はてなキーワード: 局長とは
働かなければ、せめてアルバイトはしなければ…と思った事もあったけれど、結局長続きはしなかった。
派遣社員として派遣された場所があまりに自分に合わず1日でその派遣会社を辞めてしまった事も何度かある。
一家の大黒柱であった父親は数年前に亡くなり、今は母親と二人で暮らしている。
母親は「今はコロナが流行っているから」と無理に就職やアルバイトを始める事を勧めようとはしない。
今は貯金と父親の遺族年金を食い潰す形で何とか生きている。自分が家にお金を入れた事はこの30年の人生で一度も無い。
働いていないので自由に使えるお金が無いのは辛い、と思う事もあるけれど、録画したTV番組とインターネットだけでも毎日時間は潰せている。
自分に根気もやる気もなく、もしアルバイトを始めた所で長続きしないだろう事は自分が一番よく分かっている。
何かしなくてはという気持ちも僅かにあるけれど、これ以上失敗を重ねて傷ついたり自分に失望する事が心底怖い。
今はコロナという言い訳があるので、これが終息するまできっと働く事は無いと思う。恐らくは終息したとしても働かない。
お金が無限にある訳ではなく、収入も無いので使えば使うほど減っていくという事は知識としては知っている。
けれど、自分は今我が家が毎月どれ程の出費があるか、今どれ程貯金が残っているかという事を理解していない。
一緒に居る母が教えてくれないし、自分も知るのが怖いので母に聞かないようにしている。知らないままこのまま安穏な気持ちで居たい。
自分は今三十路だけど、母も還暦を迎えた。母が三十を超えて生まれた子供なので、丁度8050問題が当てはまる年齢差である。
単純に考えても母親は自分より30年は早く逝くだろうし、体調を崩せば自分が面倒を見なくてはいけないのだろう…という事はやはり知識としては知っている。
ただ、その事に対してどうしても実感が持てない。母はいつまでも元気なような気がしているし、もし死ぬとしてもスッパリ死んで自分が面倒を見る事は無いのではないだろうか?という願望が頭を占めている。
母親が死んだ後、自分はどうなるのだろう。理想を言えば、母親が居ないこの世を生きていける気がしないので、すぐに後を追えたら良いなと思っている。
実際に自分の母親を愛するあまり母親が死んで数年ですぐ死んでしまった子供もこの世に居ない訳では無い。もし自分が死ぬとしたら、そういう一例に加わりたい。
ただ、母親が生きている間はやっぱり死にたくない。やっぱり生きている限りこの世には楽しい事が沢山あると思うから、生きている限りは生きていたい。
働きたくはない。それでも生きていたい。何か、外に出て働かずに収入を得て生きていく方法は無いのだろうか。
TVをながら見しながら一月の生活費くらいは稼げる仕事があれば、それを天職にしてみたい。本当の事を言うとどんな楽な仕事でもしたくはないけど。
どうしたら良いかなあ。能力が低い上に怠け者でも出来る仕事、何かあるんだろうか。そういう仕事が自分に回ってくる事と、日本の景気が良くなる事を今は願いたい、
サンフランシスコ平和条約で、日本は千島列島の領有権を放棄したじゃないか。
そしてこれに対する屁理屈的な反論を今まで腐るほど見てきたので、その反論を否定しつつ列挙してみる。
①「サンフランシスコ平和条約にソ連/ロシアは調印していない!」
日本が日本の領土を勝手に放棄するという条約に、なぜソ連の調印が必要なのか。
そんな取り決めは条約締結時にされていない。
日本は戦前に”千島国”という行政地方区分を持ち、そこに択捉島が含まれていたではないか。
1950年代の外務省条約局長も、択捉島が千島列島に含まれることを認めていたではないか。
アメリカが日本と同様の主張をしているから何なのか。アメリカは全知全能なのか。
ソ連/ロシアと対立するアメリカが同盟国日本に有利な主張をするのは自然であり、このことは正しさとは無関係だ。
④「元島民の気持ちを考えろ!」
考えても悲しくなるだけで、日本領であるという根拠は全く思いつかない。
とにかく休め。
あと薬の服用はとりあえず効き目がわからなくても続けた方がいい。
なんなら医者変えて薬変えてもいいけど、自分で勝手にやめると結局長引く。
とにかく休め。
相談先
・よりそいホットライン(電話相談)https://www.since2011.net/yorisoi/
・生きづらびっと(SNS 相談)https://yorisoi-chat.jp/
・厚生労働省 相談先一覧 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/soudan_info.html
・いのち支える相談窓口一覧(都道府県・政令指定都市別の相談窓口一覧)https://jssc.ncnp.go.jp/soudan.php
Amazonのように急成長させて消費者以外からお金を集めてくることが普通になって、消費者側から適正価格ってわかりにくくなった。
税金を納めていて、公共サービスを受けてるわけだが、その費用もわかりにくい。
多くの人は無駄があると信じているわけだが、色々削減してきて無駄が本当にあるのか、誰もわかっていない。
公共サービスの場合、使わない人からすると無駄だからやめろとなる。
そしてお金を払った以上のサービスを受けることが普通になっている。先行投資で利益度外視してサービス提供している所に乗っかるのが普通になった。
払っている税金以上のサービスが受けられればいいが、負担する先がないのだから、そんなことは起こらない。
商品だと個人が中古流通させやすくなったので、いち早く手に入れて値段が下がらない内に売り払うのが正解となった。
発売から価格が下がるものを買うのは不正解だ。大きくて売りにくいのを買うのも不正解だ。
YouTubeやアフィリエイトのように、すぐ買って、広告費を稼ぐための写真や動画を取って、すぐ売るのも正解だろう。
中古市場に流せないコンビニの食品だと量をごまかす方向で頑張るしかない。
広告モデルなんて広告した商品が誰かが買わないといけないわけだが、
お金はクリック数だけで回収されるので誰かに負担を押し付けているだけになっている。
フリーミアムという言葉が昔流行ったが、結局長続きしなかった。
色々ハックが進んだが、負担先がなくなった気がするがどうだろう
たとえば先日バズってた、「香水なにって聞かれて、リボーンのキャラを想像して作ったオリジナル香水だけどいえないからディオールっていった」ってツイートに
「オリジナル香水、とだけ言えばよかったんじゃないですか?」と返す奴とか。
そこは草はやして笑うところだろ。マジレスすんなよしらけるだろ
たとえば、先日バズってた、新潟県立美術館が「新撰組局長率いる織田信長を模した巨大埴輪340万体×7を24時間で倒しきらなければ邪馬台国が滅びる」ってなんだ、ざわついてます、みたいな書き込みをしたら、
大量のオタクが、実はXXなのもありまして、実は○○も、こういう絵で、こういう話で、他にもこういうのが…などとうざいくらいにレスをしまくる
公式なので、「そこまで知りたくもないんだけど」とも言えないんだろういちいち丁寧に答えていたが、オタクのこの「オタクを知らない人の素朴な書き込みに自分たちの知識をうざいくらいに教えまくる」の止めた方がいいと思う。
まあいうまでもなくあきまんさんがいうアレだ。聞いてもないのにいちいちどうでもいいアドバイスをしてくる奴ら
もともと小さな会社で、さらに錆びついた年功序列だった弊社は大荒れ。
特に長くいた社員ほど「新しく入ってきたやつが偉そうでムカつく」とやめていく。
自分は結構初期の段階ででぐうの音も出ない外資エリート出身が自分の役割を奪い降格、
プライドズタボロにされたので少しはタフになった。
エリート出身が性格がよく、僕に対してマウントとかしなかったのが不幸中の幸い。
結構頑張っていたので給料は右肩上がりだったけど最近はずっと横ばい、何なら下がりそう。
一緒に頑張ってきた仲間がいけ好かないジョブ型雇用人に腹たってやめてくのはつらい。
(というかやるつもりがない。僕はこれの能力を買われて入ってるので〜みたいな感じ)
「だれがやるのかよくわからないけど絶対発生するスキマ仕事」が
本業に割く時間が減り、ジョブ型雇用人だけが評価されるのはもううんざり。
自分は今の会社の創始者のコンセプトや方針にかなり共鳴してるので
今のところやめて次にいく考えはないんだけど、
この状況が続くのならそんなくだらないことは言ってないで、
僕もジョブ型のように自分の好きな得意な仕事だけ集中してできる環境に移すべきなのかな。
こういうのって過渡期の悩みなのかしら。
お前にゃ無理だ。
なんでテキストファイルの保存の仕方も分からない奴がプログラミングしたがるんだ?
プログラミングって何だか分かる?コンピュータの操作を自動化することだよ?何でコンピュータの操作知らないのにプログラミングをしたがるのか、本当に意味分からない。お前のやろうとしてるのは、電車に乗る気ないのに切符の買い方勉強してるようなもの。
要するに、お前は本当はプログラミングがしたいんじゃなくて、単に「プログラミング」って言葉が流行っているからそれに飛びついてるだけなんだよ。お前、子供の時からずっとそうだったろ?サッカーが流行ればサッカーしようするし、テニスが流行ればテニスをしようとするけど結局長続きしなかっただろ。
何かを深く考えるわけでもなく、何かに真剣に打ち込むわけでもなく、ただ誰かに言われたことを中途半端にこなしてその場をやり過ごすだけ。お前はこれからもそうやって生きていくんだよ。
ワニ動画が偶然出た議員、デジタル担当相に就任。https://t.co/qhrdG6ilvt— 武田砂鉄 (@takedasatetsu) September 16, 2020
平井卓也といえば「ワニ動画」もあるが、入閣の決め手ということであれば「あべぴょん、がんばれ」のほうだろう
福島瑞穂党首に「黙れ、ばばあ!」と書き込み? 報じられた自民党ネットメディア局長はなぜか沈黙: J-CAST ニュース【全文表示】
自民党ネットメディア局長の平井卓也氏は、ニコ生の画面上に表示されるコメントに意気盛んな書き込みをした。
社民党の福島瑞穂党首が討論冒頭で発言すると、平井氏は前述のように返し、日本維新の会の橋下徹共同代表が欠席したことが分かると、「橋下、逃亡か?」とはやし立てた。これに対し、自らが担ぐ安倍晋三首相については、「あべぴょん、がんばれ」と激励の書き込みをした。
反対する官僚を左遷する自民党政権を批判してる人が民主党でも批判してたのかが気になるが
内閣人事局という制度が問題なわけではなくアベやスガの人格が問題なだけで
まっとうな人格の枝野や岡田が運用するなら忖度やえこひいきのような事は怒らず全く問題ないんやろなあ
尖閣釈放も地検が忖度したわけではなく大店法改正時に通産官僚とイオンの関連会社の役員兼任してもお仲間優遇には当たらないと
https://www.j-cast.com/2009/02/10035695.html
民主党の鳩山由紀夫幹事長は2009年2月9日、大阪市内で行われた関西経済同友会の会合で講演し、政権交代後の政府人事について「(各省庁の)局長クラス以上には辞表を提出していただき、民主党が考えている政策を遂行してくれるかどうかを確かめたい」と述べ、民主党の政策に賛成する場合のみポストに任用する、事実上の「踏み絵」を検討していることを明らかにした。
結局長生きはしてるのな
https://anond.hatelabo.jp/20200731233907
上流に大量にダムを作って、嵩上げに嵩上げを重ねた堤防に守られていて、浚渫に浚渫を重ねて利根川では塩水が逆流してくる始末
自然に住みやすくなっているわけではなく、お前たちがそこに住んでること自体が超高コストのお荷物集団なんだわ
典型的なのが大東水害訴訟で、記録を読むごとにあんな危ないとこにきったねー家建てて沈んだら訴訟って世も末かよと思うわ
それをなんとかするために住道駅前みたいなことになってるんだよ
お前の地元だって例外じゃない、沈んだら絶対に大東と同じことになるって俺が保証してやるよ
ダム反対派みたいな言い方をするなら、単なる排水路以上のものではないおぞましい人工物の河川政策なんかやめて、お前の地元が事実上の遊水地になって毎年沈むことを許容してくれれば、河川環境も守られるしみんながハッピーになれるんだわ
いやさ別にお前みたいな考え方は珍しいわけじゃないよ
80年代までの建設省から県庁へ出向でやってきた連中がこういうこと地元で放言して大炎上して数年で帰っていったというのを沢山聞かされた
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/TPage.cgi?id=713
甲村: ダムが中止と決定した時,直轄ダムでしたが,県の部長として「まず地元へ説明に行って来い」と言われ,私が地元の水没者の方々に謝罪に行きました。すると水没者の人は「わしらは別に反対してなかった。村長が反対していた。わしらこそ(ダム中止の)被害者だ」と言うのです。「昔だったら、木を売れば金が入ってきたのに、今では木を売っても大した金にもならん。それにダムが出来るのできちんとした道路も期待した。辺りは携帯電話の電波も通じない」
こういう声が本当にあったとして平然とそれを公言しちゃうサイコ野郎だらけだから「国の政策の失敗をダムで沈めて隠そうとするつもりか!」って更なる大惨事になって下っ端が公道で土下座するような羽目になってたそうだ
あれ若手が周辺の人間が見てるような行動上でやると”効く”感じがあって良いらしいな
そういう建設省のダメなとこを表面的にせよ改めてくれたのが河川局長だった近藤徹さんだと伺っていて、いわゆる反対派という人たちは滅多クソに嫌ってるのはなんでなのか増田にはよくわからんので霞が関の事情に詳しい方は教えてください
初めに書いておくと、これはどこにも吐き出し口の無い気持ちを延々と吐き出しただけの暗く湿っぽい長文だ。
私の肉体は紛うことなき女性である。ここに関しては生物学的に間違えようがないし、自覚しているところでもある。私は肉体的に女性だ。
ただ、私は自分を女性だと思いたくない。女性にしたくない。でも、男性だと思ってるかと言われるとそうでもない気がするのだ。
こういう風に思いだしたのは思春期が始まった頃、中学の頃だったように思う。親に言われるがままに「私」という一人称を使っていたが、それに違和感を覚えるようになった。「僕」くらいが丁度いいな、と思ったけれど、親に嫌な顔をされるから「自分」という一人称に変えようとした。結局親は「私」にしなさい、と言ってきたから、それからずっと「私」のままだけれども。
長い髪の毛が嫌になった。短く切りたい、と何度も言ったけれど、「似合わない」「ショートにすると髪質が変わる事があって、今の髪質は良いものなんだから止めなさい」と言われて止めた。今も同居しているし、あれこれ言われるから結局長いままだ。
髪の毛が長いから、「ちゃんとした髪形をしなさい」と言われる。そんなの面倒だし、女性らしく凝った髪形は嫌いだ。したくない。でも、私の髪の毛は長くて女の見た目をしているから、そうしなきゃ社会的にも白い目で見られると言われる。
中学の頃から、ちゃんとしたブラを着けるように言われてきた。お陰様で胸がすくすくと育ってしまい、Eカップが良いでしょう、と店員に言われるくらいまで大きくなった。嫌だ。胸は要らない。女性らしくなってしまうから。胸を潰すか、いっそ整形手術で平らにしたいと言った。「胸が小さい人も大きい人も、なりたいと思ったってなれなかったりするんだから諦めなさい」と言われた。
男物の服の方が好きなデザインが多い。女物だって嫌いじゃないけど、男物も買わせて欲しい。私はたまたま背が高くて骨太だったから、サイズが無いんだとゴリ押しして少しは買う事が出来た。でも、親はギリギリまで買わないように言ってきたし、男らしさがあまりない物しか頷かない。
私は女なのだ。女だから、女らしくあらねばならない。綺麗な服を着て、身嗜みに気を使って、化粧もして、いつかは結婚して、子供を育てて、そうやって生きるのが幸せなのだと言われている気がする。
スカートも可愛らしい服も嫌いだ。髪の毛はショートが良い。肌に何か塗るのが嫌いだから化粧も嫌。女らしい言動なんてしたくない。恋愛感情を理解できない。結婚もセックスもしたくない。子供は苦手だ。
突然だが、私には兄弟がいる。男だ。
私が「女の子なんだから足を開いて座るんじゃない」と言われる横で、兄弟は足を大きく開いて座っていた。
私が「女の子なんだから家でもちゃんとした服を着なさい」と言われる横で、兄弟はパン一で歩いていた。
羨ましい、と思った。
私は男性なのだろうか。兄弟のようにいられたらいいな、と思ってしまう、私は男性だろうか。性同一性障害なのだろうか。
それは違うとも思う。私が女性じゃないのは確かだけど、男性とも言いきれない。訳が分からないと思うけど、実感としてはこの表現が一番しっくりくる。
女らしい部分も男らしい部分もあって、どうも自分の性別にしっくりこないのだ、と兄弟に話した事がある。親よりは分かってくれるかな、と思ったから。
「そんなのある訳ないだろ。性同一性障害だって言うなら話は分かるけど、男でも女でも無いなんてある訳ない。それは単に『私男っぽいの』って言ってる自称・男っぽいだけのただの女だ。俺が一番嫌いな奴ら」
違うんだけどな、と思ったけれど、上手く説明出来る気がしなくて止めた。だって自分でもよく分かってないのに、人に説明出来るわけが無い。
シンプルなアクセサリは好きだ。綺麗なネックレスやイヤーカフを見ると欲しいな、と思う。女物の服だって、欲しいものはある。
でも、男物の服や靴も好きだ。女の子らしさを出すのは嫌だ。パッと見で男に見えるくらいの格好がしたくなる。
友達に遠ざかられるのが嫌だから、親や兄弟のように否定されるのが怖いから、ずっと一人で抱えている。何でこうなってしまったんだろう。
ああ、子宮と卵巣を取ってしまいたい、といつも思う。月に一度だらだらと血を流すこの忌々しい女性らしさの象徴を取り去ってしまいたい。性転換手術はしたくない。ただ、女性ではなくなりたい。何でこんな事でいつまでも悩んでいるんだろう。
午前9時40分、私邸発。
午前9時55分、官邸着。
午前10時3分から同13分まで、北村滋国家安全保障局長、今井尚哉首相補佐官、金杉憲治外務審議官。同15分から同42分まで、石川正一郎拉致問題対策本部事務局長。同11時から同15分まで、萩生田光一文部科学相、生川浩史文科省研究開発局長。
午後0時45分から同55分まで、山口県の村岡嗣政知事、柳居俊学県議会議長ら。岸信夫自民党衆院議員同席。
午後1時55分から同2時17分まで、加藤勝信厚生労働相、鈴木康裕厚労省医務技監。
午後2時20分から同44分まで、菅義偉官房長官、西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、沖田芳樹内閣危機管理監、藤井健志官房副長官補、和泉洋人、長谷川栄一、今井各首相補佐官、青柳一郎内閣府政策統括官、谷脇康彦総務審議官、荒井勝喜経済産業省政策立案総括審議官、五道仁実国土交通省水管理・国土保全局長、関田康雄気象庁長官、菅原隆拓防衛省統合幕僚監部総括官。同3時3分から同23分まで、豪雨非常災害対策本部会議。
あの愚かしい「掛け算の順番」論を小学校2年生で教えるように文部科学省からの「解説」が出たのは,平成29年7月のことであった。学習指導要領は平成28年12月の中央教育審議会答申を踏まえて平成29年3月31日に改訂され,文部省による「解説」が平成29年7月に公開されたのである。
「掛け算の順番」は,中央教育審議会の答申で加わったものなのか,それとも「解説」で加わったものなのか。後者である。
中央教育審議会や,その初等中等教育分科会,さらにその中の教育課程部会小学校部会や教育課程部会算数・数学ワーキンググループの議事録は,国立国会図書館が保存している。
中央教育審議会: https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11293659/www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/index.htm
初等中等教育分科会: https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11293659/www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/index.htm
議事録をそれぞれ開いて検索しても,「乗法」「かける数」の順番についての言及は無い。
ところが,学習指導要領の「解説」113頁以下で突如として,「被乗数と乗数の順序が…本質的な役割を果たしている」などという言葉が出てくるのである。
もっとも,この「解説」が,中央教育審議会での検討結果を適切に踏まえて作成された可能性もある。
したがって,掛け算の順番を指導すべきか否かについて,確認すべき点が2点ある。
第一に,中央教育審議会教育課程部会算数・数学ワーキンググループの委員ら( https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11293659/www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/meibo/1370594.htm )は,掛け算の順番を指導することを意図していたか。第二に,「解説」113頁以下の執筆過程である。
もっとも,「解説」が中央教育審議会の真意を反映していないと推認させる事情がある。「解説」対象としているはずの表現が,指導要領の文言と異なっているのだ。以下は「解説」113頁以下の抜粋である(二重引用は,解説中で引用されている指導要領である。)。
A(3)乗法
(3)乗法に関わる数学的活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。
(ア) 乗法の意味について理解し,それが用いられる場合について知ること。
(イ) 乗法が用いられる場面を式に表したり,式を読み取ったりすること。
(ウ) 乗法に関して成り立つ簡単な性質について理解すること。
(エ) 乗法九九について知り,1位数と1位数との乗法の計算が確実にできること。
(オ) 簡単な場合について,2位数と1位数との乗法の計算の仕方を知ること。
(ア) 数量の関係に着目し,計算の意味や計算の仕方を考えたり計算に関して成り立つ性質を見いだしたりするとともに,その性質を活用して,計算を工夫したり計算の確かめをしたりすること。
(内容の取扱い)
(4) 内容の「A数と計算」の(3)のアの(ウ)については,主に乗数が1ずつ増えるときの積の増え方や交換法則を取り扱うものとする。
第1学年では,加法の意味について理解することや,その計算の仕方を考えることを指導してきた。また,第2学年では,数のまとまりに着目し,数を2ずつ,5 ずつなどの同じ大きさの集まりにまとめて数えることを指導してきている。
第2学年では,乗法が用いられる実際の場面を通して,乗法の意味について理解できるようにする。また,この意味に基づいて乗法九九を構成したり,その過程で乗法九九について成り立つ性質に着目したりするなどして,乗法九九を身に付け,1位数と1位数との乗法の計算が確実にできるようにするとともに,計算を生活や学習に活用する態度を養うことをねらいとしている。
なお,ここでの学習の内容は,第3学年の多数桁の乗法や除法の学習の素地となるものである。
乗法は,一つ分の大きさが決まっているときに,その幾つ分かに当たる大きさを求める場合に用いられる。
例えば,「1皿に5個ずつ入ったみかんの4皿分の個数」を求めることについて式で表現することを考える。
「5個のまとまり」の4皿分を加法で表現する場合,5+5+5+5と表現することができる。また,各々の皿から1個ずつ数えると,1回の操作で4個数えるこ とができ,全てのみかんを数えるために5回の操作が必要であることから,4+4 +4+4+4という表現も可能ではある。しかし,5個のまとまりをそのまま書き 表す方が自然である。そこで,「1皿に5個ずつ入ったみかんの4皿分の個数」を 乗法を用いて表そうとして,一つ分の大きさである5を先に書く場合5× 4と表 す。このように乗法は,同じ数を何回も加える加法,すなわち累加の簡潔な表現と も捉えることができる。言い換えると,(一つ分の大きさ)×(幾つ分)=(幾つ 分かに当たる大きさ)と捉えることができる。
また乗法は,幾つ分といったことを何倍とみて,一つ分の大きさの何倍かに当たる大きさを求めることであるという意味も,併せて指導する。このときも,一つ分 に当たる大きさを先に,倍を表す数を後に表す場合,「2mのテープの3倍の長さ」 であれば2× 3と表す。
なお,海外在住経験の長い児童などへの指導に当たっては,「4×100 mリレー」 のように,表す順序を日本と逆にする言語圏があることに留意する。
ここで述べた被乗数と乗数の順序は,「一つ分の大きさの幾つ分かに当たる大き さを求める」という日常生活などの問題の場面を式で表現する場合に大切にすべきことである。一方,乗法の計算の結果を求める場合には,交換法則を必要に応じて活用し,被乗数と乗数を逆にして計算してもよい。
乗法による表現は,単に表現として簡潔性があるばかりでなく,我が国で古くか ら伝統的に受け継がれている乗法九九の唱え方を記憶することによって,その結果 を容易に求めることができるという特徴がある。
「(ア) 乗法が用いられる場合とその意味」という見出しが付されていることから,「解説」を執筆した文部科学省初等中等教育局長髙橋道和およびその部下たちは,学習指導要領における「乗法の意味について理解し,それが用いられる場合について知ること」を「乗法が用いられる場合とその意味」と読み替えた上で,後者について解説してることが分かる。
そして文科省初等中等部教育局は,「用いられる場合」のあり方について縷々説明をする。「その意味」が「乗法の意味」ではなく「乗法が用いられる場合の意味」を指すように,意味が変更されたことの現れである。順序が本質的な役割を果たすとして交換を拒む彼らが,表現の順序を交換しているのは皮肉であるが,そこでは交換法則が成立していない。
学習指導要領は,「乗法の意味」には「理解」を求め,「それが用いられる場合」は「知ること」を求めている。後者は知るだけで良いのであって,深い分析の如きは求められていない。そこには,文科省の官僚が言うような「被乗数と乗数の順序に関する約束が必要であることやそのよさを児童が理解することが重要である」というような視点はなかったのである。
なぜ 君が機会を得られたにもかかわらずPHEICの宣言を一度見送ったのか!
その答えは
IHR緊急委員会(15名 from 13ヶ国 [1])が国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)宣言に足るだけのエビデンスを見出せなかったから。
1月21、22日時点では中国外の感染者数が4~6人だけであり[2]、ヒト‐ヒト感染の強さも不明で、暫定的にR0は1.4〜2.5(季節性インフルエンザ~新型インフルエンザくらい)と推定されていた。(後の研究で、R0は4.7~6.6(天然痘や風疹レベル)くらいだと推定されている[3]。)
また、ちょうどWHOの専門家が武漢入りして調査を開始したところであり、その結果を待つ意味もあった。
そういうわけで「今はデータが足りないから保留。10日以内にもっかい検討するからその時にまた呼んで」との結論に至ったわけだ。
この見送りを中国への忖度と呼ぶ向きもあるが、過去のPHEIC宣言と比較してもそこに特別な違いは見られない。
また、「PHEIC宣言は時期尚早」というのは当時の緊急委員会が至った結論であり、それに同意したからといってテドロス局長を責めるのもお門違いであろう。
また個人的な感想だが、PHEIC見送りに関する非難には、人々のPHEICに対する認識もかかわっているのではないか。
「PHEIC宣言がなされなければ各国は対策の取りようがない」等々、PHEICを疫病対策の“起点”としてとらえるような認識だ。
一方のWHO、PHEICは“最後の切り札”と考えている模様[4]。
「データは提供する、ガイドラインも制定する、ガイダンスだって発布するから、あとは各国で適切な対応をしてくれ。もし怠るようならPHEIC宣言でケツ蹴っ飛ばしたる」と、そんな感じ。
「エビデンスは無いけど念のため」程度で宣言できるほどPHEICは軽くないのだ。
ただし、そういう時に使える“軽い警告”を制定するべきだとの議論は以前からあったため、それはそれでWHOの怠慢と言えなくもない。
長年のWHOの方針である。2009年に初めてPHEICを宣言した際も渡航制限を推奨していない[5]。
その理由は、渡航制限がパンデミックの防止に寄与するというエビデンスが乏しく、むしろ条件によっては有害ですらあるからだ(※)。
複数の研究[6][7][8][9][10]――2014年にはWHO自身が23の研究を用いたレビュー論文を出している[11]――によれば、厳しい渡航制限(全渡航の90~99%をシャットダウン)は感染拡大を数週間ほど遅らせる可能性があるが、最終的な感染者数と規模は据え置きである。
※ PHEICが宣言されるような状況に限れば。感染発生の最初期であれば話は別。例えば昨年11月末に全世界で渡航制限が行われていれば新型コロナの流行はなかっただろう。
各研究をまとめると、
・患者の総数が変わらないとしても、時間当たりの患者数は減るため、対応能力の低い国においてキャパシティオーバーを緩和できる。
・予防接種や治療薬が存在している場合、それらの準備を整えるまでの時間稼ぎになる。(今回のコロナ禍には当てはまらない)
・流行期間が延びるため、社会的対応(ロックダウン等)の継続時間も延びる。
WHO的に、渡航制限は高い経済的コスト、低い効果、そしていくつかのデメリットの存在から推奨されない。
全く無意味というわけではないが、より有効な政策――手洗い等の徹底、適切なスクリーニング及び隔離、ソーシャルディスタンシング(社会的距離をもたせるような政策。ロックダウンも含む)――にその分のリソースを振り分けるのが好ましい。
これらはあくまで過去のエビデンスに基づいており、将来の研究にて今回の新型コロナについては渡航制限が有効であったとのエビデンスが出るかもしれない。
しかし、“エビデンスに基づき結果的に間違った”対処を貶め、“エビデンスに基づかないが結果的に正しかった”対処を褒めることには同意できない。
諸君は↑の2項目について「中国への媚」と思っていたのだろうが(あとは台湾への対応か)、実際のところエビデンスベースな判断であり、発生国が中国以外でもWHOの対応は同じだった可能性が高い。
しかし、中国への批判を控えたり、台湾の冷遇、ちょくちょくあるリップサービス等、WHOが医学とは別の領域において中国へ甘い対応をしているのは事実。
なぜか?
テドロス局長の場合は簡単だ。政治的な支持基盤が主にアフリカ系とアジア系であり中国の存在が非常にでかい。なので中国批判はあまりしないし、リップサービスもする。 中国を称賛した回数はトランプのがテドロスより多いのだが[12]。
WHO全体でみるとどうか。金に媚びてることはない。チャイナマネーとは比べ物にならないほどのアメリカマネーとゲイツマジェスティがWHOに注ぎ込まれている。
WHOの宿痾として、情報提供を加盟国の善意に頼るしかないという問題がある。専門家/調査員を送り込むにも当該国の許可がいるため、独自の情報収集もできない。
中国を批判してデータが出てくる――「中国さん。あなた隠ぺいしてますね」「はい。申し訳ありません。これが隠ぺい前のデータです」――なんてことはない。
ゆえに政治や義理人情や感情に惑わされず医学的なベストを尽くすなら、中国を刺激せずに気持ちよくデータを渡してもらうことが最適解になる。(本当のベストは中国が正直に全データを差し出してくれることだが、実現不可能な案に拘泥するのはワーストである)
「(WHOは)何のための組織なんだ」「政治より医学を優先しろ」という感じのブコメも見かけたが、医学を最優先とし、組織の使命を突き詰めて、そうして達する結論が“中国のご機嫌とり”にならざるを得ないこの地獄よ。
オーストラリアなんかはこの問題を正確に認識していて、「(拠出金削減よりも)WHOの権限をより強化し、強制的な査察権の付与等をすべきだ」という提言をしている[13]。
ちなみに「中国抜きで新組織作れよ」的な冗談も目にしたが、それまた現実的ではない。
中国は世界最大の人口、広大な国土に加え多数の国と国境を接している。国際的な人の出入りは膨大な数に上り、貿易も盛んだ。民間レベルの医療水準は高くなく、貧富の差が激しく、人々は頻繁に生きた動物と接触する。そのうえ、国家は隠ぺい体質だ。
疫病、特に人獣共通感染症の発生源として絶対に無視し得ない国、それが中国。
今回のコロナ禍で中国からの情報が一切なければどうなっていたかを考えれば答えは明らかだろう。まさに大地獄。
故に切れない。切ってはいけない。
[1] ttps://www.who.int/ihr/procedures/novel-coronavirus-2019/ec-22012020-members/en/
[2] ttps://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/situation-reports
[3] ttps://doi.org/10.1101/2020.02.07.20021154
[4] ttps://doi.org/10.4000%2Fpoldev.2178
[5] ttps://www.who.int/csr/disease/swineflu/guidance/public_health/travel_advice/en/
[6] ttps://doi.org/10.1038/nm0506-497
[7] ttps://dx.doi.org/10.1371%2Fjournal.pmed.0030212
[8] ttps://dx.doi.org/10.1371%2Fjournal.pone.0000401
[9] ttps://doi.org/10.1371/journal.pone.0016591
[10] ttps://doi.org/10.2807/1560-7917.ES2014.19.42.20936
[11] ttps://www.who.int/bulletin/volumes/92/12/14-135590/en/
[12] ttps://www.politico.com/news/2020/04/15/trump-china-coronavirus-188736
[13] ttps://www.smh.com.au/politics/federal/australia-wants-who-to-have-same-powers-of-weapons-inspectors-20200422-p54m7i.html