった、私は最終的に狂気を従える萌芽とみていたのが、ジョーカーは変わらなかった。
こういう悪役が主人公の作品って改心する以外で絶対ハッピーエンドにならないよなとつくづく思う。
もしかしたらと思ってみてみたけどまぁそうな感じかという感想。
前作はそういう意味でもちろんよかった。まぁあれは悪役になるまでの作品だけど。
少し考えるとなんで悪役がハッピーエンドにならないかって、世論が許さないからなんだよな。
最後にハーレイを殺すにしても、殺す理由がインセル的な発想だし、そのインセルを肯定するメッセージになってしまう可能性だってあるから絶対許容できない。
前作がいいのはジョーカーがなぜ悪者になってしまうかの映画だったからだが、今回ハーレイを殺す合理的な理由はジョーカーにならんとするものでしかない。